JP6675069B2 - 二重容器 - Google Patents

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Description

本発明は、二重容器に関するものであり、特に、大気導入孔からの水の侵入を防止する技術に関するものである。
従来、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って内袋が収縮する容器本体と、外殻と内袋の間の中間空間と容器本体の外部空間との間の空気の出入りを調節する逆止弁とを備える二重容器(いわゆる積層剥離容器)が知られている(例えば、特許文献1〜2参照)。
特許文献1に開示される積層剥離容器では、容器本体の口部に取り付けるキャップに弁が内蔵されている。特許文献2に開示される積層剥離容器では、外殻の胴部の内側に弁が設けられている。
特開2013−35557号公報 特開平4−267727号公報
ところで、積層剥離容器は、食品容器として用いられることが多く、内容物を高温で充填した後、冷却のためにシャワー冷却が行われることが多い。シャワー冷却は、水をシャワーで散布して容器を冷却する方法であるが、このような冷却方式を採用した場合、容器にかかった水が大気導入孔から吸い込まれ、外殻と内袋の中間空間に侵入する可能性が高い。前記中間空間へ水が侵入すると、細菌等が繁殖する可能性もあり、食品衛生上、好ましいものではない。また、侵入した水が弁の動作に悪影響を及ぼすおそれもある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたものであり、シャワー冷却等を行った場合にも、大気導入孔からの水の侵入を確実に防止することができ、外殻と内袋の間の中間空間へ水が侵入することによる悪影響を回避し得る二重容器を提供することを目的とするものである。
前述の目的を達成するために、本発明の二重容器は、外殻と内袋とを有し、内袋に収容される内容物の減少に伴って前記内袋が収縮する二重容器であって、前記外殻には底面ではない位置に大気導入孔が形成されるとともに、空気を透過し水を遮断する疎水性フィルタが前記大気導入孔を塞ぐように設けられていることを特徴とする。また、外殻と内袋とを有し、内袋に収容される内容物の減少に伴って前記内袋が収縮する二重容器であって、前記外殻に凹部が形成され、ここに大気導入孔が形成されるとともに、空気を透過し水を遮断する疎水性フィルタが前記大気導入孔を塞ぐように設けられていることを特徴とする。
例えばポリプロピレン製の不織布のような疎水性フィルタは、空気は透過するが水は通さないという性質を有する。疎水性フィルタが水を通さないため、シャワー冷却等で水がかかっても、大気導入孔から水が外殻と内袋の間の中間空間に侵入することはない。一方、疎水性フィルタは空気を通すことから、大気導入孔における空気の出入りを妨げることはない。
本発明によれば、シャワー冷却等を行った場合にも、大気導入孔からの水の侵入を確実に防止することができ、外殻と内袋の間の中間空間へ水が侵入することによる悪影響を回避し得る二重容器を提供することが可能である。
本発明の一実施形態の二重容器の構造を示す斜視図である。 図1に示す二重容器の概略断面図である。 外層及び内層の層構成を示す断面図である。 大気導入孔近傍を拡大して示す要部概略斜視図である。 大気導入孔近傍を拡大して示す要部概略断面図である。 疎水性フィルターの一例を示す概略断面図である。 疎水性フィルタの取り付け部に形成されるリブの一例を示す要部概略断面図である。 弁部材を有する二重容器の一例を示す 弁部材の種々の構成を示す斜視図である。 弁部材を有する大気導入孔に疎水性フィルタを設けた例を示す要部断面図である。 板バネ部を有する弁部材を示すものであり、(a)〜(b)は板バネ部を有する弁部材の斜視図、(c)は板バネ部を有する弁部材の正面図、(d)〜(e)は板バネ部を有する弁部材を外気導入孔に装着した状態を示す正面図(外殻は断面図)である。 球形の弁部材の一例を示すものであり、(a)は筒体の正面図、(b)は筒体の底面図、(c)はA−A断面図、(d)はB−B断面図、(e)は弁部材の断面図、(f)は弁部材を外層に装着した状態を示す断面図、(g)は移動体がストッパー部に当接して空洞部を閉塞させた状態を示す断面図である。 図11に示す弁部材を備えた大気導入孔に疎水性フィルタを設けた例を示す要部断面図である。 二重容器の使用方法を示す図である。
以下、本発明を適用した二重容器の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
