JP6658329B2 - 車両用表示制御装置、車両用表示システム、車両用表示制御方法およびプログラム - Google Patents

車両用表示制御装置、車両用表示システム、車両用表示制御方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、車両用表示制御装置、車両用表示システム、車両用表示制御方法およびプログラムに関する。
従来の光学式のルームミラーに代わって、後方カメラで車両の後方周辺領域を撮影しリヤビューモニタに表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−170127号公報
後方カメラは、ルームミラーに映される範囲より広い範囲を撮影することができる。ルームミラーに映される範囲より広い範囲をリヤビューモニタに表示させると、運転者がリヤビューモニタから得られる車両周辺の状況の情報の情報量は、ルームミラーから得られる情報量より増加する。ところが、車両の運転時、運転者が適切に認識することができる情報量は、限られている。このため、得られる情報量が多くなり過ぎると、運転者は、得られる情報を適切に認識することが困難になるおそれがあり、さらには認識に時間を要するため、リヤビューモニタを注視する時間が長くなってしまう。そこで、リヤビューモニタは、運転者が適切に認識することができる、適切な情報量を表示することが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、運転者にとって適切な情報量を表示することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用表示制御装置は、車両の後方を撮影する後方カメラからの撮影映像データを取得して、前記車両の後方映像を表示する表示装置に表示させる表示映像データを生成する、表示映像データ生成部と、前記表示映像データに対して、第一範囲と、前記第一範囲の両側のそれぞれに配置され、前記表示映像データの両側部に位置する第二範囲とを設定する範囲設定部と、前記表示映像データに対して車両認識を行い、認識した車両の数を判断する認識処理部と、前記認識処理部が判断した前記車両の数に応じて、前記範囲設定部で範囲が設定された前記第二範囲の映像データに対して、運転者が得られる情報量を低減する情報量低減処理を行う映像処理部と、前記第二範囲に対して前記情報量低減処理を行った前記表示映像データを、前記表示装置に表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用表示システムは、上記の車両用表示制御装置と、少なくとも前記第一範囲および前記第二範囲を表示可能な表示幅を備える前記表示装置、前記後方カメラのうち少なくともいずれかとを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用表示制御方法は、車両の後方を撮影する後方カメラからの撮影映像データを取得して、前記車両の後方映像を表示する表示装置に表示させる表示映像データを生成する、表示映像データ生成ステップと、前記表示映像データに対して車両認識を行い、認識した車両の数を判断する認識処理ステップと、前記認識処理ステップで判断した前記車両の数に応じて、前記表示映像データの第一範囲の両側のそれぞれに配置され、前記表示映像データの両側部に位置する第二範囲の映像データに対して、運転者が得られる情報の量を低減する情報量低減処理を行う映像処理ステップと、前記第二範囲に対して前記情報量低減処理を行った前記表示映像データを、前記表示装置に表示させる表示制御ステップとを含む。
本発明に係るプログラムは、車両の後方を撮影する後方カメラからの撮影映像データを取得して、前記車両の後方映像を表示する表示装置に表示させる表示映像データを生成する、表示映像データ生成ステップと、前記表示映像データに対して車両認識を行い、認識した車両の数を判断する認識処理ステップと、前記認識処理ステップで判断した前記車両の数に応じて、前記表示映像データの第一範囲の両側のそれぞれに配置され、前記表示映像データの両側部に位置する第二範囲の映像データに対して、運転者が得られる情報の量を低減する情報量低減処理を行う映像処理ステップと、前記第二範囲に対して前記情報量低減処理を行った前記表示映像データを、前記表示装置に表示させる表示制御ステップとを車両用表示制御装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、運転者にとって適切な情報量を表示することができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る車両用表示システムの構成例を示す概略図である。 図2は、第一実施形態に係る車両用表示システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、第一実施形態に係る車両用表示システムの後方カメラで撮影された映像データの一例を示す図である。 図4は、第一実施形態に係る車両用表示システムの後方カメラで撮影された映像データとリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図5は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタと従来の光学式のルームミラーとを比較して説明する概略図である。 図6は、第一実施形態に係る車両用表示システムの構成例の他の例を示す概略図である。 図7は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図8は、第一実施形態に係る車両用表示システムの処理定義テーブルの一例を示す図である。 図9は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の第一範囲と第二範囲とを説明する図である。 図10は、第一実施形態に係る車両用表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図12は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図13は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図14は、第二実施形態に係る車両用表示システムの処理定義テーブルの一例を示す図である。 図15は、第二実施形態に係る車両用表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、第二実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図17は、第二実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。 図18は、第二実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。 図19は、第三実施形態に係る車両用表示システムの処理定義テーブルの一例を示す図である。 図20は、第三実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図21は、第三実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。 図22は、第四実施形態に係る車両用表示システムの範囲定義テーブルの一例を示す図である。 図23は、第四実施形態に係る車両用表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図24は、第四実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図25は、第四実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。 図26は、第五実施形態に係る車両用表示システムの範囲定義テーブルの一例を示す図である。 図27は、第五実施形態に係る車両用表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図28は、第五実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。 図29は、第五実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用表示制御装置10、車両用表示システム1、車両用表示制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
車両用表示システム1は、車両に搭載され、車両後方を撮影した映像を表示する。図1は、第一実施形態に係る車両用表示システムの構成例を示す概略図である。図2は、第一実施形態に係る車両用表示システムの構成例を示すブロック図である。車両後方には、進行方向の後方と、車幅方向の側後方とを含む。本実施形態では、後方について説明するが、側後方にも適用可能である。
図1、図2に示すように、車両用表示システム1は、後方カメラ2と、リヤビューモニタ(表示装置)3と、車両用表示制御装置10とを有する。
後方カメラ2は、車両の後方に配置され、車両の後方を撮影する。図3は、第一実施形態に係る車両用表示システムの後方カメラで撮影された映像データの一例を示す図である。図4は、第一実施形態に係る車両用表示システムの後方カメラで撮影された映像データとリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。図3、図4に示すように、後方カメラ2は、リヤビューモニタ3による確認範囲を含んだ範囲を撮影する。言い換えると、後方カメラ2は、リヤビューモニタ3に表示されない範囲を含んで撮影している。後方カメラ2は、水平方向の画角が例えば90〜180°、上下方向の画角が例えば45〜90°である。このように、後方カメラ2は、リヤビューモニタ3に表示させる範囲より広い範囲の映像を撮影可能である。そこで、後方カメラ2で撮影された映像は、車両用表示制御装置10の制御部30の切出部33で、リヤビューモニタ3を用いて車両の運転者が適切に後方を認識できるような範囲が切出され、リヤビューモニタ3に表示される。後方カメラ2は、撮影した撮影映像データ100を車両用表示制御装置10の制御部30の映像データ取得部32へ出力する。
