JP6647757B2 - クランクパルスプレート歯数計測方法、エンジン回転速度計測方法、クランクパルスプレート歯数計測装置、エンジン回転速度計測装置、クランクパルスプレート歯数計測プログラム、およびエンジン回転速度計測プログラム - Google Patents

クランクパルスプレート歯数計測方法、エンジン回転速度計測方法、クランクパルスプレート歯数計測装置、エンジン回転速度計測装置、クランクパルスプレート歯数計測プログラム、およびエンジン回転速度計測プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6647757B2
JP6647757B2 JP2016016807A JP2016016807A JP6647757B2 JP 6647757 B2 JP6647757 B2 JP 6647757B2 JP 2016016807 A JP2016016807 A JP 2016016807A JP 2016016807 A JP2016016807 A JP 2016016807A JP 6647757 B2 JP6647757 B2 JP 6647757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time interval
teeth
pulse plate
crank pulse
pulses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016016807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017138100A (ja
Inventor
秀晃 堀
秀晃 堀
昌幸 中田
昌幸 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Sokki Co Ltd
Original Assignee
Ono Sokki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ono Sokki Co Ltd filed Critical Ono Sokki Co Ltd
Priority to JP2016016807A priority Critical patent/JP6647757B2/ja
Publication of JP2017138100A publication Critical patent/JP2017138100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6647757B2 publication Critical patent/JP6647757B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、エンジンに取り付けられている増し歯ないし欠け歯を含むクランクパルスプレートの歯数を計測するクランクパルスプレート歯数計測方法、装置、およびプログラム、並びに、クランクパルスプレートの歯数を計測し、その情報を使ってエンジンの回転速度を計測するエンジン回転速度計測方法、装置、およびプログラムに関する。
エンジンの燃費改善や車の走行性能の改善などの様々な目的でエンジンの回転速度の計測が行われている。
エンジンの回転速度の計測にあたっては、従来より、光電式センサ、電磁式センサ、振動センサなど様々なセンサを使ってエンジンの回転に伴う様々な信号を検出することが行われている。
例えば、特許文献1には、インジェクタ駆動電流を検出し、その検出信号に基づいてエンジンの回転速度を計測することが提案されている。
また、特許文献2には、オルタネータの漏洩磁束を検出し、その検出信号に基づいてエンジンの回転速度を計測することが提案されている。
特開2004−45139号公報 特開2013−250181号公報
エンジンには様々な構造のものがあり、あるセンサを使ってエンジンの回転速度を計測しようとしても、そのセンサをエンジンの検出対象箇所に近づけるのが困難なエンジンも存在するなど、センサの選定や取付けに苦労する場合がある。
ここで、エンジンには歯車に似た形状のクランクパルスプレートが取り付けられていて、そのクランクパルスプレートの歯がクランク角度センサで検出され、その検出で得られたクランク角度信号がECU(Engine Control Unit)に入力され、エンジンの様々な制御に用いられている。このクランク角度信号はエンジンの回転と同期した信号であり、このクランク角度信号であれば、ECUに向かう途中で分岐させ、あるいはそのクランク角度信号によって変化する磁束を検出することなどにより、容易に入手することができる。
ところが、クランクパルスプレートは、通常の歯車と対比すると、ある一部分の歯が欠けていたり、歯と歯の間に余分な歯が付いていたりなど、回転角度の原点あるいは特定の回転角度を認識するための工夫が施されている。しかも、このエンジンプレートの歯数や欠け歯あるいは増し歯の位置や形状は、そのエンジンに応じてさまざまである。このため、このクランク角度信号に基づいてエンジンの回転速度を自動で計測することは通常では困難である。
