JP6673010B2 - セル断線検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルを並列接続してなる電池ブロックを、複数、直列に接続してなる組電池において、前記電池セルの断線の有無を検査するセル断線検査方法に関する。
複数の電池セルを並列接続してなる電池ブロックを、さらに、複数直列に接続してなる組電池が知られている。この種の組電池においては、電池セルの異常の有無を検査することが必要となるが、電池セルそれぞれに電圧センサ等を設けることは、非経済的である。そこで、従来から、電池ブロックの電圧変化に基づいて、電池セルの断線の有無を検査する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、組電池全体の電圧値が一定以上変化した際の、複数の電池ブロックの開放電圧の変化量が、規定の閾値以上の場合に、電池セル同士を接続する並列接続体に断線等の異常があると判断する技術が開示されている。
特開2009−216448号公報
通常、組電池の充電率Cas(すなわち、state of charge)に対する電池ブロックの電圧(以下「ブロック電圧VBn」という)の変動特性は、電池セルの断線が生じると変化する。従来技術は、こうしたブロック電圧VBnの変動特性が、断線の前後で変化することを利用して、断線の有無を判断していた。
ここで、組電池の充電率Casに対するブロック電圧VBnの変動特性は、断線発生時の組電池の充電率Casを中心として、変化する。したがって、例えば、Cas=30%のときに断線が生じた場合、Cas=30%のときのブロック電圧VBnは、断線の前後で変わらないが、充電率Casが30%から離れるほど、ブロック電圧VBnの断線の前後での変化量が大きくなる。換言すれば、断線検査を行うときの組電池の充電率Casが、断線発生時の充電率Casから離れていれば、当該断線の影響がブロック電圧VBnに大きく現れる。一方、断線検査時の充電率Casが断線発生時の充電率Casに近い場合、ブロック電圧VBnに対する断線の影響が、小さくなる、断線の影響を検知しづらくなるため、検査精度が低下するおそれがあった
そのため、断線の有無を正確に検査するためには、断線検査を、断線発生時の充電率Casとは、異なる充電率Casのタイミングで実施する必要がある。しかし、電池セルごとに何らかのセンサを設けない限り、断線発生時の充電率Casを特定するのは、できない。結果として、従来技術では、断線発生時の充電率Casと、検査実施時の充電率Casが近くなり、断線の検査精度が低下することがあった。
そこで、本発明は、より高精度に断線の有無を検査できるセル断線検査方法を提供することを目的とする。
本発明のセル断線検査方法は、複数の電池セルを並列接続してなる電池ブロックを、さらに、複数、直列に接続してなる組電池において、前記電池セルの断線の有無を検査するセル断線検査方法であって、前記電池ブロックの開放電圧に基づいて、各電池ブロック内での電池セルの断線の有無を判断する断線検査ステップを含み、前記複数の電池ブロックそれぞれの電圧を均等化させる均等化処理を前記組電池の充電率が高充電率域内のときに実行した場合には、前記断線検査ステップを前記充電率が前記高充電率域よりも低い低充電率域内のときに実行し、前記均等化処理を前記充電率が低充電率域内のときに実行した場合には、前記断線検査ステップを前記充電率が高充電率域内のときに実行する、ことを特徴とする。
本発明では、均等化処理を実施する充電域と異なる充電域において、断線検査ステップを実行するため、断線検査の精度をより向上することができる。
電池システムの構成を示す図である。 均等化処理部の構成を示す図である。 断線とブロック充電率との関係を示す図である。 断線に伴うブロック電圧の変化を示すグラフである。 断線検査の原理を説明する図である。 均等化処理による電池ブロックの変動特性の変化を示す図である。 均等化処理、断線検査の実行タイミングおよび断線判定フラグの変化を示す図である。 組電池充電率の違いによるブロック間電圧偏差の変化を示す図である。 補正係数のマップの一例を示す図である。 比較ブロックと基準ブロックの対応関係を示す図である。 断線検査の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である断線検査方法を実施する電池システム10の構成を示す図である。また、図2は、均等化処理部14の構成を示す図である。
