JP6627401B2 - 二次電池の劣化検出装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、負極にグラファイト系活物質を含む二次電池の劣化を検出する二次電池の劣化検出装置及び方法に関するものである。
二次電池の容量維持率、すなわち劣化していない状態の満充電容量Cfに対する現在の満充電容量Cの比C/Cf(以下、(Cf−C)/Cfを劣化度という。)を検出する劣化検出装置として、充電電流積算値に対する二次電池の電圧、SOC(State of Charge)の変化から検出するものが知られている。
特開2011−215125号公報
従来の二次電池の劣化検出装置においては、二次電池の端子電圧を検出し、検出した端子電圧に基づいて容量維持率又は劣化度を算出する。しかしながら、充放電中の電池の電圧は、開放電圧とは異なり、温度等の環境によって変動するため、容量維持率又は劣化度の検出精度が低いという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、二次電池の劣化を精度よく検出できる二次電池の劣化検出装置及び方法を提供することである。
本発明は、二次電池から発生するアコースティックエミッション信号の発生頻度の増加ポイントを検出し、この時点から満充電時点までの充電電流の電流積算値に基づいて、二次電池の劣化を検出することによって上記課題を解決する。
本発明者らは、劣化の程度が異なる二次電池であっても、充放電時においてアコースティックエミッション信号の発生頻度が増加するポイント(電池容量ポイント)は変動せず、またこの増加ポイントから満充電までの電流積算値は、劣化の程度に相関するという知見を得た。この知見に基づき、増加ポイントからの電流積算値と、非劣化品の充電容量とを比較すれば、充放電時中であっても、また開放電圧を用いることなく、二次電池の劣化を精度よく検出することができる。
図1は、本発明に係る二次電池の劣化検出装置の一実施の形態を含む電池制御システムを示すブロック図である。 図2は、図1の劣化検出器にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、図1の劣化検出器にて実行される処理の他例を示すフローチャートである。 図4は、図1の劣化検出器にて実行される処理のさらなる他例を示すフローチャートである。 図5Aは、劣化度がゼロの二次電池の充放電特性を示すグラフである。 図5Bは、劣化度が13%の二次電池の充放電特性を示すグラフである。 図5Cは、劣化度が33%の二次電池の充放電特性を示すグラフである。 図5Dは、劣化度が75%の二次電池の充放電特性を示すグラフである。 図6は、負極活物質としてのグラファイト系活物質を用いた二次電池の負極電位と、アコースティックエミッション信号の発生頻度との関係を示すグラフである。 図7は、図1の記憶器に格納される制御マップの一例を示す図である。 図8Aは、劣化度が大きい二次電池に対して充電を開始した場合の充電曲線を示すグラフである。 図8Bは、劣化度が小さい二次電池に対して充電を開始した場合の充電曲線を示すグラフである。
図1は、本発明に係る二次電池の劣化検出装置の一実施の形態を含む電池制御システムを示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る電池制御システムは、二次電池3を、主として充電するためのシステムであり、充電装置2と劣化検出装置1とを備える。なお、劣化検出装置1は、充電装置2に含まれてもよいし、逆に充電装置2は、劣化検出装置1に含まれてもよい。