本発明は、上記事情に鑑み、クランク角度信号からエンジン回転速度計測の基になるクランクパルスプレートの一周分の歯の数を計測すること、および、クランクパルスプレートの一周分の歯の数を計測し、その情報を使ってエンジンの回転速度を計測することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のクランクパルスプレート歯数計測方法は、
増し歯ないし欠け歯を含むクランクパルスプレートの歯の検出により得られたクランク角度を表すパルス信号を入力し、多数パルスにわたって隣接パルスどうしの時間間隔を計測する第1 ステップと、
第1ステップで得られた多数パルスにわたる時間間隔列に基づいて、増し歯および欠け歯が不存在の箇所の正常時間間隔とは区別された、増し歯ないし欠け歯に起因する異常時間間隔の箇所を検出する第2ステップと、
隣接する異常時間間隔どうしのパルス数を複数の異常時間間隔にわたって計数する第3テップと、
第3ステップでの計数により得られたパルス数の配列パターンのみに基づく演算によりクランクパルスプレート一周分の歯数を算出する第4ステップと、
を有することを特徴とする。
本発明のクランクパルスプレート歯数計測方法によれば、クランクパルスプレートの一周分の歯の数を計測することができる。
ここで、本発明のクランクパルスプレート歯数計測方法において、上記第3ステップが、正常時間間隔を間に挟むことなく異常時間間隔が連続する箇所を1か所とみなして、隣接する異常時間間隔どうしのパルス数を複数の異常時間間隔にわたって計数するステップであることが好ましい。
こうすることで、無駄な演算を省くことができる。
また、本発明のクランクパルスプレート歯数計測方法において、上記第2ステップが、
第1ステップで得られた多数パルスにわたる時間間隔列を構成する時間間隔群を、時間長順に、時間長の短い第1グループと中間的な時間長の第2グループと時間長の長い第3グループとの3つのグループに、各グループごとに予め定められた比率の時間間隔数が含まれるように分けたときの、該第2グループに属する時間間隔群の平均的な時間間隔である基準時間間隔を算出する第1サブステップと、
第1サブステップで算出された基準時間間隔に対し予め定められた各比率を持つ上限時間間隔と下限時間間隔を設定し、それら上限時間間隔と下限時間間隔との範囲内にある時間間隔を正常時間間隔とし、上限時間間隔を上回る時間間隔および下限時間間隔を下回る時間間隔を異常時間間隔とする第2サブステップと、
を有するステップであることが好ましい。
この方法を採用すると、異常時間間隔の箇所を容易に検出することができる。
また、上記目的を達成する本発明のエンジン回転速度計測方法は、
本発明のいずれかの態様のクランクパルスプレート歯数計測方法と、
上記第4ステップで算出されたクランクパルスプレート一周分の歯数の情報を使って、クランクパルスプレートが取り付けられているエンジンの回転速度を計測する第5ステップとを有することを特徴とする。
また、上記目的を達成する本発明のクランクパルスプレート歯数計測装置は、
増し歯ないし欠け歯を含むクランクパルスプレートの歯の検出により得られたクランク角度を表すパルス信号を入力する信号入力部と、
信号入力部で入力したパルス信号の隣接パルスどうしの時間間隔を多数パルスにわたって計測する時間間隔計測部と、
時間間隔計測部で得られた多数パルスにわたる時間間隔列に基づいて、増し歯および欠け歯が不存在の箇所の正常時間間隔とは区別された、増し歯ないし欠け歯に起因する異常時間間隔の箇所を検出する異常箇所検出部と、
隣接する異常時間間隔どうしのパルス数を複数の異常時間間隔にわたって計数するパルス数計数部と、
パルス数計数部での計数により得られたパルス数の配列パターンのみに基づく演算によりクランクパルスプレート一周分の歯数を算出する歯数算出部と、
を有することを特徴とする。
さらに、上記目的を達成する本発明のエンジン回転速度計測装置は、
上記のクランクパルスプレート歯数計測装置と、
上記歯数算出部で算出されたクランクパルスプレート一周分の歯数の情報を使って、クランクパルスプレートが取り付けられているエンジンの回転速度を計測する回転速度計測部と、を有することを特徴とする。
さらに、上記目的を達成する本発明のクランクパルスプレート歯数計測プログラムは、
プログラムを実行する演算処理装置内で実行されて、該演算処理装置を、
増し歯ないし欠け歯を含むクランクパルスプレートの歯の検出により得られたクランク角度を表すパルス信号を入力する信号入力部と、
前記信号入力部で入力したパルス信号の隣接パルスどうしの時間間隔を多数パルスにわたって計測する時間間隔計測部と、
前記時間間隔計測部で得られた多数パルスにわたる時間間隔列に基づいて、増し歯および欠け歯が不存在の箇所の正常時間間隔とは区別された、増し歯ないし欠け歯に起因する異常時間間隔の箇所を検出する異常箇所検出部と、
隣接する異常時間間隔どうしのパルス数を複数の異常時間間隔にわたって計数するパルス数計数部と、
前記パルス数計数部での計数により得られたパルス数の配列パターンのみに基づく演算により前記クランクパルスプレート一周分の歯数を算出する歯数算出部と、
を有するクランクパルスプレート歯数計測装置として動作させることを特徴とする。
さらに、上記目的を達成する本発明のエンジン回転速度計測プログラムは、
