JP6656201B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このような構成の遊技機としては、次のものが挙げられる。
又、前記発射レールは、例えばV溝形状又はU溝形状等のように形成されて少ない接点(2点又は3点)で遊技球を保持しながら誘導させるように構成されることが多く、この場合には前記発射レールの真上から遊技球が供給されるように設計された遊技機であっても、例えば球送り機構などの部材の変形などによって生じる微小な供給位置のずれによって発射レール上で遊技球が跳ねることが考えられる。
遊技球を所定個数ずつ送り出す球送り機構と、遊技球を遊技領域に向けて打ち出す遊技球発射装置と、遊技球が前記遊技球発射装置による打球動作を受けるべく待機する発射待機位置から前記遊技球発射装置により遊技球が発射される方向へ上り傾斜する傾斜面を有し前記傾斜面のうち前記発射待機位置よりも上流側で前記球送り機構により供給された遊技球を受ける発射レールと、を備え、前記球送り機構により供給された遊技球が前記傾斜面に沿って前記発射待機位置に移動するとともに、前記発射待機位置において前記遊技球発射装置により打ち出された遊技球が前記傾斜面に沿って移動して前記遊技領域に向かうように構成され、前記傾斜面が、遊技球の下半部を両側からそれぞれ支える2つの面を有し上方に向けて開放された溝状に形成されている遊技機であって、
表面を前記発射レールの側方に沿わせるようにして前記発射レールが取り付けられるベース板を備え、前記発射レールのうち、前記球送り機構により供給された遊技球を受ける位置から前記発射待機位置までの間に沿った前記表面の所定箇所に、遊技球が接触した場合の衝撃を緩和させる第1の衝撃吸収部材を配置し、
前記球送り機構の前記第1の衝撃吸収部材に対向する位置に、第2の衝撃吸収部材が設けられていることを特徴とする。
発射レールが遊技球発射装置のベース板の表面に近接して設けられ、該ベース板と反対側の上方位置から前記発射レール上に遊技球が供給され、該遊技球を前記遊技球発射装置により遊技領域に向けて打ち出すように構成された遊技機であって、
前記発射レールのうち、供給された遊技球を受ける位置から後方の発射待機位置までの間に亘り、前記ベース板に第1の衝撃吸収部材を配置した、
ことを特徴とする。
このように構成したことで、発射レールに遊技球が供給されるときに、遊技球発射装置のベース板と反対側の上方位置から遊技球が斜めに落下、供給されると、遊技球は発射レールに衝突すると共に勢い余って反対側のベース板に衝突することになるが、この位置に第1の衝撃吸収部材を配置したことで、その衝突エネルギーを吸収し、遊技球が発射レール上で踊ってしまうことを回避させ、直ちに安定した状態で発射待機位置に落ち着かせることができる。これにより、遊技球の球座りを改善できて、常に安定した姿勢で遊技球発射装置による打ち出しが行い得て、遊技球の軌道が安定し、遊技者の意図した位置に遊技球を打ち出すことができて、ファール球が低減されるのである。
そして、これまで、遊技球(通常鋼球)がベース板(通常アルミニウム合金)に衝突することで、ベース板が削られ、塵埃が発生して発射レール上に溜まり、発射状態が悪化することがあったが、こうした問題も解消される。
勿論、ベース板が削られることにより、遊技球の踊りが一層助長されるといった事態も未然に回避できることになる。
本発明において、遊技領域とは、例えば外レール及び内レールによって囲われた領域を言う。
また、供給された遊技球を受ける発射レールの位置とは、例えば遊技球発射装置のベース板と反対側の上方位置から前記発射レール上に遊技球が供給されるところを指す。
そして、発射待機位置とは、例えば遊技球が、発射作用(打突)の寸前に停止されている位置を言う。具他的には、発射レールの下端部と、その上方の球待ち部材とによって遊技球が停止され、位置保持されるところの位置を指す。
更に、衝撃吸収部材とは、衝撃を緩和させる緩衝材で、衝撃を緩和させるか否かは例えば材料によって特定してもよい。この場合の緩衝材とは、衝撃力を吸収する低反発弾性を備えた素材からなるもので、例えば、制振ゴム、エラストマー、或いはこれに類する素材のものが挙げられる。その他、ベース板と比較して軟性質のものを緩衝材としてもよい。
