JP6678705B2 - 距離測定装置 - Google Patents

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Description

本願は、レーザ光などの光ビームを測定対象の物体に照射することで得られる反射光に基づいて物体までの距離を測定する距離測定装置に関するものである。
従来、レーザ光などの光ビームを測定対象の物体に照射し、物体から反射される反射光に基づいて物体までの距離を測定する距離測定装置が知られている。このような距離測定装置には、光源のレーザ光を走査手段によって物体上の特定範囲内を走査する走査型の距離測定装置がある。走査手段としては、例えば回転するポリゴンミラーとそれに同期して動くガルバノミラーを組み合わせたものあるが、近年ではMEMS(Micro−Electro−Mechanical Systems)ミラーを用いたものも用いられている。MEMSミラーは微細走査に対応できるという利点があるが、温度変化などの環境要因により機械振動部品および光学部品の特性が変化することでレーザ光が所望の走査点に到達しなくなる場合がある。レーザ光の走査位置の位置ずれが大きくなると、測定対象を検知できなくなるなど、距離測定において支障が生じる虞があるため、走査位置の位置ずれは速やかに検知して解消する必要がある。
そこで、レーザ光の走査点に設けられた受光手段により、走査されるレーザ光を受光し、必要に応じて走査位置の位置ずれを補正するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、レーザ光走査部内のレーザ光走査光学系から基準固定距離離れた位置に基準反射板を設置し、この基準反射板からの反射光の受信強度に基づいて送信ビームの走査幅を導出し、レーザ光走査光学系による走査幅を制御するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−164954号公報 特許第5638345号公報
しかしながら、特許文献1の技術を距離測定装置に適用する場合、反射光の光検出器とは別に受光手段を設けることになるため、構成が複雑になり距離測定装置の小型化および低コスト化の妨げになるという問題点がある。
また特許文献2の技術は、受光器の出力感度が持つ温度依存性を考慮していないため、基準反射板からの反射光により生成される受光信号の強度が周囲環境の温度変化によって過大になり、光検出器の出力が飽和する虞がある。基準反射板の反射率を一定値以下にすることで出力の飽和を防ぐことも考えられるが、基準反射板の反射率を小さくすると基準反射板がレーザ光から吸収する光量およびレーザ光吸収による発熱が大きくなり、基準反射板が変形および経年劣化して反射率が変化する虞がある。基準反射板の反射率の変化は、光検出器が出力する受光信号に影響を与えて反射光の強度の正確な測定を妨げ、走査位置の位置ずれの正確な検知を妨げるという問題を生じさせる。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、本願で開示される技術は、簡単な構成で走査位置の位置ずれをより正確に検知することができる距離測定装置を得るものである。
本願に開示される距離測定装置は、測定対象に対してレーザ光を照射し、測定対象からの反射光に基づいて測定対象までの距離を測定する距離測定装置であって、レーザ光を出射するレーザ光源と、レーザ光源を制御するレーザ光源制御手段と、第1の方向に延びる走査線をレーザ光の走査領域の端で折り返しながら、第1の方向と直交する第2の方向にレーザ光を走査して、レーザ光を測定対象に対して2次元走査する走査手段と、走査手段を収納する筐体と、筐体に設けられ、測定対象の方向に開口し、走査手段に対して測定対象を露出させる開口部と、筐体に固定され、走査線の折り返し位置を覆うとともに、第2の方向に沿って折り返し位置に隣接する他の折り返し位置と折り返し位置との間にレーザ光を通す領域を形成することでレーザ光の走査領域の一部を覆い、レーザ光を反射する反射手段と、測定対象からの反射光および反射手段からの反射光を受光し、受光信号を出力する受光手段とを備え、予め定められた受光信号の集合における、反射手段からの反射光に基づく受光信号のタイミングのずれまたは反射手段からの反射光に基づく受光信号の有無に基づいて、レーザ光の走査位置の位置ずれを検知し、レーザ光源制御手段は、受光手段の出力が飽和するときのレーザ光の光量を閾値とし、レーザ光源が出射するレーザ光の光量を閾値未満に制御するものである。

本願に開示される技術によれば、簡単な構成で走査位置の位置ずれをより正確に検知することができる。
実施の形態1における距離測定装置の構成を示す概略図である。 実施の形態1における距離測定装置を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る制御部のハードウエア構成を示す図である。 実施の形態1に係る距離測定方法を説明する図である。 実施の形態1に係る距離測定方法を説明する図であり、光源信号と受光信号の関係を示す図である。 実施の形態1に係るMEMSミラーの構成を説明する図である。 実施の形態1に係るレーザ光の走査方法を説明する図である。 実施の形態1に係る反射部材の一例を示す図である。 図7AのA部拡大図である。 実施の形態1に係る反射部材の他の例を示す図である。 図8AのB部拡大図である。 測定対象の物体からの反射光と反射部材からの反射光を識別する方法の例を説明する図である。 実施の形態1に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、走査位置の位置ずれが生じていない場合の図である。 実施の形態1に係る受光信号を示す図であり、走査位置の位置ずれが生じていない場合の図である。 実施の形態1に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、+X方向に走査位置の位置ずれが生じている場合の図である。 +X方向に走査位置の位置ずれが生じている場合の受光信号の変化を示す図である。 