JP6649113B2 - 重ね合わせ接着シート - Google Patents

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Description

本発明は、後に剥離可能な接着層により積層片を重ね合わせて接着させる重ね合わせ接着シートに関する。
近年、剥離自在に重ね合わせ接着された接着シートは、帳票、封書、はがき、パンフレット、冊子等に広く用いられるようになってきており、なかには2面以上の重ね面で剥離させるものも一般的になってきている。特に、2面以上の重ね合わせ接着シートにおいては、複数の積層片のそれぞれの剥離に際して一の積層片の剥離強度(接着強度)と他の積層片の剥離強度(接着強度)とが略等しいことが好ましい。
従来、後に剥離開封して情報等を認識させる重ね合わせ接着シートは種々知られており、例えば特許文献1に記載されている圧着はがきに適用されるものとして広く知られている。
ここで、図6に、従来の圧着はがきの説明図を示す。図6(A)において、圧着はがきを構成する第1片102、第2片103、第3片104が折り線105で連設され、当該第1片102及び第2片103の一方面に剥離可能な接着剤により第1接着層111Aが形成され、当該第2片103及び第3片104の他方面に上記同じ剥離可能な接着剤により第2接着層111Bが形成される。
そして、図6(B)に示すように、第2片103に第1片102を折り重ね、また、第2片103に第3片104を折り重ねて圧着させることで図6(C)に示すような圧着はがき101が作製されるものである。
特開平04−208498号公報
ところで、図6(A)に示す第1接着層111Aと第2接着層111Bの形成は、一の形成ユニットで行われるものでなく、同一機構であっても異なる形成ユニットで行われ、一の形成ユニットで第1片102及び第2片103の一方面に剥離可能な接着剤が塗布、乾燥されて第1接着層111Aが形成された後に、他の形成ユニットで第2片103及び第3片104の他方面に同じ接着剤が塗布、乾燥されて第2接着層111Bが形成されるものである。
すなわち、第1接着層111Aが所定の形成ユニットで形成された後に、第2接着層111Bを他の形成ユニットで形成させる場合には、接着剤の塗布厚をたとえ同一に設定しても異なるユニット間では実質的に異なってくるものであり、また、後工程での乾燥処理が他面の当該第1接着層111Aに影響を及ぼすために、図6(C)に示すように、第1片102及び第2片103間の第1接着層111A同士の接着層112の接着力(剥離力)と、第2片103及び第3片104間の第2接着層111B同士の接着層113の接着力(剥離力)とは、同じ接着剤が用いられ、塗布厚を同一に設定されていても同じにはならず、一方で圧着は一時に行うことから各接着層間での圧力コントロールができずに接着力差がなくなるような品質管理を行うことが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、複数の積層片間の接着力差を生じさせることを抑制して品質管理を容易とさせる重ね合わせ接着シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、積層上片、所定数の積層中片及び積層下片が剥離可能に重ね合わせ接着される重ね合わせ接着シートであって、前記積層上片の片側面の略全面及び前記積層中片の一方面の略全面に剥離可能に形成された非再接着性の第1接着層と、前記積層中片の他方面の略全面及び前記積層下片の片側面の略全面であり、前記第1接着層に対して重ね合わせとなる面に剥離可能に形成された非再接着性の第2接着層と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、積層上片及び積層中片の一方面の略全面に剥離可能な非再接着性の第1接着層が形成され、当該積層中片及び積層下片の他方面の略全面に剥離可能な非再接着性の第2接着層が形成されるもので、当該積層上片、所定数の積層中片及び積層下片の重ね合わせ接着形態を、当該第1接着層に対して当該第2接着層を重ね合わせ面とさせる構成とすることにより、第1接着層と第2接着層との形成時期が異なって当該第1接着層と第2接着層の接着力が異なっても第1接着層に対して第2接着層を重ね合わせ面とさせて複数の積層片間の接着力差を生じさせることを抑制して品質管理を容易とさせることができるものである。
