JP6694854B2 - 収納機構 - Google Patents

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Description

本発明は、自動収容機構を備える収納機構に関する。本発明の収納機構は、例えば、冷蔵庫の野菜室もしくは冷凍室、又は家具、例えば、机もしくはキャビネットの引出しとして使用することができる。
特許文献1には、冷蔵庫本体の箱体と、その箱体の両側の内面それぞれに配置される固定レールと、それらの固定レールの前端付近に回転自在に取り付けられる固定ローラーと、箱体に収容される野菜室の前面を形成する引出し式扉と、その引出し式扉の裏面の両側それぞれに固定され、水平方向に延存する可動レールと、それらの可動レールの引出し式扉とは反対側の先端に配置され、固定レールに沿って回動する可動ローラーとを備える、レール引出し装置が開示されている。
また、特許文献2には、冷蔵庫本体と、その本体に出し入れ可能に収容されるケースと、そのケースの底部外側の両側に設けられた歯板と、その歯板と歯合可能に冷蔵庫本体に設けられた歯車と、その歯車を駆動する駆動モータと、その駆動モータを駆動するためのスイッチとを備える、ケース引出し装置が開示されている。
実開昭55−126187号公報 特開平02−103388号公報
本発明者は、収納用の引出しが収容された筐体から人為的にその引出しを引き出した後に、その引出しを自動的に筐体に収容する収納機構について鋭意研究を重ねた結果、必要な部品が少なく、構造が簡単であり、従って、部品コストや組み立てコストを軽減することが可能な、自動収容機構を備える収納機構を開発することに成功した。
特許文献1に記載のレール引出し装置には、野菜室を箱体に自動的に収容するための機構が備わっていないので、人為的に野菜室を箱体に収容することが必要であるという欠点がある。
特許文献2に記載のケース引出し装置では、冷蔵庫本体からのケースの引き出しと、冷蔵庫本体へのケースの収容との両方を自動で行うこと考慮しているために、必要な部品が多く、構造が複雑となり、更に電気型駆動モータを使用する必要があるので、部品コストや組み立てコストが高くなってしまう欠点がある。
前記の課題は、本発明による、
収納用の引出し2と、一面が開口し、前記引出しをスライド移動により収容可能な筐体1と、前記引出しを前記筐体に自動に収容することを可能にする自動収容機構3とを備える、収納機構10であって、
前記自動収容機構が、
(1)前記筐体の右側面壁13内側及び左側面壁14内側の開口部側にそれぞれに設けた右側垂直ガイドレール40及び左側垂直ガイドレール42と、
(2)前記引出しの右側面壁22外側及び左側面壁23外側の、正面側下方から背面側上方に沿って、それぞれに設けた右側傾斜ガイドレール30及び左側傾斜ガイドレール32と、
(3)前記右側垂直ガイドレール及び前記右側傾斜ガイドレールに沿って移動可能な右側ローラー60であって、前記右側ローラーが、前記右側垂直ガイドレールに沿って移動可能な第一車輪64と、前記右側傾斜ガイドレールに沿って移動可能な第二車輪65と、その一方の端部に第一車輪を直接に若しくは間接的に連結し、更にもう一方の端部に第二車輪を直接に若しくは間接的に連結するための連結バー66とを含む、前記右側ローラーと、
(4)前記左側垂直ガイドレール及び前記左側傾斜ガイドレールに沿って移動可能な左側ローラー62であって、前記左側ローラーが、前記左側垂直ガイドレールに沿って移動可能な第一車輪64と、前記左側傾斜ガイドレールに沿って移動する第二車輪65と、その一方の端部に第一車輪を直接に若しくは間接的に連結し、更にもう一方の端部に第二車輪を直接に若しくは間接的に連結するための連結バー66とを含む、前記左側ローラーと、
(5)一方の端部が前記筐体の内側底面壁16の右側面壁側に取り付けられ、もう一方の端部が前記右側ローラーの連結バーに取り付けられる、右側付勢手段50と、
(6)一方の端部が前記筐体の内側底面壁16の左側面壁側に取り付けられ、もう一方の端部が前記左側ローラーの連結バーに取り付けられる、左側付勢手段52と、
を含み;
