JP6634333B2 - 分析装置、分析方法、およびプログラム - Google Patents

分析装置、分析方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6634333B2
JP6634333B2 JP2016081876A JP2016081876A JP6634333B2 JP 6634333 B2 JP6634333 B2 JP 6634333B2 JP 2016081876 A JP2016081876 A JP 2016081876A JP 2016081876 A JP2016081876 A JP 2016081876A JP 6634333 B2 JP6634333 B2 JP 6634333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
factor
time
series
estimation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016081876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017192252A (ja
Inventor
正樹 藤澤
正樹 藤澤
貴仁 泉
貴仁 泉
正樹 塩谷
正樹 塩谷
裕次 井関
裕次 井関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2016081876A priority Critical patent/JP6634333B2/ja
Publication of JP2017192252A publication Critical patent/JP2017192252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6634333B2 publication Critical patent/JP6634333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

本発明は、太陽光発電システムに対するセンサにより取得された時系列データを分析する分析装置等に関するものである。
従来、太陽光発電システムの損失パラメータを分離・定量化するSV法があった(非特許文献1参照)。また、従来、並列数の多いアモルファス太陽電池アレイを対象にした「1分間実測データを用いたストリングス故障検出と故障個所特定手法」があった(非特許文献2参照)。
T.Ozeki, T.Izawa, K.Otani, and K.Kurokawa: "An Evaluation method of PV systems", Solar Energy Materials & Solar Cells, Vol.75, No.3-4, p687,2003 植田譲,伊藤雅一,黒川浩助,工藤満,小西博雄 :「アモルファス太陽電池アレイの計測データを用いた故障検出と故障箇所特定手法」、 平成21年度 日本太陽エネルギー学会/日本風力エネルギー協会合同研究発表会, 公演論文集 、2009年 11月
太陽光発電システムの日常の運転・保守管理業務では、故障は迅速に対処する必要があるため、例えば、オンラインでリアルタイムに故障検知を行い、故障に対する対処の軽重と迅速性を判断する必要がある。なお、リアルタイムとは、かなりの遅延があっても良い旨であり、広く解する。また、かなりの遅延とは、例えば、1分の遅延、1時間の遅延、1日の遅延等である。
しかし、従来技術では、太陽光発電システムにおいて、異なる時点の時系列データの推定が困難であった。そのため、例えば、リアルタイムな故障検知等が困難であった。なお、異なる時点とは、通常、未来であるが、過去でも良い。
本発明は、かかる課題を解決するためになされた発明であり、太陽光発電システムにおいて、概ねリアルタイムな故障検知等のために、異なる時点の時系列データを推定することを目的とする。
本第一の発明の分析装置は、太陽光発電システムに関する1種類以上の各センサにより取得された1種類以上の入力データの時系列データまたは時系列データを加工した加工時系列データである1以上の時系列入力データが格納される入力データ格納部と、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得する要因要素抽出部と、2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、1以上の異なる時点の推定データを取得する推定用モデリング部と、要因要素別の1以上の推定データを出力する推定データ出力部とを具備する分析装置である。
かかる構成により、異なる時点の時系列データを推定できる。
また、本第二の発明の分析装置は、第一の発明に対して、1以上の推定データの時刻に対応する時刻の2以上のデータの集合であり、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解して得られた2以上の要因要素別実データの集合であり、時系列データである1以上の時系列要因要素別実データが、要因要素別に格納される実データ格納部と、要因要素別に、1以上の時系列要因要素別実データが有する1以上の各要因要素別実データと当該各要因要素別実データの時刻に対応する1以上の各推定データとを比較し、比較の結果である評価情報を取得する評価部とをさらに具備する分析装置である。
かかる構成により、推定した異なる時点の時系列データを評価できる。
また、本第三の発明の分析装置は、第二の発明に対して、推定用モデリング部は、2以上の各要因要素のうち、少なくとも一の要因要素に対して、2種類以上の傾向推定方法を用いて、一の要因要素の時系列要因要素別データから、傾向推定方法ごとに1以上の異なる時点の推定データを取得する分析装置である。
かかる構成により、異なる時点の時系列データを精度高く推定できる。
また、本第四の発明の分析装置は、第三の発明に対して、2種類以上の傾向推定方法のうち、一の傾向推定方法に対する指示を受け付ける受付部をさらに具備し、推定用モデリング部は、一の要因要素に対して、受付部が受け付けた指示に対する傾向推定方法を用いて取得した1以上の異なる時点の推定データを採用する分析装置である。
かかる構成により、異なる時点の時系列データを精度高く推定できる。
また、本第五の発明の分析装置は、第三の発明に対して、評価部は、2種類以上の各傾向推定方法に対応する1以上の異なる時点の推定データを用いて、2種類以上の各傾向推定方法を評価し、推定用モデリング部は、一の要因要素に対して、評価部が最も良い評価をした傾向推定方法を用いて取得した1以上の異なる時点の推定データを採用する分析装置である。
かかる構成により、異なる時点の時系列データを、簡易に精度高く推定できる。
また、本第六の発明の分析装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、要因要素抽出部は、2以上の要因要素抽出方法を用いて、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、要因要素抽出方法ごとに、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得し、推定用モデリング部は、2以上の各要因要素抽出方法ごとに、2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、1以上の異なる時点の推定データを取得し、推定データ出力部は、要因要素抽出方法ごと、要因要素別に、1以上の推定データを出力する分析装置である。
かかる構成により、異なる時点の時系列データを精度高く推定できる。
