JP6683320B2 - 仏衣布団 - Google Patents

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Description

本発明は、遺体の納棺の際に使用する着物(仏衣)や布団に関する。
わが国における一般的な習慣では、通夜、葬儀等の儀式の際、遺体は棺に入れた状態で儀式が執り行われるが、遺体を棺内に安置する際には、遺体には伝統的な着物(経帷子)を着せ、布団に寝かせる。ここで、死後硬直した遺体に着物を着せるのは容易ではなく、合掌の姿勢をとったまま死後硬直した遺体にも着付けることができるように改良された着物が提案されている(特許文献1)。また、遺体を安置するマットやシートの側面に遺体を覆うための布が縫着されたものも提案されている(特許文献2、3)。
実開昭62-33831号公報 実用新案登録3111666号公報 特開2009-161867号公報
特許文献1の着物は、合掌の姿勢のまま死後硬直した遺体に着付けることはできるものの、遺体を布団に寝かせる際や納棺の作業は従来通りであり、作業者が遺体を支えながら作業を行う必要があった。また、特許文献2のマットは、布団や従事者に遺体が直接触れないように上掛けシートを設けたに過ぎず、葬儀に相応しい印象を与えるものではなかった。特許文献3のシートは、運搬時に遺体を安定して支えるために遺体を覆う布を付けたに過ぎず、これもまた葬儀に相応しい印象を与えるものではなかった。
本発明が解決しようとする課題は、葬儀等に際して、遺体への仏衣の着付け及び納棺時の労力を軽減することである。
上記課題を解決するために成された本発明は、棺に収める敷布団に仏衣の後身頃が固定され、両脇及び両袖下が開いている仏衣布団であることを特徴とする。
本発明の仏衣布団は、上記のように構成されているため、敷布団に固定された後身頃の上に遺体を寝かせ、肩から前身頃を掛けた後に、左右の袖をそれぞれ左右の腕に沿わせて整えることにより、着付けを行う。
ここにおける「仏衣」とは、遺体に着付ける服のことをいい、前述の着物(経帷子)のみならず、洋服等も含む。
敷布団への後身頃の固定方法としては、糸による縫着、面ファスナー、接着剤、接着テープ、粘着剤、粘着テープを用いた接着・貼着、ハトメやリベットによる固着等、あらゆる方法を用いることができるが、縫着によって固定されていることが好ましい。
前記仏衣の両脇及び/又は両袖下には、左右の袖がそれぞれ左右の腕に沿った状態を維持することが可能なように、留め具が設けられていてもよい。留め具の具体例としては、面ファスナー、スナップボタン、カギホック等を挙げることができるが、これらに限定されない。
本発明には、仏衣布団として用いることが可能に成された仏衣及び敷布団を含む。この場合の仏衣は、後身頃に、該後身頃を敷布団に固定するための固定具を有し、両脇及び両袖下が開いている。また、この場合の敷布団は、棺に収めるのに適した大きさや素材の敷布団であって、仏衣の後身頃が固定される箇所に固定具が設けられる。固定具の具体例としては、上述した留め具と同様の具体例(面ファスナー、スナップボタン、カギホック)を挙げることができる。
前記仏衣は、上半身相当の部分のみで構成されていてもよい。下半身は掛け布団によって覆われ、弔問客からは見えないためである。仏衣を上半身相当の部分のみとすることにより、簡略な構成で葬儀に相応しい外見とすることができる。
前記仏衣を経帷子とすることで、仏式の葬儀に適した外見とすることができる。この場合、仏衣布団の仏衣は、敷布団に固定された後身頃布と、その腰相当部位に固定された腰紐と、後身頃布に肩線でつながる左右の前身頃布と、後身頃布と前身頃布の袖付け部位に渡って固定された左右の袖布と、後身頃布の首相当部位を通って左右の前身頃布の前合わせに渡って形成された襟部とから構成される。
左右の前身頃布と襟部の間には、衽が形成されていてもよい。衽の存在によって、遺体に着付けた際に立体的で自然な印象を与えることができる。
襟部には、半襟、或いは半襟と伊達襟が重ねられていてもよい。半襟や伊達襟が重ねられていることによって、襟元に立体感が出て、より自然な着物らしい印象を与える。また、伊達襟を重ねた場合、襟部と半襟の間に色を挿すことができるため、例えば白一色の衣装に対して、葬儀に相応しい控え目な範囲で色を添えることができる。
