JP6693653B2 - 有害動物の忌避装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有害動物の忌避装置に関する。
有害動物は、田畑の農作物に対し、甚大な被害を与えるものであるところ、耕作放棄地の拡大や営農意欲の減退を招いている。農作物被害の対象は、イネ、ムギ類、マメ類、雑穀、果樹、飼料作物、野菜、イモ類など多岐に渡る。
また、有害動物は、田畑の農作物に対してのみならず、施設に対しても深刻な被害を与えるものであり、たとえば、イノシシは、ゴルフ場の芝を掘り返すなどして整地を荒し、経済的損失を与えているし、カラスは、ゴミ集積場のゴミ袋を破り残飯を散乱させ、都市衛生に悪影響を及ぼしている。
有害動物としては、イノシシやカラスの他、シカ、ツキノワグマ、サル、アナグマ、モグラ、タヌキ、ネズミ、イヌ、ネコ、ハト及びカモメ等が挙げられる。
田畑の農作物や施設を有害動物から守るためには、田畑や施設に有害動物を侵入させないことが効果的である。田畑や施設が位置する場所を防御範囲として設定し、防御範囲の周囲に防護柵を設置し、有害動物の侵入を物理的に防ぐことが試みられている。
しかし、有害動物は、優れた運動能力を有するため、背の低い防護柵は簡単に乗り越えられてしまう。そのため、背の高い防護柵を設置する必要があるところ、背の高い防護柵を広範囲に設置すると高いコストを必要とする。
また、電線を張り巡らした電気柵についても高いコストを要する他、イノシシなど大型の動物には必ずしも有効とはいえない。さらに電気柵は、有害動物のみならず人間も感電するおそれがあり、安全上の問題もある。
有害動物の侵入を物理的に防ぐ方法に代わり、有害動物の忌避本能を利用することにより防御範囲への侵入を防ぐ方法が提案されている。
たとえば、オオカミは、有害動物にとって天敵であるところ、オオカミの尿に含まれる成分を忌避物質とする忌避剤が知られている(特許文献1)。
この忌避剤は、有害動物の忌避本能を利用するものであり学習による効果の低下が生じにくいものとされる。
また、爆竹花火の爆音と共にオオカミの遠吠えなど有害動物の忌避行動を誘発する警報音を発生させることにより、有害動物を防御範囲から立ち去らせる鳥獣撃退装置が知られている(特許文献2)。
この鳥獣撃退装置は、爆音の音、火薬の臭いや煙の複合作用に加え忌避音の作用により学習による効果の低下が生じにくいものとされる。
また、薬剤を効力目的範囲に放散する装置としては、送風式の薬剤放散器と管体を備え、送風式の薬剤放散器が管体に薬剤を含んだ空気を送り込み、管体から薬剤を含んだ空気を放出する送風式薬剤放散装置が知られている(特許文献3)。
この送風式薬剤放散装置は、広い効力目的範囲に十分な効果をもたらす薬剤を放散することができるとされる。
特開2013−189418号公報 特開2008−237038号公報 特開2007−289114号公報
しかし、上述の先行技術は、有害動物の忌避本能を自然に引き出すものとはいえず、有害動物の学習効果により、十分な忌避効果を得ることができないおそれがあった。
すなわち、有害動物の忌避本能を自然に引き出し、学習による効果の低下を防止するには、可能な限り有害動物の天敵が現に存在する擬似的な状況を形成することが必要といえる。
しかしながら、特許文献1と3によれば、防御範囲の周囲にオオカミの尿に含まれる成分を散布することができるが、オオカミの尿に含まれる成分は、オオカミのテリトリーを形成するにすぎず、オオカミが現に存在する擬似的な状況を形成するものではない。
また、特許文献2によれば、スピーカーからオオカミの遠吠えが発せられるが、オオカミの遠吠えは、遠吠えの届くような広い範囲にオオカミが存在することを知らせるにすぎず、必ずしもオオカミが現に存在する擬似的な状況を形成するものではない。
本発明の目的は、有害動物の天敵であるハチが現に存在する擬似的な状況を形成することにより、広い防御範囲において有害動物の侵入を有効に防ぐことができ、なおかつ、有害動物の学習による効果の低下が生じにくい有害動物の忌避装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく本発明者が鋭意検討した結果、送風手段と音声発生手段と管体を備え、前記送風手段がハチの体臭成分を含む忌避物質を送り出し、前記音声発生手段がハチの羽状音を発生させ、前記管体が前記忌避物質と前記羽状音を放出する孔を有することを特徴とする、有害動物の忌避装置が本発明の目的に適うことを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、
[1]送風手段と音声発生手段と管体を備え、