また、本第七の発明の分析装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、評価部が取得した評価情報を予め決められた通知先に通知する通知部をさらに具備する分析装置である。
かかる構成により、評価結果を通知できる。
また、本第八の発明の分析装置は、第七の発明に対して、通知部は、要因要素によって、異なる通知先に評価情報を通知する分析装置である。
かかる構成により、評価結果を適切な通知先に通知できる。
また、本第九の発明の分析装置は、第一から第八いずれか1つの発明に対して、入力データは、日射量、気温、太陽光発電システムへの入力量、および太陽光発電システムの出力量のうちの1種類以上の情報である分析装置である。
かかる構成により、異なる時点の時系列データを推定できる。
また、本第十の発明の分析装置は、第一から第九いずれか1つの発明に対して、2以上の要因要素は、陰の影響、汚れの影響、インバーターの影響のうちのいずれか2以上である分析装置である。
かかる構成により、異なる時点の時系列データを推定できる。
本発明による分析装置によれば、異なる時点の時系列データを推定できる。
実施の形態1における分析装置1を含むシステムのブロック図 同分析装置1の第一の動作について説明するフローチャート 同分析装置1の第二の動作について説明するフローチャート 同時系列入力データの例を示す図 同時系列要因要素別データの例を示す図 同要因要素別の推定データの例を示す図 同要因要素別実データの例を示す図 同評価部133の概念図 同コンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、分析装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、格納されている入力データから要因要素を抽出し、要因別に傾向を推定し、推定した要因要素データを取得する分析装置について説明する。なお、入力データとは、例えば、太陽光発電システムに関するセンサにより取得された日射量、気温、太陽光発電システムの出力量等であり、その詳細は後述する。
また、本実施の形態において、実データから要因要素データを取得し、推定した要因要素データと実データからの要因要素データとの差異から、推定方法を評価する分析装置について説明する。なお、かかる場合、実データに対応する時刻情報が示す時刻と、推定した要因要素データに対応する時刻情報が示す時刻が対応する時刻(通常、同一時刻)である。
また、本実施の形態において、少なくとも一の要因に対して、2以上の傾向推定方法を適用する分析装置について説明する。なお、分析装置では、2以上の傾向推定方法のうち、良否を人手により入力し、当該入力を利用する。また、分析装置では、2以上の傾向推定方法のうち、良否を自動評価し、評価結果を利用しても良い。
また、本実施の形態において、要因要素抽出方法が2以上存在する分析装置について説明する。
さらに、本実施の形態において、評価結果を通知する分析装置について説明する。なお、要因要素別に通知先が異なっても良い。
図1は、本実施の形態における分析装置1を含むシステムのブロック図である。本システムは、太陽光発電システム、1または2以上のセンサ、および分析装置1を含む。分析装置1には、太陽光発電システムに対する1以上のセンサが取得した1種類以上の入力データが格納されている。
分析装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、出力部14、および通知部15を備える。
格納部11は、入力データ格納部111、および実データ格納部112を備える。
処理部13は、要因要素抽出部131、推定用モデリング部132、および評価部133を備える。
出力部14は、推定データ出力部141を備える。
格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する入力データ、実データである。
入力データ格納部111は、1または2以上の時系列入力データが格納される。時系列入力データは、時系列の入力データの集合である。入力データには、通常、時刻を示す時刻情報が対応付いている。時刻情報は、入力データがセンサにより取得された時刻を示す情報でも良いし、分析装置1が入力データを受け付けた時刻を示す情報でも良いし、分析装置1が入力データを蓄積した時刻を示す情報等でも良い。時刻情報は、概ね、入力データが取得された時刻を示す情報であり、多少の誤差が存在することは問わない。入力データが格納されているバッファ(入力データ格納部111)の中の入力データの並びにより、入力データに対応する時刻が判断され得ても良い。入力データは、例えば、太陽光発電システムに関する1または2種類以上の各センサにより取得されたデータである。入力データは、例えば、太陽光発電システムに関する1または2種類以上の各センサにより取得されたデータを加工した加工データであっても良い。時系列入力データは、時系列の入力データである時系列データまたは当該時系列データを加工した加工時系列データである。入力データは、例えば、日射量、気温、太陽光発電システムの出力量、傾斜面日射量、水平面日射量、アレイ出力電力量などである。なお、加工データは、例えば、傾斜面日射量と水平面日射量とをパラメータとして予め決められた数式により算出された傾斜面日射量などである。他の加工データは、太陽電池モジュール温度である。なお、太陽電池モジュール温度は「太陽電池モジュール温度=気温+18.4℃×日射強度」の算出式等により算出され得る。
実データ格納部112は、1以上の時系列要因要素別実データが要因要素別に格納される。時系列要因要素別実データは、1以上の要因要素別実データの集合であり、1以上の要因要素別実データの時系列の情報である。要因要素別実データとは、実データを要因要素別に分解して得られたデータである。要因要素別実データは、後述する要因要素別データや推定データと同種の情報である。時系列要因要素別実データを構成する各要因要素別実データは、1または2以上の各推定データの時刻に対応する情報である。時系列要因要素別実データは、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解して得られた、1以上の各要因要素別の時系列データである。時系列要因要素別実データは、時系列の要因要素別のデータである。ここで、実データは、入力データと同種の情報である。実データは、例えば、日射量、気温、太陽光発電システムの出力量等である。なお、実データ格納部112に格納されている1以上の時系列要因要素別実データは、後述する要因要素抽出部131が、実データの時系列データから取得しても良いし、他の装置等により、別途、取得された情報でも良い。なお、要因要素とは、入力データとは異なるものであり、入力データを生む要因となるものである。
受付部12は、指示やデータ等を受け付ける。指示は、例えば、一の傾向推定方法に対する指示、一の要因要素抽出方法に対する指示である。受付部12は、2種類以上の傾向推定方法のうち、一の傾向推定方法に対する指示を受け付ける。受付部12は、2種類以上の要因要素抽出方法のうち、一の要因要素抽出方法に対する指示を受け付ける。傾向推定方法、要因要素抽出方法については後述する。なお、一の傾向推定方法に対する指示とは、評価情報や推定データに対する指示でも良い。また、一の要因要素抽出方法に対する指示とは、評価情報や推定データに対する指示でも良い。また、受付部12が受け付けるデータは、例えば、1または2以上の入力データである。
また、ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
指示やデータ等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部12は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、要因要素抽出部131、推定用モデリング部132、評価部133等が行う処理である。
