JP6688188B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置に関し、特に電子写真方式の画像形成装置に適用される現像装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラムに形成された静電潜像が現像装置により顕像化され、顕像化に必要な現像剤として、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤が多く用いられる(例えば、特許文献1参照)。そして、現像装置では、現像剤槽から現像ローラへの現像剤の汲上げと、現像ローラの回転による現像位置への現像剤の搬送とが行われる。そして、現像装置では、現像剤の搬送量を規制するべく、現像ローラの回転方向についての現像位置の上流側に、ドクターブレード等の規制部が設けられている。即ち、規制部は、現像剤の搬送量が一定量となる様に、現像ローラの周面から余分な現像剤を掻き取る。
特開2013−200547号公報
しかしながら、上述した現像装置では、現像剤が規制部へ送り込まれることにより、現像剤にはストレスが生じる。そして、そのストレスは、現像ローラの回転に必要なトルクを大きくする原因となっていた。特に、現像剤に含まれる非磁性トナーとして低温定着トナーが使用された場合、現像ローラの回転に必要なトルクが、現像装置の継続的な駆動を困難ならしめる程に著しく大きくなるという問題が生じていた。
そこで本発明の目的は、現像ローラの回転に必要なトルクを低減しつつ、且つ適度な量の現像剤を現像位置へ搬送することが可能な現像装置を提供することである。
本発明に係る現像装置は、現像ローラと、規制部とを備える。現像ローラは、所定の回転方向に回転して、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を現像位置へ搬送する。又、現像ローラの周面には、単一の極性である規制極が形成されている。規制部は、所定の回転方向についての現像位置の上流側における現像ローラの周面に近接する位置で、現像剤の搬送量を規制する。そして、規制極において、現像ローラの周面での法線方向の磁束密度が、所定の回転方向についての現像ローラの周面上の第1位置にて最大値になると共に、所定の回転方向についての現像ローラの周面上の第2位置及び第3位置では最大値の50%の値となる。しかも、第1位置が、第2及び第3位置の中間位置から下流側へずれている。又、規制部の先端部が、第1位置と中間位置との間の位置、又は、第1位置に対向している。
上記現像装置においては、第1位置(磁束密度が最大となる位置)が中間位置から下流側へずれると共に、規制部の先端部が、第1位置と中間位置との間の位置、又は、第1位置に対向している。このため、規制部の上流側にて磁束密度が小さくなる一方で、規制部の先端部が対向する位置から上流側に分布する規制極の領域が広くなる。よって、規制部の上流側では磁束密度は小さいものの、現像に必要な十分な量の現像剤を、規制部の上流側にて現像剤槽から汲み上げることができる。
一方、規制部の上流側での磁束密度が小さいことで、単位面積あたりの現像剤の付着量が減少する。従って、現像ローラの単位回転量あたりで規制部にて除去される現像剤の量が小さくなる。又、第1位置又はそれより上流側に規制部が配されることで、規制部にて通過が許容された現像剤は、第1位置における磁束密度からの作用を受けて規制部の下流側へ移動し易くなる。よって、現像剤にストレスが生じ難くなる。
上記現像装置において、第1位置と中間位置とは、現像ローラの回転軸周りの角度にして5°以上開いていることが好ましい。
上記現像装置において、現像ローラの周面における現像位置を含む領域には、その周面からの磁性キャリアの離脱を阻止する主極が形成されていることが好ましい。そして、この構成において、規制極における磁束密度の最大値は、主極における磁束密度の最大値の40%以上且つ50%以下の値であることが好ましい。又、第2及び第3位置についての回転軸周りの開き角が、これに対応する主極についての開き角より大きいことが好ましい。
上記現像装置の各部構成は、現像剤に含まれる非磁性トナーとして低温定着トナーが使用される現像装置に適用されることが好ましい。
