JP6638336B2 - カップ部を有する衣類 - Google Patents

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本発明は、バストを被覆するカップ部を有する衣類に関する。
一般的に、着用者の背面においてストラップがU字形状に配設されるブラジャーがある(特許文献1の図1および図3(c)参照)。
このようなブラジャーにおいてストラップは、背中心からバック布の上端を経由して肩にかけて緩やかにカーブしながら、バック布の上端に沿わせて縫着されるので、ストラップが肩の稜線のより肩先に近い位置で当接する。従って、一対のストラップは、互いに離れた位置に配設されるので、背中の開いたアウターへの影響を抑制することが可能となる。
また、ストラップがU字形状に配設されるブラジャーは、バック布の脇部分の位置を高く形成することができるので、バック布で脇肉を押さえ、着用者の脇近傍のラインを整えることが可能となる。
特開2008−127692号公報
しかしながら、ストラップがU字形状に配設されるブラジャーにおいてストラップは、肩の稜線の肩先近傍位置で当接するので、ストラップがずり落ちやすく、着用感が損なわれ、着用者が煩わしさを感じる場合がある。ストラップがずり落ちないように一対のストラップを近づけた位置に配設しようとする場合、テープ状のストラップを、背中心からバック布の上端において急なカーブを形成するように縫着する必要があり、縫着技術を要し、生産性が低くなる場合がある。
このように、ストラップがU字形状に配設されるブラジャーにおいて、着用感、ストラップの縫着時の生産性などを考慮すると、デザインが制限され、デザインの自由度が低い問題があった。
従って本発明の目的は、デザインの自由度が高いカップ部を有する衣類を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の特徴は、バストを被覆するカップ部を有する衣類に関する。本発明の特徴に係るカップ部を有する衣類は、バストを被覆する一対のカップ部と、一対のカップ部の脇側にそれぞれ接続し、着用者の脇を被覆し、伸縮性を有する部材で形成される一対のバック部と、一対のバック部に接続する調節部と、カップ部に接続するとともに、着用者の肩の稜線を超えて配設され、着用者の背面でバック部に接続する一対のストラップ部を備える。調節部は、バック部よりも強いパワーを有し、このパワーでバック部の張りを調節する。ストラップ部は、バック部の下辺まで延伸して形成される。
ここで、一対のバック部の各後端は、略平行に形成され、ストラップ部は、バック部の後端に亘って重ねて形成されても良い。
さらに、バック部は、シート状の部材で形成され、バック部の上辺に、シート状の部材が折り返される折り返し部が形成され、折り返し部において、シート状の部材が縫着されないワサの状態が形成され、バック部の下辺で、シート状の部材の折り返し部の他端側が縫着されても良い。
本発明によれば、デザインの自由度が高いカップ部を有する衣類を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るブラジャーを着用した状態の背面図である。 本発明の実施の形態に係るブラジャーのバック部、調節部およびストラップ部を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るブラジャーのバック部を説明する図であって、図3(a)はバック部の断面斜視図であって、図3(b)は断面図である。 本発明の実施の形態に係るブラジャーにおけるストラップ部の配設位置と調節部を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るブラジャーにおけるストラップ部の配設位置を説明する図である。 本発明の第1の変形例に係るブラジャーの調節部を説明する図である。 本発明の第2の変形例に係るブラジャーを着用した状態の背面図であって、図7(a)は、調節部が単一の部材で形成されるブラジャーを示し、図7(b)は、調節部が長さ調節機能を有するブラジャーを示す。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るブラジャー1を説明する。ブラジャー1は、カップ部(図示せず)、バック部3、調節部4、ストラップ部5および係止部6を備える。カップ部、バック部3、調節部4およびストラップ部5は、左右対称に設けられる。
