JP6635619B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】FPCやFFCに比べて安価で引き回しの自由度が高く、差動信号の伝送にツイストケーブルを採用しながら高いノイズ抑制効果を期待できるようにする。【解決手段】ハーネスHは、接続端子T10〜T29が2段10列に配置されたコネクタHC1と、接続端子T30〜T49が1段20列に配置されたコネクタHC2と、差動信号用ケーブルS10〜S17と、電源系統用ケーブルV10〜V17,L1〜L4とを備え、差動信号用ケーブルS10〜S17は2本ずつでツイストケーブルを形成し、差動信号用ケーブルS10〜S17はコネクタHC1の第1段101に含まれる接続端子T10〜T17に接続され、電源系統用ケーブルV10〜V17,L1〜L4はコネクタHC1の第2段102に含まれる接続端子T20〜T29と第1段101に含まれる接続端子T18〜T19に接続される。【選択図】図4

Description

本発明は、配線部品を有する遊技機に関する。
従来、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機において、ノイズ抑制のために電気部品同士を接続する配線部品において撚り線(ツイストケーブル)構造を有するハーネスが用いられることがある。このような撚り線構造を有するハーネスとして、一端側のコネクタと他端側のコネクタと両端のコネクタ間の複数の信号線を有し、両端のコネクタの双方で端子を一列に配置し、一部の端子には撚り線構造とした一対の信号線が接続され、残りの端子には撚り線構造にされていない信号線が接続されているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−43097号公報(段落0362、0363、図35、要約等)
しかしながら、特許文献1の撚り線構造を有するハーネスではノイズ抑制効果が十分でない虞もある。
また、遊技機では、外来ノイズに対する耐性が強いFPC(Flexible Printed Circuit)やFFC(Flexible Flat Cable)が採用されることがある。しかしながら、FPCやFFCは、外来ノイズに対する耐性は強いものの高価であり、また、形状が固定されるために電気部品同士を接続する際の引き回しに難がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、FPCやFFCに比べて安価で引き回しの自由度が高く、差動信号の伝送にツイストケーブルを採用しながら高いノイズ抑制効果を期待することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる遊技機は、遊技機であって、複数の接続部を有する第1コネクタと、前記遊技機に設置される演出制御基板に設けられた演出制御基板コネクタに取り付けられるものであって、複数の接続部を有し、当該複数の接続部が複数の段および複数の列を形成するように配置された第2コネクタと、差動信号の伝送に用いられる複数の差動信号用ケーブルと、電源系統の伝達に用いられる複数の電源系統用ケーブルとを備え、前記複数の差動信号用ケーブルは、差動信号を伝送するための差動信号用ケーブルの対を複数含み、前記差動信号用ケーブルの対はツイストケーブルを形成しており、前記複数の差動信号用ケーブル及び前記複数の電源系統用ケーブルそれぞれの一端側が前記第1コネクタの前記複数の接続部のいずれかに接続され、前記第2コネクタの前記複数の段のうちの一の段における複数の接続部のうちの、前記複数の差動信号用ケーブルと同数の第1接続部それぞれには、前記複数の差動信号用ケーブルのいずれかの他端側が接続されており、前記第2コネクタの前記複数の段のうちの他の段における複数の接続部のうちの、少なくとも前記第1接続部と同数の第2接続部それぞれには、前記複数の電源系統用ケーブルのいずれかの他端側が接続されており、前記第2コネクタにおける前記一の段と前記他の段とは隣り合う位置関係にあり、前記第2コネクタにおける段の数と列の数が異なっており、前記一の段は、前記複数の段のうちの最も外側にある段のうちの一方であり、前記複数の段のうちの最も外側にある段のうちの他方の段における複数の接続部のいずれにも差動信号用ケーブルが接続されることがなく、当該他方の段における当該複数の接続部の少なくとも一部にはツイストケーブルを形成しないケーブルが接続され、前記第2コネクタが前記演出制御基板コネクタに取り付けられた場合、当該第2コネクタは、ノイズ源となる、前記演出制御基板に配置されている当該演出制御基板を冷却するための冷却用ファンの存在する側に前記他の段が向いた状態になることを特徴としている。
この構成によれば、第1コネクタと第2コネクタと複数の差動信号用ケーブルと複数の電源系統用ケーブルとで電気部品同士を接続することにより、FPCやFFCに比べて安価で引き回しの自由度が高くなる。また、第2コネクタでは複数の接続部が複数の段および複数の列を形成するように配置され、そのうちの一の段における2以上の第1接続部それぞれにはツイストケーブルを形成する複数の差動信号用ケーブルのいずれかが接続され、他の段における少なくとも第1接続部と同数の第2接続部それぞれには電源系統用ケーブルのいずれかが接続されており、一の段と他の段とは隣り合う位置関係にある。これにより、複数の電源系統用ケーブルが複数の差動信号用ケーブルに近接することになり、複数の電源系統用ケーブルが複数の差動信号用ケーブルに対してノイズに対するシールドとしての役割を果たし、また、差動信号用ケーブルにのったノイズが電源系統用ケーブルからアースに落ちる。このため、差動信号の伝送用にツイストケーブルを採用しながら高いノイズ抑制効果を期待することができる。
また、第2コネクタの段側の接続部の数と列側の接続部の数が異なり、最も外側にある段のうちの一方(一の段)側にはツイストケーブルを形成する差動信号用ケーブルがあり、他方側にはツイストケーブルを形成しないケーブルのみがある。このため、第2コネクタを接続対象のコネクタに設置する際に、作業者はケーブル部分を触った感触だけでどのような状態で持っているかが分かり、作業効率の向上が図られる。
また、複数の差動信号用ケーブルとノイズ源との間に複数の電源系統用ケーブルが存在するため、ノイズ源からのノイズが差動信号用ケーブルにのる前に電源系統ケーブルからアースに逃がすことができる。この結果、ノイズ源からのノイズが差動信号用ケーブルを伝送する差動信号に対して及ぼす影響を抑えることができ、複数の電源系統用ケーブルが複数の差動信号用ケーブルに対してノイズ源に対するシールドとしての役割を効率的に果たすことができる。
本発明の一実施形態にかかるスロットマシンの正面図である。 図1のスロットマシンの前面扉が開いた状態で前面扉の裏側から見た概略図である。 図1のスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 図1のスロットマシンで用いられるハーネスの一例を説明するための説明図である。 ハーネスの変形例1を説明するための説明図である。 ハーネスの変形例2を説明するための説明図である。
本発明の一実施形態に係る遊技機の一例であるスロットマシン1について、図1〜図4を参照して説明する。
(構成)
スロットマシン1の構成の概略について図1を参照して説明する。
この実施形態におけるスロットマシン1は、予め設定された複数の遊技状態のうちのいずれかの遊技状態において、メダルなどの遊技媒体が規定数投入されることを条件とする遊技者の操作に基づいて一回の遊技が実行されるものであって、例えば図1に示すように構成されている。すなわち、このスロットマシン1では、不図示の筐体の前面が前面扉5により開閉自在に閉塞され、この前面扉5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されると共に、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。