更に、上記現像装置において、規制極における最大値(単位:mT)の逆数の二乗を10倍して得られる物理量が、現像ローラの周面に形成される凹凸の高低差の最大値(単位:μm)を(2/3)倍した値より大きいことが好ましい。この構成によれば、当該凹凸に起因した画質不良を抑制することができる。
本発明に係る現像装置によれば、現像ローラの回転に必要なトルクを低減しつつ、且つ適度な量の現像剤を現像位置へ搬送することが可能になる。
本発明の現像装置が適用された画像形成装置の要部を示した概念図である。 画像形成装置が備える現像装置を示した概念図である。 現像ローラの周面に形成された複数の磁極を示した概念図である。 (a)規制極及び規制部の具体的構成を示した図、及び(b)規制極における法線方向の磁束密度Bをグラフ化した図である。
以下、本発明の現像装置を画像形成装置に適用した実施形態について、図面に沿って説明する。
[1]画像形成装置の構成
図1に示される様に、画像形成装置は、画像データに基づき電子写真方式の画像形成処理を行うことにより、用紙Zへの画像印刷を行う。具体的には、画像形成装置は、その要部として、4つの主プロセス装置1、露光装置2、中間転写ベルト3、二次転写ローラ4、及び定着装置5を備える。本実施形態の画像形成装置では、使用する色空間としてCMYK空間が採用されている。そして、4つの主プロセス装置1は、CMYK空間を構成する4色(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)のトナー像をそれぞれ形成するものである。尚、使用する色空間に応じて、主プロセス装置1の設置数が変更されてもよい。例えば、モノクロの画像形成装置の場合、主プロセス装置1は1つとなる。
主プロセス装置1の各々は、感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置13、一次転写ローラ14、及びクリーニング装置15を有する。感光体ドラム11は、静電潜像担持体である。帯電装置12は、感光体ドラム11を、その周面の電位が所定電位となる様に帯電させる。帯電された感光体ドラム11の周面には、露光装置2からのレーザ照射により、画像データに応じた静電潜像が形成される。
現像装置13は、現像ローラ133にバイアス(現像バイアス)を印加することにより、現像ローラ133の周面に付着しているトナーを、現像位置にて感光体ドラム11の周面へ移動させる。これにより、静電潜像が顕像化されてトナー像が形成される。本実施形態では、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤が用いられ、その現像剤に含まれる非磁性トナーが静電潜像の顕像化に用いられる。そして、トナー像は、感光体ドラム11の回転より、中間転写ベルト3への転写(一次転写)が実行される位置まで搬送される。尚、現像装置13の具体的な構成については後述する。
一次転写ローラ14は、感光体ドラム11に担持されているトナー像を中間転写ベルト3に転写する。具体的には、一次転写ローラ14は、自身にバイアスが印加されることにより、トナー像を構成しているトナーに静電気力を生じさせ、その静電気力を利用してトナー像を中間転写ベルト3へ移動させる。
画像データに基づいて4つの主プロセス装置1によりそれぞれ形成される4色のトナー像は、互いにずれることがない様に中間転写ベルト3の同じ領域に転写される。これにより、4色のトナー像が重なり合い、中間転写ベルト3には、フルカラーのトナー像が形成される。このフルカラーのトナー像は、中間転写ベルト3の周回により、用紙Zへの転写(二次転写)が実行される位置まで搬送される。
クリーニング装置15は、一次転写後に感光体ドラム11の周面に残留したトナー及びその他の付着物(埃など)を除去する。これにより、次の画像形成処理の準備が行われる。
二次転写ローラ4は、中間転写ベルト3に担持されているフルカラーのトナー像を用紙Zに転写する。具体的には、二次転写ローラ4は、自身にバイアスが印加されることにより、トナー像を構成しているトナーに静電気力を生じさせ、その静電気力を利用してトナー像を用紙Zへ移動させる。
定着装置5は、加熱ローラ51と、これに圧接された加圧ローラ52とを有する。トナー像が転写された用紙Zは、加熱ローラ51と加圧ローラ52との間に通されることにより、トナー像に対して適度な熱と圧力とが加えられる。ことにより、用紙Zにトナー像が固着される。