本実施形態の原理を用いて劣化度を検出できる二次電池3は、たとえばリチウムイオン二次電池である。この種の二次電池3は、負極活物質として、リチウムイオンの挿入・脱離に伴って充放電電位が段階的に変化する複数の充放電領域を有する活物質を用いたものを例示することができる。このようなリチウムイオンの挿入・脱離に伴って充放電電位が段階的に変化する複数の充放電領域を有する活物質として、グラファイト構造を含有するグラファイト系活物質が好適である。そのため、以下に示す実施形態では、グラファイト系活物質を用いたリチウムイオン二次電池を例示して本発明を説明する。ただし、このようなリチウムイオンの挿入・脱離に伴って充放電電位が段階的に変化する複数の充放電領域を有する活物質としては、グラファイト系活物質に特に限定されるものではない。また、正極活物質としては、特に限定されず、リチウム−遷移金属複合酸化物などのリチウムイオン二次電池用の正極活物質として公知のものを用いることができる。
充電装置2は、たとえば、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載された二次電池3への充電を行なうための装置である。車載された二次電池3への充電は、充電装置2の充電ケーブルを取り出し、車両の充電ポートのコネクタに充電ケーブル先端の充電ガンを装着したのち、充電開始スイッチを操作することで行われる。充電回路21は、商用交流電流を所定電圧の直流電流に変換し、この直流電流を二次電池に供給する。充電装置2に含まれる電流積算器12及び満充電検出器13は、劣化検出装置1と共用される。
電流積算器12は、充電回路21から二次電池3へ流れる電流値を計測し、これを時間的に積算する積算回路である。電流積算器12が充電装置2に対して使用される場合は、たとえば充電開始から充電完了までの電流積算値を算出し、これを課金などに用いる。本実施形態の電流積算器12は、充電装置2に対して使用される場合以外に、劣化検出装置1の構成ユニットとしても機能する。すなわち、電流積算器12は、後述する劣化検出器11からの開始信号と終了信号を受信し、この間に充電回路21から二次電池3へ流れた電流値を計測し、これを時間的に積算する。電流積算器12で算出された電流積算値は、劣化検出器11へ出力される。
満充電検出器13は、二次電池3の満充電状態を検出するものであり、具体的には二次電池3の端子間電圧を計測する電圧計などで構成することができるが、環境温度による補正機能を備えてもよい。満充電検出器13が充電装置2に対して使用される場合は、たとえば充電を開始してから充電が完了するタイミングを検出し、これにより充電を完了することなどに用いる。本実施形態の満充電検出器13は、充電装置2に対して使用される場合以外に、劣化検出装置1の構成ユニットとしても機能する。すなわち、満充電検出器13は、端子間電圧などに基づいて二次電池3の満充電状態を検出したら、その旨を後述する劣化検出器11へ出力する。
ちなみに、上述した電流積算器12及び満充電検出器13は、充電装置2に備えられたユニットを劣化検出装置1で共用するように構成されているが、これらを劣化検出装置1の専用ユニットとしてそれぞれ備えてもよい。
本実施形態の劣化検出装置1は、上述した電流積算器12、満充電検出器13以外に、劣化検出器11、AE検出器14、記憶器15及び車種特定器16を備える。
AE検出器14は、二次電池3の内部から発生するアコースティックエミッション信号(Acoustic Emission Signal,以下AE信号ともいう)を検出するためのセンサであり、図1に示すようにたとえば二次電池3に接触した状態で設置される。AE検出器14としては特に限定されず、二次電池3の内部の構成物の構造変化に伴って発生する信号(弾性波の信号)に対応する周波数帯を検出可能なセンサであればよい。
図6は、リチウムイオン二次電池3の負極を構成する負極活物質として、グラファイト構造を含有するグラファイト系活物質を用いた場合における、負極の充放電プロファイルと、二次電池3の内部から発生したAE信号の発生頻度との関係を示すグラフである。図において、負極の充放電プロファイルを実線グラフで示し、AE信号の発生頻度を棒グラフで示す。また、図6において、左側の縦軸は、充放電時間に対する負極の電極電位(正極に対する相対電位)を示し、右側の縦軸は、AE信号の発生頻度(1時間あたりの発生回数)を示す。なお、正極に対する負極の電極電位が低くなる方向が「充電」であり、正極に対する負極の電極電位が高くなる方向が放電である。すなわち、図6において、充放電時間軸が右方向に進む場合が充電、左方向に進む場合が放電を意味する。
