JP6682893B2 - 移動端末装置、管理装置、プログラム - Google Patents

移動端末装置、管理装置、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6682893B2
JP6682893B2 JP2016022334A JP2016022334A JP6682893B2 JP 6682893 B2 JP6682893 B2 JP 6682893B2 JP 2016022334 A JP2016022334 A JP 2016022334A JP 2016022334 A JP2016022334 A JP 2016022334A JP 6682893 B2 JP6682893 B2 JP 6682893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mobile terminal
information
terminal device
station device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016022334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017143358A (ja
Inventor
章倫 鈴木
章倫 鈴木
一郎 宍戸
一郎 宍戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2016022334A priority Critical patent/JP6682893B2/ja
Priority to US15/427,446 priority patent/US10262445B2/en
Publication of JP2017143358A publication Critical patent/JP2017143358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6682893B2 publication Critical patent/JP6682893B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/20Instruments for performing navigational calculations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/04Arrangements for maintaining operational condition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、表示技術に関し、特に撮像した画像を表示する移動端末装置、管理装置、プログラムに関する。
拡張現実(AR:Augmented Reality)の技術は、撮影した画像上に種々の情報を重ねて表示する。例えば、通信端末の周囲に存在する他の通信端末の位置が風景画像上にAR技術を用いて表示される。さらに、他の通信端末を使用するユーザの属性や、ユーザ間の相性に関する情報も表示される(例えば、特許文献1)。
特開2012−221330号公報
他の通信端末を使用しているユーザに関する情報は風景画像上に表示されるので、通信端末の周囲のどこに、どのようなユーザが存在するかが、分かりやすく表示される。しかしながら、通信端末間の通信の可否や通信品質に関する十分な情報、つまり通信端末の周囲の環境に依存した情報は表示されない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲の環境に依存した情報を分かりやすく表示する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の移動端末装置は、基地局装置を介して他の移動端末装置と通信を行う移動端末装置であって、自移動端末装置の周囲を示す撮像画像を撮影する撮像部と、自移動端末装置の位置および向きを測定する測位部と、1つの基地局装置の通信可能エリアにおける複数の地点それぞれについて、各地点の緯度および経度と、各地点において基地局装置からの電波を受信した際の信号強度に基づく指標とが関連づけられた容易性情報を取得する通信部と、撮像画像の画角と、測位部で測定された位置および向きとをもとに、容易性情報に含まれる各地点の緯度および経度を、撮像画像上の各座標点に変換する処理部と、各座標点を指標に応じた表示態様に設定し、撮像画に重ねて容易性情報を表示する表示部と、を備える。
本発明の別の態様は、管理装置である。この装置は、移動端末装置と通信可能な基地局装置を管理する管理装置であって、1つの基地局装置の通信可能エリアにおける複数の地点それぞれについて、各地点の緯度および経度と、各地点において基地局装置からの電波を受信した際の信号強度に基づく指標とが関連づけられた容易性情報を基地局装置ごとに記憶する記憶部と、記憶部から所定の基地局装置に関する容易性情報を読み出し、読み出した容易性情報を移動端末装置に向けて送信する通信部とを備える。容易性情報は、移動端末装置において、所定の基地局装置の通信可能エリアの各地点の緯度および経度を移動端末装置の周囲を示す撮像画像上の座標点に対応させ、撮像画像に重ねて指標に応じた表示態様で座標点を表示させるための情報である。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、周囲の環境に依存した情報を分かりやすく表示できる。
本発明の実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の管理装置の構成を示す図である。 図2の記憶部に記憶されたデータベースのデータ構造を示す図である。 図1の移動端末装置の構成を示す図である。 図4の処理部において生成される画像を示す図である。 図4の処理部において生成される別の画像を示す図である。 図4の処理部において生成されるさらに別の画像を示す図である。 図1の通信システムによる表示手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施例2に係る記憶部に記憶されたデータベースのデータ構造を示す図である。 本発明の実施例3に係る記憶部に記憶されたデータベースのデータ構造を示す図である。 本発明の実施例3に係る管理装置による指示手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る記憶部に記憶されたデータベースのデータ構造を示す図である。 本発明の実施例4に係る処理部において生成される画像を示す図である。 本発明の実施例4に係る処理部において生成される別の画像を示す図である。 本発明の実施例4に係る処理部において生成されるさらに別の画像を示す図である。 本発明の実施例5に係る処理部において生成される画像を示す図である。 本発明の実施例5に係る処理部において生成される別の画像を示す図である。 本発明の実施例5に係る処理部において生成されるさらに別の画像を示す図である。 本発明の実施例5に係る処理部による表示手順を示すフローチャートである。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、基地局装置を介して互いに通信する複数の移動端末装置が含まれる通信システムに関する。本通信システムは、例えば、業務用無線システムに対応する。ここで、通信の形態には、1対1の場合もあれば、1対多の場合もあり、後者はグループ通信に相当する。移動端末装置は、撮像装置を備え、拡張現実を表示可能であり、かつGPS(Global Positioning System)情報を取得可能な装置とする。このような移動端末装置は、1つの装置として構成されてもよいし、2つ以上の装置の組合せとして構成されてもよいが、説明を明瞭にするために、前者であるとする。
なお、後者の場合、例えば、業務用無線システムに対応した無線装置と、業務用無線通信システムに非対応のスマートフォンとの組合せによって実現される。無線装置とスマートフォンは、業務用無線システムとは別の通信システムによって互いに通信可能あるので、無線装置は、業務用無線システムとスマートフォンとの間の通信を中継する。さらに、スマートフォンは、撮像装置を備え、拡張現実を表示可能であり、かつGPS(Global Positioning System)情報を取得可能な装置であればよく、スマートフォンに限らず他のデバイスが使用されてもよい。
基地局装置に接続された管理装置は、基地局装置から送信された信号を移動端末装置が受信した場合の信号強度に関する予測データまたは実測データを予め記憶する。この信号強度は、例えば、シミュレーション計算によって導出されており、かつ緯度と経度(以下、「位置情報」という場合もある)とを変えたさまざまな位置に対して導出されている。管理装置は、このような緯度と経度に関連した信号強度(以下、「信号強度の情報」という)を基地局装置から送信させる。当該基地局装置に接続された移動端末装置は、信号強度の情報を受信する。また、移動端末装置は、GPS機能により現在の位置を測位するとともに、周囲の環境を撮像することによって画像を生成する。移動端末装置は、受信した信号強度の情報と、測位した現在の位置とをもとに、撮像した周囲の環境の画像上に、画像の各座標に対応づけられた信号強度を表示する。つまり、風景画像に合わせて各地点の信号強度が表示される。そのため、移動端末装置のユーザは、表示された画像を見ることによって、画像に示された環境における基地局装置との通信のしやすさを把握できる。
図1は、本発明の実施例1に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、移動端末装置10と総称される第1移動端末装置10a、第2移動端末装置10b、第3移動端末装置10c、第4移動端末装置10d、基地局装置12、ネットワーク14、管理装置16を含む。ここで、通信システム100に含まれる移動端末装置10の数は、「4」に限定されず、それより多くてもよく、それよりも少なくてもよい。また、通信システム100に含まれる基地局装置12の数は、「1」に限定されず、それより多くてもよい。複数の基地局装置12が含まれる場合、管理装置16は、ネットワーク14を介して複数の基地局装置12のそれぞれに接続される。