リヤビューモニタ3は、一例としては電子ルームミラーである。リヤビューモニタ3を電子ルームミラーとして用いる場合、後方を光学的な反射により確認するためのハーフミラーの有無は問わない。リヤビューモニタ3は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。
図5を用いて、リヤビューモニタ3と従来の光学式のルームミラーRとを比較して説明する。図5は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタと従来の光学式のルームミラーとを比較して説明する概略図である。リヤビューモニタ3は、従来の光学式のルームミラーRに比べて車幅方向の幅が広い。本実施形態においては、例えば車幅方向の幅が400mm、高さ方向の幅が50mmである。これに対して、従来の光学式のルームミラーRは、例えば車幅方向の幅が200mm、高さ方向の幅が50mmである。
リヤビューモニタ3は、運転者から視認容易な位置に配置されている。本実施形態では、リヤビューモニタ3は、図1に示すように、ウィンドシールドSの車幅方向の中央上部に配置されている。リヤビューモニタ3は、図6に示すように、ダッシュボードDの車幅方向の中央上部に配置されていてもよい。図6は、第一実施形態に係る車両用表示システムの構成例の他の例を示す概略図である。
リヤビューモニタ3は、車両用表示制御装置10の制御部30の表示制御部40から出力された映像信号に基づき、車両の後方映像を表示する。具体的に、リヤビューモニタ3は、図7に示すような後方映像を表示する。図7は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。図7に示す表示映像データ110には、後続車両と道路と街路樹とを含む被撮影物が映されている。
認識辞書記憶部4は、例えば、四輪車、二輪車を含む車両の形状、大きさ、色などのパターンを照合可能な辞書を記憶している。認識辞書記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク、ネットワークを介した外部記憶装置などの記憶装置に記憶され、認識処理部35が参照可能である。
図2に戻って、車両用表示制御装置10は、記憶部20と、制御部30とを有する。
記憶部20は、車両用表示制御装置10における各種処理に要するデータおよび各種処理結果を記憶する。記憶部20は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク、ネットワークを介した外部記憶装置などの記憶装置である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記憶装置であってもよい。記憶部20は、処理定義テーブル21を記憶している。
処理定義テーブル21は、表示映像データ110において認識した車両の数(認識車両数)ごとに、第二範囲110Bに対して行う情報量低減処理が定義されている。処理定義テーブル21は、認識車両数が少ないほど、第二範囲110Bに対する情報量の低減の度合いを増加させることが定義されている。
情報量とは、運転者がリヤビューモニタ3に表示された映像から得られる車両周辺の状況の情報の量である。情報量は、リヤビューモニタ3に表示された映像の表示面積が大きいほど多くなる。情報量は、リヤビューモニタ3に表示された被撮影物が多いほど多くなる。情報量は、リヤビューモニタ3に表示された映像に含まれる色が多いほど多くなる。情報量は、リヤビューモニタ3に表示された映像の輝度が高いほど多くなる。
車両の運転時に運転者が適切に認識することができる情報量が限られていることが知られている。そこで、運転者がリヤビューモニタ3から得られる情報量が多くなり過ぎないように、リヤビューモニタ3から得られる情報量を低減する情報量低減処理が行われる。より詳しくは、リヤビューモニタ3に多数の被撮影物が映り込む場合、運転者が適切に後方を認識できる範囲は、従来の光学式のルームミラーRで視認できる範囲、言い換えると、表示映像データ110における第一範囲110Aが最適な大きさである。言い換えると、リヤビューモニタ3に少数の被撮影物が映り込む場合、従来の光学式のルームミラーRより表示面積が増えたとしても、運転者は適切に認識可能である。そこで、被撮影物の数に応じて、情報量低減度合を変化させる。本実施形態では、認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して情報量低減処理を行うか否かを判定する。情報量低減処理には、第二範囲110Bを非表示にする処理を含む。または、本実施形態では、認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対する情報量低減度合を変化させる。
例えば、図8に示す処理定義テーブル21は、3つのパターンが定義されている。図8は、第一実施形態に係る車両用表示システムの処理定義テーブルの一例を示す図である。パターン例1では、表示映像データ110における認識車両数が「なし」または「1台以上10台未満」の場合、第二範囲110Bの情報量低減処理を「行う」と定義され、認識車両数が「10台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。パターン例2では、認識車両数が「なし」の場合、情報量低減処理は「低減度合大」と定義され、認識車両数が「1台以上10台未満」の場合、情報量低減処理は「低減度合中」と定義され、認識車両数が「10台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。低減度合大とは、第二範囲110Bの情報量を、例えば、50%低減させることをいう。低減度合中とは、低減度合大の場合よりも第二範囲110Bの情報量の低減度合が小さいことを示す。低減度合中とは、第二範囲110Bの情報量を、例えば、25%低減させることをいう。パターン例3では、認識車両数が「なし」の場合、「(第二範囲を)表示せず」と定義され、認識車両数が「1台以上10台未満」の場合、情報量低減処理を「行う」と定義され、認識車両数が「10台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。処理定義テーブル21は、これに限定されるものではない。処理定義テーブル21のいずれのパターンを使用するかは、あらかじめ設定されている。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置である。制御部30は、表示映像データ生成部31と、範囲設定部34と、認識処理部35を有する映像処理部36と、表示制御部40とを含む。制御部30は、記憶部20に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。
表示映像データ生成部31は、後方カメラ2からの撮影映像データ100を取得し、リヤビューモニタ3に表示させる表示映像データ110を生成する。表示映像データ生成部31は、映像データ取得部32と、切出部33とを含む。
映像データ取得部32は、車両の後方を撮影した映像を取得する。映像データ取得部32が取得する撮影映像データ100は、例えば、毎秒60フレームの画像が連続した映像のデータである。本実施形態では、映像データ取得部32は、後方カメラ2が出力した撮影映像データ100を取得する。映像データ取得部32は、取得した撮影映像データ100を切出部33に出力する。
切出部33は、撮影映像データ100から、リヤビューモニタ3に表示させる範囲を切出す。撮影映像データ100のどの範囲をリヤビューモニタ3に表示させる範囲として切出すかは、あらかじめ記憶部20に記憶されている。本実施形態では、切出部33は、図4において破線で囲んで示した、撮影映像データ100の中央部を表示映像データ110として切出す。切出部33は、切出した表示映像データ110を範囲設定部34に出力する。
範囲設定部34は、表示映像データ110に対して、第一範囲110Aと、第一範囲110Aの両側のそれぞれに配置され、表示映像データ110の両側部に位置する第二範囲110Bとを設定する。本実施形態では、図9に示すように、第一範囲110Aは、表示映像データ110の中心線Lを中心軸線とした範囲として設定する。図9は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の第一範囲と第二範囲とを説明する図である。本実施形態では、第一範囲110Aは、車幅方向の幅が200mmである。第二範囲110Bは、車幅方向の幅が100mmである。第一範囲110Aは、従来の光学式のルームミラーRを運転者が正視したときに視認できる範囲である。第二範囲110Bは、従来の光学式のルームミラーRを運転者が正視したときには視認できず、視点をずらしたり、角度を調節したりしたときに視認できる範囲とその外側の範囲とを含む。範囲設定部34は、第一範囲110Aおよび第二範囲110Bを設定した表示映像データ110を映像処理部36に出力する。
認識処理部35は、表示映像データ110に対して車両認識を行い、認識した車両の数を判断する。より詳しくは、認識処理部35は、表示映像データ110に対して、認識辞書記憶部4が記憶している認識辞書を用いたパターンマッチングを行い、車両の存在を検出する。認識処理部35は、認識辞書に記憶されている当該車両の画像の全体の面積の所定割合以上が検出されたとき、車両が存在すると判定してもよい。そして、認識処理部35は、検出した車両の数をカウントし判断する。
