JP6688943B1 - ヘルメット - Google Patents

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Abstract

ヘルメット1の内殻3と外殻2を互いに対して摺動可能に接続するためのコネクタ50であって、内殻及び外殻のうち一方に取り付けるための第1の取付け部品51と、内殻及び外殻の他方取り付けるための第2の取付け部品52と、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体53であって、弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするように、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成された1つ又は複数の弾性構造体53とを備え、弾性構造体は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に少なくとも1つの角度部分を備え、前記角度部分の角度が第1の取付け部品と第2の取付け部品の間の相対運動を可能にするために変化するように構成されている、コネクタ。

Description

本発明はヘルメットに関するものである。詳細には、本発明は、斜めの衝撃の下で内殻と外殻が互いに対して摺動することができるヘルメット及びそれらの層の間のコネクタに関するものである。
ヘルメットは様々な活動で使用されることが知られている。これらの活動は、兵士向けの保護用ヘルメット、並びに、たとえば建設業者、鉱山労働者、又は産業機械の操作員によって使用される安全帽又はヘルメットなど、戦闘目的及び工業目的のものを含む。ヘルメットはスポーツ活動でも一般的である。たとえば、保護用ヘルメットは、アイスホッケー、サイクリング、モータサイクリング、自動車レース、スキー、スノーボード、スケート、スケートボード、乗馬、アメリカン・フットボール、野球、ラグビー、クリケット、ラクロス、クライミング、エアソフト及びペイントボールにおいて使用されている。
ヘルメットは固定サイズであり得、又はサイズや形状が異なる頭に適合するように調節可能である。たとえば一般にアイスホッケー・ヘルメットといったいくつかのタイプのヘルメットでは、ヘルメットの外側の寸法及び内側の寸法を変更するためのヘルメットの可動部によって調節機能が提供され得る。これは、互いに対して移動することができる2つ以上の部品をヘルメットに与えることよって達成され得る。たとえば一般にサイクリングのヘルメットといった他の事例では、ヘルメットには、ヘルメットの本体又は外殻のサイズが不変のままユーザの頭に固定するために、ユーザの頭にヘルメットが適合するように寸法が変化し得る取付けデバイスが備わっている。ヘルメットをユーザの頭に定着させるためのそのような取付けデバイスは、ヘルメットを適所にさらにしっかりと取り付けるための追加のストラップ(あごひもなど)とともに使用され得る。これらの調節機構を組み合わせることも可能である。
ヘルメットは、多くの場合、通常はプラスチック製又は複合材料製の硬い外殻と、ライナと呼ばれるエネルギー吸収層とで作製されている。現今では、保護用ヘルメットは、とりわけ、規定荷重において脳の重心に生じ得る最大加速度に関する特定の法的要件を満たすように設計する必要がある。一般的には、遂行される検査において、ヘルメットを装備したダミーの頭蓋骨として知られているものが頭に対して半径方向の打撃を受ける。これによって、頭蓋骨に対する半径方向の打撃に対して優れたエネルギー吸収性能を有する最新式のヘルメットがもたらされた。ヘルメットの開発には、(接線方向の成分と半径方向の成分が組み合わさった)斜めの打撃から伝わるエネルギーを、回転エネルギーを吸収若しくは放散すること、及び/又は斜めの打撃から伝わるエネルギーを回転エネルギーではなく直線運動エネルギーへ方向転換することによって、小さくするための進歩もあった(たとえば国際公開2001/045526号及び国際公開2011/139224号があり、どちらも参照によって全体が本明細書に組み込まれている)。
(保護しないと)そのような斜めの衝撃によって、脳には並進加速度と角加速度の両方が生じる。角加速度によって頭蓋骨の内部で脳が回転し、脳を頭蓋骨に接続している身体の要素及び脳自体に障害を引き起こす。
回転障害の実例には、脳震とうなどの軽症の外傷性脳損傷(MTBI:Mild Traumatic Brain Injuries)、及び硬膜下血腫(SDH:subdural haematomas)などのより重症の外傷性脳損傷が含まれ、血管破断と、びまん性軸索損傷(DAI:diffuse axonal injuries)との結果として出血し、これらは、脳組織における高剪断変形の結果として神経繊維が過度に伸ばされることとして要約され得るものである。
回動力の、持続時間、振幅及び増加率などの特性に依拠して、脳震とう、SDH、DAI又はこれらの損傷の組合せのいずれかを被る可能性がある。一般に、SDHは短期間且つ大振幅の加速度によって生じ、DAIは、より長く、より広範囲にわたる加速度荷重によって生じる。
斜めの衝撃の下で、加速度の角度成分が原因となって引き起こされる損傷を軽減するために、内殻と外殻が互いに対して移動可能なヘルメット(たとえば国際公開2001/045526号及び国際公開2011/139224号)が知られている。
国際公開2001/045526号 国際公開2011/139224号
しかしながら、現在の解決策は、多くの場合、ヘルメットの殻同士が接続されたまま摺動することを可能にするために複雑な構成要素を必要とする。このことにより、そのようなヘルメットは割高な製品になってしまう。また、現在の解決策は一般的に大きく、ヘルメットにおいて大きな空間を占める。さらに、既存のヘルメットを摺動し得るように適合させるのは容易でない。本発明は、これらの問題のうち1つ又は複数に少なくとも部分的に対処することを目標とするものである。
本発明の一態様は、ヘルメットの内殻と外殻を接続するためのコネクタを提供するものであり、コネクタは、好ましくは、内殻及び外殻のうち一方に取り付けるための第1の取付け部品と、内殻及び外殻のうち他方に取り付けるための第2の取付け部品と、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体であって、弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成された、1つ又は複数の弾性構造体とのうち1つ又は複数を備え、任意選択で、弾性構造体は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に少なくとも1つの角度部分を備え、前記角度部分の角度は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間の相対運動を可能にするために変化するように構成されている。
任意選択で、角度部分は実質的にV字形であり、V字形の2つの端部はそれぞれ第1の取付け部品及び第2の取付け部品に接続されている。
任意選択で、角度部分は実質的にZ字形であり、Z字形の2つの端部はそれぞれ第1の取付け部品及び第2の取付け部品に接続されている。
本発明の別の態様は、ヘルメットの内殻と外殻を接続するためのコネクタを提供するものであり、コネクタは、好ましくは、内殻及び外殻のうち一方に取り付けるための第1の取付け部品と、内殻及び外殻のうち他方に取り付けるための第2の取付け部品と、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体であって、弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成された、1つ又は複数の弾性構造体とのうち1つ又は複数を備え、任意選択で、弾性構造体は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に少なくとも1つの屈曲部分を備え、前記屈曲部分の屈曲量は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間の相対運動を可能にするために変化するように構成されている。
任意選択で、屈曲部分は実質的にS字形であり、S字形の2つの端部はそれぞれ第1の取付け部品及び第2の取付け部品に接続されている。
