JP6645417B2 - 車両の無人自動運転システムおよび車両 - Google Patents

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Description

本開示は、例えば、自家用自動車などの車両において、車両を乗車希望者の所在位置まで、無人で運転するための車両の無人自動運転システムおよび該無人自動運転システムを備えた車両に関する。
より詳細には、車両を乗車希望者の所在位置まで無人で運転し、車両を乗車希望者の所在位置の所定位置で車両を停止するための車両の無人自動運転システムおよび該無人自動運転システムを備えた車両に関する。
従来、完全自動運転で、自動送迎してくれる無人タクシーが注目されており、海外の一部では、公道での実験が開始されている。日本国内でも、無人自動運転システムについて、多くの研究、実験が進んでいる。
例えば、特許文献1(特許第5903352号公報)では、携帯通信端末から送信される呼び寄せ電波により、駐車位置にいる車両を、駐車位置にいる車両の中心線の方向である出庫方向から出庫させ、呼び寄せ方向に沿って、携帯通信端末の位置まで呼び寄せて、停車させる自動出庫装置が提案されている。
特許第5903352号公報
このような従来の自動送迎してくれる無人タクシーでは、例えば、携帯通信端末であるスマートホン(スマートホンアプリケーション)や、配車センターなどから、停車すべき位置を、例えば、GPSと連動した位置情報で設定できる。
しかしながら、このようなスマートホンなどを所有していない場合や、配車センターを通さない自家用自動車の場合には、ユーザ(乗車希望者)が任意の停車場所で車両を停止させる手段がないのが現状である。
また、特許文献1の自動出庫装置は、駐車位置にいる車両を、駐車位置にいる車両の中心線の方向である出庫方向から出庫させ、呼び寄せ方向に沿って、携帯通信端末の位置まで呼び寄せて、停車させるものである。
従って、車両を乗車希望者の所在位置まで、無人で運転し、車両を乗車希望者の所在位置の所定位置で、車両を停止するものではない。
このような現状に鑑み、本発明の少なくとも一つの実施形態は、スマートホンなどを所有していない場合や、配車センターを通さない自家用自動車の場合でも、車両を乗車希望者の所在位置まで無人で運転し、車両を乗車希望者の所在位置の所定位置で車両を停止することができる車両の無人自動運転システムおよび該無人自動運転システムを備えた車両を提供することを目的とする。
前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の少なくとも一つの実施形態は、車両を乗車希望者の所在位置まで、無人で運転するための車両の無人自動運転システムであって、前記車両に搭載され、当該車両の自動運転を制御するための自動運転制御装置と、前記自動運転制御装置に接続されたドアロック装置とを備え、乗車希望者が所持するとともに、前記車両の前記自動運転制御装置と無線通信されるように構成した自動ドアロック制御装置とを備え、前記自動運転制御装置が、前記乗車希望者が所持する前記自動ドアロック制御装置と前記ドアロック装置との連動により、前記車両を前記乗車希望者の所在位置の所定位置で、前記車両を停止するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、自動運転制御装置が、乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置とドアロック装置との連動により、乗車希望者の所在位置の所定位置で、車両を停止するように構成されている。
従って、例えば、FOBキー(携帯電子キー)などの乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置とドアロック装置との連動により、乗車希望者の所在位置の所定位置で、車両を停止することができる。
これにより、スマートホンなどを所有していない場合や、配車センターを通さない自家用自動車の場合でも、車両を乗車希望者の所在位置まで無人で運転し、乗車希望者の所在位置の所定位置で車両を停止することができる。
また、幾つかの実施形態では、前記自動運転制御装置の停止制御が、前記車希望者が所持する前記自動ドアロック制御装置の所定の距離範囲内に、前記車両が到達した際に、車両を停止するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置の所定の距離範囲内に、車両が到達した際に、車両を自動的に停止することができるので、極めて便利である。
また、幾つかの実施形態では、前記自動運転制御装置の停止制御が、前記乗車希望者が所持する前記自動ドアロック制御装置の所定の距離範囲内に、前記車両が到達した際に、前記車両の速度を所定の速度に低減した後、停止するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置の所定の距離範囲内に、車両が到達した際に、車両の速度を所定の速度に低減した後、停止するので、乗車希望者や、周囲の車両、周囲の歩行者などにとって、安全に停止することができる。
また、幾つかの実施形態では、前記自動運転制御装置の停止制御が、前記乗車希望者が所持する前記自動ドアロック制御装置のドアロック解錠スイッチからの解除信号に基づいて、前記車両を停止するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置のドアロック解錠スイッチからの解除信号に基づいて、車両を停止させることができる。