前記送風手段が、ハチの体臭成分を含む忌避物質を送り出し、
前記音声発生手段が、ハチの羽状音を発生させ、
前記管体が、前記忌避物質と前記羽状音を放出する孔を有し、
前記管体が管体本体と忌避物質送風管を含むことを特徴とする、有害動物の忌避装置を提供するものである。
また、本発明の一つは、
[2]前記忌避物質と前記羽状音を放出する孔に被覆部材が設置された、上記[1]に記載の有害動物の忌避装置を提供するものである。
また、本発明の一つは、
]前記管体に対し略垂直方向に設置された柱状体を備え、
前記柱状体に音声反射手段と音声発生手段が設置され、
前記音声反射手段の反射面が前記管体の設置された地表に対向し、
前記音声発生手段から発生する前記羽状音が前記反射面に反射する、上記[1]又は[2]のいずれかに記載の有害動物の忌避装置を提供するものである。
また、本発明の一つは、
]前記管体が地中に埋設された、上記[1]〜[]のいずれかに記載の有害動物の忌避装置を提供するものである。
また、本発明の一つは、
]前記管体が埋設された深さが地表から50〜100mmの範囲である、上記[]記載の有害動物の忌避装置を提供するものである。
また、本発明の一つは、
]前記音声発生手段から発生する前記羽状音が所定の時間ごとに変化する、上記[1]〜[]のいずれか記載の有害動物の忌避装置を提供するものである。
また、本発明の一つは、
]前記ハチが、ミツバチ、スズメバチ、アナバチ、ベッコウバチ、ハキリバチ、ツチバチ、キバチ及びジガバチからなる群より選ばれる少なくとも一つである、上記[1]〜[]のいずれかに記載の有害動物の忌避装置を提供するものである。



本発明の有害動物の忌避装置は、防御範囲の周囲に管体を設置し、送風手段により前記管体に忌避物質を行き渡らせ、前記管体が有する孔から前記忌避物質を放出させるものである。前記忌避物質は、ハチの体臭成分を含むものである。
また、音声発生手段により防御範囲の周囲に設置された前記管体にハチの羽状音を行き渡らせ、前記管体が有する孔から前記羽状音を放出させるものである。
ハチは、巣に接近する動物に対し、毒針をもって攻撃する習性があるところ、有害動物にとって天敵である。ハチの体臭成分とハチの羽状音に接した有害動物は、忌避本能により防御範囲から立ち退くため、防御範囲への有害動物の侵入を有効に防ぐことができる。
また、本発明の忌避装置は、前記忌避物質と前記羽状音を同時に使用するものである。前記忌避物質と前記羽状音を同時に使用することにより、有害動物の天敵であるハチが現に存在する擬似的な状況を形成することができる。すなわち、前記羽状音は、オオカミの遠吠えと異なりごく間近でしか聴き取れないため、前記忌避物質と相まってハチが現に存在する擬似的な状況を形成することができる。かかる擬似的な状況は、有害動物の忌避本能を自然に引き出すものであり、学習による効果の低下を防止することができる。
さらに、本発明の忌避装置は、防護柵や電気柵に比較して単純な構造であるため、防御範囲が広範囲に及ぶ場合、コストを削減することができる。
また、前記忌避物質と前記羽状音を放出する孔に被覆部材が設置されることにより、前記被覆部材に前記羽状音を反響させることができる。また、前記被覆部材により前記忌避物質を拡散させることもできる。このため、前記羽状音と前記忌避物質の効果を広い範囲に及ぼすことができ、防御範囲への有害動物の侵入を有効に防ぐことができる。
さらに、前記孔に前記被覆部材が設置されるため、雨水等が前記孔から前記管体内部に流れ込むことを防止することができる。
また、前記管体が管体本体と忌避物質送風管を含むことにより、前記忌避物質を前記忌避物質送風管内に流すことができる。前記忌避物質送風管は、前記管体本体と比較して内径が小さいため、前記送風手段から前記忌避物質を圧送する圧力が同じでも前記忌避物質をより長い距離の忌避物質送風管に流すことができる。このため、本発明の有害動物の忌避装置における送風手段の個数を減らすことができコストを削減することができる。
また、前記管体に対し略垂直方向に設置された柱状体を備え、前記柱状体に音声反射手段と音声発生手段が設置され、前記音声反射手段の反射面が前記管体の設置された地表に対向し、前記音声発生手段から発生する前記羽状音が前記反射面に反射することにより、前記管体が設置された地表に向かって前記羽状音が放出される。このため、地表に設置された前記管体の孔から放出される前記羽状音と前記忌避物質に加え、上空からも前記羽状音が拡散されるため、カラス、ハト及びカモメなどの空中を飛行する有害動物の防御範囲への侵入を有効に防ぐことができる。
また、前記管体が地中に埋設されることにより、防御範囲に設置された前記管体が人目に触れることを防止することができる。このため、ゴルフ場など景観が重視される施設にも心理的抵抗なく設置することができる。