図1に示すように、本発明の一実施形態の二重容器1は、いわゆる積層剥離容器であり、容器本体2を主体とするものであり、容器本体2は、内容物を収容する収容部3と、収容部3から内容物を吐出する口部4を備えている。また、図2に示すように、容器本体2は、収容部3及び口部4において、外殻である外層11と内袋である内層12を備えており、内容物の減少に伴って内層12が収縮する。
外層11と内層12は、多層パリソンとしてブロー成形に供され、一体に接合された状態で成形されるが、その使用形態としては、例えば使用前に予め外層11から内層12を剥離しておき、内層12が外層11に接するまで内容物を充填する。内容物を押し出すことで、円滑に内層12が収縮する。あるいは、内層12が外層11に接合された状態のままとし、内容物の排出に伴って内層12が外層11から剥離して収縮するようにしてもよい。
容器本体2の層構成についてさらに説明すると、容器本体2は、前記の通り、外層11と内層12を備え、外層11は、復元性が高くなるように、内層12よりも肉厚に形成されている。
外層11は、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などで構成される。外層11は、単層又は複数層構成であり、その最内層と最外層の少なくとも一方に滑剤を含有することが好ましい。外層11が単層構成の場合、その単層が最内層であり且つ最外層であるので、その層に滑剤を含有させればよい。外層11が2層構成の場合、容器内面側の層が最内層となり、容器外面側の層が最外層となるので、その少なくとも一方に滑剤を含有させればよい。外層11が3層以上で構成される場合、最も容器内面側の層が最内層であり、最も容器外面側の層が最外層となる。外層11は、図3に示すように、最内層11bと最外層11aの間にリプロ層11cを備えることが好ましい。リプロ層とは、容器の成形時にでたバリをリサイクルして使用した層をいう。外層11が複数層構成の場合、その最内層と最外層の両方に滑剤を含有することが好ましい。
滑剤としては、一般に滑剤として市販されているものを使用することができ、炭化水素系、脂肪酸系、脂肪族アマイド系、金属石鹸系の何れであってもよく、2種以上を併用してもよい。炭化水素系滑剤としては、流動パラフィン、パラフィンワックス、合成ポリエチレンワックスなどが挙げられる。脂肪酸系滑剤としては、ステアリン酸やステアリルアルコールなどが挙げられる。脂肪族アマイド系滑剤としては、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミドの脂肪酸アミドや、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミドのアルキレン脂肪酸アミドなどが挙げられる。金属石鹸系滑剤としては、ステアリン酸金属塩などが挙げられる。
外層11の最内層は、内層12に接触する層であり、外層11の最内層に滑剤を含有させることによって外層11と内層13の間の剥離性を向上させることができる。一方、外層11の最外層は、ブロー成形の際に金型に接触する層であり、外層11の最外層に滑剤を含有させることによって離型性を向上させることができる。
外層11の最内層と最外層の一方又は両方は、プロピレンと別のモノマーとの間のランダム共重合体で形成することができる。これによって、外殻である外層11の形状復元性・透明性・耐熱性を向上させることができる。
ランダム共重合体は、プロピレン以外のモノマーの含有量が、50mol%よりも小さいものであり、5〜35mol%が好ましい。この含有量は、具体的には例えば、5、10、15、20、25、30mol%であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。プロピレンと共重合されるモノマーとしては、ポリプロピレンのホモポリマーに比べた場合のランダム共重合体の耐衝撃性を向上させるものであればよく、エチレンが特に好ましい。プロピレンとエチレンのランダム共重合体の場合、エチレンの含有量は、5〜30mol%が好ましく、具体的には例えば、5、10、15、20、25、30mol%であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。ランダム共重合体の重量平均分子量は、10〜50万が好ましく、10〜30万がさらに好ましい。この重量平均分子量は、具体的には例えば、10、15、20、25、30、35、40、45、50万であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