[2]現像装置の構成
図2に示される様に、現像装置13は、現像剤槽131、2つの攪拌スクリュ132、現像ローラ133、及び規制部134を備える。
<現像剤槽>
現像剤槽131には、現像剤が貯留されている。本実施形態において、現像剤には、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤が用いられている。又、非磁性トナーには、低温定着トナーが用いられることが好ましい。
<攪拌スクリュ>
攪拌スクリュ132は、現像剤槽131に貯留されている現像剤を攪拌する。この攪拌は、現像剤に含まれる非磁性トナーと磁性キャリアとの間に摩擦を生じさせ、その摩擦により非磁性トナーを帯電させる。
<現像ローラ>
現像ローラ133は、スリーブ部133aとマグネット部133bとを有する。スリーブ部133aは、円筒状を呈し、中心軸133c周りの回転が可能である。本実施形態では、スリーブ部133aは、図2にて矢印で示された所定の回転方向Drに回転する。一方、マグネット部133bは、その周面がスリーブ部133aの内面と対向する様にスリーブ部133aの内側に設けられると共に、スリーブ部133aからは独立した状態で固定されている。よって、現像ローラ133の回転はスリーブ部133aが担い、従って、スリーブ部133aの中心軸133cが現像ローラ133の回転軸となっている。又、スリーブ部133aの周面133dが現像ローラ133の周面となっている。
スリーブ部133aの周面133dには、マグネット部133bが持つ磁性により、それぞれが単一の極性である複数の磁極が形成されている。それらの磁極には、図3に示される様に、主極Mp1と規制極Mp2とが含まれている。尚、様々な磁極を形成するべく、マグネット部133bの周面には切欠きが設けられていてもよい。
図3において、磁極を表す曲線は、スリーブ部133aの周面133dでの法線方向の磁束密度B(以下、これを単に「磁束密度B」と称す。)の大きさを表したものである。より具体的には、周面133d上の位置Pに、主極Mp1の位置P0を基準とした左回り(反時計回り)の角度θを対応させており、その角度θに対する磁束密度Bの大きさの変化が曲線で表されている。図4(a)及び(b)においても同様である。
主極Mp1は、現像時に磁性キャリアが周面133dから離脱することを阻止する磁極であり、スリーブ部133aの周面133dにおける現像位置(感光体ドラム11と対向する位置)を含む領域に形成されている。
規制極Mp2は、後述する規制部134と対向する磁極である。具体的には、図4(a)及び(b)に示される様に、規制極Mp2において、スリーブ部133aの周面133dでの磁束密度Bが、回転方向Drについての周面133d上の第1位置P1(θ=θ1)にて最大値Bmaxになると共に、回転方向Drについての周面133d上の第2位置P2(θ=θ2)及び第3位置P3(θ=θ3)では最大値Bmaxの50%の値となる。しかも、第1位置P1が、第2位置P2と第3位置P3との中間位置Pm(θ=θm)から下流側へずれている。
そして、上述した規制極Mp2は、現像剤槽131に貯留された現像剤を汲み上げる汲上げ極としての機能を兼ね備えている。汲み上げられた現像材は、スリーブ部133aの周面133dに付着した状態で、スリーブ部133aの回転に伴って現像位置まで搬送される。
スリーブ部133aの周面133dには、汲み上げられた現像剤が適度な量で付着する様に凹凸が形成されている。このため、形成される画像には、当該凹凸に起因した画質不良(ムラ等)が生じる虞がある。その様な画質不良は、凹凸の高低差の最大値βが大きいほど顕著に現れる。一方、その最大値βとの関係で、規制極Mp2における磁束密度Bの最大値Bmaxを適度な大きさに設定することにより、画質不良を抑制することができる。詳細については、後述する。
<規制部>
規制部134は、回転方向Drについての現像位置(感光体ドラム11と対向する位置であり、位置P0又はその近傍の位置)の上流側において、現像ローラ133のスリーブ部133aの周面133dに近接する位置で、現像剤の搬送量を規制する。具体的には、規制部134は、ドクターブレードであり、現像位置の上流側の位置にてスリーブ部133aの周面133dとの間に隙間を形成している。そして、規制部134は、その隙間により現像剤の通過量を規制し、これにより現像剤の搬送量を規制している。尚、規制部134には、ドクターブレードに限らず、現像剤の搬送量を規制することが可能な種々の器具が用いられてもよい。
