JP6688638B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置は、高周波増幅器(RFアンプ)におけるパルス条件で定義された平均電力の閾値を超えないように、撮像パラメータを設定する。しかしながら、上記手法による撮像パラメータの設定では、高効率でのRFアンプの使用時においてRFパルスのピークが制限され、RFアンプの破損またはシステムダウンを生じさせることがある。
特開平11−318854号公報 特許第5602160号公報
目的は、増幅器を高負荷で使用可能であって、低効率での使用時における増幅器の破損やシステムダウンを防止可能な磁気共鳴イメージング装置を提供することにある。
本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、増幅器と、キャパシタバンクと、判定部とを具備する。増幅器は、高周波磁場を発生させるRFコイルに、撮像シーケンスに基づいてRFパルスを供給する。キャパシタバンクは、前記増幅器に電力を供給する。判定部は、前記撮像シーケンスにおけるRFパルスの条件と前記増幅器の出力効率とに基づいて、前記撮像シーケンスによる撮像の実行の可否を判定する。
図1は、第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る送信器の内部構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る送信器の回路構成の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係り、FET(電界効果トランジスタ)から出力される出力電力に対するFETの効率の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る動作の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施形態に係り、処理回路により計算されたドレイン電圧の時間変化の一例を示す図である。 図7は、図6におけるドレイン電圧の上昇部分と下降部分とを拡大した拡大部分を、パルス大電力の出力の有無とともに示した図である。 図8は、第1の実施形態の第1の変形例に係る送信器と送信コイルとの構成の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係り、磁気共鳴イメージング装置の構成の一例を示すブロック図である。 図10は、第2の実施形態に係る送信器の内部構成の一例を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係り、送信器における回路構成の一例を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係る動作の処理の流れの一例を示す図である。 図13は、第2の実施形態に係る動作の処理の流れの一例を示す図である。 図14は、従来技術に係り、の撮像パラメータの設定処理の流れを示す図である。 図15は、従来技術に係り、パルス条件と平均電力の計算とを示す図である。 図16は、従来技術に係り、パルス条件と平均電力の計算とを示す図である。
以下、添付図面を用いて、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置を詳細に説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100の全体構成について説明する。図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置100は、静磁場磁石101と、シムコイル130と、傾斜磁場コイル102と、傾斜磁場電源103と、寝台104と、寝台制御回路105と、送信コイル106と、送信器107と、受信コイル108と、受信器109と、シーケンス制御回路110と、計算機システム120とを備える。送信コイル106と受信コイル108とは、まとめて(RF(Radio Frequency)コイルと称される。
静磁場磁石101は、中空の円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に一様な静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、永久磁石、超伝導磁石、常伝導磁石等である。
シムコイル130は、静磁場磁石101の内側において中空の円筒形状に形成されたコイルである。シムコイル130は、不図示のシムコイル電源に接続され、シムコイル電源から供給される電源により、静磁場磁石101が発生した静磁場を均一化する。
傾斜磁場コイル102は、静磁場磁石101及びシムコイル130の内側に配置される。傾斜磁場コイル102は、互いに直交するX、Y、Zの各軸に対応する3つのコイル(X軸傾斜磁場コイル、Y軸傾斜磁場コイル、Z軸傾斜磁場コイル)を組み合わせて、中空の円筒形状に形成される。これら3つのコイルは、傾斜磁場電源103から個別に電流を受けて、X、Y、Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場をそれぞれ発生させる。なお、Z軸方向は、例えば、寝台104の長手方向である。また、Y軸方向は、鉛直方向とし、X軸方向は、Z軸及びY軸に垂直な方向とする。
傾斜磁場電源103は、シーケンス制御回路110による制御のもとで、傾斜磁場コイル102に電流を供給する。
寝台104は、被検体Pが載置される天板104aを備える。通常、寝台104は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御回路105は、計算機システム120による制御のもと、寝台104を駆動させる。寝台104の駆動により、天板104aは、長手方向及び上下方向へ移動され、被検体Pが載置された状態で傾斜磁場コイル102の空洞(撮像口)内へ挿入される。
送信コイル106は、傾斜磁場コイル102の内側に配置され、送信器107からRFパルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。送信器107は、対象とする原子核の種類及び磁場の強度で決まるラーモア周波数に対応するRFパルスを送信コイル106に供給する。以下、説明を簡単にするため、送信コイルは、1チャンネルに対応する1つのコイルであるものとする。
図2は、送信器107の内部構成の一例を示す図である。図2に示すように、送信器107は、電源回路1071と、キャパシタバンク1073と、増幅器1075と、不図示の分配回路および合成回路を有する。図3は、送信器107における回路構成の一例を示す図である。図3に示すように、増幅器1075は、複数の増幅素子(1075a1、…、1075am:mは自然数)を有する。分配回路1070は、シーケンス制御回路110から出力されたRF信号を、複数の増幅素子各々に分配する。なお、送信器107の回路構成は、図3のような回路構成に限定されない。
