[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2015年12月30日に出願された、「Control Information Feedback for eCC On PCell」と題する、Yooらによる米国特許出願第14/984,339号、2015年1月19日に出願された、「HARQ and CSI Feedback for Non-Standalone Enhanced Component Carriers」と題する、Damnjanovicらによる米国仮特許出願第62/104,964号、および2015年1月13日に出願された、「Control Information Feedback for ECC on PCell」と題する、Yooらによる米国仮特許出願第62/102,739号の優先権を主張する。
[0065]説明される実施形態は、拡張コンポーネントキャリア(eCC)構成を使用するマルチキャリア通信のためのシステム、デバイス、および方法を対象とする。これらの実施形態は、非スタンドアロンeCCのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)およびチャネル状態情報(CSI)フィードバックを含み得る。eCC構成は、認可無線スペクトル周波数帯域とともに、ならびに共有または無認可無線スペクトル周波数帯域とともに使用され得る。eCCが共有または無認可チャネル上のセカンダリコンポーネントキャリア(SCellまたはSCC)として展開されるとき、SCellを使用する基地局(BS)およびユーザ機器(UE)は、それらがそれの上で通信しているチャネルへの排他的アクセスを有しないことがある。代わりに、BSおよびUEは、プライマリコンポーネントキャリア(PCellまたはPCC)上で何らかのトラフィックを送ることによって、改善された効率を有し得る。短い、バースト的、または分離された情報が、SCellの代わりにPCell上で送信するために適切であり得る。そのような情報は制御情報を含む。
[0066]本明細書で説明される技法は、PCell上で、たとえば、ダウンリンク(DL)肯定応答/否定応答(ACK/NACK)、アップリンク(UL)ACK/NACK、CSI、DL許可、およびUL許可など、制御情報を交換するための通信ノードを提供する。
[0067]eCC構成は、いくつかのレガシーロングタームエボリューション(LTE)帯域幅よりも大きくなり得る、最高80メガヘルツ(MHz)帯域幅をサポートする広帯域キャリアであり得る。eCC構成はまた、レガシーLTEよりも短い(たとえば、16.67マイクロ秒(μs))直交周波数分割多重(OFDM)シンボル持続時間と、レガシーLTEよりも大きいサブキャリア間隔(たとえば、60キロヘルツ(KHz))とをサポートし得る。eCC構成は、キャリアアグリゲーション(CA)システムにおいて、スタンドアロンコンポーネントキャリアとして、またはSCellとして使用され得る。
[0068]PCell上でブロックACK/NACKメッセージを送るための技法が、本明細書でさらに説明される。UEまたは基地局が、それぞれ、UL/DLデータを送信するための共有媒体にアクセスすることができないときにUL/DL許可を扱うための技法も説明される。
[0069](たとえば、1つのダウンリンク割当てによって許可された)eCC上での送信は、複数のコードブロックを含んでいることがあり、eCCのためのHARQフィードバックは、PCellを介してブロックACK/NACK情報として提供され得る。PCellがFDD PCellである場合、サブフレームk中で完了する送信のためのHARQフィードバックは、サブフレームkからの固定オフセットを有するフィードバックサブフレームにおいて、PCellのアップリンク制御チャネルまたはデータチャネル上で送信され得る。固定オフセットは、他のキャリア(たとえば、PCellまたは他のSCellなど)を介して受信される送信のために使用される固定オフセットよりも短くなり得る。PCellが時分割複信(TDD)PCellである場合、サブフレームk中で完了する送信のためのHARQフィードバックは、サブフレームkからの固定オフセットの後のPCellの第1のアップリンクサブフレームにおいて、PCellのアップリンク制御チャネルまたはデータチャネル上で送信され得る。
[0070]PCell上での単一のアップリンク制御チャネル送信は、ACK/NACK情報のための所定の容量を有し得る。たとえば、物理UL制御チャネル(PUCCH)フォーマット3は、最高20ビットのHARQフィードバック情報を搬送することができる。eCCのブロックACK/NACKのためのビット数がアップリンク制御チャネルの容量を超える場合、提供されるACK/NACK情報のビット数を低減するために、バンドリングが実行され得る。空間バンドリングが最初に実行され、空間バンドリングの後に、ACK/NACK情報のビット数が、依然としてアップリンク制御チャネルの容量を超える場合、コードブロックバンドリングが実行され得る。追加または代替として、PCellの1つのフィードバックサブフレーム内でeCCのためのHARQフィードバックを搬送するために、複数のアップリンク制御チャネル送信(たとえば、複数のPUCCHフォーマット3送信など)が使用され得る。たとえば、eCCを介して受信される各送信は、1つのアップリンク制御チャネル送信に関連し得る。複数のリソースがUEのために構成され得、どのリソースをフィードバックのために使用すべきかが、ダウンリンク許可において指定され得る。eCCのためのHARQフィードバックのためのリソースが、UEの間でオーバーロードされ得る(たとえば、eCC送信のためのHARQフィードバックのための同じリソースが、2つ以上のUEに割り当てられ得る)。
[0071]いくつかの実施形態では、ダウンリンク許可は、ダウンリンク許可が失われた場合にACK/NACKマッピングあいまいさを解決するために、eCC上での送信のためのインデックス情報を搬送し得る。インデックス情報は、送信のための送信インデックス、または送信の各コードブロックを識別するコードブロックインデックス情報を含み得る。
[0072]PCell制御チャネルを使用することの容量制限により、eCCのためのHARQフィードバックは、可能なときはいつでも、フィードバックを提供するためにPCellのアップリンクデータチャネルを利用し得る。PCellのアップリンクデータチャネルを介して提供されるeCCのためのHARQフィードバックは、アップリンク制御チャネルを介してフィードバックを提供することと同じタイムラインに従い得る。したがって、PCellのアップリンクデータチャネルは、データ送信が、eCCのためのHARQフィードバックを提供するためのフィードバックサブフレーム中にスケジュールされるときはいつでも、eCCのためのHARQフィードバックを搬送し得る。PCellのアップリンクデータチャネルは、UEが、アップリンク制御チャネルおよびアップリンクデータチャネル上の同時送信のために構成された場合でも、および他のキャリア(たとえば、PCell、他のSCellなど)のためのHARQフィードバックが、アップリンク制御チャネルを使用して提供される場合でも使用され得る。
[0073]いくつかの実施形態では、eCCのためのCSIフィードバックがPCell上で送られ得る。たとえば、eCCは、周期CSIフィードバックを報告するように構成され得、PCellの(データ送信がCSIフィードバックサブフレーム中に送られている場合)PUCCHまたは物理UL共有チャネル(PUSCH)上で周期CSIフィードバックを報告し得る。非周期CSIは、PCell上の許可によって、またはeCC上の許可によってトリガされ得る。いくつかの場合には、非周期CSIは、非周期CSI報告をトリガするセル上で送信される。代替的に、非周期CSIは、どのセルが非周期CSI報告をトリガしたかにかかわらず、PCell上で送信され得る。
[0074]本明細書で説明される技法は、セルラーワイヤレスシステム、ピアツーピアワイヤレス通信、ワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)、アドホックネットワーク、衛星通信システム、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。これらのワイヤレス通信システムは、符号分割多重接続(CDMA)、時分割多重接続(TDMA)、周波数分割多重接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)、および/または他の無線技術など、様々な無線通信技術を採用し得る。概して、ワイヤレス通信は、無線アクセス技術(RAT)と呼ばれる1つまたは複数の無線通信技術の規格化された実装形態に従って行われる。無線アクセス技術を実装するワイヤレス通信システムまたはネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)と呼ばれることがある。
[0075]本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMA技法を採用する無線アクセス技術の例としては、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)などがある。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムの例としては、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))の様々な実装形態がある。OFDMおよび/またはOFDMAを採用する無線アクセス技術の例としては、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどがある。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPP(登録商標) LTEおよびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、無認可および/または共有帯域幅を介したセルラー(たとえば、LTE)通信を含む、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。
[0076]以下の説明は、例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
[0077]図1に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラの制御下で動作し得る。様々な例では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(たとえば、X1など)上で、直接的または間接的のいずれかで(たとえば、コアネットワーク130を通して)、互いと通信し得る。
[0078]概して、ワイヤレス通信システムは、様々な規制方式に従って(たとえば、FCCなどによって)規制され得る周波数帯域に区分されたワイヤレススペクトルを利用する。たとえば、認可帯域は特定の事業者または目的のために予約され得、帯域上で動作することを認可されないデバイスは、概して、帯域上で送信することを禁止される。無認可帯域は、特定の事業者のために予約されないことがあるが、様々なルールまたはプロトコル(たとえば、限られた送信電力、競合解消プロトコルなど)に従って使用され得る。共有周波数帯域は、送信するときに優先される優先事業者を有し得るが、非優先事業者による日和見的使用を可能にし得る。
[0079]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、発展型ノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロセル基地局および/またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
[0080]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はLTE/LTE−Aネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、eNBという用語は、概して、基地局105を表すために使用され得、UEという用語は、概して、UE115を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを提供する、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP用語である。
[0081]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る、低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0082]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、CAまたはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。「コンポーネントキャリア」という用語は、キャリアアグリゲーション(CA)動作においてUEによって利用される複数のキャリアの各々を指すことがあり、システム帯域幅の他の部分とは別個であり得る。たとえば、コンポーネントキャリアは、独立して、または他のコンポーネントキャリアと組み合わせて利用されることが可能である比較的狭い帯域幅のキャリアであり得る。各キャリアは、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを送信するために使用され得る。複数のコンポーネントキャリアは、いくつかのUE115に、より大きい帯域幅と、たとえば、より高いデータレートとを提供するために、アグリゲートされるか、またはコンカレントに利用され得る。各コンポーネントキャリアは、LTE規格のリリース8またはリリース9に基づいて、分離キャリアと同じ能力を提供し得る。したがって、個々のコンポーネントキャリアは、レガシーUE115(たとえば、LTEリリース8またはリリース9を実装するUE115)との後方互換性があることがあるが、他のUE115(たとえば、リリース8/9後のLTEバージョンを実装するUE115)は、マルチキャリアモードにおいて複数のコンポーネントキャリアで構成され得る。DLのために使用されるキャリアはDL CCと呼ばれることがあり、ULのために使用されるキャリアはUL CCと呼ばれることがある。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のDL CCと1つまたは複数のUL CCとで構成され得る。追加または代替として、キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0083]ワイヤレス通信システム100は、CAのためにeCCを使用し得る。eCCは、CAにおいて、スタンドアロンコンポーネントキャリア(たとえば、PCell)としてまたはSCellとして使用され得る。eCCは、非後方互換性OFDMヌメロロジー(numerology)を有する広帯域キャリアであり得る。たとえば、eCCは、レガシーLTEにおいて使用されるものよりも、広い帯域幅と、短いOFDMシンボル持続時間と、大きいサブキャリア間隔とを有し得る。1つの特定の例では、eCCは、約80MHzの帯域幅、16.67μsのOFDMシンボル持続時間、および60KHzのサブキャリア間隔までを有する。他の例では、eCCは、他の帯域幅、OFDMシンボル持続時間、およびサブキャリア間隔を有し得る。
[0084]ワイヤレス通信システム100は、異なる無線周波数スペクトル帯域中でeCCを使用することが可能である。ワイヤレス通信システム100は、無認可無線周波数スペクトル帯域中で、または認可無線周波数スペクトル帯域中でeCCを展開し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域は、無認可無線周波数スペクトルにおけるLTEアドバンスト(LTE−U)において使用されるものと同様であり得る。ワイヤレス通信システム100は、共有無線周波数スペクトル帯域中でeCCを展開し得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、認可または無認可であり得、いくつかの異なる事業者の間で共有され得る。
[0085]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0086]様々な開示される例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤが、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
[0087]基地局105は基地局eCC制御情報構成要素140を含み得る。基地局eCC制御情報構成要素140は、PCell上でのeCC通信に関する制御情報を送るまたは受信するために使用され得る。制御情報は、たとえば、DL/UL ACK/NACK、CSI、またはDL/UL許可を含み得る。他の例では、他のタイプの制御情報が、PCellを使用して通信され得る。
[0088]UE115はワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0089]ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのUL送信、および/または基地局105からUE115へのDL送信を含み得る。DL送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、UL送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。各通信リンク125は1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上記で説明された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)からなる信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク125は、(たとえば、対スペクトルリソースを使用する)FDD動作または(たとえば、不対スペクトルリソースを使用する)TDD動作を使用して、双方向通信を送信し得る。FDDのためのフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ1)とTDDのためのフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ2)とが定義され得る。
[0090]UE115はUE eCC制御情報構成要素145を含み得る。UE eCC制御情報構成要素145は、PCell上でのSCell eCC通信に関する制御情報を送るまたは受信するために使用され得る。制御情報は、たとえば、DL/UL ACK/NACK、CSI、またはDL/UL許可を含み得る。他の例では、他のタイプの制御情報が、PCellを使用して通信され得る。
[0091]システム100のいくつかの実施形態では、基地局105および/またはUE115は、基地局105とUE115との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局105および/またはUE115は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境を利用し得る多入力多出力(MIMO)技法を採用し得る。
[0092]DLのために使用されるキャリアはDL eCCと呼ばれることがあり、ULのために使用されるキャリアはUL eCCと呼ばれることがある。UE115は、CAのために、複数のDL eCCと1つまたは複数のUL eCCとで構成され得る。マルチレイヤ基地局105は、DLまたはUL上の複数のeCCを介したUEとの通信をサポートするように構成され得る。したがって、UE115は、1つの基地局105から、または複数の基地局105(たとえば、シングルまたはマルチレイヤ基地局)から1つまたは複数のDL eCC上でデータと制御情報とを受信し得る。UE115は、1つまたは複数のUL eCC上でデータと制御情報とを1つまたは複数の基地局105に送信し得る。CAは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0093]UE115は、複数のキャリアを利用して単一の基地局105と通信し得、また、異なるキャリア上で同時に複数の基地局と通信し得る。基地局105の各セルは、DL CC、TDD UL−DL CC、またはDL CCおよびUL CCを含み得る。基地局105のための各サービングセルのカバレージエリア110は異なり得る(たとえば、異なる周波数帯域上のCCは、異なる経路損失を経験し得る)。いくつかの例では、あるキャリアは、PCellによってサービスされ得る、UE115のための、プライマリキャリア、またはPCCとして指定される。PCellは、UE115のためのRRC接続インターフェースとして働き得る。あるアップリンク制御情報(UCI)、たとえば、PUCCH上で送信された、ACK/NACK、チャネル品質インジケータ(CQI)、およびスケジューリング情報が、PCellによって搬送され得る。追加のキャリアは、SCellによってサービスされ得る、セカンダリキャリア、またはセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)として指定され得る。セカンダリセルは、UEごとに半静的に構成され得る。いくつかの場合には、セカンダリセルは、プライマリセルと同じ制御情報を含まないかまたはそれを送信するように構成されないことがある。
