JP6693727B2 - 化粧胴差の取付構造および取付方法 - Google Patents

化粧胴差の取付構造および取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6693727B2
JP6693727B2 JP2015221067A JP2015221067A JP6693727B2 JP 6693727 B2 JP6693727 B2 JP 6693727B2 JP 2015221067 A JP2015221067 A JP 2015221067A JP 2015221067 A JP2015221067 A JP 2015221067A JP 6693727 B2 JP6693727 B2 JP 6693727B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
makeup
difference
wall
horizontal
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015221067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017089257A (ja
Inventor
吾朗 島田
吾朗 島田
孝仁 諸星
孝仁 諸星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2015221067A priority Critical patent/JP6693727B2/ja
Publication of JP2017089257A publication Critical patent/JP2017089257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6693727B2 publication Critical patent/JP6693727B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

この発明は、建物の外壁に対する化粧胴差の取付構造および取付方法に関するものである。
戸建て住宅などの建物では、その外壁に対して化粧胴差を設置することが行われている(例えば、特許文献1〜特許文献8参照)。
このような、化粧胴差は、例えば、2トーンなどに色分けされた建物の色境界部分や、上階と下階の境界部分などに設けられている。
例えば、特許文献1〜特許文献3のものでは、上下の外壁パネルを、隙間を開けて設置すると共に、この隙間の部分に化粧胴差を嵌め込むようにして取付けていた。
また、特許文献4〜特許文献8のものでは、外壁パネルなどに直接固定された複数の化粧胴差固定部材に対して、化粧胴差を取付けるようにしていた。
実開平2−83938号公報 特開平10−82156号公報 特開2005−290825号公報 実開昭58−118137号公報 特開平8−144494号公報 特開平10−306572号公報 特開2003−3642号公報 特開2004−36136号公報
しかしながら、上記特許文献1〜特許文献3のものは、化粧胴差を取付ける場合には、上下の外壁パネルを隙間を開けて設置する必要があったので、化粧胴差を取付ける仕様と取付けない仕様とで、外壁パネルの割り付け方が異なってしまい、化粧胴差を取付けない仕様としたものに対して化粧胴差を後付けすることができなかった。また、外壁パネルの割り付け方を変えるために、役物部材を用いる必要があったので、その分、手間がかかっていた。
また、上下の外壁パネルを、隙間を開けて設置するために、上下の外壁パネルのそれぞれに対し水平墨出し作業などによって水平を取る必要があり、施工に手間やコストがかかっていた。
また、特許文献4〜特許文献8のものでは、外壁パネルなどに直接固定された複数の化粧胴差固定部材を利用して化粧胴差を取付けるようにしていたので、各化粧胴差固定部材に対し、それぞれ水平墨出し作業を行うことによって、各化粧胴差固定部材の水平を確保する必要がある。しかし、化粧胴差固定部材は、化粧胴差を確実に固定できるようにするために比較的大きな金具となっているので、化粧胴差固定部材に対する水平の確保に手間と時間を要していた。
そこで、本発明は、上記した問題点を解決することを、主な目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、
建物本体に取付けられた固定下地材に対して外壁パネルが隣接状態で配置固定されて外壁が構成されており、
該外壁パネルの外面に、水平ガイド部材が設置されており、
該水平ガイド部材によって水平出しが行われると共に、前記外壁パネルの外面に当接された状態で、前記固定下地材に対して化粧胴差固定部材が固定されており、
該化粧胴差固定部材に、化粧胴差が固定されており、
前記水平ガイド部材は、前記外壁パネルの上縁部または下縁部に沿って上面が水平となるように設置されており、
前記外壁パネルが、上下に突き合わせて設置されており、
