JP6668961B2 - 通信装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワーク技術に関し、特に、基地局装置で扱う無線状態情報に基づいて通信セッション単位の無線状態情報を生成する、通信装置、方法およびプログラムに関する。
近年、モバイル端末の処理性能・解像度の向上や多様なメディアの情報を扱う要素技術の整備に伴い、リッチメディアによる情報配信を、モバイル端末から、いつでもどこでも楽しめるようになってきた。こうしたライフスタイルは広く浸透してきており、その情報配信を支える高速なモバイル環境として、LTE(Long Term Evolution)やLTE−A(LTE Advanced)といったモバイル通信技術が普及し拡大しつつある。
LTEなどの高速モバイル通信環境においては、無線ネットワークにおける帯域変動の影響を吸収するため、eNodeBなどのモバイルネットワークの基地局装置に大容量のバッファが設けられている。また、RLC(Radio Link Control)層におけるARQ(Automatic Repeat reQuest)技術やMAC(Media Access Control)層におけるHARQ(Hybrid ARQ)技術では、無線区間でビットエラーが発生した場合に下位層で再送を行ってデータを修復する。そのため、ネットワーク層より上位の層ではパケットの破損はほとんど発生しなくなってきている。
一方、有線、無線のいずれのデータ通信においても広く用いられているトランスポート層プロトコルであるTCP(Transmission Control Protocol)では、ロスベースの輻輳制御方式が多く使用されている。ロスベースの輻輳制御方式は、CUBIC TCP(非特許文献1)やTCP NewReno(非特許文献2)に代表されるように、パケットロスを検知した際に輻輳(ネットワークの混雑)が発生したと判断して送信レートを低下させる方式である。
前述のように、近年のモバイル通信ではビットエラーに伴うパケットの破損が発生しにくい。そのため、ロスベースの輻輳制御方式を用いるTCPでは、バッファがあふれることによってパケットロスが発生するまで送信レート、たとえば、輻輳ウィンドウ(congestion window、cwnd)の増加を続けることになる。
cwndが膨大になってからパケットロスが発生すると、ロスしたパケットの再送後に続けて送信可能なデータ量が少なくなるため、データ送信が停止する可能性がある。パケットロスに伴ってデータ送信が停止すると、TCPスループットの低下や、映像や音声などのストリーミングコンテンツの再生途絶などが発生し、ユーザの体感品質が著しく損なわれてしまう。
また、モバイル通信では、ユーザの移動に伴い、ユーザ端末がセルの端や建物の陰に入った際や、ハンドオーバの処理の最中などに、ネットワークが混雑していなくてもパケットロスが発生することがある。しかし、ロスベースの輻輳制御方式では、パケットロスが発生したとき、ネットワークが混雑していなくても、不必要にcwndを低下させて送信データ量を抑制してしまう。そのため、TCPスループットの低下に繋がり、ユーザの体感品質が著しく損なわれてしまう。
このようなロスベースの輻輳制御方式に対し、TCP Vegas(非特許文献3)に代表されるような遅延ベースの輻輳制御方式がある。遅延ベースの輻輳制御方式では、観測される遅延時間とその最小値との差からキューイング遅延を推定し、キューイング遅延があらかじめ定められたしきい値を超えた場合に輻輳が発生したと判断して送信レートを低下させる。
しかし、近年のモバイル通信では輻輳の有無とは関係なく下位層でのビットエラーの修復により遅延が増加する。そのため、遅延ベースの輻輳制御方式を用いるTCPは、遅延の増加を輻輳と誤検知して不必要にcwndを低下させて送信データ量を抑制してしまい、TCPスループットの低下に繋がり、ユーザの体感品質が著しく損なわれてしまう。
これに対し、非特許文献4に記載の方法では、基地局装置やMEC(Mobile Edge Computing)サーバなどがモバイル網の実効スループットを分析し、TCPヘッダに埋め込んでデータ送信装置へ通知する。データ送信装置のTCPでは、通知された実効スループットにあわせてcwndなどの送信データ量を制御する。これにより、モバイル網の輻輳を最小限に抑えてパケットロスを発生させずにTCPスループットを向上し、ユーザの体感品質を向上することができる。
また、非特許文献4では、基地局装置からデータ送信装置へ通知する情報としてモバイル網の実効スループットのみが提案されている。しかし、この通知方法を用いることで、たとえば、基地局装置に滞留するデータ量などといったモバイル網の状態に関する情報全般(以下、無線状態情報と呼称する)を通知することが可能である。
Sangtae Ha、外2名、"CUBIC:A New TCP−Friendly High−Speed TCP Variant"、Proceedings of the ACM SIGOPS、2008年7月、vol.42、no.5、p.64−74 S.Floyd、外1名、"The NewReno Modification to TCP’s Fast Recovery Algorithm"、RFC 2582、1999年4月 Lawrence S.Brakmo、外2名、"TCP Vegas: New Techniques for Congestion Detection and Avoidance"、Proceedings of ACM SIGCOMM ’94 Conference on Communications Architectures, Protocols and Applications、p.24−35、1994年 A. Jain、外5名、"Mobile Throughput Guidance Inband Signaling Protocol"、Internet Engineering Task Force internet−Draft、2015年9月
LTEやLTE−Aでは、P−GW(Packet data network Gateway)とユーザ端末との間の送受信パケットはGTP−U(General packet radio service Tunneling Protocol for User plane)およびUDP(User Datagram Protocol)/IP(Internet Protocol)でカプセル化されている。これにより、パケットを識別可能な情報はユーザ端末ごとに割り振られるIPアドレスのみになる。
そのため、P−GWとユーザ端末の間に存在する基地局装置などが収集する無線状態情報は、ユーザ端末ごと(IPアドレスごと)の情報となる。したがって、非特許文献4に記載の方法において、基地局装置が通知する無線状態情報はユーザ端末ごとの情報となる。
一方、データ送信装置で行われる制御には、たとえば、TCPの輻輳制御やアプリケーションごとの優先制御などのように、通信セッションごとの情報を必要とする制御が存在する。
しかし、非特許文献4に記載の方法において基地局装置が通知する無線状態情報は、上記の理由により、ユーザ端末ごとの情報である。そのため、ユーザ端末が複数の通信セッションを併用して通信を行う場合、データ送信装置が必要とする情報は通信セッションごとの情報であるのに対し、基地局装置が通知する無線状態情報はユーザ端末ごとである、という相違が発生する。
この相違により、たとえば、輻輳発生時に、データ送信装置が送信データ量を抑制すべき通信セッションを判別できないという問題が発生する。
具体的には、通信セッション単位の滞留データ量がわかれば、滞留データ量が多い通信セッションが輻輳の主要因であると推定できる。輻輳の主要因となっている通信セッションがわかれば、データ送信装置は、その通信セッションだけ送信データ量を小さくする、といった対策を行うことが可能になる。
しかし、基地局装置が通知できる滞留データ量はユーザ端末単位の情報であるため、データ送信装置のTCPは通信セッション単位の滞留データ量を把握できない。そのため、データ送信装置では、どの通信セッションが輻輳の主要因か判別できない。
輻輳の主要因となっている通信セッションを判別せずに、データ送信装置がすべての通信セッションの送信データ量を一律に抑制すると、新規通信セッションなどが通信できなくなる可能性がある。その結果、タイムアウトなどのユーザの体感品質を著しく低下させる現象に繋がるという不都合が生じる。
また、この相違により、データ送信装置では、各通信セッションが要求性能を満たしているかどうか判別できないという問題が発生する。
具体的には、データ送信装置では、通信セッション単位のスループットを把握できない。そのため、データ送信装置では、動画のような、スループットに対する要求性能が存在するサービスにおいて、スループットの低下を検知することができず、体感品質の低下に対する対策を行うことができない。その結果、ユーザの体感品質が低下したままになるという不都合が生じる。
本発明の目的は、データ送信装置が、通信セッション単位の無線状態情報による、データ送信に関する制御を行うことを可能にする、通信装置、方法およびプログラムを提供することにある。
上述の問題を解決するために、本発明の通信装置は、一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得する無線状態情報取得部と、前記通信セッションごとのセッション情報を取得するセッション情報取得部と、前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する無線状態情報生成部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の通信方法は、一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得し、前記通信セッションごとのセッション情報を取得し、前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力することを特徴とする。
