JP6694952B2 - 検証された位置情報の生成および発行 - Google Patents

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Description

背景
モバイルコンピューティングデバイスユーザは、グローバルポジショニングシステム(GPS: global positioning system)の使用を介して自身の位置を決定することに慣れてきている。GPSは、スマートフォンユーザに位置について特定的な情報を提供するために、多くのスマートフォンアプリケーションによって使用されている。しかしながら、GPSは戸外で最良に機能する。GPSレシーバは、たとえば都市圏のビルディングによってGPS衛星信号がブロックされる場合、または、GPSレシーバが屋内にある場合には、位置を決定することがあまりできない。GPSレシーバはさらに、高電力要件を有する傾向があり、同等なWi−Fi(登録商標)レシーバよりも位置情報の信頼性が低い傾向がある。
ワイヤレスアクセスポイントは、GPS位置サービスが悪化した状況またはGPSレシーバによって消費される電力が問題である状況において、モバイルコンピューティングデバイスの位置を決定するために使用され得る。ワイヤレスアクセスポイントに接続されるデバイスは、たとえば、周囲のWi−Fi環境をスキャンし、かつ、検出されたワイヤレスアクセスポイントに対する当該デバイスの位置を決定することにより、周りのワイヤレスアクセスポイントの位置に対する自身の位置を計算し得る。いくつかのアプローチでは、デバイスは、当該スキャンによって明らかになるワイヤレスアクセスポイントの位置およびデバイスからのワイヤレスアクセスポイントの距離に基づいて、自身の位置を決定する。他のアプローチでは、周囲のWi−Fi環境のスキャンによって、アクセスポイントおよびそれらの信号強度のリストが産出される。デバイスは、クラウドにおけるサービスにリストを送信し得、サービスはデバイスの位置を決定するために履歴認識(historical knowledge)を使用し得る。当該サービスは、デバイスの決定された位置を含む応答をデバイスに送信し得る。
概要
いくつかの例において、方法は、位置データに基づいて位置プロバイダによってワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することを含み、位置データは複数のネットワークデバイスの各々からの位置データを含んでおり、各ネットワークデバイスについての位置データは、ネットワークデバイスの位置と、ワイヤレスアクセスポイントと各ネットワークデバイスとの間の距離を表すデータと含んでおり、さらに、ワイヤレスアクセスポイントの位置に基づいて、ワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を位置プロバイダによって生成することと、署名された位置情報を形成するためにクレデンシャルにより位置情報に署名することと、署名された位置情報をワイヤレスアクセスポイントに通信することとを含む。
いくつかの例において、位置プロバイダは、ネットワーク接続と、メモリと、1つ以上のプロセッサとを含み、各プロセッサはメモリに接続されており、プロセッサは、メモリに格納される位置データに基づいてワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することを行うように構成されており、位置データは複数のネットワークデバイスの各々からの位置データを含んでおり、各ネットワークデバイスについての位置データは、ネットワークデバイスの位置と、ワイヤレスアクセスポイントとネットワークデバイスとの間の距離を表すデータと含んでおり、プロセッサはさらに、ワイヤレスアクセスポイントについて決定された位置に基づいて、ワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を生成することと、署名された位置情報を形成するためにクレデンシャルによりワイヤレスアクセスポイントについての位置情報に署名することと、署名された位置情報をメモリに格納することと、署名された位置情報をワイヤレスアクセスポイントに通信することと行うように構成される。
いくつかの例において、システムは、位置プロバイダと、位置プロバイダに接続される複数のワイヤレスアクセスポイントとを含み、複数のアクセスポイントは複数の第1のワイヤレスアクセスポイントを含んでおり、さらに、複数のワイヤレスアクセスポイントのうちの1つ以上のワイヤレスアクセスポイントに接続するように構成されるワイヤレスインターフェイスを含むモバイルコンピューティングデバイスを含み、位置プロバイダは、各ワイヤレスアクセスポイントについての位置を決定し、当該対応するワイヤレスアクセスポイントに、位置情報として位置を通信し、第1のワイヤレスアクセスポイントの各々についての位置情報は、位置プロバイダに関連付けられるデジタル署名で署名されており、複数のワイヤレスアクセスポイントのうちの各ワイヤレスアクセスポイントは、そのワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を無線送信し、モバイルコンピューティングデバイスは、第1のワイヤレスアクセスポイントによって送信される署名された位置情報を受信し、各第1のワイヤレスアクセスポイントについての署名された位置情報が位置プロバイダによって署名されたことを照合し、位置プロバイダによって署名されたと照合された位置情報を有する第1のワイヤレスアクセスポイントは、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントであり、モバイルコンピューティングデバイスは、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離を計算し、モバイルコンピューティングデバイスは、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離と、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される位置情報とに基づき、モバイルコンピューティングデバイスの位置を決定する。
いくつかの例において、方法は、複数のワイヤレスアクセスポイントの各々からそれぞれの署名された位置情報をワイヤレスデバイスによって受信することを含み、それぞれの署名された位置情報は、対応するワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を含んでおり、さらに、それぞれの署名された位置情報に基づいて、それぞれの署名された位置情報のうちのいずれかが損なわれているかどうかをワイヤレスデバイスによって決定することと、損なわれていない署名された位置情報と、損なわれていない署名された位置データを有する各ワイヤレスアクセスポイントとワイヤレスデバイスとの間の距離を表すデータとに基づいて、ワイヤレスデバイスによってワイヤレスデバイスの位置を決定することとを含む。
いくつかの例において、デバイスは、メモリと、ワイヤレスインターフェイスと、メモリおよびワイヤレスインターフェイスに接続されるプロセッサとを含み、プロセッサは、複数のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される署名された位置情報と、モバイルコンピューティングデバイスと各ワイヤレスアクセスポイントとの間の距離を表すデータとをメモリに格納することを行うように構成されており、署名された位置情報は各ワイヤレスアクセスポイントについての位置を識別しており、プロセッサはさらに、いずれかのワイヤレスアクセスポイントの署名された位置情報が損なわれているかどうか決定するために、署名された位置情報をレビューすることと、損なわれていない署名された位置情報と、損なわれていない署名された位置データを有する各ワイヤレスアクセスポイントとモバイルコンピューティングデバイスとの間の距離を表すデータとに基づいて、モバイルコンピューティングデバイスの位置を決定することと、モバイルコンピューティングデバイスの位置をメモリに格納することとを行うように構成される。
1つ以上の例の詳細を添付の図面および以下の説明で述べる。本開示の他の特徴、目的および利点は、記載および図面ならびに添付の請求の範囲から明白になるであろう。
本開示の1つ以上の局面に従った、ワイヤレスアクセスポイントとのインタラクションを通じてモバイルコンピューティングデバイスが自身の位置を決定する例示的なシステムを示す概念図である。 本開示の1つ以上の局面に従った、例示的な位置プロバイダを示すブロック図である。 本開示の1つ以上の局面に従った、例示的なモバイルコンピューティングデバイスを示すブロック図である。 アクセスポイント位置情報を介してデバイス位置を決定するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。 本開示の1つ以上の局面に従った例示的な(緯度,経度,トークン)タプルを示す図である。 本開示の1つ以上の局面に従った、例示的な署名された(緯度,経度,トークン,ベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID))タプルを示す図である。 アクセスポイント位置情報を介してデバイス位置を決定するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。 本開示の1つ以上の局面に従った、他のネットワークデバイスとのインタラクションを通じてアクセスポイントが自身の位置を決定する例示的なシステムを示す概念図である。 本開示の1つ以上の局面に従った、アクセスポイントの位置を決定するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。 本開示の1つ以上の局面に従った、アクセスポイントの位置を決定するための別の例示的なプロセスを示すフローチャートである。 本開示の1つ以上の局面に従った、位置プロバイダがアクセスポイントの位置を決定する例示的なプロセスを示すフローチャートである。 本開示の1つ以上の局面に従った、モバイルコンピューティングデバイスが、アクセスポイント位置情報において送信される国識別子に基づいて、スキャンするべきWi−Fiチャネルを選択する動作の例示的なモードを示すフローチャートである。 本開示の1つ以上の局面に従った、国識別子ベースの例示的な(緯度,経度,トークン)タプルを示す図である。 本開示の1つ以上の局面に従った、国識別子ベースの例示的な署名された(緯度,経度,トークン,BSSID)タプルを示す図である。
詳細な説明
一般に、この開示は、ワイヤレスアクセスポイントを有するワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN: wireless local area network)においてモバイルコンピューティングデバイスの位置を決定するための技術に関する。モバイルコンピューティングデバイスは、WLAN環境をスキャンし、1つ以上のアクセスポイントから信号を受信する。各アクセスポイント信号は、当該信号を送信するアクセスポイントの位置を詳述する位置情報を含む。デバイスは、周囲のアクセスポイントの各々への距離と、デバイスがアクセスポイントから受信する位置情報とに基づいて、アクセスポイントに対する自身の位置を決定する。いくつかのアプローチにおいて、周囲のアクセスポイントの各々への距離は、受信信号強度インジケーション(RSSI: received signal strength indication)に基づいて決定される。いくつかのアプローチでは、周囲のアクセスポイントの各々への距離は、ラウンドトリップトラベルタイム(RTT: round trip travel time)推定に基づき決定される。
位置を決定するためのワイヤレスアクセスポイントの使用に関する問題は、アクセスポイントによって発行される位置情報が、スプーフィング(spoofed)されているものであるか、または、損なわれている(compromised)ものであり得、これによりデバイスの位置を決定するデバイスの能力が損なわれるということである。たとえば、アクセスポイントの位置には不正確な位置情報がロードされている場合があり、または、アクセスポイントは最終位置アップデート以降に移動されている場合がある。いずれにしても、モバイルコンピューティングデバイスは、これらのシナリオにおいて、その位置を正確に計算することができない可能性がある。さらに、損なわれているアクセスポイントは、誤ったベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID: basic service set identification)のような不正確な識別子を送信することにより別のアクセスポイントをスプーフィングし得るか、または、以前に発行された情報を取得し、それが属していない他のところに複製し得る。
これに対応するために、いくつかのアプローチでは、位置情報が損なわれたものであり得ることを検出し、かつ、スプーフィングを防止するように、位置情報は公開鍵証明書のようなデジタル署名(digital signature)で保護されている。いくつかのアプローチでは、位置情報は、位置情報を送信したはずのワイヤレスアクセスポイントの識別子(たとえばワイヤレスアクセスポイントのBSSID)または古い位置情報を検出するためのアップデート日時といったセキュリティデータで保護され、これにより、位置情報が損なわれたものであり得ることを検出し、かつ、スプーフィングを防止する。
1つの例示的なアプローチにおいて、ワイヤレスアクセスポイントは、ワイヤレスローカルエリアネットワークをスキャンし、アクセスポイントと、周囲のアクセスポイントの各々への距離の推定を詳述する距離測定とのリストを位置プロバイダに提出することによって、それらの位置を決定する。クラウドにおいて動作する位置サービスは、アクセスポイントと、それらの関連付けられる距離測定とのリストを受信し、アクセスポイントの位置を決定し、信頼された位置情報として署名された位置情報をアクセスポイントに戻す。1つの例示的なアプローチにおいて、署名された位置情報は、位置情報の古さ(age)を伝達するために使用される最終アップデートインジケータを含む。
図1は、本開示の1つ以上の局面に従った、モバイルコンピューティングデバイスが、ワイヤレスアクセスポイントとのインタラクションを通じて自身の位置を決定する例示的なシステムを示す概念図である。図1の例示的なアプローチにおいて、システム10は、ワイヤレスネットワークリンク16を介して3つ以上のワイヤレスアクセスポイント14に接続されたモバイルコンピューティングデバイス12を含んでいる。1つ以上のアクセスポイント14はさらに、クラウドベース位置サービス18のような位置プロバイダへリンク22を介して接続される。いくつかの例示的なアプローチでは、リンク22は、クラウドベース位置サービス18のような位置プロバイダへの有線ネットワーク接続を含む。いくつかの例示的なアプローチでは、リンク22は、クラウドベース位置サービス18へのワイヤレスネットワーク接続を含む。モバイルコンピューティングデバイス12はさらに、クラウドベース位置サービス18のような位置プロバイダへリンク20を通じて接続され得る。1つの例示的なアプローチでは、リンク20は、たとえばセルラーネットワークを介するクラウドベース位置サービス18へのワイヤレスネットワーク接続を含む。
いくつかの例示的なアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コンピュータウォッチ(computerized watch)、コンピュータアイウェア(computerized eyewear)、コンピュータグローブ(computerized glove)または任意の他のタイプのポータブルコンピューティングデバイスのような個々のモバイルデバイスを表わす。モバイルコンピューティングデバイス12の付加的な例は、携帯情報端末(PDA)、ポータブルゲームシステム、メディアプレイヤー、eブックリーダ、モバイルテレビジョンプラットフォーム、自動車ナビゲーションおよびエンターテイメントシステム、または、ネットワーク16のようなネットワークを介して情報を受信するように構成される任意の他のタイプのモバイル、ウェアラブルおよび非ウェアラブルコンピューティングデバイスを含む。
