JP6645311B2 - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像処理装置およびそれに関連する技術に関する。
近年、MFP等の画像処理装置においてもウエブブラウザ(以下、単にブラウザとも称する)が設けられ、様々なウエブサーバ(以下、単にサーバとも称する)と通信することが可能である(特許文献1参照)。
また、MFPのブラウザは、MFPの外部に設けられたサーバ(外部サーバ)と通信することが可能であるとともに、MFPの内部に設けられたサーバ(内部サーバ)と通信することも可能である。
たとえば、MFPのブラウザとMFPの内部サーバとの通信に関しては、ブラウザが内部サーバを介してMFPの情報を取得し、取得した情報を当該ブラウザのウインドウ画面に表示することが可能である。より詳細には、MFPのブラウザが、MFPの各種の設定項目等に関する情報をMFPの内部サーバを介してMFP(詳細にはMFP内部の記憶部)から取得し、MFPの設定項目に関するメニュー画面(操作画面)を表示することができる。すなわち、ブラウザを利用して、MFPの操作画面を構築することが可能である。このような操作画面を表示する技術においては、ウエブベース形式で記述された表示用データが、ブラウザによって解釈され、表示画面(画像)として可視化される。
また、MFPのブラウザは、外部サーバとも通信することが可能であり、一般的なウエブページ等を表示することも可能である。なお、MFPのブラウザは、内部サーバと通信して操作画面以外のページを表示することも可能である。
このように、MFPにおいては、操作画面のみならず他の種類の画面をも含む各種の画面が当該ブラウザを用いて表示される。
特開2012−039356号公報
ところで、MFPの操作パネル(表示部)は徐々に大型化しており、操作パネルの画素数も増大している。
このような操作パネルにおいて従来の操作画面(より詳細にはウエブページコンテンツとして記述された操作画面)を表示させる場合、従来の操作画面をそのままの画素数で表示すると、たとえば操作パネルの右端および下端において空白領域が発生する(図21の下段参照(後述))。これでは、操作画面自体の大きさも変わらないため、パネルの画素数の増大を十分に生かせていない。また、見栄えも悪い。
これに対して、表示対象のウエブページコンテンツを新たなパネルサイズを考慮して拡大して表示させることが考えられる。
しかしながら、表示対象のウエブコンテンツの中には、操作画面以外のコンテンツもが含まれている。このようなコンテンツを表示する際に一律に拡大してしまうと、不都合が生じることもある。
具体的には、コンテンツを拡大表示することによれば文字は大きくなるものの表示対象領域にて表示される情報量(文字数等)は増えない(図23参照(後述))。コンテンツに依っては、表示対象領域にて表示される情報量を増やした方が良いにもかかわらず、パネルの大型化の恩恵を十分に享受できていないことがある。たとえば、せっかくパネルサイズが大きくなったにもかかわらず、表示対象コンテンツにおける現在の表示対象部分に隣接する隣接部分(右側部分あるいは下側部分等)に記載された情報を得るために依然としてスクロール操作を求められること等がある。このようなコンテンツに関しては、寧ろ拡大表示しない方が好ましい。
そこで、この発明は、コンテンツの種類に応じてブラウザにて適切な表示を行うことが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像処理装置であって、ブラウザの表示対象コンテンツの種類を判定する判定手段と、前記画像処理装置の表示部の大きさに関する情報を取得する取得手段と、前記表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザを用いて前記表示部に表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツであると判定される場合、前記表示対象コンテンツでの大きさ指定の有無にかかわらず、前記表示対象コンテンツを前記表示部の大きさに合わせて拡大して表示し、前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツではないと判定される場合、前記表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って前記表示対象コンテンツを表示し、前記判定手段は、前記表示対象コンテンツの画素数サイズを前記表示部の画素数サイズに合わせるべき旨を予め指定する記述が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツではないと判定することを特徴とする。
請求項2の発明は、画像処理装置であって、ブラウザの表示対象コンテンツの種類を判定する判定手段と、前記画像処理装置の表示部の大きさに関する情報を取得する取得手段と、前記表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザを用いて前記表示部に表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツであると判定される場合、前記表示対象コンテンツでの大きさ指定の有無にかかわらず、前記表示対象コンテンツを前記表示部の大きさに合わせて拡大して表示し、前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツではないと判定される場合、前記表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って前記表示対象コンテンツを表示し、前記判定手段は、表示対象媒体ごとに表示スタイルを規定する記述が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツではないと判定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記表示対象コンテンツの横方向画素数サイズに対する前記表示部の横方向画素数サイズの割合である第1の値と前記表示対象コンテンツの縦方向画素数サイズに対する前記表示部の縦方向画素数サイズの割合である第2の値とのうち比較的小さな値を拡大率として定め、当該拡大率で前記表示対象コンテンツを拡大して表示することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、前記表示対象コンテンツにおける背景画像の属性情報に基づき背景画像の画素数サイズが固定値で指定されていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツとして判定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記背景画像の横方向画素数サイズに対する前記表示部の横方向画素数サイズの割合である第1の値と前記背景画像の縦方向画素数サイズに対する前記表示部の縦方向画素数サイズの割合である第2の値とのうち比較的小さな値を拡大率として定め、当該拡大率で前記表示対象コンテンツを拡大して表示することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4の発明に係る画像処理装置において、前記表示制御手段は、縦方向と横方向とのうち一方の方向にのみ前記背景画像のサイズに関する指定が存在する場合には、前記背景画像の前記一方の方向の画素数サイズに対する前記表示部の前記一方の方向の画素数サイズの割合を拡大率として定め、当該拡大率で前記表示対象コンテンツを拡大して表示することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、前記表示対象コンテンツのファイル名称に特定の予約語が含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツとして判定することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、表示サイズに関する特定のカスタマイズ属性が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツとして判定することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、コンテンツ種類に関する特定のカスタマイズ属性が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツとして判定することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記特定の種類のコンテンツは、その表示サイズが固定値で指定された種類のコンテンツであることを特徴とする。
