JP6674541B2 - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーン印刷装置に関する。
従来より、スクリーンマスクのマスク枠をホルダーブロックによりクランプし、スクリーンマスク下まで搬送した基板にスクリーン印刷を行うスクリーン印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このスクリーン印刷装置では、ホルダーブロックがホルダーベース上にボルト締めにより取り付けられており、作業者がボルトを緩めてホルダーブロックを移動させることで、サイズの異なるスクリーンマスクのクランプに対応するものとなっている。
特開平04−193535号公報
しかしながら、上述したスクリーン印刷装置では、ホルダーブロックを作業者の手作業により移動させるため、誤った位置に取り付けられるおそれがある。また、スクリーン印刷装置では、基板の搬送方向に沿って基板の幅全体をクランプするものがあるが、ホルダーブロックの位置によってはスクリーンマスクのクランプが基板のクランプと干渉して、基板への印刷が適切に行えない場合がある。
本発明は、スクリーンマスクのクランプと基板のクランプとが干渉するのを回避してスクリーンマスクを適切にクランプすることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のスクリーン印刷装置は、
スクリーンマスクを用いて基板にスクリーン印刷を行うスクリーン印刷装置であって、
前記基板をクランプする一対の基板クランプユニットと、
所定方向における前記スクリーンマスクの両端部を上下方向から挟持することで前記スクリーンマスクをクランプする少なくとも一対のマスククランプユニットと、
前記マスククランプユニットの作動を制御する制御装置と、
を備え、
前記マスククランプユニットとして、前記所定方向に直交する直交方向において前記基板クランプユニットから外れた所定範囲内の位置で前記スクリーンマスクをクランプするよう、前記制御装置により前記所定範囲内を前記直交方向に移動可能に制御される少なくとも一対の移動式クランプユニットを備える
ことを要旨とする。
本発明のスクリーン印刷装置は、基板をクランプする一対の基板クランプユニットと、所定方向におけるスクリーンマスクの両端部を上下方向から挟持することでスクリーンマスクをクランプする少なくとも一対のマスククランプユニットとを備える。また、マスククランプユニットとして、所定方向に直交する直交方向において基板クランプユニットから外れた所定範囲内の位置でスクリーンマスクをクランプするよう、制御装置により所定範囲内を直交方向に移動可能に制御される少なくとも一対の移動式クランプユニットを備える。これにより、作業者の手作業によらずに、マスククランプユニットを基板クランプユニットから外れた位置に自動で移動させてスクリーンマスクをクランプさせることができる。このため、マスククランプユニットにおいてスクリーンマスクの下側を挟持する部分が、基板クランプユニットと干渉するのを回避することができる。したがって、マスククランプユニットと基板クランプユニットとが干渉するのを回避してスクリーンマスクを適切にクランプすることができる。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記移動式クランプユニットは、前記所定方向における一方側に配置されたクランプユニットが駆動装置の駆動により前記直交方向に移動可能に構成されると共に他方側に配置されたクランプユニットが前記直交方向に自由に移動可能に構成され、前記制御装置は、前記マスククランプユニットのうち前記移動式クランプユニットにより前記スクリーンマスクがクランプされている状態で前記駆動装置の駆動により前記一方側に配置されたクランプユニットを前記直交方向に移動させることにより、前記スクリーンマスクを介して前記他方側に配置されたクランプユニットを連動させて前記直交方向に移動させるものとしてもよい。こうすれば、一方側のクランプユニットを駆動装置により移動させる簡易な構成で、一対の移動式クランプユニットを適切に移動させることができる。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記直交方向は、前記スクリーン印刷装置の前後方向であり、前記移動式クランプユニットは、前記スクリーンマスクをクランプしている状態で、前記直交方向において前記所定範囲を超えた前記スクリーン印刷装置の前方側あるいは前記所定範囲を超えた前記スクリーン印刷装置の後方側の少なくとも一方側に移動可能に構成されるものとしてもよい。こうすれば、スクリーンマスクをクランプ位置よりも装置前方側や装置後方側に移動させることができるから、例えば作業者が各種作業を容易に行うことができるなど、移動式クランプユニットを基板クランプユニットとの干渉回避以外の目的に兼用することが可能となる。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記制御装置は、前記スクリーン印刷が行われる前に、前記マスククランプユニットのうち前記移動式クランプユニットによりクランプされた前記スクリーンマスクの前記直交方向における位置と、前記基板クランプユニットによりクランプされた前記基板の前記直交方向における位置との位置ずれが解消するように、前記スクリーンマスクをクランプしている状態の前記移動式クランプユニットを移動させるものとしてもよい。