映像処理部36は、認識処理部35が判断した車両の数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bの映像データに対して、運転者が得られる情報量を低減する処理を行う。より詳しくは、映像処理部36は、認識処理部35が判断した車両の数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bに対して、情報量低減度合を変化させた表示映像データ120を生成し表示制御部40に出力する情報量低減処理を行う。表示映像データ120は、情報量が低減されていない第一範囲120Aと、情報量が低減された第二範囲120Bとを含む。
そこで、映像処理部36は、リヤビューモニタ3に映り込む被撮影物である車両の数に応じて、運転者が必要とし、認識可能な情報に絞るように第二範囲110Bの情報量を低減させた表示映像データ120を生成する。より詳しくは、映像処理部36は、認識処理部35が判断した車両の数に基づいて、処理定義テーブル21を参照し、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量を低減させた表示映像データ120を生成し表示制御部40に出力する情報量低減処理を行う。表示映像データ120は、非表示にする場合を除いて、第二範囲120Bから運転者が被撮影物の有無を認識可能な範囲で、情報量が低減されている。このため、運転者は、第二範囲120Bの情報量が低減されていたとしても、必要に応じて第二範囲120Bから得たい情報を得ることができる。
情報量低減処理は、例えば、色情報を低減させる色情報低減処理と、輝度を低減させる輝度低減処理を含む。
色情報低減処理は、表示映像データ110の第二範囲110Bの色情報を低減させた表示映像データ120を生成して表示制御部40に出力する処理である。例えば、色情報低減処理は、表示映像データ110の第二範囲110BのRGBごとの彩度を所定量または所定率、低減させた表示映像データ120を生成して表示制御部40に出力する。または、例えば、色情報低減処理は、表示映像データ110の第二範囲110Bの彩度を所定量または所定率、低い単色または白黒にした表示映像データ120を生成して表示制御部40に出力してもよい。
輝度低減処理は、表示映像データ110の第二範囲110Bの輝度を低減させた表示映像データ120を生成して表示制御部40に出力する処理である。例えば、輝度低減処理は、表示映像データ110の第二範囲110Bの画素ごとの明度を所定量または所定率、低減させた表示映像データ120を生成して表示制御部40に出力する。または、例えば、輝度低減処理は、表示映像データ120を生成する代わりに、第一範囲110Aに該当するリヤビューモニタ3のバックライトを通常の輝度とし、第二範囲110Bに該当するリヤビューモニタ3のバックライトを通常の輝度より所定量または所定率、低減させる制御信号を生成して表示映像データ110とともに表示制御部40に出力してもよい。
映像処理部36は、色情報低減処理と輝度低減処理のどちらかを行ってもよいし、両方を組み合わせて行ってもよい。
映像処理部36は、認識処理部35が判断した車両の数が所定未満ではない場合、表示映像データ110の第二範囲110Bの映像データに対して、情報量低減処理を行わず、表示映像データ110を表示制御部40に出力する。
表示制御部40は、映像処理部36から出力された表示映像データ110または表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。
次に、図10を用いて、制御部30による処理の流れについて説明する。図10は、第一実施形態に係る車両用表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
制御部30は、映像データ取得部32で、撮影映像データ100を取得させる(ステップS11)。
制御部30は、切出部33で、切出し処理を行わせる(ステップS12)。より詳しくは、制御部30は、切出部33で、撮影映像データ100から、リヤビューモニタ3に表示させる範囲を表示映像データ110として切出させる。
制御部30は、認識処理部35で、表示映像データ110の車両認識を行わせる(ステップS13)。
制御部30は、認識処理部35で、認識車両数を判断させる(ステップS14)。より詳しくは、制御部30は、認識処理部35で、表示映像データ110から認識した車両の数を判断させる。
制御部30は、映像処理部36で、認識車両数が所定未満であるか否かを判定させる(ステップS15)。より詳しくは、制御部30は、認識処理部35が判断した、表示映像データ110の認識車両数が所定未満であるか否かを判定する。本実施形態では、認識車両数の閾値を10台とし、表示映像データ110の認識車両数が10台未満であるか否かを判定する。認識車両数の閾値は、第二範囲110Bの情報量低減を行うか行わないかを分ける境界値である。より詳しくは、認識車両数の閾値は、表示映像データ110に映り込んだ車両の数がその値を超えると、交通量が多く、車速が低速であると推測される値に設定される。なお、車速が低速である場合、第二範囲110Bの情報量低減を行わなくても、運転者は、情報を適切に認識できる。例えば、車速が低速である場合、運転者がリヤビューモニタ3を目視する目視時間が高速走行時より長く、第二範囲110Bの情報を必要とする場合も多い。表示映像データ110に映り込んだ車両の数が閾値未満の場合、交通量は少なく、車速が高速であると推測される。車速が高速である場合、リヤビューモニタ3の目視時間が低速での走行時や渋滞時より短くなり、第二範囲110Bの情報を必要とする場合が少なくなる。
制御部30は、映像処理部36で、認識車両数が所定未満ではないと判定された場合(ステップS15でNo)、ステップS17に進む。制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110を表示制御部40に出力させる。
制御部30は、映像処理部36で、認識車両数が所定未満であると判定された場合(ステップS15でYes)、ステップS16に進む。
制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行わせる(ステップS16)。より詳しくは、制御部30は、映像処理部36で、認識処理部35が判断した認識車両数に基づいて、処理定義テーブル21を参照し、認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理を取得させる。そして、制御部30は、映像処理部36で、取得された認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理に基づいて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量を低減させた表示映像データ120を生成させ表示制御部40に出力させる情報量低減処理を行わせる。
例えば、制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110の第二範囲110Bを例えば彩度の低い単色または白黒にさせた表示映像データ120を生成させ表示制御部40に出力させてもよい。
または、例えば、制御部30は、映像処理部36で、第一範囲110Aを通常の輝度とし、第二範囲110Bを通常の輝度より低減させる制御信号を表示映像データ110とともに表示制御部40に出力させてもよい。
制御部30は、表示制御部40で、表示映像データ110または表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる(ステップS17)。
具体的に、図8に示す処理定義テーブル21のパターン例3を使用し、制御部30による処理を行う場合について説明する。
例えば、表示映像データ110の認識車両数が11台である場合について説明する。映像処理部36で、処理定義テーブル21が参照されて、認識車両数「10台以上」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理、「行わない」が取得される。そして、映像処理部36で、第二範囲110Bの情報量低減処理を行わず、表示制御部40で、図11に示すような表示映像データ110がリヤビューモニタ3に表示される。図11は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。この場合、多数の車両が存在しており、車速が低速であると推測される。多数の車両が存在している状況において、運転者は、広範囲の視界を確保したいと考える。このため、制御部30は、第二範囲110Bの情報量低減処理を行わず、表示映像データ110をリヤビューモニタ3に表示させる。車速が低速であるため、運転者は、リヤビューモニタ3から得られる情報量が多くても、適切に後方確認をすることができる。
例えば、表示映像データ110の認識車両数が6台である場合について説明する。映像処理部36で、処理定義テーブル21が参照されて、認識車両数「1台以上10台未満」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理、「行う」が取得される。そして、映像処理部36で、第二範囲110Bの情報量低減処理を行い、表示制御部40で、図12に示すような情報量を低減させた表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。図12は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。この場合、渋滞などは発生しておらず、車速は高速であると推測される。このため、制御部30は、運転者が必要とし、認識可能な情報に絞るように第二範囲110Bの情報量を低減させた表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。情報量が低減されているため、運転者は、適切に後方確認をすることができる。
