JP6687210B1 - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】DFD方式の撮像装置において、フォーカス制御に要する時間を短縮すると共にメモリ等のH/Wコストを低減する。
【解決手段】光学系の第1調整条件で生成された被写体の第1画像データ(g1 (d))に対し、第2画像データ(g2 (d))の第2PSF群(k2 (d))を畳み込むことにより、第1ぼけ画像群を生成する。光学系の第2調整条件で生成された被写体の第2画像データ(g2 (d))に対し、第1画像データ(g1 (d))の第1PSF群(k1 (d))を畳み込むことにより、第2ぼけ画像群を生成する。第1ぼけ画像群と第2ぼけ画像群との間で、PSFの距離が等しい「ぼけ画像」同士の複数の差分を算出し、当該複数の差分に基づいて、被写体距離を特定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮像装置から被写体までの距離である被写体距離を計測する方法の1つに、撮影された画像に生じるぼけ量(Defocus)の相関値を利用するDFD(Depth From Defocus)と呼ばれる手法がある。
一般に、撮影画像に生じるぼけ量は、撮影時のフォーカス位置と被写体距離との関係に応じて撮像装置毎に一意に決まる。この特性を利用し、DFD方式では、例えばフォーカス位置を変動させることによってぼけ量の異なる2枚の画像を意図的に作り出し、ぼけ量の違いと点拡がり関数(PSF:Point Spread Function)とを用いて被写体距離を特定する。特定された被写体距離に基づき、撮像装置はフォーカス制御を行うことができる。
特許第5824364号公報
しかし、例えば特許文献1に開示されている従来のDFD方式の撮像装置においては、画像処理のアルゴリズムが複雑であると共に処理に必要なデータ量が膨大であるため、フォーカス制御に要する時間が長くなるという問題、及び、メモリ等のH/Wコストが増大するという問題がある。
そこで、本発明は、DFD方式の撮像装置において、フォーカス制御に要する時間を短縮すると共にメモリ等のH/Wコストを低減することを目的とする。
本開示の第1の態様は、被写体の被写体像を形成する光学系と、前記光学系を介して形成される被写体像を撮像し、画像データを生成する撮像部と、前記光学系の調整条件が異なる2つの画像データに基づいて、前記被写体までの距離である被写体距離を特定する制御部と、前記光学系の第1調整条件において異なる複数の距離について予め求められた複数の第1PSFと、前記光学系の第2調整条件において前記複数の距離について予め求められた複数の第2PSFとを記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、前記光学系の前記第1調整条件で生成された前記被写体の第1画像データに対し、前記複数の第2PSFのそれぞれを畳み込むことにより、複数の第1ぼけ画像を生成する第1ぼけ画像生成部と、前記光学系の前記第2調整条件で生成された前記被写体の第2画像データに対し、前記複数の第1PSFのそれぞれを畳み込むことにより、複数の第2ぼけ画像を生成する第2ぼけ画像生成部と、前記複数の第1ぼけ画像のそれぞれと、前記複数の第2ぼけ画像のそれぞれとの間で、複数の差分を算出する差分算出部と、前記複数の差分に基づいて、前記被写体距離を特定する距離特定部とを含む、撮像装置である。
第1の態様では、光学系の調整条件が異なる2つの画像データのそれぞれに、他方の画像データの調整条件に対応するPSF群を畳み込むこと(つまり、たすき掛け)により得られるぼけ画像群同士の差分に基づいて、被写体距離を特定する。このため、画像処理のアルゴリズムを簡単化できると共に処理に必要なデータ量を低減できる。従って、フォーカス制御に要する時間を短縮できると共にメモリ等のH/Wコストを低減できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、前記光学系は、フォーカス位置調整手段を有し、前記第1調整条件は、第1フォーカス位置であり、前記第2調整条件は、第2フォーカス位置である、撮像装置である。
第2の態様では、フォーカス位置が異なる2つの画像データに基づいて、被写体距離を特定することができる。
本開示の第3の態様は、第1の態様において、前記光学系は、絞り調整手段を有し、前記第1調整条件は、第1絞り値であり、前記第2調整条件は、第2絞り値である、撮像装置である。
