JP6681478B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、例えば、車両の運転席付近にいわゆるヘッドアップディスプレイが搭載され始めている。ヘッドアップディスプレイは、例えば、イメージコンバイナ(以下、単にコンバイナとも称する)と呼ばれる透光性の表示部材に、自車情報や道路情報、ナビゲーション情報等の画像情報を表示する表示装置である。
ヘッドアップディスプレイは、例えば、上記したような運転支援情報を、フロントガラスの前方に虚像として表示する。当該運転支援情報は、運転者からは車両前方の景色に重なって視認される。従って、ヘッドアップディスプレイは、運転者の視線をほとんど移動させることなく、運転者に当該運転支援情報を提供することができる。
例えば、特許文献1には、コンバイナホルダと回動アームとからなるリンク機構の屈曲動作又は伸展動作を行うことで、コンバイナを展開位置と収納位置との間で昇降させるコンバイナ移動機構を有する車両用表示装置が開示されている。
特開2014-205376号公報
ヘッドアップディスプレイは、例えば、車両のダッシュボードに埋め込まれる形で搭載される。車両においては、寸法的制約が多い。例えば、特許文献1のような車両用表示装置では、コンバイナの移動に回動機構を用いており、移動機構が大きな領域を占める。そのため、装置自体が大型化してしまい、寸法的な制約がある設置場所に設置できない等の問題があった。
また、例えば、ヘッドアップディスプレイのコンバイナは、外に露出するために不具合が発生することが多くなると考えられる。従って、例えば、メンテナンスの容易性を高めるために、コンバイナに不具合が発生した際に、ヘッドアップディスプレイ全体を解体せずにコンバイナを交換可能であることが望まれる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、例えば、コンバイナを迅速に展開可能とすること、展開位置にあるコンバイナの位置の微調整を可能とすること、小型化を可能とすること、またはコンバイナの交換を容易とすることができる表示装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、互いに対向する一対の側板部を有する筐体と、前記一対の側板部の少なくとも一方に沿って移動可能に設けられており、かつカム構造を有する駆動部材と、前記カム構造に係合する駆動ピンを有しかつ前記駆動部材の移動に伴って前記筐体に対して移動可能な被駆動部材と、前記被駆動部材に取り外し可能に固定された表示構造体と、を有することを特徴とする表示装置である。
また、請求項7に記載の発明は、筐体と、透光性を有する表示部材及び前記表示部材を保持し、複数の着脱部を有する保持部材を含む表示構造体と、前記表示構造体と前記複数の着脱部によって着脱され、一部が前記筐体に収納された移動機構と、を備える表示装置であって、前記移動機構は前記表示構造体を第1の位置及び第2の位置に移動させ、前記複数の着脱部のうちの1の着脱部は、前記表示構造体が前記第1の位置にあるとき筐体から露出し、前記複数の着脱部のうちの他の1の着脱部は、前記表示構造体が前記第2の位置にあるとき筐体から露出することを特徴とする表示装置。
実施例1に係る表示装置の表示動作状態における斜視図である。 実施例1に係る表示装置の非表示動作状態における斜視図である。 実施例1に係る表示装置のコンバイナユニットの斜視図である。 実施例1に係る表示装置のコンバイナユニットの分解図である。 実施例1に係る表示装置の移動機構の分解斜視図である。 実施例1に係る表示装置のスライド部材の斜視図である。 実施例1に係る表示装置の非表示動作状態における側面図である。 実施例1に係る表示装置の非表示動作状態から表示動作状態への遷移状態における側面図である。 実施例1に係る表示装置の表示動作状態における側面図である。 実施例2に係る表示装置のコントローラの機能ブロック図である。 実施例2に係る表示装置の展開格納動作ルーチンである。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。以下の説明においては、表示装置として、例えば表示部としてコンバイナを有するヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)を例に説明する。
[全体構造]
図1は、実施例1に係る表示装置10の表示動作状態(コンバイナ展開時)における斜視図である。また、図2は、表示装置10の非表示動作状態(コンバイナ収納時)における斜視図である。表示装置10は、例えば自動車等の移動体に搭載される。例えば、自動車に搭載される際、表示装置10は、例えばダッシュボード内に収納して搭載される。
筐体11は、板状の天板部TPを有している。天板部TPには、略矩形状の開口部OPが形成されている。さらに、筐体11は、天板部TPの対向する側部から天板部TPの延在方向と垂直に伸長し、互いに対向している板状の一対の側板部SPを有している。
以下の説明においては、天板部TPの板面Sと側板部SPの板面Tの交線に沿った方向を奥行き(前後)方向(X軸方向)として説明する。また、側板部SPの板面Tに垂直な方向を幅方向(Y軸方向)として説明する。また、天板TPの板面Sに垂直な方向を高さ(上下)方向(Z軸方向)として説明する。
表示部材としてのイメージコンバイナユニット(以下、コンバイナユニットと称する)13は、透光性を有する板状のコンバイナ部材13Aを有するユニットである。コンバイナ部材13Aは、その板面が一方の方向(図中矢印PD方向)に凸に湾曲している。例えば、コンバイナ部材13Aは、凹面側から照射光が入射すると凸面側空間領域に虚像を形成するように構成されている。
