JP6639336B2 - 制御方法、制御コントローラ及びショーケース - Google Patents

制御方法、制御コントローラ及びショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP6639336B2
JP6639336B2 JP2016130388A JP2016130388A JP6639336B2 JP 6639336 B2 JP6639336 B2 JP 6639336B2 JP 2016130388 A JP2016130388 A JP 2016130388A JP 2016130388 A JP2016130388 A JP 2016130388A JP 6639336 B2 JP6639336 B2 JP 6639336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
thermo
load
change amount
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016130388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018004146A (ja
Inventor
芳和 平見
芳和 平見
勇造 田端
勇造 田端
英治 南
英治 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Priority to JP2016130388A priority Critical patent/JP6639336B2/ja
Publication of JP2018004146A publication Critical patent/JP2018004146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6639336B2 publication Critical patent/JP6639336B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

この発明は、ショーケースの冷却負荷に応じて当該ショーケースに対する制御を行う制御方法、制御コントローラ及びショーケースに関する。
陳列された商品に対して冷蔵又は冷凍を行うショーケースは、基本的に24時間稼働し続けており、食品スーパ等の施設において多くのエネルギーを消費する代表的な設備である。そこで、POSシステム(販売時点情報管理)による商品売上情報から、該当するショーケースの冷却負荷を予測し、当該ショーケースに対する制御(能力セーブ、冷やし込み、除霜タイミングの調整)を行う制御方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平5−231758号公報
従来の制御方法では、POSシステムによる商品売上情報から、ショーケースの冷却負荷を予測している。しかしながら、商品売上情報のみでは、例えば温かい飲料と冷たい飲料とを識別できず、ショーケースの冷却負荷を誤る恐れがあるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、正確にショーケースの冷却負荷を判定できる制御方法を提供することを目的としている。
この発明に係る制御方法は、時間計測部は、ショーケースの庫内温度を計測する温度計測部による計測結果から、サーモオン時間及びサーモオフ時間を計測し、周期取得部は、時間計測部により計測されたサーモオン時間とサーモオフ時間を加算してサーモオンオフ周期を取得し、記憶部は、周期取得部による取得結果を記憶し、変化量検出部は、記憶部により記憶された情報を用い、サーモオンオフ周期の変化量を検出し、負荷判定部は、変化量検出部により検出された変化量からショーケースの冷却負荷を判定し、制御部は、負荷判定部による判定結果から、ショーケースの冷却を行う冷凍機を制御する。
冷凍機は、冷媒を圧縮する圧縮機を備え、負荷判定部は、一定期間、変化量が既定範囲内であると判定した場合に冷却負荷の変動が小さいと判定し、一定期間、変化量が既定範囲外であって当該変化量が正であると判定した場合に冷却負荷が大きいと判定し、制御部は、負荷判定部により冷却負荷の変動が小さいと判定された場合に圧縮機の出力を低減させ、負荷判定部により冷却負荷が大きいと判定された場合に圧縮機の出力を増大させる。
この発明によれば、上記のように構成したので、正確にショーケースの冷却負荷を判定できる。