[0094]データは、論理チャネルと、トランスポートチャネルと、物理レイヤチャネルとに分割され得る。チャネルはまた、制御チャネルとトラフィックチャネルとに分類され得る。論理制御チャネルは、ページング情報のためのページング制御チャネル(PCCH)と、ブロードキャストシステム制御情報のためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)スケジューリングおよび制御情報を送信するためのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)と、専用制御情報を送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、ランダムアクセス情報のための共通制御チャネル(CCCH)と、専用UEデータのためのDTCHと、マルチキャストデータのためのマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)とを含み得る。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャスト情報のためのブロードキャストチャネル(BCH)と、データ転送のためのダウンリンク共有チャネル(DL−SCH)と、ページング情報のためのページングチャネル(PCH)と、マルチキャスト送信のためのマルチキャストチャネル(MCH)とを含み得る。ULトランスポートチャネルは、アクセスのためのランダムアクセスチャネル(RACH)と、データのためのアップリンク共有チャネル(UL−SCH)とを含み得る。DL物理チャネルは、ブロードキャスト情報のための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、制御フォーマット情報のための物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)と、制御およびスケジューリング情報のための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、HARQステータスメッセージのための物理HARQインジケータチャネル(PHICH)と、ユーザデータのための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、マルチキャストデータのための物理マルチキャストチャネル(PMCH)とを含み得る。UL物理チャネルは、アクセスメッセージのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、制御データのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、ユーザデータのためのPUSCHとを含み得る。
[0095]HARQは、データがワイヤレス通信リンク125上で正しく受信されることを保証する方法であり得る。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線状態(たとえば、信号対雑音状態)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。インクリメンタル冗長HARQでは、間違って受信されたデータは、データを正常に復号する全体的可能性を改善するために、バッファに記憶され、後続の送信と組み合わせられ得る。いくつかの場合には、冗長ビットが、送信より前に各メッセージに追加される。これは、不良な状態において特に有用であり得る。他の場合には、冗長ビットは、各送信に追加されないが、情報を復号する失敗した試みを示すNACKを元のメッセージの送信機が受信した後に再送信される。
[0096]基地局105は、UE115のチャネル推定およびコヒーレント復調を助けるために、セル固有基準信号(CRS)などの周期パイロットシンボルを挿入し得る。CRSは、504個の異なるセル識別情報のうちの1つを含み得る。それらは、それらを雑音および干渉に対して耐性があるようにするために、4位相偏移変調(QPSK:quadrature phase shift keying)とブーストされた(たとえば、周囲のデータ要素よりも高い6dBにおいて送信された)電力とを使用して変調され得る。CRSは、受信UE115のアンテナポートまたはレイヤの数(最高4つ)に基づいて各リソースブロック中の4〜16個のリソース要素中に埋め込まれ得る。基地局105のカバレージエリア110中のすべてのUE115によって利用され得るCRSに加えて、復調基準信号(DMRS)は、特定のUE115を対象とし得、それらのUE115に割り当てられたリソースブロック上でのみ送信され得る。DMRSは、それらが送信される各リソースブロック中の6つのリソース要素上に信号を含み得る。いくつかの場合には、DMRSの2つのセットは、隣接するリソース要素中で送信され得る。いくつかの場合には、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)として知られる追加の基準信号が、CSIを生成するのを助けるために含まれ得る。UL上で、UE115は、それぞれ、リンク適応および復調のための周期サウンディング基準信号(SRS)とUL DMRSの組合せを送信し得る。
[0097]TDDフレーム構造の場合、各サブフレームはULトラフィックまたはDLトラフィックを搬送し得、スペシャルサブフレーム(「S」)は、DL送信とUL送信との間で切り替えるために使用され得る。無線フレーム内のULサブフレームおよびDLサブフレームの割振りは、対称または非対称であり得、(たとえば、S1および/またはX2インターフェース上でのバックホールメッセージングなどを介して)半静的に再構成され得る。スペシャルサブフレームは、何らかのDLトラフィックおよび/またはULトラフィックを搬送し得、DLトラフィックとULトラフィックとの間のガード期間(GP)を含み得る。スペシャルサブフレームは、概して、PUCCH送信のために使用されない。ULトラフィックからDLトラフィックへの切替えは、スペシャルサブフレーム、またはULサブフレームとDLサブフレームとの間のガード期間を使用せずに、UEにおいてタイミングアドバンスを設定することによって達成され得る。フレーム期間(たとえば、10ms)またはフレーム期間の1/2(たとえば、5ms)に等しい切替えポイント周期性をもつUL−DL構成がサポートされ得る。たとえば、TDDフレームは1つまたは複数のスペシャルフレームを含み得、スペシャルフレーム間の期間がフレームのためのTDD DLUL間切替えポイント周期性を決定し得る。
[0098]LTE/LTE−Aでは、表1に示されているように、DLサブフレームを40%と90%との間で提供する7つの異なるUL−DL構成が定義される。
[0099]表1に示されているように、2つの切替え周期性、すなわち、5msおよび10msがある。5ms切替え周期性をもつ構成の場合は、フレームごとに2つのスペシャルサブフレームがあり、10ms切替え周期性をもつ構成の場合は、フレームごとに1つのスペシャルサブフレームがある。これらの構成のうちのいくつかは対称であり、同数のアップリンクスロットとダウンリンクスロットとを有するが、いくつかは非対称であり、異なる数のアップリンクスロットとダウンリンクスロットとを有する。たとえば、4つのアップリンクサブフレームと4つのダウンリンクサブフレームとをもつUL−DL構成1は対称であり、UL−DL構成5はダウンリンクスループットに有利であり、UL−DL構成0はアップリンクスループットに有利である。
[0100]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のeCCを利用し得る。eCCは、短いシンボル持続時間、広いトーン間隔、短いサブフレーム持続時間、競合ベーススペクトルにおける動作、広帯域幅、フレキシブル帯域幅、および可変長TTIを含む、1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。いくつかの場合には、eCCは、キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成(すなわち、複数のサービングセルが準最適バックホールリンクを有するとき)に関連し得る。eCCはまた、(2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを認可された場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトルにおいて使用するために構成され得る。フレキシブル帯域幅によって特徴づけられるeCCは、帯域幅全体をモニタするために構成されないか、または(たとえば、電力を節約するために)限られた帯域幅を優先的に使用する、UE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。eCCは、スタンドアロン動作のために(たとえば、シングルキャリア動作において、またはCA構成におけるプライマリキャリアとしてなど)構成され得るか、またはいくつかの場合には、非スタンドアロンであり得る。たとえば、eCCが無認可または共有スペクトル領域において動作する場合、eCCは、CA構成においてセカンダリCCとして使用され得る。
[0101]図2Aに、様々な実施形態による、CAを採用するシステム200を示す。システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を示し得る。システム200は、図1を参照しながら説明された基地局105の態様の例であり得る基地局105−aおよび105−bを含む。システム200は、図1を参照しながら説明されたUE115の態様の一例であり得るUE115−aをも含む。他の例では、システム200は、他の数の基地局105およびUE115を含む。
[0102]基地局105は、UE115−aと通信するために、1つまたは複数のコンポーネントキャリア225(CC1〜CCN)を使用し得る。基地局105は、コンポーネントキャリア225上で順方向(DL)チャネルを介してUE115−aに情報を送信することができる。さらに、UE115は、コンポーネントキャリア225上で逆方向(UL)チャネルを介して基地局105に情報を送信することができる。図2ならびに開示される実施形態のうちのいくつかに関連する他の図の様々なエンティティについて説明する際、説明の目的で、3GPP LTEまたはLTE−Aワイヤレスネットワークに関連する名称が使用される。ただし、システム200は、ネットワークがeCC能力をサポートする限り、限定はしないが、OFDMAワイヤレスネットワーク、CDMAネットワーク、3GPP2 CDMA2000ネットワークなどの他のネットワークにおいて動作することができることを諒解されたい。コンポーネントキャリアCC1〜CCN225のうちの1つまたは複数は、同じ周波数動作帯域中にあるか(帯域内)、または異なる動作帯域中にあり得(帯域間)、帯域内CCは動作帯域内で連続であるか、または不連続であり得る。さらに、コンポーネントキャリアeCC1〜eCCN225のうちの1つまたは複数は、無認可無線周波数スペクトル帯域または認可無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。無線周波数スペクトル帯域は、異なる事業者の間で共有され得る。さらに、コンポーネントキャリア225のうちの1つまたは複数は拡張コンポーネントキャリアであり得る。
[0103]システム200では、UE115−aは、基地局105−aおよび105−bなど、1つまたは複数の基地局105に関連する複数のCC225で構成され得る。1つのCCは、UE115−aのためのプライマリCCまたはPCellとして指定される。PCell225は、UEごとに上位レイヤ(たとえば、RRCなど)によって半静的に構成され得る。他のSCell225のうちの1つまたは複数はeCCであり得る。eCC上でのデータ送信に関するある制御情報(たとえば、ACK/NACK、CSI、DL/UL許可、スケジューリング要求(SR)など)が、PCell225−aによって搬送され得る。UE115−aは、非対称DL対UL CC割当てで構成され得る。いくつかの例では、PCellはレガシーLTEキャリアであり、SCellのうちの少なくとも1つはeCCである。他の例では、PCellとSCellの両方はeCCである。
[0104]図2Aに示されている例では、UE115−aは、基地局105−aに関連するPCell225−aおよびSCell225−bと、基地局105−bに関連するSCell325−cとで構成される。SCell225−bおよび225−cは拡張コンポーネントキャリアである。説明の目的で、PCell225−aはレガシーコンポーネントキャリアであるが、これは他の例では異なり得る。システム200は、FDDまたはTDD eCC225の様々な組合せを使用してCAをサポートするように構成され得る。たとえば、システム200のいくつかの構成は、FDD eCC(たとえば、FDD PCell、および1つまたは複数のFDD SCell)のためのCAをサポートし得る。他の構成は、TDD CC(たとえば、TDD PCell、および1つまたは複数のTDD SCell)を使用してCAをサポートし得る。いくつかの例では、CAのためのTDD SCellは同じDL/UL構成を有するが、他の例は、異なるDL/UL構成のeCCを用いてTDD CAをサポートする。
[0105]いくつかの実施形態では、システム200は、CAと他のタイプのジョイント動作とを含むTDD−FDDジョイント動作をサポートし得る(たとえば、UE115−aのために構成された複数のeCCの基地局105が、理想的でないバックホール能力を有し、それらの送信を別々にスケジュールするときのデュアル接続性など)。TDD−FDDジョイント動作は、FDDおよびTDD CA動作をサポートするUE115−aが、CAを使用して、またはシングルeCCモードでFDD eCCとTDD eCCの両方にアクセスすることを可能にし得る。さらに、様々な能力をもつレガシーUE(たとえば、シングルモードUE、FDD CA対応UE、TDD CA対応UEなど)が、システム200のFDDキャリアまたはTDDキャリアに接続し得る。
[0106]基地局105−aおよびUE115−aは、PCell225−a上でSCell eCCフィードバックに関する制御情報を送り得る。UE115−aは、PCell225−a上で基地局105−aにSCell eCCデータ送信に関するUL制御情報を送り得る。基地局105−aは、PCell225−a上でUE115−aにSCell eCCデータ送信に関するDL制御情報を送り得る。いくつかの例では、基地局105−aは、PCell225−a上で、ブロックACK/NACKなど、UE115−aならびに他のUEに向けられたDL制御情報を送る。
[0107]図2Bに、本開示の様々な態様による、1つまたは複数のeCCを利用する例示的な通信環境250を示す。通信環境250は、たとえば、図1のワイヤレス通信システム100、または図2Aのシステム200の態様を示し得る。通信環境250は、PCell225−dを介してUE115−bと通信しているeNB105−cを含み得る。UE115−bはマルチキャリア動作が可能であり得、eNB105−cはUE115−bのためのSCell230を構成し得る。SCell230は、無認可または共有スペクトルである周波数帯域中のeCCであり得る。
[0108]いくつかの場合には、eCC230は、可変TTI長さおよびシンボル持続時間を利用し得る。いくつかの場合には、eCC230は、異なるTTI長さに関連する複数の階層レイヤを含み得る。たとえば、ある階層レイヤにおけるTTIは、均一な1msサブフレームに対応し得るが、第2のレイヤでは、可変長TTIが、短持続時間シンボル期間のバーストに対応し得る。いくつかの場合には、より短いシンボル持続時間も、増加したサブキャリア間隔に関連し得る。eCC230は、eCC230のためのTTIが、予測可能な境界(たとえば、フレーム、サブフレームなど)PCellに当たるように、PCell225−dに同期させられ得る。代替的に、eCC230のためのTTIは、PCellに関して非同期であり得る。
[0109]eCCは、変更されたまたは追加のHARQ関連制御情報をも含み得る。eCC上でのデータ送信は、変更されたデータチャネルを使用して実行され得る(たとえば、eCC230は、拡張PDSCH(ePDSCH)フォーマットを利用し得る)。eCC230のための(たとえば、PDCCHまたはePDCCHなどを介した)ダウンリンク許可は、1つまたは複数のコードブロック(たとえば、HARQのために別々に符号化されたブロック)を含み得る、1つのトランスポートブロック(たとえば、1つのePDSCH)に関連し得る。
[0110]他の事業者も、無認可または共有スペクトルを使用し得る。たとえば、図2Bは、それぞれ、ワイヤレスリンク235−aおよび235−b上でUE115−cおよび115−dと通信しているアクセスポイント240(たとえば、LTE eNB、Wi−Fiアクセスポイントなど)を示す。ワイヤレスリンク235も、eCC230によって使用される同じ無認可または共有スペクトルを使用し得る。
[0111]eCC230が無認可または共有スペクトルを使用しているので、媒体は、フィードバック(たとえば、HARQ、CSIなど)を提供するための特定の時間において利用可能でないことがある。たとえば、媒体は、より優先度の高い事業者(たとえば、アクセスポイント240に関連する事業者など)によって先取りされ得るか、または、スケジュールされたCSIまたはHARQフィードバック送信について衝突が媒体上で起こり得る。したがって、無認可または共有スペクトルを使用してeCCのための信頼できるフィードバックを提供することが、課題を提供する。
[0112]実施形態では、eNB105およびUE115など、ワイヤレス通信システム100の異なる態様は、PCellを介して非スタンドアロンeCCのためのフィードバック(たとえば、CSI、HARQなど)を提供するように構成され得る。eCCのためのHARQフィードバックは、eCC上で送信された各コードブロックについてのACK/NACK情報を含み得る。ACK/NACK情報は、eCC上での送信が完了したPCellのサブフレームに基づいて決定されたPCellのフィードバックサブフレーム中で、PCellのアップリンク制御チャネルまたはデータチャネル上で送信され得る。FDD PCellの場合、フィードバックサブフレームは、送信サブフレームからの固定オフセットに基づいて決定され得る。TDD PCellの場合、フィードバックサブフレームは、固定オフセットの後の第1の利用可能なアップリンクサブフレームであり得る。
[0113]eCCのためのHARQフィードバックは、PCellの制御チャネル(たとえば、PUCCHなど)を使用して提供され得、新しいまたは既存のPUCCHフォーマット(たとえば、PUCCHフォーマット3など)を使用し得る。フィードバックサブフレーム中のeCC上で受信されたコードブロックのブロックACK/NACKのためのビット数がPUCCHフォーマットの容量を超える場合、空間バンドリングまたはトランスポートブロック(たとえば、ePDSCH)内のコードブロックのバンドリングが実行され得る。いくつかの実施形態では、eCC上で受信された送信に関連するダウンリンク許可は、報告されたHARQフィードバック内のACK/NACKマッピングあいまいさを解決するために、インデックス情報を含み得る。追加または代替として、複数のPUCCH送信(たとえば、トランスポートブロックごとに1つなど)が、フィードバックサブフレーム中でPCell上で送られ得る。
[0114]いくつかの実施形態では、PCellのアップリンクデータチャネル(たとえば、PUSCHなど)は、アップリンクデータチャネルが、eCCのためのフィードバックサブフレーム中で、スケジュールされたデータ送信を有するとき、eCCのためのHARQフィードバックの送信のために使用され得る。eCC上で受信されたコードブロックのためのブロックACK/NACKフィードバックは、バンドリングなしにPUSCH送信において送られ得る。PUSCHは、UEが同時PUSCH/PUCCH送信のために構成されたときでも、eCCのためのHARQフィードバックのために使用され得る。たとえば、他のCSIまたはHARQフィードバックはPUCCH上で送信され得、eCCのためのHARQフィードバックは、PUSCHを使用して送信される。
[0115]いくつかの実施形態では、eCCのためのCSIフィードバックがPCell上で送られ得る。たとえば、eCCは、周期CSIフィードバックを報告するように構成され得、PCellの(データ送信がCSIフィードバックサブフレーム中に送られている場合)PUCCHまたはPUSCH上で周期CSIフィードバックを報告し得る。非周期CSIは、PCell上の許可によって、またはeCC上の許可によってトリガされ得る。いくつかの場合には、非周期CSIは、非周期CSI報告をトリガするセル上で送信される。代替的に、非周期CSIは、どのセルが非周期CSI報告をトリガしたかにかかわらず、PCell上で送信され得る。
[0116]図3に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおけるPCell上での例示的なeCC CSI通信を示すフローチャート300を示す。この例では、UE115−eは、SCellのCSIを測定し、PCell上で基地局105−dにCSI情報を送る。UE115−eは、図1、図2A、および図2Bを参照しながら説明されたUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。同様に、基地局105−dは、図1、図2A、および図2Bを参照しながら説明された基地局105の1つまたは複数の態様の一例であり得る。PCellは、図2Aおよび図2Bを参照しながら説明されたPCell225の1つまたは複数の態様の一例であり得る。
[0117]UE115−eは、ブロック305において、SCellのためのCSIフィードバックを決定する。CSIフィードバックは、UE115−eが基地局105−dに報告するeCC DLチャネル品質情報であり得る。UE115−eは、メッセージ310において、PCellを使用して基地局105−dにSCellのためのこの制御情報、すなわち、CSIを送り得る。いくつかの例では、UE115−eは、PCellのPUCCHを通してeCC CSIフィードバックを送る。他の例では、UE115−eは、PCellのPUSCHを通してeCC CSIフィードバックを送る。
[0118]SCellの代わりにPCell上で制御情報を送ることにいくつかの利点がある。PCell上でCSIを送ることによって、UE115−eは、SCell上でトラフィックを送ることと、SCellがビジーであることを引き起こすこととを回避する。UE115−eは、トラフィックの短い、分離されたバーストとして、PCell上でCSIを送り得る。このCSIトラフィックが、SCell上で、特に無認可または共有チャネル上で送られた場合、SCellは、その時間中にビジーであることになり、同じSCellを使用している他のUE115がバックオフすることを引き起こし得る。SCell上でCSIデータを送ることも、媒体アクセスにより非効率的であり得る。したがって、PCellを使用することによって、UE115−eは、より効率的にSCell帯域幅を使用する。他の例では、基地局105−dおよびUE115−eは、PCell上で他のタイプの制御情報を送り得る。
[0119]基地局105−dとUE115−eとは、メッセージ315においてeCC上で(eCCである)SCellのためのデータを交換し得る。たとえば、基地局105−dはUE115−eにDL eCCデータを送り得、UE115−eは基地局105−dにUL eCCデータを送り得る。