また、前記音声発生手段から発生する前記羽状音が所定の時間ごとに変化することにより、有害動物が学習により前記羽状音に慣れることを妨げることができる。このため、学習による効果の低下を防止することができる。
図1は、巣箱1の模式斜視図である。 図2は、布6の模式斜視図である。 図3は、巣箱1に布6を掛ける様子を説明するための模式正面図である。 図4は、送風手段7の模式斜視図である。 図5は、エアポンプ9の模式斜視図である。 図6は、送風手段7と管体40の関係を示した模式断面図である。 図7は、実施例1に使用する音声発生手段50の模式斜視図である。 図8は、管体40bに設置された音声発生手段50を示した模式斜視図である。 図9は、実施例1に使用する管体40の模式斜視図である。 図10は、実施例1に使用する40aの模式斜視図である。 図11は、実施例1に使用する40bの模式斜視図である。 図12は、実施例1に係る有害動物の忌避装置100の全体像を上から見下ろした状態を例示した模式平面図である。 図13は、ハチの体臭成分を含む忌避物質とハチの羽状音を放出する孔に設置された被覆部材200を示した模式斜視図である。 図14は、図13に示される管体の長手方向の破線A−Aに対し垂直方向に被覆部材200を切断した断面を示した模式断面図である。 図15は、管体本体の内部に設置された忌避物質送風管300を示した模式斜視図である。 図16は、図15に示される管体の長手方向の破線B−Bに対し垂直方向に被覆部材200を切断した断面を示した模式断面図である。 図17は、音声反射手段410と音声発生手段50が設置された柱状体400を示した模式斜視図である。 図18は、音声反射手段410の反射面420に反射されたハチの羽状音が反射する状態を示した概念図である。
以下、図面を参照しつつ、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1に係る有害動物の忌避装置100は、ハチの体臭成分を含む忌避物質を送り出す送風手段、ハチの羽状音を発生させる音声発生手段及び管体を少なくとも有するものであるが、最初に実施例1に使用する忌避物質について説明する。
本発明に使用する忌避物質は、ハチの体臭成分を含むものである。
ハチの体臭成分としては、ミツバチの体臭成分を使用することができる。
ミツバチの養蜂において、巣箱が使用されるところ、ミツバチの体臭成分は、ミツバチの巣箱に使用する布に付着したものが利用できる。
図1は、巣箱1の模式斜視図である。
巣箱1は、上面が開放された箱体2と上蓋3を含むものである。巣箱1内には巣枠4が設置され、巣枠4には、ハニカム形状のネット5が張設されている。
ミツバチは、ネット5に居住し、巣を作り上げる。1個の巣箱には、1匹の女王蜂を中心として数千〜数万匹の働き蜂が居住している。
本発明に使用する巣箱1は、ミツバチの養蜂に適したものであるならば、特に限定はない。
図2は、布6の模式斜視図である。
図3は、巣箱1に布6を掛ける様子を説明するための模式正面図である。
箱体2に巣枠4を収納し、箱体2の上面を布6で覆う。布6で覆われた箱体2に上蓋3を取り付ける。
布6は、箱体2の上面を覆うことができる大きさであるならば、特に限定はない。
布6の素材については、特に限定はなく、天然繊維、化学繊維のいずれも使用できる。
天然繊維のとしては、麻、木綿などが挙げられる。化学繊維としては、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどが挙げられる。
布6を掛けた巣箱1を使用して養蜂を行うことにより、布6にミツバチの体臭成分を付着させることができる。
布6にミツバチの体臭成分を付着させる日数としては、21日〜42日の範囲であることが好ましく、28日〜35日の範囲であれば更に好ましい。
実施例1で使用するミツバチとしては、セイヨウミツバチ、トウヨウミツバチ、キナバルヤマミツバチ、クロオビミツバチ、オオミツバチ、ヒマラヤオオミツバチ、コミツバチ、クロコミツバチ、サバミツバチ等が挙げられる。
ミツバチの体臭成分が付着した布には、ハチの体臭成分を特徴づける物質を散布することが好ましい。
ハチの体臭成分を特徴づける物質の散布量は、適宜調節することができる。
ハチの体臭成分を特徴づける物質としては、ハチの分泌物やハチに含まれる成分の抽出物が挙げられ、具体的にはエステル等が挙げられる。
本発明に使用するエステルとしては、カルボン酸エステル、炭酸エステル、リン酸エステル等が挙げられる。
本発明に使用する布にハチの体臭成分を付着させる方法に特に限定はない。
