JP6644519B2 - 予約チェックイン方法および予約チェックインシステム - Google Patents
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Description
例えば、インターネットを利用して予約の受付業務を自動化するシステムや、空き部屋に電子錠を取付けて、チェックインとチェックアウトの際の鍵の授受と管理業務を不要にするシステムなどである。
例えば、宿泊客が可燃物を大量に所持している場合には、火災や爆発事故が発生する恐れがあり、また、宿泊客が違法薬物を摂取している場合には、幻覚などが生じて傷害事件を起こす恐れがある。さらに、宿泊客が伝染病に罹患している場合には、他の宿泊客に伝染させる恐れがあるが、上記のように宿泊客が従業員に全く会わないシステムでは、宿泊客の状態を把握できないため、これらの安全性および衛生性を損なうようなトラブルを未然に防ぐことが難しい。
しかし、特許文献2に記載されたシステムでは、ホテルのフロントにチェックイン手続を自動で行う専用装置を設置する必要があり、物的コストが上昇するという問題がある。
[1] 宿泊用部屋の使用の予約管理を行う予約管理サーバが、利用者端末から該宿泊用部屋の使用の予約を受け付けるステップと、
上記予約管理サーバが、予約毎に予約コードを発行して、利用者端末または利用者若しくは他の宿泊予定者が保有する携帯通信機のうちの1または2以上に送信するステップと、
上記予約管理サーバが、該予約コード、上記宿泊用部屋を管轄する宿泊手続所の宿泊手続所コード(a)およびチェックイン予定日を含む予約情報を保持するステップと、
上記予約管理サーバが、上記携帯通信機に入力された、宿泊手続所毎に備え置かれた宿泊手続所コード(b)および上記予約コードを、該携帯通信機から受信するステップと、
上記予約管理サーバが、少なくとも、受信した上記予約コードによって識別される上記予約情報に含まれる宿泊手続所コード(a)およびチェックイン予定日が、受信した宿泊手続所コード(b)および受信日と一致している場合に、上記予約情報に基づき上記宿泊用部屋のドアに付された電子錠の開閉権限データを発行し、上記携帯通信機に送信して保持させるステップとを含み、
上記宿泊手続所は、コンビニエンスストア、スーパーマーケットまたはレンタカー業者の店舗が兼ねるものであることを特徴とする予約チェックイン方法。
上記予約管理サーバは、制御装置および記憶装置を具備し、
該制御装置は、上記利用者端末から上記宿泊用部屋の使用の予約を受け付ける手段と、予約毎に予約コードを発行して上記利用者端末または上記携帯通信機のうちの1または2以上に送信する手段とを備え、
上記記憶装置は、上記予約コード、上記予約にかかる宿泊用部屋を管轄する上記宿泊手続所の宿泊手続所コード(a)、およびチェックイン予定日を含む予約情報を保持する手段を備え、
上記携帯通信機は、上記宿泊手続所毎に備え置かれた宿泊手続所コード(b)および上記予約コードを入力する手段と、それらを上記制御装置に送信する手段を備えると共に、上記電子錠の開閉権限データを保持する手段と、該開閉権限データを用いて前記電子錠を開錠および施錠する手段とを備え、
さらに上記制御装置は、少なくとも、上記携帯通信機から受信した上記予約コードによって識別される記憶装置に保持された上記予約情報に含まれる宿泊手続所コード(a)およびチェックイン予定日が、受信した宿泊手続所コード(b)および受信日と一致している場合に、上記予約情報に基づき上記電子錠の開閉権限データを発行し、上記携帯通信機に送信する手段を備えたことを特徴とする予約チェックインシステム。
さらに、上記[1]に記載の予約チェックイン方法、または上記[4]に記載の予約チェックインシステムによれば、予約情報や宿泊用部屋の電子錠の開閉権限データなどを、一台の予約管理サーバで一括管理できる。したがって、各宿泊手続所において別途管理する必要がなく、物的コストおよび労務負担を低減できるとともに、会員の個人情報などの流出防止のためのセキュリティ対策を講じ易い。
本実施形態の宿泊用部屋の予約チェックインシステムAにおいて、利用者はパソコン、タブレット、スマートフォンまたは携帯電話機などの広域通信手段を備えた利用者端末1を使い、インターネットまたはデジタル携帯電話網などの広域通信網Wを経由して予約管理サーバ2にアクセスし、宿泊用部屋5の使用の予約申し込みを行う。
