JP6635857B2 - 機器制御システム、機器制御方法、コントローラ、及び機器制御プログラム - Google Patents

機器制御システム、機器制御方法、コントローラ、及び機器制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のセンサモジュールと、被制御機器と、被制御機器を制御するコントローラとを有する機器制御システム、この機器制御システムで実施される機器制御方法、被制御機器を制御するコントローラ、及び被制御機器を制御するための機器制御プログラムに関する。
一般に、宅内における環境(例えば、温度)を快適にするため、多くの機器(例えば、電気機器)が使用されている。宅内とは、ある敷地内又はある建物内のような予め定められた領域(空間)内を意味する。機器の例としては、寒さを軽減するための電気カーペット及び床暖房システムなどの暖房機器、暑さを取り除くための扇風機などの冷房機器、並びに冷暖房のためのエアコンディショナーがある。
また、宅内に複数のセンサモジュールを設置し、制御装置としてのサーバ装置が、これらのセンサモジュールのセンサデータを、通信ネットワークを介して収集し及び解析し、解析の結果に基づいて宅内の機器(被制御機器)を制御するシステムが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。しかし、このようなシステムでは、サーバ装置が管理するセンサモジュールの台数が多くなり、センサモジュールからサーバ装置に送信されるセンサデータが増加すると、サーバ装置の処理能力の不足によって又は通信ネットワークにおけるパケット衝突によって、サーバ装置が被制御機器を適切なタイミングで制御することができない場合がありうる。
このような不都合を回避するために、宅内を複数の分割されたエリアとして扱い、分割されたエリアごとに設置された人感センサのセンサデータを受信し、このセンサデータに基づいて人(ユーザ)が存在しているエリアにおける機器をリモートコントローラの表示部に優先的に表示するシステムが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2012−195705号公報 特開2010−220036号公報 特開2013−98897号公報
しかしながら、特許文献3が提案するシステムは、ユーザが存在しているエリアにおける機器についての表示の優先度を上げるものであり、そのユーザが次に移動するエリア(移動先エリア)における機器の動作を変更することはできない。このため、移動先エリアの機器を最適なタイミングで制御することができない場合がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザが存在しているエリアの被制御機器だけでなく、そのユーザの移動先エリアの被制御機器をも適切なタイミングで制御することを可能にする機器制御システム、機器制御方法、コントローラ、及び機器制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る機器制御システムは、予め定められた領域内に配置された複数の被制御機器と、前記領域内に配置され、前記領域内の状態の検知結果を示すセンサデータを出力する複数のセンサモジュールと、コントローラと、を備え、前記コントローラは、情報を記憶する記憶部と、前記領域に含まれる複数のエリアを示すエリアデータと前記複数の被制御機器及び前記複数のセンサモジュールが配置された位置とを前記記憶部に記憶させるエリア管理部と、前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータをデータ履歴として前記記憶部に記憶させる履歴管理部と、前記センサデータに基づいて、前記複数のエリアの内のユーザが存在しているエリアである在場エリアを検出する在場検出部と、前記データ履歴を用いて、前記ユーザが存在している前記在場エリアから前記ユーザが移動する移動先と推定される移動先エリアを求める行動推定部と、前記複数のセンサモジュールの内の前記在場エリアにおける第1のセンサモジュールから取得されるセンサデータと前記複数のセンサモジュールの内の前記移動先エリアにおける第2のセンサモジュールから取得されるセンサデータとに基づいて、前記複数の被制御機器の内の前記在場エリアにおける被制御機器と前記複数の被制御機器の内の前記移動先エリアにおける被制御機器とを制御する機器制御部と、前記ユーザの個別情報であり、宅内環境に対する前記ユーザの嗜好を含む個別プロファイルを取得し、前記個別プロファイルに基づいて、前記複数のセンサモジュールの内の前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールを特定する情報と、前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールにおけるセンサデータの取得周期とを決定する個別プロファイル制御部とを有することを特徴としている。
本発明の他の態様に係る機器制御方法は、予め定められた領域内に配置された複数の被制御機器と、前記領域内に配置され、前記領域内の状態の検知結果を示すセンサデータを出力する複数のセンサモジュールと、前記領域に含まれる複数のエリアを示すエリアデータと前記複数の被制御機器及び前記複数のセンサモジュールが配置された位置とを記憶する記憶部を有するコントローラとを備えたシステムにおける、機器制御方法であって、前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータをデータ履歴として前記記憶部に記憶させるステップと、前記センサデータに基づいて、前記複数のエリアの内のユーザが存在しているエリアである在場エリアを検出するステップと、前記データ履歴を用いて、前記ユーザが存在している前記在場エリアから前記ユーザが移動する移動先と推定される移動先エリアを求めるステップと、前記複数のセンサモジュールの内の前記在場エリアにおける第1のセンサモジュールから取得されるセンサデータと前記複数のセンサモジュールの内の前記移動先エリアにおける第2のセンサモジュールから取得されるセンサデータとに基づいて、前記複数の被制御機器の内の前記在場エリアにおける被制御機器と前記複数の被制御機器の内の前記移動先エリアにおける被制御機器とを制御するステップと、前記ユーザの個別情報であり、宅内環境に対する前記ユーザの嗜好を含む個別プロファイルを取得し、前記個別プロファイルに基づいて、前記複数のセンサモジュールの内の前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールを特定する情報と、前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールにおけるセンサデータの取得周期とを決定するステップとを有することを特徴としている。
本発明の他の態様に係るコントローラは、予め定められた領域内に配置され、状態の検知結果を示すセンサデータを出力する複数のセンサモジュールから前記センサデータを取得し、前記領域内に配置された複数の被制御機器を制御するコントローラであって、情報を記憶する記憶部と、前記領域に含まれる複数のエリアを示すエリアデータと前記複数の被制御機器及び前記複数のセンサモジュールが配置された位置とを前記記憶部に記憶させるエリア管理部と、前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータをデータ履歴として前記記憶部に記憶させる履歴管理部と、前記センサデータに基づいて、前記複数のエリアの内のユーザが存在しているエリアである在場エリアを検出する在場検出部と、前記データ履歴を用いて、前記ユーザが存在している前記在場エリアから前記ユーザが移動する移動先と推定される移動先エリアを求める行動推定部と、前記複数のセンサモジュールの内の前記在場エリアにおける第1のセンサモジュールから取得されるセンサデータと前記複数のセンサモジュールの内の前記移動先エリアにおける第2のセンサモジュールから取得されるセンサデータとに基づいて、前記複数の被制御機器の内の前記在場エリアにおける被制御機器と前記複数の被制御機器の内の前記移動先エリアにおける被制御機器とを制御する機器制御部と、前記ユーザの個別情報であり、宅内環境に対する前記ユーザの嗜好を含む個別プロファイルを取得し、前記個別プロファイルに基づいて、前記複数のセンサモジュールの内の前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールを特定する情報と、前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールにおけるセンサデータの取得周期とを決定する個別プロファイル制御部とを有することを特徴としている。