たとえば、ハチに含まれる成分の単体の1種又は2種以上の物質を本発明に使用する布に適量散布することによりハチの体臭成分を付着させることができる。
ハチに含まれる成分を得る方法としては、ハチをミキサーにより細かく破砕した後、加圧鍋に破砕したハチと水を入れて加熱し、ハチに含まれる成分を抽出の上、不溶物を濾過し除去する方法等が挙げられる。
また、巣箱1の内部は、ハチの体臭成分が付着しているところ、かかる巣箱1の内部を布6で拭くことにより布6にハチの体臭成分を付着させることができる。
巣箱1の内部を布6で拭くに際し、有機溶剤を使用することもできる。
次に、実施例1に使用するハチの羽状音について説明する。
本発明に使用するハチの羽状音としては、マイクロフォンにより集音し録音したハチの羽音が使用できる他、ハチの羽音と同じ周波数帯の音波を使用することができる。
本発明に使用するハチの羽状音は、音声発生手段により発生させるものである。
ハチの羽音としては、スズメバチの羽音を使用することができる。
スズメバチの羽音を録音する場合、スズメバチを捕獲する必要があるところ、スズメバチ捕獲器を使用するなど公知の方法を使用して、スズメバチを捕獲する。
捕獲されたスズメバチは、スズメバチ捕獲器内を飛び回り、羽音を発生させる。スズメバチ捕獲器にマイクロフォンを近づけ、スズメバチの羽音を録音する。
スズミバチの羽音を録音する前に、スズメバチ捕獲器に衝撃を与えれば、スズメバチを興奮させることができる。また、スズメバチ捕獲器内に数種類のスズメバチを捕獲することにより、スズメバチを興奮させることもできる。興奮したスズメバチは攻撃的となり、攻撃時のスズメバチの羽音を録音することができる。
録音時のスズメバチの状態を変化させることにより、スズメバチの異なる羽音を録音することができる。
スズメバチは、顎をカチカチならして威嚇音を発生させることが知られている。スズメバチの羽音の他に、スズメバチの威嚇音を録音し音声発生手段により発生させることもできる。
実施例1で使用するスズメバチとしては、オオスズメバチ、ケブカスズメバチ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチ、モンスズメバチ等が挙げられる。
次に、実施例1に使用する送風手段について説明する。
実施例1に使用する送風手段は、管体にハチの体臭成分を含む忌避物質を送り込むことで、管体全体にハチの体臭成分を行き渡らせるものである。
図4は、送風手段7の模式斜視図であり、図5は、エアポンプ9の模式斜視図であり、図6は、送風手段7と管体40の関係を示した模式断面図である。
送風手段7は、箱体21、上蓋31、エアポンプ9、電源10と布61を含むものである。エアポンプ9は、電源10とインバーターを介した電源ケーブル80で接続され電気を供給される。
エアポンプ9と電源10を箱体21の内部に収納した後、箱体21に上蓋31を取り付ける。
なお、図4において、説明の便宜上、箱体21の内部に収納されたエアポンプ9、電源10及び電源ケーブル80等は、破線にて示してある。
本発明に使用する電源に特に限定はなく、エアポンプを動作させることができるものならば、バッテリーの他、電源コンセントからインバーターを介さずに供給される電源等を使用することができる。
布61は、ミツバチの体臭成分を付着させた布6を裁断したものである。布61は、箱体21の側面に配置することができる大きさに裁断する。
箱体21の側面は、切り抜かれた上、開口部となっており、開口部に布61を配置する。
箱体21の側面の内、切り抜く側面は任意に選択でき、切り抜く大きさも、適宜調節することができる。
箱体21の側面に布61を配置する手段としては、接着剤により貼着する手段等が挙げられる。
箱体21の側面には、孔8が開設されている。孔8には接続管30が挿通されている。
接続管30の一方の開口部は、エアポンプ9のエア排出口20に接続され、接続管30の他方の開口部は、管体40に開設された孔81に接続されている。
接続管30と管体40の接続箇所は、接続金具等公知の方法で接続することができる(図示せず)。
なお、図4において、説明の便宜上、エアポンプ9のエア排出口20に接続された接続管30のうち箱体21に含まれる部分は破線にて示してある。
箱体21の内部には、箱体21の外部からミツバチの体臭成分を付着させた布61を介して空気が流れ込む。ミツバチの体臭成分が空気に混ざり合うことにより、箱体21の内部は、ミツバチの体臭成分を含む忌避物質で満たされることになる。
エアポンプ9は、電源10から電気を供給されると、箱体21の内部のミツバチの体臭成分を含む忌避物質を吸い込み、エア排出口20からミツバチの体臭成分を含む忌避物質を送り出す。