こうすれば、移動式クランプユニットを、スクリーンマスクと基板との直交方向における位置合わせに兼用することができる。このため、基板の直交方向における位置補正をするための別の装置を設ける必要がないものとすることができる。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記スクリーンマスクとして、マスク板がフレームで囲まれていないフレームなしのマスクが用いられ、前記制御装置は、前記スクリーン印刷中に、前記フレームなしのマスクに前記直交方向の引っ張り力が作用するよう前記移動式クランプユニットを作動させるものとしてもよい。こうすれば、フレームなしのマスクの保持に移動式クランプユニットを兼用して、フレームなしのマスクを用いたスクリーン印刷を適切に行うことができる。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記制御装置は、前記スクリーン印刷が行われた後、前記マスククランプユニットのうち前記移動式クランプユニットにより前記スクリーンマスクがクランプされている状態で、前記スクリーンマスクが微振動するよう前記移動式クランプユニットを作動させるものとしてもよい。こうすれば、スクリーン印刷後に基板とスクリーンマスクとを引き離す際に、スクリーンマスクに設けられた印刷パターン(孔)からはんだを抜け易くするのに移動式クランプユニットを兼用することができる。
一の前記基板に対して複数回の前記スクリーン印刷を行う本発明のスクリーン印刷装置において、前記スクリーンマスクとして、一のマスク板内に、前記複数回のスクリーン印刷用に異なる形状の複数の印刷パターンが前記直交方向に設けられたマスクが用いられ、前記制御装置は、前記スクリーン印刷が行われる前に、前記マスククランプユニットのうち前記移動式クランプユニットにより前記スクリーンマスクがクランプされている状態で、前記複数の印刷パターンのうち当該スクリーン印刷に必要な印刷パターンが前記基板上に位置するものとなるよう前記移動式クランプユニットを移動させるものとしてもよい。こうすれば、一の基板に対する複数回のスクリーン印刷への対応に、移動式クランプユニットを兼用することができる。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記一対の基板クランプユニットは、一方が移動不能に固定されると共に他方が前記直交方向に移動可能に構成されており、前記マスククランプユニットは、前記直交方向において前記固定された基板クランプユニットよりも前記基板に対して外側となる位置に固定された一対の固定式クランプユニットと、前記直交方向において前記移動可能な基板クランプユニットよりも前記基板に対して外側となる位置を含む前記所定範囲内を移動可能な前記一対の移動式クランプユニットとにより構成されるものとしてもよい。こうすれば、移動式クランプユニットを複数対設けることのない簡易な構成とすることができる。
本実施形態の印刷装置1の外観斜視図である。 印刷装置1の構成図である。 サイドクランプ装置23とマスククランプ装置40の構成図である。 マスククランプ装置40の構成斜視図である。 制御装置70の電気的な接続関係を示すブロック図である。 基板SとスクリーンマスクMの各クランプ位置の関係を示す説明図である。 スクリーン印刷前に移動式クランプユニット47を作動させる様子の説明図である。 スクリーン印刷後に移動式クランプユニット47を作動させる様子の説明図である。 フレームレスマスクMflをクランプする様子の説明図である。 2つの印刷パターンが形成されたスクリーンマスクM3の一例を示す説明図である。 スクリーンマスクM3を用いたスクリーン印刷の説明図である。 移動式クランプユニット47を移動範囲MRを超えてY方向前方側に移動させる様子の説明図である。 移動式クランプユニット47を移動範囲MRを超えてY方向後方側に移動させる様子の説明図である。
次に、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施形態の印刷装置1の外観斜視図であり、図2は、印刷装置1の構成図であり、図3は、サイドクランプ装置23とマスククランプ装置40の構成図である。また、図4は、マスククランプ装置40の構成斜視図であり、図5は、制御装置70の電気的な接続関係を示すブロック図である。
本実施形態の印刷装置1は、矩形状のスクリーンマスクMに形成されたパターン孔に、はんだを押し込んで基板Sに塗布するスクリーン印刷を行うものである。図1〜図4のX方向は、基板Sを搬送する方向(所定方向)であって印刷装置1の左右方向であり、Y方向は、スキージ31を移動させる方向(直交方向)であって印刷装置1の前後方向である。印刷装置1は、X方向の幅やY方向の幅が異なる複数種の基板Sにスクリーン印刷を行う。スクリーンマスクMは、作業者により基板Sの種類に応じたものに交換される。また、印刷装置1は、マスク板の周囲にフレームFのあるスクリーンマスクMと、フレームFのないフレームレスマスクMflとを使用可能である。