要因要素抽出部131は、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得する。要因要素とは、入力データに与える要因であり、例えば、陰、汚れ、インバーター、太陽光の入射角による(入射角依存性)、直流回路等である。つまり、例えば、陰の影響、汚れの影響、インバーターの影響等により、入力データが変動する。要因要素は、例えば、日陰損失、直流回路損失、負荷整合等損失、インバーター損失、Unknown損失、パワーコンディショナースタンバイ損失、ピークカット損失、日陰損失係数、入射角依存性損失係数、その他損失係数、温度損失係数、直流回路損失係数、負荷整合等損失係数、インバーター損失係数、Unknown損失係数、パワーコンディショナースタンバイ損失係数、ピークカット損失係数等である。要因要素抽出部131は、例えば、上述したSV法を用いて、1以上の時系列入力データから2以上の時系列要因要素別データを取得する。SV法については、公知技術であるので、詳細な説明を省略する。また、要因要素抽出部131は、SV法以外の方法により、2以上の時系列要因要素別データを取得しても良い。また、要因要素は、通常、予め決められている。
なお、要因要素抽出部131が2以上の時系列要因要素別データを取得するSV法以外の方法は、例えば、1または2以上の要因要素(損失要因と言っても良い。)の中で、要因要素によって異なる方法により、時系列入力データを要因要素別に取得する方法である。
例えば、陰の影響を分解する手法として、以下がある。つまり、本手法は、例えば、影がかからない日射計から得られた日射強度の日次曲線をn倍(nは1以上の自然数)することにより、同日の太陽光発電出力が描く日次曲線にフィッティングした上で、その差分を影の影響とする。さらに、詳細には、以下の(1)から(7)の手順で、要因要素抽出部131は、陰の影響についての時系列要因要素別データを取得する。
(1)晴れの日における日射計の時系列データを取得する。(2)手順(1)と同一日の直流出力電力の時系列データを取得する。(3)手順(1)のデータをパネル出力定格倍する。そして、これを理想発電量とする。(4)理想発電量の時系列データをn倍して手順(2)のデータとの誤差をRMSE等で評価する。(5)手順(4)のnを1.0〜0.5の範囲内で少なくして手順(4)と同等の計算をする。(6)手順(4)〜(5)を繰り返して、RMSE等が最小のものを求める。なお、これを最適発電量とする。(7)最適発電量と(1)の時系列データで各時刻の差分を陰による損失要因とする。なお、上記の手法を用いれば、特定の1日で比較できる。
また、例えば、直流回路損失を分解する手法として、以下がある。つまり、PCS入力電圧とシステム構成上推定できるPVストリングであり、両端の電圧との差を直流回路損失として計算する手法である。さらに、詳細には、以下の(1)から(3)の手順で、要因要素抽出部131は、直流回路損失についての時系列要因要素別データを取得する。(1)接続箱内など、PVストリングの±両端に近いところで電圧を計測する。(2)手順(1)電圧とPCSの入力部で計測している入力電圧との差を求める。(3)手順(2)で求めた電圧差とPCSの入力部の電流値を掛け算して損失電力(要因要素)を求める。なお、PVストリングとは、太陽電池モジュール(パネル)を直列接続したものである。また、接続箱とは、PVストリングを複数本並列に束ねる装置である。
要因要素抽出部131は、2以上の要因要素抽出方法を用いて、1または2以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、要因要素抽出方法ごとに、2以上の時系列要因要素別データを取得しても良い。
推定用モデリング部132は、2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、1以上の異なる時点の推定データを取得する。推定用モデリング部132は、要因要素別に、要因要素に対応する時系列要因要素別データを用いて、1以上の異なる時点の推定データを取得する。かかる方法を傾向推定方法という。傾向推定方法は、例えば、ARIMAモデル(自己回帰和分移動平均モデル)を用いる方法、回帰分析を用いる方法、その他の時系列データの解析手法等である。ARIMAモデルは、金融工学、市場動向解析などで用いられ、文献「"時系列解析法としてのARIMAモデルと予測"についての概説」(URL:http://search.yahoo.co.jp/search?search.x=1&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=arima%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%81%AF&rs=1)等を参照のこと。なお、上述した「異なる時点」とは、時系列要因要素別データに対応する時点と異なる時点であり、時系列要因要素別データに対応する時点の未来または過去の時点である。また、「異なる時点」とは、時系列要因要素別データに対応する入力データ(時系列入力データでも良い)がセンサにより取得された時点と異なる時点であり、時系列要因要素別データに対応する時点の未来または過去の時点であると考えても良い。
推定用モデリング部132は、2以上の各要因要素のうち、少なくとも一の要因要素に対して、2種類以上の傾向推定方法を用いて、一の要因要素の時系列要因要素別データから、傾向推定方法ごとに1以上の異なる時点の推定データを取得しても良い。
推定用モデリング部132は、一の要因要素に対して、受付部12が受け付けた指示に対する傾向推定方法を用いて取得した1以上の異なる時点の推定データを採用しても良い。
推定用モデリング部132は、一の要因要素に対して、後述する評価部133が最も良い評価をした傾向推定方法を用いて取得した1以上の異なる時点の推定データを採用しても良い。
推定用モデリング部132は、2以上の各要因要素抽出方法ごとに、2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、1以上の異なる時点の推定データを取得しても良い。
評価部133は、要因要素別に、1または2以上の各要因要素別実データと1または2以上の各推定データとを比較し、比較の結果である評価情報を取得する。要因要素別実データは、実データ格納部112の1以上の時系列要因要素別実データが有する情報である。推定データは、推定用モデリング部132が取得した情報である。
評価部133は、例えば、同一の時刻の1以上の各要因要素別実データと1以上の各推定データと差を算出し、当該1以上の差を用いて評価情報を取得する。評価部133は、推定データと対になる時刻情報に対応する時刻情報(例えば、同一の時刻情報)と対になる要因要素別実データとの差が小さいほど良い評価となる評価情報を取得する。評価部133は、例えば、同一の時刻の2以上の各要因要素別実データと2以上の各推定データと差を算出し、当該1以上の差の平均二乗誤差(RMSE)を算出し、平均二乗誤差である評価情報を取得する。評価部133は、例えば、同一の時刻の2以上の各要因要素別実データと2以上の各推定データと差を算出し、当該2以上の差の合計を算出し、当該合計である評価情報を取得する。評価部133は、例えば、同一の時刻の2以上の各要因要素別実データと2以上の各推定データと差を算出し、当該2以上の差の平均値を算出し、当該平均値である評価情報を取得する。