MEMSミラーの駆動角と走査角の関係を説明する図である。 実施の形態2に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、走査領域に位置ずれが生じていない場合の図である。 実施の形態2に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、−X方向に走査位置の位置ずれが生じている場合の図である。 −X方向に走査位置の位置ずれが生じている場合の受光信号の変化を示す図である。 温度変化による受光信号の変化を示す図である。 実施の形態4に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、位相にずれが生じていない場合の図である。 実施の形態4に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、位相にずれが生じている場合の図である。 位相ずれが生じている場合の受光信号の変化を示す図である。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1を図1から図12に基づいて説明する。図1は、実施の形態1における距離測定装置の構成を示す概略図である。距離測定装置10は、ライダ(Lidar:Light detecting and ranging)またはレーザレーダとも呼ばれ、測定対象の物体91に対してレーザ光を照射し、物体91の表面で反射した反射光を受光することで物体までの距離測定を行うものである。なお、以後の説明では、物体91に照射されるレーザ光を出射光L1、物体91の表面で反射したレーザ光を反射光L2とする。距離測定装置10は、レーザ光を出射光L1として出射するレーザ光源13と、レーザ光源13からの出射光L1を反射して、物体91の表面に対して2次元走査するとともに、物体91の表面で反射した反射光L2を反射して光検出器16、すなわち受光手段に受光させるMEMSミラー15、すなわち走査手段とを備えている。レーザ光源13とMEMSミラー15の間には集光ミラー14が配置されている。集光ミラー14は、レーザ光源13からの出射光L1をMEMSミラー15に透過させ、MEMSミラー15からの反射光L2を光検出器16の方向に反射させる特性を持つ。レーザ光源13、集光ミラー14、MEMSミラー15および光検出器16は、例えば円筒状の筐体11に収納されている。筐体11の側壁11aには、物体91の方向に開口し、MEMSミラー15に対して物体91を露出させる窓部12、すなわち開口部が設けられている。また、窓部12の一角には、例えば正方形状の板状をなし、出射光L1を反射する反射部材101、すなわち反射手段が取り付けられている。
レーザ光源13は、近赤外波長のレーザ光を出射するが、波長およびレーザ光の照射方法はこれに限られるものではなく、出射されるレーザ光を走査することができる構成であればよい。
レーザ光源13からの出射光L1は、集光ミラー14を介してMEMSミラー15に到達し、MEMSミラー15によって物体91の方向へ反射される。MEMSミラー15で反射された出射光L1は、窓部12を通って筐体11の外に進み、物体91の表面を照射する。物体91は、その表面で出射光L1を反射光L2として反射する。反射光L2は、窓部12を通って筐体11内に入り、MEMSミラー15により集光ミラー14へ反射される。集光ミラー14は、MEMSミラーからの反射光L2を光検出器16へ反射する。光検出器16は、例えばAPD(Avalanche Photo Diode)を受光素子として備え、集光ミラー14からの反射光L2を受光して、受光した反射光L2に応じた受光信号を出力する。
MEMSミラー15は、その反射面が可動となっており、出射光L1の反射方向はMEMSミラー15の反射角度により決定する。MEMSミラー15の反射角度はその駆動角により決まるため、MEMSミラー15の駆動角が所定の範囲内で振動することにより、出射光L1は所定の領域内で往復走査される。出射光L1は、このようにして筐体11外の物体91を走査し、物体91の表面で反射される。反射光L2もMEMSミラー15の反射角度により反射方向が調整され、光検出器16に入射する。このようにして物体91からの反射光L2を光検出器16で受光し、物体91までの距離におよび反射光の強度に関する情報を得ることができる。
図2は、実施の形態1における距離測定装置を示す機能ブロック図である。距離測定装置10は、走査領域Rに対して出射光L1を照射するとともに、反射光L2を受光する距離測定部17と、距離測定部17を制御するとともに距離測定部17からのデータを処理する制御部18とを備える。走査領域Rは、筐体11内のMEMSミラー15から見た領域であり、反射部材101の取付位置を除き、物体91の表面上に形成されている。すなわち、反射部材101はレーザ光の走査領域の一部を覆っている。距離測定部17は、レーザ光源13、およびレーザ光源13を駆動制御するレーザ光源制御回路131、すなわちレーザ光源制御手段と、MEMSミラー15、およびMEMSミラー15を駆動する駆動回路151と、光検出器16、および光検出器16を制御する光検出器制御回路161とを備えている。制御部18は、レーザ光源制御回路131、駆動回路151、および光検出器制御回路161を含むシステム全体の制御を行うシステム制御部181と、得られたデータの処理とデータを用いた補正演算、結果出力を行うデータ処理部182とを備えている。
レーザ光源13は、レーザ光源制御回路131により駆動されて発光し、近赤外波長のレーザ光である出射光L1を出射する。MEMSミラー15は、駆動回路151によって回転駆動し、反射面を回転させて所定の方向に出射光L1を反射し、所定の走査領域Rにおいて出射光L1を走査する。走査領域Rを走査する出射光L1は、反射光L2としてMEMSミラー15の方向へ反射される。MEMSミラー15は、駆動回路151によって出射の場合とは異なる反射角度に回転駆動され、反射光L2を光検出器16の方向へ反射する。光検出器16は光検出器制御回路161により制御されて反射光L2を受光し、受光信号をデータ処理部182に出力する。
