JP6666453B2 - モジュール型データセンタのためのシステムおよび方法 - Google Patents

モジュール型データセンタのためのシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6666453B2
JP6666453B2 JP2018538094A JP2018538094A JP6666453B2 JP 6666453 B2 JP6666453 B2 JP 6666453B2 JP 2018538094 A JP2018538094 A JP 2018538094A JP 2018538094 A JP2018538094 A JP 2018538094A JP 6666453 B2 JP6666453 B2 JP 6666453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data center
unit
modular data
support rails
elongated support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018538094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019512074A5 (ja
JP2019512074A (ja
Inventor
マトリッチ,イバン
ウゼラツ,ゴラン
ランチッチ,デニス
チルノゴラツ,ミスラブ
Original Assignee
バーティブ・コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US15/002,661 external-priority patent/US9850655B2/en
Application filed by バーティブ・コーポレイション filed Critical バーティブ・コーポレイション
Priority claimed from PCT/US2016/036683 external-priority patent/WO2017127130A1/en
Publication of JP2019512074A publication Critical patent/JP2019512074A/ja
Publication of JP2019512074A5 publication Critical patent/JP2019512074A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6666453B2 publication Critical patent/JP6666453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/14Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
    • H05K7/1485Servers; Data center rooms, e.g. 19-inch computer racks
    • H05K7/1497Rooms for data centers; Shipping containers therefor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H5/00Buildings or groups of buildings for industrial or agricultural purposes
    • E04H5/02Buildings or groups of buildings for industrial purposes, e.g. for power-plants or factories
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/343Structures characterised by movable, separable, or collapsible parts, e.g. for transport
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H5/00Buildings or groups of buildings for industrial or agricultural purposes
    • E04H2005/005Buildings for data processing centers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本出願は、2013年10月3日に出願した米国仮出願第61/886,402号の優先権を主張する、2014年10月1日に出願した米国非仮出願第14/504,081号の一部継続出願である、2016年4月19日に出願した米国出願第15/002,661号の優先権を主張するものである。本出願はまた、ともに2016年4月7日に出願した、中国実用出願第201610213534.1号および中国実用新案出願第201620284474.8号の優先権を主張するものである。上記出願すべての開示全体は、参照により本明細書に組み込まれている。
本開示は、データセンタシステム、およびデータセンタを建設するための方法に関し、より具体的には、複数のユニット構造の1つ1つと関連付けられた複数の搬器組み立て体を利用する、モジュール型のプリファブリケートされたデータセンタ建造物に関し、ここでは搬器組み立て体が、データセンタ建築物を組み立てるときに各ユニット構造が一対の高架支持レールに沿った位置に運び込まれることを可能にし、このようにしてデータセンタ建築物の組み立てを促進する。
このセクションでの記述は、単に、本開示に関する背景情報を提供するものであり、先行技術を構成するものではない場合がある。
データセンタの必要性が世界中で増加しているため、データセンタを設置および建設するためのより費用効率の高いやり方を見出すことへの関心はますます高まっている。さらなる懸案事項は、データセンタ構成要素の一貫した品質およびデータセンタを建設するのに必要な時間である。これらの懸案事項は、米国以外の国でデータセンタを建設するときに特に関係する。従来、データセンタは、選択されたデータセンタ現場において完全に「スティックビルディング」方式で建設されていた。これは、すべての原材料をデータセンタ現場へと持ち出し、電気工事業者、溶接工、建築物建設作業員、および他の技能職人など大勢の建設作業員を使用して、現場に配送された原材料からデータセンタ建造物を建設することを伴う。理解されるように、この建設手法は、費用がかなり高くつく可能性がある。完成したデータセンタ建造物の品質を維持することは、時に困難となり得、典型的には、建設プロセスの進行中に様々な者による多数の検査を要する。データセンタを建設するために使用されている特定の補助構成要素または原材料が、計画された建設タイムテーブルに従って建築現場に届かない場合には、建設の遅れに見舞われる場合がある。独立した建築構成要素(鋼、ケーブルトレイ、壁パネルなど)を現場へ別個に配送する必要性もまた、データセンタ建設の全体的な高費用に大きく貢献し得る。季節的な気候の変化および悪天候によってもたらされる遅延もまた、データセンタ建造物の長くて費用のかかる建設タイムラインを結果的にもたらし得る。