この発明の実施の形態1に係るショーケース及び冷凍機の構成例を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る制御コントローラを搭載したショーケースコントローラの構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る制御コントローラの構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る制御コントローラによるサーモオンオフ周期検出処理の一例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるサーミスタにより計測された庫内温度の一例を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る制御コントローラによる冷却負荷判定処理の一例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるサーミスタにより計測された庫内温度の一例を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る制御コントローラの構成例を示すブロック図である。 図9A、図9Bは、この発明の実施の形態1,2に係る制御コントローラのハードウェア構成例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るショーケース1及び冷凍機2の構成例を示す模式図である。
ショーケース1は、陳列された商品に対して冷蔵又は冷凍を行う設備である。なお図1では、エアカーテンを形成することで、商品が陳列される陳列棚101を外気と遮断するオープン型のショーケース1を示している。この図1に示すショーケース1には、底面、背面及び天面に沿って通風路102が形成され、通風路102の一端に吹き出し口103が形成され、通風路102の他端に吸込み口104が形成されている。このショーケース1では、吹き出し口103と吸込み口104との間に冷気を流すことで、エアカーテンが形成される。
また、ショーケース1には、後述する冷却器105に、冷媒を介して冷凍機2が接続されている。なお図1では、ショーケース1と冷凍機2が別体に構成された場合を示しているが、冷凍機2が内蔵されたショーケース1を用いてもよい。
ショーケース1は、図1に示すように、冷却器105、空気循環用ファン106、ヒータ107、サーミスタ(温度計測部)108、リモコン109及びショーケースコントローラ110を備えている。なお図1ではリモコン109の図示を省略している。
冷却器105は、通風路102内に設けられ、通風路102内の空気を冷却する。この冷却器105は蒸発器(不図示)を有し、蒸発器により冷凍機2からの冷媒を気化することで、その際の気化熱により吸熱を行う。
空気循環用ファン106は、通風路102内に設けられ、冷却器105により冷却された空気を循環させるように送風を行う。
ヒータ107は、冷却器105付近に設けられ、加熱することで庫内の除霜を行う。
サーミスタ108は、ショーケース1の庫内温度を計測する。図1では、サーミスタ108が吹き出し口103付近に設けられているが、これに限らず、ショーケース1の庫内温度を計測可能な箇所に配置されていればよく、例えばサーミスタ108が吸込み口104付近に設けられていてもよい。このサーミスタ108により計測された庫内温度を示す情報は、ショーケースコントローラ110に出力される。
リモコン109は、ユーザによる温度設定等の各種操作を受付ける。このリモコン109により受付けられた情報は、ショーケースコントローラ110に出力される。
ショーケースコントローラ110は、サーミスタ108からの庫内温度を示す情報及びリモコン109により受付けられた情報に基づいて、冷凍機2及びヒータ107を制御する。このショーケースコントローラ110の詳細については後述する。
また、冷凍機2は、冷却器105との間で冷媒の循環を行う。この冷凍機2は、図1に示すように、圧縮機201、ファン202、圧縮機用インバータ203及びファン用インバータ204を備えている。
圧縮機201は、冷却器105により気化された冷媒を圧縮する。
ファン202は、圧縮機201により圧縮された冷媒に対して送風を行う。
その後、冷媒は、凝縮器(不図示)により放熱されて液化され、膨張弁(不図示)により減圧された後、冷却器105に送られる。
圧縮機用インバータ203は、圧縮機201の出力を制御する。この圧縮機用インバータ203は、ショーケースコントローラ110の後述する制御コントローラ3からの制御情報に基づき、圧縮機201の出力を制御する。
ファン用インバータ204は、ファン202の出力を制御する。このファン用インバータ204は、ショーケースコントローラ110の後述する制御コントローラ3からの制御情報に基づき、ファン202の出力を制御する。
次に、ショーケースコントローラ110の詳細について、図2を参照しながら説明する。
ショーケースコントローラ110は、図2に示すように、入力部1101、通信部1102、出力部1103及び制御コントローラ3を備えている。