図1に示すように、表示動作状態においては、コンバイナユニット13は、筐体11内、すなわち側板部SPの間の空間から突出して立ち上がった状態となる。すなわちコンバイナユニット13は、展開位置にある。また、図2に示すように、コンバイナユニット13は、非表示動作状態においては、コンバイナ筐体11内、すなわち側板部SPの間の空間に収納される。すなわち、非表示動作状態において、コンバイナユニット13は、2つの側板部SPの間に形成される空間内の収納位置にある。
具体的には、例えば、表示装置10の電源投入前(自動車のエンジンの始動前、またはイグニションオン前)においては、コンバイナユニット13が筐体11内の収納位置に収納されている。その後、表示装置10の電源が投入されると、コンバイナユニット13が回動し、展開位置に配置される。コンバイナユニット13は、側板部SPに対して回動可能に支持され、収納位置と展開位置との間で回動する。
図3にコンバイナユニット13の拡大図を示す。図3に示すように、コンバイナ部材13Aは、保持部材13Bによって固定保持されている。コンバイナ部材13Aと保持部材13Bとは、例えばネジ止めによって固定されている。コンバイナ部材13A及び保持部材13Bを表示構造体と称する。
なお、以下において、表示動作状態におけるコンバイナ部材13Aの凸に向かう方向(図中矢印PD方向)を表示装置10の前方と、その逆を後方として説明する。また、表示動作状態において保持部材13Bからみたコンバイナ部材13Aの先端の方向を表示装置10の上方と、その逆を下方として説明する。例えば、表示装置10を移動体のダッシュボード内に搭載する際は、表示装置10の前方、すなわち図中矢印PD方向に移動体(例えば自動車)のフロントガラスが存在する。また、移動体の搭乗者は表示装置10の後方側からコンバイナユニット13を見るものとする。
保持部材13Bには、保持部材13Bをコンバイナユニット13の展開位置における前後方向に貫通している第1の貫通孔としてのねじ挿入孔HAが幅方向に並んで4つ形成されている。ねじ挿入孔HAは、後方に向かって一段細くなるように段差が形成されており、挿入されたネジの頭部が当該段差部に当接するようになされている。
被駆動部材13Cは、保持部材13Bにネジ止めによって固定されている部材である。被駆動部材13Cの両側面の各々には、側板部SP(図1及び図2参照)に対して1の回動軸回りに回動自在に支持される被支持部としての支持ピンAPと、側板部SPに沿って設けられている移動機構に形成されているカム構造に案内されてスライド移動する駆動ピンとしてのコンバイナピンCPと、が形成されている。
図4に、コンバイナ部材13A及び保持部材13Bと被駆動部材13Cとを分離した分解斜視図を示す。図4に示すように、保持部材13Bには、保持部材13Bから後方に突出している凸部PRが形成されている。凸部PRの幅方向における両端面は、当接面AS1となっている。
凸部PRには、凸部PRをコンバイナユニット13の展開位置における上下方向に貫通している第2の貫通孔としてのねじ挿入孔HBが幅方向に並んで4つ形成されている。すなわち、ねじ挿入孔HAとねじ挿入孔HBとは、互いに角度をもって伸長している。言い換えれば、ねじ挿入孔HAは1の方向に沿って伸長し、ねじ挿入孔HBは当該1の方向と角度を持って伸長している。
ねじ挿入孔HBは、下方に向かって一段細くなるように段差が形成されており、挿入されたネジの頭部が当該段差部に当接するようになされている。なお、ねじ挿入孔HBは、後方に傾いて形成されている。すなわち、ねじ挿入孔HBは上方に向かってコンバイナ部材13Aの板面から離れる方向に伸長している。さらに言い換えれば、ねじ挿入孔HBは、コンバイナ部材13Aの保持部材13Bに固定されている一端から先端である他端に向けて、コンバイナ部材13Aの板面から離れる方向に伸長している。
また、凸部PRには、凸部PRから下方に突出する突起ACが幅方向に並んで3つ形成されている。
被駆動部材13Cには、下方に凹んでいる凹部CVが形成されている。凹部CVは、幅方向に伸長しており、幅方向において向かい合っている当接面AS2が形成されている。すなわち、凹部CVは、互いに対向する一対の面である当接面AS2を有している。
また、凹部CVは凸部PRと対応する形状となっている。例えば、凹部CVは、凸部PRと相補的形状となっている。すなわち、保持部材13Bと被駆動部材13Cとを組み合わせる際に、凸部PRが凹部CVに嵌まるようになっている。また、保持部13Bと被駆動部材13Cが組み合わせられた際に、当接面AS1の各々と当接面AS2の各々とが当接するようになっている。
被駆動部材13Cには、保持部13Bが被駆動部材13Cに組み合わせられた際に、ネジ挿入孔HAに合う位置に形成されている第1のねじ穴としてのねじ穴SHAが形成されている。ねじ穴SHAの内部には、ねじ挿入孔HAから挿入されたネジのねじ山に対応する雌ねじが形成されている。ねじ穴SHAはねじ挿入孔HAに対応して4つ設けられている。
本実施例においては、4つのねじ穴SHAのうち、中央の2つが被駆動部材13Cの前面に開口を有し、被駆動部材13C内で終端している。また、4つのねじ穴SHAのうち、両端の2つが被駆動部材13Cの前面から下面まで貫通している。
凹部CVの底面には、保持部材13Bが被駆動部材13Cに組み合わせられた際に、ねじ挿入孔HBに合う位置に形成されている第2のねじ穴としてのねじ穴SHBが形成されている。ねじ穴SHBは、被駆動部材13Cをコンバイナユニット13の展開位置における上下方向に貫通している。ねじ穴SHBの内部には、ネジ挿入孔HBから挿入されたネジのねじ山に対応する雌ねじが形成されている。