本発明の別の態様は、ヘルメットの内殻と外殻を接続するためのコネクタを提供するものであり、コネクタは、好ましくは、内殻及び外殻のうち一方に取り付けるための第1の取付け部品と、内殻及び外殻のうち他方に取り付けるための第2の取付け部品と、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体であって、弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成された、1つ又は複数の弾性構造体とのうち1つ又は複数を備え、任意選択で、弾性構造体は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に少なくとも1つの環状部分を備え、前記環状部分の形状は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間の相対運動を可能にするために変化するように構成されている。
任意選択で、環状部分は実質的に楕円形であり、楕円の2つの対向端はそれぞれ第1の取付け部品及び第2の取付け部品に接続されている。
本発明の別の態様は、ヘルメットの内殻と外殻を接続するためのコネクタを提供するものであり、コネクタは、好ましくは、内殻及び外殻のうち一方に取り付けるための第1の取付け部品と、内殻及び外殻のうち他方に取り付けるための第2の取付け部品と、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体であって、弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成された、1つ又は複数の弾性構造体とのうち1つ又は複数を備え、任意選択で、弾性構造体は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に少なくとも2つの交差する部品を備え、2つの交差する部品の交差角は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間の相対運動を可能にするために変化するように構成されている。
任意選択で、交差する部品は実質的にX字形の部分を形成するように交差し、X字形の第1の2つの端部が第1の取付け部品に接続されており、X字形の第2の2つの端部が第2の取付け部品に接続されている。
任意選択で、交差する部品は実質的にY字形の部分を形成するように交差し、Y字形の2つの端部が第1の取付け部品及び第2の取付け部品のうち一方に接続されており、Y字形の第3の端部が第1の取付け部品及び第2の取付け部品のうち他方に接続されている。
本発明の別の態様は、ヘルメットの内殻と外殻を接続するためのコネクタを提供するものであり、コネクタは、好ましくは、内殻及び外殻のうち一方に取り付けるための第1の取付け部品と、内殻及び外殻のうち他方に取り付けるための第2の取付け部品と、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体であって、弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成された、1つ又は複数の弾性構造体とのうち1つ又は複数を備え、任意選択で、弾性構造体は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に少なくとも1つの直線部分を備え、直線部分は、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間の相対運動を可能にするために曲がるように構成されている。
任意選択で、第1の取付け部品及び第2の取付け部品は、それぞれ内殻及び外殻のうち一方又は他方にしっかりと取り付けるように構成されている。
任意選択で、第1の取付け部品及び第2の取付け部品は、それぞれ内殻及び外殻のうち一方又は他方に対して、1つ又は複数の弾性構造体の伸長方向と直交する方向にしっかりと取り付けるように構成されている。
任意選択で、第2の取付け部品は、第2の取付け部品を取り付ける内殻又は外殻の一部分を収容するように構成された凹部を備える。
任意選択で、第2の取付け部品は1つ又は複数の開口を備え、固定手段は、第2の取付け部品を取り付ける内殻又は外殻に第2の取付け部品を固定するためにこの開口を通り得る。
任意選択で、凹部は1つ又は複数の開口を備える。
任意選択で、第2の取付け部品は、第1の取付け部品を少なくとも部分的に囲むように用意される。
任意選択で、第1の取付け部品は、ヘルメットにストラップを取り付けるためのストラップ取付け部品を収容するように構成された凹部を備える。
任意選択で、第1の取付け部品は1つ又は複数の開口を備え、固定手段は、第1の取付け部品を取り付ける内殻又は外殻に第2の取付け部品を固定するためにこの開口を通り得る。
任意選択で、凹部は、ストラップ取付け部品を第1の取付け部品に固定するために固定手段が通り抜け得るようにさらに構成された1つ又は複数の開口を備える。
任意選択で、第1の取付け部品の凹部は、1つ又は複数の弾性構造体の伸長方向に対して直交する第1の方向に向き、第2の取付け部品の凹部は、第1の方向とは反対の第2の方向に向く。
任意選択で、コネクタ50は、ヘルメットの内殻及び/又は外殻に圧入するように構成される。
任意選択で、第1の取付け部品及び/又は第2の取付け部品は、それぞれ内殻及び外殻のうち一方又は他方に接するように構成される。
任意選択で、異なる弾性を有する少なくとも2つの弾性構造体が設けられる。
本発明の別の態様は、ヘルメットの内殻と外殻を接続するためのコネクタを提供するものであり、コネクタは、好ましくは、内殻及び外殻のうち一方に取り付けるための第1の取付け部品と、第1の取付け部品を少なくとも部分的に囲むように用意されて内殻及び外殻のうち他方に取り付けるための第2の取付け部品と、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体であって、弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成された、1つ又は複数の弾性構造体とのうち1つ又は複数を備え、任意選択で、第1の取付け部品は、ヘルメットにストラップを取り付けるためのストラップ取付け部品を収容するように構成された凹部を備える。
本発明の別の態様が提供するヘルメットは、好ましくは、内殻と、1つ又は複数のストラップ付着点を備える外殻と、1つ又は複数のストラップ付着点において外殻に取り付けられたストラップ取付け部品を備えるストラップと、外殻に取り付けられた第1の取付け部品、内殻に取り付けられた第2の取付け部品、及び弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成されて第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体を備えるコネクタとのうち1つ又は複数を備え、任意選択で、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間の相対運動がヘルメットの内殻と外殻の間の摺動を可能にし、第1の取付け部品は1つ又は複数のストラップ付着点において外殻に取り付けられている。
本発明の別の態様は、コネクタを使用してヘルメットの内殻と外殻の間を摺動させる方法を提供するものであり、この方法は、好ましくは、コネクタの第1の取付け部品を外殻に取り付けるステップと、第2の取付け部品を内殻に取り付けるステップとのうち1つ又は複数を含み、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体が、弾性構造体が変形するとき第1の取付け部品が第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品と第2の取付け部品を接続するように構成されており、任意選択で、ストラップが外殻に取り付けられている外殻の1つ又は複数のストラップ付着点において第1の取付け部品が外殻に取り付けられ、第1の取付け部品と第2の取付け部品の間の相対運動がヘルメットの内殻と外殻の間の摺動を可能にする。
本発明が、添付図面を参照しながら、非限定的な実例によって以下で説明される。