レーザ光源制御回路131は、出射光L1の光量が一定の閾値Th未満となるようにレーザ光源13を制御する。ここで閾値Thは、光検出器16の出力が飽和するときの光量である。このような制御を行うためには、例えば光検出器16からの出力である受光信号についてフィードバック制御を行うことが考えられる。すなわち、データ処理部182にて受光信号の強度を監視し、閾値Thとの差が一定値以下になった場合にシステム制御部181に警告を出す。警告を受けたシステム制御部181は出射光L1の光量を下げるようレーザ光源制御回路131に指令を送信する。レーザ光源制御回路131は、システム制御部181からの指令に従い、例えば出射光L1のパルス幅を通常よりも短くして出射光L1の光量を減少させる。また、レーザ光源13に入力される電源電圧を通常よりも下げることで出射光L1の光量を減少させてもよい。なお、上記のような出射光L1の光量の制御は、出射光L1が反射部材101に走査され、光検出器16が反射部材101からの反射光L2を受光するタイミングで行えばよい。
実施の形態1では、走査領域RをX−Y平面上の長方形状の領域としている。MEMSミラー15は、出射光L1をX方向、すなわち第1の方向で往復するように走査しながら、Y方向、すなわち第2の方向に走査させていく。これにより、出射光L1は走査領域R上を所定の走査パターンで走査することとなる。実施の形態1において、図2における走査領域Rは図1の窓部12に対応し、走査領域Rの右下隅は反射部材101の取付位置となっている。これにより、出射光L1は走査領域Rの右下隅では反射部材101により反射れ、それ以外の位置では物体91の表面により反射される。なお、走査領域Rの形状および走査方向は一例であり、特に限られるものではない。
図3は、制御部18を実現するハードウエア構成の一例を示す図である。制御部18の機能は、プロセッサ71がメモリ72またはハードディスク73に記憶されたプログラムを実行することで実現される。また、複数のプロセッサ71、および複数のメモリ72またはハードディスク73が連携して制御部18の機能を実現してもよい。距離測定部17からのデータおよびこのデータを用いた演算の結果は、メモリ72またはハードディスク73に記憶される。制御部18は、入出力インターフェース74(入出力I/F74)を備え、入出力I/F74を介して距離測定部17との間でデータおよび制御指令の送受信を行う。また制御部18は、測定結果などを出力して外部の表示装置92に表示させる出力回路75を備えている。
距離測定装置10による距離測定方法について説明する。図4Aは、実施の形態1に係る距離測定方法を模式的に説明する図であり、距離測定に関わる部位のみを図示してその他は省略している。また、物体91までの距離Lはレーザ光源13と光検出器16でほぼ等しいとしている。図4Bは、レーザ光源13からの出射光L1による光源信号と光検出器16で受光する反射光L2による受光信号の関係を示す図である。図4Aに示すように、物体91の表面でレーザ光源13からの出射光L1を反射させ、反射光L2を光検出器16によって受光するとき、光源信号の立ち上がりから受光信号のピークまで時間Tは、レーザ光源13からのレーザ光が距離2Lを進む間にかかった時間であるため、時間Tに光速をかけて2で割れば物体91までの距離Lを求めることができる。距離測定装置10では、レーザ光源13にパルス発光を始めさせる制御指令をシステム制御部181がレーザ光源制御回路131に送信した時刻から、光検出器16が反射光L2を受光して受光信号をデータ処理部182に出力する時刻までの時間を受光時間として計測する。この受光時間は時間Tに等しいため、受光時間に光速をかけて2で割り、物体91までの距離Lを算出する。
次に、実施の形態1に係るMEMSミラーについて説明する。図5は、実施の形態1に係るMEMSミラーの構成を説明する図である。MEMSミラー15は、図5に示すように中心が共通で大きさが異なるロの字状のフレーム15A、15Bと、内側のフレーム15Bのさらに内側に配置された板状部材15Cを組み合わせたものである。板状部材15Cには、反射面を持つ微小ミラー15aが固定されている。板状部材15Cと内側のフレーム15Bはトーションバー15bによって接続され、内側のフレーム15Bと外側のフレーム15Aはトーションバー15cにより接続されている。トーションバー15b、15cは、弾性を有する部材で構成され、捻じれることでねじりばねとして機能し、トーションバー15b、15cの軸線を軸中心とした回転往復運動を微小ミラー15aに行わせる。トーションバー15b、15cは軸線方向が互いに直交しており、それぞれのトーションバー15b、15cによる回転往復運動を組み合わせることで微小ミラー15aの法線方向を2次元的に変化させる。また、板状部材15Cにはコイル15d1が固定され、内側のフレーム15Bにはコイル15d2が固定されている。コイル15d1、15d2は、外側のフレーム15Aに配置された電極パッド15e1、15e2にそれぞれ接続され、それぞれの電極パッドを介して電流が流される。
トーションバー15b、15cによる回転往復運動は、図2に示した駆動回路151から送られる任意の周波数の信号が電極パッド15e1、15e2に印加されることにより駆動される。すなわち、コイル15d1、15d2に電極パッド15e1、15e2を介して電流を流すと、フレミングの法則に従い、この電流と永久磁石(図示なし)の磁力によってトーションバー15b、15cを捻じる方向にローレンツ力が生じる。このローレンツ力によって捻じれたトーションバー15b、15cは、上記のようにねじりばねとして機能し、微小ミラー15aに回転往復運動させる。なお、実施の形態1では微小ミラー15aの駆動力としてローレンツ力を用いているが、微小ミラー15aの駆動力はローレンツ力のような電磁方式に限られるものではなく、圧電素子を利用した圧電方式またはミラー・電極間の電位差による静電力を利用した静電方式を用いてもよい。