上述のように、ねじ穴SHAは、コンバイナユニット13の展開位置における前後方向に伸長し、ねじ穴SHBは、コンバイナユニット13の展開位置における上下方向に伸長している。言い換えれば、被駆動部材13Cは、支持ピンAPの回動軸と垂直な平面において1の方向に沿って伸長しているねじ穴SHAと、当該平面において当該1の方向と角度を持って伸長しているねじ穴SHBを有している。
ねじ挿入孔HBと同様に、ねじ孔SHBは上方に向かってコンバイナ部材13Aの板面から離れる方向に伸長している。すなわち、保持部材13Bと被駆動部材13Cを組み合わせる際、ねじ挿入孔HBには斜め後方からねじが挿入されることとなる。従って、ねじ挿入孔HBへのねじの挿入及びその後のねじ止めにおいて、ねじを回転させるドライバー等の器具がコンバイナ部材13Aと干渉することが防止される。
凹部CVの底面には、3つの貫通孔RHが幅方向に並んで形成されている。貫通孔RHは、突起ACと対応する位置に形成されており、被駆動部材13Cをコンバイナユニット13の展開位置における上下方向に貫通している。すなわち、保持部13Bが被駆動部材13Cに組み合わされた際に、突起ACが貫通孔RHに挿入されて嵌まり込むようになっている。
上述のように、保持部材13Bは被駆動部材13Cに対して、ねじ止めによって固定されている。従って、コンバイナ部材13A及び保持部材13Bからなる表示構造体と被駆動部材13Cとは容易に取り外し可能となっている。
また、上述のように、保持部13B及び被駆動部材13Cが組立てられた際に、ねじ挿入孔HA及びねじ穴SHA並びにねじ挿入孔HB及びねじ孔SHBにねじを挿入してネジ止めされる。また、凸部PRが凹部CVに嵌まり込み、当接面AS1とAS2が当接する。
これにより、保持部13Bは被駆動部材13Cに対して、ねじ挿入孔HA及びねじ孔SHAに挿入されるねじによって当該ねじの軸方向である前後方向に拘束される。また、保持部13Bは被駆動部材13Cに対して、ねじ挿入孔HB及びねじ孔SHBに挿入されるねじによって当該ねじの軸方向である上下方向に拘束される。さらに、保持部材13Bは被駆動部材13Cに対して、当接面AS1とAS2との当接によって、幅方向に拘束される。
上述のように、保持部13Bは被駆動部材13Cに対して、上下方向、前後方向及び幅方向に拘束される。よって、保持部13Bと被駆動部材13Cの結合は、表示装置10に前後動、上下動及び左右動に対して三次元的に非常に強固になされることとなる。
また、組立時に凸部PRが凹部CVに嵌まり込み、さらに突起ACが貫通孔RHに嵌まり込むので、保持部13Bを被駆動部材13Cにねじ止めする前に、保持部13Bを被駆動部材13Cに対して組立後の位置に位置決めすることが可能となる。これによって、組立時のねじ止めの際の位置決めが容易になり、組立が容易となる。
[移動機構]
次に、筐体11の側板部SPの構造並びにコンバイナユニット13を移動させる移動機構について説明する。
図5は、表示装置10の側板部SPに形成されている移動機構の分解斜視図である。移動機構は、一対の側板部SPの少なくとも一方に沿って設けられ、コンバイナユニット13のコンバイナピンCPと係合し、すなわち係わり合って互いに相対的に移動可能になっており、表示部材であるコンバイナユニット13を移動させる。なお、移動機構は、一対の側面部SPの両方に対称に設けられていてもよい。
伝達ギア15は、内板17を貫通して内板17に対して回転自在に支持されているシャフトSHに取り付けられている。シャフトSHは、電気モータ等のモータである駆動部(図示せず)によって回転させられる。このシャフトSHの回転と共に伝達ギア15が回転する。
移動機構は、側板部SP(図1または図2参照)の内側に設けられておりかつ側板部SPと平行に配された長手状の板である内板17、内板の外側に配された駆動部材としてのスライド部材19、及び内板と同様の外形を有する外板(図示せず)からなっている。
なお、移動機構には、被駆動部材13Cが含まれてもよい。この場合、コンバイナ部材13A及び保持部材13Bを含む表示構造体と移動機構とが着脱自在に取り付けられているといえる。すなわち、表示構造体と移動機構とが、被駆動部材13Cと保持部材13Bとのねじ穴SHA及びSHBを含む複数の着脱部によって着脱自在に取り付けられているといえる。また、移動機構は、被駆動部材13Cとそれと係合しているスライド部材19からなることとしてもよい。
図1及び図2においては、被駆動部材13C及ぶスライド部材19を含む移動機構が、筐体11内に完全に収納されている場合が一例として図示されている。しかし、被駆動部材13C及びスライド部材19を含む移動機構の少なくとも一部が開口部OPを介して筐体11の外に突出してもよい。
すなわち、移動機構が被駆動部材13Cとそれと係合しているスライド部材19からなる場合において、当該移動機構の一部、例えば、被駆動部材13Cが筐体11から外に出ていてもよい。言い換えれば、当該移動機構の一部が筐体11に収納されていればよい。
内板17には、内板17の板面と垂直に伸長している円柱状のスライドピンSLPが設けられている。スライドピンSLPは、表示装置10の前後方向に並んで2つ配列されている。図示していないが、外板には、スライドピンSLPのそれぞれの先端が嵌まり込む孔が形成されている。
また、内板17には、内板を幅方向に貫通しているピン支持孔APHが設けられている。ピン支持穴APHには、支持ピンAPが幅方向にそった回動軸周りに回動可能となるように挿入されている。すなわち、支持ピンAPは、ピン支持穴APHに挿入されて、内板17に対して回動可能に支持されている。
スライド部材19の下面には、ラックギアLGが形成されている。ラックギアLGは、伝達ギア15と噛み合っている。スライド部材19には、スライド部材19の長手方向、すなわちスライド部材19のスライド移動の方向に伸長しているスライドレールSRが設けられている。スライドレールSRは、スライド部材19のスライド移動方向に沿って並んで2つ配列されている。スライドレールSRの各々は、スライド部材19を表示装置10の幅方向において貫通している。
