JP6680606B2 - 電力制御システムおよび電力制御方法 - Google Patents
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Description
この従来技術は、太陽電池パネルの発電量および消費電力量を予測する予測手段と、電力価格の切り替わり時刻が記憶された電力価格データベースと、電力価格、消費電力などに基づいて放電開始時刻を決定する放電開始時刻決定手段とを備える。そして、放電開始時刻を適切に設定することにより、経済性を確保しつつ、少ない演算負荷で蓄電装置の有効活用が可能となるものである。
太陽光発電装置および蓄電装置を備えた建物への電力の供給を制御する電力制御システムであって、
前記太陽光発電装置の発電量および前記建物の消費電力量を予測する予測部と、
前記建物への外部供給電力の時間帯毎の電力価格を記憶する電力価格記憶部と、
前記予測した消費電力量と前記発電量とに基づいて、前記蓄電装置の充電および放電を制御する充放電制御部と、
を備え、
前記充放電制御部は、前記蓄電装置の蓄電残量を放電可能な長さの放電時間の設定にあたり、前記予測した消費電力量が前記予測した発電量を上回る時間帯において、予め設定された充電開始時刻よりも前の時間で前記充電開始時刻に近い時間を優先して設定することを特徴とする。
前記予測した消費電力量が前記予測した発電量を上回る時間を、前記蓄電装置の放電需要量が生じる放電需要時間帯として設定し、
前記放電需要時間帯のうち、まず、前記電力価格が相対的に高価格の時間帯に存在する前記放電需要時間帯を優先して前記放電時間として選択し、さらに、同価格の時間帯において前記充電開始時刻に近い前記放電需要時間帯を優先して前記放電時間として選択することが好ましい。
また、前記充放電制御部は、前記放電需要量を求めるのにあたり、
所定単位の時間帯をt、前記放電需要量をD[t]、発電量予測値をS[t]、消費電力量予測値をC[t]、前記蓄電装置の単位時間帯当たりの放電可能な上限放電量をAとして、前記放電需要量をD[t]=S[t]−C[t]の演算により求め、さらに、求めた前記放電需要量D[t]がマイナスの場合は、前記放電需要量D[t]を0とし、求めた前記放電需要量D[t]が前記上限放電量Aを超える場合には、前記放電需要量D[t]を前記上限放電量Aとして設定することが好ましい。
さらに、前記充放電制御部は、前記放電時間および放電量の設定にあたり、
連続する同一価格の時間帯では、所定単位の時間帯をt、蓄電装置放電量をO[t]、同一価格の時間帯の蓄電残量をB、蓄電残量Bの高優先度時間帯での放電実行後の残量をL[t]として、前記充電開始時刻に近い時間帯から前記時間帯毎に遡って演算を行い、
前記充電開始時刻の直前の時間帯tyでは、
D[ty]<Bのとき、O[ty]=D[ty]、L[ty]=D[ty]とするとともに、
D[ty]<B以外のとき、O[ty]=B、L[ty]=0とし、
前記時間帯tyから前記所定単位の時間帯を遡った時間帯tでは、
D[t]<B−L[t+1]のときは、O[t]=D[t]、L[t]=L[t+1]+D[t]とし、
D[t]<B−L[t+1]以外のときは、O[t]=B−L[t+1]、L[t]=0とすることが好ましい。
太陽光発電装置および蓄電装置を備えた建物の前記太陽光発電装置の発電量および前記建物の消費電力量を予測し、前記予測した消費電力量と前記発電量とに基づいて、前記蓄電装置の充電および放電を制御する電力制御方法であって、
前記蓄電装置の蓄電残量を放電可能な長さの放電時間の設定にあたり、
前記予測した消費電力量が前記予測した発電量を上回り前記蓄電装置の放電需要量が生じる時間帯を放電需要時間帯として設定するステップと、
前記放電需要時間帯のうち、まず、電力価格が相対的に高価格の時間帯に存在する前記放電需要時間帯を優先して前記放電時間として選択し、さらに、同価格の時間帯において充電開始時刻に近い前記放電需要時間帯を優先して前記放電時間として選択するステップと、
を備えることを特徴とする。
また、放電需要量D[t]が上限放電量Aを超える場合には、放電需要量D[t]を上限放電量Aとして設定するものでは、蓄電装置の時間当たりの放電量の上限放電量Aを越える放電を行うことなく、放電時間を設定できる。
したがって、蓄電装置の放電能力に応じた適切な放電時間の設定が可能となる。
したがって、経済性を確保しつつ、停電時の電力供給性能を確保可能となる。
