JP6639025B2 - 石綿管除去方法、および、その石綿管除去方法に用いられる先端噴射ローターヘッド - Google Patents

石綿管除去方法、および、その石綿管除去方法に用いられる先端噴射ローターヘッド Download PDF

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Description

この発明は、石綿管が使用されている集合住宅、学校校舎等の建造物における、構造物解体工事時の石綿管除去方法、および、その石綿管除去方法に用いられる先端噴射ローターヘッドに関するものである。
従来から使用されてきた石綿は、耐久性、耐熱性、電気絶縁性等の特性が非常に優れている上に安価であるため、建設資材、電気製品、自動車部品等、様々な用途に広く使用されてきた。しかし、空気中に飛散した石綿が肺に吸収されると、約20〜40年の潜伏期間を経た後に、肺がんや中皮腫等の疾病を引き起こす可能性があることから、1975年以降においては、吹き付け石綿工法が禁止され、さらに、2004年には石綿を1%以上含む製品の出荷が原則禁止され、現在に至っている。
しかし、1970年よりも前に建築された建造物の多くは、主に断熱保熱を目的に石綿が大量に使用され、その石綿を使用した建造物の耐用期限が近年に本格的に到来することから、解体工事時における現場や周辺地域に対して石綿公害が懸念されるとともに、その撤去作業の工法が重要視されている。
この問題を解決するために、埋設石綿管の除去方法およびそのための装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2000−226942号公報 特開2003−97059号公報
しかしながら、例えば特許文献1に示すような従来の石綿管除去方法では、ガイド支柱を必要とし、回転駆動源と昇降駆動源に電動モーター、エアーモーターを使用しており、水圧を送るランス(パイプシャフト)等を用いた大がかりな装置になってしまう、という課題があった。また、ランス(パイプシャフト)等では、垂直管であれば作業ができるが実際には管のずれや曲がりがあるため、対応ができないという課題もあった。なお、管にずれや曲がりがある場合には、管径が大きければランスが入るため除去ができるが、管径が小さければ物理的にランスを入れることはできず対応不可能であるため、ピック等により斫り(はつり)をして、その後に、除去するしかなかった。
さらに、建造物の解体工事時における石綿管除去については、安全、早く、安く、という要求がなされているが、そのための装置、技術、費用面でも、さらなる改善の余地があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、石綿管が埋設されている建造物の解体工事時の石綿の飛散を防止するための装置を小型なもので済むようにし、かつ、斫り(はつり)等の工程を必要とせずに除去することができる、安全で安価な石綿管除去方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明は、建造物内に埋設された石綿管を、超高圧水を噴射して除去する石綿管除去方法であって、前記超高圧水を送る高圧ホースと、前記高圧ホースの先端に接続された高速回転水圧式治具と、前記高速回転水圧式治具に接続され、水圧によって回転させることにより水の出口先端に取り付けられたチップ超高圧水口から超高圧水を噴射させる先端噴射ローターヘッドを先端に備え、前記高速回転水圧式治具および前記先端噴射ローターヘッドを、前記建造物の屋上に設置された手動巻上下機にワイヤーで固定し、前記手動巻上下機により手動で前記ワイヤーを巻上げおよび巻下げすることにより、前記先端噴射ローターヘッドと前記高速回転水圧式治具とを前記石綿管に挿入して、前記石綿管の上から下まで移動させながら、前記石綿管内で、前記先端噴射ローターヘッドから超高圧水を噴射させつつ、前記高速回転水圧式治具によって前記先端噴射ローターヘッドを回転させることにより、前記石綿管内を湿潤させ、前記石綿管を徐々に除去していき、前記先端噴射ローターヘッドとして、前記高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心軸に対して前記先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心軸が90度の角度であり、かつ、前記高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心に対して前記先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心が芯ブレされてずれている先端噴射ローターヘッドを用いて、前記石綿管を除去することを特徴とする。
