JP6675545B2 - 圧力スイッチ、及び密閉型電動圧縮機 - Google Patents

圧力スイッチ、及び密閉型電動圧縮機 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、圧力スイッチ、及び密閉型電動圧縮機に関する。
従来、例えば冷凍サイクルに用いられる密閉型電動圧縮機においては、保護装置として圧力スイッチを備えたものがある。圧力スイッチは、密閉型電動圧縮機の外郭を構成する密閉容器内にモータ等と共に収容されており、密閉容器内の圧力が上昇して圧力異常になるとモータへの電力供給を遮断して圧縮機の動作を停止させる。
ここで、圧力異常が冷凍サイクルの一時的な過負荷により生じたものである場合には、密閉容器内の機器や密閉容器自体に損傷は生じていないと考えられる。このような場合にまで、圧力スイッチが動作する度に圧力スイッチの修理や交換が必要になると手間がかかる。したがって、圧力異常が冷凍サイクルの一時的な過負荷により生じたものである場合には、圧力スイッチが動作してモータへの電力供給を遮断した後に、圧力スイッチを復帰させて密閉型電動圧縮機を再起動できるようにすることが好ましい。
一方、圧力異常が冷凍サイクルの一時的な過負荷を超えた範囲で生じた場合には、密閉容器内の機器や密閉容器自体が損傷している可能性がある。この場合、圧力スイッチを復帰させて密閉型電動圧縮機を再起動すると、内部機器等の更なる損傷等を招くおそれがある。したがって、圧力異常が冷凍サイクルの一時的な過負荷を超えた範囲で生じたものである場合には、圧力スイッチが動作してモータへの電力供給を遮断した後に、圧力スイッチを復帰させないようにして密閉型電動圧縮機を再起動できないようにすることが好ましい。
しかしながら、従来構成の圧力スイッチは、動作後の復帰が可能なもの、又は、動作後の復帰が不可のもののいずれか一方しかなく、両方備えたものはなかった。一方で、近年では圧縮機等の小型化の要望が高いものの、密閉容器内には機器や配線等が高密度に収納されているため、動作後の復帰が可能な圧力スイッチと動作後の復帰が不可な圧力スイッチとの両方を設けようとすると、取付スペースの確保が難しい。
特開2009−36056号公報
そこで、圧力に応じて復帰可と復帰不可との2種類の態様で動作可能な圧力スイッチ、及び圧力スイッチを用いた密閉型電動圧縮機を提供する。
実施形態の圧力スイッチは、気密性を有する金属製の耐圧容器と、前記耐圧容器内に設けられ常時閉状態でかつ押圧力が作用すると開状態となる接点機構と、前記耐圧容器の端面部を貫いて設けられ前記接点機構に接続された少なくとも1つの気密端子と、前記耐圧容器の一方の端面部に気密に固着され第1動作圧力で動作しかつ前記第1動作圧力より低い復帰圧力で復帰可能な金属製の第1ダイヤフラムと、前記耐圧容器の一方の端面部を貫いて設けられ前記第1ダイヤフラムの動作により前記接点機構を押圧して開状態に切り替える第1プランジャーと、前記耐圧容器の他方の端面部に気密に固着され前記第1動作圧力より高い第2動作圧力で動作しかつ少なくとも大気圧で復帰不可な金属製の第2ダイヤフラムと、前記耐圧容器の他方の端面部を貫いて設けられ前記第2ダイヤフラムの動作により前記接点機構を押圧して開状態に切り替える第2プランジャーと、を備える。
また、実施形態の密閉型電動圧縮機は、気密性を有する圧縮機容器と、前記圧縮機容器内に設けられ冷媒を圧縮し吐出する圧縮機構と、前記圧縮機容器内に設けられ前記圧縮機構を駆動するモータと、前記圧縮機容器内に設けられ前記モータの動力線に接続された上記圧力スイッチと、を備える。
第1実施形態による圧力スイッチを示す平面図 第1実施形態による圧力スイッチについて、図1のX2−X2線に沿って示す断面図 第1実施形態による圧力スイッチについて、図2のX3−X3線に沿って示す断面図 第1実施形態による密閉型電動圧縮機の一例を示す断面図 第1実施形態による密閉型電動圧縮機について、三相モータに対する圧力スイッチの接続形態を示す概念図 第2実施形態による圧力スイッチを示すもので、図3に相当する断面図 第3実施形態による圧力スイッチを示すもので、図2に相当する断面図