そして、図4(a)に示される様に、規制部134は、その先端部134aが第1位置P1と中間位置Pmとの間の位置Pd(θ=θd)に対向する様に配されている。尚、規制部134は、その先端部134aが第1位置P1と対向する様に配されてもよい。
本実施形態の現像装置13においては、上述した規制極Mp2の作用により、現像剤槽131内の現像剤に含まれる磁性キャリアに磁力が発生し、この磁力により、磁性キャリアは、非磁性トナーを引き連れて、スリーブ部133aの周面133dに付着する。これにより、規制部134の上流側にて、現像剤が現像剤槽131から汲み上げられる。そして、汲み上げられた現像剤は、スリーブ部133aが回転することにより、規制部134にて搬送量が規制された後、現像位置へ搬送される。
そして、本実施形態の現像装置13においては、第1位置P1(磁束密度が最大となる位置)が中間位置Pmから下流側へずれると共に、規制部134の先端部134aが、第1位置P1と中間位置Pmとの間の位置、又は、第1位置P1に対向している。このため、規制部134の上流側にて磁束密度Bが小さくなる一方で、規制部134の先端部134aが対向する位置から上流側に分布する規制極Mp2の領域が広くなる。よって、規制部134の上流側では磁束密度Bは小さいものの、現像に必要な十分な量の現像剤を、規制部134の上流側にて現像剤槽131から汲み上げることができる。
一方、規制部134の上流側での磁束密度Bが小さいことで、単位面積あたりの現像剤の付着量が減少する。従って、スリーブ部133aの単位回転量あたりで規制部134にて除去される現像剤の量が小さくなる。又、第1位置P1(磁束密度Bが最大となる位置)又はそれより上流側に規制部134が配されることで、規制部134にて通過が許容された現像剤は、第1位置P1における磁束密度Bからの作用を受けて規制部134の下流側へ移動し易くなる。よって、現像剤にストレスが生じ難く、従って、スリーブ部133aの回転に必要なトルクが小さくなる。
そして、適度な量の現像剤の汲上げと、スリーブ部133aの回転に必要なトルクの低減とを可能にするためには、
(1)第2位置P2及び第3位置P3についての中心軸133c周りの開き角(θ3−θ2)、
(2)第1位置P1及び中間位置Pmについての中心軸133c周りの開き角(θ1−θm)、
(3)位置P0を基準とした位置Pdについての左回りの角度θd、及び
(4)規制極Mp2における磁束密度Bの最大値Bmaxと、主極Mp1における磁束密度Bの最大値B0との比Bmax/B0、
が適度な大きさに設定されることが好ましい。尚、項目(1)〜(4)の量に関する適度な大きさについては後述する。
本実施形態の現像装置13は、スリーブ部133aの回転に必要なトルクを小さくできるので、現像剤に含まれる非磁性トナーとしてトルクが大きくなり易いトナーが使用される場合に特に好ましい。トルクが大きくなり易いトナーとして、例えば、低温定着トナーが挙げられる。
[3]実施例
次に、上述した現像装置13の実施例として、主に規制極Mp2及び規制部134の具体的構成例について説明する。
[3−1]実施例1
下掲の表1に示される様に、実施例1では、次の様な磁極が形成される様にマグネット部133bが磁化された。即ち、主極Mp1における磁束密度Bの最大値B0が110mTとされ、規制極Mp2では、磁束密度Bの最大値Bmaxが54mT、開き角(θ3−θ2)が60°、角度θmが275°、角度θ1が285°、角度θdが280°とされた。尚、表1は、本発明者により得られたデータである。
Figure 0006688188
実施例1によれば、スリーブ部133aの回転に必要なトルクTが900gfとなり、且つ、印刷画像において画質不良が生じなかった。トルクTとしては、1000gf以下であることが好ましく、実施例1では、その様なトルクTが実現されている。この様に好ましいトルクTと良好な画質との実現が可能になった理由として、上述した項目(1)〜(4)の量が適度な大きさに設定されたことが挙げられる。尚、表1のトルクTの欄では、トルクTが1000gf以下である場合に○印を付し、トルクTが1000gfを超えている場合に×印を付している。又、表1の画質不良の欄では、画質不良がなかった場合に○印を付し、画質不良があった場合に×印を付している。