印刷装置1は、図1,図2に示すように、装置本体10と、装置本体10の前面、側面、上面をそれぞれ覆う前面カバー3、側面カバー5、上面カバー7とを備える。上面カバー7は、開閉可能であり、各種の入力操作や情報表示が可能なタッチパネル式の表示操作パネル18が取り付けられている。作業者は、表示操作パネル18を操作してスクリーンマスクMの種類やサイズの選択あるいは入力が可能である。前面カバー3は、閉状態の上面カバー7の表示操作パネル18の下方となる位置に、スクリーンマスクMを出し入れ可能な開口部3aが設けられ、開口部3aを開閉可能な開閉板4が取り付けられている。また、装置本体10は、図2に示すように、基台12と、基台12上にX方向に一対に設けられた筐体14と、基板搬送装置22と、サイドクランプ装置23と、バックアップ装置24と、マスククランプ装置40と、印刷部30とを備える。
基板搬送装置22は、Y方向に一対のベルトコンベア22a,22bを備える。基板搬送装置22は、ベルトコンベア22a,22bの駆動により基板Sを図2の奥から手前(X方向)に搬送する。
サイドクランプ装置23は、Y方向に一対のサイドクランプ23a,23bを備える。一対のサイドクランプ23a,23bのうち、一方(例えば、前方のサイドクランプ23a)は固定され、他方(例えば、後方のサイドクランプ23b)はY方向にスライド可能に構成される。サイドクランプ装置23は、基板搬送装置22により基板Sが搬送された状態で、他方のサイドクランプ23bを基板Sに向けてスライドさせて、一対のサイドクランプ23a,23bにより基板SのY方向の両側面をクランプする(図3参照)。なお、クランプ時のサイドクランプ23a,23bの上面は、基板Sの上面と略同じ高さとなる。サイドクランプ装置23は、図示しない昇降装置により、クランプした状態の基板SがスクリーンマスクMに当接するまで上昇可能となっている。
バックアップ装置24は、図示しない昇降装置により昇降が可能なバックアップテーブル25と、バックアップテーブル25上に複数設置されたバックアップピン26とを備える。バックアップ装置24は、基板搬送装置22により基板Sが搬送された状態で、バックアップテーブル25を上昇させて、バックアップピン26により基板Sを下面からバックアップする。なお、バックアップピン26は、基板Sの種類(サイズ)に応じて、作業者によりバックアップテーブル25上の位置変更が可能となっている。
印刷部30は、スキージ31が昇降可能に取り付けられた印刷ヘッド32をY方向に移動させてスクリーン印刷を行う。印刷部30は、駆動モータ33と、印刷ヘッド32に連結され駆動モータ33の駆動により回転するベルト34とを備え、駆動モータ33の駆動によりベルト34を回転させて印刷ヘッド32をY方向に移動させる。
マスククランプ装置40は、図3,図4に示すように、X方向に一対のマスクホルダ41(41a,41b)を備える。各マスクホルダ41a,41bは、図示しないX方向の位置調整装置を用いて作業者によりスクリーンマスクMのX方向の幅に応じた位置に調整される。また、マスククランプ装置40は、各マスクホルダ41a,41bのベース部材41vにY方向に移動不能に取り付けられる一対の固定式クランプユニット43(43a,43b)と、ベース部材41vにY方向に移動可能に取り付けられる一対の移動式クランプユニット47(47a,47b)と、移動式クランプユニット47をY方向に移動させる駆動装置50とを備える。
固定式クランプユニット43a,43bは、それぞれ、ボルト46によりベース部材41vの外側面に固定される支持部材44と、支持部材44の上面部に支持され下方に向かってピストンロッドを突出させるクランプシリンダ45とを備える。クランプシリンダ45は、ピストンロッドの先端に当接部材45aが取り付けられている。固定式クランプユニット43は、当接部材45aと支持部材44の下面部44aとの間でスクリーンマスクM(フレームF)のX方向の両端部を上下から挟持して(図3中拡大図参照)、スクリーンマスクMを保持する。なお、固定式クランプユニット43は、サイドクランプ23aよりも基板Sに対して外側(Y方向の前方側)に配置される。
移動式クランプユニット47a,47bは、それぞれ、ベース部材41vの上面と外側面とを摺動可能な支持部材48と、支持部材48の上面部に支持され下方に向かってピストンロッドを突出させるクランプシリンダ49とを備える。クランプシリンダ49は、ピストンロッドの先端に当接部材49aが取り付けられている。移動式クランプユニット47は、当接部材49aと支持部材48の下面部48aとの間でスクリーンマスクM(フレームF)のX方向の両端部を上下から挟持することで、スクリーンマスクMを保持する。
駆動装置50は、一対のマスクホルダ41a,41bのうち、一方のマスクホルダ41aのベース部材41vの外側面に駆動部50aが設けられると共に他方のマスクホルダ41bのベース部材41vの外側面に連動部50bが設けられている。駆動部50aは、Y方向の1軸アクチュエータであり、駆動モータ51と、駆動モータ51の回転軸に接続されてY方向に延びるボールネジとボールネジに螺合されたナットが内蔵されたガイドレール52と、ナットに連結されて駆動モータ51の駆動によりガイドレール52に沿ってY方向に移動する駆動スライダ54とを備える。駆動スライダ54は、一方(図4中右側)の移動式クランプユニット47aの支持部材48に連結されている。このため、移動式クランプユニット47aは、駆動モータ51の駆動による駆動スライダ54の移動に伴ってY方向に移動する。駆動モータ51は、回転軸に回転量を検出するエンコーダ51a(図5参照)が取り付けられており、エンコーダ51aの検出値に基づいて移動式クランプユニット47(47a)のY方向の位置制御が可能となる。連動部50bは、駆動モータ51やボールネジなどを備えない点を除いて、駆動部50aと同様に構成されている。即ち、連動部50bは、Y方向に延びるガイドレール53と、ガイドレール53に沿ってY方向に自由に移動する移動スライダ55とを備える。移動スライダ55は、他方(図4中左側)の移動式クランプユニット47bの支持部材48に連結されている。このため、移動式クランプユニット47bは、移動スライダ55にガイドされながらY方向に移動する。したがって、一対の移動式クランプユニット47a,47bがスクリーンマスクMをクランプしている状態で、駆動部50aの駆動により移動式クランプユニット47aが移動すると、スクリーンマスクMを介して、移動式クランプユニット47bおよび移動スライダ55が連動して移動する。
