JP6687574B2 - 演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム - Google Patents

演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6687574B2
JP6687574B2 JP2017184713A JP2017184713A JP6687574B2 JP 6687574 B2 JP6687574 B2 JP 6687574B2 JP 2017184713 A JP2017184713 A JP 2017184713A JP 2017184713 A JP2017184713 A JP 2017184713A JP 6687574 B2 JP6687574 B2 JP 6687574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
period
unit
value
detection signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017184713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019059083A (ja
Inventor
浩充 嶌野
浩充 嶌野
鶴岡 達也
達也 鶴岡
芳之 齋藤
芳之 齋藤
康弘 野原
康弘 野原
中西 徹
徹 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Futaba Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp, Futaba Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2017184713A priority Critical patent/JP6687574B2/ja
Priority to CN201880058734.1A priority patent/CN111093935B/zh
Priority to PCT/JP2018/023301 priority patent/WO2019064735A1/ja
Publication of JP2019059083A publication Critical patent/JP2019059083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6687574B2 publication Critical patent/JP6687574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本技術は、演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラムに関する。詳しくは、射出成形装置により製造される成形品の良品判定のための基準情報を生成する技術分野に関する。
射出成形装置に設置したセンサと監視装置とを有して構成される射出成形品質モニタリングシステムが知られている。射出成形品質モニタリングシステムは、射出成形装置に設けられた金型内における樹脂等の成形材料の挙動を上記センサにより検出し、波形としてパーソナルコンピュータ等の情報処理装置にリアルタイム出力可能とされている。射出成形品質モニタリングシステムでは、センサの検出信号に基づく計測値を監視し、不良品の識別を行うことが可能となる。射出成形品質モニタリングシステムとしては、例えば特許文献1に記載のものがある。
特開2008−36975号公報
特許文献1には、射出成形装置に設けられたセンサ(ロードセル)がキャビティ内の樹脂の圧力を検出し、該センサの検出信号をアンプ装置によりサンプリングする技術が開示されている。
このような射出成形品質モニタリングシステムを用いて不良品の識別を行うにあたり、ユーザは自身の判断で監視対象となる監視期間及び監視タイミングを設定する必要があった。そのため、射出成形品質モニタリングシステムについてある程度の経験がないと、不良品の識別を行うのに適した監視期間及び監視タイミングを設定することが難しい場合があった。
また射出成形品質モニタリングシステムを用いた不良品の識別については、より精度の高い判別手法の提供が望まれている。
そこで本技術は、射出成形品質モニタリングシステムについて、経験の浅いユーザであっても容易に監視期間及び監視タイミングを設定することができ、成形品の良品判定を行うことができる機能を提供することを目的とする。
本技術に係る演算処理装置は、射出成形装置に備えられたセンサから検出され監視装置に入力される1又は複数の計測項目における検出信号に基づく積分値を用いて、良品判定のための単位空間情報を生成する演算処理装置であって、監視開始時点を特定し、前記監視開始時点から所定期間を第1監視期間として設定する第1期間設定部と、指定された分割数に基づいて、前記第1監視期間を複数の第2監視期間に分割する第2期間設定部と、計測時点における良品製造時の前記検出信号と、前記第2監視期間の各々において経過時間に応じて異なる数値に設定された係数とを用いた積和演算を行う積和演算部と、前記第2監視期間における成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、前記積和演算で求めた値を用いて設定する単位空間情報設定部と、を備えるものである。
即ち、計測項目の検出信号と時間を用いた積和演算を行う際に、第2監視期間毎に経過時間に応じて設定された係数を用いることで、経過時間毎の積和値に重み付けが行われる。
積和演算とは、乗算の結果を順次加算して積和値を算出するための演算である。
上記した本技術に係る演算処理装置において、前記係数の値は、前記第2監視期間内での時間の経過に伴い大きくなる値とすることが考えられる。
これにより、第2監視期間内での所定期間ごとの積和値の算出にあたり、異なる係数を用いた重み付けが行われる。
上記した本技術に係る演算処理装置において、前記単位空間情報はマハラノビス距離を2乗した値を算出するために用いられる情報であることが考えられる。
即ち、単位の異なる多次元の各計測項目の値を、共通の一次元としての単位に置き換えるための単位空間情報を設定する。
上記した本技術に係る演算処理装置において、前記第1期間設定部は、ゲートシール期間を前記第1監視期間として設定することが考えられる。
成形品の良否判定のために用いる検出信号を金型内の樹脂圧力とした場合等においては、監視タイミングはゲートシール期間中に設定することが望ましい。なぜなら、ゲートシール期間は、金型内に充填された樹脂が固化するまでの期間であるため、成形品の品質の評価に有用な部分であるが、固化した後に期間については、あまり意味がない場合があるためである。
上記した本技術に係る演算処理装置において、前記第1期間設定部は、設定された所定の閾値に前記検出信号が到達した時点を用いて前記監視開始時点を特定することが考えられる。
圧力センサの検出信号を考えると、その立ち上がりタイミングは、金型内に成形材料が充満した直後のタイミングとなる。そこで当該立ち上がりのタイミングを監視開始時点として特定する。
上記した本技術に係る演算処理装置において、前記第1期間設定部は、設定された所定の閾値に前記検出信号が到達した時点よりも所定時間前の時点を前記監視開始時点として特定することが考えられる。
キャビティに樹脂材料が充満した直後のタイミングは、検出した値の単位時間あたりの立ち上がりの幅が大きい。そのため、樹脂材料が充満されたタイミングをある程度正確に検出することができる。
本技術に係る演算処理装置の演算方法は、射出成形装置に備えられたセンサから検出され監視装置に入力される1又は複数の計測項目における検出信号に基づく積分値を用いて、良品判定のための単位空間情報を生成する演算処理装置が、監視開始時点を特定し、前記監視開始時点から所定期間を第1監視期間として設定する第1期間設定処理と、指定された分割数に基づいて、前記第1監視期間を複数の第2監視期間に分割する第2期間設定処理と、計測時点における良品製造時の前記検出信号と、前記第2監視期間の各々において経過時間に応じて異なる数値に設定された係数とを用いた積和演算を行う積和演算処理と、前記第2監視期間における成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、前記積和演算により求めた値を用いて設定する単位空間情報設定処理と、を実行するための演算方法である。