動作において、モバイルコンピューティングデバイス12は、ワイヤレスアクセスポイント14から受信される位置情報に基づいて位置を決定し得る一方、ワイヤレスアクセスポイント14は、位置サービス18から位置情報を受信し得る。1つの例示的なアプローチでは、位置サービス18は、位置データに基づき、各ワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定し得、当該位置を位置情報としてワイヤレスアクセスポイント14の各々に送信し得る。1つのそのようなアプローチでは、位置データは、複数のネットワークデバイスの各々からの位置データを含んでおり、各ネットワークデバイスについての位置データは、ネットワークデバイスの位置と、ワイヤレスアクセスポイントと各ネットワークデバイスとの間の距離を表すデータとを含んでいる。
1つの例示的なアプローチでは、位置サービス18は、各ワイヤレスアクセスポイント14の位置に基づいて、ワイヤレスアクセスポイント14についての位置情報を生成し得、署名された位置情報を形成するためにクレデンシャルにより位置情報に署名し得、署名された位置情報をワイヤレスアクセスポイント14に通信し得る。クレデンシャルは、公開鍵もしくは秘密鍵、信頼された認証局(certification authority)によって発行される公開鍵証明書、電子署名、デジタル署名、または、位置情報を暗号化するか、位置情報のソースを照合するか、もしくは、位置情報のソースを暗号化および照合するための任意の他のメカニズムであり得る。
1つ以上の第1のワイヤレスアクセスポイント14について、位置情報は、照合されている場合にはそれぞれの位置情報が信頼され得ることを示すセキュリティデータを含み得る。1つのそのような例示的なアプローチでは、複数のワイヤレスアクセスポイント14のうちの各第1のワイヤレスアクセスポイント14は、そのワイヤレスアクセスポイント14についての署名された位置情報をモバイルコンピューティングデバイス12に送信し得る。そのようなアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、署名された位置情報のデジタル署名に基づいて各第1のワイヤレスアクセスポイント14を照合し得、照合された第1のワイヤレスアクセスポイント14の各々への距離を計算し得、照合された第1のワイヤレスアクセスポイント14の各々から受信される署名された位置情報と、照合された第1のワイヤレスアクセスポイント14の各々への距離とに基づき、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定し得る。
いくつかの例示的なアプローチでは、複数のワイヤレスアクセスポイント14はさらに、1つ以上の第2のワイヤレスアクセスポイントを含み得る。位置プロバイダは、各第2のワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定し、署名されていない位置情報として対応する第2のワイヤレスアクセスポイントの各々にその位置を送信し得る。各第2のワイヤレスアクセスポイント14は、モバイルコンピューティングデバイス12に、その第2のワイヤレスアクセスポイント14についての署名されていない位置情報を送信し得る。モバイルコンピューティングデバイス12は、第2のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離を計算し得るとともに、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される署名された位置情報と、第2のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される署名されていない位置情報と、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離と、第2のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離とに基づきモバイルコンピューティングデバイスの位置を決定し得る。
1つのアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイント14は、自身のビーコン信号において、または、モバイルコンピューティングデバイス12からの探査(probe)に応答して、自身の位置を発行し得る。モバイルコンピューティングデバイス12は、モバイルコンピューティングデバイス12の現在の位置を決定するよう、アクセスポイント14から受信される位置情報を使用し得る。たとえば、モバイルコンピューティングデバイス12は、各アクセスポイント14から受信されるそれぞれの受信信号強度インジケーション(RSSI)推定に基づいて、各アクセスポイント14への距離を決定し得る。モバイルコンピューティングデバイス12は、自身の位置を決定するために、それぞれのRSSI推定と組み合わせて、近くのアクセスポイント14によって発行される位置情報を使用し得る。いくつかのそのようなアプローチでは、デバイス12は、以下に詳述されるように、位置照合のためにクラウドベース位置サービス18に、その計算された位置を通信し得る。
上で言及されたように、いくつかのアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、RSSIに基づいて、周囲のアクセスポイントの各々への距離を計算し得る。他のアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、ラウンドトリップトラベルタイム(RTT)推定に基づいて、周囲のアクセスポイントの各々への距離を計算し得る。いくつかのアプローチでは、上で言及されたように、位置情報は、位置情報が損なわれた可能性がある時を検出し、スプーフィングを防止するように、公開鍵証明書のようなデジタル署名で保護される。いくつかのアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、送信を行うアクセスポイント14のソース識別子が、署名された位置情報に埋め込まれるソース識別子とマッチすることを照合するために、署名された位置情報に埋め込まれるソース識別子を使用し得る。いくつかのそのようなアプローチでは、ソース識別子は、ベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)として含み得、モバイルコンピューティングデバイス12は、ワイヤレスアクセスポイントから受信される署名された位置情報におけるBSSIDが、ワイヤレスアクセスポイントを識別するBSSIDとマッチすることを照合し得る。
位置情報を送信可能にするために、いくつかの例示的なアプローチにおけるワイヤレスアクセスポイントは、位置プロバイダを介して自身の位置を決定する。いくつかのアプローチでは、位置プロバイダは、位置サービス18のようなクラウドベースサービスである。いくつかのそのようなアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイント14は、周囲のワイヤレスアクセスポイント14への距離を決定するよう、周囲のワイヤレスアクセスポイントと通信し得る。その後、ワイヤレスアクセスポイント14は、周囲のワイヤレスアクセスポイントと、周囲のワイヤレスアクセスポイント14への距離(たとえばRSSIまたはRTTによる測定)とのリストをクラウドベース位置サービス18に送信し得る。クラウドベース位置サービス18は、アクセスポイントの位置を決定し得、要求を行ったアクセスポイントへ位置情報の署名されたコピーを送信し得る。その後、ワイヤレスアクセスポイント14は、位置情報がモバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定するためにモバイルコンピューティングデバイス12によって使用され得るように、モバイルコンピューティングデバイス12による要求に応答して、または、そのビーコン信号の部分として、位置情報を送信する。
1つの例示的なアプローチでは、システム10は、アクセスポイントによって送信される位置情報にセキュリティデータを添付することによってスプーフィングを制限し得る。セキュリティデータに基づいたモバイルコンピューティングデバイス12によるセキュリティチェックがフェイルした場合、モバイルコンピューティングデバイス12は、アクセスポイント位置が損なわれていると仮定し得る。別の例示的なアプローチでは、位置情報は、当該情報が信頼できるかどうか決定するようモバイルコンピューティングデバイス12によって使用されるデジタル署名を含んでいる。
各ワイヤレスアクセスポイント14は、そのワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を受信し得、ビーコン信号送信として当該位置情報をモバイルコンピューティングデバイス12に送信し得る。1つの例示的なアプローチでは、各モバイルコンピューティングデバイス12は、ワイヤレスアクセスポイント14によって送信される位置情報を受信し得、セキュリティデータを使用して、信頼された位置情報であると識別される位置情報を照合し、複数のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される信頼された位置情報に基づいてそのモバイルコンピューティングデバイスの位置を決定し得る。1つのそのような例示的なアプローチにおいて、モバイルコンピューティングデバイスの位置は、事前認識または他のソースから得られたモバイルデバイス位置についての認識を考慮する。
1つの例示的なアプローチでは、各モバイルコンピューティングデバイス12は、ワイヤレスアクセスポイント14によって送信される位置情報を受信し得、セキュリティデータを使用して、信頼された位置情報として識別される位置情報を照合し得、信頼された位置情報に基づいて複数のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離を計算し得、複数のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される信頼された位置情報と、複数のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離とに基づいて、そのモバイルコンピューティングデバイスの位置を決定し得る。
図2は、本開示の1つ以上の局面に従った、例示的な位置プロバイダを示すブロック図である。図2に示される例において、位置プロバイダサーバ200は位置サービス18をホストする。1つの例示的なアプローチでは、位置プロバイダサーバ200は、通信チャネル204を介して1つ以上の通信ユニット202と1つ以上のストレージデバイス206とに接続される1つ以上のプロセッサ201を含む。
位置プロバイダサーバ200は、図1の位置サービス18の1つの例示的な実現例を示しており、図1のシステム10の文脈において以下に説明される。図2は、位置プロバイダの1つの特定の例のみを示しており、位置サービス18のような位置プロバイダの他の例は、他の場合において使用されてもよく、例示的な位置プロバイダサーバ200に含まれるコンポーネントのサブセットを含んでもよく、または、図2に示されない付加的なコンポーネントを含んでもよい。
位置プロバイダサーバ200は、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定し、かつ、位置プロバイダによって計算される他の位置に対してモバイルコンピューティングデバイス12の位置を照合するためのメカニズムをワイヤレスアクセスポイント14に与え得る。図2の例において示されるように、位置プロバイダサーバ200のストレージデバイス206は、位置決定モジュール210およびセキュリティモジュール212を含む。
位置プロバイダサーバ200のストレージデバイス206は、デバイス位置データストア220Aと、スキャン結果データストア220Bと、位置情報データストア220C(まとめて「データストア220」)とをさらに含む。通信チャンネル204は、コンポーネント間通信のためにコンポーネント200、202および206の各々を(物理的に、通信可能に、および/または、動作可能に)相互接続し得る。いくつかの例では、通信チャンネル204は、システムバス、ネットワーク接続、プロセス間通信データ構造、または、データを通信するための任意の他の技術を含み得る。
位置プロバイダサーバ200の1つ以上の通信ユニット202は、図1のリンク16、20および22のようなネットワークリンクを介して1つ以上のネットワーク上でネットワーク信号を送信および/または受信することによって、図1のモバイルコンピューティングデバイス12およびワイヤレスアクセスポイント14のような外部ネットワークデバイスと通信し得る。たとえば、位置プロバイダサーバ200は、通信ユニット202を使用して、モバイルコンピューティングデバイス12と情報を交換するようリンク20を介して無線信号を送信および/または受信し得る。通信ユニット202の例は、(たとえばイーサネット(登録商標)カードのような)ネットワークインターフェイスカード、光学トランシーバ、無線周波数トランシーバ、GPSレシーバ、または、情報を送信および/もしくは受信し得る任意の他のタイプのデバイスを含む。通信ユニット202の他の例は、有線ネットワークと、ワイヤレスネットワークと、短波無線と、セルラーデータ無線と、ワイヤレスイーサネットネットワーク無線と、ユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラとを含み得る。
位置プロバイダサーバ200内の1つ以上のストレージデバイス206は、位置プロバイダサーバ200の動作の間の処理のための情報を格納し得る(たとえば、位置サービス18は、位置プロバイダサーバ200での実行の間にモジュール210および212によってアクセスされるデータを格納し得る)。いくつかの例において、ストレージデバイス206は一時メモリであり、これは、ストレージデバイス206の主目的が長期間の格納ではないことを意味する。位置プロバイダサーバ200上のストレージデバイス206は、揮発性メモリとして、情報の短期間の格納のために構成されており、したがって、電源がオフにされると、格納されたコンテンツを保持しない。揮発性メモリの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)と、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)と、当該技術において公知の揮発性メモリの他の形態とを含む。
ストレージデバイス206はさらに、いくつかの例において、1つ以上のコンピュータ読取可能記憶媒体を含む。ストレージデバイス206は揮発性メモリより大きな量の情報を格納するように構成され得る。ストレージデバイス206はさらに、不揮発性メモリスペースとして情報の長期間の格納のために構成され得、電源オン/オフサイクルの後でも情報を保持し得る。不揮発性メモリの例は、磁気ハードディスク、光学ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、フラッシュメモリ、または、電気的プログラム可能メモリ(EPROM: electrically programmable memory)または電気的消去可能プログラム可能メモリ(EEPROM: electrically erasable and programmable memory)の形態を含む。ストレージデバイス206は、モジュール210および212に関連付けられるプログラム命令および/またはデータを格納し得る。
1つ以上のプロセッサ201は、位置プロバイダサーバ200内で機能を実現し、および/または、命令を実行し得る。たとえば、位置プロバイダサーバ200上のプロセッサ201は、モジュール210および212の機能を実行する、ストレージデバイス206によって格納される命令を受信および実行し得る。プロセッサ201によって実行されるこれらの命令は、プログラム実行中に、位置プロバイダサーバ200にストレージデバイス206内に情報を格納させ得る。プロセッサ201は、アクセスポイント14およびモバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定するためにモジュール210および212の命令を実行し得る。すなわち、モジュール210および212は、本願明細書において記載される位置プロバイダサーバ200のさまざまなアクションまたは機能を実行するようプロセッサ201によって動作可能であり得る。