複数の移動端末装置10、基地局装置12は、前述のごとく、業務用無線システムに対応しており、各移動端末装置10は、基地局装置12を介して、音声通信、データ通信を実行する。また、通信形態として、第1移動端末装置10aから基地局装置12経由で第2移動端末装置10bに送信するような1対1の通信が実行される。さらに、第1移動端末装置10aから基地局装置12経由で第2移動端末装置10b〜第4移動端末装置10dに送信するような1対多の通信が実行されてもよい。
ここで、複数の移動端末装置10は、基地局装置12を介して互いに通信を実行するので、基地局装置12との通信が可能であるエリアに存在しなければならない。しかしながら、移動端末装置10と基地局装置12とがある程度近くに存在する場合であっても、障害物の存在、地形によって、両者の通信の品質が良好でないことがある。一方、移動端末装置10は、ユーザによって携帯されており、移動可能である。そのため、例えば、第1移動端末装置10aを使用するユーザは、基地局装置12との通信が良好でない場合に、通信が良好になる位置まで移動すればよい。これを実現するために、移動端末装置10の周囲の環境における基地局装置12の状態がユーザに分かりやすく提示されることが望ましい。このような提示は、例えば、移動端末装置10において実行されるアプリケショーンプログラムによって実現される。
図2は、管理装置16の構成を示す。管理装置16は、記憶部60、処理部62、指示部64、通信部66、制御部72を含む。また、処理部62は、特定部68、障害検知部70を含む。特定部68の説明は後述するので、ここでは省略する。
記憶部60は、処理に使用されるさまざまな情報が記憶される。特に、記憶部60には、移動端末装置10に対する基地局装置12との通信の容易性に関わる容易性情報が記憶される。ここでの容易性情報は、移動端末装置10が基地局装置12からの信号を受信した場合の信号強度に関する情報である。信号強度が大きくなるほど、移動端末装置10にとっては、基地局装置12との通信が容易になり、信号強度が小さくなるほど、移動端末装置10にとっては、基地局装置12との通信が困難になる。そのため、信号強度は、基地局装置12との通信が容易であるかを判定するための指標となる。また、信号強度である容易性情報は、さまざまな緯度と経度に対応した値を有するように形成されているので、緯度と経度に関連づけられた情報であるといえる。
図3は、記憶部60に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。図示のごとく、緯度と経度との組合せに対応するように、信号強度が示されている。すなわち、各地点の位置情報と信号強度とを対応させて格納している。この信号強度は、基地局装置12が配置された位置、基地局装置12の周囲の地形や建物等の障害物の影響を考慮しながら、レイトレーシング等のシミュレーション計算によって導出されている。なお、信号強度が、予めなされた実験結果(実測データ)であってもよい。また、限られた地点の実測データを用い、その他の地点について、実測データを補間する等のシミュレーション計算を行って、信号強度を算出してもよい。図2に戻る。
処理部62は、記憶部60から信号強度の情報を取得する。ここで、管理装置16が複数の基地局装置12に接続されている場合、記憶部60には、複数の基地局装置12のそれぞれに対する信号強度の情報が記憶されている。そのため、処理部62は、複数の信号強度の情報から、基地局装置12に出力すべき信号強度の情報を選択する。例えば、第1基地局装置12aに信号強度の情報を出力する場合、処理部62は、第1基地局装置12aの信号強度の情報を選択する。なお、別の基地局装置12の信号強度の情報が選択されてもよく、複数の基地局装置12の信号強度の情報が選択されてもよい。処理部62は、選択した信号強度の情報を指示部64に出力する。
指示部64は、処理部62から入力した信号強度の情報を、通信部66、ネットワーク14を介して基地局装置12に出力する。基地局装置12は、入力した信号強度の情報を送信する。そのため、指示部64は、記憶部60において記憶した容易性情報を基地局装置12から移動端末装置10へ送信させるといえる。詳細は後述するが、これにより、移動端末装置10は、撮像した画像上に、容易性情報における緯度と経度と、画像における座標とを対応づけながら、容易性情報を表示させる。つまり、各座標に信号強度が対応づけられた画像が移動端末装置10に表示される。
通信部66は、ネットワーク14に接続されるとともに、ネットワーク14を介して1つ以上の基地局装置12にも接続される。この構成により、通信部66は、基地局装置12と通信可能であるとともに、基地局装置12を介して移動端末装置10とも通信可能である。通信部66は、移動端末装置10、基地局装置12からの信号を受信した場合、当該信号に含まれた情報を処理部62に出力する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図4は、移動端末装置10の構成を示す。移動端末装置10は、測位部20、通信部22、取得部24、撮像部26、処理部28、記憶部30、表示部32を含む。この構成は、図1の第1移動端末装置10aから第4移動端末装置10dに対して共通である。
測位部20は、図示しないGPS衛星からの信号を受信することによって、移動端末装置10が存在している位置を測位する。位置は、例えば、緯度、経度、高度によって示される。GPSによる測位には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略するが、位置の他に移動速度、移動方向が検出されてもよい。また、測位部20は、電子コンパスの機能を備えており、現在向いている方向も測定する。測位部20は、これらの情報(以下、「第1位置情報」という)を処理部28に出力する。
通信部22は、例えば、業務用無線システムに対応しており、基地局装置12を介して、他の移動端末装置10と通信する。また、通信部22は、基地局装置12を介して、管理装置16とも通信する。そのため、通信部22は、基地局装置12と通信することによって、管理装置16からの信号を受信する。この信号には、容易性情報、例えば、基地局装置12からの信号を受信した場合の信号強度の情報が含まれている。通信部22は、信号強度の情報を取得部24に出力する。取得部24は、通信部22からの信号強度の情報を取得する。取得部24は、信号強度の情報を処理部28に出力する。
撮像部26は、本移動端末装置10の周囲の環境を画像として撮像する。周囲の環境は、移動端末装置10の周囲の風景に相当する。ここで、画像は、静止画像であってもよく、動画像であってもよい。撮像部26は、撮像した画像を処理部28に出力する。出力される画像は、デジタルデータであってもよいが、デジタルデータとしての画像も「画像」とよばれる。
処理部28は、測位部20からの第1位置情報、取得部24からの信号強度の情報、撮像部26からの画像を入力する。処理部28は、AR技術を実行することによって、画像内における拡張空間上に、基地局装置12からの信号強度の情報を重ねて配置する。これを具体的に説明すると、処理部28は、第1位置情報における現在の位置と、方向の情報をもとに、撮像部26からの画像における座標と緯度・経度とを対応づける。
ここで、画像における画角が既知であれば、画像中の任意の一点を所定の緯度・経度に固定した場合に、別の一点の緯度・経度が一意に導出される。例えば、画像上の第1点の座標が(x1,y1)であり、第1点とは異なった第2点の座標が(x2,y2)である場合、当該第1点に対する緯度・経度が定まれば、当該第2点に対する緯度・経度も定まる。処理部28は、第1位置情報における現在の位置を第1点に対応づけることによって、第2点の緯度・経度を導出するとともに、画像上のさまざまな座標に対してこのような処理を実行することによって、画像における座標と緯度・経度とを対応づける。
また、処理部28は、画像における座標と緯度・経度の対応関係を利用して、取得部24からの信号強度の情報における緯度・経度を、画像における座標に変換する。この処理によって、信号強度の情報は、画像の各座標に対応した信号強度に変換される。処理部28は、変換結果を利用して、各座標に信号強度(信号の大きさ)が示された画像を生成する。つまり、処理部28は、容易性情報における緯度と経度と、撮像部26が撮像した画像における座標とを対応づけながら、画像上に容易性情報を表示する。
図5は、処理部28において生成される画像50を示す。画像50では、本移動端末装置10の周囲の環境である風景が示されるとともに、各座標に対応した信号強度が示される。ここで、信号強度は、画像50に重ねられた透過色のパターン(透過色の濃淡など)によって示される。例えば、信号強度が大きくなるほど、透過色が濃く示され、信号強度が小さくなるほど、透過色が淡く示される。なお、この関係が逆であってもよい。図5においては、信号強度が大きくなるほど、透過色が濃く示されており、図の左側の部分よりも、右側の部分において、信号強度が大きくなっている。つまり、処理部28は、各座標に信号強度が対応づけられた画像50を生成するが、その際に、信号強度の情報において示された値に応じて表示態様を変更する。
図6は、処理部28において生成される別の画像50を示す。これは、通信部22が、複数の基地局装置12、例えば、2つの基地局装置12からの信号を受信し、取得部24が、各基地局装置12に対する信号強度の情報を取得している場合の画像50に相当する。画像50は、図5と同様に示されるが、2つの基地局装置12のそれぞれに対応する信号強度が、異なった色系統の透過色のパターンによって示される。なお、図6においても、信号強度は、透過色の濃淡に反映される。つまり、処理部28は、複数の基地局装置12のそれぞれに対する信号強度の情報を画像50上に示す。
これをさらに具体的に説明すると、画像50では、第1基地局装置12a(図示せず)からの信号を受信可能なエリアが第1エリア80として示されており、第1エリア80内において、第1基地局装置12aからの信号強度がある色系統の濃淡のパターンで示される。また、第2基地局装置12b(図示せず)からの信号を受信可能なエリアが第2エリア82として示されており、第2エリア82内において、第2基地局装置12bからの信号強度が別の色系統の濃淡のパターンで示される。さらに、第1エリア80と第2エリア82とが重なるエリアは、それらの色を混ぜた色で示される。その結果、移動端末装置10のユーザにとって分かりやすくなる。ユーザは、後述の表示部32に示された画像50を参考に通信状況のよい場所に自ら移動できる。そのため、管理者が指示を出さずとも自主的に通信状況のチェックが可能になる。