上記のクランクパルスプレート歯数計測プログラムと、
上記演算処理装置を、歯数算出部で算出されたクランクパルスプレート一周分の歯数の情報を使って、クランクパルスプレートが取り付けられているエンジンの回転速度を計測する速度計測部として動作させる速度計測プログラムと、
を有することを特徴とする。
以上の本発明によれば、クランク角度信号からエンジン回転速度計測の基になるクランクパルスプレートの一周分の歯の数を計測することができ、また、クランクパルスプレートの一周分の歯の数を計測し、その情報を使ってエンジンの回転速度を計測することができる。
エンジンに取り付けられているクランクパルスプレートを例示した図である。 クランク角度信号の一例を示した図である。 本発明の一実施形態としてのエンジン回転速度計測装置のブロック図である。 エンジン回転速度計測プログラムの処理フローを示した図である。 本発明の具体的な一実施形態の処理フローを表した図である。 図5に示した処理フローの実行により演算処理装置内に構築されるテーブルの一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、エンジンに取り付けられているクランクパルスプレートを例示した図である。
図1(A)には、矢印Aで示す箇所の歯が欠けている欠け歯のクランクパルスプレートの一例が示されている。また、図1(B)には、矢印Bで示す箇所に、他の部分と比べると余計な歯が設けられている、増し歯のクランクパルスプレートの一例が示されている。
この図1には、欠け歯あるいは増し歯が1か所のみのクランクパルスプレートが示されているが、欠け歯あるいは増し歯が一周の複数個所に設けられているクランクパルスプレートも存在する。
エンジンには、この例のようなクランクパルスプレートが取り付けられていて、エンジンの回転に同期して回転する。このクランクパルスプレートの歯がクランク角度センサにより検出され、クランク角度を表すクランク角度信号としてECUに入力される。
図2は、クランク角度信号の一例を示した図である。
ここには、一周の間に2歯分の欠け歯と3歯分の欠け歯が存在するクランクパルスプレートから検出されたクランク角度信号が示されている。
以下に説明する実施形態では、例えば図1に示すような形状のクランクパルスプレートから得られる、例えば図2に示すようなクランク角度信号に基づいてクランクパルスプレート一周分の歯の数が計測され、さらに、その情報を使って、エンジンの回転速度が計測される。
図3は、本発明の一実施形態としてのエンジン回転速度計測装置のブロック図である。
この図3には、エンジン回転速度計測装置10に加え、さらに、エンジン1に取り付けられているクランクパルスプレート2の回転をクランク角度センサ3で検出している様子が示されている。このクランク角度センサ3での検出により得られたクランク角度信号はECUに入力され、エンジン1の各種の制御に用いられる。このクランク角度信号は、図2に例示するようなパルス信号である。
ここでは、このクランク角度信号が分岐されて、本実施形態のエンジン回転速度計測装置10の信号入力部11に入力される。このエンジン回転速度計測装置10は、この信号入力部11のほか、時間間隔計測部12、異常個所検出部13、パルス数計数部14、歯数算出部15、および速度計測部16を備えている。ここで、異常個所検出部13は、基準時間間隔算出部131と正常/異常振分部132を備えている。
これら信号入力部11、時間間隔計測部12、異常個所検出部13、パルス数計数部14、歯数算出部15、および速度計測部16のうちの速度計測部16を除く要素により、本発明のクランクパルスプレート歯数計測装置の一実施形態が構成され、そのクランクパルスプレート歯数計測装置を構成する要素に速度計測部16を加えた構成が、本発明のエンジン回転速度計測装置の一実施形態に相当する。
ここで、この図3に示す、クランクパルスプレート歯数計測装置を含むエンジン回転速度計測装置10は、プログラムを実行する演算処理装置内で、クランクパルスプレート歯数計測プログラムを含むエンジン回転速度計測プログラムが実行されることにより構築される機能である。そこで、説明の重複を省くために、この図3に示すエンジン回転速度計測装置10については直接には説明せずに、次の図4に示す、演算処理装置内にエンジン回転速度計測方法を実現し、あるいは演算処理装置をエンジン回転速度計測装置として動作させるエンジン回転速度計測プログラムについて説明することで、この図3に示したエンジン回転速度計測装置10の説明に代えるものとする。
図4は、エンジン回転速度計測プログラムの処理フローを示した図である。
ここでは、この図4を参照して、本発明の概念的な処理フローについて説明する。その後、図5および図6を参照しながら具体的な処理フローについて説明する。
この図4に示す処理フローは、ステップS1〜ステップS6で構成されている。
ここで、ステップS2にはサブステップS21とサブステップS22が含まれている。これらのステップS1〜ステップS6のうちのステップS1〜ステップS4により、本発明のクランクパルスプレート歯数計測プログラムおよびクランクパルスプレート歯数計測方法の一実施形態が構成され、さらにステップS5とステップS6とを合わせた全体により、本発明のエンジン回転速度計測プログラムおよびエンジン回転速度計測方法の一実施形態が構成されている。なお、ステップS5とステップS6を合わせた要素が、本発明にいう速度計測プログラムの一例に相当する。
