JP6658501B2 - バッテリ充電回路 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリを電源として三相インバータにより駆動制御されるモータを備えたモータ駆動系におけるバッテリを充電するためのバッテリ充電回路に関するものである。
バッテリ充電回路が特許文献1に開示されており、これは、バッテリを電源として三相インバータにより駆動制御される三相モータを備えたモータ駆動系のバッテリ充電回路であり、三相インバータのうちの一相を構成する1組のスイッチング素子の接続点が単相出力の二次側出力端子に接続されている。そして、三相インバータのうちの、トランスに接続される一相を構成する1組のスイッチング素子をオフ状態に保持し、他の2組のスイッチング素子のうち少なくとも1組のスイッチング素子をオン・オフ制御することで、バッテリを充電することができる。ここで、三相インバータのうちの、トランスに接続されない二相を構成する2組のスイッチング素子を同期してオン・オフ制御することでもバッテリを充電することができる。
特開2011−211889号公報
ところで、三相インバータのうちのトランスに接続されない二相を構成する2組のスイッチング素子を同期してオン・オフ制御する場合においては、各相毎に電流センサをそれぞれ設けることが考えられる。しかし、オン・オフ制御する二相のうちの一相にしか電流センサが付いていない場合、各スイッチング素子におけるデットタイムの相間ばらつき等により、二相の電流を等しく制御できず、バッテリ充電電流に誤差が発生する。
本発明の目的は、バッテリ充電電流を精度良く制御することができるバッテリ充電回路を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、第一相の上アーム用の第1スイッチング素子、第一相の下アーム用の第2スイッチング素子、第二相の上アーム用の第3スイッチング素子、第二相の下アーム用の第4スイッチング素子、第三相の上アーム用の第5スイッチング素子、第三相の下アーム用の第6スイッチング素子を有する三相インバータにより、バッテリを電源として駆動制御される三相モータを備えたモータ駆動系のバッテリ充電回路であって、単相出力トランスと、前記単相出力トランスの二次側出力の一方の端子に接続されるとともに、前記三相インバータ及び前記バッテリに対して並列に接続されている整流回路と、前記三相インバータにおける前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との間の接続点を前記二次側出力の他方の端子に接続する配線と、充電時には前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子はオフ状態に保持し、前記第3スイッチング素子と前記第5スイッチング素子を同期してオン・オフ制御するとともに前記第4スイッチング素子と前記第6スイッチング素子を同期してオン・オフ制御する制御装置と、前記接続点と前記三相モータとの間に流れる電流を検出する電流センサと、を備え、前記制御装置は、充電開始前において、前記第2スイッチング素子を制御した状態における前記電流センサによる電流値を規定値にする前記第3スイッチング素子のオン・オフ制御による第1デューティと前記電流センサによる電流値を規定値にする前記第5スイッチング素子のオン・オフ制御による第2デューティ、及び、前記第1スイッチング素子を制御した状態における前記電流センサによる電流値を規定値にする前記第4スイッチング素子のオン・オフ制御による第3デューティと前記電流センサによる電流値を規定値にする前記第6スイッチング素子のオン・オフ制御による第4デューティを取得しておき、充電開始後において、前記第3スイッチング素子と前記第5スイッチング素子を前記第1デューティ及び前記第2デューティにより補正しながらオン・オフ制御するとともに、前記第4スイッチング素子と前記第6スイッチング素子を前記第3デューティ及び前記第4デューティにより補正しながらオン・オフ制御することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、制御装置により、充電開始前において、第2スイッチング素子を制御した状態における電流センサによる電流値を規定値にする第3スイッチング素子のオン・オフ制御による第1デューティと電流センサによる電流値を規定値にする第5スイッチング素子のオン・オフ制御による第2デューティ、及び、第1スイッチング素子を制御した状態における電流センサによる電流値を規定値にする第4スイッチング素子のオン・オフ制御による第3デューティと電流センサによる電流値を規定値にする第6スイッチング素子のオン・オフ制御による第4デューティが取得される。そして、制御装置により、充電開始後において、第3スイッチング素子と第5スイッチング素子を第1デューティ及び第2デューティにより補正しながらオン・オフ制御されるとともに、第4スイッチング素子と第6スイッチング素子を第3デューティ及び第4デューティにより補正しながらオン・オフ制御される。