本発明に係る重ね合わせ接着シートの一実施形態の断面構成図である。 図1(A)の重ね合わせ接着シートの製造工程の説明図である。 本発明に係る重ね合わせ接着シートを往復はがきに適用した場合の説明図である。 図3の往復はがきの製造工程の説明図(1)である。 図3の往復はがきの製造工程の説明図(2)である。 従来の圧着はがきの説明図である。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。なお、この実施形態における各断面図は、理解を容易にするために寸法(特に厚み)を無視している。
図1に、本発明に係る重ね合わせ接着シートの一実施形態の断面構成図を示す。図1(A)は、紙類等のシート片の、積層上片12、一の積層中片13及び積層下片14により重ね合わせ接着シート11を構成したもので、積層上片12及び積層中片13の一方面(下面)にそれぞれ第1接着層21が形成され、積層中片13及び積層下片14の他方面(上面)にそれぞれ第2接着層22が形成される。
上記第1接着層21は、剥離可能な接着剤で形成されるもので、接着剤としては、水性エマルジョン系の接着剤や接着性のあるニス(例えば紫外線硬化型のニス)などが使用され、従前の圧着はがき等に使用されるものと同様のものである。また、上記第2接着層22は、剥離可能な接着剤で形成されるもので、接着剤としては、上記同様の水性エマルジョン系の接着剤や接着性のあるニス(例えば紫外線硬化型のニス)などが使用される。なお、第1接着層21が水性エマルジョン系の接着剤を使用した場合には第2接着層22も水性エマルジョン系の接着剤が使用され、第1接着層21が接着性のあるニスを使用した場合には第2接着層22も接着性のあるニスが使用される。この場合、第1接着層21及び第2接着層22で使用される剥離可能な接着剤は、その成分、重量比も同一のものとすることで見掛け上はその接着力(剥離する際には剥離力となる)は同一となるはずであるが、異なる塗布するユニット(接着剤塗布ユニット)で接着剤を塗布、乾燥すれば結果的には異なるものとなる。
すなわち、上記積層上片12及び積層中片13の下面への上記第1接着層21と、上記積層中片13及び積層下片14の上面への上記第2接着層22とは、異なる面に対するものとして異なる接着剤塗布ユニットで塗布され、また、異なる乾燥ユニットで乾燥されることにより形成される。これにより、異なる接着剤塗布ユニットにおいて、同一成分の接着剤を用い、同一の塗布厚に設定しても、機械的誤差や稼働環境(例えば、第1接着層21の形成後に、時間が経過した後に第2接着層22の形成を行う場合など)の相違により、塗布厚にバラツキを生じ、また、積層中片13は、第2接着層22の形成の際の乾燥処理は、すでに形成されている第1接着層21に対しても加えられることとなり、総じて第1接着層21の接着力(剥離力)と第2接着層22の接着力(剥離力)とは等しくならない結果となる。
そして、積層上片12の第1接着層21と積層中片13の第2接着層22を重ね合わせ面とし、積層中片13の第1接着層21と積層下片14の第2接着層22を重ね合わせ面として圧着させた重ね合わせ接着シート11の構成とさせるものである。これにより、積層上片12と積層中片13との間の第1重ね接着層31(第1接着層21、第2接着層22)の接着剤の合計塗布量と、積層中片13と積層下片14との間の第2重ね接着層32(第2接着層22、第1接着層21)の接着剤の合計塗布量が略同じとなり、これらの接着力(剥離力)とを略同じとさせることができるものである。
ここで、接着力(剥離力)を左右する要因の一である第1接着層21及び第2接着層22の塗布厚に関し、図1(A)に示すように、積層上片12下面の第1接着層21の塗布厚a、積層中片13上面の第2接着層22の塗布厚b、積層中片13下面の第1接着層21の塗布厚c及び積層下片14上面の第2接着層22の塗布厚dとすると、上記のことから厚み比率がa:b≠1:1、c:d≠1:1であり、場合によってはa=1(c=1)に対してb(d)≧1.2若しくはb(d)≦0.8となることもある。したがって、第1接着層21と第2接着層22とを重ね合わせ面とすることにより、a=c、b=dであることからa+b≒c+dとさせるものである。これを、乾燥状態を加味した接着力(剥離力)a:b≠1:1、c:d≠1:1に置き換えても同様のことがいえるものである。