評価部133は、2種類以上の各傾向推定方法に対応する1以上の異なる時点の推定データを用いて、2種類以上の各傾向推定方法を評価しても良い。評価部133は、例えば、2種類以上の各傾向推定方法に対応する1以上の異なる時点の推定データと当該推定データの時刻に対応する要因要素別実データとを比較し、傾向推定方法ごとに、評価情報を取得し、2以上の評価情報を用いて、2種類以上の各傾向推定方法を評価する。評価部133は、通常、2以上の評価情報のうち、最も良好な評価を示す評価情報に対応する傾向推定方法を決定する。傾向推定方法の決定とは、例えば、傾向推定方法を識別する情報の取得である。
また、評価部133は、2種類以上の各要因要素抽出方法に対応する1以上の異なる時点の推定データを用いて、2種類以上の各要因要素抽出方法を評価しても良い。評価部133は、例えば、2種類以上の各要因要素抽出方法に対応する1以上の異なる時点の推定データと当該推定データの時刻に対応する要因要素別実データとを比較し、要因要素抽出方法ごとに、評価情報を取得し、2以上の評価情報を用いて、2種類以上の各要因要素抽出方法を評価する。評価部133が用いる要因要素別実データは、現在時刻における要因要素別データであることは好適である。評価部133は、通常、2以上の評価情報のうち、最も良好な評価を示す評価情報に対応する要因要素抽出方法を決定する。要因要素抽出方法の決定とは、例えば、要因要素抽出方法を識別する情報の取得である。
また、評価部133は、2種類以上の各傾向推定方法と2種類以上の各要因要素抽出方法に対応する1以上の異なる時点の推定データを用いて、傾向推定方法と要因要素抽出方法の組み合わせ(組)を評価しても良い。評価部133は、例えば、傾向推定方法と要因要素抽出方法との組に対応する1以上の異なる時点の推定データと当該推定データの時刻に対応する要因要素別実データとを比較し、傾向推定方法と要因要素抽出方法との組ごとに、評価情報を取得し、2以上の評価情報を用いて、2以上の傾向推定方法と要因要素抽出方法との組を評価する。評価部133は、通常、2以上の評価情報のうち、最も良好な評価を示す評価情報に対応する組(傾向推定方法と要因要素抽出方法との組)を決定する。要因要素抽出方法の決定とは、例えば、組を識別する情報の取得である。
出力部14は、各種の情報を出力する。ここで、出力とは、他の処理(例えば、評価部133)への引き渡し、記録媒体への蓄積、ディスプレイへの表示、他の装置への送信など。
推定データ出力部141は、要因要素別の1以上の推定データを出力する。推定データ出力部141は、要因要素抽出方法ごと、要因要素別に、1以上の推定データを出力しても良い。推定データ出力部141は、例えば、1以上の推定データを評価部133に渡す。
通知部15は、評価部133が取得した評価情報を予め決められた通知先に通知する。通知先を示す情報である通知先情報は、格納部11に格納されている。通知先情報は、例えば、メールアドレス、電話番号、FAX番号、通知ソフトウェアに管理されているID等である。
通知部15は、要因要素によって、異なる通知先に評価情報を通知することは好適である。かかる場合、例えば、要因要素を識別する要因要素識別子と通知先情報との組が格納部11に格納されている。
格納部11、入力データ格納部111、および実データ格納部112は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報(データ)が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
処理部13、要因要素抽出部131、推定用モデリング部132、および評価部133は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部14、推定データ出力部141は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部14等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
通知部15は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
次に、分析装置1の第一の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。第一の動作は、要因要素抽出方法および傾向推定方法が一つである場合である。
(ステップS201)受付部12は、入力データを受け付けたか否かを判断する。入力データを受け付けた場合はステップS202に行き、入力データを受け付けない場合はステップS203に行く。
(ステップS202)受付部12は、ステップS201で受け付けた入力データを入力データ格納部111に蓄積する。ステップS201に戻る。
(ステップS203)処理部13は、入力データ格納部111の時系列入力データの評価のタイミングであるか否かを判断する。評価のタイミングである場合はステップS204に行き、評価のタイミングでない場合はステップS201に戻る。なお、評価のタイミングは問わない。例えば、処理部13は、毎日の特定の時刻を評価のタイミングであると判断しても良いし、ユーザからの指示の受け付けにより、評価のタイミングであると判断しても良い。
(ステップS204)要因要素抽出部131は、入力データ格納部111から1以上の時系列入力データを取得する。1以上の時系列入力データは、通常、過去の時系列入力データである。
(ステップS205)要因要素抽出部131は、ステップS204で取得した1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、2以上の各要因要素別の時系列要因要素別データを取得する。かかる処理を要因要素抽出処理という。また、要因要素抽出処理は、例えば、SV法による。
(ステップS206)推定用モデリング部132は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS207)推定用モデリング部132は、i番目の要因要素が存在するか否かを判断する。i番目の要因要素が存在する場合はステップS208に行き、i番目の要因要素が存在しない場合はステップS211に行く。なお、推定用モデリング部132は、要因要素抽出部131が取得した時系列要因要素別データから、i番目の要因要素が存在するか否かを判断しても良いし、格納部11に格納されている要因要素の識別子の集合からi番目の要因要素が存在するか否かを判断しても良いし、格納部11に格納されている要因要素の数からi番目の要因要素が存在するか否かを判断しても良い。
(ステップS208)推定用モデリング部132は、i番目の要因要素に対応する時系列要因要素別データから、1以上の推定データを取得する。推定用モデリング部132は、例えば、ARIMAモデルを用いて、1以上の推定データを取得する。
(ステップS209)推定用モデリング部132は、ステップS208で取得した1以上の推定データを、格納部11に、少なくとも一時蓄積する。
(ステップS210)推定用モデリング部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS207に戻る。
(ステップS211)評価部133は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS212)評価部133は、j番目の要因要素が存在するか否かを判断する。j番目の要因要素が存在する場合はステップS213に行き、j番目の要因要素が存在しない場合はステップS201に戻る。
(ステップS213)評価部133は、j番目の要因要素に対応する1以上の要因要素別実データを実データ格納部112から取得する。また、評価部133は、j番目の要因要素に対応する1以上の推定データを格納部11から取得する。