この発明の石綿管除去方法によれば、高速回転水圧式治具および先端噴射ローターヘッドを、建造物の屋上に設置された手動巻上下機にワイヤーで固定し、手動巻上下機により手動でワイヤーを巻上げおよび巻下げすることにより、先端噴射ローターヘッドと高速回転水圧式治具とを石綿管に挿入して、石綿管の上から下まで移動させながら、石綿管内で、先端噴射ローターヘッドから超高圧水を噴射させつつ、高速回転水圧式治具によって先端噴射ローターヘッドを回転させることにより、石綿管内を湿潤させて石綿管を徐々に除去していく際に、先端噴射ローターヘッドとして、高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心軸に対して先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心軸が90度の角度であり、かつ、高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心に対して先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心が芯ブレされてずれている先端噴射ローターヘッドを用いるようにしたので、石綿管が埋設されている建造物の解体工事時の石綿の飛散を防止するための装置が小型なもので済み、かつ、斫り(はつり)等の工程を必要とせず、安全に安価な装置で石綿管を除去することができる。
一般的な集合住宅における石綿管の埋設状態を破線で表した全体概要の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1における、一般的な集合住宅の石綿管除去方法の概要を示す説明図である。 この発明の実施の形態1における石綿管除去方法の養生の概要を示す拡大説明図である。 この発明の実施の形態1における飛散防止カバーの概要を示す拡大図である。 この発明の実施の形態1における、一般的な学校校舎の石綿管除去方法の概要を示す説明図である。 この発明の実施の形態1において、石綿管除去に用いられる先端噴射ローターヘッド、高速回転水圧式治具、および、高圧ホースが接続されている状態を示す概要説明図である。 図6に示す先端噴射ローターヘッドの種類と内部構造を示す概要説明図である。 この発明の実施の形態1において、石綿管が曲がっている場合の石綿管除去方法の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1において、石綿管がずれている場合の石綿管除去方法の一例を示す説明図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明は、石綿管が使用されている集合住宅、学校校舎等の建造物における、構造物解体工事時の石綿管除去方法に関するものであり、建造物内に埋設された石綿管を、超高圧水を噴射して除去する石綿管除去方法についての発明である。
実施の形態1.
図1は、一般的な集合住宅における石綿管の埋設状態を破線で表した全体概要の一例を示す図である。1970年よりも前に建築された一般的な集合住宅では、各部屋の浴室の壁から屋上までの排気管18として、石綿管10(図1中、破線で示す)が埋設されている。
図2は、この発明の実施の形態1における、一般的な集合住宅の石綿管除去方法の概要を示す説明図であり、図1に示す集合住宅におけるいずれかの石綿管10の中央を縦に切った断面を図の左方向から見た断面の状態を示す図である。この図2に示すように、一般的な集合住宅においては、1階〜4階の各浴室から屋上まで石綿管10が入っており、1階から屋上までの石綿管10、2階から屋上までの石綿管10、3階から屋上までの石綿管10、4階から屋上までの石綿管10という構造になっている。また、それぞれの石綿管10の下部の開口部が、除去した石綿含有汚水12の出口となっている。
図1に示す集合住宅において、石綿管除去を行う際には、横引き管19にコア穴31をあけ、そこから流出残差物が流れ出るので、下部に流れ出た石綿含有汚水12(図2中、破線で示す)を吸引する。この際、コア穴31は、石綿管10の直径より大きめで、石綿管が破砕しないようにあける必要がある。まず、各浴室壁上部、下部の横引き管にコア穴31をあける。また、上部から下部に沿って石綿含有汚水12(図2中、破線で示す)が流れるようにするため、各階浴室土間にコア穴31をあける。