そして、この正面板9には横長矩形の表示窓11が設けられている。また、表示窓11の内側には、複数種類の図柄を予め定められた順序で可変表示する左・中・右リール13L,13M,13Rが配置されている。これら左・中・右リール13L,13M,13Rには、複数種類の図柄が例えば合計21個、所定の配列でそれぞれ設けられている。また、各図柄には、0番から20番までのコマ番号が順に付されている。そして、例えば、コマ番号0番から20番までの図柄が印刷されたリールテープがリールの周面に貼り付けられて各リール13L,13M,13Rがそれぞれ形成される。また、各リール13L,13M,13Rが回転すると、コマ番号20番、19番、…、0番、20番、…の予め定められた順に複数の図柄がそれぞれ表示窓11に変動表示される。表示窓11からは、各リール13L,13M,13Rの回転が停止すると、図柄が上段、中段および下段にそれぞれ1個の合計3個ずつ覗くように設定されている。すなわち、3個すべてのリール13L,13M,13Rが停止すると、縦3列横3行に配列された合計9個の図柄が表示窓11に停止表示されるようになっている。なお、例えば、上段ライン、中段ライン、下段ライン、右上がりライン、右下がりラインの5ラインが入賞ラインとして設定されている。
また、各リール13L,13M,13Rをそれぞれ独立して回転駆動できるように、各リール13L,13M,13Rには、それぞれステッピングモータにより構成される図3に示すリールモータ14L,14M,14Rが連結されている。
更に、操作板7には、遊技者が内部に貯留されているクレジットメダルから1枚ずつのメダル投入を指示するための操作を行うベットスイッチ15、遊技者がクレジットメダルから1ゲーム(遊技)あたりの最大投入枚数(例えば、3枚)のメダル投入を指示するための操作を行う最大ベットスイッチ17、遊技者が各リール13L,13M,13Rを回転させて各図柄の可変表示を開始させるための操作を行うレバー状のスタートスイッチ19、遊技者が左・中・右リール13L,13M,13Rの回転をそれぞれ停止させて各図柄の可変表示を停止させるための操作を行う左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21R、遊技者がクレジットメダルを払い出すための操作を行う精算スイッチ23、および遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口25が設けられている。また、各リール13L,13M,13Rにより複数種類の図柄を可変表示する複数の可変表示列が形成されており、各ストップスイッチ21L,21M,21Rは、各リール13L,13M,13Rそれぞれに対応して設けられている。
また、正面板9の上方のほぼ中央には、動画などを表示して遊技者に当選や入賞などを告知したり、各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作態様を報知したりする演出を行うためのメイン液晶表示器27M及び左・右サブ液晶表示器27SL,27SRが設けられており、左・右サブ液晶表示器27SL,27SRはメイン液晶表示器27M側に回転したり、反対側に回転したりする。また、メイン液晶表示器27Mの上側の左右には、音楽や音声などによる演出を行うためのスピーカ31L,31Rがそれぞれ設けられている。また、スピーカ31L,31Rの上辺には中央ランプ部33Mが配設され、左サブ液晶表示器27SLの左には左ランプ部33Lが配設され、右サブ液晶表示器27SRの左には右ランプ部33Rが配設されている。各ランプ部33M,33L,33Rには、それぞれ発光ダイオードなどの光源が配設されている。これらのランプ部33M,33L,33Rは一体的に形成され、遊技者に当選や入賞を告知するなどの演出を行うための上部ランプ部33を構成している。
また、操作板7の下方には、装飾画などが表示された下部パネル35が設けられ、この下部パネル35の左右には、それぞれ複数の光源が例えば2列に並んで配置された下部ランプ部37L,37Rが設けられている。また、下部パネル35の下方には、メダル払出口39や、このメダル払出口39から払い出されるメダルを受けるメダル受け41が設けられている。また、正面板9の右下隅には、3つのリールに対する入賞ラインの位置を示す図形(図示省略)が描かれ、正面板9の左下隅にはクレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器45が配設されている。このクレジット表示器45は、例えば2個の7セグメントLEDで構成され、2桁の貯留枚数(最大で50枚)が表示可能になっている。
また、各リール13L,13M,13Rを支持する支持枠体が、筐体内の後壁に固定されている。筐体内の支持枠体の下方には、メダルをメダル払出口39に排出するためのホッパーユニット43(図3参照)が配設されている。また、メダル投入口25付近の裏面側には、図2に示すように、メダル投入口25に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して正規のメダルのみをホッパーユニット43(図3参照)に導くメダルセレクタ48が配設されている。なお、筐体内部には、メダル通路が設けられており、メダルセレクタ48において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット43から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過してメダル払出口39から払い出される。また、スロットマシン1の正面から見てホッパーユニット43の左側には、操作ボックス49(図3参照)が筐体内の左側壁に固定されている。この操作ボックス49には、電源のオン、オフを切り替える電源スイッチ50(図3参照)が設けられるとともに、オンとオフとが切り替えられる設定変更開始処理用のキーシリンダからなる変更処理開始スイッチ56(図3参照)、設定変更時の設定値の切り替えを行うのに用いられるリセットスイッチ52(図3参照)が設けられている。ただし、変更処理開始スイッチ56がオンの状態で電源スイッチ50がオンにされると、リセットスイッチ52を用いた設定変更処理が開始される。
続いて、スロットマシン1の電気的な構成について図3を参照して説明する。図3はスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
図3において、投入センサ53は、筐体内部のメダル投入口25近傍であってメダルセレクタ48部分に設けられ、メダル投入口25に投入されたメダルを1枚ずつ検出するものである。払出センサ54は、ホッパーユニット43の出口に設けられ、メダル払出口39に払い出されるメダルを1枚ずつ検出するものである。
左・中・右位置センサ55L,55M,55Rは、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転位置をそれぞれ検出するためのもので、例えば左・中・右リール13L,13M,13Rにそれぞれ設けられた突起部を検出するフォトインタラプタからなり、左・中・右リール13L,13M,13Rが回転すると、一周ごとに突起部を検出してその検出信号をメイン制御基板63に出力する。この実施形態では、例えば左・中・右位置センサ55L,55M,55Rが上記突起部を検出したときに、それぞれコマ番号20番の図柄が表示窓11の中段に位置するように構成されている。
ホッパーモータ57はホッパーユニット43に配設され、その駆動によりメダルをメダル払出口39に向けて払い出すものである。
