JP6630169B2 - ガスメータ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスメータに関する。
従来より、超音波式などの流速センサとマイクロコンピュータとを備えたガスメータが知られている。マイクロコンピュータは、流速センサにより計測されたガスの流速からガスの流量(瞬時流量)を演算し、この瞬時流量からガスの積算流量を演算する。演算された積算流量は、例えばガスメータが備える表示パネルを介して利用者又は検針員に提示される。
例えば特許文献1に示すように、ガスメータは堅牢な筐体(ボディ本体)を備え、当該ボディ本体にはガス供給源に接続されるガス流入口とガス供給先の燃焼器等に接続されるガス流出口とが設けられている。これらのガス流入口及びガス流出口は、ボディ本体の上部に形成されており、ボディ本体の内部には、ガス流入口からガス流出口へと至るガス流路が略U字状に形成されている。
なお、例えば特許文献2には、中空筒状の外筒内部に、被測定流体を流すための流管(フローチューブ)を外筒の軸方向に沿って直線状に配置した構成の流量計が開示されている。また、例えば特許文献3には、測定用流体を流す直管の測定用管体と、測定用管体の外周に軸方向へ所定の間隔を設けて配設した一対の振動子とを備える装置が開示されている。この装置は、離間する振動子間で検出される両方向の超音波伝播時間差から測定用流体の流速を求めて流体流量を測定するものである。ここで、下部筐体の内部には測定空間が形成されており、この測定空間には測定用管体が水平に配置されている。
特開2015−148525号公報 特開2005−274251号公報 特開2012−42243号公報
ところで、従来型のガスメータは、ボディ本体の内部に形成されるガス流路の形状等に起因して嵩張った形状を備えている。そのため、空間効率が低く、また、外観上の見栄えが悪いなどの不都合があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、新規な構成を備えたガスメータを提供する。
かかる課題を解決するために、本発明のガスメータは、ガス流入口及びガス流出口を備えるボディ本体と、ボディ本体の内部に形成され、ガス流入口からガス流出口にガスが流れるストレート状のガス流路と、ボディ本体の正面部に配置される表示部と、を有し、ボディ本体は、右側面部及び左側面部のうち一方の側面部の長手方向に沿って連続的に中央領域を外方へ円弧状に膨出する膨出部と、右側面部及び左側面部のうち他方の側面部の長手方向に沿って連続的に中央領域を内方へ円弧状に窪んだ凹状部と、を有し、膨出部及び凹状部は、右側面部と左側面部とを当接させた際に各側面部が面全体で接触するように相互に対応した形状に設定されていることを特徴としている。
ここで、本発明において、表示部は、ガス流路の軸方向にかけて長手となる形状を備えることが好ましい。
また、本発明は、重力方向を検出する加速度センサと、表示部に表示される情報を制御する制御部と、をさらに有することが好ましい。この場合、制御部は、加速度センサによって検出される重力方向に基づいてボディ本体の姿勢を判定し、当該判定したボディ本体の姿勢に応じて表示部に表示される情報の表示方向を制御することが好ましい。
また、本発明において、ボディ本体は、ガス流入口又はガス流出口と対応する位置に、ガス配管の端部に連設されたソケット部に対して連結可能なプラグ部を備えることが好ましい。この場合、ソケット部及プラグ部は、ワンタッチ操作で連結解除が可能な継手構造を備えることが好ましい。
本発明によれば、新規な構成を備えたガスメータを提供することができる。これにより、空間効率の低下や外観上の見栄えの悪さなどを抑制することができる。
本実施形態に係るガスメータの構成を示す斜視図 図1に示すガスメータの構成を示す説明図 本実施形態に係るガスメータの構成を模式的に示すブロック図 ボディ本体の姿勢と表示方向との関係を示す説明図 管継手の説明図 ガスメータの並列的な配置構造を示す説明図 本実施形態の変形例に係るガスメータの構成を示す斜視図 図7に示すガスメータの構成を示す説明図 本実施形態の変形例に係るガスメータの構成を示す斜視図 図9に示すガスメータの構成を示す説明図 本実施形態の変形例に係るガスメータの構成を示す斜視図 図11に示すガスメータの構成を示す説明図