斜めの衝撃から保護するためのヘルメットの断面図である。 図1のヘルメットの機能する原理を示す図である。 図1のヘルメットの構造の変形形態を示す図である。 図1のヘルメットの構造の変形形態を示す図である。 図1のヘルメットの構造の変形形態を示す図である。 別の保護用ヘルメットの概略図である。 図4のヘルメットの取付けデバイスを接続する代替方法を表現する図である。 本発明によるコネクタを備えるヘルメットの内部を示す図である。 図6に示されたフロント・コネクタの快適パディングが除去された状態の拡大図である。 図6に示されたリヤ・コネクタの快適パディングが除去された状態の拡大図である。 ヘルメットに取り付けられたコネクタの側面図である。 ヘルメットに取り付けられた別のコネクタの側面図である。 本発明の一実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明の別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 本発明のさらに別の実施例によるコネクタの機構を示す図である。 ヘルメットの内殻に接続されたさらなるコネクタを示す図である。 ヘルメットの内殻に接続された図24のコネクタの側断面図である。 ヘルメットに取り付けられたさらに別のコネクタの側面図である。 中立位置におけるフロント・コネクタを示す図である。 中立位置におけるリヤ・コネクタを示す図である。 変形した位置における図27のコネクタを示す図である。
図に表現されたヘルメットの様々な層の厚さ及び層の間の間隔の寸法は明瞭さのために誇張されており、もちろん必要性及び要件に従って適合され得るものである。
図1は、斜めの衝撃から保護するように意図された、国際公開2001/45526号で論じられた種類の第1のヘルメット1を表現するものである。このタイプのヘルメットは、上記で論じられた任意のタイプのヘルメットであり得る。
保護用ヘルメット1は、外殻2と、外殻2の内部に用意された内殻3とで構築されている。着用者の頭と接触するように意図された追加の取付けデバイスが設けられてよい。
外殻2と内殻3の間には、中間層4すなわち摺動促進材が用意されており、したがって外殻2と内殻3の間が変位し得る。詳細には、中間層4すなわち摺動促進材は、以下で論じられるように、衝撃があるとき2つの部品の間が摺動し得るように構成され得る。たとえば、摺動促進材は、ヘルメット1の着用者にとって耐えられるものと予期される、ヘルメット1に対する、衝撃に関連した力の下で、摺動し得るように構成されてよい。
いくつかの機構では、摩擦係数が0.001〜0.3及び/又は0.15未満になるように摺動層すなわち摺動促進材を構成するのが望ましいことであり得る。
図1の描写において、1つ又は複数の連結メンバ5がヘルメット1の縁部分に用意されてよく、外殻2と内殻3を互いに連結する。いくつかの機構では、連結メンバ5は、エネルギーを吸収することによって外殻2と内殻3の間の相互変位を打ち消してよい。しかしながら、これは必須ではない。さらに、この特徴があるとしても、吸収されるエネルギー量は、衝撃の間に内殻3によって吸収されるエネルギーと比較して、通常は極小である。他の機構では、連結メンバ5は全くなくてよい。
さらに、これらの連結メンバ5の配置は多様であり得る。たとえば、連結メンバは、縁部分から離れた位置に置かれてよく、中間層4を介して外殻2と内殻3を接続する。
外殻2は、様々なタイプの衝撃に耐えるように、比較的薄くて強いものでよい。外殻2は、たとえばポリカーボネート(PC:polycarbonate)、ポリ塩化ビニール(PVC:polyvinylchloride)又はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS:acrylonitrile butadiene styrene)などのポリマー材料で作製され得る。有利には、ポリマー材料は、ガラス繊維、アラミド、トワロン、カーボン繊維、ケブラー又は超高分子量ポリエチレン(UHMWPE:ultrahigh molecular weight polyethylene)などの材料を使用して繊維補強され得る。
内殻3はかなり厚く、エネルギー吸収層として働く。そのため、内殻3は、頭に対する衝撃を減衰させるか又は吸収することができる。内殻3は、有利には、発泡スチロール(EPS:expanded polystyrene)、発泡ポリプロピレン(EPP:expanded polypropylene)、発泡ポリウレタン(EPU:expanded polyurethane)、ビニル・ニトリル発泡体のような発泡材料、又はたとえばハニカム状の構造を形成する他の材料、又は商標名Poron(登録商標)及びD30(登録商標)で販売されているものなどのひずみ速度感受性発泡体で作製され得る。構築は、たとえば以下で見られるように、異なる材料の複数の層を用いて様々なやり方で多様にすることができる。
内殻3は衝撃のエネルギーを吸収するように設計されている。ヘルメット1の他の要素(たとえば内殻3の内部に設けられた硬い外殻2又はいわゆる「快適パディング」)はエネルギーをいくぶん吸収するはずであるが、それはそれらの主目的ではなく、エネルギー吸収に対するそれらの寄与は、内殻3のエネルギー吸収と比較して極小である。実際には、快適パディングなどいくつかの他の要素は「圧縮可能な」材料で作製され、そのため他の状況では「エネルギーを吸収する」と考えられるが、ヘルメットの分野では、圧縮可能な材料が、ヘルメットの着用者の傷害を低減する目的に関して、必ずしも衝撃の間に有意義なエネルギー量を吸収するという意味での「エネルギーを吸収する」ものではないことが十分に理解される。
たとえばオイル、ゲル、テフロン(登録商標)、ミクロスフェア、空気、ゴム、ポリカーボネート(PC)、フェルトなどの布地材料など、複数の異なる材料及び実施例が中間層4すなわち摺動促進材として使用され得る。そのような層はおよそ0.1〜5mmの厚さを有し得るが、選択された材料及び所望の性能に依拠して、他の厚さも使用され得る。中間層4用にはPCなど低摩擦プラスチック材料の層が望ましい。この層は、外殻2の内側の面に(若しくは、より一般的にはどの層の半径方向内側にでも直接)モールドされてよく、又は内殻3の外側表面に(若しくは、より一般的にはどの層の半径方向外側にでも直接)モールドされてもよい。中間層の数及び位置決めも多様であり得、この実例は以下で(図3Bを参照しながら)論じられる。
連結メンバ5として、たとえばゴム、プラスチック又は金属の変形可能な細片が利用され得る。これらは、適切なやり方で外殻及び内殻にしっかり固定され得る。
図2は保護用ヘルメット1が機能する原理を示すものであり、ヘルメット1及び着用者の頭蓋骨10は準円筒状であって、頭蓋骨10は縦軸11上に取り付けられていると想定される。ヘルメット1に斜めの衝撃Kがあったとき、頭蓋骨10に対してねじれの力及びトルクが伝達される。衝撃力Kにより、保護用ヘルメット1には、接線力KT及び横力KRの両方が生じる。この特別な状況における関心事は、ヘルメットを回転させる接線力KR及びその影響のみである。
理解され得るように、力Kによって内殻3に対する外殻2の変位12が生じ、連結部材5が変形する。そのような機構を用いると、頭蓋骨10に伝達されるねじれの力は約75%低減され、平均でおよそ25%になる。これは、脳に伝達されるはずの回転エネルギーの量の、内殻3と外殻2の間の滑り運動による低減の結果である。
表現されていないが、保護用ヘルメット1の円周方向にも滑り運動が生じ得る。これは、外殻2と内殻3の間の円周方向の角回転の結果であり得る(すなわち、衝撃の間に、外殻2は内殻3に対して円周方向の角度だけ回転することができる)。
図2は、中間層4が内殻3に固定されたままで外殻が摺動する様子を示すが、その代わりに、中間層4が外殻2に固定されたままで内殻3が中間層4に対して摺動してもよい。
或いは、外殻2と内殻3の両方が中間層4に対して摺動してもよい。