また、ランダム共重合体の引張弾性率は、400〜1600MPaが好ましく、1000〜1600MPaが好ましい。引張弾性率がこのような範囲の場合に、形状復元性が特に良好であるからである。引張弾性率は、具体的には例えば、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600Mpaであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
なお、容器が過度に硬いと、容器の使用感が悪くなるため、ランダム共重合体に、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンなどの柔軟材料を混合して外層11を構成してもよい。ただし、ランダム共重合体に対して混合する材料は、ランダム共重合体の有効な特性を大きく阻害することのなきよう、混合物全体に対して50重量%未満となるように混合することが好ましい。例えば、ランダム共重合体と直鎖状低密度ポリエチレンとを85:15の重量割合で混合した材料により外層11を構成することができる。
内層12は、容器外面側に設けられたEVOH層13aと、EVOH層12aの容器内面側に設けられた内面層12bと、EVOH層12aと内面層12bの間に設けられた接着層12cを備える。EVOH層12aを設けることでガスバリア性、及び外層11からの剥離性を向上させることができる。
EVOH層12aは、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂からなる層であり、エチレンと酢酸ビニル共重合物の加水分解により得られる。EVOH樹脂のエチレン含有量は、例えば25〜50mol%であり、酸素バリア性の観点から32mol%以下が好ましい。エチレン含有量の下限は、特に規定されないが、エチレン含有量が少ないほどEVOH層12aの柔軟性が低下しやすいので25mol%以上が好ましい。また、EVOH層12aは、酸素吸収剤を含有することが好ましい。酸素吸収剤をEVOH層12aに含有させることにより、EVOH層12aの酸素バリア性をさらに向上させることができる。
EVOH樹脂の融点は、外層11を構成するランダム共重合体の融点よりも高いことが好ましい。外気導入孔15は、加熱式の穿孔装置を用いて外層11に形成することが好ましいが、EVOH樹脂の融点をランダム共重合体の融点よりも高くすることによって、外層11に外気導入孔15を形成する際に、孔が内層13にまで到達することを防ぐ。この観点から、(EVOHの融点)−(ランダム共重合体層の融点)の差は大きい方がよく、15℃以上であることが好ましく、30℃以上であることが特に好ましい。この融点の差は、例えば5〜50℃であり、具体的には例えば、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50℃であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
内面層12bは、二重容器1の内容物に接触する層であり、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などのポリオレフィンからなり、低密度ポリエチレン又は直鎖状低密度ポリエチレンからなることが好ましい。内面層12bを構成する樹脂の引張弾性率は、50〜300MPaが好ましく、70〜200MPaが好ましい。引張弾性率がこのような範囲の場合に、内面層13bが特に柔軟であるからである。引張弾性率は、具体的には例えば、具体的には例えば、50、100、150、200、250、300Mpaであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
接着層12cは、EVOH層12aと内面層12bとを接着する機能を有する層であり、例えば上述したポリオレフィンにカルボキシル基を導入した酸変性ポリオレフィン(例:無水マレイン酸変性ポリエチレン)を添加したものや、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)である。接着層12cの一例は、低密度ポリエチレン又は直鎖状低密度ポリエチレンと、酸変性ポリエチレンの混合物である。
容器本体2の層構成は以上の通りであり、容器本体2においては、口部4に雄ネジ部が設けられており、雄ネジ部には、雌ねじを有するキャップ(蓋)が取り付けられる(図示は省略する)。インナーリングを有するキャップを用いれば、インナーリングの外面が口部4の当接面に当接することによって内容物の漏れ出しが防がれる。
