JP6665675B2 - 変換装置、画像形成システム、および変換装置の制御プログラム - Google Patents

変換装置、画像形成システム、および変換装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、変換装置、画像形成システム、および変換装置の制御プログラムに関する。より特定的には、本発明は、印刷の対象となるファイルの形式を変換する変換装置、画像形成システム、および変換装置の制御プログラムに関する。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなどがある。
MFPの機能の一つに、プルプリント(フォローミープリントとも呼ばれる)がある。プルプリントは、MFPからアプリケーションサーバーにアクセスすることにより、MFPの外部から取得したファイルを印刷する機能である。プルプリントジョブの際、アプリケーションサーバーはファイルを取得し、取得したファイルをMFPに送信する。また、プルプリントジョブの対象となるファイルがMFPでの印刷に適さない形式(たとえばxls形式やdoc形式など)である場合には、アプリケーションサーバーは、そのファイルをMFPでの印刷に適した形式(たとえばpdf形式)に変換してMFPに送信する。
ところで、LAN(ローカルエリアネットワーク)内のサーバーの導入・管理コストを削減することなどを目的として、サーバーで動作していたサーバソフトウェアに代えて、クラウドアプリケーションを導入することが進んでいる。クラウドアプリケーションは、インターネットに接続されているクラウドサーバーを利用して動作することで、ユーザーに種々のサービスを提供する。上述のアプリケーションサーバーとしての役割をクラウドサーバーが果たすような技術も提案されている。
プルプリントに関する技術は、たとえば下記特許文献1および2などに開示されている。
下記特許文献1には、認証プリントを実行する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、印刷を行うデータのダウンロード状況を判定する判定手段と、所定の時間以上ダウンロードに時間がかかると判定された場合にジョブの実行順序を変更する実行順序変更手段とを備えている。
下記特許文献2には、プリンター装置の混雑状況などに応じて、プルプリントとプッシュプリントとを使い分けることで、印刷中に他ジョブを受け付けるための処理能力の発散を防止し、印刷完了までにかかるトータル時間が遅延するのを防止する技術が開示されている。
特開2013−129131号公報 特開2006−126912号公報
プルプリントジョブの対象となるファイルのページ数が多い場合や、ファイルが画像やグラフィックを含んでいる場合などには、ファイルの変換に要する時間は長くなる。アプリケーションサーバーとしての役割をクラウドサーバーが果たす場合、MFPは、変換後のファイルを受信するまでアプリケーションサーバーとの接続を維持する必要がある。MFPは、アプリケーションサーバーとの接続を維持するためにCPU(Central Processing Unit)などのリソースを使い続けることになる。その結果、MFPの処理速度の低下や通信の圧迫を招いていた。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、画像形成装置の処理速度を改善することのできる変換装置、画像形成システム、および変換装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の他の目的は、通信の圧迫を回避することのできる変換装置、画像形成システム、および変換装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う変換装置は、画像形成装置に対して印刷ファイルを送信するための接続を確立する接続手段と、画像形成装置とは別の場所に保存された対象ファイルを画像形成装置で印刷するプルプリントジョブの実行指示を、画像形成装置から受け付ける受付手段と、プルプリントジョブの実行指示を受付手段にて受け付けた場合に、接続を切断することでプルプリントジョブを中止する中止手段と、プルプリントジョブの実行指示を受付手段にて受け付けた場合に、対象ファイルの形式を変換することにより印刷ファイルを作成する変換手段と、中止手段にてプルプリントジョブを中止した後で接続を再び確立し、変換手段にて作成した印刷ファイルを画像形成装置で印刷するリモートプリントジョブの実行指示を、画像形成装置に送信する送信手段とを備える。
上記変換装置において好ましくは、プルプリントジョブの実行指示を受付手段にて受け付けた場合に、対象ファイルが所定の条件を満たすか否かを判別する判別手段をさらに備え、対象ファイルが所定の条件を満たすと判別手段にて判別した場合に、中止手段はプルプリントジョブを中止する。
上記変換装置において好ましくは、対象ファイルが所定の条件を満たさないと判別手段にて判別した場合に、変換手段にて作成した印刷ファイルを、プルプリントジョブの印刷ファイルとして画像形成装置に送信する他の送信手段をさらに備える。
上記変換装置において好ましくは、所定の条件は、対象ファイルの容量の条件を含む。
上記変換装置において好ましくは、所定の条件は、対象ファイルのページ数の条件を含む。
上記変換装置において好ましくは、所定の条件は、変換手段が対象ファイルを変換するのに要する時間の条件を含む。
上記変換装置において好ましくは、中止手段にてプルプリントジョブを中止する場合に、プルプリントジョブとリモートプリントジョブとを関連づける情報を記憶する関連情報記憶手段をさらに備える。
上記変換装置において好ましくは、プルプリントジョブとリモートプリントジョブとを関連づける情報は、画像形成装置を特定する情報と、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーを特定する情報とを含む。
上記変換装置において好ましくは、中止手段にてプルプリントジョブを中止する場合に、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーを特定する情報を記憶するユーザー情報記憶手段をさらに備え、送信手段は、ユーザー情報記憶手段にて記憶した情報が特定するユーザーを認証した場合に印刷ファイルを印刷する認証プリントとして、リモートプリントジョブの実行指示を画像形成装置に送信する。
上記変換装置において好ましくは、中止手段にてプルプリントジョブを中止する場合に、プルプリントジョブに関するジョブステータスを表示することを画像形成装置に対して指示する指示手段をさらに備える。
上記変換装置において好ましくは、変換手段にて印刷ファイルを作成した後で、接続を再び確立するとともに、送信手段は、再確立した接続を通じてリモートプリントジョブの印刷ファイルを画像形成装置に送信する。