ここで、ステップS1、ステップS2、ステップS3,ステップS4は、図3に示すエンジン回転速度計測装置10を構成する、それぞれ、信号入力部11および時間間隔計測部12、異常個所検出部13、パルス数計数部14、歯数算出部15に対応している。また、ステップS2を構成しているサブステップS21、サブステップS22は、図3に示すエンジン回転速度計測装置10を構成している異常個所検出部13の、それぞれ基準時間間隔算出部131、正常/異常振分部132に対応している。さらに、ステップS5とステップS6を合わせた要素が、図3に示すエンジン回転速度計測装置10の速度計測部16に対応している。ここでは、この図4に示す処理フローを説明することで、図3に示したエンジン回転速度計測装置10の各部の説明を兼ねるものとする。
図4に示す処理フローの実行が開始されると、先ずは、クランク角度センサ3(図3参照)による、増し歯ないし欠け歯を含むクランクパルスプレート2の歯の検出により得られたクランク角度を表すパルス信号を入力し、多数パルスにわたって隣接パルスどうしの時間間隔が計測される(ステップS1)。
次いで、ステップS1で得られた多数パルスにわたる時間間隔列に基づいて、増し歯および欠け歯が不存在の箇所の正常時間間隔とは区別された、増し歯ないし欠け歯に起因する異常時間間隔の箇所が検出される(ステップS2)。
このステップS2における異常個所の検出にあたっては、先ず、ステップS1で得られた多数パルスにわたる時間間隔列を構成する時間間隔群を、時間長順に、時間長の短い第1グループと中間的な時間長の第2グループと時間長の長い第3グループの3つのグループに、各グループごとに予め定められた比率の時間間隔数が含まれるように分けたときの、第2グループに属する時間間隔群の平均的な時間間隔である基準時間間隔が算出され(サブステップS21)、次いで、サブステップS21で算出された基準時間間隔に対し予め定められた各比率を持つ上限時間間隔と下限時間間隔を設定し、上限時間間隔と下限時間間隔との範囲内にある時間間隔が正常時間間隔とされ、上限時間間隔を上回る時間間隔および下限時間間隔を下回る時間間隔が異常時間間隔とされる(サブステップS22)。
次に、正常時間間隔を間に挟むことなく異常時間間隔が連続する箇所を1か所とみなして、隣接する異常時間間隔どうしのパルス数が複数の異常時間間隔にわたって計数される(ステップS3)。
さらには、ステップS3での計数により得られたパルス数の配列パターンに基づいてクランクパルスプレート一周分の歯数が算出される(ステップS4)。
図5は、本発明の具体的な一実施形態の処理フローを表した図である。
また、図6は、図5に示した処理フローの実行により演算処理装置内に構築されるテーブルの一例を示した図である。
図5に示す処理フローの実行か開始されると、先ず、クランク角度信号の1024個+1個のパルスにわたって隣接パルスどうしの時間間隔を計測して1024個分の時間間隔を表す数値をバッファリングする(ステップS101)。
この時点で、図6に示すテーブルに「番号」と「周期(ms)」との対応関係が書き込まれる。ここでは、「周期(ms)」の欄に値がそろった数値が並んでいるが、実際には、様々な誤差要因で細かくばらついた値となる。
次いで、パルス間隔の基準値が算出される(ステップS102)。この基準値の算出にあたっては、図6に示すテーブルの「周期(ms)」の欄に並ぶ数値を、数値の大きさの順に、値の小さい数値からなる第1グループと中間的な値を持つ第2グループと値の大きな数値からなる第3グループとの3つのグループに分ける。ここでは一例として、第1グループには全体(1024個)の約40%の数の数値が含まれ、第2グループには全体の約20%の数の数値が含まれ、第3グループには全体の約40%の数の数値が含まれるようにグループ分けする。そして第2グループに含まれる全体の約20%の数値を平均化することにより、基準時間間隔が算出される。なお、グループ分けすることなく、全体の数値の中央値を基準値とするなど、他の算出方法を用いて基準値を算出してもよい。
次に、一例として、その基準値から20%増しの値を上限値、基準値から20%差し引いた値を下限値とする。そして、図6に示すテーブルの「周期(ms)」の欄に並ぶ数値1つ1つについて、その数値が下限値未満であるかを判定し(ステップS103)、あるいは上限値を超えているかを判定する(ステップS104)。1024個の全ての値が下限値以上かつ上限値以下であったときは(ステップS105,ステップS106)、クランクパルスプレート一周分の歯数の計測が不可能であるため、エラーメッセージを提示して(ステップS107)、この処理を終了する。
ステップS103において、その数値が下限値未満の値の数値であると判定されると、図6のテーブルの「増/欠歯」の欄の、その数値の「番号」の行に「増し歯」が記入される(ステップS108)。さらに、図6のテーブルの「要素番号」の欄の、「増/欠歯」の欄に「増し歯」を記入した行に、要素番号が記入される(ステップS109)。ただし、ここでは、連続する複数の行に「増し歯」が記入されたときは、その先頭の行にのみ、要素番号が記入される。