請求項11の発明は、コンピュータに、a)ブラウザでの表示対象コンテンツの種類を判定するステップと、b)前記ブラウザの表示画面を表示する表示部の大きさに関する情報を取得するステップと、c)前記表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザを用いて前記表示部に表示するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップc)は、c−1)前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツであると判定される場合、前記表示対象コンテンツ内での拡大指定の有無にかかわらず、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザの表示画面の大きさに合わせて拡大して表示するステップと、c−2)前記表示対象コンテンツが前記特定の種類のコンテンツではないと判定される場合、前記表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って前記表示対象コンテンツを表示するステップと、を有し、前記ステップa)においては、前記表示対象コンテンツの画素数サイズを前記表示部の画素数サイズに合わせるべき旨を予め指定する記述が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定される場合、当該表示対象コンテンツは前記特定の種類のコンテンツではないと判定されることを特徴とする。
請求項12の発明は、コンピュータに、a)ブラウザでの表示対象コンテンツの種類を判定するステップと、b)前記ブラウザの表示画面を表示する表示部の大きさに関する情報を取得するステップと、c)前記表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザを用いて前記表示部に表示するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップc)は、c−1)前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツであると判定される場合、前記表示対象コンテンツ内での拡大指定の有無にかかわらず、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザの表示画面の大きさに合わせて拡大して表示するステップと、c−2)前記表示対象コンテンツが前記特定の種類のコンテンツではないと判定される場合、前記表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って前記表示対象コンテンツを表示するステップと、を有し、前記ステップa)においては、表示対象媒体ごとに表示スタイルを規定する記述が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定される場合、当該表示対象コンテンツは前記特定の種類のコンテンツではないと判定されることを特徴とする。
請求項1から請求項12に記載の発明は、コンテンツの種類に応じてブラウザにて適切な表示を行うことが可能である。
第1実施形態に係る画像形成システムを示す図である。 MFPの概略構成を示す機能ブロック図である。 MFPにおけるプログラム構成等を示す図である。 MFPの動作を示すフローチャートである。 「サイズ固定コンテンツ」の一例を示す図である。 自動拡大処理の一例を示す概念図である。 図6と同様の内容を詳細に示す図である。 自動拡大処理の別の例を示す概念図である。 図8と同様の内容を詳細に示す図である。 自動拡大処理のさらに別の例を示す概念図である。 図10と同様の内容を詳細に示す図である。 VIEWPORT属性によるサイズ指定を有するコンテンツを示す図である。 図12のコンテンツが表示される様子を示す図である。 「サイズ固定コンテンツ」以外のコンテンツの一例を示す図である。 図14のコンテンツが表示される様子を示す図である。 第2実施形態に係る動作を示すフローチャートである。 特定のカスタマイズ属性(サイズ)を用いた指定を示す図である。 特定のカスタマイズ属性(種類)を用いた指定を示す図である。 表示対象コンテンツのファイル名を示す図である。 変形例に係るシステムを示す図である。 比較例に係る表示例を示す図である。 比較例に係る表示例を示す図である。 比較例に係る表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.システム構成概要>
図1は、第1実施形態に係る画像処理システム1(1Aとも称する)を示す図である。図1に示すように、この画像処理システム1は、画像処理装置10と外部サーバ80とを備える。
本システム1における各要素10,80は、それぞれ、ネットワーク108を介して互いに通信可能に接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。
<1−2.画像処理装置の構成>
この実施形態では、画像処理装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。MFP10は、画像形成装置とも称される。なお、MFP10は、各種の情報を表示することが可能な装置であることから、情報表示装置などとも称される。同様に、画像処理システム1は、情報表示システムなどとも称される。
図2は、MFP10の概略構成を示す機能ブロック図である。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、入出力部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。
入出力部6は、MFP10に対する入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられ、当該操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル(操作パネルあるいは表示パネルとも称する)25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの操作入力を受け付けることが可能である。たとえば、タッチパネル25においては、メニュー画面等の各種の画面(ボタン画像等を含む)等が表示される。操作者は、タッチパネル25内に仮想的に配置されるボタン(ボタン画像で表現されるボタン)を押下することによって、MFP10の各種動作内容を設定することなどが可能である。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(より詳細には、プログラムモジュール群)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該ソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介してMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは当該プログラムは、ネットワーク108等を介してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
図3は、MFP10におけるプログラム構成等を示す図である。図3に示されるように、MFP10において動作するアプリケーションソフトウエアプログラム(以下、単にアプリケーションとも称する)としては、内部サーバ30(詳細には、ウエブサーバとしての機能等を実現するプログラムモジュール群)、およびプログラムP1(ウエブブラウザ機能を有するアプリケーション)等が存在する。
プログラムP1のウエブブラウザは、外部サーバ80に対するアクセスが可能であるとともに、内部サーバ30に対するアクセスも可能である。