上記変換装置において好ましくは、接続は、変換装置と画像形成装置との間に設けられたファイアウォールを回避するトンネル接続である。
本発明の他の局面に従う画像形成システムは、上記のいずれかの変換装置と、画像形成装置と、変換装置と画像形成装置との接続を中継する中継装置とを備える。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、変換装置は、クラウド上にあり、中継装置と変換装置との間にはファイアウォールが設けられており、中継装置は、ファイアウォールを回避するトンネル接続を確立するトンネル接続確立手段と、中止手段にてプルプリントジョブを中止する場合に、プルプリントジョブからリモートプリントジョブへの切替を画像形成装置に通知する通知手段を含む。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、中継装置は、画像形成装置のゲートウェイ機能として画像形成装置に内蔵されている。
本発明のさらに他の局面に従う変換装置の制御プログラムは、画像形成装置に対して印刷ファイルを送信するための接続を確立する接続ステップと、画像形成装置とは別の場所に保存された対象ファイルを画像形成装置で印刷するプルプリントジョブの実行指示を、画像形成装置から受け付ける受付ステップと、プルプリントジョブの実行指示を受付ステップにて受け付けた場合に、接続を切断することでプルプリントジョブを中止する中止ステップと、プルプリントジョブの実行指示を受付ステップにて受け付けた場合に、対象ファイルの形式を変換することにより印刷ファイルを作成する変換ステップと、中止ステップにてプルプリントジョブを中止した後で接続を再び確立し、変換ステップにて作成した印刷ファイルを画像形成装置で印刷するリモートプリントジョブの実行指示を、画像形成装置に送信する送信ステップとをコンピューターに実行させる。
上記制御プログラムにおいて好ましくは、プルプリントジョブの実行指示を受付ステップにて受け付けた場合に、対象ファイルが所定の条件を満たすか否かを判別する判別ステップをさらにコンピューターに実行させ、対象ファイルが所定の条件を満たすと判別ステップにて判別した場合に、中止ステップにおいてプルプリントジョブを中止する。
上記制御プログラムにおいて好ましくは、対象ファイルが所定の条件を満たさないと判別ステップにて判別した場合に、変換ステップにて作成した印刷ファイルを、プルプリントジョブの印刷ファイルとして画像形成装置に送信する他の送信ステップをさらにコンピューターに実行させる。
上記制御プログラムにおいて好ましくは、中止ステップにてプルプリントジョブを中止する場合に、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーを特定する情報を記憶するユーザー情報記憶ステップをさらにコンピューターに実行させ、送信ステップにおいて、ユーザー情報記憶ステップにて記憶した情報が特定するユーザーを認証した場合に印刷ファイルを印刷する認証プリントとして、リモートプリントジョブの実行指示を画像形成装置に送信する。
上記制御プログラムにおいて好ましくは、中止ステップにてプルプリントジョブを中止する場合に、プルプリントジョブに関するジョブステータスを表示することを画像形成装置に対して指示する指示ステップをさらにコンピューターに実行させる。
上記制御プログラムにおいて好ましくは、変換ステップにて、印刷ファイルを作成した後で接続を再び確立するとともに、送信ステップにて、再確立した接続を通じてリモートプリントジョブの印刷ファイルを画像形成装置に送信する。
本発明によれば、画像形成装置の処理速度を改善することができる。また、通信の圧迫を回避することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において、MFP400aの操作パネル407に表示されるプルプリントジョブの設定画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、MFP400aの操作パネル407に表示されるファイル選択画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態において、MFP400aの操作パネル407に表示されるジョブリストの画面の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態において、アプリケーションサーバー100からの通知を受信した場合にMFP400aの操作パネル407に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態では、変換装置がクラウド上に設けられたアプリケーションサーバーであり、画像形成装置がMFPである場合について説明する。変換装置は、PC(Personal Computer)やスマートフォンなどであってもよい。また変換装置は、クラウド上に設けられた機器である代わりに、イントラネットを通じて画像形成装置に接続された機器であってもよい。画像形成装置は、プリンターなどであってもよい。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成システムは、アプリケーションサーバー100(変換装置の一例)と、オンラインストレージサービスサーバー(以降、サービスサーバーと記すことがある)200と、中継装置(ゲートウェイ)300と、複数のMFP400とを備えている。
画像形成システムのインターネット側(クラウド上)には、アプリケーションサーバー100と、サービスサーバー200とが設けられている。アプリケーションサーバー100とサービスサーバー200とは、インターネット501を通じてHTTPなどの通信プロトコルを用いて相互に通信可能である。
画像形成システムのイントラネット側には、中継装置300と、複数のMFP400とが設けられている。中継装置300と複数のMFP400の各々とはイントラネット502に接続されている。アプリケーションサーバー100と中継装置300とはインターネット501により相互に接続されている。複数のMFP400の各々は、中継装置300を介してインターネット501上の装置にアクセス可能である。アプリケーションサーバー100と中継装置300との間にはファイアウォール503が設けられている。
以降の実施の形態では、複数のMFP400のうちMFP400a(画像形成装置の一例)が、操作パネル407を通じてユーザーからプルプリントジョブの実行指示を受け付ける。アプリケーションサーバー100は、MFP400aからの要求に応じて対象ファイルの形式を別の形式に変換することにより印刷ファイルを作成する。アプリケーションサーバー100は、所定の場合に、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替えて、作成した印刷ファイルをMFP400aに送信する。MFP400aは、受信した印刷ファイルを印刷する。
