JP6687421B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本開示は、電源供給経路を介して負荷装置に直流電圧を供給する電源装置に関する。
この種の電源装置においては、2つの表示ランプを使って動作状態を表示することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この提案の電源装置によれば、電源供給経路に流れる電流を検出し、その検出した電流値が下限値と上限値とで規定される許容範囲内であれば、正常状態であると判断して、一方の表示ランプ(例えば、緑色)を点灯する。
また、電流値が下限値よりも低い場合には、電源供給経路が開放されていると判断して、2つの表示ランプ(例えば、赤色と緑色)を点灯し、電流値が上限値よりも高い場合には、過電流が流れていると判断して、他方の表示ランプ(例えば、赤色)を点灯する。
また、電流値が上限値よりも高く、且つ、負荷装置が接続される電源供給経路の端子間の電圧値が短絡判定用の低電圧よりも低い場合には、電源供給経路が短絡していると判断して、他方の表示ランプ(例えば、赤色)を点滅させる。
このため、上記提案の電源装置によれば、2つの表示ランプを使って、電源供給経路の開放状態(過負荷)、正常状態、異常状態(過電流)、短絡状態を表示することができる。
特許第4886454号公報
ところで、上記提案の電源装置においては、電源供給経路の端子間電圧値は短絡状態を判定するのに使用されるだけであり、端子間電圧値が負荷装置の駆動判定用の下限電圧値に達しているか否かの判断は行っていない。
これは、端子間電圧値が低い場合には、表示ランプ点灯用回路の駆動電圧も低下することから、2つの表示ランプは消灯状態となり、使用者は、2つの表示ランプの状態から端子間電圧値の異常を検知できるためである。
しかしながら、直流電圧を生成する電源部の回路構成によっては、端子間電圧値が下限電圧値より低くなっても、電源供給経路に流れる電流値が許容範囲内となり、2つの表示ランプの点灯状態が、正常状態を表すようになることがある。
例えば、電源部には、過電流検出時に電流、電圧ともに減少させるフの字型の垂下特性(図5参照)を有する保護回路が設けられることがある。この場合、電源供給経路に過電流が流れると2つの表示ランプにて異常状態が表示されるが、その後、保護回路が動作すると、電源供給経路に流れる電流値と端子間電圧値とが共に低下するため、一時的に、表示ランプが正常状態を表示するようになる。
従って、この場合には、表示ランプを用いて電源装置の異常を正確に表示することができず、使用者に対し違和感を与えてしまうとう問題が生じる。
本開示の一局面は、負荷装置に電源供給を行う電源装置において、電源供給経路に流れる電流値が許容範囲内にあっても、電源供給経路の端子間電圧値が下限電圧値よりも低下したときには、その旨を検出して異常動作を通知できるようにすることを目的とする。
本開示の一局面の電源装置には、電源部、電流値検出部、過電流判定部、電圧判定部、及び、正常動作表示部が備えられている。
ここで、電源部は、電源供給経路を介して負荷装置に電源供給を行うための直流電圧を生成するものである。そして、電流値検出部は、電源供給経路に流れる電流値を検出し、過電流判定部は、電流値検出部にて検出された電流値が、過電流判定用の上限電流値を越えているか否かを判定する。
また、電圧判定部は、負荷装置が接続される電源供給経路の端子間の電圧値が、負荷装置の駆動判定用の下限電圧値以上であるか否かを判定する。
そして、正常動作表示部は、電圧判定部にて端子間電圧値が下限電圧値以上であると判定されているときに正常動作を表示し、過電流判定部にて電流値が上限電流値を超えていると判定されているときに正常動作の表示を中止する。
このため、本開示の電源装置においては、過電流判定部にて電流値が上限電流を越えていると判定されているとき(つまり過負荷時)には、電源供給経路の端子間電圧値にかかわらず、正常動作表示部が表示停止状態となる。
また、電圧判定部にて電源供給経路の端子間電圧値が下限電圧値以上であると判定され(つまり電圧正常時)、電源供給経路に流れる電流値が上限電流値以下であるときには、正常動作表示部が表示状態となる。