入力部1101は、サーミスタ108により計測された庫内温度を示す情報を入力する。この入力部1101に入力された庫内温度を示す情報は制御コントローラ3に出力される。
通信部1102は、リモコン109により受付けられた情報を制御コントローラ3に出力する。また、制御コントローラ3からの制御情報を冷凍機2の該当するインバータ(圧縮機用インバータ203、ファン用インバータ204)に出力する。
出力部1103は、制御コントローラ3からの制御情報に基づき、ヒータ107の出力を制御する。
制御コントローラ3は、入力部1101からの庫内温度を示す情報及び通信部1102からのリモコン109により受付けられた情報に基づいて、冷凍機2及びヒータ107を制御する。以下では、制御コントローラ3が有する機能のうち、庫内温度を示す情報に基づき冷凍機2及びヒータ107を制御する機能についてのみ説明を行う。
この制御コントローラ3は、図3に示すように、時間計測部301、周期取得部302、記憶部303、変化量検出部304、負荷判定部305及び制御部306を備えている。
時間計測部301は、サーミスタ108により計測された庫内温度から、サーモオン時間及びサーモオフ時間を計測する。この時間計測部301は、オン時間計測部3011、サーモオフ判定部3012、オフ時間計測部3013及びサーモオン判定部3014を備えている。
オン時間計測部3011は、初回(ショーケース1の冷却開始時)、又はサーモオン判定部3014により庫内温度がサーモオン点を上回ったと判定された後、サーモオフ判定部3012により庫内温度がサーモオフ点を下回ったと判定されるまでの時間を計測することで、サーモオン時間を計測する。
なお、サーモオン点は、冷凍機2(圧縮機201及びファン202)の出力を開始させるトリガ点であり、サーモオフ点は、上記冷凍機2の出力を停止させるトリガ点である。このサーモオン点は、ショーケース1の種別等に応じて適宜設定されるものであり、基準となる設定温度に対して高い温度に設定される。また、サーモオフ点は、ショーケース1の種別等に応じて適宜設定されるものであり、上記設定温度に対して低い温度に設定される。
サーモオフ判定部3012は、初回、又はサーモオン判定部3014により庫内温度がサーモオン点を上回ったと判定された後、サーミスタ108により計測された庫内温度がサーモオフ点を下回ったかを判定する。
オフ時間計測部3013は、サーモオフ判定部3012により庫内温度がサーモオフ点を下回ったと判定された後、サーモオン判定部3014により庫内温度がサーモオン点を上回ったと判定されるまでの時間を計測することで、サーモオフ時間を計測する。
サーモオン判定部3014は、サーモオフ判定部3012により庫内温度がサーモオフ点を下回ったと判定された後、サーミスタ108により計測された庫内温度がサーモオン点を上回ったかを判定する。
周期取得部302は、時間計測部301により計測されたサーモオン時間とサーモオフ時間を加算することで、サーモオンオフ周期を取得する。
記憶部303は、周期取得部302により取得されたサーモオンオフ周期をメモリに記憶する。
変化量検出部304は、記憶部303により記憶された情報を用い、サーモオンオフ周期の変化量を検出する。この際、変化量検出部304は、例えば、最新のサーモオンオフ周期から、過去(例えば1つ前)のサーモオンオフ周期を減算することで、上記変化量を検出してもよい。また、変化量検出部304は、例えば、単一のサーモオンオフ周期ではなく、複数回分のサーモオンオフ周期の平均値を用いて、上記変化量を検出してもよい。
負荷判定部305は、変化量検出部304により検出された変化量からショーケース1の冷却負荷を判定する。この際、負荷判定部305は、一定期間、変化量が既定範囲内であると判定した場合には、冷却負荷の変動が少ないと判定する。また、負荷判定部305は、一定期間、変化量が上記既定範囲外であって当該変化量が正であると判定した場合には、冷却負荷が大きいと判定する。また、負荷判定部305は、一定期間、変化量が上記既定範囲外であって当該変化量が負であると判定した場合には、冷却負荷が小さいと判定する。なお、上記既定範囲及び上記各一定期間は、ショーケース1の種別又は陳列される商品の種別等に応じて適宜設定される。
制御部306は、負荷判定部305による判定結果から、冷凍機2及びヒータ107を制御する。この制御部306は、能力セーブ制御部3061、冷やし込み制御部3062及び前倒し除霜制御部3063を備えている。
能力セーブ制御部3061は、負荷判定部305により冷却負荷の変動が小さいと判定された場合に、圧縮機201の出力を低減させるように圧縮機用インバータ203に対する制御情報を生成する。また、能力セーブ制御部3061は、圧縮機201の出力の低減に加え、ファン202の出力を低減させるようにファン用インバータ204に対する制御情報を生成してもよい。この能力セーブ制御部3061により生成された制御情報は通信部1102に出力される。