[0120]図4に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおけるPCell上での例示的なeCC ACK/NACK通信を示すフローチャート400を示す。この例では、基地局105−eとUE115−fとは、PCell上でACK/NACKメッセージを交換する。UE115−fは、図1〜図3を参照しながら説明されたUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。同様に、基地局105−eは、図1〜図3を参照しながら説明された基地局105の1つまたは複数の態様の一例であり得る。PCellは、図2Aおよび図2Bを参照しながら説明されたPCell225の1つまたは複数の態様の一例であり得る。
[0121]この例では、UE115−fは、SCellを使用して基地局105−eにULデータ405を送り得る。ULデータ405は、SCellを使用してeCC PUSCH上で送られ得る。基地局105−eがULデータ405のすべてを正しく受信したかどうかに基づいて、基地局105−eは、PCell上で返信DL ACK/NACKメッセージ410を送る。たとえば、基地局105−eは、基地局105−eが、それがULデータ405を受信したと肯定応答することを希望したとき、DL ACK/NACKメッセージ410としてACKメッセージを送り得る。基地局105−eが、それがULデータ405を正しくまたは完全に受信しなかったと決定する例では、基地局105−eは、DL ACK/NACKメッセージ410としてNACKメッセージを送り得る。基地局105−eは、PCellのPHICH、PCellのePHICH、PCellのPDSCH、またはそれらの組合せ、DL ACK/NACK 410を送り得る。
[0122]同様に、UE115−fは、基地局105−bが、SCell上で送られたeCC DLデータ415を送ったことに応答して、UL ACK/NACKメッセージ420を送り得る。DLデータ415は、SCellを使用してeCC PDSCH上で送られ得る。UE115−fがDLデータ415のすべてを正しく受信したかどうかに基づいて、UE115−fは、PCell上で返信UL ACK/NACKメッセージ420を送る。たとえば、UE115−fは、UE115−fが、それがDLデータ415を受信したと肯定応答することを希望したとき、UL ACK/NACKメッセージ420としてACKメッセージを送り得る。UE115−fが、それがDLデータ415を正しくまたは完全に受信しなかったと決定する例では、UE115−fは、UL ACK/NACKメッセージ420としてNACKメッセージを送り得る。UE115−fは、PCellのPUCCHまたはPUSCHを通してUL ACK/NACK420を送り得る。
[0123]いくつかの例では、複数のDL/ULデータからのACK/NACK情報は、ブロックACK/NACKにグループ化され得るされ得る。ブロッキングは、PCell上で送られるべき情報の量を低減し得、したがって、ACK/NACKフィードバックの効率を増加させ得る。ブロックACK/NACKを使用して肯定応答された情報は、複数のユーザからのものであり得る。たとえば、eCC ULデータ405に対応するDL ACK/NACK410は、1つまたは複数のUE115を対象とするACK/NACKビットを含んでいることがあるブロックACK/NACK410であり得る。すなわち、DL ACK/NACK410は、2つまたはそれ以上のUE115からのULデータに肯定応答または否定応答し得る。そのような例では、基地局105−eは、PCell上でDL ACK/NACK410をブロードキャストし得る。
[0124]いくつかの例では、各ULデータ405またはDLデータ415は、各トランスポートブロックについて、複数のACK/NACKビットを必要とし得る。たとえば、基地局105−eおよびUE115−fは、それぞれ、データの各コードブロックについて、ACK/NACKメッセージ410および420を送り得る。
[0125]TTIは、レガシーLTEにおけるTTIよりもeCC通信において短くなり得る。TTIはより短くなり得るので、SCell上の複数のULデータメッセージ405は、単一のフィードバックブロックとしてDL ACK/NACKメッセージ410にアグリゲートされ得る。同様に、SCell上の複数のDLデータメッセージ415は、単一のフィードバックブロックとしてUL ACK/NACKメッセージ420にアグリゲートされ得る。
[0126]SCellを使用する代わりに、ACK/NACK情報を通信するためにPCellを使用することは、PCell上でのCSIの送信に関して上記で説明されたものと同じ利益を提供し得る。
[0127]図5に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおけるPCell上での例示的なDL許可通信を示すフローチャート500を示す。この例では、基地局105−fは、PCell上でUE115−gにDL許可505を送る。基地局105−fは、図1〜図4を参照しながら説明された基地局105の1つまたは複数の態様の一例であり得る。UE115−gは、図1〜図4を参照しながら説明されたUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。PCellは、図2Aおよび図2Bを参照しながら説明されたPCell225の1つまたは複数の態様の一例であり得る。
[0128]この例では、基地局105−eは、UE115−gにPCell上でDL許可505を送り得る。DL許可505は、基地局105−eがUE115−gにSCellのeCC PDSCH上でDLデータを送る準備ができたことを示し得る。DL許可505は、DLデータが潜在的に送られ得るリソース(たとえば、時間または周波数リソース)を識別し得る。
[0129]PCell上でDL許可505を送った後、基地局105−fは、ブロック510において、DL許可505中で識別されたリソースによって示された媒体へのアクセスを獲得することを試みる。基地局105−fがリソース中の媒体へのアクセスを獲得した場合、基地局105−fは、媒体上でSCell上のeCCを使用してDLデータ515を送信する。基地局105−fが、時間内にDL許可505中で識別されたリソースによって示された媒体へのアクセスを獲得することに失敗した場合、基地局105−fは、DLデータを送信することを控える。
[0130]いくつかの例では、DL許可505は複数のリソースを識別し得る。DL許可505は、DLデータを送るためのいくつかの異なる時間および周波数リソースを識別し得る。基地局105−fが、リソースのうちの1つ中の媒体へのアクセスを獲得することに失敗した場合、基地局105−fはDLデータ515を送信しない。
[0131]代替的に、DL許可505は、DL許可505が有効である持続時間を示し得る。基地局105−fが、DL許可505が有効である時間中に媒体へのアクセスを獲得した場合、基地局105−fは、SCell上のeCC上でDLデータ515を送信する。基地局105−fが、DL許可505が有効である時間中に媒体へのアクセスを獲得することに失敗した場合、基地局105−fはDLデータ515を送信しない。
[0132]さらなる代替として、基地局105−fは、基地局105−fが媒体へのアクセスを獲得するまで、PCell上でUE115−gにDL許可505を送らないことがある。このオプションは、基地局105−fが、UE115−gにDLデータ515を送ることが可能になることを保証し得る。
[0133]UE115−gは、DLデータ515に応答してPCell上でUL ACK/NACK520を送り得る。
[0134]図6に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおけるPCell上での例示的なUL許可通信を示すフローチャート600を示す。この例では、UE115−hは、PCell上で基地局105−gにUL許可605を送る。UE115−hは、図1〜図5を参照しながら説明されたUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局105−gは、図1〜図5を参照しながら説明された基地局105の1つまたは複数の態様の一例であり得る。PCellは、図2Aおよび図2Bを参照しながら説明されたPCell225の1つまたは複数の態様の一例であり得る。
[0135]UE115−hは、基地局105−gからPCell上でUL許可605を受信し得る。UL許可605は、基地局105−gにULデータを送るためにUE115−hがどんなリソースを使用し得るかをUE115−hに示し得る。UL許可605は、eCC上でのULデータ送信を要求し得る。UL許可605は、ULデータが潜在的に送られ得るリソース(たとえば、いくつかの時間または周波数リソース)を識別し得る。
[0136]PCell上でUL許可605を受信した後、UE115−hは、ブロック610において、UL許可605中で識別されたリソースによって示された媒体へのアクセスを獲得することを試みる。UL許可605中で識別されたリソースは、時間および周波数リソースを含み得る。UE115−hがリソース中の媒体へのアクセスを獲得した場合、UE115−hは、基地局105−gに媒体上でSCell上のeCCを使用してULデータ615を送信する。UE115−hが、時間内にUL許可605中で識別されたリソースによって示された媒体へのアクセスを獲得することに失敗した場合、UE115−hは、ULデータを送信することを控える。
[0137]UL許可605は複数のリソースを識別し得る。たとえば、UL許可605は、ULデータ615の送信のために使用され得るいくつかの異なる時間および周波数リソースを識別し得る。UE115−hが、リソースのうちの1つ中の媒体へのアクセスを獲得することに失敗した場合、UE115−hはDLデータ515を送信しない。UE115−hがリソースのうちの1つ中の媒体へのアクセスを獲得した場合、UE115−hはULデータ615を送る。
[0138]代替的に、UL許可605は、UL許可605が有効である持続時間を示し得る。UE115−hが、UL許可605が有効である時間中に媒体へのアクセスを獲得した場合、UE115−hは、SCell上のeCC上でULデータ615を送信する。UE115−hが、UL許可605が有効である時間中に媒体へのアクセスを獲得することに失敗した場合、UE115−hはULデータ615を送信しない。
[0139]基地局105−gは、ULデータ615に応答してPCell上でDL ACK/NACK620を送り得る。
[0140]図7に、本開示の様々な態様による、セカンダリCC(たとえば、SCellなど)として構成されたeCCのためのLTE PCellを介して提供されたHARQフィードバックを示すタイミング図700を示す。タイミング図700は、LTE PCell CC225−e上で提供されるeCC230−aのためのHARQフィードバックを示す。LTE PCell CC225−eおよびeCC230−aは、それぞれ、たとえば、図2Aおよび図2BのLTE PCell225およびeCC230であり得る。
[0141]PCellサブフレーム710−a中に、UE115は、eCC230−a上での送信を介して1つまたは複数のコードブロックを受信し得、ここで、各コードブロックは、別々に符号化(たとえば、ターボコード化、畳み込みコード化など)される。タイミング図700では、UE115は、N個のコードブロックを含む第1の送信750−aと、M個のコードブロックを含む第2の送信750−bとを受信する。
[0142]UE115は、サブフレーム710−a中に完了した送信のためのHARQフィードバックを提供するためのフィードバックサブフレーム710−bを識別し得る。FDD PCellの場合、フィードバックサブフレーム710−bは、サブフレーム710−aからの固定オフセットを使用して識別され得る。たとえば、kが、eCC上での送信がその間に完了したサブフレーム710−aである場合、サブフレーム710−bは、サブフレームk+nECCとして識別され得る。LTE CC(たとえば、LTE PCell、またはLTEフレーム構造を使用する他のCC)を介して受信された送信の場合、フィードバックはサブフレームk+4において提供され得る。しかしながら、eCCは、LTEフレーム構造よりも短いシンボル持続時間と、概して低いレイテンシとを有し得るので、eCCのためのHARQフィードバックは、nECC=2またはnECC=3など、より低いオフセットを提供され得る。オフセットnECCは、eCCがUE115のために構成される時間に構成され得るeCCの特性(たとえば、シンボル持続時間、TTI持続時間など)に依存し得る。
[0143]UE115は、サブフレーム710−b中で送信750−aおよび750−bのためのブロックACK/NACK情報を送信し得る。たとえば、UE115は、送信750−aおよび750−bの各コードブロックについて、1ビットACK/NACK値を送信し得る。したがって、UE115は、サブフレーム710−b中でN+MビットのACK/NACK情報を送信し得る。UE115は、制御チャネル送信(たとえば、PUCCH)においてブロックACK/NACK情報を送り得る。たとえば、UE115は、最高20HARQ ACK/NACKビットを搬送し得るPUCCHフォーマット3を使用して、ブロックACK/NACK情報を送信し得る。
[0144]TDD PCellの場合、フィードバックサブフレーム710−bは、サブフレーム710−aから固定オフセット後の第1の利用可能なアップリンクサブフレームとして識別され得る。たとえば、kが、eCC上での送信がその間に完了したサブフレーム710−aである場合、サブフレーム710−bは、k’≧k+nECCを満たす第1の利用可能なサブフレームk’として識別され得る。
[0145]図8に、本開示の様々な態様による、セカンダリCC(たとえば、SCellなど)として構成されたeCCのためのLTE TDD PCellを介して提供されたHARQフィードバックを示すタイミング図800を示す。タイミング図800は、LTE TDD PCell CC225−f上で提供されるeCC230−bのためのHARQフィードバックを示す。LTE TDD PCell CC225−fおよびeCC230−bは、それぞれ、たとえば、図2Aおよび図2BのLTE PCell225およびeCC230であり得る。
[0146]タイミング図800は、LTE TDD PCell225−fが、TDD UL−DL構成1において構成され、nECC=3である、eCC230−bのためのHARQタイミングを示す。したがって、eCC230−bを介して受信された送信のためのHARQフィードバックは、k’≧k+3を満たす第1の利用可能なサブフレームk’中で送られ得る。たとえば、LTEサブフレーム0中で完了したeCC230−bを介して受信された送信は、アップリンクサブフレーム3中で送られ得、LTEサブフレーム1中で受信された送信は、アップリンクサブフレーム7中で送られ得る。
[0147]いくつかの場合には、eCCのためのブロックACK/NACKフィードバックは、LTE PCellのアップリンク制御チャネルの容量を超え得る。たとえば、シングルPUCCHフォーマット3は、最高20HARQフィードバックビットを搬送することができる。ACK/NACKビットの数がPUCCHペイロードの容量を超える場合、送信されるべきビット数を低減するために、バンドリングが実行され得る。空間バンドリングが最初に実行され得、ビット数が、依然として制御チャネルの容量を超える場合、コードブロックバンドリングが実行され得る。
[0148]図9に、本開示の様々な態様による、セカンダリCC(たとえば、SCellなど)として構成されたeCCのためのLTE PCellを介して提供されたHARQフィードバックを示すタイミング図900を示す。タイミング図900は、LTE PCell CC225−g上で提供されるeCC230−cのためのHARQフィードバックを示す。LTE PCell CC225−gおよびeCC230−cは、それぞれ、たとえば、図2Aおよび図2BのLTE PCell225およびeCC230であり得る。
[0149]タイミング図900では、送信950−a、950−b、950−cおよび950−dは、eCC230−cを介して受信され得、サブフレームk中で完了され得る。送信950の各々は、1つまたは複数のコードブロックを含み得、1つまたは複数の空間ストリームを含み得る。たとえば、送信950−aは、2つの空間ストリーム中にA*2個のコードブロックを含み得、送信950−bは、2つの空間ストリーム中にB*2個のコードブロックを含み得、送信950−cは、2つの空間ストリーム中にC*2個のコードブロックを含み得、送信950−cは、2つの空間ストリーム中にC*2個のコードブロックを含み得る。UE115は、サブフレームk中でeCC230−cを介して受信されたコードブロックの総数が、アップリンク制御チャネルの容量を超える(たとえば、PUCCHフォーマット3によって搬送され得るより20ビットを超えるなど)と決定し得る。
[0150]UE115は、最初に、サブフレームk+nECC中で送信されるべきACK/NACKビットの数を低減するために、空間バンドリングを実行し得る。たとえば、UE115は、論理的に2つの空間ストリームからのACK/NACK情報の論理積をとり、それにより、合計A+B+C+D ACK/NACKビットが生じ得る。A+B+C+Dがアップリンク制御チャネルの容量よりも小さいかまたはそれに等しい場合、UE115は、サブフレームk+nECC中で、空間的にバンドルされたACK/NACK情報をフィードバックし得る。たとえば、ACK/NACK情報960−a、960−b、960−c、および960−dは、それぞれ、ACK/NACK情報のA、B、C、およびDビットを含み得、サブフレームk+nECC中の制御チャネル送信においてジョイントコーディングされ得る。
[0151]空間バンドリングの後に、ACK/NACKビットの総数(たとえば、A+B+C+Dなど)が、依然としてアップリンク制御チャネルの容量を超える場合、UE115は、ブロックACK/NACK情報のコードブロックバンドリングを実行し得る。たとえば、ACK/NACK情報960−aのシングルビットは、送信950−a中で受信されたA*2個のコードブロックのためのブロックACK/NACK情報のAND演算に基づいて決定され得る。同様に、ACK/NACK情報のシングルビット960−b、960−c、および960−dが、送信950−b、950−c、および950−dのために生成され得る。UEは、サブフレームk+nECC中で(またはLTE TDD PCellのためのk+nECCの後の第1の利用可能なアップリンクサブフレーム中でLTE PCell225−gのためのアップリンク制御チャネルを介してN+Mビットを送り得る。送信950−eは、サブフレームk中で開始されるが、サブフレームk+1まで完了ないことがあり、したがって、送信950−eのためのHARQフィードバックは、異なるフィードバックサブフレーム(たとえば、サブフレームk+1+nECCなど)中で提供され得る。
[0152]いくつかの実施形態では、eCC上で受信された送信に関連するダウンリンク許可は、報告されたHARQフィードバック内のACK/NACKマッピングあいまいさを解決するために、インデックス情報を含み得る。たとえば、各送信950についてのダウンリンク許可は、ダウンリンク許可に関連するインデックス(たとえば、トランスポートブロックインデックス)、または許可に関連する送信の各コードブロックについてのインデックス(たとえば、コードブロックインデックス)を提供し得る。ダウンリンク許可がUE115によって受信されない場合、UE115は、受信されたインデックス中のギャップによってダウンリンク許可の損失を検出し得る。ダウンリンクインデックス情報は、HARQフィードバック中で暗黙的にまたは明示的に示され得る。たとえば、コードブロックインデックス付けは暗黙的インデックス情報を使用し得、ここで、コードブロックACK/NACKビットの順序はコードブロックインデックス情報に従う。UEは、ダウンリンク許可が失われた送信の各コードブロックについてNACKビットをフィードバックし得る。トランスポートブロックインデックス付けが使用されるとき、UEは、ACK/NACKフィードバック情報がいずれの許可に対応するかの明示的インジケーションを含み得る。たとえば、許可インデックスは固定数のビット(たとえば、2つ、3つ、4つなど)であり得、HARQフィードバック中の所与の許可のためのACK/NACKビットの各セットは、対応する許可インデックスによって先行され得る。したがって、UE115は、順序が狂ったインデックスとともに受信されたトランスポートブロックのためのHARQフィードバックを送信し得、eNB105は、許可のためのHARQフィードバック情報が消失した場合、許可が失われたと決定することができる。
[0153]いくつかの実施形態では、複数のアップリンク制御チャネルリソースが構成され得、eCCのためのHARQフィードバックは、同じサブフレーム中で複数の制御チャネル送信を使用して提供され得る。図10に、本開示の様々な態様による、セカンダリCC(たとえば、SCellなど)として構成されたeCCのためのLTE PCellを介して提供されたHARQフィードバックを示すタイミング図1000を示す。タイミング図1000は、LTE PCell CC225−h上で提供されるeCC230−dのためのHARQフィードバックを示す。LTE PCell CC225−hおよびeCC230−dは、それぞれ、たとえば、図2Aおよび図2BのLTE PCell225およびeCC230であり得る。
[0154]タイミング図1000では、送信1050−aおよび1050−bは、eCC230−dを介して受信され得、サブフレームk中で完了され得る。送信1050の各々は、1つまたは複数のコードブロックを含み得、1つまたは複数の空間ストリームを含み得る。たとえば、送信1050−aは、S個の空間ストリーム中にN個のコードブロックを含み得、送信1050−bは、S個の空間ストリーム中にM個のコードブロックを含み得る。
[0155]UE115は、セカンダリCCのためのHARQフィードバックを報告するための複数のアップリンク制御チャネルリソースで構成され得る。たとえば、UE115は、アップリンク制御チャネルリソースR1 1020−aとアップリンク制御チャネルリソースR2 1020−bとで(たとえば、RRCシグナリングなどを介して)構成され得る。複数のアップリンク制御チャネルリソースは特定のPUCCHフォーマットに関連し得る。たとえば、UE115は、PUCCHフォーマット3に関連する複数
個のリソースで構成され得る。