従って、本開示の電源装置によれば、電源供給経路に過電流が流れていない状態(つまり電流正常時)で、電源供給経路の端子間電圧値が下限電圧値未満となった際に、正常動作表示部が表示状態となるのを抑制できる。このため、使用者は、正常動作表示部の表示状態から、電源装置が正常動作していることをより正確に把握することができる。
次に、本開示の電源装置には、更に、低電流判定部と、異常動作表示部とが備えられていてもよい。
ここで、低電流判定部は、電流値検出部にて検出された電流値が、電源供給経路に負荷装置が接続されていない無負荷状態を判定するための下限電流値未満であるか否かを判定するよう構成される。
また、異常動作表示部は、低電流判定部にて電流値が下限電流値未満であると判定されているとき、若しくは、過電流判定部にて電流値が上限電流値を超えていると判定されているときには、電源装置の異常動作を表示するよう構成される。
そして、このように電源装置を構成すれば、過電流判定部にて電流値が上限電流を越えていると判定されているとき(つまり過負荷時)には、電源供給経路の端子間電圧値にかかわらず、正常動作表示部が表示停止状態、異常動作表示部が表示状態となる。
また、電圧判定部にて端子間電圧値が下限電圧値以上であると判定され(つまり電圧正常時)、電源供給経路に流れる電流値が下限電流値から上限電流値までの許容電流範囲内にあるときには、正常動作表示部が表示状態、異常動作表示部が表示停止状態となる。
また、電圧判定部にて端子間電圧値が下限電圧値未満であると判定され(つまり電圧異常時)、電源供給経路に流れる電流値が下限電流値から上限電流値までの許容電流範囲内にあるときには、正常動作表示部及び異常動作表示部が共に表示停止状態となる。
また、電圧判定部にて端子間電圧値が下限電圧値以上であると判定され(つまり電圧正常時)、低電流判定部にて電流値が下限電流値未満であると判定されているとき(つまり端子開放時)には、正常動作表示部及び異常動作表示部が共に表示状態となる。
従って、この電源装置によれば、異常動作表示部と正常動作表示部の表示状態の組み合わせから、電源供給経路の開放状態、及び、電源供給経路の短絡状態を含む過負荷状態を検知することができるようになる。
また、電源供給経路に流れる電流値が許容範囲内にあり、異常動作表示部が表示停止状態になっていても、正常動作表示部によって、電源供給経路の端子間電圧の正常・異常を報知できることから、使用者は、電源装置の異常をより正確に検知することができる。
次に、電圧判定部は、電源供給経路に接続されて、その端子間電圧値が下限電圧値以上であるときに正常動作表示部に表示用電流を流す抵抗素子又はツェナーダイオードにて構成されていてもよい。
そして、このようにすれば、電圧判定部をコンパレータ等にて構成する必要がないので、電圧判定部の回路構成を簡単にすることができる。
なお、電圧判定部をこのように構成する場合、正常動作表示部には、過電流判定部にて電流値が上限電流値を超えていると判定されているときに、電圧判定部から供給される表示用電流を当該正常動作表示部から迂回させるバイパス回路を設けるとよい。
このようにすれば、過電流判定部にて電流値が上限電流値を超えていると判定されているときに、正常動作表示部に表示用電流が流れるのを防止し、正常動作表示部の表示を簡単に停止させることができる。
また、電源部は、回路素子を過電流から保護する保護回路として、フの字型垂下特性を有する保護回路を備えていてもよい。つまり、電源部に、フの字型垂下特性を有する保護回路が設けられている場合には、上述したように、保護回路の動作によって異常発生時に正常状態が表示されることがあるが、本開示の電源装置によれば、こうした問題が発生するのをより良好に抑制できる。
なお、正常動作表示部及び異常動作表示部は、共通の発光素子を備え、その発光素子をそれぞれ異なる表示形態で点灯させることで、過電流判定部、電圧判定部、及び低電流判定部による判定結果を表示するよう構成されていてもよい。
実施形態の電源装置全体の構成を表すブロック図である。 実施形態の表示回路の構成を表すブロック図である。 電圧異常判定部の第1構成例を表す回路図である。 電圧異常判定部の第2構成例を表す回路図である。 電源部に設けられる保護回路のフの字型垂下特性を表す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示すように、本実施形態の電源装置2は、商用電源等の外部電源から交流電力(AC)を入力するための入力端子Ti1、Ti2と、生成した直流電圧を外部の電気負荷に供給するための出力端子To1、To2を備える。