カップ部は、着用者の前面に設けられ、着用者のバストを被覆する。カップ部の上側はストラップ部5に接続し、カップ部の脇側はバック部3に接続する。カップ部は、ストラップ部5およびバック部3と直接的に接続しても良いし、他の部材を介して間接的に接続しても良い。本発明の実施の形態においてカップ部の形状は問わない。
バック部3は、一対のカップ部の脇側にそれぞれ接続し、着用者の脇ないし背中を被覆する。バック部3は、伸縮性を有する部材で形成される。バック部3は、着用者の周方向(図1の左右方向)に良く伸びるように配設される。バック部3の高さは任意に設定される。
調節部4は、一対のバック部3にそれぞれ接続する。調節部4は、バック部3よりも強いパワーを有し、伸長した際の戻る力(緊迫力またはキックバック)の大きい部材で形成される。調節部4は、着用者の周方向(図1の左右方向)で緊迫力が大きくなるように配設される。
ストラップ部5は、伸縮ないし難伸縮性を有し、着用者の前面でカップ部に接続するとともに、着用者の肩の稜線を超えて配設され、着用者の背面でバック部3に接続する。ストラップ部5は、肩の稜線からカップ部を引き上げ、バストの保形に寄与する。ストラップ部5は、エイト鐶(図示せず)等により、長さを調節可能に形成されても良い。
係止部6は、一対の調節部4の背中心側に、それぞれ接続する。係止部6は、1段の雌カンが設けられる雌カン部61と、1段の雄カンが設けられる雄カン部62を備え、背中心で着脱可能に形成される。雌カン部61は、1段の雌カンが、2列以上設けられても良い。
(バック部)
バック部3は、図1に示すように、着用者の脇ないし背の脇側を被覆するように配設される。バック部3は、伸縮性を有する素材で形成される、バック部3の素材としては、例えば、パワーネット、トリコット、ストレッチレースなどが考えられる。
バック部3の周方向の緊迫力は、30cNから150cN程度の素材が好ましい。バック部3を折り返し等により素材を二重とする場合は、緊迫力が30cNから80cN程度の素材がより好ましく、素材を一重とする場合は、緊迫力が80cNから150cN程度の素材がより好ましい。ここで、緊迫力は、試験片を定速伸長形引張試験機に取り付け、300mm/分程度の速度で長手方向の伸長回復を複数回繰り返し、伸び率が30%に回復した際の荷重である。試験片は、160mm×25mmであって、試験片は、上部つかみ25mm、下部つかみ35mmおよびつかみ間隔100mmで、定速伸長形引張試験機に取り付けられる。
バック部3の周方向の伸び率は、100%から200%程度の素材が好ましい。ここで、この伸び率は、伸長回復性で用いた試験片と同様の試験片を、伸長回復性の試験と同様に定速伸長形引張試験機に取り付け、試験片を周方向に加重9.8Nをかけて測定されたものである。
バック部3は、着用時に滑らかに伸びて、着用者の脇ないし背にフィットして配設される。バック部3は、バストの脇から背中の脇側近傍の肉にフィットして、押圧することにより、バストの脇側のラインを整えることを可能とする。
本発明の実施の形態においてストラップ部5は、図1および図2に示すように、従来のストラップがU字形状に配設されるブラジャーと異なり、ほぼ垂直に形成される。またストラップ部をバック部の上端に沿わせて縫着する必要もない。従ってバック部3は、任意の高さに形成することが可能である。バック部3は、図1に示す高さよりも低く形成されても良いし、脇の付け根を超えない範囲で、図1に示す高さよりも高く形成されても良い。
一対のバック部3の各後端(背中心側)は、図2に示すように平置き状態で略平行に形成され、図1に示すように着用状態で、略平行ないし逆ハの字形状に形成される。またバック部3の後端の辺に亘って、ストラップ部5が重なるように形成される。
バック部3は、図3に示すように、シート状の部材で形成され、バック部3の上辺31に、シート状の部材が折り返される折り返し部が形成される。この折り返し部(上辺31)において、シート状の部材が縫着されないワサの状態が形成され、バック部3の下辺32で、シート状の部材の折り返し部の他端側が縫着される。また、バック部3の下辺32の外側(着用者側の反対側)に、テープ状の伸縮性を有するレース33が、装飾のために配設される。
これにより、本発明の実施の形態に係るバック部3は、上辺31がワサの状態で形成されるので、肌当たりがよく、快適な着用感が得られる。また、上辺31および下辺32において、ゴムテープなどによる端処理を用いないことにより、楽な着用感を実現する。