図6の実線グラフで示すように、負極活物質としてグラファイト系活物質を使用した二次電池の充放電特性は、充放電容量に対する電圧変化率の異なる複数の充放電領域を有し、これにより、負極電位は二次電池の充放電にともなって段階的に変化することが知られている。具体的には、図5Aに△印で示すように、負極電位0.21V付近の点P1において、第1領域RC1から第2領域RC2へと遷移し、負極電位0.13V付近の点P2において、第2領域RC2から第3領域RC3へと遷移し、さらに、負極電位0.08V付近の点P3において、第3領域RC3から第4領域RCfへと遷移することが知られている。そして、図5Aに示すように、このような負極活物質としてグラファイト系活物質を用いた二次電池においては、図5Aの点P1〜点P3に示すように、充放電領域が遷移する際に、充放電曲線の変曲点(充放電容量に対する電圧変化率が大きく変化する点)が観測される。なお、この負極電位の低下は、充放電レートや使用する電解質の種類等によって、若干変化する場合がある。そして、図6から確認できるように、二次電池3の内部から発生するAE信号は、図6に丸の破線で示すように、このようなグラファイト系活物質の充放電領域の遷移による変曲点P1〜P3の各点において、その発生頻度が増加する特性がある。変曲点P1〜P3における充放電領域の遷移により、グラファイト系活物質のステージ構造の変化など、グラファイト系活物質の内部で何らかの構造変化が発生することが、この特性の原因であると推察される。
さて、負極活物質としてグラファイト系活物質を含む二次電池において、上述したとおり、充放電領域が遷移する変曲点P1〜P3の各点においてAE信号の発生頻度が増加するという特性があるところ、本発明者らは、これらAE信号の発生頻度の増加ポイントは、二次電池3の劣化の程度に拘わらず変動しないことを知見した。
図5A〜図5Dは、同じ構造の二次電池3を用いて劣化の程度が異なる二次電池の充放電特性を測定したグラフである。すなわち、新品(非劣化)の二次電池3を促進劣化試験に供し、試験前及び試験中の複数時点において充放電特性を測定したものである。図5Aは劣化度がゼロの二次電池、図5Bは劣化度が13%の二次電池、図5Cは劣化度が33%の二次電池、図5Dは劣化度が75%の二次電池の充放電特性を示す。なお、劣化度とは、非劣化の満充電容量をCf、現在の満充電容量をCとした場合に、(Cf−C)/Cf又はこれの百分率で示される物性値である。
これらの結果から、電池容量に対する負極電位(正極電位に対する相対電位)のプロファイルは、二次電池3の劣化の程度に拘わらず同じであり、満充電状態の電池容量が異なるだけであること、換言すれば、充放電曲線の右端のポイントが短くなるだけであることが知見された。また、AE信号の発生頻度が増加するポイントも、二次電池3の劣化の程度に拘わらず同じであることが知見された。本実施形態の劣化検出装置1は、この知見に基づいて二次電池3の劣化の程度、すなわち容量維持率、劣化度又は現在の満充電容量の少なくともいずれかを算出する。たとえば、AE信号の発生頻度が増加するポイントから開始された電流積算値が小さいほど(図5A〜図5Dに示す充放電曲線の右端のポイントが短くなるほど)、劣化の程度が大きくなる。詳細は後述する。ちなみに、本発明でいう劣化の検出とは、容量維持率又は劣化度の算出だけでなく、単に現在の満充電容量を算出することも含まれる意味である。
劣化検出器11は、二次電池3の劣化を検出するプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行する動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)と、を備える。なお、動作回路としては、CPUに代えて又はこれとともに、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることができる。
