JP6626886B2 - 組織を縫合するためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年5月17日に出願された米国特許出願第61/994,890号、および2015年4月18日に出願された米国特許出願第62/149,532号の利益および優先権を主張し、それぞれはその全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
針および縫合糸は、創傷および切開の閉鎖、カテーテルの固定、ならびに移植メッシュ、弁形成リングおよび他の医療器具の取付けなどの適応症に対して保健医療業界全般にわたって使用される。これらの縫合糸は、患者の皮膚の表面、ならびに腹腔鏡、内視鏡および外科手術を通して使用される。針は使用者に傷害および疾病の危険性の脅威となるので、使いやすさ、性能、およびコストを犠牲にすることなく針の使用を安全にすることが必要とされる。患者の組織を安全に縫合するために使用できる医療機器は、医師、執刀医、看護師、医師助手、軍人、ならびに他の臨床および非臨床の縫合の使用者に有益になる。
一実施形態では、本発明による組織を縫合するためのデバイスは、遠位端および反対側の近位端を有する筐体を含むハンドル、ならびに組織を通って縫合糸を前進させるための縫合針を含む。縫合針は第1の鋭端および反対側の第2の端部を有する。またデバイスは、筐体に結合され、縫合針を把持しかつ解放するように構成された第1の針把持部も含む。また第2の針把持部も筐体に結合される。第2の針把持部は縫合針を把持しかつ解放するように構成される。
アクチュエータは筐体に結合され、(a)筐体に対して完全に拡張された位置と収縮された位置との間で第2の把持する把持部を枢動する第1のリンク機構、ならびに(b)第1および第2の針把持部に動作可能に結合され、それぞれの針把持部が(a)縫合針を受領し握ることができるか、または(b)縫合針を解放できるように、第1および第2の針把持部のそれぞれの状態を変更するように構成された、第2のリンク機構に動作可能に結合される。一実施形態によれば、第2のリンク機構は、アクチュエータに動作可能に結合され、それぞれの針把持部が(a)縫合針を受領し握ることができるか、または(b)縫合針を解放できるように、第1および第2の針把持部の状態を同時に変更するように構成された、一方向クラッチを含む。
第1のリンク機構は、アクチュエータの動きが完全に拡張された位置と収縮された位置との間の第1の枢支点を中心に回転する第2の針把持部に転換されるように、アクチュエータを第2の針把持部に作動可能に結合させる複数の歯車を含むことができる。加えて第2のリンク機構は、アクチュエータの内部ストロークの間にエネルギーを保存し、アクチュエータの外部ストロークの1段階の間に保存されたエネルギーを放出するように構成されたエネルギー保存機構を含むことができ、それによって保存されたエネルギーの放出が、第1および第2の針把持部の状態を変更させる。
デバイスは、好ましくは針および縫合糸カッターを遮蔽する安全機構などの追加の特徴を含む。
静止(パッケージ化された)位置にある縫合デバイスの側立面図である。 針を露出するためにアクチュエータの内部ストロークを完了後に可動把持機構が収縮された位置にある、縫合デバイスの側立面図である。 針が貫通して組織から出るように、枢動した縫合デバイスの側立面図である。 可動把持機構がその拡張された状態へ戻った後、アクチュエータの外部ストロークが完了時に針を把持する、縫合デバイスの側立面図である。 アクチュエータの2番目の内部ストロークが完了後に針が組織から引き出される、縫合デバイスの側立面図である。 アクチュエータの外部ストロークが完了後に針が最初の位置に戻る、縫合デバイスの側立面図である。 1つのタイプの安全機構および針把持部を示す一実施形態による、縫合デバイスの側立面図である。 一実施形態による把持機構を示す、縫合デバイスの一実施形態の側立面図である。 アクチュエータの内部構成要素を示すために筐体の一部が取り除かれた、縫合デバイスの第1の側面の側立面図である。 アクチュエータの一部である巻き上げ機構の拡大図である。 クランクシャフト・アセンブリおよび歯止めの形の係止機構を伴う巻き上げ機構の別の拡大図である。 クランクシャフト・ラチェットおよび歯止めの係合した状態の斜視図である。 クランクシャフト・ラチェットおよび歯止めの係合した状態の断面図である。 クランクシャフト・ラチェットの逆転止め特徴を示す、クランクシャフト・ラチェットと巻き上げラチェットの組合せの断面図である。 クランクシャフトが所定の度数を回転した後、クランクシャフトの回転を停止する機構の断面図である。 アクチュエータを第2の針把持部に連結させる第1のリンク機構(歯車列)の斜視図である。 安全機構ならびに第1および第2の針把持部を示す、デバイスの遠位端の斜視図である。 1つの針把持部の斜視図である。 1つの針把持部の断面図である。 代替把持部の設計の斜視図である。 一例示的安全遮蔽機構の図である。 一例示的安全遮蔽機構の図である。 一例示的安全遮蔽機構の図である。 一例示的安全遮蔽機構の図である。 代替針把持部構造の図である。 代替針把持部構造の図である。 代替針把持部構造の図である。 代替針把持部構造の図である。 代替針把持部構造の図である。 代替針把持部構造の図である。 代替針把持部構造の図である。 代替針把持部構造の図である。 別の代替針把持部構造の図である。 別の代替針把持部構造の図である。 さらに別の代替針把持部構造の図である。 さらに別の代替針把持部構造の図である。 代替縫合糸カッターの断面図である。