ところで、上記形態においては、第1接着層21を形成する剥離可能な接着剤と第2接着層22を形成するそれぞれ剥離可能な接着剤とを同一成分とし、同一塗布厚に設定するものとして説明したが、意図的に第1接着層21の塗布厚と第2接着層22の塗布厚を異ならせ、若しくは第1接着層21及び第2接着層22を形成する接着剤の種類を異ならせて接着力を異ならせることとしても、第1接着層21(第2接着層22)に対して第2接着層22(第1接着層21)を重ね合わせ面とさせることにより、結果的に第1重ね接着層31と第2重ね接着層32との接着力(剥離力)を略同じとさせることができるものである。
上記接着剤の塗布厚を異ならせることは、ある接着力を発現させるときに、一方の厚みを薄くすることでカールし難くさせることができるというさらなる効果をも有する。また、用いる接着剤の種類を異ならせることは、接着力の強弱をつけやすくさせるというさらなる効果をも有することとなるものである。
なお、第1接着層21及び第2接着層22を形成させる接着剤の塗布パターンは、互いにいわゆるベタ塗でもよいが、塗布パターンのうち、一方をベタ塗として他方を網点状またはストライプ状とすることが好ましい。すなわち、第1重ね接着層31及び第2重ね接着層32において剥離させる場合には第1接着層21と第2接着層22とが分離するように剥離されるもので、ベタ塗のパターン同士の場合には剥離後の積層片にカールが発生し易いことから、カールを回避するために一方(特に剥離させる対象の積層片)の面をベタ塗のパターンとせずに接着力を弱くさせるためである。一方、塗布パターンをストライプ同士や網点状同士とすると、所望の接着力を得るための重ね合わせ位置の調整が困難となるために、一方がベタ塗のパターンであれば、調整しやすいというメリットもある。
図1(B)は、重ね合わせ接着シート11を、積層上片12、2つの第1積層中片13A、第2積層中片13B及び積層下片14により構成したものとして示しており、他の構成要素は図1(A)と同様である。なお、積層中片を3つ以上で構成させることとしても同様である。
すなわち、積層上片12、第1積層中片13A及び第2積層中片13Bの一方面(下面)にそれぞれ第1接着層21を形成させ、第1積層中片13A及び第2積層中片13B及び積層下片14の他方面(上面)にそれぞれ第2接着層22を形成させる。
そして、積層上片12の第1接着層21と第1積層中片13Aの第2接着層22を重ね合わせ面とし、積層中片13の第1接着層21と積層下片14の第2接着層22を重ね合わせ面として圧着させた重ね合わせ接着シート11の構成とさせるものである。これにより、積層上片12と第1積層中片13Aと間の第1重ね接着層31の接着力(剥離力)と、第1積層中片13Aと第2積層中片13Bとの間の第2重ね接着層32の接着力(剥離力)と、第2積層中片13Bと積層下片14との間の第3重ね接着層33の接着力(剥離力)とを略同じとさせることができるものである。
ところで、上記実施形態では、第1接着層21及び第2接着層22を剥離可能な接着剤(水性エマルジョン系のものや接着性のあるニス)を用いて形成した場合を示したが、例えば第1接着層21及び第2接着層22の何れかを水性系エマルジョン系の接着剤を使用し、他方を例えばシリコン系の接着性のないニスなどの通常知られている剥離剤を使用して形成しても剥離可能な第1重ね接着層31及び第2重ね合わせ接着層32とさせることができるものである。
そこで、図2に、図1(A)の重ね合わせ接着シートの製造工程の説明図を示す。ここで、製造装置について、図示しないが、概略的に第1接着剤塗布部、第1乾燥部、第2接着塗布部、第2乾燥部、断裁部、位置合わせ部及び圧着部を少なくとも備える。ここでは、上記のように、第1接着塗布部及び第2接着剤塗布部で塗布する剥離可能な接着剤の成分は同一であり、塗布厚も同一に設定されるものとして説明する。
まず、図2(A)に示すような積層上片12、積層中片13及び積層下片14が片断裁ライン15(特に形成させなくともよく、また、ミシン線を形成してもよい)により連設されたシート基体に対し、図2(B)に示すように、積層上片12及び積層中片13の一方面(下面)に第1接着剤塗布部により上記剥離可能な接着剤を塗布し、第1乾燥部により乾燥させることで第1接着層21を形成する。