例えば、表示映像データ110の認識車両数がゼロである場合について説明する。映像処理部36で、処理定義テーブル21が参照されて、認識車両数「なし」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理、「(第二範囲を)表示せず」が取得される。そして、表示制御部40で、図13に示すように、第二範囲110Bを非表示にさせた表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。図13は、第一実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。この場合、渋滞などは発生しておらず、車速は高速であると推測される。このように自車両の周辺に他の車両がいない状況においては、後方確認の必要性が低減する。このため、制御部30は、第二範囲110Bを非表示にさせた表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。このように、非表示にされた第二範囲110Bには他の車両が映り込んでいないので、運転者は、適切に後方確認をすることができる。
制御部30は、このような処理を、例えば毎フレームごと、または、所定フレームごとのような所定間隔で繰り返す。
上述したように、本実施形態によれば、表示映像データ110の認識車両数が所定未満である場合、リヤビューモニタ3には、情報量が低減された表示映像データ120が表示される。しかも、表示映像データ110の認識車両数が所定未満である場合、リヤビューモニタ3には、認識車両数に応じて情報量低減度合が変化された表示映像データ120が表示される。また、表示映像データ110の認識車両数が所定未満ではない場合、リヤビューモニタ3には、第二範囲110Bの情報量が低減されていない表示映像データ110が表示される。リヤビューモニタ3には、表示映像データ110の認識車両数に応じて、運転者が容易に認識できる情報量の表示映像データ110または表示映像データ120が表示される。このように、本実施形態によれば、表示映像データ110の認識車両数に応じて、運転者にとって適切な情報量を表示することができる。これにより、本実施形態によれば、運転者は、車両周辺の確認を適切に行うことができる。
本実施形態によれば、表示映像データ110の認識車両数が所定未満である場合、表示映像データ110の第二範囲110Bに対して情報量低減処理を行う。言い換えると、本実施形態によれば、従来の光学式のルームミラーRを運転者が正視したときに視認できる第一範囲110Aは、表示映像データ110の認識車両数によらず、情報量が削減されていない。このため、本実施形態は、従来の光学式のルームミラーRといつでも同様に後方を確認することができる。
本実施形態によれば、表示映像データ120の第二範囲120Bは、運転者が被撮影物の有無を認識可能、かつ、運転者が第一範囲120Aと第二範囲120Bとの情報量の差異を認識可能な範囲で、情報量が低減されている。このため、本実施形態は、第二範囲120Bの情報量が低減されていたとしても、運転者は必要に応じて、第二範囲120Bから得たい情報を取得することができる。これにより、運転者は必要に応じて、適切な回避行動を取ることができる。
[第二実施形態]
図14ないし図18を参照しながら、本実施形態に係る車両用表示システム1について説明する。図14は、第二実施形態に係る車両用表示システムの処理定義テーブルの一例を示す図である。図15は、第二実施形態に係る車両用表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。図16は、第二実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。図17は、第二実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。図18は、第二実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。
車両用表示システム1は、基本的な構成は第一実施形態の車両用表示システム1と同様である。以下の説明においては、車両用表示システム1と同様の構成要素は、その詳細な説明を省略する。本実施形態の車両用表示システム1は、車両用表示制御装置10の制御部30における情報処理が第一実施形態の車両用表示システム1と異なる。
図14を用いて、本実施形態の処理定義テーブル21Aの一例について説明する。処理定義テーブル21Aは、表示映像データ110の第二範囲110Bにおける認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して行う情報量低減処理が定義されている。ここで、第二範囲110Bにおける認識車両数は、左側の第二範囲110Bにおける認識車両数と、右側の第二範囲110Bにおける認識車両数との合計である。第二範囲110Bには、自車両と異なる車線が映り込んでいる。自車両と異なる車線を走行している車両、すなわち、第二範囲110Bに映り込んでいる車両は、追い抜きや追い越しなどで自車両の側方に来る可能性が高い車両である。
例えば、図14に示す処理定義テーブル21Aは、3つのパターンが定義されている。パターン例1では、第二範囲110Bにおける認識車両数が「なし」または「1台以上3台未満」の場合、第二範囲110Bの情報量低減処理を「行う」と定義され、認識車両数が「3台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。パターン例2では、認識車両数が「なし」の場合、情報量低減処理は「低減度合大」と定義され、認識車両数が「1台以上3台未満」の場合、情報量低減処理は「低減度合中」と定義され、認識車両数が「3台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。パターン例3では、認識車両数が「なし」の場合、「(第二範囲を)表示せず」と定義され、認識車両数が「1台以上3台未満」の場合、情報量低減処理を「行う」と定義され、認識車両数が「3台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。処理定義テーブル21Aは、これに限定されるものではない。
認識処理部35は、表示映像データ110の第二範囲110Bに対して車両認識を行い、認識した車両の数を判断する。より詳しくは、認識処理部35は、表示映像データ110の第二範囲110Bに対して、認識辞書記憶部4が記憶している認識辞書を用いたパターンマッチングを行い、車両の存在を検出する。
映像処理部36は、認識処理部35が判断した、表示映像データ110の第二範囲110Bの車両の数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bに対して、情報量を低減させた表示映像データ120を生成し表示制御部40に出力する情報量低減処理を行う。
次に、図15を用いて、制御部30による処理の流れについて説明する。ステップS21、ステップS22、ステップS27は、第一実施形態のステップS11、ステップS12、ステップS17と同様の処理を行う。
制御部30は、認識処理部35で、表示映像データ110の第二範囲110Bの車両認識を行わせる(ステップS23)。
制御部30は、認識処理部35で、認識車両数を判断する(ステップS24)。より詳しくは、制御部30は、認識処理部35で、表示映像データ110の第二範囲110Bから認識した車両の数を判断させる。
制御部30は、映像処理部36で、認識車両数が所定未満であるか否かを判定する(ステップS25)。より詳しくは、制御部30は、認識処理部35が判断した、表示映像データ110の第二範囲110Bの認識車両数が所定未満であるか否かを判定する。本実施形態では、認識車両数の閾値を3台とし、認識車両数が3台未満であるか否かを判定する。
制御部30は、映像処理部36で、認識車両数が所定未満ではないと判定した場合(ステップS25でNo)、ステップS27に進む。制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110を表示制御部40に出力させる。
制御部30は、映像処理部36で、認識車両数が所定未満であると判定した場合(ステップS25でYes)、ステップS26に進む。
制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行わせる(ステップS26)。より詳しくは、制御部30は、映像処理部36で、認識処理部35が判断した第二範囲110Bの認識車両数に基づいて、処理定義テーブル21Aを参照する。そして、認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理に基づいて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量を低減させた表示映像データ120を生成し表示制御部40に出力する。
具体的に、図14に示す処理定義テーブル21Aのパターン例3を使用し、制御部30による処理を行う場合について説明する。
例えば、第二範囲110Bの認識車両数が3台である場合について説明する。映像処理部36で、処理定義テーブル21Aが参照されて、第二範囲110Bの認識車両数「3台以上」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理、「行わない」が取得される。そして、映像処理部36で、第二範囲110Bの情報量低減処理を行わず、表示制御部40で、図16に示すような表示映像データ110がリヤビューモニタ3に表示される。この場合、多数の車両が存在しており、車速が低速であると推測される。多数の車両が存在している状況において、運転者は、広範囲の視界を確保したいと考える。このため、制御部30は、第二範囲110Bの情報量低減処理を行わず、表示映像データ110をリヤビューモニタ3に表示させる。車速が低速であるため、運転者は、リヤビューモニタ3から得られる情報量が多くても、適切に後方確認をすることができる。