(実施の形態1)
まず、図1を参照しながら実施の形態1の電力制御システムの全体構成について説明する。この電力制御システムは、制御される建物としての住宅H1,・・・,HXは、電力会社の発電所や地域毎に設置されたコジェネレーション設備などの系統電力から電力の供給を受けるための電力網としての系統電力網に接続されている。
住宅H1は、太陽電池パネル1と、蓄電池2と、太陽電池パネル1の時間毎の発電量および住宅H1の時間毎の消費電力を計測する計測装置3と、表示装置としての表示モニタ4とを主に備えている。
この太陽電池パネル1は、太陽光を受けることができる時間帯のみ電力を供給することが可能な装置である。また、太陽電池パネル1によって発電された直流電力は、通常、図示を省略したパワーコンディショナによって交流電力に変換されて使用される。なお、この住宅H1に設置された太陽電池パネル1の発電量の容量などの仕様については、管理サーバ5側の後述する邸情報データベース51に記憶されている。
この計測装置3による計測は、秒単位、分単位、時間単位などの任意の間隔で時間毎に行うことができる。そして、計測装置3によって計測された計測値のデータは、管理サーバ5側の後述する消費電力履歴データベース52に記憶される。
管理サーバ5側は、通信手段としての通信部71と、各種制御を行う制御部6と、記憶手段としての邸情報データベース51、消費電力履歴データベース52、電力価格データベース53、気象予報データベース54、運転パターンデータベース55を備える。
具体的には、太陽電池パネル1の時間毎の発電量を予測するにあたっては、気象予報データベース54に記憶された日射量などの翌日の気象予報データを参照し、発電電力予測部62により、住宅H1の時間毎の発電量を予測する。
ステップS101では、発電電力予測部62において時間帯別の太陽電池パネル1による発電量予測値を算出し、次のステップS102に進む。発電量予測値は、例えば、図6に示すように、日照時間帯においてプラスの値となり、夜間は0となる。
図5に戻り、ステップS102では、時間帯別の住宅H1内の消費電力量予測値を算出し、次のステップS103に進む。消費電力量予測値は、例えば、図6に示すように、住人が不在となる昼間の値が低く、住人が在宅する晩に特に高い値となる。また、夜間は、安価な電力を用いて、給湯装置の蓄熱や、後述する蓄電池2への充電を行うため、消費電力量予測値が高くなる。
ここで、放電需要量(D[t])は、下記の式(1)により求める。
D[t]=S[t]−C[t]・・・(1)
ただし、D[t]<0の場合、D[t]=0、D[t]>Aの場合、D[t]=Aとする。
なお、tは、1時間単位の時刻帯、S[t]は発電量予測値、C[t]は消費電力量予測値、Aは蓄電池2の単位時間(1時間)当たりの放電可能な上限値である上限放電量である。
したがって、図6に示すように、放電需要量D[t]は、発電量予測値S[t]が低い時間帯に生じ、また、上限放電量Aを最大値として制限される。
ここで、まず、充電量および充電時間帯を算出する。
充電時間帯は、電力価格が最も安価な時間帯(夜間)に設定し、また、安価な時間帯(夜間)においてより早い時間帯に設定する。したがって、本実施の形態1では、充電時間は、23:00以降の時間帯に設定し、好ましくは、充電開始時刻を23:00に設定する。また、本実施の形態1では、蓄電池2の放電可能な蓄電残量Bの全量を放電した状態から満充電となるまでに要する時間を3.5時間程度としていることから、充電時間帯は、23:00〜02:30頃に設定するのが好ましいが、他の電力要求を考慮し、要求総量を有る程度抑えて最適の時間帯を設定する。
この放電時間の設定にあたり、まず、最も電力価格が高い、高価格帯を優先して設定する。したがって、昼間に放電需要時間帯が存在すれば、放電時間を昼間に設定する。そして、昼間の高価格帯に複数の放電需要時間帯が存在する場合は、充電開始時刻に近い時間帯から放電時間として設定する。
また、昼間に放電需要時間帯が存在しない場合、あるいは、昼間に放電時間を設定した場合でも、その放電時間における放電を行っても蓄電池2に放電可能な蓄電残量Bが存在する場合は、次に、高価な中価格帯である晩あるいは朝であって充電開始時刻に近い時間帯(本実施の形態では遅い時間帯)に放電時間を設定する。
一方、D[t]<B−L[t+1]以外のときは、O[t]=B−L[t+1]、L[t]=0とする。