プルプリントジョブは、画像形成装置で作成したプリントジョブであって、その画像形成装置とは別の場所に保存されたファイルをその画像形成装置で印刷するジョブである。リモートプリントジョブとは、外部機器で作成したプリントジョブであって、その外部機器から画像形成装置に印刷ファイルを送信することにより、その画像形成装置で印刷を行うジョブである。
アプリケーションサーバー100は、全体制御部101と、情報記憶部102と、プルプリント制御部103と、リモートプリント制御部104と、ファイル変換部105と、通信部106と、記憶装置107などを含んでいる。
全体制御部101は、アプリケーションサーバー100全体を制御する。全体制御部101は、後述するようにプルプリントジョブとリモートプリントジョブ(プッシュプリントジョブとも呼ばれる)との切替を制御する。全体制御部101は、CPU、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などによって構成されている。
情報記憶部102は、必要に応じてプルプリントジョブの実行指示の送信元となるMFP400を特定する情報や、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーを特定する情報(ユーザーIDなど)を一時的に記憶する。
プルプリント制御部103は、MFP400からプルプリントジョブの実行指示を受信した場合に、そのMFP400に印刷ファイルを送信する。プルプリント制御部103は、記憶装置107に記憶されているプルプリントアプリにより実現される。
リモートプリント制御部104は、リモートプリントジョブを生成し、リモートプリントジョブの実行指示を印刷ファイルとともにMFP400に送信する。リモートプリント制御部104は、記憶装置107に記憶されているリモートプリントアプリにより実現される。
ファイル変換部105は、対象ファイルの形式を、MFP400での印刷に適した別の形式に変換することにより、印刷ファイルを作成する。
通信部106は、インターネット501を通じて外部機器との間で通信を行う。特に通信部106は、中継装置300のサーバー通信部301との間でXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)などのプロトコルを用いた通信(以降、この接続を常時接続と記すことがある)を常時行うことが可能である。また通信部106は、サーバー通信部301からの要求に従って、サーバー通信部301との間でHTTPセッションを確立し、このHTTPセッションをトンネルとしてサーバー通信部301と接続する(以降、この接続をトンネル接続と記すことがある)。アプリケーションサーバー100と中継装置300とは、トンネル接続が確立された場合に、ファイアウォール503を回避してデータの送受信を行うことができる。
記憶装置107は、各機能を実現するための制御プログラム、プルプリントアプリのプログラム、およびリモートプリントアプリのプログラムなどの各種情報を記憶している。CPU(図示せず)が制御プログラムに基づいて動作することで、アプリケーションサーバー100は種々の動作を実行する。記憶装置107としては、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
サービスサーバー200は、クライアントに対して記憶領域を提供するサービスを行うサーバーであり、通信部201と、記憶装置202などを含んでいる。
通信部201は、インターネット501を通じて外部機器との間で通信を行う。
記憶装置202は、制御プログラムや、対象ファイルとなり得るファイルなどの各種情報を記憶している。CPU(図示せず)が制御プログラムに基づいて動作することで、サービスサーバー200は動作を実行する。
中継装置300は、アプリケーションサーバー100と複数のMFP400の各々との間の接続を中継する。中継装置300は、サーバー通信部301と、デバイス通信部302と、記憶装置303とを含んでいる。
サーバー通信部301は、インターネット501を通じてアプリケーションサーバー100との間で常時接続を行う。またサーバー通信部301は、必要に応じて、アプリケーションサーバー100の通信部106との間のトンネル接続の確立および切断を制御する。
デバイス通信部302は、イントラネット502を通じて複数のMFP400の各々との間で通信を行う。
記憶装置303は、各機能を実現するための制御プログラムなどの各種情報を記憶している。CPU(図示せず)が制御プログラムに基づいて動作することで、中継装置300は種々の動作を実行する。
複数のMFP400の各々は、制御部401と、通信部402と、画像形成部403と、操作部404と、表示部405と、認証部406と、操作パネル407と、記憶装置408とを含んでいる。
制御部401は、MFP400全体を制御する。制御部401は、CPU、ROM、およびRAMなどによって構成されている。
通信部402は、イントラネット502を通じて中継装置300や他のMFP400の各々などとの間で通信を行う。
画像形成部403は、プリントジョブを実行する。画像形成部403は、おおまかに、トナー像形成部、定着装置、および用紙搬送部などで構成される。画像形成部403は、たとえば電子写真方式で用紙に画像を形成する(プリントする)。画像形成部403は、いわゆるタンデム方式で4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成可能に構成される。トナー像形成部は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色について設けられた感光体と、感光体からトナー像が転写(1次転写)される中間転写ベルトと、中間転写ベルトから用紙に画像を転写(2次転写)する転写部などで構成される。定着装置は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを有する。定着装置は、加熱ローラーと加圧ローラーとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行なう。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。用紙搬送部は、給紙ローラー、搬送ローラー、およびそれらを駆動するモーターなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセットから給紙して、MFP400の筐体の内部で搬送する。また、用紙搬送部は、画像が形成された用紙をMFP400の筐体から排紙トレイなどに排出する。
操作部404は、操作パネル407に各種操作を受け付ける。
表示部405は、操作パネル407に各種情報を表示する。
認証部406は、ユーザーの認証処理を行う。