この電池システム10は、電動車両(例えばハイブリッド自動車や電気自動車)に搭載される。電池システム10は、複数の電池ブロックBn(n=1,2,・・・,bmax)を直列に接続した組電池12を有している。各電池ブロックBnは、複数の電池セルEk(k=1,2,・・・,cmax)を並列に接続して構成される。電池セルEkは、充放電可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素電池等である。かかる組電池12は、システムメインリレー20およびインバータ22を介して、モータジェネレータ24に接続されている。モータジェネレータ24は、電動車両の駆動源として機能するもので、組電池12からの電力により動力を出力する電動機として機能する。また、モータジェネレータ24は、動力を受けて電力を発電する発電機としても機能し、当該モータジェネレータ24で発電された電力で、組電池12が充電される。
電池システム10は、さらに、組電池12に流れる電流(以下「電池電流Ib」という)を検出する電流センサ13と、組電池12の電圧Vas(以下「組電池電圧Vas」という)および電池ブロックBnの電圧VBn(以下「ブロック電圧VBn」という)を検出する電圧検出部16と、電池ブロックBn間でブロック電圧VBnを均等化する均等化処理部14と、を備えている。
均等化処理部14は、電池ブロックBn間でのブロック電圧VBnのバラツキを均等化する部位である。すなわち、電池セルEkの自己放電量には、バラツキがあり、このバラツキに起因して各電池セルEkの電圧、ひいては、ブロック電圧VBnにもバラツキが生じる。ブロック電圧VBnのバラツキが発生すると、電池セルEkの劣化が加速的に進行したり、利用可能なエネルギ量が低下したりする。かかる問題を避けるために、必要に応じて特定の電池ブロックBnを放電させて、当該特定の電池ブロックBnのブロック電圧VBnを下げる均等化処理部14が設けられている。均等化処理部14は、電池ブロックBnと並列に接続された均等化回路26を、電池ブロックBnの個数分、有している。均等化回路26は、図2に示すように、抵抗素子Rとスイッチング素子SWと、を直列に接続した回路である。
コントローラ18は、特定の電池ブロックBnのブロック電圧VBnが、他の電池ブロックBnのブロック電圧VBnよりも高いときには、当該特定の電池ブロックBnと並列に接続されたスイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、特定の電池ブロックBnを放電させる。そして、この放電処理を、ブロック電圧VBnが一定以上に高い電池ブロックBn全てに対して行うことで、複数の電池ブロックBnのブロック電圧VBnを均等に揃えることができる。以下では、電池ブロックBn間でのブロック電圧VBnのバラツキを揃える処理を、「均等化処理」と呼ぶ。
電圧検出部16は、各電池ブロックBnに接続された電圧検出線28間の電位差をブロック電圧VBnとして出力する。この電圧検出部16は、例えば、対応する電池ブロックBnと並列に接続されたキャパシタと、サンプリングスイッチを介して各電圧検出線28に接続されたコンパレータ(いずれも図示せず)と、を含む。かかる電圧検出部16の場合、検出したい電池ブロックBnに対応するサンプリングスイッチをオンにすることで、当該電池ブロックBnの電圧値(対応するキャパシタの電圧値)がコンパレータから出力される。また、電圧検出部16は、組電池12全体と並列に接続されたキャパシタおよびサンプリングスイッチを有しており、組電池電圧Vasも検出する。電圧検出部16で検出された電圧値VBn,Vasは、A/D変換後、コントローラ18に入力される。電流センサ13は、組電池12に流れる電流、すなわち、電池電流Ibを検出するもので、電流センサ13で検出された電池電流Ibは、コントローラ18に出力される。なお、以下の説明で用いるブロック電圧VBnおよび組電池電圧Vasは、いずれも、無負荷状態で検出される開放電圧(OCV)である。