印刷装置1は、この他に、図2に示すように、複数のスクリーンマスクMをストックするマスクストッカ16を備える。マスクストッカ16は、筐体14の後方に配置されており、スクリーンマスクMをY方向に搬送すると共にスクリーンマスクMを収納可能なX方向に一対の搬送コンベア17が上下に複数(図2では3つ)設けられている。なお、マスクストッカ16は、図示しない昇降機構により昇降可能となっている。マスクストッカ16は、いずれかの搬送コンベア17の上面がマスクホルダ41の支持部材44,48の下面部44a,48aの上面と同じ高さとした状態で、その搬送コンベア17を駆動することで、スクリーンマスクMをホルダクランプ装置40に搬入したり、ホルダクランプ装置40からスクリーンマスクMを搬出したりする。
また、印刷装置1は、図5に示すように、各種マークを撮像するマークカメラ19と、装置全体を制御する制御装置70とを備える。マークカメラ19は、例えば、基板搬送装置22により基板Sが搬送された状態で基板SとスクリーンマスクMとの間に移動して、基板Sに設けられた基板マークとスクリーンマスクMに設けられたマスクマークとを撮像可能に構成されている。制御装置70は、CPU71を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU71の他に、ROM72,HDD73,RAM74,入出力インタフェース75等を備える。これらは、バス76を介して互いに電気的に接続されている。制御装置70には、表示操作パネル18からの操作信号やマークカメラ19からのマーク画像、駆動装置50(駆動モータ51)のエンコーダ51aからの回転量検出信号などが入力される。一方、制御装置70からは、マスクストッカ16への駆動信号や表示操作パネル18への表示信号、マークカメラ19への撮像指示信号、基板搬送装置22への駆動信号、サイドクランプ装置23への駆動信号、バックアップ装置24への駆動信号、印刷部30への駆動信号、固定式クランプユニット43への駆動信号、移動式クランプユニット47への駆動信号、駆動装置50への駆動信号などが出力される。なお、制御装置70は、表示操作パネル18を介した作業者の操作に基づいて、マスククランプ装置40のクランプおよびクランプの解除、移動式クランプユニット47の移動などを行うことも可能となっている。
次に、こうして構成された本実施形態の印刷装置1の動作、特に、マスククランプ装置40の動作について説明する。なお、以下の説明図では、マスククランプ装置40は、駆動装置50などを省略して簡易的に図示する。また、固定式クランプユニット43、移動式クランプユニット47(47a,47b)は、クランプしている状態を網掛けで示し、クランプしていない状態を白色で示す。
図6は、基板SとスクリーンマスクMの各クランプ位置の関係を示す説明図である。図6では、サイズの異なる2種類の基板S1,S2と、周囲にフレームFのある各基板S1,S2用の2種類のスクリーンマスクM1,M2を示す。上述したように、基板Sの一方のサイドクランプ23aは固定されており、Y方向の基準となるため、基板S1,S2のいずれもサイドクランプ23aのクランプ位置は一定となる。また、基板Sの他方のサイドクランプ23bはY方向にスライド可能であるから、サイドクランプ23bのクランプ位置は基板S1,S2のY方向の幅に応じた位置となる。一方、マスククランプ装置40は、固定式クランプユニット43により、サイドクランプ23aよりもY方向前方側でスクリーンマスクMのX方向の両端部をクランプする。また、マスククランプ装置40は、移動式クランプユニット47がY方向に移動可能であるから、サイドクランプ23bよりも基板Sに対して外側となる位置、即ちサイドクランプ23bと干渉しない位置でスクリーンマスクMのX方向の両端部をクランプ可能となっている。このように、基板S1,S2のサイズに応じてサイドクランプ23bがY方向に移動しても、サイドクランプ23bと干渉しない位置でスクリーンマスクM1,M2のY方向後方側におけるX方向の両端部をクランプすることができる。なお、最小の基板Sを図6(a)の基板S1とし、最大の基板Sを図6(b)の基板S2とし、スクリーンマスクM1,M2のY方向の幅が同じものとすれば、移動式クランプユニット47が図中の所定の移動範囲MRを移動可能となるように駆動装置50を構成することで、サイドクランプ23bとの干渉を回避することができる。この例で、基板S1,S2のY方向の幅をそれぞれ幅SY1,SY2とすると、移動範囲MRは、値((SY2−SY1)/2)以上の範囲であればよい。なお、移動式クランプユニット47はサイドクランプ23bと干渉しない位置であれば、サイドクランプ23bよりも基板Sに対して内側となる位置でクランプするものとしてもよい。
