JP6668959B2 - 管ガラス用検査装置、管ガラスの検査方法、管ガラスの加工装置、及び管ガラスの製造方法 - Google Patents
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Description
この構成によれば、管ガラスの周方向において、口焼きの状態を検査する範囲を拡げることが可能となる。これにより、口焼きの状態の良否判定の信頼性を高めることが可能となる。
この構成によれば、管ガラスの端面から出射される光を検出し易くなるため、口焼きの状態の良否判定の信頼性を高めることが可能となる。
上記管ガラスの加工装置は、前記管ガラスを選別する選別装置をさらに備え、前記選別装置は、前記判定部による判定結果に基づき良品の管ガラスと不良品の管ガラスとを選別することが好ましい。
上記課題を解決する管ガラスの製造方法は、管ガラスの端部を口焼きする口焼き工程を備える管ガラスの製造方法であって、前記管ガラスの口焼きの状態を検査する口焼き検査工程と、前記口焼き検査工程における検査結果に基づいて良品の管ガラスと不良品の管ガラスとを選別する選別工程とをさらに備え、前記口焼き検査工程では、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射させ、前記管ガラスの端面から出射する光を検出し、前記検出した光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する。
図1に示すように、管ガラスGの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置11は、管ガラスGの外周面Gaから管ガラスGの壁内に光を入射することで、管ガラスGの壁内から管ガラスGの端面Gbに向けて光を照射する光源12を備えている。管ガラス用検査装置11は、管ガラスGの端面Gbから出射する光を検出可能とする検出部13と、検出部13による光の検出結果に基づき管ガラスGの口焼きの状態の良否を判定する判定部とをさらに備えている。
図1に示すように、口焼きが適切に行われた良品の管ガラスG1の端面Gb(良品の管ガラスG1の壁における端縁)は、突状に湾曲した平滑面である。このため、良品の管ガラスG1の壁内から端面Gbに向けて照射された光は、良品の管ガラスG1の端面形状に基づくレンズ効果によって集光されて端面Gbから出射する。すなわち、良品の管ガラスG1では、端面Gbから出射する光(光の像)が、管ガラス用検査装置11の検出部13(撮像装置13a)によって検出(撮像)される。なお、本実施形態では、検出部13の表示部13bに端面部分Sの画像が表示される。
図4に示すように、管ガラスの加工装置15は、管ガラスGの端部を口焼きする口焼き装置16を備えている。口焼き装置16は、管ガラスGの端部を加熱するバーナー16aを備えている。口焼き装置16は、図示を省略した周知の搬送装置を備え、複数の管ガラスを連続して口焼きすることができるように構成されている。搬送装置は、管ガラスを管軸中心に回転させながら管ガラスの径方向に沿った方向に管ガラスを搬送する。
図4に示すように、管ガラスの製造方法は、管ガラスGの端部を口焼きする口焼き工程を備えている。管ガラスの製造方法は、管ガラスGの口焼きの状態を検査する口焼き検査工程と、口焼き検査工程における検査結果に基づいて良品の管ガラスG1と不良品の管ガラスG2とを選別する選別工程とをさらに備えている。口焼き検査工程では、管ガラスGの外周面Gaから管ガラスGの壁内に光を入射することで、管ガラスGの壁内から管ガラスGの端面Gbに向けて光を照射させ、管ガラスGの端面Gbから出射する光を検出する。さらに、口焼き検査工程では、検出した光の検出結果に基づき管ガラスGの口焼きの状態の良否を判定している。
(1)管ガラスGの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置11は、管ガラスGの外周面Gaから管ガラスGの壁内に光を入射することで、管ガラスGの壁内から管ガラスGの端面Gbに向けて光を照射する光源12を備えている。また、管ガラス用検査装置11は、管ガラスGの端面Gbから出射する光を検出可能とする検出部13と、検出部13による光の検出結果に基づき口焼きの状態の良否を判定する判定部とを備えている。
(2)管ガラス用検査装置11の光源12は、第1の光源12aと、管ガラスGの管軸方向から見たときに第1の光源12aとは異なる方向から管ガラスGの壁内に光を入射する第2の光源12bとを含むことが好ましい。
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・管ガラス用検査装置11の検出部13は、撮像装置13aを含んでいるが、撮像装置13aを光センサに変更するとともに、管ガラス用検査装置11の判定部を光センサの検出結果に基づき管ガラスGの口焼きの状態の良否を判定するように構成してもよい。
・管ガラス用検査装置11の光源12の数は、単数であってもよいし、3つ以上であってもよい。また、例えば、管ガラス用検査装置11の第1の光源12aと第2の光源12bとは、管ガラスGを挟んで対向する位置に配置することもできる。すなわち、第1の光源12aによる光の照射領域と、第2の光源12bによる光の照射領域とは、管ガラスGの管軸方向から見たときに管ガラスGの外周面Ga上で離間していてもよい。
・管ガラス用検査装置11の光源12は、例えば、搬送される管ガラスGが通過するタイミングに合わせて間欠的に点灯するように構成してもよい。
・管ガラスの加工装置15における選別装置17を省略してもよい。例えば、管ガラスの加工装置15における選別装置17を管ガラス用検査装置11による判定結果を管ガラスGにマーキングするマーキング装置や管ガラス用検査装置11による判定結果を音や光で作業者に報知する報知装置に変更してもよい。
Claims (8)
- 管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置であって、
前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、
前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、
前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を備えることを特徴とする管ガラス用検査装置。 - 前記光源は、第1の光源と、前記管ガラスの管軸方向から見たときに前記第1の光源とは異なる方向から前記管ガラスの壁内に光を入射する第2の光源と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の管ガラス用検査装置。
- 前記光源からの光が入射される前記管ガラスを管軸中心で回転させる回転機構を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管ガラス用検査装置。
- 前記検出部は、前記管ガラスの端面を撮像可能に設けられた撮像装置を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の管ガラス用検査装置。
- 管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラスの検査方法であって、
前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、
前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、
前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を用いることを特徴とする管ガラスの検査方法。 - 管ガラスの端部を口焼きする口焼き装置を備える管ガラスの加工装置であって、
前記管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置をさらに備え、
前記管ガラス用検査装置は、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、
前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、
前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を備えることを特徴とする管ガラスの加工装置。 - 前記管ガラスを選別する選別装置をさらに備え、
前記選別装置は、前記判定部による判定結果に基づき良品の管ガラスと不良品の管ガラスとを選別することを特徴とする請求項6に記載の管ガラスの加工装置。 - 管ガラスの端部を口焼きする口焼き工程を備える管ガラスの製造方法であって、
前記管ガラスの口焼きの状態を検査する口焼き検査工程と、
前記口焼き検査工程における検査結果に基づいて良品の管ガラスと不良品の管ガラスとを選別する選別工程とをさらに備え、
前記口焼き検査工程では、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射させ、
前記管ガラスの端面から出射する光を検出し、
前記検出した光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定することを特徴とする管ガラスの製造方法。
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