本技術に係るプログラムは、上記各処理を演算処理装置に実行させるプログラムである。
本技術によれば、射出成形装置により製造した成形品の良否判定のために用いられる単位空間情報の設定を行うことができる。
実施の形態の品質モニタリングシステムの説明図である。 実施の形態の管理ソフトウェアによる表示画面の説明図である。 実施の形態の監視装置の構成の説明図である。 実施の形態のコンピュータ装置の構成の説明図である。 実施の形態の計測された波形データの説明図である。 実施の形態の積和演算についての説明図である。 実施の形態の単位空間情報設定処理のフローチャートである。 実施の形態の良品判定に用いるデータの説明図である。 実施の形態の量産監視処理のフローチャートである。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.品質モニタリングシステムの構成>
<2.監視装置の構成>
<3.コンピュータ装置の構成>
<4.品質モニタリングシステムの概要>
<5.単位空間設定処理>
<6.量産監視処理>
<7.まとめ及び変形例>
<8.プログラム及び記憶媒体>
<1.品質モニタリングシステムの構成>
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。まず本発明の実施の形態となる監視装置1と射出成形装置2とパーソナルコンピュータ4とを含む射出成形品質モニタリングシステム100(単に「品質モニタリングシステム100」とも表記する)について説明する。
図1は品質モニタリングシステム100の構成概要を示した図である。
図示するように品質モニタリングシステム100は、監視装置1、射出成形装置2、専用アンプ3、パーソナルコンピュータ4(以下「コンピュータ装置4」とも表記する)を備えている。
射出成形装置2は、所定位置に配置される金型10と、金型10に対して樹脂材料を射出充填するための機構を備えた射出部11と、射出部11の射出動作や金型10の開閉動作等を制御して一連の射出成形動作を実行制御する成形制御部12を有して構成されている。
金型10は、例えば上型、下型が配置され、例えば成形ステージ内に配置された下型に対して射出部11に設けられた機構によって上型が開閉される。上型が下型に対して閉じられた状態で、例えば上型に設けられたゲートに対し、射出部11の射出シリンダによって樹脂材料が注入され、金型10内のキャビティに樹脂材料が充填される。そして充填後、所要の時間が経過したら上型が開放され、キャビティから樹脂成形品が取り出される。
金型10内には金型内センサ31が配置されている。例えば充填された樹脂材料の温度を検出する温度センサや、樹脂材料の圧力を検出する圧力センサなどである。
金型10の構造、種別については特に限定されずに各種のものが想定される。
射出部11には、金型10に対する樹脂材料の注入機構、型締め機構、射出シリンダ機構、射出モータ等、射出成形に必要な機構が設けられている。
また射出部11には射出部内センサ32及びセンサ用アンプ33が設けられている。射出部内センサ32としては、注入過程の樹脂材料の温度を検出する温度センサや、圧力を検出する圧力センサ、注入速度を算出する位置センサなどがある。
本実施の形態では射出部11の機構、構造、例えばシリンダ構造、型締め機構の構造、ランナー構造、ノズル構造、ヒーター配置、モータ配置、材料投入機構などは特に限定されず、どのような構造/種別のものでもよい。
成形制御部12は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit)を有するマイクロコンピュータを備えて構成されている。
成形制御部12は、射出部11による各部の駆動制御を行う。例えば射出モータ制御、金型ステージ動作制御、金型開閉機構の動作制御、ノズル開閉機構の動作制御、ヒーター制御、材料投入動作制御などを行う。これによって一連の射出成形動作を実行させる。
金型内センサ31の検出信号S1は、例えば射出成形装置2とは別体に配置された専用アンプ3により電圧値に変換される。そして電圧信号に変換された検出信号Vs1として監視装置1に供給される。
射出部内センサ32の検出信号S2は、例えば射出部11内に設けられたセンサ用アンプ33により電圧値に変換される。そして電圧信号に変換された検出信号Vs2として監視装置1に供給される。
なお、ここでは検出信号Vs1,Vs2として2つの検出信号を示しているが、検出信号Vs1は金型内センサ31からの検出信号の総称で、検出信号Vs2は射出部内センサ32からの検出信号の総称である。金型内センサ31として複数のセンサが配置される場合や射出部内センサ32として複数のセンサが配置される場合も当然に想定される。
従って検出信号Vs1,Vs2は2系統のみの検出信号を示しているものではなく、金型内センサ31と射出部内センサ32のいずれの検出信号についても監視装置1に入力できることを示しているに過ぎない。
監視装置1にはnチャネルの入力系が用意されており、n系統の検出信号の同時入力が可能である。従って金型内センサ31としてn個のセンサの検出信号Vs1を監視装置1に供給してもよいし、射出部内センサ32としてのn個のセンサの検出信号Vs2を監視装置1に供給してもよい。さらに金型内センサ31と射出部内センサ32としてのそれぞれ1又は複数系統の検出信号Vs1,Vs2をnチャネルに振り分けて監視装置1に供給してもよい。
監視装置1に対してどのような検出信号入力を行うかは、実際の射出成形装置2や金型10の構造、種別、成形品、搭載センサ数、実行したい計測・監視の内容などに応じて適宜決められればよい。
また、図示していないが射出成形装置2の周辺機器、例えば冷却用の温調機や真空引き装置などに各種のセンサが設けられる場合もあり、それらのセンサの検出信号を監視装置1に供給することも想定されている。
監視装置1と成形制御部12の間は各種の通信が可能とされる。図1では、通信の1つとして、成形制御部12から監視装置1に対して各種のタイミング信号STMが送信されること、及び監視装置1から成形制御部12に対して通知信号SIが送信されることを示している。
タイミング信号STMの1つとしては、例えば射出成形の1サイクルの開始/終了タイミングを通知する信号がある。監視装置1は、タイミング信号STMにより、1ショットの樹脂注入による1サイクルの成形期間を検知し、その間の各種検出信号のロギングや判定を行うことができる。
また他のタイミング信号STMとしては、後述するように型締め期間の開始/終了のタイミングを示す信号や、工程の遷移タイミングを示す信号、或いは制御方式(速度制御、圧力制御)の切替タイミングを示す信号などが考えられる。
監視装置1からの通知信号SIは各種の検出情報や判定情報の結果を通知する信号である。例えば成形不良等が推定される異常判定の際のアラーム通知や、検出信号波形の立ち上がりタイミング/立ち下がりタイミングの通知などの信号である。成形制御部12は、これらの内容の通知信号SIに応じて各種動作制御を行うことができる。
監視装置1による温度や圧力などの計測結果は、監視装置1と有線又は無線の通信経路USによって接続されたコンピュータ装置4により閲覧可能とされている。通信経路USは、例えばLAN(Local Area Network)ケーブルなどにより実現される。
コンピュータ装置4には、監視装置1による各種検出信号の計測について管理を行うための管理ソフトウェアがインストールされている。この管理ソフトウェアにより、作業員等はコンピュータ装置4のディスプレイを介して監視装置1による計測結果を閲覧可能とされている。
また、管理ソフトウェアを用いた設定により、作業員等は各種の数値設定を行うことができる。
さらに計測結果をコンピュータ装置4におけるHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Disk)等の所定の記憶装置に収録させることが可能とされている。