上下の外壁パネル間の突き合わせ部に沿って水平となるように前記水平ガイド部材としてのスペーサーが設置されており、
該スペーサーの部分に、前記化粧胴差固定部材が取付けられており、
該化粧胴差固定部材に対して、化粧胴差が水平状態で取付けられており、
前記外壁パネルが、表面にタイルの形状を模した凸部と、タイルの目地部を模した凹溝部とを有するタイル調外壁材とされており、
前記スペーサーが、前記凹溝部の水平部分に嵌着可能な横長のものとされている化粧胴差の取付構造を特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、化粧胴差の後付けが可能で、しかも、化粧胴差の施工に手間がかからないようにすることができる。
本実施の形態にかかる化粧胴差の取付構造を有する建物の外壁の部分拡大斜視図である。 図1の縦断面図である。 化粧胴差の取付方法を示す外壁の部分拡大斜視図である。 図3に続く化粧胴差の取付方法を示す外壁の部分拡大斜視図である。 図4に続く化粧胴差の取付方法を示す外壁の部分拡大斜視図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図5は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1の部分拡大斜視図に示すように、戸建て住宅などの建物1の(建物本体1Aに取付けられた)外壁2に対して、化粧胴差3を設置する。この化粧胴差3は、見切モールまたは化粧モールなどと呼ばれるモール材である。
ここで、建物1は、ユニット建物などとすることができる。このユニット建物は、工場で製造された箱状の建物ユニットを現場へ複数搬送して、現場で組み立てることにより、短期間のうちに建物1を構築できるようにしたものである。ユニット建物には、鉄骨系のものと木質系のものとが存在している。この場合、鉄骨系のユニット建物とされている。
そして、鉄骨系のユニット建物では、図2の縦断面図に示すように、下階のユニット建物を構成する天井梁11と、上階のユニット建物を構成する床梁12とが上下に設置されており、その外側に、外壁下地材13,14が設置されている。この外壁下地材13,14の外側には、上下方向へ延びる固定下地材15が、横方向に対し所要の間隔を有して複数本取付けられており、この固定下地材15に対して上下の外壁パネル16,17がビス18などで取付けられている。この場合、固定下地材15は、例えば、樹脂製や木製の胴縁などとされる。また、固定下地材15と外壁パネル16,17との間には、防水シート19が介在されている。
なお、この実施例の構造が適用できる建物1は、ユニット建物に限るものではない。
そして、以上のような基本的または全体的な構成に対し、この実施例は、以下のような構成を備えている。
(1)上記したように、建物本体1Aに取付けられた固定下地材15に対して外壁パネル16,17が隣接状態で配置固定されている。
この外壁パネル16,17の外面に、水平ガイド部材(後述のスペーサー42参照)が設置されている。
この水平ガイド部材によって(化粧胴差固定部材21の)水平出しが行われると共に、上記外壁パネル16,17の外面に当接された状態で、上記固定下地材15に対して化粧胴差固定部材21が固定されている。
そして、この化粧胴差固定部材21に、化粧胴差3が固定されている。
ここで、水平ガイド部材は、化粧胴差固定部材21の水平出しを行うための小型の補助部材である。水平ガイド部材については、後述する。
また、化粧胴差固定部材21は、金属製のモール取付ブラケットなどとされる。この化粧胴差固定部材21は、化粧胴差3の取付け位置に沿い所要の間隔を有して複数設置される。この化粧胴差固定部材21は、化粧胴差3の断面形状とほぼ同じ表面形状と、平坦な裏面形状とを有するようにループ状に曲げ加工された金属帯板などで構成されている。よって、化粧胴差固定部材21は、比較的大型の金具となる。化粧胴差固定部材21には、図1に示すように、ドリルビス25を通すためのビス挿通孔26と、取付孔27とが、その表面側の部分(化粧胴差取付面)と裏面側の部分(外壁パネル当接面)とに対してそれぞれ設けられている。
また、上記した化粧胴差3は、横方向へ延びる長尺部材とされており、例えば、アルミなどの軽合金製のものとされる。
(2)図3に示すように、上記外壁2は、色調の異なる外壁パネル16,17を隣接配置して成る色境界部分31を有するものとされている。
ここで、色調は、色合いや色の濃さなどのことである。色調の異なる外壁パネル16,17は、例えば、後述するように、建物本体1Aを、上下に色分けするように設置される。この場合、上側の外壁パネル16が濃色、下側の外壁パネル17が淡色とされている。但し、建物本体1Aの上下の色調の違いは、これに限るものではない。
(3)図1に示すように、上記化粧胴差3が、隣接する外壁パネル16,17間の色境界部分31に沿って取付けられるようにしている。
ここで、化粧胴差3は、例えば、2トーンなどに(上下に)色分けされた建物1の色境界部分31などに設けるようにする。なお、建物1が2トーンなどに(上下に)色分けされていない場合であっても、建物1の上階と下階との境界部分などに対して化粧胴差3を設けることができる。