プログラムP1は、ウエブブラウザ(単にブラウザとも称する)機能を利用して内部ウエブサーバ(単に内部サーバとも称する)30と通信する。プログラムP1は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)およびスクリプト(PYTHON等のスクリプト言語で記述されたスクリプト)等を用いることによって、内部サーバ30と連携しつつ各種の処理を実行する。なお、内部サーバ30は、IWS(インターネットウエブサーバないしインターナルウエブサーバ)等とも称される。
プログラムP1は、内部サーバ30と連携して、ブラウザ機能を利用して表示画面(MFP10の操作画面等)を表示し、当該操作画面等を介して各種の操作入力を受け付ける。
より詳細には、内部サーバ30内の特定アドレスが最初のアクセス先(D1)としてプログラムP1に登録されており、当該プログラムP1はウエブブラウザ機能を用いて先ず当該特定アドレス(たとえば、mfp://iwsapp.html)にアクセスする。そして、当該プログラムP1は、当該特定アドレスに格納された表示用データ(HTML(HyperText Markup Language)等のページ記述言語で記述された表示用データ)に基づき、MFP10内のウエブブラウザ機能を用いて最初の操作画面を表示する。なお、その後、ユーザの操作に応じて、当該プログラムP1は、当該プログラムP1内に格納されているアクセス先(詳細には、当該アクセス先のURL(Uniform Resource Locator))(最初のアクセス先D1とは異なるアクセス先)の情報に基づき次の操作画面を表示する。このような動作を繰り返すことによって、各操作画面を用いてMFP10に対する各種の操作入力が行われる。
また、プログラムP1は、外部サーバ80と連携して、各種のウエブコンテンツに関する表示画面をタッチパネル25に表示し、当該表示画面を介して各種の操作入力を受け付けることも可能である。
このように、プログラムP1は、ブラウザを用いて各種の画面(ブラウザの表示画面)をタッチパネル25に表示するとともに、ブラウザを用いて各種の操作入力を受け付ける。
また、図2にも示すように、コントローラ9は、プログラムP1を実行することによって、通信制御部11と取得部13と解析部15と表示制御部16とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(外部サーバ80等)との間の通信動作等を制御する処理部である。また、通信制御部11は、内部サーバ30との間の通信動作をも制御する。
取得部13は、MFP10のタッチパネル25(表示部)の大きさに関する情報(画素サイズ情報)を(自装置の格納部5から)取得する処理部である。
解析部15は、ブラウザ(プログラムP1)の表示対象コンテンツを解析する処理部である。たとえば、解析部15は、当該表示対象コンテンツの種類を判定する判定処理等を実行する。より詳細には、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツ(「サイズ固定コンテンツ」)であるか否かが判定される。なお、解析部15は、判定処理を行う処理部であることから、判定部とも称される。
表示制御部16は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部16は、ブラウザの表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、当該表示対象コンテンツをタッチパネル25(表示部)に表示する動作を制御する。
<1−3.動作>
<概略>
この実施形態では、新型のMFP10のタッチパネル25B等にて各種のコンテンツ(表示対象コンテンツ)を表示する際に、当該表示対象コンテンツの種類に応じて表示動作が制御される。
具体的には、まず、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツ(より詳細には、そのサイズが固定値で指定されたコンテンツ(「サイズ固定コンテンツ」とも称する))であるか否かが判定され、その判定結果に応じて、表示対象コンテンツが2つに区別される。すなわち、表示対象コンテンツは、特定の種類のコンテンツである第1の種類のコンテンツとそれ以外の種類のコンテンツである第2の種類のコンテンツとに大別される。
そして、表示対象コンテンツが第1の種類のコンテンツ(「サイズ固定コンテンツ」)であると判定される場合、表示対象コンテンツ内での大きさ指定(拡大指定等)の有無にかかわらず、表示対象コンテンツはブラウザの表示画面の大きさ(ここではタッチパネル25(25B)の大きさ)に合わせて拡大されて表示される(図7等参照(後述))。端的に言えば、「サイズ固定コンテンツ」に関しては自動拡大処理(後述)が施される。なお、第1の種類のコンテンツの中には、内部サーバ30にアクセスすることによって表示されるもののみならず、外部サーバ80にアクセスすることによって表示されるものも存在する。
一方、表示対象コンテンツが第1の種類のコンテンツ(「サイズ固定コンテンツ」)ではないと判定される場合、表示対象コンテンツは、当該表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って表示される(図15参照(後述))。端的に言えば、第2の種類のコンテンツ(「サイズ固定コンテンツ」以外のコンテンツ)に関しては、自動拡大処理は施されず、当該コンテンツ内での指定内容(拡大率等)に従って表示される。なお、第2の種類のコンテンツとしては、内部サーバ30にアクセスすることによって表示されるものと外部サーバ80にアクセスすることによって表示されるものとの双方が存在する。
<属性情報に基づくコンテンツ種類判定>
この実施形態では、表示対象コンテンツが第1の種類のコンテンツ(「サイズ固定コンテンツ」)であるか否かが、当該表示対象コンテンツ内の属性情報等に基づいて判定される。
具体的には、表示対象コンテンツ内の背景画像の大きさが「Background属性」を用いて固定値(特定の値)で指定されている場合には、当該コンテンツの幅または高さが指定されていると判定されるとともに、当該表示対象コンテンツは、「サイズ固定コンテンツ」であると判定される。
たとえば、図5に示すような操作画面210(MFPのタッチパネル25等に表示される操作画面)は、「サイズ固定コンテンツ」(その表示サイズが固定値で指定されたコンテンツ)である。操作画面210は、タッチパネル25(旧型のMFPのタッチパネル25A等)のサイズに合わせて作成される。より具体的には、操作画面210(コンテンツ)は、その表示領域の全体の大きさが固定値で指定されるとともに、当該表示領域内の各操作部材の大きさおよび配置位置が固定値で指定されることによって作成される。より具体的には、そのような指定内容がページ記述言語(HTML等)によって記述されたデータファイルとして作成される。ここでは、当該操作画面210(「サイズ固定コンテンツ」)が旧型のMFPのタッチパネル25A向けに既に作成されている状況を想定する。
「サイズ固定コンテンツ」においては、当該コンテンツの全体の大きさがタッチパネル25(たとえば旧型のMFPのタッチパネル25A等)の大きさ(たとえば、640画素×400画素)に合致するように、表示対象コンテンツ内の背景画像の大きさが、Background属性を用いて特定の値(固定値))が指定されることが多い。より詳細には、「background-size: 640px 400px」との記述によって、当該コンテンツの全体の大きさが、640画素×400画素に指定される。換言すれば、背景画像の大きさは、一般的に当該コンテンツの大きさに等しい。そして、このような当該Background属性(詳細には、background-size属性)を用いたサイズ指定の記述を有するコンテンツは、その表示サイズが指定されているコンテンツであると判定されるとともに、「サイズ固定コンテンツ」であると判定される。また、背景画像の大きさが当該コンテンツの大きさであると判定される。
このような「サイズ固定コンテンツ」(旧型のMFPのタッチパネル25A向けのコンテンツ)を新型のMFP10のタッチパネル25Bにて表示する際には、当該コンテンツはブラウザの表示画面の大きさ(タッチパネル25Bの大きさ)に合わせて拡大されて表示される(図7等参照(後述))。
これによれば、操作画面210が新たなタッチパネル25Bに拡大して表示されるので、比較的大きなタッチパネル25Bの表示領域を有効に利用することができる。