図7は、処理部28において生成されるさらに別の画像を示す。これは、図6における2つの基地局装置12のうちの一方が利用不可である場合の画像50に相当する。利用不可である場合とは、基地局装置12のチャネルがすべて使用されている場合、または基地局装置12に障害が発生している場合である。管理装置16の障害検知部70が、基地局装置12ごとに障害発生の有無を判定し、障害発生中の基地局装置12に関しては、移動端末装置10に対して容易性情報を送信しないようにする。具体的には、指示部64が通信部66に対して、容易性情報を出力しない。あるいは、制御部72が、通信部66に対して、容易性情報を送信させないように制御を行ってもよい。また、制御部72が、障害発生中を示す情報(以下、「障害情報」という)を付加した上で、通信部66に容易性情報を送信させてもよい。図示のごとく、利用可能な基地局装置12に対応する信号強度が、異なった色系統の透過色のパターンによって示される。一方、利用不可の基地局装置12に対応する信号強度は、示されない。このような画像50が後述の表示部32に表示されると、ユーザは通話可能なエリアに容易に移動でき、通話を行うという目的を達成できる。また、障害の発生した基地局装置12のエリアから移動端末装置10が円滑に移動されるので、無用な混乱を回避でき、システム全体の運用効率を改善できる。なお、移動端末装置10が障害発生中を示す情報が付加された容易性情報を受信した場合には、障害発生中の基地局装置12がカバーするエリアを通常状態と判別できるような形態で表示してもよい。例えば、信号強度の強さを示す濃淡のパターンとは異なるパターンや異なる色(例えばグレー)で表示したり、カバーするエリアの外周部を点線で表示したりしてもよい。図4に戻る。
記憶部30は、処理に使用されるさまざまな情報が記憶される。例えば、測位部20からの第1位置情報、取得部24からの信号強度の情報、撮像部26からの画像が記憶される。表示部32は、処理部28において生成した画像50を表示する。例えば、図5、図6に示した画像50が表示される。なお、表示部32は、タッチパネルであってもよい。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図8は、通信システム100による表示手順を示すシーケンス図である。管理装置16は、信号強度の情報を取得する(S10)。管理装置16は、信号強度の情報が含まれた信号を第1移動端末装置10a、第2移動端末装置10bに送信する(S12、S14)。なお、この送信は、同報によってなされてもよい。第1移動端末装置10aは画像50を表示し(S16)、第2移動端末装置10bも画像50を表示する(S18)。
本実施例によれば、接続すべき基地局装置との通信の容易性に関わる容易性情報を画像上に配置して表示するので、周囲の環境に依存した情報を分かりやすく表示できる。また、容易性情報における緯度と経度と、画像における座標とを対応づけながら、画像上に容易性情報を表示するので、容易性情報の認識を容易にできる。また、容易性情報において示された値に応じて表示態様を変更するので、容易性情報において示された値の認識を容易にできる。また、容易性情報において示された値に応じて、透過色のパターンを変更するので、容易性情報において示された値の認識を容易にできる。また、容易性情報として、基地局装置からの信号を受信した場合の信号強度を使用するので、基地局装置との通信品質を推測できる。また、信号強度に応じた透過色のパターンを表示するので、通信品質が向上する位置を知らせることができる。また、複数の基地局装置のそれぞれに対する容易性情報を画像上に表示するので、複数の基地局装置からの信号を受信可能である場合に、どの基地局装置に接続すると通信品質が向上するかを知らせることができる。
また、緯度と経度に関連づけられた容易性情報を移動端末装置に送信するので、移動端末装置において撮像した画像上に容易性情報を表示させることができる。また、容易性情報として、基地局装置からの信号を受信した場合の信号強度を使用するので、各座標に信号強度が対応づけられた画像を表示させることができる。また、基地局装置に対する信号強度の情報が表示されるので、他の移動端末装置と通話できる状態にあるかどうかを拡張現実上の距離や信号強度から確認できる。また、障害が発生している基地局装置の容易性情報を除外して移動端末装置に送信するので、移動端末装置の使用者は、それ以外の基地局装置の容易性情報に従って、通信可能な位置を容易に移動できる。また、障害発生中を示す情報を付加した容易性情報を移動端末装置に送信するので、移動端末装置の使用者は、その障害により影響を受けるエリアを容易に認識できる。また、拡張現実上で基地局装置のエリアの確認が可能であるので、通信が途切れた際に移動を促すことができる。また、問題発生時に各自が状況を把握し自主的に行動をおこすことにより、素早く適切な対応を実行できる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2に係る移動端末装置は、実施例1と同様に、AR技術を利用することによって、撮像した画像上に、基地局装置との通信の容易性に関わる容易性情報を表示する。実施例1における容易性情報は、信号強度の情報であるが、実施例2における容易性情報は、基地局装置の混雑度の情報である。実施例2に係る通信システム100、基地局装置12、移動端末装置10は、図1、図2、図4と同様のタイプである。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
図2の通信部66は、各基地局装置12から、基地局装置12に登録された移動端末装置10の台数の情報、登録されたグループ数の情報を受信する。これらは、基地局装置12での混雑度と総称される。通信部66は、混雑度を処理部62に出力し、処理部62は、混雑度を記憶部60に記憶させる。そのため、記憶部60は、混雑度を記憶する。なお、混雑度は、基地局装置12に登録された移動端末装置10の台数、あるいは登録されたグループ数を当該基地局装置12のチャネル数で除算した値であってもよい。この場合、混雑度は、1チャネル当たりの移動端末装置10の数、1チャネル当たりの登録グループの数であるといえる。また、混雑度は、基地局装置12の備えるリソースの使用率であってもよい。例えば、単位時間あたりの通信チャネルの使用率を用いることができる。また、混雑度は、基地局装置12において発生する発呼/着呼に関するリクエスト数や失敗数やエラー率であってもよい。混雑度が低ければ、基地局装置12との通信が容易であるが、混雑度が高くなると、基地局装置12との通信が困難になる。そのため、混雑度は、基地局装置12との通信が容易であるかを判定するための指標であり、容易性情報であるといえる。
なお、通信部66は、各基地局装置12から、基地局装置12における通話の履歴情報を受信し、処理部62は、履歴情報を記憶部60に記憶させてもよい。図9は、本発明の実施例2に係る記憶部60に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。図示のごとく、各移動端末装置10における通話の履歴が示される。図2に戻る。処理部62は、記憶部60に記憶された履歴情報から混雑度を導出するので、履歴情報は混雑度であるともいえる。
処理部62は、記憶部60から混雑度を取得する。なお、管理装置16が複数の基地局装置12に接続されている場合、記憶部60には、複数の基地局装置12のそれぞれに対する混雑度が記憶されている。そのため、処理部62は、複数の混雑度から、基地局装置12に出力すべき混雑度を選択する。例えば、第1基地局装置12aに混雑度を出力する場合、処理部62は、第1基地局装置12aの混雑度を選択する。なお、別の基地局装置12の混雑度が選択されてもよく、複数の基地局装置12の混雑度が選択されてもよい。処理部62は、選択した混雑度を指示部64に出力する。
指示部64は、処理部62から入力した混雑度を、通信部66、ネットワーク14を介して基地局装置12に出力する。基地局装置12は、入力した混雑度を送信する。詳細は後述するが、これにより、移動端末装置10は、撮像した画像上に、各座標に混雑度が対応づけられた画像50を表示させる。
図4の通信部22は、基地局装置12と通信することによって、管理装置16からの信号を受信する。この信号には、容易性情報、例えば、基地局装置12での混雑度が含まれている。通信部22は、混雑度を取得部24に出力する。取得部24は、通信部22からの混雑度を取得し、これを処理部28に出力する。
処理部28は、測位部20からの第1位置情報、取得部24からの混雑度、撮像部26からの画像を入力する。処理部28は、AR技術を実行することによって、画像内における拡張空間上に、基地局装置12からの混雑度を重ねて配置する。この具体的な処理はこれまでと同様であるので、ここでは説明を省略する。そのため、処理部28は、各座標に混雑度が対応づけられた画像50を生成する。
処理部28において生成される画像50の一例は、図5のように示される。つまり、画像50では、本移動端末装置10の周囲の環境である風景が示されるとともに、各座標に対応した混雑度が示される。信号強度と同様に、混雑度は、画像50に重ねられた透過色のパターンによって示される。ここで、混雑度の大きさは、透過色の濃淡に反映される。例えば、混雑度が小さくなるほど、透過色が濃く示され、混雑度が大きくなるなるほど、透過色が淡く示される。なお、この関係が逆であってもよい。
容易性情報として信号強度が使用される場合、信号強度は基地局装置12からの距離に応じて異なるので、画像50の座標が変われば、信号強度も変わる。これは、画像50の部分によって、透過色の濃淡が異なることに相当する。一方、容易性情報として混雑度が使用される場合、混雑度は基地局装置12からの距離に応じて異ならないので、基地局装置12からの信号を受信可能な範囲において、混雑度は一定である。これは、画像50において、透過色の濃淡が一定であることに相当する。なお、基地局装置12の混雑度を透過色の濃淡で示すだけでなく、混雑度を示す指標を画面の適当な位置に表示してもよい。例えば、混雑度を0〜100の数値として表示したり、1〜5の5段階の数値として表示したり、星印(★)等のアイコンの数(★★★)で混雑度を表示したり、混雑度に応じてアイコンの種類を変える、などの表示をしてもよい。