ストレージデバイス206は、ワイヤレスアクセスポイント14およびモバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定することに関係する情報を格納するための任意の好適な記憶媒体を表わす。ストレージデバイス206に格納される情報は、1つ以上のモジュール210および212が、ストレージデバイス206のうちの1つ以上からの情報を要求する入力を提供し、かつ、当該入力に応答して、ストレージデバイス206内に格納された情報を受信するように、検索可能および/または分類され得る。
いくつかの例示的なアプローチでは、デバイス位置データストア220Aは、プロセッサ201が位置決定モジュール210を実行することによって決定されるようなデバイス位置情報を含む。いくつかのそのようなアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12およびワイヤレスアクセスポイント14のようなネットワークデバイスについて決定される位置情報の署名されていないバージョンは、プロセッサ201による内部アクセスのためにデバイス位置データストア220Aに主として維持され得る。
いくつかの例示的なアプローチでは、たとえばワイヤレスアクセスポイント14およびモバイルコンピューティングデバイス12といったネットワークデバイスによって位置プロバイダサーバ200に提示されるスキャン結果は、スキャン結果データストア220Bに格納され、それらのスキャンと、他のワイヤレスアクセスポイント14によって提出されるスキャンとの間のずれ(anomalies)を検出するために使用される。最後に、署名されたトリプル(triple)またはタプルのような位置情報は、位置情報データストア220Cに格納される。
いくつかの例では、位置決定モジュール210は、ワイヤレスアクセスポイント14によって提供されるスキャンされた情報から各ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定し、対応するワイヤレスアクセスポイントに当該位置を位置情報として送信する。いくつかのそのような例において、位置情報は、位置情報を署名された位置情報として識別するセキュリティデータを含んでいる。各ワイヤレスアクセスポイント14は、そのワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を受信し、モバイルコンピューティングデバイス12に無線送信として当該位置情報を送信する。いくつかの例示的なアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイントは、新しい位置情報を受け入れる前に、予期される位置サービス18から受信される位置情報を照合する。
いくつかの例では、セキュリティモジュール212は、ワイヤレスアクセスポイント14から受信されるスキャンされた情報が、デバイス位置データストア220Aおよびスキャン結果データストア220Bに格納される際に、他のワイヤレスアクセスポイント14から受信される情報、および、いくつかの場合においてはモバイルコンピューティングデバイス12によって提供される位置情報と一貫していることを確認するためにチェックする。
いくつかの例では、セキュリティモジュール212は、署名された位置情報を形成するために位置情報に署名してから、署名された位置情報をワイヤレスアクセスポイント14に送信し得る。位置情報はたとえば、位置サービス18の公開鍵を使用して署名され得る。
図3は、本開示の1つ以上の局面に従った、例示的なモバイルコンピューティングデバイス12を示すブロック図である。図3のモバイルコンピューティングデバイスは、図1のモバイルコンピューティングデバイス12のより詳細な例であり、図1のシステム10の文脈において以下に説明される。図3は、モバイルコンピューティングデバイス12の1つのみの特定の例を示しており、モバイルコンピューティングデバイス12の他の多くの例が使用されてもよく、いくつかは、例示的なモバイルコンピューティングデバイス12に含まれるコンポーネントのサブセットを含んでもよく、または、図3に示されていない付加的なコンポーネントを含んでもよい。図3に示される例では、モバイルコンピューティングデバイス12は、通信チャネル404を介して1つ以上の通信ユニット402と、1つ以上のユーザインターフェイス408と、1つ以上のストレージデバイス406とに接続される1つ以上のプロセッサ400を含む。
一例では、モバイルコンピューティングデバイス12は、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を詳述する位置情報を受信し、モバイルワイヤレスデバイスの位置を決定し、位置サービス18によって計算される他の位置に対して計算された位置を照合する。図3の例に示されるように、モバイルコンピューティングデバイス12のストレージデバイス406は、位置決定モジュール410およびセキュリティモジュール412を含んでいる。
位置プロバイダサーバ200のストレージデバイス406は、スキャン結果データストア420Bおよび位置情報データストア420C(まとめて「データストア420」)をさらに含む。通信チャンネル404は、コンポーネント間通信のためにコンポーネント400、402および406の各々を(物理的に、通信可能に、および/または、動作可能に)相互接続し得る。いくつかの例では、通信チャンネル404は、システムバス、ネットワーク接続、プロセス間通信データ構造、または、データを通信するための任意の他の方法を含み得る。
モバイルコンピューティングデバイス12の1つ以上の通信ユニット402は、1つ以上のネットワーク(図1においてリンク16および20として示される)上でネットワーク信号を送信および/または受信することによって、図1の(たとえばリンク20を使用して)位置サービス18および(たとえばリンク16を使用して)ワイヤレスアクセスポイント14といった外部ネットワークデバイスと通信し得る。たとえば、モバイルコンピューティングデバイス12は、通信ユニット202を使用して、位置サービス18と情報を交換するようリンク20を介して無線信号を送信および/または受信し得る。通信ユニット402の例は、(たとえばイーサネット(登録商標)カードのような)ネットワークインターフェイスカード、光学トランシーバ、無線周波数トランシーバ、GPSレシーバ、または、情報を送信および/または受信し得る任意の他のタイプのデバイスを含む。通信ユニット402の他の例は、有線ネットワークと、ワイヤレスネットワークと、短波無線と、セルラーデータ無線と、ワイヤレスイーサネットネットワーク無線と、ユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラとを含み得る。
モバイルコンピューティングデバイス12内の1つ以上のストレージデバイス406は、モバイルコンピューティングデバイス12の動作中の処理のために情報を格納し得る(モバイルコンピューティングデバイス12はたとえば、モジュール410および412として示されるソフトウェアによって、モバイルコンピューティングデバイス12において実行中にアクセスされるデータをストレージデバイス406内に格納し得る)。いくつかの例において、ストレージデバイス406は一時メモリであり、これは、ストレージデバイス406の主目的が長期間の格納ではないことを意味する。モバイルコンピューティングデバイス12上のストレージデバイス406は、揮発性メモリとして、情報の短期間の格納のために構成され得、したがって、電源がオフにされると、格納されたコンテンツを保持しない。揮発性メモリの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)と、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)と、当該技術において公知の揮発性メモリの他の形態とを含む。
ストレージデバイス406はさらに、いくつかの例において、1つ以上のコンピュータ読取可能記憶媒体を含む。ストレージデバイス406は揮発性メモリより大きな量の情報を格納するように構成され得る。ストレージデバイス406はさらに、不揮発性メモリスペースとして情報の長期間の格納のために構成され得、電源オン/オフサイクルの後でも情報を保持し得る。不揮発性メモリの例は、磁気ハードディスク、光学ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、フラッシュメモリ、または、電気的プログラム可能メモリ(EPROM: electrically programmable memory)または電気的消去可能プログラム可能メモリ(EEPROM: electrically erasable and programmable memory)の形態を含む。ストレージデバイス406は、モジュール410および412に関連付けられるプログラム命令および/またはデータを格納し得る。
1つ以上のプロセッサ400は、モバイルコンピューティングデバイス12内で機能を実現し、および/または、命令を実行し得る。たとえば、モバイルコンピューティングデバイス12上のプロセッサ400は、モジュール410および412の機能を実行する、ストレージデバイス406によって格納される命令を受信および実行し得る。プロセッサ400によって実行されるこれらの命令は、プログラム実行中に、モバイルコンピューティングデバイス12にストレージデバイス406内に情報を格納させ得る。プロセッサ400は、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定するためにモジュール410および412の命令を実行し得る。すなわち、モジュール410および412は、本願明細書において記載されるモバイルコンピューティングデバイス12のさまざまなアクションまたは機能を実行するようプロセッサ400によって動作可能であり得る。
データストア406は、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定することに関係する情報を格納するための任意の好適な記憶媒体を表わす。データストア406において格納される情報は、1つ以上のモジュール410および412が、データストア406の1つ以上からの情報を要求する入力を提供し得、当該入力に応答して、データストア406において格納される情報を受信し得るように、検索可能および/または分類され得る。
いくつかの例示的なアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイント14から受信されるスキャン結果は、スキャン結果データストア420Bに格納され、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定するために使用される。いくつかのそのような例示的なアプローチでは、以前のスキャン結果は、新しく得られたスキャン結果が以前のスキャン結果と一致しているかどうか決定するよう、新しく得られたスキャン結果と比較され得る。いくつかの例示的なアプローチでは、スキャン結果は、ワイヤレスアクセスポイントの位置と、ワイヤレスアクセスポイントへの距離の測定とを含んでいる。いくつかのそのような例示的なアプローチでは、距離測定はRSSIの関数である一方、他の例示的なアプローチでは、距離測定はRTTの関数である。
いくつかの例において、ワイヤレスアクセスポイント14から受信される位置情報は、位置情報の局面を守るセキュリティデータを含んでいる。
いくつかの例示的なアプローチでは、位置情報データストア420Cは、プロセッサ400が位置決定モジュール410を実行することによって決定されるような位置情報を含む。いくつかの例では、位置決定モジュール410は、ワイヤレスアクセスポイント14から受信される位置情報と、ワイヤレスアクセスポイントへの距離とに基づき、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定し、位置情報データストア420Cに位置を格納する。
いくつかの例では、セキュリティモジュール412は、ワイヤレスアクセスポイント14から受信される位置情報が信頼された位置サービス18からであるということを照合する。いくつかのそのような例において、これは、位置情報が、予期された信頼された位置プロバイダによって署名されていることを照合することを含む。いくつかの例において、セキュリティモジュール412は、位置情報が最新であることをチェックする。いくつかのそのような例において、セキュリティモジュール412はさらに、位置情報が予期されたワイヤレスアクセスポイント14からであることをチェックする。
いくつかの例において、セキュリティモジュール412は、位置サービス18にその最新の位置を送信するよう位置サービス18と通信する。いくつかのそのような例では、位置サービス18は、位置を受信し、当該位置が、ワイヤレスアクセスポイント14および他のモバイルコンピューティングデバイス12から受信した他の情報と一貫しているかどうか決定するためにチェックする。
図4は、ワイヤレスアクセスポイント位置情報を介してデバイス位置を決定するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。図4は、図1のシステム10の文脈で以下に説明される。たとえば、モバイルコンピューティングデバイス12は、本開示の1つ以上の局面に従って、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定するための動作40〜46を実行し得る。
図4に示される例において、モバイルコンピューティングデバイス12はワイヤレスアクセスポイント14の各々からビーコン信号を受信する(40)。モバイルコンピューティングデバイス12は、署名された位置情報をビーコン信号の各々から抽出し(42)、そのワイヤレスアクセスポイントの位置を識別するために各ワイヤレスアクセスポイントからの署名された位置情報を使用する。モバイルコンピューティングデバイス12は、署名された位置情報を提供したアクセスポイント14のうちの2つ以上への距離を計算し(44)、各ワイヤレスアクセスポイント14の位置および各ワイヤレスアクセスポイント14への距離の関数としてその位置を計算する(46)。
いくつかの例示的なアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、位置情報が信頼された位置サービス18からかどうか決定するために位置情報をレビューし得る。いくつかの例では、位置情報が信頼された位置サービス18からかどうか決定することは、位置情報が、予期された信頼された位置プロバイダによって署名されることを照合することを含む。
代替例において、各モバイルコンピューティングデバイス12は、その近隣のアクセスポイント14を探査し、送信を行うアクセスポイント14の位置を識別する署名された位置情報を含む応答を受信する。モバイルコンピューティングデバイス12は、応答から位置情報を抽出し、署名された位置情報を提供した各アクセスポイント14への距離を計算する。その後、両者はモバイルコンピューティングデバイス12の位置を計算するために使用される。また、いくつかのそのような例示的なアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、位置情報が上で詳述されたような信頼された位置サービス18からかどうか決定するよう、位置情報をレビューする。
いくつかの例示的なアプローチでは、セキュリティモジュール412は、位置情報が最新かどうか決定するためにチェックを行う。1つのそのような例示的なアプローチでは、各ビーコン信号は、ワイヤレスアクセスポイント14の位置情報がアップデートされた最終時間の指示を含む。1つの例示的なアプローチでは、デジタル署名され、予め規定された期間内にアップデートされていれば、位置情報は信頼されるものとして処理される。
いくつかの例示的なアプローチでは、セキュリティモジュール412は、位置情報が予期されたワイヤレスアクセスポイント14からかどうか決定するためにチェックを行う。1つのそのような例示的なアプローチでは、各ビーコン信号は、アクセスポイントに関連付けられる識別子を含む。1つのそのようなアプローチでは、識別子はワイヤレスアクセスポイント14のBSSIDである。
アクセスポイント位置に関する履歴認識のキャッシュを維持することによって、クラウドベース位置サービス18へのネットワーク接続の欠如が時々発生することを補償することが可能である。1つの例示的なアプローチでは、履歴認識はクラウドにおいて維持され、そのデータへのオフラインアクセスを可能にする。