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図3に示す圧力スイッチ10は、常時閉状態となる1組の接点を備えており、2種類の異なる圧力に応答してその接点を開状態にする圧力応動スイッチである。図1及び図2に示すように、圧力スイッチ10は、耐圧容器20を備えている。耐圧容器20は、耐圧性、気密性、及び導電性を有する金属製の容器であって、圧力スイッチ10の外殻を構成している。
図2に示すように、耐圧容器20は、容器本体21及び蓋板22を有している。容器本体21は、例えば絞り加工等によって、一方に底部211を有し他方が開口した略円筒形の容器状に形成されている。本実施形態の場合、容器本体21は、底部211から開口側へ向かって内径が拡大するような略円筒形の容器状に形成されている。蓋板22は、金属製の板この場合円板であって、容器本体21の開口側の全周に亘って溶接固定されている。これにより、蓋板22は、容器本体21の開口を気密に閉塞している。この場合、底部211は、耐圧容器20の一方の端面部を構成し、蓋板22側は、耐圧容器20の他方の端面部を構成する。
なお、容器本体21は、底部211を有さない構成であっても良い。すなわち、この場合、容器本体は、一方及び他方の端面部側の両方が開口した筒状に構成することができる。そして、容器本体の両側の開口には、それぞれ蓋板を溶接固定され、これにより、耐圧容器は、容器本体の両側の開口が蓋板によって気密に閉塞されたものとなる。
圧力スイッチ10は、少なくとも1つの気密端子30を備えている。本実施形態の場合、圧力スイッチ10は、図1及び図3に示すように、2つの気密端子30を備えている。気密端子30は、導電性を有しており、耐圧容器20の端面部を貫いて設けられている。本実施形態の場合、各気密端子30は、蓋板22の中心からずれた位置にあって、蓋板22に形成された穴221に通されている。すなわち、本実施形態の場合、気密端子30は、耐圧容器20の他方の端面部に設けられている。気密端子30の周囲つまり穴221の内側には、ガラスなどの電気絶縁性の充填材31が設けられている。これにより、気密端子30は、蓋板22つまり耐圧容器20に対して気密でかつ電気的に絶縁された状態で固定されている。
図2及び図3に示すように、圧力スイッチ10は、接点機構40を備えている。接点機構40は、耐圧容器20内に設けられている。接点機構40は、固定接点41と可動接点42とを有している。接点機構40は、これら固定接点41と可動接点42とを離接つまり開閉させる機構である。本実施形態の場合、圧力スイッチ10は、2つの気密端子30に対応して、2つの固定接点41及び2つの可動接点42を有している。
接点機構40は、固定部材43と可動機構部44とを有している。本実施形態の場合、固定部材43の数は、気密端子30の数及び固定接点41の数に対応している。すなわち、本実施形態の場合、圧力スイッチ10は、2つの気密端子30及び2つの固定接点41に対応して2つの固定部材43を有している。
固定部材43は、導電性を有する金属製の板材を折り曲げて形成されており、気密端子30側から耐圧容器20の中心側へ向かって延びるように設けられている。図2及び図3に示すように、気密端子30の耐圧容器20内側の端部は、固定部材43の一方の端部に溶接等によって固着されている。これにより、気密端子30と固定部材43とは電気的及び物理的に接続されている。すなわち、気密端子30は、固定部材43に溶接されることで、接点機構40に電気的及び物理的に接続されている。
固定接点41は、例えば金属等の導電性を有する材料によって半球状に形成されている。固定接点41は、固定部材43の他方の端部に溶接等によって固着されている。これにより、固定接点41と固定部材43とは電気的及び物理的に接続されている。すなわち、固定接点41は、固定部材43を介して気密端子30に電気的に接続されている。
可動機構部44は、固定接点41に対して可動接点42を離接させるための機構である。本実施形態の場合、圧力スイッチ10は1つの可動機構部44を備えている。この1つの可動機構部44は、2つの固定接点41に対して2つの可動接点42を同時に離接させる。
可動機構部44は、可動部441と弾性部442を有している。可動部441は、図3に示すように、導電性を有する金属製の板材によって例えばT字状に形成されている。可動接点42は、固定接点41と同様に、例えば金属等の導電性を有する材料によって半球状に形成されている。2つの可動接点42は、可動部441上であって固定接点41と対向する位置に設けられている。すなわち、2つの可動接点42は、可動部441の二股に分かれた部分の両端部における底部211側の面に、溶接等によって固着されている。