前記引出しが前記筐体に完全に収容された状態では、前記右側ローラーは、第一車輪が前記右側垂直ガイドレールの下部に位置し、且つ、第二車輪が前記右側傾斜ガイドレールの下部に位置するように配置され、また同時に、前記左側ローラーは、第一車輪が前記左側垂直ガイドレールの下部に位置し、第二車輪が前記右側傾斜ガイドレールの下部に位置するように配置され;
前記筐体から前記引出しが引き出されることによって、前記右側ローラーは、前記右側垂直ガイドレール及び前記右側傾斜ガイドレールに沿って、また同時に、前記左側ローラーは、前記左側垂直ガイドレール及び前記左側傾斜ガイドレールに沿って、それぞれ、第一車輪が筐体に対して底面側から上面側の方向に向かって略垂直に移動すると同時に、第二車輪が引出しに対して正面側下方から背面側上方に向かって斜めに移動し、この移動によって、前記右側ローラー及び前記左側ローラーが、それぞれ、前記右側付勢手段及び前記左側付勢手段によって、筐体の底面方向に付勢力が付与され;そして、
前記筐体への前記引出しの収容が、前記付勢力により前記右側ローラー及び前記左側ローラーが、それぞれ、元の位置に戻ることによって行われる、
前記収納機構によって解決することができる。
本発明による収納機構の好ましい態様によれば、前記右側付勢手段及び/又は前記左側付勢手段が、屈曲手段によって、筐体の内側底面壁に沿って配置される水平付勢部と、筐体の底面壁から略垂直方向に沿って配置される垂直付勢部とを有することができる。
本発明による収納機構の別の好ましい態様によれば、前記右側傾斜ガイドレール及び前記左側傾斜ガイドレールの背面上方側端部に、水平ガイドレールを設けることができる。
本明細書において、位置関係を示す用語(例えば、上面、底面、右側面、左側面、正面、背面、上方、下方、上部、底部、及び垂直)は、特に断らない限り、本発明による収納機構を通常の方法で使用している状態で、正面から観察した場合における位置関係について用いるものとする。
本発明による自動収容機構を備える収納機構は、収納用の引出しが収容された筐体から人為的にその引出しを引き出した後に、その引出しを自動的に筐体に収容することが可能であり、更に、従来の自動収容機構を備える収納機構と比較して、必要な部品が少なく、構造が簡単であり、従って、部品コストや組み立てコストを軽減することが可能である。
本発明による収納機構の一態様の分解斜視図である。 図1に示す本発明の一態様に関して、筐体に収納用の引出しを完全に収納した状態において、筐体の筐体上面壁を仮想的に取り外した状態の仮想平面図である。 図1に示す本発明の一態様において、垂直ガイドレール及び傾斜ガイドレールへのローラーの設置方法、及びそれらのガイドレールにおけるローラーの移動方法を示す斜視図である。 本発明で用いることのできる各種ローラーの平面図である。 本発明で用いることのできる傾斜ガイドレール、及びそれに設置される車輪の別の態様を示す斜視図である。 傾斜ガイドレールとローラーと付勢手段との関係を示す仮想左側面図である。
以下、本発明による収納機構を添付図面に沿って説明するが、本発明はこの添付図面に示す態様に限定されるものではない。以下、本発明による収納機構の好ましい態様を、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による収納機構10の一態様を示す分解斜視図であり、図2は、同態様に関して、筐体1に収納用の引出し2を完全に収納した状態において、筐体1の筐体上面壁15を仮想的に取り外した状態の仮想平面図であり、図3は、同態様において、左側垂直ガイドレール42及び左側傾斜ガイドレール32への左側ローラー62の設置方法、及びそれらのガイドレールにおけるローラーの移動方法を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明による収納機構10は、筐体1(例えば、冷蔵庫の本体若しくはその一部、又は机若しくはキャビネット、若しくはその一部)と、収納用の引出し2(例えば、野菜室若しくは冷凍室、又は机若しくはキャビネットの引出し)と、収納用の引出し2を筐体1に自動に収容することを可能にする自動収容機構3とを含む。