1つの例示的なアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイント14およびモバイルコンピューティングデバイス12の位置は、信頼された位置情報のみに基づき計算され得るか、信頼された位置情報と信頼された位置情報を提供しないワイヤレスアクセスポイント14から受信された情報との組み合わせに基づき計算され得るか、信頼された位置情報と、その位置が決定されているワイヤレスアクセスポイント14またはモバイルコンピューティングデバイス12上に格納された履歴位置情報との組み合わせに基づき計算され得るか、または、信頼された位置情報と、信頼されていない位置情報と、履歴位置情報との組み合わせに基づき計算され得る。
1つの例示的なアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、BSSIDによってインデキシングされた履歴位置情報のテーブルを維持する。履歴位置情報のテーブルは、たとえば署名された位置情報がワイヤレスアクセスポイントから利用可能でない場合、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を得るために使用され得る。この問題に対応するために、1つの例示的なアプローチでは、以下により詳細に議論されるように、モバイルコンピューティングデバイス12は、履歴認識をキャッシュに入れ、位置をマッチングする代わりにBSSIDを使用して履歴位置情報に基づいて位置を識別し得る。1つのアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、モバイルコンピューティングデバイス12のワイヤレスチップセットによって実行される三角測量がある(緯度,経度)組み合わせにデバイス12を配置する場合に、位置ベースのリマインダをトリガする。これにより、特定チャネルにて特定のBSSIDを捜す必要性が除去され、ジオフェンス(geofence)のより正確な識別が可能になる。
図5Aは、本開示の1つ以上の局面に従った例示的な(緯度,経度,トークン)タプル500を示す。上述したように、位置情報は、ビーコン信号として各ワイヤレスアクセスポイント14によって送信されるか、または、モバイルコンピューティングデバイス12による探査に応答して各ワイヤレスアクセスポイント14によって送信されるかのいずれかである。図5Aに示される例において、位置情報は、緯度502、経度504およびトークン506を含むトリプル500として送信される。トークン506は、いくつかの例において、ある文脈内でその位置を表示するようモバイルコンピューティングデバイス12によって使用される記述情報を含み得る。たとえば、トークン506は、モバイルコンピューティングデバイス12によって受信されると、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を示すマップにラベル付けするために使用される、「4階駐車場」のようなテキストを含み得る。トークン506は、他の例示的なアプローチでは、ソース識別子または最終アップデートインジケータのようなセキュリティデータを含み得る。
ワイヤレスアクセスポイントはその位置に関して偽り得、デバイス12自身の位置についてデバイス12による計算を誤らせる(throwing off)。これを防止するために、システム10は「信頼された位置プロバイダ」を実現する。信頼された位置プロバイダの背景にある考えは、アクセスポイントによって発行される位置情報が、一般に(緯度,経度,トークン)トリプレットを生成したエンティティのような信頼された位置プロバイダによって署名され得、その署名がデバイス12によって照合され得るということである。デバイス12がその位置プロバイダを信頼すれば、その信頼された位置プロバイダからの位置情報は、選択される目的が何であれ、そのデバイスによって使用され得る。
1つの例示的なアプローチでは、位置サービス18は、署名に(緯度,経度,トークン)トリプレットを提供する。1つのそのようなアプローチでは、署名は公開鍵証明書であるが、他の証明技術も同様に使用され得る。信頼された位置プロバイダは、デバイス200上に、単に当該デバイス上に公開証明書をインストールすることによって提供され得る。その後、その証明書において利用可能な鍵は、位置情報が確かにその特定の位置プロバイダによって生成されたものであり、不正な変更を加えられていないということを照合するために使用される。
スプーフィングのような位置攻撃(location attack)を防止するために、位置トリプレットは、アクセスポイント14の予期されたBSSID、および、署名された位置情報への最終アップデートの時間といった項目を含めるように拡張され得る。情報をより信頼性のあるものにするために、1つの例示的なアプローチでは、位置情報は周期的に(たとえば週に1度または1日に1度)リフレッシュされる。いくつかのそのようなアプローチでは、デバイス12は、相対的に新しい情報のみを選ぶポリシーを含み得、これにより、古くなったデータに依拠することから生じる問題を回避する。
図5Bは、本開示の1つ以上の局面に従った、例示的な署名された(緯度,経度,トークン,BSSID,最終アップデート)タプルを示す。図5Bに示される例では、位置情報は、緯度502、経度504、トークン506、ソース識別子508および最終アップデート510を含むタプル520として送信される。図5Bに示される例では、ソース識別子508は、位置情報を送信したと考えられるワイヤレスアクセスポイントの予期されたBSSIDである。モバイルコンピューティングデバイス12は、タプル520を受信し、タプル520が予期された信頼された位置サービス18からであるということを署名を介して照合し、その後、タプル520がタプル520を送信したワイヤレスアクセスポイントからであること(すなわち、タプル520におけるBSSIDにマッチするBSSIDを有するということ)を照合する。いくつかの例示的なアプローチでは、信頼されたプロバイダ18は、公開鍵512によりタプル520に署名する。
図5Aに関して上述されたように、トークン506は、いくつかの例において、ある文脈においてその位置を表示するよう、モバイルコンピューティングデバイス12によって使用される記述情報を含む。たとえば、トークン506は、モバイルコンピューティングデバイス12によって受信されると、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を示すマップにラベル付けするために使用される、「4階駐車場」のようなテキストを含み得る。
図6は、ワイヤレスアクセスポイント位置情報を介してデバイス位置を決定するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。図6は、図1のシステム10の文脈において以下に記載される。たとえば、ワイヤレスアクセスポイント14またはモバイルコンピューティングデバイス12のようなワイヤレスデバイスは、本開示の1つ以上の局面に従った、ワイヤレスデバイスの位置を決定するための動作50〜56を実行し得る。1つの例示的なアプローチでは、ワイヤレスデバイスは、複数のワイヤレスアクセスポイント14の各々からそれぞれの署名された位置情報を受信し、それぞれの署名された位置情報は、対応するワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を含む。ワイヤレスデバイスは、それぞれの署名された位置情報に基づいて、それぞれの署名された位置情報のうちのいずれかが損なわれているかどうかを決定し、損なわれていない署名された位置情報と、損なわれていない署名された位置データを有する各ワイヤレスアクセスポイントとワイヤレスデバイスとの間の距離を表すデータとに基づき、ワイヤレスデバイスの位置を決定する。
図6に示される例において、モバイルコンピューティングデバイス12はワイヤレスアクセスポイント14の各々からビーコン信号を受信する(50)。位置情報はビーコン信号の各々から抽出される(51)。各ワイヤレスアクセスポイントからの情報は、そのワイヤレスアクセスポイントの位置を識別する。位置情報は、署名されているかまたは署名されていない場合がある。
52において、特定のワイヤレスアクセスポイント14から受信される位置情報が署名されているまたは署名されていないかどうかを決定するためにチェックが行われる。署名されていれば、53において、署名された位置情報が損なわれたかどうか決定するようチェックが行われる。いくつかのアプローチでは、デジタル署名が予期された位置プロバイダとマッチしない場合、または、署名された位置情報がセキュリティ上の問題を引き起こすセキュリティデータを含んでいる場合、署名された位置情報は損なわれている。いくつかのアプローチでは、署名された位置情報は、署名された位置情報を送信するワイヤレスアクセスポイントの予期されたBSSIDを含む。53において、予期されたBSSIDがワイヤレスアクセスポイント14のBSSIDとマッチするかどうか決定するようチェックが行われる。マッチしていなければ、署名された位置情報は損なわれている。署名された位置情報が損なわれている場合、信頼された情報が廃棄され得、デバイス12が位置情報の別のセットについて待機するので、制御は50に移り得る。
いくつかのアプローチでは、たとえば、アップデート時間が古すぎることを53でのチェックが示している場合には、署名された位置情報は損なわれている。そうであれば、署名された位置情報が損なわれており、信頼された情報が廃棄され、デバイス12が位置情報の別のセットについて待機するので、制御は50に移る。
52において位置情報が署名されていない場合、または、53において署名された位置情報が損なわれていない場合、制御は54に移り、各アクセスポイント14への距離が計算される(54)。55において、位置を計算するために、デバイス12が十分なワイヤレスアクセスポイント14から位置情報を受信しているかどうか決定するようにチェックが行われ、受信していなければ、デバイス12が位置情報の別のセットについて待機するので、制御は50に移る。
55において、デバイス12は、蓄積された位置情報がモバイルコンピューティングデバイス12の位置を計算するのに十分であると決定すると、制御は56に移り、デバイス12はモバイルコンピューティングデバイス12の位置を計算する。いくつかの例示的なアプローチでは、各モバイルコンピューティングデバイス12は、ワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される位置情報と、モバイルコンピューティングデバイスと各ワイヤレスアクセスポイントとの間の距離を表すデータとに基づき、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定する。
いくつかの例示的なアプローチでは、署名されている位置情報および署名されていない位置情報の両方は、デバイス12の位置を計算するために使用される。いくつかのそのようなアプローチでは、署名された位置情報を介して受信される情報にプレファレンスが与えられる。
代替例において、各モバイルコンピューティングデバイス12は、その近隣のアクセスポイント14を探査し、送信を行うアクセスポイント14の位置を識別する位置情報を含む応答を受信する。位置情報は応答から抽出され、各アクセスポイント14への距離が計算される。その後、両者はモバイルコンピューティングデバイス12の位置を計算するために使用される。また、いくつかのそのような例示的なアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、位置情報が上で詳述されたような信頼された位置サービス18からかどうか決定するよう、位置情報をレビューする。
いくつかの例では、位置情報が最新であるというチェックがセキュリティモジュール412によって行われる。いくつかの例において、位置情報が予期されたワイヤレスアクセスポイント14からであるというチェックがセキュリティモジュール412によって行われる。
図7は、本開示の1つ以上の局面に従った、他のネットワークデバイスとのインタラクションを通じてアクセスポイントがそれらの位置を決定する例示的なシステムを示す概念図である。1つの例示的なアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイント14は、それらのビーコン信号においてそれらの位置を発行するか、または、モバイルコンピューティングデバイス12もしくは他のアクセスポイント14からの探査に応答してそれらの位置を発行する。図7の例示的なアプローチでは、アクセスポイント14はその近隣をスキャンし、ビーコン信号をリッスン(listen)することか、または、他のワイヤレスアクセスポイント14を探査することのいずれかを行う。周囲のWi−Fi環境のスキャンによって、他のアクセスポイント14およびそれらの信号強度のリストが産出される。そのリストは位置サービス18に送信される。
図7の例示的なアプローチでは、システム10は、Wi−Fiネットワークのリンク16を介して接続される4つ以上のワイヤレスアクセスポイント14を含む。ワイヤレスアクセスポイント14のうちの1つ以上がネットワークリンク22を介して位置プロバイダに接続される。いくつかのそのような例示的なアプローチでは、位置プロバイダはクラウドベース位置サービス18である。
1つの例示的なアプローチでは、アクセスポイント14は、それらのビーコン信号においてそれらの位置を発行するか、または、モバイルコンピューティングデバイス12からの探査に応答してそれらの位置を発行する。ワイヤレスアクセスポイント14は、他のアクセスポイント14から受信される位置情報と、いくつかの場合において(モバイルコンピューティングデバイス12のような)他のネットワークデバイスから受信される情報と、他のネットワークデバイスの各々への距離測定とを用いて、自身の位置を決定し得る。1つのそのようなアプローチでは、各アクセスポイントへの距離は、受信信号強度インジケーション(RSSI)推定に基づいて決定される。ワイヤレスアクセスポイント14は、近くのアクセスポイント14によって発行される位置情報を受信し、位置サービス18がワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することができるように受信信号強度インジケーション(RSSI)推定とともにその情報を位置サービス18に送信する。
1つの例示的なアプローチでは、各ワイヤレスアクセスポイント14はアクセスポイント信号を送信する。アクセスポイント信号は、信号を送信するアクセスポイントの位置を詳述する位置情報を含む。デバイスは、周囲のアクセスポイントの各々への距離と、アクセスポイントから受信される位置情報とに基づいて、自身の位置を決定する。
いくつかのアプローチでは、周囲のアクセスポイントの各々への距離は受信信号強度インジケーション(RSSI)に基づいて決定される。他のアプローチでは、周囲のアクセスポイントの各々への距離は、ラウンドトリップトラベルタイム(RTT)推定に基づいて決定される。いくつかのアプローチでは、位置情報は、位置情報が損なわれた可能性がある時を検出し、スプーフィングを防止するように、公開鍵証明書のようなデジタル署名で保護される。いくつかのアプローチでは、アクセスポイントのベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)のようなアクセスポイント識別子が、署名された位置情報に埋め込まれており、送信を行うアクセスポイント14が、当該位置情報におけるBSSIDとマッチするBSSIDを有するということを照合するために使用される。
いくつかのアプローチでは、位置プロバイダは、図1における位置サービス18のようなクラウドベースサービスである。いくつかのそのようなアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイントは、ワイヤレスアクセスポイントへの距離を決定するよう、周囲のアクセスポイントと通信する。その後、ワイヤレスアクセスポイントは、周囲のアクセスポイントおよび(RSSIまたはRTTによる)それらの距離のリストをクラウドベース位置サービス18に送信する。クラウドベース位置サービスは、アクセスポイントの位置を決定し、要求を行ったアクセスポイントへ位置情報の署名されたコピーを送信する。その後、アクセスポイントは、位置情報が、自身の位置を決定するためにモバイルコンピューティングデバイス12によって使用され得るように、モバイルコンピューティングデバイス12による要求に応答して、または、そのビーコン信号の部分として、位置情報を送信する。