弾性部442は、導電性を有する弾性部材である。弾性部442の一方の端部は、耐圧容器20この場合蓋板22の中央部付近に固定され、他端部は可動部441の中央部付近に接触している。これにより、可動接点42は、可動部441及び弾性部442を介して、耐圧容器20の蓋板22に電気的に接続されている。この構成において、弾性部442は、弾性部442の弾性力によって固定接点41と可動接点42とが閉状態となるように付勢するとともに、可動接点42が固定接点41から離れる方向へ移動可能に可動部441を支持している。
本実施形態の場合、弾性部442は、導電性を有する金属板をU字形状折り曲げて形成された板ばねである。弾性部442は、U字形状の一方の端部が耐圧容器20の蓋板22に溶接等によって固着され、他方の端部が可動部441の中央部分に溶接等によって固着されている。これにより、弾性部442は、可動接点42を可動部441及び弾性部442を介して耐圧容器20に電気的に接続しているとともに、可動部441を揺動可能に支持している。
なお、上記構成では、可動部441と弾性部442とは別体に構成され、溶接等によって相互に接続されている。しかし、この構成に限られず、例えば可動部441と弾性部442とを打ち抜き形成等によって一体に構成しても良い。また、弾性部442は、U字形状の板ばねに限られず、例えばコイルばねであっても良い。この場合、コイルばねで構成された弾性部442は、揺動に加えて、底部211と蓋板22との間で平行移動可能に可動部441を支持する。
可動部441は、図2及び図3に示すように、第1押圧点P1及び第2押圧点P2を有している。第1押圧点P1は、可動部441の板状の両面のうち一方の面側に設定され、第2押圧点P2は、可動部441の板状の両面のうち他方の面側に設定されている。そして、可動接点42から第1押圧点P1までの距離と、可動接点42から第2押圧点P2までの距離とは異なっている。この場合、第2押圧点P2は、第1押圧点P1に比べて可動接点42までの距離が長い。
具体的には、第1押圧点P1は、可動部441の中央部付近にあって、可動部441における底部211側の面に設定されている。この場合、第1押圧点P1は、可動部441と弾性部442とが接触している部分つまり可動部441の揺動の支点部分の近傍にあって、可動部441において支点部分とは反対側の面に設定されている。第2押圧点P2は、第1押圧点P1に対して可動接点42とは反対側にあって、可動部441において支点側の面に設定されている。
この構成において、可動部441は、弾性部442の弾性力によって固定接点41と可動接点42とが閉状態となるように付勢されている。そのため、接点機構40は、可動部441に押圧力が作用していない通常時には、固定接点41と可動接点42とが接触して閉状態になっている。一方、可動部441の第1押圧点P1又は第2押圧点P2に押圧力が作用すると、可動部441が揺動して可動接点42が固定接点41から離れる。そのため、そのため、接点機構40は、可動部441の第1押圧点P1又は第2押圧点P2に押圧力が作用すると、固定接点41と可動接点42との電気的接続が切断された開状態になる。
また、圧力スイッチ10は、第1ダイヤフラム51、第2ダイヤフラム52、第1プランジャー61、及び第2プランジャー62を備えている。第1ダイヤフラム51及び第2ダイヤフラム52は、金属製の板材を絞り加工することによって、皿状に形成されている。第1ダイヤフラム51は、耐圧容器20の一方の端面部この場合底部211の外側面に設けられている。第1ダイヤフラム51の外周部分は底部211に溶接されている。これにより、第1ダイヤフラム51は、耐圧容器20に気密に固着されている。この場合、第1ダイヤフラム51の中心部と、底部211の中心部とは略一致している。
第2ダイヤフラム52は、耐圧容器20の他方の端面部この場合蓋板22の外側面に設けられている。第2ダイヤフラム52の外周部分は蓋板22に溶接されている。これにより、第2ダイヤフラム52は、耐圧容器20に気密に固着されている。この場合、第2ダイヤフラム52の中心部は、蓋板22の中心部に対してずれている。