データセンタについてのさらなる懸案事項は、必要性が増した場合にデータセンタを容易に、かつ費用効率よく拡張する能力である。「スティックビルディング」手法を使用して建設された従来のデータセンタ建造物では、拡張は、費用が高く、特に時間がかかるものになり得る。
したがって、データセンタ建造物の費用、ならびにその建設に必要とされる時間を低減することへの強い関心が存在する。データセンタ建造物の全体的な建設費用および新しいデータセンタを建てるのに必要な時間を大幅に低減し、運用することは、従来の「スティックビルディング」手法でデータセンタを建設する費用がその試みの費用を法外なものにしている世界の様々な地域において、データセンタを設置することを実現可能にし得る。
1つの態様において、本開示は、モジュール型データセンタシステムに関する。モジュール型データセンタシステムは、モジュール型データセンタ建築物を形成するためにモジュール型データセンタシステムが完全に組み立てられたときに、モジュール型データセンタシステム内に位置するデータセンタ構成要素からの冷風または温風のうちの少なくとも1つを流すための複数のユニット構造を備え得る。複数の構造用支持柱は、複数のユニット構造を床面より上に床面に対して所望の高さで支持する。2つの平行で水平に間隔の空いたトラックを形成するために、ほぼこの所望の高さのところで複数の構造用支持柱に垂直に連結された一対の細長い支持レールも含まれる。ユニット構造の各々は、複数の搬器組み立て体を含み、搬器組み立て体の各々が車輪を含む。搬器組み立て体の1つ1つの車輪は、モジュール型データセンタ建築物を建設するときにユニット構造が一対の細長い支持レール上の所望の位置へと水平に運ばれることを可能にして、モジュール型データセンタ建築物の組み立てを促進する。
別の態様において、本開示は、モジュール型データセンタシステムが完全に組み立てられたときに、モジュール型データセンタシステム内に位置するデータセンタ構成要素からの冷風または温風のうちの少なくとも1つを流すための複数のユニット構造を含むモジュール型データセンタシステムに関する。本システムは、複数のユニット構造を床面より上に床面に対して所望の高さで支持するための複数の構造用支持柱を含み得る。一対の細長い支持レールも含まれ得る。細長い支持レールは、2つの平行で水平に間隔の空いたトラックを形成するために、ほぼこの所望の高さのところで複数の構造用支持柱に垂直に連結され得る。各ユニット構造は、複数の搬器組み立て体を含み得る。各搬器組み立て体は、車輪を含み得、搬器組み立て体の車輪がユニット構造の四隅の1つ1つに隣接して位置付けられるように構成される。搬器組み立て体の車輪が、モジュール型データセンタ建築物を建設するときにユニット構造が一対の細長い支持レール上の所望の位置へと水平に運ばれることを可能にする。
さらに別の態様において、本開示は、モジュール型データセンタを形成するための方法に関する。本方法は、モジュール型データセンタシが完全に組み立てられたときに、モジュール型データセンタシステム内に位置するデータセンタ構成要素からの冷風または温風のうちの少なくとも1つを流すための複数のユニット構造を提供するステップを含み得る。本方法はまた、複数のユニット構造を床面より上に床面に対して所望の高さで支持するための複数の第1の構造用支持柱を使用するステップを含み得る。2つの平行で水平に間隔の空いたトラックを形成するために、ほぼこの所望の高さのところで複数の第1の構造用支持柱に垂直に連結される一対の細長い支持レールも使用され得る。本方法はまた、ユニット構造の各々を細長い支持レール上に支持するために、各々が車輪を含む複数の搬器組み立て体を使用するステップを伴う。本方法は、モジュール型データセンタを建設するときにユニット構造の各々を細長い支持レールに沿って一対の細長い支持レール上の所望の位置へと水平に運ぶために、搬器組み立て体の車輪を使用するステップを含み得る。
本明細書内で説明される図面は、例証の目的のみであり、本開示の範囲をいかようにも制限することを意図するものではない。
本開示の1つの実施形態による、データセンタを形成するのを助ける互いに隣接して設けられた複数のモジュール型の折り畳み式データセンタユニット構造の斜視図である。 1つのケーブルトレイと一緒に、各ユニット構造が組み込む複数のフォーダブルケーブルトレイ支持体をさらにより詳細に例証する本開示のデータセンタユニット構造のうちの1つの一部分の拡大斜視図である。 回転することができる細長い管状支持部材の使用を伴う、ハンガーを支持するために使用され得る枢動機構の1つの形態の一部分の斜視図である。 図2aに示される細長い管状支持部材の回転運動を可能にするのを助けるために使用され得る、図2aに示される鞍状部様のストラップの拡大斜視図である。 図1に示されるデータセンタユニット構造のうちの1つであるが、配送のために折り畳み構成にあるユニット構造を示す斜視図である。 標準の配送コンテナ内への載置に好適な非常に小型のパッケージを形成する、折り畳み構成にあり連続的に位置付けられた2つのデータセンタユニット構造の斜視図である。 データセンタの一部分の高水準側面図であり、データセンタユニット構造のうちの2つが拡大された列を形成した状態で示されており、ユニット構造の真下に位置付けられた装置ラックの列の間に形成される温風アイルからの温風の排気を促進するためにデータセンタユニット構造の上に存在するモジュール型ペントハウス排気構造をさらに例証する図である。 図5の円で囲んだ部分6だけの拡大図である。 温風アイルからの温風がどのようにモジュール型ペントハウス排気構造により排気され得るかを例証する、データセンタの一端の一部分の斜視図である。 モジュール型データセンタを形成するのを助けるためにデータセンタユニット構造とともに使用され得るモジュール型冷却ユニットの斜視図である。 複数のデータセンタユニット構造の端に隣接して配置されるモジュール型冷却ユニットのうちの1つの斜視図である。 図7に示されるモジュール型冷却ユニットの構成要素を例証する高水準上面図である。 図9のモジュール型冷却ユニットの高水準前面図である。 図10の矢印11に従う、図9の冷却ユニットの高水準側面図である。 モジュール型冷却ユニットのフィルタユニットだけの高水準斜視図である。 モジュール型冷却ユニットのファンユニットだけの高水準斜視図である。 モジュール型冷却ユニットの冷却モジュール媒体ユニットだけの高水準斜視図である。 外壁構造が取り外された状態、さらにファンユニットのうちの1つを取り囲む壁構造が取り外された状態の、モジュール型冷却ユニットの高水準斜視図である。 モジュール型冷却ユニットの各々の中に含まれ得る構成要素をさらに例証する図である。 温アイルのうちの1つからの温かい排気(即ち、還気)がどのようにモジュール型冷却ユニットへ戻され得るかを例証する、複数のデータセンタユニット構造に隣接して位置する1つのモジュール型冷却ユニットの斜視図である。 