1つの例示的なアプローチでは、システムは、アクセスポイントによって送信される位置情報にセキュリティデータを添付することによってスプーフィングを制限する。セキュリティデータに基づいたセキュリティチェックがフェイルした場合、モバイルコンピューティングデバイスは、アクセスポイント位置が損なわれていると仮定する。別の例示的なアプローチでは、位置情報は、情報が信頼できる位置プロバイダからかどうか決定するために使用される署名を含む。
1つの例示的なアプローチでは、位置サービス18は、各ワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定し、対応するワイヤレスアクセスポイントに当該位置を位置情報として送信する。いくつかのワイヤレスアクセスポイントの場合、位置情報は、位置情報を信頼された位置情報として識別するセキュリティデータを含んでいる。
図8は、本開示の1つ以上の局面に従った、アクセスポイントの位置を決定するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。図8は、図7のシステム10の文脈において以下に記載される。たとえば、ワイヤレスアクセスポイント14は、本開示の1つ以上の局面に従って、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定するための動作60〜66を実行し得る。
1つの例示的なアプローチでは、アクセスポイント14は、それらのビーコン信号においてそれらの位置を発行するか、または、モバイルコンピューティングデバイス12もしくは他のアクセスポイント14からの探査に応答してそれらの位置を発行する。図8の例示的なアプローチでは、60において、アクセスポイント14はその近隣をスキャンし、ビーコン信号をリッスン(listen)することか、または、ワイヤレスアクセスポイント14もしくはモバイルコンピューティングデバイス12のような他のネットワークデバイスを探査することのいずれかを行う。周囲のワイヤレス環境のスキャンによって、他のアクセスポイント14(および、いくつかのアプローチでは、位置がわかっているモバイルコンピューティングデバイス14)およびそれらの信号強度のリストが産出され得る。62において、このリストは、位置サービス18(ここではクラウドにおける位置プロバイダサービスとして示される)に送信され、位置サービス18では、履歴認識がワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定するために使用される。1つのそのようなアプローチでは、当該リストは、スキャンされたアクセスポイント14の各々のベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)と、たとえばRSSIまたはRTTの推定に基づいた各アクセスポイントについての距離推定とを含む。その後、64において、応答は、適切な位置情報とともにアクセスポイント14へ送信され、66において、APのビーコン信号でのベンダー特定情報要素(位置IE)において発行される。1つの例示的なアプローチでは、位置サービス18は、アクセスポイント14によって転送されるリストにおけるデータを検証し、アクセスポイントの位置について(緯度,経度,トークン)トリプレットを決定し、アクセスポイント14にトリプレットを戻す。1つのそのようなアプローチでは、位置サービス18は、デジタル署名によりタプルに署名してから、署名されたタプルをワイヤレスアクセスポイント14に送信する。
1つの例示的なアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイント14がモバイルコンピューティングデバイス12から検証された位置情報(すなわち位置プロバイダによって照合された位置情報)を受信する場合、ワイヤレスアクセスポイント14は、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定するのに使用するために、デバイス12の位置情報を位置プロバイダに転送し得る。
位置情報は、管理者にアクセスポイント14にスタンプを押させるようにすることによって、または、設置の際の位置においてプログラムすることによってといった他の手段によって、アクセスポイント14上に提供され得る。しかしながら、そのようにすることにはいくつかの不利益がある。たとえば、位置サービス18は、提供が行われる場合、位置サービス18に送信されるデータを検証することができない場合がある。
上に言及されたように、ワイヤレスアクセスポイント14は、それらのWi−Fiの近隣をスキャンすると、他のワイヤレスアクセスポイント14の位置IEと、いくつかの場合においては各ワイヤレスアクセスポイント14のサービスセット識別子(SSID: Service Set Identifier)またはBSSIDとを発見する。ワイヤレスアクセスポイント14は、位置情報をパースし、一例では、そこから緯度、経度およびトークン(緯度,経度,トークン)情報を得る。スキャンの間、ワイヤレスアクセスポイント14はさらに、アクセスポイントのRSSIを記録する。3つのそのようなアクセスポイントからこのすべての情報が与えられると、位置サービス18は、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を計算する。アクセスポイントのうちのいずれかが、2方向RTT(two-way RTT)を提供する場合、2方向RTTはRSSIの代わりに使用され得、同じ計算がより良好な結果を伴って行われる。
トークンはさらに、位置に特定的な情報を伝達するために使用され得る。たとえば、トークンは、「駐車場の3階」、都市もしくは国、または、デバイス12のユーザの位置を確定するために当該ユーザによって使用され得る他の情報といった位置情報を伝達するために使用され得る。1つのそのようなアプローチでは、トークンは、RSSIまたはRTT位置ポジショニングを介して微調整される大まかな位置を確立する。
上に言及されたように、ワイヤレスアクセスポイントは自身が存在する位置に関して偽り得、デバイス自身の位置についてのデバイスの計算を誤らせる(throwing off)。これは一般に、如何なる有用なアプリケーションも妨げることになる。これを防止するために、「信頼された位置プロバイダ」の新しい概念が導入される。その考えは、アクセスポイントによって発行される位置情報が、一般に(緯度,経度,トークン)トリプレットを生成したエンティティのような信頼された位置プロバイダによって署名され得、その署名がデバイス12によって照合され得るということである。デバイス12がその位置プロバイダを信頼すれば、その信頼された位置プロバイダからの位置情報は、選択される目的が何であれ、そのデバイスによって使用され得る。
1つの例示的なアプローチでは、位置サービス18は、署名に(緯度,経度,トークン)トリプレットまたは(図5Bにおいて示されるような)(緯度,経度,トークン,BSSID)タプルを与える。1つのそのようなアプローチでは、署名は公開鍵証明書であるが、他の証明技術も同様に使用され得る。
信頼された位置プロバイダは、デバイス上に、単に当該デバイス上に公開証明書をインストールすることによって提供され得る。その証明書において利用可能な鍵は、位置情報が確かにその位置プロバイダによって生成されたものであり、不正な変更を加えられていないということを照合するために使用され得る。スプーフィングのようなさらなる位置攻撃を防止するために、位置トリプレットは、ワイヤレスアクセスポイント14のBSSIDおよびクエリーの時間のような他の情報を含むように拡張され得る。情報をより信頼性のあるものにするために、1つの例示的なアプローチでは、位置情報は周期的に(たとえば週に1度または1日に1度)リフレッシュされる。いくつかのそのようなアプローチでは、デバイス12はさらに、相対的に新しい情報のみを選ぶポリシーを含み、これにより、古くなったデータに依拠することから生じる問題を回避する。
アクセスポイント14は、他の態様で位置情報をスプーフィングし得る。たとえば、アクセスポイント14は、クラウドにおける位置サービス18へアクセスポイント14が報告するスキャンデータにおいて不正確な値を渡し得る。このアプローチに対応するために、位置サービス18は、アクセスポイント14からの無効または不正確な要求を除去するためにチェックを実行し得る。まず、位置サービス18は、1つのアクセスポイント14から受信した情報を、周囲のアクセスポイント14から受信した情報と比較し得る。これは、悪意のあるアクセスポイントを突き止めることを支援する。1つの例示的なアプローチでは、位置サービス18は単に、悪意のあるアクセスポイントの位置情報をアップデートすることを拒絶し、その位置情報が古くなるようにする。いくつかのそのようなアプローチでは、デバイス12は、予め規定された期間内にアップデートされていない位置情報を無視する。
1つのアプローチでは、位置プロバイダは、他のソースから受信される位置情報をメモリに格納し、格納された位置情報をワイヤレスアクセスポイントから受信される位置データにおける情報と比較し、それに従って位置データにおける情報を修正するように構成されるプロセッサ201を含む。
1つのアプローチでは、位置プロバイダは、ワイヤレスアクセスポイントから受信された、ワイヤレスアクセスポイント14と特定のネットワークデバイスとの間の距離を表すデータを別のソースから受信された距離データと比較し、他のソースから受信された距離データの関数としてポイント14と他のネットワークデバイスとの間の距離を修正する。
1つのアプローチでは、位置サービス18は、すべての前述のアクセスポイント14が同じ近傍に確かにあることを照合するようモバイルコンピューティングデバイス12から得られたデータを使用する。1つの例示的なアプローチでは、このアプローチは、異なるワイヤレスアクセスポイントからのデータの比較に基づく技術と組み合わされ、これにより、非常に信頼性のある結果が生成される。
モバイルコンピューティングデバイス12によってその位置を決定するために使用される位置情報をアクセスポイントに維持および配信させる上記技術は、非常に有効である。モバイルコンピューティングデバイスと異なり、アクセスポイント14は典型的に移動しない。そのような固定されたポイントからのスキャンは、位置をモデリングするためのより良好なデータを位置サービス18に提供する。さらに、アクセスポイント14は、一般に壁または天井にマウントされ、デバイス12と比較してRSSIの変動が非常に少ない(デバイス12はポケット/財布/バッグなどの中にある場合があるためである)。そのようなアプローチはさらに、より良好なモデリング精度に寄与する。
上記の技術はさらに、位置サービス18をホストするサーバ200上の負荷を低減する。代わりに、デバイス12は自身で位置を計算し得る。さらに、上記アプローチは、より良好なセキュリティを提供する。たとえば、システム10は、トークン506における位置情報によって定義されるように特定のワイヤレスアクセスポイント14が当該特定のワイヤレスアクセスポイントの位置になければ、特定のワイヤレスアクセスポイント14に接続しない。最後に、上記アプローチは、空港での着陸のような共通のシナリオについてより速い位置決定を保証する。
図9は、本開示の1つ以上の局面に従った、アクセスポイントの位置を決定するための別の例示的なプロセスを示すフローチャートである。図9は、図7のシステム10の文脈で以下に記載される。たとえば、ワイヤレスアクセスポイント14は、本開示の1つ以上の局面に従って、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定するための動作80〜86を実行し得る。
また、1つの例示的なアプローチでは、アクセスポイント14は、それらのビーコン信号においてそれらの位置を発行するか、または、モバイルコンピューティングデバイス12もしくは他のアクセスポイント14からの探査に応答してそれらの位置を発行する。図9の例示的なアプローチでは、80において、アクセスポイント14はその近隣をスキャンし、ビーコン信号をリッスン(listen)することか、または、ワイヤレスアクセスポイント14のような他のネットワークデバイスを探査することのいずれかを行う。周囲のWi−Fi環境のスキャンにより、他のアクセスポイント14およびそれらの信号強度のリストが産出される。82において、このリストは位置サービス18に送信され、位置サービス18において、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定するために履歴認識が使用される。1つのそのようなアプローチでは、当該リストは、スキャンされたアクセスポイント14の各々のベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)と、RSSIまたはRTTの推定に基づいた各アクセスポイントについての距離推定とを含む。その後、44において、応答は、適切な位置情報とともにアクセスポイント14へ送信され、86において、APのビーコン信号でのベンダー特定情報要素(位置IE)において発行される。1つの例示的なアプローチでは、位置サービス18は、アクセスポイント14によって転送されるリストにおけるデータを検証し、アクセスポイントの位置について(緯度,経度,トークン,BSSID)タプルを決定し、タプルに署名し、その埋め込まれたBSSIDを有する署名されたタプルをアクセスポイント14に戻す。
また、いくつかの例示的なアプローチでは、署名された位置情報は、アクセスポイント14において周期的に(たとえば1日に1度)アップデートされ、これにより、情報のより良好な品質が保証されるとともに、上述されたように、悪意のあるアクセスポイントの影響を低減するためのメカニズムが提供される。いくつかのそのような例示的なアプローチでは、悪意のあるワイヤレスアクセスポイント14は、データに適切なアップデート時間を提供することができないことによって、シャットアウトされ得る。
図10は、本開示の1つ以上の局面に従った、位置プロバイダがアクセスポイントの位置を決定する例示的なプロセスを示すフローチャートである。図10は、図1のシステム10の文脈で以下に記載される。たとえば、位置サービス18は、本開示の1つ以上の局面に従って、ワイヤレスアクセスポイント14の位置を決定するための動作100〜108を実行し得る。図10の例示的なアプローチでは、信頼された位置サービス18は、他のアクセスポイント14およびそれらの信号強度のリストをワイヤレスアクセスポイント14から受信する(100)。1つの例示的なアプローチでは、信頼された位置サービス18は、アクセスポイント14によって転送されたリストにおけるデータを検証し(102)、アクセスポイントの位置についての(緯度,経度,トークン,BSSID)タプルを決定し(104)、タプルに署名し(106)、署名されたタプルをアクセスポイント14に戻す(108)。1つの例示的なアプローチでは、信頼された位置サービス18は、署名に(緯度,経度,トークン,BSSID)タプルを提供する。1つのそのようなアプローチでは、署名は公開鍵証明書であるが、他の証明技術も同様に使用され得る。
1つの例示的なアプローチでは、アクセスポイントの位置についての(緯度,経度,トークン,BSSID)タプルを決定することは、対象のBSSIDの位置を計算するために、他の近隣のアクセスポイントまたはモバイルコンピューティングデバイスのような他のソースから提供されるスキャン結果を見ることを含む。1つの例示的なアプローチでは、アクセスポイントの位置を計算するのに十分なデータがない場合、または、位置プロバイダサービス18がデータにおいて非一貫性を検出した場合、信頼された位置サービス18は、問い合わせを行ったWi−Fiアクセスポイント14に如何なる位置情報も提供しない。
この技術は、信頼された位置プロバイダが複数のソースからデータを集めることを可能にし、これにより、特定の位置における特定のBSSIDを特定する。(モバイルコンピューティングデバイスと異なり)ほとんどのアクセスポイントは移動せず、また、ほとんどのアクセスポイントには、(ポケット、財布などに配置される場合などにおいて)モバイルコンピューティングデバイスに時々発生するオクルージョンがないので、Wi−Fiアクセスポイントから収集されるデータは一般に良好な品質のデータである。