(ステップS214)評価部133は、ステップS213で取得した1以上の要因要素別実データと1以上の推定データとを用いて評価し、評価情報を取得する。具体的には、評価部133は、例えば、1以上の各推定データと当該各推定データの時刻に対応する1以上の各要因要素別実データとを比較し、1以上の比較結果を取得する。評価部133は、例えば、1以上の比較結果を用いて、評価情報を取得する。なお、比較結果は、例えば、差である。評価情報は、例えば、1以上の比較結果をパラメータとして算出される値である。評価情報は、例えば、1以上の比較結果を加算した値、平均値、中央値等である。
(ステップS215)通知部15は、j番目の要因要素に対応する通知先情報を格納部11から取得する。
(ステップS216)通知部15は、ステップS215で取得した通知先情報が示す通知先に、ステップS214で取得した評価情報を送信する。
(ステップS217)評価部133は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS212に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、1以上の要因要素別の評価情報は一の通知先に送信されても良い。
また、図2のフローチャートにおいて、実データ格納部112には、予め1以上の時系列要因要素別実データが格納されていた。しかし、実データ格納部112の時系列要因要素別実データは、受付部12が受け付けた入力データから要因要素抽出部131が取得した情報でも良い。なお、受付部12が受け付けた入力データは、センサによる取得と時間的な遅延が少なく、例えば、概ねリアルタイムで受け付けられたデータであることは好適である。
さらに、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、分析装置1の第二の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。第二の動作は、要因要素抽出方法および傾向推定方法が2以上である場合である。また、図3のフローチャートにおいて、図2のフローチャートと同一のステップについて、その説明を省略する。
(ステップS301)要因要素抽出部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS302)要因要素抽出部131は、i番目の要因要素抽出方法が存在するか否かを判断する。i番目の要因要素抽出方法が存在すればステップS205、i番目の要因要素抽出方法が存在しなければステップS308に行く。
(ステップS303)推定用モデリング部132は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS304)推定用モデリング部132は、j番目の要因要素が存在するか否かを判断する。j番目の要因要素が存在する場合はステップS305に行き、j番目の要因要素が存在しない場合はステップS317に行く。
(ステップS305)推定用モデリング部132は、カウンタkに1を代入する。
(ステップS306)推定用モデリング部132は、k番目の傾向推定方法が存在するか否かを判断する。k番目の傾向推定方法が存在すればステップS209に行き、k番目の傾向推定方法が存在しなければステップS316に行く。
(ステップS307)推定用モデリング部132は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS306に戻る。
(ステップS308)評価部133は、カウンタlに1を代入する。
(ステップS309)評価部133は、l番目の組(要因要素抽出方法と傾向推定方法の組)が存在するか否かを判断する。l番目の組が存在する場合はステップS310に行き、存在しない場合はステップS314に行く。
(ステップS310)評価部133は、カウンタmに1を代入する。
(ステップS311)評価部133は、m番目の要因要素が存在するか否かを判断する。m番目の要因要素が存在すればステップS213に行き、存在しなければステップS313に行く。
(ステップS312)評価部133は、カウンタmを1、インクリメントする。ステップS311に戻る。
(ステップS313)評価部133は、カウンタlを1、インクリメントする。ステップS309に戻る。
(ステップS314)評価部133は、ステップS214における評価の結果が最も良い組を検出する。
(ステップS315)通知部15は、格納部11の通知先情報が示す通知先に、最も良い組の評価情報を送信する。ステップS201に戻る。
(ステップS316)推定用モデリング部132は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS304に戻る。
(ステップS317)要因要素抽出部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS302に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、要因要素抽出方法または傾向推定方法のどちらかの数が1でも良い。
また、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における分析装置1の具体的な動作例について説明する。
今、分析装置1の入力データ格納部111には、図4に示すような4つの時系列入力データが格納されている、とする。4つの時系列入力データは、傾斜面日射量(HAg)、アレイ出力電力量(EA)、システム出力電力量(EP)、気温(TA)の時系列入力データである。なお、4つの時系列入力データは、受付部12がセンサから受信し、蓄積したデータである。また、4つの時系列入力データは、n日分(nは1以上の自然数)の時系列入力データである、とする。さらに、4つの時系列入力データを構成する各入力データは、日付時刻(Date)と対応付いている。なお、時系列入力データの取得日は、2014/5/1以降のn日分であった、とする。
そして、処理部13は、時系列入力データの評価のタイミングである、と判断した、とする。
次に、要因要素抽出部131は、図4の4つの時系列入力データを取得する。次に、要因要素抽出部131は、取得した4つの時系列入力データを要因要素別に分解し、例えば、N(Nは2以上の自然数)の各要因要素別の時系列要因要素別データを取得した、とする。Nの要因要素は、日陰損失、直流回路損失、負荷整合等損、インバーター損失等である、とする。時系列要因要素別データの例は、図5である。図5の時系列要因要素別データに対応する時刻情報が有する日付情報は、2014/5/1以降のn日分である。
次に、推定用モデリング部132は、3つの各傾向推定方法を用いて、要因要素別に時系列要因要素別データを用いて、異なる時点の1以上の推定データを取得する。異なる時点の1以上の推定データは、例えば、2014/7/1以降のn日分の推定データである。なお、第一の傾向推定方法は、例えば、ARIMAモデルを用いる方法である。第二の傾向推定方法は、例えば、回帰分析を用いる方法である。第三の傾向推定方法は、ベイズ推定またはマップ推定法を用いる方法である。なお、ベイズ推定、マップ推定法は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。また、第二、第三の傾向推定方法は、その他の時系列データの解析手法である。そして、推定用モデリング部132は、第一の傾向推定方法により、図6の要因要素別の推定データを得た、とする。また、推定用モデリング部132は、第二の傾向推定方法により1以上の推定データを得、第三の傾向推定方法により1以上の推定データを得た、とする。
次に、分析装置1は、実データ格納部112に2014/7/1以降n日分の要因要素別の1以上の要因要素別実データを蓄積した、とする。かかる要因要素別実データの例は、図7である。
次に、評価部133は、図8の概念図に示すように、過去n日分の入力データから分離した要因要素別の損失係数と推定用モデリング部m(mは、1、2、または3)で抽出した過去n日分の要因要素別の損失係数との差を算出し、推定用モデリング部(傾向推定方法)ごとの評価情報を得る。ここで、評価情報は、例えば、平均二乗誤差(RMSE)である。