電源回路1071は、増幅器1075とキャパシタバンク1073と増幅器1075とに接続する。電源回路1071は、増幅器1075の動作に合わせて、必要とするエネルギー(電力、電圧、電流等)を増幅器1075に供給する。電源回路1071は、電源回路1071と増幅器1075との間に設けられたキャパシタバンク1073にエネルギーを供給する。電源回路1071の具体例としては、例えば交流電源から出力された交流を整流する所定の直流電源(AC−DCスイッチング電源)である。AC−DCスイッチング電源1071は、外部電源における交流電圧を直流電圧に変換する。
キャパシタバンク1073は、増幅器1075の非動作時、すなわちRFパルスが送信コイル106に供給されていない時において、電源回路1071から流入した電荷を蓄積する。キャパシタバンク1073は、増幅器1075の動作時における電圧降下を補うために、必要に応じて増幅器1075に電力を供給する。すなわち、キャパシタバンク1073は、電源回路1071では補うことのできない電力供給を負担する電池の役割として機能する。キャパシタバンク1073は、例えば、並列的に接続された複数のコンデンサ(C1、C2、…、Cn:nは自然数)を有する。キャパシタバンク1073は、大容量のコンデンサに相当する。
ここで、キャパシタバンク1073の役割としては、以下の通りである。送信コイル106に大電力パルスが出力される場合、キャパシタバンク1073から複数の増幅素子1075a1乃至1075am各々に、ドレイン電流が流れる。このとき、キャパシタバンク1073に蓄えられた電荷が少なくなるため、コンデンサの両端の電圧を示すドレイン電圧Vddは、降下する。
また、送信コイル106に大電力パルスが出力されない場合、AC−DCスイッチング電源1071から複数のコンデンサ(C1、…、Cn)各々に電流(充電電流)が供給される。このとき、ドレイン電圧Vddは、AC−DCスイッチング電源1071の電圧値を示す定格値まで上昇可能となる。本磁気共鳴イメージング装置100は増幅器1075をRF信号の増幅として間欠的に使用するため、キャパシタバンク1073に対して充電と放電とが繰り返される。以上のことから、短時間に送信コイル106に大電流を流すために必要な電力供給量が電源回路1071により供給される電力を一時的に上回る場合であっても、キャパシタバンク1073が存在することで、送信コイル106に安定して電力が供給される。
増幅器1075は、RF波(パルス波または連続波の高周波磁場)を送信する送信コイル106にRF信号を増幅して供給する。具体的には、増幅器1075は、RF信号を大電力パルスに変換する。増幅器1075は、RF信号を増幅して、合成回路1077に出力する。例えば、複数の増幅素子1075a1乃至1075am各々は、シーケンス制御回路110から受信したRF信号を大電力パルスに増幅して変換し、変換した大電力パルスを合成回路1077に出力する。増幅素子1075a1乃至1075am各々は、例えば、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)である。
合成回路1077は、複数の増幅素子1075a1乃至1075am各々から出力された出力電力(大電力パルス)を合成して、送信コイル106に出力する。すなわち、合成回路1077は、増幅器1075で増幅されたRF信号を、1つの出力に合成し、後段の送信コイル106に出力する。
受信コイル108は、傾斜磁場コイル102の内側に配置され、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられるMR(Magnetic resonance)信号を受信する。受信コイル108は、MR信号を受信すると、受信したMR信号を受信器109へ出力する。例えば、受信コイル108は、1以上、典型的には複数のコイル素子を有するコイルアレイである。なお、送信コイル106と受信コイル108とは、一つのRFコイルとして兼用されてもよい。受信コイル108の各コイル素子から出力されるMR信号は、適宜分配合成されることで、チャンネル等と呼ばれる単位で受信器109に出力される。
受信器109は、受信コイル108から出力されるMR信号に基づいてMRデータを生成する。受信器109は、生成したMRデータをシーケンス制御回路110へ送信する。なお、受信器109は、静磁場磁石101や傾斜磁場コイル102等を備える架台装置側に備えられていてもよい。MRデータは、受信器109以降の後段の処理においてチャンネル毎に取り扱われる。
シーケンス制御回路110は、計算機システム120から送信される撮像シーケンスの情報に基づいて、傾斜磁場電源103、送信器107及び受信器109等を駆動し、被検体Pに対する撮像を行う。撮像シーケンスの情報は、傾斜磁場電源103が傾斜磁場コイル102に供給する電圧の強さやタイミング、送信器107が送信コイル106に送信するRF信号の強さやタイミング、受信器109がMR信号を検出するタイミング等を有する。シーケンス制御回路110は、受信器109から受信したMRデータを計算機システム120へ転送する。シーケンス制御回路110は、シーケンス制御部の一例である。
計算機システム120は、磁気共鳴イメージング装置100の全体制御や、データ収集、画像生成等を行う。計算機システム120は、処理回路150、記憶回路123、入力インタフェース回路124、表示回路125を備える。また、処理回路150は、画像生成機能151、制御機能152、RFレベル決定機能153、取得機能154、判定機能155、撮像条件変更機能156等の各種機能を有する。処理回路150は、処理部の一例である。
記憶回路123は、MRデータ、画像生成機能151により生成された画像データ、撮像条件、撮像シーケンスの情報等を記憶する。撮像条件とは、例えば、フリップアングル、TR(repetition time)、スライス枚数などの各種撮像パラメータである。記憶回路123は、被検体Pに対する本スキャンの前に実行されるプリスキャンの情報を記憶する。記憶回路123は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等に相当する。記憶回路123は、処理回路150で実行される各種処理機能を、プログラムの形態で記憶する。記憶回路123は、記憶部の一例である。
入力インタフェース回路124は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける。入力インタフェース回路124は、例えば、マウスやトラックボール等のポインティングデバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスである。なお、入力インタフェース回路124は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限らない。例えば、磁気共鳴イメージング装置100とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路も入力インタフェース回路124の例に含まれる。入力インタフェース回路124は、入力部の一例である。