保護用ヘルメット1の他の機構も可能である。図3にはいくつかの可能な変形形態が示されている。図3aにおいて、内殻3は、比較的薄い外側層3”及び比較的厚い内側層3’から構築されている。外側層3”は、外殻2に対して容易に摺動することができるように、内側層3’よりも硬いものでよい。図3bにおいて、内殻3は図3aと同様に構築されている。しかしながら、この場合には、2つの中間層4があってその間に外殻6がある。2つの中間層4は、必要に応じて別のやり方で具現され、異なる材料で作製され得る。可能性の1つには、たとえば外側の中間層を内側の中間層よりも低摩擦にすることがある。図3cにおいて、外殻2は以前のものとは別のやり方で具現されている。この場合、より硬い外側層2”がより柔軟な内側層2’を覆う。内側層2’は、たとえば内殻3と同一の材料でよい。図1〜図3には層の間の半径方向の分離が示されていないが、互いに対して摺動するように構成された層の間に空間がもたらされるように、特に層の間にいくつかの分離があってよい。
図4は、これも斜めの衝撃から保護するように意図された、WO 2011/139224で論じられた種類の第2のヘルメットを表現するものである。このタイプのヘルメットも、上記で論じられた任意のタイプのヘルメットであり得る。
図4において、ヘルメット1は、図1のヘルメットの内殻3に類似のエネルギー吸収層3を備える。エネルギー吸収層3の外表面は、エネルギー吸収層3と同一の材料からもたらされてよく(すなわち、さらなる外殻はなくてよく)、又は外表面は、図1に示されたヘルメットの外殻2と等しい剛性殻2であり得る(図5を参照されたい)。その場合、剛性殻2は、エネルギー吸収層3とは異なる材料から作製されてよい。図4のヘルメット1が有する任意選択の複数の通気孔7は、エネルギー吸収層3と外殻2の両方を通って延在しており、それによってヘルメット1を通る空気流れを可能にする。
着用者の頭にヘルメット1を取り付けるために、取付けデバイス13が設けられている。以前に論じられたように、取付けデバイス13のサイズを調節することによって異なるサイズの頭を収容することができるので、エネルギー吸収層3や剛性殻2のサイズを調節することができないとき、これは望ましいことであり得る。取付けデバイス13は、PC、ABS、PVC若しくはPTFEなどの弾性若しくは準弾性のポリマー材料、又は綿布などの天然繊維材料で作製され得る。たとえば、織物のキャップ又はネットが取付けデバイス13を形成し得る。
取付けデバイス13は、前側、後側、左側及び右側から延在するさらなるストラップ部を伴うヘッド・バンド部分を備えるものとして示されているが、取付けデバイス13の特定の構成はヘルメットの構成に従って様々であり得る。場合によっては、取付けデバイスは、むしろ、ヘルメットの通気を可能にするために、たとえば通気孔7の位置に対応して恐らく穴又は間隔を伴う、連続した(成形された)シートに似たものでよい。
図4には、特定の着用者のために取付けデバイス13のヘッド・バンドの直径を調節するための任意選択の調節デバイス6も表現されている。他の機構ではヘッド・バンドは弾性ヘッド・バンドであり得、その場合には調節デバイス6が除外され得る。
エネルギー吸収層3の半径方向内側に摺動促進材4が設けられている。摺動促進材4は、エネルギー吸収層又は着用者の頭にヘルメットを取り付けるために設けられた取付けデバイス13に対して摺動するように適合されている。
摺動促進材4は、上記で論じられたのと同様に、エネルギー吸収層3が取付けデバイス13に対して摺動するのを支援するために設けられている。摺動促進材4は低摩擦係数の材料でよく、又はそのような材料でコーティングされてもよい。
そのため、図4のヘルメットでは、摺動促進材は、エネルギー吸収層3の最も内側に設けられるか又は組み込まれてよく、取付けデバイス13に面する。
しかしながら、摺動促進材4は、エネルギー吸収層3と取付けデバイス13の間を摺動可能にするという同じ目的のために、取付けデバイス13の外表面に設けられてよく、又は組み込まれてよいことも同様に考えられる。すなわち、特定の機構では、取付けデバイス13自体が摺動促進材5として働くように適合され得、低摩擦材料を備えてよい。
言い方を換えれば、摺動促進材4はエネルギー吸収層3の半径方向内側に設けられる。摺動促進材は、取付けデバイス13の半径方向外側に設けることもできる。
取付けデバイス13が(上記で論じられたように)キャップ又はネットとして形成されるとき、摺動促進材4は低摩擦材料の貼付剤として設けられてよい。
低摩擦材料は、PTFE、ABS、PVC、PC、ナイロン、PFA、EEP、PE及びUHMWPEなどのろう質のポリマー、又は潤滑剤を注ぐことができる粉材でよい。低摩擦材料は布地材料であり得る。論じられたように、この低摩擦材料は摺動促進材とエネルギー吸収層の一方又は両方に適用され得る。
取付けデバイス13は、図4の4つの取付け部材5a、5b、5c及び5dなどの取付け部材5によって、エネルギー吸収層3及び/又は外殻2に固定され得る。これらは弾性変形、準弾性変形、又は塑性変形することによってエネルギーを吸収するように適合されてよい。しかしながら、これは必須ではない。さらに、この特徴があるとしても、吸収されるエネルギー量は、衝撃の間にエネルギー吸収層3によって吸収されるエネルギーと比較して、通常は極小である。
図4に示された実施例によれば、4つの取付け部材5a、5b、5c及び5dは、第1の部分8及び第2の部分9を有するサスペンション部材5a、5b、5c、5dであり、サスペンション部材5a、5b、5c、5dの第1の部分8は、取付けデバイス13に固定するように適合され、サスペンション部材5a、5b、5c、5dの第2の部分9は、エネルギー吸収層3に固定するように適合されている。
図5は、着用者の頭に設置されたとき図4のヘルメットに類似のヘルメットの一実施例を示す。図5のヘルメット1は、エネルギー吸収層3とは異なる材料から作製された硬い外殻2を備える。図4とは対照的に、図5では、取付けデバイス13は、エネルギー及び力を弾力的に、準弾力的に、又は可塑性によって吸収するように適合された2つの取付け部材5a、5bによってエネルギー吸収層3に固定されている。
図5には、ヘルメットに対する回動力を生成する前部斜めの衝撃Iが示されている。斜めの衝撃Iは、取付けデバイス13に対してエネルギー吸収層3を摺動させる。取付けデバイス13は、取付け部材5a、5bによってエネルギー吸収層3に固定されている。そのような取付け部材は明瞭さのために2つしか示されていないが、実際にはそのような取付け部材が多く存在してよい。取付け部材5は、弾性変形又は準弾性変形によって回動力を吸収することができる。他の機構では変形は塑性変形であり得、1つ以上の取付け部材5の***をもたらすことさえある。塑性変形の場合には、衝撃の後に、少なくとも取付け部材5は置換することになる。場合によっては、取付け部材5において塑性変形と弾性変形の組合せが生じる可能性があり、すなわち、いくつかの取付け部材5が破断して塑性的にエネルギーを吸収し、他の取付け部材5が変形して弾性的に力を吸収する。
一般に、図4及び図5のヘルメットでは、エネルギー吸収層3は、図1のヘルメットの内殻と同様に、衝撃の間に圧縮によって衝撃吸収材として働く。外殻2を使用すると、衝撃エネルギーがエネルギー吸収層3に広がるのを支援することになる。摺動促進材4により、取付けデバイスとエネルギー吸収層の間も摺動することが可能になる。これによって、脳に対して回転エネルギーとして伝達されるはずのエネルギーを制御されたやり方で放散することが可能になる。エネルギーは、摩擦熱、エネルギー吸収層の変形、又は取付け部材の変形若しくは変位によって放散され得る。エネルギー伝達が低減されるので、脳に影響を及ぼす回転加速度が低減され、したがって頭蓋骨の内部の脳の回転が低減される。それによって、MTBIと、硬膜下血腫、SDH、血管破断、脳震とう及びDAIなどのより重症の外傷性脳損傷とを含む回転損傷のリスクが軽減される。
図6は本発明によるヘルメット1の実例を示す。ヘルメット1は内殻3及び外殻2を備える。内殻3の内部には任意選択の快適パディング層80がある。外殻2は4つのストラップ付着点2Aを備える(実際には任意数のストラップ付着点2Aが設けられてよい)。図9は、一実施例によるストラップ付着点2Aをより明瞭に示す。ストラップ付着点2Aは、ヘルメット1のストラップ70に取り付けるように構成されている。ストラップ70は、ストラップ70をヘルメット1に取り付けるように構成されたストラップ取付け部品71を備える。図6に示されるように、ストラップ取付け部品71は、ストラップ付着点2Aにおいて外殻2に取り付けられている。図示されていない他の実施例では、ストラップ付着点2Aは、ヘルメットの外殻2ではなく内殻3に設けられてよい。その場合、ストラップ70は、代わりに、内殻3に取り付けられてよい。