本発明の実施の形態に係るバック部3は、上辺31がワサの状態で形成される場合を説明したが、これに限られない。一般的なバック部であっても良いし、一般的なバック部よりも柔らかく、緊迫力が弱くなるように形成されても良い。
(調節部)
調節部4は、一対のバック部3の背中心側(カップ部の反対方向)にそれぞれ連結する一対の部材により形成される。調節部4を形成する一対の部材に、着脱可能な一対の係止部6aおよび6bがそれぞれ接続し、着脱可能に形成される。本発明の実施の形態において調節部4は、バック部3の着用者(皮膚)側に配設されて縫着される場合を説明するが、これに限るものではない。
図2に示すように、バック部3と調節部4との境界に沿って、ストラップ部5が設けられるので、一対の調節部4とストラップ部5とが、凵字状を形成する。またバック部3は調節部4よりも高い、任意の高さに設計されるので、バック部3と調節部4により、階段形状を形成する。これによりブラジャー1は、脇肉を押さえる効果と、任意の位置にストラップ部5を形成できる効果を両立することができる。また調節部4の下端とバック部3の下端は一致するように形成し、調節部4を低く設計することにより、さらに、背面において上下方向に長く開いたアウターを着用しても、ブラジャー1が見えにくい効果が得られる。
調節部4は、幅2〜5センチ程度のテープ状の部材であって、キックバックの大きい素材で形成される。調節部4の素材としては、例えば、帯状のゴムなどが考えられる。
調節部4の長手方向(周方向)の緊迫力は、200cNから600cN程度の素材が好ましい。ここで、緊迫力は、テープ状の試験片を定速伸長形引張試験機に取り付け、300mm/分程度の速度で長手方向の伸長回復を複数回繰り返し、伸び率が30%に回復した際の荷重である。
調節部4の長手方向(周方向)の伸び率は、40%から95%程度の素材が好ましい。ここで、この伸び率は、テープ状の試験片を定速伸長形引張試験機に取り付け、試験片を長手方向に荷重9.8Nをかけて測定されたものである。
調節部4は、バック部3よりも強いパワーを有し、このパワーでバック部3の張りを調節する。バック部3は調節部4より伸び率が大きく、調節部4は、バック部3よりもキックバックが大きいので、主にバック部3が着用者のサイズに併せて伸長し、主に調節部4が緊迫力(伸長状態から戻る力)によって、バック部3を調節部4の方向に引っ張る。バック部3は、調節部4の緊迫力により張られた状態で、着用者の脇ないし背の肉を押圧し、着用者の皮膚にフィットすることにより、脇ないし背のラインを整える。
本発明の実施の形態において調節部4は、図2に示すように、バック部3の後端で縫着するとともに、バック部3の後端よりも脇側の縫着位置41において、バック部3と縫着するように形成されることが好ましい。本発明の実施の形態においてバック部3は、調節部4に比べて滑らかに伸縮する部材で形成され、調節部4により引っ張られる。周方向の異なる複数の位置で調節部4とバック部3とを縫着することにより、バック部3の縫着位置における負荷を軽減し、バック部3の強度を保つことができる。
本発明の実施の形態のバック部3は、上辺31にワサが設けられ、上辺31および下辺32においてゴムテープなどによる端処理がなされていないので、一般的なブラジャーのバック部と比べて緊迫力が弱い。そこで本発明の実施の形態のブラジャー1は、緊迫力の強い調節部4により、ブラジャー1の周方向全体の緊迫力を調節して、ブラジャー1が安定して着用者に配設されるように構成される。
従って、調節部4の長さは、ブラジャー1の全周において求められる緊迫力の大きさと、ブラジャー1の調節部4以外が実現する緊迫力とから、調節部4の素材特性も考慮して、適宜決定される。換言すると調節部4は、ストラップ部5の位置の影響を受けないように形成することが可能となる。
具体的には、図4および図5に示すように、上述したブラジャー1と、このブラジャー1よりも距離aだけストラップが脇側に配設されるブラジャー1aを考える。図4に示すように、ブラジャー1のストラップ部5と縫着位置41との距離d1は、ブラジャー1aのストラップ部5aと縫着位置41aとの距離d2よりも大きくなるように形成される。しかしながら、図5に示すように、着用者に対する調節部4および4aの位置は、ブラジャー1とブラジャー1aとで変わらない。これは、調節部4の長さは、ブラジャー1の周方向全体の所望の緊迫力を実現するように設定されるので、ストラップ部の位置に影響を受けないからである。