次に、解体作業においては、内装については先に解体されているため、各浴室のドア、窓等に養生5をする。また、強力吸引車17から吸引ホース13を1階の浴室下部に設置し、吸引する。そして、屋上には飛散防止カバー2を、石綿管除去を行う石綿管10の上部を覆うように置き、その上部に石綿管10全体を囲むようにアルミ製の脚立1を置き、さらにその上に手動巻上下機3をセットする。すなわち、手動巻上下機3は、集合住宅29の屋上に設置される。
この際、脚立1の周りにビニール養生5を施し、超高圧発生装置16から超高圧水を送る高圧ホース6と、高圧ホース6の先端に接続された高速回転水圧式治具7と、高速回転水圧式治具7に接続され、水圧によって回転させることにより超高圧水の出口先端に取り付けられたチップ超高圧水口34(後述する図6,図7参照)から超高圧水を噴射させる先端噴射ローターヘッド8を先端につないで、この高速回転水圧式治具7および先端噴射ローターヘッド8を、集合住宅29の屋上に設置された手動巻上下機3にワイヤー4で固定する。
そして、手動巻上下機3により手動でワイヤー4を巻上げおよび巻下げすることにより、先端噴射ローターヘッド8と高速回転水圧式治具7とを石綿管10に挿入して、石綿管10の上から下まで移動させながら、その石綿管10内で、先端噴射ローターヘッド8から超高圧水を噴射させつつ、高速回転水圧式治具7によって先端噴射ローターヘッド8を回転させることにより、石綿管10内を湿潤させて石綿管10を徐々に除去していく。なお、手動巻上下機3にはハンドル30が取り付けられており、このハンドル30による操作で誰でも簡単に上下に巻上げ巻下げができるようになっている。
なお、図2では、水道26からの水を溜めた貯水槽27から超高圧発生装置16に水を送るようにしているが、水道26から直接、超高圧発生装置16に水を送ることができる場合には、貯水槽27は不要である。
図3は、この発明の実施の形態1における石綿管除去方法の養生の概要を示す拡大説明図である。前述のとおり、図1および図2に示すような一般的な集合住宅において、石綿管除去を行う際には、その集合住宅の屋上で飛散防止カバー2を、石綿管除去を行う石綿管10それぞれ1本ずつの上部を覆うように起き、その上部に石綿管10全体(すべての石綿管10)を覆い囲むようにアルミ製の脚立1を置き、ドアや窓等の養生5を施す。そして、アルミ製の脚立1の上に手動巻上下機3をセットする。また、高圧ホース6と高速回転水圧式治具7と先端噴射ローターヘッド8をつないだものを、ワイヤー4を介して手動巻上下機3に固定する。
この際、詳細な図示は省略するが、ワイヤー4にフックが設けられており、高圧ホース6と高速回転水圧式治具7との接続部分の超高圧カプラ22(後述する図6参照)にひっかけを付けて、このひっかけにワイヤー4のフックをかけてからテープ等でとめることにより、高圧ホース6と高速回転水圧式治具7と先端噴射ローターヘッド8をつないだものにワイヤー4を固定する。
図4は、この発明の実施の形態1における飛散防止カバー2の概要を示す拡大図であり、図4(a)は側面から見た断面図、図4(b)は上方から見た平面図である。飛散防止カバー2は、図4(a)に示すように、その上面がゴム板35で構成されており、図4(b)に示すように、ゴム板35の中央には高圧ホース6と高速回転水圧式治具7と先端噴射ローターヘッド8を接続したものが通るように穴(図中、破線で示す)があけられている。そして、この飛散防止カバー2の上面がゴム板35で構成されていることにより、高圧ホース6との隙間ができず、除去した石綿管10の飛散を防止することができる。
すなわち、石綿管10の上の方では、石綿管10を湿潤させて粉砕させることにより、上方に飛び散った粉砕物(石綿管10の粉砕物)が飛散防止カバー2内に集まるので、除去した石綿管10の飛散を防止することができる。
図5は、この発明の実施の形態1における、一般的な学校校舎の石綿管除去方法の概要を示す説明図である。一般的な学校校舎28は、3〜4階建てで、各教室の柱に暖房の排気管18があり、下部の柱から屋上への排気管18として石綿管10が埋設されている。
各教室の柱には、上部に横引き管19、下部に点検口37があり、上部の横引き管19はコアで大きめに穴をあけ、その上に鉄板養生20を施す。その時、鉄板にはコーキング材を穴周りに塗って防水をし、アンカーで留めて鉄板養生20を施す。また、柱の下部の点検口37が、除去した石綿含有汚水12の出口となっている。