第1ダイヤフラム51及び第2ダイヤフラム52の動作圧力は異なる。この場合、第1ダイヤフラム51と第2ダイヤフラム52とは、受圧面積や弾性係数等を異ならせることによって、動作圧力を異ならせている。本実施形態の場合、第2ダイヤフラム52に対して第1ダイヤフラム51を低圧で動作させるために、第1ダイヤフラム51の外径つまり受圧面積は、第2ダイヤフラム52の外径つまり受圧面積よりも大きく設定されている。なお、これに限らず、ダイヤフラム51、52の板厚や材質、絞り形状や積層構造などを適宜変更することにより、ダイヤフラム51、52の動作圧力を要求の値に設定することができる。
第1ダイヤフラム51は、第1動作圧力で動作し、かつ第1動作圧力よりも低い復帰圧力で復帰可能に構成されている。つまり、第1ダイヤフラム51は、圧力スイッチ10の周囲の圧力が第1動作圧力を超えると変形して動作し、圧力スイッチ10の周囲の圧力が復帰圧力以下になると元の形状に自己復帰する。この場合、復帰圧力は、第1動作圧力よりも低く、かつ、大気圧以上の圧力に設定されている。そのため、圧力スイッチ10の周囲の圧力が第1動作圧力よりも大きくなって第1ダイヤフラム51が動作した後であっても、圧力スイッチ10の周囲の圧力が少なくとも大気圧まで低下すれば、第1ダイヤフラム51は復帰する。
これに対し、第2ダイヤフラム52は、第2動作圧力で動作し、かつ大気圧で復帰不可に構成されている。第2動作圧力は、第1動作圧力よりも高い値に設定されている。すなわち、第2ダイヤフラム52は、圧力スイッチ10の周囲の圧力が第2動作圧力を超えると変形して動作する。そして、第2ダイヤフラム52は、一旦動作した後は、圧力スイッチ10の周囲の圧力が大気圧まで低下しても復帰しない。
本実施形態の場合、第1動作圧力は、例えば異常圧力である冷媒の65℃における凝縮圧以上の4.0MPa付近に設定されており、第1ダイヤフラム51の復帰圧力は、通常運転時の圧力である3MPa付近に設定されている。また、第2動作圧力は、例えば圧縮機が破損する可能性のある異常圧力以上の10MPa付近に設定されている。なお、第1動作圧力、復帰圧力、第2動作圧力は、上記した値に限られず、圧力スイッチ10の使用目的や設置環境等に応じて適宜変更することができる。
第1プランジャー61は、耐圧容器20の一方の端面部この場合底部211を貫いて設けられており、第1プランジャー61の軸方向へ向かって移動可能に構成されている。第1プランジャー61の基端部611は、第1ダイヤフラム51の中心部に接触していないか、又は可動部441を動作させない程度に接触している。第1プランジャー61の先端部612は、可動部441の第1押圧点P1側を向いている。第1ダイヤフラム51が動作していない状態では、第1プランジャー61の先端部612は、可動部441の第1押圧点P1に接触していないか、又は可動部441を動作させない程度に接触している。
また、第2プランジャー62は、耐圧容器20の他方の端面部この場合蓋板22を貫いて設けられており、第2プランジャー62の軸方向へ向かって移動可能に構成されている。この場合、第1プランジャー61の軸方向つまり移動方向と、第2プランジャー62の軸方向つまり移動方向とは一致している。第2プランジャー62の基端部621は、第2ダイヤフラム52の中心部に接触していないか、又は可動部441を動作させない程度に接触している。第2プランジャー62の先端部622は、可動部441の第2押圧点P2側を向いている。第2ダイヤフラム52が動作していない状態では、第2プランジャー62の先端部622は、可動部441の第2押圧点P2に接触していないか、又は可動部441を動作させない程度に接触している。
この構成において、圧力スイッチ10の周囲の圧力が第1動作圧力から第2動作圧力の範囲の圧力になると、第1ダイヤフラム51が動作し、これにより第1プランジャー61は、第1ダイヤフラム51に押されて第1押圧点P1を押圧する。すると、可動部441は、弾性部442との接触部分近傍を支点に揺動しつつ蓋板22側へ移動し、これにより、可動接点42が固定接点41から離される。その結果、接点機構40は開状態となる。なお、可動部441と弾性部442との接触部分と、可動部441の揺動の支点部分とは、必ずしも一致している必要はない。
