JP6675564B1 - 顔認識システム、顔認識方法及び顔認識プログラム - Google Patents

顔認識システム、顔認識方法及び顔認識プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顔領域の誤検出を高速に判定し、かつ精度の良い顔認識も可能とする顔認識技術。【解決手段】カメラ画像201から人物の顔検出を行う比較的低精度の第1の顔検出手段2と、カメラ画像201に対してより高精度に人物の顔検出を行う第2の顔検出手段3と、第1の顔検出手段2と第2の顔検出手段3とのそれぞれによってカメラ画像それぞれに対して顔検出を行い、第1の顔検出手段2が検出した顔領域に対して第2の顔検出手段3が顔検出できない時には第1の顔検出手段2により誤検出されたものと判定して当該顔領域の重心座標をポイントマスク位置として自己学習し、以後、第1の顔検出手段2がカメラ画像201から顔検出した時に当該顔領域の重心座標を求め、記憶されているポイントマスクの座標群の中に一致する座標のものが見つかった時には誤検出領域であるとして当該撮影画像に対して第2の顔検出手段3による精度の良い顔検出を行わない顔認識システム。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば会社やホテル、マンション等のエントランスにて、デジタルカメラで撮影される撮影画像だけで人物の接近を検知し顔認識するまでを、高速かつ高精度に処理する顔認識システム、顔認識方法及び顔認識プログラムに関する。
なお、一般には「顔認識」も「顔認証」も同一のコンピュータ処理であり、「モニターカメラ等で撮影したデジタル画像から、コンピュータシステムによりあるいはそれに組み込まれているアプリケーションによって人物を自動的に識別する処理技術を意味する用語として使用されている。しかしながら、本願では「顔認識」と「顔認証」とは異なった意味を持つものとして使用する。監視カメラ等のデジタルカメラから取得したデジタル画像から人の顔があるかどうかを調べて顔の領域を検出する「顔検出」を行う。そして検出した顔領域の特徴を解析し、確かに人物の顔であると判定するまでが「顔認識」処理である。他方、「顔認証」処理は、その検出し識別した顔領域の特徴データを事前にデータベースに登録されている多数の顔画像それぞれの特徴データと照合し一致する特徴データを持つ顔画像を割り出し、当該顔画像と紐付けされている属性、つまり当該顔画像の人物がどこの誰であるかとか○○部署のだれそれであるとかをその人物の属性まで特定する処理を意味するものとして使用する。
近年、例えば会社やホテル、マンション等のエントランスにて、そこに設置されているモニターカメラで撮影される映像から人物の接近を検出し、その人物の顔を認識し、認識結果に応じて自動ドアを開扉したり映像モニターや音声による応対をしたり、その他の特定の反応を行う自動受付システムやセキュリティシステムが広く活用されている。これは、モニターカメラの撮影画像を解析して人物の顔を特定し何らかのリアクションを行う技術が容易に利用可能となってきていることによる。
このような顔認識・顔認証技術を採用する場合、モニターカメラの撮影画像のみから精度良く対象人物を特定する必要があり、そのためには人物の顔の特徴が画像内にしっかりと反映されていなくてはならない。そこで従来の顔認識システムでは、顔検出を精度良く行うためにモニターカメラの撮影条件をある程度一定にするための拘束条件、例えば一定の範囲内に顔が収まるように来訪した人物に対して立つ位置や顔の向きを正すように要求したり、人物の背景に不確定要素が入り込まないように背景となる衝立を置いたり、太陽光や照明の影響といった外的不安定要因を排除するために専用ブースを設けたり、エントランスホール内でふさわしい設置場所を探してそこに受付ブースとモニターカメラを設置する等々の運用上の対策が採られている。
ところがこのような運用の場合、会社やホテル等で1つの「顔」となるべき受付ブースの意匠に制限がかかる、あるいは衝立等が存在することで受付システムがその裏に隠れてしまってエントランスホールに入ってきた人からは見えにくく、そこに受付ブースがあることを来訪者が気付かないといった弊害が生じることがある。
他方、会社等で無人の受付ブースを設ける場合、図10、図11に示すように、受付カウンター101側からエントランス102の方向に向けてモニターカメラ103を配置する例は多い。この場合、図11に示す撮影画像201に見られるように、モニターカメラ103はエントランス102の自動ドア104越しに屋外105の景色を撮影したり、エントランス102の自動ドア104から人の出入りや屋外105での人や車の往来等で時々刻々に変化する情景を撮影する。
このような状況下でエントランス102の自動ドア104から入ってきた人物を自動的に検出する際には、まず受付カウンター101に接近してくる人物かどうかを判定する必要がある。そのため、コンピュータにてモニターカメラ103の撮影した撮影画像201に対して、顔検出のためにパターン認識を実行する。このパターン認識の時には人物の顔と背景との識別のために閾値を設定する。しかし、背景のノイズ(時間による背景の物体や光の変化)によって閾値の適正値も変化する。それにも関わらず人物を漏れなく検出しようとすると、その閾値をあらゆる状況を考慮した最低値にやむなく設定する必要がある。
しかしながら、閾値を最低値に設定すると、状況によって「あちらを立てれば、こちらが立たず」的な誤検出、誤認識が発生してしまうことになる。また、このようなノイズの影響により、特定人物の顔であるかどうかを認証する際も、画像内の顔領域の可能性あるパターンをすべて照合することになるために、認証までの時間が増加する問題点も発生していた。
このように、従来技術では、顔認識処理中に実行される人物の顔検出で、精度向上のために顔検出閾値を高くすると人物の顔が検出されにくくなって即応性が下がり、逆に閾値を低くすると即応性は上がるが、誤検出つまり人物以外の画像領域を顔領域であると反応してしまう問題点があった。