[0156]いくつかの実施形態では、複数の構成されたリソースのうちのいずれを使用すべきかの識別は、ダウンリンク許可において提供され得る。たとえば、ダウンリンク許可は、HARQアップリンク制御チャネルリソースインデックスを示し得、ダウンリンク許可に関連する送信のためのHARQフィードバックは、指定されたインデックスに従うものであり得る。タイミング図1000では、送信1050−aのためのダウンリンク許可は、(1)のHARQアップリンク制御チャネルリソースインデックスを指定し得、送信1050−bのためのダウンリンク許可は、(2)のHARQアップリンク制御チャネルリソースインデックスを指定し得る。したがって、送信1050−aのためのACK/NACK情報1060−aは、アップリンク制御チャネルリソースR1 1020−a上での第1のアップリンク制御チャネル送信において提供され得、送信1050−bのためのACK/NACK情報1060−bは、アップリンク制御チャネルリソースR2 1020−b上での第2の別個のアップリンク制御チャネル送信において提供され得る。第1および第2のアップリンク制御チャネル送信の各々は、たとえば、別個のシングルキャリア波形(たとえば、PUCCHフォーマット3送信など)であり得る。
[0157]追加または代替として、eCC230−dのためのHARQフィードバックを提供するために使用するアップリンク制御チャネルリソースは、HARQフィードバックがフィードバックサブフレーム中で提供されるコードブロックの総数に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、サブフレームk中でeCC230−dを介して受信された送信のためのブロックACK/NACKを提供するためのコードブロックの総数が、アップリンク制御チャネル上での単一の制御チャネル送信の容量を超えると決定し得る。UE115は、サブフレームk中でeCC230−dを介して受信された送信のためのブロックACK/NACKフィードバックを提供するための複数の構成されたアップリンク制御チャネルリソースを使用し得る。たとえば、UE115は、送信1050−aのためのNビットのブロックACK/NACK情報1060−aと、送信1050−bのためのMビットのブロックACK/NACK情報1060−bとを生成し得る。UE115は、アップリンク制御チャネルリソース1020−a上で第1のアップリンク制御チャネル送信において送るためのブロックACK/NACK情報1060−aをジョイント符号化および処理し得、アップリンク制御チャネルリソース1020−b上で第2のアップリンク制御チャネル送信において送るためのブロックACK/NACK情報1060−bをジョイント符号化および処理し得る。UE115は、サブフレームk+nECC中で第1の送信と第2の送信の両方を送信し得る。第1および第2のアップリンク制御チャネル送信の各々は、たとえば、別個のシングルキャリア波形(たとえば、PUCCHフォーマット3送信など)であり得る。
[0158]アップリンク制御チャネルリソース1020−aおよび1020−bは、論理リソース(たとえば、
個のリソースなど)を示し得る。送信のために使用される物理リソースは、アップリンクキャリアの論理リソースおよび特性(たとえば、キャリア帯域幅など)から決定され得る。したがって、論理リソース1020は、サブフレーム内で変動し得る(たとえば、スロットにわたってホッピングするなど)物理リソースにマッピングされ得る。
[0159]いくつかの実施形態では、アップリンクデータチャネル(たとえば、PUSCHなど)は、アップリンクデータチャネル上での送信がスケジュールされるときはいつでも、構成されたeCCのためのフィードバックを提供するために使用され得る。たとえば、eCCのためのHARQフィードバックを提供するためのフィードバックサブフレームは、上記で説明されたように決定され得る。PUSCH送信がフィードバックサブフレームのためにスケジュールされる場合、eCCに関連するACK/NACK情報は、PUSCH上でのデータ送信と多重化され得る。eCCを介して受信されたコードブロックのための完全なブロックACK/NACK情報は、データ送信と多重化され得る(たとえば、バンドリングは実行されない)。いくつかの場合には、eCCのためのHARQフィードバックは、他のキャリアのための他のHARQフィードバックがアップリンク制御チャネルを介して提供される場合でも、アップリンクデータチャネル上で送信され得る。たとえば、UE115は、同時アップリンク制御チャネルおよびデータチャネル送信を提供するために構成され得、同じサブフレーム中でアップリンクデータチャネルを介してeCCのためのフィードバックを提供しながら、アップリンク制御チャネル上でPCell(または別のSCell)を介して受信された送信のためのACK/NACK情報をフィードバックし得る。
[0160]いくつかの実施形態では、非周期CSIは、PCell上の許可によって、またはeCC上の許可によってトリガされ得る。図11に、本開示の様々な態様による、セカンダリCC(たとえば、SCellなど)として構成されたeCCのためのCSIフィードバックを示すタイミング図1100を示す。タイミング図1100は、LTE PCell225−iおよびeCC230−eで構成されたUE115のためのCSIフィードバックを示す。LTE PCell225−iおよびeCC230−dは、それぞれ、たとえば、図2Aおよび図2BのLTE PCell225およびeCC230であり得る。図11に示されているLTE PCell225−iは、FDD PCellであり得、ダウンリンクCC1125−aとアップリンクCC1125−bとを含み得る。しかしながら、LTE PCell225−iは、いくつかの場合には、TDD PCellでもあり得る。
[0161]eCC230−eのための非周期CSIは、非周期CSI報告をトリガするセル上で送信され得る。たとえば、UE115は、(たとえば、PCell225−i上で受信された許可内で)第1の非周期CSIトリガ1140−aを受信し得、PCell225−i上で非周期CSI報告1145−aをフィードバックし得る。UE115は、(たとえば、eCC230−e上で受信された許可内で)第2の非周期CSIトリガ1140−bを受信し得、eCC230−b上で非周期CSI報告1145−bをフィードバックし得る。代替的に、非周期CSIは、どのセルが非周期CSI報告をトリガしたかにかかわらず、PCell225−i上で送信され得る。
[0162]図12に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1205のブロック図1200を示す。デバイス1205は、図1〜図11を参照しながら説明されたUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス1205は、UE受信機1210、UE eCC制御情報構成要素145−a、および/またはUE送信機1220を含み得る。デバイス1205はまた、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。
[0163]デバイス1205の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各モジュールの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0164]UE受信機1210は、パケット、ユーザデータ、および/または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、非スタンドアロン拡張コンポーネントキャリアのためのHARQおよびCSIフィードバックに関する情報など)などの情報を受信し得る。UE受信機1210は、eCC通信のSCell上でDLデータを受信するように構成され得る。UE受信機1210はまた、eCC通信のPCell上でDL制御情報を受信するように構成され得る。制御情報は、DL ACK/NACK、CSI、DL許可、UL許可、または他のタイプの制御情報であり得る。情報は、UE eCC制御情報構成要素145−aに、およびデバイス1205の他の構成要素に受け渡され得る。いくつかの例では、受信機1210は、非周期CSIフィードバックのためのトリガを備える許可を受信し得る。
[0165]UE eCC制御情報構成要素145−aは、PCell上でUE受信機1210によって受信された制御情報を解釈し得る。UE eCC制御情報構成要素145−aはまた、CSI、UL ACK/NACK、または他のタイプの制御情報など、ULへの制御情報を決定し得る。UE eCC制御情報構成要素145−aは、PCell上でUE送信機によって送信されるべき制御情報をフォーマットする。UE eCC制御情報構成要素145−aは、情報を送るために、PCellのPUCCHまたはPUSCHなど、PCellの適切なチャネルを選択し得る。UE eCC制御情報構成要素145−aは、制御情報のタイプ、チャネル状態、またはいくつかの他の考慮事項に少なくとも部分的に基づいて、適切なチャネルを選択し得る。UE eCC制御情報構成要素145−aはまた、PCellおよびSCellを備えるマルチキャリア構成を識別し、SCellはeCCを備え、SCellのeCC(たとえば、各々が1つまたは複数のコードブロックをもつ、1つまたは複数のスケジュールされたトランスポートブロックなど)上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別し、eCC上で受信された複数コードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、ACK/NACKフィードバック情報を提供するためのPCellのフィードバックサブフレームを識別し、識別されたフィードバックサブフレーム中でPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信し得る。
[0166]UE送信機1220は、デバイス1205の他の構成要素から受信された1つまたは複数の信号を送信し得る。UE送信機1220は、eCC通信のPCell上でUE eCC制御情報構成要素145−aから制御情報を送信し得る。いくつかの例では、UE送信機1220は、UEトランシーバにおいてUE受信機1210とコロケートされ得る。
[0167]UE eCC制御情報構成要素145−aからの命令に従って、UE送信機1220は、PCellのPUCCHまたはPUSCH上で制御情報を送信し得る。送信機1220は単一のアンテナを含み得るか、またはそれは複数のアンテナを含み得る。いくつかの例では、送信機1220は、識別されたフィードバックサブフレーム中でPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信し得る。いくつかの例では、ACK/NACKフィードバック情報を送信することは、複数のPUCCHリソースを使用して複数のPUCCH送信を送信することを含む。いくつかの例では、送信機1220は、複数のPUCCH送信の各々において、SCellのための複数のスケジュールされたトランスポートブロックのうちのそれぞれのトランスポートブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を別々に送信し得る。いくつかの例では、識別されたフィードバックサブフレーム中でPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信することは、スケジュールされたPUSCH送信を使用してACK/NACKフィードバック情報を送信することを含む。いくつかの例では、送信機1220は、識別されたフィードバックサブフレーム中でPUCCH上で第2のACK/NACKフィードバック情報を送信し得る。
[0168]図13に、様々な例による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1205−aのブロック図1300を示す。デバイス1205−aは、図1〜図11を参照しながら説明されたUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス1205−aはまた、図12を参照しながら説明されたデバイス1205の一例であり得る。デバイス1205−aは、UE受信機1210−a、UE eCC制御情報構成要素145−b、またはUE送信機1220−aを含み得、それらは、デバイス1205の対応するモジュールの例であり得る。デバイス1205−aはプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。UE eCC制御情報構成要素145−bは、UE ACK/NACK構成要素1305と、UE CSI構成要素1310と、UE許可構成要素1315と、eCCフィードバック構成要素1320とを含み得る。UE受信機1210−aおよびUE送信機1220−aは、それぞれ、図12のUE受信機1210およびUE送信機1220の機能を実行し得る。
[0169]UE ACK/NACK構成要素1305は、基地局105など、基地局から送られたDLデータに基づいて、ULへの肯定応答メッセージまたは否定応答メッセージを決定し得る。UE ACK/NACK構成要素1305はまた、PCell上でUE受信機1210−aにおいて受信された、受信されたDL ACK/NACKメッセージを解釈し得る。たとえば、UE ACK/NACK構成要素1305は、デバイス1205−aならびに少なくとも1つの他のデバイスを対象とするPCell上で受信されたDLブロックACK/NACKメッセージを解釈し得る。UE ACK/NACK構成要素1305はまた、複数のeCC DLデータからのACK/NACKを単一のフィードバックブロックにアグリゲートし得る。さらに、UE ACK/NACK構成要素1305は、UL ACK/NACKメッセージを送信するために、UE送信機1220−aのためのPCellのPUCCHまたはPUSCHを選択し得る。
[0170]UE CSI構成要素1310は、UE受信機1210−aにおいて受信されたDLデータに基づいて、SCellのためのCSI情報を決定し得る。いくつかの例では、UE CSI構成要素1310は、PCell上でUE受信機1210−aにおいて受信されたCSI情報を解釈し得る。さらに、UE CSI構成要素1310は、CSIフィードバックを送信するために、UE送信機1220−aのためのPCellのPUCCHまたはPUSCHを選択し得る。
[0171]UE許可構成要素1315は、UE送信機1220−aがeCC上でULデータ送信を実行するためのリソースを示す、UE受信機1210−aによって受信されたUL許可を解釈する。UL許可は、ULデータが潜在的に送られ得る媒体上で、いくつかの送信時間、UL許可の満了時間、または周波数リソースのうちの1つまたは複数を示し得る。いくつかの例では、周波数リソースはeCC SCell上にある。
[0172]UE許可構成要素1315はまた、デバイス1205−aが、UL許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得したかどうかに基づいて、デバイス1205−aが何のアクションを取るべきであるかを決定する。デバイス1205−aがリソースのうちの1つ中の媒体へのアクセスを獲得した場合、UE送信機1220−aはULデータを送る。デバイス1205−aが時間内に媒体へのアクセスを獲得しなかった場合、UL許可構成要素1315は、ULデータを送信することを控えるようにUE送信機1220−aに命令するか、またはUE送信機1220−aにULデータをまったく提供しない。
[0173]eCCフィードバック構成要素1320は、PCellおよびSCellを備えるマルチキャリア構成を識別し、SCellはeCCを備え、SCellのeCC(たとえば、各々が1つまたは複数のコードブロックをもつ、1つまたは複数のスケジュールされたトランスポートブロックなど)上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別し、eCC上で受信された複数コードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、ACK/NACKフィードバック情報を提供するためのPCellのフィードバックサブフレームを識別し、識別されたフィードバックサブフレーム中でPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信し得る。いくつかの例では、PCellは、ダウンリンクプライマリコンポーネントキャリアとFDDアップリンクプライマリコンポーネントキャリアとを含む。フィードバックサブフレームは、eCC上で受信された1つまたは複数のコードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームからの所定のオフセットを有し得る。いくつかの例では、PCellはTDDコンポーネントキャリアを含み得る。フィードバックサブフレームは、eCC上で受信された1つまたは複数のコードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームからの所定のオフセットの後のTDDコンポーネントキャリアの第1のアップリンクサブフレームであり得る。
[0174]図14に、本開示の様々な態様による、非スタンドアロン拡張コンポーネントキャリアのためのHARQおよびCSIフィードバックのために構成されたeCCフィードバック構成要素1320−aのブロック図1400を示す。eCCフィードバック構成要素1320−aは、図12〜図13のワイヤレスデバイス1205またはワイヤレスデバイス1305の構成要素であり得る。eCCフィードバック構成要素1320−aは、図13を参照しながら説明されたeCCフィードバック構成要素1320の態様の一例であり得る。eCCフィードバック構成要素1320−aは、CA構成モジュール1405と、eCCデコーダモジュール1410と、eCC HARQフィードバックモジュール1415とを含み得る。eCCフィードバック構成要素1320−aは、HARQ符号化モジュール1420と、eCC許可インデックスモジュール1425と、HARQフィードバックリソースモジュール1430と、PCellデータモジュール1435と、補助デコーダモジュール1440と、eCC CSIフィードバックモジュール1445とをも含み得る。
[0175]CA構成モジュール1405は、PCellおよび少なくとも1つのSCellを備えるマルチキャリア構成を識別し得る。少なくとも1つのSCellは、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、共有または無認可スペクトルを使用するeCCを含み得る。
[0176]eCCデコーダモジュール1410は、少なくとも1つのSCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別し得る。複数のコードブロックは、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信され得る。
[0177]eCC HARQフィードバックモジュール1415は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、eCC上で受信された複数コードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、ACK/NACKフィードバック情報を提供するためのPCellのフィードバックサブフレームを識別し得る。いくつかの例では、PCellは、ダウンリンクプライマリコンポーネントキャリアとFDDアップリンクプライマリコンポーネントキャリアとを含む。フィードバックサブフレームは、eCC上で受信された1つまたは複数のコードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームからの所定のオフセットを有し得る。いくつかの例では、PCellはTDDコンポーネントキャリアを含み得る。フィードバックサブフレームは、eCC上で受信された1つまたは複数のコードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームからの所定のオフセットの後のTDDコンポーネントキャリアの第1のアップリンクサブフレームであり得る。
[0178]HARQ符号化モジュール1420は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、単一のPUCCH送信において送るためのACK/NACKフィードバック情報をジョイントコーディングし得る。いくつかの例では、PUCCH送信は、LTE/LTE−A PUCCHフォーマット3送信を備える。HARQ符号化モジュール1420はまた、ACK/NACKフィードバック情報のACK/NACKビットの数が、PUCCH送信のために使用されるPUCCHフォーマットの容量を超えると決定し得る。ACK/NACKビットの数がPUCCH容量を超えるとき、HARQ符号化モジュール1420は、ジョイント符号化するより前にACK/NACKフィードバック情報の1つまたは複数のカテゴリーをバンドルし得、ここにおいて、1つまたは複数のカテゴリーは、異なる空間ストリームに関連するACK/NACKフィードバック情報、SCellのための複数のスケジュールされたトランスポートブロックのうちのトランスポートブロック内のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報、またはそれらの組合せのいずれかを備える。
[0179]追加または代替として、HARQフィードバックリソースモジュール1430は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、ACK/NACKフィードバック情報の送信のための複数のPUCCHリソースを決定し得る。ACK/NACKビットの数がPUCCH容量を超えるとき、HARQ符号化モジュール1420は別個のPUCCH送信における送信のためのPUCCH変調シンボルの複数のブロックに、ACK/NACKフィードバック情報を別々に符号化し得る。
[0180]eCC許可インデックスモジュール1425は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、複数のスケジュールされたトランスポートブロックに関連するダウンリンク許可内のダウンリンク送信インデックス情報を受信し得る。eCC許可インデックスモジュール1425はまた、順が狂ったインデックスを有するeCCのためのダウンリンク許可を受信することに少なくとも部分的に基づいて、eCCのための少なくとも1つのダウンリンク許可の送信が失敗したと決定し得る。インデックスは、各ダウンリンク許可またはトランスポートブロックに関連し得るか、または複数のダウンリンク許可に関連する送信の各コードブロックについてのインデックス情報を含み得る。eCCデコーダモジュール1410は、送信されたACK/NACKフィードバック情報中で、失敗したeCCのための少なくとも1つのダウンリンク許可のための1つまたは複数のNACKビットを送り得る。