この場合、圧力スイッチ10の周囲の圧力が第2動作圧力を超えることなく復帰圧力以下に低下すると、第1ダイヤフラム51が初期状態に自己復帰する。これにより、第1プランジャー61は、可動部441を介して伝わる弾性部442の弾性力や自重によって、下方へ下がって初期位置に復帰し、その結果、第1押圧点P1に対する押圧が解除される。すると、可動部441は、弾性部442による付勢力によって初期の状態に復帰され、可動接点42が固定接点41に再度接触する。これにより、接点機構40は、第1ダイヤフラム51が動作した後であっても、再度閉状態となる。
一方、圧力スイッチ10の周囲の圧力が第2動作圧力を超えると、第1ダイヤフラム51に加えて第2ダイヤフラム52も動作する。すると、第2プランジャー62は、第2ダイヤフラム52に押されて第2押圧点P2を押圧し、これにより、可動部441は、第1プランジャー61に加えて第2プランジャー62にも押圧される。すると、可動部441は、弾性部442との接触部分近傍を支点に揺動しつつ蓋板22側へ移動し、これにより、可動接点42が固定接点41から離される。
この場合、第2ダイヤフラム52が一旦動作した後であるため、圧力スイッチ10の周囲の圧力が復帰圧力以下に低下して第1ダイヤフラム51が復帰しても、第2ダイヤフラム52は復帰しない。したがって、第2押圧点P2に対する押圧が解除されずに維持されるため、可動接点42が固定接点41に再度接触することがない。その結果、接点機構40の開状態が維持される。
上記構成の圧力スイッチ10は、図4及び図5に示すように、例えば密閉型電動圧縮機70(以下、単に圧縮機70と称する)の圧力保護装置として適用することができる。圧縮機70は、全密閉型又は半密閉型の冷媒用の電動圧縮機であり、例えばエアコン等に使用されて冷凍サイクルの一部を構成する。圧縮機70は、圧縮機容器71、圧縮機構72、及びモータ73を備えている。圧縮機容器71は気密性及び耐圧性を有する容器であり、圧縮機70の外殻を構成する。
圧縮機構72及びモータ73は、いずれも圧縮機容器71内に設けられている。モータ73は、ロータ731とステータ732とを有している。圧縮機構72とモータ73とは、シャフト74によって相互に連結されている。これにより、モータ73の回転力が圧縮機構72に伝達されて、圧縮機構72が駆動される。また、圧縮機容器71には、吸入管75及び吐出管76が気密に接続されている。吸入管75は、図示しない熱交換器等から冷媒を圧縮機容器71内の圧縮機構72に導くためのものである。吐出管76は、圧縮機構72によって圧縮された冷媒を吐出して図示しない熱交換器へ送るためのものである。
また、圧縮機70は、気密端子ユニット77を備えている。気密端子ユニット77は、圧縮機容器71を貫いて気密に設けられており、圧縮機容器71内のモータ73と外部の電源とを接続する。すなわち、モータ73への電力供給は、気密端子ユニット77を介して行われる。
圧力スイッチ10は、圧縮機容器71内に設けられて、モータ73の動力線に接続される。本実施形態の場合、モータ73は、いわゆるY結線の三相モータである。そして、圧力スイッチ10は、図5に示すように、三相モータ73のY結線の中性点に接続される。この場合、モータ73の三相の動力線のうち二相の動力線は、2つの気密端子30にそれぞれ溶接等によって固着されて電気的に接続される。そして、モータ73の三相の動力線のうち残り一相の動力線は、耐圧容器20の外周面に溶接等によって固着されて電気的に接続される。
この構成において、圧縮機容器71内の圧力が、第1動作圧力を超えると、上述したように第1ダイヤフラム51が動作して接点機構40が開状態になる。その結果、モータ73への電力供給が遮断されて圧縮機70が停止する。この場合、圧縮機容器71内の圧力が第2動作圧力を超えていなければ、第2ダイヤフラム52は動作していない。このため、圧縮機容器71内の圧力が復帰圧力以下、例えば大気圧に開放されることで、第1ダイヤフラム51が復帰する。その結果、接点機構40が再度閉状態となって、モータ73への電力供給が再開可能となる。
一方、圧縮機容器71内の圧力が第2動作圧力を超えた場合、第2ダイヤフラム52も動作する。この場合、圧縮機容器71内の圧力が復帰圧力以下、例えば大気圧に開放されて第1ダイヤフラム51が復帰しても、第2ダイヤフラム52は復帰しない。その結果、接点機構40の開状態が維持されて、モータ73に対する電力の遮断状態が継続される。