また、収容部3の肩部においては、外層11に凹部7aが形成され、ここに大気導入孔15が穿設されている。大気導入孔15は、外層11にのみ設けられた貫通孔であり、内層12には到達していない。そして、この大気導入孔15から空気が導入されることで、外殻である外層11と内袋である内層12の間に中間空間21が形成される。すなわち、中間空間21と外部空間Sは、この大気導入孔15によって互いに連通されることになる。
本実施形態の二重容器(積層剥離容器)においては、図4及び図5に示すように、大気導入孔15を塞ぐ形で疎水性フィルタFが貼り付けられており、これにより大気導入孔15から水が侵入するのを防止するようにしている。
積層剥離容器は、例えば食品用途の容器において、いわゆるホットパックした後、冷却にシャワー冷却を採用することが多い。ホットパック後にシャワー冷却を行うと、外層11と内層12の間が陰圧となり、大気導入孔15から水を吸い込んでしまうおそれがある。
前記疎水性フィルタFは水をはじく性質があり、これを貼り付けることで、大気導入孔15からの水の侵入を防止することができる。疎水性フィルタFとしては、スクイズによる吐出の後、外層を復元させるために大気導入孔15から外層11と内層12の間に空気を入れなければならず、大量のエアを通過させることが可能なフィルタを用いることが好ましい。
疎水性フィルタFに要求される特性としては、例えば下記のようなものである。
(1)空気は通すが水(液体)は通さないこと
(2)大気導入弁と同様の役割が必要であることから、通気性は少ないほうが良い。ただし、全く空気を通さないと、外層11と内層12の間に空気が入らないので、不適である。また、通気性のバランスも考慮する必要がある。
(3)超音波溶着による取り付けを行う場合、超音波溶着で適する材質であること(超音波溶着の際に微細粉が発生しないこと)
これら要件を満たす疎水性フィルタFを用いることにより、スクイズ時の内圧維持と、復元時の外気導入をコントロールすることが可能である。
このような観点から、疎水性フィルタFとしては、例えばポリプロピレン製の不織布が好ましい。ポリプロピレン製の不織布は、疎水性であるため水をはじくとともに、良好な通気性を有する。特に、ポリプロピレン製の不織布は目付けが160g/m〜250g/mであることが好ましく、目付けをこの範囲とすることで、良好な通気性を確保し、水の侵入を確実に防止することができる。
あるいは、疎水性フィルタFとして、疎水性の微多孔膜と不織布を積層したものを用いることもできる。図6は、疎水性の微多孔膜F1と不織布F2を積層した疎水性フィルタFの一例を示すものである。この2層構造の疎水性フィルタFにおいて、疎水性の微多孔膜F1は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート等で形成されるメンブランに細孔を形成したものであり、空気は透過するが、水や液体は透過しない。微多孔膜F1に形成される細孔は、様々な角度で膜を貫通しており、その形状は円筒形である。また、細孔の密度は10〜10/cm程度であり、細孔の直径は0.1μm〜10μm程度である。
前記微多孔膜F1において、細孔は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート等で形成されるメンブランに対して、先ず、重イオンによるイオンボンバードによりイオン衝撃を加えた後、化学的エッチングを行うことにより形成することができる。イオン衝撃を加えることにより、メンブランの表面に傷が形成され、それを起点にして化学的エッチングにより細孔が形成される。
図6に示す疎水性フィルタFにおいて、不織布F2は、微多孔膜F1に裏打ちされることにより、これを補強するものである。不織布F2の材質は、任意に選定することができ、例えば疎水性のポリプロピレン製の不織布を用いることも可能である。
疎水性の微多孔膜F1と不織布F2を積層した疎水性フィルタFとしては、市販のものを使用することができ、例えばオクシフェン(Oxyphen)社製、商品名M2657,RoTrac等を例示することができる。疎水性フィルタの代表例(いずれもポリエチレンテレフタレート製)における通気度及び厚みは下記の通りである。
・オクシフェン社製、商品名M2657:>3.3l/(min cm2 bar)、t=155±40μm
・オクシフェン社製、商品名R5587:>6.5l/(min cm2 bar)、t=155±40μm
・オクシフェン社製、商品名M2810:8±2.5l/(min cm2 bar)、t=140±40μm
・オクシフェン社製、商品名M2803:17.5±3.8l/(min cm2 bar)、t=140±40μm
・オクシフェン社製、商品名M2802:35±8l/(min cm2 bar)、t=140±40μm