また、このスロットマシン1では、遊技の進行に関する制御を行うメインCPU61が実装されたメイン制御基板63と、メイン制御基板63に実装されたメインCPU61から送信された情報に基づき所定の演出(例えば、遊技の進行に合わせた演出)に関する制御を行う演出CPU71が実装された演出制御基板73とが別々に設けられており、メイン制御基板63から演出制御基板73に対して各種の遊技情報が一方向で送信される。メイン制御基板63は筐体内の後壁に設置されている。また、演出制御基板73は、複数の制御基板を含むように構成されており、その一部が図2に示すように前面扉5の背面側に設置されている。メイン制御基板63、演出制御基板73それぞれは、外部から不正にアクセスすることが困難なように、基板ケース内に収容された上、基板ケースが痕跡を残さずに開放することが困難なように厳重に封印されている。また、これらの基板ケースには、不正に開放されたことを視認することができるように、種々の対策が講じられている。
メイン制御基板63のRAM65はスロットマシン1の遊技状態などの遊技に関するデータを一時的に記憶するものであり、各種のデータを格納するための各種の記憶領域が形成されている。
また、メイン制御基板63のROM67は予め設定されたデータを含む遊技機用プログラム(スロットマシン1用のプログラム)を記憶する。
また、メイン制御基板63のメインCPU61は、タイマ割込などの割込機能を有し、ROM67に記憶された遊技機用プログラムを実行することにより、遊技の進行に関する処理を行う。また、メインCPU61は、役抽選結果に関する情報、各ストップスイッチ21L,21M,21R、スタートスイッチ19等の遊技者により操作される操作器具の操作に関する情報などの種々の遊技情報をコマンド形式で演出制御基板73の演出CPU71に送信する。
また、演出制御基板73のメモリ75は、各種データを一時的に記憶するRAM部と、演出用の各種プログラムなどを記憶するROM部とを備えている。また、演出制御基板73の演出CPU71は、タイマ割込などの割込機能を有し、演出CPU71は、メインCPU61から送信されるスロットマシン1に関する各種の遊技情報等に基づいてメモリ75に格納されたプログラムを実行することで、遊技者に対する遊技に関連する演出の内容を決定する。また、演出制御基板73のVDP(Video Display Processor)77は演出CPU71により決定された演出内容に従ってメイン液晶表示器27M及びサブ液晶表示器27SL,27SRそれぞれの映像信号を生成するものである。例えば、左サブ液晶表示器27SL用の映像信号は、一方側のコネクタが演出制御基板73に設けられたコネクタC1(図2参照)に接続され、他方側のコネクタが左サブ液晶表示器27SLに設けられたコネクタに接続されたハーネスH(図2参照)を介して、VDP77から左サブ液晶表示器27SLに伝送されることになる。このハーネスH等の詳細については図4を用いて後述する。なお、図2のNは冷却用ファンであり、回転することで、演出制御基板73を冷却するものであるが、同時にハーネスHを伝送する信号に対するノイズ源となるものである。
(メイン制御基板)
次に、メイン制御基板63について説明する。
メイン制御基板63は、ROM67に格納されたプログラムを実行することにより実現される種々の機能や、ハードウェアが制御されることにより実現される種々の機能を備えている。
メインCPU61は、当選した当選役グループ(当選役グループには、1つの役も構成役として有しない当選役グループ(ハズレ)と、1または複数の役を構成役として有する複数の当選役グループが含まれている。)の種類や役の入賞・非入賞等により、スロットマシン1が備える複数の遊技状態のうちいずれか一つの遊技状態にスロットマシン1の遊技を制御する。
また、メインCPU61は、電源スイッチ50、変更処理開始スイッチ56、リセットスイッチ52に対する所定の設定変更操作に基づいて、出玉率(獲得メダル数÷投入メダル数×100[%])の調整をするための設定(設定1〜設定6)を変更する。
また、メインCPU61は、制御した遊技状態の種類、および、設定した設定値(設定1から設定6)に基づき、複数の役抽選テーブルから1つの役抽選テーブルを選択する。この役抽選テーブルには、予め設定された複数の当選役グループそれぞれについて、当選役グループと当該当選役グループが役抽選において当選となる抽選値の範囲とが対応づけて記憶されている。
また、メインCPU61は、スタートスイッチ19が遊技者により操作されると、役抽選用の乱数を所定の範囲内で発生させ、発生させた乱数値を抽選値としてスタートスイッチ19が操作されたタイミングで抽出する。そして、メインCPU61は、選択した役抽選テーブルと抽出した抽選値とを用いて複数の当選役グループのうちのいずれの当選役グループに当選かの決定を行う。
また、メインCPU61は、スタートスイッチ19が遊技者により操作されると、各リール13L,13M,13Rの回転を開始させ、左・中・右位置センサ55L,55M,55Rの検出信号と、左・中・右リール13L,13M,13Rを駆動する各リールモータ14L,14M,14Rへの供給パルス数とに基づき、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転位置をそれぞれ検出する。メインCPU61は、全てのリール13L,13M,13Rが定速回転となったときに、各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作を有効操作として受付ける状態となる。この状態で各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作が遊技者により行われると、メインCPU61は、検出した各左・中・右リール13L,13M,13Rの回転位置と、遊技者による各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作態様(例えば押し順や操作タイミング)と、役抽選結果とに基づき、予め設定されているすべりコマ数(引き込み可能範囲:通常、最大4コマ)の範囲内で各リール13L,13M,13Rが停止するように停止制御を行う。
全てのリール13L,13M,13Rの回転が停止した後、メインCPU61は、リール13L,13M,13Rの入賞ラインの図柄組合せが、役抽選により当選した当選役グループを構成する役に対応する図柄組合せであるかどうかの判定を行い、入賞ラインの図柄組合せが当該役に対応する図柄組合せである場合は、当該役に入賞したと判定し、そうでない場合はハズレと判定する。メインCPU61は、役抽選により当選した当選役グループを構成する役に入賞したと判定したときに、それがメダル払い出しのある役の入賞であれば、ホッパーユニット43を動作させて、入賞した役に対応した払出枚数分だけメダルを払い出すものである。ただし、メインCPU61はクレジットメダルの貯留枚数が上限値(この実施形態では例えば50枚)に達していない場合は、払出枚数を基に上限値に達するまではクレジットメダルの枚数を増加させ、上限値に達した後は残りの払出枚数分だけホッパーユニット43を動作させてメダルを払い出す。
また、メインCPU61は、メダルセレクタ48の動作を制御することにより、メダル受入可と受入不可とを切り替える。
また、メインCPU61は、設定値、遊技状態、役抽選結果に関する情報、図柄判定結果に関する情報、各リール13L,13M,13Rの回転・停止状態、メダルの払出状態、前面扉5の開放または閉塞の状態、スロットマシン1のエラー状態などスロットマシン1の状態を表すデータ、各ストップスイッチ21L,21M,21R、スタートスイッチ19等の遊技者により操作される操作器具の操作に関する情報などの種々の情報を演出制御基板73の演出CPU71に送信するためのコマンドを生成し、生成したコマンドを演出制御基板73の演出CPU71に送信する。なお、コマンドはメイン制御基板63のメインCPU61から演出制御基板73の演出CPU71に一方通行で送信される。
(演出制御基板)
次に、演出制御基板73について説明する。演出制御基板73の演出CPU71は、メイン制御基板63のメインCPU61から送信されたコマンドを受信し、メインCPU61の動作や状態に応じた演出を行うものである。演出制御基板73は、メモリ75に格納されたプログラムを実行することにより実現される種々の機能や、ハードウェアにより実現される種々の機能を備えている。