処理部28において生成される画像50の別の一例は、図6のように示される。例えば、第1基地局装置12aでの混雑度は、赤色系統の濃淡のパターンで示され、特に、混雑度が小さいほど濃い赤色で示される。また、第2基地局装置12bでの混雑度は、青色系統の濃淡のパターンで示され、特に、混雑度が小さいほど濃い青色で示される。移動端末装置10のユーザは、自分の位置する近隣に、青色または赤色が濃く表示された場所がある場合に、そこに移動して通信を行うことにより、通信の品質を改善できる可能性が高い。これは、混雑度の小さい、つまり利用頻度の低い基地局装置12が通信のために選択されることに相当する。ユーザが移動して使用する移動端末装置10を変更することにより、移動端末装置10ごとの使用率の偏りが是正されるので、通信システム100全体の効率的な運用が可能になる。
なお、処理部28は、基地局装置12の信号強度と混雑度を組合せて表示してもよい。例えば、混雑度に応じて色系統が変えられる。例えば、混雑度が小さければ、青色で示され、混雑度が大きければ、赤色で示される。また、信号強度の大きさに応じて、濃淡が変えられる。例えば、信号強度が大きければ、濃い色で示され、信号強度が小さければ、淡い色で示される。このような画像50が表示部32に表示されれば、濃い青色のエリアに優先的に移動すればよいことが分かるので、ユーザは移動すべき位置を容易に、かつ高精度に知ることができる。
さらに、図2の記憶部60は、基地局装置12からの信号を受信した場合の信号強度を記憶するとともに、基地局装置12の混雑度を記憶してもよい。その際、処理部62は、信号強度(S)と混雑度(C)とをもとに、容易性情報として、新たな指標(F)を導出してもよい。新たな指標(F)は、例えば、次のように導出される。
F=A×S/C
ここで、Aは、定数である。新たな指標(F)が大きくなる場合は、基地局装置12との通信が容易になり、新たな指標(F)が小さくなる場合は、基地局装置12との通信が困難になる。指示部64は、容易性情報として新たな指標(F)を通信部66に送信させることによって、各座標に指標が対応づけられた画像50を移動端末装置10に表示させる。
本実施例によれば、容易性情報として、基地局装置での混雑度を使用するので、基地局装置との通信の円滑の程度を推測できる。また、基地局装置での混雑度を使用するので、また、通信システムの混雑度を緩和できる。また、通信システムの混雑度が緩和するので、通信システム全体の運用効率が上がる可能性の高い位置に移動端末装置を誘導できる。また、容易性情報として、基地局装置での混雑度を移動端末装置に送信するので、各座標に混雑度が対応づけられた画像を移動端末装置に表示させることができる。また、容易性情報として、信号強度と混雑度とを合わせた指標を使用するので、より正確な情報を提供できる。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3に係る移動端末装置は、これまでと同様に、AR技術を利用することによって、撮像した画像上に、基地局装置との通信の容易性に関わる容易性情報を表示する。実施例3では、複数の移動端末装置によってグループが形成されており、基地局装置は、グループに対してチャネルを割り当てる場合を想定する。その場合、グループ中の1つの移動端末装置が、上りチャネルにて信号を送信し、グループ中の他の移動端末装置が、下りチャネルにて信号を受信する。ここで、基地局装置は、接続されている移動端末装置の数に依存せず、1つのグループに対して1組のチャネルを割り当てるので、同一のグループに含まれる複数の移動端末装置がなるべく少数の基地局装置に接続されている方がチャネル利用効率が向上する。実施例3は、このようなグループ通信におけるチャネル利用効率を向上させることを目的とする。実施例3に係る通信システム100、基地局装置12、移動端末装置10は、図1、図2、図4と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図2の通信部66は、各基地局装置12を通信することにより、基地局装置12に接続されている移動端末装置10と、当該移動端末装置10が含まれるグループに関する情報を受信する。通信部66は、受信した情報を処理部62に出力し、処理部62は、情報を記憶部60に記憶させる。
図10は、本発明の実施例3に係る記憶部60に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。図示のごとく、「グループ」、「基地局装置12」、「移動端末装置10」の対応関係が示されるとともに、移動端末装置10が存在している位置についての「緯度・経度」が示される。図10のような状況下では、同一グループに含まれる第1移動端末装置10aから第4移動端末装置10dは、第1基地局装置12aに接続されているので、第1基地局装置12aは、チャネルを効率的に使用している。しかしながら、同一グループに含まれる第5移動端末装置10eだけは、第2移動端末装置10bに接続されているので、第2基地局装置12bは、チャネルを効率的に使用していない。図2に戻る。
特定部68は、記憶部60に記憶されたデータベースを確認することによって、グループに含まれた複数の移動端末装置10のうち、1つの移動端末装置10だけが接続されている基地局装置12を特定するとともに、複数の移動端末装置10が接続されている基地局装置12を特定する。図10の場合、前者が第2基地局装置12bの特定に相当し、後者が第1基地局装置12aの特定に相当する。なお、前者の特定では、所定数の移動端末装置10が接続されている基地局装置12が特定されてもよい。これらの特定において、それぞれ複数の基地局装置12が特定されてもよい。
特定部68は、記憶部60に記憶されたデータベースから、前者において特定した基地局装置12に接続された1つだけの移動端末装置10の位置情報を取得する。また、特定部68は、後者において特定した基地局装置12の電波の届く範囲(エリア)を認識している。これにつづいて、特定部68は、取得した位置情報と特定したエリア(エリアに含まれる各地点)との最短距離を導出する。導出した最短距離がしきい値よりも小さければ、特定部68は、前者において特定した基地局装置12に接続された1つだけの移動端末装置10を、後者において特定した基地局装置12に移動させることを決定する。これは、接続している基地局装置12から、未接続の他の基地局装置12に接続すべき移動端末装置10を特定することに相当する。一方、導出した最短距離がしきい値以上であれば、特定部68は、特定処理を実行しない。
処理部62は、特定部68における決定にしたがって、未接続の他の基地局装置12の容易性情報を記憶部60から取得する。容易性情報は、信号強度であってもよく、混雑度であってもよく、それらの組合せであってもよい。指示部64は、特定部68において特定した移動端末装置10に対して、処理部62において取得した容易性情報を送信することを通信部66に指示する。このような処理により、特定部68において特定した移動端末装置10の表示部32では、画像50上に、他の基地局装置12に対する容易性情報が表示される。
図4の通信部22は、基地局装置12と通信することによって、管理装置16からの信号を受信する。この信号には、接続している基地局装置12とは異なった他の基地局装置12であって、かつ通信を未実行の他の基地局装置12に対する容易性情報が含まれている。通信部22は、容易性情報を取得部24に出力する。取得部24は、通信部22からの容易性情報を取得し、これを処理部28に出力する。
処理部28は、測位部20からの第1位置情報、取得部24からの容易性情報、撮像部26からの画像を入力する。処理部28は、AR技術を実行することによって、画像内における拡張空間上に、基地局装置12からの容易性情報を重ねて配置する。つまり、処理部28は、接続している基地局装置12に対する容易性情報の代わりに、通信を未実行の他の基地局装置12に対する容易性情報を画像上に配置する。この場合、例えば、図7のような画像50が生成される。その際、通信を未実行の他の基地局装置12のエリアに移動することを推奨するためのメッセージが配置されてもよい。移動端末装置10のユーザは、表示部32に表示された画像50を見た場合に、容易性情報によって示された方向に移動すれば、移動端末装置10は、他の基地局装置12に接続される。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図11は、本発明の実施例3に係る管理装置16による指示手順を示すフローチャートである。他の基地局装置12に接続中の1台の移動端末装置10があり(S50のY)、当該移動端末装置10が新たな基地局装置12(移動先候補の基地局装置12)の近くに存在する場合(S52のY)、指示部64は、新たな基地局装置12の信号強度の情報を他の基地局装置12に送信させる(S54)。一方、他の基地局装置12に接続中の1台の移動端末装置10がない場合(S50のN)、あるいは当該移動端末装置10が新たな基地局装置12の近くに存在しない場合(S52のN)、ステップ54はスキップされる。
なお、説明を簡潔にするために、グループに含まれる1台の移動端末装置10だけが他の基地局装置12に接続されている例を使って説明したが、複数の移動端末装置10が他の基地局装置12に接続されている状態であっても同様の処理を行うことができる。例えば、グループ全体で20台の移動端末装置10が存在し、そのうち17台が第1基地局装置12aに接続し、残りの3台が第2基地局装置12bに接続されている状態でも、同様の処理を行うことができる。2つの基地局装置のうち移動端末装置10が少ない基地局装置12(第2基地局装置12b)に接続中の移動端末装置10(処理対象の3台の端末装置)に対して、接続先の変更を誘導するための情報を提供する。使用する基地局装置12の変更を誘導するか否かは、処理対象となる移動端末装置の数が所定値以下(例えば、5台以下)、あるいは、処理対象となる移動端末装置の数がグループ全体の移動端末装置の数に占める割合が所定値以下(例えば、20%以下)、などの条件で判定してもよい。また、グループが3つ以上の基地局装置12を使用している場合に、移動端末装置10の数が最も少ない基地局装置12を特定し、それに接続している移動端末装置10を処理対象にして、同様の処理を行ってもよい。
また、本実施例では、特定のグループに含まれる移動端末装置10が使用する基地局装置12を変更する処理を説明したが、グループが存在しない無線システムにおいて、特定の移動端末装置10が使用する基地局装置12を変更することも可能である。例えば、管理装置16が、混雑度の高いある基地局装置12を使用中の移動端末装置10の中から、混雑度が低い他の基地局装置12と接続可能な場所(信号強度がある程度強いエリア)に位置する移動端末装置10を特定し、その特定した移動端末装置10に対して、他の基地局装置12との容易性情報を提供してもよい。容易性情報が提供された移動端末装置10は、例えば、図7のような画像50を生成し表示する。このため、混雑度の高い基地局装置12を使用する移動端末装置10を、混雑度の低い他の基地局装置12に誘導することができ、システム全体の混雑度を緩和することができる。すなわち、所定の条件を満たす移動端末装置10に対して、通信の容易性が相対的に高い基地局装置12の容易性情報を提供することによりシステム全体の運用効率を上げることができる。