そして、柱の周りに養生枠38を設置し、ビニールシート養生として、点検口37の口周りをテープで止め、枠周りにも養生5をし、前部分は二重シートをかけて吸引ホース13を設置し、吸引する。そして、図3に示したのと同様に、屋上には飛散防止カバー2を、石綿管除去を行う石綿管10の上部を覆うように置き、その上部に石綿管10全体を囲むようにアルミ製の脚立1を置き、その上に手動巻上下機3をセットする。
この際、脚立1の周りにビニール養生5を施し、超高圧発生装置16から高圧ホース6と高速回転水圧式治具7と先端噴射ローターヘッド8をつないで、手動巻上下機3にワイヤー4で固定し、石綿管10に挿入して上下どちらからでも除去できるようにする。なお、図2と同様に、図5においても、水道26からの水を溜めた貯水槽27から超高圧発生装置16に水を送るようにしているが、水道26から直接、超高圧発生装置16に水を送ることができる場合には、貯水槽27は不要である。
図6は、この発明の実施の形態1において、石綿管除去に用いられる先端噴射ローターヘッド8、高速回転水圧式治具7、および、高圧ホース6が接続されている状態を示す概要説明図である。図6に示すように、高速回転水圧式治具7は、高圧ホース6とは、ジョイント21と超高圧カプラ22を介して接続されており、先端噴射ローターヘッド8には、その先端噴射ローターヘッド8に設けられた縦穴に高速回転水圧式治具7の先端を挿入して固定することにより接続されている。
ここで、図6中の上部が先端噴射ローターヘッド8の高速回転水圧式治具7との接続部分であり、先端噴射ローターヘッド8における噴射される水の出口への横穴通路33の中心軸(図6中、一点鎖線で示す)は、先端噴射ローターヘッド8における高速回転水圧式治具7との接続部分の水が入ってくる縦穴通路36(高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36)の中心軸に対して90度の角度で接続されている。すなわち、先端噴射ローターヘッド8から噴射される水の出口先端に設けられたチップ超高圧水口34の中心軸もまた、先端噴射ローターヘッド8における高速回転水圧式治具7との接続部分の水が入ってくる縦穴通路36(高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36)の中心軸に対して90度の角度で接続されている。
図7は、図6に示す先端噴射ローターヘッド8の種類と内部構造を示す概要説明図であり、先端噴射ローターヘッド8を上部から見た断面図、すなわち、図6の先端噴射ローターヘッド8において、先端噴射ローターヘッド8から噴射される水の出口への横穴通路33およびその出口先端に取り付けられたチップ超高圧水口34を通る平面(図6中、一点鎖線で示すライン)で水平に切った断面図を上部から見た図である。
図7(d)は、横穴通路33(およびチップ超高圧水口34)の中心を縦穴通路36の中心に対して芯ブレさせていない(ずれていない)場合の先端噴射ローターヘッド8を示しており、この場合には、先端噴射ローターヘッド8から噴射される水の出口への横穴通路33(およびチップ超高圧水口34)の中心は、破線で示すラインX上にある。このラインXは、先端噴射ローターヘッド8に高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36の中心を通るラインである。そして、図7(a)〜図7(c)は、図7(d)の状態から、横穴通路33(およびチップ超高圧水口34)の中心を縦穴通路36の中心に対して1mm芯ブレさせたもの、2mm芯ブレさせたもの、3mm芯ブレさせたものである。なお、ここでは、先端噴射ローターヘッド8に高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36の内側の半径を4mmと仮定する。
そして、石綿管10を除去する際に、石綿管10が硬い場合には、先端噴射ローターヘッド8の回転数を小さくする(1000〜1200回転/分にする)とよく、また逆に柔らかい場合には、回転数を大きくする(1400〜1600回転/分にする)とよいが、ここでは、回転数のもっとも高いもの、すなわち、上記の例では、図7(c)に示す3mm芯ブレさせてずれている先端噴射ローターヘッド8を用いるものとする。なお、この図7(c)に示す先端噴射ローターヘッド8の回転数は、1500回転/分である。
つまり、先端噴射ローターヘッド8は、回転数を下げるために必要なものである。高速回転水圧式治具7は、回転数が速くて毎分3000回転するため、水が分散してしまい石綿管10をうまく除去することができないので、回転数を下げるために先端噴射ローターヘッド8が必要となる。