[0181]いくつかの例では、ACK/NACKフィードバック情報は、データ送信(たとえば、PUSCHなど)がスケジュールされるとき、PCellのデータチャネルにおいて送信され得る。PCellデータモジュール1435は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、識別されたフィードバックサブフレームのためにスケジュールされたPUSCH送信を識別し得る。補助デコーダモジュール1440は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、識別されたフィードバックサブフレーム中に送るためのeCCを介して搬送されないダウンリンク送信に関連する第2のACK/NACKフィードバック情報を識別し得る。
[0182]eCC CSIフィードバックモジュール1445は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、非周期CSIフィードバックの送信のためのPCellまたはSCellのキャリアを決定し得る。いくつかの例では、キャリアを決定することは、許可が受信され得るセル、許可によってスケジュールされ得るセル、またはそれらの組合せのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアを決定することを備える。いくつかの例では、非周期CSIフィードバックの送信のためのキャリアは、PCellのキャリアを備える。
[0183]eCCフィードバック構成要素1320−aを含むデバイス1205の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された少なくとも1つのASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、少なくとも1つのIC上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0184]図15に、様々な例による、ワイヤレス通信において使用するためのシステム1500を示す。システム1500は、図1〜図11のUE115の一例であり得るUE115−iを含み得る。UE115−iはまた、図12〜図13のデバイス1205の1つまたは複数の態様の一例であり得る。
[0185]UE115−iは、概して、通信を送信するための構成要素と通信を受信するための構成要素とを含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。UE115−iは、(1つまたは複数の)UEアンテナ1540と、UEトランシーバ1535と、UEプロセッサ1505と、(ソフトウェア(SW)1520を含む)UEメモリ1515とを含み得、それらはそれぞれ、(たとえば、1つまたは複数のバス1545を介して)直接または間接的に互いに通信し得る。UEトランシーバ1535は、上記で説明されたように、(1つまたは複数の)UEアンテナ1540あるいは1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信するように構成され得る。たとえば、UEトランシーバ1535は、図1〜図11に関して基地局105と双方向に通信するように構成され得る。UEトランシーバ1535は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)UEアンテナ1540に提供し、(1つまたは複数の)UEアンテナ1540から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。UE115−iは単一のアンテナ1540を含み得るが、UE115−iは、複数のワイヤレス送信を同時に送信および/または受信することが可能な複数のアンテナ1540を有し得る。UEトランシーバ1535は、複数のコンポーネントキャリアを介して1つまたは複数の基地局105と同時に通信することが可能であり得る。UEトランシーバ1535は、1つまたは複数のSCellおよびPCell上でのeCC通信が可能であり得る。
[0186]UE115−iは、図12〜図13のデバイス1205および図1〜図2BのUE115sのUE eCC制御情報構成要素145のための上記で説明された機能を実行し得る、UE eCC制御情報構成要素145−cを含み得る。UE115−iは、ブロックACK/NACKメッセージを分析または生成するためのUEブロックACK/NACK構成要素1525をも含み得る。いくつかの例では、UEブロックACK/NACK構成要素1525は、UE eCC制御情報構成要素145−cの一部であり得る。
[0187]UE115−iは、UL許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することを試みるUE媒体アクセス構成要素1530をも含み得る。いくつかの例では、UE媒体アクセス構成要素1530は、UE eCC制御情報構成要素145−cの一部であり得る。
[0188]UEメモリ1515は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。UEメモリ1515は、実行されたとき、PCell上で制御情報を送るまたは受信するための本明細書で説明される様々な機能をUEプロセッサ1505に実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1520を記憶し得る。代替的に、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1520は、UEプロセッサ1505によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されたとき)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させるように構成され得る。UEプロセッサ1505は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。
[0189]図16に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1605のブロック図1600を示す。いくつかの例では、デバイス1605は、図1〜図6を参照しながら説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、デバイス1605は、eCC通信をサポートするLTE/LTE−A eNBおよび/またはLTE/LTE−A基地局の一部であるか、またはそれを含み得る。デバイス1605はまた、プロセッサであり得る。デバイス1605は、基地局受信機1610、基地局eCC制御情報構成要素140−a、または基地局送信機1620を含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。
[0190]デバイス1605の構成要素は、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0191]いくつかの例では、基地局受信機1610は、SCell上でULデータを受信し、PCell上でUL制御情報を受信するように動作可能な無線周波数(RF)受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。基地局受信機1610は、図1を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。
[0192]いくつかの例では、基地局送信機1620は、SCell上でDLデータを送信し、PCell上でDL制御情報を送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。基地局送信機1620は、図1を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
[0193]基地局eCC制御情報構成要素140−aは、PCell上で基地局受信機1610によって受信された制御情報を解釈し得る。基地局eCC制御情報構成要素140−aはまた、CSI、DL ACK/NACK、DL/UL許可、または他のタイプの制御情報など、DLへの制御情報を決定し得る。基地局eCC制御情報構成要素140−aは、PCell上で基地局送信機1620によって送信されるべき制御情報をフォーマットし得る。基地局eCC制御情報構成要素140−aは、情報を送るために、PCellのPHICH、ePHICH、またはPDSCHなど、PCellの適切なチャネルを選択し得る。基地局eCC制御情報構成要素140−aは、制御情報のタイプ、チャネル状態、またはいくつかの他の考慮事項に少なくとも部分的に基づいて、適切なチャネルを選択し得る。
[0194]図17に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1605−aのブロック図1700を示す。いくつかの例では、デバイス1605−aは、図1〜図6を参照しながら説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様の一例、および/あるいは、図16を参照しながら説明されたデバイス1605の態様の一例であり得る。いくつかの例では、デバイス1605−aは、eCC通信が可能であるLTE/LTE−A eNBおよび/またはLTE/LTE−A基地局の一部であるか、またはそれを含み得る。デバイス1605−aはまた、プロセッサであり得る。デバイス1605−aは、基地局受信機1610−a、基地局eCC制御情報構成要素140−b、または基地局送信機1620−aを含み得る。基地局eCC制御情報構成要素140−bは、基地局ACK/NACK構成要素1705と、基地局CSI構成要素1710と、基地局許可構成要素1715とをさらに含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。
[0195]デバイス1605−aの構成要素は、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0196]いくつかの例では、基地局受信機1610−aは、図16を参照しながら説明された基地局受信機1610の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、基地局受信機1610−aは、PCell上で制御情報を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。基地局受信機1610−aは、図1を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム100、および図2A〜図2Bに関して説明された1つまたは複数のPCell225の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。
[0197]いくつかの例では、基地局送信機1620−aは、図16を参照しながら説明された基地局送信機1620の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、基地局送信機1620−aは、PCell上で制御情報を送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。基地局送信機1620−aは、図1を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム100、および図2A〜図2Bに関して説明された1つまたは複数のPCell225の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
[0198]基地局ACK/NACK構成要素1705は、UE115など、UEから送られたULデータに基づいて、DLへの肯定応答メッセージまたは否定応答メッセージを決定し得る。基地局ACK/NACK構成要素1705はまた、PCell上で基地局受信機1610−aにおいて受信されたUL ACK/NACKメッセージを解釈し得る。たとえば、基地局ACK/NACK構成要素1705は、デバイス1605−aを対象とするPCell上で受信されたULブロックACK/NACKメッセージを解釈し得る。基地局ACK/NACK構成要素1705はまた、複数のeCC ULデータからのACK/NACKを単一のフィードバックブロックにアグリゲートし得る。さらに、基地局ACK/NACK構成要素1705は、DL ACK/NACKメッセージを送信するために、基地局送信機1620−aのためのPCellのPHICH、ePHICH、またはPDSCHを選択し得る。
[0199]基地局CSI構成要素1710は、PCell上で基地局受信機1610−aにおいて受信されたCSI情報を解釈し得る。いくつかの例では、基地局CSI構成要素1710は、基地局受信機1610−aにおいて受信されたULデータに基づいて、SCellのためのCSI情報を決定し得る。
[0200]基地局許可構成要素1715は、eCC上でのDLまたはULデータ送信を要求する、基地局送信機1620−aによって送られるべきDL/UL許可を決定する。基地局許可構成要素1715は、DL/UL許可を送信するためのPCellのPDSCHを選択し得る。基地局許可構成要素1715は、DL/ULデータが潜在的に送られ得る媒体上で、いくつかの送信時間、DL/UL許可の満了時間、または周波数リソースのうちの1つまたは複数を示すためのDL/UL許可を作成し得る。いくつかの例では、周波数リソースはeCC SCell上にある。
[0201]基地局許可構成要素1715はまた、デバイス1605−aが、DL許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得したかどうかに基づいて、デバイス1605−aが何のアクションを取るべきであるかを決定する。デバイス1605−aがリソースのうちの1つ中の媒体へのアクセスを獲得した場合、基地局送信機1620−aはDLデータを送る。デバイス1605−aが時間内に媒体へのアクセスを獲得しなかった場合、基地局許可構成要素1715は、DLデータを送信することを控えるように基地局送信機1620−aに命令し得るか、または基地局送信機1620−aにDLデータをまったく提供しない。別の例では、基地局許可構成要素1715は、デバイス1605−aが媒体へのアクセスを獲得した後にのみ、基地局送信機1620−aにDL許可を送らせる。これは、DLデータが送られることが可能であることを保証し得る。
[0202]図18に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局105−h(たとえば、eNBの一部または全部を形成する基地局)のブロック図1800を示す。いくつかの例では、基地局105−hは、図1〜図6を参照しながら説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図16〜図17を参照しながら説明されたように、基地局として構成されたときのデバイス1605のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局105−hは、図1〜図6および図16〜図17を参照しながら説明された基地局および/またはデバイスの特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するかまたは可能にするように構成され得る。
[0203]基地局105−hは、基地局プロセッサ1810と、基地局メモリ1820と、((1つまたは複数の)基地局トランシーバ1850によって表される)少なくとも1つの基地局トランシーバと、((1つまたは複数の)基地局アンテナ1855によって表される)少なくとも1つの基地局アンテナと、基地局eCC制御情報構成要素140−cとを含み得る。基地局105−hはまた、基地局通信構成要素1830および/またはネットワーク通信構成要素1840のうちの1つまたは複数を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1835を介して、直接的または間接的に、互いと通信していることがある。
[0204]基地局メモリ1820はRAMおよび/またはROMを含み得る。基地局メモリ1820は、実行されたとき、基地局プロセッサ1810に、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明される様々な機能を実行させる(たとえば、PCell上で制御情報を送らせるまたは受信させるなど)ように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1825を記憶し得る。代替的に、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1825は、基地局プロセッサ1810によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されたとき)本明細書で説明される機能のうちのいくつかを基地局105−hに実行させるように構成され得る。
[0205]基地局プロセッサ1810は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。基地局プロセッサ1810は、(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1850、基地局通信構成要素1830、および/またはネットワーク通信構成要素1840を通して受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサ1810はまた、(1つまたは複数の)基地局アンテナ1855を通した送信のために(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1850に送られるべき情報、1つまたは複数の他の基地局105−iおよび105−jへの送信のために基地局通信構成要素1830に送られるべき情報、または図1を参照しながら説明されたコアネットワーク130の1つまたは複数の態様の一例であり得る、コアネットワーク1845への送信のためにネットワーク通信構成要素1840に送られるべき情報を処理し得る。基地局プロセッサ1810は、単独で、または基地局eCC制御情報構成要素140−cとともに、PCell上で通信される制御情報フィードバックの様々な態様を扱い得る。
[0206](1つまたは複数の)基地局トランシーバ1850は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)基地局アンテナ1855に提供し、(1つまたは複数の)基地局アンテナ1855から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1850は、いくつかの例では、1つまたは複数の基地局送信機および1つまたは複数の別個の基地局受信機として実装され得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1850は、第1の無線周波数スペクトル帯域および/または第2の無線周波数スペクトル帯域における通信をサポートし得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1850は、共有無線周波数スペクトル帯域であり得る認可または無認可無線周波数スペクトル帯域中の通信をサポートし得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1850は、図1〜図11を参照しながら説明されたUE115、または図12〜図13に関して説明されたデバイス1205のうちの1つまたは複数など、1つまたは複数のUEまたは装置と、(1つまたは複数の)アンテナ1855を介して双方向に通信するように構成され得る。基地局105−hは、たとえば、複数の基地局アンテナ1855(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局105−hは、ネットワーク通信構成要素1840を通してコアネットワーク1845と通信し得る。基地局105−hはまた、基地局通信構成要素1830を使用して、基地局105−iおよび105−jなど、他の基地局と通信し得る。
[0207]基地局eCC制御情報構成要素140−cは、PCell上で制御情報を送るかまたは受信することに関する図1、図16、または図17を参照しながら説明された特徴および/または機能の一部または全部を実行および/または制御するように構成され得る。基地局eCC制御情報構成要素140−c、または基地局eCC制御情報構成要素140−cの部分は、プロセッサを含み得、あるいは基地局eCC制御情報構成要素140−cの機能の一部または全部は、基地局プロセッサ1810によって実行されるか、または基地局プロセッサ1810とともに実行され得る。いくつかの例では、基地局eCC制御情報構成要素140−cは、図1、図16、または図17を参照しながら説明された基地局eCC制御情報構成要素140の一例であり得る。
[0208]基地局105−hは、ブロックACK/NACKメッセージを分析または生成するための基地局ブロックACK/NACK構成要素1860をも含み得る。いくつかの例では、基地局ブロックACK/NACK構成要素1860は、基地局eCC制御情報構成要素140−cの一部であり得る。基地局105−hは、DL許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することを試みる基地局媒体アクセス構成要素1865をも含み得る。いくつかの例では、基地局媒体アクセス構成要素1865は、基地局eCC制御情報構成要素140−cの一部であり得る。
[0209]図19は、基地局105−kとUE115−jとを含む多入力多出力(MIMO)通信システム1900のブロック図である。MIMO通信システム1900は、図1に示されているワイヤレス通信システム100、ならびに図2Aおよび図2Bに示されているシステム200および通信環境250の態様を示し得る。基地局105−jはアンテナ1334−a〜1334−xを装備し得、UE115−jはアンテナ1952−a〜1952−nを装備し得る。MIMO通信システム1900では、基地局105−kは、同時に複数の通信リンク上でデータを送ることが可能であり得る。各通信リンクは「レイヤ」と呼ばれることがあり、通信リンクの「ランク」は、通信のために使用されるレイヤの数を示し得る。たとえば、基地局105−kが2つの「レイヤ」を送信する2×2MIMO通信システムでは、基地局105−kとUE115−jとの間の通信リンクのランクは2である。基地局105−kおよびUE115−jは、PCellおよびSCell上でeCC通信を実行し得る。