筐体1は、一般的に、筐体右側面壁13と、筐体左側面壁14と、筐体上面壁15と、筐体底面壁16と、筐体背面壁17とから主に形成され、正面側に開口部を有する柱状体(立方体状又は直方体状の柱状体)である。筐体1は、収納用の引出し2を収容するための引出し用収容室12を有することができる。
収納用の引出し2は、一般的に、引出し右側面壁22と、引出し左側面壁23と、引出し底面壁24と、引出し正面壁25と、引出し背面壁26とから主に形成され、上面側に開口部を有する柱状体(立方体状又は直方体状の柱状体)である。収納用の引出し2は、例えば、野菜類、冷凍食品、筆記具類、書類、備品などを収納するための収納室20を有することができる。
引出し正面壁25には、収納用の引出し2を筐体1から引き出すことを容易にするために、取手72を取り付けることができる。
筐体1の引出し用収容室12から収納用引出し2の引き出し、及び筐体1の引出し用収容室12への収納用引出し2の収容は、筐体底面壁16に対して収納用の引出し2を平行に移動させるようなスライド移動によって行うことができる。
このスライド移動は、公知の方法、例えば、筐体底面壁16の内側に設けたガイドレール、及び引出し底面壁24の外側に設け、そのガイドレールに沿って移動可能なローラー(図示せず)を使用することによって、容易に行うことができる。
図2に示すように、筐体右側面壁13と引出し右側面壁22との間のスペース、及び筐体左側面壁14と引出し左側面壁23との間のスペースにおいて、それぞれ、自動収容機構3が配置される。
引出し正面壁25の周囲四方には、筐体1の開口部を完全に覆うように、ツバ部27を設けることができる。このツバ部27を設けることによって、自動収容機構3を保護することができる。
自動収容機構3は、垂直ガイドレールとしての右側垂直ガイドレール40及び左側垂直ガイドレール42、傾斜ガイドレールとしての右側傾斜ガイドレール30及び左側傾斜ガイドレール32、ローラーとしての右側ローラー60及び左側ローラー62、並びに付勢手段としての右側付勢手段50及び左側付勢手段52を含む。ローラーは、垂直ガイドレール及び傾斜ガイドレールに沿って移動する。付勢手段の端部の一方は、ローラーに取り付けられ、端部のもう一方は、筐体底面壁16に取り付けられている。
筐体右側面壁13の内側及び筐体左側面壁14の内側には、それぞれ、開口部側に、右側垂直ガイドレール40及び左側垂直ガイドレール42を、筐体底面壁16に対して、略垂直方向に設けることができる。
右側垂直ガイドレール40の上端部及び左側垂直ガイドレール42の上端部と筐体上面壁15との間には、それぞれのガイドレーの上端部側からローラー60,62を設置するためのスペースを設けることが好ましい。
右側垂直ガイドレール40及び左側垂直ガイドレール42の短手方向の断面形状は、垂直ガイドレール40,42からローラー60,62を脱輪させないようにするために、断面C字状にすることが好ましい。
右側垂直ガイドレール40及び左側垂直ガイドレール42は、例えば、可撓性材料(例えば、プラスチック材料)、又は金属性材料(例えば、鉄)からなる。
引出し右側面壁22の外側、及び引出し左側面壁23の外側には、それぞれ、正面側下方から背面側上方に沿って、右側傾斜ガイドレール30及び左側傾斜ガイドレール32を設けることができる。
右側傾斜ガイドレール30及び左側傾斜ガイドレール32には、それぞれ、背面上方側端部に、引出し底面壁24に対して水平である水平ガイドレール34を設けることができる。この水平ガイドレール34は、正面下方側端部及び/又は傾斜ガイドレールの途中にも設けることができる。この水平ガイドレール34を設けることによって、この水平部においてローラーを一時的に停止させることができる。
右側傾斜ガイドレール30及び左側傾斜ガイドレール32には、それぞれ、正面下方側端部及び/又は背面上方側端部において、底部ストッパー35及び/又は上部ストッパー36を設けることができる。これらのストッパーを設けることによって、ローラーが、傾斜ガイドレールの正面下方側端部から更に正面側に、又は傾斜ガイドレールの背面上方側端部から更に背面側に脱輪することを防止することができる。