従って、例えば、FOBキーなどの乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置に設けられたドアロック解錠スイッチ(ドアアンロックスイッチ)、無人自動運転停車スイッチ、または、これらの兼用スイッチを作動させることで、例えば、駐停車禁止、駐車禁止の領域などを避けて、乗車希望者の希望する所定の位置で車両を停止することができ、極めて便利である。
また、幾つかの実施形態では、前記自動運転制御装置の停止制御が、前記車両の速度が所定の速度に低減した際に、前記車両のドアスイッチに前記乗車希望者が接触した際に、車両を停止するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、例えば、渋滞などで車両の速度が所定の速度に低減した際、例えば、時速4km程度に低減した際に、車両のドアスイッチを乗車希望者が実際に押すか、または、ドアスイッチを兼用するドアノブに接触するなどにより、車両を完全に停止することができる。
従って、例えば、FOBキーなどの自動ドアロック制御装置を、乗車希望者が、例えば、カバン、衣服のポケットに入れたままの状態で、車両ドアのいわゆる「スマートエントリースイッチ」を押したり、ドアスイッチを兼用するドアノブに接触するなどによりアクセスすることによって、乗車希望者の希望する所定の位置で車両を完全に停止することができ、極めて便利である。
また、幾つかの実施形態では、前記車両を前記乗車希望者の所在位置の所定位置で、前記車両を停止する際に、周囲に当該車両が停止することを知らせる停止表示装置を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、乗車希望者の所在位置の所定位置で、車両を停止する際に、例えば、路肩側の方向指示器の点滅、ハザードランプの点滅、音声による通知、液晶、LEDによる文字表示など、周囲に車両が停止することを知らせる停止表示装置を備えるので、乗車希望者や、周囲の車両、周囲の歩行者などに注意喚起することができ、安全に停止することができる。
また、幾つかの実施形態では、前記車両を乗車希望者の所在位置の所定位置で、前記車両を停止する際に、路肩側のドアロック装置が解除されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、乗車希望者の所在位置の所定位置で、車両を停止する際に、路肩側のドアロック装置が解除されるので、乗車希望者の乗り込み時の安全を確保することができるとともに、周囲車両の交通を阻害することがなく、事故のおそれを低減することができる。
また、幾つかの実施形態では、前記乗車希望者の所在位置の所定位置で前記車両を停止した後、前記乗車希望者が乗車したことが検知された際に、自動運転、または、手動運転が開始されるように構成されている。
このように構成することによって、乗車希望者の所在位置の所定位置で車両を停止した後、乗車希望者が乗車したことが検知された際に、自動運転、または、手動運転が開始されるので、円滑に車両を発進することができ、交通渋滞などが発生することがない。
また、本発明の少なくとも一つの実施形態は、前述のいずれかに記載の車両の無人自動運転システムを備えることを特徴とする車両である。
本発明によれば、自動運転制御装置が、乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置とドアロック装置との連動により、乗車希望者の所在位置の所定位置で、車両を停止するように構成されている。
従って、例えば、FOBキーなどの乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置とドアロック装置との連動により、乗車希望者の所在位置の所定位置で、車両を停止することができる。
これにより、スマートホンなどを所有していない場合や、配車センターを通さない自家用自動車の場合でも、車両を乗車希望者の所在位置まで無人で運転し、車両を乗車希望者の所在位置の所定位置で車両を停止することができる。
本発明の実施形態1に係る車両の無人自動運転システムの概略を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る車両の無人自動運転システムの作動状態を示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る車両の無人自動運転システムの作動を示すフローチャートである。 乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置26の一例であるFOBキーの概略図である。 車両ドアのいわゆる「スマートエントリースイッチ」からなる解錠スイッチ28、ドアスイッチを兼用するドアノブ30などから構成されるドアスイッチ32の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態2に係る車両の無人自動運転システムの概略を示す図1と同様なブロック図である。 本発明の実施形態2に係る車両の無人自動運転システムの作動状態を示す図2と同様な概略図である。 本発明の実施形態2に係る車両の無人自動運転システムの作動を示す図3と同様なフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る車両の無人自動運転システムの作動を示す図3と同様なフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれらに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の無人自動運転システムの概略を示すブロック図、図2は、本発明の無人自動運転システムの作動状態を示す概略図、図3は、本発明の無人自動運転システムの作動を示すフローチャート、図4は、乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置26の一例であるFOBキーの概略図、図5は、車両ドアのいわゆる「スマートエントリースイッチ」からなる解錠スイッチ28、ドアスイッチを兼用するドアノブ30などから構成されるドアスイッチ32の一例を示す概略図である。