また顔検出のために撮影画像から顔領域を切り出すための閾値は、画像内の背景の物体や光の入り方の変化によって適正値が変化する。そのため、様々な状況下で人物の顔を漏れなく検出するには閾値を低めに設定しておかなければならない。ところがその結果として、状況によって誤検出が発生してしまう問題点もあった。同時に、適正な閾値を決定する際の調整に人手と時間がかかってしまう。その上、人物検出が高精度に行える顔認識アプリケーションを実行する顔認識システムを構築すると、人物検出の即応性が下がりリアルタイムに反応できなくなり、顔認識システムとして実用的ではない問題点もあった。
さらに、背景の不要な部分がモニターカメラの撮影画像内に写り込まないようにカメラ位置を調整したりあらかじめ撮影画像に対して矩形状にマスクしたりする方法があるが、そうすると人物の検出エリアが狭くなってしまう上に、誤検出を減らすには十分ではない問題点があった。加えてこの場合にも、カメラ位置や顔領域切り出しのために撮影画像に設定するマスクエリアの設定調整に人手と時間がかかってしまう問題点があった。
特開2018−45309号公報 特開2018−88154号公報 特開2018−160799号公報
本発明は、上述の従来技術の課題に鑑みてなされたもので、例えば会社やホテル、マンション等のエントランスホールの受付カウンターに設置する自動受付システムに組み込んだ場合に、エントランスホールの入口ドアを入ってきた人物の接近を即時に感知し、かつ人物の顔認識が精度良く行える顔認識システム、またその機能をコンピュータにて実現することができる顔認識方法及び顔認識プログラムを提供することを目的とする。
本発明はまた、運用により自動学習機能によって人物の接近感知の正確度を高めることができる顔認識システム、またその機能をコンピュータにて実現することができる顔認識方法及び顔認識プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、所定の注視空間を一定の画角で連続的に撮影するモニターカメラと、前記モニターカメラが連続的に撮影するカメラ画像から人物の顔認識を行う比較的低精度の第1の顔認識処理部と、前記カメラ画像に対してより高精度に顔認識を行う第2の顔認識処理部と、前記第1の顔認識処理部と前記第2の顔認識処理部とのそれぞれによって前記カメラ画像に対して顔認識を行い、前記第1の顔認識処理部が検出した顔領域に対して前記第2の顔認識処理部が顔認識できない時には当該顔領域の重心座標をポイントマスク位置として自己学習し記憶するポイントマスク学習処理部と、前記第1の顔認識処理部が前記カメラ画像から顔検出した時に当該顔領域の重心座標を求め、前記ポイントマスク学習処理部に記憶されているポイントマスクの座標群の中に一致する座標のものが見つかった時には誤検出領域であるとして当該カメラ画像に対して前記第2の顔認識処理部よる顔認識を行わせないポイントマスク照合処理部と、前記第2の顔認識処理部によって顔認識した時にその顔認識結果を出力する顔認識結果出力処理部とを備えた顔認識システムを特徴とする。
上記発明の顔認識システムにおいては、受付ブースに前記モニターカメラを設置すると共に受付モニターを設置して当該顔認識システムと接続し、前記顔認識結果出力処理部の出力する顔認識結果を用いて人物を特定する顔認証処理部と、前記第1の顔認識処理部の顔検出に対応した歓迎メッセージ及び前記顔認証処理部が特定する人物の属性に応じた歓迎メッセージを前記受付モニターに表示させる自動受付処理部とを備えたものとすることができる。
また上記発明の顔認識システムにおいては、前記自動受付処理部が、前記顔認証処理部が特定する人物の属性に応じてセキュリティドアのオープン信号を出力するものとすることができる。
また上記発明の顔認識システムにおいては、前記第2の顔認識処理部としてインターネットにて接続される外部の顔認識サービスサイトのコンピュータを利用するものとすることができる。
本発明はまた、コンピュータにより実行する顔認識方法であって、所定の注視空間を一定の画角で連続的に撮影するモニターカメラが連続的に撮影するカメラ画像を受信し、当該カメラ画像から人物の顔認識を行う比較的低精度の第1の顔認識処理ステップと、前記カメラ画像に対してより高精度に顔認識を行う第2の顔認識処理ステップと、前記第1の顔認識処理ステップと前記第2の顔認識処理ステップとのそれぞれによって前記カメラ画像に対して顔認識を行い、前記第1の顔認識処理ステップにて検出した顔領域に対して前記第2の顔認識処理ステップにて顔認識できない時には当該顔領域の重心座標をポイントマスク位置として自己学習し記憶するポイントマスク学習処理ステップと、前記第1の顔認識処理ステップが前記カメラ画像から顔検出した時に当該顔領域の重心座標を求め、前記ポイントマスク学習処理ステップに記憶されているポイントマスクの座標群の中に一致する座標のものが見つかった時には誤検出領域であるとして当該カメラ画像に対して前記第2の顔認識処理ステップよる顔認識を行わせないポイントマスク照合処理ステップと、前記第2の顔認識処理ステップによって顔認識した時にその顔認識結果を出力する顔認識結果出力処理ステップとを含む顔認識方法を特徴とする。
上記発明の顔認識方法においては、受付ブースに前記モニターカメラを設置すると共に受付モニターを設置して当該顔認識システムと接続し、前記顔認識結果出力処理ステップにて出力する顔認識結果を用いて人物を特定する顔認証処理ステップと、前記第1の顔認識処理ステップによる顔検出に対応した歓迎メッセージ及び前記顔認証処理ステップにて特定する人物の属性に応じた歓迎メッセージを受付モニターに表示させる自動受付処理ステップとを含むものとすることができる。
また上記発明の顔認識方法においては、前記自動受付処理ステップが、前記顔認証処理ステップにて特定する人物の属性に応じてセキュリティドアのオープン信号を出力するものとすることができる。
また上記発明の顔認識方法においては、前記第2の顔認識処理ステップとしてインターネットにて接続される外部の顔認識サービスサイトのコンピュータを利用するものとすることができる。
