JP6651406B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両に搭載される電力変換装置に関するものである。
特許文献1には、直流電力を三相交流に変換する電力変換モジュールと、バッテリを充電する急速充電用デバイス及び充電器と、バッテリの電圧を低電圧系のデバイスに供給するために降圧させるDC/DCコンバータと、を備えるパワーコントロールユニットが開示されている。このパワーコントロールユニットでは、内部を流体が流通する共通のヒートシンクを用いて、電力変換モジュール,急速充電用デバイス,充電器,及びDC/DCコンバータを冷却している。
国際公開第2013/080665号
しかしながら、特許文献1のパワーコントロールユニットでは、複数のデバイスに対して共通のヒートシンクを用いるので、最も発熱量の大きな電力変換モジュールに合わせて流体の流量を設定する必要がある。そのため、他のデバイスに対しても電力変換モジュールと同じように冷却を行うので、流体の流速が速くなりヒートシンク内の圧力損失が大きくなるおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、複数のデバイスを同一の冷却媒体で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することを目的とする。
本発明のある態様によれば、電動車両に搭載される電力変換装置は、前記電動車両の駆動中に電力を変換して発熱する第1電力変換デバイスと、前記第1電力変換デバイスと比較して低温に発熱する低発熱電気デバイスと、前記第1電力変換デバイスと前記低発熱電気デバイスとが設置される設置部を有するケースと、前記設置部の内部に形成されて冷却媒体が流通する冷却媒体流路と、を備え、前記冷却媒体流路は、前記第1電力変換デバイスを冷却する部分と比較して前記低発熱電気デバイスを冷却する部分の方が流路断面積が大きいことを特徴とする。
上記態様では、冷却媒体が流通する冷却媒体流路は、第1電力変換デバイスを冷却する部分と比較して低発熱電気デバイスを冷却する部分の方が流路断面積が大きい。そのため、冷却媒体流路では、第1電力変換デバイスを冷却する部分の冷却媒体の流速は速くなり、低発熱電気デバイスを冷却する部分の冷却媒体の流速は遅くなる。その結果、第1電力変換デバイスを確実に冷却する一方で、冷却媒体の流速が遅い部分における圧力損失の増加を抑制することが可能である。したがって、複数のデバイスを同一の冷却媒体で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の機能を説明するブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成を説明する平面の断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成を説明する側面の断面図である。 図4は、冷却媒体の循環流路について説明する構成図である。 図5は、冷却媒体流路の構成を説明する図であり、図3におけるV−V線に沿った断面図である。 図6は、パワーモジュール冷却部の構成を説明する図であり、図3におけるVI−VI線に沿った断面図である。 図7は、充電装置冷却部の構成を説明する図であり、図5におけるVII−VII線に沿った断面図である。 図8は、リブに形成されるねじ孔について説明する図であり、図5におけるVIII−VIII線に沿った断面図である。 図9は、本発明の実施形態の第1の変形例に係る電力変換装置の構成を説明する側面の断面図である。 図10は、本発明の実施形態の第2の変形例に係る電力変換装置の構成を説明する側面の断面図である。 図11は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る電力変換装置の構成を説明する側面の断面図である。 図12は、本発明の実施形態の第4の変形例に係る電力変換装置の構成を説明する平面の断面図である。 図13は、本発明の実施形態の第5の変形例に係る電力変換装置の冷却媒体流路の構成を説明する平面の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る電力変換装置1について説明する。
まず、図1から図3を参照して、電力変換装置1の全体構成について説明する。
図1に示すように、電力変換装置1は、電動自動車又はプラグインハイブリッド自動車(電動車両)に搭載され、バッテリ(蓄電装置)5の直流電力を回転電機としてのモータジェネレータ(負荷)6の駆動に適した交流電力に変換する。モータジェネレータ6は、電力変換装置1から供給される電力により駆動される。
電力変換装置1は、モータジェネレータ6の回生電力(交流電力)を直流電力に変換して、バッテリ5を充電する。また、電力変換装置1は、車両に設けられる充電用の外部コネクタ(図示省略)から急速充電コネクタ63又は普通充電コネクタ81を介して電力が供給されることで、バッテリ5を充電する。
バッテリ5は、例えばリチウムイオン二次電池で構成される。バッテリ5は、電力変換装置1に直流電力を供給し、電力変換装置1から供給される直流電力により充電される。バッテリ5の電圧は、例えば240V〜400Vの間で変動し、それよりも高い電圧が入力されることで充電される。
モータジェネレータ6は、例えば永久磁石同期電動機で構成される。モータジェネレータ6は、電力変換装置1から供給される交流電力によって駆動される。モータジェネレータ6は、車両を走行させるときに車両の駆動輪(図示省略)を回転駆動する。モータジェネレータ6は、車両が減速するときには発電機として機能し、回生電力を発生する。