例えば、第二範囲110Bの認識車両数が2台である場合について説明する。映像処理部36で、処理定義テーブル21Aが参照されて、第二範囲110Bの認識車両数「1台以上3台未満」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理、「行う」が取得される。そして、映像処理部36で、第二範囲110Bの情報量低減処理を行い、表示制御部40で、図17に示すような、情報量を低減させた表示映像データ120がリヤビューモニタ3に表示される。この場合、渋滞などは発生しておらず、車速は高速であると推測される。このため、制御部30は、運転者が必要とし、認識可能な情報に絞るように第二範囲110Bの情報量を低減させた表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。情報量が低減されているため、運転者は、適切に後方確認をすることができる。
例えば、第二範囲110Bの認識車両数がゼロである場合について説明する。映像処理部36で、処理定義テーブル21Aが参照されて、第二範囲110Bの認識車両数「なし」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理、「(第二範囲を)表示せず」が取得される。そして表示制御部40で、図18に示すような、第二範囲110Bを非表示にさせた表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。この場合、渋滞などは発生しておらず、車速は高速であると推測される。このように自車両の周辺に他の車両がいない状況においては、後方確認の必要性が低減する。このため、制御部30は、第二範囲110Bを非表示にさせた表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。このように、第二範囲110Bが非表示にされたとしても、非表示にされた第二範囲110Bには他の車両が映り込んでいないので、運転者は、適切に後方確認をすることができる。
上述したように、本実施形態によれば、表示映像データ110の第二範囲110Bの認識車両数が所定未満である場合、リヤビューモニタ3には、第二範囲120Bの情報量が低減された表示映像データ120が表示される。しかも、表示映像データ110の第二範囲110Bの認識車両数が所定未満である場合、リヤビューモニタ3には、認識車両数に応じて情報量低減度合が変化された表示映像データ120が表示される。また、表示映像データ110の第二範囲110Bの認識車両数が所定未満ではない場合、リヤビューモニタ3には、情報量が低減されていない表示映像データ110が表示される。リヤビューモニタ3には、表示映像データ110の第二範囲110Bの認識車両数に応じて、運転者が容易に認識できる情報量の表示映像データ110または表示映像データ120が表示される。このように、本実施形態によれば、情報量を低減する、表示映像データ110の第二範囲110Bの認識車両数に応じて、運転者にとって適切な情報量を表示することができる。
本実施形態によれば、運転者は、第二範囲110Bの認識車両数に応じて、言い換えると、自車両の側方に来る可能性が高い、自車両と異なる車線を走行している車両の数に応じて、第二範囲110Bの情報量低減処理を行うか否かを判定する。このため、本実施形態によれば、車両周辺の確認をより適切に行うことができる。
[第三実施形態]
図19ないし図21を参照しながら、本実施形態に係る車両用表示システム1について説明する。図19は、第三実施形態に係る車両用表示システムの処理定義テーブルの一例を示す図である。図20は、第三実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。図21は、第三実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。
本実施形態の車両用表示システム1は、左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bのそれぞれについて、認識車両数に応じて、情報量低減処理を行うか否かを判定し、左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bのそれぞれの情報量低減処理を行う点が第二実施形態の車両用表示システム1と異なる。
図19を用いて、本実施形態の処理定義テーブル21Bの一例について説明する。処理定義テーブル21Bは、表示映像データ110の左側または右側のいずれかの第二範囲110Bにおける認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して行う情報量低減処理が定義されている。例えば、図19に示す処理定義テーブル21Bは、3つのパターンが定義されている。パターン例1では、左側または右側のいずれかの第二範囲110Bにおける認識車両数が「なし」または「1台以上3台未満」の場合、第二範囲110Bの情報量低減処理を「行う」と定義され、認識車両数が「3台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。パターン例2では、認識車両数が「なし」の場合、情報量低減処理は「低減度合大」と定義され、認識車両数が「1台以上3台未満」の場合、情報量低減処理は「低減度合中」と定義され、認識車両数が「3台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。パターン例3では、認識車両数が「なし」の場合、「(第二範囲を)表示せず」と定義され、認識車両数が「1台以上3台未満」の場合、情報量低減処理を「行う」と定義され、認識車両数が「3台以上」の場合、情報量低減処理を「行わない」と定義されている。処理定義テーブル21Bは、これに限定されるものではない。
認識処理部35は、表示映像データ110の左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bのそれぞれについて、車両認識を行い、認識した車両の数を判断する。より詳しくは、認識処理部35は、表示映像データ110の左側の第二範囲110Bに対して、車両認識を行い、認識した車両の数を判断する。認識処理部35は、表示映像データ110の右側の第二範囲110Bに対して、車両認識を行い、認識した車両の数を判断する。
映像処理部36は、表示映像データ110の左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bのそれぞれについて、車両の数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bに対して情報量を低減させた表示映像データ120を生成し表示制御部40に出力する情報量低減処理を行う。より詳しくは、映像処理部36は、表示映像データ110の左側の第二範囲110Bの車両の数に応じて、表示映像データ110の左側の第二範囲110Bに対して情報量を低減させる。映像処理部36は、表示映像データ110の右側の第二範囲110Bの車両の数に応じて、表示映像データ110の右側の第二範囲110Bに対して情報量を低減させる。
制御部30は、図15に示す情報処理のステップS23〜ステップS26の処理を、表示映像データ110の左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bに対して、それぞれ行う。
具体的に、図19に示す処理定義テーブル21Bのパターン例3を使用し、制御部30による処理を行う場合について説明する。
例えば、左側の第二範囲110Bの認識車両数が2台であり、右側の第二範囲110Bの認識車両数がゼロである場合について説明する。映像処理部36で、左側の第二範囲110Bについて、処理定義テーブル21Bが参照されて、第二範囲110Bの認識車両数「1台以上3台未満」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理「行う」が取得される。そして、映像処理部36で、左側の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う。映像処理部36で、右側の第二範囲110Bについて、処理定義テーブル21Bが参照されて、第二範囲110Bの認識車両数「なし」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理「(第二範囲を)表示せず」が取得される。そして、映像処理部36で、右側の第二範囲110Bを非表示にさせる。そして、表示制御部40で、図20に示すような表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。この場合、右側の第二範囲110Bが非表示となるが、右側の第二範囲110Bのほとんどの範囲に対向車線が表示されており、運転時の後方確認において優先度が低く、非表示にされたとしても後方確認に支障がない。
例えば、左側の第二範囲110Bの認識車両数が3台であり、右側の第二範囲110Bの認識車両数がゼロである場合について説明する。映像処理部36で、左側の第二範囲110Bについて、処理定義テーブル21Bが参照されて、第二範囲110Bの認識車両数「3台以上」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理「行わない」が取得される。そして、制御部30は、左側の第二範囲110Bの情報量低減処理を行わない。映像処理部36で、右側の第二範囲110Bについて、処理定義テーブル21Bが参照され、第二範囲110Bの認識車両数「なし」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理「(第二範囲を)表示せず」が取得される。そして、映像処理部36で、右側の第二範囲110Bを非表示にさせる。そして、表示制御部40で、図21に示すような表示映像データ120をリヤビューモニタ3に表示させる。この場合も、右側の第二範囲110Bが非表示となるが、右側の第二範囲110Bのほとんどの範囲に対向車線が表示されており、運転時の後方確認において優先度が低く、非表示にされたとしても後方確認に支障がない。