図7は、スクリーン印刷前に移動式クランプユニット47を作動させる様子の説明図である。図7(a)は、図6(a)の基板S1のスクリーン印刷が終了し(図示略)、基板S2用のスクリーンマスクM2がマスクホルダ41に載置された様子を示す。このとき、制御装置70は、移動式クランプユニット47によりスクリーンマスクM2をクランプすると共に固定式クランプユニット43によるクランプを解除する状態とする。この状態で、制御装置70は、駆動装置50を駆動してサイドクランプ23bの基板S2のクランプ位置と干渉しない位置まで移動式クランプユニット47を移動させる(図7(b))。上述したように、駆動部50aの駆動モータ51の駆動により移動式クランプユニット47aが移動し(図中実線の矢印)、スクリーンマスクMを介して移動式クランプユニット47bが連動して移動する(図中点線の矢印)。そして、基板S2がクランプされると、制御装置70は、基板S2の基板マークとスクリーンマスクM2のマスクマークとをマークカメラ19に撮像させ、撮像させたマーク画像から基板S2とスクリーンマスクM2の相対的な位置ずれ量を検出する。制御装置70は、例えばY方向の位置ずれ量を検出した場合には、スクリーンマスクM2の位置がY方向の位置ずれを解消する位置となるまで移動式クランプユニット47を移動させる(図7(c))。図7(c)は、移動式クランプユニット47がY方向前方側にわずかに移動することで位置ずれを解消する様子を示す。このように、印刷装置1は、移動式クランプユニット47を、基板SとスクリーンマスクMのY方向の位置ずれの補正に兼用するのである。なお、制御装置70は、エンコーダ51aの検出値に基づいて移動式クランプユニット47の位置制御が可能であるから、位置補正を精度よく行うことができる。
図8は、スクリーン印刷後に移動式クランプユニット47を作動させる様子の説明図である。制御装置70は、スクリーン印刷が終了すると(図8(a))、固定式クランプユニット43によるスクリーンマスクMのクランプを解除して、移動式クランプユニット47によりスクリーンマスクMをクランプする状態とする(図8(b))。この状態で、制御装置70は、スクリーンマスクMが微振動するよう移動式クランプユニット47を作動させる(図8(c))。例えば、制御装置70は、駆動モータ51の正転と逆転とを短周期で繰り返して移動式クランプユニット47を往復動させることにより、スクリーンマスクMを微振動させる。印刷装置1は、スクリーンマスクMの微振動により、スクリーンマスクMのパターン孔からのはんだの抜け性を向上させることができる。このため、印刷装置1は、スクリーンマスクMと基板Sとを離間させる際に、はんだの抜け性不良に起因するはんだ印刷部の割れや欠けなどを防止することができる。
図9は、フレームレスマスクMflをクランプする様子の説明図である。制御装置70は、固定式クランプユニット43と移動式クランプユニット47とによりフレームレスマスクMflをクランプする。また、制御装置70は、スクリーン印刷中は、固定式クランプユニット43によりクランプされている状態のフレームレスマスクMflにY方向後方側への引っ張り力が作用するよう移動式クランプユニット47を作動させる。例えば、制御装置70は、移動式クランプユニット47がクランプしている状態で駆動スライダ53をY方向後方側に向かわせる方向の回転トルクが生じるよう駆動モータ51を制御する。これにより、印刷装置1は、フレームレスマスクMflをクランプしつつY方向にテンションを掛け続けることができるから、フレームレスマスクMflのたわみなどを防止して、スクリーン印刷を適切に行うことができる。なお、フレームレスマスクMflのX方向の両縁に孔を形成しておき、クランプシリンダ49のピストンロッドの先端に、当接部材49aに代えて、フレームレスマスクMflの孔に係合するピンなどの係合部材を設けるものとしてもよい。そして、制御装置70は、移動式クランプユニット47の係合部材がフレームレスマスクMflの孔に係合している状態で、Y方向の引っ張り力を作用させるものとしてもよい。
図10は、2つの印刷パターンが形成されたスクリーンマスクM3の一例を示す説明図であり、図11は、スクリーンマスクM3を用いたスクリーン印刷の説明図である。図10では、1枚のマスク板が厚みの異なる部分を有しており、Y方向前方側の厚みの薄い部分に印刷パターンAが形成されると共にY方向後方側の厚みの厚い部分に印刷パターンBが形成されるものを示す。印刷パターンAは、はんだの量の少ないはんだ印刷部の形成に対応する複数のパターン孔Maが設けられている。また、印刷パターンBは、はんだの量の多いはんだ印刷部の形成に対応する複数のパターン孔Mbと、パターン孔Maにより形成されたはんだ印刷部がマスク板と接触しないように覆う凹部Mcとが設けられている。制御装置70は、まず、印刷パターンAが基板S3上となる位置で固定式クランプユニット43と移動式クランプユニット47とによりスクリーンマスクM3をクランプしてスクリーン印刷を行う(図11(a))。印刷パターンAのスクリーン印刷が終了すると、制御装置70は、固定式クランプユニット43によるスクリーンマスクM3のクランプを解除し、移動式クランプユニット47がスクリーンマスクM3をクランプしている状態で駆動装置50を駆動して、印刷パターンBが基板S3上となるまで移動式クランプユニット47をY方向前方に移動させる(図11(b))。次に、制御装置70は、固定式クランプユニット43にスクリーンマスクM3をクランプさせて(図11(c))、印刷パターンBのスクリーン印刷を行う。