従って、本発明の実施の形態によれば、調節部4の長さが決定されると、ストラップ部5を中心側に設けたり、脇側に設けたりするなど、デザインの自由度が高い。また、ストラップ部5は、直線状に配設されるので、高い縫着技術を必要とせず、生産性が向上する。さらに、バック部3に緊迫力の弱い素材を用いることができたり、バック部3を任意の高さに設計できたりする点でも、デザインの自由度が高く、所望の機能に柔軟に対応することを可能とする。
なお、調節部4の所望の緊迫力を実現するために、調節部4の素材を変更したり、調節部4の長さ(周方向の長さ)または幅(上下方向の長さ)を変更したりしても良い。また、調節部4の脇側の端部と、バック部3の背中心側の端部と、ストラップ部5との縫着位置が一致するように形成されても良い。このとき、調節部4の端部が、ストラップ部5よりも肌側に配設されても良い。
(ストラップ部)
ストラップ部5は、伸縮ないし難伸縮性を有するテープ状の素材であって、肩の稜線を支点として、カップ部を引き上げる。
ストラップ部5の長手方向の伸び率は、10%から70%程度の素材が好ましい。ここで、この伸び率は、テープ状の試験片を定速伸長形引張試験機に取り付け、試験片を長手方向に荷重9.8Nをかけて測定されたものである。
本発明の実施の形態に係るストラップ部5は、バック部3の下辺32まで延伸して形成される。バック部3の下辺32は、着用者の胴体に安定して配設されるので、ストラップ部5が安定して配設され、カップ部の引き上げ力を実現することができる。またバック部3の緊締力に依存することなくストラップ部5の安定性を実現することができるので、バック部3に柔らかい素材を用いることも可能とする。
またストラップ部5は、バック部3の後端に沿って配設され、バック部3の後端の全長に亘って形成される。バック部3とストラップ部5が重なる後端の全長部分またはほぼ全長部分において、バック部3とストラップ部5とが縫着されるように形成されても良い。バック部3の上辺31近傍のみでストラップ部5とバック部3が重なり縫着される場合と比べて、図2等に示すバック部3とストラップ部5は、より長い部分において重なり縫着される。これによりバック部3の縫着位置における負荷を軽減し、バック部3の強度を保つことができる。
このように本発明の実施の形態に係るブラジャー1は、調節部4によりブラジャー1の周方向の緊迫力を調節することができるので、バック部3の素材や形状、ストラップ部5の位置などを自由に設計することができる。
具体的には、調節部4はバック部3よりもパワーが強くなるように形成されるので、調節部4のキックバックにより、バック部3を引っ張って、バック部3の被覆部分のラインを整えることができる。これにより、バック部3に緊迫力が弱く柔らかい部材を用いることが可能になるので、バック部3の楽な着け心地とバック部3の補整効果を両立することができる。
また、調節部4によりブラジャー1の周方向の緊迫力が調節されるので、バック部3のみならず、カップ部の下に設けられる土台部分などにおいて緊迫力の弱い部材を用いることができる。これにより、ブラジャー1の下辺全体において、良好な肌当たりと、楽な着け心地を実現することができる。また調節部4は、背面中心近傍に設けられるところ、背面中心における肌当たりは気になりにくいので、調節部4でパワーの強い部材を用いても、ブラジャー1の着け心地に影響を与えにくい。
さらに、ストラップ部5が背面において直線状に配設される。従って、バック部3の周方向の長さを適宜設定することにより、ストラップ部5を背中心側に寄せたり、肩先側に設けて離したりするなど、ストラップ部5の位置を適宜設定することが可能となる。また、バック部3が被覆する脇ないし背の領域の位置や面積を、適宜設定することも可能になる。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態において係止部6は、1段の雌カンが設けられる雌カン部61と、1段の雄カンが設けられる雄カン部62を備え、背中心で着脱可能に形成される場合を説明したが、これに限られない。