(4)より具体的には、図2に示すように、外壁パネル16,17が、上下に突き合わせて設置されている。
そして、この上下の外壁パネル16,17間の突き合わせ部41に沿って水平となるように上記水平ガイド部材としてのスペーサー42が設置されている。
このスペーサー42の部分に、上記化粧胴差固定部材21が取付けられている。
更に、この化粧胴差固定部材21に対して、化粧胴差3が水平状態で取付けられている。
ここで、スペーサー42は、ゴム製の横長の小片とされる。スペーサー42と化粧胴差固定部材21とは、上記したドリルビス25によって、固定下地材15に横方向に取付けられる。スペーサー42には、取付孔27と対応する位置に取付孔を設けておくようにしても良い。また、化粧胴差3は、ビス45によって上方から化粧胴差固定部材21に取付けられる。化粧胴差3および化粧胴差固定部材21の上部には、ビス45を取付けるための取付孔を設けておくようにしても良い。
(5)上記外壁パネル16,17が、表面にタイルの形状を模した凸部51と、タイルの目地部を模した凹溝部52とを有するタイル調外壁材53とされている。
そして、上記スペーサー42が、上記凹溝部52の水平部分54に嵌着可能な横長のものとされている。
ここで、タイル調外壁材53は、タイルサイディングパネルなどと呼ばれるものである。このタイル調外壁材53は、横貼り調のものでも縦貼り調のものでもどちらでも良い。タイル調外壁材53の目地は、例えば、水平部分54(横目地)と垂直部分(縦目地)とを有して縦横などに延びるように形成される。スペーサー42は、目地の幅と略等しい幅を有するものとされる。なお、ゴム製のスペーサー42は、例えば、その弾性変形力によって水平部分54(横目地)に対して自己保持されるような幅寸法(目地の幅よりも若干大き目の幅)にするのが好ましい。
(6)図2に示すように、上記スペーサー42が、上記凹溝部52に嵌着された状態で上記凸部51の表面と面一の高さhを有するものとされる。
上記化粧胴差固定部材21が、上下の外壁パネル16,17の凸部51間に跨る大きさwを有するものとされる。
ここで、化粧胴差固定部材21は、下側のタイル調外壁材53の(一番上の列の)凸部51のほぼ全部をほぼ隠蔽するものとされる。また、化粧胴差固定部材21は、上側のタイル調外壁材53の(一番下の列の)凸部51の全部または少なくとも一部(下部)を隠蔽するものとされる。そして、上記スペーサー42も、この化粧胴差固定部材21によって隠蔽される。
(7)上記外壁パネル16,17が、隣接する外壁パネル16,17との突き合わせ部41に互いに嵌合可能な実部61,62(さね部)を有している。
ここで、実部61,62は、外壁パネル16,17の縁部に形成された小さな凹凸部分のことである。この場合、下側の外壁パネル16の上縁部には、実部61として、雄実(オスざね)と呼ばれる凹部が形成されており、また、上側の外壁パネル17の下縁部には、実部62として、雌実(メスざね)と呼ばれる凹部が形成されている。そして、上下の外壁パネル16,17を、突き合わせて設置することにより、雌実と雄実とが嵌合されて、隙間のない突き合わせ部41ができるようになっている。但し、雌実と雄実とは上下反対にしても良い。
なお、隙間とは、化粧胴差3を間に介在させることができる程度の大きさの外壁パネル16,17間の離間部分のことである。よって、隙間のないとは、化粧胴差3の大きさwが基準となる。但し、実際の外壁パネル16,17間の突き合わせ部41の隙間は、ミリ単位またはそれ以下のレベルとなっている。
以下、化粧胴差3の取付方法について説明する。
(8)図3に示すように(図2も併せて参照)、建物本体1Aに取付けられた固定下地材15に対して外壁パネル16,17を隣接状態で配置固定する(外壁パネル取付工程)。
次に、図4に示すように、この外壁パネル16,17の外面に、水平ガイド部材を設置する(水平ガイド部材設置工程)。
そして、水平ガイド部材によって(化粧胴差固定部材21の)水平出しを行うと共に、外壁パネル16,17の外面に当接させた状態で、図5に示すように、上記固定下地材15に対して化粧胴差固定部材21を固定する(化粧胴差固定部材取付工程)。
更に、図1、図2に示すように、この化粧胴差固定部材21に、化粧胴差3を固定する(化粧胴差取付工程)。
なお、外壁パネル取付工程と化粧胴差固定部材取付工程とは、連続して行うようにしても良いし、所要の時間をおいて行うようにしても良い。
(9)より具体的には、図4に示すように、上下に突き合わせて設置された外壁パネル16,17の間に、外壁パネル16,17間の突き合わせ部41に沿って上記水平ガイド部材としての(ゴム製の)スペーサー42を水平となるように設置する(スペーサー設置工程)。
その後、図5に示すように、このスペーサー42の部分に、化粧胴差固定部材21を取付ける(前述した化粧胴差固定部材取付工程)。
最後に、図1、図2に示すように、この化粧胴差固定部材21に対して、化粧胴差3を水平状態で取付ける(前述した化粧胴差取付工程)。