本発明の他の態様に係る機器制御プログラムは、予め定められた領域内に配置された複数の被制御機器と、前記領域内に配置され、前記領域内の状態の検知結果を示すセンサデータを出力する複数のセンサモジュールと、前記領域に含まれる複数のエリアを示すエリアデータと前記複数の被制御機器及び前記複数のセンサモジュールが配置された位置とを記憶する記憶部を有するコンピュータとを備えたシステムにおいて、前記コンピュータに、前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータをデータ履歴として前記記憶部に記憶させる処理と、前記センサデータに基づいて、前記複数のエリアの内のユーザが存在しているエリアである在場エリアを検出する処理と、前記データ履歴を用いて、前記ユーザが存在している前記在場エリアから前記ユーザが移動する移動先と推定される移動先エリアを求める処理と、前記複数のセンサモジュールの内の前記在場エリアにおける第1のセンサモジュールから取得されるセンサデータと前記複数のセンサモジュールの内の前記移動先エリアにおける第2のセンサモジュールから取得されるセンサデータとに基づいて、前記複数の被制御機器の内の前記在場エリアにおける被制御機器と前記複数の被制御機器の内の前記移動先エリアにおける被制御機器とを制御する処理と、前記ユーザの個別情報であり、宅内環境に対する前記ユーザの嗜好を含む個別プロファイルを取得し、前記個別プロファイルに基づいて、前記複数のセンサモジュールの内の前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールを特定する情報と、前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールにおけるセンサデータの取得周期とを決定する処理とを実行させることを特徴としている。
本発明によれば、ユーザが存在しているエリアの被制御機器だけでなく、そのユーザの移動先エリアの被制御機器を適切なタイミングで制御することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る機器制御システムのセンサモジュールとコントローラの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る機器制御システムのコントローラにおけるエリア更新処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る機器制御システムにおけるエリアごとの1日の在場データの一例を示す図である。 実施の形態1に係る機器制御システムのセンサモジュールの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る機器制御システムのコントローラの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る機器制御システムのコントローラにおける在場検出処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る機器制御システムのコントローラにおける移動先エリアの推定処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る機器制御システムのコントローラにおける電気機器の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る機器制御システムのセンサモジュールとコントローラの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る機器制御システムのコントローラの動作を示すフローチャートである。
《1》実施の形態1
《1−1》実施の形態1の構成
図1は、本発明の実施の形態1に係る機器制御システムの概略的な構成を示すブロック図である。図1の機器制御システムは、実施の形態1に係る機器制御方法を実施することができるシステムである。図1に示されるように、実施の形態1に係る機器制御システムは、複数の被制御機器としての複数の電気機器3と、複数のセンサモジュール2(2a,2b)と、機器制御装置としてのコントローラ1とを有している。コントローラ1は、主要な構成として、通信ネットワーク4を介して通信を行うための通信部(例えば、通信回路)11と、コントローラ1の全体の動作を制御する制御部(例えば、制御回路)12と、情報を記憶する記憶部(例えば、半導体メモリ又はハードディスク装置など)13とを備えている。また、制御部12は、記憶部13に記憶されているソフトウェアプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサであってもよい。また、コントローラ1は、機器制御システム専用の情報処理装置であってもよく、又は、記憶部13に記憶されている機器制御プログラムを実行するコンピュータ(サーバ装置)であってもよい。
センサモジュール2a(2)は、独立した検知装置であり、センサモジュール2b(2)は、電気機器3の内部に備えられる又は電気機器3の一部としての検知装置である。領域(空間)5は、複数のエリアに区分される。複数のエリアから構成される領域5内のことを、「宅内」ともいう。本願において、宅内とは、ある敷地内又はある建物内のような予め定められた領域(空間)内を意味する。図1には、宅内を4つに分割して得られた4つのエリアNo.1,No.2,No.3,No.4が示されているが、エリアの数は複数であればよく、4つに限定されない。また、図1には、エリアNo.1,No.2の各々に、1台の電気機器3(センサモジュール2bを含む)が配置され、エリアNo.3,No.4の各々に、1台の電気機器3(センサモジュールを含まない)と1台のセンサモジュール2aが配置されている場合が示されるが、本発明はこのような形態に限定されない。エリアNo.1,No.2,No.3,No.4の各々に、2台以上の電気機器3が配置されてもよく、2台以上のセンサモジュール2が配置されてもよい。また、図1では、コントローラ1は、エリアNo.1,No.2,No.3,No.4の外側に示されているが、コントローラ1は、エリアNo.1,No.2,No.3,No.4のいずれかの内部に設定されてもよい。
コントローラ1は、通信ネットワーク4を介して複数のセンサモジュール2と接続され、複数のセンサモジュール2と通信可能であり、複数のセンサモジュール2が検知した状態を示すセンサデータを取得することができる。コントローラ1は、通信ネットワーク4を介して複数の電気機器3と接続されており、複数の電気機器3と通信可能であり、複数の電気機器3の稼働状態及びユーザ操作の内容を示す機器データを取得することができ、複数の電気機器3を制御することができる。電気機器3は、例えば、家電機器である。複数の電気機器3は、暖房機器、冷房機器、エアコンディショナー、映像機器、音響機器、及び照明機器の少なくとも1つを含むことができる。複数のセンサモジュール2とコントローラ1との間の通信及び複数の電気機器3とコントローラ1との間の通信に使用される通信ネットワーク4は、有線又は無線のいずれであってもよい。有線通信の方式は、例えば、有線LAN(Local Area Network)であるEthernet(登録商標)又はシリアル通信などである。無線通信の方式は、例えば、無線LANとしてのWiFi、WiSUN(Wireless Smart Utility Network)、又はiBeaconなどである。
コントローラ1は、センサモジュール2からセンサデータを取得して使用することができる。複数のセンサモジュール2から取得されるセンサデータは、例えば、複数のエリアNo.1,No.2,No.3,No.4のいずれかにおけるユーザ6の動き(物の動き)の存在を示すデータ(人検知データ)、複数の電気機器3におけるユーザ6による操作があったことを示すデータ(例えば、照明機器の電源スイッチのオン又はオフを示す信号)、又は複数の電気機器3の動作状態の変更があったことを示すデータ(例えば、音響機器の音量の変更を示す信号)などである。具体的に言えば、コントローラ1は、電気機器3の稼働状態を示す稼働状態データ及び電気機器3のユーザ操作の内容を示す操作内容データを取得することができ、取得した稼働状態データ及び操作内容データをもセンサデータとして使用することができる。例えば、あるエリアの電気機器(例えば、暖房機器)の電源スイッチのオン又はオフの操作があった場合には、このエリアには人(ユーザ)が存在していると判断することができるので、操作内容データはセンサモジュール2のセンサデータと同様に人検知データとして利用可能である。また、例えば、あるエリアの電気機器(例えば、音響機器)の音量のレベルが決められたレベル以上である場合には、このエリアにはユーザが存在している可能性が高いと判断することができるので、稼働状態データはセンサモジュール2のセンサデータと同様に人検知データとして利用可能である。したがって、本出願におけるセンサデータとしての人検知データは、センサモジュール2のセンサデータだけでなく、電気機器3の稼働状態データ及び電気機器3の操作内容データを含む。
図2は、図1に示されるセンサモジュール2とコントローラ1の概略構成を示すブロック図である。図2に示されるように、センサモジュール2は、各エリアにおける状態(例えば、物理量)を検知して検知結果に応じた検知信号(センサデータ)を出力するセンサ部(例えば、動く物を検知する人感センサ)21と、センサモジュール2の全体の動作を制御するセンサ制御部(例えば、制御回路)22と、ネットワークインタフェースなどのような通信部(例えば、通信回路)23と、センサデータを記憶するセンサ記憶部(例えば、半導体メモリ)24とを備えている。センサ制御部22は、通信部23及び通信ネットワーク4を介してコントローラ1の通信部11と通信することができる。センサ制御部22は、コントローラ1からセンサデータの取得タイミング情報を受け取ることができる。センサ制御部22の通信部23は、通信ネットワーク4を介して、コントローラ1の通信部11と通信する。また、センサ制御部22は、センサ記憶部24に記憶されているセンサデータを、取得タイミング情報に基づく時間間隔ごとに(一定の周期で)、通信部23を介してコントローラ1に送信することができる。ただし、センサモジュール2の構成は図2に示されるものに限定されない。例えば、センサモジュール2bが電気機器3の一部である場合には、通信部23の代わりに電気機器3の通信部を利用してもよし、センサ記憶部24の代わりに電気機器3の記憶部を利用してもよい。