コントローラ18は、CPUおよびメモリ(いずれも図示せず)を備えており、必要に応じて各種演算や、制御信号の送受信を行う。より具体的には、コントローラ18は、均等化処理部14の駆動を制御したり、組電池12の充電率を算出したりする。組電池充電率とは、組電池12の満充電量に対する現在の充電量の比率を示す値で、一般的には、SOC(state of charge)と呼ばれるものである。コントローラ18は、この組電池12の充電率を、組電池12の開放電圧(組電池電圧Vas)および電池電流Ibから算出する。すなわち、一般に、組電池12の充電率Cは、組電池電圧Vasと一定の関係を持っており、組電池電圧Vasにほぼ比例する。したがって、コントローラ18は、組電池電圧Vasが得られれば、当該組電池電圧Vasに基づいて組電池12の充電率を算出する。また、組電池12に負荷が接続(システムメインリレー20がオン)されており、開放電圧(組電池電圧Vas)の取得が困難な場合、コントローラ18は、直近で得られた組電池電圧Vasから求まる組電池12の充電率に、積算電流値Ahから求まる充電率Cの変動量を加算したものを、組電池12の充電率として算出する。
ところで、充電率としては、組電池12全体の充電率の他に、電池ブロックBnごとの充電率もある。以下では、組電池12全体の充電率を「組電池充電率Cas」と呼び、電池ブロックBnごとの充電率を、「ブロック充電率CBn」と呼ぶ。
また、コントローラ18は、電圧検出部16で検出されたブロック電圧VBnに基づいて電池セルEkの断線の有無検査も行う。この電池セルEkの断線検査について詳説する。電池セルEkの断線とは、複数の電池セルEkを並列接続する接続線が途中で断線し、一部の電池セルEkと、残りの電池セルEkとの電気的接続が損なわれることである。例えば、図2における位置P1において断線が生じると、その近傍の電池セルE1と、他の電池セルEkとの電気的接続が損なわれ、電池セルE1が電気的に機能しなくなる。この場合、電池ブロックBnの電池容量が低下することになるため、ブロック充電率CBn、ひいては、ブロック電圧VBnの変動特性が断線の前後で変化する。
図3は、断線の有無によるブロック充電率CBnの違いを示す模式図である。図3に示すように、二つの電池ブロックBa,Bbが直列接続され、各電池ブロックBa,Bbが、五つの電池セルE1〜E5を並列接続して構成される場合を考える。図3に示すように、二つの電池ブロックBa,Bbのブロック充電率CBa,CBbが、ともに60%のときに、電池ブロックBbの電池セルE4が断線したとする。この場合、電池ブロックBbの電池容量は、電池ブロックBaに比して低下する。そのため、組電池12の放電を続けると、容量の小さい電池ブロックBbのブロック充電率CBbのほうが、容量の大きい電池ブロックBaのブロック充電率CBaよりも低下する。
ここで、断線発生後の電池ブロックBbのブロック充電率CBb_afは、次の式1で表すことができる。
Bb_af=CBb_be−(CBb_be−CBa)×(num1/num2) 式1
式1において、CBb_beおよびCBb_afは、断線した電池ブロックBbの断線発生時および断線発生後のブロック充電率であり、CBaは、断線が発生していない正常な電池ブロックBaのブロック充電率であり、num1は、断線発生前の電池セルEkの並列数であり、num2は、断線発生後の電池セルEkの並列数である。したがって、図2の例では、電池ブロックBaのブロック充電率CBaが30%になるまで組電池12の放電を続けると、電池ブロックBbのブロック充電率CBbは22.5%まで低下する。つまり、ブロック充電率CBnの変動特性は、断線の前後で変化すると言える。ここで、ブロック充電率CBnは、電池ブロックBnの開放電圧、すなわち、ブロック電圧VBnにほぼ比例している。したがって、断線の前後で、ブロック電圧VBnの変動特性が変化するとも言える。
