JP6649692B2 - シート材巻取装置 - Google Patents
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Description
シート材の巻取りでは、シート材を高い真円度で、かつ、一定の径に丸めた状態で巻取る必要がある。この条件を達成するための主な方法として、巻取りロールの軸となる円筒形状の巻取軸にシート材を巻取り、巻取後、巻取軸を抜き取る方法がある。しかし、この場合、巻取を行う前に、シート材先端部を巻取軸に吸着させるなどの巻付け操作が必要となる。シート材の巻付けでは、シート材の剛性により、シート材より曲げに対する反力が生じる。そのため、シート材を巻取軸に巻付けるには、この反力よりも強い力で吸着させる必要がある。特に、シート材の剛性が高い場合や、巻取りロールの内径が小さい場合は、高い吸着力が必要となる。巻取軸に吸着剤を塗りシート材を接着させる方法や、機械的にシート材先端部を固定する方法等も考えられるが、巻取軸は、シート材巻取後に抜取るため、現実的ではない。
シート材の巻取りでは、ロール外周側に巻かれたシート材が、内周側のシート材を巻締める方向に圧縮応力が発生する。巻芯がある場合、巻芯が圧縮応力に対抗することで形状を維持できるが、無芯の場合、巻芯の代わりに圧縮応力に耐えうる機構或いは仕組みが必要となる。また、シート材を高速に巻取る場合は、シート材の巻取時に空気が同時に巻き込まれるため、空気の流入を阻止するため、巻取りロールをニップローラなどに圧接することが行われる。この場合も、巻取ロールに圧接による負荷がかかるため、負荷に耐えうる構造が必要となる。そのため、巻取りロールの内部に強度の高い巻取軸を挿入するなど、巻取りロールの形状を保つ手段が必要となる。
巻取りロールの内部に巻取軸を使用し、シート材を巻取った場合、巻取ったシート材が巻取軸を強く締め付けるため、巻取りロールから巻取軸を抜取る時に、強い力が必要となる。巻取軸の抜取りではシート材を抑える必要があるが、特に、シート材の巻締め力が強い場合は、抑える力も強くなり、シート材を傷付ける恐れがあるため現実的ではない。そのため、巻取軸の抜取りに要する力が小さくても巻取軸を抜取れる方法が必要となる。
課題3の解決方法として、例えば、巻取軸に可変部を設け、巻取軸の径を縮小し抜き取りやすくする方法がある。一方で、このような可変部を設けると、巻取軸の可変部の磨り減りや故障など信頼性の面で問題が生じる。更に、巻取前の巻取軸表面部に可変部によって微小な段差が生じたりすると、巻取ったシート材に段差による圧痕が生じ、製品の不具合を引き起こす恐れもある。そのため、巻取軸に可変部を用いない、或いは信頼性の高い可変機構を有することが重要となる。
前記シート材巻取機構は、前記巻取部押えローラ及び前記巻取部ニップローラによって搬送されてきた前記シート材を巻取ると共に、表面を加圧又は減圧する空気孔が形成されている巻取軸と、該巻取軸を前記巻取部ニップローラに押し付ける巻取軸押圧機構と、前記空気孔に加圧空気を供給して前記巻取軸の表面に加圧力を与える加圧手段と、前記空気孔から空気の吸引を行い前記巻取軸の表面に吸引力を与える減圧手段とから成り、
前記減圧手段により前記空気孔を介して空気を吸引し前記巻取軸の表面を減圧して前記シート材の先端部を吸引することで該シート材の先端部を前記巻取軸に固着せしめ、前記巻取軸の回転に伴って前記シート材を巻取ることで前記巻取りロールを生成し、かつ、前記空気孔を介して前記加圧手段から加圧空気を供給することで前記巻取軸の表面を加圧せしめ、巻取った前記巻取りロールを膨張させて該巻取りロールを前記巻取軸から抜き取るシート材巻取装置であり、
前記シート材巻取装置は、前記シート材の搬送を制御するシート材搬送制御部と、前記巻取軸の少なくとも1つを搬送するターレットと、該ターレットの位置を制御するターレット制御部と、巻取った前記巻取りロール及び前記巻取軸を後処理して分離するシート材後処理部とを備え、
前記シート材後処理部は、前記巻取軸を把持する巻取軸保持機構と、前記巻取軸に巻取った前記巻取りロールを保持せしめるシート材保持機構とを有し、前記巻取軸保持機構で前記巻取軸を保持し固定した状態で前記シート材保持機構により前記巻取軸に巻取った前記巻取りロールを保持し、前記シート材保持機構を前記巻取軸の軸方向に移動することで前記巻取りロールを前記巻取軸から抜き取ることを特徴とする。
Claims (10)
- シート材を供給するシート材供給部と、該シート材供給部から供給された前記シート材を加工し搬送するシート材搬送部と、該シート材搬送部で加工し搬送されてきた前記シート材を巻取って、芯無しで巻取りロールを生成するシート材巻取機構及び前記シート材を巻取部押えローラと共に案内する巻取部ニップローラから成るシート材巻取部とを備え、