そして、評価部133は、例えば、推定用モデリング部1から3が取得した3つの評価情報を比較し、最も小さい値の評価情報を得た推定用モデリング部(傾向推定方法)を採用する。なお、図8において、複数の推定用モデリング部が存在することは、一の推定用モデリング部132が複数の傾向推定方法を実行できることと同意義である。
なお、評価情報は、最も優れた傾向推定方法の情報を含んでも良い。また、評価情報は、通知部15により通知されても良い。
以上、本実施の形態によれば、異なる時点の時系列データを推定できる。その結果、太陽光発電システムにおいて、概ねリアルタイムな故障検知等が可能になる。
また、本実施の形態によれば、太陽光発電システムにおいて、内在する損失量の変動が見えるため、特に、出力低下がみられる場合に、それが単なる経年変化なのか、何らかの異常なのかを知ることができる。
なお、本実施の形態において、受付部12が現在の時系列の入力データを受け付け、当該時系列の入力データから要因要素抽出部131が1以上の時系列要因要素別実データを取得し、当該1以上の時系列要因要素別実データと、過去の1以上の時系列入力データから要因要素抽出部131および推定用モデリング部132により取得された要因要素別の1以上の推定データとから、評価部133が評価情報を取得し、当該評価情報を用いて、概ねリアルタイムな故障検知を行っても良い。つまり、評価部133は、上記の処理により取得した評価情報が予め決められた条件を満たすほど低い評価を示す情報であると判断した場合、出力部14が故障である旨を出力したり、通知部15が適切な通知先に通知したりすること等により、ユーザに故障を知らせることが好適である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、太陽光発電システムに関する1種類以上の各センサにより取得された1種類以上の入力データの時系列データまたは当該時系列データを加工した加工時系列データである1以上の時系列入力データが格納される入力データ格納部を具備し、コンピュータを、前記1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得する要因要素抽出部と、前記2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、1以上の異なる時点の推定データを取得する推定用モデリング部と、前記要因要素別の1以上の推定データを出力する推定データ出力部として機能させるためのプログラムである。
上記プログラムにおいて、前記記録媒体は、前記1以上の推定データの時刻に対応する時刻の2以上のデータの集合であり、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解して得られた2以上の要因要素別実データの集合であり、時系列データである1以上の時系列要因要素別実データが、要因要素別に格納される実データ格納部をさらに具備し、コンピュータを、要因要素別に、前記1以上の時系列要因要素別実データが有する1以上の各要因要素別実データと当該各要因要素別実データの時刻に対応する1以上の各推定データとを比較し、比較の結果である評価情報を取得する評価部として、さらに機能させるプログラムあることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記推定用モデリング部は、前記2以上の各要因要素のうち、少なくとも一の要因要素に対して、2種類以上の傾向推定方法を用いて、前記一の要因要素の時系列要因要素別データから、傾向推定方法ごとに1以上の異なる時点の推定データを取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムあることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記2種類以上の傾向推定方法のうち、一の傾向推定方法に対する指示を受け付ける受付部として、コンピュータをさらに機能させ、前記推定用モデリング部は、前記一の要因要素に対して、前記受付部が受け付けた指示に対する傾向推定方法を用いて取得した1以上の異なる時点の推定データを採用するものとして、コンピュータを機能させるプログラムあることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記推定方法評価部は、前記2種類以上の各傾向推定方法に対応する1以上の異なる時点の推定データを用いて、前記2種類以上の各傾向推定方法を評価し、前記推定用モデリング部は、前記一の要因要素に対して、前記推定方法評価部が最も良い評価をした傾向推定方法を用いて取得した1以上の異なる時点の推定データを採用するものとして、コンピュータを機能させるプログラムあることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記要因要素抽出部は、2以上の要因要素抽出方法を用いて、前記1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、要因要素抽出方法ごとに、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得し、前記推定用モデリング部は、前記2以上の各要因要素抽出方法ごとに、前記2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、1以上の異なる時点の推定データを取得し、前記推定データ出力部は、要因要素抽出方法ごと、要因要素別に、1以上の推定データを出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムあることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記推定方法評価部が取得した評価情報を予め決められた通知先に通知する通知部として、さらに機能させるプログラムあることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記通知部は、要因要素によって、異なる通知先に前記評価情報を通知するものとして、コンピュータを機能させるプログラムあることは好適である。
また、図9は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の分析装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図9は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図10は、システム300のブロック図である。
図9において、コンピュータシステム300は、例えば、CD−ROMドライブ3012を含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図10において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の分析装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の分析装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を通知するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、通知ステップにおける無線モジュールなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる分析装置は、異なる時点の時系列データを推定できるという効果を有し、太陽光発電システムにおける故障診断装置等として有用である。