データセンタのための「電力ホール」を一緒に形成し、複数のデータセンタユニット構造に隣接して位置する、複数のモジュールセクションを例証する、データセンタの一部分の高水準俯瞰図である。 図18に示される電力ホールを建設するためのモジュール型電源ユニットを例証する図である。 図18に示される電力ホールを建設するのに使用するためのモジュール型電力キャビネットユニットを例証する図である。 図18に示される電力ホールを建設するのに使用するためのモジュール型UPSユニットを示す図である。 図18に示される電力ホールを建設するのに使用するためのモジュール型PDUユニットを示す図である。 モジュール型オフィス/ストレージ領域およびモジュール型水処理ユニットによって分離される2つのホールを利用する、データセンタの1つのレイアウト例の俯瞰図である。 ユニット構造の別の実施形態の斜視図である。 中央に位置するケーブルトレイを例証する、図24のユニット構造の一部分の斜視図である。 データセンタが建設されているときに複数のユニット構造を水平の支持レールに沿って所望の位置へと運ぶことができる、モジュール型データセンタシステムの一部分の斜視図である。 搬器組み立て体がユニット構造の四隅に配置されることを示す、1つ目のユニット構造の斜視図である。 搬器組み立て体がユニット構造の四隅に配置されることを同様に示す、2つ目のユニット構造の斜視図である。 図27aおよび図27bの円で囲んだ領域28によって示されるような、搬器組み立て体のうちの1つの断面端面図である。 逆U字状の支持レールのうちの1つおよび搬器組み立て体のうちの1つの一部分の上部斜視図である。 図29の搬器組み立て体の下部斜視図である。 図29の区切り線31−31に従って見た、搬器組み立て体のうちの1つの断面端面図である。 図31の区切り線32−32に従って見た、図31の搬器組み立て体の断面側面図である。 水平の支持レールのうちの一方の上に位置付けられ、ベースプレートに当接する、搬器組み立て体の車輪を示す、搬器組み立て体のうちの1つの斜視図である。
以下の説明は、本質的に単なる例であり、本開示、用途、または使途を制限することを意図するものではない。図面全体を通して、対応する参照番号は同じまたは対応する部品および特徴を示すことを理解されたい。
図1を参照すると、迅速に配備可能なデータセンタを形成するための複数のモジュール型折り畳み式データセンタユニット構造12(以後は、単に「ユニット構造12」)を組み込むモジュール型データセンタ設備10の一部分が示されている。ユニット構造12の各々が、装置ラック14の平行な列を分離する冷通路15を通る1つまたは複数の空調システムからの冷風の両方を流すため、ならびに温通路からの温風を流すのを助けるために使用され得る細長い構造を形成する。各ユニット構造12は、データセンタ設備10の床18より上の所定の高さに構造用支持柱16によって支持されるようになされている。図1は、横並びの方式で位置付けられた複数のユニット構造12を例証する。ユニット構造12の隣接するもの同士は、所定の距離だけさらに間隔が空けられる。この間隔が、ユニット構造12の隣接するもの同士の間の温通路17を形成する。
図1をさらに参照すると、モジュール型データセンタ設備10はまた、温通路17から温風を受け入れ、モジュール型データセンタ設備10から温風を排気するための1つまたは複数のモジュール型ペントハウス排気構造20を含み得る。モジュール型ペントハウス排気構造20は、ユニット構造12の天井パネル26内の開口部24を通じて温通路17から温風流を受け入れる。この特徴は、以下の段落でさらに詳細に説明される。複数のつなぎ天井パネル26aはまた、ユニット構造12の隣接するもの同士の間の間隔をつなぐために使用され、それにより温通路17から出ていく温風が開口部24を通って排気されることを確実にする。
図2を参照すると、ユニット構造12のうちの1つがより詳細に示される。天井パネル26に加えて、各ユニット構造12は、屋根のような構造を形成するために複数の天井パネル26を支持するフレーム構造28を有する。外周フレーム構造30が、構造用支持柱16に連結され得る。外周フレーム構造30は、空調システムからの冷風を装置ラック14の隣接する列間の冷通路15内に維持するのを助けるための折り畳み式(即ち、フォーダブル)パネル32を支持するために使用され得る。外周フレーム構造30はまた、フレーム構造30から支持される複数の枢動可能に留められたハンガー34および36を含み得る。この例では、ハンガー34は、別個の横材33から支持され、使用の際は図2に示される向きへと枢動することができる。ハンガー34は、そこに留められた複数のケーブルトレイ38を有し得、ハンガー36も同様に、そこに留められた複数のケーブルトレイ40を有し得る。ケーブルトレイ38および40は、ネットワークケーブル、電力ケーブルなど、データセンタ設備10を通って、装置ラック14の列内に取り付けられる装置構成要素へとルーティングされる必要のある様々な異なる種類のケーブルを支持するために使用され得る。屋根パネル42はまた、外周フレーム構造30に留められ得る。屋根パネル42は、装置ラック14の隣接する列の間に形成された冷通路15を通る1つまたは複数の空調システムからの冷風を流すのをさらに助ける仕切りを形成する。
図2aを簡単に参照すると、ハンガー36のうちの1つの一部分が示される。ハンガー36は、ハンガー34に使用される建造物を代表するものであり得るか、またはそれと同一であり得る。ハンガー36が枢動する能力は、一例においては、丸く剛性で管状の細長い支持部材36aを使用することによって達成され、この支持部材36aは、その対向する端において鞍状部様のブラケット36bによって回転運動のために支持され得、鞍状部様のブラケット36bは、好適な留め具(図示されず)によって外周フレーム構造30の一部分に固定的に留められる。鞍状部様のブラケット36bも図2bに示される。当然ながら、ハンガー36の枢動運動を可能にするために任意の他の好適なヒンジまたはヒンジ様の構造が組み込まれてもよい。
図2aはまた、ハンガー36が、ケーブルトレイ40を支持し得る複数の従属構造部材36cを含み得ることを示す。従属構造部材36cは、細長い支持部材36aと一緒に回転することができ、ひいては外周フレーム構造30の下の動作位置に、または収納方向にトレイ40を提示することができるように、細長い支持部材36aに固定的に留められ得る。1つまたは複数の筋かい36dが、ハンガー36をその動作位置に支持するために使用され得る。筋交い36dは各々、一端ではその枢動運動を可能にする好適なブラケット36eによって外周フレーム構造30に、反対の端では従属構造部材36cに留められ得る。これにより、筋交い36dは、構造部材36cから切り離されると、収納構成へと上方に枢動されることが可能になる。それでも、筋交い36dは、ハンガー36がその動作位置へと下げられると、ハンガー36を絞めつけて固定するために、ハンガー36の構造部材36cに素早くかつ容易に留めることができる。ハンガー36、ならびにハンガー34は、好適な構造用支持体およびブラケットから建設されて、折り畳み運動の代わりに、外周フレーム構造30からのそれらの容易な取り外しを許容し得るということも理解されたい。ケーブルトレイ38および40がいくつ用いられるか、ならびにユニット構造12の全体的な寸法に応じて、ユニット構造が配送のために準備されるときに外周フレーム構造30から完全に取り外し可能な構造によって支持されるハンガー34およびまたは36を有することが役に立つ場合、または必要な場合がある。