また、本発明の通信プログラムは、コンピュータに、一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得する無線状態情報取得機能と、前記通信セッションごとのセッション情報を取得するセッション情報取得機能と、前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する無線状態情報生成機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の通信装置、方法およびプログラムにより、データ送信装置が、通信セッション単位の無線状態情報による、データ送信に関する制御を行うことが可能になる。
本発明の第一および第二の実施形態の通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第一および第二の実施形態の通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の基地局装置の構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の基地局装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第四の実施形態のデータ送信装置の構成例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態のデータ送信装置の動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1に本実施形態の通信装置10の構成例を示す。本実施形態の通信装置10は、無線状態情報取得部11、セッション情報取得部12および無線状態情報生成部13により構成される。
無線状態情報取得部11は、一つ以上の通信セッションを包含する第一の無線状態情報を取得する部分である。無線状態情報は、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である。セッション情報取得部12は、通信セッションごとのセッション情報を取得する部分である。無線状態情報生成部13は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する部分である。
このように通信装置10を構成することによって、通信装置10は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
次に、図2に本実施形態の通信装置10の動作の例を示す。
まず、無線状態情報取得部11は、一つ以上の通信セッションを包含する第一の無線状態情報を取得する(ステップS101)。また、セッション情報取得部12は、通信セッションごとのセッション情報を取得する(ステップS102)。そして、無線状態情報生成部13は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する(ステップS103)。
このように動作させることによって、通信装置10は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、通信装置は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施形態では、第一の実施形態の通信装置10について、さらに具体的に説明する。
本実施形態では、基地局装置などが収集するユーザ端末ごとの第一の無線状態情報から、データ送信装置などが行う通信セッションごとの制御に適した、通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成する。
まず、図1を用いて、本実施形態の通信装置10の構成例について説明する。
無線状態情報取得部11は、基地局装置などがユーザ端末ごとの情報として収集した、第一の無線状態情報を取得する部分である。
セッション情報取得部12は、データ送信装置などが通信セッションごとの情報として収集した、あるいは、設定された、セッション情報を取得する部分である。
無線状態情報生成部13は、無線状態情報取得部11が取得した第一の無線状態情報と、セッション情報取得部12が取得したセッション情報に基づき、通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する部分である。
次に、無線状態情報取得部11についてより詳細に説明する。無線状態情報取得部11は、基地局装置などからユーザ端末ごとの第一の無線状態情報を取得する。取得方法としては、たとえば、無線状態情報取得部11が、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで第一の無線状態情報を能動的に取得しても良いし、基地局装置などからの第一の無線状態情報の通知を受動的に受信しても良い。
また、第一の無線状態情報としては、同一のユーザ端末を宛先とした通信について取得できる情報を使用する。たとえば、基地局装置からユーザ端末にまだ送信されずに基地局装置内に滞留しているデータパケットのデータサイズまたはパケット数(以下、滞留データ量)を使用することができる。あるいは/および、以下に挙げる情報(以下、無線スループット)の一つ以上を使用することもできる。
・基地局装置からユーザ端末への通信全体の実効スループット
・基地局装置からユーザ端末への通信全体の伝送速度
なお、伝送速度は、以下に挙げる二つの情報から算出することが可能である。第一の無線状態情報として伝送速度を使用する場合には、無線状態情報取得部11は以下の情報を基地局装置から取得し伝送速度を算出する。以下のうち一方のみを基地局装置から取得する場合には、他方の情報を過去の実績などから推定する、あらかじめ定めた値で代用する、等で補って、伝送速度を算出することも可能である。
・基地局装置が基地局装置からユーザ端末への通信全体に割り当てた無線帯域またはリソースブロック数
・符号変調方式の情報
また、基地局装置は、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)、CQI(Channel Quality Indicator)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、ASU(Arbitrary Strength Unit)などの電波状態の指標値に基づいて符号変調方式を決定する。そのため、無線状態情報取得部11は、符号変調方式の代わりに電波状態の指標値を基地局装置から取得して伝送速度を算出することも可能である。
次に、セッション情報取得部12についてより詳細に説明する。セッション情報取得部12は、無線状態情報取得部11が第一の無線状態情報を取得した際、セッション情報が更新された際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、データ送信装置などから通信セッションごとのセッション情報を取得する。
セッション情報は、無線状態情報取得部11で取得した第一の無線状態情報、すなわち、滞留データ量あるいは/および無線スループットに関連する、通信セッションごとの情報である。具体的には、滞留データ量に関連する情報(以下、滞留データ量関連情報)としては、たとえば、以下のいずれか一つ以上の情報を使用可能である。
・データ送信装置の各通信セッションから送信済みで、かつ、確認応答(ACKnowledgement、ACK)パケットを受信していないデータ量を示すin_flightデータ量
・各通信セッションで制御されている輻輳ウィンドウ
・データ送信装置の各通信セッションが受信したACKパケットに記載されている受信ウィンドウ
・データ送信装置の各通信セッションにおけるカーネル変数の送信メモリサイズ
・各通信セッションにソケットオプションとして設定された送信バッファサイズ
・基地局装置内に滞留しているデータパケットの一部に対して既存のDPI(Deep Packet Inspection)手法などを用いて通信セッションに関する情報を抽出し、この情報に基づいて算出した各通信セッションの部分的な滞留データ量
また、無線スループットに関連する情報(以下、無線スループット関連情報)としては、たとえば、以下のいずれか一つ以上の情報を使用可能である。
・各通信セッションが所定期間に受信したACKパケットによってユーザ端末への到着が確認されたデータパケットの量
・各通信セッションのスループットまたは可用帯域
・各通信セッションが利用している周波数帯が提供可能な無線帯域の上限値
・各通信セッションの部分的な滞留データ量の増減の速度から算出した各通信セッションの部分的な無線スループット
次に、無線状態情報生成部13についてより詳細に説明する。無線状態情報生成部13は、無線状態情報取得部11が無線状態情報を新たに取得した際、セッション情報取得部12がセッション情報を新たに取得した際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成する。
ここでは、第二の無線状態情報の生成方法について説明する。無線状態情報生成部13では、たとえば、第一の無線状態情報が滞留データ量であるとき、通信セッション単位の滞留データ量(第二の無線状態情報)を、滞留データ量関連情報(セッション情報)との差が一定になるように、生成する。
たとえば、ユーザ端末を宛先とした通信セッションがセッションA、B、Cの3本存在し、ユーザ端末に対する基地局装置内の滞留データ量(第一の無線状態情報)が90パケットであると仮定する。また、データ送信装置における通信セッションごとのin_flightデータ量(セッション情報)が、セッションAは20パケット、セッションBは40パケット、セッションCは60パケットであったと仮定する。