次に、MEMSミラー15によるレーザ光の2次元走査について説明する。図6は、実施の形態1に係るレーザ光の走査方法を説明する図であり、走査領域Rにおいて走査開始位置Paから走査終了位置Pbまでの走査パターンPを描く例を示している。なお、図6ではレーザ光の2次元走査に関わる部位のみを図示している。レーザ光源13からの出射光L1はMEMSミラー15の微小ミラー15aによって反射され、MEMSミラー15の反射方向、すなわち微小ミラー15aの法線方向に応じて走査領域R上の特定の走査点に照射される。上述したように、微小ミラー15aを回転往復運動させるトーションバー15b、15cは互いに直交しており、それぞれのねじりばねとしての機能により微小ミラー15aの法線方向を2次元的に変化させることができるため、XY座標系のX方向およびY方向のそれぞれについて出射光L1を往復走査させることができる。より具体的には、トーションバー15bの軸線を中心として微小ミラー15aを回転往復運動させことにより、走査領域Rの端を折り返し位置Pcとして折り返しながらX方向に沿って走査線を描きつつ、トーションバー15cの軸線を中心として微小ミラー15aを回転させることによりY方向の走査を行う。このように2本のトーションバー15b、15cを用いることにより、走査開始位置Paから走査終了位置Pbまでレーザ光を2次元走査し、規則的なパターンである走査パターンPを描くことができる。また、MEMSミラー15を用いることでリサージュ走査またはラスタ走査も可能となる。また、球面ミラーを用いれば歳差走査などが可能である。なお、微小ミラー15aの角変位量の範囲は、走査領域Rの範囲を決定する。
なお、実施の形態1ではMEMSミラー15を用いてレーザ光の走査を実現しているが、機械式などスキャン方式を限定するものではない。また、微小ミラー15aを2軸方向について回転往復運動させることで1つのMEMSミラー15により2次元走査を可能にしているが、単一方向についてレーザ光を走査するMEMSミラーを複数組み合わせる構成にしてもよい。また、MEMSミラーではなくモータを利用した走査でもよい。また、レーザ光源の数も1つに限られず、複数のレーザを使用して走査する構成にしてもよい。
次に、実施の形態1に係る反射部材について説明する。図7Aは、実施の形態1に係る反射部材の一例を示す図、図7Bは、図7AのA部拡大図であり、走査終了位置に反射部材101を取り付ける例を示している。後述するように、実施の形態1では走査終了位置に対応させて反射部材101を設けるので、図7A中、窓部12の右下隅に反射部材101を取り付ける。反射部材101は、筐体11の側壁11aと接する2辺にネジ留め部81が設けられており、ネジ留め部81は、反射部材101に沿って配置された2つのネジ穴設けられている。反射部材101は、それぞれのネジ穴に締結部材としてのネジ81aを通し、側壁11aに対してネジ留めすることにより固定される。なお、ネジ留め部81に設けるネジ穴の数および配置は、これに限られるものではない。
反射部材101は、上述したように出射光L1を反射するものである。反射部材101からの反射光L2は、走査位置の位置ずれが生じたときに位置ずれ検知信号として機能するため、反射部材101の材質は温度変化などの環境要因および出射光L1の入射位置によって反射率が変化しにくいものを用いることが望ましい。このような材質を用いれば、レーザ光源13からの出射光L1に対して常に一定の光を反射することができるとともに、ノイズなどの影響を小さく安定したピーク値を得ることができる。また、出射光L1が誤って側壁11aに入射する可能性を考慮すると、側壁11aからの反射光L2と反射部材101からの反射光L2とを区別できるようにしておく必要がある。このため、筐体11の反射率と反射部材101の反射率の差は大きい方がよい。例えば筐体11が黒アルマイト加工を施した金属によって構成されている場合、筐体11の反射率は15%程度であるため、反射部材101には反射率が30%程度の亜鉛メッキ鋼板を用いる。
なお、反射率が大きくなると光検出器16で受光される反射光L2の光量が大きくなるが、上述したように、実施の形態1では光検出器16の出力が飽和しないように出射光L1の光量を制御するので、反射部材101の反射率を高く設定することができる。これにより、反射部材101による出射光L1の吸収が抑制され、反射部材が発熱して変形および経年劣化することも抑制される。
なお、実施の形態1では締結部材を用いて反射部材101を固定しているが、反射面の裏側に固定部材を設け、この固定部材と側壁11aを接着剤により固定してもよい。この場合、固定部材と接着剤は筐体11の内部から見た場合に露出しないように設け、反射部材101の反射率に影響しないようにする。また、反射材料を筐体11の側壁11aにコーティングすることで反射部材を構成することも考えられる。具体的には、検知したい位置ずれの方向に応じて窓部12の周囲の一部又は全部をコーティングすればよい。この場合、走査位置の位置ずれにより走査領域Rが窓部12とずれたときに反射部材により反射された反射光L2を受光することができ、反射部材101と同様の効果を得ることができる。
反射部材の他の例を図8Aおよび図8Bに示す。図8Aおよび図8Bに示す例は、走査手段であるMEMSミラーの視野角が360度近くあり、窓部12が側壁11aのほぼ全周に亘る場合に適用される。この場合、窓部12を挟んで基板85が上下に分かれる構造となり、窓部12を上下に横断する配線86により上下の基板85が接続される。反射部材102は、中空の直方体状をなして内部に配線86を収納し、筐体11の内側の方向に向けて反射面102aを持つ。また、反射部材102は高さが窓部12と等しく、鉛直方向に立てた状態で取り付けられて窓部12の一部を覆う。このように構成することで、走査領域Rを走査中の出射光L1が配線86と交差する場合でも、出射光L1は反射面102aに反射されるので配線86に出射光L1が照射されることはない。反射部材102の固定は、反射部材101と同様にネジ留めにより固定される。すなわち、反射部材102の上下端からネジ留め部82が延びており、それぞれのネジ留め部82にはネジ穴が設けられている。反射部材102は、ネジ留め部82のネジ穴にネジ82aを通し、側壁11aに対してネジ留めすることにより固定される。