[0210]基地局105−kにおいて、送信プロセッサ1920がデータソースからデータを受信し得る。送信プロセッサ1920はデータを処理し得る。送信プロセッサ1920はまた、制御シンボルおよび/または基準シンボルを生成し得る。送信(TX)MIMOプロセッサ1930が、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、出力シンボルストリームを送信変調器1932−a〜1932−xに提供し得る。各変調器1932は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器1932はさらに、DL信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。一例では、変調器1932−a〜1932−xからのDL信号は、それぞれアンテナ1334−a〜1334−xを介して送信され得る。
[0211]UE115−jにおいて、UEアンテナ1952−a〜1952−nは、基地局105−kからDL信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器1954−a〜1954−nに提供し得る。各復調器1954は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器1954はさらに、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器1956は、すべての復調器1954−a〜1954−nから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出シンボルを提供し得る。受信プロセッサ1958が、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE115−jのための復号されたデータをデータ出力に提供し、復号された制御情報をプロセッサ1980、またはメモリ1982に提供し得る。
[0212]プロセッサ1980は、いくつかの場合には、UE eCC制御情報構成要素145−dのうちの1つまたは複数をインスタンス化するための記憶された命令を実行し得る。UE eCC制御情報構成要素145−dは、図1、図12、図13、および図15を参照しながら説明されたUE eCC制御情報構成要素145の態様の一例であり得る。
[0213]UL上で、UE115−jにおいて、送信プロセッサ1964が、データソースからデータを受信し、処理し得る。送信プロセッサ1964はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ1964からのシンボルは、適用可能な場合は送信MIMOプロセッサ1966によってプリコーディングされ、さらに(たとえば、SC−FDMAなどのために)復調器1954−a〜1954−nによって処理され、基地局105−kから受信された送信パラメータに従って基地局105−kに送信され得る。基地局105−kにおいて、UE115−jからのUL信号は、アンテナ1334によって受信され、変調器1932によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器1936によって検出され、さらに受信プロセッサ1938によって処理され得る。受信プロセッサ1938は、復号されたデータをデータ出力とプロセッサ1940またはメモリ1942とに提供し得る。プロセッサ1940は、いくつかの場合には、基地局eCC制御情報構成要素140−dのうちの1つまたは複数をインスタンス化するための記憶された命令を実行し得る。基地局eCC制御情報構成要素140−dは、図1および図16〜図18を参照しながら説明された基地局eCC制御情報構成要素140の態様の一例であり得る。
[0214]UE115−jの構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された1つまたは複数のASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。言及されたモジュールの各々は、MIMO通信システム1900の動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。同様に、基地局105−kの構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された1つまたは複数のASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。言及された構成要素の各々は、MIMO通信システム1900の動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。
[0215]図20は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法2000の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2000は、図1〜図6および図16〜図18を参照しながら説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図1〜図15を参照しながら説明されたUEのうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105またはUE115が、以下で説明される機能を実行するように基地局105またはUE115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105またはUE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0216]ブロック2005において、方法2000は、CA構成における少なくともSCell上のeCCを使用して通信することを含み得る。たとえば、基地局105およびUE115は、図2AのSCell225−bなど、eCC SCell上で通信を確立し得る。基地局105およびUE115は、SCell上でDLおよびULデータを交換し得る。いくつかの例では、eCCを使用して通信することは、無認可無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で通信することを含む。追加の例では、eCCを使用して通信することは、認可無線周波数スペクトル帯域上で通信することを含む。
[0217]ブロック2010において、方法2000は、eCC上での通信に関係する制御情報のために、PCellを使用することを含み得る。たとえば、基地局105またはUE115は、CSI、ACK/NACKメッセージ、DL/UL許可など、制御情報を送り得る。
[0218]一例では、PCellは、eCCに関するCSIを送るまたは受信するために使用される。CSIを送ることまたは受信することは、PCellのPUCCHおよびPCellのPUSCHの一方または両方上でCSIを送ることまたは受信することを含み得る。
[0219]別の例では、PCellは、ACK/NACK制御情報のために使用される。いくつかの例では、制御情報のためにPCellを使用することは、eCCを介して受信されたデータに応答して、DL ACK/NACKおよびUL ACK/NACKのうちの1つを送ることまたは受信することを含む。たとえば、基地局105は、ULデータに応答してDL ACK/NACKを送り得る。同様に、UE115は、DLデータに応答してUL ACK/NACKを送り得る。いくつかの例では、制御情報を送るまたは受信するためにPCellを使用することは、PCellのPUCCHおよびPCellのPUSCHの一方または両方上でeCC DLデータに応答してUL ACK/NACKを送ることをさらに含む。別の例では、制御情報を送るまたは受信するためにPCellを使用することは、PCellのPHICH、PCellのePHICH、PCellのPDSCH、およびそれらの組合せのうちの少なくとも1つ上でeCC ULデータに応答してDL ACK/NACKを送ることをさらに含む。
[0220]別の例では、DL ACK/NACKおよびUL ACK/NACKのうちの1つを通信することは、複数のeCC DLデータまたは複数のeCC ULデータに対応する複数のACK/NACKを含んでいるブロックACK/NACKを通信することをさらに含み得る。さらに、ブロックACK/NACKを通信することは、複数のACK/NACKが、eCCを介して受信されたデータを送信する複数のユーザに対応することを示すことを含み得る。
[0221]方法2000の別の例では、制御情報を送るまたは受信するためにPCellを使用することは、DL許可およびUL許可の一方または両方を送ることまたは受信することを含み得る。一例では、方法2000は、eCC上でのPDSCH送信のための時間および周波数リソースの一方または両方を識別するDL許可を送ることを含む。方法2000は、識別された時間または周波数リソースを使用してDL許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、DLデータを送ることを控えることをも含み得る。たとえば、基地局105がPCell上でDL許可を送り、次いで、適切な時間中に媒体リソースにアクセスすることができない場合、基地局105はDLデータを送らない。しかしながら、基地局105が適切な時間中に媒体へのアクセスを獲得した場合、基地局105はDLデータを送る。
[0222]一例では、方法2000は、eCC上でのPDSCH送信のための満了時間を識別するDL許可を送ることを含む。方法2000は、満了時間までにDL許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、DLデータを送ることを控えることをも含み得る。たとえば、基地局105がPCell上でDL許可を送り、次いで、満了時間の前に媒体リソースにアクセスすることができない場合、基地局105はDLデータを送らない。
[0223]方法2000のいくつかの例は、媒体へのアクセスを獲得することを含み、ここにおいて、一方または両方のDL許可およびUL許可を送ることまたは受信することは、媒体上でDL許可を送ることをさらに備える。方法2000は、eCC上でのPUSCH送信のための時間および周波数リソースの一方または両方を識別するUL許可を受信することをも含み得る。方法2000は、識別された時間または周波数リソースを使用してUL許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、ULデータを送ることを控えることをさらに含み得る。たとえば、UE115がPCell上でUL許可を受信し、次いで、適切な時間中に媒体リソースにアクセスすることができない場合、UE115はULデータを送らない。しかしながら、UE115が適切な時間中に媒体へのアクセスを獲得した場合、UE115はULデータを送る。
[0224]同様に、方法2000は、eCC上でのPUSCH送信のための満了時間を識別するUL許可を受信することと、満了時間までにUL許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、ULデータを送ることを控えることとを含み得る。
[0225]別の例では、方法2000は、非周期CSIフィードバックのためのトリガを備える許可を受信することと、非周期CSIフィードバックの送信のためのPCellまたはSCellのキャリアを決定することとを含む。いくつかの例では、方法2000における送ることまたは受信することは、PCellのPUCCHおよびPCellのPUSCHの一方または両方上でCSIを送ることまたは受信することを含む。いくつかの例では、キャリアを決定することは、許可が受信されるセル、許可によってスケジュールされるセル、またはそれらの組合せのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアを決定することを含む。
[0226]方法2000の他の例では、制御情報のためにPCellを使用することは、eCCを介して受信されたデータに応答して、ダウンリンクACK/NACKフィードバック情報およびアップリンクACK/NACKフィードバック情報のうちの1つを送ることまたは受信することをさらに含む。方法2000は、SCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別することをも含み得、複数のコードブロックは、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信される。方法2000は、eCC上で受信された複数コードブロックの送信が完了されたPCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、ACK/NACKフィードバック情報を提供するためのPCellのフィードバックサブフレームを識別することをさらに含み得、ここにおいて、ダウンリンクACK/NACKおよびアップリンクACK/NACKのうちの1つを送ることまたは受信することは、識別されたフィードバックサブフレーム中でPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信することをさらに備える。
[0227]いくつかの追加の例では、PCellは、ダウンリンクプライマリコンポーネントキャリアと、FDDアップリンクプライマリコンポーネントキャリアとを含み、フィードバックサブフレームは、eCC上で受信された複数のコードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームからの所定のオフセットを有する。他の例では、PCellは、TDDコンポーネントキャリアを備え、ここにおいて、フィードバックサブフレームは、eCC上で受信された複数のコードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームからの所定のオフセットの後の、TDDコンポーネントキャリアの第1のアップリンクサブフレームを備える。
[0228]制御情報を送るまたは受信するためにPCellを使用することは、PCellのPUCCHおよびPCellのPUSCHの一方または両方上でeCCダウンリンクデータに応答してアップリンクACK/NACKを送ること、あるいはPCellのPHICH、PCellのePHICH、PCellのPDSCH、およびそれらの組合せのうちの少なくとも1つ上でeCCアップリンクデータに応答してダウンリンクACK/NACKを送ることをさらに含み得る。ダウンリンクACK/NACKおよびアップリンクACK/NACKのうちの1つを通信することは、複数のeCCダウンリンクデータまたは複数のeCCアップリンクデータに対応する複数のACK/NACKを含んでいるブロックACK/NACKを通信することをさらに含み得る。他の例では、ブロックACK/NACKを通信することは、複数のACK/NACKが、eCCを介して受信されたデータを送信する複数のユーザに対応することを示すことをさらに含む。方法2000の追加の例は、複数のスケジュールされたトランスポートブロックに関連するダウンリンク許可内のダウンリンク送信インデックス情報を受信することを含む。
[0229]別の例では、方法2000は、ACK/NACKフィードバック情報のACK/NACKビットの数が、ACK/NACKフィードバック情報を送信するために使用されるPUCCHフォーマットの容量を超えると決定することと、ACK/NACKフィードバック情報の送信のための複数のPUCCHリソースを決定することとを含み、ここにおいて、ACK/NACKフィードバック情報を送ることまたは受信することは、複数のPUCCHリソースを使用して複数のPUCCH送信を送信することをさらに備える。
[0230]ブロック2005および2010における(1つまたは複数の)動作は、図1および図12〜図19を参照しながら説明されたUE eCC制御情報構成要素145または基地局eCC制御情報構成要素140を使用して実行され得る。
[0231]したがって、方法2000はワイヤレス通信を提供し得る。方法2000は一実装形態にすぎないこと、および方法2000の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0232]図21は、本開示の様々な態様による、eCC UL ACK/NACK通信の方法2100の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2100は、図1〜図15を参照しながら説明された1つまたは複数のUEの態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0233]ブロック2105において、方法2100は、eCC DLデータを受信することを含む。たとえば、UE115は、eCC SCell上で基地局105からデータを受信し得る。UE115は、eCC SCell PDSCH上でDLデータを受信し得る。ブロック2110において、UE115は、PCell PUCCHまたはPUSCHを通してUL ACK/NACKメッセージを送る。たとえば、UE115がブロック2105においてDLデータを適切に受信した場合、UE115は基地局105にUL ACKメッセージを送り得る。UE115がブロック2105においてDLデータを適切に受信しなかった場合、UE115は基地局105にUL NACKメッセージを送り得る。方法2100のいくつかの例では、ACK/NACKメッセージはブロックACK/NACKメッセージである。
[0234]ブロック2105および2110における動作は、図1および図12〜図13を参照しながら説明されたUE eCC制御情報構成要素145を使用して実行され得る。したがって、方法2100はワイヤレス通信を提供し得る。方法2100は一実装形態にすぎないこと、および方法2100の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0235]図16は、本開示の様々な態様による、eCC DL ACK/NACK通信の方法2200の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2200は、図1〜図2および図16〜図18を参照しながら説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105が、以下で説明される機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0236]ブロック2205において、方法2200は、eCC ULデータを受信することを含み得る。たとえば、基地局105は、eCC SCell上でUE115からデータを受信し得る。基地局105は、eCC SCell PUSCH上でULデータを受信し得る。ブロック2210において、基地局105は、PCell PHICH、ePHICH、またはPDSCHを通してDL ACK/NACKメッセージを送る。たとえば、基地局105がブロック2205においてULデータを適切に受信した場合、基地局105はUE115にDL ACKメッセージを送り得る。基地局105がブロック2205においてULデータを適切に受信しなかった場合、基地局105はUE115にDL NACKメッセージを送り得る。方法2200のいくつかの例では、ACK/NACKメッセージはブロックACK/NACKメッセージである。
[0237]ブロック2205および2210における動作は、図1および図10〜図13を参照しながら説明された基地局eCC制御情報構成要素140を使用して実行され得る。したがって、方法2200はワイヤレス通信を提供し得る。方法2200は一実装形態にすぎないこと、および方法2200の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0238]図23は、本開示の様々な態様による、eCC CSI通信の方法2300の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2300は、図1〜図15を参照しながら説明されたUEのうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0239]ブロック2305において、方法2300は、eCC SCellチャネルのためのCSIフィードバックを決定することを含む。たとえば、UE115は、eCC SCell上で基地局105から受信されたパイロット信号などの信号に基づいて、CSIフィードバックを決定し得る。ブロック2310において、UE115は、PCell PUCCHまたはPUSCHを通してCSIフィードバックを報告し得る。CSIフィードバックは、UL上で基地局105に報告されるべきeCC DLチャネル品質を反映し得る。
[0240]ブロック2305および2310における動作は、図1および図12〜図13を参照しながら説明されたUE eCC制御情報構成要素145を使用して実行され得る。したがって、方法2300はワイヤレス通信を提供し得る。方法2300は一実装形態にすぎないこと、および方法2300の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0241]図24は、本開示の様々な態様による、eCC DL許可通信の方法2400の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2400は、図1〜図6および図16〜図18を参照しながら説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105が、以下で説明される機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0242]ブロック2405において、方法2400は、eCCのPCell上でDL許可を送ることを含み得る。DL許可は、潜在的DLデータのためのいくつかの時間および周波数リソースを識別し得る。別の例では、DL許可は、DL許可がその後にもはや有効でなくなる満了時間を識別する。いくつかの例では、基地局105は、PCell PDCCH上でDL許可を送信する。
[0243]ブロック2410において、基地局は、DL許可によって識別された媒体へのアクセスを獲得することを試みる。基地局105が媒体へのアクセスを獲得した場合、方法2400は経路2415に沿ってブロック2425に進む。ブロック2425において、方法2400は、媒体上でDLデータを送信することを含む。