このとき、各通信セッションの滞留データ量(第二の無線状態情報)とin_flightデータ量(セッション情報)とが一定の差になるように、各通信セッションの滞留データ量(第二の無線状態情報)を推定する。in_flightデータ量の合計は、20+40+60=120パケットであり、滞留データ量との差は120−90=30パケットである。通信セッションは3本なので、30÷3=10パケットを各通信セッションでの滞留データ量とin_flightデータ量の差とする。そして、滞留データ量について、セッションAは20−10=10パケット、セッションBは40−10=30パケット、セッションCは60−10=50パケットとする。
また、通信セッション単位の滞留データ量(第二の無線状態情報)を、滞留データ量関連情報(セッション情報)との比が一定になるように生成することも可能である。
たとえば、前述の例の状態の場合、合計の滞留データ量と合計のin_flightデータ量の比は90:120=3:4である。そのため、滞留データ量について、セッションAは20×3÷4=15パケット、セッションBは40×3÷4=30パケット、セッションCは60×3÷4=45パケットとする。
また、たとえば、通信セッション単位の滞留データ量を、セッション情報取得部12が算出した各通信セッションの部分的な滞留データ量の比と同じ比になるように生成しても良い。
たとえば、ユーザ端末を宛先とした通信セッションがセッションA、B、Cの3本存在し、ユーザ端末に対する基地局装置内の滞留データ量が90パケットであると仮定する。また、セッション情報取得部12がランダムに10パケットの滞留データを抽出し、この10パケットの滞留データの通信セッションについて、2パケットがセッションA、3パケットがセッションB、5パケットがセッションCであったと仮定する。そして、滞留データ量について、セッションAは90×2÷10=18パケット、セッションBは90×3÷10=27パケット、セッションCは90×5÷10=45パケットと推定する。
また、たとえば、いずれか一つ以上の通信セッションの滞留データ量関連情報が0になる状況からの変化量に基づいて、通信セッションごとの滞留データ量を推定することも可能である。より具体的には、いずれか一つ以上の通信セッションが通信を開始する前後でユーザ端末ごとの滞留データ量を比較し、その増加量を、通信を開始した通信セッションの滞留データ量と推定することが考えられる。あるいは、いずれか一つ以上の通信セッションへのデータ送信を一時的に停止し、停止前後のユーザ端末ごとの滞留データ量を比較し、その減少量を、データ送信が停止された通信セッションの滞留データ量と推定することも考えられる。
また、無線状態情報が無線スループットであり、セッション情報が無線スループット関連情報である場合にも、同様にして各通信セッションの無線状態情報を推定することが可能である。無線状態情報が滞留データ量のときに、セッション情報として無線スループット関連情報を、無線状態が無線スループットのときに、セッション情報として滞留データ量関連情報を使用しても良い。
このように通信装置10を構成することによって、通信装置10は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報による優先制御や輻輳制御を行うことが可能になるため、ユーザの体感品質を向上することが可能になる。
次に、図2を用いて本実施形態の通信装置10の動作例について説明する。
まず、無線状態情報取得部11は、基地局装置などから第一の無線状態情報が通知された際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、基地局装置などからユーザ端末ごとの第一の無線状態情報を取得する(ステップS101)。また、セッション情報取得部12は、無線状態情報取得部11が第一の無線状態情報を取得した際、セッション情報が更新された際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、データ送信装置などからセッション情報を取得する(ステップS102)。
そして、無線状態情報生成部13は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する(ステップS103)。無線状態情報生成部13が第二の無線状態情報を生成して出力するタイミングは、無線状態情報取得部11が第一の無線状態情報を取得した際、あるいは、セッション情報取得部12がセッション情報を取得した際である。また、無線状態情報生成部13が第二の無線状態情報を生成して出力するタイミングは、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングであっても良い。
このように動作することによって、通信装置10は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、第一の実施形態と同様に、通信装置は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報による優先制御や輻輳制御を行うことが可能になるため、ユーザの体感品質を向上することが可能になる。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。本実施形態は、データ送信装置で第二の無線状態情報を生成し、送信データ量の制御やデータ優先度の制御に利用する形態である。
まず、図3に、本実施形態の通信装置20を利用した通信システムの構成例を示す。
通信装置20は、ユーザ端末70に対してTCPなどのコネクションを確立し、ユーザ端末70から要求されたデータを送信するデータ送信装置である。
通信装置20(データ通信装置)は、たとえば、ユーザから要求されたデータを保持するオリジンサーバとすることができる。また、たとえば、キャッシュサーバやプロキシサーバ、エッジサーバなどのように、ネットワークの中に設置され、オリジンサーバとユーザ端末70の間のデータ通信を一度終端する中継サーバ装置とすることもできる。
基地局装置50は、通信装置20(データ送信装置)から送信されてきたパケットを無線ネットワーク経由でユーザ端末70に転送する装置である。また、基地局装置50は、ユーザ端末70から無線ネットワーク経由で送信されてきたパケットを通信装置20へ転送する。たとえば、NodeBやeNodeBなどが基地局装置50に該当する。
通信装置20と基地局装置50は、ネットワーク80を介して通信を行う。
なお、通信装置20は、オリジンサーバがユーザ端末70にデータを送信する経路の途中に配置されていても良い。その場合、基地局装置50から見て通信装置20の後ろに別のネットワークやオリジンサーバなどがあっても良い。
次に、図4に本実施形態の通信装置20の構成例を示す。図1の通信装置10の構成例に、データ送受信部24、送信データ量決定部25、データ優先度決定部26、コネクション設定記憶部27および性能要件記憶部28を追加している。
データ送受信部24は、データパケットをユーザ端末70に向けて送信し、ユーザ端末70からACKパケットを受信する部分である。
無線状態情報取得部11は、一つ以上の通信セッションを包含する第一の無線状態情報、本実施形態の場合、ユーザ端末70ごとの第一の無線状態情報を取得する部分である。無線状態情報取得部11は、データ送受信部24が基地局装置50から受信したパケットから第一の無線状態情報を取得する。
セッション情報取得部12は、通信セッションごとのセッション情報を取得する部分である。セッション情報取得部12は、データ送受信部24、送信データ量決定部25、コネクション設定記憶部27のいずれか一つ以上からセッション情報を取得する。データ送受信部24から取得するセッション情報は、データ送受信部24におけるデータパケットとACKパケットの送受信の結果から得られる情報である。また、送信データ量決定部25から取得するセッション情報は、送信データ量決定部25が決定した各通信セッションの送信データ量の上限値の情報である。
無線状態情報生成部13は、無線状態情報取得部11が取得した第一の無線状態情報とセッション情報取得部12が取得したセッション情報に基づき、通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する部分である。
送信データ量決定部25は、無線状態情報生成部13が生成した通信セッション単位の第二の無線状態情報と性能要件記憶部28から取得した性能要件に基づいて、データ送受信部24が送信するデータ量の上限値を決定する部分である。
データ優先度決定部26は、無線状態情報生成部13が生成した通信セッション単位の第二の無線状態情報と性能要件記憶部28から取得した性能要件に基づいて、データ送受信部24が送信するデータパケットの優先度を決定する部分である。
コネクション設定記憶部27は、セッション情報として、各通信セッションのデータ送信量の上限値に関する情報を記憶する部分である。データ送信量の上限値に関する情報は、たとえば、通信装置20(データ送信装置)に設定された送信メモリサイズ、あるいは、各通信セッションに設定された送信バッファサイズである。
性能要件記憶部28は、性能要件を格納する部分である。性能要件は、通信装置20(データ送信装置)が送信するデータパケットの送信性能に関する情報である。性能要件は、たとえば、動画や音声など、取得と再生が同時に行われるコンテンツについての、以下のいずれか一つ以上の情報を含む。
・再生ビットレート
・再生開始までの所定の許容待ち時間
・コンテンツの表示完了までの所定の許容待ち時間
・あらかじめ定められたスループットの保証値
・あらかじめ定められた遅延の保証値