記憶装置408は、各機能を実現するための制御プログラムや、ユーザーIDなどの各種情報を記憶している。CPU(図示せず)が制御プログラムに基づいて動作することで、MFP400は種々の動作を実行する。
なお、アプリケーションサーバー100およびサービスサーバー200は、単一の計算機であってもよいし、複数の計算機が連携して動作するものであってもよい。サービスサーバー200は、サードパーティにより提供されるものであってもよい。中継装置300は、MFP400aのゲートウェイ機能としてMFP400aに内蔵されていてもよい。
続いて、本実施の形態において、MFP400aにてプルプリントジョブの条件を設定する際に操作パネル407に表示される画面について説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態において、MFP400aの操作パネル407に表示されるプルプリントジョブの設定画面の一例を示す図である。
図2を参照して、認証を行ったユーザーから操作パネル407において所定の操作を受け付けた場合などに、MFP400aは、プルプリントジョブの設定画面を操作パネル407に表示する。
プルプリントジョブの設定画面は、プルプリントジョブの条件の設定を促すメッセージと、キーKY1およびキーKY2と、ボックスBX1およびBX2とを含んでいる。キーKY1は、プルプリントジョブの対象となるファイルの指定を受け付けるキーである。キーKY2は、設定された条件でのプルプリントジョブの実行指示を受け付けるキーである。ボックスBX1は、用紙サイズの選択を受け付けるコンボボックスである。ユーザーは、A3、A4、およびB4などの選択肢の中から所望の用紙サイズを選択することができる。ボックスBX2は、モノクロまたはカラーの選択を受け付けるコンボボックスである。
図3は、本発明の第1の実施の形態において、MFP400aの操作パネル407に表示されるファイル選択画面の一例を示す図である。
図3を参照して、プルプリントジョブの設定画面においてキーKY1への操作を受け付けた場合に、MFP400aはファイル選択画面を表示する。
ファイル選択画面は、印刷の対象となるファイルの選択を促すメッセージと、キーKY11、KY12、およびKY13と、領域RGとを含んでいる。キーKY11は、アプリケーションサーバー100の記憶装置107に保存されたファイルのリストを表示するためのキーである。キーKY12は、MFP400aの記憶装置408に保存されたファイルのリストを表示するためのキーである。キーKY13は、サービスサーバー200の記憶装置202に保存されたファイルのリストを表示するためのキーである。領域RGは、選択された記憶装置に保存されたファイルのリストを表示するための領域である。
図3では、キーKY13が押下された場合について示されている。この場合、MFP400aは、キーKY13の表示色を変更し、サービスサーバー200の記憶装置202に保存されたファイルのリストとして、「test1.doc」および「test2.doc」の2つのアイコンを領域RGに表示する。
MFP400aは、2つのアイコンのうちいずれかが操作されると、そのアイコンに対応するファイルの選択(ここでは「test1.doc」というファイル)を受け付け、プルプリントジョブの設定画面に戻る。この場合、プルプリントジョブの設定画面におけるキーKY1には、選択されたファイルのファイル名(ここでは、「test1.doc」)が表示される。
その後、MFP400aは、キーKY2の操作を受け付けると、「test1.doc」というファイルを対象ファイルとするプルプリントジョブの実行指示を受け付ける。
なお、対象ファイルは、MFP400aとは別の場所に保存されているものであればよく、アプリケーションサーバー100の記憶装置107に保存されているものであってもよい。MFP400aは、アプリケーションサーバー100の記憶装置107内の所定のフォルダに対象ファイルが保存された場合に、対象ファイルのプルプリントジョブの実行指示を受け付けてもよい。
続いて、本実施の形態における画像形成システムの動作について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。
図4を参照して、MFP400aの通信部402は、操作パネル407を通じてプルプリントジョブの設定画面(図2)を表示する操作をユーザーから受け付けると、中継装置300に対してアプリケーションサーバー100との接続を要求する。中継装置300のサーバー通信部301は、MFP400aから接続の要求を受信すると、常時接続を通じてアプリケーションサーバー100に対してトンネル接続を要求する。
アプリケーションサーバー100の通信部106は、中継装置300からトンネル接続の要求を受信すると、トンネル接続処理を行う(S1)。これにより、アプリケーションサーバー100と中継装置300との間に、印刷ファイルを送信するための接続であるトンネル接続が確立される。
ステップS1のトンネル接続処理において、通信部106は、MFP400aを特定する情報、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーのユーザーID、またはプルプリントジョブを特定する情報であるジョブIDなどをMFP400aから取得することが好ましい。
続いて、全体制御部101は、プルプリントアプリを起動し、MFP400aにプルプリントジョブの設定画面を表示させる(S3)。これにより、MFP400aのユーザーは、ファイルの選択やプルプリントジョブの条件の設定が可能になる。次に全体制御部101は、プルプリントアプリでプルプリントジョブの実行指示を受け付けると(S5)、対象ファイルが所定の条件を満たすか否かを判別する(S7)。
ステップS7の所定の条件は、変換に長時間を要するファイルが満たす条件である。所定の条件は、対象ファイルの容量の条件を含んでいてもよいし、対象ファイルのページ数の条件を含んでいてもよい。対象ファイルの容量の条件とは、たとえば、対象ファイルが所定の容量(たとえば10MB)よりも大きいという条件である。対象ファイルのページ数の条件とは、対象ファイルの総ページ数が所定のページ数(たとえば20ページ)を超えているという条件である。また所定の条件は、対象ファイルの容量の条件と対象ファイルのページ数の条件との両方を含んでいてもよい。この場合、所定の条件は、対象ファイルが所定の容量を超えているという条件と、対象ファイルが所定のページ数を超えているという条件のうち少なくともいずれか一方を対象ファイルが満たす場合には、ステップS7の判別はYESとなる。
ステップS7の所定の条件は、MFP400aにおけるリソースの使用率や、MFP400aとアプリケーションサーバー100との通信速度などに応じて異なる値に設定されてもよい。