さらに本発明は、当該顔認識プログラムをコンピュータシステムにインストールして実行させることにより、所定の注視空間を一定の画角で連続的に撮影するモニターカメラが連続的に撮影するカメラ画像を受信し、当該カメラ画像から人物の顔認識を行う比較的低精度の第1の顔認識処理ステップと、前記カメラ画像に対してより高精度に顔認識を行う第2の顔認識処理ステップと、前記第1の顔認識処理ステップと前記第2の顔認識処理ステップとのそれぞれによって前記カメラ画像に対して顔認識を行い、前記第1の顔認識処理ステップにて検出した顔領域に対して前記第2の顔認識処理ステップにて顔認識できない時には当該顔領域の重心座標をポイントマスク位置として自己学習し記憶するポイントマスク学習処理ステップと、前記第1の顔認識処理ステップが前記カメラ画像から顔検出した時に当該顔領域の重心座標を求め、前記ポイントマスク学習処理ステップに記憶されているポイントマスクの座標群の中に一致する座標のものが見つかった時には誤検出領域であるとして当該カメラ画像に対して前記第2の顔認識処理ステップよる顔認識を行わせないポイントマスク照合処理ステップと、前記第2の顔認識処理ステップによって顔認識した時にその顔認識結果を出力する顔認識結果出力処理ステップとを前記コンピュータシステムに実行させる顔認識プログラムを特徴とする。
上記発明の顔認識プログラムにおいては、受付ブースに前記モニターカメラを設置すると共に受付モニターを設置して当該顔認識システムと接続し、前記顔認識結果出力処理ステップにて出力する顔認識結果を用いて人物を特定する顔認証処理ステップと、前記第1の顔認識処理ステップによる顔検出に対応した歓迎メッセージ及び前記顔認証処理ステップにて特定する人物の属性に応じた歓迎メッセージを受付モニターに表示させる自動受付処理ステップとを前記コンピュータシステムに実行させるものとすることができる。
また本発明の顔認識プログラムにおいては、前記自動受付処理ステップが、前記顔認証処理ステップにて特定する人物の属性に応じてセキュリティドアのオープン信号を出力するものとすることができる。
さらに本発明の顔認識プログラムにおいては、前記第2の顔認識処理ステップとしてインターネットにて接続される外部の顔認識サービスサイトのコンピュータを利用するものとすることができる。
本発明のシステム、本発明の方法を実行するコンピュータ、また本発明のプログラムをインストールしたコンピュータによれば、例えば会社やホテル、マンション等のエントランスの受付カウンターに設置した際に、エントランスの入口ドアを入ってきた人物の接近を高速で正確に検出し、かつ人物の顔認識が精度良く行える。
また本発明のシステム、本発明の方法を実行するコンピュータ、また本発明のプログラムをインストールしたコンピュータによれば、運用により自動学習機能によって人物の接近検出の正確度を高めつつ応答速度の向上も図れる。
したがって、本発明を組み込んだ自動受付システムでは、カメラの前に背景として衝立を立てたり顔検出のためのエリアを限定したり、来訪人物にカメラから見て最適の位置に移動させる指示をしたりすることなく、エントランスホールの全体を撮影するカメラ画像に対して最初の段階でそれがシステムに接近してくる人物であるかどうか、背景であるかどうかを切り分け、背景に存在する誤認識要素を当該システム運用中に自動で学習していくことができ、モニターカメラの撮影画像に対して当該学習した背景に存在する誤認識要素と同じ要素を再度人物として誤認識する場合には顔認識に移行せず、真正の人物検知の場合にだけ顔認識、顔認証処理に移行して自動受付処理を行うことができ、人物接近の検出を高速で行いつつ人物接近から当該人物の顔認証までの流れをスムーズに行って自動受付を適切に実行できる自動受付システムが構築できる。
本発明の第1の実施の形態の自動受付システムの機能ブロック図。 上記第1の実施の形態の自動受付システムの実行する自動受付動作のフローチャート。 上記第1の実施の形態の自動受付システムの実行する顔画像の登録処理のシーケンス図。 上記第1の実施の形態の自動受付システムの実行する自動受付処理のシーケンス図。 上記第1の実施の形態の自動受付システムにおける受付モニターの表示例の説明図。 上記第1の実施の形態の自動受付システムによるポイントマスクの自動学習と顔認識処理の動作を示す説明図。 上記第1の実施の形態の自動受付システムにおいてモニターカメラが撮影したエントランスホールの撮影画像に対して自動学習したポイントマスクの位置を重畳した画像(1)。 上記第1の実施の形態の自動受付システムにおいてモニターカメラが撮影したエントランスホールの撮影画像に対して自動学習したポイントマスクの位置を重畳した画像(2)。 本発明の第2の実施の形態の自動受付システムの機能ブロック図。 従来例の自動受付システムの自動受付ブースの説明図。 一般的なエントランスホールのモニターカメラによる撮影画像。
本発明は、閾値を可変させて顔認識精度すなわち類似度を可変できる計算方法を有した顔認識コンピュータシステムの計算結果を用いること、もしくは顔認識精度が異なる複数の顔認識コンピュータシステムを同時に利用することが前提である。そしてこれらの実現にはLANやインターネットのネットワーク通信技術を利用することも許される。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態は第1と第2との2種類の閾値を設定し、最初に比較的低い第1の閾値により撮影画像の中から顔領域を検出することで、顔認識の精度は低いが認識処理速度が速い、つまり即応性のある顔検出アプリケーションにて人物の顔検出を行い、顔検出ができた時にはより高い第2の閾値により顔認識処理を行い、より精度の高い、より厳密な顔認識ができる顔認識アプリケーションを実行し、その顔認識結果に基づいて自動受付処理を行う自動受付システム、また当該自動受付システムで使用する顔認識方法及び当該自動受付システムで実行する顔認識プログラムである。
図1に示すように、本実施の形態の自動受付システムは、構内通信ネットワークLAN、外部のインターネットNW1を併用し、受付ブースに設置されている受付モニター1と、この受付モニター1とLANにて接続されているローカルコンピュータ2と、このローカルコンピュータ2とインターネットNW1を通じて接続されている顔認証サイトコンピュータ3にて構成されている。