一方、それ以外の場合(表示対象コンテンツ内の背景画像の大きさがBackground属性を用いて指定されていない場合)には、基本的には、当該表示対象コンテンツは、「サイズ固定コンテンツ」ではないと判定される。そして、当該表示対象コンテンツは、その指定内容に従ってタッチパネル25Bにて表示される。
これによれば、新たなタッチパネル25Bにおいて表示対象コンテンツがその指定内容に従って表示されるので、無用な自動拡大処理による弊害を回避することが可能である。
<優先的な除外処理>
また、表示対象コンテンツ内の背景画像の大きさがBackground属性を用いて指定されているか否かにかかわらず、次の2つの条件C1,C2のいずれかが成立するときには、常に表示対象コンテンツは「サイズ固定コンテンツ」ではないと判定される。
1つ目の条件C1は、表示対象コンテンツの画素数サイズを表示部の画素数サイズに合わせるべき旨を予め指定する記述(VIEWPORT属性等)が表示対象コンテンツに含まれていると判定されることである。当該条件C1が充足される場合、表示対象コンテンツは特定の種類(第1の種類)のコンテンツではないと判定される。
たとえば、コンテンツの横幅をパネルの横幅に合わせる旨を指定した記述(ページ記述言語での記述)が表示対象コンテンツに含まれていると判定される場合、当該表示対象コンテンツは第2の種類のコンテンツであると判定される。より詳細には、「<meta name="viewport" content="width=device-width">」との記述によって、コンテンツの横幅をパネルの横幅に合わせる旨が指定される。
また、コンテンツの縦幅(高さ)をパネルの縦幅(高さ)に合わせる旨を指定した記述(ページ記述言語での記述)が表示対象コンテンツに含まれていると判定される場合にも、当該表示対象コンテンツは、特定の種類(第1の種類)のコンテンツではないと判定される。
このように、条件C1を充足するコンテンツ(VIEWPORT属性を用いてコンテンツの横幅をパネルの横幅に合わせる旨が指定されたコンテンツ等)は、特定の種類(第1の種類)のコンテンツではないと判定される。換言すれば、条件C1を充足する当該コンテンツは、第2の種類のコンテンツであると判定される。
そして、第2の種類のコンテンツに関しては、「サイズ固定コンテンツ」に対する自動拡大表示は適用されず、当該コンテンツ内に含まれる指定内容に従って当該コンテンツが表示される。
たとえば、上述のように、ウエブページにおいてVIEWPORT属性を用いた記述によって、コンテンツの横幅をパネルの横幅に合わせる旨が指定される場合には、当該指定された表示サイズで表示されることが当該コンテンツの作成者によって意図されていることを重視し、ブラウザ側で独自の自動拡大処理を行わないようにする。これによれば、後述するように、コンテンツの作成者の意図に反する表示処理によって表示異常が発生すること、を防止することが可能である。すなわち、より適切な表示が行われ得る。
このように、表示対象コンテンツの画素数サイズを表示部の画素数サイズに合わせるべき旨を予め指定する記述(VIEWPORT属性等)を有するコンテンツに関しては、当該記述に基づいて表示されることが優先されるので、より適切な表示が行われ得る。
2つ目の条件C2は、表示対象メディア(媒体)に応じて表示スタイルを規定する記述(MEDIA属性)が表示対象コンテンツに含まれていると判定されることである。当該条件C2が充足される場合、当該表示対象コンテンツは特定の種類(第1の種類)のコンテンツではないと判定される。そして、第2の種類のコンテンツに関しては、「サイズ固定コンテンツ」に対する自動拡大表示は適用されず、当該コンテンツ内に含まれる指定内容に従って当該コンテンツが表示される。
たとえば、ウエブページにおいてはMEDIA属性を利用した記述によって、表示対象メディアごとに表示スタイルを規定することが可能である。詳細には、MEDIA属性の記述において、「screen」(パソコンなどのスクリーン)および「handheld」(携帯機器)などの媒体ごとに、個別の表示スタイル(スタイルシート等)を指定することが可能である。このように表示スタイルが媒体毎に予め指定されているコンテンツは、当該指定された表示スタイルで表示されることが当該コンテンツの作成者によって意図されていることを重視し、ブラウザ側で独自の自動拡大処理を行わないようにする。これによって、コンテンツの作成者の意図に反する表示処理によって表示異常が発生すること、を防止することが可能である。すなわち、より適切な表示が行われ得る。
このように、条件C1および/または条件C2を充足するコンテンツに関しては、当該コンテンツの作成者による指定の意図を重視し、コンテンツ内の記述(指定内容)に基づいて表示されることが優先される。これによれば、より適切な表示が行われ得る。
<1−4.詳細動作>
<ステップS11〜>
つぎに、MFP10における動作について図4等を参照しながら説明する。図4は、MFP10の動作を示すフローチャートである。なお、当該動作は、ブラウザ機能付きアプリケーションP1等によって実現される。
まず、MFP10は、表示対象コンテンツ(ページ記述言語等で記述されたウエブページコンテンツ)をサーバ(30あるいは80)から受信すると、当該表示対象コンテンツを解析する(ステップS11)。また、MFP10は、ステップS12において、当該MFP10のタッチパネル25(25B)のパネルサイズを取得する。
そして、ステップS13,S14において、条件C1,C2の充足性が判定される。
具体的には、ステップS13において、当該表示対象コンテンツが条件C1を充足するか否かが判定される。条件C1が充足される旨が判定されると、ステップS19(後述)に進む。一方、条件C1が充足されない旨が判定されると、ステップS14に進む。
ステップS14においては、当該表示対象コンテンツが条件C2を充足するか否かが判定される。条件C2が充足される旨が判定されると、ステップS19(後述)に進む。一方、条件C2が充足されない旨が判定されると、ステップS15に進む。
ステップS15においては、表示対象コンテンツの属性情報(BACKGROUND属性)に基づき背景画像サイズが固定値で指定されているか否かが判定される。より詳細には、背景画像の幅または高さがBACKGROUND属性によって固定値で指定されているか否かが判定される。
表示対象コンテンツにおいて、その背景画像の幅および高さのいずれもがBACKGROUND属性によって固定値で指定されていない場合には、表示対象コンテンツが「サイズ固定コンテンツ」ではないと判定され、ステップS19(後述)に進む。
一方、表示対象コンテンツにおいて、その背景画像の幅または高さがBACKGROUND属性によって固定値で指定されている場合には、表示対象コンテンツが「サイズ固定コンテンツ」として判定され、ステップS16に進む。
<ステップS16>
ステップS16においては、表示対象コンテンツをブラウザの表示画面の大きさ(ここでは、タッチパネル25のパネルサイズに等しい)に合わせて自動的に拡大して表示する処理(「自動拡大処理」とも称する)が実行される。この自動拡大処理は、表示対象コンテンツ内での大きさ指定(拡大指定)の有無にかかわらず、謂わば強制的に実行される。なお、後述するように、この実施形態においては、当該自動拡大処理における拡大率は、値R1と値R2とのうち比較的小さな値に定められる。
図6は、このような自動拡大処理の一例を示す概念図である。図6の上段には、本来の大きさの操作画面210(タッチパネル25Aに表示された操作画面210)が示されている。図6の下段には、拡大後の操作画面210(タッチパネル25Bに表示された操作画面210)が示されている。また、図7は、図6と同様の内容を示す図である。図6においては、操作画面210が捨象して示され(操作画面210の外枠のみが示され)ており、図7においては、図5の操作画面210が詳細に描画されている。
図6の上側および図7の上側に示された操作画面210(210A)は、旧型のMFPのタッチパネル25Aの画素数サイズと同じサイズ(たとえば、640画素×400画素)を有する画面である。すなわち、操作画面210(210A)に関する表示対象コンテンツは、旧型のMFPのタッチパネル25Aの画素数サイズと同じサイズを有している。
一方、図6の下側および図7の下側においては、自動拡大処理後の操作画面210(210B)が示されている。ここにおいて、新型のMFP10のタッチパネル25Bの画素数サイズは、横方向および縦方向のそれぞれにおいて、旧型のMFPのタッチパネル25Aの画素数サイズの1.5倍のサイズ(960画素×600画素)を有している。
