JP6688623B2 - 軸力伝達構造 - Google Patents
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Description
を備えている。
請求項2の軸力伝達構造は、前記通しブレースの側面及び前記分割部材の端面に形成された挿入孔に連結ピンが挿入されている。
請求項4の軸力伝達構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の軸力伝達構造において、前記分割ブレースには押圧部材が接合されて軸圧縮力が付与されている。
請求項5の軸力伝達構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の軸力伝達構造において、前記通しブレースは複数の部材を連結して形成されている。
請求項6の軸力伝達構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の軸力伝達構造にいて、前記通しブレースと前記分割部材との間には埋め木部材が配置されている。
図1に示すように、第1実施形態の軸力伝達構造は、鉄筋コンクリート製の柱12及び柱12に架け渡された梁14により形成された柱梁架構10の柱梁接合部間に設置された木製のブレース20に適用される。
ブレース20は柱梁架構10を耐震補強する耐震補強材であり、柱梁接合部15、16間に斜めに配置された通しブレース22と、柱梁接合部17、18間に斜めに配置され、通しブレース22との交差部で分割された分割ブレース24と、を含んで構成されている。
図2の分解図に示すように、通しブレース22は、第1連結部30と、上部材42と、中部材44と、下部材46と、第2連結部50と、を備えている。上部材42、中部材44、下部材46は繊維方向が軸方向L1に略一致する集成材で形成されている。なお、この集成材は丸太から切り出した無垢材などとすることができる。
図1に示すように、分割ブレース24は、第1連結部31と、上部材62と、分割部材64、66と、下部材68と、第2連結部53と、を備えている。上部材62、分割部材64、66及び下部材68は繊維方向が軸方向L2に略一致する集成材で形成されている。第1連結部31と第2連結部53の構成はそれぞれ第1連結部30と第2連結部50の構成と等しい。分割ブレース24と通しブレース22との交差部の構成については後述する。
図3には、分割ブレース24の軸方向を紙面の上下方向として配置した、通しブレース22と分割ブレース24の交差部の分解図が示されている。通しブレース22と分割ブレース24の交差部においては、通しブレース22の中部材44が通し部材とされ、分割ブレース24の分割部材64、66が中部材44を挟んで対向して配置されている。
第1実施形態の軸力伝達構造が適用されたブレース20を柱梁架構10に取付ける際には、取付けに先立ち、ブレース20の構成部材を組み付ける。まず、図2の分解図に示される通しブレース22の下部材46に押圧部材56を接合する。具体的には、ラグスクリュー51によって下部材46の端面にベース部材52を固定する。
ブレース20を柱梁架構10に取付ける際には、図4(A)に示すように、エポキシ樹脂接着剤等の接着剤を接合部材32の先端面に塗布し、この接着剤により形成された接着層34によって接合部材32を柱梁接合部15に接着固定し、第1連結部30を形成する。そして、上部材42の端面に形成された挿入孔42Aと接合部材32の端面に形成された挿入孔32Aに、連結ピン48を挿入して、上部材42と第1連結部30とを連結する。
第1実施形態の軸力伝達構造によると、圧縮コイルばね54の反発力により、通しブレース22及び分割ブレース24には常時圧縮力が加わっている。このため、連結ピン48で連結される部材同士は互いに接着しなくてもバラバラになることが抑制される。
次に、本発明の第2実施形態に係る軸力伝達構造について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を用いることとして、説明を省略する。
第2実施形態の軸力伝達構造は、木製柱82と木製梁84の接合部に適用され、木製柱82に作用する軸圧縮力は、丸鋼70を介して伝達される。このため、木製梁84は軸方向(繊維方向)に直交する方向から圧縮力を受けない。したがって、木製梁84の圧縮変形が抑制され、木製柱82と木製梁84の接合部の耐力を確保することができる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。第1実施形態では、図3に示すように、丸鋼が通される貫通孔44Bは4本形成されているものとしたが本発明の実施形態はこれに限られない。軸圧縮力を分割部材64、66に伝達することができれば、丸鋼70が通される貫通孔44Bは3本以下であってもよいし、1本当たりの断面積を小さくして、4本以上形成してもよい。第2実施形態における貫通孔84Bについても同様である。また、軸力伝達部材は丸鋼70に限定されず、例えば角棒鋼であってもよいし、内部が空洞とされたパイプなどでもよい。さらには、材質も鋼材に限られず各種金属や樹脂など、圧縮強度が木材よりも高いものとすることができる。
44B 貫通孔
64、66 分割部材
70 丸鋼(軸力伝達部材)
74 鋼板
82 木製柱(分割部材)
84 木製梁(通し部材)
84B 貫通孔
Claims (6)
- 木製の通しブレースと、
前記通しブレースを挟んで対向して配置された分割部材を含んで形成された木製の分割ブレースと、
前記通しブレースに形成された貫通孔と、
前記貫通孔に挿入され、一方の前記分割部材の軸力を他方の前記分割部材へ軸力として伝達する軸力伝達部材と、
を備えた軸力伝達構造。 - 前記通しブレースの側面及び前記分割部材の端面に形成された挿入孔に連結ピンが挿入されている、請求項1に記載の軸力伝達構造。
- 前記分割部材の端面に配置された鋼板を備え、
前記軸力伝達部材は前記貫通孔を貫通して前記鋼板に接合された丸鋼とされた、
請求項1又は2に記載の軸力伝達構造。 - 前記分割ブレースには押圧部材が接合されて軸圧縮力が付与されている、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の軸力伝達構造。
- 前記通しブレースは複数の部材を連結して形成されている、
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の軸力伝達構造。 - 前記通しブレースと前記分割部材との間には埋め木部材が配置されている、
請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の軸力伝達構造。
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