この図6,図7に示す先端噴射ローターヘッド8は、本願出願人が発明したものであり、従来からあるものとは大きく異なっている。
従来からあるものは、特許文献1,2等にも示されているように、高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴との角度を90+35度など、斜めに接続している。これは、高圧の水を噴射することにより石綿管を除去するものである。なお、特許文献1,2では、まっすぐしか入れることができない長い治具であるランスを用いているため、重いランスを巻き上げることができるよう、自動巻き上げ機を使っている。
しかし、この発明の実施の形態1では、先端噴射ローターヘッド8において、噴射される水の出口への横穴通路33の中心軸を高速回転水圧式治具7との接続部分の水が入ってくる縦穴通路36の中心軸に対して90度の角度にしているため、低圧で除去することが可能になる。
また、従来からある先端噴射ローターヘッドは、高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴との角度を90+35度など、斜めに接続しているので、石綿管を上方向から下方向に向かって除去していくことしかできないため、視認しながら除去を行う必要があるが、この発明の実施の形態1では、先端噴射ローターヘッド8において、噴射される水の出口への横穴通路33の中心軸を高速回転水圧式治具7との接続部分の水が入ってくる縦穴通路36の中心軸に対して90度の角度にしているため、先端噴射ローターヘッド8と高速回転水圧式治具7とを巻下げていく(徐々に下げていく)場合だけでなく、巻上げていく(徐々に上げていく)場合であっても同様に、石綿管10内を湿潤させて粉砕させることができるので、石綿管10を上方向からでも下方向からでも除去することが可能である、という点においても、従来からあるものとは大きく異なっている。
また、従来からあるものは、先端噴射ローターヘッド8の水の出口への横穴通路(従来は斜めの通路であったが)の中心が、先端噴射ローターヘッド8に水が入ってくる縦穴通路の中心に対して芯ブレされてずれているようなものではなかった。
しかし、この発明の実施の形態1では、先端噴射ローターヘッド8に高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36の中心に対して、先端噴射ローターヘッド8における噴射される水の出口への横穴通路33およびその出口先端に取り付けられたチップ超高圧水口34の中心が、芯ブレされてずれていることにより、さらに低い回転数で除去することが可能となる。
このように、先端噴射ローターヘッド8として、高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36の中心に対して、先端噴射ローターヘッド8から噴射される水の出口への横穴通路33の中心が芯ブレされてずれている先端噴射ローターヘッド8を用いるようにしたので、具体的には、水圧1700〜2000kgf/cm、1500回転/分で13リットルの水量により、石綿管10の表面のみ除去することができるようになり、その結果、石綿管10が埋設されている建造物の解体工事時の石綿の飛散を防止するための装置が小型なもので済み、かつ、斫り(はつり)等の工程を必要とせず、安全に安価な装置で石綿管を除去することができる。
図8は、この発明の実施の形態1において、石綿管10が曲がっている場合の石綿管除去方法の一例を示す説明図である。集合住宅29、学校校舎28等の建造物に埋設されている石綿管除去は、超高圧発生装置16から高圧ホース6と高速回転水圧式治具7と先端噴射ローターヘッド8をつなぎ、管内上部から下部まで入れていくのだが、石綿管10が曲がっていると、従来のランスでは、それ以上は入っていかないという問題があった。
また、図9は、この発明の実施の形態1において、石綿管10がずれている場合の石綿管除去方法の一例を示す説明図である。集合住宅29、学校校舎28等の建造物に埋設されている石綿管除去は、超高圧発生装置16から高圧ホース6と高速回転水圧式治具7と先端噴射ローターヘッド8をつなぎ、管内上部から下部まで入れていくのだが、石綿管10が途中でずれていると、曲がっている場合と同様に、従来のランスでは、それ以上は入っていかないという問題があった。