次に、走査位置の位置ずれ検知するために、物体91からの反射光L2に基づく受光信号と、反射部材101からの反射光L2に基づく受光信号とを識別する方法について説明する。まず、反射部材101の反射率と測定対象である物体91の表面の反射率が異なるように反射材を選定または加工することで、物体91からの反射光L2を受光した場合に光検出器16が出力する受光信号と、反射部材101からの反射光L2を受光した場合に光検出器16が出力する受光信号との強度を異ならせて、この強度の違いにより2つの受光信号を識別することができる。
また、上記の識別方法に替えて、反射光の受光タイミングの違いから2つの受光信号を識別することもできる。出射光L1に基づく光源信号の立ち上がりから反射光L2に基づく受光信号のピークまでの時間は、レーザ光源13および光検出器16の位置と出射光L1が反射される位置の間の距離に依存し、この距離が長いほど上記時間は長くなる。物体91からの反射光L2を光検出器16によって受光するときの光源信号の立ち上がりから受光信号のピークまでの時間を時間Taとし、反射部材101からの反射光L2を光検出器16によって受光するときの光源信号の立ち上がりから受光信号のピークまでの時間を時間Tbとすると、反射部材101は距離測定装置10内に設置され、物体91は距離測定装置10外に設置されていることから、図9に示すように時間Taは時間Tbよりも長くなり、受光タイミングに違いが生じる。この受光タイミングの違いを利用して2つの受光信号を識別することができるので、例えば、距離測定装置10内の距離に相当する時間以降を物体91の測定時間領域に設定することで、2つの受光信号が同じ強度でも物体91と反射部材101からの受光信号を識別することができる。
以上のような方法により、物体91からの反射光L2に基づく受光信号と反射部材101からの反射光L2に基づく受光信号とが識別可能であるため、反射部材101からの受光信号を位置ずれ検知信号とし、その出力の有無またはタイミングのずれにより走査位置の位置ずれを検知する。以下、詳細に説明する。
図10Aは、走査位置の位置ずれが生じていない場合の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、図10Bは、走査位置の位置ずれが生じていない場合の受光信号を示す図である。図10Bにおいて、縦軸は受光信号の強度を示し、横軸は時刻を表している。走査位置の位置ずれが生じていない場合、レーザ光源13がパルス駆動されて一定周期で発光することにより出射光L1が周期的に出射されると、光検出器16は物体91または反射部材101からの反射光L2を周期的に受光し、反射光出力としての受光信号を周期的に出力する。出射光L1がMEMSミラー15により走査されて走査領域R上を走査開始位置Paから走査終了位置Pbまでを照射し、一定の走査パターンPを描く間に光検出器16が出力する受光信号の集合を1フレームとすると、それぞれのフレームにおける反射光出力は、物体91からの反射光出力と反射部材101からの反射光出力により構成される。実施の形態1では走査終了位置Pbに反射部材101を設けられているため、それぞれのフレームにおいて最後の反射光出力のみが反射部材101からの反射光出力となり、それ以外は物体91からの反射光出力となっている。反射光出力が出力された時刻はデータ処理部182によって記憶される。なお、出射光L1が描く走査パターンPは一定であり、反射部材101の位置が固定されているため、それぞれのフレームは通常一定となる。
図11Aは、+X方向に走査位置の位置ずれが生じている場合の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、図11Bは+X方向に走査位置の位置ずれが生じている場合の受光信号の変化を示す図である。図11Aに示す走査領域R1、走査パターンP1、走査開始位置Pa1、走査終了位置Pb1は、走査位置の+X方向の位置ずれを図10Aに示した走査領域R、走査パターンP、走査開始位置Pa、走査終了位置Pbに反映させたものである。この場合でも反射部材101の取付位置は変わらないので、反射部材101の取付位置は走査終了位置Pb1よりも−X側になる。これにより反射部材101からの反射光出力のタイミングが早まるので、+X方向への位置ずれを検知することができる。また、反射光出力のタイミングのずれT1の大きさと走査速度により走査位置ずれ量を算出することができる。なお、−X方向に走査位置の位置ずれが生じた場合は、反射部材101の取付位置が走査領域R1外となり反射部材101からの反射光出力が無くなる。このため、−X方向に位置ずれが生じた場合は走査位置ずれ量を算出することはできないが、位置ずれの有無を検知することは可能である。
なお、走査開始位置Paに反射部材101を設けた場合、走査位置が+X方向に位置ずれした場合は反射部材101からの反射光出力がなくなることにより位置ずれを検知することができる。走査位置が−X方向に位置ずれした場合は反射部材101からの反射光出力のタイミングが遅くなり、位置ずれを検知するとともに、走査位置ずれ量を算出することができる。また、図11Aおよび図11BではX方向の位置ずれについて説明しているが、Y方向の位置ずれについても同様である。走査終了位置Pbに反射部材101を設けた場合、走査位置が−Y方向に位置ずれした場合は反射部材101からの反射光出力のタイミングが早くなり、位置ずれを検知するとともに、走査位置ずれ量を算出することができる。走査位置が+Y方向に位置ずれした場合は反射部材101からの反射光出力がなくなり、位置ずれを検知することができる。