図4は、ブロック電圧VBnの変化を示すグラフである。図4において、横軸は、積算電流値Ahであり、縦軸は、ブロック電圧VBnである。なお、電流は、放電方向をマイナス、充電方向をプラスとしている。したがって、図4においては、右に近づくほど充電率が高くなる。また、図4において、実線は、電池セルEkが断線する前のブロック電圧VBn_beを示している。
図4に示す通り、電池ブロックBnのブロック電圧VBn_beは、積算電流値Ahが大きくなるほど増加する変動特性を有している。かかる電池ブロックBnにおいて、特定の積算電流値Ah_aにおいて、電池セルEkの破断が生じたとする。その場合、ブロック電圧VBnの変動特性は、図4において破線で示すような特性VBn_afに変化する。具体的には、断線が発生した場合、変動特性を示す曲線が、当該断線が発生した積算電流値Ah_aを中心として、横軸方向にのみ縮む。
ここで、図4における横軸の積算電流値Ah_aは、組電池12全体の充電率、すなわち、組電池充電率Casに置き換えて考えることができる。すなわち、組電池充電率Casは、積算電流値Ahの増減により増減する値である。この組電池充電率Casは、厳密に考えれば、セル断線が生じれば、その分、容量低下が生じるため、積算電流値Ahに対する組電池充電率Casは、変化すると言える。しかし、電池ブロックBnと異なり、組電池12全体における電池セルEk一つの影響は、非常に小さい。したがって、セル断線に伴う組電池12の容量低下は、実質的に無視することができ、積算電流値Ahに対する組電池充電率Casの値は一定であるとみなすことができる。そして、このように考えた場合、図4の横軸は、組電池充電率Casに置き換えることができる。図4の例では、組電池12の電池容量に応じた積算電流値Ah=Ah_bの位置を組電池充電率Cas=100%、積算電流値Ah=0の位置を、組電池充電率Cas=0%とみなすことができる。そして、この場合、組電池充電率Casに対する比較ブロックBjのブロック電圧VBjの変動特性は、断線に伴い変化すると言える。本実施形態では、こうした断線に伴うブロック電圧VBjの変動特性の変化を利用して、電池セルEkの断線の有無を検査する。これについて図5を参照して説明する。
図5において、横軸は、組電池充電率Casを、縦軸は、ブロック電圧VBnを示している。また、図5において、二点鎖線は、断線が生じていない基準ブロックBiのブロック電圧VBiを、実線は、検査対象である比較ブロックBjの断線発生前のブロック電圧VBj_beを、破線は、比較ブロックBjの断線発生後のブロック電圧VBj_afを、それぞれ示している。
断線の有無を検査する場合、コントローラ18は、組電池充電率Casが、予め規定された検査充電率C_c近傍になったタイミングで、基準ブロックBiおよび比較ブロックBjのブロック電圧VBi,VBjを取得する。そして、二つの電池ブロックBi,Bjのブロック電圧VBi,VBjの差、ブロック間電圧偏差ΔVi−j=|VBi−VBj|を取得する。このブロック間電圧偏差ΔVi−jの値は、組電池充電率Casが同じであれば、充放電を繰り返したとしても、変化しない。しかし、比較ブロックBjにおいて、セル断線が発生すると、上述したように、ブロック電圧VBjの変動特性が変化するため、ブロック間電圧偏差ΔVi−jの値も変化する。図5の例では、ブロック間電圧偏差ΔVi−jは、断線前には、D1であったのに対し、断線後は、D2となる(D2>D1)。そのため、ブロック間電圧偏差ΔVi−jの変化を監視すれば、セル断線の有無を判断することができる。
そこで、本実施形態において、コントローラ18は、今回のブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]と、前回のブロック間電圧偏差ΔVi−j[t−1]との差分値を、検査値Ai−j[t]=|ΔVi−j[t]−ΔVi−j[t−1]|として算出する。そして、得られた検査値Ai−j[t]が予め規定された基準検査値Adefを越える場合、コントローラ18は、比較ブロックBjに断線が発生したと判断する。