ステップS7において、所定の条件を満たすと判別した場合(S7でYES)、ファイルの変換に時間を要する状態にある。この場合、全体制御部101は、プルプリントアプリを終了する(S9)。次に情報記憶部102は、プルプリントジョブの実行指示の送信元であるMFP400aを特定する情報を記憶装置107に保存する(S11)。
ステップS11において、情報記憶部102は、MFP400aを特定する情報、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーのユーザーID、またはジョブIDなどを記憶装置107に保存することが好ましい。
続いて通信部106は、トンネル接続を切断する(S13)。これにより、MFP400aからのプルプリントジョブのシーケンスは通信エラーによって強制的に中止(終了)される。中継装置300のデバイス通信部302は、プルプリントジョブが中止される場合に、プルプリントジョブからリモートプリントジョブへの切替をMFP400aに通知してもよい。次に全体制御部101は、ステップS15の処理へ進む。
ステップS7において、所定の条件を満たさないと判別した場合(S7でNO)、ファイルの変換に時間を要さない状態にある。この場合全体制御部101は、ステップS15の処理へ進む。
ステップS15において、ファイル変換部105は、対象ファイルの形式をpdf形式などに変換する処理を開始する(S15)。変換後のファイルは印刷ファイルとなる。なお、ファイルの変換は、対象ファイルが所定の条件を満たすか否かを判別する(S7)前に開始されてもよい。
次に全体制御部101は、プルプリントアプリが起動中か否かを判別する(S17)。
ステップS17において、プルプリントアプリが起動中であると判別した場合(S17でYES)、プルプリント制御部103は、変換後のファイルである印刷ファイルをMFP400aに送信し(S27)、処理を終了する。MFP400aは、プルプリントジョブとして印刷ファイルのリッピング処理などを行い、印刷ファイルの印刷を行う。
ステップS17において、プルプリントアプリが起動中でないと判別した場合(S17でNO)、全体制御部101は、リモートプリントアプリを起動し(S19)、ファイルの変換が完了したか否かを判別する(S21)。リモートプリント制御部104は、ファイルの変換が完了したと判別するまで、ステップS21の処理を繰り返す。
ステップS21において、ファイルの変換が完了したと判別した場合(S21でYES)、リモートプリント制御部104は、情報記憶部102が保存したMFP400aを特定する情報に基づいて、接続先のMFP400aを特定する(S23)。続いて通信部106は、トンネル接続処理を行う(S25)。これにより、アプリケーションサーバー100と中継装置300との間にトンネル接続が再び確立される。次にリモートプリント制御部104は、リモートプリントジョブ(PJL(Printer Job Language)などを含む)を生成する。生成されるリモートプリントジョブ印刷条件は、中止されたプルプリントジョブの印刷条件と同じ内容に設定されることが好ましい。次にリモートプリント制御部104は、トンネル接続を通じて、リモートプリントジョブの実行指示とともに印刷ファイルをMFP400aに送信し(S27)、処理を終了する。MFP400aは、アプリケーションサーバー100から受信したリモートプリントジョブとして印刷ファイルのリッピング処理などを行い、印刷ファイルの印刷を行う。
なお、ステップS27において送信されるリモートプリントジョブは、中止したプルプリントジョブと、送信されるリモートプリントジョブとを関連づける情報(たとえばMFP400aを特定する情報およびプルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーのユーザーIDなど)を含んでいることが好ましい。これにより、プルプリントジョブがリモートプリントジョブに切り替えられた場合にも、MFP400aはプルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーに対して容易に課金を行うことができる。
本実施の形態によれば、MFP400aから受信したリモートプリントジョブの対象ファイルの変換に時間を要する場合に、プルプリントジョブがアプリケーションサーバー100からのリモートジョブに切り替えられる。これにより、プルプリントジョブの実行指示の送信元であるMFP400aは、印刷ファイルを受信するまでアプリケーションサーバー100とのトンネル接続を維持する必要が無くなる。MFP400aは、アプリケーションサーバー100とのトンネル接続を維持するためにCPUなどのリソースを使い続ける必要がなくなる。その結果、MFP400aの処理速度を改善することができ、通信の圧迫を回避することができる。
特に、MFP400aがゲートウェイ機能を有しており、中継装置300がMFP400aに内蔵されている場合には、中継装置300はMFP400aのCPUで動作するため、上述の効果がより顕著になる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。
図5を参照して、本実施の形態は、変換に長時間を要するファイルが満たす条件が、対象ファイルを変換するのに要する時間の条件である点において、第1の実施の形態と異なっている。
具体的には、ステップS5において、プルプリント制御部103がプルプリントジョブの実行指示を受け付けると(S5)、ファイル変換部105は、対象ファイルの形式をpdf形式などに変換する処理を開始し、時間の計測を開始する(S101)。次に全体制御部101は、ファイルの変換が完了したか否かを判別する(S103)。
ステップS103において、ファイルの変換が完了したと判別した場合(S103でYES)、ファイルの変換に時間を要さない状態にある。この場合、通信部106は、計測した時間をクリアし、印刷ファイルをMFP400aに送信し(S27)、処理を終了する。
ステップS103において、ファイルの変換が完了しないと判別した場合(S103でNO)、全体制御部101は、ファイルの変換を開始してから所定の時間(たとえば30秒)が経過したか否かを判別する(S105)。
ステップS105において、ファイルの変換を開始してから所定の時間が経過しないと判別した場合(S105でNO)、全体制御部101は、ステップS103の処理へ進む。
ステップS105において、ファイルの変換を開始してから所定の時間が経過したと判別した場合(S105でYES)、ファイルの変換に時間を要する状態にある。この場合、全体制御部101は、プルプリントアプリを終了し、計測した時間をクリアする(S107)。情報記憶部102は、プルプリントジョブの実行指示の送信元であるMFP400aを特定する情報を記憶装置107に記憶する(S109)。次に通信部106は、トンネル接続を切断し(S111)、ステップS19以降の処理を行う。