図5、図6、および図6aを参照すると、モジュール型ペントハウス排気構造20のうちの1つが、それらの一端から示される。実際には、複数のモジュール型ペントハウス排気構造20は、細長いチャネル46を形成するために使用され、その細長いチャネル46内へ温通路17からの温風17aが複数の対向する排気ファン44の助けを借りて吸い込まれ得るということを理解されたい。一実施形態において、各モジュール型ペントハウス排気構造20は、3つのファンの2つの対向する列として配置される合計6つの排気ファン44を含み得る。図1をさらに参照すると、天井パネル26内の開口部24内にはまた、ペントハウス排気構造20内へ吸い込まれ得る温通路17からの温風の流れを調整するために電子的に調節され得る、調節されたルーバー組み立て体48が位置付けられ得る。好適な空気流および/または温度制御監視システム(図示されず)が、この目的のために提供され得る。
図3を参照すると、ユニット構造12のうちの1つが、その折り畳み構成で示される。ユニット構造12は、ハンガー34および36がパネル32のパネル部分32aの下に突出しないように保持される収納位置に枢動されたハンガー34および36を有する。パネル32はまた、パネル32が天井パネル26に平行に延在するように枢動される。折り畳み構成において、ユニット構造12は、ハンガー34および36、ならびにパネル部分32a間にたくし込まれたケーブルトレイ38および40とともに、細長い比較的幅狭の構成を形成する。この構成はまた、配送およびパッケージングの観点から空間効率の高い構成を形成する。パネル32の部分および外周フレーム構造30を選択するために物理的に接続され得る細長い構造ビーム(図示されず)など、任意の好適な係止構造が、パネル32をそれらの折り畳み構成に保持するためにパネル32と接続して使用され得る。図4は、連続的に位置付けられた折り畳み構成にある一対のユニット構造12を例証する。ユニット構造12の各々は、折り畳み構成にあるとき、幅3658mm(12.0フィート)および高さ2848mm(5フィート5.22インチ)で全長およそ12192mm(40.0フィート)の寸法を有し得る。図4の連続して位置付けられた一対のユニット構造12は、長さ約12192mm(40フィート)、幅3658mm(12フィート)、および全体の高さ2848mm(9フィート4.13インチ)の全体の寸法を有し得る。この折り畳み構成により、一対のユニット構造12が配送のために効率的にパッケージングされることが可能になる。
図7は、図1のモジュール型データセンタ設備10を形成するのを助けるために使用され得るモジュール型冷却ユニット50を例証する。モジュール型冷却ユニット50は、長さ約13761mm(45フィート)、幅約7315mm(24フィート)、および全体の高さ約3500mm(11フィート5.8インチ)の寸法を有し得ることに留意されたい。そのようなものとして、冷却モジュールユニット50は、図4に示される連続的な一対のユニット構造12の全体の寸法と非常に類似しており、ここでも標準化された配送コンテナ内での配送を促進する。
図8では、1つのモジュール型冷却ユニット50が、その大きい方の長さがユニット構造12の大きい方の長さに垂直に延在するように、かつそれがユニット構造12の端の1つに隣接して位置付けられるように、配置されることが分かる。これにより、モジュール型冷却ユニット50が、複数のユニット構造12によって形成される冷通路15へ冷風を供給することが可能になる。
図9から図11を参照すると、各モジュール型冷却ユニット50は、一実施形態において、フィルタユニット52、媒体ユニット54、ファンユニット56を含む蒸発(即ち、断熱)冷却ユニットを形成し得、約900kWで吸い込み得る。図12から図14は、これらの構成要素をさらに例証する。各ファンユニット56は、複数のファン56a、および、一実施形態においては、図15に示されるように3つの別個のキャビネット56b内に構成された合計12個のそのようなファン56aを含み得る。図15は、キャビネット56bが各々、ドア56cによる隔離したアクセスを有し得ることさらに例証する。
図16は、媒体ユニット54が、4つの冷却ステージを各々が有する3つの独立した蒸発冷却モジュール54aから54cを含み得ることを例証する。DXコイルおよびダンパー60が、任意選択的に含まれ得る。フィルタユニット52は、複数のフィルタ52a、モジュール型冷却ユニット50内への還気流を制御するための電子的に作動される還気ダンパー52b、ならびに冷却ユニット50内へ吸い込まれる外側の(周囲空気)の流れを制御するための電気的に作動される外気ルーバーおよびダンパー52cを含み得る。図17は、温風アイル17内の温風17aが、天井パネル26と、つなぎ天井パネル26aと、ユニット構造12の屋根パネル42との間に形成された領域64内で、還気ダンパー52bを通ってモジュール型冷却ユニット50へ入る「還」気としてどのようにして戻され得るかを例証する。冷風62は、外気63を吸い込むことができるモジュール型冷却ユニット50によって冷通路15の各々へ供給される。
図18は、モジュール型データセンタ設備10を形成するためにユニット構造12と接続して使用され得るモジュール型「電力ホール」70の一実施形態を例証する。図19から図22をさらに参照すると、モジュール型電力ホール70は、1つまたは複数のモジュール型電源ユニット72(図19)、1つまたは複数のモジュール型電力キャビネットユニット74(図20)、1つまたは複数のモジュール型UPS(無停電電源)ユニット76、および1つまたは複数のモジュール型PDU(配電器)ユニット78、ならびに任意の他の種類の電力構成要素またはサブシステムからなり得る。図18はまた、電力を分配するために必要に応じてモジュール型ユニット72から78の各々の中の様々な構成要素を接続するために使用され得る複数の電気バスバー80を示す。
モジュール型電源ユニット72は各々、メインバス、例えば480Vで100kAを供給するための5000Aメインバスを含み得る。複数のメインブレーカおよび分散ブレーカもまた、好適な電力制御システムおよび電力品質計器とともに含まれ得る。
モジュール型電力キャビネットユニット74は各々、480Vで65kAを送達するための1600Aバスメインバスを含み得る。電力ブレーカおよび分散ブレーカは、特定の用途のために必要に応じて構成され得る。
モジュール型UPSユニット76は各々、750kWのバックアップ電力を提供するために並列の400kVA/400kWモジュールを含み得る。しかしながら、UPSユニット76は、特定の用途に合うように必要に応じて構成され得ることを理解されたい。