また、宿泊用部屋5は、一般的なホテルの客室や戸建ての貸別荘のみならず、宿泊または一時的な滞在が可能であって施錠管理が可能であれば、マンション・アパートなどの集合住宅の住居部分、ビル内の空きテナント、戸建ての一般住宅・店舗などの空き不動産全般を含むものである。
さらに利用者は、かかる予約申し込みの際に、宿泊料をクレジットカード決済などの方法によって支払うことができる。なお、宿泊料の支払を予約完了の必須条件としておけば、後述するチェックイン手続の際に、宿泊手続所3で宿泊料を徴収する必要がなくなるので、宿泊手続所3の業務量を低減することができるため好ましい。
予約申し込みの際に、後日のチェックイン予定日に使用する携帯通信機4が決まっていない場合には、予約コード11の送信先は利用者端末1のみにすればよいが、チェックイン予定日に使用する携帯通信機4が決まっている場合には、予約コード11の送信先を携帯通信機4に指定することにより、携帯通信機4で予約コード11を受信した後、そのまま携帯通信機4内に保持しておくことで、後述するチェックイン手続の際に予約コード11を簡単に呼び出して使用できるので便利である。
さらに、予約コード11の送信先として、利用者端末1と携帯通信機4の両方を指定すると、受信した2個の予約コード11が相互にバックアップの役割を果たすので、例えば、チェックイン予定日までの間に、利用者端末1または携帯通信機4のいずれかが故障するなどして、保持していた予約コード11が消滅するなどの不測の事態に備えることができる。
このように、他業種の店舗を宿泊手続所3として兼用することで、宿泊手続所3を新たに設置する場合に比べて、設備費や人件費などの物的・人的コストを低減できるだけでなく、例えば、宿泊手続所3を兼ねるコンビニエンスストアにおいて、利用者は、チェックイン手続の際に宿泊に必要な物品を購入することができ、また、宿泊手続所3を兼ねるレンタカー店舗において、チェックイン手続の際に観光などに利用する自動車を借りることができるなど、利用者の利便性を向上させることができる。
宿泊手続所コード32は、宿泊手続所3を識別することができるように宿泊手続所毎に発行されたコードであり、その態様は、一般的な英数字などの文字列でも良いが、二次元バーコードのように、利用者が携帯通信機4の撮影読取手段を用いて簡単に入力できる態様であれば、入力ミスを減らすことができるため好ましい。
なお、宿泊手続所コードが文字列からなる場合は、利用者は、携帯通信機4のキー画面を用いてタッピング入力すればよい。
また、利用者または他の宿泊予定者を観察するために、宿泊手続所3に防犯カメラを設置すれば、従業者による目視観察に替えて、あるいは加えて、遠隔観察したり録画したりすることができるため好ましい。
また、予め携帯通信機4で予約コード11を受信している場合には、例えば、その受信メールに付された予約チェックインシステムAのウェブサイトへのリンク用の表示をタップすることで、上記チェックイン手続画面を表示させると共に、予約コード11が自動的に入力されるようにしておくことが望ましい。そうすれば、利用者などが携帯通信機4に予約コード11を入力する手間を省くことができるので便利である。
確認する事項としては、少なくとも、予約テーブル222に保持されている予約情報の中の、受信した予約コード11によって識別される予約情報に含まれる宿泊手続所コードおよびチェックイン予定日が、受信した宿泊手続所コード32および受信日と一致していることが必要である。これらの事項が一致する場合には、予約コード11を保有する利用者または他の宿泊予定者が、チェックイン予定日に、宿泊予定の宿泊用部屋5を管轄する宿泊施設3に立ち寄って、その場でチェックイン手続を行っていることが明らかだからである。
かかる電子錠52の開閉権限データは、利用者などが宿泊用部屋5に出入りする際に開錠および施錠するために必要な電子的な鍵情報であり、予約管理サーバ2の制御装置21により、予約情報に基づいてチェックイン手続毎に有効期限を定めて発行されるものである。
なお、利用者が、宿泊予約の申し込みの際に宿泊料を支払っていない場合は、宿泊手続所3でのチェックイン手続きの際に支払うことができるようにしてもよい。