傾斜ガイドレール30,32の傾斜は、正面側下方から背面側上方に沿って、直線状に傾斜させたり、湾曲状に傾斜させたり、直線状と湾曲状とを組み合わせて傾斜させることができる。背面側上方の傾斜角度を、正面側下方の傾斜角度よりも大きくすること、すなわち、背面側上方から正面側下方に向かって徐々に緩やかに傾斜させることが、収納用の引出し2を筐体1に静かに滑らかに収容する観点で好ましい。
右側傾斜ガイドレール30及び左側傾斜ガイドレール32は、例えば、可撓性材料(例えば、プラスチック材料)、又は金属性材料(例えば、鉄)からなる。
右側ローラー60は、右側垂直ガイドレール40及び右側傾斜ガイドレール30に沿って移動し、一方、左側ローラー62は、左側垂直ガイドレール42及び左側傾斜ガイドレール32に沿って移動する。
以下、左側ローラー62の具体的態様、並びに、左側ローラー62と左側垂直ガイドレール42及び左側傾斜ガイドレール32との関係を図3〜図5に沿って説明する。なお、右側ローラー60の具体的態様、並びに、右側ローラー60と右側垂直ガイドレール40及び右側傾斜ガイドレール30との関係は、左側ローラーと同様である。
左側ローラーは、図4(a)に示すように、連結バー66の両側端部に第一車輪側補助バー67及び第二車輪側補助バー68を設けて、そして、第一車輪側補助バー67に2個の第一車輪64を取り付けて、更に第二車輪側補助バー68に2個の第二車輪65を取り付けることができる。すなわち、第一車輪64及び第二車輪65は、第一車輪側補助バー67又は第二車輪側補助バー68を介して、連結バー66に間接的に連結している。
図3に示すように、第一車輪側補助バー67及び第二車輪側補助バー68は、連結バー66の軸周りに回転させることができる。第一車輪64は、第一車輪側補助バー67の軸周りに回転させることが可能であり、また、第二車輪65は、第二車輪側補助バー68の軸周りに回転させることが可能である。
第一車輪64は、図4(b)に示すように、1個にすることもできる。車輪が1個の場合には、第一車輪側補助バー67を介さずに、第一車輪64を連結バー66に直接取り付けることができる。もちろん、第一車輪側補助バー67を介して、第一車輪64を連結バー66に間接的に取り付けることもできる。
第一車輪64及び第二車輪65の車輪の数は特に限定されない。第一車輪64及び第二車輪65をそれぞれ1個にしたり、それぞれを複数個(例えば、2個、3個、又は4個)にしたり、一方の車輪を1個にして、他方の車輪を複数個にすることもできる。
第一車輪64及び第二車輪65は、例えば、可撓性材料(例えば、プラスチック材料)、金属性材料(例えば、鉄)、エラストマー性材料、又はゴム性材料からなる。
第一車輪64の左側垂直ガイドレール42への設置は、第一車輪側補助バー67を使用する場合(例えば、車輪が複数個の場合)には、図3に示すように、第一車輪側補助バー67の長手方向を左側垂直ガイドレール42の長手方向に対して平行になるような向きにして、その後、左側垂直ガイドレール42の上端部側から、車輪移動用空間44に第一車輪64をA方向に挿入し、同時に、バー移動用空間46に、第一車輪側補助バー67をA方向に挿入することによって行われる。
第一車輪64を連結バー66に直接取り付けた場合(例えば、車輪が1個の場合)には、第一車輪側補助バー67を左側垂直ガイドレール42の長手方向に対して平行にする操作は不要となる。
第一車輪64は、左側垂直ガイドレール42の車輪移動用空間44をB方向に垂直(上下)移動し、第一車輪側補助バー67は、垂直ガイドレール42のバー移動用空間46をB方向に垂直(上下)移動させることができる。
なお、連結バー66及び第一車輪側補助バー67の垂直(上下)移動する空間は、車輪移動用空間44であっても、バー移動用空間46であっても、又はそれ以外の空間であってもよい。
車輪移動用空間44は、第一車輪64の短手方向の面(トレッド面)が左側垂直ガイドレール42の短手方向の内側面とわずかに接触することが可能な程度の空間であることが好ましい。
バー移動用空間46の短手方向の断面積は、左側垂直ガイドレール42に設置された第一車輪64が左側傾斜ガイドレール32側に脱輪しないようにするために、車輪移動用空間44の短手方向の断面積よりも小さくすることが好ましい。