図2は管理ソフトウェアによってコンピュータ装置4の画面に提示される管理画面90の表示内容例を示している。図示のように管理画面90には、各種センサによる検出信号の計測結果を波形により示すことが可能とされるとともに、各検出信号の所定の数値(例えばピーク値、積分値、立ち上がりタイミング値、立ち下がりタイミング値等)が示される。また作業者が各種設定入力を行うための操作子が用意されている。
<2.監視装置の構成>
図3は監視装置1の内部構成を示している。
監視装置1には、演算部20、入力部21、A/D変換器22、バッファ及びIF部23、メモリ部24が設けられている。
入力部21は、検出信号Vs1,Vs2についてnチャネルの入力が可能とされる。図の例では8チャネル入力を想定し、入力チャネルをI1〜I8として示している。
各入力チャネルI1〜I8に入力される検出信号Vs1,Vs2は、上述のように専用アンプ3又はセンサ用アンプ33で検出情報が電圧レベルに変換された信号である。
チャネルI1〜I8の全部又は一部に対して、検出信号Vs1又はVs2が入力される。即ち金型内センサ31や射出部内センサ32として射出成形装置2に配備された1又は複数のセンサの検出信号を、同時に、それぞれ所要のチャネルに入力可能とされている。
A/D変換器22は、入力チャネル数と同数の同時入力が可能とされる。従って図の例では8チャネル入力のA/D変換器とされている。
A/D変換器22は、入力された各チャネルI1〜I8の検出信号について電圧値に応じたデジタルデータに変換し、バッファ及びIF部23に供給する。
バッファ及びIF部23は、各チャネルI1〜I8の検出信号の演算部20への受け渡しや、演算部20と外部機器(コンピュータ装置4や成形制御部12)との通信データの送受信を行う部位を総括して示している。
例えばA/D変換器22から出力される同時入力された複数チャネルの検出信号のデジタルデータ(後述する検出値Ddet)は、バッファ及びIF部23で一時的にバファリングされながら各時点の検出情報として検出信号のサンプリング時点の時刻情報(後述する時間値Tdet)とともに順次演算部20に転送される。
また演算部20からの通知信号SIは、バッファ及びIF部23が端子TM2から成形制御部12に送信する。また成形制御部12からの各種のタイミング信号STMは、端子TM1からバッファ及びIF部23に一旦取り込まれ、時刻情報とともに順次演算部20に転送される。
また演算部20とコンピュータ装置4の各種情報通信は、バッファ及びIF部23を介して、端子TM3(例えばLANコネクタ端子)に接続された通信経路USにより実行される。
演算部20は例えばROM、RAM、CPUを有するマイクロコンピュータにより構成される。
本実施の形態では、演算部20は、入力部21の各入力チャネルに入力された各時点での検出信号値をログデータとしてメモリ部24に記憶する処理を行う。
例えばA/D変換器22でデジタル値とされた各チャネルI1〜I8の検出信号についてサンプル毎の値を記憶していく処理を行う。
また演算部20は、射出成形装置2による監視期間内において設定された監視タイミング毎に、入力部21に入力された検出信号値を用いて評価値の算出を行う。
さらに演算部20は、算出した評価値を用いて射出成形状況の判定結果を求める処理を行う。また判定処理に応じた通知信号SIの出力処理を行う。
これらの機能を有する演算部20の具体的な処理例については後述する。
メモリ部24は、例えばROM、ワークメモリ、不揮発性メモリ等として演算部20が使用できるメモリ領域を総括して示している。
メモリ部24は、例えば演算部20の処理によるログデータの記憶領域として用いられる。またメモリ部24は、各種演算処理のワーク領域として用いられる。またメモリ部24は、演算部20の各種処理を実現するためのプログラムの格納領域としても用いられる。
<3.コンピュータ装置の構成>
図4はコンピュータ装置4の内部構成を示している。
コンピュータ装置4のCPU41は、ROM42に記憶されているプログラム、または記憶部48からRAM43にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM43にはまた、CPU41が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU41、ROM42、及びRAM43は、バス44を介して相互に接続されている。このバス44には、入出力インターフェース45も接続されている。
入出力インターフェース45には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部46、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部47、HDDやフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部48、端子TM3に接続された通信経路USを介した監視装置1との通信処理やインターネットを介した通信を行う通信部49が接続されている。
本実施の形態では、CPU41は特に第1期間設定部41a、第2期間設定部41b、積和演算部41c、単位空間情報設定部41dとしての機能を持つ。
第1期間設定部41aは、監視開始時点を特定し、監視開始時点から所定期間を第1監視期間として設定する処理を行う。
また第2期間設定部41bは、指定された分割数に基づいて、第1監視期間を複数の第2監視期間に分割する処理を行う。
さらに積和演算部41cは、計測時点における良品製造時の検出信号と、第2監視期間の各々において経過時間に応じて設定された係数とを用いた積和演算を行う。
さらにまた単位空間情報設定部41dは、第2監視期間における成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、積和演算で求めた値を用いて設定する処理を行う。
これらの機能を有するCPU41の具体的な処理例については後述する。
<4.品質モニタリングシステムの概要>
本実施の形態のコンピュータ装置4において実行する、品質モニタリングシステムにおける単位空間設定処理の概要を図5及び図6を用いて説明する。本実施の形態の単位空間設定処理は、1成形サイクル内で設定された監視対象期間(第2監視期間)毎に、検出信号と経過時間を用いた積和演算処理を行い、当該積和演算により算出した値を用いて単位空間情報を設定する処理である。単位空間情報は、成形品の良否判定のための基準となる評価値を算出する際に用いられる情報である。
図5Aは金型内センサ31又は射出部内センサ32としてのセンサによって検出された検出信号の波形の例を示している。縦軸は検出値(Ddet)、横軸は時間である。例えば実線の波形PRは圧力センサの検出値、破線の波形TPは金型内温度である。
これらは例えば1ショットの樹脂注入に応じた1成形サイクルにおける検出信号波形である。時点T0〜T1が1成形サイクルの期間である。この1成形サイクルには、例えば、金型10の上型と下型を閉じる型締め、金型10に対して射出部11のシリンダにより樹脂材料を注入する射出、充填後の保圧、成形固化までの計量・冷却、型開き、成形品の突き出し等の各工程が含まれている。
コンピュータ装置4は、まず1成形サイクルの期間T0〜T1から所定期間(第1監視期間)を計測項目毎に設定する。計測項目としては、樹脂圧力、樹脂の流速、樹脂温度、金型表面温度等、成形品の品質を評価するために必要な様々な項目が考えられる。
そして、第1監視期間において設定した各監視タイミング(例えばX1,X2,X3)の検出信号を監視装置1から取得する。コンピュータ装置4は、当該検出信号から単位空間情報を設定し、当該単位空間情報を用いて良品判定のための評価値を算出する。
単位空間情報の算出に用いる値として、計測項目毎に設定した第1監視期間を分割した期間(第2監視期間)毎に検出信号を用いた積和演算を行うことで求めた積和値を用いることも考えられる。
例えば第1監視期間をTs2〜Te2とした場合、指定された分割数に基づいて第2監視期間α1〜α4を設定する。そして第2監視期間毎の積和値を積和演算により算出し、当該積和値を用いて単位空間情報を設定する。
ここで、第2監視期間における積和演算処理の詳細について説明する。