遊技球を所定個数ずつ送り出す球送り機構と、遊技球を遊技領域に向けて打ち出す遊技球発射装置と、遊技球が前記遊技球発射装置による打球動作を受けるべく待機する発射待機位置から前記遊技球発射装置により遊技球が発射される方向へ上り傾斜する傾斜面を有し前記傾斜面のうち前記発射待機位置よりも上流側で前記球送り機構により供給された遊技球を受ける発射レールと、を備え、前記球送り機構により供給された遊技球が前記傾斜面に沿って前記発射待機位置に移動するとともに、前記発射待機位置において前記遊技球発射装置により打ち出された遊技球が前記傾斜面に沿って移動して前記遊技領域に向かうように構成され、前記傾斜面が、遊技球の下半部を両側からそれぞれ支える2つの面を有し上方に向けて開放された溝状に形成されている遊技機であって、
表面を前記発射レールの側方に沿わせるようにして前記発射レールが取り付けられるベース板を備え、前記発射レールのうち、前記球送り機構により供給された遊技球を受ける位置から前記発射待機位置までの間に沿った前記表面の所定箇所に、遊技球が接触した場合の衝撃を緩和させる第1の衝撃吸収部材を配置したことを特徴とする。
このように構成したことで、発射レールの傾斜面が遊技球の下半部を支える構成とした場合には、遊技球が遊技球発射装置により発射される際の抵抗を少なくでき安定した発射を行い易くすることができるが、その分発射レール上に供給された遊技球の暴れが長引く虞がある。本発明の構成とすることにより、発射レール上で暴れた遊技球が衝撃吸収部材に接触した際にその衝撃を緩和させることができ、遊技球の暴れを低減させて安定した発射を実現することができるようになる。
前記ベース板に主開口部が設けられ、前記第1の衝撃吸収部材が前記主開口部に嵌入される衝撃吸収部位と、前記ベース板に取り付けるための取り付け部位とから構成され、該取り付け部位により前記ベース板の裏面に取り付けられていることを特徴とする。
このように、第1の衝撃吸収部材を衝撃吸収部位と取り付け部位から構成し、全体が、前記衝撃吸収部位よりも大きくなったことと、ベース板の裏面から取り付け部位により取り付けられることで、その取り付け部位が鍔となって、剥がれ難くなるという利点がある。
前記ベース板に、前記主開口部から離れて少なくとも一つの止め付け用開口部が設けられ、前記第1の衝撃吸収部材の取り付け部位に、前記止め付け用開口部に嵌入される突起が設けられていることを特徴とする。
このように、前記ベース板に、少なくとも一つの止め付け用開口部を設け、前記取り付け部位に、前記止め付け用開口部に嵌入される突起を設けることで、この第1の衝撃吸収部材を嵌合手段によって前記ベース板に止め付けることができるのであり、ネジ等を用いることなく簡単に取り付け、取り外しを行い得る。
勿論、止め付け用開口部を複数にし、合わせて前記突起も複数とすれば、より一層堅固で、安定した取り付けを行い得る。
前記第1の衝撃吸収部材の取り付け部位に少なくとも一つの取り付け用孔が設けられ、前記ベース板に、前記取り付け用孔に嵌合される係合突起が設けられていることを特徴とする。
このように、前記取り付け部位に少なくとも一つの取り付け用孔が設けられ、前記ベース板に、それに嵌合する係合突起が設けられることで、第1の衝撃吸収部材を嵌合手段によって前記ベース板に止め付けることができるのであり、ネジ等を用いることなく簡単に取り付け、取り外しを行い得る。
勿論、前記取り付け用孔を複数にし、合わせて前記係合突起も複数とすれば、より一層堅固で、安定した取り付けを行い得る。
更に、前記ベース板少なくとも一つの止め付け用開口部とこの止め付け用開口部に嵌入される突起による嵌合手段を併用した場合には、より一層堅固な取り付けが行い得る。
前記発射レールの下端部の下方は、遊技球の落下を許容するように開放されており、その下端部の上方には球待ち部材が所定の高さHを隔てて設けられ、前記遊技球発射装置の打球部の先端の初期位置P0と前記発射レールの下端部との水平距離Lと前記高さHが同じ長さになるか又は前記水平距離Lの方が長くなるように設定されていることを特徴とする。