一方、ステップS104において、その数値が上限値を超える値の数値であると判定されると、図6のテーブルの「増/欠歯」の欄の、その数値の「番号」の行に「欠け歯」が記入される(ステップS110)。
1024個の全ての数値についてステップS103ないしステップS104の処理が終了し、下限値未満あるいは上限値越えの数値が1つでも存在したときは、ステップS111に進み、隣接する欠け歯、増し歯どうしの間のパルス数が算出される。ここでは、図6のテーブルの「要素番号」を基に、
要素番号SP1と要素番号SP2との間のパルス数:
MID_PALSE_1=tb−ta
要素番号SP2と要素番号SP3との間のパルス数:
MID_PALSE_2=tc−tb
要素番号SP3と要素番号SP4との間のパルス数:
MID_PALSE_3=td−tc
要素番号SP4と要素番号SP5との間のパルス数:
MID_PALSE_4=te−td
要素番号SP5と要素番号SP6との間のパルス数:
MID_PALSE_5=tf−te
要素番号SP6と要素番号SP7との間のパルス数:
MID_PALSE_6=tg−tf
が算出される。
またここでは、変数Xに初期値として、
X=2
が設定される。
次に、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_X
が成立するか否かが判定される(ステップS112)。
このステップS112を最初に通過するときは、変数Xは、X=2であり、したがって、このステップS112では、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_2
が成立するか否かが判定されることになる。
ステップS112において、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_X
が不成立と判定されると、Xが4に達するまで(ステップS113)、Xがインクリメントされ(ステップS114)、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_X
が成立するまで、ステップS112における
MID_PALSE_1=MID_PALSE_X
の成否の判定が繰り返される。
ステップS112における判定を、X=4まで繰り返しても、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_X
が成立しなかったときは、この処理フローではクランクパルスプレート一周分の歯数の計測が不可能であり、エラーメッセージを提示して(ステップS115)、この処理を終了する。
ステップS112において、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_X
が成立した旨、判定されると、次に、今の時点のXが、
X=2,3,4
のいずれであるか判定される(ステップS116,ステップS117)。
そして、X=2であったときは(ステップS116)、ステップS118に進んで、今度は、
MID_PALSE_3=MID_PALSE_4
が成立するか否かが判定される。ステップS112において
MID_PALSE_1=MID_PALSE_2
が成立することが判定されても、
MID_PALSE_3=MID_PALSE_4
であるとは限らないからである。
ステップS118において
MID_PALSE_3=MID_PALSE_4
が成立すると、クランクパルスプレートの一周の間に欠け歯あるいは増し歯は1か所のみ存在することが判明し、ステップS119に進んで、クランクパルスプレート一周分の総歯数が、
総歯数=MID_PALSE_1
として算出される。
ステップS118において、
MID_PALSE_3=MID_PALSE_4
が成立しない旨、判定されると、Xが次の値にインクリメントされ(ステップS114)、再び、ステップS112における判定が行われる。
ステップS112における判定で、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_X
が成立する旨、判定された時点のXが、X=3であったときは(ステップS117)、ステップS120に進み、
MID_PALSE_2=MID_PALSE_4
が成立するか否かが、判定される。
ステップS120において、
MID_PALSE_2=MID_PALSE_4
が成立する旨、判定されると、ステップS121に進み、クランクパルスプレート一周分の総歯数が、
総歯数=MID_PALSE_1
+MID_PALSE_2
として算出される。
ステップS120において、
MID_PALSE_2=MID_PALSE_4
が成立しない旨、判定されると、Xが次の値にインクリメントされ(ステップS114)、再び、ステップS112における判定が行われる。
ステップS112における判定で、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_X
が成立する旨、判定された時点のXが、X=4であったときは(ステップS117)、ステップS122に進み、