図1において、符号10は、全体で本発明の無人自動運転システムを示している。
図2に示したように、本発明の無人自動運転システム10は、例えば、自家用自動車などの車両Cを、乗車希望者(ユーザー)Aの所在位置Bまで、無人で運転するための車両の無人自動運転システムである。
そして、図1に示したように、無人自動運転システム10は、車両Cに搭載され、車両Cの自動運転を制御するためのエンジンコントロールユニット(ECU)から構成される自動運転制御装置12を備えている。
また、自動運転制御装置12は、エンジンである動力部14、ブレーキ16、および、ステアリング18に接続され、これらを制御するように構成されている。
さらに、自動運転制御装置12は、ドアロック装置11を構成するドアロック管理制御装置(ECU)20に接続されている。そして、このドアロック管理制御装置20は、ドアロック装置11を構成し、ドアロックを作動させるドアロックアクチュエーター22を制御するように構成されている。
すなわち、図1に示したように、車両Cには、例えば、FOBアンテナから構成されるアンテナ24が備えられている。そして、このアンテナ24を介して、例えば、図4に示したように、FOBキーなどの乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置26と、ドアロック管理制御装置20との間で、無線通信されるように構成されている。
また、図1、図5に示したように、ドアロック管理制御装置20は、車両ドアのいわゆる「スマートエントリースイッチ」からなる解錠スイッチ28、ドアスイッチを兼用するドアノブ30などから構成される、ドアロック装置11を構成するドアスイッチ32と接続されている。
これにより、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26の所定の距離範囲内に、車両が位置する際に、乗車希望者Aがドアロックを解除するには、乗車希望者Aが、自動ドアロック制御装置26に設けられた解錠スイッチ(ドアアンロックスイッチ)26aを押せば良いように構成されている。
その結果、アンテナ24を介して、ドアロック管理制御装置20の制御によって、ドアロック解錠スイッチ26aからの解除信号に基づいて、ドアロックアクチュエーター22を作動させて、ドアロックを解除するようになっている。
また、図1に示したように、アンテナ24は、自動運転制御装置12に接続されている。
また、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26の所定の距離範囲内に、車両が位置する際に、乗車希望者Aがドアロックを解除するには、乗車希望者Aが、車両Cの解錠スイッチ28、ドアスイッチを兼用するドアノブ30などから構成されるドアスイッチ32に接触するようにアクセスすれば良いように構成されている。
これにより、例えば、FOBキーなどの自動ドアロック制御装置26を、乗車希望者Aが、例えば、カバン、衣服のポケットに入れたままの状態で、車両ドアの解錠スイッチ28を押したり、ドアスイッチを兼用するドアノブ30に接触するなどにより、ドアスイッチ32に接触するようにアクセスすることによって、ドアロックを解除することができるように構成されている。
このように構成される本発明の無人自動運転システム10では、自動運転制御装置12が、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26と、ドアロック装置11との連動により、車両Cを乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で、車両Cを停止するように構成されている。
具体的には、この実施形態の無人自動運転システム10では、図3に示したフローチャートのように作動されるようになっている。
先ず、ステップS1において、無人自動運転処理が開始される。そして、ステップS2において、自動運転制御装置12において、ドアロック管理制御装置20から、ドアアンロック信号を受信したか否かが判断される。
すなわち、ステップS2において、ドアロック管理制御装置20から、ドアロックアクチュエーター22が作動して、ドアロックがされていない、ドアアンロック信号を、自動運転制御装置12が受信した場合には、ステップS3に進み、走行中にドアが開くおそれがあるので、車両Cの走行が、即時に停止される。
一方、ステップS2において、ドアロック管理制御装置20から、ドアロックアクチュエーター22が作動して、ドアロックがされており、ドアアンロック信号を、自動運転制御装置12が受信しない場合には、ステップS4に進む。
そして、ステップS4において、自動運転、すなわち、通常走行へ移行するように、車速制御が実行される。