そこで、この発明の実施の形態1では、例えば図8に示すように石綿管10が曲がっていたり、図9に示すように石綿管10が途中でずれていたりして、超高圧発生装置16から高圧ホース6と高速回転水圧式治具7と先端噴射ローターヘッド8をつないだものが、管内上部から下部まで入らない場合は、先端噴射ローターヘッド8が移動しなくなったところで高速回転水圧式治具7と先端噴射ローターヘッド8を外に出し、先端噴射ローターヘッド8を選別して替える。
この際、先端噴射ローターヘッド8に高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36の内径に応じて、先端噴射ローターヘッド8における噴射される水の出口への横穴通路33およびその出口先端に取り付けられたチップ超高圧水口34の中心が、先端噴射ローターヘッド8に水が入ってくる縦穴通路36の中心に対して芯ブレしてずれている、その芯ブレの度合の適した先端噴射ローターヘッド8に交換する。
すなわち、前述のとおり、先端噴射ローターヘッド8は、回転数を下げるために必要なものであるが、さらに回転数を下げるために、先端噴射ローターヘッド8の横穴通路33(およびチップ超高圧水口34)の中心を縦穴通路36の中心に対して芯ブレさせてずれている、その芯ブレの度合が異なる先端噴射ローターヘッド8を複数用意しているのである。
そして、石綿管10を除去する際には、前述のとおり、石綿管10が硬い場合には、先端噴射ローターヘッド8の回転数を小さくする(1000〜1200回転/分にする)とよく、また逆に柔らかい場合には、回転数を大きくする(1400〜1600回転/分にする)とよいので、例えば、先端噴射ローターヘッド8に高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36の内側の半径を4mmだと仮定すると、図7(a)〜(c)に示すような3種類の先端噴射ローターヘッド8を準備しておき、石綿管10が硬い場合には、適切な先端噴射ローターヘッド8を選別して替えて使用する。
通常は、もっとも回転数の高いもの(上記の例だと芯ブレ3mmのもの)を最初にセットしておくが、石綿管10を粉砕できない場合には、回転数の低いもの(芯ブレ1mmのものや2mmのもの)につなぎ替えて、徐々に石綿管10を粉砕することにより石綿管10の内径を大きくし、その後、最初にセットされていた回転数の高い先端噴射ローターヘッド8に替える(戻す)ことにより、すべての石綿管10を除去することができるようになる。
例えば、先端噴射ローターヘッド8に高速回転水圧式治具7から水が入ってくる縦穴通路36の内側の半径が4mmの場合には、図7(a)〜図7(c)に示す3種類の先端噴射ローターヘッド8のうち、最初は図7(c)に示す3mm芯ブレさせた先端噴射ローターヘッド8、すなわち、回転数の高い先端噴射ローターヘッド8が接続されているものとする。そして、その状態では石綿管10を除去することができない場合(石綿管10が硬くて除去できない場合、図8に示すように石綿管10が曲がっている場合、図9に示すように石綿管10がずれている場合など)に、図7(b)または図7(a)に示す、芯ブレの度合を小さくした回転数の低い先端噴射ローターヘッド8につなぎ替えて使用する。
その結果、石綿管10の内壁を徐々に粉砕して石綿管10の内径を広げながら、石綿管10を徐々に除去していくことができ、さらに、先端噴射ローターヘッド8と高速回転水圧式治具7との巻上げ巻下げを繰り返し、石綿管10内を湿潤させて石綿管10を徐々に除去していき、そして、徐々に芯ブレの度合の大きい先端噴射ローターヘッド8に交換して戻していくことにより、すべての石綿管10を除去することができる。
このように、先端噴射ローターヘッド8における噴射される水の出口への横穴通路33の中心が、先端噴射ローターヘッド8に水が入ってくる縦穴通路36の中心に対して芯ブレされてずれている、その芯ブレ度合が異なる先端噴射ローターヘッド8をあらかじめ何種類も準備しておく。そして、石綿管10を除去できない場合には、先端噴射ローターヘッド8を、先端噴射ローターヘッド8から噴射される水の出口への横穴通路33(およびチップ超高圧水口34)の中心が、高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路36の中心に対して芯ブレされてずれている、その芯ブレ度合が異なる適切な先端噴射ローターヘッド8に交換して使用することにより、石綿管のずれや曲がりがあっても斫り(はつり)等の工程を必要とせず、徐々に石綿管10の内径を広げながら、安全に安価な装置ですべての石綿管10を除去することができる。