モジュール型PDUユニット78の各々は、300kVA 480/208/120V、または異なる選択された電気出力を提供するように構成され得る。負荷分散ブレーカもまた、キャビネット(図示されず)内に取り付けられ得、このキャビネットが、モジュール型PDUユニット78に含まれる各PDUのフレームの側面に取り付けられる。
モジュール型ユニット72から78の各々は、同様または同一の寸法を有し得る。一実施形態において、モジュール型ユニット72から78の寸法は、長さ12192mm(40フィート)、幅3658mm(12フィート)、および高さ3500mm(11フィート5.8インチ)と同一である。明らかに、これらの寸法は、必要な場合わずかに変化され得る。この例では、モジュール型ユニット72から78は、ユニット構造12と同じ長さおよび幅寸法を有し得る。これらの寸法により、従来の配送コンテナ内でのモジュール型ユニット72から78の配送が可能になる。
図21を簡単に参照すると、モジュール型ユニット72から78の各々は、フレーム構造73を含み得、フレーム構造73には、床73aおよび1つまたは複数の壁部分73bなど、構成要素のうちの1つまたは複数が留められる。モジュール型ユニット72から78はまた、それらが目的地で受け取られると、迅速に配備可能である。ユニット72から78のモジュール型構成は、データセンタの拡大を必要とするとき、電力ホール70の電力供給能力を容易に拡張することを可能にする。
図23は、モジュール型データセンタ設備10の実装形態の一例の俯瞰図を示す。ユニット構造12は、モジュール型オフィス/ストレージセクション領域80によって分離される、「ホールA」および「ホールB」という2つのホールにグループ分けされる。モジュール型水処理セクション82は、水処理装置を含み得る。モジュール型冷却ユニット50の列84は、ユニット構造12の列に隣接して配置され得る。モジュール型ペントハウス排気構造20の列(図23には図示されず)は、通路領域86にわたって、ユニット構造12に垂直に延在し、ユニット構造12に隣接する温通路17とインターフェースをとる。モジュール型ルーム86は、他のデータセンタまたはオフィス装置のために含まれ得る。
図24を参照すると、ユニット構造100は、本開示の別の実施形態に従って示される。この例では、ユニット構造100は、ユニット構造100の対向端にある1つまたは複数のドアとともに温通路を形成するのを助けるために使用され得る追加の構造用柱102も有する。
ユニット構造100はまた、図25では、ユニット構造100の全長の実質的な部分にまたがる中央の細長いトレイ104を含むことが分かる。中央の細長いトレイ104は、ケーブルが中央の細長いトレイ104から送り出されることを可能にする一対の湾曲したトレイ部分106を含み得る。中央の細長いトレイ104および湾曲したトレイ部分106は各々、ケーブルをトレイ104および106内に保持するのを助けるために複数の標柱108を含み得る。
本開示の様々な実施形態は、作りつけの照明器具、ならびに水または異なる火災抑制剤の送達のための1つまたは複数の長さの作りつけの導管を組み込み得るということを理解されたい。ケーブルトレイ38、40、および104は、ユーザの要望または好みに応じて、特定の種類の配線(即ち、光、電力、ネットワークなど)を分割およびルーティングするために使用され得る。
図26を参照すると、モジュール型データセンタシステム200が単純化した形式で示される。システム200は、仮想的に任意の寸法のデータセンタを形成するために、図1のシステム10で説明されるようにモジュール式に拡張され得る。システム200は、システム10に類似しているが、図26では、2つのユニット構造202aおよび202bのみが示される。ユニット構造202a/202bは、ユニット構造12に類似しており、各ユニット構造202a/202bは、外周フレーム構造204を含む。典型的な現代のデータセンタでは、より典型的には図18および図23に示されるように、数十またはさらには数百以上のユニット構造202a/202bが、大きなモジュール型データセンタを形成するために行および列のX−Y格子において用いられ得る。
ユニット構造202a/202bは、水平に配置された細長い支持レール205上で支持される。支持レール205は、支持柱207によって床面より上に支持される。支持レール205および支持柱207は、ユニット構造202a/202bを床面より上の所望の高さに支持するのに十分な強度を有する剛性支持構造を形成するために、固定的に相互接続される。支持レール205は、任意の好適な断面形状を有するが、この例では、断面で見たときに、好ましくはL字状の断面形状である。L字状は、支持レール上でのユニット構造202a/202bの回転運動を可能にすると同時に構造的強度を提供するのに特によく機能する。
図27aを参照すると、ユニット構造202aの外周フレーム構造204がより詳細に示される。ユニット構造202aおよび202bは、物理的構築が類似しているため、ユニット構造202aのみが詳細に説明される。ユニット構造202aは、正方形または矩形の断面形状のものであり得る複数のフレームレール206を含み、複数のフレームレール206は、すべて互いに対して平行に設けられる。複数のフレーム素子208は、フレームレール206に垂直に設けられ、ユニット構造202aの四隅に位置する。複数のフレーム横材210は、ユニット構造202aの各端に設けられ、1つの逆U字状のフレームトラック212が、ユニット構造202aの各端に設けられる。複数の交差筋かい部材214もまた、追加の構造的強度および剛性のために組み込まれ得る。構成要素206から214は、剛性の高いフレーム構造を形成するために、溶接によって、またはおそらくはねじ式のボルトおよびナット構築によってなど、固定的に相互接続され得る。図27bを簡単に参照すると、搬器組み立て体216は、ユニット構造202bの外周フレーム構造204の四隅の各々に同様に位置付けられる。
図28を参照すると、図27の丸で囲んだ領域28によって示される領域が、図28の部分断面図においてより詳細に示される。ユニット構造202aの四隅の各々に、搬器組み立て体216がある。搬器組み立て体216は、逆U字状の車輪取り付けブラケット218、好適な軸受(図示されず)上に支持される車輪220、ならびにねじ式のボルト222およびナット224を含む。この図には、車輪220の回転運動を一方向に制限するベースプレート226も示され、これについては以下の段落でさらに説明される。フレームレール206の一部分は、フレームレール206に逆U字状のフレームトラック212を垂直に受け入れるために切り込みを入れられ得る。
車輪220は、ユニット構造の比較的容易な回転運動を依然として可能にしながらユニット構造202aの重さを支持するのに好適な鋼またはポリマー材料製であり得る。この目的に好適な車輪は、例えば、ノースカロライナ州シャーロットのBlickle U.S.A.Wheels and Casters,Inc.など、様々なメーカから市販されている。車輪の直径は、大幅に異なり得る。寸法矢印228によって示される車輪の厚さは、一例では、約40mmであり得る。