演出CPU71は、メイン制御基板63のメインCPU61により送信された種々のデータを含むコマンドを受信する。そして、演出CPU71は、受信したコマンドに応じて、演出の内容を決定し、決定した演出の内容に応じて、例えば、メイン液晶表示器27Mや左・右サブ液晶表示器27SL,27SRに動画等の画像を表示するためのVDP77の制御を行ったり、スピーカ31L,31Rからの音声の出力制御を行ったり、上部ランプ部33や下部ランプ部37L,37Rの光源を一斉にあるいは個別に点滅させる制御を行ったりする。VDP77は、演出CPU71による制御を受け、演出CPU71により決定された演出内容に従ってメイン液晶表示器27M及びサブ液晶表示器27SL,27SRのうちの一部または全部の映像信号を生成して対応する液晶表示器に出力する。
(ハーネス等の構造)
続いて、演出制御基板73に設けられたコネクタC1、左サブ液晶表示器27SLに設けられたコネクタC2、コネクタC1とコネクタC2とを接続するように設置されるハーネスHについて図4を用いて詳細に説明する。
演出制御基板73に設けられたコネクタC1は、ハーネスHの後述するコネクタHC1が取り付けられるものであって、コネクタHC1の後述する接続端子T10〜T19、T20〜T29に対応する20個の接続端子を有し、当該20個の接続端子はコネクタHC1の接続端子T10〜T19、T20〜T29と同様に2段10列を形成するように配置されている。この実施形態では、20個の接続端子のうちのコネクタHC1の接続端子T10〜T17に対応する8個の接続端子はVDP77と信号線S1で接続されているものとし、以下では、「差動信号用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、20個の接続端子のうちのコネクタHC1の接続端子T20,T22,T24,T26,T28,T29に対応する6個の接続端子は電源線V1に接続されているものとし、以下では、「電源用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、20個の接続端子のうちのコネクタHC1の接続端子T18,T19,T21,T23,T25,T27に対応する6個の接続端子はグランド線G1に接続されているものとし、以下では、「グランド用接続端子」と記載する。
左サブ液晶表示器27SLに設けられたコネクタC2は、ハーネスHの後述するコネクタHC2が取り付けられるものであって、コネクタHC2の後述する接続端子T30〜T49に対応する20個の接続端子を有し、当該20個の接続端子はコネクタHC2の接続端子T30〜T49と同様に1段20列を形成するように配置されている。この実施形態では、20個の接続端子のうちの接続端子T31,T32,T35,T36,T39,T40,T43,T44に対応する8個の接続端子は信号線S2に接続されているものとし、以下では、「差動信号用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、20個の接続端子のうちのコネクタHC2の接続端子T30,T34,T38,T42,T47,T49に対応する6個の接続端子は電源線V2に接続されているものとし、以下では、「電源用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、20個の接続端子のうちのコネクタHC2の接続端子T33,T37,T41,T45,T46,T48に対応する6個の接続端子はグランド線G2に接続されているものとし、以下では、「グランド用接続端子」と記載する。
ハーネスHは、一端側のコネクタHC1と、他端側のコネクタHC2と、差動信号の伝送に用いられる差動信号用ケーブルS10〜S17と、電源系統の伝達に用いられる電源系統用ケーブルV10〜V17,L1〜L4とを備え、バラ線構造になっている。
コネクタHC1は、接続端子T10〜T19、T20〜T29を有し、接続端子T10〜T19、T20〜T29は、接続端子T10〜T19が第1段101に含まれ、接続端子T20〜T29が第2段102に含まれるように2段10列の配置構造になっている。なお、2段10列であるので当然のことではあるが、コネクタHC1において第1段101と第2段102とは隣り合う位置関係にある。コネクタHC1がコネクタC1に取り付けられた状態では、接続端子T10〜T17はコネクタC1の差動信号用接続端子に接続し、接続端子T20,T22,T24,T26,T28,T29はコネクタC1の電源用接続端子に接続し、接続端子T18,T19,T21,T23,T25,T27はコネクタC1のグランド用接続端子に接続する。
コネクタHC2は、接続端子T30〜T49を有し、接続端子T30〜T49は、すべてが第1段103に含まれるように1段20列の配置構造になっている。コネクタHC2がコネクタC2に取り付けられた状態では、接続端子T31,T32,T35,T36,T39,T40,T43,T44はコネクタC2の差動信号用接続端子に接続し、接続端子T30,T34,T38,T42,T47,T49はコネクタC2の電源用接続端子に接続し、接続端子T33,T37,T41,T45,T46,T48はコネクタC2のグランド用接続端子に接続する。
差動信号用ケーブルS10、S11は、差動信号を伝送するための対をなしており、ツイストペアケーブルを形成している。そして、差動信号用ケーブルS10,S11は、その一端側がコネクタHC1の第1段101の接続端子T10,T11に接続され、その他端側がコネクタHC2の第1段103の接続端子T31,T32に接続されている。
また、差動信号用ケーブルS12、S13は、差動信号を伝送するための対をなしており、ツイストペアケーブルを形成している。そして、差動信号用ケーブルS12,S13は、その一端側がコネクタHC1の第1段101の接続端子T12,T13に接続され、その他端側がコネクタHC2の第1段103の接続端子T35,T36に接続されている。
また、差動信号用ケーブルS14、S15は、差動信号を伝送するための対をなしており、ツイストペアケーブルを形成している。そして、差動信号用ケーブルS14,S15は、その一端側がコネクタHC1の第1段101の接続端子T14,T15に接続され、その他端側がコネクタHC2の第1段103の接続端子T39,T40に接続されている。
また、差動信号用ケーブルS16、S17は、差動信号を伝送するための対をなしており、ツイストペアケーブルを形成している。そして、差動信号用ケーブルS16,S17は、その一端側がコネクタHC1の第1段101の接続端子T16,T17に接続され、その他端側がコネクタHC2の第1段103の接続端子T43,T44に接続されている。
電源系統用ケーブルV10〜V17は、ツイスト構造となっておらず、その一端側がコネクタHC1の第2段102の接続端子T20〜T27に接続され、その他端側がコネクタHC2の第1段103の接続端子T30,T33,T34,T37,T38,T41,T42,T45に接続されている。
電源系統用ケーブルL1〜L4は、ツイスト構造となっておらず、その一端側がコネクタHC1の接続端子T18,T28,T19,T29に接続され、その他端側がコネクタHC2の接続端子T46〜T49に接続されている。なお、電源系統用ケーブルL1〜L4がなくてもよいし、電源系統用ケーブルL1〜L4の代わりに信号や電源系統を伝送しないダミーケーブルとしてもよい。
なお、以下では、電源系統用ケーブルV10,V12,V14,V16,L2,L4を、適宜、電源系統用ケーブル(電源)V10,V12,V14,V16,L2,L4と記載する。また、以下では、電源系統用ケーブルV11,V13,V15,V17,L1,L2を、適宜、電源系統用ケーブル(グランド)V11,V13,V15,V17,L1,L3と記載する。