受付モニター1については、来訪者を撮影するためにエントランスホールの主に入口ドアから受付ブースまでの景色を撮影できる画角を持つモニターカメラ11、来訪者の発話を拾うマイク12、また必要な音声アナウンスを行うためのスピーカー(図示せず、必須ではない)が接続されている。
ローカルコンピュータ2はノート型やデスクトップ型のパーソナルコンピュータ、事業所用の高性能のコンピュータのいずれであってもよいが、LANやインターネットNW1を通じて外部のコンピュータとデータ通信するためのデータ通信機能、そして相当容量の記憶装置20を備えている。そして本実施の形態の自動受付処理を実施するための自動受付業務用プログラムが組み込まれている。この自動受付業務用プログラムは、当該ローカルコンピュータ2で必要な比較的低精度の第1の閾値にて顔認識を実行する顔検出プログラムも含んでいる。
このローカルコンピュータ2は、受付業務実行部21、人物検出処理部22、ポイントマスク照合部23、ポイントマスク登録部24、外部への顔画像送信部25、そして外部からの顔認証結果受信部26を内部処理機能として備えている。
ローカルコンピュータ2における受付業務実行部21は、受付モニター1に来客歓迎メッセージ、受付応対メッセージ等を表示して来客対応業務を実行する。この受付モニター1にLANを通じて送信して表示させるメッセージとしては、特に限定されないが、図5に示すようなメッセージを来客の顔認証に先駆けて、また顔認証結果に応じて表示する。またマイク12からの音声信号の受信、スピーカ(図示せず)に対する発話信号の送信も行う。(詳細は後述する。)
人物検出処理部22は比較的低い第1の閾値により比較的精度は低いが応答速度の速い顔認識処理を行う第1の顔認識アプリケーションAP1により、LANを通じてモニターカメラ11から一定周期(フレームレート)で連続的に送られてくる撮影画像のそれぞれに対してその画像中に人物の顔が写っていないか顔検出処理を行い、顔検出時には顔検出信号を出力する。この顔検出処理は、比較的低い第1の閾値に設定することにより、いわばだいたい人の顔であると判定できる程度の認識精度に設定して、それゆえにCPUに重い負担をかけずに比較的高速に顔検出処理を行う。
ポイントマスク照合部23は、人物検出処理部22から顔検出信号を受信した時にその顔領域の重心座標を計算し、記憶装置20に登録されているポイントマスクデータ群と照合する。そして一致する重心座標が登録されていない時には顔画像送信部25から当該顔領域の画像データをインターネットNW1を通じて外部の顔認証処理サイトコンピュータ3に送出させる。
外部への顔画像送信部25は、ポイントマスク照合部23にてポイントマスク照合処理が成功しなかった顔画像についてインターネットNW1を通じて外部の顔認証処理サイトコンピュータ3に送信する。外部からの顔認証結果受信部26は、インターネットNW1を通じて顔認証処理サイトコンピュータ3から送られてきた顔認識・顔認証結果を受信し、受付業務実行部21とポイントマスク登録部24に受け渡す処理をする。
ポイントマスク登録部24は、外部の顔認証処理サイトコンピュータ3から顔認識不成立の認識結果を受信した時に、当該顔画像の重心座標を新たなポイントマスクデータとして記憶装置20に登録する。
外部の顔認証サイトコンピュータ3については、高精度で顔認識、顔認証サービスを提供するために特定のウェブサイトに設置された高性能なコンピュータであり、大容量の記憶装置30を備えている。この顔認証処理サイトコンピュータ3には高精度の顔認識・顔認証を実行できる顔認識・顔認証アプリケーションAP2がインストールされており、インターネットNW1を通じて送られてくるローカルコンピュータ2から顔画像に対して精度の高い顔認識処理を実施し、記憶装置30に登録している多数の顔特徴データと照合して該当する顔特徴データを持つ人物を特定しその顔認証結果を同じくインターネットNW1を通じて依頼元のローカルコンピュータ2に送出する顔認識・認証処理を実施する。
本実施の形態では、ローカルコンピュータ2に顔検出アプリケーションAP1がインストールされており、外部の顔認証サイトコンピュータ3には顔認証アプリケーションAP2がインストールされている。そしてローカルコンピュータ2の顔検出アプリケーションAP1は比較的簡易なプログラムのものであり、それゆえに顔検出精度は比較的低いが顔検出処理速度は比較的高速である。
他方、外部の顔認証サイトコンピュータ3の顔認証アプリケーションAP2はローカルコンピュータ2の顔検出アプリケーションAP1に比べて顔認識・顔認証精度が高いものである。そしてそれゆえに、インターネットNW1を通じて撮影画像を外部の顔認証サイトコンピュータ3に送りそこで顔認証アプリケーションAP2だけによって顔認識・顔認証処理を行い、その顔認識・顔認証結果を待ってローカルコンピュータ2にて自動受付対応を実施すれば、来訪者に対して受付モニター1における表示態様の推移速度(反応速度)が当該来訪者にとって通常の受付係の人による対応に比べて感覚的に遅く感じさせる時間ラグを生じさせ得るものである。あるいはオンサイトのローカルコンピュータにて当該高精度の顔認識・顔認証処理アプリケーションAP2をインストールして実行させようとすれば当該ローカルコンピュータ2に高速処理性能が必要とされ、その結果としてローカルコンピュータ2のシステム価格が高価になってしまうような高負荷のアプリケーションである。
次に、上記システム構成の自動受付システムによる自動受付動作について、図2のフローチャート、また図3、図4のシーケンス図、図5〜図8の動作説明図を参照しながら説明する。この動作説明はまた、本発明の実施の形態のコンピュータによる顔認識方法及びコンピュータに実行させる顔認識プログラムの説明でもある。
図3のシーケンス図に示すように、ローカルコンピュータ2では、本システムの運営開始に先立ち、また運営中にも来訪が予想される人物の顔画像を多数読み込み、顔認証サイトコンピュータ3に送信する(シーケンスSQ1)。顔認証サイトコンピュータ3では、ローカルコンピュータ2から送信されてくる顔画像の特徴解析を行い、特徴データと共に当該顔画像の人物の属性データを記憶装置30の顔画像データベースに登録し、顔画像特徴データを蓄積していく(シーケンスSQ3,SQ5)。なお、顔認証サイトコンピュータ3は複数の顧客それぞれから同様の顔画像データが送られてくるので、顧客ごとに区別して顔画像データベースに登録する。前処理としてある程度の数の顔画像データの登録の後、本自動受付システムの運営が開始される。