図2に示されるように、コントローラ1は、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、ユーザ指示が入力される操作部14と、情報を表示する表示部15とを備えている。操作部14は、例えば、キーボード又はマウスである。表示部15は、液晶ディスプレイのような表示装置である。操作部14と表示部15とは、一体に形成されたタッチパネル式の表示入力装置であってもよい。制御部12は、エリア管理部121と、履歴管理部122と、在場検出部123と、行動推定部124と、機器制御部125とを有している。「在場」とは、人(ユーザ)が存在しているエリア(場所)である。「在場検出」とは、ユーザが存在しているエリアを特定することである。記憶部13は、データ履歴記憶部132と、エリアデータ記憶部131とを有している。データ履歴記憶部132と、エリアデータ記憶部131とは、別個の記憶部(例えば、半導体メモリ)であってもよし、同じ記憶部(例えば、半導体メモリ)の異なる記憶領域であってもよい。履歴管理部122は、通信部11で受信した1つ以上のセンサデータを、データ履歴としてデータ履歴記憶部132に記憶させる。データ履歴は、決められた期間(例えば、過去1年のデータなど)のセンサデータである。
センサモジュール2は、予めどのエリアに設置されているかが既知である。コントローラ1は、センサモジュール2の設置位置を、例えば、ECHONET Liteプロトコル(エコーネットコンソーシアムが策定した通信プロトコル)による設置情報を使用して取得可能であり、又は、センサモジュール2に緯度及び経度センサを備えることによって取得可能であり、又は、センサモジュール2の設置時にコントローラ1の記憶部13に位置情報をユーザ入力することで取得可能である。また、コントローラ1は、例えば、通信部23が無線通信を使用する場合には、設置場所が既知のアクセスポイント(図示せず)との通信時の電波強度によって(電波強度が強いほどアクセスポイントに近い)、エリアデータを取得可能である。さらに、コントローラ1は、2つ以上の設定位置が既知のアクセスポイントとの通信時の電波強度の違いを利用して、通信部23の場所を算出することが可能である。また、センサモジュール2に備えられた照度センサと時刻とによってセンサモジュールの宅内の位置を求めることも可能である。例えば、予め計測された宅内の時刻と照度との関係を示すデータ履歴と、センサモジュール2から取得された照度センサのデータとを照合することによって、センサモジュールの設置位置を求める(推定する)ことが可能となる。これらのセンサモジュール2と設置エリアとの関連付けは、エリアデータ記憶部131に保存される。
在場検出部123は、通信部11によって受信されたセンサデータから人(ユーザ)が存在しているエリア(在場エリア)を検出する。ユーザが存在しているエリアの検出に用いられるセンサデータは、例えば、動きを検出するセンサ部21である人感センサから出力される人検知データであってもよい。また、ユーザが存在しているエリアの検出に用いられるセンサデータは、赤外線センサによる人感センサ、カメラ撮影によって取得された画像データの解析処理によってユーザを検出するセンサ、電気機器3の電源スイッチのオン及びオフに基づく操作内容データ、電気機器3のユーザによる操作入力に基づく操作内容データであってもよい。また、在場検出部123は、これらセンサデータの2つ以上を組み合わせて、ユーザが存在しているエリアであるか否かを判断してもよい。
例えば、ユーザの動きを検知するセンサモジュール2としての人感センサが動きを検知した場合(センサデータを出力する場合)であっても、ユーザの動きが止まると、人感センサはユーザを検知しなくなる(センサデータを出力しなくなる)。人感センサによるユーザの検知があった後、電気機器3である照明機器の操作ボタンが操作され、例えば、照明機器が点灯したならば、照明機器の点灯中は、この照明機器が設置されているエリアにユーザが存在している可能性が高く、ユーザが存在していると判断することができる。しかしながら、電気機器3としての照明機器を点灯したまま、点灯操作をしたユーザが他のエリアに移動する場合もある。このため、センサモジュール2としての人感センサによるユーザの検知が、決められた一定の時間以上継続しない場合には(例えば、一定時間以上にわたり、動きの検知が繰り返されない場合には)、照明機器が点灯中であっても、その照明機器が設定されているエリアにユーザが存在していない可能性が高い(すなわち、ユーザが存在していないと推定することができる)。また、あるエリアにユーザが存在していることの検知に、他の電気機器の操作を考慮することもできる。例えば、電気機器3としての映像機器であるテレビの電源のオン及びオフの操作及びテレビのチャンネルの切り替え操作などのような、リモコンによる赤外線センサの情報を取得して、在場検出のデータとして使用することができる。このように、複数のセンサデータを組み合わせて使用することによって、より精度の高い在場検出を行うことができる。
また、在場検出部123は、エリアデータ記憶部131に、検出されたユーザが存在しているエリア(在場エリア)ごとに、ユーザがそのエリアに存在したことを示す履歴(在場履歴)を保存する。「在場履歴」は、エリアごとの在場時刻と在場時間である。「在場時刻」とは、ユーザがエリアに存在している時刻である。在場時刻は、ユーザがエリアに入った時刻(入場時刻)、又は、ユーザがそのエリアから出た時刻(退場時刻)、又は、これらの両方である。「在場時間」とは、ユーザがエリアに存在している時間(期間)である。エリアデータ記憶部131に保存された在場履歴は、次の在場検出時に読み出され、在場検出に使用される。例えば、ユーザが過去(例えば、過去5週間)の同じ時刻に同じエリアに存在していたことを示す在場履歴がある場合には、在場検出部123は、ユーザがそのエリアに存在していることの判定の確実性(在場確率)は上げ、在場履歴がない場合には、ユーザがそのエリアに存在していること判定の確実性(在場確率)を下げるなどの判定を行ってもよい。これらの在場履歴から、算出される確率を加味して在場検出を行うことで、より在場検出の精度を高めることができる。
行動推定部124は、センサモジュール2から取得したセンサデータが示す値から、エリアを跨いで移動した(すなわち、エリアの境界を超えて移動した)ユーザの行動を検出(推定)する。例えば、エリアNo.1のセンサモジュール2が作動(すなわち、動くユーザを検知)し、その直後に、エリアNo.1に隣接するエリアNo.2のセンサモジュール2が作動(すなわち、ユーザを検知)した場合、ユーザがエリアNo.1からエリアNo.2に移動した可能性が高いので、ユーザがエリアNo.1からエリアNo.2に移動したと判断(推定)する。
また、行動推定部124は、エリアNo.1のセンサモジュール2としてエリアNo.1を撮影するカメラ(撮像装置)から出力される撮影画像にユーザが映っていた(すなわち、撮像画像からユーザの存在が検出されていていた)場合に、エリアNo.1を撮影するカメラから出力される撮影画像にユーザが映らなくなり(すなわち、撮像画像からユーザの存在が検出されなくなり)、その直後に、エリアNo.1に隣接するエリアNo.2のセンサモジュール2としてカメラから出力される撮影画像にユーザが映っている(すなわち、撮像画像からユーザの存在が検出され)とすると、ユーザがエリアNo.1からエリアNo.2に移動した可能性が高いので、ユーザがエリアNo.1からエリアNo.2に移動したと判断(推定)する。
また、行動推定部124は、複数のセンサデータが示す値を組み合わせることによって、ユーザの移動を伴う行動の判断(推定)をより高精度に行う(すなわち、推定結果の信頼性を高める)ことができる。例えば、行動推定部124は、エリアNo.1のセンサモジュール2がユーザを検知すると共にエリアNo.1の照明機器がオフされ、その直後に、エリアNo.1に隣接するエリアNo.2のセンサモジュール2がユーザを検知すると共にエリアNo.2の照明機器がオンされたことが検出された場合、エリアNo.1からエリアNo.2にユーザが移動したことをより高精度に判断(推定)することができる。