冷やし込み制御部3062は、負荷判定部305により冷却負荷が大きいと判定された場合に、圧縮機201の出力を増大させるように圧縮機用インバータ203に対する制御情報を生成する。また、冷やし込み制御部3062は、圧縮機201の出力の増大に加え、ファン202の出力を増大させるようにファン用インバータ204に対する制御情報を生成してもよい。この冷やし込み制御部3062により生成された制御情報は通信部1102に出力される。
前倒し除霜制御部3063は、負荷判定部305により冷却負荷が小さく、且つ、現在時刻が予め設定された除霜開始時刻より前であって当該除霜開始時刻から既定時間内である場合に、圧縮機201及びファン202の出力を停止させ且つヒータ107の出力させるように、圧縮機用インバータ203、ファン用インバータ204及び出力部1103に対する制御情報を生成する。なお、上記既定時間は、ショーケース1の種別等に応じて適宜設定される。この前倒し除霜制御部3063により生成された制御情報は出力部1103に出力される。
なお上記では、制御部306が、能力セーブ制御部3061、冷やし込み制御部3062及び前倒し除霜制御部3063を有する場合を示したが、前倒し除霜制御部3063は必須の構成ではなく、制御部306から除いてもよい。
次に、制御コントローラ3によるサーモオンオフ周期検出処理の一例について、図4,5を参照しながら説明する。なお図5は、ショーケース1の冷却開始時から、サーミスタ108により計測された庫内温度の一例を示している。
制御コントローラ3によるサーモオンオフ周期検出処理では、図4に示すように、まず、制御コントローラ3は履歴番号の初期化(n=0)を行う(ステップST401)。また、冷凍機2は出力を開始してショーケース1の冷却を行い、図5に示すように庫内温度が低下していく。
次いで、オン時間計測部3011はサーモオン時間(ton)の計測を開始する(ステップST402)。
次いで、サーモオフ判定部3012は、サーミスタ108により計測された庫内温度がサーモオフ点を下回ったかを判定する(ステップST403)。このステップST403において、サーモオフ判定部3012が、庫内温度がサーモオフ点を下回っていないと判定した場合には、シーケンスはステップST403に戻り、待機状態となる。
一方、ステップST403において、サーモオフ判定部3012が、庫内温度がサーモオフ点を下回ったと判定した場合は、オン時間計測部3011はサーモオン時間の計測を終了する(ステップST404)。また、冷凍機2は出力を停止してショーケース1の冷却を停止し、図5に示すように庫内温度が上昇していく。
次いで、オフ時間計測部3013はサーモオフ時間(toff)の計測を開始する(ステップST405)。
次いで、サーモオン判定部3014は、サーミスタ108により計測された庫内温度がサーモオン点を上回ったかを判定する(ステップST406)。このステップST406において、サーモオン判定部3014が、庫内温度がサーモオン点を上回っていないと判定した場合には、シーケンスはステップST406に戻り、待機状態となる。
一方、ステップST406において、サーモオン判定部3014が、庫内温度がサーモオン点を上回ったと判定した場合は、オフ時間計測部3013はサーモオフ時間の計測を終了する(ステップST407)。
次いで、周期取得部302は、オン時間計測部3011により計測されたサーモオン時間とオフ時間計測部3013により計測されたサーモオフ時間を加算することで、サーモオンオフ周期(T(n))を取得する(ステップST408)。
次いで、記憶部303は、周期取得部302により取得されたサーモオンオフ周期をメモリに記憶する(ステップST409)。
次いで、制御コントローラ3は履歴番号の更新(n=n+1)を行う(ステップST410)。その後、シーケンスはステップST402に戻り、上記処理を繰返す。
次に、制御コントローラ3による冷却負荷判定処理の一例について、図6,7を参照しながら説明する。
制御コントローラ3による冷却負荷判定処理では、図6に示すように、まず、変化量検出部304は、記憶部303により記憶された情報を用いて、サーモオンオフ周期の変化量を検出する(ステップST601)。
次いで、負荷判定部305は、一定期間、変化量検出部304により検出された変化量が既定範囲内であるかを判定する(ステップST602)。
このステップST602において、負荷判定部305は、一定期間、変化量が既定範囲内であると判定した場合には、冷却負荷の変動が少ないと判定し、能力セーブ制御部3061は、圧縮機201の出力を低減させる(ステップST603)。また、能力セーブ制御部3061は、圧縮機201の出力の低減に加え、ファン202の出力も低減させてもよい。