MID_PALSE_2+MID_PALSE_3
=MID_PALSE_5+MID_PALSE_6
が成立するか否かが、判定される。
ステップS122において、
MID_PALSE_2+MID_PALSE_3
=MID_PALSE_5+MID_PALSE_6
が成立する旨、判定されると、ステップS122に進み、クランクパルスプレート一周分の総歯数が、
総歯数=MID_PALSE_1
+MID_PALSE_2
+MID_PALSE_3
として算出される。
ステップS122において、
MID_PALSE_2+MID_PALSE_3
=MID_PALSE_5+MID_PALSE_6
が成立しないことが判定されると、この場合もクランクパルスプレート一周分の歯数の計測が不可能であるため、エラーメッセージを提示して(ステップS124)、この処理を終了する。
図6に示す具体例の場合、1回目のステップS112において、
MID_PALSE_1≠MID_PALSE_2
と判定され、2回目のステップS112において、
MID_PALSE_1=MID_PALSE_3
と判定され、ステップS120において、
MID_PALSE_2=MID_PALSE_4
と判定されて、ステップS121において、クランクパルスプレート一周分の総歯数が、
総歯数=MID_PALSE_1
+MID_PALSE_2
として算出される。
ステップS119,ステップS121,ステップS123のいずれかで、クランクパルスプレート一周分の総歯数が算出されると、ステップS125に進み、エンジンの回転速度計測が行われる。
本実施形態におけるエンジンの回転速度計測では、クランクパルスプレート一周につき1つのパルス信号となるように、クランク角度信号のパルスが総歯数分の1に分周される。そして、そのクランクパルスプレート一周につき1つのパルス信号を使って、隣接するパルスどうしの間の時間が計測され、その計測された時間がエンジンの回転速度に変換される。
あるいは、この時点では、クランクパルスプレート総歯数に加え、欠け歯あるいは増し歯の位置や、欠け歯や増し歯のない部分の隣接する歯どうしの間隔に対する欠け歯あるいは増し歯の部分の隣接する歯どうしの間隔の比率を知ることができるため、クランク角度信号をそのまま使って、隣接するパルスどうしの間の時間を計測し、その計測された時間をエンジンの回転速度に変換してもよい。
クランク角度信号をそのまま使って、隣接するパルスどうしの間の時間を計測する場合は、クランク角度信号から直接的にはクランクパルスプレートの回転の位相が分からないため、エンジンの回転速度計測(ステップS125)を行う前に、クランクパルスプレート歯数計測(ステップS101〜ステップS124)を行う必要がある。ただし、本実施形態で採用している、クランクパルスプレート一周につき1つのパルス信号を使って、隣接するパルスどうしの間の時間を計測する計測法を採用するときは、クランクパルスプレートの回転の位相の情報は不要であってクランクパルスプレートの総歯数さえ分かればよく、クランクパルスプレート歯数計測(ステップS101〜ステップS124)とエンジンの回転速度計測(ステップS125)とを別々のルーチンとし、クランクパルスプレート歯数計測(ステップS101〜ステップS124)については、1台のエンジンの回転速度計測の前に1回だけ実施してもよい。
なお、ここでは、図5を参照してクランクパルスプレート歯数計測方法の具体例を説明したが、例えば、欠け歯や増し歯が1か所あるいは2か所にのみ存在するクランクパルスプレートのみを計測対象とする、あるいはさらに複雑な欠け歯や増し歯も計測対象とするなど、その思想に応じてクランクパルスプレート歯数計測のルーチンを変更することが可能である。
1 エンジン
2 クランクパルスプレート
3 クランク角度センサ
4 ECU
10 エンジン回転速度計測装置
11 信号入力部
12 時間間隔計測部
13 異常個所検出部
131 基準時間間隔算出部
132 正常/異常振分部
14 パルス数計数部
15 速度計測部

Claims (8)

  1. 増し歯ないし欠け歯を含むクランクパルスプレートの歯の検出により得られたクランク角度を表すパルス信号を入力し、多数パルスにわたって隣接パルスどうしの時間間隔を計測する第1ステップと、
    前記第1ステップで得られた多数パルスにわたる時間間隔列に基づいて、増し歯および欠け歯が不存在の箇所の正常時間間隔とは区別された、増し歯ないし欠け歯に起因する異常時間間隔の箇所を検出する第2ステップと、
    隣接する異常時間間隔どうしのパルス数を複数の異常時間間隔にわたって計数する第3ステップと、
    前記第3ステップでの計数により得られたパルス数の配列パターンのみに基づく演算により前記クランクパルスプレート一周分の歯数を算出する第4ステップと、
    を有することを特徴とするクランクパルスプレート歯数計測方法。
  2. 前記第3ステップが、前記正常時間間隔を間に挟むことなく異常時間間隔が連続する箇所を1 か所とみなして、隣接する異常時間間隔どうしのパルス数を複数の異常時間間隔にわたって計数するステップであることを特徴とする請求項1に記載のクランクパルスプレ
    ート歯数計測方法。
  3. 前記第2ステップが、