エア排出口20から送り出されたミツバチの体臭成分を含む忌避物質は、孔8を挿通している接続管30を通って管体40に送り込まれる。
送風手段7は、防御範囲の周囲に設置される管体40に間隔を置いて設置されるものである。
送風手段7が設置される間隔は、管体の内径により変化するところ、一定が好ましく、300〜700mがより好ましく、400〜500mであれば更に好ましい。
送風手段7が設置される間隔が大きくなりすぎると、ミツバチの体臭成分が管体に行き渡らなくなる。他方、間隔が小さくなりすぎると、多数の送風手段7を設置することになり、設置及び保守に高いコストを要する。
本発明に使用するエアポンプに特に限定はなく、市販品を入手し使用することができる。
本発明に使用する送風手段にはエアポンプが含まれるところ、接続管を通して管体に忌避物質を送り込むことができるものであれば特に限定はなく、エアポンプに代えてファン式送風機等任意の装置を使用することができる。
次に、実施例1に使用する音声発生手段について説明する。
実施例1に使用する音声発生手段は、管体にハチの羽状音を送り込むことで、管体全体にハチの羽状音を行き渡らせるものである。
図7は、実施例1に使用する音声発生手段50の模式斜視図である。
音声発生手段50は、再生機60、スピーカー70と電源11を含むものである。
再生機60とスピーカー70は、電源11とそれぞれインバーターを介した電源ケーブル80aと80bで接続され、電気を供給される。
本発明に使用する電源に特に限定はなく、再生機とスピーカーを動作させることができるものならば、バッテリーの他、電源コンセントからインバーターを介さずに供給される電源等を使用することができる。
再生機60とスピーカー70は、電源11から電気を供給されるものであり、再生機60は、録音されたスズメバチの羽音を再生するものである。
スズメバチの異なる羽音を録音し、再生機60によりスズメバチの異なる羽音を所定の時間ごとに変化させることができる。
再生機60により再生するスズメバチの羽音は、3〜5種類が好ましく、6〜9種類であれば更に好ましい。
スズメバチの羽音を変化させる時間は、1〜10分が好ましく、3〜6分であれば更に好ましい。
本発明に使用する再生機に特に限定はなく、MP3プレイヤー等市販品を入手し使用することができる。
スピーカー70は、再生機60とオーディオケーブル90で接続され、再生機60で再生されたスズメバチの羽音を発生させるものである。
本発明に使用するスピーカーに特に限定はなく、スズメバチの羽音とミツバチの体臭成分を含む忌避物質が管体に行き渡らせる隙間を維持しつつ、管体の内部に設置できる大きさのものであれば、市販品を入手し使用することができる。
図8は、管体40bに設置された音声発生手段50を示した模式斜視図である。
スピーカー70は、スピーカー70の出力部が管体の長手方向に対し略垂直になるように管体の内部に設置される。
再生機60と電源11を箱体22に収納した後、箱体22に上蓋32を取り付ける。再生機60と電源11を収納した箱体22は、スピーカー70が設置された箇所に近接して設置される。
なお、図8において、説明の便宜上、管体の内部に設置されたスピーカー70、箱体22の内部に収納された再生機60、電源11電源ケーブル80a、電源ケーブル80bは破線にて示してある。
箱体22の側面には、孔82が開設されており、管体40bには孔83が開設されている。接続管31の一方の開口部は、孔82に接続され、接続管31の他方の開口部は、孔83に接続されている。
電源ケーブル80bとオーディオケーブル90は、接続管31を通して配線される。
接続管31と管体40bの接続箇所は、接続金具等公知の方法で接続することができる(図示せず)。
なお、図8において、説明の便宜上、接続管31を通して配線される電源ケーブル80bとオーディオケーブル90は破線にて示してある。
音声発生手段50は、防御範囲の周囲に設置される管体等に間隔を置いて設置されるものである。
音声発生手段50が設置される間隔は、管体の内径や地形により変化するところ、一定が好ましく、300〜700mがより好ましく、400〜500mであれば更に好ましい。
音声発生手段50が設置される間隔が大きくなりすぎると、スズメバチの羽音が管体に行き渡らなくなる。他方、間隔が小さくなりすぎると、多数の音声発生手段7を設置することになり、設置及び保守に高いコストを要する。
次に、実施例1に使用する管体について説明する。
実施例1に使用する管体は、防御範囲の周囲に設置されているところ、送風手段から接続管を通して送り込まれたミツバチの体臭成分を含む忌避物質とスズメバチの羽音を防御範囲の周囲に行き渡らせるものである。管体は、防御範囲の周囲に連続して設置されている。