劣化検出器11は、AE検出器14からの信号を所定時間間隔で読み出し、AE信号の発生頻度の増加の有無を判定するステップと、AE信号の発生頻度の増加が検出されたら電流積算器12に動作指令を出力するステップと、満充電検出器13から二次電池3が満充電状態であることを受信するステップと、AE信号の発生頻度の増加が検出されてから満充電状態が検出されるまでの間の電流積算値を電流積算器12から読み出すステップと、この電流積算値に基づいて二次電池の劣化を検出するステップと、を実行するためのプログラムを含む。これらの処理手順については後述する。
記憶器15は、ハードディスクなどの記憶媒体であり、劣化の程度がゼロである二次電池における、AE信号の発生頻度が増加する時点の二次電池の残容量と満充電容量との容量差の関係情報、換言すれば制御マップを記憶する。図7は、記憶器15に格納される制御マップの一例を示す図である。同図に示す制御マップの横軸は、ゼロから非劣化時の二次電池の満充電容量までをスケールした二次電池3の容量(Ah,又はAh/cm2)、縦軸は、正極電位に対する相対的な負極電位(V)であり、AE信号の発生頻度が増加するP1〜P3を境界とする4つの充放電領域RC1〜RCfの各容量値が情報として記録されている。たとえば、4つの充放電領域RC1〜RCfのうちの第1領域RC1の容量がC1,第2領域RC2の容量がC2,第3領域RC3の容量がC3,第4領域RCfの容量がCfと記録されている。また本実施形態の二次電池3においては、第4領域RCfの容量Cfは、第3領域RC3の容量C3に比べて小さい容量となっている(C3>Cf)。なお、図7にはその二次電池3の充放電曲線とAE信号の発生頻度を示すが、これは発明の理解を容易にするために便宜的に示したものであり、この情報は格納されていなくてもよい。また、二次電池3が搭載された車種毎又は二次電池3の仕様毎に図7に示す制御マップが記憶器15に記憶されている。
車種特定器16は、充電装置2から充電を受ける二次電池3が搭載された車両の仕様を特定することで当該二次電池3の仕様を特定するためのユニットであり、たとえば車両を撮像するカメラとデータベースとを備え、当該カメラで撮像された車両の画像を解析してデータベースから車種を特定し、最終的に二次電池3の仕様を特定する。特定された二次電池3の仕様に関する情報は、充電を終了するまでの間に劣化検出器11に出力される。なお、車種特定器16はカメラ及びデータベースにのみ限定されず、ユーザによる手入力、充電装置2の充電回路21を用いた二次電池3の仕様の解析であってもよい。
《第1制御例》
図2は、図1の劣化検出器11にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。ステップS1において、劣化検出器11は、充電装置2から充電開始の信号を受信すると、必要に応じて車種特定器16により充電対象の車種を解析して二次電池3の仕様を特定する。また、AE検出器14からの検出信号を所定時間間隔で読み出し、単位時間当たりのAE信号の発生頻度を算出する。
ステップS2において、劣化検出器11は、ステップS1で算出されたAE信号の発生頻度が増加したか否かを判断する。発生頻度の増加は前回の数値と今回の数値を比較し、その差が所定の閾値以上である場合に発生頻度が増加したと判断することができる。また、こうしてAE信号の発生頻度の増加を判断したのちに、次回の数値と今回の数値との差が前記所定の閾値以上である場合は、先ほどの判断が正しいものとするが、次回の数値と今回数値との差が前記所定の閾値未満である場合は、先ほどの判断が誤っているものとして取り消してもよい。
ステップ3において、劣化検出器11は、ステップS2においてAE信号の発生頻度の増加を検出したら、電流積算器12に対して積算開始の信号を出力し、これにより電流積算器12は、充電装置2の充電回路21から二次電池3へ供給される電流を計測し、時間的な積算を開始する。この積算は、ステップS5において二次電池3の満充電状態が検出するまで継続する。