すなわち、一定期間、サーモオンオフ周期の変化量が既定範囲内の場合には、商品の出し入れが少なく、ショーケース1の冷却負荷の変動が小さいと判定できる。よって、この場合には、能力セーブ(デマンド制御)を行う。ここで、一般的に、圧縮機201は、駆動周波数が最大値に対して50%付近で最も電力効率のよい運転状態となる。そこで、能力セーブ制御部3061では、例えば、圧縮機201の駆動周波数を最大値の50%程度まで下げる。なお、電力効率が最も高くなる駆動周波数は、冷凍機2の種別等により異なる。また、図7は、能力セーブを行う前後での、サーミスタ108により計測された庫内温度の一例を示すグラフである。図7における符号701が、能力セーブを開始したタイミングである。この図7に示すように、能力セーブを行うことで、サーモオン時間が長くなっており、冷凍機2の出力が低減されていることが分かる。
一方、ステップST602において、負荷判定部305は、一定期間、変化量が既定範囲内ではないと判定した場合には、一定期間、変化量が既定範囲外であって当該変化量が正であるかを判定する(ステップST604)。
このステップST604において、負荷判定部305は、一定期間、変化量が既定範囲外であって当該変化量が正であると判定した場合には、冷却負荷が大きいと判定し、冷やし込み制御部3062は、圧縮機201の出力を増大させる(ステップST605)。また、冷やし込み制御部3062は、圧縮機201の出力の増大に加え、ファン202の出力も増大させてもよい。
すなわち、一定期間、サーモオンオフ周期の変化量が既定範囲外であって当該変化量が正である場合には、商品の出し入れが多く、ショーケース1の冷却負荷が大きいと判定できる。よって、この場合には、冷やし込みを行う。この際、冷やし込み制御部3062は、例えば、圧縮機201の駆動周波数を最大値に近づける。
一方、ステップST605において、負荷判定部305は、一定期間、上記変化量が既定範囲外であって当該変化量が正ではないと判定した場合には、一定期間、変化量が既定範囲外であって当該変化量が負であるかを判定する(ステップST606)。
このステップST606において、負荷判定部305は、一定期間、変化量が既定範囲外であって当該変化量が負であると判定した場合には、冷却負荷が小さいと判定し、前倒し除霜制御部3063は、現在時刻が、予め既定された除霜開始時刻より前であって当該除霜開始時刻から所定時間内であるかを判定する(ステップST607)。
このステップST607において、前倒し除霜制御部3063は、現在時刻が除霜開始時刻より前であって当該除霜開始時刻から所定時間内であると判定した場合には、圧縮機201及びファン202の出力を停止させ、ヒータ107を出力させる(ステップST608)。
ここで、ショーケース1では、冷却を継続して行っていると冷却器105付近に霜が付着し、運転が継続できなくなる。そのため、従来から、ショーケース1では、予め設定されたタイミング(例えば12時間に1度)でヒータ107により除霜を行っている。一方、除霜を行う際には、圧縮機201及びファン202を停止させる必要があるため、庫内の冷却は行えない。
そこで、一定期間、サーモオンオフ周期の変化量が既定範囲外であって当該変化量が負である場合には、商品の入庫が少ないと判定し、この間に除霜を行う。但し、霜がついていない場合には除霜は不要であるため、予め設定された除霜開始時刻より少し前の時間帯に上記のような商品の入庫が少ない条件が生じた場合にのみ、前倒しで除霜を行う。
以上のように、この実施の形態1によれば、時間計測部301は、サーミスタ108による計測結果からサーモオン時間及びサーモオフ時間を計測し、周期取得部302は、時間計測部301により計測されたサーモオン時間とサーモオフ時間を加算してサーモオンオフ周期を取得し、記憶部303は、周期取得部302による取得結果を記憶し、変化量検出部304は、記憶部303により記憶された情報を用い、サーモオンオフ周期の変化量を検出し、負荷判定部305は、変化量検出部304により検出された変化量からショーケース1の冷却負荷を判定し、制御部306は、負荷判定部305による判定結果から冷凍機2を制御するように構成したので、正確にショーケース1の冷却負荷を判定できる。その結果、効率的な冷凍機2の制御(能力セーブ、冷やし込み)及びヒータ107の制御(前倒し除霜)が可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、負荷判定部305が用いる既定範囲は予め設定されるものとした。それに対し、実施の形態2では、ショーケース1の動作状態を学習することで上記既定範囲を設定する場合を示す。
図8はこの発明の実施の形態2に係る制御コントローラ3の構成例を示すブロック図である。この図8に示す実施の形態2に係る制御コントローラ3は、図3に示す実施の形態1に係る制御コントローラ3に対し、範囲設定部307を追加している。その他の構成例は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