MFP10は、自動拡大処理における拡大率を次のようにして決定する。まず、MFP10は、表示対象コンテンツの横方向画素数サイズX1(ここでは640画素)に対するタッチパネル25Bの横方向画素数サイズX2(ここでは960画素)の割合R1(=X2/X1)(ここでは、1.5倍)を算出する。また、MFP10は、表示対象コンテンツの縦方向画素数サイズY1(ここでは400画素)に対するタッチパネル25Bの縦方向画素数サイズY2(ここでは600画素)の割合R2(=Y2/Y1)(ここでは、1.5倍)を算出する。そして、MFP10は、上述の値R1と値R2とのうち比較的小さな値を、上述の自動拡大処理における拡大率として定める。なお、ここでは、値R1,R2が互いに同一の値であるので、いずれの値を採用しても拡大率は同じ値(1.5倍)である。
そして、MFP10は、表示対象コンテンツを、当該拡大率(1.5倍)で拡大して表示する(図7の下段参照)。
その結果、拡大後の操作画面210Bは、横方向および縦方向のそれぞれにおいて、元の操作画面210Aの1.5倍の画素サイズを有する画面として表示される。当該操作画面210Bは、上述のMFP10(新型のMFP)のタッチパネル25Bの画素数サイズと同じサイズ(たとえば、960画素×600画素)を有している。
これによれば、図7等に示すように、旧型のタッチパネル25用の元の操作画面210Aが、(比較的大きくなった)タッチパネル25Bの画面全体を利用するように拡大されて操作画面210Bとして表示されるので、操作画面210内の各操作部材および文字等がそれぞれ拡大表示される。したがって、操作画面210の操作性を向上させることが可能である。
これに対して、図21は、比較例に係る表示例(具体的には、上述のような自動拡大処理を行わない場合の表示例)を示す図である。図21の上側には、旧型のMFPのタッチパネル25Aにおいて元の操作画面210(210A)が表示されており、図21の下側には、新型のMFP10のタッチパネル25Bにおいて元の操作画面210(210A)がそのままの画素サイズ(640画素×400画素)で表示されている。図21のような表示がなされる場合には、タッチパネル25Bにおいて操作画面210Aの右側と下側とに余白(ハッチング部分)が生じている。すなわち、比較的大きくなったタッチパネル25Bが有効利用されていない。
図21と比較すると判るように、上記実施形態における自動拡大処理によれば、図7等に示すように、タッチパネル25Aよりも大きなタッチパネル25Bを有効に利用することが可能である。また、余白の発生を抑制し、見栄えを維持することもできる。
<別の自動拡大処理>
なお、ここでは、値R1と値R2とが同じ値である状況が例示されている。換言すれば、表示対象コンテンツの縦横比(旧型のMFPのタッチパネル25Aの縦横比)と新型のMFP10のタッチパネル25Cの縦横比との両者が同じである態様が例示されている。当該両者が互いに異なる場合には、自動拡大処理における拡大率は、たとえば次のようにして決定される。
図8および図9は、値R2が値R1よりも大きい状況を示している。図8の上段には、本来の大きさの操作画面210A(表示対象コンテンツ)が示されており、図8の下段には、拡大後の操作画面210Cが示されている。また、図9は、図8と同様の内容を示す図である。図8においては、操作画面210が捨象して示され(操作画面210の外枠のみが示され)ており、図9においては、図5の操作画面210が詳細に描画されている。
図8および図9においては、新型のMFP10のタッチパネル25Cの画素数サイズは、横方向においては、旧型のMFPのタッチパネル25Aの画素数サイズ(換言すれば、表示対象コンテンツの本来の画素数サイズ)の1.5倍のサイズ(960画素)を有している。一方、縦方向においては、新型のMFP10のタッチパネル25Cの画素数サイズは、旧型のMFPのタッチパネル25Aの画素数サイズの1.75倍のサイズ(700画素)を有している。このような状況においては、値R1は、1.5であり、値R2は、1.75である。そして、値R1と値R2とのうち比較的小さな値(ここでは、値R1=1.5)が、上述の自動拡大処理における拡大率として定められ、当該拡大率で元の表示対象コンテンツが自動拡大されて表示される(図9の下側参照)。これによれば、表示対象コンテンツの全てが見えるように拡大され得る。
なお、これに限定されず、比較的大きな値R2(=1.75)が拡大率として採用されて拡大されてもよい。ただし、その場合には、拡大後の操作画面210の右側部分がタッチパネル25Cからはみ出してしまうため、見栄えが悪くなるなどの弊害が生じ得る。そのため、上述のように値R1と値R2とのうち比較的小さな値が拡大率として定められ、当該拡大率で元の表示対象コンテンツが自動拡大されて表示されることが好ましい。
<さらに別の自動拡大処理>
また、逆に値R2が値R1よりも小さい場合には次のような動作が行われる。図10および図11は、値R2が値R1よりも小さい状況を示している。図10の上段には、本来の大きさの操作画面210A(表示対象コンテンツ)が示されており、図10の下段には、拡大後の操作画面210Dが示されている。また、図11は、図10と同様の内容を示す図である。図10においては、操作画面210が捨象して示され(操作画面210の外枠のみが示され)ており、図11においては、図5の操作画面210が詳細に描画されている。
図10および図11では、横方向において、新型のMFP10のタッチパネル25Dの画素数サイズは、旧型のMFPのタッチパネル25Aの画素数サイズ(換言すれば、表示対象コンテンツの本来の画素数サイズ)の約1.7倍のサイズ(1100画素)を有している。一方、縦方向においては、新型のMFP10のタッチパネル25Dの画素数サイズは、旧型のMFPのタッチパネル25Aの画素数サイズの1.5倍のサイズ(600画素)を有している。このような状況においては、値R1は、約1.7であり、値R2は、1.5である。そして、値R1と値R2とのうち比較的小さな値(ここでは、値R2=1.5)が、上述の自動拡大処理における拡大率として定められ、当該拡大率で元の表示対象コンテンツが自動拡大されて表示される(図11の下側参照)。これによれば、表示対象コンテンツの全てが見えるように拡大され得る。
なお、これに限定されず、比較的大きな値R1(=1.7)が拡大率として採用されて拡大されてもよい。ただし、その場合には、拡大後の操作画面210の下側部分がタッチパネル25Dからはみ出してしまうため、見栄えが悪くなるなどの弊害が生じ得る。そのため、上述のように値R1と値R2とのうち比較的小さな値が拡大率として定められ、当該拡大率で元の表示対象コンテンツが自動拡大されて表示されることが好ましい。
また、ここでは、値R1と値R2とのうち比較的小さな値が自動拡大処理における「拡大率」として定められ、当該拡大率で元の表示対象コンテンツが自動拡大されて表示されているが、これに限定されない。たとえば、常に値R1が拡大率として決定されてもよい。あるいは、常に値R2が拡大率として決定されてもよい。
<非自動拡大(サイズ固定コンテンツ以外)>
つぎに、図4にてステップS15からステップS19に進んだ場合の処理について説明する。
この場合、すなわち表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツ(「サイズ固定コンテンツ」)ではないと判定される場合には、表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って当該表示対象コンテンツが表示される。
図14は、特定の種類のコンテンツではないと判定されるコンテンツの表示画面270の一例を示している。図15は、表示対象コンテンツの表示画面270が各タッチパネル25A,25Bにて表示される様子を示す図である。
図15の上段には、旧型のMFPのタッチパネル25Aにて表示対象コンテンツの表示画面270Aが本来の大きさで表示されている。また、図15の下段には、新型のMFP10のタッチパネル25Bにて表示対象コンテンツの表示画面270Aがそのままの大きさで表示されている。換言すれば、表示対象コンテンツの表示画面270(270A)は、当該コンテンツ内に含まれる指定内容に従って表示されている。