図5A〜図5D、図7に示すように、充電時における二次電池3のSOCによってAE信号の発生頻度の増加の回数が異なる。たとえば、二次電池3の電池容量が第4領域RCfにある場合に、充電時の二次電池3のSOCが第1領域RC1にあるときは、P1,P2,P3のそれぞれにおいてAE信号の発生頻度の増加が検出される。逆に、充電時の二次電池3のSOCが第3領域RC3にあるときは、P3においてのみAE信号の発生頻度の増加が検出される。このため、ステップS4において更なるAE信号の発生頻度の増加があったか否かを判断し、その増加回数Nをカウントする。この増加回数Nは、後述するステップS6において電流積算値Cを算出する際に用いられる。
ステップS5において、劣化検出器11は、満充電検出器13から二次電池3が満充電に達した旨の信号を受信したか否かを判断し、受信しない場合は受信するまでステップS3及びS4を繰り返す。満充電検出器13は、二次電池3が満充電状態になったことを検出したら劣化検出器11にその旨の信号を出力するが、劣化検出器11は、この信号を受信したらステップS6へ進む。ステップS6において、劣化検出器11は、電流積算器12へ積算の終了信号を出力するとともに算出された電流積算値Cを読み出す。また、ステップS4でカウントされたAE信号の発生頻度の増加回数Nを読み出す。
ここで、増加回数がN=1である場合は、二次電池3のSOCが第3領域RC3にある状態から充電が開始され、点P3のAE信号の発生頻度の増加が検出されたと判断できることから、読み出された電流積算値CをステップS7及びS8でそのまま使用する。すなわち、二次電池3の容量Cnは、Cn=C1+C2+C3+Cとなる。これに対して増加回数がN=2である場合は、二次電池3のSOCが第2領域RC2である状態から充電が開始され、点P2及び点P3のAE信号の発生頻度の増加が検出されたと判断できることから、読み出された電流積算値Cから容量C3を減じた値をステップS7及びS8で使用する。すなわち、二次電池3の容量Cnは、Cn=C1+C2+Cとなる。また、増加回数がN=3である場合は、二次電池3のSOCが第1領域RC1から充電が開始され、点P1,点P2及び点P3のAE信号の発生頻度の増加が検出されたと判断できることから、読み出された電流積算値Cから容量C2+C3を減じた値をステップS7及びS8で使用する。すなわち、二次電池3の容量Cnは、Cn=C1+Cとなる。以下、このステップS6において算出された電流積算値をCとする。
ステップS7において、劣化検出器11は、ステップS6で算出された電流積算値Cと、劣化度が小さい第4領域RCfの容量Cfとを比較する。ここで、算出された電流積算値Cを第4領域RCfの容量Cfと比較するのは、車両に搭載される二次電池3の劣化の程度は、経験上、第4領域RCfにおいて劣化するのが殆どであり、第3領域以下まで劣化することは稀だからである。なお、第3領域以下まで劣化した場合を考慮した実施形態は後述する。
ステップS7において、上述したとおり本実施形態の二次電池3の電池容量は、C3>Cfの関係を有するので、C>Cfではない、つまりC≦Cfの場合には、劣化の程度が第4領域RCfにはないと判断し、ステップS9へ進み、劣化度の算出等、劣化に関する評価を実行しないで処理を終了する。これに対して、C>Cfの場合には劣化の程度が第4領域RCfにあると判断し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、現在の二次電池3の充電容量Cnは、電流積算値Cに第1領域の容量C1と第2領域の容量C2と第3領域の容量C3とを加算したものとなる(Cn=C+C1+C2+C3)。すなわち、図5Bに示す例でいえば、点P3までの容量(C1+C2+C3)に電流積算値Cを加算したものとなる。なお、容量維持率は、Cn/Cf、劣化度は、(Cf−Cn)/Cfとして算出される。以上により、二次電池3の劣化が検出されるが、劣化の程度は、現在の電池容量そのものCnで表してもよいし、容量維持率や劣化度まで演算して表してもよい。
《第2制御例》