エリア管理部121は、行動推定部124で使用する複数のエリアに関する情報(エリアデータ)を管理し、エリアデータ記憶部131にエリアデータを保存させ、エリアデータ記憶部131からエリアデータを読み出し、エリアデータ記憶部131に保存されているエリアデータを更新する。エリア管理部121は、例えば、宅内の全範囲をユーザが移動し得る範囲とみなし、宅内の全範囲を複数のエリアに分割する(すなわち、複数のエリアの配置及び境界を決定する)。また、エリア管理部121は、ユーザがあるエリア内に移動した後に当該エリア内に一定時間以上とどまるエリアと、ユーザがあるエリア内に移動しても一定時間以上とどまらず通過する(すなわち、一定時間以内に他のエリアに移動する)エリアと、を互いに異なる種類のエリアとみなすことによって、エリアの種類を分類することもできる。エリアの種類は、例えば、リビング、寝室、キッチン、子供部屋、廊下、玄関、浴室、トイレなどである。また、エリアの種類は、ユーザが長時間とどまると考えられるエリア(例えば、部屋)、ユーザが長時間とどまらないと考えられるエリア(例えば、廊下、玄関)、ユーザがとどまるが1時間以内に移動するエリア(浴室、トイレなど)であってもよい。機器制御部125は、エリア管理部121が決めるエリアの種類ごとに、センサデータの取得頻度(単位時間当たりのセンサデータの取得回数)のデフォルト値を予め決めることができる。また、エリア管理部121は、複数のエリアの各々について、ユーザが1日のうちで一定時間以上とどまる時間帯と一定時間以上とどまる人数についてのデータ履歴に基づいて、複数のエリアの種類を分類することもできる。
エリアデータ記憶部131は、エリアデータを保存する。エリアデータは、例えば、エリアの名称、エリアのID(識別子)、エリア管理部121によって分類されたエリアの種類、エリアの種類ごとに決められたセンサデータの取得頻度などを含むことができる。また、エリアデータ記憶部131は、複数のエリアの各々について、ユーザが存在しているエリア(在場エリア)であるか否かの検出結果をも保存することができる。エリアデータ記憶部131に保存されるエリアデータは、予め入力されており、エリア管理部121によって更新される。宅内における複数のエリアは、例えば、リビング、キッチン、廊下、浴室などを含む。複数のエリアの内の、玄関、廊下などは、エリアの種類を、ユーザが移動するときに通過するがユーザがとどまらないエリアに分類することができる。複数のエリアの内の洗面場、浴室、トイレなどは、エリアの種類を、ユーザがとどまる時間が一定時間を超えないエリアに分類することができる。複数のエリアの内の、リビング、ダイニング、寝室などは、エリアの種類を、ユーザが長時間とどまるエリアに分類することができる。エリアデータ記憶部131には、エリアの種類をエリアデータと共に保存される。
エリア管理部121は、操作部14からのユーザ入力によって、エリアデータ記憶部131に保存されているエリアデータを更新することができる。例えば、エリア管理部121は、1つの部屋に仕切りを設けて2つの部屋に変更する場合には、1つのエリアであった部屋を部屋(1)と部屋(2)に対応する2つのエリアに分けて管理するようにエリアデータ記憶部131に保存されているエリアデータを更新することができる。このように、エリアを適切に設定することによって、必要なエリアのセンサデータのみを取得し、ユーザが存在しているエリアの電気機器3のみを効率よく制御することが可能になる。
また、エリア管理部121は、センサデータの履歴とエリアデータの履歴とによって、エリアデータの追加、削除、更新を行ってもよい。例えば、リビングダイニングが一体となっていてリビングにユーザが存在している場合、常にダイニングにもユーザがいるという履歴が一定回数以上(又は、一定の期間以上にわたり)検出された場合には、エリア管理部121は、リビングとダイニングは、同一エリアとして更新することができる。
機器制御部125は、在場検出部123で検出された在場エリアと行動推定部124で推定されたユーザの移動先エリア(予測された移動先エリア)の電気機器を、在場エリアに存在しているユーザ及び移動先エリアに移動したユーザにとって快適な状態にするための制御を行う。ここで、「快適な状態」とは、予め定められた固定値である温度及び湿度を、ユーザが快適と感じる他の値に変更するなどの快適な状態とする。機器制御部125は、固定値を、例えば、不快指数で一般に快いとされる範囲の値から温度及び湿度を算出した値に設定することができる。また、機器制御部125は、固定値を、PMV(Predicted Mean Vote)値を考慮してユーザが快適と感じる状態を示す値に設定することができる。さらに、機器制御部125は、固定値を、目的に応じて異なる方法で決定することができる。例えば、機器制御部125は、固定値を、熱中症を避けるという目的を達成するために、温度及び湿度が一定値以下の値に設定することができる。また、機器制御部125は、固定値を、細菌又はウィルスの繁殖を防ぐために湿度が一定値以下の値に設定することができる。さらに、機器制御部125は、固定値を、ダニの繁殖を防ぐために、湿度が一定値以下である値に設定することができる。さらにまた、機器制御部125は、固定値を、屋外の温度及び湿度との差が大きくなりすぎないようするために、屋外の温度及び湿度などの屋外環境値に応じて設定することができる。
また、「快適な状態」は、ユーザが移動前に存在していたエリアにおける在場時間に従って決定することもできる。ユーザは、直前まで存在していたエリアにおけるユーザの在場時間が一定以上の長さであった場合には、そのエリアの温度及び湿度などを快適な状態とみなし、その温度及び湿度などと移動先のエリアの温度及び湿度などの差を小さくするように機器を制御することができる。
さらに、「快適な状態」とは、エリアにおける必要な被制御機器である電気機器3を自動で制御することも含む。例えば、移動先エリアの電気機器3である照明機器をオンする、移動先エリアの電気機器3であるエアコンディショナーの風向をユーザに向くように制御する、移動先エリアの電気機器3であるテレビの音量を調節するなどである。
ユーザの入力は、例えば、コントローラ1に備えられた操作部14から入力される。また、ユーザの入力は、表示部15に選択肢がボタン(タッチパネルの操作ボタン)として表示され、それをユーザが指で選択する操作によって行われてもよい。また、ユーザの入力は、通信ネットワーク4に接続された携帯端末(例えば、スマートフォン、携帯電話など)から無線通信によって行われてもよい。
《1−2》実施の形態1の動作
図3は、実施の形態1に係る機器制御システムに含まれるコントローラ1のエリア更新処理を示すフローチャートである。図3に示されるように、先ず、制御部12内のエリア管理部121は、エリア更新を指示するユーザ入力(例えば、操作部14からの入力)の有無を判断する(ステップS30)。エリア管理部121は、エリア更新を指示するユーザ入力があると判断した場合に(ステップS30においてYES)、宅内のエリアを示すエリアデータを更新する(ステップS31)。
次に、エリア管理部121は、エリアNo.N(Nは正の整数)にユーザが存在している時間帯を示すデータ(在場データ)とエリアNo.N以外のエリアである比較対象エリアにユーザが存在している時間帯を示すデータ(在場データ)とを比較し(ステップS32)、エリアNo.Nの在場データと比較対象エリアの在場データとが等しいか否かを判断する(ステップS33)。また、ステップS30における判断がNOの場合にも、処理は、ステップS32及びS33に進む。エリア管理部121は、エリアNo.Nにおける在場データと比較対象エリアにおける在場データとが等しい場合(ステップS33においてYES)、エリアNo.Nと比較対象エリアとを統合する(ステップS34)。なお、在場データが等しいか否かの判断(ステップS33)においては、エリア管理部121は、データの一致率が一定値(ある基準値)以上である場合に一致していると判断する方法、又は、データの不一致率が一定値以下である場合に一致していると判断する方法、又は、在場データの履歴において一定期間以上一致率が一定値(ある基準値)以上である場合に、一致していると判断する方法などを採用することができる。
図4は、エリアNo.1〜No.8に人(ユーザ)が存在しているか否か(在場状態)の例を示す図である。図4の例では、エリアNo.5の在場データとエリアNo.6の在場データとが全く同じ時間帯に記録されている。エリア管理部121は、例えば、このようなパターンが一定期間(例えば、1週間)以上続いた場合に、エリアNo.5とエリアNo.6の在場データが一致していると判断することができる。
次に、図3に示されるように、エリア管理部121は、エリアNo.Nの在場データと比較対象エリア(例えば、隣接するエリア)の在場データとが等しい場合に、これらエリアの統合を行う(ステップS34)。例えば、図4に示される例では、エリア管理部121は、一定期間以上同じ在場データのパターンが続いたエリアNo.5とエリアNo.6とを同一エリアとして統合し、新たなエリアとすることができる。
次に、エリア管理部121は、全てのエリアについて在場データの比較が行われるよう、ループ処理を行う(ステップS35、S36)。
次に、エリア管理部121は、更新されたエリアデータをエリアデータ記憶部131に保存する(ステップS37)。エリア管理部121が、エリアデータ記憶部131に保存されているエリアデータを更新することによって、制御部12内の機器制御部125は、各エリアについての処理の重複をなくし、必要なエリアのセンサデータを効率よく取得し、必要なエリアの電気機器3を適切なタイミングで制御することが可能となる。また、エリア管理部121が、ユーザの指定又はデータ履歴によってエリアの更新を行うことによって、機器制御部125は、ユーザの行動に適合した、効率のよい電気機器の制御をエリアごとに行うことができる。