次に、ステップS5に進み、乗車希望者Aが所持する、例えば、FOBキーなどの自動ドアロック制御装置26が、所定の距離範囲内(有効ゾーン内)にあるか否かが、自動運転制御装置12において判断される。
ステップS5において、自動運転制御装置12により、自動ドアロック制御装置26が、所定の距離範囲内(有効ゾーン内)にないと判断された場合には、ステップS4に戻り、自動運転、すなわち、通常走行へ移行するように、車速制御が実行される。
一方、ステップS5において、自動運転制御装置12により、自動ドアロック制御装置26が、所定の距離範囲内(有効ゾーン内)にあると判断された場合には、ステップS6に進む。
そして、ステップS6において、車両の速度を、例えば、時速4km程度の所定の速度に低減(極低速走行)へ移行するように、車速制御が実行される。
次に、ステップS7において、再び、乗車希望者Aが所持する、例えば、FOBキーなどの自動ドアロック制御装置26が、所定の距離範囲内(有効ゾーン内)にあるか否かが、自動運転制御装置12において判断される。
そして、ステップS7において、自動運転制御装置12により、自動ドアロック制御装置26が、所定の距離範囲内(有効ゾーン内)にないと判断された場合には、ステップS4に戻り、自動運転、すなわち、通常走行へ移行するように、車速制御が実行される。
一方、ステップS7において、自動運転制御装置12により、自動ドアロック制御装置26が、所定の距離範囲内(有効ゾーン内)にあると判断された場合には、ステップS8に進む。
そして、ステップS8において、自動運転制御装置12において、ドアロック管理制御装置20から、ドアアンロック信号を受信したか否かが判断される。
すなわち、ステップS8において、ドアロック管理制御装置20から、ドアアンロック信号を、自動運転制御装置12が受信した場合には、ステップS3に進み、車両Cの走行が、停止される。
一方、ステップS8において、ドアロック管理制御装置20から、ドアアンロック信号を、自動運転制御装置12が受信しない場合には、再び、ステップS7に戻る。
すなわち、ステップS7において、再び、乗車希望者Aが所持する、例えば、FOBキーなどの自動ドアロック制御装置26が、所定の距離範囲内(有効ゾーン内)にあるか否かが、自動運転制御装置12において判断されるようになっている。
この場合、ステップS8において、自動運転制御装置12において、ドアロック管理制御装置20から、ドアアンロック信号を受信したか否かの判断は、以下のようにして行われる。
すなわち、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26の所定の距離範囲内に、車両が位置する際に、乗車希望者Aがドアロックを解除するために、乗車希望者Aが、自動ドアロック制御装置26に設けられた解錠スイッチ(ドアアンロックスイッチ)26aを押したか否かが判断されるようになっている。
その結果、アンテナ24を介して、ドアロック管理制御装置20の制御によって、ドアロック解錠スイッチ26aからの解除信号に基づいて、ドアロックアクチュエーター22を作動させて、ドアロックを解除するようになっているとともに、ステップS3に進み、車両Cの走行が、停止される。
また、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26の所定の距離範囲内に、車両が位置する際に、乗車希望者Aがドアロックを解除するために、乗車希望者Aが、車両Cの解錠スイッチ28、ドアスイッチを兼用するドアノブ30などから構成されるドアスイッチ32に接触するようにアクセスしたか否かが判断されるようになっている。
これにより、例えば、FOBキーなどの自動ドアロック制御装置26を、乗車希望者Aが、例えば、カバン、衣服のポケットに入れたままの状態で、車両ドアの解錠スイッチ28を押したり、ドアスイッチを兼用するドアノブ30に接触するなどにより、ドアスイッチ32にアクセスすることによって、ドアロックを解除するようになっているとともに、ステップS3に進み、車両Cの走行が、停止される。
このように構成することによって、自動運転制御装置12が、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26とドアロック装置11(ドアロック管理制御装置20、ドアロックアクチュエーター22)との連動により、車両Cを乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で、車両Cを停止するように構成されている。
従って、例えば、FOBキーなどの乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26とドアロック装置11(ドアロック管理制御装置20、ドアロックアクチュエーター22)との連動により、車両Cを乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で、車両を停止することができる。
これにより、スマートホンなどを所有していない場合や、配車センターを通さない自家用自動車の場合でも、車両Cを乗車希望者Aの所在位置Bまで、無人で運転し、乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で、車両Cを停止することができる。
また、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26の所定の距離範囲内に、車両Cが到達した際に、車両Cを自動的に停止することができるので、極めて便利である。