その結果、バッテリ充電電流を精度良く制御することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載のバッテリ充電回路において、前記制御装置は、充電開始前において、前記第2スイッチング素子を制御した状態における前記電流センサによる電流値を前記第1デューティを取得する際とは異なる規定値にする前記第3スイッチング素子のオン・オフ制御による第5デューティと前記電流センサによる電流値を前記第2デューティを取得する際とは異なる規定値にする前記第5スイッチング素子のオン・オフ制御による第6デューティ、及び、前記第1スイッチング素子を制御した状態における前記電流センサによる電流値を前記第3デューティを取得する際とは異なる規定値にする前記第4スイッチング素子のオン・オフ制御による第7デューティと前記電流センサによる電流値を前記第4デューティを取得する際とは異なる規定値にする前記第6スイッチング素子のオン・オフ制御による第8デューティを取得しておき、充電開始後において、前記第3スイッチング素子と前記第5スイッチング素子を前記第1デューティ、前記第2デューティ、前記第5デューティ、前記第6デューティにより補正しながらオン・オフ制御するとともに、前記第4スイッチング素子と前記第6スイッチング素子を前記第3デューティ、前記第4デューティ、前記第7デューティ、前記第8デューティにより補正しながらオン・オフ制御するとよい。
本発明によれば、バッテリ充電電流を精度良く制御することができる。
実施形態におけるバッテリフォークリフトの回路図。 充電時における電流経路の説明図。 充電時における電流経路の説明図。 充電開始前における電流経路の説明図。 充電開始前における電流経路の説明図。 別例を説明するための電流指令値と補正値との関係を示す特性図。
以下、本発明をバッテリフォークリフトに具体化した一実施形態を図面にしたがって説明する。バッテリフォークリフトは、モータ駆動系として、バッテリを電源とするとともにインバータにより制御される走行用モータ及び荷役用モータを備えている。バッテリ充電回路は、構成部品として走行用モータ及び荷役用モータのコイルやインバータのスイッチング素子を利用している。
図1に示すように、バッテリフォークリフトは、車載装置10を備えている。車載装置10は、バッテリ30を電源とする三相モータとしての走行用モータ11及び荷役用モータ17を備えている。走行用モータ11とバッテリ30との間には、三相インバータとしての走行用インバータ12が備えられているとともに、荷役用モータ17とバッテリ30との間には三相インバータとしての荷役用インバータ18が備えられている。
車載装置10は、三相交流電源40に接続される単相出力トランスとしてのスコットトランス13を備えている。スコットトランス13は、一次巻線13a,13bと二次巻線13c,13dを有する。
インバータ12,18は、第一相としてのV相の上アーム用の第1スイッチング素子Q1,Q11、V相の下アーム用の第2スイッチング素子Q2,Q12を有する。インバータ12,18は、第二相としてのW相の上アーム用の第3スイッチング素子Q3,Q13、W相の下アーム用の第4スイッチング素子Q4,Q14を有する。インバータ12,18は、第三相としてのU相の上アーム用の第5スイッチング素子Q5,Q15、U相の下アーム用の第6スイッチング素子Q6,Q16を有する。インバータ12,18により、バッテリ30を電源として駆動制御されるモータ11,17を備えたモータ駆動系のバッテリ充電回路となっている。
スコットトランス13の一方の単相出力である二次巻線13cには整流回路14を介して走行用インバータ12が接続され、走行用インバータ12には、走行用モータ11が接続されている。走行用モータ11としては、コイル23,24,25がデルタ結線されてなる三相交流モータが使用されている。スコットトランス13の他方の単相出力である二次巻線13dには整流回路19を介して荷役用インバータ18が接続され、荷役用インバータ18には、荷役用モータ17が接続されている。荷役用モータ17としては、コイル26,27,28がデルタ結線されてなる三相交流モータが使用されている。
整流回路14は、2個のダイオードD1,D2の直列回路で構成され、両ダイオードD1,D2の中点にスコットトランス13の一方の単相出力である二次巻線13cの端子15aが接続されている。また、整流回路14のプラス側はバッテリ30の正極に接続され、整流回路14のマイナス側はバッテリ30の負極に接続されている。
走行用インバータ12には、三相の上アーム用のスイッチング素子としての第1スイッチング素子Q1、第3スイッチング素子Q3、第5スイッチング素子Q5と、下アーム用のスイッチング素子としての第2スイッチング素子Q2、第4スイッチング素子Q4、第6スイッチング素子Q6とを備えた三相インバータが使用されている。各スイッチング素子Q1〜Q6には、MOSFETが使用されている。第1スイッチング素子Q1及び第2スイッチング素子Q2、第3スイッチング素子Q3及び第4スイッチング素子Q4、第5スイッチング素子Q5及び第6スイッチング素子Q6はそれぞれ直列に接続されている。スイッチング素子Q1,Q3,Q5のドレインはそれぞれバッテリ30の正極に接続されるとともに、スイッチング素子Q2,Q4,Q6のソースはそれぞれバッテリ30の負極に接続されている。各スイッチング素子Q1〜Q6は、それぞれ、ドレインとソース間に、逆並列に、即ちカソードがドレインにアノードがソースに対応する状態に接続された寄生ダイオードDを有している。