このように構成したことで、この遊技機に、入賞率を高める目的で、所定の大きさの遊技球よりも小径の遊技球が不正使用されたときに、その遊技球が発射レール上に供給されると、球待ち部材で受け止められず、ここを通過し、発射レールの下端部を超えることになる。その際、前記遊技球発射装置の打球部の先端の初期位置P0と前記発射レールの下端部との水平距離Lと前記高さHが同じ長さになるか又は前記水平距離Lの方が長くなるように設定されているため、遊技球は遊技球発射装置の打球部と発射レールの下端部との間に挟まるか、発射レールの下端部から下方に落下することになる。これによって、不正の小径の遊技球は、正規に発射されることがないのであり、かかる小径の遊技球を用いた不正遊技を未然に回避できるのである。
遊技球を前記発射レール供給する球送り機構が前記発射レールの側部上方に設けられ、該球送り機構の前記第1の衝撃吸収部材に対向する位置に、第2の衝撃吸収部材が設けられていることを特徴とする。
このように、該球送り機構の前記第1の衝撃吸収部材に対向する位置に、第2の衝撃吸収部材が設けられることで、発射レール上に供給されて前記第1の衝撃吸収部材に衝突した遊技球が、その衝撃力を十分に吸収出来なかったときに、その反対側に弾かれることになるが、その反対側の球送り機構に第2の衝撃吸収部材が設けられていることで、その衝突エネルギーを再度吸収できて、遊技球を安定よく発射待機位置に落ち着かせることができる。これにより、遊技球の球座りをより一層改善できる。
前記主開口部は、その前記発射レールの上端側が上下の方向に大きな幅を持ち、その下端側がそれよりも小さな幅に形成され、そこに嵌め込まれる前記第1の衝撃吸収部材の衝撃吸収部位が前記主開口部の形状と同じ形状に構成されていることを特徴とする。
このように、第1の衝撃吸収部材の衝撃吸収部位の形状を、発射レールの上端側が上下の方向に大きな幅を持ち、その下端側がそれよりも小さな幅となるようにしたことで、遊技球が斜め上方から落下供給される位置では、その落下エネルギーが大きく、飛び跳ねによる踊りが大きなものとなるので、これを十分にカバーしてやる必要があり、単純な矩形乃至円形ではなく、上述した十分な大きさの異形とすることでより一層遊技球の踊りを抑制することができる。
前記発射レールが、遊技球の発射方向に直交する方向の断面がM形を呈するように形成され、前記第1の衝撃吸収部材の衝撃吸収部位が、前記M形の頂部に対応するベース板の部分に位置されていることを特徴とする。
このように、発射レールが、遊技球の発射方向に直交する方向の断面がM形を呈するように形成されている場合、上方から発射レール上に供給される遊技球は、そのM形の内側斜面に衝突することになるため、この斜面を登ってM形の頂部を超えてベース板の側壁に衝突することになるものであり、このM形の頂部を超えたベース板の側壁部分に前記第1の衝撃吸収部材の衝撃吸収部位が設けられていることで、このような形状の発射レールに対して球座り作用がより一層有効となる。
図1は本実施形態のパチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の前面からの斜視図であり、図3は、前面枠14の斜視図である。図4は、前面枠14を開いた状態の斜視図であり、図5は、前面枠14を開いた状態の正面図であり、図6は、遊技盤30の正面図である。
前記内枠12の開閉軸線はパチンコ機10の正面からみて遊技球発射ハンドル18の設置箇所の反対側(図1のパチンコ機10の左側)で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に十分に開放できるようになっている。また、内枠12は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂から成る。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できるという利点が発揮される。
音出力口24は、内枠12の左右上端部位置に設けられたスピーカからの音を出力するための出力口である。また、灰皿22は、図1に示すように、下皿15の左方に設けられている。灰皿22は左右方向(水平方向)の軸線を軸心にして回動(例えば前方側に向けて前回り)するように支持されている。
つまり、この前面枠14の側面の少なくとも一部が内枠12の外側壁(リブ)12b内に嵌まり込むようにして取り付けられているので、内枠12と前面枠14との隙間から異物(針状あるいは薄板状等のものであって、具体的には針金、ピアノ線、セルロイド板等)を差し入れるなどの不正行為を防止できるようになっている。また、前面枠14は、内枠12と同様に、合成樹脂、具体的にはABS樹脂により構成されているので、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できる。