次に、走査位置の位置ずれを検知した場合の補正方法について説明する。まず、走査位置の位置ずれが生じていない状態において1フレーム内で位置ずれ検知信号が出力される時刻を取得し、基準時刻としてデータ処理部182により予め記憶しておく。走査位置の位置ずれか検知されたとき、位置ずれ検知信号が出力された時刻と基準時刻を比較し、2つの時刻のずれの大きさから走査位置ずれ量を走査ポイント数で算出して、角度分解能を掛け合わせることで走査角のずれ量を算出する。走査位置の位置ずれの補正は、MEMSミラー15を走査角のずれと反対側に回転させることで補正することができるが、図12に示すように、MEMSミラー15の駆動角をα変化させると走査角は2α動くという性質があるので、走査位置の位置ずれを補正する場合には走査角のずれ量に2分の1を掛け合わせた量だけMEMSミラー15を回転することで走査位置の位置ずれを補正することができる。上記した走査位置ずれ量および補正量の演算は、制御部18のデータ処理部182で行う。データ処理部182は、算出した補正量をシステム制御部181に送信し、システム制御部181は、補正量に応じた指令を駆動回路151に送信し、MEMSミラー15の駆動角を調整させる。
なお、実施の形態1では窓部12全体を走査領域Rに対応させているが、反射部材101を取り付けることができる限りにおいて、窓部12の一部のみを走査領域Rに対応させてもよい。
また、筐体11の大きさとレーザ光源13のパルス発光時間によっては、反射部材101からの反射光L2とレーザ光源13からの出射光L1が筐体11の内部で重なり、出射光L1と反射光L2が干渉する可能性がある。このため、反射部材101を走査するときはレーザ光源13のパルス幅を短くし、出射光L1と反射光L2の干渉を抑制するように制御してもよい。
実施の形態1によれば、簡単な構成で走査位置の位置ずれをより正確に検知することができる。より具体的には、反射部材からの反射光によって得られる受光信号と物体表面からの反射光によって得られる受光信号とは識別可能であることを利用して反射部材からの反射光出力を位置ずれ検知信号とし、位置ずれ検知信号の出力の有無またはタイミングのずれにより走査位置の位置ずれを検知する。反射部材からの反射光を受光する光検出器は、測定対象の物体からの反射光を受光する光検出器と同じであるため、位置ずれ検知用の光検出器を別途設ける必要は無い。このため、簡単な構成で走査位置の位置ずれを検知することができ、距離測定装置の小型化および低コスト化を図ることができる。さらに、レーザ光源制御回路により光検出器の出力が飽和しないようにレーザ光源からの出射光の光量を制御するため、反射部材の反射率を大きく設定することができ、出射光の吸収による発熱が抑制される。この結果、発熱による変形および経年劣化が抑制されて、反射部材の反射率が変化することも抑制される。このため、反射部材からの反射光出力が安定するため、より正確に位置ずれを検知することができる。
実施の形態2.
以下に、実施の形態2を図13Aから図14に基づいて説明する。なお、図1から図12と同一又は相当部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態2は、走査開始位置にも反射部材を設けた点が実施の形態1と異なる。図13Aは、実施の形態2に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、走査領域に位置ずれが生じていない場合の図である。図13Bは、実施の形態2に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、−X方向に走査位置の位置ずれが生じている場合の図である。実施の形態2では反射手段として2つの反射部材を用いており、走査パターンPの走査開始位置Pa、走査終了位置Pbに反射部材201A、201Bがそれぞれ設けられている。それぞれの反射部材の取付方法については実施の形態1と同様である。
走査位置が−X方向に位置ずれると、走査領域R、走査パターンP、走査開始位置Pa、走査終了位置Pbもそれぞれ−X方向にずれ、走査領域R2、走査パターンP2、走査開始位置Pa2、走査終了位置Pb2となる。この場合でも反射部材201Aの取付位置は変わらないので、反射部材201Aの取付位置は走査開始位置Pa2よりも+X側になる。また、反射部材201Bの取付位置は変わらないので、反射部材201Bの取付位置は走査終了位置Pb2よりも+X側になり、走査領域R2外になる。
図14は、−X方向に走査位置の位置ずれが生じている場合の受光信号の変化を示す図である。反射部材201Aの取付位置が走査開始位置Pa2よりも+X側になることにより、反射部材201Aからの反射光出力のタイミングがT2だけ遅くなるので−X方向への位置ずれを検知することができる。また、T2の大きさと走査速度により走査位置ずれ量を算出することができる。また、反射部材201Bの取付位置が走査領域R2外になり、反射部材201Bからの反射光出力がなくなることからも−X方向の位置ずれを検知することができる。なお、+X方向に走査位置の位置ずれが生じた場合は、実施の形態1と同様に反射部材201Bからの反射光のタイミングが早くなることで位置ずれを検知し、走査位置ずれ量を算出することができる。また、反射部材201Aの取付位置が走査領域R2外になり、反射部材201Aからの反射光出力がなくなることからも+X方向の位置ずれを検知することができる。
その他については実施の形態1と同様であるのでその説明を省略する。
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、走査点が+X方向と−X方向のどちらに位置ずれしても、走査位置ずれ量を算出することができる。より具体的には、反射部材を走査開始位置と走査終了位置の両方に設けたため、いずれの方向に位置ずれが生じた場合でも位置ずれ検知信号が出力されるタイミングのずれの大きさを把握することができ、走査位置ずれ量を算出することができる。
また、2つの反射部材を用いているので、一方の反射部材の反射率が小さくなった場合でも、走査位置の位置ずれを検知することができる。反射部材は、劣化したり傾きが生じたりすることで表面の反射率が変化しうる。反射率が小さくなり過ぎると、物体の表面と反射率が同程度になることで反射部材からの反射光出力を識別できなくなったり、位置ずれが生じていないのに反射光出力が無くなったりする可能性がある。実施の形態2では2つの反射部材を用いることで2つの位置ずれ検知信号を利用するので、一方の反射部材に不具合が生じても走査位置の位置ずれを検知することができる。
実施の形態3.