このように、印刷装置1は、印刷パターンA,Bの順にスクリーン印刷を行う場合に、印刷パターンA,Bを切り替えるためのスクリーンマスクM3の移動に移動式クランプユニット47を用いるのである。このため、印刷装置1は、微小部品と大型部品とを混在実装させるためのスクリーン印刷を適切に実行することが可能となる。なお、図10では、厚みの異なる部分を有するマスク板を例示したが、同じ厚みで異なる印刷パターンA,Bが形成されるものでもよい。その場合、制御装置70は、例えば、基板SのA面(表面)にスクリーン印刷を行う際には、印刷パターンAが基板S上となるよう移動式クランプユニット47を作動させ、基板SのB面(裏面)にスクリーン印刷を行う際には、印刷パターンBが基板S上となるよう移動式クランプユニット47を作動させるものなどとしてもよい。
また、図12は、移動式クランプユニット47を移動範囲MRを超えてY方向前方側に移動させる様子の説明図であり、図13は、移動式クランプユニット47を移動範囲MRを超えてY方向後方側に移動させる様子の説明図である。図12に示すように、制御装置70は、例えばスクリーンマスクMを用いたスクリーン印刷が終了して基板S(図示略)を搬出すると、固定式クランプユニット43によるスクリーンマスクMのクランプを解除する(図12(a))。そして、制御装置70は、スクリーンマスクMをクランプした状態の移動式クランプユニット47をY方向前方側に移動させる(図12(b))。これにより、移動式クランプユニット47が所定の移動範囲MRを超えてY方向前方側に移動して、スクリーンマスクMが前方側の所定の待避位置に位置することになり、上面カバー7を開けて作業者が各種作業を可能となる。例えば、作業者は、スクリーンマスクMの裏面に付着したはんだの拭き取り作業やスクリーンマスクMへのはんだの注ぎ足し作業を容易に行うことができる。また、作業者は、スクリーンマスクMの交換作業を容易に行うこともできる。ここで、印刷装置1は、上述したように、前面カバー3の開口部3aを開閉する開閉板4が設けられている。その開閉板4が開口部3aを開放している状態で、制御装置70は、移動式クランプユニット47をY方向の最も前方側(移動端)の所定の交換位置まで移動させると、開口部3aからスクリーンマスクMの前方側の一部が露出するものとする(図12(c))。このため、作業者は、移動式クランプユニット47によるクランプを解除させることで、開口部3aからスクリーンマスクMを取り出すことができる。また、作業者は、開口部3aから、印刷装置10内にスクリーンマスクMを挿入し移動式クランプユニット47によりクランプさせることで、新たなスクリーンマスクMを取り付けることができる。このように、作業者は上面カバー7を開けることなくスクリーンマスクMを容易に交換することができる。
図13に示すように、制御装置70は、例えば固定式クランプユニット43によるクランプと移動式クランプユニット47によるクランプとをいずれも解除した状態で、移動式クランプユニット47aのみをY方向前方側に移動させる(図13(a))。そして、制御装置70は、移動式クランプユニット47aによりスクリーンマスクMをクランプさせて、移動式クランプユニット47bとY方向位置が同じとなる移動前の位置まで移動式クランプユニット47aを戻してから、移動式クランプユニット47bによりスクリーンマスクMをクランプさせる(図13(b))。そして、一対の移動式クランプユニット47a,47bがスクリーンマスクMをクランプしている状態で、制御装置70は、移動式クランプユニット47をY方向後方側に移動させる(図13(c))。これにより、移動式クランプユニット47が所定の移動範囲MRを超えてY方向後方側に移動して、スクリーンマスクMが後方側の所定の待避位置に位置することになり、上面カバー7を開けて作業者が各種作業を可能となる。例えば、作業者は、バックアップテーブル25上のバックアップピン26の設置位置を基板Sの種類(サイズ)に応じて変更するなどの段取り替え作業を容易に行うことができる。また、各種作業を行うために、印刷部30をY方向後方側に待避させている間に、スキージ31から垂れるはんだをスクリーンマスクMで受けることも可能となる。また、スクリーンマスクMがY方向後方側に移動することで、マスクストッカ16の搬送コンベア17との間でスクリーンマスクMの受け渡しを容易に行うことができる。なお、図13に示すように移動式クランプユニット47を移動させるものに限られず、スクリーン印刷が終了した後、移動式クランプユニット47がスクリーンマスクMをクランプしている状態でY方向後方側に移動させるものとしてもよい。また、これらのようにスクリーンマスクMをY方向の前方または後方に移動させることができるから、例えば、スクリーンマスクMの裏面の拭き取りを清掃ユニットにより行う印刷装置では、清掃ユニットを固定した状態でスクリーンマスクMを移動させることで拭き取りを行うことができるから、清掃ユニットに移動機構を設ける必要がないものとすることができる。
ここで、本実施形態の主要な要素と発明の概要の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。即ち、本実施形態のサイドクランプ23a,23bが本発明の基板クランプユニットに相当し、移動式クランプユニット47が移動式クランプユニットに相当し、制御装置70が制御装置に相当する。また、駆動装置50が駆動装置に相当し、固定式クランプユニット43が固定式クランプユニットに相当する。