図15の上段に示されるように、表示対象コンテンツの表示サイズ(画素数サイズ)は、タッチパネル25Aの画素数サイズよりも大きく、タッチパネル25Aにおいては、表示対象コンテンツの一部(左上側の領域のみ)のみが表示されている。表示対象コンテンツの右側部分および下側部分を表示するには、ブラウザのスクロール操作が求められる。
また、図15の下段に示されるように、タッチパネル25Aよりも大きなタッチパネル25Bにおいて、表示対象コンテンツの表示画面270(270A)は、拡大されることなくそのままの大きさで表示されている。その結果、表示対象コンテンツの表示画面270の全範囲のうち比較的広い範囲(ここでは全範囲)の情報がタッチパネル25Bに表示されている。すなわち、比較的多くの情報が一度に表示されており、ユーザはスクロール操作を行わずに比較的多くの情報を知得することが可能である。
なお、図23は、仮に表示対象コンテンツの表示画面270を拡大して表示する技術(比較例に係る技術)を示す図である。当該技術においては、図23の下段に示すように、表示対象コンテンツの表示画面270は、1.5倍に拡大されてタッチパネル25Bにて表示されている。タッチパネル25Bの大きさは、タッチパネル25Aの1.5倍に拡大されているものの、表示対象コンテンツの表示画面270も同じ倍率(1.5倍)で拡大されている。そのため、表示対象コンテンツの表示画面270の全範囲のうちタッチパネル25にて表示されている範囲(見えている範囲)は、同じである。すなわち、コンテンツを拡大表示することによって文字が大きくなっているものの、表示対象領域に現れている情報量は増えていない。現在の表示対象部分に隣接する隣接部分(右側部分あるいは下側部分等)に記載された情報を得るためには、依然としてスクロール操作が求められる。換言すれば、パネルの大型化の恩恵を十分に享受できていない。
これに対して、図15に示すように、本願実施形態においては、表示対象コンテンツの表示画面270(270A)は、自動拡大(強制拡大)されることなくそのままの大きさで表示されている。これによれば、比較的多くの情報が一度に表示され、ユーザはスクロール操作を行わずに比較的多くの情報を知得することが可能である。
<非自動拡大(条件C1成立時)>
つぎに、図4にてステップS13からステップS19に進んだ場合の処理について説明する。すなわち、条件C1が充足される場合に処理について説明する。
この実施形態においては、条件C1(表示対象コンテンツの画素数サイズを表示部の画素数サイズに合わせるべき旨を予め指定する記述(VIEWPORT属性等)が表示対象コンテンツに含まれていると判定されること)が充足される場合には、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツではないと判定される。
たとえば、コンテンツの横幅をパネルの横幅に合わせる旨を指定した記述(「<meta name="viewport" content="width=device-width">」)が表示対象コンテンツに含まれていると判定される場合、当該表示対象コンテンツは第2の種類のコンテンツであると判定される。
そして、当該表示対象コンテンツは、当該表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って表示される。換言すれば、上述のような自動拡大処理(強制的な拡大処理)は行われない。
図13は、このような表示処理の一例を示す概念図である。図13の上段には、表示対象コンテンツの本来の大きさの表示画面230(230A)(図12も参照)が示されている。なお、図12は、表示対象コンテンツの表示画面230を詳細に示す図である。また、図13の下段には、当該コンテンツの指示内容に従って当該表示対象コンテンツの表示画面230(230B)がタッチパネル25Cに表示される様子が示されている。
一方、図22は、比較例に係る表示例を示す図である。
図22の上段には、図13の上段と同様に、本来の大きさの表示対象コンテンツの表示画面230A(図12も参照)が示されている。
これに対して、図22の下段には、「自動拡大処理」(換言すれば、コンテンツの指定内容とは異なる拡大処理)が施されて当該表示対象コンテンツの表示画面230(230Cとも称する)が表示される様子が示されている。ただし、ここでは、当該自動拡大処理の「拡大率」として常に値R2(縦方向の新旧パネルサイズ比)が採用されるものとする。そして、図22の下段においては、結果的に、値R1と値R2とのうち比較的大きな値(ここでは、値R2=1.75)が「拡大率」として決定され、当該拡大率で元の表示対象コンテンツが自動拡大されて表示されている(図22の下段)。
このような自動拡大処理(コンテンツの指定内容とは異なる拡大処理)の結果、表示対象コンテンツの表示画面230の表示内容に異常が生じている。具体的には、表示対象コンテンツの表示画面230の部品画像231,232は、本来の位置(画面内の比較的右上側の位置)とは別の位置(画面内の比較的左下側の位置)へと移動してしまっている。端的に言えば、部品画像231,232の「回り込み」が発生している。このような表示は、元の表示対象コンテンツの作成者の意図とは異なっている。
このような意図しない表示は、「自動拡大処理(強制的な拡大処理)」が行われたこと、換言すれば、コンテンツの指定内容とは異なる拡大処理が行われたこと、に起因する。
この実施形態においては、当該コンテンツの横幅をパネルの横幅に合わせる旨を指定した記述を含む表示対象コンテンツの表示画面230に関しては、コンテンツの指定内容に従った表示処理が行われ(図13参照)、「自動拡大処理(強制的な拡大処理)」が行われない。換言すれば、条件C1(表示対象コンテンツの画素数サイズを表示部の画素数サイズに合わせるべき旨を予め指定する記述(VIEWPORT属性等)が表示対象コンテンツに含まれていると判定されること)が充足される場合には、コンテンツの指定内容に従った表示処理が行われ、「自動拡大処理(強制的な拡大処理)」が行われない。これによれば、図22の下段のような表示異常の発生を回避することが可能であり、コンテンツの見栄えを維持すること等が可能である。
<非自動拡大(条件C2成立時)>
つぎに、図4にてステップS14からステップS19に進んだ場合の処理について説明する。すなわち、条件C2が充足される場合の処理について説明する。
この実施形態においては、条件C2(表示対象媒体に応じて表示スタイルを規定する記述(MEDIA属性等)が表示対象コンテンツに含まれていると判定されること)が充足される場合には、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツではないと判定される。
そして、表示対象コンテンツにおいて、表示スタイルに関して明示の指示が存在する場合においては、条件C1が充足される場合と同様に、自動拡大処理を施すのではなく、当該表示対象コンテンツ内の指示内容に従うことが優先される。換言すれば、表示対象コンテンツの作成者の意図が最大限に尊重される。これによれば、意図しない表示異常の発生を回避し、表示対象コンテンツの指示内容に従った表示を行うことが可能である。
また、表示対象媒体のサイズごとに表示スタイルが指定されている場合には、各表示対象媒体のサイズに応じた最適な表示スタイルが適用される。たとえば、タッチパネル25(ブラウザ)のサイズが所定程度よりも小さい時には、当該比較的小さなサイズに応じた比較的少ない情報量を一度に表示する表示スタイルを採用することができる。逆に、タッチパネル25(ブラウザ)のサイズが所定程度よりも大きい場合には、当該比較的大きなサイズに応じた比較的多くの情報量を一度に表示する表示スタイルを採用することができる。
<実施形態の効果等>
以上のような動作によれば、図7等に示すように、操作画面210(サイズ固定コンテンツ)は、タッチパネル25Bの画面全体を利用するように拡大されて表示されるので、操作画面210内の各操作部材および文字等がそれぞれ拡大表示される。したがって、操作画面210の操作性を向上させることが可能である。
一方、図15に示すように、非サイズ固定コンテンツの表示画面270は、自動拡大(強制拡大)されることなくそのままの大きさで表示されている。これによれば、比較的多くの情報が一度に表示され、ユーザはスクロール操作を行わずに比較的多くの情報を知得することが可能である。