ここでは先ず、項目(1)の量である開き角(θ3−θ2)について、実施例1のデータと比較例1及び2のデータとを比較することにより考察する。表1に示される様に、実施例1では開き角(θ3−θ2)が60°に設定される一方で、比較例1及び2ではそれぞれ開き角(θ3−θ2)が40°及び90°に設定された。
比較例1では、トルクTは実施例1と同程度であったものの、画質に不良が生じた。その原因として、開き角(θ3−θ2)が小さいために、適度な量の現像剤を汲み上げることが困難になったことが挙げられる。一方、比較例2では、画質は良好であったものの、トルクTが1000gfを超える値となった。その原因として、開き角(θ3−θ2)が大きいために、現像剤が過剰に汲み上げられて大きなトルクTが必要になったことが挙げられる。
よって、開き角(θ3−θ2)は、60°を含む範囲であって、上限値が90°より小さく且つ下限値が40°より大きい範囲にあることが好ましい。そして、比較例1の開き角(θ3−θ2)(=40°)は、これに対応する主極Mp1についての開き角と同程度である。従って、開き角(θ3−θ2)は、主極Mp1についての開き角より大きいことが好ましい。
[3−2]実施例2
下掲の表2に示される様に、実施例2では、角度θ1が280°となる様にマグネット部133bが磁化された。又、実施例2では、角度θdが278°となる様に規制部134の位置が変更された。具体的には、主極Mp1における磁束密度Bの最大値B0が110mTとされ、規制極Mp2では、磁束密度Bの最大値Bmaxが54mT、開き角(θ3−θ2)が60°、角度θmが275°、角度θ1が280°、角度θdが278°とされた。尚、表2は、本発明者により得られたデータである。
Figure 0006688188
実施例2によれば、スリーブ部133aの回転に必要なトルクTが実施例1と同じ900gfとなり、且つ、印刷画像において画質不良が生じなかった。このことから、第1位置P1(θ=θ1)が中間位置Pm(θ=θm)からずれていることが重要であろうと推測される。
そこで、項目(2)の量である開き角(θ1−θm)について、実施例1及び2のデータと比較例3及び4のデータとを比較することにより考察する。表2に示される様に、実施例1及び2ではそれぞれ開き角(θ1−θm)が10°及び5°に設定される一方で、比較例3及び4ではそれぞれ開き角(θ1−θm)が0°及び−10°に設定された。
比較例3及び4では、画質は良好であったものの、トルクTが1000gfを超える値となった。その原因として、磁束密度Bが最大となる第1位置P1が、中間位置Pm又はそれより上流側の位置に配されることにより、規制部134の上流側にて磁束密度Bが大きくなり、その結果として現像剤が過剰に汲み上げられたことが挙げられる。
よって、開き角(θ1−θm)は、0°より大きいことが好ましく、より好ましくは5°以上である。
[3−3]実施例3
下掲の表3に示される様に、実施例3では、角度θdが285°となる様に規制部134の位置が変更された。換言すれば、規制部134の先端部134aを、磁束密度Bが最大となる第1位置P1に対向させた。具体的には、主極Mp1における磁束密度Bの最大値B0が110mTとされ、規制極Mp2では、磁束密度Bの最大値Bmaxが54mT、開き角(θ3−θ2)が60°、角度θmが275°、角度θ1が285°、角度θdが285°とされた。尚、表3は、本発明者により得られたデータである。
Figure 0006688188
実施例3によれば、スリーブ部133aの回転に必要なトルクTが1000gfとなり、且つ、印刷画像において画質不良が生じなかった。このことから、規制部134の位置の変更(即ち、角度θdの変更)が可能であろうことが推測される。
そこで、項目(3)の量である角度θdについて、実施例1及び3のデータと比較例5〜7のデータとを比較することにより考察する。表3に示される様に、実施例1及び3ではそれぞれ角度θdが280°及び285°に設定される一方で、比較例5〜7ではそれぞれ角度θdが275°、265°、及び290°に設定された。即ち、比較例5では、規制部134の先端部134aを中間位置Pmに対向させた。比較例6では、規制部134の先端部134aを、中間位置Pmより上流側の位置に対向させた。比較例7では、規制部134の先端部134aを、第1位置P1より下流側の位置に対向させた。