また、本発明に係る仏衣布団は、仏衣又は敷布団、或いは仏衣と敷布団の両方に取り外し可能に固定された、敷布団の上半部又は全体の上面を覆う大きさを有する汚れ防止シートを備えることが好ましい。この構成により、汚れ防止シートで敷布団の上半部又は全体の上面を覆った状態で遺体を寝かせることができるため、遺体が汚れていた場合に、その汚れが直接仏衣に付着することを防止できる。
上記敷布団には、遺体の移動や棺に収める際の作業性改善のため、把手が設けられていてもよい。
本発明の仏衣布団は、棺に収める敷布団に仏衣の後身頃が固定され、両脇及び両袖下が開いていることにより、遺体を布団に寝かせた状態で、袖通しの作業を経由せずに、着付けや納棺等の作業を行うことができる。このため、作業者が遺体を支持しながら前記作業を行う必要が無く、着付け及び納棺時の労力が軽減される。
本発明に係る仏衣布団の第1実施態様を示す平面図。 仏衣布団の下面図。 仏衣布団を遺体に着付けた状態を示す図。 本発明に係る仏衣布団の第2実施態様を示す平面図。 本発明に係る仏衣布団の第3実施態様を示す平面図。 本発明に係る仏衣布団の第4実施態様を示す平面図。 汚れ防止シートを左右に広げた状態を示す仏衣布団の平面図。 汚れ防止シートの取り付け手順を説明するための図(1)。 汚れ防止シートの取り付け手順を説明するための図(2)。 汚れ防止シートの取り付け手順を説明するための図(3)。 汚れ防止シートの取り付け手順を説明するための図(4)。 汚れ防止シートの取り付け手順を説明するための図(5)。
以下、本発明のいくつかの実施形態について図面を用いて説明する。
<第1実施形態>
図1〜図3は本発明に係る仏衣布団の第1実施態様を示している。本実施形態に係る仏衣布団1は、敷布団2と該敷布団2に縫着された仏衣3から構成されている。仏衣3は、略身丈尺の後身頃布4と、該後身頃布4の肩線(図1において一点鎖線で示す)に連なる左右の前身頃布5a、5bと、後身頃布4と左前身頃布5aに渡る部分の左端部、及び後身頃布4と右前身頃布5bに渡る部分の右端部の袖付け部位にそれぞれ縫い付けられた左袖布6a及び右袖布6bと、腰紐7とを含む。なお、以下の説明では、仏衣3の左右方向に合わせて、図示右側を左側、図示左側を右側と呼ぶ。
左前身頃布5a及び右前身頃布5bと後身頃布4は1枚の連続した布から成る。左前身頃布5aと右前身頃布5bとの間には約5cmの間隔が空いており、左前身頃布5aの右端部分、右前身頃布5bの左端部分には、それぞれ左右の衽布8a、8bが縫い付けられている。左衽布8aの途中部から、後身頃布4の肩線のうち左右の前身頃布5a、5bが連なっていない箇所(首部)を経て右衽布8bの途中部にいたる部分には襟布9が縫いつけられている。
また、左袖布6aの左端の上下部及び右端の上下部には、それぞれ面ファスナーの雄部10a及び雌部10bが取り付けられている。同様に、右袖布6bの右端の上下部及び左端の上下部には、それぞれ面ファスナーの雄部10a及び雌部10bが取り付けられている。
敷布団2は、棺の長さ及び幅とほぼ同じサイズ(例えば長さ180cm×幅55cm、或いは長さ190cm×幅55cm)を有しており、その裏面に複数個(本実施例では4個)の環状紐21が縫いつけられている。環状紐21は、敷布団2の左右両側から環状紐21の一部が突出した状態で残りの部分を略平行に配置して該敷布団2に縫い付けられており、敷布団2から突出した部分は把手22となる。後述するように、把手22は、仏衣3が装着された遺体を載せた状態で敷布団2を持ち運ぶ際に使用される。このため、環状紐21は、持ち運びが容易なように敷布団2の上下の間に略等間隔に配置される。また、環状紐21には、200kg程度の負荷がかかっても切れ難い丈夫な紐、例えば幅40mm(30〜50mm)のアクリルテープが採用されている。
また、敷布団2には、枕30が着脱可能に取り付けられるようになっている。枕30は縦30c、横50cm、高さ10cmの略直方体状をなし、その上面に遺体の頭部が収容される凹部31が形成されている。枕30の裏面の中央付近、及び、敷布団の上端から約15cmの位置の左右2箇所にはそれぞれ対となる留め具(図示せず)が取り付けられており、これらの留め具を留めることにより、敷布団2に枕30が取り付けられる。