例えば、図6に示すブラジャー1bのように、係止部6bは、2段の雌カンが設けられる雌カン部61bと、2段の雄カンが設けられる雄カン部62bを備えても良い。さらに、係止部6bの雌カンおよび雄カンが、3段以上設けられても良い。雌カンおよび雄カンの段数を増やすことで、係止部6bを外れにくくしたり、バック部3や調節部4bのずり上がりを防いだり、ボリュームの大きいバストに適用したりすることができる。
また第1の変形例においても、雌カン部61bは、雌カンを2列以上設けても良い。このように、雌カンの列数を増やすことにより、一つのブラジャーで幅広いサイズに適用することができる。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態において、調節部4が一対の部材で形成され、係止部6によって着脱可能に形成される場合を説明したが、これに限られない。
例えば、図7(a)に示すブラジャー1cのように、調節部4が単一の部材で形成され、調節部4の両端が、一対のバック部3にそれぞれ接続するように形成されても良い。この場合、ブラジャー1cは、いわゆるフロントホックブラジャーであって、前面に係止部を備えても良い。あるいは、ブラジャー1cは、係止部を備えず、調節部4cの伸縮により着用者が脱ぎ着できるように形成されても良い。
さらに、図7(b)に示すブラジャー1dのように、調節部4dは係止部を備えず、エイト鐶41dおよび42dなどにより、調節部4dの長さを調節可能に形成されても良い。図7(b)に示すブラジャー1dは、調節部4dの長さ調節機能により、着用者が脱ぎ着できるように形成されても良い。あるいはブラジャー1dは、いわゆるフロントホックブラジャーであって、前面に係止部を備え、調節部4dで長さを調節し、または前面の係止部により、着用者が脱ぎ着できるように形成されても良い。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態とその第1ないし第2の変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施の形態において、バストを被覆するカップ部を有する衣類は、ブラジャーの場合を説明したが、カップ部を有するキャミソール等の下着に応用されても良い。また、本発明の実施の形態において説明した素材例や、伸び率や緊迫力のデータは、一例であって、これに限るものではない。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 ブラジャー
3 バック部
4 調節部
5 ストラップ部
6 係止部
31 上辺
32 下辺
33 レース
41 縫着位置
61 雌カン部
62 雄カン部

Claims (3)

  1. バストを被覆するカップ部を有する衣類であって、
    前記バストを被覆する一対のカップ部と、
    前記一対のカップ部の脇側にそれぞれ接続し、着用者の脇を被覆し、伸縮性を有する部材で形成される一対のバック部と、
    前記一対のバック部に接続する調節部と、
    前記カップ部に接続するとともに、着用者の肩の稜線を超えて配設され、着用者の背面で前記バック部に接続する一対のストラップ部を備え、
    前記調節部は、前記バック部よりも強いパワーを有し、前記パワーで前記バック部の張りを調節し、
    前記ストラップ部は、前記バック部の下辺まで延伸して形成され
    前記ストラップ部は、前記バック部の後端に沿って、前記バック部の後端および前記調整部に重ねて形成され、
    前記バック部の上端は、前記調整部の上端よりも上方に形成され
    ことを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. 前記一対のバック部の各後端は、略平行に形成され、
    前記ストラップ部は、前記バック部の後端に亘って重ねて形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
  3. 前記バック部は、シート状の部材で形成され、
    前記バック部の上辺に、前記シート状の部材が折り返される折り返し部が形成され、
    前記折り返し部において、前記シート状の部材が縫着されないワサの状態が形成され、
    前記バック部の下辺で、前記シート状の部材の前記折り返し部の他端側が縫着される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のカップ部を有する衣類。
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