内板17のスライドピンSLPのそれぞれは、スライド部材19に設けられたスライドレールSRにスライド自在に挿入されている。すなわち、スライドピンSLPは、いわゆるスライド部材19のスライド移動に対するガイドピンとなっている。従って、スライド部材19は、側板部SP(図1及び図2参照)に沿ってスライド移動(摺動)自在に設けられており、ラックギアLGが噛み合っている伝達ギア15が回転すると、スライドレールSRの伸長方向に沿ってスライド移動(摺動)する。
スライド部材19の内板17側の面には、カム構造CMが形成されている。カム構造CMはコンバイナユニット13のコンバイナピンCPと互いに摺動可能に係合すなわち接触している。すなわち、カム構造CMは、コンバイナピンCPを、支持ピンAPを中心とする円弧の一部に沿って形成されている経路に沿って駆動するカムになっている。
なお、コンバイナユニット13は、バネ等(図示せず)によって後方(コンバイナユニット13の展開位置から収納位置に向かう回動方向)に付勢されている。従って、コンバイナピンCPは、この付勢力によってカム構造CMに押し当てられながら、カム構造CMのカム面に沿って移動する。
内板17には、さらに、内板17の長手方向に曲線状に伸長している貫通孔CRが形成されている。貫通孔CRは、側板部SPに対して回動自在に支持されているコンバイナユニット13の支持ピンAPを中心とした円弧の一部に沿って形成されている。貫通孔CRは、内板17を貫通している。コンバイナピンCPは、この貫通孔CRを通り抜けてスライド部材19のカム構造CMに達し、カム構造CMと係合すなわち接触している。
図6に、幅方向外側下方から見たスライド部材19斜視図を示す。図6に示すように、側板部SPの板面に対して垂直な面であるスライド部材19の下面には、スライド部材19の長手方向すなわち前後方向にスライド部材19のスライド方向に沿って伸長している凹部RCが形成されている。
凹部RCは、スライド部材19の下面のスライド部材19の外側面、言い換えれば内板17に対向する面と反対側の面、さらに言い換えれば図示していない外板側の面に沿った領域に配されている。すなわち、スライド部材19は、下面のスライド部材19の外側面に沿った角部が柱状に切欠かれ、当該切欠かれている部分が凹部RCとなっている。さらに言い換えれば、凹部RCは、スライド部材19の幅方向外方及び下方に向けて開放されるように形成されている。
凹部RCの表示装置10の上下方向における底面BSには、上述したラックギアLGが形成されている。すなわち、ラックギアLGは、凹部RCの底部に形成されている。さらに言い換えれば、ラックギアLGは、スライド部材19の下面の他の領域、すなわち内側面に沿った下面よりも上方に凹んでいる面に形成されている。
カム構造CMはスライド部材19の内側面に配されている凹部によって形成されている。すなわち、本実施例のスライド部材19においては、スライド部材19の幅方向における内側の領域にカム構造CMが形成され、外側の領域にラックギアLGが形成されている。
カム構造CMは、スライド部材19の長手方向と、すなわちスライド部材19の移動方向とほぼ垂直に伸長している第1の傾斜部としての第1のカム部CM1を有している。すなわち、カム構造CMは、スライド部材19の移動方向に対して急峻な傾斜を有する第1のカム部CM1を有している。この第1のカム部CM1は、スライド部材19の下面にまで達している。すなわち、第1のカム部CM1とラックギアLGとが幅方向、言い換えれば側板部SPの板面と垂直な方向から見て重なって配されている。また、スライド部材19と伝達ギア15とが幅方向、言い換えれば側板部SPの板面と垂直な方向から見て重なって配されている。
カム構造CMは、第1のカム部CM1の端部から連続して形成されている第2の傾斜部としての第2のカム部CM2を有している。第2のカム部CM2は、スライド部材19の長手方向に伸長している。第2のカム部CM2は、第1のカム部とは異なった傾斜を有しており、前方に向かって、スライド部材19の移動方向に対して緩やかに上方に向かうように傾斜している。具体的には、スライド部材19のスライド移動の方向に対する第1のカム部CM1の角度は、当該スライド移動の方向に対する第2のカム部CM2の角度よりも大きくなっている。
逃げ部ESは、第2のカム部CM2の終端部、すなわち前端部から前方に向かって、スライド部材19の前端面まで延在している凹部である。逃げ部ESは、下面BSと垂直な方向に下方に凹んでいる凹部となっている。逃げ部ESは、支持ピンAPに対する逃げ部になっている。すなわち、逃げ部ESは、スライド部材19のスライド移動時に支持ピンAPとスライド部材19が干渉しないように形成されている。
上述のように、カム構造CMを急峻な傾斜を有する第1のカム部CM1及び第2のカム部CM2から形成することで、スライド部材19の移動量に対するコンバイナピンCPの移動量を変化させることができる。これにより、スライド部材19の移動速度を変更せずに、もしくは大きく変更せずに、コンバイナユニット13を収納位置から展開位置に移動させる際には迅速に回動させ、展開位置に達した後の角度調節の際には、微細にゆっくりと回動させることが可能である。また、角度調整の際に、モータの1回転あたりのコンバイナの回動量を小さくすることができるため、コンバイナユニット13の回動位置の調整精度を向上させることができる。