そして、比較例5及び6では、トルクTは実施例1と同程度であったものの、画質に不良が生じた。その原因として、規制部134が、中間位置Pmと対向する位置又はその位置より上流側に配されることにより、規制部134から上流側に分布する規制極Mp2の領域が狭くなり、その結果として適度な量の現像剤を汲み上げることが困難になったことが挙げられる。一方、比較例7では、画質は良好であったものの、トルクTが1000gfを超える値となった。その原因として、規制部134が、第1位置P1と対向する位置より下流側に配されることにより、規制部134から上流側に分布する規制極Mp2の領域が過剰に広くなり、その結果として現像剤が過剰に汲み上げられて大きなトルクTが必要になったことが挙げられる。
よって、角度θdは、角度θmより大きく且つ角度θ1以下である範囲内の値であることが好ましい。即ち、規制部134の先端部134aは、第1位置P1と中間位置Pmとの間の位置に対向しているか、又は、第1位置P1に対向していることが好ましい。
[3−4]実施例4
下掲の表4に示される様に、実施例4では、比Bmax/B0が40%となる様に変更された。具体的には、主極Mp1における磁束密度Bの最大値B0が135mTとされ、規制極Mp2では、磁束密度Bの最大値Bmaxが54mT、開き角(θ3−θ2)が60°、角度θmが275°、角度θ1が285°、角度θdが280°とされた。尚、表4は、本発明者により得られたデータである。
Figure 0006688188
実施例4によれば、スリーブ部133aの回転に必要なトルクTが実施例1と同じ900gfとなり、且つ、印刷画像において画質不良が生じなかった。このことから、比Bmax/B0の変更が可能であろうことが推測される。
そこで、項目(4)の量である比Bmax/B0について、実施例1及び4のデータと比較例8〜10のデータとを比較することにより考察する。表4に示される様に、実施例1及び4ではそれぞれ比Bmax/B0が49.1%及び40%に設定される一方で、比較例8〜10ではそれぞれ比Bmax/B0が63.6%、36.4%、54.5%に設定された。
比較例9では、トルクTは実施例1と同程度であったものの、画質に不良が生じた。その原因として、比Bmax/B0が小さくなり過ぎたことにより、適度な量の現像剤を汲み上げることが困難になったことが挙げられる。比較例8及び10では、画質は良好であったものの、トルクTが1000gfを超える値となった。その原因として、比Bmax/B0が大きくなり過ぎたことにより、現像剤が過剰に汲み上げられて大きなトルクTが必要になったことが挙げられる。
よって、比Bmax/B0は、40%以上且つ50%以下の範囲内の値であることが好ましい。
[3−5]実施例5〜7
下掲の表5に示される様に、実施例1では、スリーブ部133aの周面133dに、高低差の最大値βが10μmとなる凹凸が形成された。又、実施例5〜7では、スリーブ部133aの周面133dに、高低差の最大値βが50μm、60μm、70μmとなる凹凸がそれぞれ形成された。更に、実施例5〜7では、規制極Mp2における磁束密度Bの最大値Bmaxが40mTとなる様にマグネット部133bが磁化された。他の条件は、実施例1と同じである。尚、表5は、本発明者により得られたデータである。
一方、比較例11では、スリーブ部133aの周面133dに、高低差の最大値βが100μmとなる凹凸が形成された。比較例11における他の条件は、実施例5〜7と同じである。又、比較例12では、スリーブ部133aの周面133dに、高低差の最大値βが5μmとなる凹凸が形成された。比較例12における他の条件は、実施例1と同じである。
Figure 0006688188
実施例5〜7によれば、スリーブ部133aの回転に必要なトルクTが800gfとなり、且つ、印刷画像において画質不良が生じなかった。一方、比較例11では、トルクTは実施例1と同程度であったものの、画質に不良が生じた。これらの結果から、本発明者は、規制極Mp2における磁束密度Bの最大値Bmaxと、凹凸の高低差の最大値βとについて、以下の関係を導き出した。尚、比較例12においても、比較例11と同様に画質不良が生じたが、その原因は比較例11とは異なる。即ち、比較例12における画質不良の原因として、高低差の最大値βが小さ過ぎたことにより、スリーブ部133aの周面133dに適度な量の現像剤が付着しなかったことが挙げられる。