図6Aには、或る計測項目の検出信号の波形の例として、波形GP1及び波形GP2が示されている。波形GP1と波形GP2は同じ計測項目において検出された検出信号の波形である。図の例では、波形GP1を良品から検出された波形とし(以下、波形GP1を良品波形GP1とも表記する)、波形GP2を不良品から検出された波形とする(以下、波形GP2を不良品波形GP2とも表記する)。図では、Ts0〜Te0までの期間を第2監視期間として設定している。ここでは、計測項目の計測開始時点T0から1秒経過した時点をTs0とし、T0から2秒経過した時点をTe0として設定する。
図の例では、第2監視期間の計測開始時点Ts0から0.2秒毎に計測時点(A1〜A5)を設定している。コンピュータ装置4は、各時点(A1〜A5)で算出された検出値Ddetと計測間隔0.2秒との積により求めた値を累積加算することで、第2監視期間毎の積和値SV1を算出する。図6Bでは、良品波形GP1の積和値SV1が示されている。このような積和値SV1を用いることで単位空間情報を設定することができる。
しかしながら、上記場合においては、ある時点毎の検出値Ddetの値が異なることにより、当該時点毎の積の値は異なる場合であっても、第2監視期間全体としての積の値の総和である積和値SV1の値が同じになってしまうことがある。
例えば、波形の形状が異なる良品波形GP1と不良品波形GP2との第2監視期間における或る時点(A1〜A5)毎の積の値やその総和である積和値が図6B及び図6Cに示されている。図6Bは良品波形GP1のデータであり、図6Cは不良品波形GP2のデータである。
図6B及び図6Cによると、良品波形GP1と不良品波形GP2では、時点A1,A2,A4,A5において、それぞれの積の値が異なっている。しかし、A1〜A5の積和値SV1は、両波形とも50.50であり同じ値となる。
このように、検出値Ddetと計測間隔の積の総和により積和値SV1を算出する場合は、異なる波形であっても違いが数値として表れないことがある。即ち、成形品における良品と不良品の違いが数値として判別できない場合がある。
そこで本実施の形態では、計測項目の検出信号と時間を用いた積和演算を行う際に、第2監視期間毎に経過時間に応じて設定された係数を乗じることで、経過時間毎の重み付けを行い、積和値SV2を算出することとしている。本実施の形態では、積和値SV2を用いて単位空間情報を設定する。
図6D及び図6Eは、経過時間毎の重み付けを行った場合の積の値及びその積和値SV2を示すものである。図6Dは良品波形GP1のデータであり、図6Eは不良品波形GP2のデータである。
ここでは、検出値Ddetと計測間隔の積に加えて、実際の経過時間を重み付けの係数として設定し、当該係数をさらに乗算することで積和値SV2を算出する。
これにより、検出値Ddetと計測間隔との積の値が同じであっても、計測時点によっては異なる値として算出することが可能となる。
例えば図6Bの時点A1と図6Cの時点A5を比較してみると、検出値Ddetと計測間隔との積の値は10.00で同じである。しかし、図6Dの時点A1と図6Eの時点A5を比較してみると、重み付け係数を乗じた値は、時点A1で10.00、時点A5で18.00というように異なる値として算出される。即ち、重み付け係数を乗じることで、検出値Ddetと計測間隔の積が同じであっても計測時点が異なるものであることが明確となる。
本実施の形態においては、実際の経過時間を重み付けとしているため、重み付け係数の値は、前記第2監視期間内での時間の経過に伴い大きくなる値となる。例えば、A1→A2→A3→A4→A5と時間が進行するにつれ、重み付け係数の値も1.0→1.2→1.4→1.6→1.8と変化する。
このような係数を乗じた積の値を累積加算して積和値SV2を算出することで、波形の異なるデータであることが数値として表れやすくなる。
例えば、良品波形GP1と不良品波形GP2においては、重み付け係数のない状態では、図6Bと図6Cに示すように、波形が異なっていても積和値SV1は共に50.50であり、数値としての違いは生じない。一方で、経過時間による重み付け係数を用いて積和値SV2を算出すると、図6Dに示す良品波形GP1における数値は70.80となり、図6Eに示す不良品波形GP2における数値は70.60となる。即ち、良品波形GP1と不良品波形GP2では数値として0.20の差が生じることとなる。これにより、良品波形GP1と不良品波形GP2の波形が異なることが数値として確認することができる。
本実施の形態では、コンピュータ装置4は、算出した積和値SV2を用いて単位空間情報を設定し、当該単位空間情報を用いて良品判定のための評価値を算出する。
本実施の形態では、評価値を算出する手法として、MT(Maharanobis Taguchi)法を用いる。
設備の製造条件パラメータに多種多様の計測項目及び計測タイミングが含まれており、かつ、これらが相互に影響し合う関係にある場合には、一つの項目が所望しない方向に変化してしまう可能性を考慮し、製造条件パラメータに含まれる全ての項目を総合的に監視することが望ましい。
このような場合には、各次元における相関を考慮したうえで、相互に影響し合う複数の項目を一次元化する手法であるMT法を用いるのが好適である。
MT法においては、基準となる項目群にどれだけ似ているかを示す評価値として、マハラノビス距離を2乗した値を用いる。マハラノビス距離の詳細については後述する。
監視装置1は、コンピュータ装置4で設定された単位空間情報を用いてマハラノビス距離を2乗した値を算出し、当該値を用いて成形品の良否判定を行う。
<5.単位空間情報設定処理>
本実施の形態の品質モニタリングシステムにおける単位空間情報設定処理について、図5乃至図8を用いて説明する。
単位空間設定処理は、後述する量産監視処理を監視装置1が実行する際の第1監視期間及び複数の第2監視期間を設定し、第2監視期間毎に成形品の品質評価に用いるための情報である単位空間情報を算出する処理である。単位空間情報設定処理は、コンピュータ装置4のCPU41により行われる。
まずCPU41は、図7のステップS101において、良品の1成形サイクルにおける計測項目毎の検出信号のデータを記憶部48から取得する。CPU41は、例えば100サイクル分の良品の検出信号データを取得する。当該検出信号データは、CPU41が、データの計測を行った監視装置1から取得し、記憶部48に記憶したものである。
次にCPU41は、ステップS102において、監視期間設定処理を行う。即ち、CPU41は、1成形サイクル内の一部の期間を第1監視期間として設定する。これにより、品質の評価に有用である期間を第1監視期間として計測項目毎に設定することができる。
第1監視期間の設定方法は多様に考えられる。例えば図5Bに示す時点Ts1〜Te1の型締め期間を第1監視期間に設定することが考えられる。この期間は、型締めから型開きまでの複数の工程が行われる期間である。即ち、金型10が閉じられている期間のみを第1監視期間としている。監視装置1は図4Bの波形の型締め期間信号をタイミング信号STMの1つとして成形制御部12から取得することで、この時点Ts1〜Te1の第1監視期間の検出値Ddetの値を取得する。
或いは図5Cに示すように、波形の立ち上がりを判定する閾値thDH及び立ち下がりを判定する閾値thDLを設定し、圧力センサの波形PRを監視する。上述のように圧力センサの検出信号の立ち上がりタイミングは、キャビティに樹脂材料が充満した直後のタイミングとなる。そこで圧力センサの検出値Ddetを監視し、これが閾値thDH以上となった時点を圧力制御の開始タイミング(Ts2)と判断できる。圧力制御の終了タイミングは金型10を開く前のタイミングであるが、これを例えば検出値Ddetの値や値の変化から判断し、例えば検出値Ddetが閾値thDL以下になった時点を終了タイミング(Te2)とすることも可能である。これにより時点Ts2〜Te2を第1監視期間として設定することができる。
キャビティに樹脂材料が充満した直後のタイミングは、検出値Ddetの単位時間あたりの立ち上がりの幅が大きい。そのため、閾値thDHを設定しておけば、その時点を基準として、さまざまなタイミングを検出することが可能となる。