データ送受信部24は、ユーザ端末70からデータ要求のメッセージを受信したとき、送信データ量決定部25が決定した送信データ量の上限値と、データ優先度決定部26が決定した優先度に従って、データパケットをユーザ端末70へ送信する。
次に、セッション情報取得部12がデータ送受信部24から取得するセッション情報の具体的な例を以下に挙げる。セッション情報取得部12では、これらの情報のいずれか一つ以上をデータ送受信部24から取得する。
・in_flightデータ量(データ送信装置(通信装置20)からデータパケットを送信済み、かつ、データ送信装置がACKパケットを受信していないデータ量)
・データ送信装置(通信装置20)が受信したACKパケットに記載されている受信ウィンドウ
・所定期間に受信したACKパケットによってユーザ端末70への到着が確認されたデータパケットの量
また、セッション情報は、以下の情報を含んでいても良い。
・通信装置20とユーザ端末70との間の通信の往復遅延時間
・ACKパケットを受信した時刻
・最大セグメントサイズ
・データパケットのロスまたは順序違いを示唆する重複ACK
・明示的輻輳通知(Explicit Congestion Notification、ECN)のメッセージ
また、セッション情報は、上記の情報の過去一定時間における観測値から得られる、観測値の累計値、平均値、分散、標準偏差、最大値、最小値、あるいは、最大値と最小値の差分値のいずれか1つ以上の情報を含んでいても良い。また、上記の情報に瞬間的な変動の影響を排除するフィルタ方式や指数移動平均などの統計処理を加えた情報を含んでいても良い。
次に、送信データ量決定部25における送信データ量の上限値の決定方法について説明する。送信データ量決定部25は、たとえば、各通信セッションの第二の無線状態情報(滞留データ量または無線スループット)があらかじめ設定された目標値または目標範囲に収まるように、送信データ量の上限値を増減させる。より具体的には、たとえば、ある通信セッションの滞留データ量や無線スループットが目標値または目標範囲より大きい(小さい)とき、その通信セッションの送信データ量の上限値を小さく(大きく)する。このようにすることで、混雑している通信セッションの混雑度を下げて輻輳状態を低減させたり、すいている通信セッションの混雑度を上げて送信帯域を有効利用したりすることが可能になる。
また、送信データ量決定部25は、基地局装置50で輻輳が発生した場合に、通信セッション単位の第二の無線状態情報(滞留データ量または無線スループット)が大きい通信セッションから順に送信データ量の上限値を減少させても良い。このようにすることで、より混雑している通信セッションの混雑度を下げて輻輳状態を低減させることが可能になる。また、このとき、混雑していない通信セッションについては送信データ量の上限値を下げないため、新規通信セッションが通信できる可能性を向上することが可能になる。
また、送信データ量決定部25は、特定の通信セッションの第二の無線状態情報(滞留データ量または無線スループット)が性能要件を満たしていなかった場合に、その通信セッションの送信データ量の上限値を増加させても良い。あるいは、その通信セッション以外の通信セッションの送信データ量の上限値を減少させても良い。このようにすることで、性能要件を満たしていない通信セッションのスループットを上げてユーザの体感品質を向上させることが可能になる。
次に、データ優先度決定部26における優先度の決定方法について説明する。データ優先度決定部26は、たとえば、通信セッション単位の第二の無線状態情報があらかじめ設定された目標値または目標範囲に収まるように、各通信セッションのデータパケットの優先度を増減する。より具体的には、ある通信セッションの第二の無線状態情報が目標値または目標範囲より大きい(小さい)とき、その通信セッションのデータパケットの優先度を下げる(上げる)。このようにすることで、混雑している通信セッションのデータパケットの優先度を下げて輻輳状態を低減させたり、すいている通信セッションのデータパケットの優先度を上げて送信帯域を有効利用したりすることが可能になる。
また、データ優先度決定部26は、ユーザ端末70が接続している基地局装置50で輻輳が発生した際に、第二の無線状態情報が大きい通信セッションから順にデータパケットの優先度を一時的に下げても良い。これにより、輻輳への寄与率が高いと推定される通信セッションのデータパケットの優先度を下げ、輻輳状態を低減させることが可能になる。
また、データ優先度決定部26は、特定の通信セッションの第二の無線状態情報が性能要件を満たしていなかった場合に、当該通信セッションのデータパケットの優先度を一時的に上げても良い。これにより、当該通信セッションの無線状態情報を性能要件に近づけ、ユーザの体感品質を向上することが可能になる。
次に、図5に基地局装置50の構成例を示す。基地局装置50は、データ送受信部51、滞留データ量記憶部52および無線スループット記憶部53により構成される。本実施形態の基地局装置50は、第一の無線状態として、滞留データ量と無線スループットを通信装置20へ通知することとする。
滞留データ量記憶部52は、ユーザ端末70ごとの滞留データ量を格納する部分である。無線スループット記憶部53は、ユーザ端末70ごとの無線スループットを格納する部分である。
データ送受信部51は、データ送信装置(通信装置20)から送信されてきたパケットをユーザ端末70へ転送し、また、ユーザ端末70から送信されてきたパケットをデータ送信装置へ転送する部分である。また、滞留データ量記憶部52からユーザ端末70ごとの滞留データ量を取得し、無線スループット記憶部53からユーザ端末70ごとの無線スループットを取得して、第一の無線状態情報としてデータ送信装置へ通知する。
次に、第一の無線状態情報の通知方法の例について説明する。たとえば、データ送信装置(通信装置20)とユーザ端末70との間に張られたデータパケットおよびACKパケットの送受信のための通信セッションを利用することで、基地局装置50から通信装置20へ第一の無線状態情報を通知することができる。具体的には、データ送受信部51は、ユーザ端末70から通信装置20に送信されるACKパケットが基地局装置50を通過する際に、ACKパケットのヘッダ内に第一の無線状態情報を埋め込む。そして、通信装置20のデータ送受信部24は、ACKパケットを受信した際に、ACKパケットのヘッダから第一の無線状態情報を取得する。
また、無線状態情報の通知方法は、たとえば、通信装置20とユーザ端末70との間に張られた通信セッションとは異なる通知用セッションを利用する方法であっても良い。具体的には、基地局装置50のデータ送受信部51と通信装置20のデータ送受信部24との間に第一の無線状態情報を通知するための通知用セッションを新たに確立する。そして、データ送受信部51は通知用セッションを用いてデータ送受信部24へ第一の無線状態情報を通知する。
このように通信装置20を構成することによって、通信装置20は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
また、本実施形態のデータ送信装置(通信装置)は、通信セッション単位の第二の無線状態情報に基づいて送信データ量の上限値や送信パケットの優先度を決定する。そのため、データ通信装置が通信セッションごとに適切な輻輳制御や優先制御を実施することが可能になる。
次に、図6に通信装置20の動作例を示す。また、図7に基地局装置50の動作例を示す。
まず、基地局装置50のデータ送受信部51は、ユーザ端末70ごとの第一の無線状態情報を取得して通信装置20へ通知する(図7のステップS301)。本実施形態では、基地局装置50は、第一の無線状態情報として、滞留データ量記憶部52から取得した滞留データ量と無線スループット記憶部53が取得した無線スループットを通知する。ステップS301は、ユーザ端末70ごとの第一の無線状態情報が更新された際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで行うことが可能である。
次に、通信装置20のデータ送受信部24が基地局装置50から第一の無線状態情報を受信したとき(図6のステップS201でYES)、無線状態情報取得部11は、第一の無線状態情報をデータ送受信部24から取得する(ステップS202)。
また、セッション情報取得部12は、データ送受信部24がユーザ端末70からACKパケットを受信した際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、セッション情報を取得する(ステップS203)。セッション情報は、データ送受信部24、送信データ量決定部25、コネクション設定記憶部27のいずれか一つ以上から取得できる。データ送受信部24から取得できるセッション情報は、データ送受信部24がデータパケットとACKパケットを送受信した結果から得られるセッション情報である。
無線状態情報生成部13は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づいて、通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成する。そして、生成した第二の無線状態情報を送信データ量決定部25およびデータ優先度決定部26へ出力する(ステップS204)。ステップS204は、無線状態情報取得部11が第一の無線状態情報を取得した際、セッション情報取得部12がセッション情報を取得した際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングに行うことが可能である。