入力端子Ti1、Ti2からの交流電力入力経路には、入力端子Ti1側に設けられたヒューズ4を介して、ACラインフィルタ6が設けられている。ACラインフィルタ6は、交流電力入力経路に重畳されたノイズ信号成分を除去するためのものであり、ノイズ除去後の交流電力は整流回路8に入力される。
整流回路8は、交流電力入力経路から入力された交流電力を全波整流することで、直流電圧に変換するものであり、整流回路8からの直流電圧の出力経路には、突入電流制限用の抵抗器R0及び電圧平滑用のコンデンサC0が設けられている。
コンデンサC0には、スイッチング回路20を介してトランス10の一次巻線が並列接続されており、トランス10の二次巻線には、整流用のダイオードD0を介して平滑回路28が並列接続されている。
そして、平滑回路28にて平滑化された直流電圧は、正負の電源供給経路を介して出力端子To1、To2に出力され、出力端子To1、To2に外部負荷が接続されると、電源供給経路に電流が流れて、外部負荷に直流電力が供給されることになる。
なお、本実施形態では、出力端子To1が直流の電源電圧+Bを出力する正極側、出力端子To2が負極側(換言すればグラウンド:GND)であるものとする。
スイッチング回路20は、コンデンサC0とトランス10の一次巻線との間の一方の通電経路上に設けられたスイッチング素子をオン・オフさせて、トランス10の二次巻線側に出力する電力を制御するためのものである。
本実施形態では、スイッチング回路20に、RCC(Ringing Choke Converter) 方式のものが採用されている。このため、トランス10には、補助巻線(図示略)が設けられている。
そして、スイッチング回路20は、補助巻線からの出力を利用して自励発振すると共に、フォトカプラ24を介して二次側からフィードバックされる出力電圧に応じて発振・停止を繰り返すことで、出力端子To1、To2からの出力電圧(直流電圧)を制御する。
なお、RCC方式のスイッチング回路については、例えば、特開2009−232595号公報、特開2011−15570号公報、特開2011−188580号公報、特開2016−5351号公報等に詳しく説明されており、公知である。このため、ここでは詳細な回路構成の説明は省略する。
また、スイッチング回路20には、スイッチング素子を過電流から保護するための保護回路26が設けられており、トランス10の一次巻線には、スイッチング素子のオン・オフによって生じる過渡的な高電圧を吸収するためのスナバ回路12が並列接続されている。
保護回路26は、図5に例示したフの字型垂下特性を有するものである。フの字型垂下特性を有する保護回路は、例えば、特開2005−160241号公報、特開2013−196558号公報等に詳しく説明されており、公知であるため、ここでは詳細な回路構成の説明は省略する。また、スナバ回路12についても、コンデンサや抵抗器を用いて構成される公知のものであるため、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、トランス10の2次側の電源供給経路には、出力端子To1、To2から出力される直流電圧を検出して、フォトカプラ24を介してスイッチング回路20にフィードバックするための電圧検出回路22が接続されている。
また、トランス10の2次側の電源供給経路の内、負極型の出力端子To2に接続される電源供給経路には、電流検出用の抵抗器R1が直列接続されており、抵抗器R1の両端は、表示回路30に接続されている。また、表示回路30には、正極型の出力端子To1に接続される電源供給経路も接続されている。
表示回路30は、電源装置2の動作状態を表示するためのものであり、図2に示すように、2つの表示部31、表示部32を備える。これら各表示部31、32は、発光色の異なるLEDにて構成されており、本実施形態では、異常動作表示部としての表示部31が赤(図に示すR)、正常動作表示部としての表示部32が緑(図に示すG)で発光するようになっている。
表示回路30には、電流値検出部としての抵抗器R1の両端電圧が、電源供給経路に流れる電流値を表す検出信号として取り込まれる。そして、その取り込まれた検出信号は、低電流判定部34、過電流判定部36にそれぞれ入力される。