第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2の中点である接続点A(第1スイッチング素子Q1のソースと第2スイッチング素子Q2のドレインとの接続点)は、電流センサS1を介して走行用モータ11のコイル23とコイル24との接続点に接続されている。第3スイッチング素子Q3と第4スイッチング素子Q4の中点(第3スイッチング素子Q3のソースと第4スイッチング素子Q4のドレインとの接続点)は、電流センサS2を介して走行用モータ11のコイル24とコイル25との接続点に接続されている。
第5スイッチング素子Q5と第6スイッチング素子Q6の中点(第5スイッチング素子Q5のソースと第6スイッチング素子Q6のドレインとの接続点)は、走行用モータ11のコイル23とコイル25との接続点に接続されている。また、第1スイッチング素子Q1のソースと第2スイッチング素子Q2のドレインとの接続点Aは、配線20により、スコットトランス13の一方の単相出力である二次巻線13cにおける整流回路14が接続された端子15aと反対側の端子15bに接続されている。
整流回路19は、2個のダイオードD3,D4の直列回路で構成され、両ダイオードD3,D4の中点にスコットトランス13の他方の単相出力である二次巻線13dの端子16aが接続されている。また、整流回路19のプラス側はバッテリ30の正極に接続され、整流回路19のマイナス側はバッテリ30の負極に接続されている。
荷役用インバータ18には、三相の上アーム用のスイッチング素子としての第1スイッチング素子Q11、第3スイッチング素子Q13、第5スイッチング素子Q15と、下アーム用のスイッチング素子としての第2スイッチング素子Q12、第4スイッチング素子Q14、第6スイッチング素子Q16とを備えた三相インバータが使用されている。各スイッチング素子Q11〜Q16には、MOSFETが使用されている。第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12、第3スイッチング素子Q13及び第4スイッチング素子Q14、第5スイッチング素子Q15及び第6スイッチング素子Q16はそれぞれ直列に接続されている。スイッチング素子Q1,Q3,Q5のドレインはそれぞれバッテリ30の正極に接続されるとともに、スイッチング素子Q2,Q4,Q6のソースはそれぞれバッテリ30の負極に接続されている。各スイッチング素子Q11〜Q16は、それぞれ、ドレインとソース間に、逆並列に、即ちカソードがドレインにアノードがソースに対応する状態に接続された寄生ダイオードDを有している。
第1スイッチング素子Q11と第2スイッチング素子Q12の中点である接続点(第1スイッチング素子Q11のソースと第2スイッチング素子Q12のドレインとの接続点)Bは、電流センサS11を介して荷役用モータ17のコイル26とコイル27との接続点に接続されている。第3スイッチング素子Q13と第4スイッチング素子Q14の中点(第3スイッチング素子Q13のソースと第4スイッチング素子Q14のドレインとの接続点)は、電流センサS12を介して荷役用モータ17のコイル27とコイル28との接続点に接続されている。第5スイッチング素子Q15と第6スイッチング素子Q16の中点(第5スイッチング素子Q15のソースと第6スイッチング素子Q16のドレインとの接続点)は、荷役用モータ17のコイル26とコイル28との接続点に接続されている。また、第1スイッチング素子Q11のソースと第2スイッチング素子Q12のドレインとの接続点Bは、配線21により、スコットトランス13の他方の単相出力である二次巻線13dにおける整流回路19が接続された端子16aと反対側の端子16bに接続されている。
各スイッチング素子Q1〜Q6,Q11〜Q16のゲートは、制御装置22に接続されている。制御装置22は、走行用モータ11に流れる電流を検出する電流センサS1,S2および荷役用モータ17に流れる電流を検出する電流センサS11,S12に接続されている。制御装置22は、図示しないCPU及びメモリを備え、メモリには走行用モータ11及び荷役用モータ17を駆動するのに必要な制御プログラムが記憶されている。また、メモリにはスコットトランス13を三相交流電源40に接続した状態でバッテリ30を充電する際に、各スイッチング素子Q1〜Q6,Q11〜Q16を制御するのに必要な制御プログラムが記憶されている。さらに、制御装置22は、電流センサS1,S2,S11,S12から信号によりスコットトランス13の二次電流(バッテリ30の充電電流)を検知できるようになっている。