図5は、実施の形態1に係る機器制御システムにおけるセンサモジュール2の動作を示すフローチャートである。先ず、センサ制御部22は、センサ取得周期に基づいてセンサデータを取得する時刻(例えば、一定期間ごとの時刻)であるか否かを判断する(ステップS1)。センサ制御部22は、前回のセンサデータの取得(検知)からの経過時間が所定の基準時間に達したときに、センサ取得周期に基づく時刻に達していると判断することができる。センサ制御部22は、センサ取得周期に基づく時刻に達していれば(ステップS1においてYES)、センサ部21に検知対象の状態を検知させてセンサデータを取得させ、センサデータをセンサ記憶部24に記憶させる(ステップS2)。センサ取得周期に基づく時刻に達していなければ(ステップS1においてNO)、センサ制御部22は、コントローラ1からデータ要求があったか否かを判断する(ステップS3)。センサ制御部22は、コントローラからデータ要求があった場合には(ステップS3においてYES)、センサ制御部22は、センサ部21にセンサデータを取得させ(状態の検知を実行させ)、取得したセンサデータを通信部23からコントローラ1に送信する。コントローラ1からのデータ要求がなかった場合は(ステップS3においてNO)、処理はステップS1に戻る。なお、コントローラ1からのデータ要求の周期は、例えば、予め決められた周期であってもよい。
図6は、実施の形態1に係る機器制御システムにおけるコントローラ1の動作を示すフローチャートである。図6に示されるように、先ず、制御部12内の在場検出部123は、センサデータに基づいて、いずれのエリアにユーザが存在しているかの検出(在場検出)を行い、ユーザが存在しているエリアを特定する(ステップS10)。在場検出に使用されるセンサデータは、履歴管理部122を介してデータ履歴記憶部132から読み出され、在場検出に使用されるエリアデータは、エリアデータ記憶部131から読み出される。
次に、制御部12内の行動推定部124は、ユーザが存在していると特定された在場エリア内のセンサデータを取得する(ステップS11)。行動推定部124は、この在場エリア内に存在しているユーザの行動を推定するため、在場エリア内のセンサデータをデータ履歴記憶部132から取得する。ただし、データ履歴記憶部132に保存されているデータが、予め決められた閾値期間以上に古いデータである場合は、行動推定部124は、センサモジュール2から最新のセンサデータを取得する。
次に、行動推定部124は、データ履歴記憶部132に保存されているデータに基づいてユーザの移動先エリア(移動先予測エリア)を推定する(ステップS13)。
機器制御部125は、移動先エリアのセンサデータを取得する(ステップS14)。機器制御部125は、移動先エリア内のセンサデータをデータ履歴記憶部132から取得するが、データ履歴記憶部132に保存されたデータが予め決められた閾値期間以上に古い場合は、センサモジュールから最新のセンサデータを取得する。
次に、機器制御部125は、在場エリア内の電気機器3の制御を行う(ステップS15)。例えば、機器制御部125は、在場エリア内のセンサデータが示す情報からユーザが快適に過ごすために必要な機器の制御を行う。
次に、機器制御部125は、ステップS14で取得した移動先エリアに対して電気機器の制御を行う(ステップS16)。機器制御部125は、例えば、エリア内のセンサデータが示す情報からユーザが快適に過ごすために必要な機器の制御を行う。
次に、機器制御部125は、エリア内のセンサデータの取得周期を更新する(ステップS17)。機器制御部125は、例えば、在場エリア及び移動先エリアにおけるセンサデータの取得頻度が増加するように、これらのエリアにおける取得周期を短期間に変更することができる。また、機器制御部125は、ユーザの移動に伴って在場エリアが変更することに伴い、在場エリアを更新し、エリアに対するセンサデータの取得周期も更新する。
図7は、実施の形態1に係る機器制御システムのコントローラ1における在場検出処理(ステップS10)を示すフローチャートである。図7に示されるように、先ず、在場検出部123は、在場検出処理が初回であるか否かを判断する(ステップS100)。在場検出部123は、エリアデータ記憶部131からエリアごとの在場検出結果が保存されているか否かを読み出し、保存されていない場合は、初回であるため、全てのエリアについて在場検出を実行する。
初回の在場検出処理であれば(ステップS100においてYES)、在場検出部123は、エリア番号であるNにエリアIDを設定する(ステップS101)。
次のステップS102では、在場検出部123は、データ履歴記憶部132からデータを読み出し、エリアNo.Nにユーザが存在しているかどうかを判定するステップである。判定は、人感センサが反応したか否か(すなわち、動きを検出したか否か)、カメラ画像にユーザが映っているか否か、赤外線センサでユーザの体温(基準温度以上の温度)を検出できたか否か、電気機器の電源が入っているか否か、電気機器の操作があったか否かなど、さらに、これらのセンサ情報を複数組み合わせるなどによって行う。
次のステップS103では、在場検出部123は、エリアNo.Nにユーザが存在していると検出された場合に、在場状態の保存を行う。在場状態は、エリアデータ記憶部131に保存される。
次のステップS104では、在場検出部123は、Nを次のエリアIDの番号に更新する。
次のステップS105では、在場検出部123は、Nが全てのエリアについて在場検出が行われたか否かを判断するステップである。在場検出部123は、在場検出を行うべきエリアが残っている場合は、ステップS102に戻って更新されたNについてエリアNo.Nにユーザが存在しているかの在場検出を行う。
図8は、コントローラ1の行動推定部124の動作(ステップS12)を示すフローチャートである。図8に示されるように、行動推定部124は、ステップS111で、エリアNo.Nの在場データの読み出しを行う。在場データは、ステップS10の在場検出処理によって、エリアデータ記憶部131にエリアデータと共に保存されている。このため、行動推定部124センサモジュール2からセンサデータを受信したり、データ履歴記憶部132のデータを使用して在場検出のための処理をあらためて行ったりする必要はない。在場データは、ユーザが存在しているか否かのみではなく、ユーザが在場している時間も含むことができる。
次のステップS112では、行動推定部124は、エリアNo.Nのセンサデータの読み出しを行う。ステップS111の結果、エリアNo.Nにユーザが存在している場合、行動推定部124は、エリアNo.N内のセンサデータの読み出しを行う。このとき、まず、データ履歴記憶部132からセンサデータを読み出し、保存された最新のデータが取得から閾値時間以上の時間が経過している場合は、センサモジュールから最新のデータを取得し、更新する。この閾値時間は、センサモジュールごとに予め決められており、データ履歴記憶部132にセンサデータとともに保存される。
次のステップS113では、行動推定部124は、エリアNo.Nからの移動先エリアの推定を行う。行動推定部124は、移動先エリアの推定を、エリアNo.Nに設置したカメラ、又は、赤外線センサによるユーザの動きなどを使用して行うことが可能である。また、行動推定部124は、データ履歴記憶部132に保持されたエリア移動履歴を使用して(すなわち、この履歴と同じように移動すると判断して)、移動先エリアを推定することもできる。また、行動推定部124は、エリアNo.N以外の電気機器の電源状態及び操作履歴から移動先エリアを特定することもできる。
次のステップS114では、行動推定部124は、エリアNo.Nからの移動先(例えば、エリアNo.X)にユーザが存在したかどうかを判断する。これは、エリアデータ記憶部131からのデータを読み出して判断することができる。
次のステップS115では、行動推定部124は、エリアNo.Xのセンサデータを読み出す。まず、行動推定部124は、データ履歴記憶部132からセンサデータを読み出し、保存された最新のデータが取得から閾値時間以上の時間が経過している場合は、センサモジュールから最新のデータを取得し、更新する。この閾値時間は、センサモジュールごとに予め決められており、データ履歴記憶部132にセンサデータとともに保存される。
次のステップS116では、行動推定部124は、移動元の在場エリアNo.Nのセンサデータが示す値と移動先エリアNo.Xのセンサデータが示す値の差を算出する。行動推定部124は、例えば、温度、湿度、照度など環境に関するデータの差異を検出する。
次のステップS15では、行動推定部124は、エリアNo.Nの機器を制御し、次のステップS16では、行動推定部124は、エリアNo.Xの機器制御を行う。機器制御処理の詳細は、図9で説明される。
次のステップS118では、行動推定部124は、エリアデータ記憶部131におけるエリアNo.N及びエリアNo.Xの在場データを更新する。ユーザがエリアNo.NからエリアNo.Xに移動したことでエリアNo.Nのユーザがいなくなった場合、エリアNo.Nの在場データをユーザがいないことを示す情報に更新する。また、エリアNo.Xに予めユーザがいなかった場合、ユーザがいなかったエリアNo.Xにユーザが存在していることが検出されたとして、エリアNo.Xにユーザが存在していることを示す場データに更新する。
図9は、コントローラ1の機器制御部125の動作(ステップS15、S16)を示すフローチャートである。
