JP6677967B2 - 水素化ニトリルゴム組成物及びドライブトレイン用オイルシール - Google Patents

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Description

本発明は、水素化ニトリルゴム組成物及び該ゴム組成物から得られるドライブトレイン用オイルシールに関する。
従来のドライブトレイン用オイルシールには、使用環境温度(−35℃〜150℃)への適応の観点から、アクリルゴム(ACM)が使用されてきた。
しかし、中南米のような冠水路を走行するような環境では、泥水が浸入することでシール摺動部に異物が噛み込み、シールの摩耗による油漏れを発生させてしまう。
一方で、水素化ニトリルゴム(HNBR)をシール技術に利用することが提案されている。特許文献1には、HNBRとNBRを併用した組成物を、ガスケットの基材に利用することを記載している。また、特許文献2は、HNBRなどのゴムに、シリコーンオイル、含フッ素重合体を配合した組成物を、転がり軸受に利用することを記載している。
特開平9−111048号公報 特開2003−166547号公報
本発明者は、ドライブトレイン用オイルシールにおいて、オイルをシールするためのメインリップよりも大気側にサイドリップを設け、更に、シールの材質として、泥水やダストに強い水素化ニトリルゴム(HNBR)を用いることについて検討した。
これにより、メインリップに泥水やダストが浸入するのを防ぎ、シール寿命の低下を抑制することができる。
しかし、サイドリップ摺動部位、具体的には、サイドリップと、該サイドリップが摺接するデフレクタとの間で、シール鳴きが発生するという新たな課題が見出された。
サイドリップ摺動部位には、潤滑不良による摩擦、摩耗を防ぐために、グリースが塗布されるが、泥水によりグリースが流されたり、経年使用によりグリースの残留がなくなったりすることで、シールの摩耗が進行し、潤滑状態が悪化し、サイドリップ/デフレクタ間での潤滑不良によりシール鳴きが発生する。
そこで、本発明の課題は、シールの摩耗が進行しても、あるいはグリースがないドライ潤滑下においても、シール鳴きを抑制できる水素化ニトリルゴム組成物及びドライブトレイン用オイルシールを提供することにある。
また本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
水素化ニトリルゴム100重量部に対して、10〜55重量部のウォラストナイトと、10〜55重量部のグラファイトとを含有し、これらの充填剤の総量が50〜110重量部である水素化ニトリルゴム組成物。
(請求項2)
カーボンブラックを更に含有する請求項1記載の水素化ニトリルゴム組成物。
(請求項3)
請求項1又は2記載の水素化ニトリルゴム組成物を架橋して得られたドライブトレイン用オイルシール。
(請求項4)
サイドリップの端面を摺動シール面とするドライブトレインに用いる請求項3記載のドライブトレイン用オイルシール。
本発明によれば、シールの摩耗が進行しても、あるいはグリースがないドライ潤滑下においても、シール鳴きを抑制できるゴム組成物及びドライブトレイン用オイルシールを提供することができる。
更に、本発明によれば、圧縮永久歪みの増大も抑制できるゴム組成物及びドライブトレイン用オイルシールを提供することができる。
すなわちシール鳴きは、特に摩擦係数が高くなる低速域において、スティックスリップにより発生するという知見を見出し、HNBRに、2種の充填材を、特定の配合量で配合することにより、摩擦特性をコントロールすることによってシール鳴きを抑制し、圧縮永久歪みの増大の抑制をはかることができた。
ドライブトレイン用オイルシールを備えた密封構造の一例を示す断面図
以下に、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明の水素化ニトリルゴム組成物は、ポリマーとして、水素化ニトリルゴム(HNBR)100重量部に対して、10〜55重量部のウォラストナイトと、10〜55重量部のグラファイトとを含有し、これらの充填剤の総量が50〜110重量部である。
かかる水素化ニトリルゴム組成物を架橋して得られた架橋体により構成されるドライブトレイン用オイルシールは、シールの摩耗が進行しても、あるいはグリースがないドライ潤滑下においても、シール鳴きを抑制でき、更に、圧縮永久歪みの増大も抑制できる効果が得られる。
水素化ニトリルゴムとしては、結合アクリルニトリル量が、15〜45重量%のものを好ましく用いることができる。
水素化ニトリルゴムは、市販品としても入手可能であり、例えば、日本ゼオン社製の「Zetpol 2010」、「Zetpol 2020」、「Zetpol 4310」等を好ましく用いることができる。
なお、本発明の効果を顕著に奏する上で、水素化ニトリルゴムは、ニトリルゴム(NBR)と併用されないことが好ましい。これにより、特にドライブトレイン用オイルシール等のように使用環境温度が高温になる用途において、耐熱老化防止性を向上することもできる。
ウォラストナイトは、ケイ酸カルシウム(CaSiO3)であり、市販品としても入手可能であり、例えば、NYCO社製の「NYAD 400」(繊維長35μm、繊維径7μm、アスペクト比5)等を好ましく用いることができる。
グラファイトは、市販品としても入手可能であり、例えば、日電カーボン社製の「グラファイトA−0」等を好ましく用いることができる。
また、本発明の水素化ニトリルゴム組成物に、カーボンブラックを配合することは好ましいことである。
カーボンブラックとしては、例えば、FEFカーボン等を好ましく用いることができる。本発明の水素化ニトリルゴム組成物にFEFカーボンを用いた場合、該組成物の混練加工性に優れ、更に該組成物から得られるゴムの常態物性、へたり防止性などのバランスにも優れる効果が得られる。
カーボンブラックを配合する場合、その配合量は、格別限定されないが、水素化ニトリルゴム100重量部に対して、50重量部以下であることが好ましい。
本発明のゴム組成物には、上記の成分の他に、架橋上、物性上、要求される成分を適宜配合することができる。
架橋上要求される成分としては、架橋剤や架橋助剤などが挙げられる。
物性上要求される成分としては、例えば、老化防止剤等を例示できる。
本発明のドライブトレイン用オイルシールは、以上に説明したゴム組成物を架橋して得られた架橋体により構成される。
以下、図面に基づき、本発明のドライブトレイン用オイルシールの一例を説明する。