以下に、実施の形態3を図15に基づいて説明する。なお、図1から図14と同一又は相当部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態3は、光検出器16が出力する受光信号の強度を調整するものである。光検出器16の受光素子として用いるAPDは、アバランシェ増幅により高い感度を実現するが、温度変化により増幅率が変化する。実施の形態3ではデータ処理部182により受光信号の強度の基準値C1を予め記憶しておき、図15に示すように温度変化によって受光信号の強度がC2になった場合、システム制御部181は、光検出器16から受信した受光信号の強度C2と基準値C1を比較し、その差を信号変化量Dとして算出する。信号変化量Dが予め定められた許容値より大きい場合、システム制御部181は、信号変化量Dに応じてレーザ光源制御量を算出し、このレーザ光源制御量だけ出射光L1の強度を変化させるようにレーザ光源制御回路131に指示を出す。レーザ光源制御回路131はシステム制御部181からの指示に従い出射光L1の強度を調整する。これにより、光検出器16に受光される反射光L2の強度も調整され、光検出器16から出力される受光信号の強度C2と基準値C1との差が許容値以内に収まるように補正される。
基準値C1としては、例えば反射部材101からの反射光出力の理論値または初期値を用いればよい。受光信号の基準値および比較には、物体91からの反射光出力を用いてもよいが、相対的に値が大きい反射部材101からの反射光出力を用いることで、より精度よく信号変化量および制御量を算出できる。また、実施の形態3では出射光L1の強度を調整することで受光信号の強度を補正しているが、光検出器16の感度を調整して受光信号の強度を補正しても良い。
その他については実施の形態1と同様であるのでその説明を省略する。
実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、温度変化による受光素子の性質の変化に対して簡単な構成で対応することができる。より具体的には、受光信号の強度の基準値を予め記憶しておき、この基準値と実際の強度との差が許容値より大きい場合に出射光の強度を調整することで基準値との差が許容値以内になるように補正している。このため、サーミスタなどの温度測定装置を用いることなくAPDの温度補償を実現することができるので、温度変化による受光素子の性質の変化に対して簡単な構成で対応することができる。これにより、構成の複雑化を防ぎながら、増幅率の変化による距離測定誤差を抑制することができる。また、部品点数の削減を図ることができる。
なお、実施の形態3で説明した受光信号の強度の補正は、APDだけでなくフォトダイオード全般に適用することができる。また、温度変化による受光素子の性質の変化だけなく、経年劣化による性質の変化においても適用することができる。
実施の形態4.
以下に、実施の形態4を図16Aから図17に基づいて説明する。なお、図1から図15と同一又は相当部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態4は、X方向走査およびY方向走査の間の位相のずれを検知するものである。
図16Aは、実施の形態4に係るレーザ光の走査パターンおよび走査領域を示す図であり、位相にずれが生じていない場合の図である。図16Bは、位相にずれが生じている場合の図である。実施の形態2と同様に、走査パターンPの走査開始位置Paおよび走査終了位置Pbに反射部材201A、201Bがそれぞれ設けられている。また、実施の形態4における反射手段は、位相ずれ検知用の反射部材401を含んでいる。反射部材401は、走査パターンPの折り返し位置Pcに対応して取り付けられており、反射部材401のY方向の幅は、走査パターンPを構成する走査線同士の間隔よりも狭い。このため、反射部材401は折り返し位置Pcを覆うが、Y方向に沿って折り返し位置Pcに隣接する他の折り返し位置Qcは覆わず、他の折り返し位置Qcと反射部材401との間には、出射光L1を反射せずに物体91に通す領域Sが形成されている。
X方向Y方向ともに所望の周波数でMEMSミラー15が回転駆動し、位相ずれが生じていない場合、図16Aに示すように走査パターンPは折り返し位置Pcで反射部材401と重なるので、出射光L1は折り返し位置Pcで反射部材401に反射される。Y方向走査の回転の位相がX方向走査の回転の位相に対してずれ、図16Bに示すような走査パターンP3が描かれる場合、走査開始位置および走査終了位置は変わらないが、折り返し位置がY方向にずれ、領域S内の折り返し位置Pc3で折り返す。このため、走査パターンP3は反射部材401の取付位置を通らない。
図17は、位相ずれが生じる場合の受光信号の変化を示す図である。図に示すように、位相ずれが生じていない場合、1フレーム内における反射光出力は、反射部材201A、201B、401からの3つである。位相ずれが生じている場合、走査パターンP3は反射部材401を通らないので反射部材401からの反射光出力はなくなり、1フレーム内における反射部材からの反射光出力は、反射部材201A、201Bからの2つのみとなる。このように、反射部材401からの反射光出力の有無により位相のずれを検知することができる。
その他については実施の形態2と同様であるのでその説明を省略する。