防御範囲は、田畑や施設が位置する場所であり、有害動物から侵入を防ぐ範囲を意味する。
図9〜11は、それぞれ実施例1に使用する管体40、管体40a及び40bの模式斜視図である。
管体40の内径は、20〜90mmが好ましく、40〜70mmが更に好ましい。
管体40の一方の開口部は、管体40a又は管体40bに接続され、管体40の他方の開口部は、蓋等で閉塞される。
管体40には、孔81が開設されている。送風手段7から送り出されたミツバチの体臭成分を含む忌避物質は接続管30を通って、孔81から管体40に送り込まれる。
管体40aと管体40bは、管体40の変形例である。管体40aは、孔81が開設されていない点を除けば、管体40と同様である。管体40bは、孔81が開設されておらず孔83が開設されている点を除けば、管体40と同様である。
管体40a又は管体40bは、管体40に接続され、管体40a又は管体40bが連続して設置される。連続して設置された管体40a又は40bのうち、最後に設置された管体40a又は40bの開口部において、管体40a又は管体40bに接続されていない開口部は、蓋等で閉塞される。
管体40に送り込まれたミツバチの体臭成分を含む忌避物質は、管体40に接続された管体40a又は管体40bに流れ込み、防御範囲の周囲にミツバチの体臭成分を含む忌避物質が行き渡ることになる。
管体の接続箇所は、接続金具等公知の方法で接続することができる(図示せず)。
管体40、管体40aと管体40bは、孔84を有する。すなわち、管体40、管体40aと管体40bには、ミツバチの体臭成分を含む忌避物質とスズメバチの羽音を放出する孔84が開設されている。
孔84の直径は、3〜12mmが好ましく、5〜10mmが更に好ましい。
孔84は、管体に間隔を置いて開設されるものである。
孔84が開設される間隔は、一定が好ましく、500〜1500mmがより好ましく、800〜1200mmが更に好ましい。
本発明に使用する管体の材質に特に限定はないが、ポリ塩化ビニル等の樹脂、ステンレス等の金属、エラストマー等を使用することができる。
図12は、実施例1に係る有害動物の忌避装置100の全体像を上から見下ろした状態を例示した模式平面図である。
図12に示されるとおり、実施例1に係る有害動物の忌避装置100は、3枚の花弁で表される防御範囲の周囲に設置され、有害動物の侵入を有効に防ぐことができる。
実施例1に係る有害動物の忌避装置100を防御範囲に設置して、有害動物の侵入を防ぐ効果について実験を行った。具体的には、管体から1mの防御範囲内においてサツマイモとカボチャを置いた上で、サツマイモとカボチャの状態を観察した。
イノシシが管体から5mの防御範囲外まで近づくことが確認できたものの、イノシシは、防御範囲内に侵入せず、サツマイモとカボチャの状態に変化はなかった。
さらに、サツマイモとカボチャを管体から1mの防御範囲外に置いた上で、サツマイモとカボチャの状態を観察したところ、イノシシは、管体から1mの防御範囲外に置かれたサツマイモとカボチャにも近づかなかった。サツマイモとカボチャの状態に変化はなかった。
実施例2に係る有害動物の忌避装置110は、実施例1の変形例である。
管体には、ハチの体臭成分を含む忌避物質とハチの羽状音を放出する孔が開設されているところ、被覆部材は、前記孔に設置されるものである。
前記孔に設置された前記被覆部材は、前記被覆部材と前記管体の間に空間が形成する。前記孔は前記空間内に隠れており、前記空間は前記管体の長手方向に開放されている。
ハチの体臭成分を含む忌避物質とハチの羽状音を放出する孔に被覆部材が設置される点以外は、実施例1の場合と同様である。
図13は、ハチの体臭成分を含む忌避物質とハチの羽状音を放出する孔に設置された被覆部材200を示した模式斜視図である。
図14は、図13に示される管体の長手方向の破線A−Aに対し垂直方向に被覆部材200を切断した断面を示した模式断面図である。
管体に開設された孔から放出されたハチの羽状音は、被覆部材200に当たることで、反響し、反響したハチの羽状音は、被覆部材200と管体の間に形成された空間が解放されているため、外部に拡散する。同様に、管体に開設された孔から放出されたハチの体臭を含む忌避物質は、被覆部材200に当たり、被覆部材200と管体の間に形成された空間が解放されているため、外部に拡散する。
このため、実施例2に係る有害動物の忌避装置110は、ハチの羽状音とハチの体臭成分を含む忌避物質の効果を広い範囲に及ぼすことができ、防御範囲への有害動物の侵入を有効に防ぐことができる。
実施例3に係る有害動物の忌避装置120は、実施例2の変形例である。