例えば、閾値thDH以上となった時点よりも所定時間前の時点を検出することで、樹脂材料が充満されたタイミングをある程度正確に検出することが可能である。つまり、閾値thDH以上となった時点から、樹脂材料が充満されるまでに掛かる時間を逆算することで、樹脂注入開始時点を特定することが可能となる。
従って、第1監視期間の開始タイミングを閾値thDH以上となった時点から、成形サイクルにおける樹脂注入開始時点を設定することができるようになる。これにより、成形制御部12から樹脂注入開始時点の情報を受信することなく、受信した検出信号データのみから樹脂注入開始時点を特定することができる。
なお、基準として設定できる時点は、検出値Ddetの単位時間あたりの変動の幅が大きいものであればよく、例えば金型10を開く前のタイミングであって検出値Ddetが閾値thDL以下になった時点を基準とすることも可能である。
また、これらの基準となる時点を用いて、他の計測項目における様々な時点を特定することも可能である。
また、ゲートシール期間を第1監視期間として設定することもできる。この場合、射出成形装置2に取り付けられた金型10や使用する樹脂材料等により、ゲートシール期間の具体的な時間を把握することが可能である。そこで、あらかじめ波形の立ち上がりを判定する閾値thDHのみを設定しておき、圧力センサの検出値Ddetが閾値thDH以上となった時点を圧力制御の開始タイミングとすることで、ゲートシール期間が経過した時点を第1監視期間の終了タイミングとして設定することもできる。
図5Dは、時点Ts3〜Te3を射出成形装置2において樹脂射出の速度制御が行われる期間を第1監視期間としている。即ち注入速度を監視しながらシリンダによる注入動作を制御する期間を第1監視期間として設定する。
例えば成形制御部12は、樹脂が金型10のキャビティに充満するまでは、注入樹脂の速度制御を行い、充満後に圧力制御に切り換えるような制御を行う。その場合に、樹脂射出の速度制御については、速度制御期間のみの評価値を得たい場合もある。
このような場合、例えば波形の立ち上がりを判定する閾値thDHを設定し、圧力センサの波形PRを監視する。圧力センサの検出信号を考えると、その立ち上がりタイミングは、キャビティに樹脂材料が充満した直後のタイミングとなる。充満後にさらに樹脂が注入されることで樹脂が圧縮されて圧力が高くなるためである。
圧力センサの検出値Ddetは充満直後に急激に上昇する。そこで圧力センサの検出値Ddetを監視し、これが閾値thDH以上となった時点を充満タイミング(時点Te3)と判断し、時点Ts3〜Te3の期間を第1監視期間として設定することができる。
監視装置1は図5Dの波形の速度制御期間信号をタイミング信号STMの1つとして成形制御部12から取得することで、この時点Ts3〜Te3の期間の検出値Ddetの値を取得することができる。
以上では第1監視期間の計測として3つの例を挙げたが、例えば上述した各工程の1つの期間、樹脂流入が進行している状態の期間、成形品の取り出しから次の1サイクルの開始までの期間など、対象とする期間は各種考えられる。
また、計測項目毎の第1監視期間は共通していても良いし、異なる期間であってもよい。つまり、第1監視期間は、計測項目毎に、良品判定の際に効果的な評価値が算出できる期間を設定することができる。
ステップS102にて第1監視期間の設定処理が完了すると、CPU41は、ステップS103に処理を進め、分割数の設定情報を取得する。分割数の数値は、ユーザの入力部46を介した入力操作により指定される。分割数の指定方法は多様に考えられ、過去に入力された分割数の数値を指定してもよいし、予め分割数の数値が固定して設定されていてもよい。
第1監視期間を設定した後、CPU41は、ステップS104において、指定された分割数に基づいて、第2監視期間を設定する処理を行う。
第2監視期間とは、後述する量産監視処理における良品判定を行う際に用いられる積和値SV2を算出するために設けられた期間のことをいう。第2監視期間は、計測項目毎の第1監視期間のそれぞれについて設定することができる。
例えば分割数が4と指定された場合、図5A及び図5Cでは、圧力制御期間Ts2〜Te2を第1監視期間とした圧力センサの波形PRにおいて、4つの領域に分割されるようにα1,α2,α3,α4が第2監視期間として設定される。ここで、監視期間開始時点Ts2,分割の境界点となるX1,X2,X3,監視期間終了時点Te2は均等間隔になるように設けられる。樹脂圧力のみならず、樹脂の流速や樹脂温度等の他の計測項目についても、同様に設定される。
なお、分割の境界点の設定には様々な態様が考えられる。例えば、予め良品判定を行うために有用なタイミングを設定しておき、境界点を優先的にそのタイミングに振り分けることも考えられる。また、良品判定に有用なタイミングの付近に重点的に境界点を設定することもできる。
第2監視期間を設定した後、CPU41は、ステップS105において、図8Aに示すような、ステップS101にて取得した良品製造時の検出信号のデータを用いて、設定した第2監視期間毎の検出信号データ群を抽出する。
そしてCPU41は、ステップS106において、第2監視期間毎に係数情報を取得する。当該係数情報は、積和値SV2を算出するにあたり用いる係数の情報である。CPU41は、記憶部48からあらかじめ記憶しておいた係数情報を取得してもよいし、監視装置1等の外部機器に必要に応じて係数情報の取得要求を行ってもよい。また、CPU41が、設定された第2監視期間に応じた係数値を算出することとしてもよい。
CPU41は、ステップS107において、積和値SV2を算出する処理を行う。積和値SV2は、計測項目の検出信号と経過時間、重み付けの係数を用いた積和演算を行うことにより算出される。例えばCPU41は、第2監視期間内の各時点で検出した検出値と各時点間における検出間隔との積に、重み付け係数を乗じた値を積和値SV2として算出する。
そしてCPU41は、ステップS108において、算出した積和値SV2の際2監視期間毎の平均値や標準偏差を求めることで、それぞれの検出信号データの正規化を行う。
その後、CPU41は、正規化した検出信号データ群から相関係数行列を算出し、算出した相関係数行列の逆行列を求める。このとき、良品と判定するための基準値が用いられる。基準値は{(計測値)−(平均値)}/(標準偏差)により算出する。
上記逆行列と任意の検出信号データの二次形式により、そのデータのマハラノビス距離(D値)を求めることが可能となる。
MT法においては、算出したD値を2乗した値(D2値)を用いて製造した成形品の良品判定が行われる。これは基準データ群の、D値の2乗平均を変量の数にかかわらず1前後に調整するための処置である。D2値は、良品データとの乖離を数値化したものであり、その数値が1に近いほど良品であることを示している。
このようにして本実施の形態における単位空間情報が設定される。
その後、CPU41は、ステップS109において、基準値を含む単位空間の設定情報を監視装置1に送信することで、図7の単位空間情報設定処理を完了する。
なお、単位空間情報は、第2監視期間における積和値SV2のみならず、設定した監視タイミング毎の検出信号データ群に基づいて設定することも可能である。
この場合、CPU41は、ステップS102で第1監視期間を設定した後、ステップS103で指定された分割数に基づいて、ステップS104において監視タイミングを設定する処理を行う。
ここで、監視タイミングとは、成形品の製造工程の内の良否判定を行うタイミングをいう。監視装置1は、成形品を量産する前に、あらかじめ監視タイミング毎の良品判定のための単位空間情報を取得しておき、当該単位空間情報に基づいて良品判定を行う。
例えば分割数が4と指定された場合、図5A及び図5Cでは、圧力制御期間Ts2〜Te2を監視期間とした圧力センサの波形PRが、4つの領域に分割されるようにX1,X2,X3が監視タイミングとして設定される。ここで、監視期間開始時点Ts2,X1,X2,X3,監視期間終了時点Te2は均等間隔になるように設けられる。樹脂圧力のみならず、樹脂の流速や樹脂温度等の他の計測項目についても、同様に監視タイミングが設定される。
また、監視タイミングの設定には様々な態様が考えられる。例えば、予め良品判定を行うために有用なタイミングを設定しておき、分割数を優先的にそのタイミングに振り分けることも考えられる。また、良品判定に有用なタイミングの付近に重点的に監視タイミングを設定することもできる。