範囲設定部307は、記憶部303に記憶された情報に基づいて、既定範囲を設定する。
また、負荷判定部305は、範囲設定部307により設定された既定範囲を用い、冷却負荷の判定を行う。
ここで、例えば、範囲設定部307は、まず、庫内温度に基づくショーケース1の制御を行わない状態で、記憶部303に記憶された一定期間(例えば数週間)分のサーモオンオフ周期に基づいて、ショーケース1の動作状態を学習する。そして、その際の冷却負荷の変動が大きい場合には既定範囲を短く設定し、冷却負荷の変動が小さい場合には既定範囲を長く設定する。
このように、ショーケース1毎に動作状態を学習した上で既定範囲を設定することで、ショーケース1の種別又は陳列される商品の種別等に応じて、柔軟に既定範囲を設定でき、冷却負荷の判定精度が向上する。
なお実施の形態1,2では、ショーケース1として、エアカーテンを用いたオープン型のショーケース1を用いた場合を示したが、これに限らず、ガラス等の扉を用いたクローズド型のショーケース1等、その他のショーケース1にも同様に適用可能である。
また実施の形態1,2では、制御コントローラ3がショーケースコントローラ110に搭載された場合を示した。しかしながら、これに限らず、制御コントローラ3は、ショーケース1の外部に設けられていてもよい。
最後に、図9を参照して、実施の形態1,2に係る制御コントローラ3のハードウェア構成例を説明する。なお以下では、実施の形態1に係る制御コントローラ3のハードウェア構成例を説明するが、実施の形態2に係る制御コントローラ3についても同様である。
制御コントローラ3における時間計測部301、周期取得部302、記憶部303、変化量検出部304、負荷判定部305及び制御部306の各機能は、処理回路51により実現される。処理回路51は、図9Aに示すように、専用のハードウェアであっても、図9Bに示すように、メモリ53に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)52であってもよい。
処理回路51が専用のハードウェアである場合、処理回路51は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。時間計測部301、周期取得部302、記憶部303、変化量検出部304、負荷判定部305及び制御部306の各部の機能それぞれを処理回路51で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路51で実現してもよい。
処理回路51がCPU52の場合、時間計測部301、周期取得部302、記憶部303、変化量検出部304、負荷判定部305及び制御部306の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ53に格納される。処理回路51は、メモリ53に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、制御コントローラ3は、処理回路51により実行されるときに、例えば図4,6に示した各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ53を備える。また、これらのプログラムは、時間計測部301、周期取得部302、記憶部303、変化量検出部304、負荷判定部305及び制御部306の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ53とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等が該当する。
なお、時間計測部301、周期取得部302、記憶部303、変化量検出部304、負荷判定部305及び制御部306の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。例えば、時間計測部301については専用のハードウェアとしての処理回路51でその機能を実現し、周期取得部302、記憶部303、変化量検出部304、負荷判定部305及び制御部306については処理回路51がメモリ53に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