本自動受付システムでは、運営開始後はポイントマスクの自動学習と共に自動受付業務を実行する。図2のフローチャート、図4のシーケンス図に示すように、ローカルコンピュータ2は受付モニター1の画面に待ち受け画面を表示させ(シーケンスSQ11)、モニターカメラ11は所定周期(フレームレート)でエントランスホールの画像を撮影し、ローカルコンピュータ2に撮影画像を連続的に送信する(ステップST11、シーケンスSQ13)。この撮影画像は、従来例の説明で用いた図11の撮影画像201と同様であり、画角固定、焦点距離固定の撮影条件で一定周期で送信する。
来訪者が特定の人物かどうかを認識する以前に、モニターカメラ11による撮影画像201の中に人物が写っているかどうかを即時に検出したい。そこで、ローカルコンピュータ2ではモニターカメラ11からのエントランスホール102の撮影画像201に対して、アプリケーションAP1を実行して比較的低い第1の閾値により顔検出を実施する(ステップST11〜ST15、シーケンスSQ15〜SQ19)。このように顔検出の閾値を低く設定することで、人物の「顔」らしきものが画像内にあるかどうかを高速に検出することが可能である。
顔検出されなければ次の周期の撮影画像に対して同様に顔検出処理を繰り返す(ステップST15、シーケンスSQ19それぞれにおいてNOに分岐)。他方、ステップST15、シーケンスSQ19で顔検出に成功すればYESに分岐し、ポイントマスク照合処理のステップST17、シーケンスSQ23に移行する。
このポイントマスク照合ステップST17では、検出した顔領域の重心座標を計算し、当該顔領域の重心座標がローカルコンピュータ2の記憶装置20に登録されているポイントマスクの座標群のいずれかの座標と一致するかどうか照合する。そして座標の一致するポイントマスクを見いだせば、ポイントマスク座標の照合成立とし、顔ではない画像領域を顔領域と誤検出したものであり人物来訪ではないと見なして次の撮影画像201に対する顔検出処理のためにリターンする(ステップST19、シーケンスSQ23でYESに分岐)。他方、ポイントマスク座標の照合不成立の場合は受付モニター1の画面に「いらっしゃいませ。」といった歓迎メッセージを表示する(シーケンスSQ21)。
これにより、顔領域として誤認識されるような領域を含む画像が撮影された場合には、外部の顔認証サイトコンピュータ3までインターネットNW1を通じて顔画像を送信して認証させその認証結果を待つということをせず、ローカルコンピュータ2側でほとんどタイムラグなく高速で誤検出であることを判断して次の処理に備えることができることになる。
そしてローカルコンピュータ2側では正しく顔検出できた撮影画像に対しては、その顔領域の画像を外部の顔認証サイトコンピュータ3までインターネットNW1を通じて送信し、アプリケーションAP2により第2の閾値を用いた精度の高い顔認識、顔認証処理を実行する(ステップST21〜ST33、シーケンスSQ27〜SQ45)。すなわち、顔認証サイトコンピュータ3において、ローカルコンピュータ2から受信した顔領域の画像に対して精度の高い顔認識、顔認証を行うアプリケーションAP2を実行して顔領域の画像から目、眉毛、口、鼻等の特徴領域を検出し、記憶装置30の当該ローカルコンピュータ2のクライアント用に登録してある多数の顔画像の特徴データを参照し特徴データが一致する顔画像を抽出する(ステップST21、シーケンスSQ27,SQ29)。
顔認証サイトコンピュータ3におけるステップST21、シーケンスSQ29の顔認識処理において、ローカルコンピュータ2から受信した顔画像が人物の顔ではないと判断されれば、顔認識ができないという認識結果を顔認証サイトコンピュータ3からローカルコンピュータ2に送信する(ステップST23、シーケンスSQ31にてNOに分岐)。
ローカルコンピュータ2で顔認識不成功の信号を顔認証サイトコンピュータ3から受信すれば、ステップST13、シーケンスSQ17で顔検出アプリケーションAP1を用いて行った第1の閾値による顔検出が誤検出であったものと判断し、当該撮影画像中の顔画像の重心座標を計算し、これを当該ローカルコンピュータ2の顔検出アプリケーションAP1では誤検出する点とみなし、次回からその座標が重心となる顔領域については顔認識、顔認証しないようにマスキングするポイントマスク座標とし、これを記憶装置20のポイントマスクの座標群に追加登録する(ステップST25、シーケンスSQ33)。そしてローカルコンピュータ2は受付モニター1の表示を待ち受け画面に復帰させ、待機させる(シーケンスSQ35)。
顔認証サイトコンピュータ3において、ステップST21、シーケンスSQ29で顔認証アプリケーションAP2による顔認識に成功すれば、当該顔画像の特徴から既登録の人物の顔であるか否かの顔認証を行う(ステップST27、シーケンスSQ37)。この顔認証において既登録の得意先の人物、自社の社員等の属性を抽出できなければ未知の来訪者として事前に設定した受付対応を実行する(ステップST29,ST31、シーケンスSQ39,SQ41)。他方、この顔認証処理において登録済みの既知の人物を特定することができれば、その属性に応じて事前に設定した受付対応を実行する(ステップST29,ST33、シーケンスSQ43,SQ45)。
こうして、図5のシーケンスSQ41に例示するように、ステップST27,29、シーケンスSQ37で顔認証が成功しなければ、顔認証サイトコンピュータ3からローカルコンピュータ2にその認証不成立を通知し、ローカルコンピュータ2は受付モニター1に対して、「受付につながりますので、○○番にお電話してください。」のメッセージを表示させたりスピーカーにより同様のメッセージを発話させたりして、不特定人物であっても失礼のない受付対応を行う。