そして、樹脂ベース20の後側には、図4乃至図6に示す遊技盤30が着脱可能に装着されている。図6に示すように、遊技盤30は四角形状の合板よりなり、上部一方のコーナーが角落されており(後に述べる)、その周縁部が樹脂ベース20(内枠12)の裏側に当接した状態で取着されている。
そして、この一般入賞口31、31及び始動口33に遊技球が入球した場合には、上記各検出センサで検出され、この検出センサの出力に基づいて、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞品球が払い出されると共に、始動口33に遊技球が入球した場合には、後述する抽選が開始されることになる。
かかる場合、各種入賞口に入賞した遊技球を入賞球処理装置に一旦集め、その入賞球処理装置で入賞球の存在を1つずつ順番に確認した上で払出を行う従来方式(いわゆる証拠球方式)とは異なり、本実施の形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる(すなわち、本パチンコ機10では入賞球処理装置を廃止している)。故に、払い出す遊技球が多量にあっても、その払出をいち早く実施することが可能となる。但し、本発明に従来の「証拠球方式」を適用してもよい。
その他に、遊技盤30の左右下方位置には、上記一般入賞口31、31を備えた装飾部材35が設けられ、また、遊技盤30の下部にはアウト口36が設けられており、各種入賞装置等に入球しなかった遊技球はこのアウト口36を通って、遊技盤30裏面の図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。さらに、遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の誘導釘が植設されているとともに、同様の機能を有する風車が配設されている。
かかる場合、内レール51と外レール52とにより誘導レールが構成され、これら各レール51、52が所定間隔を隔てて並行する部分(向かって左側の部分)により球案内通路が形成されている。なお、球案内通路は、遊技盤30との当接面を有した溝状、すなわち手前側を開放した溝状に形成されている。
なお、遊技盤30の右下隅部および左下隅部は、証紙(例えば製造番号が記載されている)等のシール(図6のS1,S2)やプレートを貼着するためのスペースとなっており、この貼着スペースを確保するために、フランジ56に切欠58,59が形成されている。遊技盤30の右下隅部や左下隅部に、証紙等のシール(図8のS1,S2)を貼着することで、遊技盤30と証紙との一義性を持たせることができる。
従って、遊技領域と言った場合には誘導レール部分は含まないため、遊技領域の向かって左側限界位置は外レール52によってではなく内レール51によって特定される。同様に、遊技領域の向かって右側限界位置は内レール51によって特定される。また、遊技領域の下側限界位置は遊技盤30の下端位置によって特定される。また、遊技領域の上側限界位置は外レール52によって特定される。
前面枠14には前記遊技領域のほとんどを外部から視認することができるよう略楕円形状の窓部101が形成されている。詳しくは、ベース部材が窓部101を形成する開口を備えており、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲して細化した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。
本パチンコ機10では、中央電飾部103が大当たりランプとして機能し、大当たり遊技状態時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり遊技状態中であることを報知する。さらに、上皿19周りにも、同じくLED等の発光部を内蔵した上皿電飾部104が設けられている。