本発明者は、Zr=Bmax −2×10で定義される物理量Zrが、高低差の最大値βとの関係を導き出す上で重要であることを見出した。そして、本発明者は、物理量Zrの(3/2)倍の値を高低差の最大値βと比較することにより(表5参照)、(3/2)×Zrで表される値が高低差の最大値βより大きい場合に、凹凸に起因した画質不良が抑制されることを見出した。即ち、本発明者は、物理量Zrそのものの値が、高低差の最大値βを(2/3)倍した値より大きくなる様に、凹凸の高低差に応じて、規制極Mp2における磁束密度Bを調整することが好ましいことを見出した。
更に、本発明者は、実施例7では現像ローラ133の耐久性に問題が生じることを見出した。これにより、本発明者は、物理量Zrそのものの値が高低差の最大値βより大きくなる様に、規制極Mp2における磁束密度Bを調整することがより好ましいことを見出した。
[4]その他の例
上記画像形成装置は、カラー複合機を例としたものであるが、現像装置13を含む各部構成は、カラー複合機に限らず、カラー複写機やカラープリンタ等、種々の画像形成装置に適用することができる。又、現像装置13を含む各部構成は、カラー画像を対象とした画像形成装置に限らず、モノクロの画像を対象とした画像形成装置にも適用することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
13 現像装置
131 現像剤槽
132 攪拌スクリュ
133 現像ローラ
133a スリーブ部
133b マグネット部
133c 中心軸
133d 周面
134 規制部
134a 先端部
B 磁束密度
Dr 回転方向
P1 第1位置
P2 第2位置
P3 第3位置
Pm 中間位置
Mp1 主極
Mp2 規制極

Claims (5)

  1. 所定の回転方向に回転して、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を現像位置へ搬送する現像ローラであって、その周面に、単一の極性である規制極が形成されている現像ローラと、
    前記回転方向についての前記現像位置の上流側における前記現像ローラの前記周面に近接する位置で、前記現像剤の搬送量を規制する規制部と、
    を備え、
    前記規制極において、前記現像ローラの前記周面での法線方向の磁束密度が、前記回転方向についての前記周面上の第1位置にて最大値になると共に、前記回転方向についての前記周面上の第2位置及び第3位置では前記最大値の50%の値となり、且つ、前記第1位置が、前記第2及び第3位置の中間位置から下流側へずれており、
    前記規制部の先端部が、前記第1位置と前記中間位置との間の位置、又は、前記第1位置に対向しており、
    前記現像ローラの前記周面における前記現像位置を含む領域には、前記周面からの前記磁性キャリアの離脱を阻止する主極が形成されており、
    前記規制極における前記磁束密度の最大値は、前記主極における前記磁束密度の最大値の40%以上且つ50%以下の値である、現像装置。
  2. 前記第1位置と前記中間位置とは、前記現像ローラの回転軸周りの角度にして5°以上開いている、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像ローラの前記周面における前記現像位置を含む領域には、前記周面からの前記磁性キャリアの離脱を阻止する主極が形成されており、
    前記第2及び第3位置についての前記現像ローラの回転軸周りの開き角が、これに対応する前記主極についての開き角より大きい、請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤に含まれる前記非磁性トナーは低温定着トナーである、請求項1〜の何れかに記載の現像装置。
  5. 前記規制極における前記最大値(単位:mT)の逆数の二乗を10倍して得られる物理量が、前記現像ローラの周面に形成される凹凸の高低差の最大値(単位:μm)を(2/3)倍した値より大きい、請求項1〜の何れかに記載の現像装置。
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