図3は、図1の劣化検出器11にて実行される処理の他例を示すフローチャートである。図2に示す処理例では、現在の二次電池3の電池容量が第4領域RCfにある場合は劣化を検出し、それ以外は評価しないこととしたが、本実施形態では、現在の二次電池3の電池容量が第3領域RC3又は第2領域RC2にある場合も含めて劣化を検出する。図3に示すステップS11〜S18は、図2のステップS1〜S8と同じであるため、その説明をここに援用し記載を省略する。
ステップS17において、C>Cfではない、つまりC≦Cfの場合には、劣化の程度が第4領域RCfにはないと判断し、ステップS19へ進む。ステップS19において、劣化検出器11は、電流積算器12から読み出される電流値と電流積算値とに基づいて、充電開始から電流値が減少するまでの電流積算値Crを算出する。二次電池3が第2領域RC2や第1領域RC1まで劣化していると、図8Aに示すように、充電を開始してからの電流値は急激に減少する。これに対して、二次電池3が第3領域RC3にある程度の劣化であれば、図8Bに示すように、充電を開始してから所定時間は電流値が維持され、その後電流値が減少する。このため、ステップS20において、充電開始から電流値が減少するまでの電流積算値Crが、ステップS16で算出された電流積算値Cの20%を超えるか否かを判断する。そして、電流積算値Crが、電流積算値Cの20%以下である場合は、二次電池3の劣化の程度が第2領域RC2以下まで進行していると判断し、ステップS22へ進み、劣化度の算出等、劣化に関する評価を実行しないで処理を終了する。
これに対して、電流積算値Crが、電流積算値Cの20を超える場合は、二次電池3の劣化の程度が第3領域RC3にあると判断し、ステップS21へ進む。ステップS21において、現在の二次電池3の充電容量Cnは、電流積算値Cに第1領域の容量C1と第2領域の容量C2とを加算したものとなる(Cn=C+C1+C2)。すなわち、図5Cに示す例でいえば、点P2までの容量(C1+C2)に電流積算値Cを加算したものとなる。なお、容量維持率は、Cn/Cf、劣化度は、(Cf−Cn)/Cfとして算出される。以上により、二次電池3の劣化が検出されるが、劣化の程度は、現在の電池容量そのものCnで表してもよいし、容量維持率や劣化度まで演算して表してもよい。
《第3制御例》
図4は、図1の劣化検出器11にて実行される処理のさらなる他例を示すフローチャートである。AE信号の発生頻度の増加を2回検出すると、その間の電流積算値を算出することで、それが第1〜3領域RC1〜RC3のいずれであるかを特定することができる。本実施形態では、これを利用して領域RC1〜RC3を特定した上で、二次電池3の劣化を検出する。
ステップS31において、劣化検出器11は、充電装置2から充電開始の信号を受信すると、必要に応じて車種特定器16により充電対象の車種を解析して二次電池3の仕様を特定する。また、AE検出器14からの検出信号を所定時間間隔で読み出し、単位時間当たりのAE信号の発生頻度を算出する。
ステップS32において、劣化検出器11は、ステップS31で算出されたAE信号の発生頻度が増加したか否かを判断する。発生頻度の増加は前回の数値と今回の数値を比較し、その差が所定の閾値以上である場合に発生頻度が増加したと判断することができる。ステップ33において、劣化検出器11は、ステップS32においてAE信号の発生頻度の増加を検出したら(時間T1とする)、電流積算器12に対して第1の積算開始の信号を出力し、これにより電流積算器12は、充電装置2の充電回路21から二次電池3へ供給される電流を計測し、時間的な積算を開始する。
ステップS34において、劣化検出器11は、ステップS31で算出されたAE信号の発生頻度が増加したか否かを判断する。発生頻度の増加は前回の数値と今回の数値を比較し、その差が所定の閾値以上である場合に発生頻度が増加したと判断することができる。ステップS34において、AE信号の発生頻度の増加が検出されない場合はステップS36へ進むが、AE信号の発生頻度の増加が検出されたら(時間T2とする)、電流積算器12に対して第2の積算開始の信号を出力し、これにより電流積算器12は、充電装置2の充電回路21から二次電池3へ供給される電流を計測し、時間的な積算を開始する。ステップS33及びS35の電流の積算処理は並行して実行される。