その後、CPU41は、ステップS105において、図8Aに示すような、ステップS101にて取得した良品製造時の検出信号のデータを用いて、設定した監視タイミング毎の検出信号データ群を抽出する。
そしてCPU41は、ステップS108において、抽出した検出信号データ群の監視タイミング毎の平均値や標準偏差を求めることで、それぞれの検出信号データの正規化を行うことで、単位空間情報を設定する。
<6.量産監視処理>
本実施の形態における量産監視処理について、図8及び図9を用いて説明する。
量産監視処理は、単位空間情報設定処理において設定した単位空間情報に基づいて成形品の良品判定を行うものである。量産監視処理は、監視装置1の演算部20により行われる。
なお、以下の処理は、例えば樹脂成形の1成形サイクル実行中にリアルタイムで評価値(D2値)演算及び判定を行う例とする。また演算部20は、複数の入力チャネルI1〜I8の検出信号について、計測項目毎にそれぞれ並行して(実際の処理としては時分割でもよい)、図9の処理を行う。
まず演算部20は、図9のステップS201において、監視装置1から良品の1成形サイクルにおける計測項目毎の検出信号のデータを取得する。そしてステップS202において、演算部20は、図8Bに示すような製品毎の各計測項目における第2監視期間毎の検出信号を抽出する。
その後、演算部20は、ステップS203において、コンピュータ装置4から取得した良品の単位空間情報を抽出する。そして演算部20は、ステップS204において、抽出した各計測項目における第2監視期間で算出された積和値SW2と当該単位空間情報を用いて、図8Bに示すようにMT法におけるマハラノビス距離(D値)を算出する。そしてマハラノビス距離を2乗することでD2値を算出する。
そして演算部20はステップS205で、D2値を用いた良否判定を行う。例えば単位空間情報から導かれる閾値thEH,thELを用いて、D2値が、thEH≧D2値≧thELとなっているか否かを確認する。
もし、この判定条件を満たしていればOK判定としてステップS205からS206に進み、判定OKの通知信号SIを成形制御部12に送信し、またコンピュータ装置4に判定OKを通知する。
なおこの段階で判定OKという判定結果情報を、今回の成形サイクルの識別情報(何サイクル目かの情報)とともにログデータとして記憶させる。
その後、演算部20は、ステップS207において、監視を継続するかを判定し、継続する場合はステップS201に処理を進め、以下同様の処理を行う。また係属しない場合は、図9の処理を終了する。
一方、thEH≧D2値≧thELという判定条件を満たしていなければ、エラー判定としてステップS205からS208に進み、判定エラーの通知信号SI(アラーム信号)を成形制御部12に送信し、またステップS209において、コンピュータ装置4に判定エラーを通知する。
なおこの段階で判定エラー(成形不良)という判定結果情報を、今回の成形サイクルの識別情報とともにメモリ部24にログデータとして記憶させてもよい。
以上のように演算部20の処理が行われることで、1成形サイクル内の指定期間におけるD2値の生成や、D2値に基づいた良否判定が行われる。
<7.まとめ及び変形例>
以上の実施の形態のコンピュータ装置4(演算処理装置)は、射出成形装置2に備えられたセンサから検出され監視装置1に入力される1又は複数の計測項目における検出信号に基づく積分値を用いて、良品判定のための単位空間情報を生成する。また、コンピュータ装置4は、監視開始時点(Ts)を特定し、監視開始時点(Ts)から所定期間(Ts〜Te)を第1監視期間として設定する第1期間設定部41aと、指定された分割数に基づいて、第1監視期間を複数の第2監視期間(α1、…αn)に分割する第2期間設定部41bと、計測時点における良品製造時の検出信号と、第2監視期間の各々において経過時間に応じて設定された係数とを用いた積和演算を行う(図7のステップS107)積和演算部41cと、第2監視期間における成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、積和演算により求めた値(積和値SV2)を用いて設定する単位空間情報設定部41dと、を備えている。
即ち、少なくとも監視開始時点及び監視期間の分割数を設定することにより、第2監視期間を自動的に設定する。また、それぞれの第2監視期間ごとに、成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、取得した良品製造時の積和値SV2に基づいて設定する。
ここで、計測項目の検出信号と時間を用いた積和演算を行う際に、第2監視期間毎に経過時間に応じて設定された係数を用いることで、経過時間毎の積の値に重み付けが行われる。
これにより、検出値Ddetと計測間隔の積の値の総和が同じだが、異なる波形である検出信号データごとの違いを数値として表すことが可能となる。これにより、良品波形と不良品波形の差分がより明確になり、良品判定の精度を向上させることができる。このような積和値を用いることで良品判定のための、より有用な単位空間情報を設定することが可能となる。
以上の処理を行うことで、射出成形装置2の成形サイクルの動作や成形品の良否判定のための準備(設定)をより的確に容易に行うことができる。
なお、本実施の形態では、第2監視期間の重み付け係数の値が時間軸に沿って徐々に増加していく例について説明したが、重み付け係数の値は、時間軸に沿って徐々に低下することとしてもよい。つまり時間軸に沿って重み付け係数を変化させることで、良品判定に有用な積和値を算出することが可能となる。
また、積和値SV2の算出に用いられる係数の値は、第2監視期間内での時間の経過に伴い大きくなる値とすることが考えられる。
これにより、第2監視期間内での所定期間ごとの積和値の算出にあたり、異なる係数を用いた重み付けが行われる。これにより、良品判定を行うにあたって、より一層有用な単位空間情報を設定することが可能となる。
また、第2監視期間の終了地点に近いほど係数を大きな値とすることで、より良い単位空間情報を設定することができ、より精度の高い用品判定を行うことができる
また 単位空間情報はマハラノビス距離を2乗した値を算出するために用いられる情報であることが考えられる。即ち、単位の異なる多次元の各計測項目の値を、共通の一次元としての単位に置き換えるための単位空間情報を設定する。
これにより、成形品の良否判定において、計測項目の全てが規格を充足していたとしても、成形品全体として不良品の可能性がある製品を発見することができる。従って、成形品の良否判定の精度をより一層向上させることができる。
またコンピュータ装置4の第1期間設定部41aは、ゲートシール期間を監視期間として設定する処理を行う。
成形品の良否判定のために用いる検出信号を金型内の樹脂圧力とした場合等においては、監視タイミングはゲートシール期間中に設定することが望ましい。なぜなら、ゲートシール期間は、金型内に充填された樹脂が固化するまでの期間であるため、成形品の品質の評価に有用な部分であるが、固化した後に期間については、あまり意味がない場合があるためである。
計測項目のうち樹脂圧力の検出信号を用いた成形品の良品判定を行うにあたり、品質評価に有用な期間であるゲートシール期間を監視期間として設定することで、成形品の評価に与える影響が大きい時点を監視タイミングとすることができる。これにより、一層精度の高い良品判定を行うことが可能となる。
またコンピュータ装置4の第1期間設定部41aは、設定された所定の閾値(thDH)に検出信号が到達した時点を用いて監視開始時点(Ts)を特定する処理を行う。
圧力センサの検出信号を考えると、その立ち上がりタイミングは、金型内に成形材料が充満した直後のタイミングとなる。そこで当該立ち上がりのタイミングを監視開始時点として特定する。
これにより、ユーザが具体的な監視開始時間を設定しなくても、閾値を設定しておくだけで監視開始時点を特定することができる。従って、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