ストラップ70は、ユーザの頭にヘルメット1を固定するための、たとえばあごひもといったストラップでよい。ストラップ70は、実質的に布地材料から形成され得る。ストラップ取付け部品71は、金属、プラスチック又は複合材料などの比較的硬い材料から形成された構成要素でよい。ストラップ取付け部品71は、ストラップ70をヘルメット1に取り付けるためのたとえばボルトといった固定手段60を通し得る開口を備えてよい。ストラップ取付け部品71はストラップ70の終端にあってよい。
本発明は、コネクタ50を使用してヘルメット1の内殻3と外殻2の間を摺動させる方法を提供するものである。図1〜図5に示されたヘルメット1に関して上記で説明された連結部材5の代わりに、又はそれに加えて、コネクタ50が使用され得る。たとえば、図6のヘルメットによって示されるように、コネクタ50は、外殻2及び内殻3の一方に取り付けるための第1の取付け部品51、及び外殻2又は内殻3の他方に取り付けるための第2の取付け部品52を備える。第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体53は、弾性構造体53が変形するとき第1の取付け部品51が第2の取付け部品52に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52を接続するように構成されている。第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の相対運動がヘルメット1の内殻3と外殻2の間の摺動を可能にする。
図に示された実施例では、第1の取付け部品51は、ストラップ70が外殻2取り付けられている外殻2のストラップ付着点2Aのうち1つにおいて外殻2に取り付けられている。或いは、ストラップ付着点が内殻3に設けられ得る場合には、それに応じて、第1の取付け部品51は、ストラップ付着点2Aのうち1つにおいて内殻3に接続されてよい。コネクタ50は、第2の取付け部品52がストラップ付着点2Aのうち1つにおいて外殻2又は内殻3に取り付けられるように、逆向きに用意されてもよい。このようにして、本発明は、ヘルメット1の内殻3と外殻2を接続するために既存のストラップ付着点を利用し、したがって空間を有効利用するものである。さらに、これによって、コネクタ50が、既存のヘルメットに遡及的に適合されることが可能になる。
図7は図6に示されたフロント・コネクタの拡大図であり、図8は図6に示されたリヤ・コネクタの拡大図である。図7及び図8では快適パディング80が除去されている。図6、図7及び図8に示された実施例では、ヘルメットには4つのストラップ付着点2A及び4つの対応するコネクタ50が設けられている。しかしながら、たとえば2つ又は6つといった任意数のストラップ付着点2A及びコネクタ50が設けられてよい。一般的には、ヘルメット1の右側と左側に同数のストラップ付着点2Aが設けられる。これらは、図6、図7及び図8に示されるような、たとえば着用者の耳の両側に配置されるように設置されたフロント及びリアのストラップ付着点でよい。
図9はヘルメット1に取り付けられたコネクタ50の側面図である。ストラップ70、ストラップ取付け部品71及びストラップ付着点2Aが示されている。ストラップ取付け部品71及びコネクタ50の第1の取付け部品51が、ヘルメット1の外殻2に対してストラップ付着点2Aにおいて取り付けられていることが理解され得る。コネクタ50の弾性構造体53が変形するとき、内殻3は外殻2に対して摺動することができる。
内殻3の外表面と外殻2の内表面の間に摺動促進材4を設けることにより、摺動するのが支援され得る。たとえば、摺動促進材4はポリカーボネートなど低摩擦材料の層でよい。図9及び図10に示されるように、この低摩擦層は外殻2の内表面にあってよい。摺動促進材4は、低摩擦材料(たとえばポリカーボネート)の層の形態で設けられる場合には、またストラップ付着点2Aにおいて外殻2の内側の表面に取り付けられてよい。たとえば、図9に示されるように、摺動促進材は、固定手段60によって外殻2とコネクタ50及び/又はストラップ取付け部品71の間に固定されてよい。それゆえに、摺動促進材4は、固定手段60を通し得る対応する開口(図示せず)を備えてよい。
本発明のコネクタ50が以下でより詳細に説明される。コネクタ50の様々な実施例が図11〜図22に示される。
本発明は、ヘルメット1の内殻3と外殻2を接続するためのコネクタ50を提供するものである。コネクタ50は、内殻3及び外殻2の一方に取り付けるための第1の取付け部品51と、内殻3及び外殻2の他方に取り付けるための第2の取付け部品52とを備える。第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体53は、弾性構造体53が変形するとき第1の取付け部品51が第2の取付け部品52に対して移動することを可能にするために、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52を接続するように構成されている。
各弾性構造体53は、弾性構造体の位置で第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の距離を変化(たとえば減少/増加)させるために、(たとえば圧縮/膨張によって)変形するように構成されてよい。弾性構造体53の伸長方向は、コネクタがヘルメットに接続されるときヘルメットの半径方向に対して垂直でよい。第1の取付け部品51、第2の取付け部品52及び弾性構造体53は、コネクタ50がヘルメットに接続されたときヘルメットの半径方向に対して垂直な(すなわち接線方向の)面によって二分されるように構成されてよい。第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52は、コネクタがヘルメットに接続されるとき、ヘルメットの半径方向に対して垂直な面において互いに対して実質的に移動するように構成されてよい。
第1の取付け部品51と第2の取付け部品52は、コネクタ50がヘルメットに接続されるとき、ヘルメットの半径方向に対して垂直な方向に分離されるように構成されてよい。この分離は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の相対運動によって増/減され得る。第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の距離の減少/増加の方向は、ヘルメットの外殻2と内殻3の間で摺動が生じる方向、すなわちヘルメットの半径方向に対して垂直な方向(すなわち接線方向)に相当するように構成されている。この移動は図27と図29の比較によって示される。図27は中立位置におけるコネクタ50を示し、図29はヘルメットの外殻2と内殻3の間に摺動が生じたときのコネクタ50を示す。
図11〜図14に示されるコネクタの弾性構造体53は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間に少なくとも1つの角度部分を備え、前記角度部分の角度は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の相対運動を可能にするために変化するように構成されている。
弾性構造体53は、一般に、互いに対して斜めの方向に延在する2つの部分を備え得る。これら2つの部分は、それぞれの端において接続されて角度部分を形成する。角度部分は比較的鋭い角度でよく、たとえば2つの直線部分が直接接触するか又は湾曲してよい。
図11に示されるように、角度部分は実質的にV字形でよい。V字形の2つの端部は、それぞれ第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52に接続されてよい。V字形の端部は、2つの直線部分の接続されていない端部がV字形を形成することを意味する。V字形は、実質的に鋭い角度又は上記で説明された曲線に当てはまり得、たとえばU字形も記述するものである。