勿論、これらに限らず、水をはじき良好な通気性を有するものであれば、いずれも前記疎水性フィルタFに使用することが可能である。
疎水性フィルタFは、接着や熱溶着により二重容器の大気導入孔15が形成された部分に取り付けてもよいが、例えば熱溶着では、二重容器を構成する外層11が溶けてしまうおそれがあることから適用が難しい。また、高周波溶着では、熱源となる金属フィルムが必要であり、やはり疎水性フィルタFの取り付けに適用することは難しい。
このような観点から、疎水性フィルタFは、超音波溶着により二重容器に取り付けることが好ましい。超音波溶着では、疎水性フィルタFの背面にホーンを当接させ、超音波振動と加圧力を加えることで、瞬時に溶着することができる。
なお、前記超音波溶着の際に、二重容器の溶着部が柔らかいため凹みやすく、ホーンを均一に当接させることが難しい場合がある。このような場合には、二重容器内にエアーを吹き込み、内圧をかけることで形状を保持するようにすれば、ホーンの当接、及び超音波溶着を円滑に行うことができる。
また、超音波溶着に際しては、二重容器(外層11)の取り付け部分にリブを形成しておくことが好ましい。図7は、外層11にリブRを形成し、疎水性フィルタFを超音波溶着する様子を示すものである。リブRは、例えば円形の疎水性フィルタFを取り付ける場合、大気導入孔15の周囲に、疎水性フィルタFの直径よりの少々小さな径をもって円形に形成すればよい。リブRの高さとしては、0.15mm以上とすることが好ましく、例えば0.25mm程度とすることが好ましい。リブRを設けることで、エネルギーダイレクターとして機能し、安定的な超音波溶着が可能になる。
さらに、疎水性フィルタFの超音波溶着の際に、内層12が外層11に接していると、超音波振動により内層12に穴が開いていしまう可能性がある。したがって、超音波溶着に際しては、疎水性フィルタFの取り付け部近傍において、内層12を外層11から逃がしておくことが好ましい。
前記疎水性フィルタFを取り付ける場合、大気導入孔15は、直径3〜4mmとすることが好ましい。大気導入孔15の径が小さすぎると、外層11の復元が悪くなる。逆に、大気導入孔15の径が大きすぎると、外層11と内層12の間に内圧を加え難くなり、吐出し難くなるおそれがある。ただし、大気導入孔15の直径は、疎水性フィルタFの通気度とも関係するため、選択する疎水性フィルタFの通気度を考慮して適宜設定することが好ましい。
前述の疎水性フィルタFは、大気導入孔15に弁部材が設けられている場合においても、大気導入孔15を塞ぐ形で取り付けることが好ましい。弁部材を単に装着しただけでは、水が触れた際に簡単に水が侵入してしまうからである。
図8は、弁部材を有する二重容器(積層剥離容器)の一実施形態を示すものである。容器本体2の構成は、先の実施形態と同じであり、ここでは弁部材が設置される大気導入孔15について説明する。
本実施形態において、弁部材5は、外気導入孔15に挿通され且つ外気導入孔15に対してスライド移動可能な軸部5aと、軸部5aの中間空間21側に設けられ且つ軸部5aよりも断面積が大きい蓋部5cと、軸部5aの外部空間S側に設けられ且つ弁部材5が中間空間21に入り込むことを防ぐ係止部5bを備える。
蓋部5cは、外層11を圧縮した際に外気導入孔15を実質的に閉塞させるように構成され、軸部5aに近づくにつれて断面積が小さくなる形状になっている。また、係止部5bは、外層11が圧縮された後に復元する際に中間空間21に空気が導入可能なように構成される。外層11を圧縮すると、中間空間21内の圧力が外圧よりも高くなって、中間空間21内の空気が外気導入孔15から外部に漏れ出す。この圧力差と空気の流れによって蓋部5cが外気導入孔15に向かって移動し、蓋部5cが外気導入孔15を閉塞する。蓋部5cが軸部5aに近づくにつれて断面積が小さくなる形状であるので、蓋部5cが容易に外気導入孔15に嵌って外気導入孔15を閉塞する。
この状態で外層11をさらに圧縮すると、中間空間21内の圧力が高まり、その結果、内層12が圧縮されて、内層12内の内容物が吐出される。また、外層11への圧縮力を解除すると、外層11が自身の弾性によって復元しようとする。この際、蓋部5cが外気導入孔15から離れて、外気導入孔15の閉塞が解除されて、中間空間21内に外気が導入される。また、係止部5bが外気導入孔15を塞いでしまわないように、係止部5bには外層11に当接する部位に突起5dが設けられており、突起5dが外層11に当接することによって、外層11と係止部5bの間に隙間が設けられる。なお、突起5dを設ける代わりに、係止部5bに溝を設けることによって係止部5bが外気導入孔15を閉塞させることを防いでもよい。弁部材5の構成の具体例を図9に示す。