低電流判定部34は、検出信号の電圧と予め設定された低電流判定用の閾値電圧とを比較するコンパレータにて構成されている。そして、低電流判定部34は、検出信号が閾値電圧よりも低いときに、電源供給経路を流れる電流値Iが無負荷判定用の下限電流値Imin未満であると判断して、表示部31通電用の駆動電圧を出力する。
この結果、表示部31は、無負荷時(換言すれば出力端子To1、To2が開放状態にあるとき)に、電流制限用の抵抗器R11を介して通電され、点灯する。
また、過電流判定部36は、検出信号の電圧と予め設定された過電流判定用の閾値電圧とを比較するコンパレータにて構成されている。そして、過電流判定部36は、検出信号が閾値電圧よりも高いときに、電源供給経路に流れる電流値Iが過電流判定用の上限電流値Imaxを超えたと判断して、表示部31通電用の駆動電圧を出力する。
この結果、表示部31は、電源供給経路に流れる電流値Iが上限電流値Imaxを超える過電流になったときにも、電流制限用の抵抗器R12を介して通電され、点灯する。
なお、低電流判定部34及び過電流判定部36は、出力端子To1、To2に接続される電源供給経路から電源供給を受けて動作し、表示部31を構成するLEDのカソードは、負極側の電源供給経路と同電位のグラウンドラインに接続されている。
次に、表示部32を構成するLEDのカソードも、負極側の電源供給経路と同電位のグラウンドラインに接続されており、アノードは、電流制限用の抵抗器R13を介して電圧判定部38の出力端に接続されている。
電圧判定部38は、出力端子To1、To2間の電圧値(端子間電圧値)Vが、負荷装置の駆動に要する下限電圧値Vth以上であるか否かを判定して、端子間電圧値Vが下限電圧値Vth以上であるときに、表示部32通電用の駆動電圧を出力する。
この結果、表示部32は、端子間電圧値Vが下限電圧値Vth以上であるときに、抵抗器R13を介して通電されて、点灯する。
また、電圧判定部38には、過電流判定部36から過電流判定信号が入力される。過電流判定信号は、過電流判定部36にて、電源供給経路に流れる電流値Iが上限電流値Imaxを超えた判断されているときに、駆動電圧と共に出力される信号である。
そして、電圧判定部38は、過電流判定信号を受けると、端子間電圧Vが下限電圧値Vth以上であっても、駆動電圧の出力を停止して、表示部32への通電を中止し、表示部32を消灯させる。
このように構成された本実施形態の電源装置2においては、電源供給経路に過電流が流れているときには、電源供給経路の端子間電圧値Vにかかわらず、表示部32が消灯され、表示部31が点灯される。
また、電源供給経路の端子間電圧値Vが下限電圧値Vth以上で、電源供給経路に流れる電流値Iが下限電流値Iminから上限電流値Imaxまでの許容電流範囲内にあるときには、表示部32が点灯され、表示部31が消灯される。
また、端子間電圧値Vが下限電圧値Vth未満である場合(つまり電圧異常時)ときには、電源供給経路に流れる電流値Iが許容電流範囲内にあれば、表示部31、32が共に消灯される。
また、端子間電圧値Vが下限電圧値Vth以上で、電源供給経路に流れる電流値が下限電流値Imin未満であるときには、表示部31、32が共に点灯される。
従って、本実施形態の電源装置2によれば、表示部31、32の点灯・消灯状態の組み合わせから、電源供給経路の開放状態、及び、電源供給経路の短絡状態を含む過負荷状態を検知することができる。
また、電源供給経路に流れる電流値が許容電流範囲内にあり、表示部31が消灯されていても、表示部32によって、電源供給経路の端子間電圧値Vが正常であるか否か(詳しくは下限電圧値Vth以上であるか否か)を報知できる。
従って、スイッチング回路20のスイッチング素子に流れる電流が保護回路26の動作点に達し、保護回路26が、フの字型の垂下特性に従い電流及び電圧を低下させたときには、表示部32を消灯させて、その旨を報知できる。
このため、使用者は、電源装置2からの出力電圧の異常を正確に検知することができる。なお、本実施形態では、電源装置2における表示回路30以外の構成要素が、電源部の一例である。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様を採ることができる。
例えば、電圧判定部38において、端子間電圧値Vが下限電圧値Vht以上であるか否かを判断するには、コンパレータを利用することができるが、コンパレータは回路構成が複雑であり、コストアップを招くことが考えられる。