実施例2の管体は、管体本体のみからなる。ここでいう管体本体とは、管体を構成する中空の円柱それ自体をいう。
これに対し、実施例3の管体は、管体本体に加え、忌避物質送風管を含むものである。
忌避物質送風管は、管体本体の内部に設置されているところ、送風手段から接続管を通して送り込まれたハチの体臭成分を含む忌避物質を管体本体に代わり防御範囲の周囲に行き渡らせるものである。忌避物質送風管は、管体本体の内部に連続して設置されている。
管体が管体本体に加え接続管に接続された忌避物質送風管を含む点以外は、実施例1の場合と同様である。
図15は、管体本体の内部に設置された忌避物質送風管300を示した模式斜視図である。
図16は、図15に示される管体の長手方向の破線B−Bに対し垂直方向に被覆部材200を切断した断面を示した模式断面図である。
忌避物質送風管300の内径は、8〜18mmが好ましく、10〜16mmが更に好ましい。
実施例2では、接続管30の一方の開口部は、エアポンプ9のエア排出口20に接続され、接続管30の他方の開口部は、管体40に開設された孔81に接続されている。
これに対し、実施例3の接続管30は、管体40に開設された孔81を挿通し、最も送風手段7寄りに設置された忌避物質送風管300の一方の開口部と接続されている。
接続管30と忌避物質送風管300の接続箇所は、接続金具等公知の方法で接続することができる(図示せず)。
最も送風手段7寄りに設置された忌避物質送風管300の他方の開口部は、別の忌避物質送風管300に接続されている。忌避物質送風管300は、管体本体の内部に連続して設置されている。
送風手段から送り出されたハチの体臭成分を含む忌避物質は、接続管30を通って、忌避物質送風管300に送り込まれる。忌避物質送風管300に送り込まれたハチの体臭成分を含む忌避物質は、防御範囲の周囲に行き渡ることになる。
接続管30と忌避物質送風管300の接続箇所同様、接続管30同士の接続箇所も接続金具等公知の方法で接続することができる(図示せず)。
忌避物質送風管300には、ハチの体臭成分を含む忌避物質を放出する孔85が開設されている。
孔85の直径は、1〜5mmが好ましく、2〜4mmが更に好ましい。
孔85は、忌避物質送風管300に間隔を置いて開設されるものである。
孔84が開設される間隔は、一定が好ましく、500〜1500mmがより好ましく、800〜1200mmが更に好ましい。
本発明に使用する忌避物質送風管300の材質に特に限定はないが、ポリ塩化ビニル等の樹脂、ステンレス等の金属、エラストマー等を使用することができる。
ハチの体臭成分を含む忌避物質は、忌避物質送風管300を流れる。忌避物質送風管300は、管体本体と比較して内径が小さいため、送風手段7からハチの体臭成分を含む忌避物質を圧送する圧力が同じでもハチの体臭成分を含む忌避物質をより長い距離の忌避物質送風管内に流すことができる。
このため、実施例3に係る有害動物の忌避装置120は、本発明の有害動物の忌避装置における送風手段の個数を減らすことができコストを削減することができる。
実施例1〜3の場合、防御範囲の周囲において管体が地表に設置される。管体に開設された孔からハチの羽状音とハチの体臭成分を含む忌避物質が放出されることにより、防御範囲への有害動物の侵入を防ぐことができる。
実施例4に係る有害動物の忌避装置130は、音声反射手段と音声発生手段が設置された柱状体を管体に対し略垂直方向に備えている。
音声反射手段は、音声発生手段から発生するハチの羽状音を反射面により所定の方向に向けて反射させるものである。音声反射手段の反射面は、管体が設置された地表に対向して設置されるため、ハチの羽状音は、管体が設置された地表に向けて反射される。
音声反射手段と音声発生手段が設置された柱状体含む点以外は、実施例1〜3の場合と同様である。
図17は、音声反射手段410と音声発生手段50が設置された柱状体400を示した模式斜視図である。
図18は、音声反射手段410の反射面420に反射されたハチの羽状音が反射する状態を示した概念図である。破線の矢印が、音声反射手段410の反射面420に反射されたハチの羽状音を示す。
柱状体400には、音声反射手段410と音声発生手段50が設置されている。
柱状体400は、音声反射手段410の反射面420に反射されたハチの羽状音が防御範囲の周囲に行き渡る場所に設置され、必要に応じ、柱状体400は複数個設置される。
柱状体400の直径は、柱状体400に設置される音声反射手段の大きさや柱状体400の高さによって変化するところ、1〜4mが好ましく、2〜3mが更に好ましい。
柱状体400の高さは、3〜20mが好ましく、5〜10mが更に好ましい。