モータ駆動系のバッテリ充電回路はスコットトランス(単相出力トランス)13を備える。モータ駆動系のバッテリ充電回路に備えられた整流回路14,19は、スコットトランス(単相出力トランス)13の二次側出力の一方の端子15a,16aに接続されるとともに、インバータ12,18及びバッテリ30に対して並列に接続されている。モータ駆動系のバッテリ充電回路に備えられた電流センサS1,S11は接続点A,Bとモータ11,17との間に流れる電流を検出する。モータ駆動系のバッテリ充電回路に備えられた配線20,21は、インバータ12,18における第1スイッチング素子Q1,Q11と第2スイッチング素子Q2,Q12との間の接続点A,Bを二次側出力の他方の端子15b,16bに接続する。
次に、本実施形態の車載装置10の作用について説明する。
バッテリフォークリフトは、バッテリ30の充電時以外には、三相交流電源40から切り離された状態に保持される。そして、制御装置22の指令により走行用インバータ12の各スイッチング素子Q1〜Q6がオン・オフ制御されることによりバッテリ30の直流電力が交流電力に変換されて走行用モータ11に供給され、走行用モータ11が駆動される。また、制御装置22の指令により荷役用インバータ18の各スイッチング素子Q11〜Q16がオン・オフ制御されることによりバッテリ30の直流電力が交流電力に変換されて荷役用モータ17に供給され、荷役用モータ17が駆動される。
車載装置10を充電装置として用いる場合には、スコットトランス13によって入力と出力が電気的に絶縁され、入力電力である交流電力を直流電力に電力変換して出力に接続された車載蓄電装置としてのバッテリ30を充電する。
充電時には、モータ駆動系のバッテリ充電回路に備えられた制御装置22は、図2,3に示すように、トランスに接続されない二相(W相、U相)を構成する2組のスイッチング素子Q3,Q4、Q5,Q6、Q13,Q14、Q15,Q16を同期してオン・オフ制御する。即ち、第1スイッチング素子Q1,Q11と第2スイッチング素子Q2,Q12はオフ状態に保持し、第3スイッチング素子Q3,Q13と第5スイッチング素子Q5,Q15を同期してオン・オフ制御するとともに第4スイッチング素子Q4,Q14と第6スイッチング素子Q6,Q16を同期してオン・オフ制御する。
詳しくは、バッテリ30を充電する際は、スコットトランス13に三相交流電源40から交流電力が供給される状態に保持される。具体的には、フォークリフトに設けられた電源コンセントに、三相交流電源40の充電ケーブルのプラグが接続される。そして、制御装置22は、走行用インバータ12及び荷役用インバータ18のスイッチング素子Q1,Q2,Q11,Q12をオフ状態に保持し、第3スイッチング素子Q3,Q13、第4スイッチング素子Q4,Q14、第5スイッチング素子Q5,Q15及び第6スイッチング素子Q6,Q16をオン・オフ制御する。即ち、制御装置22によるバッテリ30の充電時にPWM制御される充電用の上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子はスイッチング素子Q3,Q13、Q4,Q14、Q5,Q15、Q6,Q16となる。また、制御装置22によるバッテリ30の充電時にPWM制御されない上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子はスイッチング素子Q1,Q2,Q11,Q12となる。
そして、制御装置22は、走行用インバータ12及び荷役用インバータ18における第3スイッチング素子Q3,Q13、第4スイッチング素子Q4,Q14、第5スイッチング素子Q5,Q15及び第6スイッチング素子Q6,Q16をスイッチングする。こうすることで、走行用モータ11のコイル23,24及び荷役用モータ17のコイル26,27を充電用インダクタとして用いてバッテリ30を充電する。
バッテリ30の充電時に車載装置10を流れる電流の経路について、図2及び図3にしたがって説明する。なお、図2及び図3では、走行用インバータ12のスイッチング素子Q3,Q4,Q5,Q6を制御してバッテリ30を充電する際の電流経路について記載しているが、荷役用インバータ18のスイッチング素子Q13,Q14,Q15,Q16を制御してバッテリ30を充電する場合も、同様の経路となる。
図2に示すように、走行用インバータ12側でスコットトランス13の一方の二次巻線13cの端子15aから電力が出力される状態で、スイッチング素子Q3,Q5がオン状態、スイッチング素子Q4,Q6がオフ状態のときには、図2に破線で示すように電流が流れる。即ち、二次巻線13cの端子15a→ダイオードD1→第3スイッチング素子Q3→走行用モータのコイル24→二次巻線13cの端子15bの経路、及び、二次巻線13cの端子15a→ダイオードD1→第5スイッチング素子Q5→走行用モータのコイル23→二次巻線13cの端子15bの経路で電流が流れる。このとき、コイル23,24に電磁エネルギーが蓄積される。