そこで、電圧判定部38は、図3若しくは図4に示すように、コンパレータを利用せず、抵抗器R20若しくはツェナーダイオードZDを利用して構成するようにしてもよい。
つまり、図3に示すように、電圧判定部38を、抵抗器R20を用いて構成する場合には、抵抗器R20の一端を正極側の電源供給ラインに接続し、他端を、抵抗器R13を介して、表示部32を構成するLEDのアノードに接続する。
そして、抵抗器R20の抵抗値を、電源供給経路の端子間電圧Vが下限電圧値Vth以上となったときに表示部32に点灯用の電流が流れて表示部32が点灯するように、電圧降下を発生させる抵抗値に設定する。
なお、この場合、抵抗器R20の表示部32側端部には、低電流判定部34及び過電流判定部36を構成するコンパレータへの電源供給ラインを接続して、抵抗器R20を介してこれら各部に電源供給を行うようにしてもよい。
また、図4に示すように、電圧判定部38を、ツェナーダイオードZDを用いて構成する場合には、ツェナーダイオードZDのカソードを正極側の電源供給ラインに接続し、アノードを、抵抗器R25を介して表示部32を構成するLEDのアノードに接続する。
そして、ツェナーダイオードZDの降伏電圧を、電源供給経路の端子間電圧Vが下限電圧値Vth以上となったときに、抵抗器R25を介して表示部32に電流が流れ、表示部32が点灯するように設定する。
そして、このようにしても、電源供給経路の端子間電圧値Vが下限電圧値Vth以上となったときに、表示部32を点灯させることができる。
なお、図3、図4に示すように、電圧判定部38には、過電流判定部36から過電流判定信号を受けると、表示部32への駆動電圧の出力端をグラウンドラインに接地して、表示部32に表示用電流が流れるのを禁止するバイパス回路が設けられている。
このバイパス回路は、バイパス経路を導通・遮断するためのトランジスタTR20と、抵抗器R21との直列回路にて構成されている。トランジスタTR20のベースには、過電流判定信号を入力するための抵抗器R22が接続されており、トランジスタTR20のベース−エミッタ間には、抵抗器R23が接続されている。
この結果、バイパス回路において、トランジスタTR20は、過電流判定部36から過電流判定信号が入力されるとオン状態となり、表示部32に電流が流れて点灯するのを禁止する。
なお、本実施形態では、表示部31、32は、発光ダイオードにて構成されるものとして説明したが、例えば、発光ダイオードとは異なる発光素子を利用してもよく、あるいは、LCD等の表示パネルを利用して構成してもよい。
次に、上記実施形態では、電源部は、RCC方式のスイッチング回路20を用いて構成されるものとして説明したが、他の方式のスイッチングレギュレータにて構成されていてもよく、あるいは、シリーズレギュレータにて構成されていてもよい。
また、スイッチング回路20には、フの字型の垂下特性を有する保護回路が設けられるものとして説明したが、保護回路は、定電流型の垂下特性を有する保護回路であってもよい。
また、電圧判定部38は、電源供給経路の端子間電圧Vが下限電圧値Vth以上であっても、端子間電圧Vが上限電圧値Vmax(Vmax<Vth)以上であるときには、表示部32の点灯を禁止するようにしてもよい。
つまり、電圧判定部38は、端子間電圧Vが、下限電圧値Vth以上、上限電圧値Vmax未満の正常範囲内にあるとき、表示部32を点灯させるようにしてもよい。
また、表示部31、32は、例えば、共通の一つの発光素子(LED等)を備え、その点灯・点滅状態を切り替えることにより、過電流判定部36及び電圧判定部38による判定結果を表示するように構成してもよい。
具体的には、例えば、正常時には発光素子を連続点灯させ、過負荷時には発光素子を短い周期で点滅させ、無負荷時には発光素子を長い周期で点滅させるようにしてもよい。
また、表示部31、32は、共通の発光素子として、発光色の異なる複数の発光部を一つにまとめた多色発光型の発光素子を備え、その発光色を切り替えることにより、過電流判定部36及び電圧判定部38による判定結果を表示するように構成してもよい。
具体的には、例えば、正常時には緑色の発光部を点灯させ、無負荷時には、緑色と赤色の発光部を点灯させることで発光色を黄色に切り替え、過負荷時には、赤色の発光部を点灯させるようにしてもよい。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