図7及び図8は、パチンコ機10の背面図と、セット板400を一部開いた斜視図である。先ず、パチンコ機10の背面構成について全体の概要を説明する。パチンコ機10にはその背面(実際には内枠12および遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左右に並べられるようにしてまたは前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給するための遊技球供給装置(払出機構)等が取り付けられている。
上記発射制御装置312ついては、発射制御回路を備えている。発射制御回路は、遊技者による遊技球発射ハンドル18の操作に従って発射用ソレノイドの発射制御を担うものであり、発射用ソレノイドは所定の発射条件が整っている場合に駆動される。具体的には、発射制御回路には遊技球発射ハンドル18に設けられた発射スイッチ、タッチセンサ及び止め打ちスイッチが接続されており、発射スイッチ及びタッチセンサがオン、止め打ちスイッチがオフの状態となった場合に限って発射許可信号を主制御装置261の制御基板80(電源監視基板を介して)に出力する。制御基板80は、当該発射許可信号の入力に基づいて所定周期の発射制御信号(5ボルトのパルス信号)を発射制御回路に出力する。発射制御回路には、増幅器(FET)が設けられており、発射制御信号を入力する毎に、増幅器がコンデンサに蓄電された電源を瞬間的に供給する(例えば、32ボルトの電源を供給する)ことで発射用ソレノイドを駆動する。この場合に、遊技球発射ハンドル18にはハンドル操作量を判定するためのダイヤル可変抵抗器が設けられており、発射制御回路はダイヤル可変抵抗器における抵抗値の変化に基づいてコンデンサに蓄電された電源の供給量を調整することで発射用ソレノイドによる打ち出し速度を決定する。
また、制御装置80において、通常処理として、各種コマンドを他の制御基板に出力する外部出力処理、各種カウンタの更新処理、コマンドの設定処理、大入賞口を当り状態に応じて開閉させる処理、遊技球発射制御処理などが順次実行される。このうち遊技球発射制御処理は4msec毎(通常処理毎)に実行されるものである。
[遊技球の払い出しに関するエラー報知]
(タンク球無し)
タンク球無しの報知は、タンクとタンクレールに遊技球が無いことを報知するもので、図1に示す右コーナーLED810が点灯し、図7に示すモニターLED811が消灯し、状態表示812が「1」を点滅表示する。
下受け皿満タンの報知は、図1に示す右コーナーLED813が点灯し、図7に示すモニターLED811が消灯する。そして、状態表示812が「2」を点滅表示する。
払出モーター駆動中にも関わらず払出カウントスイッチに遊技球の通過がない状態を示すもので、右コーナーLED810が点灯し、モニターLED811が消灯し、状態表示812が、「3」を点滅表示する。
(ヒューズ切れ1及びヒューズ切れ2)
ヒューズ切れ1は、図7に示す第1ヒューズ814に定格以上の電流が流れたとき、ヒューズ切れ2は、第2ヒューズ815に以上の定格以上の電流が流れたときに飛んでしまった状態であるが、このエラー状態報知は、表示されない。
その他のエラーとしては、「ガラス枠開放」、「内枠開放」、「遊技球等貸出装置未接続」、「遊技球等貸出装置通信異常」、「コマンド異常」、「コネクタ未接続」がある。そのうち、遊技球等貸出装置が未接続の場合は、図6に示すモニターLED816及びモニターLED817が消灯する。そして、遊技球等貸出装置通信異常は、前記状態表示812が「U」を点滅表示する。
また、コマンド異常は、ハーネスの破損等によるコマンド不良を示すもので、前記状態表示812が「C」を点滅表示する(電源投入時にコマンド異常になった場合は点灯表示)。更に、コネクタ未接続は、モニターLED818が消灯する(ただし、発射動作中は点滅する)。
尚、図7において、819は、遊技機電源コードを示し、820は、電源スイッチを示し、821は、外部接続アース線を示す。
この第1基板ケース201Aは、前記外側ケース70側に設けられる外側封印部71と、前記内側ケース85側に設けられる内側封印部86と、その外側封印部71と内側封印部86とを連結する封印部材87とを有し、その封印部材87によって前記外側封印部71と内側封印部86とが連結されている場合に前記制御基板80を取り出すときには第1基板ケース201Aを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とするものである。