送信データ量決定部25は、通信セッション単位の第二の無線状態情報と性能要件に基づいて、データ送受信部24が送信するデータ量の上限値を決定する(ステップS205)。ステップS205は、無線状態情報生成部13が第二の無線状態情報を生成して出力した際、データ送受信部24がユーザ端末70からACKパケットを受信した際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングに行うことが可能である。
データ優先度決定部26は、通信セッション単位の第二の無線状態情報と性能要件に基づいてデータ送受信部24が送信するデータパケットの優先度を決定する(ステップS206)。ステップS206は、無線状態情報生成部13が通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力した際、データ送受信部24がユーザ端末70からACKパケットを受信した際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングに行うことが可能である。
そして、データ送受信部24は、送信データ量決定部25が決定した送信データ量の上限値とデータ優先度決定部26が決定した優先度に従って、要求されたデータのデータパケットをユーザ端末70へ送信する(ステップS207)。
このように動作させることによって、通信装置20は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第三の実施形態では、第一および第二の実施形態と同様に、通信装置は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
また、本実施形態のデータ送信装置(通信装置)は、通信セッション単位の第二の無線状態情報に基づいて送信データ量の上限値や送信パケットの優先度を決定する。そのため、データ通信装置が通信セッションごとに適切な輻輳制御や優先制御を実施することが可能になる。
[第四の実施形態]
次に、本発明の第四の実施の形態について説明する。本実施形態は、基地局装置が通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成し、データ送信装置へ第二の無線状態情報を出力する形態である。
まず、図8に、本実施形態の通信装置30を利用した通信システムの構成例を示す。図3ではデータ送信装置が第二の実施形態の通信装置20であったのに対し、図8では基地局装置を本実施形態の通信装置30とする。
データ送信装置60は、ユーザ端末70に対してTCPなどのコネクションを確立し、ユーザ端末70から要求されたデータを送信する装置である。
基地局装置(本実施形態の場合、通信装置30)は、データ送信装置60から送信されてきたデータパケットを無線ネットワーク経由でユーザ端末70に転送する装置である。また、通信装置30は、ユーザ端末70から無線ネットワーク経由で送信されてきたACKパケットをデータ送信装置60に転送する。
次に、図9に本実施形態の通信装置30の構成例を示す。図9の構成例では、図5の基地局装置50の構成例に、無線状態情報取得部11、セッション情報取得部12および無線状態情報生成部13を追加している。
データ送受信部51は、データ送信装置60から受信したデータパケットをユーザ端末70へ転送し、ユーザ端末70から受信したACKパケットをデータ送信装置60へ転送する部分である。また、データ送受信部51は、無線状態情報生成部13が生成した通信セッション単位の第二の無線状態情報をデータ送信装置60へ通知する。
無線状態情報取得部11は、ユーザ端末70ごとの第一の無線状態情報を取得する部分である。本実施形態では、無線状態情報取得部11は、第一の無線状態情報を滞留データ量記憶部52と無線スループット記憶部53から取得する。
セッション情報取得部12は、データ送受信部51がデータ送信装置60から受信したパケットから通信セッション単位のセッション情報を取得する部分である。
無線状態情報生成部13は、無線状態情報取得部11が取得した第一の無線状態情報とセッション情報取得部12が取得したセッション情報とに基づいて、通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成する部分である。また、生成した通信セッション単位の第二の無線状態情報をデータ送信装置60へ出力する。
滞留データ量記憶部52は、ユーザ端末70ごとの滞留データ量を格納する部分である。無線スループット記憶部53は、ユーザ端末70ごとの無線スループットを格納する部分である。
次に、通信セッション単位の第二の無線状態情報の出力形式(フォーマット)の例について説明する。無線状態情報生成部13では、第二の無線状態情報を送信しやすい形式にしてデータ送信装置60へ出力する。
たとえば、無線状態情報生成部13は、通信セッションを特定できる情報(たとえばTCPのポート番号など)と通信セッション単位の第二の無線状態情報の組み合わせを1つ以上列挙して出力する。たとえば、ユーザ端末70を宛先とした通信セッションがセッションA、B、Cの3本存在し、通信セッション単位の滞留データ量が、セッションAは10パケット、セッションBは30パケット、セッションCは50パケットであったとする。このとき、無線状態情報生成部13は、「ポート番号A、10」、「ポート番号B、30」、「ポート番号C、50」と列挙して出力する。
また、無線状態情報生成部13は、通信セッション単位の第二の無線状態情報の関係(差や比など)を単純化することで、データサイズを圧縮して出力しても良い。たとえば、前述の例の場合、無線状態情報生成部13は、「ポート番号A、1」、「ポート番号B、3」、「ポート番号C、5」と列挙して出力する。
また、無線状態情報生成部13は、通信セッション単位の第二の無線状態情報とセッション情報の関係(差や比など)を単純化することで、データサイズを圧縮して出力しても良い。たとえば、ユーザ端末70を宛先とした通信セッションがセッションA、B、Cの3本存在し、通信セッション単位のin_flightデータ量が、セッションAは20パケット、セッションBは40パケット、セッションCは60パケットであったとする。また、通信セッション単位の滞留データ量がセッションAは10パケット、セッションBは30パケット、セッションCは50パケットであったとする。このとき、無線状態情報生成部13は、「(各通信セッションのin_flightデータ量と滞留データ量の)差が10パケット」という情報を出力する。
次に、図10にデータ送信装置60の構成例を示す。図4の通信装置20(データ送信装置)から、無線状態情報取得部11、セッション情報取得部12および無線状態情報生成部13を削除している。
データ送受信部24では、ユーザ端末70からの要求に従って、要求されたデータのデータパケットを通信装置30経由でユーザ端末70へ送信し、ユーザ端末70からのACKパケットを通信装置30経由で受信する部分である。
さらに、本実施形態では、データ送受信部24は、データ送受信部24、送信データ量決定部25、コネクション設定記憶部27のいずれか一つ以上から取得したセッション情報を、通信装置30のデータ送受信部51へ送信する。
また、データ送受信部24は、通信装置30の無線状態情報生成部13が生成した通信セッション単位の第二の無線状態情報を、通信装置30のデータ送受信部51から受信する。
このように通信装置30を構成することによって、通信装置30は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
また、本実施形態のデータ送信装置は、通信セッション単位の第二の無線状態情報に基づいて送信データ量の上限値や送信パケットの優先度を決定する。そのため、データ通信装置が通信セッションごとに適切な輻輳制御や優先制御を実施することが可能になる。
次に、図11に本実施形態の通信装置30の動作例を、図12にデータ送信装置60の動作例を示す。
データ送信装置60のデータ送受信部24は、ユーザ端末70からACKパケットを受信した際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、セッション情報を取得する。データ送受信部24は、データ送受信部24自身、送信データ量決定部25、コネクション設定記憶部27のいずれか一つ以上からセッション情報を取得する。そして、データ送受信部24は、取得したセッション情報を通信装置30へ送信する(図12のステップS501)。
次に、通信装置30のデータ送受信部51がデータ送信装置60からセッション情報を受信した際に(図11のステップS401でYES)、セッション情報取得部12はデータ送受信部24からセッション情報を取得する(ステップS402)。
データ送受信部51がセッション情報を受信した際、ユーザ端末70ごとの第一の無線状態情報が更新された際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、通信装置30の無線状態情報取得部11は、第一の無線状態情報を取得する(ステップS403)。本実施形態では、無線状態情報取得部11は、第一の無線状態情報として、ユーザ端末70ごとの滞留データ量を滞留データ量記憶部52から、ユーザ端末70ごとの無線スループットを無線スループット記憶部53から取得する。
データ送受信部51がセッション情報を受信した際、第一の無線状態情報が更新された際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、通信装置30の無線状態情報生成部13は、通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成する。このとき、無線状態情報生成部13は、セッション情報と第一の無線状態情報に基づいて第二の無線状態情報を生成する。また、無線状態情報生成部13は、生成した第二の無線状態情報をデータ送受信部51へ出力する。そして、データ送受信部51は第二の無線状態情報をデータ送信装置60のデータ送受信部24へ送信する(ステップS404)。