表示回路125は、処理回路150における制御機能152による制御のもと、画像データ等の各種の情報をディスプレイに表示させる。ディスプレイは、例えば、液晶表示器等の表示デバイスである。表示回路125は、表示部の一例である。
処理回路150は、入力インタフェース回路124を介したプリスキャンの開始指示に応答して、本実施形態に係る動作に関する各種プログラムを、記憶回路123から読み出す。処理回路150は、プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。各プログラムを読みだした状態の処理回路150は、図1の処理回路150内に示された各機能を有する。なお、図1においては単一の処理回路150にて、画像生成機能151、制御機能152、RFレベル決定機能153、取得機能154、判定機能155、撮像条件変更機能156等の各種処理機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路150を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。換言すると、上述の各種機能がプログラムとして構成され、1つの処理回路が各種機能に対応するプログラムを実行する場合であってもよいし、専用の独立したプログラム実行回路に特定の機能が実装される場合であってもよい。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは、記憶回路123に保存されたプログラムを読み出し実行することで各種機能を実現する。なお、記憶回路123にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで各種機能を実現する。なお、寝台制御回路105、送信器107、受信器109、シーケンス制御回路110等も同様に、上記のプロセッサなどの電子回路を有していてもよい。
処理回路150は、撮像シーケンスの情報をシーケンス制御回路110へ送信し、シーケンス制御回路110からMRデータを受信する。処理回路150は、MRデータを受信すると、受信したMRデータを記憶回路123に格納する。処理回路150は、画像生成機能151により、受信したMRデータや記憶回路123に保管されたデータを用いて画像の生成を行う。処理回路150は、画像生成機能151によって得られた画像を、必要に応じてディスプレイや記憶回路123に送信する。画像生成機能151を実現する処理回路150は、画像生成部の一例である。処理回路150は、制御機能152により、磁気共鳴イメージング装置100の全体制御を行う。例えば、処理回路150は、入力インタフェース回路124を介して操作者から入力される撮像条件に基づいて撮像シーケンスの情報を生成する。制御機能152を実現する処理回路150は、制御部の一例である。
処理回路150は、本スキャンに関する撮像シーケンスのプリスキャンの実行後において、RFレベル決定機能153により、RFコイルを介したRF波の送受信結果に基づいて、送信コイル106に供給されるパワーのレベルを示すRFレベルを決定する。RFレベルとは、例えば、被検体Pにおける原子のスピンを90°倒すための電力を示すレベルである。処理回路150は、RFレベルと所定の数式とに基づいて、スピンを任意の角度で倒すためのパワーを計算する。RFレベル決定機能153を実現する処理回路150は、RFレベル決定部の一例である。
以上、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100の構成等について説明した。このような構成のもと、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100では、ドレイン電圧と後述のジャンクション温度とを計算し、計算されたドレイン電圧と第1閾値との比較および計算されたジャンクション温度と第2閾値との比較により、本スキャンの実行の可否を判定する。以下、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100について詳述する。
図4は、増幅器1075におけるFETから出力される出力電力に対するFETの効率の一例を示す図である。FETの効率とは、電源回路1071およびキャパシタバンク1073からFETに入力される入力電力に対する出力電力の比であって、電力効率に相当する。FETは、図4に示すような電力効率に伴う電力損失の特性を有する。FETの電力効率は増幅器1075に用いられるFETに依存するが、送信器107において、入力電力に対する電力効率の特性は一定である。FETの電力効率は、例えば、FETから出力電力が出力される出力期間に出力電力を乗じた乗算値を、出力期間におけるFETの電力損失に乗算値を加算した加算値で除算した値の百分率で表される。すなわち、FETの電力損失は、100を電力効率で除算した値と1との差分値に、乗算値を乗じた値となる。
記憶回路123は、出力電力に対する電力損失を計算する損失計算式を記憶する。損失計算式は、例えば、100を電力効率で除算した値と1との差分値に、上記乗算値を乗じた式となる。なお、記憶回路123は、損失計算式の代わりに、出力電力に対する電力損失の対応表を示す損失LUT(look up table)を記憶してもよい。記憶回路123は、FETの電力損失と、増幅器1075の周辺温度と、増幅器1075の熱抵抗とを記憶する。記憶回路123は、電力損失と周辺温度と熱抵抗とを用いて増幅器1075の温度を計算する温度計算式を記憶する。増幅器1075の温度とは、例えばFETとFETの外装等との接続部分におけるジャンクション温度である。周辺温度とは、例えば、FETの外装に設けられた放熱板の近傍の温度である。増幅器1075の熱抵抗とは、例えば、FETの熱抵抗に相当する。温度計算式とは、例えば、熱抵抗に電力損失を乗じた値に周辺温度を加算する式である。なお、記憶回路123は、温度計算式の代わりに、電力損失に対するジャンクション温度の対応表を示す温度LUTを記憶してもよい。
記憶回路123は、電源回路1071とキャパシタバンク1073との間の抵抗Rとキャパシタバンク1073の静電容量Cとの積CRで表される時定数と、放電開始時点のドレイン電圧Vddとを記憶する。放電開始時点のドレイン電圧Vddは、キャパシタバンク1073が完全に充電されている場合、電源回路1071の定電圧Vに対応する。また、放電開始時点のドレイン電圧Vddは、放電後に再度キャパシタバンク1073が充電された場合、後述する充電計算式で計算された充電後ドレイン電圧Vddfchに対応する。