また、利用者などからチェックイン手続きの際に宿泊料を受領する場合には、この宿泊料の受領情報を管理用端末31から制御装置21に送信して、制御装置21が受信した後でなければ、上記の電子錠52の開閉権限データが携帯通信機4に送信されないようにしてもよい。
そして、予約した滞在期間が経過した場合には、利用者または他の宿泊予定者に発行されていた開閉権限データは自動的に無効となり、その後の電子錠52の開錠・施錠はできないようになる。
また、電子錠は、錠の開閉機構と、その開閉機構を駆動させる機構とが予め一体となっているものに限られず、開閉機構を駆動させる機構を後付けで設置するものであってもよい。
記憶装置22には、各種の情報が、それぞれの使用場面に応じたテーブル毎に保持される。例えば、宿泊用部屋テーブル221には、宿泊用部屋の所在地域、宿泊用部屋を管轄する宿泊手続所のコード、宿泊用部屋コード、宿泊可能人数、和風または洋風といった部屋の種別、宿泊用部屋の宿泊料などの情報が保持される。
また、開閉権限管理テーブル224には、チェックイン手続毎に発行した電子錠の開閉権限データ、開閉権限が有効になる利用開始日時、開閉権限の有効期間などの情報が保持される。
携帯通信機4は、一般に販売されている「スマートフォン」であり、表示部41は送信されたメニュー画面や検索結果などの情報を表示する部分であり、さらに、利用者が会員登録や宿泊予約に必要な情報を入力するためのキー画面を表示する部分である。
制御部42は、プログラムの実行や通信処理などの携帯通信機4の各装置全体を制御する装置であり、記憶部43は、宿泊用部屋5を利用するための開閉権限データ32、および電子錠に開錠・施錠指示を送信するためのソフトウエアなどを保持している。
広域無線通信部45は、電波の送受信を行って、インターネットやデジタル携帯電話網などの広域通信網Wとの接続を行うための装置であり、近距離無線通信部46は、電波や赤外線を送受信して、宿泊用部屋5のドア51についている電子錠52との通信を行うための装置である。
かかる機能を備える携帯通信機4は、利用者端末1を兼ねて使用することができる。
まず、利用者が、利用者端末1から制御装置21に接続して会員登録画面を表示する(ステップ301)。次に、利用者はその画面に必要な情報を入力して送信する(ステップ302)。そして、利用者が利用者端末1に表示された登録確認内容を承認すると(ステップ303)、制御装置21によって会員コードが発行されて利用者端末1に送信されると共に、会員情報を記憶装置22内の会員テーブル223に追加して(ステップ304)処理を終了する。
まず、会員認証を行った後、利用者端末1に予約画面を表示する(ステップ401)。そして利用者は、宿泊用部屋検索のための条件(地域、チェックイン予定日、チェックアウト予定日、予算、人数など)を入力し、制御装置21に送信する(ステップ402)。すると、制御装置21は記憶装置22にアクセスし、受信した条件に合致する宿泊用部屋5を検索する(ステップ403)。
利用者または他の宿泊予定者は、予約したチェックイン予定日に、まず宿泊手続所3に立ち寄り、自己が保有する携帯通信機4によって制御装置21にアクセスして、チェックイン手続画面を表示させる(ステップ501)。
また、予約申し込みを行った際に発行された予約コード11を、チェックイン手続画面の指定箇所に入力する。この予約コード11は、予約申し込みの際に、制御装置21から利用者端末1または携帯通信機4に送信された文字列などである。
利用者または他の宿泊予定者は、予約コード11を携帯通信機4で受信し保持していた場合には、その受信メールに付された予約チェックインシステムAのウェブサイトへのリンク用の表示をタップすることで、上記チェックイン手続画面を表示させると共に、予約コード11が自動的に入力されるようになっている。また、利用者などが、予約コード11を上記チェックイン手続画面の指定箇所に貼り付けるなどの方法によって入力してもよい。あるいは、予約コード11を利用者端末1で受信し保持してある場合には、利用者などは、上記チェックイン手続画面の指定箇所に、キー画面を使ってタッピング入力すればよい(ステップ502)。
制御装置21は、携帯通信機4から宿泊手続所コード32と予約コード11を受信すると、記憶装置22の予約テーブル222に保持されている予約情報との整合性を確認する(ステップ504)。