さらに、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26の所定の距離範囲内に、車両Cが到達した際に、車両の速度を所定の速度に低減した後、停止するので、乗車希望者Aや、周囲の車両、周囲の歩行者などにとって、安全に停止することができる。
また、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26のドアロック解錠スイッチ26aからの解除信号に基づいて、車両Cを停止させることができる。
従って、図4に示したように、例えば、FOBキーなどの乗車希望者が所持する自動ドアロック制御装置26に設けられたドアロック解錠スイッチ(ドアアンロックスイッチ)26a、無人自動運転停車スイッチ26b、または、図示しないが、これらの兼用スイッチを作動させることで、例えば、駐停車禁止、駐車禁止の領域などを避けて、乗車希望者Aの希望する所定の位置で車両Cを停止することができ、極めて便利である。
また、例えば、渋滞などで車両Cの速度が所定の速度に低減した際、もしくは、車両Cの速度が所定の速度、例えば、時速4km程度に低減した際、または、赤信号によって信号停止中の際に、車両Cの解錠スイッチ28を乗車希望者Aが実際に押すか、または、ドアスイッチを兼用するドアノブ30などから構成されるドアスイッチ32に接触するなどによりアクセスした際に、車両を完全に停止することができる。
従って、例えば、FOBキーなどの自動ドアロック制御装置26を、乗車希望者Aが、例えば、カバン、衣服のポケットに入れたままの状態で、車両ドアのいわゆる「スマートエントリースイッチ」である解錠スイッチ28を押したり、ドアスイッチを兼用するドアノブ30などから構成されるドアスイッチ32に接触するなどによりアクセスすることによって、乗車希望者Aの希望する所定の位置で車両を完全に停止することができ、極めて便利である。
なお、車両Cを乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で停止する際に、路肩側のドアロック装置が解除されるように構成するのが望ましい。
このように構成することによって、乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で、車両Cを停止する際に、路肩側のドアロック装置11が解除されるので、乗車希望者Aの乗り込み時の安全を確保することができるとともに、周囲車両の交通を阻害することがなく、事故のおそれを低減することができる。
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2の無人自動運転システムの概略を示す図1と同様なブロック図、図7は、本発明の別の実施形態の無人自動運転システムの作動状態を示す図2と同様な概略図、図8は、本発明の別の実施形態の無人自動運転システムの作動を示す図3と同様なフローチャートである。
この実施形態の無人自動運転システム10は、図1〜図5に示した実施形態1の無人自動運転システム10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施形態の無人自動運転システム10は、図6〜図8に示したように、車両Cを乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で、車両を停止する際に、周囲に車両が停止することを知らせる停止表示装置34を、自動運転制御装置12に接続して制御するように構成している。
すなわち、図8のフローチャートに示したように、ステップS3において、車両Cの走行が停止される前に、ステップS3’において、周囲に車両が停止することを知らせる停止表示装置34を作動するように構成されている。
このように構成することによって、乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で、車両Cを停止する際に、図7に示したように、例えば、路肩側の方向指示器36の点滅、ハザードランプ38の点滅、音声装置による通知40、車両Cの後部の窓などに設けた液晶、LEDによる文字表示42など、周囲に車両が停止することを知らせる停止表示装置34を備えるので、乗車希望者Aや、周囲の車両、周囲の歩行者などに注意喚起することができ、安全に停止することができる。
(実施形態3)
図9は、本発明の実施形態3の無人自動運転システムの作動を示す図3と同様なフローチャートである。
この実施形態3の無人自動運転システム10は、図1〜図8に示した実施形態1〜実施形態2の無人自動運転システム10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施形態の無人自動運転システム10では、乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で車両Cを停止した後、乗車希望者Aが乗車したことが検知された際に、自動運転、または、手動運転が開始されるように構成している。
すなわち、図9のフローチャートに示したように、ステップS3において、車両Cの走行が停止された後、ステップS9において、乗車希望者Aが車両Cに乗車した否かが判断されるようになっている。
そして、乗車希望者Aが車両Cに乗車したと判断された場合には、ステップS10に進み、自動運転、または、手動運転が開始される。
一方、乗車希望者Aが車両Cに乗車していないと判断された場合には、ステップS3に戻り、車両Cの走行が停止した状態が維持されるように構成されている。