実施の形態4によれば、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
また、X方向走査およびY方向走査の間の位相のずれを検知することができる。より具体的には、走査パターンの少なくとも1つの折り返し位置に位相ずれ検知用の反射部材を設けた。位相ずれ検知用の反射部材のY方向幅は、走査線の間隔よりも小さく、隣接する折り返し位置との間にレーザ光を通す領域が形成される。このため、位相ずれにより折り返し位置がY方向に沿ってずれると、走査パターンが位相ずれ検知用の反射部材を通らなくなり、位相ずれ検知用の反射部材からの反射光出力が無くなる。このため、位相ずれ検知用の反射部材からの反射光出力の有無により位相のずれを検知することができる。これにより、例えば2つのMEMSミラーを設け一方のMEMSミラーの走査方向をX方向とし、他方のMEMSミラーの走査方向をY方向とする場合で、それぞれのMEMSミラーの位相関係が適切でなく、コイルまたはトーションバーの不具合によって位相のずれが生じている場合など、走査位置の位置ずれは生じていないが所望の走査パターンを得られない場合に、位相のずれを検知することで不具合を検知することができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
10 距離測定装置、11 筐体、11a 側壁、12 窓部、13 レーザ光源、131 レーザ光源制御回路、15 MEMSミラー、16 光検出器、18 制御部、182 データ処理部、91 物体、101、102、201A、201B、401 反射部材、102a 反射面、C1 基準値、D 信号変化量、L1 出射光、L2 反射光、P、P1、P2、P3 走査パターン、Pa、Pa1、Pa2 走査開始位置、Pb、Pb1、Pb2 走査終了位置、Pc、Pc3、Qc 折り返し位置、R、R1、R2 走査領域、S 領域

Claims (9)

  1. 測定対象に対してレーザ光を照射し、前記測定対象からの反射光に基づいて前記測定対象までの距離を測定する距離測定装置であって、
    前記レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源を制御するレーザ光源制御手段と、
    第1の方向に延びる走査線を前記レーザ光の走査領域の端で折り返しながら、前記第1の方向と直交する第2の方向に前記レーザ光を走査して、前記レーザ光を前記測定対象に対して2次元走査する走査手段と、
    前記走査手段を収納する筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記測定対象の方向に開口し、前記走査手段に対して前記測定対象を露出させる開口部と、
    前記筐体に固定され、前記走査線の折り返し位置を覆うとともに、前記第2の方向に沿って前記折り返し位置に隣接する他の折り返し位置と前記折り返し位置との間に前記レーザ光を通す領域を形成することで前記レーザ光の走査領域の一部を覆い、前記レーザ光を反射する反射手段と、
    前記測定対象からの反射光および前記反射手段からの反射光を受光し、受光信号を出力する受光手段とを備え、
    予め定められた前記受光信号の集合における、前記反射手段からの反射光に基づく受光信号のタイミングのずれまたは前記反射手段からの反射光に基づく受光信号の有無に基づいて前記レーザ光の走査位置の位置ずれを検知し、
    前記レーザ光源制御手段は、前記受光手段の出力が飽和するときの前記レーザ光の光量を閾値とし、前記レーザ光源が出射する前記レーザ光の光量を前記閾値未満に制御することを特徴とする距離測定装置。
  2. 前記測定対象からの反射光と前記反射手段からの反射光とは、それぞれの反射光に基づくそれぞれの受光信号の強度の違いに基づいて識別される請求項1に記載の距離測定装置。
  3. 前記測定対象からの反射光と前記反射手段からの反射光とは、前記受光手段におけるそれぞれの受光タイミングの違いに基づいて識別される請求項1に記載の距離測定装置。
  4. 前記位置ずれに基づいて前記走査手段の走査角のずれ量を算出し、前記走査角のずれ量に基づいて前記走査手段の走査角を補正する請求項1から3のいずれか1項に記載の距離測定装置。
  5. 前記レーザ光源制御手段は、前記受光手段が前記反射手段からの反射光を受光するタイミングで前記レーザ光源の電源電圧を小さくする請求項1から4のいずれか1項に記載の距離測定装置。
  6. 前記レーザ光源制御手段は、前記受光手段が前記反射手段からの反射光を受光するタイミングで前記レーザ光のパルス幅を短くさせる請求項1から5のいずれか1項に記載の距離測定装置。
  7. 前記反射手段は、前記レーザ光の走査終了位置に設けられている請求項1からのいずれか1項に記載の距離測定装置。
  8. 前記反射手段は、前記レーザ光の走査開始位置に設けられている請求項1からのいずれか1項に記載の距離測定装置。
  9. 予め定められた基準値からの前記受光信号の強度の変化を信号変化量として算出し、前記信号変化量が許容値を超えた場合に、前記信号変化量に基づいて前記レーザ光源の出力を調整する請求項1からのいずれか1項に記載の距離測定装置。
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