また、上述のように、ラックギアLGを凹部RCの底面に形成することで、幅方向からみてカム構造CMとラックギアLGとが重なるように形成することが可能である。すなわち、幅方向からみてスライド部材19と伝達ギア15とが重なるように形成することが可能である。このようにすることで、カム構造CMを形成する領域を上下方向にできるだけ大きく維持しつつ表示装置10全体の上下方向の寸法を小さくすることが可能である。これにより、表示装置10を小型化してコンパクトにすることが可能となる。
また、ラックギアLGを凹部RCの底面に形成することで、スライド部材19の位置を凹部RCの高さ方向の寸法分だけ下方に下げることが可能となる。これによっても、表示装置10の高さを低く抑えて、コンパクトにすることが可能となる。
なお、この場合、伝達ギア15が取り付けられているシャフトSHとスライド部材19との干渉を防止するため、凹部RCのスライド部材19のスライド方向及び表示装置10の幅方向と垂直な方向の寸法を、伝達ギア15の半径からシャフトSHの半径を引いた値よりも小さくすることが好ましい。
[非表示動作状態から表示動作状態への遷移動作]
次に、表示装置10の側面図である図7乃至9図を参照して非表示動作状態から表示動作状態への遷移について説明する。
図7に非表示動作状態における表示装置10の側面図を示す。非表示動作状態の際には、スライド部材19は、スライドレールSRに沿った方向における最前位置にある。この際、コンバイナピンCPは、貫通孔CRに沿った最前位置にある。すなわち、コンバイナピンCPは、支持ピンAPの略直下に配され、コンバイナユニット13は寝た状態、すなわち収納位置にある。
図3及び図7から分かるように、この非表示動作状態においては、保持部材13Bのねじ挿入孔13HAが形成されている部分が、開口部OPからアクセス可能である。よって、ねじ挿入孔HA及びねじ挿入孔HBのうちねじ挿入孔HAのみが開口部OPからアクセス可能である。言い換えれば、非表示動作状態においては、表示構造体が第1の位置である格納位置にあり、着脱部であるねじ挿入孔のうちねじ挿入孔HAのみが1の方向である上方に向けて表示装置10の筐体11から露出している。
この状態から、駆動部(図示せず)が駆動してシャフトが時計回りに回転し、それに連れて伝達ギア15が時計回りに回転し、スライド部材19が後方にスライド移動する。
図8に非表示動作状態から表示動作状態に遷移中の表示装置10の側面図を示す。スライド部材19が後方に移動すると、コンバイナピンCPは、カム構造CM(図6参照)の第1のカム部CM1に係合しつつ後方に移動させられる。また、コンバイナピンCPは、後方に移動するに従って、上方にも移動する。すなわち、コンバイナピンCPは、支持ピンAPを中心とする円弧の一部に沿って形成されている移動経路に沿って、後方かつ上方に移動する。
コンバイナピンCPが、後方及び上方に移動することによって、コンバイナユニット13は、支持ピンAPを中心に回動し、展開位置に向かって起き上がっていく。
図9に表示動作状態における表示装置10を示す。図7の非表示動作状態から、スライド部材19が後方に移動し、コンバイナピンCPが上記移動経路に沿って上方に移動していき、コンバイナピンCPが第1のカム部CM1の上端に達すると、コンバイナピンCPは、第2のカム部CM2上に達し、第2のカム部CMと接触し始める。コンバイナピンCPが第2のカム部CM2上に達すると、コンバイナユニット13は、展開位置に達し、表示装置10が表示動作状態となる。
図4及び図9から分かるように、この表示動作状態においては、保持部材13Bのねじ挿入孔13HBが形成されている部分が、開口部OPからアクセス可能である。よって、ねじ挿入孔HA及びねじ挿入孔HBのうちねじ挿入孔HBのみが開口部OPからアクセス可能である。言い換えれば、表示動作状態においては、表示構造体が第2の位置である展開位置にあり、着脱部であるねじ挿入孔のうちねじ挿入孔HBのみが1の方向である上方に向けて表示装置10の筐体11から露出している。
コンバイナユニット13は、通常は移動体からの電力供給によって駆動する駆動部によって駆動されて回動する。よって、表示動作状態または非表示動作状態のいずれかの姿勢において、電力供給が遮断された場合には、ねじ挿入孔HAまたはHBの何れかにしかアクセスすることができない。
よって、例えば、表示装置10が自動車に搭載されている場合に、何れかの姿勢においてエンジンが切られた場合には、自動車のキーを用いた操作によって、エンジンを始動させるかまたは電装品に電力を供給させなければ、一方のねじ挿入孔HAまたはHBにしかアクセスができない。従って、自動車の所有者の意図に反して、キーを持たないものによって、表示構造体が取り外されて盗難される可能性を低減させることが可能である。
上述のように、表示装置10においては、コンバイナ部材13A及び保持部材13Bからなる表示構造体を被駆動部材13C取り付けるためのネジ挿入孔HA及びHBの各々に対して同時にアクセスすることができない。具体的には、コンバイナユニット13の互いに異なる2つの姿勢、すなわちコンバイナ部材13A及び保持部材13Bを含む表示構造体の互いに異なる2つの姿勢の各々において、筐体外部からはネジ挿入孔HA及びHBのいずれかにしかアクセスすることができない。
従って、コンバイナ部材13A及び保持部材13Bからなる表示構造体の被駆動部材13Cへの取り付けまたは取り外しに際し、表示構造体は、当該表示構造体の2つの姿勢における作業を経なければ、当該被駆動部材13Cへの取り付け及び取り外しができない。
また、表示動作状態において、保持部材13B及び被駆動部材13Cは、筐体11内に収まっており、コンバイナ部材13Aのみが開口部OPを介して筐体の外に露出している。従って、表示動作状態において、表示部材による画像表示に使用できる部分のみが筐体外に露出していることとなり、表示領域を最大化しつつ表示動作状態の際の表示装置10全体の高さ寸法を最小化することが可能である。