第二車輪65は、図3に示すように、左側傾斜ガイドレール32に設けた帯状溝38に設置することができる。このような設置によって、筐体1から収納用の引出し2がスライド移動する際に、すなわち、左側傾斜ガイドレール32が第二車輪65に対してC方向に移動する際に、左側傾斜ガイドレール32から第二車輪65が脱輪することが防止することができる。
また、図5(a)及び図5(b)に示すように、左側傾斜ガイドレール32に設けた凸部39と、第二車輪65に設けたと車輪溝69を係合させることによって脱輪を防止することもできる。なお、図5(b)は、図5(a)に示す第二車輪65の平面図である。
付勢手段50,52をローラー60,62の連結バー66に予め取り付けた後に、垂直ガイドレール40,42及び傾斜ガイドレール30,32にローラー60,62を設置することができる。
また、垂直ガイドレール40,42及び傾斜ガイドレール30,32にローラー60,62を設置した後に、付勢手段50,52をローラー60,62の連結バー66に取り付けることもできる。
収納用の引出し2の右側面壁22及び左側面壁23には、それぞれ、ローラー60,62を垂直ガイドレール40,42及び傾斜ガイドレール30,32に設置するためのローラー着脱用扉70を設けることができる。ローラー着脱用扉70の設置位置は、右側面壁22及び左側面壁23であれば、特に限定されない。
垂直ガイドレール40,42及び傾斜ガイドレール30,32へのローラー60,62の設置は、図6(b)に示す状態にした後に、収納用の引出し2の収納室20側からローラー着脱用扉70を取り外して、収納室20側から行うことができる。
例えば、掃除などにおいて筐体1と収納用の引出し2とを完全に分離したい場合には、ローラー着脱用扉70を使用して、ローラー60,62と垂直ガイドレール32,42及び傾斜ガイドレール30,32との係合状態を解放することによって行うことができる。
右側付勢手段50は、その一方の端部が筐体1の底面壁16内側の右側面壁13側に取り付けられ、もう一方の端部が右側ローラー60の連結バー66に取り付けられる。
左側付勢手段52は、その一方の端部が筐体1の底面壁16内側の左側面壁14側に取り付けられ、もう一方の端部が左側ローラー62の連結バー66に取り付けられる。
右側付勢手段50及び左側付勢手段52の底面壁16への取り付けは、公知の手段、例えば、ネジなどの締結手段74によって行うことができる。右側付勢手段50及び左側付勢手段52の連結バー66への取り付けは、連結バー66に直接引っ掛けて取り付けることも、公知の固定手段によって取り付けることもできる。
右側ローラー60及び左側ローラー62は、それぞれ、右側付勢手段50又は左側付勢手段52によって、底面壁16の方向に付勢されている。
右側付勢手段50及び/又は左側付勢手段52は、図1に示すように、屈曲手段58によって、筐体1の底面壁16内側に沿って配置される水平付勢部54と、筐体1の底面壁16から略垂直方向(すなわち、垂直ガイドレールの長手方向)に沿って配置される垂直付勢部56とを有することができる。右側付勢手段50及び/又は左側付勢手段52は、垂直付勢部56のみを有することもできる。
右側付勢手段50及び/又は左側付勢手段52が水平付勢部54と垂直付勢部56との両方を有する場合には、垂直付勢部56のみを有する場合と比較して、強い付勢力を有することができる。
付勢手段50,52は、例えば、バネである。屈曲手段58は、直線状の付勢手段を水平付勢部54と垂直付勢部56との両方を有することのできるようにする任意の公知手段、例えば、回転ローラーである。
次に、収納用の引出し2が収容された筐体1から人為的にその引出しを引き出した後に、その引出しを自動的に収容する収納機構について、左側傾斜ガイドレール32と左側ローラー62と左側付勢手段52との関係を例に挙げて具体的に説明する。
図6(a)は、筐体1に収納用の引出し2を完全に収納し、筐体左側面壁14、左側垂直ガイドレール42、第一車輪64、及び第一車輪側補助バー67を仮想的に取り除した状態における、左側傾斜ガイドレール32と左側ローラー62と左側付勢手段52との関係を示す仮想左側面図である。
図6(b)は、図6(a)に示す状態から収納用の引出し2を筐体1から引き出す途中の状態を示す仮想左側面図である。