図2及び図3に示すように、電力変換装置1は、底部(設置部)2cを有する箱型のケース2を備える。電力変換装置1は、ケース2内に、コンデンサモジュール(平滑コンデンサ)10,パワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,充電装置40,充電・DC/DCコントローラ50,及びインバータコントローラ70を備える。これらの各部は、バスバー又は配線により電気的に接続される。
図3に示すように、ケース2は、上面が開口する下ケース2bと、下ケース2bの開口部を閉塞する上ケース2aと、によって構成される。下ケース2b内には、パワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40が底部2cの冷却面2dに接触するように設けられる。
下ケース2bは、冷却水流路(冷却媒体流路)4を有する。冷却水流路4には、冷却水(冷却媒体)が流通する。冷却水流路4は、底部2cの内部に形成される。冷却水流路4を流通する冷却水は、冷却水流路4の直上の冷却面2dに載置されるパワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40を冷却する。冷却水流路4については、後で図4から図8を参照して詳細に説明する。
下ケース2bの底部2cの外面は、モータジェネレータ6に臨む。下ケース2bの底部2cは、後述する出力バスバー(バスバーモジュール)24が挿通する貫通孔3を有する。貫通孔3は、下ケース2bにおける冷却水流路4が形成される領域の外に形成される。よって、冷却水流路4が形成される領域内に貫通孔3を形成する場合と比較して、貫通孔3のためにシール等を設ける必要がないので、下ケース2bを小型化できると共に、冷却水の密封性を確保できる。
コンデンサモジュール10は、DC/DCコンバータ30の上方を跨ぐように下ケース2bに取り付けられる。図3では、下ケース2bに取り付けられるコンデンサモジュール10の脚部は省略して示している。コンデンサモジュール10は、複数のコンデンサ素子によって構成される。コンデンサモジュール10は、例えばバッテリ5から供給される直流電力の電圧やモータジェネレータ6からパワーモジュール20を介して回生される回生電力の電圧を平滑化する。このように、コンデンサモジュール10は、電圧を平滑化することで、ノイズの除去や電圧変動の抑制を行う。コンデンサモジュール10は、第1バスバー11,第2バスバー12,及び電力配線13を備える。
コンデンサモジュール10の周囲には、パワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40が配置される。具体的には、コンデンサモジュール10は、ケース2の内部において、パワーモジュール20と充電装置40との間に配置される。コンデンサモジュール10はDC/DCコンバータ30に積層され、コンデンサモジュール10の下方側にDC/DCコンバータ30が配置される。充電装置40は充電・DC/DCコントローラ50に積層され、充電・DC/DCコントローラ50の下方側に充電装置40が配置される。
第1バスバー11は、コンデンサモジュール10の一方の側面から側方に突出し、パワーモジュール20に接続される。第1バスバー11には、パワーモジュール20が直接螺合等によって接続される。第2バスバー12は、DC/DCコンバータ30,リレー61,バッテリ5,及び電動コンプレッサ(図示省略)に接続される(図1参照)。電力配線13は、充電装置40に接続される。第1バスバー11,第2バスバー12,及び電力配線13は、コンデンサモジュール10の内部にて、正極と負極とを共用する。
第2バスバー12は、コンデンサモジュール10の底面から下方に突出する。第2バスバー12は、コンデンサモジュール10の下方に積層して配置されるDC/DCコンバータ30に直接螺合により接続される。第2バスバー12は、正側リレー61a及び負側リレー61bに接続される。
図2に示すように、第2バスバー12は、バッテリ5に接続されるバッテリ側コネクタ51と、電動コンプレッサに接続されるコンプレッサ側コネクタ52と、に、バスバー14を介して接続される。
コンデンサモジュール10における第1バスバー11の反対の側面からは、電力配線13が側方に引き出される。電力配線13は、可撓性を有する柔軟なケーブルであり、充電装置40に接続される。充電装置40は、普通充電コネクタ81にバスバー41を介して接続される。
信号線コネクタ65は、DC/DCコンバータ30,充電装置40,充電・DC/DCコントローラ50,及びインバータコントローラ70に接続される信号線55を、ケース2の外部との間で接続可能にする。
信号線55は、信号線コネクタ65と充電・DC/DCコントローラ50とを接続する。信号線55は、充電・DC/DCコントローラ50からリレーコントローラ60に至る信号線62と同梱されて、コンデンサモジュール10の上面を通過して充電・DC/DCコントローラ50のコネクタ56に接続される。コンデンサモジュール10の上面には、信号線55及び信号線62を支持する複数のガイド部58が形成される。
パワーモジュール20は、複数のパワー素子(図示省略)を有する。パワーモジュール20は、パワー素子のON/OFFを制御することにより、バッテリ5の直流電力とモータジェネレータ6の交流電力とを相互に変換する。複数のパワー素子は、パワーモジュール20に設けられるドライバ基板21によってON/OFFが制御される。パワーモジュール20の上面には、ドライバ基板21が積層される。ドライバ基板21の上方には、インバータコントローラ70とリレーコントローラ60とが配置される。