1 分析装置
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
15 通知部
111 入力データ格納部
112 実データ格納部
131 要因要素抽出部
132 推定用モデリング部
133 評価部
141 推定データ出力部

Claims (11)

  1. 太陽光発電システムに関する1種類以上の各センサにより取得された1種類以上の入力データの時系列データまたは当該時系列データを加工した加工時系列データである1以上の時系列入力データが格納される入力データ格納部と、
    前記1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得する要因要素抽出部と、
    前記2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、前記時系列要因要素別データに対応する時点とは異なる1以上時点の推定データを取得する推定用モデリング部と、
    前記要因要素別の1以上の推定データを出力する推定データ出力部と
    前記1以上の推定データの時刻に対応する時刻の2以上のデータの集合であり、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解して得られた2以上の要因要素別実データの集合であり、時系列データである1以上の時系列要因要素別実データが、要因要素別に格納される実データ格納部と、
    要因要素別に、前記1以上の時系列要因要素別実データが有する1以上の各要因要素別実データと当該各要因要素別実データの時刻に対応する1以上の各推定データとを比較し、比較の結果である評価情報を取得する評価部とを具備する分析装置。
  2. 前記推定用モデリング部は、
    前記2以上の各要因要素のうち、少なくとも一の要因要素に対して、2種類以上の傾向推定方法を用いて、前記一の要因要素の時系列要因要素別データから、傾向推定方法ごとに1以上の異なる時点の推定データを取得する請求項記載の分析装置。
  3. 前記2種類以上の傾向推定方法のうち、一の傾向推定方法に対する指示を受け付ける受付部をさらに具備し、
    前記推定用モデリング部は、
    前記一の要因要素に対して、前記受付部が受け付けた指示に対する傾向推定方法を用いて取得した1以上の異なる時点の推定データを採用する請求項記載の分析装置。
  4. 前記評価部は、
    前記2種類以上の各傾向推定方法に対応する1以上の異なる時点の推定データを用いて、前記2種類以上の各傾向推定方法を評価し、
    前記推定用モデリング部は、
    前記一の要因要素に対して、前記評価部が最も良い評価をした傾向推定方法を用いて取得した1以上の異なる時点の推定データを採用する請求項記載の分析装置。
  5. 前記要因要素抽出部は、
    2以上の要因要素抽出方法を用いて、前記1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、要因要素抽出方法ごとに、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得し、
    前記推定用モデリング部は、
    前記2以上の各要因要素抽出方法ごとに、前記2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、1以上の異なる時点の推定データを取得し、
    前記推定データ出力部は、
    要因要素抽出方法ごと、要因要素別に、1以上の推定データを出力する請求項1から請求項いずれか一項に記載の分析装置。
  6. 前記評価部が取得した評価情報を予め決められた通知先に通知する通知部をさらに具備する請求項1から請求項5いずれか一項に記載の分析装置。
  7. 前記通知部は、
    要因要素によって、異なる通知先に前記評価情報を通知する請求項記載の分析装置。
  8. 前記入力データは、
    日射量、気温、太陽光発電システムへの入力量、および太陽光発電システムの出力量のうちの1種類以上の情報である請求項1から請求項いずれか一項に記載の分析装置。
  9. 前記2以上の要因要素は、陰の影響、汚れの影響、インバーターの影響のうちのいずれか2以上である請求項1から請求項いずれか一項に記載の分析装置。
  10. 太陽光発電システムに関する1種類以上の各センサにより取得された1種類以上の入力データの時系列データまたは当該時系列データを加工した加工時系列データである1以上の時系列入力データが格納される入力データ格納部、要因要素抽出部、推定用モデリング部、推定データ出力部、1以上の推定データの時刻に対応する時刻の2以上のデータの集合であり、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解して得られた2以上の要因要素別実データの集合であり、時系列データである1以上の時系列要因要素別実データが、要因要素別に格納される実データ格納部、および評価部により実現される分析方法であって、
    前記要因要素抽出部が、前記1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得する要因要素抽出ステップと、
    前記推定用モデリング部が、前記2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、前記時系列要因要素別データに対応する時点とは異なる1以上時点の推定データを取得する推定用モデリングステップと、
    前記推定データ出力部が、前記要因要素別の1以上の推定データを出力する推定データ出力ステップと
    前記評価部が、要因要素別に、前記1以上の時系列要因要素別実データが有する1以上の各要因要素別実データと当該各要因要素別実データの時刻に対応する1以上の各推定データとを比較し、比較の結果である評価情報を取得する評価ステップとを具備する分析方法。
  11. 陽光発電システムに関する1種類以上の各センサにより取得された1種類以上の入力データの時系列データまたは当該時系列データを加工した加工時系列データである1以上の時系列入力データが格納される入力データ格納部と、1以上の推定データの時刻に対応する時刻の2以上のデータの集合であり、1以上の時系列入力データを要因要素別に分解して得られた2以上の要因要素別実データの集合であり、時系列データである1以上の時系列要因要素別実データが、要因要素別に格納される実データ格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
    前記1以上の時系列入力データを要因要素別に分解し、2以上の各要因要素別の時系列データである2以上の時系列要因要素別データを取得する要因要素抽出部と、
    前記2以上の各時系列要因要素別データから、要因要素別に、前記時系列要因要素別データに対応する時点とは異なる1以上時点の推定データを取得する推定用モデリング部と、
    前記要因要素別の1以上の推定データを出力する推定データ出力部と
    前記要因要素別に、前記1以上の時系列要因要素別実データが有する1以上の各要因要素別実データと当該各要因要素別実データの時刻に対応する1以上の各推定データとを比較し、比較の結果である評価情報を取得する評価部として機能させるためのプログラム。