図13及び図14に示されるように、角度部分は実質的にZ字形であり、Z字形の2つの端部はそれぞれ第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52に接続されている。図13に示されるように、Z字形の2つの端部は、第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52に直接接続されてよい。
或いは、Z字形の2つの端部は、図14に示されるように、たとえば弾性構造体53の実質的に直線のさらなる部分によって、第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52に対して間接的に接続されてもよい。これらの実施例では、Z字形は、互いに接続された2つのV字形を備える。しかしながら、任意数のV字形が連続して接続されてもよい。
図15に示されるコネクタ50の弾性構造体53は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の少なくとも1つの屈曲部分を備える。屈曲部分は、一般に、連続して接続された3つの部分を備え得る。中央の部分は、両端の部分が延在する方向に対して実質的に斜めの方向に延在する。言い換えれば、屈曲部分は2つの角度部分を備え、その一方が中央の部分に対して内角を形成し、他方が外角を形成する。すなわち、屈曲部分は反対方向に2つの曲り部分を備える。
前記屈曲部分の屈曲量は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の相対運動を可能にするために変化するように構成され得る。ここで、屈曲量の変化は、それに応じて屈曲部分が圧縮/膨張することを意味し、たとえば端部と屈曲部分の中央の部分の間の角度が変化する。感染部分は実質的にS字形でよい。S字形の2つの端部は、それぞれ第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52に接続されてよい。
コネクタ50の弾性構造体53は少なくとも1つの環状部分を備え得る。好ましくは、図16に示されるように、環状部分は、(変形していないとき)第1の取付け部品と第2の取付け部品52の間に少なくとも1つのループ、リング又は楕円の部分を備えることができる。環状部分の形状は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の相対運動を可能にするために変化するように構成され得る。環状部分の2つの対向端は、それぞれ第1の取付け部品及び第2の取付け部品に接続されてよい。楕円部分の形状の変化は、たとえば円形から非円形へと楕円の偏心距離が変化することを意味し得、又は楕円が何らかの他のやり方で非楕円の形状に変形されることを意味し得る。環状部分は、それに応じて、1つ又は複数の方向に圧縮され得、又は拡大され得る。
図17及び図18に示される弾性構造体53は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間に少なくとも2つの交差する部品を備える。交差する部品は交差点において交差し得る。2つの交差する部品の交差角は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の相対運動を可能にするために変化するように構成され得る。交差する部品は、交差して、実質的にX字形の部分を形成し得る。X字形の第1の2つの端部は第1の取付け部品51に接続されてよく、X字形の第2の2つの端部は第2の取付け部品52に接続されてよい。
図17に示されるように、交差する部品は、単一の交差点において交差し得る。この実施例では、交差する部品は、この場合は弓形の2つの湾曲部分から形成されている。しかしながら、これらの部分は或いは直線でもよい。
或いは、図18に示されるように、交差する部品は、たとえば図示のような2つといった複数の交差点において交差する。この実施例では、2つの交差する部分は、2つのオーバラップするU字形を形成するように反対方向に曲がった2つの湾曲部分(例えば弓形)であり、一方のU字形は1つの方向に向いており、また他方のU字形は実質的に反対方向に向いている。
或いは、交差する部品は、交差して、実質的にY字形の部分を形成し得る。Y字形の2つの端部は第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52の一方に接続されてよく、Y字形の第3の端部は第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52の他方に接続されてよい。
図19に示されるように、弾性構造体53は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間に少なくとも1つの直線部分を備えてよく、直線部分は、第1の取付け部品51と第2の取付け部品52の間の相対運動を可能にするために曲がるように構成されている。直線部分は、取付け部品51と52の間で、実質的に半径方向に、又は半径方向に対して傾斜して延在し得る。
上記の実施例の各々において、説明された弾性構造体の特定形状は、弾性構造体53の伸長方向を包含する面に形成され得る。しかしながら、コネクタ50は必ずしも平坦ではなく湾曲してよく、たとえばヘルメット1の内殻3及び/又は外殻2の曲率を辿るように形成され得る。その場合、上記の特定形状は、弾性構造体53の伸長方向を包含する曲面に形成され得る。
所与のコネクタ50に複数の弾性構造体53が設けられる場合には、異なる弾性構造体53は異なる弾性を有し得る。言い換えれば、弾性構造体53の剛性は異なるバネ力を与えるように、互いに異なるものでよい。
各弾性構造体53の間に異なる剛性を与えると、ヘルメット殻同士2と3の相対運動をよりよく制御することが可能になる。たとえば、剛性を適切に選択すると、1つの方向に、別の方向よりもより大きな移動の自由を与えることができる。
或いは、剛性は、全方向に弾性を与えるようにも選択され得る。たとえば、図20及び図21に示される実施例は3つの弾性構造体53を有し、そのうち2つがコネクタ50の対向面にあり、したがって、各弾性構造体53が同一の剛性を有する場合には、図における横方向の剛性は上下方向の剛性の約2倍となるはずである。したがって、側面における2つの弾性構造体の剛性を約2分の1だけ低減すると、コネクタ50に全体としてより同等の弾性をもたらすことになる。
弾性構造体53の剛性を制御し得る様々なやり方がある。たとえば、異なる剛性を有する異なる材料を使用して弾性構造体53を形成することが可能である。弾性構造体53は、たとえば異なる形状(たとえば上記で説明されたようなもの)、異なる長さ、異なる厚さ又は異なる幅を有し得る。弾性構造体53は、剛性を低減するために弾性構造体53から材料が除去される開口、ノッチ又は他の構成を含み得る。図19及び図20は、(内殻3の厚さ方向と平行な方向において)異なる厚さを有する弾性構造体を示す。コネクタ50の対向面における2つの弾性構造体53は中央の弾性構造体53よりも薄い。
図9を再び参照すると、コネクタ50の第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52が、それぞれ内殻3及び外殻2の一方又は他方に対して、たとえば1つ又は複数の弾性構造体53の伸長方向を含む面(又は曲面)に対して実質的に直交する方向にしっかりと取り付けられるように構成され得ることが理解され得る。たとえば、図9に示されるように、弾性構造体53は、外殻2及び内殻3と実質的に平行に(実質的に図の上下方向に)延在しているが、第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52は、外殻2及び内殻3に対して垂直に(実質的に図の横方向に)接続されている。
或いは、コネクタ50の第1の取付け部品51及び第2の取付け部品52の一方又は両方が、内殻3及び外殻2の一方又は他方に対して、1つ又は複数の弾性構造体53の伸長方向と平行な方向にしっかりと取り付けられるように構成されてよい。たとえば、そのような機構は図24、図25及び図27〜図29に示されている。詳細には、第1の取付け部品51は、外殻2に対して、弾性構造体53の伸長方向に対して垂直な方向(すなわちヘルメットの半径方向)に取り付けられており、第2の取付け部品52は、内殻3に対して、弾性構造体53の伸長方向と平行な方向(すなわち内殻3及び外殻2の表面に接する方向)に取り付けられている。