またコンピュータ装置4の第1期間設定部41aは、設定された所定の閾値(thDH)に検出信号が到達した時点よりも所定時間前の時点を監視開始時点(Ts)として特定する処理を行う。即ち、圧力センサの検出信号の立ち上がりタイミングよりも所定期間前から成形品の監視を開始する。
キャビティに樹脂材料が充満した直後のタイミングは、検出値Ddetの単位時間あたりの立ち上がりの幅が大きい。そのため、樹脂材料が充満されたタイミングをある程度正確に検出することが可能である。
これにより、成形制御部12から樹脂注入開始時点の情報を受信することなく、受信した検出信号データのみから樹脂注入開始時点を特定することができる。
また本発明は上記した具体例に限定されるべきものではなく、多様な変形例が考えられる。
射出成形装置2の構成は多様に考えられる。監視装置1及びコンピュータ装置4の構成も同様である。
図7の処理を監視装置1の演算部20で行ってもよい。この場合においては、監視装置1が請求項でいう演算処理装置となる。
図7に示したコンピュータ装置4のCPU41の処理例も一例に過ぎず、具体的な処理例は多様に考えられる。また図8に示した監視装置1の演算部20の処理例についても同様である。
射出成形装置2に搭載されるセンサ(金型内センサ31や射出部内センサ32)としては多様に考えられる。即ち監視装置1は、圧力センサによる射出部11内や金型10内における樹脂材料の圧力計測や、温度センサの検出信号に基づく成形材料や金型表面温度の計測以外にも多様な検出信号の計測に適用できる。例えば光センサ等の検出信号に基づく成形材料の流速計測、赤外線センサ等の検出信号に基づくフローフロント計測(例えば成形樹脂がキャビティ内の所定位置に到達するまでの時間の計測)、位置センサ等の検出信号に基づく型閉時における金型同士の位置ズレ量の計測(型開き量の計測)等、射出成形に係る他の計測を行う場合の各種センサの検出信号についても好適に適用できる。
<8.プログラム及び記憶媒体>
本発明の実施の形態のプログラムは、コンピュータ装置4におけるCPU41(マイクロコンピュータ等の演算処理装置)に第1期間設定部41a、第2設定部41b、積和演算部41c、単位空間情報設定部41dとしての機能を実行させるプログラムである。
実施の形態のプログラムは、射出成形装置に備えられたセンサから検出され監視装置に入力される1又は複数の計測項目における検出信号に基づく積分値を用いて、良品判定のための単位空間情報を生成する演算処理装置に、監視開始時点を特定し、前記監視開始時点から所定期間を第1監視期間として設定する第1期間設定処理と、指定された分割数に基づいて、前記第1監視期間を複数の第2監視期間に分割する第2期間設定処理と、計測時点における良品製造時の前記検出信号と、前記第2監視期間の各々において経過時間に応じて設定された係数とを用いた積和演算を行う積和演算処理と、前記第2監視期間における成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、前記積和演算で求めた値を用いて設定する単位空間情報設定処理と、を実行させるためのプログラムである。即ち図7の処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより本実施の形態のコンピュータ装置4の製造が容易となる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置4等の機器に内蔵されている記憶媒体や、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。あるいはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
またこのような実施の形態の監視装置1に実行させるプログラムがコンピュータ装置4にインストールされることで、コンピュータ装置4が監視装置1の機能を備えるようにすることもできる。
例えば専用アンプ3とコンピュータ装置4をコネクタで直接接続する。専用アンプ3を介してコンピュータ装置4には1又は複数の入力チャネルの検出信号が供給されるようにする。そしてコンピュータ装置4において当該プログラムを含むソフトウェアが起動されることで、図6の処理をコンピュータ装置4で実行する。即ちセンサ(31,32)の検出信号を取得し、射出成形装置2による1成形サイクルの期間内の一部の期間とされた指定期間における検出信号値(検出値Ddet)を用いて評価値の算出を行い、評価値を用いて射出成形状況の判定結果を求める処理を行う。これにより、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置4を用いて監視装置1を実現できる。
1…監視装置、2…射出成形装置、4…コンピュータ装置、41a…第1期間設定部、41b…第2期間設定部、41c…積和演算部、41d…単位空間情報設定部

Claims (8)

  1. 射出成形装置に備えられたセンサから検出され監視装置に入力される1又は複数の計測項目における検出信号に基づく積分値を用いて、良品判定のための単位空間情報を生成する演算処理装置であって、
    監視開始時点を特定し、前記監視開始時点から所定期間を第1監視期間として設定する第1期間設定部と、
    指定された分割数に基づいて、前記第1監視期間を複数の第2監視期間に分割する第2期間設定部と、
    計測時点における良品製造時の前記検出信号と、前記第2監視期間の各々において経過時間に応じて異なる数値に設定された係数とを用いた積和演算を行う積和演算部と、
    前記第2監視期間における成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、前記積和演算で求めた値を用いて設定する単位空間情報設定部と、
    を備える演算処理装置。
  2. 前記係数の値は、前記第2監視期間内での時間の経過に伴い大きくなる値とする
    請求項1に記載の演算処理装置。
  3. 前記単位空間情報はマハラノビス距離を2乗した値を算出するために用いられる情報である
    請求項1又は請求項2に記載の演算処理装置。
  4. 前記第1期間設定部は、ゲートシール期間を前記第1監視期間として設定する
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の演算処理装置。
  5. 前記第1期間設定部は、設定された所定の閾値に前記検出信号が到達した時点を用いて前記監視開始時点を特定する
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の演算処理装置。
  6. 前記第1期間設定部は、設定された所定の閾値に前記検出信号が到達した時点よりも所定時間前の時点を前記監視開始時点として特定する
    請求項5に記載の演算処理装置。
  7. 射出成形装置に備えられたセンサから検出され監視装置に入力される1又は複数の計測項目における検出信号に基づく積分値を用いて、良品判定のための単位空間情報を生成する演算処理装置が、
    監視開始時点を特定し、前記監視開始時点から所定期間を第1監視期間として設定する第1期間設定処理と、
    指定された分割数に基づいて、前記第1監視期間を複数の第2監視期間に分割する第2期間設定処理と、
    計測時点における良品製造時の前記検出信号と、前記第2監視期間の各々において経過時間に応じて異なる数値に設定された係数とを用いた積和演算を行う積和演算処理と、
    前記第2監視期間における成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、前記積和演算で求めた値を用いて設定する単位空間情報設定処理と、
    を実行するための演算方法。
  8. 射出成形装置に備えられたセンサから検出され監視装置に入力される1又は複数の計測項目における検出信号に基づく積分値を用いて、良品判定のための単位空間情報を生成する演算処理装置に、
    監視開始時点を特定し、前記監視開始時点から所定期間を第1監視期間として設定する第1期間設定処理と、
    指定された分割数に基づいて、前記第1監視期間を複数の第2監視期間に分割する第2期間設定処理と、