第3の態様では、絞り値が異なる2つの画像データに基づいて、被写体距離を特定することができる。
本開示の第4の態様は、第1の態様において、前記光学系は、ズーム調整手段を有し、前記第1調整条件は、第1ズーム状態であり、前記第2調整条件は、第2ズーム状態である、撮像装置である。
第4の態様では、ズーム状態が異なる2つの画像データに基づいて、被写体距離を特定することができる。
本開示の第5の態様は、第1〜4のいずれか1つの態様において、前記制御部は、前記被写体距離に基づいてフォーカス制御を実施する、撮像装置である。
第5の態様では、H/Wコストを抑制しながら、短時間でフォーカス制御を実施することができる。
本開示の第6の態様は、第1〜5のいずれか1つの態様において、前記制御部は、前記第1画像データ及び前記第2画像データを複数の領域に分割し、当該各領域毎に前記被写体距離を特定する、撮像装置である。
第6の態様では、第1及び第2画像データを複数の領域に分割して各領域毎に被写体距離を特定するため、被写体距離の精度が向上する。
図1は、実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す撮像装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示す制御部によるDFD処理を示す模式図である。 図4は、図1に示す撮像装置の記憶部に記憶されるPSF群の一例を示す図である。 図5は、図1に示す撮像装置の制御部で用いる被写体の第1画像データが示す画像の一例である。 図6は、図1に示す撮像装置の制御部で用いる被写体の第2画像データが示す画像の一例である。 図7は、図1に示す撮像装置の制御部で特定された被写体距離の一例をマップ状に示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、或いはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《実施形態》
〈撮像装置の構成〉
図1は、本実施形態の撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、撮像装置100は、主として、光学系10と、撮像部20と、制御部30と、記憶部40と、駆動部50とを備える。光学系10は、被写体からの光により被写体像を撮像部20上に形成する。撮像部20は、光学系10で形成された被写体像を撮像し、画像データを生成する。制御部30は、撮像部20で生成された画像データの処理(DFD等)を行うと共に、撮像装置100全体の制御を行う。記憶部40は、画像データや、撮像装置100全体を制御するための制御プログラムなどを記憶する。駆動部50は、光学系10を駆動する。
以下、撮像装置100の各構成要素について詳述する。
光学系10は、フォーカス位置調整手段11と、ズーム調整手段12と、絞り調整手段13とを有する。フォーカス位置調整手段11が例えばフォーカスレンズである場合、当該フォーカスレンズを駆動部50によって移動させることにより、被写体像のフォーカスを調整することができる。フォーカスレンズは、例えば光軸10aに沿って移動させてもよい。また、ズーム調整手段12が例えばズームレンズである場合、当該ズームレンズを駆動部50によって移動させることにより、被写体像を拡大又は縮小することができる。ズームレンズは、例えば光軸10aに沿って移動させてもよい。絞り調整手段13は、例えば、光軸10a上に位置する開口13aを有し、開口13aの大きさは、ユーザの設定に応じて又は自動で調整可能であり、これにより、絞り調整手段13を透過する光の量が調整される。尚、フォーカス位置調整手段11、ズーム調整手段12及び絞り調整手段13の構成及び動作は、以上に述べたものに限定されるものではない。光学系10は、さらに、手振れ補正レンズ等の手振れ補正調整手段を有していてもよい。
撮像部20は、例えばCMOSイメージセンサから構成される。撮像部20は、露光、転送、電子シャッタなどの各種動作を行う。
制御部30は、撮像部20で生成された画像データの処理(DFD等)を行う画像処理部31と、撮像装置100全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit)32とを備える。