図1は、ドライブトレイン用オイルシールを備えた密封構造の一例を示す断面図である。
図1において、1はドライブトレイン用オイルシールである。ドライブトレイン用オイルシール1は、全体としてリング状に形成されている。
ドライブトレイン用オイルシール1は、3つのシールリップ11、12及び13を備えている。第1のシールリップ11及び第2のシールリップ12は、リング状のドライブトレイン用オイルシール1の内周側に設けられ、第3のシールリップ13は、ドライブトレイン用オイルシール1の側方に設けられている。
また、14は第1のシールリップ11によるシールを加勢するスプリング環であり、例えば金属等により構成することができる。また、15は金属環である。
図示の密封構造において、ドライブトレイン用オイルシール1は、ハウジング2に固定されており、ハウジング2とシャフト3との間の間隙を密封するように配置されている。
第1のシールリップ11は、メインリップとして機能するものであり、3つのシールリップ11、12及び13のうち、もっともオイル側に配置されている。第1のシールリップ11をシャフト3に摺接させて、オイルを密封することができる。
第2のシールリップ12は、第1のシールリップ11よりも大気側に配置されている。第2のシールリップ12をシャフト3と摺接させて、オイルの密封を安定化することができる。
第3のシールリップ13は、サイドリップとして機能するものであり、3つのシールリップ11、12及び13のうち、もっとも大気側に配置されている。第3のシールリップ13の端面を摺動シール面として、シャフト3に固定されたデフレクタ4と摺接させて、大気側からオイル側に、泥水やダストが浸入するのを防ぐことができる。
第3のシールリップ13は、デフレクタ4に対して所定の締め代Xで取り付けられており、これにより、デフレクタ4を押圧してシール機能を発揮する。
第1のシールリップ11及び第2のシールリップ12が、シャフト3を、当該シール1の径方向(図中、下方向)に押圧してシール機能を発揮するのに対して、第3のシールリップ13は、デフレクタ4を、当該シール1の径方向と直交する方向(当該シール1の側方であり、図中、左方向)に押圧してシール機能を発揮する。
当該シール1の第1のシールリップ11及び第2のシールリップ12は、密封対象であるオイルにより、シール面(摺動部位)の潤滑効果が保持され易いが、第3のシールリップ13は、このような潤滑効果が得られにくいため、別途グリース等を用いて、潤滑を保持させる。
従来のドライブトレイン用オイルシールでは、泥水によりグリースが流されたり、経年使用によりグリースの残留がなくなったりすることで、シールの摩耗が進行し、潤滑状態が悪化し、サイドリップ/デフレクタ間での潤滑不良によりシール鳴きが発生し易いものであったが、本発明のドライブトレイン用オイルシールによれば、シールの摩耗が進行しても、あるいはグリースがないドライ潤滑下においても、シール鳴きを抑制でき、更に、圧縮永久歪みの増大も抑制できる効果が得られる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明はかかる実施例により限定されない。
(実施例1)
・水素化ニトリルゴム
結合アクリルニトリル量:36重量%
(日本ゼオン社製「Zetpol 2010」)・・・・・・・・・・・100重量部
・ウォラストナイト(NYCO社製「NYAD 400」)・・・・・・・30重量部
・グラファイト(日電カーボン社製「グラファイトA−0」)・・・・・・20重量部
・カーボンブラック(FEFカーボン)・・・・・・・・・・・・・・・・50重量部
・架橋剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5重量部
・架橋助剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4重量部
以上の各成分をニーダおよびオープンロールで混練し、混練物を150℃〜200℃、3〜30分間のプレス架橋(一次架橋)および200℃〜230℃、9〜22時間のオーブン架橋(二次架橋)により架橋し、水素化ニトリルゴム組成物の架橋体を得た。
<評価方法>
1.硬さ(Duro A)
得られた水素化ニトリルゴム組成物の架橋体について、JIS K6253:1997に準拠し、タイプAデュロメーター(瞬時)で測定した。
2.引張強度(MPa)
得られた水素化ニトリルゴム組成物の架橋体について、JIS K6251:2010に準拠して測定した。
3.切断時伸び(%)
得られた水素化ニトリルゴム組成物の架橋体について、JIS K6251:2010に準拠して測定した。
4.異音(シール鳴き)確認
上記水素化ニトリルゴム組成物の架橋体として、ドライブトレイン用オイルシールを架橋成形し、図1に示すように、ドライブトレイン用オイルシールを密封構造に組み込んだ。
サイドリップの先端を0.7mm摩耗させ、グリースのないドライ潤滑下で、締め代Xを約5mmに設定して、低速域の回転数(10rpm〜250rpm)で異音(シール鳴き)の発生の有無を確認した。
5.圧縮永久歪み
上記水素化ニトリルゴム組成物の架橋体として、断面がO形(円形状)の環状シール部材(環の直径=φ3.1cm)を架橋成形し、JIS K6262:2013に準拠して120℃、70時間の耐熱老化後の圧縮永久歪み(%)を測定した。圧縮率は25%とした。
以上の評価結果を、表1に示す。
(実施例2)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を40重量部とし、グラファイトの配合量を10重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を50重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(実施例3)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を10重量部とし、グラファイトの配合量を40重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を50重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(実施例4)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を40重量部とし、グラファイトの配合量を40重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