弁部材5は、蓋部5cが外気導入孔15を押し広げながら、蓋部5cに中間空間21内に挿入することによって容器本体2に装着することができる。そのため、蓋部5cの先端は、先細り形状になっていることが好ましい。このような弁部材5は、容器本体2の外側から蓋部5cを中間空間21内に押し込むだけで装着可能なので、生産性に優れている。
収容部3は、弁部材5を取り付けた後にシュリンクフィルムで覆われる。この際に、弁部材5がシュリンクフィルムに干渉しないように、弁部材5は、収容部3に設けられた取付凹部7aに装着される。また、取付凹部7aがシュリンクフィルムで密閉されてしまわないように取付凹部7aから口部4の方向に延びる空気流通溝7bが設けられる。
前述のような弁部材5を取り付けた場合、例えば図10に示すように取付凹部7aを2段構造とし、下段7cに弁部材5を取り付け、上段7dに疎水性フィルタFを貼着することで、大気導入孔15からの水の侵入を確実に防止することができる。
弁部材5としては、先の例に限らず、様々な機能・形態を有するものを採用することができる。例えば、図11に示す板バネ部を有する弁部材もその一つである。
図11(a),図11(b)に示すように、板バネ部を有する弁部材35は、外気導入孔15に挿通される且つ外気導入孔15に対してスライド移動可能な軸部35aと、軸部35aの中間空間21側に設けられ且つ軸部35aよりも断面積が大きい蓋部35cと、軸部35aの外部空間S側に設けられ且つ弁部材35が中間空間21に入り込むことを防ぐ係止部35bを備える。係止部35bは、一対の基部35b1と、基部35b1の間に設けられたブリッジ部(板バネ部に相当)35b2を備える。軸部35aは、ブリッジ部35b2に設けられる。
蓋部35cは、外層11を圧縮した際に外気導入孔15を実質的に閉塞させるように構成され、軸部35aに近づくにつれて断面積が小さくなるようにテーパー面35dを備える形状になっている。図11(c)に示すテーパー面35dの傾斜角度βは、軸部35aが延びる方向Dに対して15〜45度であることが好ましく、20〜35度がさらに好ましい。傾斜角度βが大きすぎるとエアー漏れが生じやすく、小さすぎると弁部材35が長くなってしまうからである。
また、係止部35bは、図11(d)に示すように、外気導入孔15に装着した状態で、基部35b1が当接面35eで外層11に当接し且つブリッジ部35b2が撓むように構成される。このような構成によれば、ブリッジ部35b2には矢印FOで示すように容器から離れる方向の復元力が生じ、これによって蓋部5cに同じ方向の付勢力が働いて、蓋部5cが外層11に押し付けられる。
外層11が圧縮された後に復元する際に中間空間21に空気が導入可能なように構成される。この状態では、蓋部35cは外殻12に軽く押し付けられているだけであるが、外層11を圧縮すると、中間空間21内の圧力が外圧よりも高くなって、中間空間21内の空気が外気導入孔15から外部に漏れ出す。この圧力差と空気の流れによって蓋部35cが外気導入孔15に対してさらに強く押し付けられて向かって移動し、蓋部35cが外気導入孔15を閉塞する。蓋部35cには軸部35aに近づくにつれて断面積が小さくなるテーパー面35dが設けられている形状であるので、蓋部35cが容易に外気導入孔15に嵌って外気導入孔15を閉塞する。
この状態で外層11をさらに圧縮すると、中間空間21内の圧力が高まり、その結果、内層12が圧縮されて、内層12内の内容物が吐出される。また、外層11への圧縮力を解除すると、外層11が自身の弾性によって復元しようとする。この際、外層11の復元に伴って中間空間21内が減圧されることによって、図11(e)に示すように、蓋部35cに対して容器内側方向の力FIが加わる。これによって、ブリッジ部35b2の撓みが大きくなると共に蓋部35cと外層11との間に隙間Zが形成され、ブリッジ部35b2と外層11の間の通路35f、外気導入孔15、隙間Zを通って蓋部35cが外気導入孔15から離れて、外気導入孔15の閉塞が解除されて、中間空間21内に外気が導入される。また、係止部35bが外気導入孔15を塞いでしまわないように、係止部35bには外層11に当接する部位に突起35dが設けられており、突起35dが外層11に当接することによって、外層11と係止部35bの間に隙間が設けられる。なお、突起35dを設ける代わりに、係止部35bに溝を設けることによって係止部35bが外気導入孔15を閉塞させることを防いでもよい。