以上説明した本実施形態の印刷装置1は、基板Sのサイドクランプ23bからY方向に外れた所定の移動範囲MR内の位置でスクリーンマスクMをクランプするよう、制御装置70によりY方向に移動制御される移動式クランプユニット47を備える。このため、スクリーンマスクMのクランプと基板Sのクランプとが干渉するのを回避して、スクリーンマスクMを適切にクランプすることができる。また、印刷装置1は、スクリーンマスクMをクランプしている状態で移動式クランプユニット47aをY方向に移動させることにより、スクリーンマスクMを介して移動式クランプユニット47bを連動させるから、簡易な構成で一対の移動式クランプユニット47a,47bを移動させることができる。また、マスククランプ装置40は、一対の固定式クランプユニット43と一対の移動式クランプユニット47とにより構成されるため、移動式クランプユニットを複数対設けることのない簡易な構成とすることができる。
また、印刷装置1は、移動式クランプユニット47がスクリーンマスクMをクランプしている状態で移動範囲MRを超えた前方側や後方側に移動可能であるから、基板Sのクランプとの干渉回避以外にも移動式クランプユニット47を用いることができる。また、制御装置70は、スクリーン印刷前に、スクリーンマスクMをクランプしている状態で移動式クランプユニット47を移動させることで、スクリーンマスクMと基板SとのY方向における位置ずれが解消するように位置補正することができる。また、制御装置70は、スクリーン印刷中に、フレームレスマスクMflに引っ張り力が作用するよう移動式クランプユニット47を作動させることで、フレームレスマスクMflを適切に保持することができる。また、制御装置70は、スクリーン印刷後に、スクリーンマスクMが微振動するよう移動式クランプユニット47を作動させることで、はんだの抜け性を向上させることができる。また、制御装置70は、スクリーンマスクM3をクランプしている状態でスクリーン印刷に必要な印刷パターンが基板S上に位置するよう移動式クランプユニット47を移動させるから、1枚の基板に対する複数回のスクリーン印刷への対応に移動式クランプユニット47を用いることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、基板Sのクランプ用に固定式のサイドクランプ23aと移動式のサイドクランプ23bとを備え、スクリーンマスクMのクランプ用に一対の固定式クランプユニット43と一対の移動式クランプユニット47とを備えるが、これに限られるものではない。例えば、固定式のクランプ(サイドクランプ23aや固定式クランプユニット43)を備えずに移動式のクランプのみを備えるなど、スクリーンマスクMのクランプ用に移動式クランプユニットを複数対備えてもよい。
上述した実施形態では、駆動装置50が駆動モータ51を有するボールネジ機構を用いる構成で移動式クランプユニット47を移動させたが、これに限られるものではない。例えば、電動シリンダなどの他の電動式のアクチュエータや油圧式またはエア式のアクチュエータ(ロッドレスシリンダなど)により移動式クランプユニットを移動させてもよい。
上述した実施形態では、一対の移動式クランプユニット47a,47bのうち移動式クランプユニット47aのみを駆動装置50(駆動部50a)の駆動により移動させ移動式クランプユニット47bを連動させたが、これに限られるものではない。一対の移動式クランプユニット47a,47bのいずれにも駆動部50aを設けて、駆動部50aの駆動により移動させるものとしてもよい。
上述した実施形態では、移動式クランプユニット47が移動範囲MRを超えて印刷装置1の前方側と後方側との両方に移動可能としたが、少なくともいずれか一方側に移動可能であればよい。あるいは、移動式クランプユニット47が移動範囲MRを超えて移動しないものとしてもよい。
上述した実施形態では、サイドクランプ装置23が基板SのY方向の両側面を押圧することで基板Sをクランプするものとしたが、これに限られるものではない。例えば、基板搬送装置22(ベルトコンベア22a,22b)に沿って配置され、基板SのY方向の両端部を上下方向から挟持することで基板Sをクランプするクランプ装置としてもよい。
本発明は、印刷装置の製造産業などに利用可能である。
1 印刷装置、3 前面カバー、3a 開口部、4 開閉板、5 側面カバー、7 上面カバー、10 装置本体、12 基台、14 筐体、16 マスクストッカ、17 搬送コンベア、18 表示操作パネル、19 マークカメラ、22 基板搬送装置、22a,22b ベルトコンベア、23 サイドクランプ装置、23a,23b サイドクランプ、24 バックアップ装置、25 バックアップテーブル、26 バックアップピン、30 印刷部、31 スキージ、32 印刷ヘッド、33 駆動モータ、34 ベルト、40 マスククランプ装置、41,41a,41b マスクホルダ、41v ベース部材、43,43a,43b 固定式クランプユニット、44,48 支持部材、44a,48a 下面部、 45,49 クランプシリンダ、45a,49a 当接部材、46 ボルト、47,47a,47b 移動式クランプユニット、50 駆動装置、50a 駆動部、50b 連動部、51 駆動モータ、51a エンコーダ、52,53 ガイドレール、54,55 スライダ、70 制御装置、71 CPU、72 ROM、73 HDD、74 RAM、75 入出力インタフェース、76 バス、F フレーム、M,M1〜M3 スクリーンマスク、Ma,Mb パターン孔、Mc 凹部、Mfl フレームレスマスク、S,S1〜S3 基板。