本実施例によれば、グループに含まれる複数の移動端末装置のうちの一部だけが接続される基地局装置を特定し、特定した移動端末装置を、他の移動端末装置が接続された他の基地局装置のエリアに移動させるので、チャネル利用効率を向上できる。また、特定した移動端末装置を、他の移動端末装置が接続された他の基地局装置のエリアに移動させるので、通信システム全体の通信量を低減できる。また、通信システム全体の通信量が低減するので、通話不可状態(ビジー状態)の発生頻度を低減できる。
(実施例4)
次に、実施例4を説明する。実施例4に係る移動端末装置は、これまでと同様に、AR技術を利用することによって、撮像した画像上に情報を表示する。これまでは、基地局装置に関する情報が表示されている。一方、実施例4では、他の移動端末装置が示されたアイコン(以下、「他装置アイコン」という)も表示される。そのため、移動端末装置のユーザは、表示された画像を見ることによって、画像に示された環境における他の移動端末装置との通信のしやすさを把握できる。実施例4に係る通信システム100、基地局装置12、移動端末装置10は、図1、図2、図4と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図4の取得部24は、基地局装置12からの信号を通信部22が受信した場合の信号強度を測定する。取得部24は、測定した信号強度を処理部28に出力する。処理部28は、測位部20からの第1位置情報を入力するとともに、取得部24からの信号強度を入力し、これらの組合せを通信部22に出力する。通信部22は、処理部28から、第1位置情報と信号強度の組合せを入力し、組合せが含まれた信号を基地局装置12経由で管理装置16に送信する。管理装置16では、複数の移動端末装置10から受信した信号に含まれた第1位置情報と信号強度を記憶部60に記憶させる。
図12は、本発明の実施例4に係る記憶部60に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。ここで、「ID」は、各移動端末装置10を識別するための識別情報を示す。図示のごとく、複数の移動端末装置10のそれぞれに対する位置情報、信号強度等が記憶されている。管理装置16は、複数の移動端末装置10のそれぞれに対する位置情報、信号強度を基地局装置12経由で各移動端末装置10に送信する。図3に戻る。
通信部22は、基地局装置12からの信号を受信し、受信した信号に含まれた情報のうち、他の移動端末装置10に関する他装置情報を処理部28に出力する。他装置情報には、他の移動端末装置10に対する位置情報(以下、「第2位置情報」という)、信号強度が含まれている。処理部28は、前述のとおり、例えば、図5から図7に示されるような画像50を生成する。また、処理部28は、画像における座標と緯度・経度の対応関係を利用して、通信部22からの第2位置情報を座標に変換する。さらに、処理部28は、画像上において、変換した座標に、他装置アイコンを配置する。つまり、処理部28は、第2位置情報と画像における座標とを対応づけながら画像上に他の移動端末装置10が示される他装置アイコンを配置する。
図13は、本発明の実施例4に係る処理部28において生成される画像50を示す。本図では、図5に示された画像50と同様に、図3に示す記憶部60に記憶されたデータベースに基づき、各座標の信号強度を透過色の濃淡で示しているが、さらに他装置アイコン200が配置されている。なお、実施例2で述べたように、基地局装置12の混雑度を表示してもよい。本移動端末装置10のユーザは、表示部32に表示された画像50を見ることによって、他の移動端末装置10が存在する位置での信号強度あるいは混雑度を推定できるので、他の移動端末装置10の通信品質の推定が可能になる。図4に戻る。
なお、処理部28において生成される画像50には、図5から図7に示されるような透過色のパターンが合成されなくてもよい。図14は、本発明の実施例4に係る処理部28において生成される別の画像50を示す。画像50には、本移動端末装置10である第1移動端末装置10aの周囲の環境である風景が示される。さらに、画像50には、当該風景上に、他装置アイコン200と総称される第2他装置アイコン200b、第3他装置アイコン200c、第4他装置アイコン200dが示される。第2他装置アイコン200bは、第2移動端末装置10bを示すためのアイコンであり、第3他装置アイコン200cは、第3移動端末装置10cを示すためのアイコンであり、第4他装置アイコン200dは、第4移動端末装置10dを示すためのアイコンである。そのため、第2他装置アイコン200bは、第2移動端末装置10bからの第2位置情報での緯度・経度に対応した座標に配置されている。第3他装置アイコン200c、第4他装置アイコン200dも同様である。
処理部28は、各他装置アイコン200に対応づけるように、通信部22において取得した信号強度の情報を画像50上に配置する。さらに、処理部28は、画像50の中央下部を第1移動端末装置10aの位置として、各他装置アイコン200との間に通信が可能であることを示すための伝送路ライン204を描画する。ここで、伝送路ライン204は、実際の通信経路とは異なり、他装置アイコン200間を直接結ぶ。
具体的に説明すると、画像50おいて、第2他装置アイコン200bに対応づけられるように第2他装置情報202bが配置されており、第2他装置情報202bは、第2移動端末装置10bに対する信号強度を示す。また、第2他装置アイコン200bとの間には、第2伝送路ライン204bが配置される。このような表示は、第3他装置アイコン200c、第4他装置アイコン200dに対しても同様である。なお、第2他装置情報202b、第3他装置情報202c、第4他装置情報202dは、他装置情報202と総称され、第2伝送路ライン204a、第3伝送路ライン204c、第4伝送路ライン204dは、伝送路ライン204と総称される。
その際、処理部28は、信号強度の値に応じて、伝送路ライン204の表示態様を変更する。表示態様は、色の濃淡、色の違い、線の種類、線の太さ等を含む。例えば、処理部28は、信号強度が大きくなるほど、色を濃くしたり、線を太くしたりする。このように、処理部28は、通信部22において取得した信号強度の値に応じて、信号強度の表示態様を変更する。このように、伝送路ライン204は、線の種類(実線/点線)や線の色(濃色/単色、または色の違い)を変えながら示されているが、他装置アイコン200ごとに別の色を割り当てることも可能である。
例えば、比較的距離が離れていてビル陰に位置する第2他装置アイコン200bは、受信した信号強度が若干小さくなるので、第2伝送路ライン204bは、色が薄めの間隔の狭い破線にて表現される。また、距離が離れていて完全にビルの陰に位置してしまっている第3他装置アイコン200cは、受信した信号強度が小さいので、第3伝送路ライン204cは、薄い色の間隔の広い破線で表現される。信号強度が小さい場合、第1移動端末装置10aのユーザは、表示された画像50を見ることにより、通信相手が建物等の陰に入らないように移動させる等の判断を行える。そのため、例えば、第3他装置アイコン200cに対応する第3移動端末装置10cに対して、「ビルの陰から出るために、東方向に約30m移動して下さい」等のメッセージを通知する。第3移動端末装置10cが、その方向に移動することで通信の品質を容易に改善することが可能になる。一方、近距離で見通しがよい場所に配置されている第4他装置アイコン200dは、受信した信号強度が大きいので、第4伝送路ライン204dは、濃い実線にて表現される。図4に戻る。
なお、基地局装置12からの信号に、周囲の環境における他の移動端末装置10の状態に関する情報が含まれている場合、取得部24は、通信部22において受信した信号から、このような情報(以下、「状態情報」という)を取得してもよい。取得部24は、状態情報を処理部28に出力し、処理部28は、画像50上に、状態情報を他装置アイコン200に対応づけて配置する。図15は、本発明の実施例4に係る処理部28において生成されるさらに別の画像50を示す。ここでは、第2他装置アイコン200bに対応づけて第2他装置情報202bが配置される。第2他装置情報202bでは、前述の信号強度と異なって、名称/状態/所在地/速度/方向/位置情報更新日時等が表示可能である。仮に、表示された第2他装置アイコン200bがタップ等により選択された場合、第2他装置アイコン200bに対応づけて第2サブメニュー206bが示される。第2サブメニュー206bでは、通話/メッセージ/送信等の通信の指示が示される。例えば、第2サブメニュー206bから「通話」を選択すると、第2移動端末装置10bとの通話がなされる。
本実施例によれば、他装置アイコンも画像上に表示するので、他の移動端末装置との通信の容易性を知らせることができる。また、他の移動端末装置の位置に配置した座標に他装置アイコンを表示するので、画像を見るだけで、他の移動端末装置の位置を容易に把握できる。また、画像に示された環境における他の移動端末装置の状態に関する情報として、信号強度を表示するので、他の移動端末装置との通信品質を連想させることができる。また、信号強度に応じて表示態様を変更するので、信号強度を分かりやすく表示できる。また、信号強度を表示するので、通信環境が良好な位置を指示できる。また、他装置アイコンと信号強度を表示するので、他の移動端末装置と通信できる状態にあるか否かを拡張現実上の距離や信号強度から確認できる。
(実施例5)
次に、実施例5を説明する。実施例5に係る移動端末装置は、実施例4と同様に、AR技術を利用することによって、撮像した画像上に、他の移動端末装置を示した他装置アイコンを表示する。実施例5では、他の移動端末装置から、エマージェンシー状態であることが示された状態情報を受信し、エマージェンシー状態であることを認識可能なように表示を実行する。実施例5に係る通信システム100、基地局装置12、移動端末装置10は、図1、図2、図4と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