以上説明した実施形態によれば、圧力スイッチ10は、気密性を有する金属製の耐圧容器20と、少なくとも1つの気密端子30と、接点機構40と、第1ダイヤフラム51と、第2ダイヤフラム52と、第1プランジャー61と、第2プランジャー62と、を備えている。接点機構40は、耐圧容器20内に設けられ、常時閉状態でかつ押圧力が作用すると開状態となる。気密端子30は、耐圧容器20の端面部を貫いて設けられ、接点機構40に接続されている。
第1ダイヤフラム51は、金属製であって、耐圧容器20の一方の端面部この場合底部211に気密に固着されている。第1ダイヤフラム51は、第1動作圧力で動作しかつ第1動作圧力より低い復帰圧力で復帰可能に、つまり自己復帰するように構成されている。第1プランジャー61は、耐圧容器20の一方の端面部この場合底部211を貫いて設けられており、第1ダイヤフラム51の動作により接点機構40を押圧して開状態に切り替えることができる。
また、第2ダイヤフラム52は、金属製であって、耐圧容器20の他方の端面部この場合蓋体22に気密に固着されている。第2ダイヤフラム52は、第1動作圧力より高い第2動作圧力で動作し、かつ少なくとも大気圧で復帰不可に構成されている。第2プランジャー62は、耐圧容器20の他方の端面部この場合蓋板22を貫いて設けられており、第2ダイヤフラム52の動作により接点機構40を押圧して開状態に切り替えることができる。
すなわち、上記構成によれば、1つの圧力スイッチ10によって、第1ダイヤフラム51による復帰可能な動作と、第2ダイヤフラム52による復帰不可な動作と、の異なる2種類の動作態様が可能である。これにより、一時的な過負荷により生じた圧力異常と、一時的な過負荷を超えて生じた圧力異常と、の両方の圧力異常に対して、2つ圧力スイッチを設けることなく、1つの圧力スイッチ10で対応することができる。したがって、必要な圧力スイッチの数を減らすことができ、その結果、圧力スイッチ10の取付スペースを低減して圧縮機70等の小型化に寄与することができる。更には部品点数を減らして圧縮機70の製造工数やコストを低減させることができる。
接点機構40は、少なくとも1つの固定部材43と、可動機構部44と、を有している。固定部材43には、少なくとも1つの固定接点41が設けられている。可動機構部44には、可動接点42が設けられている。可動機構部44は、固定接点41に対して可動接点42を離接可能にする。可動機構部44は、可動部441と、弾性部442と、を有している。可動部441は、第1プランジャー61によって押圧される第1押圧点P1と、第2プランジャー62によって押圧される第2押圧点P2と、を有している。
弾性部442は、一端部が耐圧容器20の蓋板22に固定されている。弾性部442は、固定接点41と可動接点42とが閉状態となるように可動部441を付勢するとともに、可動接点42が固定接点41から離れる方向へ移動可能に可動部441を支持する。この構成において、接点機構40は、第1プランジャー61によって第1押圧点P1が押圧された場合に、可動接点42を固定接点41から離すとともに、第2プランジャー62よって第2押圧点P2が押圧された場合に可動接点42を固定接点41から離す。
これによれば、接点機構40は、1つの可動部441に対して設定された二か所の押圧点P1、P2のいずれか一方又は両方を押圧することで動作可能に構成されている。このため、2種類の動作圧力に対応させるために、2つの可動部を設ける必要がない。したがって、接点機構40の部品点数を減らすことができて、圧力スイッチ10の小型化を図ることができる。その結果、圧力スイッチ10の取付スペースを更に低減して圧縮機70等の小型化に更に寄与することができる。
可動部441は板状に形成されている。また、弾性部442は、U字形状の板ばねで構成されている。弾性部442は、U字形状の一方の端部が耐圧容器20のこの場合蓋板22に固着され、他方の端部が可動部441の中央部に固着されており、これにより可動部441を揺動可能に支持している。これによれば、可動機構部44を、板状の可動部441と、U字形状の板ばね442と、によって構成できるため、可動機構部44を比較的単純な構成にすることができる。その結果、圧力スイッチ10の小型化が図れると共に、組立工数の低減も図ることができる。