パワーモジュール20は、コンデンサモジュール10の第1バスバー11に接続される。第1バスバー11は、正極と負極とを一対とする3組のバスバーからなる。パワーモジュール20には、U相、V相、W相からなる3相の出力バスバー24が接続される。
図3に示すように、出力バスバー24は、パワーモジュール20に接続されるパワーモジュール端子25と、モータジェネレータ6に接続されるモータ端子(負荷端子)26と、出力バスバー24の電流を検出する電流センサ22と、を有する。出力バスバー24は、パワーモジュール20における第1バスバー11の反対の側面に接続される。出力バスバー24は、パワーモジュール20のU相、V相、W相それぞれに直接接続され、モータジェネレータ6に3相の交流電力を出力する。
出力バスバー24において、パワーモジュール端子25とモータ端子26とは、互いに交差する方向に形成される。具体的には、モータ端子26は、出力バスバー24の下方に配設されるモータジェネレータ6に接続される。パワーモジュール端子25は、出力バスバー24の側方に配設されるパワーモジュール20に接続される。よって、モータ端子26は、パワーモジュール端子25に対して直角に交差するように形成される。
出力バスバー24は、ケース2に収容される。モータ端子26の先端は、ケース2の底部2cの貫通孔3を挿通して外部に露出する。これにより、モータ端子26がハーネス等(図示省略)を介してモータジェネレータ6に接続可能になる。
このように、パワーモジュール20と出力バスバー24とを収容するケース2は、出力バスバー24が挿通する貫通孔3を有するので、上ケース2aが取り外されたケース2にパワーモジュール20と出力バスバー24とを組み付けるだけで、出力バスバー24が貫通孔3を挿通してケース2から突出する。したがって、ケース2を反転させる必要がないので、電力変換装置1の組み立ての際の作業性を向上させることができる。
図1に示すように、インバータコントローラ70は、車両のコントローラ(図示省略)からの指示及び電流センサ22からのU相,V相,W相の電流の検出結果に基づいて、パワーモジュール20を動作させる信号をドライバ基板21に出力する。ドライバ基板21は、インバータコントローラ70からの信号に基づいて、パワーモジュール20を制御する。これらのインバータコントローラ70,ドライバ基板21,パワーモジュール20,及びコンデンサモジュール10によって、直流電力と交流電力とを相互に変換するインバータモジュールが構成される。
図2に示すように、DC/DCコンバータ30は、パワーモジュール20を挟んで出力バスバー24と対向して設けられる。DC/DCコンバータ30は、バスバー31を介して車両側コネクタ82に接続される。車両側コネクタ82には、車両の各部にDC/DCコンバータ30が出力する直流電源を供給するハーネス等が接続される。
DC/DCコンバータ30は、車両駆動時(パワーモジュール20の駆動時)や停止時に、バッテリ5から供給される直流電力の電圧を変換して、他の機器へと供給する。DC/DCコンバータ30は、バッテリ5の直流電力(例えば400V)を12Vの直流電力に降圧する。降圧された直流電力は、車両に設けられるコントローラや、照明,ファン等の電源として供給される。DC/DCコンバータ30は、第2バスバー12を介してコンデンサモジュール10及びバッテリ5に接続される。
充電装置40は、DC/DCコンバータ30を挟んでパワーモジュール20と対向して設けられる。充電装置40は、車両に設けられる充電用の外部コネクタから普通充電コネクタ81を介して供給される外部電源(例えば交流100Vや200V)を直流電力(例えば500V)に変換する。充電装置40により変換された直流電力は、電力配線13からコンデンサモジュール10を介してバッテリ5に供給される。これによりバッテリ5が充電される。
充電・DC/DCコントローラ50は、電力変換装置1によるモータジェネレータ6の駆動及びバッテリ5の充電を制御する。具体的には、充電・DC/DCコントローラ50は、車両のコントローラからの指示に基づいて、充電装置40による普通充電コネクタ81を介したバッテリ5の充電と、急速充電コネクタ63を介したバッテリ5の充電と、モータジェネレータ6の駆動と、を制御する。
リレーコントローラ60は、充電・DC/DCコントローラ50によって制御され、リレー61の断続を制御する。リレー61は、正側リレー61aと負側リレー61bとによって構成される。リレー61は、車両に設けられる充電用の外部コネクタが急速充電コネクタ63を介して接続された場合に接続され、急速充電コネクタ63から供給される直流電力(例えば500V)を第2バスバー12へと供給する。供給された直流電力によりバッテリ5が充電される。
以上のように構成される電力変換装置1では、パワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40が、コンデンサモジュール10に隣接して配置され、第1バスバー11,第2バスバー12,及び電力配線13によりそれぞれ接続される。よって、パワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40とコンデンサモジュール10とのそれぞれの距離を短くできる。したがって、直流電力の経路での抵抗(R[Ω])やインダクタンス(L[H])を小さくすることができ、電力の損失を少なくすることができる。
また、コンデンサモジュール10は、発熱量が多いパワーモジュール20と充電装置40との間に配置される。よって、パワーモジュール20と充電装置40とで互いに熱による影響を与えることを抑制できる。特に、パワーモジュール20の動作(モータジェネレータ6の力行及び回生)と、充電装置40の動作(普通充電コネクタ81を介して接続される外部コネクタからのバッテリ5の充電)と、は同時に実行されることがないので、これらの間における熱による影響を排除することができる。