上述した仏衣3は、その後身頃布4を敷布団2に縫い付け線Lに沿って縫い付けることにより固定されている。このとき、後身頃布4は、その腰相当部位の後面に掛け渡された腰紐7とともに敷布団2に縫いつけられる。また、後身頃布4は、その上端(肩線)が、敷布団2の上端よりも約35cm下側に、下端が敷布団2の下端よりも約2〜5cm程上側に位置するように敷布団2に縫い付けられる。
後身頃布4、腰紐7、前身頃布5a、5b、袖布6a、6b、襟布9は、白地の綸子地からなる。腰紐7及び襟布9には、芯地を内包させて張りを持たせてある。
遺体に対して上記構成の仏衣布団1は次のようにして取り付けられる。まず、枕30を敷布団2の上部の所定位置に取り付ける。そして、左右の前身頃布5a、5bを後身頃布4の上に広げた状態(図1に示す状態)で、後身頃布4の上に遺体を仰向けに寝かす。そして、枕30の上を覆う前身頃布5a、5bを左右にずらして遺体の頭部を枕30の凹部31に収容する。これにより、遺体の肩が後身頃4の肩線にほぼ合致した状態となる。そして、左右の前身頃布5a、5bを遺体の肩から腰にかかる部分の上に被せるとともに、左右の袖布6a、6bを左右の腕に沿わせて、面ファスナーの対となる雄部10aと雌部10bを留めて袖の形を整える。このとき、遺体が例えば腕を合唱のポーズにして硬直していても、前身頃布5a、5bを腕の下に通し、袖布6a、6bで腕を包み込み、面ファスナーを留めることで、遺体に仏衣3を容易に着用させることができる。最後に腰紐7を結び、仏衣全体の形を整える。そして、遺体の身体の部分に掛布団40を掛ける。この結果、あたかも遺体に経帷子を着付けたような外見(図3)となる。
なお、後身頃布4の上に寝かした遺体に仏衣3を着用してから、遺体の頭部の下に枕30を挿入し、その留め具を敷布団2の留め具に留めて枕30を敷布団2に取り付けるようにしても良い。
この状態で、敷布団2の左右両側に例えば2人ずつ並び、各自が2個の把手22を持って持ち上げる。そして、棺の中に敷布団2及び掛布団40とともに遺体を納める。このとき、棺の中に枕30がちょうど収まるサイズに設定されているため、枕30の凹部31に収容された遺体の頭部を、顔が上を向いた状態で配置することができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施態様に係る仏衣布団101を示している。なお、ここでは、既に説明した第1実施形態と同一又は対応する構成要素については数字の下二桁が共通する符号を付し、適宜説明を省略する。本実施態様の仏衣布団101は、仏衣103が上半身相当の部分と下半身相当の部分に分けて構成されている。すなわち、本実施形態では、第1実施形態の後身頃布に代えて、腰丈の後身頃布104と裾よけ布111が用いられている。腰紐107は裾よけ布111の上辺部に縫い付けられている。
後身頃布104は腰紐107及び裾よけ布111と共に、縫い付け線Lに沿って敷布団102に縫い付けられている。さらに、本実施態様では、重ね襟112が、仏衣103を遺体に着付けたときに襟布109の下からわずかに見える大きさ及び配置で、襟布109に縫い付けられている。第2実施態様において、仏衣布団101に載置された遺体に仏衣103を着付けると、該遺体の下半身が裾よけ布111で覆われるため、遺体の下半身も伝統的な着物の外見となる。また、その後、遺体の上から掛け布団を掛けると、第1実施態様と同様に、あたかも遺体に経帷子を着付けたような外見となる。
<第3実施形態>
図5は、本発明の第3実施態様に係る仏衣布団を示している。なお、ここでは、既に説明した第2実施形態と同一又は対応する構成要素については数字の下二桁が共通する符号を付し、適宜説明を省略する。本実施態様では、第2実施態様で説明した裾よけ布111を省略し、腰丈の後身頃布204のみを使用する例を示す。この例では腰紐207は後身頃布204とともに敷布団に縫い付けられている。
このような構成の本実施態様においても、遺体に着付けた後に掛布団40を掛けると、第1実施態様と同様に、あたかも遺体に経帷子を着付けたような外見となる。
<第4実施形態>