図29および図30を参照すると、逆U字状のフレームトラック212の一部分への逆U字状の車輪取り付けブラケット218の装着が示される。この例では、複数のねじ式のボルト230がねじ式のナット232と一緒に使用される。ねじ式のボルトは、逆U字状のフレームトラック212内の上表面234内の穴(見えない)を通って延在する。
図31および図32は、搬器組み立て体216、および特に、逆U字状の車輪取り付けブラケット218をより詳細に示す。逆U字状の車輪取り付けブラケット218は、外側へわずかに広がる側壁部分236、および上壁238を含む。上壁238は穴240を含み、ねじ式のボルト230はこの穴240を通って延在する。ねじ式のボルト230は、ねじ式のナット232がそこに装着されることを可能にするのに十分な長さを有するが、車輪220の回転運動を妨害するほど長くはない。
図33は、支持レール205上に位置付けられた搬器組み立て体216のうちの1つを示す。支持レール205上での車輪220の回転運動を停止するためのベースプレート226も示される。ベースプレート226は、ねじ式のナット242によって留められる材料の金属または高強度プラスチックのブロックであり得る。ユニット構造202aのフレームレール206の除去を依然として可能にしながら積極的な停止動作を提供するのを助けるために、1つまたは複数の金属またはプラスチックのシムプレート244が、ベースプレート216が位置する高さを調節するために使用され得る。支持レール205の寸法、ならびに支持レール205の各対の横の間隔は、ユニット構造202aが所望の位置へと運ばれている間、支持レール205に沿った逆U字状のフレームトラック212のスムーズな動きを可能にするように選択されることを理解されたい。
モジュール型データシステム200はこのようにして、好適なウインチを使用して複数のユニット構造200が支持レール205上の正しい場所に運ばれることを可能にする。これは、モジュール型データセンタの組み立てを大幅に促進する。ユニット構造202a/202bは、支持レール205の一端に載せられ、次いで支持レール205に沿ってそれらの最終的な目的位置へと運ばれ得るため、ユニット構造自体を作業現場で個別に組み立てる必要がない。
モジュール型データセンタ設備10およびシステム200の様々な実施形態により、データセンタを形成するために使用される様々なモジュール型構成要素が、目的地まで容易に配送され、所望の構成で建設されることが可能になる。モジュール型構成要素データセンタ設備10は、完全に機能するデータセンタを従来の「スティックビルディングされた」データセンタ建造物よりはるかに素早く建設することができるように、迅速に配備され得る。
様々な実施形態について説明してきたが、当業者は、本開示から逸脱することなくなされ得る修正形態または変形を認識するものとする。図面に示されるいかなる寸法も、好適な寸法の単なる例であることが意図され、そのようなものは特定の用途の必要性を満たすように必要に応じて修正されてもよい。例は、様々な実施形態を例証するものであり、本開示を制限することを意図するものではない。したがって、本説明および特許請求の範囲は、該当する先行技術の観点から必要に応じた制限のみで大まかに解釈されるものとする。

Claims (15)

  1. モジュール型データセンタシステムであって、
    モジュール型データセンタシステムが完全に組み立てられたときに、モジュール型データセンタシステム内に位置するデータセンタ構成要素からの冷風または温風のうちの少なくとも1つを流すための複数のユニット構造と、
    複数の装置ラックの上にある複数のユニット構造を床面に対して所望の高さで支持するための、複数の装置ラックから独立した複数の構造用支持柱と、
    複数の平行で水平の間隔の空いたトラックを形成するために、前記所望の高さのところで複数の構造用支持柱に垂直に連結された複数の細長い支持レールであって、複数の構造用支持柱と複数の細長い支持レールとが、剛性支持構造を形成するために固定的に相互接続され、複数のユニット構造が、剛性支持構造上に設置され、互いに同一平面にあり、XとYの両方の垂直方向に伸びた格子構造である、複数の細長い支持レールと、を備え、
    ユニット構造の各々が複数の搬器組み立て体を含み、搬器組み立て体の各々が車輪を含み、
    搬器組み立て体の車輪が、モジュール型データセンタ建築物を建設するときにユニット構造が複数の細長い支持レール上の所望の位置へと水平に運ばれることを可能にして、モジュール型データセンタ建築物の組み立てを促進するとともに、少なくとも一対のユニット構造が共通の縦軸に沿って互いと縦に一直線に位置付けられることを可能に
    細長い支持レールの関連付けられた一方に沿った少なくとも1つの前記搬器組み立て体の少なくとも1つの前記車輪の回転運動を制限するための、細長い支持レールの一方にねじ式要素を介して留められ且つ高さ調節可能な少なくとも1つのベースプレートをさらに備える、モジュール型データセンタシステム。
  2. 前記複数の細長い支持レールの1つ1つが、細長いL字状の支持レールを含む、請求項1に記載のモジュール型データセンタシステム。
  3. 各前記ユニット構造が、関連付けられた前記ユニット構造に構造的剛性を提供し、関連付けられた前記ユニット構造の一体部分を形成するためのフレームトラックを含む、請求項1に記載のモジュール型データセンタシステム。
  4. 各前記搬器組み立て体が、
    フレームトラックに動作可能に留められた1つの前記車輪を含み、車輪が、複数の細長い支持レールのうちの関連付けられた一方の上に乗るように構成されて、関連付けられた前記細長い支持レールより上にフレームトラックを支持しながら関連付けられた前記ユニット構造の回転運動を可能にする、請求項3に記載のモジュール型データセンタシステム。
  5. フレームトラックが、全体的に逆U字状のフレームトラックを含む、請求項3に記載のモジュール型データセンタシステム。
  6. 各前記搬器組み立て体が、関連付けられた前記車輪を逆U字状のフレームトラックに取り付けるための逆U字状の車輪取り付けブラケットをさらに備える、請求項5に記載のモジュール型データセンタシステム。
  7. ユニット構造の1つ1つが、4つの搬器組み立て体を含む、請求項1に記載のモジュール型データセンタシステム。
  8. モジュール型データセンタシステムであって、
    モジュール型データセンタシステムが完全に組み立てられたときに、モジュール型データセンタシステム内に位置するデータセンタ構成要素からの冷風または温風のうちの少なくとも1つを流すための複数のユニット構造と、
    複数の装置ラックの上にある複数のユニット構造を床面に対して所望の高さで支持するための、複数の装置ラックから独立した複数の構造用支持柱と、
    複数の平行で水平に間隔の空いたトラックを形成するために、前記所望の高さのところで複数の構造用支持柱に垂直に連結された複数の細長い支持レールであって、複数の構造用支持柱と複数の細長い支持レールとが、剛性支持構造を形成するために固定的に相互接続される、複数の細長い支持レールと、を備え、
    複数のユニット構造が、剛性支持構造上に設置され、互いに同一平面にあり、XとYの両方の垂直方向に伸びた格子構造であり、