第2の取付け部品52は、第2の取付け部品52を取り付ける内殻3又は外殻2の一部分を収容するように構成された凹部54を備え得る。図9に示されるように、第2の取付け部品52は内殻3に取り付けられている。示されるように、凹部54は内殻3の一部分を収容する。言い換えれば、内殻3はコネクタ50の凹部54に収まる。
第2の取付け部品52の凹部54は、第2の取付け部品52の第1の壁及び隣接した第2の壁によって形成され得る。第1の壁から弾性構造体53が延在し得る。第2の壁は、第1の壁に対して垂直でよく、第1の壁から弾性構造体53の反対方向へ延在する。
任意選択で、第3の壁は第2の壁に面して平行に設けられてよく、凹部はすべての3つの壁の間の空間である。第1の壁は、第2の壁と、存在する場合には第3の壁とを、少なくとも部分的に囲み得る。したがって、凹部56は、第2の取付け部品52の第1の壁によって部分的に囲まれ得、該凹部は、第2の取付け部品52の第1の壁によって4つの側面のうち3つを囲まれ得る。
第2の取付け部品52の凹部54は任意選択の機能である。たとえば、第2の取付け部品52は、弾性構造体53が延在する第1の壁と、第1の壁に対して垂直な第2の壁とを備え得るが、上記で説明されたように、第2の壁又は第3の壁はなく、したがって凹部54は形成されず、たとえば図14、図15、図17、図19、図20、図22及び図23を参照されたい(或いは、代わりに、これらの実施例の各々に窪んだ第2の取付け部品52が備わっていてもよい)。
どちらの場合にも、すなわち凹部があってもなくても、第2の取付け部品52は、1つの連続した要素として、又はいくつかの個別部分で形成され得、たとえば図20及び図21を参照されたい。いくつかの個別部分の場合には、その各々が、対応する弾性構造体53を有し得る。それぞれの個別の第2の取付け部品52は、たとえば図20及び図21に示されるような連続した環状構造を形成するために、2つの弾性構造体53を用いて接続される。それぞれの個別部分が凹部54を備えてよく、備えなくてもよい。
たとえば図11に示されるように、第2の取付け部品52は1つ又は複数の開口55を備えてよく、固定手段60は、第2の取付け部品52を、第2の取付け部品52を取り付ける内殻3又は外殻2に固定するために、この開口を通り得る。図9が示す固定手段60は、開口55を通って第2の取付け部品52を通り抜け、内殻3に対してコネクタ50を接続する。図11に示されるように、第2の取付け部品52には3つの開口55が設けられてよい。しかしながら、任意数の開口55が設けられてよい。第2の取付け部品52の凹部54は1つ又は複数の開口55を備え得る。第2の取付け部品52の凹部54には開口55が設けられてよい。固定手段60は、たとえばボルト、ねじ又はリベットでよい。開口55は、上記で説明されたように第2の取付け部品52の第1の壁、第2の壁及び/又は第3の壁にあってよい。
図10に示されるように、第2の取付け部品52は柔軟且つ/又は伸縮自在な部分52aを備え得る。柔軟且つ/又は伸縮自在な部分52aは、たとえば開口55(又は他の固定手段)と第1の壁の間で、第2の取付け部品52の第2の壁に配置されてよい。これによって、第2の取付け部品52は、好ましくは弾性構造体53と平行な方向に伸びることが可能になり得る。
或いは、たとえば凹部のない第2の取付け部品52の第1の壁には、コネクタ50をヘルメット1の残りの部分に対して固定するための開口が設けられてよい。
図23及び図24に示されるように、第2の取付け部品52が備え得る突起52bは、コネクタ50を内殻3に取り付けるためにヘルメット1の内殻3へ突出するように構成されている。図23に示されるように、突起52bは、たとえば直線部分の終端において、実質的に直線の部分及びフランジが付いた部分を備え得る。しかしながら、図24に示されるように、フランジが付いた終端は不要である。図24に示されるように突起52bは先細りでよく、すなわち遠位端は近位端よりも細い。突起52b及び内殻3は、図25に示されるように、突起52bが内殻3のチャネル3aに収まるように互いに構成され得る。図示されていないが、チャネル3aは、突起52bのフランジが付いた部分を収容するための部分を備え得る。突起52bは、コネクタ50が内殻3に対して摺動することを許すために曲がり得るように、弾力材から形成されてよい。
図27〜図29は、第2の取付け部品が突起52bによって内殻3に接続されている一実施例を示すものである。図27〜図29に示されたコネクタの第2の取付け部品52には、内殻3の一部分を収容するように構成された凹部54がないことも理解され得る。
ヘルメット1の内殻3及び/又は外殻2に対して第1の取付け部品51及び/又は第2の取付け部品52を固定するために、たとえば接着剤又は磁石を備える固定手段60といった代替固定手段60が使用され得る。この場合、第1の取付け部品51及び/又は第2の取付け部品52には開口は不要である。
或いは、コネクタ50は固定手段60を必要とせずにヘルメット1の内殻3及び/又は外殻2に接続されるように構成されてよく、すなわち、固定して取り付けられるわけではない。たとえば、コネクタ50は、ヘルメット1の内殻3及び/又は外殻2に対して、圧入する(締まりばめする)ように用意されてよい。たとえば、ヘルメット1の内殻3及び/又は外殻2には、圧入のやり方でコネクタ50を収容するための適切なサイズに成形された凹部が設けられてよい。したがって、コネクタは、ヘルメット1の第1の取付け部品51及び/又は第2の取付け部品52と内殻3及び/又は外殻2の間の摩擦によって、ヘルメット1の内殻3及び/又は外殻2に対して適所に維持される。言い換えれば、第1の取付け部品51及び/又は第2の取付け部品52は、ヘルメット1の内殻3及び/又は外殻2と摩擦によって係合する、すなわちヘルメット1の内殻3及び/又は外殻2と接するように構成された係合部である。
たとえば図7に示されるように、コネクタ50は、ヘルメットに接続されたとき、内殻3及び外殻2のうち少なくとも1つの中に少なくとも部分的に組み込まれるように構成され得る。たとえば、コネクタは、内殻3及び外殻2のうち少なくとも1つ(たとえば示されるように内殻3)の凹部の内部に配置されるように構成され得る。
さらに、コネクタ50は内殻及び外殻のうち1つ(たとえば図9に示されるように内殻3)と実質的に合致するように構成され得る。
好ましくは、第1の取付け部品51は固定手段60によって外殻2に接続され、第2の取付け部品52は圧入によって内殻3に接続される。そのような機構では、コネクタ50が内殻3の中に少なくとも部分的に組み込まれているということは、コネクタ50と内殻3が固定手段60で接続されてなくても、外殻2から内殻が取り出され得ないことを意味する。
たとえば図10に示されるように、第2の取付け部品52は少なくとも部分的に第1の取付け部品51を囲むように用意され得る。たとえば、第2の取付け部品52は実質的に弓形でよい。そのような機構は、コネクタ50を内殻3又は外殻2の縁部に設けるのに打ってつけである。弓形の開放辺は、内殻3又は外殻2の縁部から離れて面するように用意され得る。
第2の取付け部品52は、たとえば図22に示されるように、第1の取付け部品51を完全に囲むように用意されてよい。たとえば、第2の取付け部品52は、第1の取付け部品51のまわりに、たとえば円といった閉ループを形成し得る。そのような機構を用いると、コネクタ50を、内殻3の縁部から離して設けることができる。たとえば、コネクタ50は、たとえばヘルメット1のクラウンの近くで、内殻3の中に完全に組み込まれ得る。
第1の取付け部品51は、ストラップ70をヘルメット1に取り付けるためのストラップ取付け部品71を収容するように構成された凹部56を備え得る。図9に示されるように、ストラップ70のストラップ取付け部品71は、第1の取付け部品51の凹部56に収まる。したがって、さらなる空間をあまり必要とせずにコネクタ50が設けられる。
第1の取付け部品51の凹部56は、第1の取付け部品51の第1の壁及び隣接した第2の壁によって形成され得る。第1の壁から弾性構造体53が延在し得る。第2の壁は、第1の壁に対して垂直でよく、第1の壁から弾性構造体53の反対方向へ延在する。任意選択で、第3の壁は第2の壁に面して平行に設けられてよく、凹部はすべての3つの壁の間の空間である。