図6(c)は、筐体1から収納用引出し2を完全に引き出した状態を示す仮想左側面図である。
筐体1に収納用の引出し2を完全に収納された状態では、左側ローラー62は、左側傾斜ガイドレール32及び左側垂直ガイドレール42の下部に位置するように配置される。例えば、第二車輪65は、図6(a)に示すように、左側傾斜ガイドレール32の下部に位置するように配置される。また、第一車輪64は、左側垂直ガイドレール42の下部に位置するように配置される(図示せず)。
右側ローラー60は、左側ローラー62と同様に、筐体1に収納用の引出し2を完全に収納された状態において、右側傾斜ガイドレール30及び右側垂直ガイドレール40の下部に位置するように配置される。
収納用の引出し2を筐体1から引き出すことによって、左側ローラー62は、左側傾斜ガイドレール32及び左側垂直ガイドレール42に沿って、筐体底面壁16側から筐体上面壁15側に向かって上方向に移動する。
すなわち、左側ローラー62の第二車輪65は、図6(b)に示すように、左側傾斜ガイドレール32に沿って、収納用の引出し2に対して正面側下方から背面側上方に向かって斜めに移動する。一方、左側ローラー62の第一車輪64は、図6に示していないが、左側垂直ガイドレール42の長手方向に沿って上方向に移動する(すなわち、筐体1の底面壁16に対して略垂直上方向に移動する)。
この左側ローラー62の略垂直上方向の移動によって、左側付勢手段52の垂直付勢部56は、筐体1の底面壁16に対して略垂直上方向に伸びて、更に、左側付勢手段52の水平付勢部54は、筐体1の底面壁16に対して水平方向に伸びる。すなわち、左側ローラー62は、左側付勢手段52によって、筐体1の底面壁16側に付勢力が付与される。
左側ローラー62は、左側付勢手段52によって筐体1の底面壁16側に付勢力が付与されているので、例えば、図6(b)に示す状態で外部からの力を無くすと、その付勢力及び左側傾斜ガイドレール32の傾斜によって、左側ローラー62は、左側傾斜ガイドレール32及び左側垂直ガイドレール42に沿って筐体1の底面壁16側に向かって移動して、最終的には、図6(a)に示す状態の元の位置に戻すことができる。
収納用の引出し2を筐体1から引き出す距離が長くなればなるほど、左側ローラー62が上方向に移動する距離が長くなり、左側付勢手段52が大きく伸びる。すなわち、左側付勢手段52が大きく伸びることによって、左側ローラー62に対する付勢力を大きくすることができるので、図6(c)に示す状態の付近まで引出し2を引き出したとしても、ローラー62を元の位置に戻すことができる。
右側ローラー60についても、左側ローラー62と同様に、右側付勢手段50の付勢力によって、元の位置に戻すことができる。
図6(c)に示すように筐体1から収納用引出し2を完全に引き出した場合には、左側ローラー62は、水平ガイドレール34に位置するので、その位置でローラー62を一時的に停止させることができる。すなわち、外部から力を与えない限り、収納用引出し2を完全に引き出した状態を維持し続けることができる。
図6(c)に示す状態から筐体1に引出し2を少し収容することによって、ローラー62は、水平ガイドレール34から傾斜ガイドレール32に移動させることができ、これによって、維持状態が解放され、ローラー62を元の位置に戻すことができる。
右側ローラー60についても、左側ローラー62と同様に、水平ガイドレール34上で一時的に停止させることができ、その維持状態を開放することにより、右側付勢手段50の付勢力によって、元の位置に戻すことができる。
1・・・筐体;2・・・収納用引出し;3・・・自動収容機構;10・・・収納機構;
12・・・引出し用収容室;13・・・筐体右側面壁;14・・・筐体左側面壁;
15・・・筐体上面壁;16・・・筐体底面壁;17・・・筐体背面壁;
20・・・収納室;22・・・引出し右側面壁;23・・・引出し左側面壁;
24・・・引出し底面壁;25・・・引出し正面壁;26・・・引出し背面壁;
27・・・ツバ部;30・・・右側傾斜ガイドレール;
32・・・左側傾斜ガイドレール;34・・・水平ガイドレール;
35・・・底部ストッパー;36・・・上部ストッパー;38・・・帯状溝;