弁部材35は、蓋部35cが外気導入孔15を押し広げながら、蓋部35cを中間空間21内に挿入することによって容器本体2に装着することができる。そのため、蓋部35cの先端は、先細り形状になっていることが好ましい。このような弁部材35は、容器本体2の外側から蓋部35cを中間空間21内に押し込むだけで装着可能なので、生産性に優れている。また、板バネ部を有する弁部材35も、図11(a)に示すパーティングラインLに沿って矢印X方向に分割する簡易な構成の分割金型を用いて射出成形などによって成形可能であるので、生産性に優れている。
あるいは、弁部材は、図12に示すように、外部空間Sと中間空間21を連通させるように設けられた空洞部45gを有する筒体45と、空洞部45g内に移動可能に収容された移動体46とを備えるものであってもよい。筒体45及び移動体46は、射出成形などによって形成され、後述するストッパー部45hを乗り越えるように、移動体46を空洞部45g内に押し込むことによって、移動体46を空洞部45g内に配置させることができる。本実施形態では、空洞部45gは、略円柱形状であり、移動体46は、略球形であるが、本実施形態と同様の機能を実現できる形状であれば、別の形状であってもよい。空洞部45gの横断面(図12(d)の断面)での直径は、移動体46の対応する断面での直径よりもわずかに大きくなっており、移動体46が図12(c)の矢印D方向に自由に移動可能な形状となっている。空洞部45gの横断面の直径/移動体46の対応する断面での直径で規定される比の値は、1.01〜1.2が好ましく、1.05〜1.15が好ましい。この値が小さすぎると移動体46のスムーズな移動が妨げられ、この値が大きすぎると空洞部45gを囲む面45jと移動体46との間の隙間が大きくなりすぎて、容器本体2を圧縮したときに移動体46に加わる力が不十分になりやすいからである。
筒体45は、外気導入孔15内に配置される軸部45aと、軸部45aの外部空間S側に設けられ且つ筒体45が中間空間21に入り込むことを防ぐ係止部45bと、軸部45aの中間空間21側に設けられ且つ筒体45が容器本体2の外側から引き抜かれることを防ぐ膨径部45cを有する。軸部45aは、中間空間21側に向かって先細り形状になっている。つまり、軸部45aの外周面がテーパー面になっている。そして、軸部45aの外周面が外気導入孔15の縁に密着することによって筒体45が容器本体2に装着される。このような構成によって、外気導入孔15の縁と筒体45の間の隙間を低減することができ、その結果、容器本体2を圧縮したときに中間空間21内の空気が外気導入孔15の縁と筒体45の間の隙間から流出することを抑制することができる。なお、筒体45は、軸部45aの外周面が外気導入孔15の縁に密着することによって、容器本体2に装着されるので、膨径部45cは必ずしも必須ではない。
空洞部45gを囲む面45jには、移動体46が中間空間21側から外部空間S側に向かって移動するときに移動体46を係止するストッパー部45hが設けられている。ストッパー部45hは、環状の突起で構成されており、移動体46がストッパー部45hに当接すると空洞部45gを通じた空気の流通が遮断されるようになっている。
また、筒体45の先端は平坦面45dとなっており、当該平坦面45dには、空洞部45gに連通する開口部45eが設けられている。開口部45eは、平坦面45dの中央に設けられた略円形の中央開口部45e1と、中央開口部45e1から放射状に広がる複数のスリット部45e2を有する。このような構成によれば、移動体46が空洞部45gの底部に当接している状態でも空気の流れが妨げられない。
弁部材44は、図12(f)に示すように、膨径部45c側から外気導入孔15内に挿入され、係止部45bが外層11の外面に当接する位置まで押し込まれると、軸部45aの外周面が外気導入孔15の縁に密着した状態で、外層11に保持される。中間空間21に空気が入っている状態で外層11を圧縮すると、中間空間21内の空気が開口部45eを通じて空洞部45g内に入り、移動体46を押し上げてストッパー部45hに当接させる。移動体46がストッパー部45hに当接すると、空洞部45gを通じた空気の流れが遮断される。
この状態で外層11をさらに圧縮すると、中間空間21内の圧力が高まり、その結果、内層12が圧縮されて、内層12内の内容物が吐出される。また、外層11への圧縮力を解除すると、外層11が自身の弾性によって復元しようとする。外層11の復元に伴って中間空間21内が減圧されることによって、図12(g)に示すように、移動体46に対して容器内側方向の力FIが加わる。これによって、移動体46が空洞部45gの底に向かって移動して、図12(f)に示す状態となり、移動体46と面45jの隙間及び開口部45eを通って中間空間21内に外気が導入される。