次に、図4から図8を参照して冷却水流路4の具体的な構成について説明する。
図4に示すように、冷却水流路4からは、後述する排出流路95を介して循環流路7に冷却水が排出される。循環流路7に排出された冷却水は、車両の最前部に配設されるサブラジエータ8によって冷却される。サブラジエータ8によって冷却された冷却水は、供給流路94を介して冷却水流路4に供給される。循環流路7におけるサブラジエータ8と供給流路94との間には、循環流路7及び冷却水流路4に冷却水を循環させるウォーターポンプ9が設けられる。
図5に示すように、冷却水流路4は、パワーモジュール20に沿って形成されるパワーモジュール冷却部(第1冷却部)91と、DC/DCコンバータ30に沿って形成されるDC/DCコンバータ冷却部(第2冷却部)92と、充電装置40に沿って形成される充電装置冷却部(第3冷却部)93と、を有する。ここでは、パワーモジュール20が、第1電力変換デバイスに該当し、DC/DCコンバータ30及び充電装置40が第2電力変換デバイスに該当する。また、第2電力変換デバイス及びコンデンサモジュール10が、低発熱電気デバイスに該当する。また、パワーモジュール冷却部91が、第1電力変換デバイス冷却部に該当し、DC/DCコンバータ冷却部92及び充電装置冷却部93が、低発熱電気デバイス冷却部に該当する。
また、冷却水流路4は、パワーモジュール冷却部91とDC/DCコンバータ冷却部92とを接続する第1接続部(接続流路)96と、DC/DCコンバータ冷却部92と充電装置冷却部93とを接続する第2接続部97と、を有する。パワーモジュール冷却部91とDC/DCコンバータ冷却部92と充電装置冷却部93とは、第1接続部96及び第2接続部97を介して冷却水流路4に直列に配列される。
ケース2には、パワーモジュール冷却部91に外部から冷却水を供給する供給流路94と、充電装置冷却部93から外部に冷却水を排出する排出流路95と、が設けられる。電力変換装置1は、供給流路94と排出流路95とが車両の前方を向くように配置される。これにより、サブラジエータ8(図4参照)と冷却水流路4との距離を最短にすることができる。
冷却水流路4を流通する冷却水は、供給流路94から供給され、パワーモジュール20を冷却して、DC/DCコンバータ30を冷却して、充電装置40を冷却した後に、排出流路95から外部へと排出される。このように、冷却水流路4は、供給流路94と排出流路95との間に直列に配列される単一の流路である。
冷却水流路4は、パワーモジュール20を冷却するパワーモジュール冷却部91と比較して、DC/DCコンバータ30を冷却するDC/DCコンバータ冷却部92及び充電装置40を冷却する充電装置冷却部93の方が流路断面積(冷却水の流れ方向と直交する断面積)が大きくなるように形成される。即ち、DC/DCコンバータ冷却部92及び充電装置冷却部93における冷却水の流速は、パワーモジュール冷却部91における冷却水の流速と比較して遅い。なお、流路断面積は、冷却水の流れ方向に直交する断面の面積であり、流路断面積を大きくする手法としては、例えば、流路の幅や深さを大きくすることが挙げられる。
このように、冷却水流路4は、パワーモジュール20を冷却する部分と比較してDC/DCコンバータ30を冷却する部分及び充電装置40を冷却する部分の方が流路断面積が大きい。そのため、冷却水流路4では、パワーモジュール20を冷却する部分の冷却水の流速は速くなり、DC/DCコンバータ30を冷却する部分及び充電装置40を冷却する部分の冷却水の流速は遅くなる。その結果、パワーモジュール20を確実に冷却する一方で、冷却水の流速が遅い部分における圧力損失の増加を抑制することが可能である。したがって、複数のデバイスを同一の冷却水で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することができる。
ここで、DC/DCコンバータ30は、パワーモジュール20及び充電装置40と同時に動作しうるものであるが、パワーモジュール20や充電装置40と比較して低温に発熱する。そこで、本実施形態では、DC/DCコンバータ30を冷却する部分の冷却水の流速をあえて一番遅くして、複数の機器を冷却することに伴う圧力損失の増加を抑制するようにした。これにより、ウォーターポンプ9の出力増加(大型化)を抑制することができる。
また、パワーモジュール20と充電装置40とは、単一の冷却水流路4上に配置される。しかしながら、パワーモジュール20は車両の走行時(モータジェネレータ6の駆動中)に動作するものであるのに対して、充電装置40は車両の停止時に動作するものである。そのため、パワーモジュール20と充電装置40とが同時に実行されて冷却が必要な程の高温になることはない。よって、充電装置40を冷却する冷却水がパワーモジュール20の冷却によって既に高温になっていることはない。したがって、同じ冷却水流路4を流通する冷却水によってパワーモジュール20と充電装置40とを共に冷却することができるため、単一の循環流路7で電力変換装置1の熱を放熱することができ、冷却水流路4の構成を簡素化することができる。
ここで、パワーモジュール20と充電装置40を比較すると、充電装置40の方が低温に発熱するため、冷却水流路4において、パワーモジュール冷却部91と比較して充電装置冷却部93の流速が遅くなるようにしている。これにより、圧力損失の増加を抑制される。本実施形態では、パワーモジュール冷却部91,充電装置冷却部93,DC/DCコンバータ冷却部92の順に流路断面積が大きくなり、各々を流れる冷却水の流速は遅くなる。