画像処理部31は、撮像部20で生成されたアナログ画像データを、デジタル信号であるデジタル画像データに変換し、当該画像データに対して各種処理を施し、ユーザに表示するためのデータを生成したり、記憶部40に格納するためのデータを生成する。例えば、画像処理部31は、撮像部20で生成された画像データに対して、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、圧縮等の各種処理を行う。画像処理部31は、DSP(digital signal processor)やマイコン等から構成される。
CPU32は、撮像装置100全体の制御の他、後述するDFD処理に必要な各種演算を行う。CPU32は、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わないが、例えば半導体集積回路又はLSIを含む一つ又は複数の電子回路により構成されていてもよい。
記憶部40は、制御部30で処理された画像データや、撮像装置100の制御プログラムの他、制御部30での画像処理に必要なデータ(PSF等)等を記憶する。記憶部40は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどから構成される。尚、撮像装置100は、記憶部40とは別に、画像処理部31及びCPU32のワークメモリとして機能するバッファをさらに備えていてもよい。バッファは、例えば、DRAMや強誘電体メモリなどから構成される。
駆動部50は、フォーカス位置調整手段11、ズーム調整手段12及び絞り調整手段13を駆動するためのアクチュエータ等を含み、当該アクチュエータ等は、駆動部50を通じて制御部30によって制御される。
尚、図示は省略しているが、撮像装置100は、ユーザからの操作を受け付けるユーザーインターフェース、例えば、選択ボタンや十字キー等を備えていてもよい。また、撮像装置100は、ユーザに情報を提示する表示モニタをさらに備えていてもよい。表示モニタは、撮像部20で生成された画像データが示す画像や、記憶部40から読み出された画像データが示す画像を表示できる画面を有していてもよい。表示モニタは、撮像装置100の各種設定を行うためのメニュー画面等を表示してもよい。表示モニタの画面上には、ユーザによる各種タッチ操作を受け付け可能なタッチパネルが配置されていてもよい。タッチパネルに対するタッチ操作が示す指示は、制御部30(CPU32)に送信されて各種処理が行われる。
〈DFD処理〉
本実施形態においては、制御部30は、光学系10の調整条件が異なる2つの画像データに基づいて、被写体までの距離である被写体距離を特定する。つまり、制御部30は、DFD処理を行う。
以下、DFD処理を行うための光学系10の調整対象が、フォーカス位置調整手段11のフォーカス位置である場合を例として説明する。
図2は、制御部30の構成を示すブロック図であり、図3は、制御部30によるDFD処理を示す模式図であり、図4は、記憶部40に記憶されるPSF群の一例を示す図である。
図2に示すように、制御部30の画像処理部31は、第1ぼけ画像生成部33と、第2ぼけ画像生成部34とを有する。また、制御部30のCPU32は、差分算出部35と、距離特定部36とを有する。
図3に示すように、第1ぼけ画像生成部33は、光学系10の第1調整条件(具体的には第1フォーカス位置)で生成された被写体の第1画像データ(g1 (d))に対し、第2PSF群(k2 (d))を畳み込むことにより、複数の第1ぼけ画像(第1ぼけ画像群)を生成する。第2ぼけ画像生成部34は、光学系10の第2調整条件(具体的には第2フォーカス位置)で生成された被写体の第2画像データ(g2 (d))に対し、第1PSF群(k1 (d))を畳み込むことにより、複数の第2ぼけ画像(第2ぼけ画像群)を生成する。差分算出部35は、第1ぼけ画像生成部33により生成された第1ぼけ画像群と、第2ぼけ画像生成部34により生成された第2ぼけ画像群との間で、複数の差分(PSFの距離が等しい「ぼけ画像」同士の差分)を算出する。距離特定部36は、差分算出部35により算出された複数の差分に基づいて、被写体距離を特定する。
また、図4に示すように、記憶部40は、光学系10の複数のフォーカス位置のそれぞれにおいて異なる複数の距離について予め求められた複数のPSF群を記憶する。詳しくは、記憶部40は、制御部30によるDFD処理のために、光学系10の第1フォーカス位置(第1調整条件)において異なる複数の距離について予め求められた複数の第1PSF(第1PSF群)と、光学系10の第2フォーカス位置(第2調整条件)において複数の距離について予め求められた複数の第2PSF(第2PSF群)とを記憶する。尚、制御部30によるDFD処理において、各演算の結果を記憶部40やバッファに適宜格納してもよい。