通信部22は、基地局装置12からの信号を受信する。受信した信号には、他の移動端末装置10の状態情報が他装置情報として含まれている。取得部24は、通信部22において受信した状態情報を取得する。ここでは、状態情報が、撮像部26が撮像した画像に示された環境における他の移動端末装置10の状態に関する情報に相当する。状態情報では、エマージェンシー情報が示される。エマージェンシー情報は、他の移動端末装置10からエマージェンシー通知として出力される情報であり、「EMERGENCY情報」と、「EMERGENCY MAN−DOWN情報」とに分類される。どちらも非常事態、緊急事態を示す情報であるが、「EMERGENCY情報」は、他の移動端末装置10のユーザが所定の操作を行った場合に出力されるのに対し、「EMERGENCY MAN−DOWN情報」は、他の移動端末装置10を携帯しているユーザが倒れた場合に自動的に出力される情報である。他の移動端末装置10によるエマージェンシー情報の出力については、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。取得部24は、エマージェンシー情報を処理部28に出力する。
処理部28は、取得部24からの状態情報であるエマージェンシー情報も入力する。処理部28は、入力したエマージェンシー情報を他装置アイコン200に対応づけて配置することによって画像50を生成する。図16は、本発明の実施例5に係る処理部28において生成される画像50を示す。画像50は、図14等と同様に示される。ここでは、第2移動端末装置10bと第3移動端末装置10cからエマージェンシー情報を取得した場合を想定する。処理部28は、エマージェンシー情報を他装置アイコン200に対応づけて配置させるために、図16における第2他装置アイコン200bを、図14における第2他装置アイコン200bとは異なった表示態様で示す。つまり、エマージェンシー情報を受信した他の移動端末装置10に対する他装置アイコン200は、通常状態の他の移動端末装置10に対する他装置アイコン200から変化させて、目立つようにされる。
また、第2移動端末装置10bからのエマージェンシー情報が「EMERGENCY情報」であり、第3移動端末装置10cからのエマージェンシー情報が「EMERGENCY MAN−DOWN情報」であるとも想定する。そのため、第3他装置アイコン200cは、ユーザが地面に倒れた形状のアイコンとなり、第2他装置アイコン200bとも異なった表示態様とされる。さらに、第2他装置アイコン200bに対応づけられて第2状態情報208bが配置され、第3他装置アイコン200cに対応づけられて第3状態情報208cが配置される。第2状態情報208bでは、「EMERGENCY情報」が示され、第3状態情報208cでは、「EMERGENCY MAN−DOWN情報」が示される。
エマージェンシー情報の緊急度(深刻度)が複数のレベルに分かれている場合、そのレベルに応じて他装置アイコン200の色や形が変更されてもよい。表示方法としては、エマージェンシー情報に応じて、他装置アイコン200を常時表示させる/変更する/点滅させる/背景色を変更・点滅させる/大きく表示する/非表示にする等があり、表現方法の変更や組合せが可能である。また、報知音を出すようにしてもよい。エマージェンシー情報の表示は、エマージェンシー情報を受信したすべての移動端末装置10でなされてもよいし、エマージェンシー情報を発信している移動端末装置10と同一グループの移動端末装置10上にのみでなされてもよい。図4に戻る。
処理部28において生成される画像50が、図16とは異なっていてもよい。前述のごとく、EMERGENCY MAN−DOWN情報が送信された場合、送信元になる移動端末装置10のユーザは倒れているので、低い位置である場合が多い。そのため、他の物体や建物の陰になり、EMERGENCY MAN−DOWN情報を送信した移動端末装置10の他装置アイコン200が画像50に配置されなくなる。これに対応するため、EMERGENCY MAN−DOWN情報を第3移動端末装置10cが送信した場合、第3移動端末装置10cのユーザを第2移動端末装置10bの撮像部26において撮像可能であれば、第2移動端末装置10bにおいて撮像がなされる。第2移動端末装置10bは、第3移動端末装置10cのユーザを撮像した画像(以下、「写真画像」という)を基地局装置12経由で第1移動端末装置10a等に送信し、第1移動端末装置10aの通信部22は、写真画像も受信する。取得部24は、通信部22において受信した写真画像を取得して、処理部28に出力する。
処理部28は、図16と同様の画像50を生成するが、その際、取得部24から取得した写真画像を合成する。図17は、本発明の実施例5に係る処理部28において生成される別の画像50を示す。ここでは、第3他装置アイコン200cがビルの陰に隠れているために配置されていない。その代わりに、第2移動端末装置10bによって撮像された写真画像210が示される。なお、第2移動端末装置10bが、第3移動端末装置10cの位置情報と、第2移動端末装置10bの位置および方向の情報と、第2移動端末装置10bの撮像部26の画角の情報とを用いて、第2移動端末装置10bから見た拡張空間上に第3移動端末装置10cを配置した画像(図16と同様な画像)を作成し、それを第1移動端末装置10aに送信してもよい。その際には、伝送路ライン204の描画を省略する。図4に戻る。
前述のような、EMERGENCY MAN−DOWN情報を送信した移動端末装置10の他装置アイコン200が画像50に配置されなくなる場合に、処理部28は、第1位置情報と第2位置情報とをもとに導出した座標とは異なった別の座標に他装置アイコン200を配置してもよい。その際、処理部28は、他装置アイコン200に対応づけて、別の座標と座標との関係に関する情報(以下、「座標情報」という)も配置する。つまり、他の移動端末装置10が実際に存在する位置とは異なる位置に他装置アイコン200が配置され、他装置アイコン200の表示位置を基準にして、他の移動端末装置10が実際に存在する位置の相対的な位置関係が文字情報として配置される。
図18は、本発明の実施例5に係る処理部28において生成されるさらに別の画像50を示す。例えば、第3移動端末装置10cが緯度X、経度Y、高度Zに位置する場合(単位はすべて[m])、処理部28は、高度を10m高くした(Z+10m)位置に第3他装置アイコン200cを配置する。また、処理部28は、第3他装置アイコン200cの近傍に「この10m下」等の文字が示された座標情報212を配置する。このようにすると、他の移動端末装置10のユーザが建物の陰で倒れている場合でも、その位置が特定されやすい。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図19は、本発明の実施例5に係る処理部28による表示手順を示すフローチャートである。EMERGENCY MAN−DOWN情報を取得した他の移動端末装置10の位置が、画像50内に表示可能でなければ(S200のN)、処理部28は、移動端末装置10の位置をもとに、高度を上げる等の処理を行って、画像50内に表示可能な位置情報を作成する(S202)。EMERGENCY MAN−DOWN情報を取得した他の移動端末装置10を携帯するユーザが、画像50内に表示可能であれば(S200のY)、ステップ202はスキップされる。記憶部30は、画像50を表示する。すなわち、移動端末装置10の状態が所定条件を満たす場合に、当該移動端末装置10の位置(実際の位置)を表示画面の拡張空間内に表示可能な位置(表示のための位置)に変更した上で表示を行ってもよい。その際にさらに、実際の位置と、表示のための位置との差(関係性)に関する情報を表示してもよい。
本実施例によれば、画像に示された環境における前記他の移動端末装置の状態に関する情報として、他の移動端末装置からの状態情報を他装置アイコンに対応づけて表示するので、周囲の環境に依存した情報を分かりやすく表示できる。また、EMERGENCY情報を取得した場合に、それに合わせて他装置アイコンを表示するので、他の移動端末装置を携帯したユーザがエマージェンシー状態であることを通知できる。また、EMERGENCY MAN−DOWN情報を取得した場合に、それに合わせて他装置アイコンを表示するので、他の移動端末装置を携帯したユーザがエマージェンシー・マン・ダウン状態であることを通知できる。
また、EMERGENCY MAN−DOWN情報を送信した他の移動端末装置を携帯したユーザを撮像した画像が、さらに他の移動端末装置から送信されるので、当該ユーザが倒れているために障害物に隠れていても、当該ユーザの存在を確認できる。また、表示可能なように位置を変換した他装置アイコンを表示するとともに、変換前後の位置の関係も表示するので、他装置アイコンが障害物に隠れるような場合であっても、他装置アイコンを表示しつつ、正しい位置を通知できる。また、エマージェンシーを含む各移動端末装置の状態・場所・距離等を拡張現実で確認できる。また、移動端末装置が囲まれた状態の中で、特にエマージェンシー状態を直感的に分かりやすく表示できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例1乃至5によれば、通信システム100では、業務用無線システムが使用されている。しかしながらこれに限らず例えば、業務用無線システム以外の無線通信システムが使用されてもよい。つまり、基地局装置を介さずに移動端末装置10が直接通信する無線通信システムであればよい。本変形例によれば、システムの自由度を向上できる。
本実施例1乃至5によれば、管理装置16は、基地局装置12とは別に構成されており、ネットワーク14を介して基地局装置12に接続される。しかしながらこれに限らず例えば、管理装置16は、基地局装置12に含まれることによって、両者は一体的に構成されてもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
10 移動端末装置、 12 基地局装置、 14 ネットワーク、 16 管理装置、 20 測位部、 22 通信部、 24 取得部、 26 撮像部、 28 処理部、 30 記憶部、 32 表示部、 50 画像、 60 記憶部、 62 処理部、 64 指示部、 66 通信部、 68 特定部、 70 障害検知部 、 72 制御部、 100 通信システム。

Claims (17)

  1. 基地局装置を介して他の移動端末装置と通信を行う移動端末装置であって、
    自移動端末装置の周囲を示す撮像画像を撮影する撮像部と、
    自移動端末装置の位置および向きを測定する測位部と、