弁部材44は、膨径部45cが外気導入孔15を押し広げながら、膨径部45cを中間空間21内に挿入することによって容器本体2に装着することができる。そのため、膨径部45cの先端は、先細り形状になっていることが好ましい。このような弁部材44は、容器本体2の外側から膨径部45cを中間空間21内に押し込むだけで装着可能なので、生産性に優れている。なお、筒体45の先端に平坦面45dが設けられているので、弁部材44を中間空間21内に押し込んだときに、弁部材44の先端が内層12に衝突しても内層12が傷つきにくくなっている。
図12に示すような弁部材を取り付けた場合についても、例えば図13に示すように取付凹部7aを2段構造とし、下段7cに弁部材44を取り付け、上段7dに疎水性フィルタFを貼着することで、大気導入孔15からの水の侵入を確実に防止することができる。
次に、逆止弁5を有する二重容器1の使用時の動作原理を説明する。
図14(a)〜(c)に示すように、内容物が充填された製品を傾けた状態で外層11の側面を握って圧縮して内容物を吐出させる。使用開始時は、内層12と外層11の間に実質的に隙間がない状態であるので、外層11に加えた圧縮力は、そのまま内層12の圧縮力となり、内層12が圧縮されて内容物が吐出される。
キャップ23は、図示しない逆止弁を内蔵しており、内層12内の内容物を吐出させることはできるが、内層12内に外気を取り込むことはできない。そのため、内容物の吐出後に外層11へ加えていた圧縮力を除くと、外層11が自身の復元力によって元の形状に戻ろうとするが、内層12はしぼんだままで層11だけが膨張することになる。そして、図14(d)に示すように、内層12と外層11の間の中間空間21内が減圧状態となり、外層11に形成された外気導入孔15を通じて中間空間21内に外気が導入される。中間空間21が減圧状態になっている場合、弁部材5は、大気導入孔15に押し付けられないので、外気の導入が妨げられない。
次に、図14(e)に示すように、再度、外層11の側面を握って圧縮した場合、弁部材5が大気導入孔15に当接して閉塞することによって、中間空間21内の圧力が高まり、外層11に加えた圧縮力は中間空間21を介して内層12に伝達され、この力によって内層12が圧縮されて内容物が吐出される。
次に、図14(f)に示すように、内容物の吐出後に外層11へ加えていた圧縮力を除くと、外層11は、外気導入孔15から中間空間21に外気を導入しながら、自身の復元力によって元の形状に復元される。
以上、本発明を適用した実施形態について説明してきたが、本発明がこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
1 二重容器
3 容器本体
5 弁部材
7 収容部
9 口部
11 外層
12 内層
15 外気導入孔
F 疎水性フィルタ

Claims (7)

  1. 外殻と内袋とを有し、内袋に収容される内容物の減少に伴って前記内袋が収縮する二重容器であって、
    前記外殻には底面ではない位置に大気導入孔が形成されるとともに、空気を透過し水を遮断する疎水性フィルタが前記大気導入孔を塞ぐように設けられていることを特徴とする二重容器。
  2. 外殻と内袋とを有し、内袋に収容される内容物の減少に伴って前記内袋が収縮する二重容器であって、
    前記外殻に凹部が形成され、ここに大気導入孔が形成されるとともに、空気を透過し水を遮断する疎水性フィルタが前記大気導入孔を塞ぐように設けられていることを特徴とする二重容器。
  3. 前記空気を透過し水を遮断する疎水性フィルタが前記凹部を塞ぐように設けられていることを特徴とする請求項2記載の二重容器。
  4. 前記疎水性フィルタは、ポリプロピレンの不織布により形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の二重容器。
  5. 前記ポリプロピレンの不織布の目付けが160g/m2〜250g/m2であることを特徴とする請求項4記載の二重容器。
  6. 前記疎水性フィルタは、疎水性の微多孔膜と不織布を積層したものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の二重容器。
  7. 前記大気導入孔は、外殻と内袋の間の中間空間と外部空間との間の空気の出入りを調節する弁部材を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の二重容器。
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