    各前記ユニット構造が、
    複数の搬器組み立て体を含み、各前記搬器組み立て体が、車輪を含み、かつ搬器組み立て体の車輪がユニット構造の四隅の1つ1つに隣接して位置付けられるように構成されており、
    搬器組み立て体の車輪が、モジュール型データセンタ建築物を建設するときにユニット構造が複数の細長い支持レール上の所望の位置へと水平に運ばれることを可能にするとともに、ユニット構造が共通の縦軸に沿って互いと縦に一直線に位置付けられることを可能に
    搬器組み立て体の車輪の回転運動を制限するための、細長い支持レールのうちの一方にねじ式要素を介して留められ且つ高さ調節可能な少なくとも1つのベースプレートをさらに備える、モジュール型データセンタシステム。
  9. 細長い支持レールの1つ1つが、L字状のレールを含む、請求項に記載のシステム。
  10. ユニット構造の各々が、ユニット構造の各々の一体的な構造的部分を形成する一対のフレームトラックを含む、請求項に記載のシステム。
  11. フレームトラックの各々が、逆U字状のフレームトラックを含む、請求項10に記載のシステム。
  12. 各前記搬器組み立て体が、
    フレームトラックのうちの関連付けられた1つに動作可能に留められた車輪のうちの1つを含み、車輪が、一対の細長い支持レールのうちの関連付けられた一方の上に乗るように構成されて、関連付けられた前記細長い支持レールより上に前記フレームトラックを支持しながら関連付けられた前記ユニット構造の回転運動を可能にし、
    ユニット構造のフレームトラックが、互いに対して平行に配置され、
    搬器組み立て体が、ユニット構造の各々の四隅に隣接する車輪を支持する、請求項10に記載のシステム。
  13. 搬器組み立て体の各々が、逆U字状の車輪取り付けブラケットをさらに備え、車輪取り付けブラケットの1つ1つが、細長い支持レールのうちの関連付けられた一方に動作可能に連結されており、関連付けられた前記車輪を回転運動のために支持するように動作する、請求項に記載のシステム。
  14. 車輪取り付けブラケットの第1の対および第2の対が、フレームトラックの長手方向の対向端に設けられる、請求項13に記載のシステム。
  15. モジュール型データセンタを形成するための方法であって、
    モジュール型データセンタが完全に組み立てられたときに、モジュール型データセンタ内に位置するデータセンタ構成要素からの冷風または温風のうちの少なくとも1つを流すための複数のユニット構造を提供することと、
    複数の装置ラックの上にある複数のユニット構造を床面に対して所望の高さで支持するための、複数の装置ラックから独立した複数の第1の構造用支持柱を設置することと、
    2つの平行で水平の間隔の空いたトラックを形成するために、前記所望の高さのところで複数の第1の構造用支持柱に垂直に連結された一対の細長い支持レールであって、複数の構造用支持柱と一対の細長い支持レールとが、剛性支持構造を形成するために固定的に相互接続される、一対の細長い支持レールを設置することと、
    複数のユニット構造を、剛性支持構造上で、互いに同一の平面上で、XとYの両方の垂直方向に伸びた格子構造で設置することと、
    ユニット構造の各々を細長い支持レール上に支持するために、各々が車輪を含む複数の搬器組み立て体を設置することと、
    モジュール型データセンタを建設するときにユニット構造の各々を細長い支持レールに沿って一対の細長い支持レール上の所望の位置へと水平に運ぶために、搬器組み立て体の車輪を設置することであって、複数のユニット構造が、互いと縦に一直線に、かつ共通の縦軸に沿って位置付けられることができる、設置することと、を含む、方法であって、
    複数の搬器組み立て体を使用する動作が、各ユニット構造に対して4つの搬器組み立て体を使用することを含み
    複数の搬器組み立て体を使用する動作が、別個の車輪を搬器組み立て体の1つ1つとともに使用することを含み、車輪の各々が細長の支持レールのうちの関連付けられた一方の上を回転し
    ユニット構造のうちの1つの回転運動を停止するために、細長い支持レールのうちの一方にベースプレートをねじ式要素を介して留めることをさらに含ベースプレートは、高さ調節可能である、方法。
JP2018538094A 2016-01-21 2016-06-09 モジュール型データセンタのためのシステムおよび方法 Active JP6666453B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/002,661 2016-01-21
US15/002,661 US9850655B2 (en) 2013-10-03 2016-01-21 System and method for modular data center
PCT/US2016/036683 WO2017127130A1 (en) 2016-01-21 2016-06-09 System and method for modular data center

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019512074A JP2019512074A (ja) 2019-05-09
JP2019512074A5 JP2019512074A5 (ja) 2019-07-11
JP6666453B2 true JP6666453B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=57687848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018538094A Active JP6666453B2 (ja) 2016-01-21 2016-06-09 モジュール型データセンタのためのシステムおよび方法

Country Status (11)

Country Link
EP (1) EP3406118B1 (ja)
JP (1) JP6666453B2 (ja)
KR (1) KR102361815B1 (ja)
CN (2) CN205875821U (ja)
AU (1) AU2016387346B2 (ja)
CA (1) CA3012096C (ja)
MY (1) MY192069A (ja)
PH (1) PH12018501529A1 (ja)
PL (1) PL3406118T3 (ja)
RU (1) RU2704796C1 (ja)
SG (1) SG11201806135VA (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024055245A1 (zh) * 2022-09-15 2024-03-21 航霈科技(深圳)有限公司 气流通道折叠组件、数据中心***及安装方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2677580A (en) * 1951-11-10 1954-05-04 Minzenmayer Charles Portable elevator for overhead installations