記憶回路123は、時定数とドレイン電圧Vddとを用いて、撮像シーケンスによるキャパシタバンク1073の放電の影響を計算する放電計算式を記憶する。放電の影響とは、例えば、キャパシタバンク1073の放電によるドレイン電圧Vddの時間的な変化である。なお、記憶回路123は、放電計算式の代わりに放電時間tdcに対するドレイン電圧Vddの対応表を示す放電LUTを記憶してもよい。放電計算式は、例えば、ネイピア数(自然対数の底)を底とし、時定数CRに対する放電時間tdcの比のマイナスを指数部分とする指数関数に、放電前のドレイン電圧Vddを乗じた式である。なお、記憶回路123は、放電計算式の代わりに放電時間tdcに対するドレイン電圧Vddの対応表を記憶してもよい。記憶回路123は、時系列に沿って放電計算式により計算された複数のドレイン電圧を記憶する。以下、キャパシタバンク1073の放電が終了した時点におけるドレイン電圧を、放電後ドレイン電圧Vddfdcと称する。
記憶回路123は、定電圧Vと、定電圧Vに対する定電圧Vと放電後ドレイン電圧Vddfdcとの差分の比で表される充電可能割合とを記憶する。記憶回路123は、時定数と定電圧Vと充電可能割合とを用いて撮像シーケンスによるキャパシタバンク1073の充電の影響を計算する充電計算式を記憶する。充電の影響とは、例えば、キャパシタバンク1073の充電によるドレイン電圧Vddの時間的な変化である。なお、記憶回路123は、充電計算式の代わりに充電時間tchに対するドレイン電圧Vddの対応表を示す充電LUTを記憶してもよい。充電計算式は、例えば、ネイピア数(自然対数の底)を底とし、時定数CRに対する受電時間tchの比のマイナスを指数部分とする指数関数と充電可能割合との積を1から差分した項に定電圧Vを乗じた式である。なお、記憶回路123は、充電計算式の代わりに充電時間tchに対するドレイン電圧Vddの対応表を記憶してもよい。記憶回路123は、時系列に沿って充電計算式により計算された複数のドレイン電圧を記憶する。充電後ドレイン電圧Vddfchは、キャパシタバンク1073に対する充電が終了した時点におけるドレイン電圧である。充電計算式と放電計算式とは、撮像シーケンスによるキャパシタバンク1073の充放電特性を示している。
記憶回路123は、放電後ドレイン電圧Vddfdcに対する第1閾値と、ジャンクション温度に対する第2閾値とを記憶する。第1閾値と第2閾値とは、撮像シーケンスによる撮像の実行の可否を判定するための値である。具体的には、第1閾値は、撮像シーケンスによる撮像の実行において、撮像シーケンスにより要求される大電力パルスの出力の可否を判定するための閾値である。また、第2閾値は、撮像シーケンスによる撮像の実行において、FETの破損の可能性の可否またはFETの保護回路の動作によるシステムダウンの可能性の可否を判定するための閾値である。
入力インタフェース回路124は、RFレベル決定機能153、取得機能154、判定機能155、撮像条件変更機能156等を包括的に実行させる動作の開始指示を入力する。入力インタフェース回路124は、操作者の指示により、撮像条件を示す撮像パラメータの値等を入力する。
処理回路150は、取得機能154により、RFレベルに基づく本スキャンの撮像シーケンスに応じて、ジャンクション温度を取得する。具体的には、処理回路150は、撮像パラメータとRFレベルとに基づいて、損失計算式を用いてFETの電力損失を計算する。次いで、処理回路150は、周辺温度と熱抵抗と電力損失とに基づいて、温度計算式を用いてジャンクション温度を計算する。すなわち、処理回路150は、撮像パラメータと、RFレベルと、周辺温度と、熱抵抗と、電力損失式とに基づいて、温度計算式を用いることにより、撮像シーケンスが仮に実行された場合のジャンクション温度を推定する。処理回路150は、本スキャンの撮像シーケンスに応じて、キャパシタバンク1073の電圧を取得する。具体的には、処理回路150は、本スキャンに関する撮像シーケンスによるキャパシタバンクの充放電特性に基づいて、ドレイン電圧を計算する。すなわち、処理回路150は、撮像パラメータとRFレベルと充放電特性とを用いて、撮像シーケンスが仮に実行された場合のドレイン電圧を推定する。取得機能154を実現する処理回路150は、取得部の一例である。
処理回路150は、判定機能155により、ジャンクション温度とドレイン電圧とに基づいて、本スキャンの実行の可否を判定する。具体的には、処理回路150は、第1閾値を記憶回路123から読み出し、第1閾値と取得されたドレイン電圧とを比較する。加えて、処理回路150は、第2閾値を記憶回路123から読み出し、第2閾値と取得されたジャンクション温度とを比較する。ドレイン電圧が第1閾値以下である場合またはジャンクション温度が第2閾値以上である場合、処理回路150は、撮像シーケンスにおける撮像条件を変更する必要があると判定する。ドレイン電圧が第1閾値を超過し、かつジャンクション温度が第2閾値未満である場合、処理回路150は、撮像シーケンスによる本スキャンが実行可能であると判定する。このとき、処理回路150は、本スキャンを実行するために、シーケンス制御回路110を制御する。判定機能155を実現する処理回路150は、判定部の一例である。
撮像シーケンスにおける撮像条件を変更する必要があると判定された場合、処理回路150は、撮像条件変更機能156により、撮像条件を変更する。具体的には、処理回路150は、ディスプレイに表示されたフリップアングル、TR、およびスライス枚数などの撮像条件を、操作者により入力された値に変更する。処理回路150は、変更された撮像条件を用いて、取得機能154および判定機能155を再度実行する。撮像条件変更機能156を実現する処理回路150は、撮像条件変更部の一例である。
表示回路125は、撮像シーケンスによる撮像の実行が不可であると判定機能155により判定された場合、撮像条件の変更の入力画面を表示する。なお、表示回路125は、所定の警告、判定機能155による判定結果、ドレイン電圧、ジャンクション温度、第1閾値、第2閾値をさらに表示してもよい。
(動作)
本実施形態に係る動作について説明する。図5は、本実施形態に係る動作の処理の流れの一例を示すフローチャートである。入力インタフェース回路124を介した操作者の指示により、プリスキャンが開始される(ステップSa1)。プリスキャンにおけるテストRF波の送受信結果に基づいて、RFレベルが決定される(ステップSa2)。具体的には、シーケンス制御回路110の制御のもとで、異なる送信電力の複数のテストRF波が被検体Pに送信され、複数のテストRF波に対応する複数の自由誘導減衰(free induction decay:FID信号)の振幅が収集される。次いで、処理回路150により、複数の送信電力に対応する複数のFIDの振幅のうち最大振幅に対応する送信電力が、RFレベルとして決定される。
RFレベルの決定に応じて、撮像条件の入力画面がディスプレイに表示される。入力インタフェース回路124を介した操作者の指示により、フリップアングル、TR、スライス枚数などの撮像条件が設定される(ステップSa3)。設定された撮像条件と決定されたRFレベルとを反映した撮像シーケンスに基づいて、キャパシタバンク1073のドレイン電圧が計算される(ステップSa4)。具体的には、入力インタフェース回路124を介して入力された撮像パラメータとRFレベルとを、放電計算式(または放電LUT)と充電計算式(または充電LUT)とに適用することにより、FETのドレイン電圧Vddが計算される。