上述したように、本実施形態によれば、表示映像データ110の左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bのそれぞれについて、認識車両数に応じて、情報量低減処理を行うか否かを判定し、左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bごとに情報量低減処理を行う。このように、本実施形態によれば、情報量を低減する、表示映像データ110の左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bごとに、認識車両数に応じて、運転者にとって適切な情報量を表示することができる。
[第四実施形態]
図22ないし図25を参照しながら、本実施形態に係る車両用表示システムについて説明する。図22は、第四実施形態に係る車両用表示システムの範囲定義テーブルの一例を示す図である。図23は、第四実施形態に係る車両用表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。図24は、第四実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。図25は、第四実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。
本実施形態の車両用表示システム1は、制御部30における処理が第一実施形態の車両用表示システム1と異なる。
記憶部20は、範囲定義テーブル22を記憶している。
図22を用いて、本実施形態の範囲定義テーブル22の一例について説明する。範囲定義テーブル22は、表示映像データ110における認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して情報量低減処理を行う範囲が定義されている。範囲定義テーブル22は、認識車両数が多いほど、第二範囲110Bに対して情報量低減処理を行う範囲を狭くすることが定義されている。
例えば、図22に示す範囲定義テーブル22は、2つのパターンが定義されている。パターン例1では、表示映像データ110における認識車両数が「なし」または「1台以上8台未満」の場合、第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲が「変更なし」と定義され、認識車両数が「8台以上」の場合、情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合中」と定義されている。パターン例2では、認識車両数が「なし」の場合、情報量低減処理を行う範囲が「変更なし」と定義され、認識車両数が「1台以上8台未満」の場合、情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合中」と定義され、認識車両数が「8台以上」の場合、情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合大」と定義されている。範囲定義テーブル22は、これに限定されるものではない。
範囲設定部34は、表示映像データ110の認識車両数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を設定する。範囲設定部34は、認識車両数に基づき、認識車両数が多いほど第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を狭く設定する。例えば、範囲設定部34は、あらかじめ記憶部20に記憶した範囲定義テーブル22に対応して、第二範囲110Bの割合を設定してもよい。本実施形態では、範囲定義テーブル22の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲が「変更なし」の場合、第二範囲110Bの全体について情報量低減処理を行うものとする。本実施形態では、範囲定義テーブル22の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合中」の場合、第二範囲110Bの外側から1/2の範囲に対して情報量低減処理を行うものとする。本実施形態では、範囲定義テーブル22の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合大」の場合、「狭小化度合中」の場合に比べて、第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲をより狭くする。例えば、範囲定義テーブル22の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合大」の場合、第二範囲110Bの外側から1/4の範囲に対して情報量低減処理を行うものとする。言い換えると、本実施形態では、範囲定義テーブル22の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合中」または「狭小化度合大」の場合、第二範囲110Bの内側、第一範囲110A側については情報量低減処理を行わないものとする。
範囲設定部34は、例えば、車両の走行状況や運転者の特性などに応じて、図22に示す範囲定義テーブル22の例1のパターンまたは例2のパターンを選択し、選択したパターンの認識車両数と情報量低減処理を行う範囲との関係に基づいて、認識車両数に応じて、情報量低減処理を行う範囲を設定する。
次に、図23を用いて、制御部30による処理の流れについて説明する。ステップS31〜ステップS34、ステップS38は、第一実施形態のステップS11〜ステップS14、ステップS17と同様の処理を行う。
制御部30は、映像処理部36で、認識車両数が所定以上であるか否かを判定させる(ステップS35)。より詳しくは、制御部30は、ステップS34で判断した、表示映像データ110の認識車両数が所定以上であるか否かを判定する。本実施形態では、認識車両数の閾値を8台とし、表示映像データ110の認識車両数が8台以上であるか否かを判定する。認識車両数の閾値は、第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を変更するか否かを分ける境界値である。
制御部30は、範囲設定部34で、第二範囲110Bの情報量低減範囲を変更させる(ステップS36)。より詳しくは、制御部30は、範囲設定部34で、範囲定義テーブル22に基づいて、表示映像データ110の認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を取得させる。そして、制御部30は、範囲設定部34で、表示映像データ110の第二範囲110Bに対して、取得した第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を設定させる。
制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行わせる(ステップS37)。より詳しくは、制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲について、情報量を低減させる。そして、制御部30は、映像処理部36で、生成した表示映像データ120を表示制御部40に出力させる。
具体的に、図22に示す範囲定義テーブル22のパターン例1を使用し、制御部30による処理を行う場合について説明する。
例えば、表示映像データ110の認識車両数が4台である場合について説明する。映像処理部36で、範囲定義テーブル22が参照されて、認識車両数「1台以上8台未満」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理範囲、「変更なし」が取得される。そして、映像処理部36で、第二範囲110Bの全体について情報量低減処理が行われ、表示制御部40で、図24に示すような表示映像データ120がリヤビューモニタ3に表示される。第二範囲110Bの全体について情報量低減処理をしたとしても、表示映像データ110の車両が少数であるため、運転者は、第一範囲120Aで認識された車両による追い越し時や追い抜き時に、第一範囲120Aから第二範囲120Bに移動する車両を認識し、適切に後方確認をすることができる。なお、図24には、第一範囲120Aと第二範囲120Bとの境界を破線で示したが、実際には境界は表示されない。
例えば、表示映像データ110の認識車両数が8台である場合について説明する。映像処理部36で、範囲定義テーブル22が参照されて、認識車両数「8台以上」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理範囲、「狭小化度合中」が取得される。そして、映像処理部36で、第二範囲110Bの外側から1/2の範囲について情報量低減処理が行われ、表示制御部40で、図25に示すような表示映像データ120がリヤビューモニタ3に表示される。情報量を削減する第二範囲120Bを狭くするため、運転者は、第一範囲120Aで認識された車両による追い越し時や追い抜き時に、第一範囲120Aから第二範囲120Bに移動する車両を認識し、適切に後方確認をすることができる。なお、図25には、第一範囲120Aと第二範囲120Bとの境界を破線で示したが、実際には境界は表示されない。
上述したように、本実施形態によれば、表示映像データ110の認識車両数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を変化させる。本実施形態では、表示映像データ110の認識車両数が多いほど、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲の狭小化度合を大きくする。このように、本実施形態によれば、表示映像データ110の認識車両数に応じて、狭小化度合を変化させて、運転者にとって適切な範囲の情報量を削減して表示することができる。これにより、本実施形態によれば、運転者は、車両周辺の確認を適切に行うことができる。