前記シート材巻取機構は、前記巻取部押えローラ及び前記巻取部ニップローラによって搬送されてきた前記シート材を巻取ると共に、表面を加圧又は減圧する空気孔が形成されている巻取軸と、該巻取軸を前記巻取部ニップローラに押し付ける巻取軸押圧機構と、前記空気孔に加圧空気を供給して前記巻取軸の表面に加圧力を与える加圧手段と、前記空気孔から空気の吸引を行い前記巻取軸の表面に吸引力を与える減圧手段とから成り、
前記減圧手段により前記空気孔を介して空気を吸引し前記巻取軸の表面を減圧して前記シート材の先端部を吸引することで該シート材の先端部を前記巻取軸に固着せしめ、前記巻取軸の回転に伴って前記シート材を巻取ることで前記巻取りロールを生成し、かつ、前記空気孔を介して前記加圧手段から加圧空気を供給することで前記巻取軸の表面を加圧せしめ、巻取った前記巻取りロールを膨張させて該巻取りロールを前記巻取軸から抜き取るシート材巻取装置であり、
前記シート材巻取装置は、前記シート材の搬送を制御するシート材搬送制御部と、前記巻取軸の少なくとも1つを搬送するターレットと、該ターレットの位置を制御するターレット制御部と、巻取った前記巻取りロール及び前記巻取軸を後処理して分離するシート材後処理部とを備え、
前記シート材後処理部は、前記巻取軸を把持する巻取軸保持機構と、前記巻取軸に巻取った前記巻取りロールを保持せしめるシート材保持機構とを有し、前記巻取軸保持機構で前記巻取軸を保持し固定した状態で前記シート材保持機構により前記巻取軸に巻取った前記巻取りロールを保持し、前記シート材保持機構を前記巻取軸の軸方向に移動することで前記巻取りロールを前記巻取軸から抜き取ることを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項1に記載のシート材巻取装置において、
前記減圧手段又は前記加圧手段と前記空気孔は、空気流路を介して連通されていることを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項1又は2に記載のシート材巻取装置において、
前記巻取軸の表層部に、前記空気孔に連通する空気溝が形成されていることを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項2に記載のシート材巻取装置において、
前記空気流路と前記加圧手段及び前記減圧手段との間に、前記空気流路を前記加圧手段と前記減圧手段との接続に切り替える加圧減圧切替え手段を備えていることを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項4に記載のシート材巻取装置において、
前記加圧手段と前記加圧減圧切替え手段との間に、前記加圧手段が前記空気流路と切断されている時に供給される加圧空気を貯蓄する加圧空気貯蓄槽を設け、前記加圧手段を前記空気流路に接続したときに、前記加圧手段からの加圧空気と同時に前記加圧空気貯蓄槽に貯蓄された加圧空気を供給することを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項4に記載のシート材巻取装置において、
前記減圧手段と前記加圧減圧切替え手段との間に、前記減圧手段が前記空気流路と切断されている時に、前記減圧手段によって内部が減圧される空気減圧槽を設け、前記減圧手段を前記空気流路に接続したときに、前記減圧手段での空気吸引と同時に前記空気減圧槽での空気吸引を行うことを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート材巻取装置において、
前記シート材を切断し、該シート材の切断部を搬送位置決めするシート材切断機構を備え、前記巻取軸に前記シート材を巻取って前記巻取りロールを生成すると共に、前記シート材切断機構により前記シート材を切断して前記シート材の切断部を保持搬送することを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項1に記載のシート材巻取装置において、
巻取った前記シート材とその後巻取るシート材との間に別のシート材を挿入するシート材挿入機構を備え、前記シート材挿入機構により前記別のシート材を挿入した状態で前記シート材を巻取ることで、複数種類のシート材からなる巻取りロールを生成することを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項8に記載のシート材巻取装置において、
前記シート材の先端部を、前記巻取軸に形成されている前記空気孔の近傍へ搬送するシート材ガイド機構を備えていることを特徴とするシート材巻取装置。 - 請求項9に記載のシート材巻取装置において、
前記巻取軸を回転駆動せしめる空気孔位置調整手段を備え、該空気孔位置調整手段によって前記巻取軸に形成されている前記空気孔の回転方向位置を調整することを特徴とするシート材巻取装置。
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