他方、ステップST27,ST29、シーケンスSQ37で顔認証が成功すれば、顔認証サイトコンピュータ3からローカルコンピュータ2に認証した特定人物の氏名、ID等のあらかじめ登録されている属性情報を送信し、ローカルコンピュータ2では顔認証サイトコンピュータ3から受け取った属性情報に基づき、自機の記憶装置20に登録している該当人物の属性データを読み出し、得意先の○○という人物であるとか、自社の○○部の何々という社員であるとかを特定し、この登録した属性情報の内容に応じてあらかじめ設定した受付対応を実施する。例えば、図5に示すように、「○○様、お待ちしておりました。どうぞ○○番にお電話ください」というメッセージを受付モニター1の画面に表示させたり(シーケンスSQ45−1)、「○○様、いらっしゃいませ。エレベーターで○○階までお越しください。お待ちしております。」というメッセージを表示させると共にセキュリティドアを自動的にオープンさせる制御を行ったり(シーケンスSQ45−2)、自社社員であれば「○○さん、お疲れ様でした」と表示させると共にセキュリティドアを自動的にオープンさせたりする(シーケンスSQ45−3)ことができる。
本実施の形態によれば、上述したポイントマスクの自動学習処理と自動受付処理により、モニターカメラ11によってエントランスホール102を一定の画角、焦点距離で一定周期で撮影しながら、ローカルコンピュータ2の比較的低い第1の閾値により処理速度は速いが精度の低い顔検出処理では誤検出が発生するような撮影状況、撮影領域については誤検出した顔領域の重心座標をポイントマスクとして自己学習していき、次に時間を変えて撮影した撮影画像中の同じ領域に対して顔検出した時にはローカルコンピュータ2側で即時に誤検出とし、顔認証サイトコンピュータ3に当該顔領域のデータを送信して厳密な顔認識、顔認証を実施させる時間を省略することができる。同時に、当該誤検出した顔領域の重心座標をポイントマスクデータにして自動学習することにより、顔認証サイトコンピュータ3に送信して厳密な顔認識、顔認証処理をする回数を減らすることもでき、受付対応処理の反応速度を運営時間の経過に伴って向上させることができる。
例示すれば、モニターカメラ11によって図11に示したようなエントランスホール102の撮影画像201を周期的とキャプチャーしているとする。図6に示すように、モニターカメラ11で撮影される撮影画像201内の解像度に相当する、「顔を検出しない」座標リストをポイントマスクMK1として生成する。このポイントマスクMK1の座標リストは初期の段階では空(から)かもしくはモニターカメラ11の設置場所によりある程度分かりやすい座標に関してはあらかじめ記述しておく。従来であれば、図11のエントランスホール102の撮影画像201では、例えば屋外111の車のタイヤが撮影される場所や、自動ドア104のマークの付近が既存の顔検出器では「人間の目」の位置という形で誤認識されるが、本実施の形態ではこの誤検出を防ぐことができる。これは、従来技術の背景マスクとしてある一定の矩形範囲を認識範囲から除外しておくということでも可能ではあるが、そうすると、モニターカメラ11で撮影する範囲を著しく制限する。
そこで、本実施の形態では、図6に示すように、顔パターンとして認識されるカメラ画像201内の顔矩形パターンの重心座標を用い、図7に示すようにその重心座標の位置を「ポイントマスク」MK1として記録する。そして、以後にそのポイントマスクMK1の位置で顔パターン検出がされても実際には人の顔ではないとみなして顔認証処理に移行しないことにし、誤認識率を減らしていく。また新たに顔検出した領域IM1のように精度の高い顔認識では誤検出と判断された場合にはその顔領域IM1の重心座標をポイントマスクMK2として以後認識しないようにして自己学習していく。この自己学習により、図8に示すように誤検出を起こした矩形パターンに対するポイントマスクMK1は時間の経過と共に増加していく。これより、長時間運用することで自動的に誤検出位置を記録していくため、図6に示すように誤検出の可能性の低い顔検出領域IM2に対してだけ精度の高い顔認識、顔認証処理できるようになるので、顔認識・顔認証の精度が向上することになる。
また一般的なノイズ要因を排除するための「矩形マスク」と異なり、学習が進みマスク領域の数が増えても、図7、図8に示すように撮影画像の誤検出領域の重心座標位置のみをポイント状のマスクとするものであるため、検知範囲を狭めることがなく、背景に様々な模様が映り込むような悪条件下にもモニターカメラ11を設置して精度の高い顔認証ができることになる。
これにより、エントランスホール102のような環境では、受付カウンター101に対して左右、画像奥等、どの方向から人物がどのように近づいて来るかも特定しにくいが、動線を限定するようなことを避けたいという課題を解決できる。また、最初から顔認識の閾値を上げて検出精度を高くする場合には、一般的に精度が高くなる分だけ認識処理の負荷が大きくなって認識速度が低下し反応性が損なわれることになるが、本実施の形態では人物の顔検出時には低精度かつ高速に処理を行うことが可能であるため、反応性に関する課題も解決できる。しかも運用時間の経過に伴い自動学習によりポイントマスクの数が自ずと増加するために、その分だけ反応性良く誤検出領域が排除できるようになり、真正な顔検出領域に絞った精度の高い顔認識、顔認証ができるようになって即応性と共に精度の向上が図れる。
以上により、本実施の形態の自動受付システム及びそれに使用する顔認識方法、顔認識プログラムによれば、その使用によって、特定の人物に対してセキュリティドアを開ける、親切な案内をする等のアクションを適切に行うことがより高速に、高精度で行うことができ、しかも運用時間の経過と共に処理速度が向上する利点もある。
またこのような自動受付対応により、実際の人物が自動ドアを通ってエントランスホール102に入ってきて受付ブース101に近づくなら、早い段階で「いらっしゃいませ。」というような歓迎メッセージが受付モニター1の画面に表示され、それに続いて「○○様、お待ちしておりました。どうぞ○○番にお電話ください。」と表示され、これによって来訪者に不自然な印象を与えない自然な流れの受付対応が自動的に行える利点もある。