図6は、処理回路150により計算されたドレイン電圧Vddの時間変化の一例を示す図である。図7は、図6におけるドレイン電圧Vddの上昇部分と下降部分とを拡大した拡大部分を、パルス大電力の出力の有無とともに示した図である。図6、図7に示すように、送信コイル106に大電力パルスがパルス幅Tpwに亘って出力される場合、ドレイン電流がFETに流れることによりキャパシタバンクの電荷が減るため、ドレイン電圧Vddは降下する。一方、送信コイル106に大電力パルスが出力されない充電期間において、AC−DCスイッチング電源1071からの充電電流の供給により、ドレイン電圧Vddは上昇する。一定間隔でパルス大電力が出力される際には、ドレイン電圧Vddの最低値は、図6に示すように、時間の経過とともに、ある一定の漸近値に漸近する。ドレイン電圧の計算を終了させる時点は、例えば、時間的に変動するドレイン電圧が漸近値に収束する時点、すなわちドレイン電圧が略一定に到達した時点である。
ドレイン電圧が第1閾値以下である場合(ステップSa5のNo)、ステップSa3とステップSa4との処理が繰り返される。ドレイン電圧が第1閾値を超える場合(ステップSa5のYes)、増幅器1075における電力損失を用いて、増幅器1075の発熱量を示すジャンクション温度が計算される(ステップSa6)。具体的には、処理回路150は、入力された撮像パラメータとRFレベルとを損失計算式(または損失LUT)に適用することにより、FETの電力損失が計算される。次いで、周辺温度と熱抵抗と電力損失とを温度計算式(または温度LUT)に適用することにより、ジャンクション温度が計算される。処理回路150によるジャンクション温度の計算期間は、撮像シーケンスの全域に亘るものではなく、例えば、時間的に変動するジャンクション温度が略一定に到達した時点である。
ジャンクション温度が第2閾値以上である場合(ステップSa7のNo)、ステップSa3乃至ステップSa6の処理が繰り返される。ジャンクション温度が第2閾値未満である場合(ステップSa7のYes)、本スキャンが開始される(ステップSa8)。なお、ステップSa4およびステップSa5の処理と、ステップSa6およびステップSa7の処理とは、処理手順を入れ替えてもよい。また、処理回路150は、ドレイン電圧とジャンクション温度とのうち先に閾値に到達する方を契機として、撮像条件を変更してもよい。
以下、本実施形態による効果を、従来技術と対比させて説明する。
従来、磁気共鳴イメージング装置における撮像シーケンスの撮像パラメータは、図14に示すように、高周波増幅器で定義されている平均電力の閾値を超えないように設定される。一般に、高周波増幅器の出力可能な平均電力やワンパルスエネルギーは、1つのパルス条件に基づいて定義されている。パルス条件によって高周波増幅器の効率が変化するため、同じ平均電力であったとしても、高周波増幅器の電源負荷やFETの温度上昇が異なり、高周波増幅器の消費電力は異なる。例えば、図15に示すパルス条件の平均電力は2AB/C kWであるが、平均電力の閾値がAB/C kWの場合、図16に示すようにピーク電力をA kWに制限して平均電力がAB/C kWになるようにフリップアングルが制御される。このため、平均電力の閾値により、RFパルスが出力できる場合または出力できない場合が存在する。例えば、高効率でのRFアンプの使用時においてRFパルスのピークが制限される場合、電源回路は、電力マージンを有した状態で使用されることがある。また、低効率でのRFアンプの使用時において、RFアンプに対する電源負荷やRFアンプ内のFETの温度上昇により、RFアンプの破損または保護回路動作によりシステムダウンが発生する可能性がある。
一方、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、プリスキャンにより決定されたRFレベルと撮像条件とに基づいてFETのジャンクション温度とドレイン電圧とを計算し、ドレイン電圧が第1閾値以下である場合またはジャンクション温度が第2閾値以上である場合、撮像条件を変更することができる。すなわち、本実施形態によれば、増幅器1075で定義される電力閾値を用いることなく、撮像条件を変更することができる。以上のことから、本実施形態によれば、送信器107における増幅器1075を高負荷で使用可能となり、効率の悪いパルス条件で増幅器1075を使用する際に増幅器1075の破損やシステムダウンのリスクを解消することができる。
(第1の変形例)
第1の実施形態との相違は、複数のチャンネルでRF波を送信可能な送信器107を有し、複数のチャンネルに対応する複数の増幅回路のドレイン電圧の電圧降下の合計が第1閾値以下である場合、または複数の増幅回路のうち少なくとも一つのジャンクション温度が第2閾値以上である場合、撮像条件を変更する必要があると判定することにある。
図8は、本変形例に係る送信器107と送信コイル106との構成の一例を示す図である。図8に示すように、送信コイル106は、複数のコイル素子を有する。また、増幅器1075は、複数のチャンネルに対応する複数の増幅回路を有する。複数の増幅回路各々は、図3に示すように、複数の増幅素子(FET)を有する。複数の増幅回路は、複数のコイル素子に接続されている。なお、複数の増幅回路と複数のコイル素子との接続関係は、図8の接続関係に限定されない。すなわち、送信コイル106におけるコイル素子の総数とチャンネルの総数との関係は、同一の場合もあれば、コイル素子の総数に対してチャンネルの総数が少ない場合、あるいは反対に、コイル素子の総数に対してチャンネルの総数が多い場合もある。
複数の増幅回路は、AC−DCスイッチング電源1071とキャパシタバンク1073とから出力されるドレイン電流を共通して使用する。複数のチャンネルを用いたRF波の送信時において、複数の増幅回路各々からの大電力パルスの出力は変動する。
処理回路150は、取得機能154により、複数の増幅回路各々において、ジャンクション温度とドレイン電圧とを計算する。例えば、処理回路150は、複数の増幅回路に対応する複数のドレイン電圧の降下量を同期させて加算することにより、電圧降下の合計を計算する。
処理回路150は、判定機能155により、増幅回路各々のジャンクション温度と電圧降下の合計とに基づいて、本スキャンの実行の可否を判定する。具体的には、処理回路150は、第1閾値を記憶回路123から読み出し、第1閾値と電圧降下の合計とを比較する第1比較を実行する。本変形例における第1閾値は、第1の実施形態における第1閾値にコイル素子の総数を乗じた値となる。加えて、処理回路150は、第2閾値を記憶回路123から読み出し、第2閾値と増幅回路各々のジャンクション温度とを比較する第2比較を実行する。