2…電源装置、4…ヒューズ、6…ACラインフィルタ、8…整流回路、10…トランス、12…スナバ回路、20…スイッチング回路、22…電圧検出回路、24…フォトカプラ、26…保護回路、28…平滑回路、30…表示回路、31…表示部(異常動作表示部)、32…表示部(正常動作表示部)、34…低電流判定部、36…過電流判定部、38…電圧判定部、C0…コンデンサ、D0…ダイオード、R0,R1,R11〜R13,R20〜23,R25…抵抗器、Ti1,Ti2…入力端子、To1,To2…出力端子、TR20…トランジスタ、ZD…ツェナーダイオード。

Claims (5)

  1. 電源供給経路を介して負荷装置に電源供給を行うための直流電圧を生成する電源部と、
    前記電源供給経路に流れる電流値を検出する電流値検出部と、
    前記電流値検出部にて検出された電流値が、過電流判定用の上限電流値を越えているか否かを判定する過電流判定部と、
    前記負荷装置が接続される前記電源供給経路の端子間の電圧値が、前記負荷装置の駆動判定用の下限電圧値以上であるか否かを判定する電圧判定部と、
    前記電圧判定部にて前記電圧値が前記下限電圧値以上であると判定されているときに正常動作を表示し、前記過電流判定部にて前記電流値が前記上限電流値を超えていると判定されているときに前記正常動作の表示を中止する正常動作表示部と、
    を備え、
    前記電圧判定部は、前記電源供給経路に接続されて、前記端子間の電圧が前記下限電圧値以上であるときに前記正常動作表示部に表示用電流を流す抵抗素子又はツェナーダイオードにて構成されており、
    前記正常動作表示部は、前記過電流判定部にて前記電流値が前記上限電流値を超えていると判定されているときに、前記電圧判定部による前記表示用電流の通電が中止されるよう構成されている、電源装置。
  2. 電源供給経路を介して負荷装置に電源供給を行うための直流電圧を生成する電源部と、
    前記電源供給経路に流れる電流値を検出する電流値検出部と、
    前記電流値検出部にて検出された電流値が、過電流判定用の上限電流値を越えているか否かを判定する過電流判定部と、
    前記負荷装置が接続される前記電源供給経路の端子間の電圧値が、前記負荷装置の駆動判定用の下限電圧値以上であるか否かを判定する電圧判定部と、
    前記電圧判定部にて前記電圧値が前記下限電圧値以上であると判定されているときに正常動作を表示し、前記過電流判定部にて前記電流値が前記上限電流値を超えていると判定されているときに前記正常動作の表示を中止する正常動作表示部と、
    を備え、
    前記電圧判定部は、前記電源供給経路に接続されて、前記端子間の電圧が前記下限電圧値以上であるときに前記正常動作表示部に表示用電流を流す抵抗素子又はツェナーダイオードにて構成されており、
    前記正常動作表示部には、前記過電流判定部にて前記電流値が前記上限電流値を超えていると判定されているときに、前記電圧判定部から供給される表示用電流を当該正常動作表示部から迂回させるバイパス回路が備えられている、電源装置。
  3. 前記電流値検出部にて検出された電流値が、前記電源供給経路に前記負荷装置が接続されていない無負荷状態を判定するための下限電流値未満であるか否かを判定する低電流判定部と、
    前記低電流判定部にて前記電流値が前記下限電流値未満であると判定されているとき、若しくは、前記過電流判定部にて前記電流値が前記上限電流値を超えていると判定されているときに、異常動作を表示する異常動作表示部と、
    を備えた請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記正常動作表示部及び前記異常動作表示部は、共通の発光素子を備え、該発光素子をそれぞれ異なる表示形態で点灯させることで、前記過電流判定部、前記電圧判定部、及び前記低電流判定部による判定結果を表示するよう構成されている、請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記電源部は、回路素子を過電流から保護する保護回路として、フの字型垂下特性を有する保護回路を備えている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電源装置。
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