図9に示すように、展開位置に達した状態から、さらにスライド部材19が後方に移動することで、コンバイナピンCPが第2のカム部CM2上を移動する。このスライド部材19の後方への移動に応じて、コンバイナピンCPは上記移動経路に沿ってさらに上方に移動して、コンバイナユニット13が回動する。
上述したように、第2のカム部CM2は、スライド部材19の移動方向に対して、第1のカム部CM1よりも緩やかな傾斜を有している。従って、コンバイナピンCPは、第1のカム部CM1と接している場合よりも、スライド部材19の移動量、すなわち駆動部のモータの回転量に対しての移動量が少なくなる。すなわち、コンバイナユニット13は、スライド部材19の移動に伴い、コンバイナユニット13を収納位置から展開位置に持ち来す時、いわゆる展開時よりもゆっくりかつ少しずつ回動する。
この動作によって、展開位置におけるコンバイナユニット13の角度調整を行う調整動作を行うことが可能である。また、上述のように、このゆっくりとした回動はスライド部材19の移動速度を、展開時から変えずに達成可能である。また、この調整動作においては、スライド部材19の移動量、すなわち駆動部のモータの回転量、すなわち駆動ギアMGの回転量に対するコンバイナユニット13の回動量が、展開時よりも小さくなる。
このことにより、コンバイナユニット13の回動角度位置を高い精度で調整することが可能となる。また、例えばモータの駆動量制御の精度を変更せずにコンバイナユニット13の回動角度位置の位置決め精度を高めることが可能である。
さらに、スライド部材19の移動速度を変えずに、すなわち駆動部のモータの回転速度、すなわち駆動ギアMGの回転速度を変えずに、コンバイナユニット13の回動速度を展開時には高速に、その後の調整動作では低速とすることが可能である。すなわち、表示装置10によれば、コンバイナユニット13を格納状態から迅速に展開状態に持ち来すことが可能である。また、コンバイナユニットの回動動作中に駆動部のモータの回転速度を変更する必要が無いので、駆動部の動作安定性を高めることが可能である。また、駆動部のモータの回転速度が変化する際に発生するコンバイナユニットの不自然な動作を抑制することが可能である。
上記実施例においては、表示装置10に筐体11が含まれている場合を例に説明した。しかし、筐体11が、表示装置10が搭載されている自動車の一部と一体となっていてもよい。例えば、筐体11が、自動車のダッシュボード内に搭載される場合、当該ダッシュボードが筐体11と一体になっていてもよい。具体的には、例えば、ダッシュボードに上記説明した筐体11の開口部OPに対応する開口部が形成され、当該開口部からコンバイナユニット13がダッシュボード上に突出することとしてもよい。
この場合、例えば、非表示動作状態においては、表示構造体が第1の位置である格納位置にあり、着脱部であるねじ挿入孔のうちねじ挿入孔HAのみが1の方向である上方に向けてダッシュボードの上記開口部から露出することとしてもよい。
また、表示動作状態においては、表示構造体が第2の位置である展開位置にあり、着脱部であるねじ挿入孔のうちねじ挿入孔HBのみが1の方向である上方に向けてダッシュボードの上記開口部から露出することとしてもよい。
以下に、実施例1に説明した表示装置10のコンバイナユニット13の展開動作及び収納動作をさせるコントローラ20を含む表示装置10について説明する。
[1.コントローラの構成]
図10にコントローラ20の構成を示す。例えば、コントローラ20は、システムバス21を介して、大容量記憶装置23と、制御部25と、入力部27と、出力部29と、データ通信部31とが協働する装置である。
大容量記憶装置23は、例えば、ハードディスク装置、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等により構成されており、オペレーティングシステムや、端末用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
すなわち、大容量記憶装置23に記憶される各種プログラム(後述する表示装置10の展開及び格納動作のための処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークを介して伝送可能であるし、また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
大容量記憶装置23には、地図情報データベース(DB)23Aが含まれている。地図情報データベース23Aには、道路地図が含まれている。また、地図情報データベース23Aには、法律またはその他の規則等によって定められた自動運転可能なエリアの情報が含まれている。
以下、自動運転可能なエリアを自動運転エリア、それ以外のエリアを手動運転エリアとして説明する。なお、自動運転エリアと手動運転エリアとの間には、自動運転から手動運転への切替または手動運転から自動運転への切替、いわゆるオーバーライドの時間的猶予をもたらすため、緩衝エリアが設けられていてもよい。また、以下、自動車は、自動運転中に自動運転エリアから手動運転エリアに移動すると、自動運転を行う自動運転モードを解除して運転者による手動操作を受け付ける手動運転モードに移行するとして説明する。
制御部25は、CPU(Central Processing Unit)25A、ROM(Read Only Memory)25B、RAM(Random Access Memory)25C等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、CPU25Aが、ROM25Bや大容量記憶装置23に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