電圧降下の合計が第1閾値以下である場合、または複数の増幅回路のうち少なくとも一つのジャンクション温度が第2閾値以上である場合、処理回路150は、撮像シーケンスにおける撮像条件を変更する必要があると判定する。なお、時系列に沿った第1比較と第2比較とにおいて、電圧降下の合計が第1閾値以下となるより先にジャンクション温度が第2閾値以上となる場合、処理回路150は、第2閾値以上であって第2閾値より最も離れたジャンクション温度に対応する増幅回路を特定してもよい。このとき、本変形例に係る動作の繰り返しの処理において、処理回路150は、再設定された撮像条件を用いて、特定された増幅回路についてのジャンクション温度を再計算する。
また、処理回路150は、複数の増幅回路に対応する複数のドレイン電圧各々と第1閾値とを比較してもよい。このとき、本変形例における第1閾値は、第1の実施形態における第1閾値に相当する。なお、処理回路150は、第1閾値以下の複数のドレイン電圧のうち最も低いドレイン電圧に対応する増幅回路を特定してもよい。このとき、本変形例に係る動作の繰り返しの処理において、処理回路150は、再設定された撮像条件を用いて、特定された増幅回路についてのドレイン電圧を再計算する。
撮像シーケンスにおける撮像条件を変更する必要があると判定された場合、処理回路150は、撮像条件変更機能156により、増幅回路各々に対応するジャンクション温度のうち第2閾値未満であって第2閾値より最も離れたジャンクション温度と、第1閾値以下の電圧降下の合計とに基づいて、撮像条件を変更する。なお、処理回路150は、増幅回路各々に対応するジャンクション温度とドレイン電圧とにおいて、第1閾値以下であって第1閾値より最も離れたドレイン電圧と、第2閾値未満であって第2閾値より最も離れたジャンクション温度とに基づいて、撮像条件を変更してもよい。
以上に述べた構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
本変形例に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、複数のチャンネルでRF波を送信可能な送信器107において、複数の増幅回路ごとに取得されたジャンクション温度とドレイン電圧の電圧降下の合計とに基づいて、本スキャンの実行の可否を判定することできる。また、本変形に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、最も厳しい条件の増幅回路を特定し、本スキャンの実行の可否を判定することもできる。これにより、本変形例によれば、チャンネルごとに増幅回路を高負荷で使用可能となり、また効率の悪いパルス条件で増幅回路を使用する際に増幅回路の破損やシステムダウンのリスクを解消することができる。
(第2の変形例)
第1の実施形態および第1の変形例との相違は、増幅器1075における電力効率と、ドレイン電圧と、第1の実施形態の動作により決定された本スキャンの撮像条件とに基づいて本スキャンの撮像条件を用いた撮像シーケンスに関する電力効率を計算し、撮像シーケンスに関する電力効率に基づいて撮像条件を変更することにある。
記憶回路123は、本スキャンの撮像条件を記憶する。第1の変形例のように増幅器1075が複数の増幅回路を有する場合、記憶回路123は、複数の増幅回路における複数のFET各々に対する電力効率を記憶する。記憶回路123は、撮像シーケンスに関する電力効率を計算するプログラムを記憶する。撮像シーケンスに関する電力効率とは、例えば、本スキャンの撮像条件を用いた撮像シーケンスの実行期間(撮像期間)に亘る入力電力に対する出力電力の比の平均値である。記憶回路123は、本スキャンの撮像条件が変更可能であるか否かを判定するための第3閾値を記憶する。
処理回路150は、取得機能154により、増幅器1075における電力効率とドレイン電圧と本スキャンの撮像条件とに基づいて、上記プログラムを実行することにより、撮像シーケンスに関する電力効率を計算する。具体的には、処理回路150は、本スキャン撮像条件とRFレベルと本スキャンに関する撮像シーケンスとを用いた所定の計算により、撮像シーケンスに関する電力効率を計算する。撮像シーケンスに関する電力効率の計算に係る処理は、例えば、図5のステップSa7の処理の後に実行される。処理回路150は、判定機能155により、シーケンス効率と第3閾値とを比較する。処理回路150は、シーケンス効率が第3閾値未満であるとき、本スキャンの撮像条件を変更可能であると判定する。撮像シーケンスに関する電力効率が第3閾値未満である場合、処理回路150は、撮像条件変更機能156により、撮像シーケンスに関する電力効率に基づいて本スキャンの撮像条件を変更する。例えば、処理回路150は、入力電力の電力値を上昇させるように、本スキャンの撮像条件を変更する。
表示回路125は、判定機能155による判定結果、撮像シーケンスに関する電力効率、第3閾値等をさらに表示する。なお、表示回路125は、撮像条件の変更に伴って再度計算されたドレイン電圧、ジャンクション温度を更新して表示してもよい。
以上に述べた構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
本変形例に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、増幅器1075の電力効率とドレイン電圧と本スキャン撮像条件とに基づいて撮像シーケンスに関する電力効率を計算し、撮像シーケンスに関する電力効率に基づいて撮像条件を変更することができる。これにより、本変形例に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、本スキャンの撮像シーケンスの実行時における電力効率を向上させることができ、より効率的に増幅器を使用することができる。
(第3の変形例)
第1の実施形態および第1、第2の変形例との相違は、ドレイン電圧と第1閾値との第1差分値およびジャンクション温度と第2閾値との第2差分値とに基づいて撮像条件を自動的に設定することにある。
記憶回路123は、第1差分値に対する撮像パラメータのパラメータ値の変更量の対応を示す第1対応表を記憶する。記憶回路123は、第2差分値に対する撮像パラメータのパラメータ値の変更量の対応を示す第2対応表を記憶する。パラメータ値の変更量とは、例えば、フリップアングルを減少させる角度、TRを増加させる時間幅、スライス枚数を減少させる枚数などである。
撮像条件変更機能156を実現する処理回路150は、ドレイン電圧が第1閾値以下である場合、第1差分値と第1対応表とに基づいて撮像条件を決定する。処理回路150は、ジャンクション温度が第2閾値以上である場合、第2差分値と第2対応表とに基づいて撮像条件を決定する。なお、処理回路150は、ドレイン電圧とジャンクション温度とのうち先に閾値に到達する方の値と閾値との差に基づいて撮像条件を決定してもよい。
以上に述べた構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