を35重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(実施例5)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を50重量部とし、グラファイトの配合量を50重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を30重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(実施例6)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を10重量部とし、グラファイトの配合量を55重量部とし、更に、カーボンブラックの配合を45重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(実施例7)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を55重量部とし、グラファイトの配合量を10重量部とし、更に、カーボンブラックの配合を45重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例1)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を30重量部とし、グラファイトの配合を省略(0重量部)し、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を60重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例2)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を30重量部とし、グラファイトの配合量を10重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を55重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例3)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を40重量部とし、グラファイトの配合を省略(0重量部)し、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を55重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例4)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を60重量部とし、グラファイトの配合を省略(0重量部)し、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を45重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例5)
実施例1において、ウォラストナイトの配合を省略(0重量部)し、グラファイトの配合量を30重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を60重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例6)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を10重量部とし、グラファイトの配合量を30重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を55重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例7)
実施例1において、ウォラストナイトの配合を省略(0重量部)し、グラファイトの配合量を40重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を55重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例8)
実施例1において、ウォラストナイトの配合を省略(0重量部)し、グラファイトの配合量を60重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を45重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
(比較例9)
実施例1において、ウォラストナイトの配合量を60重量部とし、グラファイトの配合量を60重量部とし、更に、実施例1と同程度のゴム硬度となるようにカーボンブラックの配合量を25重量部に調整したこと以外は、実施例1と同様にして、評価した。その結果を、表1に示す。
Figure 0006677967
<評価>
表1より、実施例1〜7の水素化ニトリルゴム組成物を用いた場合は、異音が発生しないことがわかる。サイドリップ/デフレクタ間の摩擦係数が低くなることで、鳴きを抑制できたものと推定される。更に、実施例1〜7のゴム組成物を用いた場合は、圧縮永久歪みも、低い値に抑えられることがわかる。
一方、比較例1〜8の水素化ニトリルゴム組成物を用いた場合は、異音が発生することがわかる。
なお、比較例9の水素化ニトリルゴム組成物を用いた場合は、異音は発生しなかったが、圧縮永久歪みが増大することがわかる。
1:ドライブトレイン用オイルシール
11:第1のシールリップ(メインリップ)
12:第2のシールリップ
13:第3のシールリップ(サイドリップ)
14:スプリング環
15:金属環
2:ハウジング
3:シャフト
4:デフレクタ
X:締め代

Claims (3)

  1. 水素化ニトリルゴム100重量部に対して、10〜55重量部のウォラストナイトと、10〜55重量部のグラファイトと、カーボンブラックとを含有し、ウォラストナイトおよびグラファイトの総量が50〜110重量部である水素化ニトリルゴム組成物。
  2. 請求項1記載の水素化ニトリルゴム組成物を架橋して得られた架橋体により構成されるドライブトレイン用オイルシール。
  3. サイドリップの端面を摺動シール面とするドライブトレインに用いる請求項記載のドライブトレイン用オイルシール。
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