データ送信装置60のデータ送受信部24は、通信装置30から通信セッション単位の第二の無線状態情報を受信する(図12のステップS502でYES)。そして、データ送受信部24が第二の無線状態情報を受信した際、送信データ量決定部25およびデータ優先度決定部26は、第二の無線状態情報をデータ送受信部24から取得する(ステップS503)。
送信データ量決定部25は、第二の無線状態情報を取得した際、データ送受信部24がユーザ端末70からACKパケットを受信した際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、送信データ量の上限値を決定する(ステップS504)。このとき、送信データ量決定部25では、第二の無線状態情報と性能要件に基づいて、データ送受信部24が送信するデータ量の上限値を決定する。
また、データ優先度決定部26は、第二の無線状態情報を取得した際、データ送受信部24がユーザ端末70からACKパケットを受信した際、所定時間おき、あるいは、任意のタイミングで、データパケットの優先度を決定する(ステップS505)。このとき、データ優先度決定部26では、第二の無線状態情報と性能要件に基づいてデータ送受信部24が送信するデータパケットの優先度を決定する。
そして、データ送受信部24は、送信データ量決定部25が決定した送信データ量の上限値とデータ優先度決定部26が決定した優先度に従って、要求されたデータのデータパケットをユーザ端末70へ送信する(ステップS506)。
このように動作することによって、通信装置30は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。これにより、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報を利用して優先制御や輻輳制御を行うことが可能になる。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第四の実施形態では、第一から第三の実施形態と同様に、通信装置は、第一の無線状態情報とセッション情報に基づき通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する。そのため、データ送信装置が通信セッション単位の無線状態情報によるデータ送信に関する制御を行うことが可能になる。
また、本実施形態のデータ送信装置は、通信セッション単位の第二の無線状態情報に基づいて送信データ量の上限値や送信パケットの優先度を決定する。そのため、データ通信装置が通信セッションごとに適切な輻輳制御や優先制御を実施することが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における通信装置(10、20、30)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、通信装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、通信装置は、専用の装置として実現してもよい。また、通信装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現しても良い。
図13は、本発明の各実施形態の通信装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置90は、通信インタフェース91、入出力インタフェース92、演算装置93、記憶装置94および不揮発性記憶装置95およびドライブ装置96を備える。
通信インタフェース91は、各実施形態の通信装置が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、通信装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース91経由で相互に通信可能なように接続しても良い。
入出力インタフェース92は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置93は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置93は、たとえば、不揮発性記憶装置95に記憶された各種プログラムを記憶装置94に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置94は、演算装置93から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置94は、揮発性のメモリ装置であっても良い。
不揮発性記憶装置95は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記録することが可能である。
ドライブ装置96は、たとえば、後述する記録媒体97に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体97は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図13に例示した情報処理装置90により通信装置を構成し、この通信装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、通信装置に対して供給したプログラムを、演算装置93が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、通信装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置90で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体97に記録しておき、通信装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置95に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して通信装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得する無線状態情報取得部と、
前記通信セッションごとのセッション情報を取得するセッション情報取得部と、
前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する無線状態情報生成部と
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記2)
前記第一の無線状態情報は、同一のユーザ端末を宛先とした通信における、基地局装置に滞留しているデータパケットの量、前記基地局装置と前記ユーザ端末との間のスループット、前記基地局装置において割り当てられた無線帯域またはリソースブロック数あるいは/および符号変調方式の情報から算出した伝送速度、電波状態の指標値のいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記セッション情報は、各前記通信セッションにおける、データ送信装置からデータパケットを送信済みで、かつ、確認応答パケットを受信していないデータ量、輻輳ウィンドウ、受信ウィンドウ、各前記通信セッションのデータ送信量の上限値に関する情報、基地局装置に滞留している前記データパケットの一部に基づいて算出した前記通信セッションごとの部分的な滞留データ量、所定期間に受信した前記確認応答パケットによってユーザ端末への到着が確認された前記データパケットの量、スループットまたは可用帯域の計測結果のいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記1あるいは付記2に記載の通信装置。
(付記4)
前記無線状態情報生成部は、前記第二の無線状態情報と前記セッション情報との差あるいは比に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の通信装置。
(付記5)
前記セッション情報は、基地局装置に滞留しているデータパケットの一部に基づいて算出した前記通信セッションごとの部分的な滞留データ量であり、
前記無線状態情報生成部は、前記通信セッションごとの部分的な前記滞留データ量の比に基づいて前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の通信装置。
(付記6)
前記無線状態情報生成部は、一部の前記通信セッションの開始あるいは停止の前後での前記第一の無線状態情報の差に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の通信装置。
(付記7)
前記無線状態情報取得部は、前記第一の無線状態情報の前記取得を、基地局装置から受信したパケットから前記第一の無線状態情報を取得することにより行う
ことを特徴とする付記1から付記6のいずれかに記載の通信装置。
(付記8)
前記セッション情報取得部は、前記セッション情報の前記取得を、データ送信装置から受信したパケットから前記セッション情報を取得することにより行い、
前記無線状態情報生成部は、前記第二の無線状態情報の前記出力を前記データ送信装置へ向けて行う
ことを特徴とする付記1から付記7のいずれかに記載の通信装置。
(付記9)
前記無線状態情報生成部は、前記通信セッションの間の前記第二の無線状態情報の差または比の形式、あるいは、前記第二の無線状態情報と前記セッション情報との差または比の形式で、前記第二の無線状態情報の前記出力を行う
ことを特徴とする付記8に記載の通信装置。
(付記10)
前記無線状態情報生成部は、前記データ送信装置への前記第二の無線状態情報の前記出力を、前記第二の無線状態情報を前記データ送信装置と送受信する前記パケットに埋め込むことで行う、あるいは、前記データ送信装置との間に張られた前記通信セッションとは異なる通知用セッションを利用して行う