図6〜図12は第4実施形態に係る仏衣布団を示している。ここでは、既に説明した第1実施形態と同一又は対応する構成要素については数字の下二桁が共通する符号を付し、適宜説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態に係る仏衣布団301は、その上面に4枚の汚れ防止シート341〜344(以下、シート341〜344と略記する)が取り付けられている。4枚のシート341〜344のうち2枚のシート341、342は仏衣布団301の上半部に、残り2枚のシート343、344は下半部に取り付けられている。
左側のシート341、343はその右縁部を、右側のシート342、344はその左縁部を、それぞれ敷布団302と仏衣303の間に挟み込み、敷布団302及び仏衣303とともに複数箇所、縫い糸351で留めることにより仏衣布団301に取り付けられている。このとき、仏衣303の各部は折り畳まれた状態にあり、4枚のシート341〜344を敷布団302の上に重ねたとき、シート341とシート342、シート343とシート344が、それぞれ一部重なった状態で敷布団302と仏衣303のほぼ全体を覆い隠す。仏衣303の各部の折り畳み方については後述する。
仏衣布団301の上に遺体を寝かせるときは、仏衣布団301の上面がシート341〜344で覆い隠されている状態(図6の状態)にしておく。これにより、遺体が汚れていた場合に、直接その汚れが敷布団302や仏衣303に付着することがない。シート341〜344の上に寝かせた遺体に仏衣303を装着するときは、遺体の下から、シート341、343は左側に、シート342、344は右側に引き出す(図7に示す状態)。その後、複数箇所の縫い目351を切断してシート341〜344を仏衣布団301から取り外す。また、折り畳まれた状態にある仏衣303の各部を広げる(図1に示す状態)。その後は、第1実施形態の欄で説明した手順で、遺体に仏衣303を装着する。
次に、4枚の汚れ防止シート341〜344を仏衣布団301に取り付ける手順を説明する。
まず、図1に示す状態にある仏衣303において、左右の衽布308a、308bをそれぞれ左側及び右側に折り返して図8に示す状態にする。このとき襟布309の両端部が左右の前身頃305a、305bからはみ出ないように、左右の衽布308a、308bの折曲角度を調整する。
次に、左袖布306aの全体を右側に折り曲げて、仏衣303の上に重ねる(図9に示す状態)。続いて、左衽布308a及び左前身頃布305aのうち左袖布306aよりも上に位置する部分を下に折り曲げて左袖布306aの上に重ねる(図10に示す状態)。そして、左袖布306aを半分に折り、左袖布306aの間に左衽布308a及び左前身頃布305aを挟む(図11に示す状態)。図12は、右衽布308b、右前身頃布305b、右袖布306aも同じように折曲げた状態を示している。最後に、腰紐307のうち仏衣303の左右両側に位置する部分をそれぞれ四つ折りにする。
以上のようにして仏衣303を折り畳んだ後、シート341、342の縁部を敷布団302と仏衣303の下半部の間に挟み込み、袖布306a、306b、衽布308a、308b、及び前身頃布305a、305bを折り畳んだ部分で3箇所、腰紐306を折り畳んだ部分で1箇所、計4箇所を縫い糸351で留める。また、シート343、344の縁部を敷布団302と仏衣303(後身頃布304)の下半部の間に挟み込み、計5箇所を縫い糸351で留める。これにより、図7に示す状態となる。
このように、仏衣303の各部が全て敷布団302の上に位置するように折り畳んだ状態でシート341〜344を仏衣布団301に取り付けたため、敷布団302だけでなく、仏衣303のほぼ全てをシート341〜344で覆い隠すことができる。また、折り畳まれた仏衣303とともにシート341〜344を縫い目351で留めたため、保管のために仏衣布団301を小さく折り畳んだ状態から該仏衣布団301を広げたときに、仏衣303が折り畳まれた状態を維持することができる。さらに、シート341〜344の上に遺体を載置したときに仏衣303に不必要なシワや折り目が付くことを極力防止できる。