このように構成することによって、乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で車両Cを停止した後、乗車希望者Aが乗車したことが検知された際に、自動運転、または、手動運転が開始されるので、円滑に車両を発進することができ、交通渋滞などが発生することがない。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施形態では、車両として、自家用自動車に適用したが、トラック、フォークリフトなどの商用車など、その他の車両一般に適用できる。
また、上記実施形態では、自動ドアロック制御装置26として、例えば、FOBキーについて説明したが、例えば、自動車のドアロックを制御するプログラムを組み込んだスマートホンアプリケーションがインストールされた、携帯通信端末であるスマートホンを用いることも可能である。
さらに、上記実施形態では、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26の所定の距離範囲内に、車両Cが位置する際に、乗車希望者Aが、自動ドアロック制御装置26に設けられた解錠スイッチ(ドアアンロックスイッチ)26aを押したか否かの判断、または、乗車希望者Aが、車両Cの解錠スイッチ28、ドアスイッチを兼用するドアノブ30などから構成されるドアスイッチ32にアクセスしたか否かの判断を行うように構成している。
しかしながら、乗車希望者Aが所持する自動ドアロック制御装置26の所定の距離範囲内に、車両Cが位置することを検知した際に、乗車希望者Aが何ら操作を行うことなく、自動的に車両Cを乗車希望者Aの所在位置Bの所定位置で停止するように制御することも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、スマートホンなどを所有していない場合や、配車センターを通さない自家用自動車の場合でも、車両を乗車希望者の所在位置まで無人で運転させ、車両を乗車希望者の所在位置の所定位置で車両を停止させることができるので、車両の無人自動運転システムおよび該無人自動運転システムを備えた車両への利用に適している。
10 無人自動運転システム
11 ドアロック装置
12 自動運転制御装置
14 動力部
16 ブレーキ
18 ステアリング
20 ドアロック管理制御装置
22 ドアロックアクチュエーター
24 アンテナ
26 自動ドアロック制御装置
26a ドアロック解錠スイッチ
26b 無人自動運転停車スイッチ
28 解錠スイッチ
30 ドアノブ
32 ドアスイッチ
34 停止表示装置
36 路肩側の方向指示器
38 ハザードランプ
40 音声装置による通知
42 文字表示
A 乗車希望者
B 所在位置
C 車両

Claims (7)

  1. 車両を乗車希望者の所在位置まで、無人で運転するための車両の無人自動運転システムであって、
    前記車両に搭載され、当該車両の自動運転を制御するための自動運転制御装置と、
    前記自動運転制御装置に接続されたドアロック装置と、
    乗車希望者が所持するとともに、前記車両の前記自動運転制御装置と無線通信されるように構成した自動ドアロック制御装置と、を備え、
    前記自動運転制御装置は、前記乗車希望者が所持する前記自動ドアロック制御装置のドアロック解除スイッチからの解除信号に基づいて、又は前記車両の速度が所定の速度に低減した際に、前記車両のドアスイッチに前記乗車希望者が接触することによるドアロックの解除に連動して、前記車両を前記乗車希望者の所在位置の所定位置で停止するように構成されていることを特徴とする車両の無人自動運転システム。
  2. 前記自動運転制御装置の停止制御が、前記乗車希望者が所持する前記自動ドアロック制御装置の所定の距離範囲内に、前記車両が到達した際に、車両を停止するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の無人自動運転システム。
  3. 前記自動運転制御装置の停止制御が、前記乗車希望者が所持する前記自動ドアロック制御装置の所定の距離範囲内に、前記車両が到達した際に、前記車両の速度を所定の速度に低減した後、停止するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の無人自動運転システム。
  4. 前記車両を前記乗車希望者の所在位置の所定位置で、前記車両を停止する際に、周囲に当該車両が停止することを知らせる停止表示装置を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両の無人自動運転システム。
  5. 前記乗車希望者の所在位置の所定位置で前記車両を停止する際に、路肩側のドアロック装置が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両の無人自動運転システム。
  6. 前記乗車希望者の所在位置の所定位置で前記車両を停止した後、前記乗車希望者が乗車したことが検知された際に、自動運転、または、手動運転が開始されるように構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両の無人自動運転システム。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の車両の無人自動運転システムを備えることを特徴とする車両。
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