以下、パワーモジュール冷却部91,DC/DCコンバータ冷却部92,及び充電装置冷却部93について各々詳細に説明する。
図6に示すように、パワーモジュール冷却部91は、パワーモジュール20に臨む面が開口して形成され流通する冷却水によってパワーモジュール20を直接冷却する上部冷却部91aと、供給流路94から供給される冷却水を上方の上部冷却部91aに導く上昇接続部91bと、上部冷却部91aを流通した冷却水を下方のDC/DCコンバータ冷却部92に導く下降接続部91cと、を有する。ここで、パワーモジュール冷却部91の流路断面積は、パワーモジュール20を冷却するための冷却水が流れる流路の断面積であり、上部冷却部91aの断面積である。
図5及び図6に示すように、供給流路94の流路断面積はパワーモジュール冷却部91の流路断面積と比較して小さい。しかしながら、供給流路94から供給された冷却水は、上昇接続部91bの壁部にぶつかって上昇する際に、パワーモジュール冷却部91の幅方向(図5では左右方向)いっぱいに拡がる。よって、上昇接続部91bが設けられることで、上部冷却部91aの一部に冷却水が偏ることが防止されるので、パワーモジュール20全体を満遍なく冷却することができる。
図6に示すように、パワーモジュール20の下面には、複数の放熱ピン(放熱フィン)からなるヒートシンク20aが突設される。上部冷却部91aを流通する冷却水は、パワーモジュール20の下面とヒートシンク20aとに接触して、パワーモジュール20を直接冷却する。また、パワーモジュール冷却部91には、供給流路94から導かれた冷却水が最初に供給される。よって、パワーモジュール冷却部91には、冷却水流路4の中で最も低温の状態で冷却水が流通する。これにより、電力変換装置1の中でも最も発熱量の大きなパワーモジュール20を効率的に冷却することができる。
図5に示すように、パワーモジュール冷却部91からDC/DCコンバータ冷却部92導かれる冷却水の進行方向は、第1接続部96を介して変換されて逆方向に折り返される。これにより、パワーモジュール冷却部91における冷却水の流れ方向とDC/DCコンバータ冷却部92における冷却水の流れ方向とは、互いに対向する向きになる。
DC/DCコンバータ冷却部92は、冷却水の流れ方向に沿って形成される複数(6つ)のリブ92aによって複数(7つ)の並列流路92bに区画される。ここで、DC/DCコンバータ冷却部92の流路断面積は、DC/DCコンバータ30を冷却するための冷却水が流れる流路の断面積であり、すべての並列流路92bの断面積の合計である。
リブ92aは、パワーモジュール冷却部91からの距離が大きいものほど第1接続部96に臨む長さが長く形成される。これにより、例えば手前側の並列流路92bのみに冷却水が導かれるなど冷却水が偏ることが防止され、すべての並列流路92bに冷却水を導くことができる。即ち、リブ92aにおいて第1接続部96に臨む部分が、後述する段部96aと共に、DC/DCコンバータ冷却部92に均等に冷却水を導く整流部98を構成している。
第1接続部96には、パワーモジュール冷却部91からDC/DCコンバータ冷却部92に導かれる冷却水を複数の並列流路92bのうちパワーモジュール冷却部91に近い並列流路92bに向けて案内する段部96aが設けられる。これにより、DC/DCコンバータ冷却部92内で冷却水が奥側に偏ることが防止される。また、リブ92aのうち少なくとも一つは、並列流路92bに突出して流路断面積を小さくする突出部92cを有する。これにより、DC/DCコンバータ30内で冷却水が偏ることが更に防止されるので、DC/DCコンバータ30全体を満遍なく冷却することができる。
なお、本実施形態では、突出部92cは、複数の並列流路92bのうち冷却水が導かれやすい並列流路92bに設けられる。本実施形態では、突出部92cは、冷却水の流れ方向の最も手前の並列流路92bと最も奥から2番目の並列流路92bとにそれぞれ設けられる。突出部92cが設けられる位置は、複数の並列流路92bにおける冷却水の流れの偏りに応じて適宜設定される。
図8に示すように、リブ92aには、ケース2内の部品を締結するためのねじ孔2eが形成される。これにより、冷却水流路4が設けられる分だけケース2の底部2cの肉厚が薄くなっていても、ねじ孔2eの長さを充分に確保することが可能である。なお、ねじ孔2eは、図5に示す位置に限らず、ケース2内の部品の配置に応じて、DC/DCコンバータ冷却部92のリブ92aの他の位置や、後述する充電装置冷却部93のリブ93c,93fが設けられる位置に形成される。
図5に示すように、充電装置冷却部93は、DC/DCコンバータ冷却部92から充電装置冷却部93に導かれる冷却水の進行方向を、第2接続部97を介して変換して逆方向に折り返す第1流路部93aと、第1流路部93aから排出流路95に向けて更に逆方向に折り返す第2流路部93bと、を有する。そのため、DC/DCコンバータ冷却部92における冷却水の流れ方向と第1流路部93aにおける冷却水の流れ方向とは、互いに対向する向きになる。また、第1流路部93aにおける冷却水の流れ方向と第2流路部93bにおける冷却水の流れ方向とは、互いに対向する向きになる。このように、冷却水の進行方向を折り返すことで、冷却面2dの限られた面積の中で、冷却水が各部材を冷却するための面積が占める割合を大きくすることができる。ここで、充電装置冷却部93の流路断面積は、充電装置40を冷却するための冷却水が流れる流路の断面積であり、第1流路部93a又は第2流路部93bの断面積である。