US5524776A (en) * 1993-12-17 1996-06-11 Hall; Roger W. Low inclination push back storage rack system
US20080277391A1 (en) * 2007-05-07 2008-11-13 International Business Machines Corporation Mobile, Robotic Crate
US8320125B1 (en) * 2007-06-29 2012-11-27 Exaflop Llc Modular data center cooling
CN201236032Y (zh) * 2008-06-03 2009-05-13 中国国际海运集装箱(集团)股份有限公司 运输箱及由其组装而成的房子
US9066450B2 (en) * 2008-10-24 2015-06-23 Wright Line, Llc Data center air routing system
US7944692B2 (en) * 2009-06-12 2011-05-17 American Power Conversion Corporation Method and apparatus for installation and removal of overhead cooling equipment
RU2444868C1 (ru) * 2010-07-13 2012-03-10 Эндал Инвестментс Лимитед Модульный центр обработки данных и способ его функционирования
BR112013028509A2 (pt) * 2011-05-05 2017-01-10 Jayc Ip Gmbh sistema de fluxo e manuseio de contêiner, uso do mesmo e método para manusear contêineres
JP5987188B2 (ja) 2012-03-30 2016-09-07 富士通株式会社 モジュール型データセンター
US9258930B2 (en) * 2012-09-04 2016-02-09 Amazon Technologies, Inc. Expandable data center with side modules
EP3405638B1 (en) * 2012-09-04 2022-08-17 Amazon Technologies, Inc. Expandable data center with movable wall
US9572288B2 (en) * 2013-10-03 2017-02-14 Liebert Corporation System and method for modular data center

Also Published As

Publication number Publication date
PL3406118T3 (pl) 2021-04-19
AU2016387346A1 (en) 2018-08-09
AU2016387346B2 (en) 2021-04-01
CN106988566A (zh) 2017-07-28
JP2019512074A (ja) 2019-05-09
CA3012096A1 (en) 2017-07-27
SG11201806135VA (en) 2018-08-30
CN205875821U (zh) 2017-01-11
CA3012096C (en) 2023-08-15
KR102361815B1 (ko) 2022-02-11
MY192069A (en) 2022-07-25
EP3406118B1 (en) 2020-08-05
KR20180118118A (ko) 2018-10-30
PH12018501529A1 (en) 2019-05-15
EP3406118A1 (en) 2018-11-28
RU2019133743A (ru) 2019-11-18
RU2704796C1 (ru) 2019-10-31
CN106988566B (zh) 2022-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9850655B2 (en) System and method for modular data center
EP2502123A1 (en) Modular data center
US20180338393A1 (en) Hot aisle modules and containment systems
US20220338365A1 (en) Self-standing modular data center infrastructure system
JP6666453B2 (ja) モジュール型データセンタのためのシステムおよび方法
JP6804735B2 (ja) サーバ室用空調システム
WO2017127130A1 (en) System and method for modular data center
AU2018204362B2 (en) System and method for modular data center
RU2782449C2 (ru) Система модульного центра обработки данных и способ формирования модульного центра данных
KR101392509B1 (ko) 이중바닥재용 메시형 케이블트레이 지지부재
NZ744535B2 (en) System and method for modular data center
NZ717781B2 (en) System and method for modular data center
AU2014329511A1 (en) System and method for modular data center
CN112087936B (zh) 模块化数据中心服务器室组件
TWM592636U (zh) 懸吊式儲存匣置放設備及其承載框架

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A525

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190605

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190605

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190605

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6666453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250