    前記第1ステップで得られた多数パルスにわたる時間間隔列を構成する時間間隔群を、時間長順に、時間長の短い第1グループと中間的な時間長の第2グループと時間長の長い第3グループとの3 つのグループに、各グループごとに予め定められた比率の時間間隔数が含まれるように分けたときの、該第2 グループに属する時間間隔群の平均的な時間間隔である基準時間間隔を算出する第1サブステップと、
    前記第1サブステップで算出された前記基準時間間隔に対し予め定められた各比率を持つ上限時間間隔と下限時間間隔を設定し、該上限時間間隔と該下限時間間隔との範囲内にある時間間隔を前記正常時間間隔とし、該上限時間間隔を上回る時間間隔および該下限時間間隔を下回る時間間隔を前記異常時間間隔とする第2 サブステップと、
    を有するステップであることを特徴とする請求項1 または2 に記載のクランクパルスプレート歯数計測方法。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のクランクパルスプレート歯数計測方法と、
    前記第4ステップで算出された前記クランクパルスプレート一周分の歯数の情報を使って、前記クランクパルスプレートが取り付けられているエンジンの回転速度を計測する第5ステップとを有することを特徴とするエンジン回転速度計測方法。
  5. 増し歯ないし欠け歯を含むクランクパルスプレートの歯の検出により得られたクランク角度を表すパルス信号を入力する信号入力部と、
    前記信号入力部で入力したパルス信号の隣接パルスどうしの時間間隔を多数パルスにわたって計測する時間間隔計測部と、
    前記時間間隔計測部で得られた多数パルスにわたる時間間隔列に基づいて、増し歯および欠け歯が不存在の箇所の正常時間間隔とは区別された、増し歯ないし欠け歯に起因する異常時間間隔の箇所を検出する異常箇所検出部と、
    隣接する異常時間間隔どうしのパルス数を複数の異常時間間隔にわたって計数するパルス数計数部と、
    前記パルス数計数部での計数により得られたパルス数の配列パターンのみに基づく演算により前記クランクパルスプレート一周分の歯数を算出する歯数算出部と、
    を有することを特徴とするクランクパルスプレート歯数計測装置。
  6. 請求項5に記載のクランクパルスプレート歯数計測装置と、
    前記歯数算出部で算出された前記クランクパルスプレート一周分の歯数の情報を使って、前記クランクパルスプレートが取り付けられているエンジンの回転速度を計測する速度計測部と、を有することを特徴とするエンジン回転速度計測装置。
  7. プログラムを実行する演算処理装置内で実行されて、該演算処理装置を、
    増し歯ないし欠け歯を含むクランクパルスプレートの歯の検出により得られたクランク角度を表すパルス信号を入力する信号入力部と、
    前記信号入力部で入力したパルス信号の隣接パルスどうしの時間間隔を多数パルスにわたって計測する時間間隔計測部と、
    前記時間間隔計測部で得られた多数パルスにわたる時間間隔列に基づいて、増し歯および欠け歯が不存在の箇所の正常時間間隔とは区別された、増し歯ないし欠け歯に起因する異常時間間隔の箇所を検出する異常箇所検出部と、
    隣接する異常時間間隔どうしのパルス数を複数の異常時間間隔にわたって計数するパルス数計数部と、
    前記パルス数計数部での計数により得られたパルス数の配列パターンのみに基づく演算により前記クランクパルスプレート一周分の歯数を算出する歯数算出部と、
    を有するクランクパルスプレート歯数計測装置として動作させることを特徴とするクランクパルスプレート歯数計測プログラム。
  8. 請求項7に記載のクランクパルスプレート歯数計測プログラムと、
    前記演算処理装置を、前記歯数算出部で算出された前記クランクパルスプレート一周分の歯数の情報を使って、前記クランクパルスプレートが取り付けられているエンジンの回転速度を計測する速度計測部として動作させる速度計測プログラムと、
    を有することを特徴とするエンジン回転速度計測プログラム。
JP2016016807A 2016-02-01 2016-02-01 クランクパルスプレート歯数計測方法、エンジン回転速度計測方法、クランクパルスプレート歯数計測装置、エンジン回転速度計測装置、クランクパルスプレート歯数計測プログラム、およびエンジン回転速度計測プログラム Active JP6647757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016016807A JP6647757B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01 クランクパルスプレート歯数計測方法、エンジン回転速度計測方法、クランクパルスプレート歯数計測装置、エンジン回転速度計測装置、クランクパルスプレート歯数計測プログラム、およびエンジン回転速度計測プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016016807A JP6647757B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01 クランクパルスプレート歯数計測方法、エンジン回転速度計測方法、クランクパルスプレート歯数計測装置、エンジン回転速度計測装置、クランクパルスプレート歯数計測プログラム、およびエンジン回転速度計測プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017138100A JP2017138100A (ja) 2017-08-10