このように、処理回路51は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 ショーケース、2 冷凍機、3 制御コントローラ、51 処理回路、52 CPU、53 メモリ、101 陳列棚、102 通風路、103 吹き出し口、104 吸込み口、105 冷却器、106 空気循環用ファン、107 ヒータ、108 サーミスタ(温度計測部)、109 リモコン、110 ショーケースコントローラ、201 圧縮機、202 ファン、203 圧縮機用インバータ、204 ファン用インバータ、301 時間計測部、302 周期取得部、303 記憶部、304 変化量検出部、305 負荷判定部、306 制御部、307 範囲設定部、1101 入力部、1102 通信部、1103 出力部、3011 オン時間計測部、3012 サーモオフ判定部、3013 オフ時間計測部、3014 サーモオン判定部、3061 能力セーブ制御、3062 冷やし込み制御部、3063 前倒し除霜制御部。

Claims (7)

  1. 時間計測部は、ショーケースの庫内温度を計測する温度計測部による計測結果から、サーモオン時間及びサーモオフ時間を計測し、
    周期取得部は、前記時間計測部により計測されたサーモオン時間とサーモオフ時間を加算してサーモオンオフ周期を取得し、
    記憶部は、前記周期取得部による取得結果を記憶し、
    変化量検出部は、前記記憶部により記憶された情報を用い、サーモオンオフ周期の変化量を検出し、
    負荷判定部は、前記変化量検出部により検出された変化量から前記ショーケースの冷却負荷を判定し、
    制御部は、前記負荷判定部による判定結果から、前記ショーケースの冷却を行う冷凍機を制御し、
    前記冷凍機は、冷媒を圧縮する圧縮機を備え、
    前記負荷判定部は、一定期間、前記変化量が既定範囲内であると判定した場合に冷却負荷の変動が小さいと判定し、一定期間、前記変化量が既定範囲外であって当該変化量が正であると判定した場合に冷却負荷が大きいと判定し、
    前記制御部は、前記負荷判定部により冷却負荷の変動が小さいと判定された場合に前記圧縮機の出力を低減させ、前記負荷判定部により冷却負荷が大きいと判定された場合に前記圧縮機の出力を増大させる
    ことを特徴とする制御方法。
  2. 前記冷凍機は、前記圧縮機により圧縮された冷媒に対して送風を行うファンを備え、
    前記制御部は、前記負荷判定部により冷却負荷の変動が小さいと判定された場合に前記圧縮機及び前記ファンの出力を低減させ、前記負荷判定部により冷却負荷が大きいと判定された場合に前記圧縮機及び前記ファンの出力を増大させる
    ことを特徴とする請求項記載の制御方法。
  3. 前記ショーケースは、
    前記圧縮機により圧縮された冷媒に対して送風を行うファンと、
    庫内の除霜を行うヒータとを備え、
    前記負荷判定部は、一定期間、前記変化量が既定範囲外であって当該変化量が負であると判定した場合に冷却負荷が小さいと判定し、
    前記制御部は、前記負荷判定部により冷却負荷が小さいと判定され、且つ、現在時刻が予め設定された除霜開始時刻より前であって当該除霜開始時刻から既定時間内である場合に、前記圧縮機及び前記ファンの出力を停止させ、前記ヒータを出力させる
    ことを特徴とする請求項記載の制御方法。
  4. 前記ショーケースは、庫内の除霜を行うヒータを備え、
    前記負荷判定部は、一定期間、前記変化量が既定範囲外であって当該変化量が負であると判定した場合に冷却負荷が小さいと判定し、
    前記制御部は、前記負荷判定部により冷却負荷が小さいと判定され、且つ、現在時刻が予め設定された除霜開始時刻より前であって当該除霜開始時刻から既定時間内である場合に、前記圧縮機及び前記ファンの出力を停止させ、前記ヒータを出力させる
    ことを特徴とする請求項記載の制御方法。
  5. 範囲設定部は、前記記憶部に記憶されたサーモオンオフ周期に基づいて、前記既定範囲を設定し
    前記負荷判定部は、前記範囲設定部により設定された前記既定範囲を用いる
    ことを特徴とする請求項から請求項のうちのいずれか1項記載の制御方法。
  6. ショーケースの庫内温度を計測する温度計測部による計測結果から、サーモオン時間及びサーモオフ時間を計測する時間計測部と、
    前記時間計測部により計測されたサーモオン時間とサーモオフ時間を加算してサーモオンオフ周期を取得する周期取得部と、
    前記周期取得部による取得結果を記憶する記憶部と、
    前記記憶部により記憶された情報を用い、サーモオンオフ周期の変化量を検出する変化量検出部と、
    前記変化量検出部により検出された変化量から前記ショーケースの冷却負荷を判定する負荷判定部と、
    前記負荷判定部による判定結果から、前記ショーケースの冷却を行う冷凍機を制御する制御部と
    を備え、
    前記冷凍機は、冷媒を圧縮する圧縮機を備え、
    前記負荷判定部は、一定期間、前記変化量が既定範囲内であると判定した場合に冷却負荷の変動が小さいと判定し、一定期間、前記変化量が既定範囲外であって当該変化量が正であると判定した場合に冷却負荷が大きいと判定し、