本変形例に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、ドレイン電圧と第1閾値との第1差分値およびジャンクション温度と第2閾値との第2差分値とに基づいて撮像条件を自動的に設定することができる。これにより、本変形例に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、本実施形態に係る効果に加えて、操作者の負担を軽減でき、検査効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態との相違は、本スキャンに関する撮像シーケンスの一部を実行する計測プリスキャンの実行中において、キャパシタバンク1073に設けられた分圧回路における分圧電圧を用いてドレイン電圧を取得し、増幅器1075の外装の外装温度を用いてジャンクション温度を取得することにある。
図9は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100の構成の一例を示す図である。図10は、送信器107の内部構成の一例を示す図である。図11は、送信器107における回路構成の一例を示す図である。図9乃至図11に示すように、送信器107は、分圧回路160と電圧計測器161と温度計測器163とをさらに有する。
シーケンス制御回路110は、RFレベルを決定するためのプリスキャンに続いて、計測プリスキャンを実行するように、送信器107を制御する。計測プリスキャンとは、本スキャンに関する撮像シーケンスの一部を実行するスキャンである。シーケンス制御回路110は、計測プリスキャンを、分圧電圧と外装温度とがともに略一定になるまで、実行する。
分圧回路160は、キャパシタバンク1073の電圧を、電圧計測器161により計測可能な電圧まで降下させる。電圧計測器161は、分圧回路により降下された分圧電圧を計測する。
記憶回路123は、分圧電圧を用いてドレイン電圧を換算する電圧換算式を記憶する。
温度計測器163は、増幅器1075の外装に設けられる。なお、送信器107における温度計測器163の設置位置は、増幅器1075の外装に限定されず、増幅器1075近傍であれば、いかなる位置であってもよい。温度計測器163は、増幅器1075の外装における外装温度を計測する。外装の温度は、第1の実施形態における周辺温度に相当する。
処理回路150は、取得機能154により、計測プリスキャンによる撮像シーケンスの一部の実行において計測された分圧電圧に基づいて、ドレイン電圧を取得する。具体的には、処理回路150は、電圧換算式を用いて、分圧電圧をドレイン電圧に換算する。処理回路150は、熱抵抗と電力損失と外装温度と温度計算式とを用いて、ジャンクション温度を計算する。
処理回路150は、換算されたドレイン電圧に基づいて、放電計算式、充電計算式、放電LUTおよび充電LUTを更新する。また、処理回路150は、外装温度と換算されたドレイン電圧とに基づいて、温度計算式および温度LUTを更新する。処理回路150は、更新された各種計算式および各種LUTを、記憶回路123に記憶させる。このとき、処理回路150は、本実施形態に係る動作の繰り返し処理において、更新された各種計算式または各種LUTを用いて、ドレイン電圧およびジャンクション温度を決定する。分圧電圧と外装温度とがともに略一定に到達した場合、処理回路150は、計測プリスキャンを終了するようにシーケンス制御回路110を制御する。
(動作)
第1の実施形態との相違は、計測プリスキャンにおいて取得した分圧電圧を用いてドレイン電圧を計算し、計測プリスキャンにおいて取得した外装温度を用いてジャンクション温度を計算することにある。図12および図13は、本実施形態に係る動作の処理の流れの一例を示す図である。ステップSb4、ステップSb8、ステップSb12、およびステップSb14の処理は、図5のステップSa3、ステップSa5、ステップSa7、およびステップSa8とそれぞれ同様な処理のため、説明は省略する。
プリスキャンによるRFレベルの決定後、計測プリスキャンが実行される(ステップSb1)。計測プリスキャンの実行中において、分圧電圧と外装温度とが、連続して計測される(ステップSb2)。分圧電圧と外装温度とがともに略一定に到達した時点において、計測プリスキャンは、終了する(ステップSb3)。充電LUTおよび放電LUTが更新されていなければ(ステップSb5のNo)、電圧変換式を用いて分圧電圧がドレイン電圧に変換される(ステップSb6)。充電LUTおよび放電LUTが更新されていれば(ステップSb5のYes)、充電LUTおよび放電LUTを用いてドレイン電圧が決定される(ステップSb7)。ドレイン電圧が第1閾値を超える場合(ステップSb5のYes)であって、温度LUTが更新されていない場合(ステップSb9のNo)、換算されたドレイン電圧に基づく増幅器1075の電力損失と外装温度とを用いて、ジャンクション温度が計算される(ステップSb10)。ドレイン電圧が第1閾値を超える場合(ステップSb5のYes)であって、温度LUTが更新されている場合(ステップSb9のYes)、温度LUTを用いて、ジャンクション温度が決定される(ステップSb11)。
ドレイン電圧が第1閾値以下である場合(ステップSb8のNo)、およびジャンクション温度が第2閾値以上である場合(ステップSb12のNo)、実測に基づくドレイン電圧を用いて充電LUTと放電LUTとが更新され、外装温度により計算されたジャンクション温度と実測に基づくドレイン電圧とを用いて温度LUTが更新される(ステップSb13)。ステップSb13の処理の後、ステップSb4と、ステップSb7と、ステップSb8と、ステップSb11と、ステップSb12との処理が繰り返される。ジャンクション温度が第2閾値以上である場合(ステップSb12のYes)、ステップSb14の処理が実行される。なお、上記一連の処理において、各種LUTを用いて説明したが、各種LUTの代わりに各種計算式が用いられてもよい。また、ステップSb5乃至ステップSb8の処理と、ステップSb9乃至ステップSb12の処理のとは、処理手順を入れ替えてもよい。
以上に述べた構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、実測された分圧電圧に基づくドレイン電圧が第1閾値以下である場合、または実測された外装温度に基づくジャンクション温度が第2閾値以上である場合、撮像条件を変更することができる。加えて、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、実測に基づくドレイン電圧を用いて、充電LUTと放電LUT、または放電計算式と充電計算式とを更新することができる。また、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、実測に基づくドレイン電圧と外装温度とを用いて、温度LUTまたは温度計算式を更新することができる。これにより、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、実測値を反映させた最適な各種LUTまたは各種計算式を用いて、キャパシタバンクの電圧降下量および増幅器1075の負荷を精度よく計算することができる。以上のことから、本実施形態によれば、増幅器1075を更なる高負荷で使用可能となり、また効率の悪いパルス条件で増幅器1075を使用する際に増幅器1075の破損やシステムダウンのリスクの可能性をさらに低減することができる。