このように、ハーネスHでは、第1段101の接続端子T10〜T17には差動信号用ケーブルS10〜S17の一端側が接続され、第1段101と隣り合う位置関係にある第2段102の少なくとも接続端子T10〜T17と同列にあるT20〜T27には電源系統用ケーブルV10〜V17が接続されている。
また、ハーネスHでは、第1段101と第2段102のうちの最も外側にある一方の段である第1段101の接続端子T10〜T17にはツイストペアケーブルを形成している差動信号用ケーブルS10〜S17が接続され、最も外側にある他方の段である第2段102の接続端子T20〜T29にはツイスト構造の差動信号用ケーブルが接続されることがなく、ツイスト構造になっていない電源系統用ケーブルV10〜V17,L2,L4が接続されている。
なお、コネクタHC1が本発明の「第2コネクタ」に相当し、コネクタHC2が本発明の「第1コネクタ」に相当する。また、第1段101が本発明の「一の段」に相当し、第2段102が本発明の「他の段」に相当する。また、接続部T10〜T19,T20〜T29が本発明の「接続部」に相当し、接続端子T10〜T17が本発明の「第1接続部」に相当し、接続端子T20〜T27が本発明の「第2接続部」に相当する。また、差動信号用ケーブルS10〜S17が本発明の「差動信号用ケーブル」に相当し、電源系統用ケーブルV10〜V17が本発明の「電源系統用ケーブル」に相当する。
ハーネスHは、そのコネクタHC1がノイズ源となる冷却用ファンNの存在する側に第2段102が向いた状態になるように演出制御基板73のコネクタC1に取り付けられ、コネクタHC2が左サブ液晶表示器27SLのコネクタC2に取り付けられる。ハーネスHがこのように取り付けられた状態では、VDP77から出力される差動信号は、信号線S1、コネクタC1の差動信号用接続端子、コネクタHC1の接続端子T10〜T17、差動信号用ケーブルS10〜S17、コネクタHC2の接続端子T31,T32,T35,T36,T39,T40,T43,T44、コネクタC2の差動信号用接続端子を介して、左サブ液晶表示器27SLの信号線S2に到達する。また、演出制御基板73の電源線V1と左サブ液晶表示器27SLの電源線V2とは、コネクタC1の電源用接続端子、コネクタHC1の接続端子T20,T22,T24,T26,T28,T29、電源系統用ケーブル(電源)V10,V12,V14,V16,L2,L4、コネクタHC2の接続端子T30,T34,T38,T42,T47,T49、コネクタC2の電源用接続端子を介して、接続される。また、演出制御基板73のグランド線G1と左サブ液晶表示器27SLのグランド線G2とは、コネクタC1のグランド用接続端子、コネクタHC1の接続端子T18,T19,T21,T23,T25,T27、電源系統用ケーブル(グランド)L1,L3,V11,V13,V15,V17、コネクタHC2の接続端子T33,T37,T41,T45,T46,T48、コネクタC2のグランド用接続端子を介して、接続される。
したがって上記した実施形態によれば、演出制御基板73のコネクタC1と左サブ液晶表示器27SLのコネクタC2との接続にバラ線構造になっているハーネスHを用いることにより、FPCやFFCに比べて安価で引き回しの自由度が高くなる。また、ハーネスHがバラ線構造になっているので、左サブ液晶表示器27SLがメイン液晶表示器27Mに近づくように回転したり、メイン液晶表示器27Mから遠ざかるように回転したりすることに起因するハーネスHの破損が起きにくくなっている。
また、ハーネスHのコネクタHC1では20個の接続端子T10〜T29が2段10列を形成するように配置され、第1段101における接続端子T10〜T17にはツイストペアケーブルを形成する差動信号用ケーブルS10〜S17が接続され、第2段102における少なくとも接続端子T10〜T17と同数の接続端子T20〜T27には電源系統用ケーブルV10〜V17が接続されており、第1段101と第2段102とは隣り合う位置関係にある。これにより、電源系統用ケーブルV10〜V17が差動信号用ケーブルS10〜S17に近接することになり、電源系統用ケーブルV10〜V17が差動信号用ケーブルS10〜S17に対してノイズに対するシールドとしての役割を果たす。また、差動信号用ケーブルS10〜S17にのったノイズが電源系統用ケーブル(グランド)V11,V13,V15,V17などからアースに落ちる。このため、差動信号の伝送用にツイストペアケーブルを採用しながら高いノイズ抑制効果を期待することができる。
また、コネクタHC1の段側の接続端子数と列側の接続端子数が異なり、最も外側にある段のうちの一方の第1段101側にはツイストペアケーブルを形成する差動信号用ケーブルS10〜S17があり、他方の第2段102側にはツイスト構造になっていない電源系統用ケーブルV10〜V17,L2,L4のみがある。このため、コネクタHC1を接続対象のコネクタC1に設置する際に、例えば作業者が右手の親指と人差し指とでコネクタHC1に近いケーブル部分を持った場合に触ったケーブル数からコネクタHC1の段に沿う方向で持っているか列に沿う方向で持っているかが分かったり、また、ツイストペアケーブルが親指側にあるか人差し指側にあるかで親指側がコネクタHC1の第1段101側に対応しているか第2段102側に対応しているかが分かったりするなど、作業者はケーブル部分を触った感触だけでどのような状態でハーネスHを持っているかが分かり、作業効率の向上が図られる。
また、コネクタHC1の接続端子T10〜T19,T20〜T29の並びが2段10列であり、一方、コネクタHC2の接続端子T30〜T39の並びが1段20列になっている。このため、例えば作業者が右手の親指と人差し指とでコネクタHC1又はコネクタHC2に近いケーブル部分を持った場合にケーブルが2段になっているか1段になっているかでコネクタHC1に近い部分のケーブルを持っているか、コネクタHC2に近い部分のケーブルを持っているかが分かり、作業効率の向上が図られる。
ハーネスHのコネクタHC1を演出制御基板73のコネクタC1に取り付けた状態では、差動信号用ケーブルS10〜S17とノイズ源である冷却用ファンNとの間に電源系統用ケーブル(グランド)V11,V13,V15,V17などが存在するため、冷却用ファンNからのノイズが差動信号用ケーブルS10〜S17にのる前に電源系統用ケーブル(グランド)V11,V13,V15,V17などからアースに逃がすことができる。この結果、ノイズ源からのノイズが差動信号用ケーブルS10〜S17を伝送する差動信号に対して及ぼす影響を抑えることができ、電源系統用ケーブル(グランド)V11,V13,V15,V17などが差動信号用ケーブルS10〜S17に対してノイズ源に対するシールドとしての役割を効率的に果たすことができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上記したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、接続端子T30〜49が1段20列の配置構造で形成されるコネクタHC2を有するハーネスHを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、コネクタHC2を複数の接続端子が複数段で複数列の配置構造で形成されたコネクタに置き換えたハーネスとしてもよい。この変形例1について図5を用いて説明する。なお、図4と同様の構造及び作用を有する構成には同じ符号を付している。