第1流路部93aと第2流路部93bとは、充電装置40上に実装される発熱量の大きな電子部品40a(図7参照)の配列に沿ってそれぞれ形成される。第1流路部93aは、冷却水の流れ方向に沿って形成される複数(2つ)のリブ93cによって複数(3つ)の並列流路93dに区画される。第2流路部93bも同様に、冷却水の流れ方向に沿って形成される複数(3つ)のリブ93fによって複数(4つ)の並列流路93gに区画される。これにより、充電装置冷却部93内で冷却水が偏ることが防止されるので、充電装置40全体を満遍なく冷却することができる。
第1流路部93aにおける複数の並列流路93dのうち冷却水の流れ方向の最も上流の並列流路93dは、ケース2の冷却面2dをケース2内に突出させる深溝流路93eである。同様に、第2流路部93bにおける複数の並列流路93gのうち冷却水の流れ方向の最も下流の並列流路93gは、ケース2の冷却面2dをケース2内に突出させる深溝流路93hである。このように深溝流路93e,93hが設けられることによって、充電装置40の高い位置にある電子部品40b(図7参照)の近傍に冷却水を流し、電子部品40bを冷却することができる。
また、第2接続部97には、DC/DCコンバータ冷却部92から充電装置冷却部93に導かれる冷却水を第1流路部93aの深溝流路93eに向けて案内する段部97aが設けられる。これにより、充電装置冷却部93内で冷却水が偏ることが更に防止されるので、充電装置40全体を満遍なく冷却することができる。
また、第1流路部93aから第2流路部93bが逆方向に折り返されるので、供給流路94と排出流路95とを、ケース2の同一の側面に形成することができる。よって、供給流路94と排出流路95とのサブラジエータ8に対する距離を短くできるので、冷却水の供給と排出とを短い循環流路7で行うことができる。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
冷却水流路4は、パワーモジュール20を冷却する部分と比較してDC/DCコンバータ30を冷却する部分及び充電装置40を冷却する部分の方が流路断面積が大きい。そのため、冷却水流路4では、パワーモジュール20を冷却する部分の冷却水の流速は速くなり、DC/DCコンバータ30を冷却する部分及び充電装置40を冷却する部分の冷却水の流速は遅くなる。その結果、パワーモジュール20を確実に冷却する一方で、冷却水の流速が遅い部分における圧力損失の増加を抑制することが可能である。したがって、複数のデバイスを同一の冷却水で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態におけるパワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,充電装置40,コンデンサモジュール10の配置態様に代えて、以下に示す第1から第5の変形例のようにしてもよい。
図9に示す第1の変形例では、ケース2の冷却面2d上にコンデンサモジュール10を配置し、その上にDC/DCコンバータ30を配置している。この場合、コンデンサモジュール10が、低発熱電気装置に該当する。また、コンデンサモジュール10を冷却するコンデンサモジュール冷却部99(第2冷却部)が、充電装置冷却部93と共に低発熱電気装置冷却部に該当する。
また、ケース2の冷却面2d上にDC/DCコンバータ30とコンデンサモジュール10とを並べて配置してもよい。この場合、DC/DCコンバータ30とコンデンサモジュール10とが、共に低発熱電気装置に該当し、DC/DCコンバータ冷却部92とコンデンサモジュール冷却部99とが、共に低発熱電気装置冷却部に該当する。
以上より、第1の変形例によれば、上記実施形態と同様に、パワーモジュール20を確実に冷却する一方で、冷却水の流速が遅い部分における圧力損失の増加を抑制することが可能である。したがって、複数のデバイスを同一の冷却水で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することができる。
図10に示す第2の変形例では、ケース2の冷却面2dの裏側に他の冷却面2fを形成し、冷却面2d上にパワーモジュール20とDC/DCコンバータ30とを配置し、冷却面2f上に充電装置40を配置している。また、ケース2は、下ケース2bの更に下側に設けられて充電装置40及びDC/DCコントローラ50を収容する下カバー2gを有する。
ここで、上述したように、パワーモジュール20と充電装置40とは同時に動作するものではない。また、DC/DCコンバータ30の動作中の発熱量は、パワーモジュール20と充電装置40との動作中の発熱量と比較して小さい。この変形例では、パワーモジュール20を冷却するパワーモジュール冷却部91は、充電装置40を冷却する充電装置冷却部93を兼ねており、DC/DCコンバータ冷却部92と比較して流路断面積が小さい。また、パワーモジュール20の発熱量は、充電装置40と比較して大きいので、パワーモジュール冷却部91内の冷却水の流速は、パワーモジュール20を冷却するために必要な流速に設定される。
以上より、第2の変形例によれば、パワーモジュール20と充電装置40とを確実に冷却する一方で、冷却水の流速が遅い部分における圧力損失の増加を抑制することが可能である。したがって、複数のデバイスを同一の冷却水で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することができる。なお、DC/DCコンバータ30を、冷却面2d上にパワーモジュール20と並べて配置するのに代えて、冷却面2f上に充電装置40と並べて配置してもよい。
図11に示す第3の変形例では、ケース2の冷却面2dの裏側に他の冷却面2fを形成し、冷却面2d上にパワーモジュール20とDC/DCコンバータ30とを配置し、冷却面2f上に充電装置40を配置している。また、ケース2は、下ケース2bの更に下側に設けられて充電装置40及びDC/DCコントローラ50を収容する下カバー2gを有する。