図1は、本実施形態に係るガスメータ1の構成を示す斜視図である。図2は、図1に示すガスメータ1の構成を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。図3は、本実施形態に係るガスメータ1の構成を模式的に示すブロック図である。本実施形態に係るガスメータ1は、ガス供給元からガス供給先にガスを供給する供給路(ガス配管)上に配置され、ガス供給先で使用されたガスの流量などを演算し、積算流量などを表示するものである。
ガスメータ1は、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属材料により成形された筐体であるボディ本体10を備えている。ボディ本体10は、略四角柱状の外形形状を有しており、四角柱の高さ方向に長手となる形状とされている。図1に示す例では、ボディ本体10は、その長手方向が鉛直方向(重力方向)と一致するように設置されている。
ボディ本体10は、その上面部10aに1つのガス流入口11と、その下面部10bに1つのガス流出口12とを備えている。ガス流入口11は、上流側配管(ガス配管)200を介してガス供給元と接続され、ガス流出口12は、下流側配管(ガス配管)201を介してガス供給先と接続される。ガス流入口11と上流側配管200との接続、及びガス流出口12と下流側配管201との接続には、ワンタッチ操作で連結解除が可能な管継手15(継手構造)が利用されている。
ボディ本体10の内部には、ガス流入口11からガス流出口12に至る1つのガス流路13が形成されている。本実施形態において、ガス流路13は、ガスの入口側(ガス流入口11)からガスの出口側(ガス流出口12)にかけて、上下方向に直線状に延在するストレート形状とされている。
なお、ガス流入口11及びガス流出口12は、ガス流路13がストレート形状となるように、互いに対向する関係に設定されていればよい。もっとも、ガス流路13には、ガスの流れを計測するための流速センサ5が配置されるため、その計測距離を確保する観点から、ガス流路13はボディ本体10の長手方向に対応して形成されていることが好ましい。
本実施形態において、ボディ本体10の正面部10cは、後述する表示パネル2及び復帰ボタン4が配置される領域である。正面部10cの背後には背面部10fが位置し、また、正面部10c及び背面部10fの両側には、互いに対向する左右の側面部10d,10eが位置している。
左右の側面部10d,10eのうち、右側面部10dには、外方へと膨出する膨出部10d1が設定されている。例えば、膨出部10d1は、右側面部10dの中央領域一帯を円弧状に膨らませた外側湾曲形状を有しており、ボディ本体10の長手方向に沿って連続的に設定されている。一方、左側面部10eには、内方へと窪んだ凹状部10e1が設定されている。例えば、凹状部10e1は、左側面部10eの中央領域一帯を円弧状に窪ませた内側湾曲形状を有しており、ボディ本体10の長手方向に沿って連続的に設定されている。これらの膨出部10d1及び凹状部10e1は、相互に対応した形状に設定されている。したがって、ガスメータ1の右側面部10dとガスメータ1の左側面部10eとを互いに当接させた際には、両側面部10d,10eが互いに面全体で接触するような関係となる。
このような筐体構成を備えるガスメータ1は、表示パネル2、復帰ボタン4、流速センサ5、圧力センサ6、遮断弁7、通信部8、加速度センサ9及びマイコン(マイクロコンピュータ)100を主体に構成されている。また、ガスメータ1は、その内部に電源となる電池(図示せず)を搭載しており、当該電池の電力により動作する。
表示パネル2は、例えばLCD等で構成されている。表示パネル2は、マイコン100に制御され、マイコン100によって処理された情報を表示する。表示パネル2に表示される代表的な情報は積算流量である。
表示パネル2は、ガスメータ1の正面、すなわち、ボディ本体10の正面部10cに配置されており、ガス流路13の正面に位置するように配置されている。換言すれば、表示パネル2の正面に臨んだ状態において、当該表示パネル2の背後にガス流路13が位置付けられる。また、表示パネル2は、ガス流路13の軸方向にかけて長手となる矩形形状を備えている。