このように、コンテンツの種類に応じてタッチパネル25B(詳細にはそのブラウザ)にて適切な表示を行うことが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図16は、第2実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
第2実施形態においては、ステップS16,S17,S18の処理が、第1実施形態と異なっている。
具体的には、ステップS15で「YES」と判定された後に、ステップS17に進む。
ステップS17においては、背景画像サイズの横方向と縦方向とのうちの一方の方向にのみ、BACKGROUND属性による指定(背景画像サイズの指定)があるか否かが判定される。換言すれば、背景画像サイズの幅と高さとのうちの一方にのみ、BACKGROUND属性による指定があるか否かが判定される。そして、判定結果が「YES」である場合には、ステップS18に進み、判定結果が「NO」である場合には、ステップS16に進む。
ステップS16においては、上記第1実施形態と同様の動作が行われる。
一方、ステップS18においては、値R1,R2のうち、BACKGROUND属性による指定がなされた方向(指定方向)に関する値を拡大率として定め、当該拡大率で表示対象コンテンツが拡大して表示される。換言すれば、表示対象コンテンツの背景画像の指定方向における画素数サイズ(V1)に対する、タッチパネル25(25B)の指定方向における画素数サイズ(V2)の割合(V2/V1)が、拡大率として定められる。
具体的には、背景画像の画素数サイズ指定が横方向にのみ行われている場合には、横方向に関する割合である値R1が拡大率として用いられる。これによれば、横方向のサイズ指定を行った表示対象コンテンツの作成者の意図を尊重した表示を行うことが可能である。
逆に、背景画像の画素数サイズ指定が縦方向にのみ行われている場合には、縦方向に関する割合である値R2が拡大率として用いられる。これによれば、縦方向のサイズ指定を行った表示対象コンテンツの作成者の意図を尊重した表示を行うことが可能である。
このような態様によれば、自動拡大処理を行う際に、表示対象コンテンツの作成者の意図をより尊重した表示を行うことが可能である。
<3.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
<カスタマイズ属性>
たとえば、上記各実施形態においては、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツである旨が、背景画像の属性情報に関する一般的な記述「BACKGROUND」属性に基づいて判定されているが、これに限定されない。
具体的には、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツである旨が、開発ユーザ(ベンダー)ごとにカスタマイズされた独自の記述(たとえば、「km_size」属性(図17参照))の有無等に基づき判定されるようにしてもよい。
より詳細には、特定のカスタマイズ属性(詳細には、表示サイズに関するカスタマイズ属性)(図17参照)が表示対象コンテンツに含まれている場合に、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツである旨が判定されてもよい。
図17は、このような記述の一例を示す図である。「km_size」属性に関する記述は、コンテンツのサイズを規定する記述として、開発ユーザによって定義された記述である。図17においては、「km_size」属性を用いて、コンテンツの幅が800画素であり且つコンテンツの高さが600画素である旨等が規定されている。MFP10は、表示対象コンテンツがこのような記述を有する場合には、当該表示対象コンテンツが「サイズ固定コンテンツ」であると判定するようにしてもよい。
あるいは、特定のカスタマイズ属性(詳細には、コンテンツ種類に関するカスタマイズ属性)が表示対象コンテンツに含まれていることに基づいて、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツである旨が判定されてもよい。図18は、このような記述の一例を示す図である。図18においては、「html km_type = "panel" 」を含む記述(タグ)が記載されている。当該記述は、コンテンツの種類が、(MFP10の)「パネル」向けのものである旨を規定する記述として、開発ユーザによって定義された記述である。MFP10は、表示対象コンテンツがこのような記述を有する場合には、当該表示対象コンテンツが、「サイズ固定コンテンツ」であると判定するようにしてもよい。
<ファイル名称>
また、表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツである旨が、表示対象コンテンツのファイル名称に特定の予約語(図19参照)が含まれていることに基づいて判定されるようにしてもよい。
図19は、表示対象コンテンツのファイル名「abcresize.html」を示す図である。このファイル名には、特定の予約語「resize」が含まれている。この予約語「resize」は、上述の自動拡大処理を行うべき旨(サイズを変更すべき旨)を示す単語である。このような特定の予約語が表示対象コンテンツのファイル名に含まれている場合には、MFP10は、当該表示対象コンテンツが「サイズ固定コンテンツ」である旨を判定するようにしてもよい。また、表示対象コンテンツのファイル名称に当該特定の予約語が含まれていないことに基づいて、当該表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツではない旨が判定されるようにしてもよい。
<外部端末での表示>
また、上記各実施形態においては、MFP10の操作パネル部6c(タッチパネル25)のブラウザ表示画面での表示動作について例示されているが、これに限定されない。たとえば、MFP10と連携する外部端末(タブレット端末等の携帯端末)のブラウザ表示画面での表示動作に対して本発明が適用されるようにしてもよい。
図20は、このような変形例に係るシステム1Bを示す図である。システム1Bは、MFP10およびサーバ80に加えて、外部端末50をも備えている。外部端末50は、タブレット端末等の携帯端末として構成される。当該外部端末50には、上記のプログラムP1等が格納されている。なお、当該プログラムP1は、CD−ROMなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介して外部端末50にインストールされるようにしてもよい。あるいは当該プログラムは、ネットワーク108等を介してダウンロードされて外部端末50にインストールされるようにしてもよい。
図20の外部端末50において(詳細には、外部端末50に内蔵されたコンピュータにおいて)、外部端末50内に格納された上記のプログラムP1(ブラウザ機能を有するアプリケーション)が実行されることによって、上述の実施形態におけるMFP10での表示動作と同様の動作が実行される。また、MFP10内の内部サーバ30は、外部端末50に対して外部のサーバと同様に機能する。換言すれば、MFP10内の内部サーバ30は、外部端末50のウエブリクエスト(HTTPリクエスト等)に対して表示対象コンテンツのデータを返信し、表示対象コンテンツに係るウエブページを外部端末50に表示させることが可能である。また、外部端末50は、外部サーバ80からのウエブページをも表示することが可能である。そして、上記各実施形態と同様にして、各種コンテンツが、その指示内容に応じて、あるいは、自動拡大処理を伴って表示されるようにすればよい。この場合、タッチパネル25Bの画素数サイズに代えて外部端末50のタッチパネル75の画素数サイズ(外部端末50におけるブラウザの表示画面の画素数サイズ)が考慮されればよい。
1,1A,1B 画像処理システム
10 MFP(画像処理装置)
25 (MFPの)タッチパネル
30 内部サーバ
50 外部端末
75 (外部端末の)タッチパネル
80 外部サーバ
210 操作画面
230,270 表示画面

Claims (12)

  1. 画像処理装置であって、
    ブラウザの表示対象コンテンツの種類を判定する判定手段と、
    前記画像処理装置の表示部の大きさに関する情報を取得する取得手段と、