以下、この実施例の建物1およびその施工方法について説明する。
(10)上記した取付構造によって取付けられた化粧胴差3を外壁パネル16,17の表面に有する建物1を構築する。
(11)また、上記した化粧胴差3の取付方法によって施工された化粧胴差3を外壁パネル16,17の表面に有する建物1を施工する。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(作用効果1)建物本体1Aに設けられた固定下地材15に対して外壁パネル16,17が隣接状態で配置固定されることにより、化粧胴差3のない状態でも成立する外壁2が構築される。
そして、化粧胴差3を取付ける場合には、まず、外壁パネル16,17の外面に水平ガイド部材(後述のスペーサー42参照)を設置し、この水平ガイド部材によって化粧胴差固定部材21の水平出しを行うと共に、外壁パネル16,17の外面に化粧胴差固定部材21を当接させた状態で、上記した固定下地材15に対して化粧胴差固定部材21を固定することにより、(外壁パネル16,17を取付けるための)固定下地材15を利用して外壁パネル16,17の外面に化粧胴差固定部材21を簡単に設置することができる。
更に、化粧胴差固定部材21に、化粧胴差3を固定することにより、外壁パネル16,17の外面に化粧胴差3を容易に設置することができる。
そして、このような構造としたことにより、化粧胴差3を取付ける仕様と取付けない仕様とで、外壁2の構造を同じにすることができる。よって、化粧胴差3を容易に後付けすることが可能となる。また、既存の外壁2に対して化粧胴差3を後付けすることなども可能になる。
また、外壁パネル16,17の外面に対して設置された水平ガイド部材によって化粧胴差固定部材21の水平出しを行うことで、化粧胴差固定部材21の水平出しを簡単に行うことができるようになる。そして、水平ガイド部材は、化粧胴差固定部材21よりも小さなものとなるので、水平ガイド部材の水平出しについては、容易に行うことができる。
(作用効果2)外壁2は、色調の異なる外壁パネル16,17を隣接配置して成る色境界部分31を有するものとされている。これにより、建物1を複数の色を有する洒落たデザインのものとすることができる。
(作用効果3)化粧胴差3が、隣接する外壁パネル16,17間の色境界部分31に沿って取付けられるようにした。これにより、外壁パネル16,17間の色境界部分31を化粧胴差3で隠すことが可能となる。また、化粧胴差3の立体感によって建物1の外観品質を向上することができる。よって、複数の色を有する建物1の外観品質を更に向上することができる。
(作用効果4)外壁パネル16,17が突き合わせて設置されることにより、化粧胴差3のない状態でも成立する外壁2の構造が得られる。即ち、化粧胴差3を取付けるために、外壁パネル16,17間に、意図的に(化粧胴差3を設置するための)隙間を形成する必要をなくすことができる。
そして、この外壁2に対し、上下の外壁パネル16,17間の突き合わせ部41に沿って上記水平ガイド部材としてのスペーサー42を設置することにより、特に水平を取ることなく(水平墨出し作業などを行うことなく)、外壁パネル16,17の突き合わせ部41の水平を利用して、スペーサー42を水平に施工することができる。
次に、スペーサー42の部分に、化粧胴差固定部材21を取付けることにより、特に水平を取ることなく、スペーサー42の水平を利用して、化粧胴差固定部材21を水平となるように施工することができる。
最後に、この化粧胴差固定部材21に化粧胴差3を取付けることにより、化粧胴差3が、確実に水平状態で取付けられる。これにより、化粧胴差3を容易に後付けすることができる。
そして、この構造によれば、水平確保が容易なので、化粧胴差3を短時間のうちに簡単確実に取付けることが可能となる。また、上記により、水平確保の手間がなくなるので、工期やコストを大幅に抑えることが可能となる。
しかも、化粧胴差3を取付ける仕様と取付けない仕様とで、外壁パネル16,17の割り付け変更を行う(例えば、役物部材を用いて外壁パネル16,17の割り付けを変えるなどする)必要をなくすことができる。よって、化粧胴差3の後付けが容易になると共に、既存の外壁2に対して化粧胴差3の後付けを行うことなども可能となる。更に、上記構造としたことにより、外壁パネル16,17間の突き合わせ部41であれば、どこの位置にでも化粧胴差3を自由に取付けることが可能となる。
(作用効果5)タイルの目地部を模した凹溝部52に対して横長のスペーサー42を嵌着するようにした。これにより、凹溝部52の水平部分54にスペーサー42を嵌着するだけの作業で、確実にスペーサー42を水平に施工することができる。
(作用効果6)スペーサー42が、凹溝部52に嵌着された状態で凸部51の表面と面一の高さhを有するものとされ、化粧胴差固定部材21が、上下の外壁パネル16,17の凸部51間に跨る大きさwを有するものとされた。これにより、スペーサー42を介して取付けられる化粧胴差固定部材21が、上下の外壁パネル16,17(タイル調外壁材53)の凸部51に対してそれぞれ面接触するので、化粧胴差固定部材21を、ぐらつきなく安定してタイル調外壁材53上に設置することができる。よって、化粧胴差3を安定してタイル調外壁材53に取付けることが可能となる。