復帰ボタン4は、ガスメータ1の正面に配置されている(図1において記載を省略)。復帰ボタン4は、例えば表示パネル2と重畳的に配置されたタッチパネルなどで構成されている。復帰ボタン4は、マイコン100と電気的に接続されており、当該復帰ボタン4が操作されると、その操作信号がマイコン100に入力される。
復帰ボタン4は、遮断弁7の閉弁時に操作(例えば長押し操作)することで、遮断弁7を開弁動作させるものである。例えば、地震時やガス漏れ判断時、ガスメータ1は遮断弁7を閉弁させ、ガスの遮断を行う。一方、地震やガス漏れ等の問題解決時には、復帰ボタン4を操作することで、遮断弁7が開弁されてガスの使用を再開することができる。
また、この復帰ボタン4は、遮断弁7を開弁動作させる以外にも、ガスメータ1を操作するための操作部として機能する。例えば、復帰ボタン4を操作(例えば短押し操作)することで、ガスメータ1が保有する各種のデータ(積算流量や瞬時流量など)を表示パネル2に表示することができる。
なお、復帰ボタン4は、タッチパネルで構成する以外にも、機械式スイッチなどで構成してもよい。
流速センサ5は、ガスメータ1内部のガス流路13に設けられている。流速センサ5は、ガス流路13を通過するガスの流れ(具体的には流速)を計測し、その流速に応じた信号を出力する。流速センサ5から出力される信号は、マイコン100に入力される。流速センサ5としては、例えば超音波式センサやフローセンサなどを用いることができる。
圧力センサ6は、ガスメータ1内部のガス流路13に設けられている。圧力センサ6は、ガス流路13内におけるガス圧力を計測し、その圧力に応じた信号を出力する。圧力センサ6から出力される信号は、マイコン100に入力される。圧力センサ6としては、ピエゾ抵抗式や静電容量式などのセンサを用いることができる。
遮断弁7は、ガスメータ1内部のガス流路13に設けられており、当該流路におけるガスを遮断するものである。遮断弁7としては、例えばボールバルブを用いることができる。ボールバルブは、貫通流路を有するボール状の弁体を、バルブボディ内に回転自在に備えるものであり、弁軸を中心に弁体を回転させることで、ガスを開放又は遮断する。遮断弁7としてボールバルブを用いることで、遮断弁7自身の小型化を図ることができ、ひいてはボディ本体10の小型化が可能となる。
通信部8は、ガスメータ1のマイコン100が外部機器(設定器、検針用機器やセンターの機器)と通信するためのものである。通信部8は、各種信号が入出力される端子(例えば、電話回線用のNライン端子、ガス漏れ警報器と接続するため端子、一酸化炭素警報器と接続するための端子など)を備えた端子台や、電波や光を利用した無線式の通信機器などで構成することができる。
加速度センサ9は、重力方向を検知する。加速度センサ9は、例えば3軸の加速度センサであり、現実空間での重力方向を検出し、その検出結果に応じた信号を出力する。加速度センサ9から出力される信号は、マイコン100に入力される。
マイコン100は、ガスメータ1の制御を行う制御部である。マイコン100は、CPU100aと、ROM100bと、RAM100cとを主体に構成されている。CPU100aは、ガスメータ1の全体的な制御を司る。ROM100bは、CPU100aがアクセス可能な読み出し専用メモリであり、CPU100aが実行すべきプログラムや各種のデータを保持している。RAM100cは、データの読み出し及び書き込みが自在なメモリであり、CPU100aの制御により、ガスメータ1の動作中に生成された様々なデータを記憶する。マイコン100は、例えば制御基板に実装され、当該制御基板はボディ本体10の内部に収容されている。
以下、ガスメータ1の動作を説明する。このガスメータ1の動作は、マイコン100により実現される。マイコン100は、流速センサ5や圧力センサ6によって計測された計測結果を処理する。
例えば、マイコン100は、流速センサ5から出力される流速データにガス流路13の断面積を乗じてガスの流量(瞬時流量)を演算する。そして、マイコン100は、演算されたガスの流量を積算することで積算流量を演算する。
また、マイコン100は、復帰ボタン4の操作(例えば短押し操作)を判断すると、表示パネル2に積算流量を表示する。また、マイコン100は、積算流量の表示中に復帰ボタン4の再操作(例えば長押し操作)を判断すると、異なるデータ(例えば瞬時流量)を表示する。