入力部27は、表示装置10に備えられているボタン、タッチパネルまたはマイク等の入力装置(図示せず)からの操作入力を受け付ける。入力部27への操作入力によって、コンバイナユニット13の展開動作及び収納動作についての制御が行われてもよい。
出力部29は、表示装置10のシャフトSHを回転させる電気モータ等のモータである駆動部(図示せず)に駆動信号を出力する機能部分である。表示装置10のコンバイナユニット13は、駆動信号によるモータの動作によって格納及び展開させられる。すなわち、制御部25は、出力部29を介して、スライド部材19を移動させて表示構造体を移動させるための駆動信号を供給する。
なお、出力部29は、展開状態のコンバイナユニット13のコンバイナ部材13Aに照射されかつ画像情報を含む照射光を生成する光源LSに、当該画像情報を含む画像信号を出力することが可能であってもよい。
データ通信部31は、Wi-Fi(登録商標)またはBluetooth(登録商標)等の無線通信、または有線通信によって種々のデータを他の機器との間で送受信する。データ通信部31は、表示装置10が取り付けられている自動車に搭載されている、GPS(Global Positioning System)装置または携帯電話網の基地局等に基づいて位置を特定可能な装置等の位置特定装置、加速度センサ及びジャイロセンサ等の各種センサを含むセンサ装置SAと通信可能である。
また、データ通信部31は、自動車10に搭載されている車載カメラCA、または3D−LiDARもしくはミリ波レーダ等の測距装置DMからの情報を受信可能であってもよい
なお、これらのセンサ装置SA、車載カメラCA及び測距装置DMは、表示装置10に設けられていてもよい。その場合は、これらのセンサ装置SA、車載カメラCA及び測距装置DMからの情報は、直接制御部25に送信されてもよい。
制御部25は、センサ装置SAからの情報に基づいて、自動車の位置または走行状態を判定可能である。すなわち、制御部25は、センサ装置SAが取得した、位置を特定するための情報である位置特定情報を取得して、表示装置10の位置または表示装置10が搭載された自動車の位置を特定することが可能である。
なお、データ通信部31は、表示装置10が取り付けられている自動車に搭載されているコンピュータ等と通信することによって、当該自動車のハンドルまたはアクセル及びブレーキの操作の情報を受信可能であってもよい。
また、例えば、データ通信部31は、表示装置10が取り付けられている自動車に搭載されているコンピュータ等と通信することによって、自動車が自動運転中か、言い換えれば自動車が自動運転モードか否かの情報を受信可能であってもよい。
[2.展開格納動作ルーチン]
以下に、実施例2の表示装置10のコンバイナユニット13の展開及び格納動作を実現するために、制御部25において実行される展開格納動作ルーチンR1について説明する。以下の展開格納動作ルーチンR1では、手動運転エリアにおいてコンバイナユニット13が展開し、自動運転エリアにおいてコンバイナユニット13が格納される動作が実現される。すなわち、以下の展開格納動作ルーチンR1によれば、自動運転エリアから手動運転エリアに移動した際に、言い換えれば自動運転モードから手動運転モードに移行した際に、コンバイナユニット13が展開される。
この手動運転モードへの移行の際に、コンバイナユニット13のコンバイナ部13Aには、運転者が取るべき操作または行動、自動車周辺の周囲環境等が表示され得る。これらを表示することで、自動車が自動運転モードから手動運転モードに移行した際に、運転者がスムーズに手動運転操作を開始することが可能とされ得る。
例えば、展開格納動作ルーチンR1は、表示装置10に電源が供給されると開始され、繰り返し実行される。展開格納動作ルーチンR1は、搭載されている自動車のACC電源がオンになると開始されてもよい。
展開格納動作ルーチンR1が開始されると、制御部25は、まず、ステップS1において、表示装置10が搭載されている自動車が自動運転中、すなわち自動運転モードであるか否かを判定する。
この判定は、上記した通信部31と表示装置10が搭載されている自動車との通信によって得られる当該自動車の現在のモードが自動運転モードであるか否かを示す情報によってなされてもよい。
また、この判定は、センサ装置SAによって取得される位置特定情報及び地図情報データベース23Aを参照することで、表示装置10が搭載されている自動車が自動運転エリアに位置している否かでなされてもよい。例えば、当該自動車が自動運転エリアに位置している場合に、自動運転モードであると判定してもよい。ステップS1において、自動運転モードではないと判定される(ステップS1:NO)と、展開格納動作ルーチンR1はその後終了する。
ステップS1において、自動運転モードであると判定される(ステップS1:YES)と、制御部25は、表示装置10が搭載されている自動車が手動運転エリア入ったか否か判定する(ステップS2)。この判定は、センサ装置SAによって取得される位置特定情報及び地図情報データベース23Aを参照することによってなされてもよい。
また、この判定は、判定時点で表示装置10が搭載されている自動車が手動運転エリアに位置しているか否かによってなされてもよい。また、この判定は、当該自動車が、手動運転エリアの近傍にいるか否か、例えば、上記説明した手動運転エリアと自動運転エリアの緩衝エリアに当該自動車が位置しているか否かでなされてもよい。
ステップS2において、自動車が手動運転エリアに入ったと判定される(ステップS2:YES)と、制御部25は、コンバイナユニット13が、展開位置(図1参照)に有るか否かを判定する(ステップS3)。この判定は、モータMOの動作履歴、コンバイナユニット13の位置を検出するセンサ(図示せず)に基づいて行われてもよい。