なお、こうした検査手順は、基準ブロックBiに断線が発生していないことを前提としている。しかし、実際には、基準ブロックBiにも断線が発生する可能性はあり、その場合、単一の検査値Ai−jからは、基準ブロックBi、比較ブロックBjのいずれに断線が生じているかは判断できない。しかし、通常、基準ブロックBiは、複数の比較ブロックBjと比較される。そのため、比較される複数の比較ブロックBj全てが断線と判断され得る検査値Ai−jが得られた場合には、比較ブロックBjではなく、基準ブロックBiに断線が発生している可能性が高いと判断できる。そして、その場合には、他の電池ブロックBnを新たな基準ブロックBiとして再設定して断線検査を行えばよい。
ところで、図4を参照して説明した通り、ブロック電圧VBnの変動特性は、セル断線が発生した積算電流値Ah(組電池充電率Cas)を中心として、変化する。そのため、断線に伴うブロック電圧VBnの変化量は、断線が発生した際の組電池充電率Cas(以下「断線充電率C_b」と呼ぶ)に近いほど、小さく、断線充電率C_bから離れるほど大きくなる。上述した手順による断線検査は、断線に伴うブロック電圧VBnの変化量が大きいほど、精度が高くなる。したがって、断線の有無検査の精度を上げるためには、断線検査を実行する際の組電池充電率(検査充電率C_c)を、断線充電率C_bから離れた値に設定することが望ましい。例えば、図5の例では、組電池充電率Casが、比較的低いC_bのときに断線が発生した場合、断線の有無検査は、組電池充電率Casが比較的高いC_cのときに行うことが望ましいといえる。
しかし、実際には、断線が発生したタイミングを特定することはできず、断線充電率C_bを特定することはできない。そこで、本実施形態では、断線充電率C_bを特定することなく、検査精度を向上するために、ブロック電圧VBnのバラツキを揃える均等化処理を行うとともに、当該均等化処理を行ったときの組電池充電率(以下「均等化充電率C_e」という)と離れた組電池充電率Casにおいて、断線の有無検査を行う。これについて図6を参照して説明する。図6において上段は、均等化処理前のブロック電圧VBjの変動特性を、下段は、均等化処理後のブロック電圧VBjの変動特性を示す。また、図6において、実線は、断線発生前のブロック電圧VBj_beの変動特性を、破線は、断線発生後のブロック電圧VBj_afの変動特性を示す。
図6において、比較ブロックBjにおいて、Cas=C_bのときに、電池セルEkの断線が生じたとする。繰り返し説明したように、また、図6上段に示すように、断線が生じることで、ブロック電圧VBjの変動特性が変化する。その結果、Cas=C_eのときのブロック電圧VBjは、断線前は、V2であったのに、断線後は、V1に低下する。かかる断線後の比較ブロックBjを含めた全ての電池ブロックBnにおいて、ブロック充電率CBnがC_eになるように、均等化処理を実施したとする。この場合、比較ブロックBjのブロック電圧VBjの変動特性は、図6の下段において破線で示すように、Cas=C_eのときのブロック電圧VBjがV2となるように、変動特性を示す曲線が、全体的に左側にずれる。そして、これにより、組電池充電率Casが高い領域(右側領域)においては、断線に伴う比較ブロックBjのブロック電圧VBjの変化量が大きくなる。その結果、組電池充電率Casの高い領域で断線の有無検査を行えば、当該検査の精度を向上できる。そして、この均等化処理を行ったときの組電池充電率(均等化充電率C_e)は、断線充電率C_bと異なり、確実に取得することができる。
そこで、本実施形態では、断線の有無検査を、均等化処理を行ったときの組電池充電率C_eと充電域とは、逆の充電域で行い、検査精度の向上を図っている。すなわち、均等化処理を組電池充電率Casが高充電率域内のときに実行した場合には、断線検査を組電池充電率Casが低充電率域内のときに実行し、均等化処理を組電池充電率が低充電率域内のときに実行した場合には、断線検査を組電池充電率Casが高充電率域内のときに実行する。