    計測時点における良品製造時の前記検出信号と、前記第2監視期間の各々において経過時間に応じて異なる数値に設定された係数とを用いた積和演算を行う積和演算処理と、
    前記第2監視期間における成形品の監視処理に用いる単位空間情報を、前記積和演算で求めた値を用いて設定する単位空間情報設定処理と、
    を実行させるためのプログラム。
JP2017184713A 2017-09-26 2017-09-26 演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム Active JP6687574B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017184713A JP6687574B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム
CN201880058734.1A CN111093935B (zh) 2017-09-26 2018-06-19 运算处理装置、运算处理装置的运算方法以及存储介质
PCT/JP2018/023301 WO2019064735A1 (ja) 2017-09-26 2018-06-19 演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017184713A JP6687574B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019059083A JP2019059083A (ja) 2019-04-18
JP6687574B2 true JP6687574B2 (ja) 2020-04-22

Family

ID=65903243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017184713A Active JP6687574B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6687574B2 (ja)
CN (1) CN111093935B (ja)
WO (1) WO2019064735A1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3932083A (en) * 1973-12-03 1976-01-13 Barber-Colman Company Injection molding control
ATE46843T1 (de) * 1983-05-20 1989-10-15 John Mickowski Verfahren zum ueberwachen und steuern von periodisch arbeitenden form- und giessmaschinen und eine vorrichtung zur durchfuehrung dieses verfahrens.
JPS59224323A (ja) * 1983-06-03 1984-12-17 Tekunopurasu:Kk 型内圧波形による監視方法
JPS60242026A (ja) * 1984-04-20 1985-12-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 射出圧力又は型内圧力監視装置
JP3219268B2 (ja) * 1998-03-31 2001-10-15 住友重機械工業株式会社 型締制御装置
JP3677627B2 (ja) * 2001-12-13 2005-08-03 住友重機械工業株式会社 製品の良否判別方法
JP2008001028A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機の異常検出方法
JP2008246734A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Yamashiro Seiki Seisakusho:Kk 射出成形機における可塑化工程の良否判定方法
CN101249714B (zh) * 2008-04-02 2012-04-04 许南旭 注塑模具的瞬间加热/冷却装置及其模具温度控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019059083A (ja) 2019-04-18
CN111093935B (zh) 2022-02-11
WO2019064735A1 (ja) 2019-04-04
CN111093935A (zh) 2020-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6532845B2 (ja) 計測装置、計測方法、プログラム
JP2021146564A (ja) 成形品判定装置、成形品判定方法、および成形品判定プログラム
CN111163914B (zh) 模制***中的实时材料和速度控制
Gao et al. Online product quality monitoring through in-process measurement
JP2733707B2 (ja) 射出成形機の部品保守警告方法
WO1996013370A1 (fr) Procede d'analyse des facteurs influençant la qualite de produit obtenu d'une machine de moulage par injection, et procede d'ajustement des conditions de moulage
JP6772119B2 (ja) 演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム
JP6494113B2 (ja) 計測装置、計測方法、プログラム
US20230173725A1 (en) Controller and program for injection molding machine
JP6587989B2 (ja) 計測装置、計測方法、プログラム
CN105818346B (zh) 测量设备
JP6687574B2 (ja) 演算処理装置、演算処理装置の演算方法及びプログラム
JP7311387B2 (ja) 射出成形機管理支援装置及び射出成形機
JP5460355B2 (ja) 相関係数算出機能を有する射出成形機の制御装置
CN108535033A (zh) 虚拟传感器及其健康监测智能决策***
KR101951592B1 (ko) 메인터넌스 판단 지표 추정 장치, 유량 제어 장치 및 메인터넌스 판단 지표 추정 방법
Gordon et al. Validation of an in-mold multivariate sensor for measurement of melt temperature, pressure, velocity, and viscosity
JP4311126B2 (ja) ドア用検査装置
JP5811035B2 (ja) 電動射出成形機の負荷状況表示方法、及び電動射出成形機の駆動装置
JP2003340898A (ja) 成形機の特性を考慮したノズル先端の圧力履歴算出法および射出成形シミュレーション法およびそのプログラム
JP2023165267A (ja) 樹脂成形品の製造装置、方法、学習装置および推論装置
US20210379808A1 (en) Monitoring apparatus and method
JPH07205242A (ja) 射出成形機の品質モニタ・成形品良否判別方法および装置
TW201720622A (zh) 射出成型機鎖模力設定方法及其系統
RU2292071C2 (ru) Способ идентификации тепловых параметров распределенного объекта заданной формы

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6687574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250