39・・・凸部;40・・・右側垂直ガイドレール;42・・・左側垂直ガイドレール;
44・・・車輪移動用空間;46・・・バー移動用空間;50・・・右側付勢手段;
52・・・左側付勢手段;54・・・水平付勢部;56・・・垂直付勢部;
58・・・屈曲手段;60・・・右側ローラー;62・・・左側ローラー;
64・・・第一車輪;65・・・第二車輪;66・・・連結バー;
67・・・第一車輪側補助バー;68・・・第二車輪側補助バー;69・・・車輪溝;
70・・・ローラー着脱用扉;72・・・取手;74・・・締結手段;

Claims (3)

  1. 収納用の引出しと、一面が開口し、前記引出しをスライド移動により収容可能な筐体と、前記引出しを前記筐体に自動に収容することを可能にする自動収容機構とを備える、収納機構であって、
    前記自動収容機構が、
    (1)前記筐体の右側面壁内側及び左側面壁内側の開口部側にそれぞれに設けた右側垂直ガイドレール及び左側垂直ガイドレールと、
    (2)前記引出しの右側面壁外側及び左側面壁外側の、正面側下方から背面側上方に沿って、それぞれに設けた右側傾斜ガイドレール及び左側傾斜ガイドレールと、
    (3)前記右側垂直ガイドレール及び前記右側傾斜ガイドレールに沿って移動可能な右側ローラーであって、前記右側ローラーが、前記右側垂直ガイドレールに沿って移動可能な第一車輪と、前記右側傾斜ガイドレールに沿って移動可能な第二車輪と、その一方の端部に第一車輪を直接に若しくは間接的に連結し、更にもう一方の端部に第二車輪を直接に若しくは間接的に連結するための連結バーとを含む、前記右側ローラーと、
    (4)前記左側垂直ガイドレール及び前記左側傾斜ガイドレールに沿って移動可能な左側ローラーであって、前記左側ローラーが、前記左側垂直ガイドレールに沿って移動可能な第一車輪と、前記左側傾斜ガイドレールに沿って移動する第二車輪と、その一方の端部に第一車輪を直接に若しくは間接的に連結し、更にもう一方の端部に第二車輪を直接に若しくは間接的に連結するための連結バーとを含む、前記左側ローラーと、
    (5)一方の端部が前記筐体の内側底面壁の右側面壁側に取り付けられ、もう一方の端部が前記右側ローラーの連結バーに取り付けられる、右側付勢手段と、
    (6)一方の端部が前記筐体の内側底面壁の左側面壁側に取り付けられ、もう一方の端部が前記左側ローラーの連結バーに取り付けられる、左側付勢手段と、
    を含み;
    前記引出しが前記筐体に完全に収容された状態では、前記右側ローラーは、第一車輪が前記右側垂直ガイドレールの下部に位置し、且つ、第二車輪が前記右側傾斜ガイドレールの下部に位置するように配置され、また同時に、前記左側ローラーは、第一車輪が前記左側垂直ガイドレールの下部に位置し、第二車輪が前記左側傾斜ガイドレールの下部に位置するように配置され;
    前記筐体から前記引出しが引き出されることによって、前記右側ローラーは、前記右側垂直ガイドレール及び前記右側傾斜ガイドレールに沿って、また同時に、前記左側ローラーは、前記左側垂直ガイドレール及び前記左側傾斜ガイドレールに沿って、それぞれ、第一車輪が筐体に対して底面側から上面側の方向に向かって略垂直に移動すると同時に、第二車輪が引出しに対して正面側下方から背面側上方に向かって斜めに移動し、この移動によって、前記右側ローラー及び前記左側ローラーが、それぞれ、前記右側付勢手段及び前記左側付勢手段によって、筐体の底面方向に付勢力が付与され;そして、
    前記筐体への前記引出しの収容が、前記付勢力により前記右側ローラー及び前記左側ローラーが、それぞれ、元の位置に戻ることによって行われる、
    前記収納機構。
  2. 前記右側付勢手段及び/又は前記左側付勢手段が、屈曲手段によって、筐体の内側底面壁に沿って配置される水平付勢部と、筐体の底面壁から略垂直方向に沿って配置される垂直付勢部とを有する、請求項1に記載の収納機構。
  3. 前記右側傾斜ガイドレール及び前記左側傾斜ガイドレールの背面上方側端部に、水平ガイドレールを設ける、請求項1又は2に記載の収納機構。
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