そして、ステップS106では、運転計画に基づいてパワーコンディショナを含む蓄電池2の動作を実行する。
次に、実施の形態1の作用を、図6、図7のタイムチャートに基づいて説明する。
図6は本発明実施の形態1の電力制御システムの動作例を示し、図7は本実施の形態1の比較例の動作例を示す。なお、この比較例の動作例は、図6の動作例と同条件で本発明の充放電の運転計画作成処理を実施しない場合の動作例である。
この運転計画の作成にあたり、まず、制御部6の発電電力予測部62では、翌日の天気予報(晴天)に基づいて発電量予測値S[t]を算出する(ステップS101)。図6、図7の動作例における発電量予測値S[t](一点鎖線により示す)は、7:00頃に立ち上がり、11:00頃にピーク値を迎えた後、16:00頃に0近傍に立ち上がる値となっている。
ここで、まず、放電時間を、放電需要量D[t]が存在する最も電気料金の高い時間帯に設定する。本実施の形態1では、図6に示すように、電力単価が最も高い昼間(10:00〜17:00)の高価格帯では、16:00〜17:00のみに放電需要量D[t]が設定されている。そこで、この時間帯のみに放電時間を設定する。なお、この昼間の高価格帯において複数の時間帯に放電需要量D[t]が存在する場合は、充電開始時刻に近い側から放電時間として設定する。
したがって、本実施の形態1では、晩(17:00〜23:00)において、充電開始時刻に近い時間帯から放電時間を設定する。
すなわち、この晩の時間帯での蓄電残量Bは、満充電量に近い量であるため、上記の設定とする。なお、満充電量(蓄電池2の放電可能な電力総量)は、上限放電量Aの3倍程度の値とする。
よって、蓄電装置放電量O[t]=放電需要量D[ty]とするとともに、残量L[ty]=L[t+1]+D[t]とする。なお、この21:00〜22:00は、放電需要量D[t]は、上限放電量Aよりも僅かに低い値となっている。
したがって、その1単位前の時間帯(t=ty−2=20:00〜21:00)の蓄電装置放電量O[t]を設定する。この場合、D[t]>B−L[t+1]であり、蓄電装置放電量O[t]=B−L[t+1]、残量L[t]=0とする。
よって、20:00〜21:00の時間帯では、蓄電残量Bのうちの2単位の時間帯(21:00〜23:00)で放電しきれない残りの充電量の放電を行うように設定する。
また、放電は、相対的に電力料金が高い時間帯から行うため、経済的に優れる。
したがって、これ以降に停電が発生した場合、蓄電池2からの放電を行うことができず、電気器具の使用ができない。また、蓄電池2が空になる以前に停電が発生した場合であっても、蓄電池2の放電可能な時間が、本実施の形態1よりも短くなる。
次に、図8、図9に基づき、上記と異なる電気料金での使用例を説明する。
この使用例は、図8に示すように、電気料金として、低価格帯と高価格帯との2通りの料金が設定されている例である。なお、図示のように、低価格帯は、1:00〜6:00の設定となっている。また、高価格帯の料金は、低価格帯と相対的に高い料金であることを示しており、その料金は、図3に示した高価格帯とは必ずしも同一ではなく、例えば、中価格帯相当であってもよい。
すなわち、この時間帯での蓄電残量Bは、満充電量であるため、上記の設定とする。
よって、蓄電装置放電量O[t]=放電需要量D[ty−1]とするとともに、残量L[t]=L[t+1]+D[ty]とする。
よって、蓄電装置放電量O[t]=放電需要量D[t]とするとともに、残量L[t]=L[t+1]+D[t]とする。この放電により、蓄電残量Bは、上限放電量Aに満たない量が残っている。
したがって、その1単位前の時間帯(t=ty−3=21:00〜22:00)の蓄電装置放電量O[t]を設定では、D[t]>B−L[t+1]であり、蓄電装置放電量O[t]=B−L[t+1]、残量L[t]=0とする。
したがって、この使用例でも、蓄電池2の蓄電残量Bが無くなる時間をできるだけ充電開始時刻に近い時間帯に設定し、蓄電残量Bが無くなってから充電開始までの時間をできるだけ短く設定でき、停電時に、電力供給可能な時間帯を長く確保できる。
このため、停電時に蓄電池2の放電ができない時間帯が、さらに長くなる。
以下に、本実施の形態1の電力制御システムの効果を記載する。
1)実施の形態の電力制御システムは、
太陽電池パネル1(太陽光発電装置)および蓄電池2(蓄電装置)を備えた住宅H1(建物)への電力の供給を制御する電力制御システムであって、