    1つの基地局装置の通信可能エリアにおける複数の地点それぞれについて、各地点の緯度および経度と、各地点において基地局装置からの電波を受信した際の信号強度に基づく指標とが関連づけられた容易性情報を取得する通信部と、
    前記撮像画像の画角と、前記測位部で測定された位置および向きとをもとに、前記容易性情報に含まれる各地点の緯度および経度を、前記撮像画像上の各座標点に変換する処理部と、
    前記各座標点を前記指標に応じた表示態様に設定し、前記撮像画に重ねて前記容易性情報を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする移動端末装置。
  2. 前記表示部は、前記指標が高い座標点ほど、濃い表示色に設定することにより、1つの基地局装置の通信可能エリア内を前記指標に応じた濃淡パターンで表示することを特徴とする請求項1に記載の移動端末装置。
  3. 前記表示部は、前記容易性情報が基地局装置に係る障害が発生したことを示す障害情報を含む場合に、前記容易性情報が前記障害情報を含まない場合とは異なる表示態様で、前記処理部で変換された各座標点を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末装置。
  4. 前記容易性情報は、複数の基地局装置の各通信可能エリアにおける複数の地点それぞれについて、各地点の緯度および経度と、各地点において基地局装置からの電波を受信した際の信号強度に基づく指標とが関連づけられた情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末装置。
  5. 前記複数の基地局装置は第1基地局装置と第2基地局装置とを含み、
    前記表示部は、第1基地局装置のみと通信可能な第1エリア内の地点と、第2基地局装置のみと通信可能な第2エリア内の地点と、第1基地局装置および第2基地局装置の両方と通信可能な第3エリア内の地点とを識別可能なように、各々のエリアに対応する座標点をそれぞれ異なる表示態様で表示することを特徴とする請求項4に記載の移動端末装置。
  6. 前記容易性情報は、前記複数の基地局装置のうちの少なくとも1つの基地局装置に係る障害が発生したことを示す障害情報を含み、
    前記表示部は、前記障害が発生した基地局装置の通信可能エリアを、前記撮像画像に重ねて表示しないことを特徴とする請求項4に記載の移動端末装置。
  7. 前記容易性情報に含まれる前記指標は、前記信号強度が高いほど、かつ基地局装置での混雑度が低いほど、高い値となることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の移動端末装置。
  8. 前記通信部は、他の移動端末装置の位置情報と、前記他の移動端末装置において測定された基地局装置からの電波を受信した際の信号強度とを含む他装置情報をさらに取得し、
    前記処理部は、前記他の移動端末装置の位置情報を前記撮像画像上の座標点に変換し、
    前記表示部は、前記他の移動端末装置を示す他装置アイコンを前記変換された座標点に対応させて表示することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の移動端末装置。
  9. 移動端末装置と通信可能な基地局装置を管理する管理装置であって、
    1つの基地局装置の通信可能エリアにおける複数の地点それぞれについて、各地点の緯度および経度と、各地点において基地局装置からの電波を受信した際の信号強度に基づく指標とが関連づけられた容易性情報を基地局装置ごとに記憶する記憶部と、
    前記記憶部から所定の基地局装置に関する前記容易性情報を読み出し、読み出した前記容易性情報を移動端末装置に向けて送信する通信部とを備え、
    前記容易性情報は、前記移動端末装置において、前記所定の基地局装置の通信可能エリアの各地点の緯度および経度を前記移動端末装置の周囲を示す撮像画像上の座標点に対応させ、前記撮像画像に重ねて前記指標に応じた表示態様で前記座標点を表示させるための情報であることを特徴とする管理装置。
  10. 複数の基地局装置それぞれの障害を検知する障害検知部をさらに備え、
    前記通信部は、前記障害検知部で障害が検知されていない基地局装置に関する前記容易性情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記容易性情報を移動端末装置に向けて送信することを特徴とする請求項9に記載の管理装置。
  11. 基地局装置に係る障害を検知する障害検知部をさらに備え、
    前記通信部は、前記障害検知部において障害が検知された場合に、前記障害を示す障害情報を前記容易性情報に含めて送信し、
    前記容易性情報は、前記障害情報が含まれるか否かに応じて、前記移動端末装置において、前記座標点をさらに異なる表示態様で表示させるための情報であることを特徴とする請求項9に記載の管理装置。
  12. 複数の基地局装置の中から、混雑度が相対的に低い基地局装置を特定する特定部をさらに備え、
    前記通信部は、前記特定部で特定した基地局装置に関する前記容易性情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記容易性情報を移動端末装置に向けて送信することを特徴とする請求項9に記載の管理装置。
  13. 複数の基地局装置の中から、基地局装置に接続されている所定のグループに属する移動端末装置の数が相対的に少ない基地局装置を特定する特定部をさらに備え、
    前記グループは、グループ通信を実行する複数の移動端末装置で形成されるグループであり、
    前記通信部は、前記特定部で特定した基地局装置とは異なる他の基地局装置に関する前記容易性情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記容易性情報を前記特定した基地局装置に接続されている前記所定のグループに属する移動端末装置に向けて送信することを特徴とする請求項9に記載の管理装置。
  14. 前記通信部は、前記特定した基地局装置に接続されている前記所定のグループに属する移動端末装置のうち、前記他の基地局装置の通信可能エリアとの距離がしきい値未満である地点に位置する移動端末装置に向けて、前記容易性情報を送信することを特徴とする請求項13に記載の管理装置。
  15. 前記記憶部において記憶した前記容易性情報に含まれる前記指標は、前記信号強度が大きいほど、かつ基地局装置での混雑度が低いほど、高い値となることを特徴とする請求項9から14のいずれかに記載の管理装置。
  16. 基地局装置を介して他の移動端末装置と通信を行う移動端末装置に含まれるコンピュータに、
    自移動端末装置の周囲を示す撮像画像を撮影するステップと、
    自移動端末装置の位置および向きを測定するステップと、
    1つの基地局装置の通信可能エリアにおける複数の地点それぞれについて、各地点の緯度および経度と、各地点において基地局装置からの電波を受信した際の信号強度に基づく指標とが関連づけられた容易性情報を取得するステップと、
    前記撮像画像の画角と、前記測定された位置および向きとをもとに、前記容易性情報に含まれる各地点の緯度および経度を、前記撮像画像上の各座標点に変換するステップと、
    前記各座標点を前記指標に応じた表示態様に設定し、前記撮像画像に重ねて、前記容易性情報を表示するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  17. 移動端末装置と通信可能な基地局装置を管理するコンピュータに、
    1つの基地局装置の通信可能エリアにおける複数の地点それぞれについて、各地点の緯度および経度と、各地点において基地局装置からの電波を受信した際の信号強度に基づく指標とが関連づけられた容易性情報を基地局装置ごとに記憶するステップと、
    所定の基地局装置に関する前記容易性情報を移動端末装置に向けて送信するステップとを実行させるためのプログラムであって、
    前記容易性情報は、前記移動端末装置において、前記所定の基地局装置の通信可能エリアの各地点の緯度および経度を前記移動端末装置の周囲を示す撮像画像上の座標点に対応させ、前記撮像画像に重ねて前記指標に応じた表示態様で前記座標点を表示させるための情報であることを特徴とするプログラム。
JP2016022334A 2016-02-09 2016-02-09 移動端末装置、管理装置、プログラム Active JP6682893B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016022334A JP6682893B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 移動端末装置、管理装置、プログラム
US15/427,446 US10262445B2 (en) 2016-02-09 2017-02-08 Mobile terminal device, management device, storage medium for displaying captured images

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016022334A JP6682893B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 移動端末装置、管理装置、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017143358A JP2017143358A (ja) 2017-08-17
JP6682893B2 true JP6682893B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=59496458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016022334A Active JP6682893B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 移動端末装置、管理装置、プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10262445B2 (ja)
JP (1) JP6682893B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6799989B2 (ja) * 2016-10-19 2020-12-16 Kddi株式会社 通信端末装置、情報配信システム及び通信端末プログラム