[第五実施形態]
図26ないし図29を参照しながら、本実施形態に係る車両用表示システムについて説明する。図26は、第五実施形態に係る車両用表示システムの範囲定義テーブルの一例を示す図である。図27は、第五実施形態に係る車両用表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。図28は、第五実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の一例を示す図である。図29は、第五実施形態に係る車両用表示システムのリヤビューモニタに表示される映像の他の例を示す図である。
本実施形態の車両用表示システム1は、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数に応じて、情報量低減処理を行うか否かを判定し、第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を設定する点が第四実施形態の車両用表示システム1と異なる。
図26を用いて、本実施形態の範囲定義テーブル22Aの一例について説明する。範囲定義テーブル22Aは、表示映像データ110の第一範囲110Aにおける認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して情報量低減処理を行う範囲が定義されている。例えば、図26に示す範囲定義テーブル22Aは、2つのパターンが定義されている。パターン例1では、表示映像データ110における認識車両数が「なし」または「1台以上5台未満」の場合、第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲が「変更なし」と定義され、認識車両数が「5台以上」の場合、情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合中」と定義されている。パターン例2では、認識車両数が「なし」の場合、情報量低減処理を行う範囲が「変更なし」と定義され、認識車両数が「1台以上5台未満」の場合、情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合中」と定義され、認識車両数が「5台以上」の場合、情報量低減処理を行う範囲が「狭小化度合大」と定義されている。範囲定義テーブル22Aは、これに限定されるものではない。
範囲設定部34は、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を設定する。
次に、図27を用いて、制御部30による処理の流れについて説明する。ステップS41、ステップS42、ステップS46〜ステップS48は、第四実施形態のステップS31、ステップS32、ステップS36〜ステップS38と同様の処理を行う。
制御部30は、認識処理部35で、表示映像データ110の第一範囲110Aの車両認識を行わせる(ステップS43)。
制御部30は、認識処理部35で、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数を判断させる(ステップS44)。
制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数が所定以上であるか否かを判定させる(ステップS45)。
具体的に、図26に示す範囲定義テーブル22Aのパターン例1を使用し、制御部30による処理を行う場合について説明する。
例えば、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数が4台である場合について説明する。映像処理部36で、範囲定義テーブル22Aが参照されて、認識車両数「1台以上5台未満」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理範囲、「変更なし」が取得される。そして、映像処理部36で、第二範囲110Bの全体について情報量低減処理が行われ、表示制御部40で、図28に示すような表示映像データ120がリヤビューモニタ3に表示される。第二範囲110Bの全体について情報量低減処理をしたとしても、表示映像データ110の車両が少数であるため、運転者は、第一範囲120Aで認識された車両による追い越し時や追い抜き時に、第一範囲120Aから第二範囲120Bに移動する車両を認識し、適切に後方確認をすることができる。なお、図28には、第一範囲120Aと第二範囲120Bとの境界を破線で示したが、実際には境界は表示されない。
例えば、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数が5台である場合について説明する。映像処理部36で、範囲定義テーブル22Aが参照されて、認識車両数「5台以上」に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理範囲、「狭小化度合中」が取得される。そして、映像処理部36で、第二範囲110Bの一部について情報量低減処理が行われ、表示制御部40で、図29に示すような表示映像データ120がリヤビューモニタ3に表示される。情報量を削減する第二範囲120Bを狭くするため、運転者は、第一範囲120Aで認識された車両による追い越し時や追い抜き時に、第一範囲120Aから第二範囲120Bに移動する車両を認識し、適切に後方確認をすることができる。なお、図29には、第一範囲120Aと第二範囲120Bとの境界を破線で示したが、実際には境界は表示されない。
上述したように、本実施形態によれば、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を変化させる。本実施形態では、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数が多いほど、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲の狭小化度合を大きくする。このように、本実施形態によれば、表示映像データ110の第一範囲110Aの認識車両数に応じて、狭小化度合を変化させて、運転者にとって適切な範囲の情報量を削減して表示することができる。これにより、本実施形態によれば、運転者は、車両周辺の確認を適切に行うことができる。
図示した車両用表示システム1の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用表示システム1の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
例えば、第四実施形態または第五実施形態と、第一実施形態ないし第三実施形態とを組み合わせてもよい。例えば、第四実施形態と第一実施形態とを組み合わせる場合について説明する。この場合、図23に示すフローチャートのステップS37において、図10に示すフローチャートのステップS15、ステップS16の処理を行う。より詳しくは、制御部30は、映像処理部36で、認識処理部35が判断した認識車両数に基づいて、処理定義テーブル21を参照し、認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理を取得させる。そして、制御部30は、映像処理部36で、取得された認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理に基づいて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲について、情報量を低減させる。そして、制御部30は、映像処理部36で、生成した表示映像データ120を表示制御部40に出力させる。このようにして、表示映像データ110の認識車両数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を変化させるとともに、情報量低減度合を変化させて、運転者にとって適切な情報量を表示することができる。
車両を認識する際に、自車両と同一方向に走行している車両の数を判断してもよい。この場合、認識辞書記憶部4は、車両の正面の形状、大きさ、色などのパターンを照合可能な辞書として記憶している。そして、認識処理部35は、表示映像データ110に対して、認識辞書記憶部4が記憶している認識辞書を用いたパターンマッチングを行い、自車両と同一方向に走行している車両の存在を検出する。これにより、自車両と対向する車両が除かれるので、本実施形態は、運転者にとってより適切な情報量を表示することができる。
処理定義テーブル21は、例えば、表示映像データ110の第一範囲110Aにおける認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して行う情報量低減処理を定義してもよい。
範囲定義テーブル22は、例えば、表示映像データ110の第二範囲110Bにおける認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して情報量低減処理を行う範囲を定義してもよい。ここで、第二範囲110Bにおける認識車両数は、左側の第二範囲110Bにおける認識車両数と、右側の第二範囲110Bにおける認識車両数との合計である。
または、範囲定義テーブル22は、例えば、表示映像データ110の左側または右側のいずれかの第二範囲110Bにおける認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して情報量低減処理を行う範囲を定義してもよい。この場合、制御部30は、映像処理部36で、表示映像データ110の左側の第二範囲110B、右側の第二範囲110Bのそれぞれについて、認識車両数に応じて、情報量低減処理を行う範囲を設定する。