(作用効果7)外壁パネル16,17が、隣接する外壁パネル16,17との突き合わせ部41に互いに嵌合可能な実部61,62を有するようにした。これにより、隣接する外壁パネル16,17間の突き合わせ部41の隙間を小さくする、または、隙間をなくすことができる。よって、外壁パネル16,17間の突き合わせ部41の見栄えを良くすると共に、突き合わせ部41の防水性能を高めることができる。
(作用効果8)上記した構成(8)の化粧胴差3の取付方法によれば、上記した構成(1)と同じ作用効果を得ることができる。
(作用効果9)上記した構成(9)の化粧胴差3の取付方法によれば、上記した構成(4)と同じ作用効果を得ることができる。
(作用効果10)上記した構成(10)の建物1によれば、上記した構成(1)〜(7)と同じ作用効果を得ることができる。
(作用効果11)上記した構成(11)の建物1の施工方法によれば、上記した構成(8)または(9)と同じ作用効果を得ることができる。
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、実施の形態はこの発明の例示にしか過ぎないものである。よって、この発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施の形態に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、実施の形態に複数の実施例や変形例がこの発明のものとして開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
1A 建物本体
3 化粧胴差
15 固定下地材
16 外壁パネル
17 外壁パネル
21 化粧胴差固定部材
31 色境界部分
41 突き合わせ部
42 スペーサー(水平ガイド部材)
51 凸部
52 凹溝部
53 タイル調外壁材
54 水平部分
61 実部
62 実部
h 高さ
w 大きさ

Claims (6)

  1. 建物本体に取付けられた固定下地材に対して外壁パネルが隣接状態で配置固定されて外壁が構成されており、
    該外壁パネルの外面に、水平ガイド部材が設置されており、
    該水平ガイド部材によって水平出しが行われると共に、前記外壁パネルの外面に当接された状態で、前記固定下地材に対して化粧胴差固定部材が固定されており、
    該化粧胴差固定部材に、化粧胴差が固定されており、
    前記水平ガイド部材は、前記外壁パネルの上縁部または下縁部に沿って上面が水平となるように設置されており、
    前記外壁パネルが、上下に突き合わせて設置されており、
    上下の外壁パネル間の突き合わせ部に沿って水平となるように前記水平ガイド部材としてのスペーサーが設置されており、
    該スペーサーの部分に、前記化粧胴差固定部材が取付けられており、
    該化粧胴差固定部材に対して、化粧胴差が水平状態で取付けられており、
    前記外壁パネルが、表面にタイルの形状を模した凸部と、タイルの目地部を模した凹溝部とを有するタイル調外壁材とされており、
    前記スペーサーが、前記凹溝部の水平部分に嵌着可能な横長のものとされていることを特徴とする化粧胴差の取付構造。
  2. 請求項1に記載の化粧胴差の取付構造において、
    前記外壁は、色調の異なる外壁パネルを隣接配置して成る色境界部分を有するものとされていることを特徴とする化粧胴差の取付構造。
  3. 請求項に記載の化粧胴差の取付構造において、
    前記化粧胴差が、隣接する外壁パネル間の色境界部分に沿って取付けられていることを特徴とする化粧胴差の取付構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の化粧胴差の取付構造において、
    前記スペーサーが、前記凹溝部に嵌着された状態で前記凸部の表面と面一の高さを有するものとされ、
    前記化粧胴差固定部材が、上下の外壁パネルの凸部間に跨る大きさを有するものとされていることを特徴とする化粧胴差の取付構造。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の化粧胴差の取付構造において、
    前記外壁パネルが、隣接する外壁パネルとの突き合わせ部に互いに嵌合可能な実部を有していることを特徴とする化粧胴差の取付構造。
  6. 建物本体に取付けられた固定下地材に対して外壁パネルを隣接状態で配置固定して外壁を構成し、
    該外壁パネルの外面に、前記外壁パネルの上縁部または下縁部に沿って上面が水平となるように水平ガイド部材を設置し、
    該水平ガイド部材によって水平出しを行うと共に、前記外壁パネルの外面に当接させた状態で、前記固定下地材に対して化粧胴差固定部材を固定し、
    該化粧胴差固定部材に、化粧胴差を固定すると共に、