ことを特徴とする付記8あるいは付記9に記載の通信装置。
(付記11)
送信するデータパケットの送信データ量の上限値を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する送信データ量決定部
をさらに備えることを特徴とする付記7に記載の通信装置。
(付記12)
送信するデータパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定するデータ優先度決定部
をさらに備えることを特徴とする付記7あるいは付記11に記載の通信装置。
(付記13)
通信セッション単位の第二の無線状態情報を受信し、送信するデータパケットの送信データ量の上限値を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する送信データ量決定部
を備えることを特徴とするデータ送信装置。
(付記14)
送信する前記データパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定するデータ優先度決定部
をさらに備えることを特徴とする付記13に記載のデータ送信装置。
(付記15)
通信セッション単位の第二の無線状態情報を受信し、送信するデータパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定するデータ優先度決定部
を備えることを特徴とするデータ送信装置。
(付記16)
一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得し、
前記通信セッションごとのセッション情報を取得し、
前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する
ことを特徴とする通信方法。
(付記17)
前記第一の無線状態情報は、同一のユーザ端末を宛先とした通信における、基地局装置に滞留しているデータパケットの量、前記基地局装置と前記ユーザ端末との間のスループット、前記基地局装置において割り当てられた無線帯域またはリソースブロック数あるいは/および符号変調方式の情報から算出した伝送速度、電波状態の指標値のいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記16に記載の通信方法。
(付記18)
前記セッション情報は、各前記通信セッションにおける、データ送信装置からデータパケットを送信済みで、かつ、確認応答パケットを受信していないデータ量、輻輳ウィンドウ、受信ウィンドウ、各前記通信セッションのデータ送信量の上限値に関する情報、基地局装置に滞留している前記データパケットの一部に基づいて算出した前記通信セッションごとの部分的な滞留データ量、所定期間に受信した前記確認応答パケットによってユーザ端末への到着が確認された前記データパケットの量、スループットまたは可用帯域の計測結果のいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記16あるいは付記17に記載の通信方法。
(付記19)
前記第二の無線状態情報と前記セッション情報との差あるいは比に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記16から付記18のいずれかに記載の通信方法。
(付記20)
前記セッション情報は、基地局装置に滞留しているデータパケットの一部に基づいて算出した前記通信セッションごとの部分的な滞留データ量であり、
前記通信方法は、前記通信セッションごとの部分的な前記滞留データ量の比に基づいて前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記16から付記18のいずれかに記載の通信方法。
(付記21)
一部の前記通信セッションの開始あるいは停止の前後での前記第一の無線状態情報の差に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記16から付記18のいずれかに記載の通信方法。
(付記22)
前記第一の無線状態情報の前記取得を、基地局装置から受信したパケットから前記第一の無線状態情報を取得することにより行う
ことを特徴とする付記16から付記21のいずれかに記載の通信方法。
(付記23)
前記セッション情報の前記取得を、データ送信装置から受信したパケットから前記セッション情報を取得することにより行い、
前記第二の無線状態情報の前記出力を前記データ送信装置へ向けて行う
ことを特徴とする付記16から付記22のいずれかに記載の通信方法。
(付記24)
前記通信セッションの間の前記第二の無線状態情報の差または比の形式、あるいは、前記第二の無線状態情報と前記セッション情報との差または比の形式で、前記第二の無線状態情報の前記出力を行う
ことを特徴とする付記23に記載の通信方法。
(付記25)
前記データ送信装置への前記第二の無線状態情報の前記出力を、前記第二の無線状態情報を前記データ送信装置と送受信する前記パケットに埋め込むことで行う、あるいは、前記データ送信装置との間に張られた前記通信セッションとは異なる通知用セッションを利用して行う
ことを特徴とする付記23あるいは付記24に記載の通信方法。
(付記26)
送信するデータパケットの送信データ量の上限値を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する
ことを特徴とする付記22に記載の通信方法。
(付記27)
送信するデータパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する
ことを特徴とする付記22あるいは付記26に記載の通信方法。
(付記28)
通信セッション単位の第二の無線状態情報を受信し、送信するデータパケットの送信データ量の上限値を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する
ことを特徴とするデータ送信方法。
(付記29)
送信する前記データパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する
ことを特徴とする付記28に記載のデータ送信方法。
(付記30)
通信セッション単位の第二の無線状態情報を受信し、送信するデータパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する
ことを特徴とするデータ送信方法。
(付記31)
コンピュータに、
一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得する無線状態情報取得機能と、
前記通信セッションごとのセッション情報を取得するセッション情報取得機能と、
前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する無線状態情報生成機能と
を実現させることを特徴とする通信プログラム。
(付記32)
前記第一の無線状態情報は、同一のユーザ端末を宛先とした通信における、基地局装置に滞留しているデータパケットの量、前記基地局装置と前記ユーザ端末との間のスループット、前記基地局装置において割り当てられた無線帯域またはリソースブロック数あるいは/および符号変調方式の情報から算出した伝送速度、電波状態の指標値のいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記31に記載の通信プログラム。
(付記33)
前記セッション情報は、各前記通信セッションにおける、データ送信装置からデータパケットを送信済みで、かつ、確認応答パケットを受信していないデータ量、輻輳ウィンドウ、受信ウィンドウ、各前記通信セッションのデータ送信量の上限値に関する情報、基地局装置に滞留している前記データパケットの一機能に基づいて算出した前記通信セッションごとの機能分的な滞留データ量、所定期間に受信した前記確認応答パケットによってユーザ端末への到着が確認された前記データパケットの量、スループットまたは可用帯域の計測結果のいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記31あるいは付記32に記載の通信プログラム。
(付記34)
前記無線状態情報生成機能は、前記第二の無線状態情報と前記セッション情報との差あるいは比に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記31から付記33のいずれかに記載の通信プログラム。
(付記35)
前記セッション情報は、基地局装置に滞留しているデータパケットの一機能に基づいて算出した前記通信セッションごとの機能分的な滞留データ量であり、
前記無線状態情報生成機能は、前記通信セッションごとの機能分的な前記滞留データ量の比に基づいて前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記31から付記33のいずれかに記載の通信プログラム。
(付記36)
前記無線状態情報生成機能は、一機能の前記通信セッションの開始あるいは停止の前後での前記第一の無線状態情報の差に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
ことを特徴とする付記31から付記33のいずれかに記載の通信プログラム。
(付記37)
前記無線状態情報取得機能は、前記第一の無線状態情報の前記取得を、基地局装置から受信したパケットから前記第一の無線状態情報を取得することにより行う
ことを特徴とする付記31から付記36のいずれかに記載の通信プログラム。
(付記38)