さらに、マイコン100は、流量の変化、圧力センサ6において計測される圧力の変化、又は所定の揺れを検出した場合に感震信号を出力する感震器(図示せず)からの信号に基づいて所定の遮断条件を満たした場合に、復帰ボタン4を制御して、ガスを遮断する。
図4は、ボディ本体10の姿勢と表示方向との関係を示す説明図である。本実施形態の特徴の一つとして、マイコン100は、加速度センサ9によって検出される重力方向に基づいてボディ本体10の姿勢を判定する。
ボディ本体10の姿勢は、例えば、上向き姿勢、右横向き姿勢、左横向き姿勢及び下向き姿勢の4つの姿勢から判断される。上向き姿勢は、ガス流入口11を上方として、ボディ本体10の長手方向が重力方向を含む所定の角度範囲θ1(例えば45°)内に存する状態の姿勢をいう。右横向き姿勢は、ガス流入口11を右側として(左側面部10eを上方)、ボディ本体10の長手方向が水平方向を含む所定の角度範囲θ2(例えば45°)内に存する状態の姿勢をいう。左横向き姿勢は、ガス流入口11を左側として(右側面部10dを上方)、ボディ本体10の長手方向が水平方向を含む所定の角度範囲θ3(例えば45°)内に存する状態の姿勢をいう。下向き姿勢は、ガス流入口11を下方として(ガス流出口12を上方)、ボディ本体10の長手方向が重力方向を含む所定の角度範囲θ4(例えば45°)内に存する状態の姿勢をいう。
そして、マイコン100は、判定したボディ本体10の姿勢に応じて表示パネル2に表示される情報の表示方向を制御する。この場合において、表示パネル2は、ガス流入口11を上方としてボディ本体10の長手方向が重力方向と一致する状態をベースに、基準となる表示方向が設定されている。
まず、マイコン100は、ボディ本体10の姿勢が上向き姿勢である場合には、基準の表示方向で情報を表示する(図4(a)参照)。一方、マイコン100は、ボディ本体10の姿勢が右横向き姿勢である場合には、基準の表示方向から反時計回り方向へ90°回転させた方向(第2の表示方向)で情報を表示する(図4(b)参照)。また、マイコン100は、ボディ本体10の姿勢が左横向き姿勢である場合には、基準の表示方向から時計回り方向へ90°回転させた方向(第3の表示方向)で情報を表示する(図4(c)参照)。さらに、マイコン100は、ボディ本体10の姿勢が下向き姿勢である場合には、基準の表示方向から180°回転させた方向(第4の表示方向)で情報を表示する(図4(d)参照)。
本実施形態では、図1に示すように、上向き姿勢でガスメータ1を設置している。しかしながら、このような表示制御を行うことで、表示パネル2に表示される情報の表示方向が重力方向を基準に設定されることとなる。これにより、ガスメータ1の設置方向(姿勢)を自由に選択でき、また、その設置方向に関わらずガスメータ1に表示される情報を容易に認識することができる。
なお、本実施形態では、ボディ本体10の姿勢を4つに区分けし、4つの表示方向のいずれかで情報を表示している。しかしながら、ボディ本体10の姿勢とリニアに対応させて情報の表示方向を制御してもよい。また、特定の姿勢でのガスメータ1の設置を禁止するという場合も考えられる。この場合には、ボディ本体10の姿勢が当該特定の姿勢、例えば下向き姿勢である場合には、下向き姿勢に対応する第4の表示方向での情報の表示を禁止してもよい。第4の表示方向での表示を禁止することで、ガスメータ1が禁止された方向に向けて設置されることを、表示方向の適否を通じて報知することができる。
以下、本実施形態に係るガスメータ1の設置方向について説明する。ガスメータ1の設置は、ボディ本体10のガス流入口11と上流側配管200とを接続し、そして、ボディ本体10のガス流出口12と下流側配管201とを接続することで行われる。
図5は、管継手15の説明図である。ボディ本体10のガス流入口11と上流側配管200との接続、及び、ボディ本体10のガス流出口12と下流側配管201との接続には、ワンタッチ操作で連結解除が可能な管継手15(継手構造)が利用されている。以下、ガス流入口11と上流側配管200との接続に関する管継手15について説明するが、ガス流出口12と下流側配管201とを接続する管継手15の継手構造についても同様である。
この管継手15は、ボディ本体10側のプラグ部16と、上流側配管200側のソケット部210とで構成されている。