ステップS121では、機器制御部125は、エリアNo.Nの電気機器3の制御を行う。エリアNo.NからエリアNo.Xにユーザが移動することによって、エリアNo.Nにユーザが存在しなくなる場合、エリアNo.Nで稼働している機器の電源をオフしたり、設定温度を変更して消費電力を抑えたりする。
次のステップS122では、機器制御部125は、エリアNo.Nの在場時間が一定以上あったか否かを判断する。エリアNo.Nに一定時間以上ユーザがいた場合、その環境は、ユーザが存在するのに適した状態になっているものと考えることができる。また、移動前の環境との差によるユーザへの負担を考慮に入れて、移動元の在場エリアと移動先エリアの環境の差を小さくすることもできる。そのため、ステップS123では、機器制御部125は、エリアNo.NとエリアNo.Xの差を算出する。このステップにおいて、エリアNo.NとエリアNo.Xの温度、湿度などセンサデータが示す値を比較する。
次のステップS124では、機器制御部125は、エリアNo.Xの機器を制御して、ステップS123の結果にしたがってエリアNo.Xの環境をエリアNo.Nの環境に近づける。
次のステップS125では、機器制御部125は、エリアNo.XのエリアNo.Nとの比較の結果制御すべき機器とは異なる、その他の機器の制御を行う。機器制御部125は、例えば、エリアNo.Xに移動することによってエリアNo.Xの照明機器をオンする、また、エリアNo.Nの在場時間が一定時間以下だった場合にエリアNo.Nの環境に左右されることなくエリアNo.Xのエアコンディショナー、除湿機などを制御してエリアNo.Xの環境を快適なものに近づける。
図9に示される機器制御(図8のステップS15、S16)での機器制御は、例えば、PMV(Predicted Mean Vote)値を考慮した快適な室内温熱環境を実現するための温湿度、気流制御である。また、行動推定を考慮して、現在ユーザがいる在場エリアの環境を移動先の環境に近づけるための温湿度、気流制御とすることもできる。例えば、玄関へ移動すると推定された場合、屋外と室内の環境に大きな違いがある場合、急に暑い場所に移動する、又は、寒い場所に移動する場合は、体に大きな負担が与えられる。そのため、室内の環境をできる限り屋外の状態に近づけるよう制御することができる。また、このような場合にもPMV値を考慮し、快適性は、維持しつつ制御することもできる。また、行動推定を考慮した機器の電源をはじめとする機器の状態を変更する制御であることもできる。機器の状態を変更する制御とは、例えば、リビングからキッチンへ移動する場合にテレビの音量を上げる、又は、テレビの音量を下げるなどの制御である。
《1−3》実施の形態1の効果
以上に説明したように、実施の形態1によれば、在場検出部123と行動推定部124からユーザが存在しているエリアと移動先エリアを特定し、特定したエリアごとにセンサデータの取得を行い、センサデータの取得の頻度を制御し、取得したセンサデータが示す情報に従って、エリアごとに機器の制御を行うことによって、必要なエリアの機器を効率よく制御することが可能となる。
また、従来は、宅内のセンサデータを全て取得する場合、時分割処理によって順番に取得していると、ユーザが存在しているエリアの機器を制御するために必要なセンサデータの取得までに長い時間を要することがあり、また、センサデータの取得と解析処理に処理負荷が高くなり、機器を制御するための処理に時間が係る可能性があった。これに対し、実施の形態1においては、機器制御を行う対象のエリアを特定することで、効率よく必要なエリアのセンサデータを取得し、最適な環境を実現するための機器制御を適切なタイミングで行うことが可能となる。
さらに、ユーザの移動時に通過するだけのエリアのセンサデータの取得頻度を高くし、一定時間のみとどまるエリアのセンサデータの取得頻度を少し低く、長時間とどまるエリアのセンサデータの取得頻度をさらに低く設定しておくことで、移動におけるユーザの滞在時間によって、センサデータの取得頻度を適切に調節することが可能となる。このため、不要なセンサデータの取得を抑え、センサデータの取得、解析によるコントローラの負荷を抑えることが可能になり、適切なタイミングでの電気機器の制御が可能になる。
《2》実施の形態2
《2−1》実施の形態2の構成
図10は、本発明の実施の形態2に係る機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。図10において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付される。図11は、実施の形態2に係る機器制御システムのセンサモジュール2とコントローラ1aの概略構成を示すブロック図である。図11において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2に示される符号と同じ符号が付される。図10及び図11に示されるように、コントローラ1aは、ユーザの要求を取得し、要求に基づいて、複数のセンサモジュール2の内の要求の対象である要求対象のセンサモジュールを特定する情報と、要求対象のセンサモジュール2におけるセンサデータの取得周期とを決定するデータリクエスト制御部201を有する。また、コントローラ1aは、ユーザの個別情報(例えば、嗜好に関する情報)である個別プロファイルを取得し、個別プロファイルに基づいて、複数のセンサモジュール2の内の個別プロファイルに対応するセンサモジュールを特定する情報と、個別プロファイルに対応するセンサモジュールにおける前記センサデータの取得周期とを決定する個別プロファイル制御部202を有する。図10及び図11に示されるように、実施の形態2に係る機器制御システムのコントローラ1aは、制御部12aがデータリクエスト制御部201と個別プロファイル制御部202とを備えている点において、実施の形態1に係る機器制御システムのコントローラ1と相違する。ただし、実施の形態2に係るコントローラ1aは、データリクエスト制御部201及び個別プロファイル制御部202の一方のみを備えてもよい。
データリクエスト制御部201は、サービスの機能と条件に応じて必要なセンサデータの種類とセンシング周期(センサデータの取得周期)を示すデータリクエストプロファイルに従って、必要なセンサデータの種類、センシング周期、センシング精度を決定し、通信部11を介してセンサモジュールからセンサデータを取得する。このデータリクエストプロファイルは、コントローラ1aの記憶部13に保持された情報テーブルから生成されてもよいし、外部の記憶装置(図示せず)から入手されてもよい。データリクエストプロファイルは、ユーザの要求、ユーザの年齢、ユーザの性別などの個別要素に基づいて変更されたサービスの条件とサービスの機能からなるサービスプロファイルにより決定される。
サービスプロファイルで指定されるサービスの機能とは、例えば、宅内の電気機器の機能が、快適制御サービスであるか、健康増進サービスであるか、ネット宅配サービスであるか、という提供すべきサービスの種類である。いずれのサービスを要求するかは、例えば、操作部14からのユーザの入力操作によって決定される。
個別プロファイル制御部202は、ユーザの要求、ユーザの年齢、ユーザの性別などの個別要素に基づいてサービス条件を決定する。個別プロファイルは、予め登録された(例えば、予めユーザによって入力された)ユーザの要求、年齢、性別などで生成される。ユーザの要求は、例えば、快適制御サービスであったり、健康増進サービスであったり、ネット宅配サービスであったりする。これら提供されるサービスをユーザが選択し、要求することで個別プロファイルのサービス条件が異なるものとなる。例えば、要求されるサービスの機能が、宅内の機器の快適制御サービスである場合、サービス条件の1つが快適温度であるとすると、快適温度というサービス条件は、例えば、ユーザが暑さを好まないユーザ(暑がりな人)であるのか、寒さを好まないユーザ(寒がりな人)であるのかを示す条件、ユーザが決められた第1の年齢以上のユーザ(高齢者)であるのか決められた第2の年齢以下のユーザ(幼児)であるのかを示す条件、ユーザが女性であるのか男性であるのかを示す条件、などによって要求される快適さが異なる。このため、個別プロファイル制御部202によって、サービス条件を、ユーザのパーソナリティーに合致するように制御することができる。
ユーザの年齢及び性別などの固定的条件は、予め入力される(例えば、ユーザ自身によって入力される)。入力は、例えば、コントローラに備えられた操作部14から行われる。また、入力は、表示部15に選択肢が表示され、それを選択する形で入力されてもよい。また、入力は、図示しない携帯端末がネットワークに接続されており、通信部11を介して携帯端末からの行われてもよい。
個別プロファイルを決定するユーザ情報として、ユーザの嗜好も利用することができる。これは、通信ネットワーク4に接続された携帯端末でユーザが使用した検索キーワード、メールに使用した単語、あるいは、マイクから入力されたユーザの使用した単語をクラウドサーバで音声認識した結果に基づく単語からサービスに関連する単語を抽出することで可能になる。例えば、ユーザが、暑がりであるか、寒がりであるかは、外気温が何度の時にユーザが「暑い」という言葉を使用するか、若しくは、「暑い」に関連する言葉をどのような頻度で使用するか、又は、「寒い」という言葉を使用するか、若しくは、「寒い」に関連する言葉をどのような頻度で使用するか、を個別プロファイルに入力することでユーザの温度に対する嗜好をサービス条件に反映させることができる。