この連結台座部材430は、前記開閉機構410と前記第1基板ケース201Aとにそれぞれ連結されるものであり、言わば従来から用いられていた基板ケースを取り付けるための台座に相当するものであって、合成樹脂で成型されており、第1基板ケース201Aの内側ケース85の側面に接当する側が開放され、リブが多数設けられ、リブの端面は同じレベルに形成され、内側ケース85の側面に密着接当可能にされており、反対側の側面(遊技盤30側)は、平坦に形成されている。
即ち、前記外側封印部71と内側封印部86の位置する側に前記第1台座封止部450が配置され、且つ、前記第1基板ケース201Aの背面視(正面)において、前記第1台座封止部450が見えるように前記外側および内側封印部71、86と平面位相をずらせて配置されているのである。
そして、前記第1、及び第2台座封止部450、432は、破断ネジを用いて連結封止される。
そして、封印部により封印されることにより、制御基板に対して不正な改変を行ったり、不正品に交換されることを防止でき、また、第1、第2台座封止部450、432により連結封止することによって、第1制御基板ユニット201を不正品に交換されることを防止できる。
遊技盤30の裏面と第1制御基板ユニット201との間には、スペーサー(中間部材)501が介装されている。図10乃至図12に示すように、遊技盤30の裏面には球集合板460が設けられ、第1制御基板ユニット201はこの球集合板460に外側から取り付けられる構成となっているが、該球集合板460と第1制御基板ユニット201との間には、若干の間隙が形成されている。パチンコ機10の機種によっては、遊技盤30の裏面の設計に応じて、当該部位の寸法(奥行)が異なる。このため、この寸法の変動に対応できるように、球集合板460と第1制御基板ユニット201との間には、若干の余裕、すなわち間隙が形成されているのである。前記スペーサー(中間部材)501は、この球集合板460と第1制御基板ユニット201との間の間隙を補填するためのものであり、当該間隙にほぼ対応した寸法を有するものとなっている。
この遊技機の特徴部分について、図4、図5、図13乃至図22に基づいて詳しく説明する。この遊技機の特徴とする基本的な構成は、上記発射レール170が遊技球発射装置38のベース板171の表面に近接して設けられ、該ベース板171と反対側の上方位置から前記発射レール170上に遊技球が供給され、該遊技球を前記遊技球発射装置38により遊技領域に向けて打ち出すように構成されているものである。
そして、前記本体部173Dは、合成樹脂製であり、2本の縦軸心の回動軸を備え、後方のベース板171の軸受け171A,171Aに嵌合されて回動自在に枢支されており、且つ、一つの係止フック173Eを備え、後方のベース板171の係合孔171Bに、その合成樹脂の弾性変形を用いて嵌合されように構成されている。
また、前記球送り機構173は、前記発射レール170の妨げとならないように、発射レール170よりも遊技機の前面側に変位して配置されており、従って、ここから供給される遊技球は、発射レール170に対して、斜め上方から落下、供給されることになる。
前記第1の衝撃吸収部材175は、衝撃を緩和させる緩衝材で、衝撃力を吸収する低反発弾性を備えた素材からなるもので、ここでは制振ゴムが用いられている。この素材の物性としては、反弾発性が10%未満のものである。しかし、この素材以外でも、十分な緩衝性を有するゴム、合成樹脂等を適宜選択して使用できる。
上記の第1の衝撃吸収部材175の取り付け手段は、次の二つの手段で行われる。
更に、前記球待ち部材181は、合成樹脂製で、正面視で略台形を成すもので、ネジにより後方のベース板171に止め付けられている。その遊技球の受け止め面側は、上方が前方に、下方が後方に位置するように斜めの傾斜面に形成されている。