    前記表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザを用いて前記表示部に表示する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツであると判定される場合、前記表示対象コンテンツでの大きさ指定の有無にかかわらず、前記表示対象コンテンツを前記表示部の大きさに合わせて拡大して表示し、
    前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツではないと判定される場合、前記表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って前記表示対象コンテンツを表示し、
    前記判定手段は、前記表示対象コンテンツの画素数サイズを前記表示部の画素数サイズに合わせるべき旨を予め指定する記述が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツではないと判定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像処理装置であって、
    ブラウザの表示対象コンテンツの種類を判定する判定手段と、
    前記画像処理装置の表示部の大きさに関する情報を取得する取得手段と、
    前記表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザを用いて前記表示部に表示する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツであると判定される場合、前記表示対象コンテンツでの大きさ指定の有無にかかわらず、前記表示対象コンテンツを前記表示部の大きさに合わせて拡大して表示し、
    前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツではないと判定される場合、前記表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って前記表示対象コンテンツを表示し、
    前記判定手段は、表示対象媒体ごとに表示スタイルを規定する記述が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツではないと判定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記表示制御手段は、前記表示対象コンテンツの横方向画素数サイズに対する前記表示部の横方向画素数サイズの割合である第1の値と前記表示対象コンテンツの縦方向画素数サイズに対する前記表示部の縦方向画素数サイズの割合である第2の値とのうち比較的小さな値を拡大率として定め、当該拡大率で前記表示対象コンテンツを拡大して表示することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、前記表示対象コンテンツにおける背景画像の属性情報に基づき背景画像の画素数サイズが固定値で指定されていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツとして判定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記表示制御手段は、前記背景画像の横方向画素数サイズに対する前記表示部の横方向画素数サイズの割合である第1の値と前記背景画像の縦方向画素数サイズに対する前記表示部の縦方向画素数サイズの割合である第2の値とのうち比較的小さな値を拡大率として定め、当該拡大率で前記表示対象コンテンツを拡大して表示することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記表示制御手段は、縦方向と横方向とのうち一方の方向にのみ前記背景画像のサイズに関する指定が存在する場合には、前記背景画像の前記一方の方向の画素数サイズに対する前記表示部の前記一方の方向の画素数サイズの割合を拡大率として定め、当該拡大率で前記表示対象コンテンツを拡大して表示することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、前記表示対象コンテンツのファイル名称に特定の予約語が含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツとして判定することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、表示サイズに関する特定のカスタマイズ属性が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツとして判定することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、コンテンツ種類に関する特定のカスタマイズ属性が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定する場合、当該表示対象コンテンツを前記特定の種類のコンテンツとして判定することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記特定の種類のコンテンツは、その表示サイズが固定値で指定された種類のコンテンツであることを特徴とする画像処理装置。
  11. コンピュータに、
    a)ブラウザでの表示対象コンテンツの種類を判定するステップと、
    b)前記ブラウザの表示画面を表示する表示部の大きさに関する情報を取得するステップと、
    c)前記表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザを用いて前記表示部に表示するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップc)は、
    c−1)前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツであると判定される場合、前記表示対象コンテンツ内での拡大指定の有無にかかわらず、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザの表示画面の大きさに合わせて拡大して表示するステップと、
    c−2)前記表示対象コンテンツが前記特定の種類のコンテンツではないと判定される場合、前記表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って前記表示対象コンテンツを表示するステップと、
    を有し、
    前記ステップa)においては、前記表示対象コンテンツの画素数サイズを前記表示部の画素数サイズに合わせるべき旨を予め指定する記述が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定される場合、当該表示対象コンテンツは前記特定の種類のコンテンツではないと判定されることを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータに、
    a)ブラウザでの表示対象コンテンツの種類を判定するステップと、
    b)前記ブラウザの表示画面を表示する表示部の大きさに関する情報を取得するステップと、
    c)前記表示対象コンテンツの種類の判定結果に基づいて、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザを用いて前記表示部に表示するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップc)は、
    c−1)前記表示対象コンテンツが特定の種類のコンテンツであると判定される場合、前記表示対象コンテンツ内での拡大指定の有無にかかわらず、前記表示対象コンテンツを前記ブラウザの表示画面の大きさに合わせて拡大して表示するステップと、
    c−2)前記表示対象コンテンツが前記特定の種類のコンテンツではないと判定される場合、前記表示対象コンテンツ内に含まれる指定内容に従って前記表示対象コンテンツを表示するステップと、
    を有し、
    前記ステップa)においては、表示対象媒体ごとに表示スタイルを規定する記述が前記表示対象コンテンツに含まれていると判定される場合、当該表示対象コンテンツは前記特定の種類のコンテンツではないと判定されることを特徴とするプログラム。
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