なお、本実施の形態では顔認識サイトコンピュータ3の顔認識処理プログラムAP2としては、Amazon.com社により提供されているAmazon Web Service(AWS)の内の顔認証サービスを使用している。そのURLは、「https://aws.amazon.com/jp/rekognition/the-facts-on-facial-recognition-with-artificial-intelligence/」である。しかしながら、外部の顔認証処理サイトコンピュータ及び顔認証処理プログラムとしては、同様の顔認識サービスを提供する別会社、例えばIBM社、Google社のソフトウェアを採用することも可能である。
また、ローカルコンピュータ2にインストールして利用する顔認識アプリケーションAP1には、汎用クロスプラットフォームソフトウェアライブラリDlibの機械学習と画像認識ライブラリを使用した顔認証プログラムを使用している。
[第2の実施の形態]
図9を用いて本発明の第2の実施の形態の自動受付システムについて説明する。図1に示した第1の実施の形態の場合、精度の高い顔認識、顔認証サービスを提供する外部の顔認証・顔認識コンピュータ3に顔検出領域の画像を送出して行うようにした。
本実施の形態の自動受付システムは、ローカルコンピュータ2Aにおいて精度は低いが認識速度が速い第1の閾値による顔検出アプリケーションAP1と顔認識精度がより高い第2の閾値により顔認識、顔認証を行う認証アプリケーションAP2とを同時に実行させることができるものである。そこで、本実施の形態の自動受付システムでは、ローカルコンピュータ2Aにおいて、第1の実施の形態と同様に自動受付業務を実行する受付業務実行部21と第1の閾値により人物検出を実行する人物検出処理部22、ポイントマスク照合部23、ポイントマスク登録部24を備えている。そして本実施の形態の特徴として、ローカルコンピュータ2A内にて第2の閾値による顔認識処理を実行する第2の閾値による顔認識処理部27、そしてこの第2の閾値による顔認識処理部27の顔認識結果に基づき顔認証を実行する顔認証処理部28を備えている。
本実施の形態の自動受付システムによる自動受付処理動作は第1の実施の形態と同様であり、図2のフローチャートの処理を実行する。ただし、ローカルコンピュータ2内で第1の閾値による顔検出、第2の閾値によるより精度の高い顔認識、顔認証を実行するので、図3のシーケンスにおけるシーケンスSQ3,SQ5の顔画像の登録処理、図4のシーケンスにおけるシーケンスSQ29,SQ31,SQ37の処理はローカルコンピュータ2A内で実行することになる点が第1の実施の形態と異なる。
この第2の実施の形態の自動受付システムによっても、第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏することができる。つまり、カメラの前に背景として衝立を立てたり顔検出のためのエリアを限定したり、来訪人物にカメラから見て最適の位置に移動させる指示をしたりすることなく、エントランスホールの全体を撮影するカメラ画像に対して最初の段階でそれがシステムに接近してくる「人物」であるかどうかあるいは背景であるかどうかを切り分け、背景に存在する誤認識要素を当該システム運用中に自動で学習していくことができ、カメラの撮影画像に対して自己学習した背景に存在する誤認識要素と同じ要素を再度人物として誤認識する場合には顔認識に移行せず、真正の人物検知の場合にだけ顔認証処理に移行して自動受付処理を行うことができ、人物接近の検出を高速で行いつつ人物接近から当該人物の顔認証までの流れをスムーズに行うことができる。
この実施の形態の場合、顔認識アプリケーションAP1,AP2には、汎用クロスプラットフォームソフトウェアライブラリDlibの機械学習と画像認識ライブラリで、処理時間が短いが精度的には比較的低いライブラリ(閾値が低い)と比較的高精度で処理に時間のかかるライブラリ(閾値が高い)とを採用することができる。
[他の実施の形態]
第1、第2の実施の形態では、自動受付システムについて説明した。しかしながら本発明の顔認識方法及び顔認識プログラム、またその処理機能を備えた顔認識システムは自動受付技術に限定されるものではない。顔認識、顔認証を必要とするマンション玄関の出入管理システム等でマンション住民のような特定人物、訪問客、不審者等を識別しながらセキュリティドアの開閉を制御する必要がある施設の入退室管理のシステムとしても広く応用することができる。
事業所やマンションのエントランスホールにおける自動受付システム、入退室管理システムとして広く利用できる。
1 受付モニター
2,2A ローカルコンピュータ
3 顔認証処理サイトコンピュータ
11 モニターカメラ
20 記憶装置
21 受付業務実行部
22 人物検出処理部
23 ポイントマスク照合部
24 ポイントマスク登録部
25 外部への顔画像送信部
26 外部からの顔認証結果受信部
27 第2の閾値による顔認識処理部
28 顔認証処理部
30 記憶装置
LAN 構内通信ネットワーク
NW1 インターネット

Claims (12)

  1. 所定の注視空間を一定の画角で連続的に撮影するモニターカメラと、
    前記モニターカメラが連続的に撮影するカメラ画像から人物の顔認識を行う比較的低精度の第1の顔認識処理部と、
    前記カメラ画像に対してより高精度に顔認識を行う第2の顔認識処理部と、
    前記第1の顔認識処理部と前記第2の顔認識処理部とのそれぞれによって前記カメラ画像に対して顔認識を行い、前記第1の顔認識処理部が検出した顔領域に対して前記第2の顔認識処理部が顔認識できない時には当該顔領域の重心座標をポイントマスク位置として自己学習し記憶するポイントマスク学習処理部と、
    前記第1の顔認識処理部が前記カメラ画像から顔検出した時に当該顔領域の重心座標を求め、前記ポイントマスク学習処理部に記憶されているポイントマスクの座標群の中に一致する座標のものが見つかった時には誤検出領域であるとして当該カメラ画像に対して前記第2の顔認識処理部よる顔認識を行わせないポイントマスク照合処理部と、