なお、前述のとおり、この実施例では、先端噴射ローターヘッド8に水が入ってくる縦穴通路36の内側の半径を4mmとしたので、図7(a)〜図7(c)に示すように、先端噴射ローターヘッド8の横穴通路33(およびチップ超高圧水口34)の中心が縦穴通路36の中心に対して1mm芯ブレさせたもの、2mm芯ブレさせたもの、3mm芯ブレさせたもの、という3種類の先端噴射ローターヘッド8の中から選別するものとして説明したが、縦穴通路36の内径がもっと大きい場合には、さらに1mmずつ芯ブレさせた数多くの先端噴射ローターヘッド8を用意しておいて、適切なものを選別して交換して使用するようにすればよい。
以上のように、この実施の形態1の石綿管除去方法によれば、高速回転水圧式治具および先端噴射ローターヘッドを、建造物の屋上に設置された手動巻上下機にワイヤーで固定し、手動巻上下機により手動でワイヤーを巻上げおよび巻下げすることにより、先端噴射ローターヘッドと高速回転水圧式治具とを石綿管に挿入して、石綿管の上から下まで移動させながら、石綿管内で、先端噴射ローターヘッドから超高圧水を噴射させつつ、高速回転水圧式治具によって先端噴射ローターヘッドを回転させることにより、石綿管内を湿潤させて石綿管を徐々に除去していく際に、先端噴射ローターヘッドとして、高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心軸に対して先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心軸が90度の角度であり、かつ、高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心に対して先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心が芯ブレされてずれている先端噴射ローターヘッドを用いるようにしたので、石綿管が埋設されている建造物の解体工事時の石綿の飛散を防止するための装置が小型なもので済み、かつ、斫り(はつり)等の工程を必要とせず、安全に安価な装置で石綿管を除去することができる。
さらに、石綿管を除去できない場合には、先端噴射ローターヘッドを、高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心に対して先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心が芯ブレされてずれている、その芯ブレ度合が異なる先端噴射ローターヘッドに交換して使用することにより、石綿管のずれや曲がりがあっても斫り(はつり)等の工程を必要とせず、安全に安価な装置ですべての石綿管を除去することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 脚立
2 飛散防止カバー
3 手動巻上下機
4 ワイヤー
5 養生(ビニール、ドア、窓、その他)
6 高圧ホース
7 高速回転水圧式治具
8 先端噴射ローターヘッド
9 水圧口
10 石綿管
12 石綿含有汚水
13 吸引ホース
16 超高圧発生装置
17 強力吸引車
18 排気管
19 横引き管
20 鉄板養生
21 ジョイント
22 超高圧カプラ
27 給水槽
28 学校校舎
29 集合住宅
30 手動巻上下機3のハンドル
31 コア穴
33 先端噴射ローターヘッド8における噴射される水の出口への横穴通路
34 チップ(サファイア石)超高圧水口
35 ゴム板
36 先端噴射ローターヘッド8における高速回転水圧式治具7との接続部分の水が入ってくる縦穴通路
37 点検口
38 養生枠

Claims (3)

  1. 建造物内に埋設された石綿管を、超高圧水を噴射して除去する石綿管除去方法であって、
    前記超高圧水を送る高圧ホースと、前記高圧ホースの先端に接続された高速回転水圧式治具と、前記高速回転水圧式治具に接続され、水圧によって回転させることにより水の出口先端に取り付けられたチップ超高圧水口から超高圧水を噴射させる先端噴射ローターヘッドを先端に備え、前記高速回転水圧式治具および前記先端噴射ローターヘッドを、前記建造物の屋上に設置された手動巻上下機にワイヤーで固定し、
    前記手動巻上下機により手動で前記ワイヤーを巻上げおよび巻下げすることにより、前記先端噴射ローターヘッドと前記高速回転水圧式治具とを前記石綿管に挿入して、前記石綿管の上から下まで移動させながら、前記石綿管内で、前記先端噴射ローターヘッドから超高圧水を噴射させつつ、前記高速回転水圧式治具によって前記先端噴射ローターヘッドを回転させることにより、前記石綿管内を湿潤させ、前記石綿管を徐々に除去していき、