続いて、図2(C)に示すように、積層中片13及び積層下片14の他方面(上面)に第2接着剤塗布部により上記剥離可能な接着剤を塗布し、第2乾燥部により乾燥させることで第2接着層22を形成する。そこで、図2(D)に示すように、断裁部により片断裁ライン15で断裁して単片の積層上片12、積層中片13及び積層下片14とする。
続いて、図2(E)に示すように、位置合わせ部において積層上片12の第1接着層21と積層中片13の第2接着層22とを重ね合わせ面として位置合わせすると共に、積層中片13の第1接着層21と積層下片14の第2接着層22とを重ね合わせ面として位置合わせする。そして、圧着部51A,51Bにおいて圧着することで重ね合わせ接着シート11とさせるものである。
このように、第1接着層21と第2接着層22の接着力(剥離力)が異なっても第1接着層21に対して第2接着層22を重ね合わせ面とさせることにより、接着力の差が吸収されることとなり、複数の積層片間の接着力差を生じさせることを抑制することができ、ひいては品質管理を容易とさせることができるものである。
図3に本発明に係る重ね合わせ接着シートを往復はがきに適用した場合の説明図を示すと共に、図4及び図5に図3の往復はがきの製造工程の説明図を示す。図3〜図5は、重ね合わせ接着シートを往復はがきに適用した場合を示したものとして、当該往信はがき冊子型に剥離可能に各積層片を重ね合わせたものである。なお、接着層に関しては図1等で説明したものと同様である。
図3(A)、(B)において、往復はがき41は、往信はがき42と返信はがき43とにより構成され、往信はがき42が本発明に係る重ね合わせ接着シート11に相当する。往信はがき42は、積層上片12、積層中片13及び積層下片14により構成され、積層中片13に返信はがき43が切取ライン43Aにより連設される。当該積層中片13及び返信はがき43ははがき大のもので、その幅方向において積層中片13より積層上片12及び積層下片14を小とし、当該積層中片13の差分領域の上面に「郵便往復はがき」の文字が視認できるように形成される。なお、返信ハガキ43は、他の積層片(積層上片12又は積層下片14)と連設させることとしてもよい。
積層上片12の一方面である下面には所定の情報が形成されると共に、第1接着層21が形成され、また、上面には往信はがきとしての宛名情報等が形成される。なお、返信はがき43の下面には返信用としての宛名情報等が形成され、上面には所定の情報が形成される。また、積層下片14の他方面である上面には第2接着層22が形成されると共に、返信はがき43側の端部に強接着系の接着剤(例えばホットメルト)による接着綴じ層45が形成される。なお、積層下片14の下面には積層中片13の情報が透かし見できないように目隠し模様が施される。
さらに、積層中片13の他方面(上面)には所定の情報が形成されると共に、積層上片12の第1接着層21に対応する位置に第2接着層22が形成される。積層中片13の一方面(下面)には所定の情報が形成されると共に、積層下片14の第2接着層22に対応する位置に第1接着層21が形成され、また、返信はがき43側の端部に強接着系の接着剤(例えばホットメルト)による接着綴じ層45が形成される。そして、積層上片12の第1接着層21と積層中片13の第2接着層22を重ね合わせ面とし、積層中片13の第1接着層21と積層下片14の第2接着層22を重ね合わせ面として圧着されることで、接着綴じ層45で固定接着され、第1重ね接着層31及び第2重ね合わせ接着層32で剥離可能となるものである。
上記往復はがき41は、図3(C)に示すように、着便したときに往信はがき42における返信はがき43と反対側の隅より積層上片12を剥離し、また、返信はがき43と反対側の隅より積層下片14を剥離するもので、剥離後には冊子形態となる。そして、返信はがき43を切取ライン43Aより分離し、所定情報を記入した後に投函されるものである。
上記のような往復はがき41の製造について図4及び図5で示す。その製造装置については、図示しないが、概略的に第1接着剤塗布部、第1乾燥部、第2接着塗布部、第2乾燥部、搬送方向断裁部、第1綴じ接着剤塗布部、第2綴じ接着剤塗布部、位置合わせ部、折り部、幅方向断裁部及び圧着部を少なくとも備える。ここでは、上記のように、第1接着塗布部及び第2接着剤塗布部で塗布する剥離可能な接着剤の成分は同一であり、塗布厚も同一に設定されるものとして説明する。