太陽電池パネル1の発電量および住宅H1の消費電力量を予測する発電電力予測部62および消費電力予測部61と、
住宅H1への外部供給電力の時間帯毎の電力価格を記憶する電力価格データベース53(電力価格記憶部)と、
予測した消費電力量予測値C[t]と発電量予測値S[t]とに基づいて、蓄電池2の充電および放電を制御する充放電制御部63と、
を備え、
充放電制御部63は、蓄電池2の蓄電残量Bを放電可能な長さの放電時間の設定にあたり、消費電力量予測値C[t]が発電量予測値S[t]を上回る時間帯において、予め設定された充電開始時刻よりも前の時間で充電開始時刻に近い時間を優先して設定することを特徴とする。
したがって、蓄電池2の蓄電残量Bが無くなる時間をできるだけ充電開始時刻に近い時間帯に設定し、蓄電残量Bが無くなってから充電開始までの時間をできるだけ短く設定でき、停電時に、電力供給可能な時間帯を長く確保できる。
充放電制御部63は、放電時間の設定にあたり、
予測した消費電力量予測値C[t]が発電量予測値S[t]を上回る時間を、蓄電池2の放電需要量が生じる放電需要時間帯として設定し、
放電需要時間帯のうち、まず、電力価格が相対的に高価格の時間帯に存在する放電需要時間帯を優先して放電時間として選択し、さらに、同価格の時間帯において充電開始時刻に近い放電需要時間帯を優先して放電時間として選択することを特徴とする。
したがって、経済性を確保しつつ、停電時の電力供給性能を確保可能となる。
充放電制御部63は、放電需要量D[t]を求めるのにあたり、
所定単位の時間帯をt、放電需要量をD[t]、発電量予測値をS[t]、消費電力量予測値をC[t]、蓄電池2の単位時間帯当たりの放電可能な上限放電量をAとして、放電需要量をD[t]=S[t]−C[t]の演算により求め、さらに、求めた放電需要量D[t]がマイナスの場合は、放電需要量D[t]を0とし、求めた放電需要量D[t]が上限放電量Aを超える場合には、放電需要量D[t]を上限放電量Aとして設定することを特徴とする。
したがって、蓄電池2の放電能力に応じた適切な放電時間の設定が可能となる。
充放電制御部63は、放電時間および放電量の設定にあたり、
連続する同一価格の時間帯では、所定単位の時間帯をt、蓄電装置放電量をO[t]、同一価格の時間帯の蓄電残量をB、蓄電残量Bの高優先度時間帯での放電実行後の残量をL[t]として、充電開始時刻に近い時間帯から時間帯毎に遡って演算を行い、
充電開始時刻の直前の時間帯tyでは、
D[ty]<Bのとき、O[ty]=D[ty]、L[ty]=D[ty]とするとともに、
D[ty]<B以外のとき、O[ty]=B、L[ty]=0とし、
前記時間帯tyから所定単位(1時間)の時間帯を遡った時間帯tでは、
D[t]<B−L[t+1]のときは、O[t]=D[t]、L[t]=L[t+1]+D[t]とし、
D[t]<B−L[t+1]以外のときは、O[t]=B−L[t+1]、L[t]=0とすることを特徴とする。
したがって、放電時間の設定の演算が容易で、演算負荷の軽い処理により放電時間の設定が可能となる。
太陽電池パネル1および蓄電池2を備えた住宅H1の太陽電池パネル1の発電量および住宅H1の消費電力量を予測し、消費電力量予測値C[t]と発電量予測値S[t]とに基づいて、蓄電池2の充電および放電を制御する電力制御方法であって、
蓄電池2の蓄電残量を放電可能な長さの放電時間の設定にあたり、
消費電力量予測値C[t]が発電量予測値S[t]を上回り蓄電池2の放電需要量が生じる時間帯を放電需要時間帯として設定するステップと、
放電需要時間帯のうち、まず、電力価格が相対的に高価格の時間帯に存在する放電需要時間帯を優先して放電時間として選択し、さらに、同価格の時間帯において充電開始時刻に近い放電需要時間帯を優先して放電時間として選択するステップと、
を備えることを特徴とする。
したがって、放電時間の設定にあたり、まず、電力価格が高価格の放電需要時間帯を放電時間として設定し、さらに、同じ電力価格帯では、充電開始時刻に近い時間帯に設定する。これにより、経済性を確保しつつ、停電時の電力供給性能を確保可能となる。
また、実施の形態では、各時間帯を設定する単位を、1時間とした例を示したが、これに限定されず、1時間以上、あるいは、30分、15分それ以下の時間を単位としてもよい。