JP6821620B2 (ja) * 2018-03-19 2021-01-27 Kddi株式会社 情報提供装置及び情報提供システム
JP7115383B2 (ja) * 2019-03-25 2022-08-09 株式会社Jvcケンウッド 管理装置、端末装置、およびプログラム
JP7467369B2 (ja) 2021-03-01 2024-04-15 株式会社東芝 予測方法、予想プログラム、および予測装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2848372B1 (fr) * 2002-12-09 2005-04-01 Medialive Synchronisation de flux audiovisuels securises
JP2005006131A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Mitsubishi Electric Corp 適切帯域設定データ送信移動端末、適切帯域設定装置及び適切帯域設定送受信システム
US7652571B2 (en) * 2006-07-10 2010-01-26 Scott Technologies, Inc. Graphical user interface for emergency apparatus and method for operating same
JP4840395B2 (ja) * 2008-04-18 2011-12-21 ソニー株式会社 情報処理装置、プログラム、情報処理方法、および情報処理システム
JP5320133B2 (ja) * 2009-03-31 2013-10-23 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 情報提示システム、情報提示サーバ、通信端末、および情報提示方法
US20120040636A1 (en) * 2009-04-22 2012-02-16 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and Apparatuses for Transmission of Warning Information in a Cellular Communications Network
US9571625B2 (en) * 2009-08-11 2017-02-14 Lg Electronics Inc. Electronic device and control method thereof
JP5402685B2 (ja) * 2010-02-01 2014-01-29 富士通株式会社 移動局および無線通信方法
KR101657203B1 (ko) * 2010-08-10 2016-09-19 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그 제어방법
KR20120066375A (ko) * 2010-12-14 2012-06-22 주식회사 팬택 증강 현실을 이용한 무선 네트워크 정보 제공 장치 및 방법
JP5938896B2 (ja) * 2011-02-14 2016-06-22 ソニー株式会社 情報処理方法、情報処理装置および通信システム
US8396072B2 (en) * 2011-02-21 2013-03-12 Renesas Mobile Corporation Method and apparatus for channel traffic congestion avoidance in a mobile communication system
JP2012221330A (ja) 2011-04-12 2012-11-12 Shigemitsu Takaishi マッチングシステム
JP2012244240A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Nec Corp 周辺情報表示システム、周辺情報表示方法
JP2013009298A (ja) * 2011-05-26 2013-01-10 Sony Corp 無線通信装置、情報処理装置、通信システムおよび無線通信装置の制御方法
US20150153572A1 (en) * 2011-10-05 2015-06-04 Google Inc. Adjustment of Location of Superimposed Image
KR102020623B1 (ko) * 2012-04-19 2019-09-10 삼성전자주식회사 무선통신 시스템에서 사용자 분산을 위한 장치 및 방법
US9292951B2 (en) * 2012-08-22 2016-03-22 Cable Television Laboratories, Inc. Service coverage identification using augmented reality
JP5607188B2 (ja) * 2013-01-25 2014-10-15 ソフトバンクモバイル株式会社 情報処理装置及びプログラム
CN104007889B (zh) * 2013-02-27 2018-03-27 联想(北京)有限公司 一种反馈方法和电子设备
US20150065178A1 (en) * 2013-09-03 2015-03-05 Qualcomm Incorporated Methods and apparatuses for providing positioning assistance data
JP6290601B2 (ja) * 2013-11-14 2018-03-07 株式会社日立国際電気 無線通信システム
KR102367551B1 (ko) * 2014-06-10 2022-02-25 삼성전자 주식회사 전자 장치의 정보 처리 방법 및 장치
US9338627B1 (en) * 2015-01-28 2016-05-10 Arati P Singh Portable device for indicating emergency events

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017143358A (ja) 2017-08-17
US10262445B2 (en) 2019-04-16
US20170228906A1 (en) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8943438B2 (en) Vehicle-mounted device having portable-device detection capability
JP6682893B2 (ja) 移動端末装置、管理装置、プログラム
KR102037412B1 (ko) 이동 단말기와 연결된 보청기를 피팅(fitting) 하는 방법 및 이를 수행하는 이동 단말기
JP6687835B2 (ja) 移動端末装置およびプログラム
US8571487B2 (en) Network status
US20150052460A1 (en) Method for seamless mobile user experience between outdoor and indoor maps
US10986508B2 (en) Enhanced network performance and/or capability information related to both a mobile communication network and a user equipment within the mobile communication network
US20140179230A1 (en) Location-based selection of wireless peripheral devices
US9091548B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US20110140883A1 (en) Communication apparatus and positional information communicating method
JP6904683B2 (ja) 通信ネットワークを試験するための、マシン可読コードを利用するシステム及び方法
US10575128B2 (en) Management device, management method, and terminal device for displaying additional information on image and displaying image
JP2016522403A (ja) モバイルデバイスロケーションの精度および/または不確実性を特徴づけ、それらに影響を及ぼすための方法および装置
EP3724830A1 (en) Collaborative enterprise shared resource status system
JP6934962B2 (ja) 通信装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2018137524A (ja) 管理装置、管理方法、プログラム
JP2007336311A (ja) 通信装置
JP6453836B2 (ja) 通信装置、情報処理方法、プログラム、及び飛行システム
US20150381434A1 (en) Color coded interface to visualize radio frequency issues on a floor plan
JP6461841B2 (ja) 情報出力サーバ、情報出力方法、及び情報出力プログラム
JP2008022141A (ja) 無線通信端末及び端末情報サーバ
CN106030333B (zh) 通信***、有线通信装置、控制方法和控制程序
JP2018136137A (ja) 端末装置、制御方法、プログラム
JP7417071B2 (ja) プログラム、情報作成装置、及び情報作成方法
JP6647377B2 (ja) 通信装置、情報処理方法、プログラム、及び飛行システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6682893

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150