以下、制御部30によるDFD処理について詳述する。
DFD処理において、制御部30は、光学系10のフォーカス位置を変動させることによって、意図的にぼけ量の異なる2枚の画像(2つの画像データ)を生成する。具体的には、制御部30は、駆動部50を制御して、時刻T1におけるフォーカス位置調整手段11のフォーカス位置を「第1フォーカス位置」に設定する。同様に、時刻T2におけるフォーカス位置調整手段11のフォーカス位置を「第2フォーカス位置」に設定する。撮像部20は、時刻T1に「第1フォーカス位置」で被写体を撮像し、「第1画像データ」を生成する。同様に、撮像部20は、時刻T2に「第2フォーカス位置」で被写体を撮像し、「第2画像データ」を生成する。「第1画像データ」と「第2画像データ」とは、フォーカス位置調整手段11のフォーカス位置が異なるので、同一被写体を撮像した画像データではあるが、互いにぼけ量が異なる。
DFD処理に用いるPSFは、光学系の点光源に対する応答を示す関数であり、ぼけ量の変化を示す。PSFを、点光源の集合に対応する画像に畳み込むことによって、ぼけ画像を生成することができる。本実施形態では、異なる複数の距離に対応して、複数のフォーカス位置ごとに複数のPSF(PSF群)が予め記憶部40に記憶されている。制御部30(第1ぼけ画像生成部33及び第2ぼけ画像生成部34)は、前述の畳み込み演算に必要なPSF群を「第1画像データ」及び「第2画像データ」と共に記憶部40から選択的に読み出す。
ところで、図3に示すように、「第1フォーカス位置」で生成された被写体の「第1画像データ(g1 (d))」は、被写体の「全焦点画像f」に、「第1フォーカス位置」の第1PSF群(k1 (d))のうち被写体距離に対応するPSFを畳み込んだものである。同様に、「第2フォーカス位置」で生成された被写体の「第2画像データ(g2 (d))」は、被写体の「全焦点画像f」に、「第2フォーカス位置」の第2PSF群(k2 (d))のうち被写体距離に対応するPSFを畳み込んだものである。
従って、「第1画像データ(g1 (d))」に第2PSF群(k2 (d))を畳み込むことにより得られる「第1ぼけ画像群」のうち被写体距離に対応するぼけ画像と、「第2画像データ(g2 (d))」に第1PSF群(k1 (d))を畳み込むことにより得られる「第2ぼけ画像群」のうち被写体距離に対応するぼけ画像とは、理論的には一致する。
そこで、本実施形態においては、第1ぼけ画像生成部33により生成された「第1ぼけ画像群」と、第2ぼけ画像生成部34により生成された「第2ぼけ画像群」との間で、差分算出部35を用いて、PSFの距離が等しい「ぼけ画像」同士の複数の差分を算出し、当該複数の差分に基づいて、距離特定部36を用いて、「被写体距離」を特定する。距離特定部36は、簡単には、複数の差分のうちの最小のものに対応するPSFの距離を、「被写体距離」として特定してもよい。
ところで、DFDにおいては、ぼけが大きくなるに従って、ぼけの変化が小さくなる傾向があるため、ぼけが大きい領域では、「被写体距離」の特定精度が低下する恐れがある。そこで、距離特定部36は、差分算出部35により算出された複数の差分の「距離」に対する変化を考慮して、例えば、複数の差分のうちの極小のものに対応するPSFの距離を、「被写体距離」として特定してもよい。或いは、1つの差分について、「距離」が前後する他の差分との差分をさらに取ってその合計を算出し、当該合計が最小のものに対応するPSFの距離を、「被写体距離」として特定してもよい。
尚、本実施形態において、制御部30は、「第1画像データ」及び「第2画像データ」を複数の領域(例えば16×16又は32×32の画素領域)に分割し、当該各領域毎に被写体距離を特定してもよい。これにより、被写体距離の精度が向上する。
図5及び図6はそれぞれ、制御部30で用いる被写体の「第1画像データ」及び「第2画像データ」が示す画像の一例であり、図7は、図5及び図6に示す画像に基づいて制御部30で特定された被写体距離の一例をマップ状に示す図である。ここで、図7に示す被写体距離は、「第1画像データ」及び「第2画像データ」を複数の領域に分割して当該各領域毎に特定されたものである。
また、本実施形態において、制御部30は、距離特定部36により特定された被写体距離に基づいて、フォーカス位置調整手段11を通じてフォーカス制御を行ってもよい。前述のように、画像の領域毎に被写体距離を特定した場合は、例えば、最も近い被写体距離や画像中央部の被写体距離に基づいて、フォーカス制御を行ってもよい。