第1の取付け部品51の第1の壁の高さ(ヘルメット殻の厚さ方向の寸法)は、均一であってもなくてもよい。たとえば、図20に示されるように、第1の壁の特定の位置における高さは、その位置における弾力材53の厚さに相当し得る。たとえば、第1の壁の高さは、図20に示されるように、中央と比較して壁の端に向かって先細りでよい。
第1の取付け部品51は1つ又は複数の開口57を備えてよく、固定手段60は、第1の取付け部品51を、第1の取付け部品51を取り付ける内殻3又は外殻2に固定するためにこの開口を通り得る。図9に示されるように、たとえばボルトである固定手段60は、ストラップ取付け部品71、第1の取付け部品51及び外殻2を貫通して、これらの構造体をストラップ付着点2Aにおいて互いに固定する。
それゆえに、第1の取付け部品51の凹部56は1つ又は複数の開口57を備えてよく、1つ又は複数の開口57は、固定手段60がストラップ取付け部品71を第1の取付け部品51に固定するために通り抜け得るように、さらに構成されてよい。開口55は、上記で説明されたように、第1の取付け部品52の第2の壁及び/又は第3の壁に設けられてよい。
その代わりに、又はそれに加えて、ストラップ取付け部品71は、そのようなスナップ式の構成などの他の手段によって、第1の取付け部品51に取り付けられてよい。たとえば、図23に示されるように、ストラップ取付け部品71及び第1の取付け部品51は互いにスナップ式に係合する構造体を備えてよく、これが、ストラップ取付け部品71が第1の取付け部品51の凹部56に挿入されるとき、ストラップ取付け部品71と第1の取付け部品51を互いに接続する。
たとえば図9に示されるように、第1の取付け部品51の凹部56は、1つ又は複数の弾性構造体53の伸長方向に対して直交する方向に面してよい。第2の取付け部品52の凹部54は、第1の方向とは反対の第2の方向に面してよい。言い換えれば、第1の取付け部品51の凹部56と第2の取付け部品52の凹部54は反対方向に面する。
第1の取付け部品51、第2の取付け部品52及び弾性構造体は、弾性構造体53の伸長方向に対して垂直な方向において均一の厚さを有し得る。厚さは、実質的にヘルメット1の内殻3と同一の厚さでよい。
図26に示されるように、第1の取付け部品51はストラップ取付け部品71に接続されなくてよい。第1の接続部品51は、ストラップ取付け部品71とは異なる位置において、外殻3又は外殻3の内側表面上の摺動促進材4に接続してよい。そのような場合には、第1の取付け部品51は凹部56を含まなくてよい。
コネクタ50は、たとえば熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性エラストマ又はシリコーンといったゴム又はプラスチックなど、たとえばポリマーといった弾力材から形成され得る。コネクタ50は射出成形によって形成され得る。全体のコネクタ50は弾力材から形成され得る。或いは、弾性構造体53は弾力材から形成されてよく、第1の取付け部品51及び/又は第2の取付け部品52は、たとえばより硬い別の材料から形成され得る。この場合、コネクタ50は、弾力材と、より硬い材料とを共にモールドすることによって形成され得る。
上記の教示を踏まえて、前述の実施例の変形形態が可能である。本発明は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本明細書で具体的に説明されたものとは別様に実施され得ることを理解されたい。

Claims (15)

  1. ヘルメットの内殻と外殻を互いに対して摺動可能に接続するためのコネクタであって、
    前記内殻及び前記外殻のうち一方に取り付けるための第1の取付け部品と、
    前記内殻及び前記外殻のうち他方に取り付けるための第2の取付け部品と、
    前記第1の取付け部品と前記第2の取付け部品の間に延在する1つ又は複数の弾性構造体であって、前記弾性構造体が変形するとき前記第1の取付け部品が前記第2の取付け部品に対して移動することを可能にするために、前記第1の取付け部品と前記第2の取付け部品を接続するように構成された、1つ又は複数の弾性構造体と、
    を備え、
    前記第1の取付け部品及び前記第2の取付け部品が、前記コネクタが前記ヘルメットに接続されるとき、前記ヘルメットの半径方向に対して垂直な面において互いに対して実質的に移動するように構成され、
    前記弾性構造体が、前記第1の取付け部品と前記第2の取付け部品の間に角度部分、屈曲部分及び環状部分の中の少なくとも1つを備え、前記角度部分の角度、前記屈曲部分の屈曲量及び前記環状部分の形状のそれぞれが、前記第1の取付け部品と前記第2の取付け部品の間の相対運動を可能にするために変化するように構成されている、コネクタ。
  2. 前記角度部分が実質的にV字形であり、前記V字形の2つの端部がそれぞれ前記第1の取付け部品及び前記第2の取付け部品に接続されている、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記角度部分が実質的にZ字形であり、前記Z字形の2つの端部がそれぞれ前記第1の取付け部品及び前記第2の取付け部品に接続されている、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記屈曲部分が実質的にS字形であり、前記S字形の2つの端部がそれぞれ前記第1の取付け部品及び前記第2の取付け部品に接続されている、請求項に記載のコネクタ。
  5. 前記環状部分が実質的に楕円の形状であり、当該楕円の2つの対向端がそれぞれ前記第1の取付け部品及び前記第2の取付け部品に接続されている、請求項に記載のコネクタ。
  6. 前記角度部分が、少なくとも2つの交差する部品によって形成され、前記2つの交差する部品の交差角が、前記第1の取付け部品と前記第2の取付け部品の間の相対運動を可能にするために変化するように構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
  7. 前記交差する部品が実質的にX字形の部分を形成するように交差し、前記X字形の第1の2つの端部が前記第1の取付け部品に接続されており、前記X字形の第2の2つの端部が前記第2の取付け部品に接続されている、請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記交差する部品が実質的にY字形の部分を形成するように交差し、前記Y字形の2つの端部が前記第1の取付け部品及び前記第2の取付け部品のうち一方に接続されており、前記Y字形の第3の端部が前記第1の取付け部品及び前記第2の取付け部品のうち他方に接続されている、請求項又はに記載のコネクタ。
  9. 前記弾性構造体が、前記コネクタが前記ヘルメットに接続されるとき前記弾性構造体の伸長方向が前記ヘルメットの半径方向に対して垂直になるように構成されている、請求項からまでのいずれか一項に記載のコネクタ。
  10. 前記第2の取付け部品が、前記第1の取付け部品を少なくとも部分的に囲むように用意されている、請求項からまでのいずれか一項に記載のコネクタ。
  11. 前記第1の取付け部品が、前記ヘルメットにストラップを取り付けるためのストラップ取付け部品を収容するように構成された凹部を備える、請求項から10までのいずれか一項に記載のコネクタ。
  12. 前記第1の取付け部品及び前記第2の取付け部品の少なくとも一方が、前記コネクタが前記ヘルメットに接続されるとき前記ヘルメットの前記内殻及び前記外殻の少なくとも一方の内部の対応するチャネルに突出するように構成された突起を備える、請求項から11までのいずれか一項に記載のコネクタ。
  13. 前記コネクタが前記ヘルメットの前記内殻及び/又は前記外殻に圧入するように構成されている、請求項から12までのいずれか一項に記載のコネクタ。
  14. 内殻と、外殻とを備えたヘルメットにおいて
    前記内殻と前記外殻とが互いに摺動可能に構成されており、
    更に、前記内殻及び前記外殻に接続する請求項1から13のいずれかに記載のコネクタを備えるヘルメット
  15. 更に、ストラップを取り付けるために前記外殻上に提供されたストラップ付着点を備え、
    前記第1の取付け部品は、前記ストラップ付着点で前記外殻に取り付けられる、請求項14に記載のヘルメット。
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