プラグ部16は、ボディ本体10のガス流入口11と対応する位置に設定されている。プラグ部16は、プラグ本体16aと、突条16bとで構成されている。プラグ本体16aは、ガス流入口11に連通するガス流路13の上流側の一部を含み、円筒形状に形成されている。このプラグ本体16aは、ソケット部210に挿入される部位を構成する。突条16bは、プラグ本体16aの外周面に周方向に沿って連続的に形成される凸状の部位である。突条16bは、プラグ部16がソケット部210に挿入された際に、後述するロック機構210bと係合する機能を担っている。
ソケット部210は、上流側配管200の下流端部に配設されている。ソケット部210は、ソケット本体210aと、ロック機構210bと、ワンタッチ操作部210cとで構成されている。
ソケット本体210aは、プラグ部16を挿入する中空空間(ソケット空間)を備える筒状形状を備えている。ロック機構210bは、ソケット本体210aのソケット空間に挿入されたプラグ部16をロックするものである。例えば、ロック機構210bはソケット本体210aの径方向に沿って進退可能に構成されており、当該ロック機構210bがプラグ本体16aの突条16bと係合することでプラグ部16をロックする。
ワンタッチ操作部210cは、ソケット本体210aの周囲に配設される円筒状の部材であり、第1の操作位置A1と第2の操作位置A2との間でスライド移動可能に構成されている。このワンタッチ操作部210cは、バネなどの付勢手段により付勢されて第2の操作位置A2に位置付けられている。一方、作業者が付勢力に抗してワンタッチ操作部210cをスライド操作することで、ワンタッチ操作部210cを第1の操作位置A1へと切り替えることができる。
ワンタッチ操作部210cが第1の操作位置A1に存する場合、ロック機構210bは、ソケット本体210aの径方向に沿って進退自在な状態とされている。この場合、ソケット本体210aのソケット空間に対してプラグ部16を抜き差しすると、ロック機構210bが外方へと退避し、ロック機構210bがプラグ本体16aの突条16bに引っ掛かることがない。これにより、プラグ部16の挿抜が可能となる(解除状態)。
一方、ワンタッチ操作部210cが第2の操作位置A2に存する場合、ロック機構210bは、ソケット本体210aの径方向への進退が規制され、その先端部がソケット空間へと部分的に進入した状態となる。したがって、ソケット本体210aのソケット空間に対してプラグ部16が挿入されている状態においては、ロック機構210bがプラグ本体16aの突条16bと係合する。これにより、プラグ部16がソケット部210に連結される(連結状態)。
ガス流入口11と上流側配管200との接続では、まず、作業者は、ソケット部210のワンタッチ操作部210cを把持し、ワンタッチ操作部210cを第1の操作位置A1へと操作する。この操作状態において、ボディ本体10のプラグ部16をソケット本体210aのソケット空間に挿入する。そして、ソケット空間への挿入完了後、作業者は、把持していたワンタッチ操作部210cを解放すると、ワンタッチ操作部210cが第1の操作位置A1から第2の操作位置A2へと切り替わる。これにより、管継手15による連結が完了し、ガス流入口11と上流側配管200との接続が完了する。
続いて、ガス流出口12と下流側配管201との接続が行われる。ガス流出口12と下流側配管201との接続では、ガス流入口11と上流側配管200との接続と同様に、管継手15(継手構造)のワンタッチ操作でガス流出口12と下流側配管201との接続が完了する。この場合、下流側配管201のソケット部210に繋がれる所定の範囲201aは、フレキシブル配管で構成されており、ソケット部210とプラグ部16の連結を容易に行うことができるように工夫されている。
また、二世帯住宅又は集合住宅といったように、複数のガスメータ1を設ける場合には、これらのガスメータ1を並列的に配置する。図6に示すように、ガスメータ1を上向き姿勢で配置する場合には、複数のガスメータ1を横方向に並べて配置する。この際、隣り合うガスメータ1同士では、一方のガスメータ1の右側面部10dと他方のガスメータ1の左側面部10eとを当接させて並べる。両側面10d,10eの面形状は相互に対応しているので、これらを当接させることで、隣り合うガスメータ1同士を横方向に整然と並べて配置することができる。