[0244]しかしながら、基地局105が時間内に媒体または特定のリソースへのアクセスを獲得しなかった場合、方法2400は経路2420に沿ってブロック2430に進む。ブロック2430において、方法2400は、DLデータを送信することを控えることを含む。いくつかの例では、方法2405はブロック2405に戻り得、基地局105はPCell上で新しいDL許可を送り得る。
[0245]ブロック2405〜2430における動作は、図1および図12〜図13を参照しながら説明された基地局eCC制御情報構成要素140を使用して実行され得る。したがって、方法2400はワイヤレス通信を提供し得る。方法2400は一実装形態にすぎないこと、および方法2400の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0246]図25は、本開示の様々な態様による、eCC UL許可通信の方法2500の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2500は、図1〜図15を参照しながら説明されたUEのうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0247]ブロック2505において、方法2500は、eCCのPCell上でUL許可を受信することを含み得る。UL許可は、潜在的ULデータのためのいくつかの時間および周波数リソースを識別し得る。別の例では、UL許可は、UL許可がその後にもはや有効でなくなる満了時間を識別する。いくつかの例では、UE115は、PCell PDCCH上でUL許可を受信する。
[0248]ブロック2510において、UE115は、UL許可によって識別された媒体へのアクセスを獲得することを試みる。UE115が媒体へのアクセスを獲得した場合、方法2500は経路2515に沿ってブロック2525に進む。ブロック2525において、方法2500は、媒体上でULデータを送信することを含む。
[0249]しかしながら、UE115が時間内に媒体または特定のリソースへのアクセスを獲得しなかった場合、方法2500は経路2520に沿ってブロック2530に進む。ブロック2530において、方法2500は、ULデータを送信することを控えることを含む。いくつかの例では、方法2500はブロック2505に戻り得、基地局105はPCell上で新しいUL許可を送り得る。
[0250]ブロック2505〜2530における動作は、図1、図7〜図9、および図13を参照しながら説明されたUE eCC制御情報構成要素145を使用して実行され得る。したがって、方法2500はワイヤレス通信を提供し得る。方法2500は一実装形態にすぎないこと、および方法2500の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0251]図26に、本開示の様々な態様による、非スタンドアロン拡張コンポーネントキャリアのためのHARQおよびCSIフィードバックのための方法2600を示すフローチャートを示す。方法2600の動作は、図1〜図15を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2600の動作は、図1および図12〜図13を参照しながら説明されたように、UE eCC情報構成要素145によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0252]ブロック2605において、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、PCellおよびSCellを備えるマルチキャリア構成を識別する。たとえば、SCellは、無認可または共有スペクトルを使用する非スタンドアロンeCCを含み得る。いくつかの例では、ブロック2605の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0253]ブロック2610において、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、UE115は、SCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別し、複数のコードブロックは、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信される。いくつかの例では、ブロック2610の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCCデコーダモジュール1410によって実行され得る。
[0254]ブロック2615において、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、eCC上で受信された複数コードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、ACK/NACKフィードバック情報を提供するためのPCellのフィードバックサブフレームを識別する。いくつかの例では、ブロック2615の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCC HARQフィードバックモジュール1415によって実行され得る。
[0255]ブロック2620において、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、識別されたフィードバックサブフレーム中でPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信する。いくつかの例では、ブロック2620の動作は、図12を参照しながら上記で説明されたように、送信機1220によって実行され得る。
[0256]図27に、本開示の様々な態様による、非スタンドアロン拡張コンポーネントキャリアのためのHARQおよびCSIフィードバックのための方法2700を示すフローチャートを示す。方法2700の動作は、図1〜図11を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2700の動作は、図1および図12〜図13を参照しながら説明されたように、UE eCC情報構成要素145によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。方法2700はまた、図26の方法2600の態様を組み込み得る。
[0257]ブロック2705において、UE115は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、PCellおよびSCellを備えるマルチキャリア構成を識別する。たとえば、SCellは、無認可または共有スペクトルを使用する非スタンドアロンeCCを含み得る。いくつかの例では、ブロック2705の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0258]ブロック2710において、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、UE115は、SCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別し、複数のコードブロックは、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信される。いくつかの例では、ブロック2710の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCCデコーダモジュール1410によって実行され得る。
[0259]ブロック2715において、UE115は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、eCC上で受信された複数コードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、ACK/NACKフィードバック情報を提供するためのPCellのフィードバックサブフレームを識別する。いくつかの例では、ブロック2715の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCC HARQフィードバックモジュール1415によって実行され得る。
[0260]ブロック2720において、UE115は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、ACK/NACKフィードバック情報のACK/NACKビットの数が、PUCCH送信のために使用されるPUCCHフォーマットの容量を超えるかどうかを決定する。いくつかの例では、ブロック2720の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0261]UE115が、ブロック2720において、ACK/NACKビットの数がPUCCH容量を超えると決定した場合、UE115は、ブロック2725において、ACK/NACKフィードバック情報のカテゴリーに従ってACK/NACKフィードバック情報のバンドリングを実行する。たとえば、UE115は、最初に、空間バンドリング(たとえば、異なる空間ストリームのためのACK/NACKフィードバック情報のバンドリングなど)を実行し得る。ACK/NACKフィードバック情報のACK/NACKビットの数が、空間バンドリングの後に依然としてPUCCHフォーマットの容量を超える場合、UE115は、SCellのための複数のスケジュールされたトランスポートブロックのうちのトランスポートブロック内の複数のコードブロックに関連するACK/NACKビットのためのバンドリングを実行し得る。いくつかの例では、ブロック2725の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0262]ブロック2730において、UE115は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、単一のPUCCH送信において送るためのACK/NACKフィードバック情報をジョイントコーディングする。いくつかの例では、ブロック2730の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0263]ブロック2735において、UE115は、図2A〜図11を参照しながら上記で説明されたように、識別されたフィードバックサブフレーム中でPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信する。いくつかの例では、ブロック2735の動作は、図12を参照しながら上記で説明されたように、送信機1220によって実行され得る。
[0264]図28に、本開示の様々な態様による、非スタンドアロン拡張コンポーネントキャリアのためのHARQおよびCSIフィードバックのための方法2800を示すフローチャートを示す。方法2800の動作は、図1〜図11を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2800の動作は、図1および図12〜図13を参照しながら説明されたように、UE eCC情報構成要素145によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。方法2800はまた、図26〜図27の方法2600、および2700の態様を組み込み得る。
[0265]ブロック2805において、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、PCellおよびSCellを備えるマルチキャリア構成を識別する。たとえば、SCellは、無認可または共有スペクトルを使用する非スタンドアロンeCCを含み得る。いくつかの例では、ブロック2805の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0266]ブロック2810において、UE115は、図6〜図11を参照しながら上記で説明されたように、複数のスケジュールされたトランスポートブロックに関連するダウンリンク許可内のダウンリンク送信インデックス情報を受信する。いくつかの例では、ブロック2810の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCCデコーダモジュール1410によって実行され得る。
[0267]ブロック2815において、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、順が狂ったインデックスを有するeCCのためのダウンリンク許可を受信することに少なくとも部分的に基づいて、eCCのための少なくとも1つのダウンリンク許可の送信が失敗したと決定する。いくつかの例では、ブロック2815の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCCデコーダモジュール1410によって実行され得る。
[0268]ブロック2820において、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、UE115は、SCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別し、複数のコードブロックは、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信される。いくつかの例では、ブロック2820の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCCデコーダモジュール1410によって実行され得る。
[0269]ブロック2825において、UE115は、図7〜図11を参照しながら上記で説明されたように、eCC上で受信された複数コードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、ACK/NACKフィードバック情報を提供するためのPCellのフィードバックサブフレームを識別する。いくつかの例では、ブロック2825の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCC HARQフィードバックモジュール1415によって実行され得る。
[0270]ブロック2830において、UE115は、図7〜図11を参照しながら上記で説明されたように、識別されたフィードバックサブフレーム中でPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信する。たとえば、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、送信されたACK/NACKフィードバック情報中で、失敗したeCCのための少なくとも1つのダウンリンク許可のための1つまたは複数のNACKビットを送り得る。いくつかの例では、ブロック2830の動作は、図12を参照しながら上記で説明されたように、送信機1220によって実行され得る。
[0271]図29に、本開示の様々な態様による、非スタンドアロン拡張コンポーネントキャリアのためのHARQおよびCSIフィードバックのための方法2900を示すフローチャートを示す。方法2900の動作は、図1〜図11を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2900の動作は、図1および図12〜図13を参照しながら説明されたように、UE eCC情報構成要素145によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。方法2900はまた、図20および図26〜図28の方法2000、2600、2700、および2800の態様を組み込み得る。
[0272]ブロック2905において、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、PCellおよびSCellを備えるマルチキャリア構成を識別する。たとえば、SCellは、無認可または共有スペクトルを使用する非スタンドアロンeCCを含み得る。いくつかの例では、ブロック2905の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0273]ブロック2910において、図7〜図11を参照しながら上記で説明されたように、UE115は、SCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別し、複数のコードブロックは、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信される。いくつかの例では、ブロック2910の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCCデコーダモジュール1410によって実行され得る。
[0274]ブロック2915において、UE115は、図7〜図11を参照しながら上記で説明されたように、eCC上で受信された複数コードブロックの送信が完了したPCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、ACK/NACKフィードバック情報を提供するためのPCellのフィードバックサブフレームを識別する。いくつかの例では、ブロック2915の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCC HARQフィードバックモジュール1415によって実行され得る。
[0275]ブロック2920において、UE115は、図7〜図11を参照しながら上記で説明されたように、ACK/NACKフィードバック情報のACK/NACKビットの数が、ACK/NACKフィードバック情報を送信するために使用されるPUCCHフォーマットの容量を超えると決定する。いくつかの例では、ブロック2920の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0276]ブロック2925において、UE115は、図7〜図11を参照しながら上記で説明されたように、ACK/NACKフィードバック情報の送信のための複数のPUCCHリソースを決定する。いくつかの例では、ブロック2925の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、HARQフィードバックリソースモジュール1415によって実行され得る。
[0277]ブロック2930において、UE115は、図7〜図11を参照しながら上記で説明されたように、識別されたフィードバックサブフレーム中で複数のPUCCHリソースを使用してPCellを介してACK/NACKフィードバック情報を送信する。いくつかの例では、ブロック2930の動作は、図12を参照しながら上記で説明されたように、送信機1220によって実行され得る。
[0278]図30に、本開示の様々な態様による、非スタンドアロン拡張コンポーネントキャリアのためのCSIフィードバックのための方法3000を示すフローチャートを示す。方法3000の動作は、図1〜図15を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法3000の動作は、図1および図12〜図13を参照しながら説明されたように、UE eCC情報構成要素145によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。方法3000はまた、図20および図26〜図29の方法2000、2600、2700、2800、および2900の態様を組み込み得る。
[0279]ブロック3005において、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、PCellおよびSCellを備えるマルチキャリア構成を識別する。たとえば、SCellは、無認可または共有スペクトルを使用する非スタンドアロンeCCを含み得る。いくつかの例では、ブロック3005の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、CA構成モジュール1405によって実行され得る。
[0280]ブロック3010において、UE115は、図2〜図7を参照しながら上記で説明されたように、非周期CSIフィードバックのためのトリガを備える許可を受信する。いくつかの例では、ブロック3010の動作は、図12を参照しながら上記で説明されたように、デバイス1205によって実行され得る。
[0281]ブロック3015において、UE115は、図2〜図11を参照しながら上記で説明されたように、非周期CSIフィードバックの送信のためのPCellまたはSCellのキャリアを決定する。いくつかの例では、ブロック3015の動作は、図14を参照しながら上記で説明されたように、eCC CSIフィードバックモジュール1445によって実行され得る。
[0282]いくつかの例では、方法2000〜3000のうちの2つまたはそれ以上からの態様は、組み合わせられ得る。方法2000〜3000は例示的な実装形態にすぎないこと、および方法2000〜3000の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。方法2000〜3000は基地局とUEとの間の通信について説明したが、本明細書で説明される技法は、2つまたはそれ以上の基地局ならびに2つまたはそれ以上のUE間の通信にも適用され得る。
[0283]添付の図面に関して上記に記載された詳細な説明は、例について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」という語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および装置がブロック図の形式で示されている。
[0284]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0285]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
[0286]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「および/または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成が構成要素A、B、および/またはCを含んでいるものとして表される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0287]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリ、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0288]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供されたものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