図5を用いて説明する変形例1では、左サブ液晶表示器27SLに設けられたコネクタC2Aは、ハーネスHAの後述するコネクタHC2Aが取り付けられるものであって、コネクタHC2Aの後述する接続端子T50〜T69に対応する20個の接続端子を有し、当該20個の接続端子はコネクタHC2の接続端子T50〜T69と同様に2段10列を形成するように配置されている。この実施形態では、20個の接続端子のうちのコネクタHC2Aの接続端子T50〜T57に対応する8個の接続端子は信号線S2に接続されているものとし、以下では、「差動信号用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、20個の接続端子のうちのコネクタHC2Aの接続端子T60,T62,T64,T66,T68,T69に対応する6個の接続端子は電源線V2に接続されているものとし、以下では、「電源用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、20個の接続端子のうちのコネクタHC2Aの接続端子T58,T59,T61,T63,T65,T67に対応する6個の接続端子はグランド線G2に接続されているものとし、以下では、「グランド用接続端子」と記載する。
ハーネスHAは、一端側のコネクタHC1と、他端側のコネクタHC2Aと、差動信号の伝送に用いられる差動信号用ケーブルS10〜S17と、電源系統の伝達に用いられる電源系統用ケーブルV10〜V18、L1〜L4とを備え、バラ線構造になっている。
コネクタHC2Aは、接続端子T50〜T69を有し、図4のコネクタHC2とは異なり、接続端子T50〜T59、T60〜T69は、接続端子T50〜T59が第1段111に含まれ、接続端子T60〜T69が第2段112に含まれるように2段10列の配置構造になっている。なお、2段10列であるので当然のことではあるが、コネクタHC2Aにおいて第1段111と第2段112とは隣り合う位置関係にある。コネクタHC2AがコネクタC2Aに取り付けられた状態では、接続端子T50〜T57はコネクタC2Aの差動信号用接続端子に接続し、接続端子T60,T62,T64,T66,T68,T69はコネクタC2Aの電源用接続端子に接続し、接続端子T58,T59,T61,T63,T65,T67はコネクタC2Aのグランド用接続端子に接続する。
差動信号用ケーブルS10,S11は、その一端側がコネクタHC1の第1段101の接続端子T10,T11に接続され、その他端側がコネクタHC2Aの第1段111の接続端子T50,T51に接続されている。また、差動信号用ケーブルS12,S13は、その一端側がコネクタHC1の第1段101の接続端子T12,T13に接続され、その他端側がコネクタHC2Aの第1段111の接続端子T52,T53に接続されている。また、差動信号用ケーブルS14,S15は、その一端側がコネクタHC1の第1段101の接続端子T14,T15に接続され、その他端側がコネクタHC2Aの第1段111の接続端子T54,T55に接続されている。また、差動信号用ケーブルS16,S17は、その一端側がコネクタHC1の第1段101の接続端子T16,T17に接続され、その他端側がコネクタHC2Aの第1段111の接続端子T56,T57に接続されている。
電源系統用ケーブルV10〜V17は、その一端側がコネクタHC1の第2段102の接続端子T20〜T27に接続され、その他端側がコネクタHC2Aの第2段112の接続端子T60〜T67に接続されている。また、電源系統用ケーブルL1〜L4は、その一端側がコネクタHC1の接続端子T18,T28,T19,T29に接続され、その他端側がコネクタHC2Aの接続端子T58,T68,T59,T69に接続されている。
なお、コネクタHC2Aが本発明の「第1コネクタ」に相当し、接続部T50〜T69が本発明の「接続部」に相当する。
図5を用いて説明した変形例1によれば、図4を用いて説明した実施形態の効果のうち、コネクタHC1とコネクタHC2との接続端子の配置構造の相違による作業効率の向上が図られる点を除いて、同様の効果が得られる。また、コネクタHC2Aの段側の接続端子数と列側の接続端子数が異なり、最も外側にある段のうちの一方の第1段111側にはツイストペアケーブルを形成する差動信号用ケーブルS10〜S17があり、他方の第2段112側にはツイスト構造になっていない電源系統用ケーブルV10〜V17,L2,L4のみがある。このため、コネクタHC2Aを接続対象のコネクタC2Aに設置する際に、例えば作業者が右手の親指と人差し指とでコネクタHC2Aに近いケーブル部分を持った場合に触ったケーブル数からコネクタHC2Aの段に沿う方向で持っているか列に沿う方向で持っているかが分かったり、また、ツイストペアケーブルが親指側にあるか人差し指側にあるかで親指側がコネクタHC2Aの第1段111側に対応しているか第2段112側に対応しているかが分かったりするなど、作業者はケーブル部分を触った感触だけでどのような状態でハーネスHAを持っているかが分かり、作業効率の向上が図られる。また、例えばコネクタHC1に近いケーブル部分を右手の親指と人差し指で持った場合に、人差し指側にツイストペアケーブルがあってその下にツイスト構造になっていないケーブルがあればコネクタHC1に近いケーブル部分を持っていることが分かり、親指側にツイストペアケーブルがあってその下にツイスト構造になっていないケーブルがあればコネクタHC2Aに近いケーブル部分を持っていることが分かることなどから、作業効率の向上が図られる。
また、上記した実施形態では、接続端子T30〜49が2段10列の配置構造で形成されるコネクタHC1を有するハーネスHを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、コネクタHC1を複数の接続端子が3以上の段で複数列の配置構造で形成されたコネクタに置き換えたハーネスとしてもよい。この変形例2について図6を用いて説明する。なお、図4と同様の構造及び作用を有する構成には同じ符号を付している。
図6を用いて説明する変形例2では、演出制御基板73(図6では不図示)に設けられたコネクタC1Bは、後述するハーネスHBの後述するコネクタHC1Bが取り付けられるものであって、コネクタHC1Bの後述する接続端子B10〜B14、B20〜B24、B30〜B34に対応する15個の接続端子を有し、当該15個の接続端子はコネクタHC1Bの接続端子B10〜B14、B20〜B24、B30〜B34と同様に3段5列を形成するように配置されている。この実施形態では、15個の接続端子のうちのコネクタHC1Bの接続端子B10〜B13に対応する4個の接続端子はVDP77(図6では不図示)と信号線S1で接続されているものとし、以下では、「差動信号用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、15個の接続端子のうちのコネクタHC1Bの接続端子B20,B22,B24,B31,B33に対応する5個の接続端子は電源線V1に接続されているものとし、以下では、「電源用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、15個の接続端子のうちのコネクタHC1Bの接続端子B14,B21,B23,B30,B32,B34に対応する6個の接続端子はグランド線G1に接続されているものとし、以下では、「グランド用接続端子」と記載する。
左サブ液晶表示器27SL(図6では不図示)に設けられたコネクタC2Bは、後述するハーネスHBの後述するコネクタHC2Bが取り付けられるものであって、コネクタHC2Bの後述する接続端子B40〜B54に対応する15個の接続端子を有し、当該15個の接続端子はコネクタHC2Bの接続端子B40〜B54と同様に1段15列を形成するように配置されている。この実施形態では、15個の接続端子のうちのコネクタHC2Bの接続端子B41,B42,B45,B46に対応する4個の接続端子は信号線S2に接続されているものとし、以下では、「差動信号用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、15個の接続端子のうちのコネクタHC2Bの接続端子B40,B44,B49,B51,B53に対応する5個の接続端子は電源線V2に接続されているものとし、以下では、「電源用接続端子」と記載する。また、この実施形態では、15個の接続端子のうちのコネクタHC2Bの接続端子B48,B43,B47,B50,B52,B54に対応する6個の接続端子はグランド線G2に接続されているものとし、以下では、「グランド用接続端子」と記載する。