上述されたように、位置プロバイダサービス18のような位置プロバイダは、アクセスポイントの位置を計算するのに十分なデータがない場合、または、位置プロバイダサービス18がデータにおける非一貫性を検出した場合、アクセスポイント14に位置情報を配信することを拒否し得る。そのようなアプローチはたとえば、アクセスポイントを除外するために使用され得る。いくつかの例示的なアプローチでは、位置プロバイダサービス18は、代替的なソースによってそのワイヤレスアクセスポイントの位置が確認され得ない場合、アクセスポイント14の位置の寄与を無視し得る。このアプローチはさらに、モバイルコンピューティングデバイスと共に使用され得る。すなわち、位置プロバイダサービス18は、より良好な位置クロス確認のために、モバイルコンピューティングデバイス12のうちの1つ以上から位置情報を収集し得る。
1つの例示的なアプローチでは、位置プロバイダは、ワイヤレスアクセスポイントから受信される位置データを別のソースからの位置データと比較する。ワイヤレスアクセスポイントから受信される位置データが、別のソースからの位置データとは異なるしきい値量より大きい場合、位置プロバイダは、ワイヤレスアクセスポイントの位置を生成するために使用するように位置データを決定する。1つのそのようなアプローチでは、使用するべき適切な位置データは、ワイヤレスアクセスポイント14およびモバイルコンピューティングデバイス12のような他のワイヤレスデバイスから受信される位置データに最も近くマッチする位置データである。
上述されたように、本アプローチには、特定のワイヤレスアクセスポイントに関する問題を検出するか、または、そのような問題を報告するためのメカニズムがない。この問題に対応するために、1つのアプローチでは、位置プロバイダサービス18は、特定のエリアにおいてワイヤレスアクセスポイント14の各々についての位置を周期的に決定および配信するように構成され得る。別のアプローチでは、ワイヤレスアクセスポイント14は、特定のワイヤレスアクセスポイント14に関する問題をより迅速に検出するために、それらの位置スキャンを毎日または毎週リフレッシュするように構成され得る。
上述されたように、位置を決定するためにワイヤレスアクセスポイントを使用するモバイルコンピューティングデバイスは、アクセスポイントによって発行される位置情報がスプーフィングされているかまたは損なわれている場合がある攻撃に晒され、これにより、自身の位置を決定するモバイルコンピューティングデバイスの能力が損なわれる。現在のモバイルコンピューティングデバイスの場合、ワイヤレスアクセスポイントから受信される情報の忠実性は保証されない。上述されたように、いくつかのアプローチでは、システム10は、位置情報が損なわれた可能性があることを検出するとともにスプーフィングを防止するために、公開鍵証明書のようなデジタル署名で位置情報を保護することによって、これに対処する。また、上述されたように、いくつかのアプローチでは、システム10は、位置情報が損なわれた可能性があることを検出するとともにスプーフィングを防止するために、セキュリティデータを含むことによりスプーフィングおよび損なわれたデータの問題に対応する。いくつかのアプローチでは、セキュリティデータは、位置情報を送信したはずである(ワイヤレスアクセスポイントのBSSIDのような)ワイヤレスアクセスポイントを識別する識別子を含む。いくつかのアプローチでは、セキュリティデータは、古くなった位置情報を検出するために使用されるアップデート日時を含んでいる。
位置情報を保護するための署名の使用の利点は、情報が正しい位置プロバイダからであるかどうかと、署名された位置情報が損なわれているかどうかとを迅速に決定することができることである。位置情報における、位置を送信していると考えられるワイヤレスアクセスポイントのBSSIDのようなワイヤレスアクセスポイント識別子の配信の利点は、当該識別子を送信された識別子と比較することができ、これがスプーフィングの試みかどうか決定することができることである。アップデート日時の使用の利点は、損なわれたワイヤレスアクセスポイントが最終的に無視されることを保証し得ることである。これらのすべての技術は、実施されると、WLANにおける位置決定のセキュリティおよび有効性を著しく増加させる。
モバイルコンピューティングデバイスを構成するための位置情報の使用を次に議論する。1つの例示的なアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、アクセスポイント14によって供給される位置情報を使用してデバイスの国または管轄を決定する。1つのそのようなアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、モバイルコンピューティングデバイスの使用に課され得る任意の制限を決定するためにこの情報を使用する。
モバイルコンピューティングデバイス12の動作についての要件は、国ごとに異なり、最初に国を入る際に、当該国に特定的なルールを決定するのは難しい。現在まで、デバイス12が、国およびその国についてのルールを決定するのを支援することに利用可能である技術は存在しない。同時に、デバイス12が新しいWi−Fi環境に入ると、その自国のチャネル上でスキャンすることを試みる。これは、現在デバイスがある国が、自国のものと異なるWi−Fiチャネルを使用する場合に問題になり得る。たとえば、米国は、チャネル1〜11の使用を認めている一方、日本は、チャネル1〜13およびいくつかの場合にチャネル14の使用を認めている。日本から米国への訪問者は、チャネル12〜14を使用することを認められないが、当該訪問者のモバイルコンピューティングデバイスは、その制限を認識しないか、または、その制限上で作動する。
この問題に対応するための1つのアプローチは、モバイルコンピューティングデバイス12に、マップ座標に関してモバイルコンピューティングデバイス12の位置を通知するだけでなく、当該位置の国または管轄を通知するよう、ワイヤレスアクセスポイント14によって送信される位置情報を使用することである。モバイルコンピューティングデバイス12は、管轄を決定し、かつ、それに従って動作のためにWi−Fi帯域を選択するようワイヤレスアクセスポイント14から受信される国情報を使用し得る。
別の例示的なアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、図5Aおよび図5Bに示されるとともに図10において上で議論したタプルのようなタプルに含まれる情報を使用して緯度および経度の関数として国を決定する。
図11は、本開示の1つ以上の局面に従った、モバイルコンピューティングデバイスが、アクセスポイント位置情報において送信される国識別子に基づいてスキャンするようにWi−Fiチャネルを選択する動作の例示的なモードを示すフローチャートである。図11は、図1のシステム10の文脈において以下に記載される。たとえば、本開示の1つ以上の局面に従って、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を決定するために、かつ、国と、その国におけるモバイルコンピューティングデバイス12の動作に対する制限とを決定するために、ワイヤレスアクセスポイント14は動作120を実行し得、モバイルコンピューティングデバイス12は動作122〜126を実行し得る。
1つの例示的なアプローチでは、各アクセスポイント14は、位置インジケータを位置情報の部分として発行する。たとえば、アクセスポイントは、アクセスポイント14が位置する国についての国コードを位置インジケータとして発行し得る(120)。デバイス12は、新しい位置に入ると、位置情報を含むビーコンについて、すべての利用可能チャネル上でリッスンし、そのような位置情報において国コードを検出すると(122)、チャネル制限をレビューし(124)、その管轄について許可されたチャネル上のみ通信を行う(126)。1つのそのようなアプローチでは、緯度および経度、トークンまたはその両方に基づいて、国コードが期待された国コードとマッチしない場合、当該国コードは無視される。これが発生した場合、デバイス12は、信頼されたアクセスポイント14から受信される他の位置情報にのみ基づいて国コードを決定し得る。
1つの例示的なアプローチでは、管理者によって有効化される場合のみ、アクセスポイント14は国コードを発行する。そのようなアプローチは、たとえば旅行者がその国へ到着する位置でのみ国コードが有効化され得るという点において有利である。国コードを送信するオーバーヘッドは他の位置では回避される。
1つの例示的なアプローチでは、トークンは国情報を伝達するために使用される。1つのそのようなアプローチでは、モバイルコンピューティングデバイス12は、トークンを受信し、位置インジケータコードをデコードし、デバイス12上でメモリにアクセスし、これにより、その国において許可されたチャネルを決定する。さらに、トークンは、「駐車場の3階」、都市もしくは国、または、デバイス12のユーザによって自身の位置を確定するのに使用され得る他の情報といった位置情報を伝達するために使用され得る。
図12Aは、本開示の1つ以上の局面に従った、国識別子ベースの例示的な(緯度,経度,トークン)トリプルを示す。図12Aに示される例において、位置情報は、緯度502、経度504およびトークン506を含むトリプル600として送信される。トークン506は、図11の議論において上述されたように、モバイルコンピューティングデバイス12についての現在の国または管轄を決定する際に使用される国識別子602を含む。さらに、トークン506は、いくつかの例において、ある文脈内でその位置を表示するようモバイルコンピューティングデバイス12によって使用される記述情報を含む。たとえば、トークン506は、モバイルコンピューティングデバイス12によって受信されると、モバイルコンピューティングデバイス12の位置を示すマップにラベル付けするために使用される、「4階駐車場」のようなテキストを含み得る。
図12Bは、本開示の1つ以上の局面に従った、国識別子ベースの例示的な署名された(緯度,経度,トークン,BSSID)タプルを示す。図12Bに示される例では、位置情報は、緯度502、経度504、トークン506およびソース識別子508を含むタプル620として送信される。図12Bに示される例では、ソース識別子508は、位置情報を送信したと考えられるワイヤレスアクセスポイントのベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)である。モバイルコンピューティングデバイス12は、タプル620を受信し、タプル620が予期された信頼された位置サービス18からであるということを照合し、その後、タプル620がタプル620を送信したワイヤレスアクセスポイントからであり、タプル620におけるBSSIDにマッチするBSSIDを有するということを照合する。いくつかの例示的なアプローチでは、信頼されたプロバイダ18は、公開鍵512によりタプル620に署名する。
図12Aを参照して上述されたように、トークン506は、いくつかの例において、図11の議論において上述されたようにモバイルコンピューティングデバイス12についての現在の国または管轄を決定する際に使用される国識別子602を含む。さらに、トークン506は、いくつかの例において、ある文脈内でその位置を表示するようモバイルコンピューティングデバイス12によって使用される記述情報を含む。
付記1.位置データに基づいて位置プロバイダによってワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することを含み、位置データは複数のネットワークデバイスの各々からの位置データを含んでおり、各ネットワークデバイスについての位置データは、ネットワークデバイスの位置と、ワイヤレスアクセスポイントと各ネットワークデバイスとの間の距離を表すデータと含んでおり、さらに、ワイヤレスアクセスポイントの位置に基づいて、ワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を位置プロバイダによって生成することと、署名された位置情報を形成するためにクレデンシャルにより位置情報に署名することと、署名された位置情報をワイヤレスアクセスポイントに通信することとを含む、方法。
付記2.位置を決定することは、ワイヤレスアクセスポイントから受信される位置データを、別のソースからの位置データと比較することと、ワイヤレスアクセスポイントから受信される位置データが、別のソースからの位置データとは異なるしきい値量より大きい場合、ワイヤレスアクセスポイントの位置を生成するために使用するように位置データを決定することとを含む、付記1に記載の方法。
付記3.ネットワークデバイスは、位置が分かっているモバイルコンピューティングデバイスを含む、付記1〜2のいずれか1つに記載の方法。
付記4.位置情報を生成することは、緯度および経度で表現されるワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することと、位置情報においてワイヤレスアクセスポイントの緯度および経度を記録することとを含む、付記1〜3のいずれか1つに記載の方法。
付記5.位置情報を生成することは、緯度および経度で表現されるワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することと、トークンならびにワイヤレスアクセスポイントの緯度および経度を含むタプルを形成することと、ワイヤレスアクセスポイントについての位置情報内にタプルを記録することとを含む、付記1〜4のいずれか1つに記載の方法。
付記6.ワイヤレスアクセスポイントは、ベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID:basic service set identification)を含んでおり、タプルを形成することは、タプル内にワイヤレスアクセスポイントのBSSIDを記録することを含む、付記1〜5のいずれか1つに記載の方法。
付記7.位置情報を生成することは、他のソースから受信される位置情報を、ワイヤレスアクセスポイントから受信される位置データと比較することを含む、付記1〜6のいずれか1つに記載の方法。
付記8.ネットワーク接続と、メモリと、1つ以上のプロセッサとを含み、各プロセッサはメモリに接続されており、プロセッサは、メモリに格納される位置データに基づいてワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することを行うように構成されており、位置データは複数のネットワークデバイスの各々からの位置データを含んでおり、各ネットワークデバイスについての位置データは、ネットワークデバイスの位置と、ワイヤレスアクセスポイントとネットワークデバイスとの間の距離を表すデータと含んでおり、プロセッサはさらに、ワイヤレスアクセスポイントについて決定された位置に基づいて、ワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を生成することと、署名された位置情報を形成するためにクレデンシャルによりワイヤレスアクセスポイントについての位置情報に署名することと、署名された位置情報をメモリに格納することと、署名された位置情報をアクセスポイントに通信することとを行うように構成される、位置プロバイダ。
付記9.プロセッサは、他のソースから受信される位置情報をメモリに格納することと、格納された位置情報をワイヤレスアクセスポイントから受信される位置データにおける情報と比較することと、それに従って位置データにおける情報を修正することとを行うようにさらに構成される、付記8に記載の位置プロバイダ。
付記10.ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することは、ワイヤレスアクセスポイントから受信されワイヤレスアクセスポイントと特定のネットワークデバイスとの間の距離を表すデータを、別のソースから受信される距離データと比較することと、他のソースから受信される距離データの関数として、ワイヤレスアクセスポイントと特定のネットワークデバイスとの間の距離を表すデータを修正することとを含む、付記8〜9のいずれか1つに記載の位置プロバイダ。