まず、図4(A)において、積層上片12、積層中片13、返信はがき43、積層下片14が搬送方向断裁ライン46を介して幅方向に連設され、さらにこれらが幅方向断裁ライン47を介して搬送方向に連設され、搬送方向両側にマージナル部44が搬送方向断裁ライン46を介して設けられた連続シート40に対して、これらの表裏に図に示すような対応の情報が印刷される。すなわち、印刷後に剥離可能な接着層を形成させるいわゆる後糊形式であり、印刷前に剥離可能な接着層を形成させる前糊形式における接着層上への印刷(インキ)による接着力の変動に対して、接着力が把握しやすいという利点がある。
そこで、図4(B)に示すように、積層上片12及び積層中片13の一方面(下面)の所定位置に第1接着剤塗布部により上記剥離可能な接着剤を塗布し、第1乾燥部により乾燥させることで第1接着層21を形成する。続いて、図4(C)に示すように、積層中片13及び積層下片14の他方面(上面)の所定位置に第2接着剤塗布部により上記剥離可能な接着剤を塗布し、第2乾燥部により乾燥させることで第2接着層22を形成する。
続いて、図4(D)に示すように、搬送方向断裁部により搬送方向断裁ライン46で断裁してそれぞれ連続した積層上片12、積層中片13及び積層下片14とされ、図4(E)に示すように、積層中片13の上面であって、返信はがき43との切取ライン43A側に第2接着層22と隣接して第1綴じ接着剤塗布部により強接着剤で接着綴じ層45が形成され、また、別工程で積層下片14の上面であって、積層中片13側に第2接着層22と隣接して第2綴じ接着剤塗布部により強接着剤で接着綴じ層45が形成される。
続いて、図5(A)に示すように、それぞれ連続した積層上片12、積層中片13及び積層下片14に対し、位置合わせ部において積層上片12の第1接着層21と積層中片13(返信はがき43)の第2接着層22とを重ね合わせ面として位置合わせする。次に、図5(B)に示すように、折り部において返信はがき43を積層下片14側に折り曲げ、図5(C)に示すように、幅方向断裁部により幅方向断裁ライン47で断裁してそれぞれ積層上片12、積層中片13、積層下片14及び折り曲げられた返信はがき43の一単位とされる。そして、図5(D)に示すように、圧着部51A,51Bにおいて圧着することで図3(A)に示す返信はがき43が折り曲げられた往復はがき41とさせるものである。
なお、返信はがき43の折り工程に関して、幅方向断裁部による断裁の後に行ってもよく、圧着部による圧着後であってもよい。また、返信はがき43の折り方向に関して、積層下片14に宛名を形成させた場合には積層上片12側に折り曲げてもよいものであるが、次工程に搬送する搬送ローラとの位置関係で当該搬送ローラ側に返信はがき43が位置されないように定めればよい。
このように、本発明に係る重ね合わせ接着シート11を往復はがき41に適用させても、同様に、第1接着層21と第2接着層22の接着力(剥離力)が異なっても第1接着層21に対して第2接着層22を重ね合わせ面とさせることにより、接着力の差が吸収されることとなり、複数の積層片間の接着力差を生じさせることを抑制することができ、ひいては品質管理を容易とさせることができるものである。
本発明の重ね合わせ接着シートは、帳票、封書、はがき、パンフレット、冊子等の製造、販売、使用等の産業に利用可能である。
11 重ね合わせ接着シート
12 積層上片
13 積層中片
14 積層下片
15,46 片断裁ライン
21 第1接着層
22 第2接着層
31 第1重ね接着層
32 第2重ね接着層
40 連続シート
41 往復はがき
42 往信はがき(重ね合わせ接着シート)
43 返信はがき
44 マージナル部
45 接着綴じ層
51A,51B 圧着部

Claims (1)

  1. 積層上片、所定数の積層中片及び積層下片が剥離可能に重ね合わせ接着される重ね合わせ接着シートであって、
    前記積層上片の片側面の略全面及び前記積層中片の一方面の略全面に剥離可能に形成された非再接着性の第1接着層と、
    前記積層中片の他方面の略全面及び前記積層下片の片側面の略全面であり、前記第1接着層に対して重ね合わせとなる面に剥離可能に形成された非再接着性の第2接着層と、
    を有することを特徴とする重ね合わせ接着シート。
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