ハーネスHBは、一端側のコネクタHC1Bと、他端側のコネクタHC2Bと、差動信号の伝送に用いられる差動信号用ケーブルS30〜S33と、電源系統の伝達に用いられる電源系統用ケーブルV30〜V33,V50〜V54,L11,L12とを備え、バラ線構造になっている。
コネクタHC1Bは、接続端子B10〜B14、B20〜B24、B30〜B34を有し、接続端子B10〜B14、B20〜B24、B30〜B34は、接続端子B10〜B14が第1段121に含まれ、接続端子B20〜B24が第2段122に含まれ、接続端子B30〜B34が第3段123に含まれるように3段5列の配置構造になっている。なお、コネクタHC1Bにおいて、第1段121と第2段122とは隣り合う位置関係にあり、第1段121は3段のうちの最も外側にある一方の段であり、第3段123は3段のうちの最も外側にある他方の段である。コネクタHC1BがコネクタC1Bに取り付けられた状態では、接続端子B10〜B13はコネクタC1Bの差動信号用接続端子に接続し、接続端子B20,B22,B24,B31,B33はコネクタC1Bの電源用接続端子に接続し、接続端子B14,B21,B23,B30,B32,B34はコネクタC1Bのグランド用接続端子に接続する。
コネクタHC2Bは、接続端子B40〜B54を有し、接続端子B40〜B54は、すべてが第1段124に含まれるように1段15列の配置構造になっている。コネクタHC2BがコネクタC2Bに取り付けられた状態では、接続端子B41,B42,B45,B46はコネクタC2Bの差動信号用接続端子に接続し、接続端子B40,B44,B49,B51,B53はコネクタC2Bの電源用接続端子に接続し、接続端子B48,B43,B47,B50,B52,B54はコネクタC2Bのグランド用接続端子に接続する。
差動信号用ケーブルS30、S31は、差動信号を伝送するための対をなしており、ツイストペアケーブルを形成している。そして、差動信号用ケーブルS30,S31は、その一端側がコネクタHC1Bの第1段121の接続端子B10,B11に接続され、その他端側がコネクタHC2Bの第1段124の接続端子B41,B42に接続されている。
差動信号用ケーブルS32、S33は、差動信号を伝送するための対をなしており、ツイストペアケーブルを形成している。そして、差動信号用ケーブルS32,S33は、その一端側がコネクタHC1Bの第1段121の接続端子B12,B13に接続され、その他端側がコネクタHC2Bの第1段124の接続端子B45,B46に接続されている。
電源系統用ケーブルV30〜V33は、ツイスト構造となっておらず、その一端側がコネクタHC1Bの第2段122の接続端子B20〜B23に接続され、その他端側がコネクタHC2Bの第1段124の接続端子B41,B43,B44,B47に接続されている。また、電源系統用ケーブルV50〜V54は、ツイスト構造となっておらず、その一端側がコネクタHC1Bの第3段123の接続端子B30〜B34に接続され、その他端側がコネクタHC2Bの接続端子B50〜B54に接続されている。また、電源系統用ケーブルL11,L12は、ツイスト構造となっておらず、その一端側がコネクタHC1Bの接続端子B14,B24に接続され、その他端側がコネクタHC2Bの接続端子B48,B49に接続されている。
なお、以下では、電源系統用ケーブルV30,V32,L12,V51,V53を、適宜、電源系統用ケーブル(電源)V30,V32,L12,V51,V53と記載する。また、以下では、電源系統用ケーブルL11,V31,V33,V50,V52,V54を、適宜、電源系統用ケーブル(グランド)L11,V31,V33,V50,V52,V54と記載する。
このように、ハーネスHBでは、第1段121の接続端子B10〜B13には差動信号用ケーブルS30〜S33の一端側が接続され、第1段121と隣り合う位置関係にある第2段122の少なくとも接続端子B10〜B13と同列にあるB20〜B23には電源系統用ケーブルV30〜V33が接続されている。
また、ハーネスHBでは、3段のうちの最も外側にある一方の段である第1段121の接続端子B10〜B13にはツイストペアケーブルを形成している差動信号用ケーブルS30〜S33が接続され、最も外側にある他方の段である第3段123の接続端子B20〜B24にはツイスト構造の差動信号用ケーブルが接続されることがなく、ツイスト構造になっていない電源系統用ケーブルV50〜V54が接続されている。
なお、コネクタHC1Bが本発明の「第2コネクタ」に相当し、コネクタHC2Bが本発明の「第1コネクタ」に相当する。また、第1段121が本発明の「一の段」に相当し、第2段122が本発明の「他の段」に相当し、第3段123が本発明の「複数の段のうちの最も外側にある段のうちの他方の段」に相当する。また、接続部B10〜B14,B20〜B24、B30〜B34が本発明の「接続部」に相当し、接続端子B10〜B13が本発明の「第1接続部」に相当し、接続端子B20〜B23が本発明の「第2接続部」に相当する。また、差動信号用ケーブルS30〜S33が本発明の「差動信号用ケーブル」に相当し、電源系統用ケーブルV30〜V33が本発明の「電源系統用ケーブル」に相当する。また、電源系統用ケーブルV50〜V54が、本発明の「ツイストケーブルを形成しないケーブル」に相当する。
ハーネスHBは、そのコネクタHC1Bがノイズ源となる冷却用ファンN(図6では不図示)の存在する側に第2段122が向いた状態になるようにコネクタC2Bに取り付けられ、コネクタHC2BがコネクタC2Bに取り付けられる。ハーネスHBがこのように取り付けられた状態では、VDP77(図6では不図示)から出力される差動信号は、信号線S1、コネクタC1Bの差動信号用接続端子、コネクタHC1Bの接続端子B10〜B13、差動信号用ケーブルS30〜S33、コネクタHC2Bの接続端子B41,B42,B45,B46、コネクタC2Bの差動信号用接続端子を介して、信号線S2に到達する。また、電源線V1と電源線V2とは、コネクタC1Bの電源用接続端子、コネクタHC1Bの接続端子B20,B22,B24,B31,B33、電源系統用ケーブル(電源)V30,V32,L12,V51,V53、コネクタHC2Bの接続端子B40,B44,B49,B51,B53、コネクタC2Bの電源用接続端子を介して、接続される。また、グランド線G1とグランド線G2とは、コネクタC1Bのグランド用接続端子、コネクタHC1Bの接続端子B14,B21,B23,B30,B32,B34、電源系統用ケーブル(グランド)L11,V31,V33,V50,V52,V54、コネクタHC2Bの接続端子B48,B43,B47,B50,B52,B54、コネクタC2Bのグランド用接続端子を介して、接続される。
図6を用いて説明した変形例2によれば、図4を用いて説明した実施形態の効果と同様の効果が得られる。
また、上記した実施形態、変形例1、変形例2で説明した複数の電源系統のうちの電源用とグランド用は一例であって、変更することが可能である。