また、気密端子30は、耐圧容器20の他方の端面部側この場合蓋板22側に設けられている。すなわち、気密端子30は、第2ダイヤフラム52とともに、蓋板22に設けられている。この場合、第2ダイヤフラム52は、第1ダイヤフラム51に比べて受圧面積つまり外径が小さい。このため、第1ダイヤフラム51が底部211の全体に亘って設けられてたことにより、底部211側に気密端子30の設置スペースが確保できない場合であっても、蓋板22側であれば容易に気密端子30のスペースを確保することができる。したがって、気密端子30の設置スペースを確保するために底部211の面積を拡大する必要がなく、その結果、圧力スイッチ10を更に小さいものにすることができる。
密閉型電動圧縮機70は、圧縮機容器71内に設けられモータ73の動力線に接続された圧力スイッチ10を備えている。この場合、モータ73は、三相モータである。また、圧力スイッチ10は、モータ73の中性点に接続されている。この場合、圧力スイッチ10の第1動作圧力は、例えば冷凍サイクルの一時的な過負荷により生じた圧力異常のように復帰可能であることが好ましい圧力値に設定される。また、第2動作圧力は、冷凍サイクルの一時的な過負荷を超えた範囲で生じた圧力異常のように復帰不可であることが好ましい圧力値に設定される。
これによれば、圧力スイッチ10は、復帰可能にすることが好ましい圧力異常が生じた場合にはモータ73への電力供給を復帰可能な状態で遮断し、復帰不可にすることが好ましい圧力異常が生じた場合にはモータ73への電力供給を復帰不可な状態で遮断することができる。これにより、圧力異常が一時的な過負荷等によって生じた場合には、圧力スイッチ10を復帰させてモータ73を再起動可能にできるため、圧力スイッチ10を修理交換する手間を省くことができる。また、圧力異常が一時的な過負荷を超えて生じた場合には、圧力スイッチ10を復帰不可してモータ73を再起動不可にできるため、モータ73に対する再通電を防止し、再通電した場合に生じうる二次事故を防止することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図6を参照して説明する。
第2実施形態において、接点機構40は、気密端子30と固定接点41と可動接点42とをそれぞれ1つずつ有している。この場合、可動機構部44は、上記実施形態の可動部441に換えて、可動部443を有している。可動部443は、可動部441と同様に金属製であって、単純な矩形の板状に形成されている。
これによれば、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、第2実施形態の圧力スイッチ10は、例えば単相モータに適している。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図7を参照して説明する。
第3実施形態は、第1実施形態に対して、耐圧容器20の構造、気密端子30の位置、及び第1ダイヤフラム51の大きさが異なる。すなわち、第3実施形態において、圧力スイッチ10は、耐圧容器20に換えて、耐圧容器80を備えている。耐圧容器80は、金属製で気密性及び導電性を有する密閉容器であって、容器本体81と、2つの蓋板821、822と、から構成されている。容器本体81は、両側が開口した円筒形状に形成されている。2つの蓋板821、822は、それぞれ容器本体81の開口側に溶接等によって固着され、容器本体81を密閉している。
以下の説明では、第1ダイヤフラム51が設けられている蓋板821を、第1蓋板821と称し、第2ダイヤフラム52が設けられている蓋板822を、第2蓋板822と称する。本実施形態において、気密端子30は、第1ダイヤフラム51が設けられている蓋板821を貫いて設けられている。この場合、第1ダイヤフラム51の外径つまり受圧面積は、第2ダイヤフラム52の外径つまり受圧面積と同等である。そのため、第1ダイヤフラム51と第2ダイヤフラム52との動作圧力は、例えば第1ダイヤフラム51及び第2ダイヤフラム52の材質や厚みを調整して異ならせている。
また、第3実施形態の圧力スイッチ10は、固定接点41を備えておらず、固定部材43が固定接点を兼用している。すなわち、本実施形態の固定部材43において、固定接点は、固定部材43のうち可動接点42との接触部分となる。なお、圧力スイッチ10は、固定接点41を備えると共に可動接点42を備えずに、可動部441が可動接点を兼用する構成としても良い。この場合、可動接点は、可動部441のうち固定接点41との接触部分となる。