このように本実施形態に係るガスメータ1は、ガス流入口11及びガス流出口12を備えるボディ本体10と、ボディ本体10の内部に形成され、ガス流入口11からガス流出口12にガスが流れるストレート状のガス流路13と、ボディ本体10の外面に配置される表示パネル2と、を有している。この場合において、ガス流路13は、表示パネル2の正面に臨んだ状態において当該表示パネル2の背後に位置付けられている。
この構成によれば、ガス流路13がガス流入口11からガス流出口12にかけてストレート形状に構成されている。これにより、複雑な形状のガス流路を内包する必要がないので、ボディ本体10のコンパクト化を図ることができる。また、表示パネル2の背後にガス流路13が重なって配置されるので、表示パネル2とガス流路13とをずらして配置する状態と比較して、ボディ本体10のコンパクト化を図ることができる。その結果、空間効率が低く、また、外観上の見栄えが悪いといった従来の不都合を解消することができる。これにより、ガスメータ1設置に係る自由度の向上を図ることができ、多様な環境にガスメータ1を設置することができる。
また、本実施形態において、表示パネル2は、ガス流路13の軸方向にかけて長手となる形状を備えている。
ボディ本体10の長手方向に沿って表示パネル2が配設されるので、デザイン的な一体感を得ることができ、美観の向上を図ることができる。また、ボディ本体10の長手方向に沿って表示パネル2が存在することで、十分な表示領域を確保することができる。
また、本実施形態のボディ本体10において、右側面部10dには外方へと膨出する膨出部10d1が設定されるとともに、左側面部10eに内方へと窪んだ凹状部10e1が設定されている。この場合、膨出部10d1及び凹状部10e1は、右側面部10dと左側面部10eとを当接させた際に側面部10d,10e同士が面全体で接触するように相互に対応した形状に設定されている。
この構成によれば、ガスメータ1同士を隣接配置する場合には、互いに向き合う左右の側面部10d,10e同士を嵌め合うことで、ガスメータ1同士の位置合わせが可能となる。これにより、隣り合うガスメータ1同士を整然と配列することができる。その結果、個々のガスメータが雑然と並ぶことで、空間効率が低く、また、外観上の見栄えが悪くなるといった従来のガスメータの不都合を解消することができる。
なお、本実施形態では、ガスメータ1を上向き姿勢で設置しているが、ガスメータ1は下向き姿勢や、右横向き姿勢あるいは左横向き姿勢で設置してもよい。本実施形態のガスメータ1は、ボディ本体10のコンパクト化が図られているので、各姿勢で設置した場合であっても、空間効率の向上や、外観上の見栄えの向上を図ることができる。これにより、ガスメータ1設置に係る自由度の向上を図ることができ、多様な環境で利用することができる。また、右横向き姿勢あるいは左横向き姿勢で設置した場合であっても、複数のガスメータ1を縦方向に並べることで、これらを整然と配列することができる。その結果、複数のガスメータを配置することで、空間効率が低く、また、外観上の見栄えが悪くなるといった従来の不都合を解消することができる。
また、本実施形態において、ガスメータ1は、重力方向を検出する加速度センサ9と、表示パネル2に表示される情報を制御するマイコン100と、をさらに有している。この場合において、マイコン100は、加速度センサ9によって検出される重力方向に基づいてボディ本体10の姿勢を判定し、判定したボディ本体10の姿勢に応じて表示パネル2に表示される情報の表示方向を制御している。
この構成によれば、ガスメータ1の設置時の姿勢に応じて表示方向が制御されるので、ガスメータ1の姿勢に拘わらず、表示される情報を容易に視認することができる。これにより、ガスメータ1設置に係る自由度の向上を図ることができ、多様な環境にガスメータ1を設置することができる。
また、本実施形態において、ボディ本体10は、ガス流入口11及びガス流出口12と対応する位置に、ガス配管の端部に連設されたソケット部210に対して連結可能なプラグ部16をそれぞれ備えている。この場合、ソケット部210及プラグ部16は、ワンタッチ操作で連結解除が可能な継手構造を備えている。