    前記制御部は、前記負荷判定部により冷却負荷の変動が小さいと判定された場合に前記圧縮機の出力を低減させ、前記負荷判定部により冷却負荷が大きいと判定された場合に前記圧縮機の出力を増大させる制御コントローラ。
  7. 請求項記載の制御コントローラを備えた
    ことを特徴とするショーケース。
JP2016130388A 2016-06-30 2016-06-30 制御方法、制御コントローラ及びショーケース Active JP6639336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016130388A JP6639336B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 制御方法、制御コントローラ及びショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016130388A JP6639336B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 制御方法、制御コントローラ及びショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018004146A JP2018004146A (ja) 2018-01-11
JP6639336B2 true JP6639336B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=60948848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016130388A Active JP6639336B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 制御方法、制御コントローラ及びショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6639336B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7372099B2 (ja) * 2019-09-24 2023-10-31 東芝テック株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018004146A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8984902B2 (en) System to control external condensation on a refrigerator
CN113167524B (zh) 冰箱及其控制方法
RU2744558C1 (ru) Холодильник и способ его управления
US11371768B2 (en) Refrigerator and method for controlling the same
CN110779254A (zh) 陈列柜控制方法及相关***
CN113227684B (zh) 冰箱及其控制方法
US10451330B2 (en) Automatic vending machine
JP6639336B2 (ja) 制御方法、制御コントローラ及びショーケース
CN110887311B (zh) 用于单***风冷冰箱的温度控制方法、电子设备及介质
JP5884010B2 (ja) 冷蔵庫
JP6562879B2 (ja) 冷蔵庫
JP2020051722A (ja) 異常判定装置、この異常判定装置を備える冷凍装置、及び圧縮機の異常判定方法
JP7154034B2 (ja) 制御装置及び冷凍システム
JP6080559B2 (ja) 自動販売機の冷却装置
JP2012256298A (ja) 自動販売機
KR20070051530A (ko) 냉장고의 팬 제어방법
US20110265500A1 (en) Method and apparatus to control discharge cooling in a refrigeration system
JP2019152412A (ja) 冷蔵庫
JP4201729B2 (ja) 冷却システムの制御装置
JP7459455B2 (ja) 冷却装置及び冷却制御方法
EP3611448B1 (en) Refrigerated showcase
JP5709252B2 (ja) 冷凍機の制御装置及び冷凍機の制御方法
JP6256834B2 (ja) 自動販売機
JP6168413B2 (ja) 自動販売機
JP6141179B2 (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6639336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250