なお、本実施の形態におけるファイルの変換に長時間を要するか否かの判別の条件と、第1の実施の形態における条件とを組み合わせることにより、次のような制御を行ってもよい。
アプリケーションサーバー100は、ファイルの変換を開始した後で、対象ファイルが所定の容量を超えているという条件と、対象ファイルが所定のページ数を超えているという条件とのうち少なくともいずれか一方を対象ファイルが満たすか否かを判別する。上記の条件のうち少なくともいずれか一方を対象ファイルが満たす場合には、アプリケーションサーバー100は、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替える。アプリケーションサーバー100は、上記の条件のうち少なくともいずれか一方を対象ファイルが満たさない場合には、対象ファイルの変換を開始してから所定の時間を経過したか否かを判別する。アプリケーションサーバー100は、対象ファイルの変換を開始してから所定の時間を経過した場合には、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替える。アプリケーションサーバー100は、対象ファイルの変換を開始してから所定の時間を経過せずにファイルの変換を完了した場合には、プルプリントジョブを維持する。
なお、上述以外の画像形成システムの構成および動作は、第1の実施の形態の場合の構成および動作と同様であるので、その説明は繰り返さない。
本実施の形態によれば、ファイルの変換に要する時間に応じてプルプリントジョブをリモートプリントジョブに適切に切り替えることができる。
[第3の実施の形態]
図6は、本発明の第3の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。
図6を参照して、本実施の形態は、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替えた場合に、リモートプリントを認証プリントとする点において、第1の実施の形態の場合の動作と異なっている。認証プリントとは、ジョブの実行が許可されたユーザーのみにそのジョブの実行指示を許可する機能である。
具体的には、ステップS9において、プルプリントアプリを終了した後で、情報記憶部102は、プルプリントジョブの実行指示の送信元であるMFP400aを特定する情報と、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーのユーザーIDとを記憶装置107に保存し(S201)、ステップS13の処理へ進む。
ステップS17において、プルプリントアプリが起動中であると判別した場合(S17でYES)、またはステップS25において、トンネル接続処理を行った(S25)後で、全体制御部101は、ユーザーIDを保存したか否かを判別する(S203)
ステップS203において、ユーザーIDを保存したと判別した場合(S203でYES)、リモートプリント制御部104は、認証プリント機能をオンして、保存されているユーザーIDを付与したリモートプリントジョブを生成し(S205)、リモートプリントジョブの実行指示とともに印刷ファイルをMFP400aに送信し(S27)、処理を終了する。
ステップS203において、ユーザーIDを保存しないと判別した場合(S203でNO)、通信部106は、変換後のファイルである印刷ファイルをMFP400aに送信し(S27)、処理を終了する。
なお、上述以外の画像形成システムの構成および動作は、第1の実施の形態の場合の構成および動作と同様であるので、その説明は繰り返さない。
本実施の形態によれば、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替えた場合に、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーに対して印刷ファイルを確実に出力することができる。
[第4の実施の形態]
図7は、本発明の第4の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。
図7を参照して、本実施の形態は、プルプリントジョブを中止する場合に、プルプリントジョブに関するジョブステータスを表示することをMFP400aに対して指示する点において、第1の実施の形態と異なっている。
具体的には、ステップS7において、所定の条件を満たすと判別した場合(S7でYES)、通信部106は、プルプリントジョブのジョブステータス(たとえば、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切替中である旨や、プルプリントジョブの対象ファイルを変換中である旨を示す情報)を表示することをMFP400aに指示する(S301)。次に情報記憶部102は、プルプリントジョブのジョブIDを記憶装置107に保存し(S303)、ステップS9の処理へ進む。
ステップS25の処理に続いて、リモートプリント制御部104は、中止したプルプリントジョブのジョブIDを付与したリモートプリントジョブを生成し(S305)、そのリモートプリントジョブの実行指示とともに印刷ファイルをMFP400aに送信し(S27)、処理を終了する。
図8は、本発明の第4の実施の形態において、MFP400aの操作パネル407に表示されるジョブリストの画面の一例を示す図である。
図8を参照して、操作パネル407において所定の操作を受け付けた場合などに、MFP400aは、ジョブリストの画面を操作パネル407に表示する。
ジョブリストの画面は、MFP400aが実行指示を受け付けたジョブのうち未終了のものについてのジョブID、ジョブの種別、ジョブの対象となる文書名(ファイル名)、ジョブの登録時刻、およびジョブステータスの情報などを含んでいる。
ここでは、「YG01845」というジョブIDのプルプリントジョブの実行指示を受け付けた場合について示している。プルプリントジョブの実行指示を受け付けた直後、MFP400aは、図8(a)に示すように、そのプルプリントジョブのジョブステータスの欄に印刷ファイルを取得中である旨の表示を行う。その後、プルプリントジョブが中止されると、図8(a)に示すプルプリントジョブの情報は消去される。
一方、このジョブIDのプルプリントジョブのジョブステータスを表示する指示をアプリケーションサーバー100から受信した場合、MFP400aは、図8(b)に示すように、ジョブステータスの欄にリモートプリントジョブに切替中である旨の表示を行う。図8(b)に示すプルプリントジョブの情報は、プルプリントジョブが中止されても表示され続ける。
さらに、このジョブIDのリモートプリントジョブを受信している場合、MFP400aは、図8(c)に示すように、ジョブ種別がリモートプリントジョブである新たなジョブを表示し、ジョブステータスの欄にファイルを取得中である旨の表示を行う。なお、リモートプリントジョブを新たに表示した時点で、図8(b)に示すプルプリントジョブの情報は消去される。