このように、ユーザによって入力された情報とデータ履歴の分析によって得られたユーザの嗜好からサービス条件となる快適温度設定を決定することができる。例えば、ユーザが暑さを好まない(暑がりな)20代の男性であって、季節が夏であれば、快適温度の初期値を23℃とすることができる。さらに、初期値として決定した温度に対して、ユーザがエアコンディショナーの設定温度を変更した場合のリモコンの入力情報及び携帯端末のマイク入力から入力された音声から「暑い」又は「寒い」という単語が音声認識された履歴情報を反映させることで、ユーザに対する快適温度設定を変更することも可能である。変更された快適温度設定は、個別プロファイル制御部202によって記憶部13に保存される。
このように、個別プロファイル制御部202によってサービス条件が決定され、サービスプロファイルによってデータリクエストプロファイルが決定される。決定されたデータリクエストプロファイルに従って、データリクエスト制御部201では、データ取得が制御される。例えば、宅内の電気機器の快適制御サービスがサービスプロファイルに示されている場合、データリクエストプロファイルには、室内温度、室内湿度、ユーザの活動量、ユーザの体温、ユーザの着衣状態などが取得すべきデータとして指定される。サービスに対応する取得すべきデータは、サービスによって予めコントローラ1a内で固定値を保持しておくことも可能であるし、サービス提供業者により予めファイルとして提供されるか、通信ネットワーク4を介してサービス提供事業者が開示する情報をダウンロードすることで設定することもできる。また、取得すべきデータの変化する周期によって、データ取得周期も決定される。例えば、快適制御サービスの場合、データ取得は、10分に1回の頻度で温度、湿度を取得し、ユーザの活動量は、1分に1回の頻度で取得し、ユーザの体温と着衣状態は、活動量が所定の閾値以上変化したタイミングで取得すると決定することができる。また、要求されるデータの精度も快適制御サービスである場合には、快適制御に必要とされる範囲内での精度となる。例えば、温度は、0.1[℃]単位、湿度は、1%単位、活動量は、1[cal]単位、体温は、0.1[℃]単位、着衣状態は、1[clo]単位、などとすることができる。これらのデータ取得周期、データの取得周期及び精度もサービスごとに予めコントローラ内で固定値を保持しておくことも可能であるし、サービス提供業者によりファイル又は、データで提供されるか、ネットワークを介してサービス提供事業者が開示する情報をダウンロードすることで設定することができる。
個別プロファイル制御部202は、例えば、人感センサなどによって検知されるユーザが存在しているという在場検出結果によって、ユーザの個別要素としてサービス条件を決定し、データリクエストプロファイルを変更することができる。データリクエストプロファイルの変更によって、データリクエスト制御部201は、ユーザが存在しているエリアのセンサデータの取得の頻度を高くしたり、最新の値を取得したりすることもできる。例えば、リビングにユーザが存在している場合、リビングというエリア内の状態を快適にするため、リビング内に設置されている機器、エアコンディショナー、空気清浄機、換気扇、照明機器などの制御を行う。この際、リビング内の最新の状態を検知するためにリビング内のセンサデータを再取得するが、サービスの機能によってデータの取得周期が変更される。
センサモジュールのセンサ制御部22は、通信部23から通信部11を介してデータリクエスト制御部201からデータ取得周期のリクエストを受け、センサデータを送信する。
《2−2》実施の形態2の動作
図12は、実施の形態2に係る機器制御システムのコントローラ1aの動作を示すフローチャートである。図12において、図6に示される処理と同じ又は対応する処理には、図6に示されるステップ番号と同じステップ番号が付される。
図12に示されるように、ステップS9では、コントローラ1aは、データリクエストプロファイルの読み込みを行う。データリクエストプロファイルは、外部から入力されるものでもよいし、サービスプロファイルに従って、コントローラ1aの内部(例えば、記憶部13)で保持しているテーブルから読み出されるものであってもよい。コントローラ1aは、読み込んだデータリクエストプロファイルに従って、センサデータの取得を実行する。また、データリクエストプロファイルに従ったデータ精度に応じた圧縮も行われる。
図12に示されるように、制御部12a内の在場検出部123は、センサデータに基づいて、いずれのエリアにユーザが存在しているかの検出(在場検出)を行い、ユーザが存在しているエリアを特定する(ステップS10)。在場検出に使用されるセンサデータは、履歴管理部122を介してデータ履歴記憶部132から読み出され、在場検出に使用されるエリアデータは、エリアデータ記憶部131から読み出される。次に、制御部12a内の行動推定部124は、ユーザが存在していると特定された在場エリア内のセンサデータを取得する(ステップS11)。行動推定部124は、この在場エリア内に存在しているユーザの行動を推定するため、在場エリア内のセンサデータをデータ履歴記憶部132から取得する。
次に、行動推定部124は、データ履歴記憶部132に保存されているデータに基づいてユーザの移動先エリア(移動先予測エリア)を推定する(ステップS13)。機器制御部125は、移動先エリアのセンサデータを取得する(ステップS14)。次に、機器制御部125は、在場エリア内の電気機器3の制御を行う(ステップS15)。例えば、機器制御部125は、在場エリア内のセンサデータが示す情報からユーザが快適に過ごすために必要な機器の制御を行う。次に、機器制御部125は、ステップS14で取得した移動先エリアに対して電気機器の制御を行う(ステップS16)。機器制御部125は、例えば、エリア内のセンサデータが示す情報からユーザが快適に過ごすために必要な機器の制御を行う。
次に、機器制御部125は、エリア内のセンサデータの取得周期を更新する(ステップS17)。機器制御部125は、例えば、在場エリア及び移動先エリアにおけるセンサデータの取得頻度が増加するように、これらのエリアにおける取得周期を短期間に変更することができる。また、機器制御部125は、ユーザの移動に伴って在場エリアが変更することに伴い、在場エリアを更新し、エリアに対するセンサデータの取得周期も更新する。
センサモジュールのセンサ制御部22は、通信部23から通信部11を介してデータリクエスト制御部201からデータ取得周期のリクエストを受け、センサデータを送信する。上記以外の点において、実施の形態2の構成及び動作は、実施の形態1のものと同じである。
《2−3》実施の形態2の効果
以上に説明したように、実施の形態2によれば、上記実施の形態1において記載した効果の他に、ユーザの要求を考慮に入れた、及び、ユーザの嗜好を考慮に入れた、より適切な内容の制御が可能になる。
また、センサデータの取得と解析処理に処理負荷が軽減されるので、機器制御を適切なタイミングで行うことが可能となる。
《3》変形例
センサモジュール2は、ユーザが着用するウェアラブルセンサであってもよい。ウェアラブルセンサは、ユーザの体温及び心拍数、活動量を計測する機能を備えてもよい。ウェアラブルセンサの位置は、緯度及び経度センサによって位置情報を取得することが可能なものであってもよい。また、ウェアラブルセンサの位置は、サービスデータの取得時刻とユーザが存在している位置の照度から判定(推定)することも可能である。また、ウェアラブルセンサの位置は、通信部23とアクセスポイントとの通信時の電波強度によって位置を推定することもできる。この場合には、ユーザの在場位置をより正確に検出することが可能になり、より適切なタイミングで機器を制御することができる。
1,1a コントローラ(機器制御装置)、 2,2a,2b センサモジュール、 3 電気機器(被制御機器)、 4 通信ネットワーク、 5 宅内(領域、空間)、 6 人(ユーザ)、 11 通信部、 12,12a 制御部、 13 記憶部、 14 操作部、 15 表示部、 21 センサ部、 22 センサ制御部、 23 通信部、 24 センサ記憶部、 121 エリア管理部、 122 履歴管理部、 123 在場検出部、 124 行動推定部、 125 機器制御部、 131 エリアデータ記憶部、 132 データ履歴記憶部、 201 データリクエスト制御部、 202 個別プロファイル制御部。

Claims (10)

  1. 予め定められた領域内に配置された複数の被制御機器と、
    前記領域内に配置され、前記領域内の状態の検知結果を示すセンサデータを出力する複数のセンサモジュールと、
    コントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記領域に含まれる複数のエリアを示すエリアデータと前記複数の被制御機器及び前記複数のセンサモジュールが配置された位置とを前記記憶部に記憶させるエリア管理部と、
    前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータをデータ履歴として前記記憶部に記憶させる履歴管理部と、
    前記センサデータに基づいて、前記複数のエリアの内のユーザが存在しているエリアである在場エリアを検出する在場検出部と、
    前記データ履歴を用いて、前記ユーザが存在している前記在場エリアから前記ユーザが移動する移動先と推定される移動先エリアを求める行動推定部と、