音声反射手段410は、柱状体400の先端部に設置される。音声反射手段410の反射面420は、管体が設置された地表に対向している。音声反射手段410の反射面420は、反射面420に反射されたハチの羽状音が防御範囲の周囲に行き渡るように、大きさと設置角度を適宜調節することができる。
音声発生手段の反射面の形状に特に限定はなく、放物曲面、平面等適宜選択することができる。
音声発生手段50は、再生機60、スピーカー70と電源11を含むものであり、柱状体400に設置される。
スピーカー70は、スピーカー70の出力部が音声反射手段410の反射面420に対向するように柱状体400の先端部に近接して設置される。スピーカー70の設置角度は、音声反射手段410の反射面420に反射されたハチの羽状音が防御範囲の周囲に行き渡るように、適宜調節することができる。
再生機60と電源11を箱体22に収納した後、箱体22に上蓋32を取り付ける。再生機60と電源11を収納した箱体22は、柱状体400に設置される。
音声反射手段410の反射面420は、管体が設置された地表に対向して設置されるため、音声発生手段50から発生したハチの羽状音は、管体が設置された地表に向けて反射されると、管体が設置された地表に向かってハチの羽状音が放出される。
このため、実施例4に係る有害動物の忌避装置130は、地表に設置された管体の孔から放出されるハチの羽状音とハチの体臭成分を含む忌避物質に加え、上空からもハチの羽状音が放出されるため、カラス、ハト及びカモメなどの空中を飛行する有害動物の防御範囲への侵入を有効に防ぐことができる。
実施例1〜4の場合、管体は、地表に設置されている。
これに対し、実施例5の管体は、地中に埋設されている。ここでいう埋設とは、管体を構成する中空の円柱が完全に地表の下に埋まった状態で設置されていることをいう。
管体が埋設された深さは、管体を構成する中空の円柱のうち最も地表に近い部分を基準として、50〜100mmが好ましく、20〜70mmが更に好ましい。
管体が地中に埋設されていることにより、防御範囲に設置された管体が人目に触れることを防止することができる。
このため、実施例5に係る有害動物の忌避装置140は、ゴルフ場など景観が重視される施設にも心理的抵抗なく設置することができる。
本発明に係る有害動物の忌避装置は、有害動物の天敵であるハチが現に存在する擬似的な状況を形成することにより、広い防御範囲において有害動物の侵入を有効に防ぐことができ、なおかつ、有害動物の学習による効果の低下が生じにくい。
1 巣箱
2,21,22 箱体
3,31,32 上蓋
4 巣枠
5 ネット
6,61 布
7 送風手段
8,81,82,83,84,85 孔
9 エアポンプ
10,11 電源
20 エア排出口
30,31 接続管
40,40a,40b 管体
50 音声発生手段
60 再生機
70 スピーカー
80,80a,80b 電源ケーブル
90 オーディオケーブル
100,101,102,103 有害動物の忌避装置
200 被覆部材
300 忌避物質送風管
400 柱状体
410 音声反射手段
420 反射面

Claims (7)

  1. 送風手段と音声発生手段と管体を備え、
    前記送風手段が、ハチの体臭成分を含む忌避物質を送り出し、
    前記音声発生手段が、ハチの羽状音を発生させ、
    前記管体が、前記忌避物質と前記羽状音を放出する孔を有し、
    前記管体が管体本体と忌避物質送風管を含むことを特徴とする、有害動物の忌避装置。
  2. 前記忌避物質と前記羽状音を放出する孔に被覆部材が設置された、請求項1に記載の有害動物の忌避装置。
  3. 前記管体に対し略垂直方向に設置された柱状体を備え、
    前記柱状体に音声反射手段と音声発生手段が設置され、
    前記音声反射手段の反射面が前記管体の設置された地表に対向し、
    前記音声発生手段から発生する前記羽状音が前記反射面に反射する、請求項1又は2のいずれかに記載の有害動物の忌避装置。
  4. 前記管体が地中に埋設された、請求項1〜のいずれかに記載の有害動物の忌避装置。
  5. 前記管体が埋設された深さが地表から50〜100mmの範囲である、請求項記載の有害動物の忌避装置。
  6. 前記音声発生手段から発生する前記羽状音が所定の時間ごとに変化する、請求項1〜のいずれか記載の有害動物の忌避装置。
  7. 前記ハチが、ミツバチ、スズメバチ、アナバチ、ベッコウバチ、ハキリバチ、ツチバチ、キバチ及びジガバチからなる群より選ばれる少なくとも一つである、請求項1〜のいずれかに記載の有害動物の忌避装置。
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