JP2016081876A 2016-04-15 2016-04-15 分析装置、分析方法、およびプログラム Active JP6634333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081876A JP6634333B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 分析装置、分析方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081876A JP6634333B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 分析装置、分析方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017192252A JP2017192252A (ja) 2017-10-19
JP6634333B2 true JP6634333B2 (ja) 2020-01-22

Family

ID=60084997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016081876A Active JP6634333B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 分析装置、分析方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6634333B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7095443B2 (ja) * 2018-07-11 2022-07-05 富士通株式会社 異常検知プログラム、異常検知方法及び異常検知装置
KR20210089021A (ko) * 2020-01-07 2021-07-15 주식회사 엘지에너지솔루션 시뮬레이션 시스템 및 데이터 분산 방법
JP7293156B2 (ja) * 2020-03-13 2023-06-19 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
KR102462909B1 (ko) * 2022-06-07 2022-11-04 비케이엠 주식회사 태양광패널의 음영감지방법 및 시스템

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008141918A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 太陽光発電システム評価装置、方法、およびプログラム
JP5671488B2 (ja) * 2012-03-14 2015-02-18 東京エレクトロン株式会社 太陽電池モジュールの効能監視システム及びその監視方法
WO2013179655A1 (ja) * 2012-05-29 2013-12-05 東京エレクトロン株式会社 太陽光発電監視方法及びその方法に用いられる太陽光発電監視システム
US20140188410A1 (en) * 2012-12-28 2014-07-03 Locus Energy, Llc Methods for Photovoltaic Performance Disaggregation

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017192252A (ja) 2017-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Dhimish et al. Fault detection algorithm for grid-connected photovoltaic plants
Van Haaren et al. Empirical assessment of short‐term variability from utility‐scale solar PV plants
JP6634333B2 (ja) 分析装置、分析方法、およびプログラム
US20180100911A1 (en) Systems and methods for system measurements integrity determination
JP7289995B2 (ja) 太陽光発電ストリングの動作状態を認識する方法および装置ならびに記憶媒体
Yagi et al. Diagnostic technology and an expert system for photovoltaic systems using the learning method
EP2528103A1 (en) Evaluation method for solar power generation system, evaluation device, and evaluation program
WO2014141498A1 (ja) 太陽光発電システム、異常判断処理装置、異常判断処理方法、およびプログラム
CN112886922B (zh) 一种光伏电站损失电量的计算方法、装置及存储介质
JP2017184472A (ja) 太陽光発電システムの発電診断方法、及び発電診断装置
EP4216395A1 (en) Dynamic hosting capacity analysis framework for distribution system planning
Iyengar et al. SolarCast: a cloud-based black box solar predictor for smart homes
Do et al. A study on the minimum duration of training data to provide a high accuracy forecast for PV generation between two different climatic zones
CN109543993B (zh) 分析光伏电站的方法、计算机存储介质及计算机设备
KR102064083B1 (ko) 발전 시스템의 이상 유무 판단 장치 및 방법
Skomedal et al. General, robust, and scalable methods for string level monitoring in utility scale PV systems
JP2014175478A (ja) 太陽光発電システムの異状判定装置、太陽光発電システムの異状判定方法
JP2005275491A (ja) 太陽光発電の発電量補償システム
KR102635460B1 (ko) 태양광 원격 모니터링 기반 발전량 이상 증상 분석 방법과 장치
JP2021145509A (ja) 異常検知装置、異常検知方法、および異常検知プログラム
JP6190438B2 (ja) 発電データ収集システム及び太陽光発電装置
Cooper et al. Photovoltaic inverter-based quantification of snow conditions and power loss
Azad et al. A data lens into MPPT efficiency and PV power prediction
JP2015153368A (ja) 状態検出装置、状態検出方法、状態検出プログラム、データ処理システム、及びデータ出力装置
JP2015153367A (ja) 状態検出装置、状態検出方法、状態検出プログラム、及びデータ処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20160513

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20181119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6634333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250