    前記先端噴射ローターヘッドとして、前記高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心軸に対して前記先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心軸が90度の角度であり、かつ、前記高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心に対して前記先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心が芯ブレされてずれている先端噴射ローターヘッドを用いて、前記石綿管を除去する
    ことを特徴とする石綿管除去方法。
  2. 建造物内に埋設された石綿管を、超高圧水を噴射して除去する石綿管除去方法であって、
    前記超高圧水を送る高圧ホースと、前記高圧ホースの先端に接続された高速回転水圧式治具と、前記高速回転水圧式治具に接続され、水圧によって回転させることにより水の出口先端に取り付けられたチップ超高圧水口から超高圧水を噴射させる先端噴射ローターヘッドを先端に備え、前記高速回転水圧式治具および前記先端噴射ローターヘッドを、前記建造物の屋上に設置された手動巻上下機にワイヤーで固定し、
    前記手動巻上下機により手動で前記ワイヤーを巻上げおよび巻下げすることにより、前記先端噴射ローターヘッドと前記高速回転水圧式治具とを前記石綿管に挿入して、前記石綿管の上から下まで移動させながら、前記石綿管内で、前記先端噴射ローターヘッドから超高圧水を噴射させつつ、前記高速回転水圧式治具によって前記先端噴射ローターヘッドを回転させることにより、前記石綿管内を湿潤させ、前記石綿管を徐々に除去していき、
    前記先端噴射ローターヘッドとして、前記高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心軸に対して前記先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心軸が90度の角度であり、かつ、前記高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心に対して前記先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心が芯ブレされてずれている先端噴射ローターヘッドを用いて、前記石綿管を除去するとともに、
    前記石綿管を除去できない場合には、前記先端噴射ローターヘッドを、前記芯ブレの度合が異なる先端噴射ローターヘッドに交換して用いて、前記石綿管を除去する
    ことを特徴とする石綿管除去方法。
  3. 建造物内に埋設された石綿管を、超高圧水を噴射して除去する石綿管除去方法に用いられる先端噴射ローターヘッドであって、
    前記超高圧水を送る高圧ホースと、前記高圧ホースの先端に接続された高速回転水圧式治具と、前記高速回転水圧式治具に接続され、水圧によって回転させることにより水の出口先端に取り付けられたチップ超高圧水口から超高圧水を噴射させる先端噴射ローターヘッドを先端に備え、前記高速回転水圧式治具および前記先端噴射ローターヘッドを、前記建造物の屋上に設置された手動巻上下機にワイヤーで固定し、前記手動巻上下機により手動で前記ワイヤーを巻上げおよび巻下げすることにより、前記先端噴射ローターヘッドと前記高速回転水圧式治具とを前記石綿管に挿入して、前記石綿管の上から下まで移動させながら、前記石綿管内で、前記先端噴射ローターヘッドから超高圧水を噴射させつつ、前記高速回転水圧式治具によって前記先端噴射ローターヘッドを回転させることにより、前記石綿管内を湿潤させ、前記石綿管を徐々に除去していく石綿管除去方法に用いられるものであり、
    前記先端噴射ローターヘッドは、前記高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心軸に対して前記先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心軸が90度の角度であり、かつ、前記高速回転水圧式治具から水が入ってくる縦穴通路の中心に対して前記先端噴射ローターヘッドから噴射される水の出口への横穴通路の中心が芯ブレされてずれている
    ことを特徴とする先端噴射ローターヘッド。
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