また、上記した実施形態では、コネクタHC1の接続端子T18,T19,T20〜T29を電源系統用(電源、グランド)としたが、これに限定されるものではなく、例えば、接続端子T20〜T27を電源系統用(電源、グランド)とし、接続端子T18,T19,T28,T29の全部を信号用としてもよく、また、接続端子T20〜T27を電源系統用(電源、グランド)とし、接続端子T18,T19,T28,T29の一部を電源系統用(電源、グランド)とし、残りを信号用としてもよい。また、上記した変形例1では、コネクタHC1の接続端子T18,T19,T20〜T29を電源系統用(電源、グランド)とし、コネクタHC2Aの接続端子T58,T59,T60〜T69を電源系統用(電源、グランド)としたが、これに限定されるものではなく、例えば、接続端子T20〜T27を電源系統用(電源、グランド)とし、接続端子T18,T19,T28,T29の全部を信号用とするとともに、接続端子T60〜T67を電源系統用(電源、グランド)とし、接続端子T68,T69,T68,T69の全部を信号用としてもよい。また、接続端子T20〜T27を電源系統用(電源、グランド)とし、接続端子T18,T19,T28,T29の一部を電源系統用(電源、グランド)とし、残りを信号用とするとともに、接続端子T60〜T67を電源系統用(電源、グランド)とし、接続端子T68,T69,T68,T69の一部を電源系統用(電源、グランド)とし、残りを信号用としてもよい。また、上記した変形例2では、コネクタHC1Bの接続端子B14,B20〜B24,B30〜B34を電源系統用(電源、グランド)としたが、これに限定されるものではなく、例えば、接続端子B20〜B23を電源系統用(電源、グランド)とし、接続端子B14,B24,B30〜B34の全部を信号用としてもよく、また、接続端子B20〜B23を電源系統用(電源、グランド)とし、接続端子B14,B24,B30〜B34の一部を電源系統用(電源、グランド)とし、残りを信号用としてもよい。
また、上記した実施形態、変形例1では、コネクタHC1の第1段101の一部の接続端子T10〜T17にツイストペアケーブルを形成する差動信号用ケーブルS10〜S17が接続され、残りの接続端子T18〜T19にはツイスト構造になっていない電源系統用ケーブルL1,L3が接続されるとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、第1段101の全ての接続端子T10〜T19にツイストペアケーブルを形成する差動信号用ケーブルが接続されるようにしてもよい。この場合には、第2段102の全ての接続端子T20〜T29に電源系統用ケーブルが接続されるようにする。なお、変形例1のコネクタHC2Aの第1段111、第2段112についても同様である。また、変形例2では、コネクタHC1Bの第1段121の一部の接続端子B10〜B23にツイストペアケーブルを形成する差動信号用ケーブルS30〜S34が接続され、残りの接続端子B24にはツイスト構造になっていない電源系統用ケーブルL11が接続されるとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、第1段121に含まれる接続端子の数を偶数に変形し、第1段121に含まれる全ての接続端子にツイストペアケーブルを形成する差動信号用ケーブルが接続されるようにしてもよい。この場合には、第2段122に含まれる接続端子の数を偶数に変形し、第2段122に含まれる全ての接続端子に電源系統用ケーブルが接続されるようにする。
上記した実施形態や変形例1,2などでは、差動信号を伝送するためのツイストケーブルとして、2本の差動信号用ケーブルをツイストしたツイストペアケーブル(位相を180度ずらした信号を送信する)を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、3本の差動信号用ケーブルをツイストしたツイストケーブル(位相を120度ずつずらした信号を送信する)など3本以上の差動信号用ケーブルをツイストしたツイストケーブルであってもよい。
また、上記した実施形態、変形例1、変形例2では、演出制御基板73のコネクタC1,C1Bと左サブ液晶表示器27SLのC2,C2A,C2BとをハーネスH,HA,HBで接続する場合を例に挙げて説明したが、演出制御基板73と右サブ液晶表示器27SRとをつなぐ場合、演出制御基板73とメイン液晶表示器27Mとをつなぐ場合にも、実施形態、変形例1、変形例2で説明したコネクタC1,C1BとC2,C2A,C2BとハーネスH,HA,HBとの構造を適用することができる。
また、上記した実施形態では、ハーネスHに含まれる差動信号用ケーブルS10〜S17,V10〜V17,L1〜L4の全ての他端側は1つのコネクタHC2に接続されるようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、ハーネスHに含まれる差動信号用ケーブルS10〜S13,V10〜V13,L1,L3の他端側が一のコネクタに接続され、差動信号用ケーブルS14〜S17,V14〜V17,L2,L4の他端側が他のコネクタに接続されるようにするなど、ハーネスHの他端側が複数のコネクタに分かれているようなものであってもよい。
また、上記した実施形態、変形例1、変形例2において、メイン液晶表示器27M、左・右サブ液晶表示器27SL,27SRを、有機ELを用いた表示器に置き換えてもよい。
また、上記した実施形態では、スロットマシンを対象として説明したが、これに限定されるものではなく、上記したハーネス等の構造はパチンコ機などの他の遊技機にも適用することができる。
また、上記実施形態や上記変形例等の内容を適宜組み合わせることができる。
本発明は、配線部品を有する遊技機に適用することができる。
1…スロットマシン
HC1,HC1B…コネクタ
101,121…第1段
T10〜T19,B10〜B14…接続端子
102,122…第2段
T20〜T29,B20〜B24…接続端子
123…第3段
B30〜B34…接続端子
HC2,HC2A,HC2B…コネクタ
103,111,124…第1段
T30〜T49,T50〜T59,B40〜B54…接続端子
112…第2段
T60〜T69…接続端子
S10〜S17,S30〜S33…差動信号用ケーブル
V10〜V17,L1〜L4…電源系統用ケーブル
V30〜V33,V50〜V54,L11,L12…電源系統用ケーブル
N…冷却用ファン

Claims (1)

  1. 遊技機であって、
    複数の接続部を有する第1コネクタと、
    前記遊技機に設置される演出制御基板に設けられた演出制御基板コネクタに取り付けられるものであって、複数の接続部を有し、当該複数の接続部が複数の段および複数の列を形成するように配置された第2コネクタと、
    差動信号の伝送に用いられる複数の差動信号用ケーブルと、
    電源系統の伝達に用いられる複数の電源系統用ケーブルと
    を備え、
    前記複数の差動信号用ケーブルは、差動信号を伝送するための差動信号用ケーブルの対を複数含み、
    前記差動信号用ケーブルの対はツイストケーブルを形成しており、
    前記複数の差動信号用ケーブル及び前記複数の電源系統用ケーブルそれぞれの一端側が前記第1コネクタの前記複数の接続部のいずれかに接続され、
    前記第2コネクタの前記複数の段のうちの一の段における複数の接続部のうちの、前記複数の差動信号用ケーブルと同数の第1接続部それぞれには、前記複数の差動信号用ケーブルのいずれかの他端側が接続されており、
    前記第2コネクタの前記複数の段のうちの他の段における複数の接続部のうちの、少なくとも前記第1接続部と同数の第2接続部それぞれには、前記複数の電源系統用ケーブルのいずれかの他端側が接続されており、
    前記第2コネクタにおける前記一の段と前記他の段とは隣り合う位置関係にあり、
    前記第2コネクタにおける段の数と列の数が異なっており、
    前記一の段は、前記複数の段のうちの最も外側にある段のうちの一方であり、
    前記複数の段のうちの最も外側にある段のうちの他方の段における複数の接続部のいずれにも差動信号用ケーブルが接続されることがなく、当該他方の段における当該複数の接続部の少なくとも一部にはツイストケーブルを形成しないケーブルが接続され、
    前記第2コネクタが前記演出制御基板コネクタに取り付けられた場合、当該第2コネクタは、ノイズ源となる、前記演出制御基板に配置されている当該演出制御基板を冷却するための冷却用ファンの存在する側に前記他の段が向いた状態になる
    ことを特徴とする遊技機。
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