以上述べた実施形態および少なくとも一つの変形例等の磁気共鳴イメージング装置100によれば、増幅器1075を高負荷で使用すること、および低効率での使用時における増幅器の破損やシステムダウンを防止することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…磁気共鳴イメージング装置、101…静磁場磁石、102…傾斜磁場コイル、103…傾斜磁場電源、104…寝台、104a…天板、105…寝台制御回路、106…送信コイル、107…送信器、108…受信コイル、109…受信器、110…シーケンス制御回路、120…計算機システム、123…記憶回路、124…入力インタフェース回路、125…表示回路、130…シムコイル、150…処理回路、151…画像生成機能、152…制御機能、153…RFレベル決定機能、154…取得機能、155…判定機能、156…撮像条件変更機能、160…分圧回路、161…電圧計測器、163…温度計測器、1070…分配回路、1071…電源回路、1073…キャパシタバンク、1075…増幅器、1075a1〜1075am…増幅素子、1077…合成回路、V…定電圧、Vdd…ドレイン電圧。

Claims (10)

  1. 高周波磁場を発生させるRFコイルに、撮像シーケンスに基づいてRFパルスを供給する増幅器と、
    前記増幅器に電力を供給するキャパシタバンクと、
    前記撮像シーケンスにおけるRFパルスの条件と前記増幅器の出力効率とに基づいて、前記撮像シーケンスによる撮像の実行の可否を判定する判定部と、
    前記RFパルスの条件と前記出力効率とに基づいて、前記キャパシタバンクにおける電圧降下を取得する取得部と、
    を備え、
    前記取得部は、前記出力効率に基づいて前記増幅器における熱損失量を取得し、
    前記判定部は、前記熱損失量と前記電圧降下とに基づいて前記撮像の実行可否を判定する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記RFパルスの条件は、前記RFコイルに供給されるパワーのレベルを示すRFレベルであって、
    前記RFコイルを介して被検体に対して送受信された高周波磁場に基づいて、前記RFレベルを決定するRFレベル決定部をさらに具備する、
    請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記取得部は、前記撮像シーケンスによる前記キャパシタバンクの充放電特性に基づいて、前記電圧降下を計算する、
    請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記キャパシタバンクに設けられた分圧回路における分圧電圧を計測する電圧計測器をさらに具備し、
    前記取得部は、前記撮像シーケンスの一部の実行において計測された前記分圧電圧に基づいて、前記電圧降下を計算する、
    請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記判定部は、前記電圧降下が第1閾値以下である場合または前記熱損失量が第2閾値以上である場合、前記撮像シーケンスにおける撮像条件を変更する必要があると判定し、 前記撮像条件を変更する必要があると判定された場合、前記撮像条件を変更する撮像条件変更部と、
    前記撮像条件を変更する必要があると判定された場合、前記撮像条件を表示する表示部とをさらに具備する、
    請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記第1閾値と前記第2閾値とは、前記撮像の実行の可否の判定に関する値である、 請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記RFコイルは、複数のチャンネルに対応する複数のコイル素子を有し、
    前記増幅器は、前記複数のチャンネルに対応する複数の増幅回路を有し、
    前記取得部は、前記増幅回路各々において前記熱損失量と前記電圧降下とを計算し、 前記撮像条件変更部は、前記増幅回路各々に対応する前記熱損失量と前記電圧降下とにおいて、前記第1閾値以下であって前記第1閾値より最も離れた電圧降下と、前記第2閾値未満であって前記第2閾値より最も離れた熱損失量とに基づいて、前記撮像条件を変更する、
    請求項5または6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記RFコイルは、複数のチャンネルに対応する複数のコイル素子を有し、
    前記増幅器は、前記複数のチャンネルに対応する複数の増幅回路を有し、
    前記取得部は、前記増幅回路各々において前記熱損失量を計算し、前記増幅回路に対応する前記電圧降下を同期させて加算することにより電圧降下の合計を計算し、
    前記判定部は、前記電圧降下の合計が第1閾値以下である場合または前記熱損失量が第2閾値以上である場合、前記撮像シーケンスにおける撮像条件を変更する必要があると判定し、
    前記撮像条件変更部は、前記増幅回路各々に対応する前記熱損失量のうち前記第2閾値未満であって前記第2閾値より最も離れた熱損失量と、前記第1閾値以下の前記電圧降下の合計とに基づいて、前記撮像条件を変更する、
    請求項5または6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記取得部は、前記出力効率と前記電圧降下と前記撮像条件とに基づいて、前記撮像シーケンスに関する電力効率を計算し、
    前記判定部は、前記撮像シーケンスにおける電力効率が第3閾値未満か否かを判定し、 前記撮像条件変更部は、前記撮像シーケンスにおける電力効率が第3閾値未満である場合、前記撮像シーケンスにおける電力効率に基づいて、撮像条件を変更する、
    請求項5乃至8のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記増幅器の外装における外装温度を計測する温度センサをさらに具備し、
    前記取得部は、前記撮像シーケンスの一部の実行において計測された前記外装温度を用いて、前記熱損失量を求める、
    請求項1および5乃至9のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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