この変形例では、DC/DCコンバータ冷却部92は、充電装置40を冷却する充電装置冷却部93を兼ねており、パワーモジュール冷却部91と比較して流路断面積が大きい。また、充電装置40の発熱量は、DC/DCコンバータ30と比較して大きいので、DC/DCコンバータ冷却部92内の冷却水の流速は、充電装置40を冷却するために必要な流速に設定される。
以上より、第3の変形例によれば、パワーモジュール20を確実に冷却する一方で、冷却水の流速が遅い部分における圧力損失の増加を抑制することが可能である。したがって、複数のデバイスを同一の冷却水で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することができる。
図12に示す第4の変形例では、冷却水流路4は、供給流路94から流入した冷却水がU字状に導かれて排出流路95から流出するように形成される。冷却水流路4には、上流から順にパワーモジュール20を冷却するパワーモジュール冷却部91,コンデンサモジュール10を冷却するコンデンサモジュール冷却部99,DC/DCコンバータ30を冷却するDC/DCコンバータ冷却部92,及び充電装置40を冷却する充電装置冷却部93が設けられる。
この変形例では、パワーモジュール冷却部91の流路断面積が最も小さく、コンデンサモジュール冷却部99及びDC/DCコンバータ冷却部92の流路断面積が最も小さい。また、充電装置冷却部93の流路断面積は、パワーモジュール冷却部91と比較して大きく、コンデンサモジュール冷却部99及びDC/DCコンバータ冷却部92と比較して小さい。
以上より、第4の変形例によれば、パワーモジュール20を確実に冷却する一方で、冷却水の流速が遅い部分における圧力損失の増加を抑制することが可能である。したがって、複数のデバイスを同一の冷却水で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することができる。
図13に示す第5の変形例では、冷却水流路4は、供給流路94から流入した冷却水が直線状に導かれて排出流路95から流出するように形成される。冷却水流路4には、上流から順にパワーモジュール20を冷却するパワーモジュール冷却部91,DC/DCコンバータ30を冷却するDC/DCコンバータ冷却部92,及び充電装置40を冷却する充電装置冷却部93が設けられる。
パワーモジュール冷却部91とDC/DCコンバータ冷却部92との間には、冷却水をDC/DCコンバータ冷却部92に均等に導くためのリブ96b及びピン96cが設けられる。これらのリブ96b及びピン96cが、整流部98に該当する。
この変形例では、パワーモジュール冷却部91の流路断面積が最も小さく、DC/DCコンバータ冷却部92の流路断面積が最も小さい。また、充電装置冷却部93の流路断面積は、パワーモジュール冷却部91と比較して大きく、DC/DCコンバータ冷却部92と比較して小さい。
以上より、第5の変形例によれば、パワーモジュール20を確実に冷却する一方で、冷却水の流速が遅い部分における圧力損失の増加を抑制することが可能である。したがって、複数のデバイスを同一の冷却水で冷却する場合に、冷却性能を確保しつつ圧力損失を抑制することができる。
1 電力変換装置
2 ケース
2c 底部(設置部)
2d 冷却面
2e ねじ孔
4 冷却水流路(冷却媒体流路)
5 バッテリ(蓄電装置)
6 モータジェネレータ(負荷)
10 コンデンサモジュール(平滑コンデンサ,低発熱電気デバイス)
20 パワーモジュール(第1電力変換デバイス)
30 DC/DCコンバータ(第2電力変換デバイス,低発熱電気デバイス)
40 充電装置(第2電力変換デバイス,低発熱電気デバイス)
91 パワーモジュール冷却部(第1冷却部,第1電力変換デバイス冷却部)
92 DC/DCコンバータ冷却部(第2冷却部,低発熱電気デバイス冷却部)
92a リブ
92b 並列流路
92c 突出部
93 充電装置冷却部(第3冷却部,低発熱電気デバイス冷却部)
93a 第1流路部
93b 第2流路部
93c リブ
93d 並列流路
93e 深溝流路
93f リブ
93g 並列流路
93h 深溝流路
96 第1接続部(接続流路)
96a 段部
97 第2接続部
97a 段部

Claims (14)

  1. 電動車両に搭載される電力変換装置であって、
    前記電動車両の駆動中に電力を変換して発熱する第1電力変換デバイスと、
    前記第1電力変換デバイスと比較して低温に発熱する低発熱電気デバイスと、
    前記第1電力変換デバイスと前記低発熱電気デバイスとが設置される設置部を有するケースと、
    前記設置部の内部に形成されて冷却媒体が流通する冷却媒体流路と、を備え、
    前記冷却媒体流路は、前記第1電力変換デバイスを冷却する部分と比較して前記低発熱電気デバイスを冷却する部分の方が流路断面積が大きいことを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記低発熱電気デバイスは、前記第1電力変換デバイスとは別途設けられて電力を変換して発熱する第2電力変換デバイスと、電力を平滑化する平滑コンデンサと、の少なくともいずれか一方であることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置であって、
    前記冷却媒体流路は、冷却媒体が前記第1電力変換デバイスを冷却した後に前記低発熱電気デバイスを冷却するように形成されることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の電力変換装置であって、