キャリアアグリゲーション(CA)構成における少なくともセカンダリコンポーネントキャリア(SCell)上の拡張コンポーネントキャリア(eCC)を使用して通信することと、
前記eCC上での通信に関係する制御情報のために、プライマリコンポーネントキャリア(PCell)を使用することと
を備える、ワイヤレス通信のための方法。
[C2]
前記eCCを使用して通信することは、
無認可無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で通信することを備える、
[C1]に記載の方法。
[C3]
制御情報のために前記PCellを使用することは、
前記eCCに関するチャネル状態情報(CSI)を送ることまたは受信することをさらに備える、
[C1]に記載の方法。
[C4]
非周期CSIフィードバックのためのトリガを備える許可を受信することと、
前記非周期CSIフィードバックの送信のための前記PCellまたはSCellのキャリアを決定することと
をさらに備える、[C3]に記載の方法。
[C5]
CSIを送ることまたは受信することは、
前記PCellの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および前記PCellの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の一方または両方上で前記CSIを送ることまたは受信することをさらに備える、
[C3]に記載の方法。
[C6]
前記キャリアを決定することは、
前記許可が受信されたセル、前記許可によってスケジュールされたセル、またはそれらの組合せのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、前記キャリアを決定することを備える、
[C3]に記載の方法。
[C7]
制御情報のために前記PCellを使用することは、
前記eCCを介して受信されたデータに応答して、ダウンリンク肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバック情報、およびアップリンクACK/NACKフィードバック情報のうちの1つを送ることまたは受信することをさらに備える、
[C1]に記載の方法。
[C8]
前記SCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別すること、前記複数のコードブロックは、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信される、と、
前記eCC上で受信された前記複数コードブロックの送信が完了された前記PCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、前記ACK/NACKフィードバック情報を提供するための前記PCellのフィードバックサブフレームを識別すること、ここにおいて、前記ダウンリンクACK/NACKおよび前記アップリンクACK/NACKのうちの1つを送ることまたは受信することは、前記識別されたフィードバックサブフレーム中で前記PCellを介して前記ACK/NACKフィードバック情報を送信することをさらに備える、と
をさらに備える、[C7]に記載の方法。
[C9]
前記PCellは、ダウンリンクプライマリコンポーネントキャリアと、周波数分割複信(FDD)アップリンクプライマリコンポーネントキャリアとを備え、前記フィードバックサブフレームは、前記eCC上で受信された前記複数のコードブロックの前記送信が完了した前記PCellの前記サブフレームからの所定のオフセットを有する、
[C8]に記載の方法。
[C10]
前記PCellは、時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアを備え、前記フィードバックサブフレームは、前記eCC上で受信された前記複数のコードブロックの前記送信が完了した前記PCellの前記サブフレームからの所定のオフセットの後の、前記TDDコンポーネントキャリアの第1のアップリンクサブフレームを備える、
[C8]に記載の方法。
[C11]
制御情報を送るまたは受信するために前記PCellを使用することは、
前記PCellの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および前記PCellの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の一方または両方上でeCCダウンリンクデータに応答して前記アップリンクACK/NACKを送ること、あるいは前記PCellの物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)インジケータチャネル(PHICH)、前記PCellの拡張PHICH(ePHICH)、前記PCellの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、およびそれらの組合せのうちの少なくとも1つ上でeCCアップリンクデータに応答して前記ダウンリンクACK/NACKを送ることをさらに備える、
[C7]に記載の方法。
[C12]
前記ダウンリンクACK/NACK、および前記アップリンクACK/NACKのうちの1つを通信することは、
複数のeCCダウンリンクデータまたは複数のeCCアップリンクデータに対応する複数のACK/NACKを含んでいるブロックACK/NACKを通信することをさらに備える、
[C7]に記載の方法。
[C13]
前記ブロックACK/NACKを通信することは、
前記複数のACK/NACKが、前記eCCを介して受信された前記データを送信する複数のユーザに対応することを示すことをさらに備える、
[C12]に記載の方法。
[C14]
前記複数のスケジュールされたトランスポートブロックに関連するダウンリンク許可内のダウンリンク送信インデックス情報を受信することをさらに備える、
[C12]に記載の方法。
[C15]
前記ACK/NACKフィードバック情報のACK/NACKビットの数が、前記ACK/NACKフィードバック情報を送信するために使用されるPUCCHフォーマットの容量を超えると決定することと、
前記ACK/NACKフィードバック情報の送信のための複数のPUCCHリソースを決定すること、ここにおいて、前記ACK/NACKフィードバック情報を送ることまたは受信することは、前記複数のPUCCHリソースを使用して複数のPUCCH送信を送信することをさらに備える、と
をさらに備える、[C7]に記載の方法。
[C16]
前記eCC上での物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信のための時間および周波数リソースの一方または両方を識別するダウンリンク許可を送ることと、
前記識別された時間または周波数リソースを使用して前記ダウンリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、ダウンリンクデータを送ることを控えることと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C17]
前記eCC上での物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信のための複数の時間および周波数リソースを識別するダウンリンク許可を送ることと、
前記複数の時間または周波数リソースのうちの1つを使用して前記ダウンリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、ダウンリンクデータを送ることを控えることと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C18]
前記eCC上での物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信のための満了時間を識別するダウンリンク許可を送ることと、
前記満了時間までに前記ダウンリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、ダウンリンクデータを送ることを控えることと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C19]
前記eCC上での物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための時間および周波数リソースの一方または両方を識別するアップリンク許可を受信することと、
前記識別された時間または周波数リソースを使用して前記アップリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、アップリンクデータを送ることを控えることと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C20]
前記eCC上での物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための満了時間を識別するアップリンク許可を受信することと、
前記満了時間までに前記アップリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、アップリンクデータを送ることを控えることと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C21]
キャリアアグリゲーション(CA)構成における少なくともセカンダリコンポーネントキャリア(SCell)上の拡張コンポーネントキャリア(eCC)を使用して通信するための手段と、
前記eCC上での通信に関係する制御情報のために、プライマリコンポーネントキャリア(PCell)を使用するための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C22]
前記eCCを使用して前記通信するための手段は、
無認可無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するための手段を備える、
[C21]に記載の装置。
[C23]
制御情報のために前記PCellを前記使用するための手段は、
前記eCCに関するチャネル状態情報(CSI)を送るまたは受信するための手段をさらに備える、
[C21]に記載の装置。
[C24]
非周期CSIフィードバックのためのトリガを備える許可を受信するための手段と、
前記非周期CSIフィードバックの送信のための前記PCellまたはSCellのキャリアを決定するための手段と
をさらに備える、[C23]に記載の装置。
[C25]
CSIを前記送るまたは受信するための手段は、
前記PCellの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および前記PCellの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の一方または両方上で前記CSIを送るまたは受信するための手段をさらに備える、
[C23]に記載の装置。
[C26]
前記キャリアを前記決定するための手段は、
前記許可が受信されたセル、前記許可によってスケジュールされたセル、またはそれらの組合せのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、前記キャリアを決定するための手段を備える、
[C23]に記載の装置。
[C27]
制御情報のために前記PCellを前記使用するための手段は、
前記eCCを介して受信されたデータに応答して、ダウンリンク肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバック情報、およびアップリンクACK/NACKフィードバック情報のうちの1つを送るまたは受信するための手段をさらに備える、
[C21]に記載の装置。
[C28]
前記SCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別するための手段、前記複数のコードブロックは、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信される、と、
前記eCC上で受信された前記複数コードブロックの送信が完了された前記PCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、前記ACK/NACKフィードバック情報を提供するための前記PCellのフィードバックサブフレームを識別するための手段、ここにおいて、前記ダウンリンクACK/NACKおよび前記アップリンクACK/NACKのうちの1つを送ることまたは受信することは、前記識別されたフィードバックサブフレーム中で前記PCellを介して前記ACK/NACKフィードバック情報を送信することをさらに備える、と
をさらに備える、[C27]に記載の装置。
[C29]
前記PCellは、ダウンリンクプライマリコンポーネントキャリアと、周波数分割複信(FDD)アップリンクプライマリコンポーネントキャリアとを備え、前記フィードバックサブフレームは、前記eCC上で受信された前記複数のコードブロックの前記送信が完了した前記PCellの前記サブフレームからの所定のオフセットを有する、
[C28]に記載の装置。
[C30]
前記PCellは、時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアを備え、前記フィードバックサブフレームは、前記eCC上で受信された前記複数のコードブロックの前記送信が完了した前記PCellの前記サブフレームからの所定のオフセットの後の、前記TDDコンポーネントキャリアの第1のアップリンクサブフレームを備える、
[C28]に記載の装置。
[C31]
制御情報を送るまたは受信するために前記PCellを前記使用するための手段は、
前記PCellの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および前記PCellの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の一方または両方上でeCCダウンリンクデータに応答して前記アップリンクACK/NACKを送ること、あるいは前記PCellの物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)インジケータチャネル(PHICH)、前記PCellの拡張PHICH(ePHICH)、前記PCellの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、およびそれらの組合せのうちの少なくとも1つ上でeCCアップリンクデータに応答して前記ダウンリンクACK/NACKを送ることを行うための手段をさらに備える、
[C27]に記載の装置。
[C32]
前記ダウンリンクACK/NACK、および前記アップリンクACK/NACKのうちの1つを前記通信するための手段は、
複数のeCCダウンリンクデータまたは複数のeCCアップリンクデータに対応する複数のACK/NACKを含んでいるブロックACK/NACKを通信するための手段をさらに備える、
[C27]に記載の装置。
[C33]
前記ブロックACK/NACKを前記通信するための手段は、
前記複数のACK/NACKが、前記eCCを介して受信された前記データを送信する複数のユーザに対応することを示すための手段をさらに備える、
[C32]に記載の装置。
[C34]
前記複数のスケジュールされたトランスポートブロックに関連するダウンリンク許可内のダウンリンク送信インデックス情報を受信するための手段をさらに備える、
[C32]に記載の装置。
[C35]
前記ACK/NACKフィードバック情報のACK/NACKビットの数が、前記ACK/NACKフィードバック情報を送信するために使用されるPUCCHフォーマットの容量を超えると決定するための手段と、
前記ACK/NACKフィードバック情報の送信のための複数のPUCCHリソースを決定するための手段、前記ACK/NACKフィードバック情報を送ることまたは受信することは、前記複数のPUCCHリソースを使用して複数のPUCCH送信を送信することをさらに備える、と
をさらに備える、[C27]に記載の装置。
[C36]
前記eCC上での物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信のための時間および周波数リソースの一方または両方を識別するダウンリンク許可を送るための手段と、
前記識別された時間または周波数リソースを使用して前記ダウンリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、ダウンリンクデータを送ることを控えるための手段と
をさらに備える、[C21]に記載の装置。
[C37]
前記eCC上での物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信のための複数の時間および周波数リソースを識別するダウンリンク許可を送るための手段と、
前記複数の時間または周波数リソースのうちの1つを使用して前記ダウンリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、ダウンリンクデータを送ることを控えるための手段と
をさらに備える、[C21]に記載の装置。
[C38]
前記eCC上での物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信のための満了時間を識別するダウンリンク許可を送るための手段と、
前記満了時間までに前記ダウンリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、ダウンリンクデータを送ることを控えるための手段と
をさらに備える、[C21]に記載の装置。
[C39]
前記eCC上での物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための時間および周波数リソースの一方または両方を識別するアップリンク許可を受信するための手段と、
前記識別された時間または周波数リソースを使用して前記アップリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、アップリンクデータを送ることを控えるための手段と
をさらに備える、[C21]に記載の装置。
[C40]
前記eCC上での物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための満了時間を識別するアップリンク許可を受信するための手段と、
前記満了時間までに前記アップリンク許可中で識別された媒体へのアクセスを獲得することに失敗したことに応答して、アップリンクデータを送ることを控えるための手段と
をさらに備える、[C21]に記載の装置。
[C41]
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令は、
キャリアアグリゲーション(CA)構成における少なくともセカンダリコンポーネントキャリア(SCell)上の拡張コンポーネントキャリア(eCC)を使用して通信することと、
前記eCC上での通信に関係する制御情報のために、プライマリコンポーネントキャリア(PCell)を使用することと
を行うために前記プロセッサによって実行可能である、
ワイヤレス通信のための装置。
[C42]
前記命令は、
前記eCCに関するチャネル状態情報(CSI)を送ることまたは受信することを行うために前記プロセッサによって実行可能である、
[C41]に記載の装置。
[C43]
前記命令は、
前記eCCを介して受信されたデータに応答して、ダウンリンク肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバック情報、およびアップリンクACK/NACKフィードバック情報のうちの1つを送ることまたは受信することを行うために前記プロセッサによって実行可能である、
[C41]に記載の装置。
[C44]
前記命令は、
前記SCellのeCC上で受信された複数のコードブロックのためのACK/NACKフィードバック情報を識別すること、前記複数のコードブロックは、複数のスケジュールされたトランスポートブロック中で受信される、と、
前記eCC上で受信された前記複数コードブロックの送信が完了された前記PCellのサブフレームに少なくとも部分的に基づいて、前記ACK/NACKフィードバック情報を提供するための前記PCellのフィードバックサブフレームを識別すること、ここにおいて、前記ダウンリンクACK/NACKおよび前記アップリンクACK/NACKのうちの1つを送るまたは受信するは、前記識別されたフィードバックサブフレーム中で前記PCellを介して前記ACK/NACKフィードバック情報を送信することをさらに備える、と
を行うために前記プロセッサによって実行可能である、[C43]に記載の装置。
[C45]
ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
キャリアアグリゲーション(CA)構成における少なくともセカンダリコンポーネントキャリア(SCell)上の拡張コンポーネントキャリア(eCC)を使用して通信することと、
前記eCC上での通信に関係する制御情報のために、プライマリコンポーネントキャリア(PCell)を使用することと
を行うためにプロセッサによって実行可能である、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C46]
制御情報のために前記PCellを使用するは、
前記eCCに関するチャネル状態情報(CSI)を送ることまたは受信することを行うために前記プロセッサによって実行可能な前記コードをさらに備える、
[C45]に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C47]
制御情報のために前記PCellを使用するは、
前記eCCを介して受信されたデータに応答して、ダウンリンク肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバック情報、およびアップリンクACK/NACKフィードバック情報のうちの1つを送ることまたは受信することを行うために前記プロセッサによって実行可能な前記コードをさらに備える、
[C45]に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。