この構成によれば、ガスメータ1と上流側配管200・下流側配管201との接続をワンタッチ操作で行うことができる。これにより、設置作業時に専用の工具を用意する必要もなく、狭小な環境においても容易に設置作業を行うことができる。
また、本実施形態において、下流側配管201のソケット部210に繋がる所定の範囲201aには、フレキシブル配管が用いられている。本実施形態では、ボディ本体10の上下にガス流入口11及びガス流出口12が位置しているが、上流側配管200と下流側配管201との間の空間幅が固定の場合には、ガスメータ1の接続が非常に困難となる。しかしながら、下流側配管201の一部がフレキシブル配管で構成されることで、ガスメータ1と下流側配管201との接続を容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、下流側配管201の一部をフレキシブル配管で構成したが、上流側配管200に同様の構成を適用してよい。
なお、上述した実施形態では、種々の態様を備えるガスメータ1について説明した。しかしながら、本実施形態に係るガスメータ1は、少なくとも、ガス流入口11及びガス流出口12を備えるボディ本体10と、ボディ本体10の内部に形成され、ガス流入口11からガス流出口12にガスが流れるストレート状のガス流路13と、ボディ本体10の外面に配置される表示パネル2と、を有していればよい。この場合において、このガス流路13は、表示パネル2の正面に臨んだ状態において当該表示パネル2の背後に位置付けられていることとなる。このようなガスメータ1としては、図7乃至図12に示すような態様とすることもできる。
以上、本発明の実施形態にかかるガスメータについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。
1 ガスメータ
10 ボディ本体
10a 上面部
10b 下面部
10c 正面部
10d 右側面部
10d1 膨出部
10e 左側面部
10e1 凹状部
10f 背面部
11 ガス流入口
12 ガス流出口
13 ガス流路
15 管継手
16 プラグ部
16a プラグ本体
16b 突条
2 表示パネル(表示部)
4 復帰ボタン
5 流速センサ
6 圧力センサ
7 遮断弁
8 通信部
9 加速度センサ
100 マイコン(制御部)
200 上流側配管
201 下流側配管
210 ソケット部
210a ソケット本体
210b ロック機構
210c ワンタッチ操作部

Claims (4)

  1. ガス流入口及びガス流出口を備えるボディ本体と、
    前記ボディ本体の内部に形成され、前記ガス流入口から前記ガス流出口にガスが流れるストレート状のガス流路と、
    前記ボディ本体の正面部に配置される表示部と、を有し、
    前記ボディ本体は、右側面部及び左側面部のうち一方の側面部の長手方向に沿って連続的に中央領域を外方へ円弧状に膨出する膨出部と、前記右側面部及び前記左側面部のうち他方の側面部の長手方向に沿って連続的に中央領域を内方へ円弧状に窪んだ凹状部と、を有し、
    前記膨出部及び前記凹状部は、前記右側面部と前記左側面部とを当接させた際に各側面部が面全体で接触するように相互に対応した形状に設定されていることを特徴とするガスメータ。
  2. 前記表示部は、前記ガス流路の軸方向にかけて長手となる形状を備えることを特徴とする請求項1に記載されたガスメータ。
  3. 重力方向を検出する加速度センサと、
    前記表示部に表示される情報を制御する制御部と、をさらに有し、
    前記制御部は、前記加速度センサによって検出される重力方向に基づいて前記ボディ本体の姿勢を判定し、当該判定したボディ本体の姿勢に応じて前記表示部に表示される情報の表示方向を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたガスメータ。
  4. 前記ボディ本体は、前記ガス流入口又は前記ガス流出口と対応する位置に、ガス配管の端部に連設されたソケット部に対して連結可能なプラグ部を備え、
    前記ソケット部及前記プラグ部は、ワンタッチ操作で連結解除が可能な継手構造を備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載されたガスメータ。
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