W ・・広域通信網
1 ・・利用者端末
11 ・・予約コード
2 ・・予約管理サーバ
21 ・・制御装置
22 ・・記憶装置
221 ・・宿泊用部屋テーブル
222 ・・予約テーブル
223 ・・会員テーブル
224 ・・開閉権限管理テーブル
3 ・・宿泊手続所
31 ・・管理用端末
32 ・・宿泊手続所コード
4 ・・携帯通信機
5 ・・宿泊用部屋
51 ・・ドア
52 ・・電子錠
Claims (6)
- 宿泊用部屋の使用の予約管理を行う予約管理サーバが、利用者端末から該宿泊用部屋の使用の予約を受け付けるステップと、
上記予約管理サーバが、予約毎に予約コードを発行して、利用者端末または利用者若しくは他の宿泊予定者が保有する携帯通信機のうちの1または2以上に送信するステップと、
上記予約管理サーバが、該予約コード、上記宿泊用部屋を管轄する宿泊手続所の宿泊手続所コード(a)およびチェックイン予定日を含む予約情報を保持するステップと、
上記予約管理サーバが、上記携帯通信機に入力された、宿泊手続所毎に備え置かれた宿泊手続所コード(b)および上記予約コードを、該携帯通信機から受信するステップと、
上記予約管理サーバが、少なくとも、受信した上記予約コードによって識別される上記予約情報に含まれる宿泊手続所コード(a)およびチェックイン予定日が、受信した宿泊手続所コード(b)および受信日と一致している場合に、上記予約情報に基づき上記宿泊用部屋のドアに付された電子錠の開閉権限データを発行し、上記携帯通信機に送信して保持させるステップとを含み、
上記宿泊手続所は、コンビニエンスストア、スーパーマーケットまたはレンタカー業者の店舗が兼ねるものであることを特徴とする予約チェックイン方法。 - 利用者が保有する携帯通信機に利用者端末を兼ねさせることを特徴とする請求項1に記載の予約チェックイン方法。
- 二次元バーコードにより形成された宿泊手続所コード(b)を、上記携帯通信機の撮影読取手段を用いて入力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の予約チェックイン方法。
- コンビニエンスストア、スーパーマーケットまたはレンタカー業者の店舗が兼ねる宿泊手続所と、電子錠付きドアを備えた宿泊用部屋と、宿泊用部屋の使用の予約管理を行う予約管理サーバと、利用者端末と、利用者または他の宿泊予定者が保有する携帯通信機と、該予約管理サーバ、利用者端末および携帯通信機の相互間を結ぶ広域通信網とを含み、
上記予約管理サーバは、制御装置および記憶装置を具備し、
該制御装置は、上記利用者端末から上記宿泊用部屋の使用の予約を受け付ける手段と、予約毎に予約コードを発行して上記利用者端末または上記携帯通信機のうちの1または2以上に送信する手段とを備え、
上記記憶装置は、上記予約コード、上記予約にかかる宿泊用部屋を管轄する上記宿泊手続所の宿泊手続所コード(a)、およびチェックイン予定日を含む予約情報を保持する手段を備え、
上記携帯通信機は、上記宿泊手続所毎に備え置かれた宿泊手続所コード(b)および上記予約コードを入力する手段と、それらを上記制御装置に送信する手段を備えると共に、上記電子錠の開閉権限データを保持する手段と、該開閉権限データを用いて前記電子錠を開錠および施錠する手段とを備え、
さらに上記制御装置は、少なくとも、上記携帯通信機から受信した上記予約コードによって識別される記憶装置に保持された上記予約情報に含まれる宿泊手続所コード(a)およびチェックイン予定日が、受信した宿泊手続所コード(b)および受信日と一致している場合に、上記予約情報に基づき上記電子錠の開閉権限データを発行し、上記携帯通信機に送信する手段を備えたことを特徴とする予約チェックインシステム。 - 利用者が保有する携帯通信機に利用者端末を兼ねさせることを特徴とする請求項4に記載の予約チェックインシステム。
- 宿泊手続所コード(b)が二次元バーコードにより形成されており、該宿泊手続所コード(b)を上記携帯通信機に入力する手段が、撮影読取手段であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の予約チェックインシステム。
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