そして、スイッチング素子Q4,Q6がオン状態になると、コイル23,24に蓄積された電磁エネルギーは、図2に一点鎖線で示す経路で流れる電流となる。即ち、走行用モータ11のコイル24→二次巻線13cの端子15b→単相出力の13cの端子15a→ダイオードD1→バッテリ30→第4スイッチング素子Q4→走行用モータ11のコイル24の経路、及び、走行用モータ11のコイル23→二次巻線13cの端子15b→単相出力の13cの端子15a→ダイオードD1→バッテリ30→第6スイッチング素子Q6→走行用モータ11のコイル23の経路で流れる電流となる。このとき、バッテリ30が充電される。
図3に示すように、二次巻線13cの端子15bから電力が出力される状態で、スイッチング素子Q3,Q5がオフ状態、スイッチング素子Q4,Q6がオン状態のときには、図3に破線の矢印で示すように電流が流れる。即ち、二次巻線13cの端子15b→走行用モータ11のコイル24→第4スイッチング素子Q4→ダイオードD2→一方の二次巻線13cの端子15aの経路、及び、二次巻線13cの端子15b→走行用モータ11のコイル23→第6スイッチング素子Q6→ダイオードD2→一方の二次巻線13cの端子15aの経路で電流が流れる。このとき、コイル23,24に電磁エネルギーが蓄積される。そして、スイッチング素子Q3,Q5がオン状態になると、コイル23,24に蓄積された電磁エネルギーは、図3に一点鎖線の矢印で示す経路で流れる電流となる。即ち、走行用モータ11のコイル24→第3スイッチング素子Q3→バッテリ30→ダイオードD2→二次巻線13cの端子15a→二次巻線13cの端子15b→走行用モータ11のコイル24の経路、及び、走行用モータ11のコイル23→第5スイッチング素子Q5→バッテリ30→ダイオードD2→二次巻線13cの端子15a→二次巻線13cの端子15b→走行用モータ11のコイル23の経路で流れる電流となる。このとき、バッテリ30が充電される。
充電時において、電流センサS2,S12は、過電流等を検出する異常検出用センサとして使用される。また、充電時においては、電流センサS1,S11も、過電流等を検出する異常検出用センサとして用いられる。
また、荷役用インバータ18側においても走行用インバータ12と同様にして充電が行われる。具体的には、走行用インバータ12側における二次巻線13cを二次巻線13dに、端子15a,15bを端子16a、16bに、第3スイッチング素子Q3を第3スイッチング素子Q13に、第4スイッチング素子Q4を第4スイッチング素子Q14に、第5スイッチング素子Q5を第5スイッチング素子Q15に、第6スイッチング素子Q6を第6スイッチング素子Q16に、ダイオードD1,D2をダイオードD3,D4にそれぞれ置き換えればよい。
各相毎に電流センサをそれぞれ設けるのではなく、オン・オフ制御する二相(W相、U相)のうちの一相(W相)にしか電流センサが付いていない。
また、スイッチング素子(MOSFET)Q1〜Q6,Q11〜Q16はデッドタイム、即ち、指令から実際に動作するまでの遅れ(ターンオン、ターンオフするまでの時間)が揃っておらずばらつきがあるので、そのばらつきを補正すべく、充電開始前には以下のような制御が行われる。
制御装置22は、充電開始前において、図4,5に示すように、第2スイッチング素子Q2を制御した状態における電流センサS1による電流値を規定値にする第3スイッチング素子Q3のオン・オフ制御による第1デューティと電流センサS1による電流値を規定値にする第5スイッチング素子Q5のオン・オフ制御による第2デューティ、及び、第1スイッチング素子Q1を制御した状態における電流センサS1による電流値を規定値にする第4スイッチング素子Q4のオン・オフ制御による第3デューティと電流センサS1による電流値を規定値にする第6スイッチング素子Q6のオン・オフ制御による第4デューティを取得する。
また、荷役用インバータ18側においても走行用インバータ12と同様にして第1デューティ、第2デューティ、第3デューティ、第4デューティの取得が行われる。具体的には、走行用インバータ12側における第1スイッチング素子Q1を第1スイッチング素子Q11に、第2スイッチング素子Q2を第2スイッチング素子Q12に、第3スイッチング素子Q3を第3スイッチング素子Q13に、第4スイッチング素子Q4を第4スイッチング素子Q14に、第5スイッチング素子Q5を第5スイッチング素子Q15に、第6スイッチング素子Q6を第6スイッチング素子Q16に、電流センサS1を電流センサS11に、それぞれ置き換えればよい。
図4,5を用いて詳しく説明する。
充電開始前に、以下のパターン(図4の破線で示す通電経路、図4の一点鎖線で示す通電経路、図5の破線で示す通電経路、図5の一点鎖線で示す通電経路)で通電し、二相の電流を等しくするためのスイッチング素子のデューティ補正量を取得する。
パターン1として、V相下アーム用のスイッチング素子Q2をオン状態で固定し、W相上アーム用のスイッチング素子Q3をチョッパ制御する。電流経路は、図4の破線で示すように、バッテリ30→スイッチング素子Q3→コイル24→スイッチング素子Q2→バッテリ30である。この際、V相の電流センサS1による検出電流値が規定値である+α[A]になるようにW相上アーム用のスイッチング素子Q3をチョッパ制御する。なお、+α[A]の+は電流の流れる方向を表している。この時のW相上アーム用のスイッチング素子Q3のデューティを第1デューティ(DutyWαn[%])とする。