ステップS3において、コンバイナユニット13が展開状態であると判定される(ステップS3:YES)と、その後ルーチンR1は終了し、コンバイナユニット13が展開状態で維持される。ステップS3において、コンバイナが展開状態ではない、すなわち格納状態であると判定される(ステップS3:NO)と、制御部25は、コンバイナユニット13を展開させるべく、モータMOに駆動信号を送信し(ステップS4)その後ルーチンR1は終了する。
ステップS2において、自動車が手動運転エリアに入っていないと判定される(ステップS2:NO)と、制御部25は、コンバイナユニット13が、展開位置(図1参照)に有るか否かを判定する(ステップS5)。この判定は、ステップS3と同様に、モータMOの動作履歴、コンバイナユニット13の位置を検出するセンサ(図示せず)に基づいて行われてもよい。
ステップS5において、コンバイナユニット13が展開状態であると判定される(ステップS5:YES)と、制御部25は、コンバイナユニット13を格納させるべく、モータMOに駆動信号を送信し(ステップS6)その後ルーチンR1は終了する。ステップS5において、コンバイナが展開状態ではない、すなわち格納状態であると判定される(ステップS5:NO)と、その後ルーチンR1は終了し、コンバイナユニット13が格納状態で維持される。
上述のように、ルーチンR1において、制御部25は、センサ装置SAが取得した位置特定情報に基づいて駆動部としてのモータMOを制御し得る。
上記コントローラ20を有する表示装置10によれば、表示装置10が搭載されている自動車が自動運転状態から手動運転状態に移行した際に、コンバイナユニット13を展開状態にすることで、当該自動車の運転者に手動運転への移行に資する情報を提供することが可能である。
また、実施例1において上述したように、コンバイナユニット13は、格納状態から迅速に展開可能である。従って、表示装置10が搭載されている自動車が自動運転状態から手動運転状態に移行した際に、コンバイナユニット13が迅速に展開して表示動作状態にされ、運転者に迅速に手動運転の移行に資する情報を提供することが可能となる。
上述した実施例における種々の構成等は、例示に過ぎず、用途等に応じて、適宜選択することができる。
10 表示装置
11 筐体
13 コンバイナユニット
13A コンバイナ部材
13B 保持部材
13C 被駆動部材
15 伝達ギア
17 内板
19 スライド部材
20 コントローラ
25 制御部
TP 天板部
SP 側板部
OP 開口部
AP 支持ピン
CP コンバイナピン
PR 凸部
CV 凹部
CM カム構造
CM1 第1のカム部
CM2 第2のカム部
LG ラックギア
RC 凹部

Claims (6)

  1. 筐体と、
    透光性を有する表示部材及び前記表示部材を保持し、複数の着脱部を有する保持部材を含む表示構造体と、
    前記表示構造体と前記複数の着脱部によって着脱され、一部が前記筐体に収納された移動機構と、
    を備える表示装置であって、
    前記移動機構は前記表示構造体を第1の位置及び第2の位置に移動させ、
    前記複数の着脱部のうちの1の着脱部は、前記表示構造体が前記第1の位置にあるとき筐体から露出し、前記複数の着脱部のうちの他の1の着脱部は、前記表示構造体が前記第2の位置にあるとき筐体から露出することを特徴とする表示装置。
  2. 前記移動機構は、前記筐体に1の回動軸回りに回動自在に支持されている被支持部を有し、前記移動機構は、前記1の回動軸と垂直な平面において1の方向に沿って伸長している第1のねじ穴と、前記平面において前記1の方向と角度をもって伸長している第2のねじ穴と、を有し、前記複数の着脱部は前記移動機構への固定時において前記第1のねじ穴に対応する第1の貫通孔と前記第2のねじ穴に対応する第2の貫通孔を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記移動機構は、前記回動軸に垂直でありかつ互いに対向する一対の面を有する凹部を有し、前記保持部材は、前記凹部に対応する凸部を有することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示構造体は前記筐体内に収まっている収納位置から前記筐体から突出した展開位置に遷移可能であり、前記表示構造体が前記収納位置にある際に前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔のうちの一方が前記筐体外に露出し、前記表示構造体が前記展開位置にある際に前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔のうちの他方のみが前記筐体外に露出することを特徴とする請求項2または3に記載の表示装置。
  5. 前記表示部材は板状であり、前記保持部材は前記表示部材の一端に固定され、前記第1のねじ穴及び前記第2のねじ穴は、前記表示部材の前記一端から他端に向かう方向において前記表示部材の板面から離れる方向に伸長していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載の表示装置。
  6. 位置特定情報を取得するセンサ装置と、
    前記センサ装置が取得した位置特定情報に基づいて前記移動機構による前記表示構造体の移動を制御する制御部と、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の表示装置。
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