図7は、均等化処理と断線検査の実行タイミングと断線判定フラグFbとの関係を示す図である。図7において、上段は、均等化処理と断線検査の実行タイミングを示す図であり、縦軸は、組電池充電率Casを、横軸は、時間を示している。また、上段において、黒丸は、断線検査の実行タイミングを、黒菱形は、均等化処理の実行タイミングを示している。また、下段は、断線判定フラグFbを示しており、コントローラ18において断線が発生していると判定された場合、当該断線判定フラグFbは、ON(HIGH)になる。
図7に示す例では、組電池充電率Casが低充電域内あるときに均等化処理を、組電池充電率Casが高充電域内にあるときに断線の有無検査を行っている。いま、2回目の均等化処理の後、3回目の断線有無検査の前である時刻t5において、セル断線が発生したとする。このセル断線は、図7に示す通り、組電池充電率Casが比較的高いときに発生している。この場合、その直後の時刻t6において断線有無検査を行ったとしても、比較ブロックBjのブロック電圧VBjの変化量が小さいため、断線が発生していると判断することは難しい。したがって、時刻t6において、断線判定フラグFbは、OFF(LOW)のままとなっている。
その後、時刻t7において、均等化処理が実施されると、比較ブロックBjのブロック電圧VBjの変動特性が、図6下段に示すように、左側にずれ、組電池充電率Casが高充電域内にあるときの検査精度が向上することになる。そのため、時刻t8において、組電池充電率Casが高充電域内にあるときに断線の有無検査を行えば、検査値Ai−jが大きな値となり、断線が発生していることを確実に検知することができる。したがって、時刻t8において、断線判定フラグFbは、ON(HIGH)となる。
以上の説明から明らかな通り、本実施形態では、均等化処理を実施したときの組電池充電率C_eと、断線有無検査を実施するときの組電池充電率C_cとを離している。そのため、検査充電率C_cにおける断線に伴う比較ブロックBjのブロック電圧VBjの変化量を大きくすることができ、検査精度を向上できる。
ところで、こうした断線検査を行う時の組電池充電率Cas、すなわち、検査充電率C_cは、常に同じであることが望ましい。しかし、断線検査で用いるブロック電圧VBnは、充放電電流がゼロのときに得られる開放電圧であり、取得できるタイミングが限られる。そのため、断線検査の実行タイミングはある程度、限られてしまい、検査充電率C_cを常に同じにすることは難しい。
そこで、実際には、検査充電率C_cには、多少のバラツキが発生する。そのため、得られるブロック電圧VBi,VBjには、断線に伴う変化量だけでなく、検査充電率C_cの違いによる変化量も含まれることになる。こうした、検査充電率C_cの違いによるブロック電圧VBi,VBjの変化は、検査精度の低下を招く。そこで、本実施形態では、検査充電率C_cの違いに応じて、ブロック間電圧偏差ΔVi−jを補正する。
図8は、この補正を説明するための図である。図8において、実線は、基準ブロックBiのブロック電圧VBiであり、破線は、比較ブロックBjのブロック電圧VBjを示している。
断線が生じておらず、かつ、組電池充電率Casが同じであれば、ブロック間電圧偏差ΔVi−jは常に同じになる。しかし、組電池充電率Casが変化すると、図8に示すように、ブロック間電圧偏差ΔVi−jも変化する。図8の例では、ブロック間電圧偏差ΔVi−jは、Cas=c1のときはD1であり、Cas=c2のときはD2に変化する。ブロック間電圧偏差ΔVi−jは、組電池充電率Casが、高充電率側にずれると増加し、低充電率側にずれると低下する。こうした組電池充電率Casの変化に起因するブロック間電圧偏差ΔVi−jの変化は、検出誤差の原因となる。
そこで、断線検査を行う組電池充電(検査充電率C_c)のズレ量に応じて補正量Lを算出し、ブロック間電圧偏差ΔVi−jに加算することが考えられる。補正量Lの算出方法としては、例えば、検査充電率C_cのズレ量1%当たりの必要補正量を補正係数lとして記憶しておき、実際の検査充電率C_cのズレ量C_c[t]=C_c[t]−C_c[t−1]に補正係数lを乗算して、補正量Lを算出する。この場合、補正係数lは、固定値でもよいが、比較ブロックBjと基準ブロックBiの比率に応じて変化する可変値であることが望ましい。図9は、補正係数lのマップの一例を示す図である。図9において、縦軸は、補正係数lの値を、横軸は、基準ブロックBiと比較ブロックBjの容量の比率、すなわち、(Biの容量/Bjの容量)を示している。
ブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]を補正する際、コントローラ18は、まず、検査対象の比較ブロックBjの電池容量を図9のマップに照らし合わせて、比較ブロックBjに対応する補正係数lを取得する。続いて、今回の検査充電率C_c[t]と、前回の検査充電率C_c[t−1]との差分値ΔC_c[t]=C_c[t]−C_c[t−1]を算出する。そして、その差分値ΔC_c[t]と補正係数lとを乗算して、補正量Lを取得する。続いて、この補正量Lをブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]に加算することで、補正後のブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]が得られる。なお、通常、断線のない基準ブロックBiのブロック電圧VBiと組電池充電率Casは、一定の関係にあり、組電池充電率Casは、ブロック電圧VBiにほぼ比例する。したがって、補正量Lの算出にあたっては、検査充電率のズレ量ΔC_cを、基準ブロックのブロック電圧VBiの変化量ΔVBi=VBi[t]−VBi[t−1]に替えてもよい。
次に、基準ブロックBiと比較ブロックBjの選択について説明する。本実施形態では、検査対象である比較ブロックBjと、基準となる基準ブロックBiと、のブロック間電圧偏差ΔVi−jの変化量を検査値Ai−jとして算出し、この検査値Ai−jに基づいて、断線の有無を判断している。ここで、誤差の影響を低減するためには、比較する二つの電池ブロックBi,Bjの電池特性、例えば、電池抵抗や電池容量は、互いに類似していることが望ましい。電池特性の差は、劣化によるものと、温度特性によるものが多く、劣化も温度による感度が大きい。そのため、二つの電池ブロックBnそれぞれの温度特性が近ければ、これら二つの電池ブロックBnの電池特性も類似していることが多い。そこで、本実施形態では、温度特性が基準ブロックBiに近い電池ブロックを、比較ブロックBjとして設定している。
図10は、基準ブロックBiと比較ブロックBjとの対応関係の一例を示す図である。図10に示すように、図面手前側から冷却風が供給される場合、手前側から奥側にいくほど、冷却がされにくく、電池温度が高くなりやすい。換言すれば、奥行き方向の位置が同じ電池ブロックBnは、温度特性、ひいては、電池特性が類似していると言える。そのため、図10の下段に示すように、最も手前側に位置する電池ブロックB8,B9,B13の断線検査の際には、同じく最も手前側に位置する電池ブロックB1を基準ブロックとして選択する。また、最も奥側に位置する電池ブロックB5,B12,B12の断線検査の際には、同じく、最も奥側に位置する電池ブロックB4を基準ブロックとして選択する。そして、コントローラ18は、こうした基準ブロックBiと比較ブロックBjとの対応表を予め記憶しておき、断線検査の際には、当該対応表を参照して、比較ブロックBjに対応する基準ブロックBiを特定する。
次に、本実施形態における断線検査処理の流れについて図11を参照して説明する。図11は、断線検査処理の流れを示すフローチャートである。図11に示す通り、コントローラ18は、まず、組電池充電率Casが、予め規定された検査範囲内であり、かつ、均等化実施判定がONであり、かつ、開放電圧OCVの取得が可能か、を判定する(S10)。ここで、検査範囲内とは、断線検査の実行を許可する組電池充電率の範囲であり、均等化実施処理が実行される組電池充電率(均等化充電率C_e)と離れた組電池充電率の範囲である。また、均等化実施判定とは、均等化処理の完了後にONされるフラグである。また、開放電圧OCVの取得が可能か否かは、電池無負荷時間が、一定時間継続したか否かで判定される。コントローラ18は、これら三つの条件のうち、一つでもNoの場合には、ステップS36に進む。ステップS36において、コントローラ18は、均等化処理が終了したか否かを判定する(S36)。均等化処理が終了したと判定した場合には、均等化実施判定をONに設定し(S38)、ステップS10に戻る。一方、均等化処理が終了していない場合には、均等化実施判定を変更することなく、ステップS10に戻る。