パターン2として、V相下アーム用のスイッチング素子Q2をオン状態で固定し(パターン1での通電電流と同じにして)、U相上アーム用のスイッチング素子Q5をチョッパ制御する。電流経路は、図4の一点鎖線で示すように、バッテリ30→スイッチング素子Q5→コイル23→スイッチング素子Q2→バッテリ30である。この際、V相の電流センサS1による検出電流値が規定値である+α[A]になるようにU相上アーム用のスイッチング素子Q5をチョッパ制御する。この時のU相上アーム用のスイッチング素子Q5のデューティを第2デューティ(DutyUαn[%])とする。
パターン3として、V相上アーム用のスイッチング素子Q1をオン状態で固定し、W相下アーム用のスイッチング素子Q4をチョッパ制御する。電流経路は、図5の破線で示すように、バッテリ30→スイッチング素子Q1→コイル24→スイッチング素子Q4→バッテリ30である。この際、V相の電流センサS1による検出電流値が規定値である−α[A]になるようにW相下アーム用のスイッチング素子Q4をチョッパ制御する。なお、−α[A]の−は電流の流れる方向を表している。この時のW相下アーム用のスイッチング素子Q4のデューティを第3デューティ(DutyWαp[%])とする。
パターン4として、V相上アーム用のスイッチング素子Q1をオン状態で固定し(パターン3での通電電流と同じにして)、U相下アーム用のスイッチング素子Q6をチョッパ制御する。電流経路は、図5の一点鎖線で示すように、バッテリ30→スイッチング素子Q1→コイル23→スイッチング素子Q6→バッテリ30である。この際、V相の電流センサS1による検出電流値が規定値である−α[A]になるようにU相下アーム用のスイッチング素子Q6をチョッパ制御する。この時のU相下アーム用のスイッチング素子Q6のデューティを第4デューティ(DutyUαp[%])とする。
このようにして、第1、第2、第3及び第4デューティを取得しておき、制御装置22は、充電開始後において、第3スイッチング素子Q3と第5スイッチング素子Q5を第1デューティ及び第2デューティにより補正しながらオン・オフ制御するとともに、第4スイッチング素子Q4と第6スイッチング素子Q6を第3デューティ及び第4デューティにより補正しながらオン・オフ制御する。
詳しくは、以下のようにする。
充電時、U相のスイッチングデューティは、W相のスイッチングデューティに対して、以下の補正量を加算して制御する。
電流が図2に示す+方向の場合には、U相デューティ=W相デューティ+(DutyUαn−DutyWαn)とする。即ち、W相デューティに対し、第2デューティ(DutyUαn[%])と第1デューティ(DutyWαn[%])との差を加算したものを、U相デューティとする。
一方、電流が図3に示す−方向の場合には、U相デューティ=W相デューティ+(DutyUαp−DutyWαp)とする。即ち、W相デューティに対し、第4デューティ(DutyUαp[%])と第3デューティ(DutyWαp[%])との差を加算したものを、U相デューティとする。
このように補正を行うことにより、充電開始前に、スイッチングのパターンを工夫して電流を流すことで、素子やセンサ等を追加することなく、相間のばらつきを取得し、補正することが可能となる。つまり、充電開始前に、相間のばらつきを取得し補正することで、バッテリ充電電流を精度良く制御することができる。
即ち、三相インバータのうちのトランスに接続されない二相を構成する2組のスイッチング素子を同期してオン・オフ制御する場合、各相毎に電流センサをそれぞれ設けることが考えられるが、オン・オフ制御する二相のうちの一相にしか電流センサが付いていない場合には、各スイッチング素子におけるデットタイムの相間ばらつき等により、二相の電流を等しく制御できず、バッテリ充電電流に誤差が発生する。本実施形態では、充電時に同じ電流を流す上で充電開始前に取得したスイッチング素子のデューティの差で補正を行うことにより、これを回避して、バッテリ充電電流を精度良く制御することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ スイッチング素子のデューティ補正量を取得するパターンは、4つのパターン(図4の破線で示す通電経路、図4の一点鎖線で示す通電経路、図5の破線で示す通電経路、図5の一点鎖線で示す通電経路)であった。このパターン1,2,3,4に、さらに以下の4つのパターン(パターン5,6,7,8)を加えてもよい。即ち、1通りではなく、大小2通りの電流、つまり、±α[A]の4パターンで通電した後に、以下の4パターンを加えてもよい。
パターン5として、図4の破線で示す電流経路のようにV相下アーム用のスイッチング素子Q2をオン状態で固定し、V相の電流センサS1による検出電流値が+β[A]になるようにW相上アーム用のスイッチング素子Q3をチョッパ制御する。この時のW相上アーム用のスイッチング素子Q3のデューティを第5デューティ(DutyWβn[%])とする。