なお、上述以外の画像形成システムの構成および動作は、第1の実施の形態の場合の構成および動作と同様であるので、その説明は繰り返さない。
MFP400aは、プリントジョブ(PJLなど)を受信した場合に、そのジョブの管理を開始し、ジョブリスト表示を行う。したがって、プルプリントジョブが中止された場合、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーは、切替え後のリモートプリントジョブをMFP400aが受信するまで、プルプリントジョブをジョブリストで確認することができない。本実施の形態によれば、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替える場合に、プルプリントジョブのジョブステータスが表示される。これにより、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーは、プルプリントジョブが中止された場合にもプルプリントジョブをジョブリストで確認することができ、利便性が向上する。
[第5の実施の形態]
図9は、本発明の第5の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。
図9を参照して、本実施の形態は、プルプリントジョブからリモートプリントジョブに切り替える場合に、プルプリントジョブの実行指示の送信元であるMFP400aに対して、プルプリントジョブからリモートプリントジョブに切り替える旨を通知する点において、第1の実施の形態と異なっている。
具体的には、ステップS9において、プルプリントアプリを終了した(S9)後で、通信部106は、プルプリントジョブからリモートプリントジョブへ切り替える旨を、中継装置300を通じてMFP400aに通知する(S401)。次に通信部106は、ステップS13の処理へ進む。
図10は、本発明の第5の実施の形態において、アプリケーションサーバー100からの通知を受信した場合にMFP400aの操作パネル407に表示される画面の一例を示す図である。
図10(a)を参照して、MFP400aは、プルプリントジョブの実行指示を受け付けた直後、プルプリントジョブの設定画面にプリントジョブを実行中である旨のメッセージを表示し、キーKY1に対象ファイルのファイル名を表示する。
図10(b)を参照して、MFP400aは、アプリケーションサーバー100からの通知を受信した場合、ポップアップPPをプルプリントジョブの設定画面上に表示する。ポップアップPPは、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替える旨のメッセージを含んでいる。
なお、上述以外の画像形成システムの構成および動作は、第1の実施の形態の場合の構成および動作と同様であるので、その説明は繰り返さない。
本実施の形態によれば、プルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替える場合に、プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーに対してその旨を通知することができ、利便性が向上する。
[第6の実施の形態]
図11は、本発明の第6の実施の形態におけるアプリケーションサーバー100の動作を示すフローチャートである。
図11を参照して、本実施の形態は、対象ファイルが所定の条件を満たすか否かに関わらず常にプルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替える点において、第1の実施の形態と異なっている。
具体的には、ステップS5におけるプルプリントアプリでプルプリントジョブの実行指示を受け付ける処理(S5)に続いて、全体制御部101は、対象ファイルが所定の条件を満たすか否かに関わらずにステップS9の処理へ進み、プルプリントアプリを終了する(S9)。
ステップS15におけるファイルの変換を開始する処理(S15)に続いて、全体制御部101は、プルプリントアプリが起動中か否かに関わらずにステップS19の処理へ進み、リモートプリントアプリを起動する(S19)。
なお、上述以外の画像形成システムの構成および動作は、第1の実施の形態の場合の構成および動作と同様であるので、その説明は繰り返さない。
本実施の形態によれば、プルプリントジョブの実行指示を受け付けた場合に、プルプリントジョブが常にリモートプリントジョブに切り替えられるので、より迅速にプルプリントジョブをリモートプリントジョブに切り替えることができる。
[その他]
上述の実施の形態は互いに組み合わせることができる。たとえば、第4または第5の実施の形態と、第6の実施の形態とを組み合わせて、プルプリントジョブを常にリモートプリントジョブに切り替える構成において、図8に示す表示や図10に示す表示が行われてもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 アプリケーションサーバー
101 全体制御部
102 情報記憶部
103 プルプリント制御部
104 リモートプリント制御部
105 ファイル変換部
106,201,402 通信部
107,202,303,408 記憶装置
200 オンラインストレージサービスサーバー
300 中継装置
301 サーバー通信部
302 デバイス通信部
400,400a MFP(Multi Function Peripheral) 401 制御部
403 画像形成部
404 操作部
405 表示部
406 認証部
407 操作パネル
501 インターネット
502 イントラネット
503 ファイアウォール
BX1,BX2 ボックス
KY1,KY2,KY11,KY12,KY13 キー
PP ポップアップ
RG 領域

Claims (21)

  1. 画像形成装置に対して印刷ファイルを送信するための接続を確立する接続手段と、
    前記画像形成装置とは別の場所に保存された対象ファイルを前記画像形成装置で印刷するプルプリントジョブの実行指示を、前記画像形成装置から受け付ける受付手段と、
    前記プルプリントジョブの実行指示を前記受付手段にて受け付けた場合に、前記接続を切断することで前記プルプリントジョブを中止する中止手段と、
    前記プルプリントジョブの実行指示を前記受付手段にて受け付けた場合に、前記対象ファイルの形式を変換することにより前記印刷ファイルを作成する変換手段と、
    前記中止手段にて前記プルプリントジョブを中止した後で前記接続を再び確立し、前記変換手段にて作成した前記印刷ファイルを前記画像形成装置で印刷するリモートプリントジョブの実行指示を、前記画像形成装置に送信する送信手段とを備えた、変換装置。
  2. 前記プルプリントジョブの実行指示を前記受付手段にて受け付けた場合に、前記対象ファイルが所定の条件を満たすか否かを判別する判別手段をさらに備え、