付記11.位置プロバイダと、位置プロバイダに接続される複数のワイヤレスアクセスポイントとを含み、複数のアクセスポイントは複数の第1のワイヤレスアクセスポイントを含んでおり、さらに、複数のワイヤレスアクセスポイントのうちの1つ以上のワイヤレスアクセスポイントに接続するように構成されるワイヤレスインターフェイスを含むモバイルコンピューティングデバイスを含み、位置プロバイダは、各ワイヤレスアクセスポイントについての位置を決定し、対応するワイヤレスアクセスポイントに位置情報として位置を通信し、第1のワイヤレスアクセスポイントの各々についての位置情報は、位置プロバイダに関連付けられるデジタル署名で署名されており、複数のワイヤレスアクセスポイントのうちの各ワイヤレスアクセスポイントは、そのワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を無線送信し、モバイルコンピューティングデバイスは、第1のワイヤレスアクセスポイントによって送信される署名された位置情報を受信し、各第1のワイヤレスアクセスポイントについての署名された位置情報が位置プロバイダによって署名されたことを照合し、位置プロバイダによって署名されていると照合された位置情報を有する第1のワイヤレスアクセスポイントは、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントであり、モバイルコンピューティングデバイスは、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離を計算し、モバイルコンピューティングデバイスは、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離と、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される位置情報とに基づき、モバイルコンピューティングデバイスの位置を決定する、システム。
付記12.複数のワイヤレスアクセスポイントはさらに、1つ以上の第2のワイヤレスアクセスポイントを含んでおり、各第2のワイヤレスアクセスポイントは、モバイルコンピューティングデバイスに、その第2のワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を送信し、モバイルコンピューティングデバイスは、第2のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離を計算し、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離と、第2のワイヤレスアクセスポイントの各々への距離と、第2のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される位置情報と、照合された第1のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される位置情報とに基づき、モバイルコンピューティングデバイスの位置を決定する、付記11に記載のシステム。
付記13.位置情報は、ソース識別子および最終アップデートインジケータを含むセキュリティデータグループから選択されるセキュリティデータを含む、付記11〜12のいずれか1つに記載のシステム。
付記14.位置情報はタプルとして送信され、タプルは、緯度と、経度と、セキュリティデータを含むトークンとを含む、付記11〜13のいずれか1つに記載のシステム。
付記15.モバイルコンピューティングデバイスは、セキュリティデータを使用して、ワイヤレスアクセスポイントから受信される位置情報をチェックする、付記11〜14のいずれか1つに記載のシステム。
付記16.ソース識別子は、ワイヤレスアクセスポイントのベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)を含んでおり、モバイルコンピューティングデバイスは、位置情報におけるBSSIDが、位置情報を送信するワイヤレスアクセスポイントのBSSIDとマッチすることを照合する、付記11〜15のいずれか1つに記載のシステム。
付記17.位置情報は、ワイヤレスアクセスポイントのベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)を含んでおり、モバイルコンピューティングデバイスは、位置情報を送信するワイヤレスアクセスノードのBSSIDが、ワイヤレスアクセスノードによって送信される位置情報に含まれるBSSIDとマッチすることを照合し、位置情報におけるBSSIDが、位置情報を送信するワイヤレスアクセスポイントのBSSIDとマッチしない場合、モバイルコンピューティングデバイスの位置を決定するために位置情報が使用されるのを防止する、付記11〜16のいずれか1つに記載のシステム。
付記18.モバイルコンピューティングデバイスは、BSSIDによってインデキシングされる位置情報のテーブルを維持し、位置情報のテーブルは、信頼された位置情報がワイヤレスアクセスポイントから利用可能ではない場合、そのワイヤレスアクセスポイントのワイヤレスアクセスポイント位置を得るために使用される、付記11〜17のいずれか1つに記載のシステム。
付記19.特定のワイヤレスアクセスポイントについての位置情報は、アップデート時間を含んでおり、位置情報が古くなっていることをアップデート時間が示す場合、モバイルコンピューティングデバイスは、その特定のワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を廃棄する、付記11〜18のいずれか1つに記載のシステム。
付記20.モバイルコンピューティングデバイスは、位置プロバイダに通信可能に接続されており、通信可能に接続されるモバイルコンピューティングデバイスは、複数のワイヤレスアクセスポイントの各々によって送信される位置情報に基づいて決定される自身の位置を照合のために位置プロバイダに通信する、付記11〜19のいずれか1つに記載のシステム。
付記21.複数のワイヤレスアクセスポイントの各々からそれぞれの署名された位置情報をワイヤレスデバイスによって受信することを含み、それぞれの署名された位置情報は、対応するワイヤレスアクセスポイントについての位置情報を含んでおり、さらに、それぞれの署名された位置情報に基づいて、それぞれの署名された位置情報のうちのいずれかが損なわれているかどうかをワイヤレスデバイスによって決定することと、損なわれていない署名された位置情報と、損なわれていない署名された位置データを有する各ワイヤレスアクセスポイントとワイヤレスデバイスとの間の距離を表すデータとに基づいて、ワイヤレスデバイスによってワイヤレスデバイスの位置を決定することとを含む、方法。
付記22.決定することは、照合のために位置プロバイダにワイヤレスデバイスの位置を送信することを含む、付記21に記載の方法。
付記23.署名された位置情報は、最終アップデートインジケータを含んでおり、レビューすることは、アップデート時間が予め規定された量の時間より古い場合、署名された位置情報を損なわれているものとして処理することを含む、付記21〜22のいずれか1つに記載の方法。
付記24.署名された位置情報は、署名された位置情報を送信したワイヤレスアクセスポイントの位置を示す(緯度,経度,トークン)タプルを含んでおり、トークンはセキュリティデータを含んでおり、レビューすることは、セキュリティデータをレビューすることと、セキュリティデータが予想されたものでない場合、署名された位置情報を損なわれているものとして処理することとをさらに含む、付記21〜23のいずれか1つに記載の方法。
付記25.トークンは、トークンを含む署名された位置情報を送信するワイヤレスアクセスポイントのベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)とマッチするべきBSSIDを含んでおり、レビューすることは、署名された位置情報からのBSSIDを、署名された位置情報を送信したワイヤレスアクセスポイントのBSSIDと比較することと、署名された位置情報からのBSSIDが、署名された位置情報を送信したワイヤレスアクセスポイントのBSSIDとマッチしない場合、署名された位置情報を損なわれているものとして処理することとを含む、付記21〜24のいずれか1つに記載の方法。
付記26.ワイヤレスデバイスはモバイルコンピューティングデバイスであり、位置情報は位置インジケータを含んでおり、モバイルコンピューティングデバイスは、位置インジケータに基づいてオペレーティングパラメータを変更する、付記21〜25のいずれか1つに記載の方法。
付記27.ワイヤレスデバイスはモバイルコンピューティングデバイスであり、位置情報は国コードを含んでおり、モバイルコンピューティングデバイスは、国コードに基づいて、スキャンするべきWi−Fi帯域を選択する、付記21〜26のいずれか1つに記載の方法。
付記28.デバイスであって、メモリと、ワイヤレスインターフェイスと、メモリおよびワイヤレスインターフェイスに接続されるプロセッサとを含み、プロセッサは、複数のワイヤレスアクセスポイントの各々から受信される署名された位置情報と、モバイルコンピューティングデバイスと各ワイヤレスアクセスポイントとの間の距離を表すデータとをメモリに格納することを行うように構成されており、署名された位置情報は各ワイヤレスアクセスポイントについての位置を識別しており、プロセッサはさらに、いずれかのワイヤレスアクセスポイントの署名された位置情報が損なわれているかどうか決定するために、署名された位置情報をレビューすることと、損なわれていない署名された位置情報と、損なわれていない署名された位置データを有する各ワイヤレスアクセスポイントとモバイルコンピューティングデバイスとの間の距離を表すデータとに基づいて、モバイルコンピューティングデバイスの位置を決定することと、モバイルコンピューティングデバイスの位置をメモリに格納することとを行うように構成される、デバイス。
付記29.各ワイヤレスアクセスポイントについての署名された位置情報は、署名された位置情報を送信するワイヤレスアクセスポイントのBSSIDとマッチするべきベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(BSSID)を含んでおり、プロセッサはさらに、署名された位置情報からのBSSIDを、署名された位置情報を送信したワイヤレスアクセスポイントのBSSIDと比較することと、署名された位置情報からのBSSIDが、署名された位置情報を送信したワイヤレスアクセスポイントのBSSIDとマッチしない場合、署名された位置情報を損なわれているものとして処理することとを行うように構成される、付記28に記載のデバイス。
付記30.複数のワイヤレスアクセスポイントはさらに、1つ以上のセキュアでないワイヤレスアクセスポイントを含んでおり、セキュアでないワイヤレスアクセスポイントは、署名されていない位置情報を送信し、プロセッサはさらに、セキュアでないワイヤレスアクセスポイントの各々への距離を計算するように構成されており、プロセッサはさらに、損なわれていない署名された位置情報を有するワイヤレスアクセスポイントの各々への距離と、セキュアでないワイヤレスアクセスポイントの各々への距離と、セキュアでないワイヤレスアクセスポイントから受信される署名がされていない位置情報と、損なわれていない署名がされている位置とに基づき、モバイルコンピューティングデバイスの位置を決定するように構成される、付記28〜29に記載のデバイス。
1つ以上の例では、記載される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、その任意の組み合わせにおいて実現され得る。当該機能は、ソフトウェアで実現される場合、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ読取可能媒体上に格納され得るか、またはコンピュータ読取可能媒体を介して送信され得、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ読取可能記憶媒体を含み得、データ記憶媒体のような有形的な媒体に対応するか、または、たとえば通信プロトコルに従ってある場所から別の場所へコンピュータプログラムの転送を促進する任意の媒体を含む通信媒体に対応する。これにより、コンピュータ読取可能媒体は一般に、(1)一時的でない有形的なコンピュータ読取可能記憶媒体、または、(2)信号もしくは搬送波のような通信媒体に対応し得る。データ記憶媒体は、この開示に記載される技術の実現のために命令、コードおよび/またはデータ構造を抽出するよう、1つ以上のコンピュータまたは1つ以上のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。コンピュータプログラムプロダクトはコンピュータ読取可能媒体を含み得る。
限定ではなく例として、そのようなコンピュータ読取可能記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、または、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを格納するために使用され得るとともにコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の記憶媒体を含み得る。さらに、如何なる接続も適宜コンピュータ読取可能媒体と称される。たとえば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア(twisted pair)、デジタル加入者線(DSL: digital subscriber line)、または、赤外線、無線およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して命令がウェブサイト、サーバまたは他のリモートソースから送信される場合、当該同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線およびマイクロ波のようなワイヤレス技術が、媒体の定義に含まれる。しかしながら、コンピュータ読取可能記憶媒体およびデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号または他の一時的な媒体を含んでおらず、その代りに、一時的でない有形的な記憶媒体に向けられているということが理解されるべきである。本願明細書において使用されるようなディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD: compact disc)、レーザーディスク(登録商標)(laser disc)、光学ディスク(optical disc)、デジタルバーサタイルディスク(DVD: digital versatile disc)、フロッピー(登録商標)ディスク(floppy disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(Blu-ray(登録商標)disc)を含んでおり、ディスク(disk)は通常磁気的にデータを再生するものであり、ディスク(disc)はレーザーにより光学的にデータを再生するものである。上記のものの組み合わせもコンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
命令は、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP: digital signal processor)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC: application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA:field programmable logic array)、または、他の同等な集積論理回路または離散論理回路といった1つ以上のプロセッサによって実行され得る。したがって、本願明細書において使用される「プロセッサ」という用語は、本願明細書において記載される技術の実現に好適である上記の構造のいずれかまたは任意の他の構造を指し得る。さらに、いくつかの局面では、本願明細書において記載される機能は、専用ハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール内で提供され得る。さらに、当該技術は、1つ以上の回路または論理要素において完全に実現され得る。