パターン6として、図4の一点鎖線で示す電流経路のようにV相下アーム用のスイッチング素子Q2をオン状態で固定し、V相の電流センサS1による検出電流値が+β[A]になるようにU相上アーム用のスイッチング素子Q5をチョッパ制御する。この時のU相上アーム用のスイッチング素子Q5のデューティを第6デューティ(DutyUβn[%])とする。
パターン7として、図5の破線で示す電流経路のようにV相上アーム用のスイッチング素子Q1をオン状態で固定し、V相の電流センサS1による検出電流値が−β[A]になるようにW相下アーム用のスイッチング素子Q4をチョッパ制御する。この時のW相下アーム用のスイッチング素子Q4のデューティを第7デューティ(DutyWβp[%])とする。
パターン8として、図5の一点鎖線で示す電流経路のようにV相上アーム用のスイッチング素子Q1をオン状態で固定し、V相の電流センサS1による検出電流値が−β[A]になるようにU相下アーム用のスイッチング素子Q6をチョッパ制御する。この時のU相下アーム用のスイッチング素子Q6のデューティを第8デューティ(DutyUβp[%])とする。
図6において、横軸に電流指令値をとり、縦軸に補正値をとっている。図6に示すように、電流指令値αに対する補正値として、(DutyUαp−DutyWαp)、即ち、第4デューティ(DutyUαp[%])と第3デューティ(DutyWαp[%])との差である第1の補正値P1をプロット点として得る。また、電流指令値βに対する補正値として、(DutyUβp−DutyWβp)、即ち、第8デューティ(DutyUβp[%])と第7デューティ(DutyWβp[%])との差である第2の補正値P2をプロット点として得る。
この2点(第1の補正値P1、第2の補正値P2)を繋ぐ特性線L1から、補正量は、充電時に流す電流に応じて補間して付与する。
同様に、電流指令値αに対する補正値として、(DutyUαn−DutyWαn)、即ち、第2デューティ(DutyUαn[%])と第1デューティ(DutyWαn[%])との差をプロット点として得る。また、電流指令値βに対する補正値として、(DutyUβn−DutyWβn)、即ち、第6デューティ(DutyUβn[%])と第5デューティ(DutyWβn[%])との差をプロット点として得る。この2点を繋ぐ特性線から、補正量は、充電時に流す電流に応じて補間して付与する。
このようにして、図6の横軸の電流指令値としてαをとったときのパターン1〜4による第1の補正値P1と、横軸の電流指令値としてβをとったときのパターン5〜8による第2の補正値P2とが得られる。特性線L1は、この第1の補正値P1と第2の補正値P2を通る直線である。そして、特性線L1を用いて目標電流値から線形補間して補正値を算出する。
このようにすることにより、補正量取得時の電流を大小2通りにすることで、負荷(モータコイル)のばらつきも併せて補正可能である。荷役用インバータ18側も同様とする。
このようにして、制御装置22は、充電開始前において、第2スイッチング素子Q2,Q12を制御した状態における電流センサS1,S11による電流値を第1デューティを取得する際とは異なる規定値にする第3スイッチング素子Q3,Q13のオン・オフ制御による第5デューティと電流センサS1,S11による電流値を第2デューティを取得する際とは異なる規定値にする第5スイッチング素子Q5,Q15のオン・オフ制御による第6デューティ、及び、第1スイッチング素子Q1,Q11を制御した状態における電流センサS1,S11による電流値を第3デューティを取得する際とは異なる規定値にする第4スイッチング素子Q4,Q14のオン・オフ制御による第7デューティと電流センサS1,S11による電流値を第4デューティを取得する際とは異なる規定値にする第6スイッチング素子Q6,Q16のオン・オフ制御による第8デューティを取得しておき、充電開始後において、第3スイッチング素子Q3,Q13と第5スイッチング素子Q5,Q15を第1デューティ、第2デューティ、第5デューティ、第6デューティにより補正しながらオン・オフ制御するとともに、第4スイッチング素子Q4,Q14と第6スイッチング素子Q6,Q16を第3デューティ、第4デューティ、第7デューティ、第8デューティにより補正しながらオン・オフ制御するようにしてもよい。
○ スイッチングデューティ補正量を取得する際、前述のパターン1〜4若しくは前述のパターン1〜8において、V相の上アーム用の第1スイッチング素子Q1,Q11ないし下アーム用の第2スイッチング素子Q2,Q12をオン固定せずに、あるデューティでスイッチングしてもよい。即ち、入力電圧の調整を行って通電電流を小さくするのでデューティのオン時間が長くなるため、高精度に誤差が検出できる。このように、補正量取得時のV相用のスイッチング素子Q1,Q2,Q11,Q12のデューティを100%オン固定ではなく、一定量に制御することで、ばらつきを取得したいU相とW相用のスイッチング素子Q3〜Q6、Q13〜Q16のデューティが相対的に長くなり、補正量の取得精度が向上する。