上記のように構成したことで、発射レール170に遊技球が供給されるときに、遊技球発射装置38のベース板171と反対側の上方位置から遊技球が斜めに落下、供給されると、遊技球は発射レール170に衝突すると共に勢い余って反対側のベース板171に衝突することになるが、この位置に第1の衝撃吸収部材175を配置したことで、その衝突エネルギーを吸収し、遊技球が発射レール170上で踊ってしまうことを回避させ、直ちに安定した状態で発射待機位置P2に落ち着かせることができる。これにより、遊技球の球座りを改善できて、常に安定した姿勢で遊技球発射装置38による打ち出しが行い得て、遊技球の軌道が安定し、遊技者の意図した位置に遊技球を打ち出すことができて、ファール球が低減されるのである。同時に、遊技球(通常鋼球)がベース板171(通常アルミニウム合金)に衝突することで、ベース板171が削られ、塵埃が発生して発射レール170上に溜まり、発射状態が悪化することがあったが、こうした問題も解消されることになる。
勿論、ベース板が削られることにより、遊技球の踊りが一層助長されるといった事態も未然に回避できることになる。
勿論、止め付け用開口部177を、実施例のように二つ或いはそれ以上の複数個にし、合わせて前記突起178も複数とすれば、より一層堅固で、安定した取り付けを行い得る。
勿論、前記取り付け用孔179を、この実施例のように二とし、或いはそれ以上の複数にし、合わせて前記係合突起180も複数とすれば、より一層堅固で、安定した取り付けを行い得る。
更に、前記ベース板171少なくとも一つの止め付け用開口部177とこの止め付け用開口部177に嵌入される突起178による嵌合手段を併用した場合には、より一層堅固な取り付けが行い得るものである。
上記衝撃吸収部材について、更に、第2の衝撃吸収部材を設けるようにしてもよいものである。
即ち、遊技球を前記発射レール170に供給する球送り機構173が前記発射レールの側部上方に設けられているが、該球送り機構173の前記第1の衝撃吸収部材175に対向する位置に、第2の衝撃吸収部材が設けることができる。
具体的には、前記第1の衝撃吸収部材175に対向する位置には、ゲートレバー173Aが位置されているが、その下端部自体を緩衝材で構成するか、そこに緩衝材を備えるようにする。
このように、該球送り機構173の前記第1の衝撃吸収部材175に対向する位置に、第2の衝撃吸収部材が設けられることで、発射レール170上に供給されて前記第1の衝撃吸収部材175に衝突した遊技球が、その衝撃力を十分に吸収出来なかったときに、その反対側に弾かれることになるが、その反対側の球送り機構173のゲートレバー173A(それ以外の部分でもよい)に第2の衝撃吸収部材が設けられていることで、その衝突エネルギーを再度吸収できて、遊技球を早期に、安定よく発射待機位置に落ち着かせることができる。これにより、遊技球の球座りをより一層改善できるものである。
170:発射レール
171:ベース板
P1:遊技球を受ける位置
P2:発射待機位置
175:衝撃吸収部材
Claims (2)
- 遊技球を所定個数ずつ送り出す球送り機構と、遊技球を遊技領域に向けて打ち出す遊技球発射装置と、遊技球が前記遊技球発射装置による打球動作を受けるべく待機する発射待機位置から前記遊技球発射装置により遊技球が発射される方向へ上り傾斜する傾斜面を有し前記傾斜面のうち前記発射待機位置よりも上流側で前記球送り機構により供給された遊技球を受ける発射レールと、を備え、前記球送り機構により供給された遊技球が前記傾斜面に沿って前記発射待機位置に移動するとともに、前記発射待機位置において前記遊技球発射装置により打ち出された遊技球が前記傾斜面に沿って移動して前記遊技領域に向かうように構成され、前記傾斜面が、遊技球の下半部を両側からそれぞれ支える2つの面を有し上方に向けて開放された溝状に形成されている遊技機であって、
表面を前記発射レールの側方に沿わせるようにして前記発射レールが取り付けられるベース板を備え、前記発射レールのうち、前記球送り機構により供給された遊技球を受ける位置から前記発射待機位置までの間に沿った前記表面の所定箇所に、遊技球が接触した場合の衝撃を緩和させる第1の衝撃吸収部材を配置し、
前記球送り機構の前記第1の衝撃吸収部材に対向する位置に、第2の衝撃吸収部材が設けられていることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機は、パチンコ機であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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