以上に説明した本実施形態の撮像装置100によると、光学系10のフォーカス位置が異なる2つの画像データのそれぞれに、他方の画像データのフォーカス位置に対応するPSF群を畳み込むこと(つまり、たすき掛け)により得られるぼけ画像群同士の差分に基づいて、被写体距離を特定する。このため、画像処理のアルゴリズムを簡単化できると共に処理に必要なデータ量を低減できる。従って、フォーカス制御に要する時間を短縮できると共にメモリ等のH/Wコストを低減できる。
《その他の実施形態》
前記実施形態においては、光学系10のフォーカス位置が異なる2つの画像データに基づいて、被写体距離を特定した。しかし、これに代えて、光学系10の絞り値やズーム状態が異なる2つの画像データに基づいて、被写体距離を特定してもよい。
また、前記実施形態において、DFDに基づくフォーカス制御と合わせて、他の方式に基づくAF(オートフォーカス)、例えば、コントラストAF、位相差AF、像面位相差AF等を行ってもよい。
以上、実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態及び変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。さらに、以上に述べた「第1」、「第2」、…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上に説明したように、本開示は、撮像装置について有用である。
10 光学系
10a 光軸
11 フォーカス位置調整手段
12 ズーム調整手段
13 絞り調整手段
13a 開口
20 撮像部
30 制御部
31 画像処理部
32 CPU
33 第1ぼけ画像生成部
34 第2ぼけ画像生成部
35 差分算出部
36 距離特定部
40 記憶部
50 駆動部
100 撮像装置

Claims (6)

  1. 被写体の被写体像を形成する光学系と、
    前記光学系を介して形成される被写体像を撮像し、画像データを生成する撮像部と、
    前記光学系の調整条件が異なる2つの画像データに基づいて、前記被写体までの距離である被写体距離を特定する制御部と、
    前記光学系の第1調整条件において異なる複数の距離について予め求められた複数の第1PSFと、前記光学系の第2調整条件において前記複数の距離について予め求められた複数の第2PSFとを記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記光学系の前記第1調整条件で生成された前記被写体の第1画像データに対し、前記複数の第2PSFのそれぞれを畳み込むことにより、複数の第1ぼけ画像を生成する第1ぼけ画像生成部と、
    前記光学系の前記第2調整条件で生成された前記被写体の第2画像データに対し、前記複数の第1PSFのそれぞれを畳み込むことにより、複数の第2ぼけ画像を生成する第2ぼけ画像生成部と、
    前記複数の第1ぼけ画像のそれぞれと、前記複数の第2ぼけ画像のそれぞれとの間で、複数の差分を算出する差分算出部と、
    前記複数の差分に基づいて、前記被写体距離を特定する距離特定部と、
    を含む、撮像装置。
  2. 請求項1において、
    前記光学系は、フォーカス位置調整手段を有し、
    前記第1調整条件は、第1フォーカス位置であり、
    前記第2調整条件は、第2フォーカス位置である、撮像装置。
  3. 請求項1において、
    前記光学系は、絞り調整手段を有し、
    前記第1調整条件は、第1絞り値であり、
    前記第2調整条件は、第2絞り値である、撮像装置。
  4. 請求項1において、
    前記光学系は、ズーム調整手段を有し、
    前記第1調整条件は、第1ズーム状態であり、
    前記第2調整条件は、第2ズーム状態である、撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記制御部は、前記被写体距離に基づいてフォーカス制御を実施する、撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記制御部は、前記第1画像データ及び前記第2画像データを複数の領域に分割し、当該各領域毎に前記被写体距離を特定する、撮像装置。
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