Claims (8)

  1. スクリーンマスクを用いて基板にスクリーン印刷を行うスクリーン印刷装置であって、
    前記基板をクランプする一対の基板クランプユニットと、
    所定方向における前記スクリーンマスクの両端部を上下方向から挟持することで前記スクリーンマスクをクランプする少なくとも一対のマスククランプユニットと、
    前記マスククランプユニットの作動を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記マスククランプユニットとして、前記所定方向に直交する直交方向において前記基板クランプユニットから外れた所定範囲内の位置で前記スクリーンマスクをクランプするよう、前記制御装置により前記所定範囲内を前記直交方向に移動可能に制御される少なくとも一対の移動式クランプユニットを備える
    スクリーン印刷装置。
  2. 請求項1に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記移動式クランプユニットは、前記所定方向における一方側に配置されたクランプユニットが駆動装置の駆動により前記直交方向に移動可能に構成されると共に他方側に配置されたクランプユニットが前記直交方向に自由に移動可能に構成され、
    前記制御装置は、前記マスククランプユニットのうち前記移動式クランプユニットにより前記スクリーンマスクがクランプされている状態で前記駆動装置の駆動により前記一方側に配置されたクランプユニットを前記直交方向に移動させることにより、前記スクリーンマスクを介して前記他方側に配置されたクランプユニットを連動させて前記直交方向に移動させる
    スクリーン印刷装置。
  3. 請求項1または2に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記直交方向は、前記スクリーン印刷装置の前後方向であり、
    前記移動式クランプユニットは、前記スクリーンマスクをクランプしている状態で、前記直交方向において前記所定範囲を超えた前記スクリーン印刷装置の前方側あるいは前記所定範囲を超えた前記スクリーン印刷装置の後方側の少なくとも一方側に移動可能に構成される
    スクリーン印刷装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記制御装置は、前記スクリーン印刷が行われる前に、前記マスククランプユニットのうち前記移動式クランプユニットによりクランプされた前記スクリーンマスクの前記直交方向における位置と、前記基板クランプユニットによりクランプされた前記基板の前記直交方向における位置との位置ずれが解消するように、前記スクリーンマスクをクランプしている状態の前記移動式クランプユニットを移動させる
    スクリーン印刷装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記スクリーンマスクとして、マスク板がフレームで囲まれていないフレームなしのマスクが用いられ、
    前記制御装置は、前記スクリーン印刷中に、前記フレームなしのマスクに前記直交方向の引っ張り力が作用するよう前記移動式クランプユニットを作動させる
    スクリーン印刷装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記制御装置は、前記スクリーン印刷が行われた後、前記マスククランプユニットのうち前記移動式クランプユニットにより前記スクリーンマスクがクランプされている状態で、前記スクリーンマスクが微振動するよう前記移動式クランプユニットを作動させる
    スクリーン印刷装置。
  7. 一の前記基板に対して複数回の前記スクリーン印刷を行う請求項1から6のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記スクリーンマスクとして、一のマスク板内に、前記複数回のスクリーン印刷用に異なる形状の複数の印刷パターンが前記直交方向に設けられたマスクが用いられ、
    前記制御装置は、前記スクリーン印刷が行われる前に、前記マスククランプユニットのうち前記移動式クランプユニットにより前記スクリーンマスクがクランプされている状態で、前記複数の印刷パターンのうち当該スクリーン印刷に必要な印刷パターンが前記基板上に位置するものとなるよう前記移動式クランプユニットを移動させる
    スクリーン印刷装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記一対の基板クランプユニットは、一方が移動不能に固定されると共に他方が前記直交方向に移動可能に構成されており、
    前記マスククランプユニットは、前記直交方向において前記固定された基板クランプユニットよりも前記基板に対して外側となる位置に固定された一対の固定式クランプユニットと、前記直交方向において前記移動可能な基板クランプユニットよりも前記基板に対して外側となる位置を含む前記所定範囲内を移動可能な前記一対の移動式クランプユニットとにより構成される
    スクリーン印刷装置。
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