この開示の技術は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)またはICのセット(たとえばチップセット)を含むさまざまなデバイスまたは装置において実現され得る。さまざまなコンポーネント、モジュールまたはユニットはこの開示において、開示された技術を実行するように構成されるデバイスの機能的な局面を強調するよう記載されているが、必ずしも異なるハードウェアユニットによる実現を必要としない。むしろ、上述したように、さまざまなユニットは、あるハードウェアユニットにおいて組み合わされ得るか、または、好適なソフトウェアおよび/またはファームウェアに関連して、上述したように1つ以上のプロセッサを含む協働可能であるハードウェアユニットの集合によって提供され得る。
さまざまな例が記載された。上記の例はWi−Fiネットワークの文脈において記載されているが、上記の技術は、任意のワイヤレスローカルエリアネットワークにおいて使用され得る。これらの例および他の例は添付の請求の範囲の範囲内にある。

Claims (15)

  1. ワイヤレスアクセスポイントから前記ワイヤレスアクセスポイントと複数の他のワイヤレスアクセスポイントとの間のそれぞれの距離を表す位置データを位置プロバイダシステムによって受信することと、
    複数のネットワークデバイスから、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数のネットワークデバイスとの間のそれぞれの距離を表わす他の位置データを前記位置プロバイダシステムによって受信することと、
    前記ワイヤレスアクセスポイントから受信される前記位データと、前記複数のネットワークデバイスから受信される前記他の位置データとに基づき、前記位データ前記他の位置データとは異なるしきい値量より大きいかどうか前記位置プロバイダシステムによって決定することと、
    記位データが異なる前記しきい値量より大きいと決定することに応答して、前記複数のネットワークデバイスからの前記他の位置データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの位置を前記位置プロバイダシステムによって決定することと、
    記位データが異なる前記しきい値量以下であると決定することに応答して、前記ワイヤレスアクセスポイントからの記位データに基づいて前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置を前記位置プロバイダシステムによって決定することと、
    署名された位置データを形成するために、クレデンシャルにより前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置に前記位置プロバイダシステムによって署名することと、
    前記署名された位置データを前記ワイヤレスアクセスポイントに前記位置プロバイダシステムによって通信することとを含む、方法。
  2. 前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置を決定することに応答して、前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置と、トークンと、ソース識別子とを含むタプルを前記位置プロバイダシステムによって生成することをさらに含み、
    前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置に署名することは、前記署名された位置データを形成するために、前記位置プロバイダシステムの公開鍵により前記タプルに署名することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置が最後に決定されてからしきい値量の時間が経過したかどうかを前記位置プロバイダシステムによって決定することをさらに含み、さらに、
    前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置が最後に決定されてから少なくとも前記しきい値量の時間が経過したと決定することに応答して、
    記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントとの間のそれぞれのアップデートされた距離を表すアップデートされた位データを前記ワイヤレスアクセスポイントから前記位置プロバイダシステムによって受信することと、
    前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数のネットワークデバイスとの間のそれぞれのアップデートされた距離を表わすアップデートされた他の位置データを前記複数のネットワークデバイスから前記位置プロバイダシステムによって受信することと、
    前記ワイヤレスアクセスポイントから受信される前記アップデートされた位置データと、前記複数のネットワークデバイスから受信される記アップデートされた他の位置データとに基づき、前記アップデートされた位置データ、前記アップデートされた位置データとは異なるしきい値量より大きいかどうかを前記位置プロバイダシステムによって決定することとを含み、さらに、
    前記アップデートされた位置データが異なる前記しきい値量より大きいと決定することに応答して、
    前記ワイヤレスアクセスポイントが悪意のあるワイヤレスアクセスポイントであると前記位置プロバイダシステムによって決定することと、
    前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置をアップデートすることを差し控えることとを含み、さらに、
    前記アップデートされた位置データが異なる前記しきい値量以下であると決定することに応答して、
    前記ワイヤレスアクセスポイントについてのアップデートされた位置を前記位置プロバイダシステムによって決定することと、
    署名されたアップデートされた位置データを形成するために、前記クレデンシャルにより前記ワイヤレスアクセスポイントの前記アップデートされた位置を前記位置プロバイダシステムによって署名することとを含み、前記署名されたアップデートされた位置データは前記位置データが最後にアップデートされた時間を含んでおり、さらに、
    前記署名されたアップデートされた位置データを前記ワイヤレスアクセスポイントに、前記位置プロバイダシステムによって通信することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントとの間のそれぞれの距離を表す前記位置データは前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々についてのそれぞれの受信信号強度インジケーション情報、または、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々との間のラウンドトリップトラベルタイム推定のうちの1つ以上を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々についての前記受信信号強度インジケーション情報、または、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々との間の前記それぞれのラウンドトリップトラベルタイム推定のうちの1つ以上に基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々との間の距離を前記位置プロバイダシステムによって決定することをさらに含み、
    記位置データが前記他の位置データと異なる前記しきい値量より大きいか否かを決定することは、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々との間の前記距に基づく、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置は、前記ワイヤレスアクセスポイントの緯度および経度を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 記位データはさらに、前記ワイヤレスアクセスポイントのベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(basic service set identification)を含んでおり、
    前記署名された位置データは、前記ワイヤレスアクセスポイントの前記ベーシックサービスセットアイデンティフィケーションを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. ワイヤレスアクセスポイントから前記ワイヤレスアクセスポイントと複数の他のワイヤレスアクセスポイントとの間のそれぞれの距離を表す位データを受信し、かつ、複数のネットワークデバイスから、記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数のネットワークデバイスとのそれぞれの距離を表わす他の位置データを受信するネットワークインターフェイスと、
    1つ以上のモジュールを格納するメモリと、
    1つ以上のプロセッサとを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記1つ以上のモジュールを実行して、
    前記ワイヤレスアクセスポイントから受信される前記位データと、前記複数のネットワークデバイスから受信される他の位置データとに基づき、前記位データ前記他の位置データとは異なるしきい値量より大きいかどうか決定することと、
    記位データが異なる前記しきい値量より大きいと決定することに応答して、前記複数のネットワークデバイスからの前記他の位置データに基づいて、前記ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することと、
    記位データが異なる前記しきい値量以下であると決定することに応答して、前記ワイヤレスアクセスポイントからの記位データに基づいて前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置を決定することと、
    署名された位置データを形成するためにクレデンシャルにより前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置に署名することと、
    前記署名された位置データを前記ワイヤレスアクセスポイントに前記ネットワークインターフェイスを介して通信することとを行う、位置プロバイダシステム。
  9. 前記1つ以上のプロセッサはさらに、前記1つ以上のモジュールを実行して、
    前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置を決定することに応答して、前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置と、トークンと、ソース識別子とを含むタプルを生成することと、
    前記署名された位置データを形成するために前記位置プロバイダシステムの公開鍵により前記タプルに署名することとを行う、請求項8に記載の位置プロバイダシステム。
  10. 前記1つ以上のプロセッサはさらに、前記1つ以上のモジュールを実行して、
    前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置が最後に決定されてからしきい値量の時間が経過したかどうかを決定することと、
    前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置が最後に決定されてから少なくとも前記しきい値量の時間が経過したと決定することに応答して、
    前記ワイヤレスアクセスポイントから前記ネットワークインターフェイスを介して、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの間のそれぞれのアップデートされた距離を表すデータを表わすアップデートされた位置データを受信することと、
    前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントから前記ネットワークインターフェイスを介して、記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数のネットワークデバイスとの間のそれぞれのアップデートされた位置データを受信することと、
    前記ワイヤレスアクセスポイントから受信される前記アップデートされた位置データと、前記複数のネットワークデバイスから受信される記アップデートされた他の位置データとに基づき、前記アップデートされた位置データ、前記アップデートされた位置データとは異なる前記しきい値量より大きいかどうかを決定することとを行い、さらに、
    前記アップデートされた位置データが異なる前記しきい値量より大きいと決定することに応答して、
    前記ワイヤレスアクセスポイントが悪意のあるワイヤレスアクセスポイントであると決定することと、
    前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置をアップデートすることを差し控えることとを行い、さらに、
    前記アップデートされた位置が異なる前記しきい値量以下であると決定することに応答して、
    前記ワイヤレスアクセスポイントについてアップデートされた位置を決定することと、
    署名されたアップデートされた位置データを形成するために、前記クレデンシャルにより前記ワイヤレスアクセスポイントの前記アップデートされた位置を署名することとを行い、前記署名されたアップデートされた位置データは前記位置データが最後にアップデートされた時間を含んでおり、さらに、
    前記署名されたアップデートされた位置データを前記ワイヤレスアクセスポイントに、前記ネットワークインターフェイスを介して通信することを行う、請求項8または9に記載の位置プロバイダシステム。
  11. 前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントとの間のそれぞれの距離を表す前記位置データは、前記他のワイヤレスアクセスポイントの各々についての受信信号強度インジケーション情報、または、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々との間のそれぞれのラウンドトリップトラベルタイム推定のうちの1つ以上を含む、請求項8〜10のいずれか1項に記載の位置プロバイダシステム。
  12. 前記1つ以上のプロセッサはさらに、前記1つ以上のモジュールを実行して、
    複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々についての前記受信信号強度インジケーション情報、または、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々との間の前記ラウンドトリップトラベルタイム推定のうちの1つ以上に基づき、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々との間のそれぞれの距離を決定することを行ない
    前記位置データが異なる前記しきい値量より大きいか否かを決定することは、前記ワイヤレスアクセスポイントと前記複数の他のワイヤレスアクセスポイントの各々との間の距に基づく、請求項11に記載の位置プロバイダシステム。
  13. 前記ワイヤレスアクセスポイントの前記位置は前記ワイヤレスアクセスポイントの緯度および経度を含む、請求項8〜12のいずれか1項に記載の位置プロバイダシステム。
  14. 記位データはさらに、前記ワイヤレスアクセスポイントのベーシックサービスセットアイデンティフィケーション(basic service set identification)を含んでおり、
    前記署名された位置データは、前記ワイヤレスアクセスポイントの前記ベーシックサービスセットアイデンティフィケーションを含む、請求項8〜13のいずれか1項に記載の位置プロバイダシステム。
  15. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させる、プログラム。
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