    前記第2の顔認識処理部によって顔認識した時にその顔認識結果を出力する顔認識結果出力処理部とを備えたことを特徴とする顔認識システム。
  2. 受付ブースに前記モニターカメラを設置すると共に受付モニターを設置して当該顔認識システムと接続し、
    前記顔認識結果出力処理部の出力する顔認識結果を用いて人物を特定する顔認証処理部と、
    前記第1の顔認識処理部の顔検出に対応した歓迎メッセージ及び前記顔認証処理部が特定する人物の属性に応じた歓迎メッセージを前記受付モニターに表示させる自動受付処理部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の顔認識システム。
  3. 前記自動受付処理部が、前記顔認証処理部が特定する人物の属性に応じてセキュリティドアのオープン信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の顔認識システム。
  4. 前記第2の顔認識処理部としてインターネットにて接続される外部の顔認識サービスサイトのコンピュータを利用することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の顔認識システム。
  5. コンピュータにより実行する顔認識方法であって、
    所定の注視空間を一定の画角で連続的に撮影するモニターカメラが連続的に撮影するカメラ画像を受信し、当該カメラ画像から人物の顔認識を行う比較的低精度の第1の顔認識処理ステップと、
    前記カメラ画像に対してより高精度に顔認識を行う第2の顔認識処理ステップと、
    前記第1の顔認識処理ステップと前記第2の顔認識処理ステップとのそれぞれによって前記カメラ画像に対して顔認識を行い、前記第1の顔認識処理ステップにて検出した顔領域に対して前記第2の顔認識処理ステップにて顔認識できない時には当該顔領域の重心座標をポイントマスク位置として自己学習し記憶するポイントマスク学習処理ステップと、
    前記第1の顔認識処理ステップが前記カメラ画像から顔検出した時に当該顔領域の重心座標を求め、前記ポイントマスク学習処理ステップに記憶されているポイントマスクの座標群の中に一致する座標のものが見つかった時には誤検出領域であるとして当該カメラ画像に対して前記第2の顔認識処理ステップよる顔認識を行わせないポイントマスク照合処理ステップと、
    前記第2の顔認識処理ステップによって顔認識した時にその顔認識結果を出力する顔認識結果出力処理ステップとを含むことを特徴とする顔認識方法。
  6. 受付ブースに前記モニターカメラを設置すると共に受付モニターを設置して当該顔認識システムと接続し、
    前記顔認識結果出力処理ステップにて出力する顔認識結果を用いて人物を特定する顔認証処理ステップと、
    前記第1の顔認識処理ステップによる顔検出に対応した歓迎メッセージ及び前記顔認証処理ステップにて特定する人物の属性に応じた歓迎メッセージを受付モニターに表示させる自動受付処理ステップとを含むことを特徴とする請求項5に記載の顔認識方法。
  7. 前記自動受付処理ステップが、前記顔認証処理ステップにて特定する人物の属性に応じてセキュリティドアのオープン信号を出力することを特徴とする請求項6に記載の顔認識方法。
  8. 前記第2の顔認識処理ステップとしてインターネットにて接続される外部の顔認識サービスサイトのコンピュータを利用することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の顔認識方法。
  9. 当該顔認識プログラムをコンピュータシステムにインストールして実行させることにより、
    所定の注視空間を一定の画角で連続的に撮影するモニターカメラが連続的に撮影するカメラ画像を受信し、当該カメラ画像から人物の顔認識を行う比較的低精度の第1の顔認識処理ステップと、
    前記カメラ画像に対してより高精度に顔認識を行う第2の顔認識処理ステップと、
    前記第1の顔認識処理ステップと前記第2の顔認識処理ステップとのそれぞれによって前記カメラ画像に対して顔認識を行い、前記第1の顔認識処理ステップにて検出した顔領域に対して前記第2の顔認識処理ステップにて顔認識できない時には当該顔領域の重心座標をポイントマスク位置として自己学習し記憶するポイントマスク学習処理ステップと、
    前記第1の顔認識処理ステップが前記カメラ画像から顔検出した時に当該顔領域の重心座標を求め、前記ポイントマスク学習処理ステップに記憶されているポイントマスクの座標群の中に一致する座標のものが見つかった時には誤検出領域であるとして当該カメラ画像に対して前記第2の顔認識処理ステップよる顔認識を行わせないポイントマスク照合処理ステップと、
    前記第2の顔認識処理ステップによって顔認識した時にその顔認識結果を出力する顔認識結果出力処理ステップとを前記コンピュータシステムに実行させることを特徴とする顔認識プログラム。
  10. 受付ブースに前記モニターカメラを設置すると共に受付モニターを設置して当該顔認識システムと接続し、
    前記顔認識結果出力処理ステップにて出力する顔認識結果を用いて人物を特定する顔認証処理ステップと、
    前記第1の顔認識処理ステップによる顔検出に対応した歓迎メッセージ及び前記顔認証処理ステップにて特定する人物の属性に応じた歓迎メッセージを受付モニターに表示させる自動受付処理ステップとを前記コンピュータシステムに実行させることを特徴とする請求項9に記載の顔認識プログラム。
  11. 前記自動受付処理ステップが、前記顔認証処理ステップにて特定する人物の属性に応じてセキュリティドアのオープン信号を出力することを特徴とする請求項10に記載の顔認識プログラム。
  12. 前記第2の顔認識処理ステップとしてインターネットにて接続される外部の顔認識サービスサイトのコンピュータを利用することを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の顔認識プログラム。
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