    前記対象ファイルが所定の条件を満たすと前記判別手段にて判別した場合に、前記中止手段は前記プルプリントジョブを中止する、請求項1に記載の変換装置。
  3. 前記対象ファイルが所定の条件を満たさないと前記判別手段にて判別した場合に、前記変換手段にて作成した前記印刷ファイルを、前記プルプリントジョブの前記印刷ファイルとして前記画像形成装置に送信する他の送信手段をさらに備えた、請求項2に記載の変換装置。
  4. 前記所定の条件は、前記対象ファイルの容量の条件を含む、請求項2または3に記載の変換装置。
  5. 前記所定の条件は、前記対象ファイルのページ数の条件を含む、請求項2〜4のいずれかに記載の変換装置。
  6. 前記所定の条件は、前記変換手段が前記対象ファイルを変換するのに要する時間の条件を含む、請求項2〜5のいずれかに記載の変換装置。
  7. 前記中止手段にて前記プルプリントジョブを中止する場合に、前記プルプリントジョブと前記リモートプリントジョブとを関連づける情報を記憶する関連情報記憶手段をさらに備えた、請求項1〜6のいずれかに記載の変換装置。
  8. 前記プルプリントジョブと前記リモートプリントジョブとを関連づける情報は、前記画像形成装置を特定する情報と、前記プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーを特定する情報とを含む、請求項7に記載の変換装置。
  9. 前記中止手段にて前記プルプリントジョブを中止する場合に、前記プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーを特定する情報を記憶するユーザー情報記憶手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記ユーザー情報記憶手段にて記憶した情報が特定するユーザーを認証した場合に前記印刷ファイルを印刷する認証プリントとして、前記リモートプリントジョブの実行指示を前記画像形成装置に送信する、請求項1〜8のいずれかに記載の変換装置。
  10. 前記中止手段にて前記プルプリントジョブを中止する場合に、前記プルプリントジョブに関するジョブステータスを表示することを前記画像形成装置に対して指示する指示手段をさらに備えた、請求項1〜9のいずれかに記載の変換装置。
  11. 前記変換手段にて前記印刷ファイルを作成した後で、前記接続を再び確立するとともに、
    前記送信手段は、再確立した前記接続を通じて前記リモートプリントジョブの前記印刷ファイルを前記画像形成装置に送信する、請求項1〜10のいずれかに記載の変換装置。
  12. 前記接続は、前記変換装置と前記画像形成装置との間に設けられたファイアウォールを回避するトンネル接続である、請求項1〜11のいずれかに記載の変換装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の変換装置と、
    前記画像形成装置と、
    前記変換装置と前記画像形成装置との前記接続を中継する中継装置とを備えた、画像形成システム。
  14. 前記変換装置は、クラウド上にあり、前記中継装置と変換装置との間にはファイアウォールが設けられており、
    前記中継装置は、
    前記ファイアウォールを回避するトンネル接続を確立するトンネル接続確立手段と、
    前記中止手段にて前記プルプリントジョブを中止する場合に、前記プルプリントジョブから前記リモートプリントジョブへの切替を前記画像形成装置に通知する通知手段を含む、請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 前記中継装置は、前記画像形成装置のゲートウェイ機能として前記画像形成装置に内蔵されている、請求項14に記載の画像形成システム。
  16. 画像形成装置に対して印刷ファイルを送信するための接続を確立する接続ステップと、
    前記画像形成装置とは別の場所に保存された対象ファイルを前記画像形成装置で印刷するプルプリントジョブの実行指示を、前記画像形成装置から受け付ける受付ステップと、
    前記プルプリントジョブの実行指示を前記受付ステップにて受け付けた場合に、前記接続を切断することで前記プルプリントジョブを中止する中止ステップと、
    前記プルプリントジョブの実行指示を前記受付ステップにて受け付けた場合に、前記対象ファイルの形式を変換することにより前記印刷ファイルを作成する変換ステップと、
    前記中止ステップにて前記プルプリントジョブを中止した後で前記接続を再び確立し、前記変換ステップにて作成した前記印刷ファイルを前記画像形成装置で印刷するリモートプリントジョブの実行指示を、前記画像形成装置に送信する送信ステップとをコンピューターに実行させる、変換装置の制御プログラム。
  17. 前記プルプリントジョブの実行指示を前記受付ステップにて受け付けた場合に、前記対象ファイルが所定の条件を満たすか否かを判別する判別ステップをさらにコンピューターに実行させ、
    前記対象ファイルが所定の条件を満たすと前記判別ステップにて判別した場合に、前記中止ステップにおいて前記プルプリントジョブを中止する、請求項16に記載の変換装置の制御プログラム。
  18. 前記対象ファイルが所定の条件を満たさないと前記判別ステップにて判別した場合に、前記変換ステップにて作成した前記印刷ファイルを、前記プルプリントジョブの前記印刷ファイルとして前記画像形成装置に送信する他の送信ステップをさらにコンピューターに実行させる、請求項17に記載の変換装置の制御プログラム。
  19. 前記中止ステップにて前記プルプリントジョブを中止する場合に、前記プルプリントジョブの実行指示を行ったユーザーを特定する情報を記憶するユーザー情報記憶ステップをさらにコンピューターに実行させ、
    前記送信ステップにおいて、前記ユーザー情報記憶ステップにて記憶した情報が特定するユーザーを認証した場合に前記印刷ファイルを印刷する認証プリントとして、前記リモートプリントジョブの実行指示を前記画像形成装置に送信する、請求項16〜18のいずれかに記載の変換装置の制御プログラム。
  20. 前記中止ステップにて前記プルプリントジョブを中止する場合に、前記プルプリントジョブに関するジョブステータスを表示することを前記画像形成装置に対して指示する指示ステップをさらにコンピューターに実行させる、請求項16〜19のいずれかに記載の変換装置の制御プログラム。
  21. 前記変換ステップにて、前記印刷ファイルを作成した後で前記接続を再び確立するとともに、
    前記送信ステップにて、再確立した前記接続を通じて前記リモートプリントジョブの前記印刷ファイルを前記画像形成装置に送信する、請求項16〜20のいずれかに記載の変換装置の制御プログラム。
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