この実施形態によっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な拡張、変更が可能である。
例えば圧力スイッチ10は、複数の気密端子30に対応して1つの固定接点41と1つの可動接点42と1つの固定部材43とを備える構成であっても良い。この場合、複数の気密端子30を、それぞれ1つの固定部材43に接続すれば良い。
また、第1ダイヤフラム51と底部211との間であって第1プランジャー61の周囲、及び第2ダイヤフラム52と蓋板22との間であって第2プランジャー62の周囲に、それぞれ各ダイヤフラム51、52を補助するコイルばね等を設けても良い。
また、耐圧容器20、80は、断面が円形の略円筒形状に限られず、例えば断面が矩形状等であっても良い。しかし、耐圧容器20、80を、断面が円形の略円筒形状に形成することで、ダイヤフラム51、52との親和性が良くなり、断面を矩形状に形成した場合に比べてより小型化することができる。
また、圧力スイッチ10は、圧縮機70以外にも適用することができる。

Claims (6)

  1. 気密性を有する金属製の耐圧容器と、
    前記耐圧容器内に設けられ常時閉状態でかつ押圧力が作用すると開状態となる接点機構と、
    前記耐圧容器の端面部を貫いて設けられ前記接点機構に接続された少なくとも1つの気密端子と、
    前記耐圧容器の一方の端面部に気密に固着され第1動作圧力で動作しかつ前記第1動作圧力より低い復帰圧力で復帰可能な金属製の第1ダイヤフラムと、
    前記耐圧容器の一方の端面部を貫いて設けられ前記第1ダイヤフラムの動作により前記接点機構を押圧して開状態に切り替える第1プランジャーと、
    前記耐圧容器の他方の端面部に気密に固着され前記第1動作圧力より高い第2動作圧力で動作しかつ少なくとも大気圧で復帰不可な金属製の第2ダイヤフラムと、
    前記耐圧容器の他方の端面部を貫いて設けられ前記第2ダイヤフラムの動作により前記接点機構を押圧して開状態に切り替える第2プランジャーと、
    を備える圧力スイッチ。
  2. 前記接点機構は、
    固定接点が設けられた少なくとも1つの固定部材と、
    可動接点が設けられ前記固定接点に対して前記可動接点を離接可能にする可動機構部と、を有し、
    前記可動機構部は、
    前記第1プランジャーによって押圧される第1押圧点と前記第2プランジャーによって押圧される第2押圧点とを有する可動部と、
    一端部が前記耐圧容器に固定され、前記固定接点と前記可動接点とが閉状態となるように前記可動部を付勢するとともに前記可動接点が前記固定接点から離れる方向へ移動可能に前記可動部を支持する弾性部と、を有し、
    前記第1プランジャーによって前記第1押圧点が押圧された場合に前記可動接点を前記固定接点から離すと共に、前記第2プランジャーよって前記第2押圧点が押圧された場合に前記可動接点を前記固定接点から離す、
    請求項1に記載の圧力スイッチ。
  3. 前記可動部は板状に形成され、
    前記弾性部は、U字形状に形成され前記U字形状の一方の端部が前記耐圧容器に固着され他方の端部が前記可動部の中央部に固着されて前記可動部を揺動可能に支持する板ばねで構成されている、
    請求項2に記載の圧力スイッチ。
  4. 前記気密端子は、前記耐圧容器の前記他方の端面部に設けられている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の圧力スイッチ。
  5. 気密性を有する圧縮機容器と、
    前記圧縮機容器内に設けられ冷媒を圧縮し吐出する圧縮機構と、
    前記圧縮機容器内に設けられ前記圧縮機構を駆動するモータと、
    前記圧縮機容器内に設けられ前記モータの動力線に接続された請求項1から4のいずれか一項に記載の圧力スイッチと、
    を備える密閉型電動圧縮機。
  6. 前記接点機構は、
    2つの前記気密端子にそれぞれ接続された2つの固定接点を有する2つの固定部材と、
    2つの前記固定接点と離接可能な2つの可動接点を有する1つの可動機構部とを有し、
    前記モータは、三相モータであって、
    前記圧力スイッチは、前記モータの中性点に接続されている、
    請求項5に記載の密閉型電動圧縮機。
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