    前記複数のセンサモジュールの内の前記在場エリアにおける第1のセンサモジュールから取得されるセンサデータと前記複数のセンサモジュールの内の前記移動先エリアにおける第2のセンサモジュールから取得されるセンサデータとに基づいて、前記複数の被制御機器の内の前記在場エリアにおける被制御機器と前記複数の被制御機器の内の前記移動先エリアにおける被制御機器とを制御する機器制御部と
    前記ユーザの個別情報であり、宅内環境に対する前記ユーザの嗜好を含む個別プロファイルを取得し、前記個別プロファイルに基づいて、前記複数のセンサモジュールの内の前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールを特定する情報と、前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールにおけるセンサデータの取得周期とを決定する個別プロファイル制御部と、
    を有することを特徴とする機器制御システム。
  2. 前記複数のセンサモジュールは、前記ユーザの体温と活動量とのうちの少なくとも一つを計測する機能を有するウェアラブルセンサを含み、
    前記個別プロファイル制御部は、前記ウェアラブルセンサの取得周期を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機器制御システム。
  3. 前記ウェアラブルセンサは、前記ウェアラブルセンサの位置情報を取得するセンサを有し、
    前記在場検出部は、前記ユーザに着用されている前記ウェアラブルセンサの前記位置情報に基づいて前記在場エリアを検出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の機器制御システム。
  4. 前記在場検出部は、前記複数のエリアについてユーザが存在している時間である在場時間を検出して、前記在場時間を前記記憶部に記憶させ、
    前記エリア管理部は、前記記憶部に記憶されている在場時間に基づいて、前記複数のエリアの内のいずれか2つ以上のエリアの統合、又は、前記複数のエリアの内のいずれかのエリアの分割を決定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  5. 前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータは、
    前記複数のエリアのいずれかにおける前記ユーザの動きがあることを示す動き検知データ、前記複数の被制御機器における前記ユーザによる操作があったことを示す操作検知データ、及び前記複数の被制御機器の動作状態の変更があったことを示す状態変化検知データ、の少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  6. 前記複数のセンサモジュールの各々は、前記センサデータを記憶するセンサ記憶部を有し、
    前記コントローラは、前記センサ記憶部に記憶されている前記センサデータを取得する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  7. 前記複数の被制御機器は、暖房機器、冷房機器、エアコンディショナー、映像機器、音響機器、及び照明機器のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  8. 予め定められた領域内に配置された複数の被制御機器と、前記領域内に配置され、前記領域内の状態の検知結果を示すセンサデータを出力する複数のセンサモジュールと、前記領域に含まれる複数のエリアを示すエリアデータと前記複数の被制御機器及び前記複数のセンサモジュールが配置された位置とを記憶する記憶部を有するコントローラとを備えたシステムにおける、機器制御方法であって、
    前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータをデータ履歴として前記記憶部に記憶させるステップと、
    前記センサデータに基づいて、前記複数のエリアの内のユーザが存在しているエリアである在場エリアを検出するステップと、
    前記データ履歴を用いて、前記ユーザが存在している前記在場エリアから前記ユーザが移動する移動先と推定される移動先エリアを求めるステップと、
    前記複数のセンサモジュールの内の前記在場エリアにおける第1のセンサモジュールから取得されるセンサデータと前記複数のセンサモジュールの内の前記移動先エリアにおける第2のセンサモジュールから取得されるセンサデータとに基づいて、前記複数の被制御機器の内の前記在場エリアにおける被制御機器と前記複数の被制御機器の内の前記移動先エリアにおける被制御機器とを制御するステップと
    前記ユーザの個別情報であり、宅内環境に対する前記ユーザの嗜好を含む個別プロファイルを取得し、前記個別プロファイルに基づいて、前記複数のセンサモジュールの内の前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールを特定する情報と、前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールにおけるセンサデータの取得周期とを決定するステップと、
    を有することを特徴とする機器制御方法。
  9. 予め定められた領域内に配置され、状態の検知結果を示すセンサデータを出力する複数のセンサモジュールから前記センサデータを取得し、前記領域内に配置された複数の被制御機器を制御するコントローラであって、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記領域に含まれる複数のエリアを示すエリアデータと前記複数の被制御機器及び前記複数のセンサモジュールが配置された位置とを前記記憶部に記憶させるエリア管理部と、
    前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータをデータ履歴として前記記憶部に記憶させる履歴管理部と、
    前記センサデータに基づいて、前記複数のエリアの内のユーザが存在しているエリアである在場エリアを検出する在場検出部と、
    前記データ履歴を用いて、前記ユーザが存在している前記在場エリアから前記ユーザが移動する移動先と推定される移動先エリアを求める行動推定部と、
    前記複数のセンサモジュールの内の前記在場エリアにおける第1のセンサモジュールから取得されるセンサデータと前記複数のセンサモジュールの内の前記移動先エリアにおける第2のセンサモジュールから取得されるセンサデータとに基づいて、前記複数の被制御機器の内の前記在場エリアにおける被制御機器と前記複数の被制御機器の内の前記移動先エリアにおける被制御機器とを制御する機器制御部と
    前記ユーザの個別情報であり、宅内環境に対する前記ユーザの嗜好を含む個別プロファイルを取得し、前記個別プロファイルに基づいて、前記複数のセンサモジュールの内の前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールを特定する情報と、前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールにおけるセンサデータの取得周期とを決定する個別プロファイル制御部と、
    を有することを特徴とするコントローラ。
  10. 予め定められた領域内に配置された複数の被制御機器と、前記領域内に配置され、前記領域内の状態の検知結果を示すセンサデータを出力する複数のセンサモジュールと、前記領域に含まれる複数のエリアを示すエリアデータと前記複数の被制御機器及び前記複数のセンサモジュールが配置された位置とを記憶する記憶部を有するコンピュータとを備えたシステムにおいて、前記コンピュータに、
    前記複数のセンサモジュールから取得された前記センサデータをデータ履歴として前記記憶部に記憶させる処理と、
    前記センサデータに基づいて、前記複数のエリアの内のユーザが存在しているエリアである在場エリアを検出する処理と、
    前記データ履歴を用いて、前記ユーザが存在している前記在場エリアから前記ユーザが移動する移動先と推定される移動先エリアを求める処理と、
    前記複数のセンサモジュールの内の前記在場エリアにおける第1のセンサモジュールから取得されるセンサデータと前記複数のセンサモジュールの内の前記移動先エリアにおける第2のセンサモジュールから取得されるセンサデータとに基づいて、前記複数の被制御機器の内の前記在場エリアにおける被制御機器と前記複数の被制御機器の内の前記移動先エリアにおける被制御機器とを制御する処理と
    前記ユーザの個別情報であり、宅内環境に対する前記ユーザの嗜好を含む個別プロファイルを取得し、前記個別プロファイルに基づいて、前記複数のセンサモジュールの内の前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールを特定する情報と、前記個別プロファイルに対応する温度または湿度を取得するセンサモジュールにおけるセンサデータの取得周期とを決定する処理と、
    を実行させるための機器制御プログラム。
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