    前記冷却媒体流路は、前記第1電力変換デバイスを冷却する部分から前記低発熱電気デバイスを冷却する部分に均等に冷却媒体を導くように形成される整流部を有することを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1から3のいずれか一つに記載の電力変換装置であって、
    前記冷却媒体流路は、
    前記第1電力変換デバイスを冷却する第1電力変換デバイス冷却部と、
    前記第1電力変換デバイス冷却部から導かれる冷却媒体の進行方向を変換すると共に前記低発熱電気デバイスを冷却する低発熱電気デバイス冷却部と、
    前記第1電力変換デバイス冷却部と前記低発熱電気デバイス冷却部とを接続する接続流路と、を有し、
    前記低発熱電気デバイス冷却部は、複数の並列流路を区画する複数のリブを有し、
    前記複数のリブは、前記第1電力変換デバイス冷却部からの距離が大きいほど前記接続流路に臨む長さが長く形成されることを特徴とする電力変換装置。
  6. 蓄電装置と負荷との間で電力を変換する電力変換装置であって、
    前記蓄電装置の直流電力と前記負荷に供給される交流電力とを変換する第1電力変換デバイスと、
    前記第1電力変換デバイスと前記蓄電装置の間で、電力を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記蓄電装置から供給される直流電圧を変換するか、又は外部コネクタを介して供給される交流電力を直流電力に変換する第2電力変換デバイスと、
    前記第1電力変換デバイスと前記平滑コンデンサと前記第2電力変換デバイスとを収容するケースと、
    前記ケースに設けられて冷却媒体が流通し、前記平滑コンデンサ及び前記第2電力変換デバイスの少なくとも一方と、前記第1電力変換デバイスと、を冷却する冷却媒体流路と、を備え、
    前記冷却媒体流路は、前記第1電力変換デバイスを冷却する第1冷却部と、前記第1電力変換デバイスを冷却した後に前記平滑コンデンサ及び前記第2電力変換デバイスの少なくとも一方を冷却する第2冷却部と、を有し、
    前記第2冷却部における冷却媒体の流速は、前記第1冷却部における冷却媒体の流速と比較して遅いことを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項6に記載の電力変換装置であって、
    前記第2冷却部は、複数の並列流路を区画する複数のリブを有することを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項7に記載の電力変換装置であって、
    前記複数のリブのうち少なくとも一つは、前記並列流路に突出して流路断面積を小さくする突出部を有することを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項7又は8に記載の電力変換装置であって、
    前記冷却媒体流路は、前記第1冷却部から前記第2冷却部に導かれる冷却媒体を前記複数の並列流路のうち前記第1冷却部に近い前記並列流路に向けて案内する段部を更に有することを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項7から9のいずれか一つに記載の電力変換装置であって、
    前記リブには、前記ケース内の部品を締結するためのねじ孔が形成されることを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項6から10のいずれか一つに記載の電力変換装置であって、
    前記第2電力変換デバイスは、
    前記蓄電装置から供給される直流電圧を変換するDC/DCコンバータと、
    前記ケース内に収容され、外部コネクタを介して供給される交流電力を直流電力に変換して前記蓄電装置に充電させる充電装置と、を有し、
    前記第2冷却部は、前記DC/DCコンバータを冷却し、
    前記冷却媒体流路は、前記DC/DCコンバータを冷却した後に前記充電装置を冷却する第3冷却部を更に有することを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項11に記載の電力変換装置であって、
    前記第3冷却部は、複数の並列流路を区画する複数のリブを有し、
    前記第3冷却部における前記複数の並列流路のうち冷却媒体の流れ方向の最も上流の前記並列流路は、前記ケースにおける前記充電装置が接触する壁部に設けられる冷却面を前記ケース内に突出させる深溝流路であることを特徴とする電力変換装置。
  13. 請求項12に記載の電力変換装置であって、
    前記冷却媒体流路は、
    前記第2冷却部から前記第3冷却部に導かれる冷却媒体を前記深溝流路に向けて案内する段部を更に有することを特徴とする電力変換装置。
  14. 電動車両に搭載される電力変換装置であって、
    前記電動車両の駆動中に電力を変換して発熱する第1電力変換デバイスと、
    前記第1電力変換デバイスと比較して低温に発熱する低発熱電気デバイスと、
    前記第1電力変換デバイスと前記低発熱電気デバイスとが設置される設置部を有するケースと、
    前記設置部の内部に形成されて冷却媒体が流通する冷却媒体流路と、を備え、
    前記冷却媒体流路内の冷却媒体は、前記第1電力変換デバイスを冷却する部分と比較して前記低発熱電気デバイスを冷却する部分の方が流速が遅く、
    前記低発熱電気デバイスは、前記第1電力変換デバイスとは別途設けられて電力を変換して発熱する第2電力変換デバイス又は電力を平滑化する平滑コンデンサであることを特徴とする電力変換装置。
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