ステップS36において、劣化検出器11は、満充電検出器13から二次電池3が満充電に達した旨の信号を受信したか否かを判断し、受信しない場合は受信するまでステップS35及びS36を繰り返す。満充電検出器13は、二次電池3が満充電状態になったことを検出したら(時間T3とする)、劣化検出器11にその旨の信号を出力するが、劣化検出器11は、この信号を受信したらステップS37へ進む。ステップS37において、劣化検出器11は、電流積算器12へ積算の終了信号を出力するとともに算出された電流積算値を読み出す。本実施形態の場合には、時間T1〜T2までの電流積算値をC,時間T2〜T3までの電流積算値をC´とする。
ステップS38において、時間T1〜T2の間の電流積算値Cが第2領域の容量C2に等しいか否かを判断する。この場合に、電流積算値Cの算出誤差を考慮して容量C2に若干のマージンを設定してもよい。電流積算値Cが第2領域の容量C2に等しい場合は、検出された2回のAE信号の発生頻度の増加ポイントが点P1及びP2と判断できるから、ステップS39において、現在の二次電池3の充電容量Cnは、時間T2〜T3の間の電流積算値C´に第1領域の容量C1と第2領域の容量C2とを加算したものとなる(Cn=C´+C1+C2)。すなわち、図5Cに示す例でいえば、点P2までの容量(C1+C2)に時間T2〜T3の間の電流積算値C´を加算したものとなる。なお、容量維持率は、Cn/Cf、劣化度は、(Cf−Cn)/Cfとして算出される。
ステップS38において、時間T1〜T2の間の電流積算値Cが第2領域の容量C2に等しくない場合は、ステップS40に進み、時間T1〜T2の間の電流積算値Cが第3領域の容量C3に等しいか否かを判断する。又はこれに代えて、時間T1〜T2の間の電流積算値Cが第1領域の容量C1に等しいか否かを判断してもよい。これらの場合に、電流積算値Cの算出誤差を考慮して容量C3,C1に若干のマージンを設定してもよい。
ステップS40において、電流積算値Cが第3領域の容量C3に等しい場合は、検出された2回のAE信号の発生頻度の増加ポイントが点P2及びP3と判断できるから、ステップS41において、現在の二次電池3の充電容量Cnは、時間T2〜T3の間の電流積算値C´に第1領域の容量C1と第2領域の容量C2と第3領域の容量C3とを加算したものとなる(Cn=C´+C1+C2+C3)。すなわち、図5Bに示す例でいえば、点P3までの容量(C1+C2+C3)に時間T2〜T3の間の電流積算値C´を加算したものとなる。なお、容量維持率は、Cn/Cf、劣化度は、(Cf−Cn)/Cfとして算出される。ステップS40において、電流積算値Cが第3領域の容量C3に等しくない場合は、ステップS42へ進み、劣化度の算出等、劣化に関する評価を実行しないで処理を終了する。以上により、二次電池3の劣化が検出されるが、劣化の程度は、現在の電池容量そのものCnで表してもよいし、容量維持率や劣化度まで演算して表してもよい。
以上のとおり、本実施形態の二次電池の劣化検出装置1によれば、二次電池3の外部からAE信号の発生頻度の増加ポイントを検出し、そこからの電流積算値を算出するだけで、充放電時中であっても、また開放電圧を用いることなく、二次電池の劣化を精度よく検出することができる。なお、二次電池の劣化の検出は、容量維持率、劣化度又は現在の満充電容量のいずれであってもよい。
特に本実施形態の劣化検出装置1によれば、劣化の程度が異なる二次電池3であっても、充放電時においてAE信号の発生頻度が増加するポイント(電池容量ポイント)は変動せず、またこの増加ポイントから満充電までの電流積算値は劣化の程度に相関するという知見を用いていることから、電流積算値が小さいほど劣化の程度を大きく検出することで、二次電池の劣化を精度よく検出することができる。
また本実施形態の二次電池の劣化検出装置1によれば、二次電池3の電池容量が第4領域RCfにある場合のみならず、第3領域RC3や第2領域RC2にある場合にも劣化を検出できるので、幅広く劣化のデータを収集することができる。逆に、二次電池3の劣化の程度が極めて大きい場合には劣化を検出しないので、有効なデータのみを収集することができる。