    前記水平ガイド部材として、上下に突き合わせて設置された外壁パネルの間に、外壁パネル間の突き合わせ部に沿ってスペーサーを水平となるように設置し、
    前記化粧胴差固定部材は、前記スペーサーの部分に取付け、
    前記化粧胴差は、前記化粧胴差固定部材に対して水平状態で取付けるようにし、
    前記外壁パネルを、表面にタイルの形状を模した凸部と、タイルの目地部を模した凹溝部とを有するタイル調外壁材とし、
    前記スペーサーを、前記凹溝部の水平部分に嵌着可能な横長のものとすることを特徴とする化粧胴差の取付方法。
JP2015221067A 2015-11-11 2015-11-11 化粧胴差の取付構造および取付方法 Active JP6693727B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015221067A JP6693727B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 化粧胴差の取付構造および取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015221067A JP6693727B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 化粧胴差の取付構造および取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017089257A JP2017089257A (ja) 2017-05-25
JP6693727B2 true JP6693727B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=58771246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015221067A Active JP6693727B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 化粧胴差の取付構造および取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6693727B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017089257A (ja) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10577795B2 (en) Construction panel assembly and construction method using same
US20080008433A1 (en) Extrusion
US20080066407A1 (en) Panel Installation Set and Method of Installing Panel Using the Same
JP6693727B2 (ja) 化粧胴差の取付構造および取付方法
CN109930944B (zh) 隐藏副套的安装方法
JP2007016498A (ja) 間仕切パネル装置
CN210264320U (zh) 隐藏副套型材、隐藏副套
RU132823U1 (ru) Невидимый крепеж "зигзаг" для монтажа облицовочной доски
JP7037284B2 (ja) 天井構造、段差下地部材、および、天井の段差部の施工方法
JP4706370B2 (ja) 外壁開口部用役物
JP2006263380A (ja) 洗面化粧台の壁面への取付け方法
CN109930945B (zh) 隐藏副套的安装方法
CN104066907B (zh) 侧柱包覆型材
CN217537648U (zh) 一种具有led显示屏的波浪板内墙
JP3129499U (ja) ドア枠ユニット構造
JP4268544B2 (ja) 段板支持構造
JP2012077574A (ja) 手摺壁および手摺壁の施工方法
JP2017179919A (ja) 間仕切りシステム
KR200479423Y1 (ko) 조립식 벽 판넬의 연결 브라켓
AU2007203118B2 (en) An Extrusion
JP4466481B2 (ja) パネル体
JP5765886B2 (ja) 上部パネルユニット
JP4011206B2 (ja) 和室開口部造作材およびその取付構造
JP5837443B2 (ja) パーゴラシステム
JP2017089175A (ja) 間仕切りパネル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200416

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6693727

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250