JP6647757B2 true JP6647757B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=59564824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016016807A Active JP6647757B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01 クランクパルスプレート歯数計測方法、エンジン回転速度計測方法、クランクパルスプレート歯数計測装置、エンジン回転速度計測装置、クランクパルスプレート歯数計測プログラム、およびエンジン回転速度計測プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6647757B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108535507B (zh) * 2018-02-08 2021-05-04 威科达(东莞)智能控制有限公司 用于增量式编码器测速的计算机存储介质
CN109520460A (zh) * 2018-12-25 2019-03-26 德恩科电机(太仓)有限公司 一种行星齿轮齿数检测机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017138100A (ja) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020065704A5 (ja)
JP6647757B2 (ja) クランクパルスプレート歯数計測方法、エンジン回転速度計測方法、クランクパルスプレート歯数計測装置、エンジン回転速度計測装置、クランクパルスプレート歯数計測プログラム、およびエンジン回転速度計測プログラム
CN107532529A (zh) 用于检测内燃发动机的反向旋转的方法和装置
CN102900525A (zh) 确定表示带齿目标的实际齿位置的信息的方法和相关设备
US7925420B2 (en) Method and device for the determination and input of fuel into an internal combustion engine on the basis of an air-fuel ratio target and ionic current sensor
JPH10259754A (ja) 内燃機関の失火診断装置
JP2013160086A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3336762B2 (ja) 内燃機関の気筒識別装置
JP5573021B2 (ja) クランク角検出装置の異常判定装置
JP2006105146A (ja) クランクシャフトの回転数を測定する方法
JPH03206342A (ja) 多気筒内燃機関の失火検出方法及びその装置
EP1287366B1 (en) Rate detection method and rate detector
KR0137194B1 (ko) 내연기관의 실화검출장치
JP2006502393A (ja) 検出ホイール
CN105452632B (zh) 用于由内燃机的凸轮轴信号来模拟内燃机的曲轴信号的方法
US11237203B2 (en) Method and device for detecting an inverted connection of a crankshaft sensor
RU2506442C2 (ru) Способ определения углового положения коленчатого вала двигателя внутреннего сгорания
JP2018062922A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2020060156A (ja) 内燃機関失火検出装置
JP2009235963A (ja) エンジンのクランク角検出方法および装置
JPH11247707A (ja) 内燃機関のクランク角度検出装置
JP7183133B2 (ja) 内燃機関失火検出装置
JPS5967459A (ja) 内燃機関の回転数検出方法
JP5929613B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6717185B2 (ja) エンジン制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6647757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250