○ 走行用インバータ12または荷役用インバータ18のいずれか一方を用いてバッテリ30を充電してもよい。
○ スコットトランス13以外のトランスを用いてもよい。
○ バッテリフォークリフトのように三相モータ(走行用モータ11及び荷役用モータ17)を備えた車載装置を充電装置として用いたが、一般の電気自動車の充電装置に適用してもよい。
○ フォークリフトに適用したが、その他の産業車両に適用してもよい。また、産業車両以外の車両、例えば乗用車やバス等に適用してもよい。
11…走行用モータ(三相モータ)、12…走行用インバータ(三相インバータ)、13…スコットトランス、14…整流回路、15a…端子、15b…端子、16a…端子、16b…端子、17…荷役用モータ(三相モータ)、18…荷役用インバータ(三相インバータ)、19…整流回路、20…配線、21…配線、22…制御装置、30…バッテリ、A…接続点、B…接続点、S1,S11…電流センサ、Q1,Q11…第1スイッチング素子、Q2,Q12…第2スイッチング素子、Q3,Q13…第3スイッチング素子、Q4,Q14…第4スイッチング素子、Q5,Q15…第5スイッチング素子、Q6,Q16…第6スイッチング素子。

Claims (2)

  1. 第一相の上アーム用の第1スイッチング素子、第一相の下アーム用の第2スイッチング素子、第二相の上アーム用の第3スイッチング素子、第二相の下アーム用の第4スイッチング素子、第三相の上アーム用の第5スイッチング素子、第三相の下アーム用の第6スイッチング素子を有する三相インバータにより、バッテリを電源として駆動制御される三相モータを備えたモータ駆動系のバッテリ充電回路であって、
    単相出力トランスと、
    前記単相出力トランスの二次側出力の一方の端子に接続されるとともに、前記三相インバータ及び前記バッテリに対して並列に接続されている整流回路と、
    前記三相インバータにおける前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との間の接続点を前記二次側出力の他方の端子に接続する配線と、
    充電時には前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子はオフ状態に保持し、前記第3スイッチング素子と前記第5スイッチング素子を同期してオン・オフ制御するとともに前記第4スイッチング素子と前記第6スイッチング素子を同期してオン・オフ制御する制御装置と、
    前記接続点と前記三相モータとの間に流れる電流を検出する電流センサと、
    を備え、
    前記制御装置は、
    充電開始前において、前記第2スイッチング素子を制御した状態における前記電流センサによる電流値を規定値にする前記第3スイッチング素子のオン・オフ制御による第1デューティと前記電流センサによる電流値を規定値にする前記第5スイッチング素子のオン・オフ制御による第2デューティ、及び、前記第1スイッチング素子を制御した状態における前記電流センサによる電流値を規定値にする前記第4スイッチング素子のオン・オフ制御による第3デューティと前記電流センサによる電流値を規定値にする前記第6スイッチング素子のオン・オフ制御による第4デューティを取得しておき、
    充電開始後において、前記第3スイッチング素子と前記第5スイッチング素子を前記第1デューティ及び前記第2デューティにより補正しながらオン・オフ制御するとともに、前記第4スイッチング素子と前記第6スイッチング素子を前記第3デューティ及び前記第4デューティにより補正しながらオン・オフ制御することを特徴とするバッテリ充電回路。
  2. 前記制御装置は、
    充電開始前において、前記第2スイッチング素子を制御した状態における前記電流センサによる電流値を前記第1デューティを取得する際とは異なる規定値にする前記第3スイッチング素子のオン・オフ制御による第5デューティと前記電流センサによる電流値を前記第2デューティを取得する際とは異なる規定値にする前記第5スイッチング素子のオン・オフ制御による第6デューティ、及び、前記第1スイッチング素子を制御した状態における前記電流センサによる電流値を前記第3デューティを取得する際とは異なる規定値にする前記第4スイッチング素子のオン・オフ制御による第7デューティと前記電流センサによる電流値を前記第4デューティを取得する際とは異なる規定値にする前記第6スイッチング素子のオン・オフ制御による第8デューティを取得しておき、
    充電開始後において、前記第3スイッチング素子と前記第5スイッチング素子を前記第1デューティ、前記第2デューティ、前記第5デューティ、前記第6デューティにより補正しながらオン・オフ制御するとともに、前記第4スイッチング素子と前記第6スイッチング素子を前記第3デューティ、前記第4デューティ、前記第7デューティ、前記第8デューティにより補正しながらオン・オフ制御することを特徴とする請求項1に記載のバッテリ充電回路。
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