また本実施形態の二次電池の劣化検出装置1によれば、車種特定器16によって劣化対象となる二次電池3が搭載された車種から当該二次電池3の仕様を特定し、当該二次電池3に適した電御マップを選択するので、二次電池3の劣化をより精度よく検出することができる。
1…劣化検出装置
11…劣化検出器
12…電流積算器
13…満充電検出器
14…AE検出器
15…記憶器
16…車種特定器
2…充電装置
21…充電回路
3…二次電池

Claims (8)

  1. 負極にグラファイト系活物質を含み、劣化によって、電池容量に対する負極電位のプロファイルと、前記プロファイルに対するアコースティックエミッション信号の発生頻度の増加ポイントと、が変動しない二次電池の劣化検出装置であって、
    前記二次電池の充電電流の電流積算値を算出する積算器と、
    前記二次電池から発生する前記アコースティックエミッション信号を検出するAE検出器と、
    前記二次電池が満充電状態であることを検出する満充電検出器と、
    前記アコースティックエミッション信号の発生頻度の増加が検出されてから前記満充電状態が検出されるまでの間の前記電流積算値に基づいて、前記二次電池の劣化を検出する劣化検出器と、を備える二次電池の劣化検出装置。
  2. 前記劣化検出器は、容量維持率、劣化度又は現在の満充電容量の少なくともいずれかを算出することで、前記二次電池の劣化を検出する請求項1に記載の二次電池の劣化検出装置。
  3. 前記劣化検出器は、前記電流積算値が小さいほど、劣化の程度を大きく検出する請求項1又は2に記載の二次電池の劣化検出装置。
  4. 劣化の程度がゼロである二次電池における、アコースティックエミッション信号の発生頻度が増加する時点の二次電池の残容量と満充電容量との容量差の関係情報を記憶する記憶器を備え、
    前記劣化検出器は、前記電流積算値と前記容量差とを比較し、前記容量差に対して前記電流積算値が小さいほど、劣化の程度を大きく検出する請求項1〜3のいずれか一項に記載の二次電池の劣化検出装置。
  5. 前記劣化検出器は、
    充電開始後に最初にアコースティックエミッション信号の発生頻度が増加した第1の時点から、次にアコースティックエミッション信号の発生頻度が増加した第2の時点までの電流積算値を前記積算器によって検出し、当該検出された電流積算値と前記容量差とを比較して前記第1の時点及び/又は第2の時点における充電容量を特定し、
    前記特定された充電容量と、前記第2の時点から前記満充電状態が検出されるまでの電流積算値とに基づいて、前記二次電池の劣化を検出する請求項4に記載の二次電池の劣化検出装置。
  6. 前記劣化検出器は、前記第1の時点から前記第2の時点までの電流積算値が、前記特定された充電容量未満である場合に、前記二次電池の劣化を検出しない請求項5に記載の二次電池の劣化検出装置。
  7. 前記二次電池が搭載された車両の車種を特定する車種特定器を備え、
    前記劣化検出器は、特定された車種に応じた容量差の関係情報を選択する請求項4〜6のいずれか一項に記載の二次電池の劣化検出装置。
  8. 負極にグラファイト系活物質を含み、劣化によって、電池容量に対する負極電位のプロファイルと、前記プロファイルに対するアコースティックエミッション信号の発生頻度の増加ポイントと、が変動しない二次電池の劣化検出方法であって、
    前記二次電池から発生する前記アコースティックエミッション信号の発生頻度の増加を検出し、
    前記発生頻度の増加を検出したら前記二次電池の充電電流の電流積算値の算出を開始し、
    前記二次電池が満充電状態であることを検出し、
    前記アコースティックエミッション信号の発生頻度の増加が検出されてから前記満充電状態が検出されるまでの間の前記電流積算値を算出し、
    前記電流積算値に基づいて、前記二次電池の劣化を検出する二次電池の劣化検出方法。
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