あるいは、管理サーバの通信部を介して送信された放電開始時刻の判定結果を表示モニタに表示させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電子メールを介して携帯電話やパソコンの画面などに表示させることもできる。また、住人が所定のWebページを閲覧することで判定結果を知ることもできる。
さらに、実施の形態では、放電時間の設定において、まず、電力価格が高い時間帯を優先する例を示したが、これに限定されず、電力価格にかかわらず、少なくとも、充電開始時刻に近い時間を優先して設定すればよい。すなわち、経済性よりも、停電時の電力供給を最優先とする設定としてもよい。また、このように経済性を考慮するか、経済性を考慮することなく、停電時の電力供給を優先するかの選択を、ユーザが任意に設定可能とするのが好ましい。
また、放電時間および充電時間の長さは、蓄電装置の単位時間当たりの充放電性能により規定されるものであり、その長さは、実施の形態で示した長さに限定されるものではない。なお、蓄電装置としては、実施の形態で示した蓄電池以外にも、キャパシタなど他のものを用いることが可能である。
2 蓄電池(蓄電装置)
6 制御部
53 電力価格データベース
61 消費電力予測部
62 発電電力予測部
63 充放電制御部
A 上限放電量
B 蓄電残量
C[t] 消費電力量予測値
D[t] 放電需要量
H1,・・・,HX 住宅(建物)
L[t] 残量
O[t] 蓄電装置放電量
S[t] 発電量予測値
Claims (2)
- 太陽光発電装置および蓄電装置を備えた建物への電力の供給を制御する電力制御システムであって、
前記太陽光発電装置の発電量および前記建物の消費電力量を予測する予測部と、
前記建物への外部供給電力の時間帯毎の電力価格を記憶する電力価格記憶部と、
前記予測した消費電力量と前記発電量とに基づいて、前記蓄電装置の充電および放電を制御する充放電制御部と、
を備え、
前記充放電制御部は、前記蓄電装置の蓄電残量を放電可能な長さの放電時間の設定にあたり、
前記予測した消費電力量が前記予測した発電量を上回る時間帯において、予め設定された充電開始時刻よりも前の時間で前記充電開始時刻に近い時間を優先して設定し、
さらに、前記予測した消費電力量が前記予測した発電量を上回る時間を、前記蓄電装置の放電需要量が生じる放電需要時間帯として設定し、
前記放電需要時間帯のうち、まず、前記電力価格が相対的に高価格の時間帯に存在する前記放電需要時間帯を優先して前記放電時間として選択し、さらに、同価格の時間帯において前記充電開始時刻に近い前記放電需要時間帯を優先して前記放電時間として選択し、
そして、前記充放電制御部は、前記放電時間および放電量の設定にあたり、
連続する同一価格の時間帯では、所定単位の時間帯をt、蓄電装置放電量をO[t]、同一価格の時間帯の蓄電残量をB、蓄電残量Bの高優先度時間帯での放電実行後の残量をL[t]、前記放電需要量をD[t]として、前記充電開始時刻に近い時間帯から前記時間帯毎に遡って演算を行い、
前記充電開始時刻の直前の時間帯tyでは、
D[ty]<Bのとき、O[ty]=D[ty]、L[ty]=D[ty]とするとともに、
D[ty]<B以外のとき、O[ty]=B、L[ty]=0とし、
前記時間帯tyから前記所定単位の時間帯を遡った時間帯tでは、
D[t]<B−L[t+1]のときは、O[t]=D[t]、L[t]=L[t+1]+D[t]とし、
D[t]<B−L[t+1]以外のときは、O[t]=B−L[t+1]、L[t]=0とすることを特徴とする電力制御システム。 - 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
前記充放電制御部は、前記放電需要量を求めるのにあたり、
所定単位の時間帯をt、前記放電需要量をD[t]、発電量予測値をS[t]、消費電力量予測値をC[t]、前記蓄電装置の単位時間帯当たりの放電可能な上限放電量をAとして、前記放電需要量をD[t]=S[t]−C[t]の演算により求め、さらに、求めた前記放電需要量D[t]がマイナスの場合は、前記放電需要量D[t]を0とし、求めた前記放電需要量D[t]が前記上限放電量Aを超える場合には、前記放電需要量D[t]を前記上限放電量Aとして設定することを特徴とする電力制御システム。
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