一方、ステップS10において、Yesと判断された場合、コントローラ18は、均等化判定をOFFに設定(S12)したうえで、全電池ブロックBnのブロック電圧VBnを取得する。そして、コントローラ18は、電池ブロックB1〜Bbmaxそれぞれについて断線の有無検査を行う(S16〜S34)。
具体的には、コントローラ18は、メモリに記憶されている対応表を参照して、比較ブロックBjに対応する基準ブロックBiを特定する(S18)。次に、この基準ブロックBiと比較ブロックBjのブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]を算出する(S20)。ここで得られたブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]は、検査充電率C_cのズレ量による誤差を含んでいるため、続いて、コントローラ18は、この誤差を補正する補正量Lを算出する(S22)。補正量Lは、基準ブロックBiのブロック電圧VBiの変化量ΔVBi[t]=VBi[t]−VBi[t−1]に、規定の補正係数lを乗算することで得られる。
補正量Lが得られれば、当該補正量Lをブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]に加算し、加算後の値を、ブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]として扱う(S24)。次に、得られたブロック間電圧偏差ΔVi−j[t]と、前回のブロック間電圧偏差ΔVi−j[t−1]との差分値を検査値Ai−j[t]として取得する(S26)。検査値Ai−j[t]が得られれば、この検査値Ai−j[t]と、予め規定された基準検査値Adefとを比較する(S28)。比較の結果、検査値Ai−j[t]が基準検査値Adefより大きい場合、コントローラ18は、電池ブロックBjに断線があると判断する。一方、Ai−j[t]≦Adefの場合、コントローラ18は、全ての電池ブロックについて検査が終了したか否かを判断する(S32)。全ての電池ブロックBnの検査が終了すれば、すなわちj=bmaxとなれば、ステップS10に戻り、j≠bmaxの場合は、j=j+1としたうえで(S34)、ステップS18に戻る。
以上の説明から明らかな通り、本実施形態では、組電池充電率Casが、均等化処理を実行したときの組電池充電率Casから離れた検査範囲内にあるときにのみ、断線検査を許容している。その結果、断線に伴うブロック電圧VBnの変化量が大きくなり、検査精度を向上できる。
10 電池システム、12 組電池、13 電流センサ、14 均等化処理部、16 電圧検出部、18 コントローラ、20 システムメインリレー、22 インバータ、24 モータジェネレータ、26 均等化回路、28 電圧検出線、Bn 電池ブロック、Bi 基準ブロック、Bj 比較ブロック、Ek 電池セル、R 抵抗素子、SW スイッチング素子。

Claims (1)

  1. 複数の電池セルを並列接続してなる電池ブロックを、さらに、複数、直列に接続してなる組電池において、前記電池セルの断線の有無を検査するセル断線検査方法であって、
    前記電池ブロックの開放電圧に基づいて、各電池ブロック内での電池セルの断線の有無を判断する断線検査ステップを含み、
    前記複数の電池ブロックそれぞれの電圧を均等化させる均等化処理を前記組電池の充電率が高充電率域内のときに実行した場合には、前記断線検査ステップを前記充電率が前記高充電率域よりも低い低充電率域内のときに実行し、前記均等化処理を前記充電率が低充電率域内のときに実行した場合には、前記断線検査ステップを前記充電率が高充電率域内のときに実行する、
    ことを特徴とするセル断線検査方法。
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