また、シート341〜344を敷布団302の左右に取り付け、且つ、2枚のシート341、342で仏衣布団301の上半部を覆い、2枚のシート343、344で仏衣布団301の下半部を覆うようにしたため、遺体の下からシート341〜344を簡単に引き出すことができる。
以上、本発明についていくつかの実施形態を例に挙げて説明を行ったが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲で適宜変更が許容される。
例えば、上記実施形態では、袖布を筒状にするための留め具として面ファスナーを用いたが、これに代えてスナップボタンやカギホック等を用いても良い。
また、上記実施形態では仏衣を敷布団に縫い付けたが、面ファスナーやスナップボタン、カギホック等の固定具を介して仏衣を敷布団に固定するようにしても良い。この構成では、仏衣を敷布団から取り外すことが出来るため、遺体に仏衣を着用させてから該仏衣を敷布団に固定することができる。
上記実施形態では、遺体の頭部を収容するための凹部31を有する枕30を用いたが、一般的な枕を用いることも可能である。この場合、棺の中にちょうど収まるサイズ(横幅)の枕を用いることが好ましいが、それよりも小さいサイズの枕を用いても良い。
上述した第4実施形態では、仏衣布団の上半部と下半部の両方に汚れ防止シートを取り付けたが、上半部だけに汚れ防止シートを取り付けても良い。また、1枚の汚れ防止シートで仏衣布団の上半部を覆い、1枚の汚れ防止シートで仏衣布団の下半部を覆うようにしても良く、1枚の汚れ防止シートで仏衣布団の全体を覆うようにしても良い。さらに、汚れ防止シートは仏衣及び敷布団の両方とともに縫い合わせたが、敷布団だけ、或いは仏衣だけに縫い付けても良い。さらにまた、防止シートの敷布団及び仏衣への取り付け方法は縫い糸に限らない。汚れ防止シートは、最終的には仏衣布団から取り外されるものであるため、両面粘着テープや片面粘着テープ等を用いて仏衣布団に仮留めしても良い。
1、101、201、301…仏衣布団
2、102、202、302…敷布団
3、103、203、303…仏衣
4、104、204、304…後身頃布
5a、105a、205a、305a…左前身頃布
5b、105b、205b、305b…右前身頃布
6a、106a、206a、306a…左袖布
6b、106b、206b、306b…右袖布
7、107、207、307…腰紐
8a、108a、208a、308a…左衽布
8b、108b、208b、308b…右衽布
9、109、209、309…襟布
10a…雄部
10b…雌部
21…環状紐
22…把手
30…枕
31…凹部
40…掛布団
111…裾よけ布
341〜344…汚れ防止シート
351…縫い糸

Claims (7)

  1. 棺に収める敷布団に仏衣の後身頃が固定され、両脇及び両袖下が開いていることを特徴とする仏衣布団。
  2. 前記仏衣が、上半身相当の部分のみであることを特徴とする請求項1に記載の仏衣布団。
  3. 前記仏衣が、経帷子であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の仏衣布団。
  4. 前記仏衣が、
    敷布団に固定された後身頃布と、
    前記後身頃布の腰相当部位に固定された腰紐と、
    前記後身頃布に肩線でつながる左右の前身頃布と、
    前記後身頃布と前記前身頃布の袖付け部位に渡って固定された左右の袖布と、
    前記後身頃布の首相当部位を通って前記左右の前身頃布の前合わせに渡って形成された襟部と
    から構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の仏衣布団。
  5. 前記仏衣及び前記敷布団の少なくとも一方に取り外し可能に固定された、敷布団の上半部又は全体の上面を覆う大きさを有する汚れ防止シートを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の仏衣布団。
  6. 後身頃に敷布団に固定されるための留め具を有し、両脇及び両袖下が開いていることを特徴とする仏衣。
  7. 後身頃相当位置に、仏衣の後身頃を固定するための留め具が設けられた納棺用敷布団。
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