処理定義テーブル21は、例えば、車線ごとの認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して行う情報量低減処理を定義してもよい。この場合、制御部30は、認識処理部35で、表示映像データ110に対して画像解析を行い、車線を検出する。そして、制御部30は、検出した車線ごとに、認識辞書記憶部4が記憶している認識辞書を用いたパターンマッチングを行い、車両の存在を検出する。そして、制御部30は、映像処理部36で、認識処理部35が判断した車線ごとの認識車両数に基づいて、処理定義テーブル21を参照し、車線ごとの認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理を取得させる。そして、制御部30は、映像処理部36で、取得された車線ごとの認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理に基づいて、表示映像データ110の第二範囲110Bについて、情報量を低減させる。そして、制御部30は、映像処理部36で、生成した表示映像データ120を表示制御部40に出力させる。これにより、表示映像データ110の車線ごとの認識車両数に応じて、情報量低減度合を変化させて、運転者にとって適切な情報量を表示することができる。
範囲定義テーブル22は、例えば、車線ごとの認識車両数ごとに、第二範囲110Bに対して情報量低減処理を行う範囲を定義してもよい。この場合、制御部30は、認識処理部35で、表示映像データ110に対して画像解析を行い、車線を検出する。そして、制御部30は、車線ごとに、認識辞書記憶部4が記憶している認識辞書を用いたパターンマッチングを行い、車両の存在を検出する。そして、制御部30は、映像処理部36で、認識処理部35が判断した車線ごとの認識車両数に基づいて、範囲定義テーブル22を参照し、車線ごとの認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を取得させる。そして、制御部30は、映像処理部36で、取得された車線ごとの認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理範囲に基づいて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲について、情報量を低減させる。そして、制御部30は、映像処理部36で、生成した表示映像データ120を表示制御部40に出力させる。これにより、表示映像データ110の車線ごとの認識車両数に応じて、表示映像データ110の第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を変化させて、運転者にとって適切な情報量を表示することができる。
処理定義テーブル21および範囲定義テーブル22は、道路ごとに定義してもよい。処理定義テーブル21および範囲定義テーブル22は、例えば、道路の車線数ごとに定義してもよい。処理定義テーブル21および範囲定義テーブル22は、例えば、道路の幅員ごとに定義してもよい。処理定義テーブル21および範囲定義テーブル22は、例えば、高速道路または国道または県道を含む路線の種類ごとに定義してもよい。この場合、制御部30は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機を使用して取得した自車両の現在地情報や、撮影映像データ100を画像解析することによって、自車両の走行している道路を判定する。そして、制御部30は、映像処理部36で、自車両の走行している道路に対応する処理定義テーブル21または範囲定義テーブル22を参照し、認識車両数に対応する第二範囲110Bの情報量低減処理、または、第二範囲110Bの情報量低減処理を行う範囲を取得させる。
1 車両用表示システム
2 後方カメラ
3 リヤビューモニタ(表示装置)
10 車両用表示制御装置
30 制御部
31 表示映像データ生成部
32 映像データ取得部
33 切出部
34 範囲設定部
35 認識処理部
36 映像処理部
40 表示制御部
100 撮影映像データ
110 表示映像データ
110A 第一範囲
110B 第二範囲
120 表示映像データ
120A 第一範囲
120B 第二範囲

Claims (13)

  1. 車両の後方を撮影する後方カメラからの撮影映像データを取得して、前記車両の後方映像を表示する表示装置に表示させる表示映像データを生成する、表示映像データ生成部と、
    前記表示映像データに対して、第一範囲と、前記第一範囲の両側のそれぞれに配置され、前記表示映像データの両側部に位置する第二範囲とを設定する範囲設定部と、
    前記表示映像データに対して車両認識を行い、認識した車両の数を判断する認識処理部と、
    前記認識処理部が判断した前記車両の数に応じて、前記範囲設定部で範囲が設定された前記第二範囲の映像データに対して、運転者が得られる情報量を低減する情報量低減処理を行う映像処理部と、
    前記第二範囲に対して前記情報量低減処理を行った前記表示映像データを、前記表示装置に表示させる表示制御部と
    を備えることを特徴とする車両用表示制御装置。
  2. 前記映像処理部は、前記認識処理部が判断した前記車両の数が少ないほど、前記第二範囲の映像データに対する前記情報量の低減の度合いを増加させた前記情報量低減処理を行う請求項1に記載の車両用表示制御装置。
  3. 前記認識処理部は、前記表示映像データにおける前記第二範囲に対して車両認識を行い、
    前記映像処理部は、前記認識処理部が判断した前記第二範囲の前記車両の数が少ないほど、前記第二範囲の映像データに対する前記情報量の低減の度合いを増加させた前記情報量低減処理を行う請求項1に記載の車両用表示制御装置。
  4. 前記映像処理部は、前記認識処理部が判断した前記車両の数が多いほど、前記第二範囲の映像データに対して前記情報量低減処理を行う範囲を狭くする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用表示制御装置。
  5. 前記認識処理部は、前記表示映像データにおける前記第一範囲に対して車両認識を行い、
    前記映像処理部は、前記認識処理部が判断した前記第一範囲の前記車両の数が多いほど、前記第二範囲の映像データに対して前記情報量低減処理を行う範囲を狭くする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用表示制御装置。
  6. 前記認識処理部は、前記表示映像データにおける、自車両と同一方向に走行している前記車両の数を判断する請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用表示制御装置。
  7. 前記映像処理部は、前記第二範囲の映像データに対する前記情報量低減処理として、色情報を低減させる処理を行う請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用表示制御装置。
  8. 前記映像処理部は、前記第二範囲の映像データに対する前記情報量低減処理として、単色表示とする請求項7に記載の車両用表示制御装置。
  9. 前記映像処理部は、前記第二範囲の映像データに対する前記情報量低減処理として、輝度を低減させる処理を行う請求項1から8のいずれか一項に記載の車両用表示制御装置。
  10. 前記映像処理部は、前記第二範囲の映像データに対する前記情報量低減処理として、前記第二範囲の映像データを非表示にする処理を含む請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用表示制御装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の車両用表示制御装置と、
    少なくとも前記第一範囲および前記第二範囲を表示可能な表示幅を備える前記表示装置、前記後方カメラのうち少なくともいずれかと
    を備える車両用表示システム。
  12. 車両の後方を撮影する後方カメラからの撮影映像データを取得して、前記車両の後方映像を表示する表示装置に表示させる表示映像データを生成する、表示映像データ生成ステップと、
    前記表示映像データに対して車両認識を行い、認識した車両の数を判断する認識処理ステップと、
    前記認識処理ステップで判断した前記車両の数に応じて、前記表示映像データの第一範囲の両側のそれぞれに配置され、前記表示映像データの両側部に位置する第二範囲の映像データに対して、運転者が得られる情報の量を低減する情報量低減処理を行う映像処理ステップと、
    前記第二範囲に対して前記情報量低減処理を行った前記表示映像データを、前記表示装置に表示させる表示制御ステップと
    を含むことを特徴とする車両用表示制御方法。
  13. 車両の後方を撮影する後方カメラからの撮影映像データを取得して、前記車両の後方映像を表示する表示装置に表示させる表示映像データを生成する、表示映像データ生成ステップと、
    前記表示映像データに対して車両認識を行い、認識した車両の数を判断する認識処理ステップと、
    前記認識処理ステップで判断した前記車両の数に応じて、前記表示映像データの第一範囲の両側のそれぞれに配置され、前記表示映像データの両側部に位置する第二範囲の映像データに対して、運転者が得られる情報の量を低減する情報量低減処理を行う映像処理ステップと、
    前記第二範囲に対して前記情報量低減処理を行った前記表示映像データを、前記表示装置に表示させる表示制御ステップと
    を車両用表示制御装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラム。
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