前記セッション情報取得機能は、前記セッション情報の前記取得を、データ送信装置から受信したパケットから前記セッション情報を取得することにより行い、
前記無線状態情報生成機能は、前記第二の無線状態情報の前記出力を前記データ送信装置へ向けて行う
ことを特徴とする付記31から付記37のいずれかに記載の通信プログラム。
(付記39)
前記無線状態情報生成機能は、前記通信セッションの間の前記第二の無線状態情報の差または比の形式、あるいは、前記第二の無線状態情報と前記セッション情報との差または比の形式で、前記第二の無線状態情報の前記出力を行う
ことを特徴とする付記38に記載の通信プログラム。
(付記40)
前記無線状態情報生成機能は、前記データ送信装置への前記第二の無線状態情報の前記出力を、前記第二の無線状態情報を前記データ送信装置と送受信する前記パケットに埋め込むことで行う、あるいは、前記データ送信装置との間に張られた前記通信セッションとは異なる通知用セッションを利用して行う
ことを特徴とする付記38あるいは付記39に記載の通信プログラム。
(付記41)
送信するデータパケットの送信データ量の上限値を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する送信データ量決定機能
をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする付記37に記載の通信プログラム。
(付記42)
送信するデータパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定するデータ優先度決定機能
をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする付記37あるいは付記41に記載の通信プログラム。
(付記43)
コンピュータに、
通信セッション単位の第二の無線状態情報を受信し、送信するデータパケットの送信データ量の上限値を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する送信データ量決定機能
を実現させることを特徴とするデータ送信プログラム。
(付記44)
送信する前記データパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定するデータ優先度決定機能
をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする付記43に記載のデータ送信プログラム。
(付記45)
コンピュータに、
通信セッション単位の第二の無線状態情報を受信し、送信するデータパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定するデータ優先度決定機能
を実現させることを特徴とするデータ送信プログラム。
(付記46)
付記31から付記42のいずれかに記載の通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記47)
付記43から付記45のいずれかに記載のデータ送信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
10、20、30 通信装置
11 無線状態情報取得部
12 セッション情報取得部
13 無線状態情報生成部
24 データ送受信部
25 送信データ量決定部
26 データ優先度決定部
27 コネクション設定記憶部
28 性能要件記憶部
50 基地局装置
51 データ送受信部
52 滞留データ量記憶部
53 無線スループット記憶部
60 データ送信装置
70 ユーザ端末
80 ネットワーク
90 情報処理装置
91 通信インタフェース
92 入出力インタフェース
93 演算装置
94 記憶装置
95 不揮発性記憶装置
96 ドライブ装置
97 記録媒体

Claims (10)

  1. 一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得する無線状態情報取得部と、
    前記通信セッションごとのセッション情報を取得するセッション情報取得部と、
    前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する無線状態情報生成部と
    を備え、
    前記セッション情報は、基地局装置に滞留しているデータパケットの一部に基づいて算出した前記通信セッションごとの部分的な滞留データ量であり、
    前記無線状態情報生成部は、前記通信セッションごとの部分的な前記滞留データ量の比に基づいて前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得する無線状態情報取得部と、
    前記通信セッションごとのセッション情報を取得するセッション情報取得部と、
    前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する無線状態情報生成部と
    を備え、
    前記無線状態情報生成部は、一部の前記通信セッションの開始あるいは停止の前後での前記第一の無線状態情報の差に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行う
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 前記無線状態情報取得部は、前記第一の無線状態情報の前記取得を、基地局装置から受信したパケットから前記第一の無線状態情報を取得することにより行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記セッション情報取得部は、前記セッション情報の前記取得を、データ送信装置から受信したパケットから前記セッション情報を取得することにより行い、
    前記無線状態情報生成部は、前記第二の無線状態情報の前記出力を前記データ送信装置へ向けて行うことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記無線状態情報生成部は、前記通信セッションの間の前記第二の無線状態情報の差または比の形式、あるいは、前記第二の無線状態情報と前記セッション情報との差または比の形式で、前記第二の無線状態情報の前記出力を行うことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  6. 送信するデータパケットの送信データ量の上限値を前記第二の無線状態情報に基づいて決定する送信データ量決定部、あるいは/および、送信する前記データパケットの優先度を前記第二の無線状態情報に基づいて決定するデータ優先度決定部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  7. 一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得し、
    前記通信セッションごとのセッション情報を取得し、
    前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力し、
    前記セッション情報は、基地局装置に滞留しているデータパケットの一部に基づいて算出した前記通信セッションごとの部分的な滞留データ量であり、
    前記第二の無線状態情報を生成では、前記通信セッションごとの部分的な前記滞留データ量の比に基づいて前記第二の無線状態情報の前記生成を行うことを特徴とする通信方法。
  8. 一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得し、
    前記通信セッションごとのセッション情報を取得し、
    前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力し、
    前記第二の無線状態情報の生成では、一部の前記通信セッションの開始あるいは停止の前後での前記第一の無線状態情報の差に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行うことを特徴とする通信方法。
  9. コンピュータに、
    一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得する無線状態情報取得機能と、
    前記通信セッションごとのセッション情報を取得するセッション情報取得機能と、
    前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する無線状態情報生成機能と
    を実現させ
    前記セッション情報は、基地局装置に滞留しているデータパケットの一部に基づいて算出した前記通信セッションごとの部分的な滞留データ量であり、
    前記無線状態情報生成機能では、前記通信セッションごとの部分的な前記滞留データ量の比に基づいて前記第二の無線状態情報の前記生成を行うことを特徴とする通信プログラム。
  10. コンピュータに、
    一つ以上の通信セッションを包含する、無線通信の混雑度の大小あるいは通信品質の良否に関する情報である、第一の無線状態情報を取得する無線状態情報取得機能と、
    前記通信セッションごとのセッション情報を取得するセッション情報取得機能と、
    前記第一の無線状態情報と前記セッション情報に基づき前記通信セッション単位の第二の無線状態情報を生成して出力する無線状態情報生成機能と
    を実現させ、
    前記無線状態情報生成機能では、一部の前記通信セッションの開始あるいは停止の前後での前記第一の無線状態情報の差に基づいて、前記第二の無線状態情報の前記生成を行うことを特徴とする通信プログラム。
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