組織、皮膚、筋肉、靭帯、腱、および全身にわたる同様の構造を安全に縫合するためのデバイス概念および方法が本明細書に開示される。保健医療従事者は、創傷および切開の閉鎖、組織の接合、メッシュおよび弁形成リングの固定、カテーテルの患者への固定、ならびに関連機能のための安全な方法およびデバイスを必要とする。通常現在の処置は、使用者が保護されていない針および縫合糸を止血鉗子、持針器、鉗子、または縫合デバイスで握り、次いで手、手首、およびデバイスの動きを利用して患者の組織を貫通させることからなる。このシナリオでは、針先は処置の前後および最中に使用者に露出され、使用者および処置要員に偶発的な針刺し損傷(NSI)の危険性をもたらす。これらのNSIは、肝炎およびHIVなどの血液由来病原菌を患者から使用者などに感染させ、恐らく疾病または死をもたらす可能性がある。このようにして負傷した使用者は、負傷を報告し、診断検査を受け、予防的治療を受け始める必要がある。また負傷した使用者は、仕事を休む、または処方薬の投与計画を無期限に続ける必要があることがある。
一例示的実施形態によるデバイスは、針および縫合糸アセンブリ、針および縫合糸アセンブリ(「針移動機構」または「針往復機構」)を把持および解放し、患者の組織から出たときに針アセンブリを安全に捕捉し、患者にさらに縫合を供給する行程を反復できる位置に針を戻すための機構を含む、小型で軽量の携帯用デバイスである。本発明のデバイスは、右利きまたは左利きの使用者に適応し、使用者の手中に安定して収まり、処置の場所がよく見え、使用者が針の貫通深度を制御できるか、またはデバイスの決定された深度に初期設定することができる。本デバイスは、他の外科技術の経験に基づいた使用者に馴染み深い、手首の回転(枢動)の縫合搬送技術を使用者が利用することができる。
好ましい実施形態では、デバイスは、現在の技術を超える以下の決定的な利点を有する。すなわち安全性、使用者は針先に接触する恐れがなく、偶発的なNSIおよびそれらの事故に関連した人的損失および経費を避けることができる。性能、デバイスにより、使用者は現在保健医療従事者によって使用されている針搬送動作を再現できる。これは安定性の精度および完全性を向上させ、患者への外傷を減らす。大きさ、デバイスは首などの患者の身体の密集した狭い領域に容易に近づくための大きさにされ、配向される。使いやすさ、デバイスは右利きおよび左利きの使用者が概ね片手で操作することができ、最少の一連のステップを通して患者に複数の縫合糸を固定することができる。費用、デバイスは経済的で製造が容易な使い捨てデバイスとして設計される。多様性、デバイスは病院環境およびあらゆる応急処置の状況内での使用に適切である。デバイスは、ほぼすべてのタイプのカテーテルを固定し、創傷を閉鎖するために利用できる。加えてデバイスはカテーテルおよび医療付属品のセット内にパッケージ化されてもよく、または自立型デバイスであってもよい。
一例示的実施形態では、このデバイス内の針は、デバイスを使用して針搬送行程を複数回反復できるように、針が患者の組織を交差した後、その出発点に戻ることができる。行程の最後に針はデバイス内の機構によって安全に保持され、次いでデバイスを安全に廃棄することができる。この実施形態では、使用者が処置の前後および最中に針と接触する恐れがないように、安全機能はデバイスに組み込まれる。加えて使用者が縫合糸をハサミまたはメスを必要とすることなく切断できるように、一体型カッターがデバイスに組み込まれる。各縫合搬送の最後に、安全機能は自動的に係合され、針は使用者から安全に遮蔽される。この実施形態内の追加要素には、使用者が縫合糸を別個のハサミまたはメスを必要とすることなく切断または切り取ることができるように、一体型カッターが含まれる。
デバイスは使い捨てデバイスとして企図されているが、該デバイスを再消毒し、追加の針および縫合糸を再装填し、再利用できるように、設計および材料にわずかな変更を行うことができることが理解される。遠位に装着された針は、ハンドルに対して回転し、現在診療所の内外で使用されている、組織を交差する手動の針を運ぶ動きを再現する機能を有することがさらに企図されてもよい。これは使用者の自然な範囲の動きが損なわれるときに、腹腔鏡、内視鏡および外科手術において特に有益である。
最初の実施形態を再度検討すると、筐体、アクチュエータ、およびボタンなどの1つまたは複数の構成要素から構成されたハンドルは、これに限定されないが重合体または金属を含む様々な材料から金型成形、鋳造成形、または押出成形されてもよい。ハンドルを組み立てるのに適切な重合体の例は、ポリスチレン、アクリル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリ乳酸、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリウレタン、フッ素重合体、ならびにそれらの共重合体および複合物などの熱可塑性プラスチック材料ならびに熱硬化性材料である。これらの材料は、それらの機械的特性を高めるためにガラスまたは他の有益な補強材で充填されてもよい。適切な金属は、これに限定されないが、チタン合金およびステンレス鋼を含む群に由来する。選択された材料は、物理的性能要件および機械的性能要件を満たさなければならず、エチレンオキシドまたはガンマ線照射などの医療機器業界内で利用される滅菌法に耐性を持たねばならない。ハンドルの設計は、線形および縦材、非平面、傾斜した、弓形またはこれらの形体の組合せに構成されてもよい。
針アセンブリは、概して縫合針およびそれに取り付けられた縫合糸からなる。縫合針は、組織を貫通し交差するために適切な遠位の鋭端、および縫合糸を添付するために適切な近位の鈍端、ならびに遠位端と近位端との間の本体を含む。縫合針は、まっすぐから湾曲まで様々な構成で組み立てられ、また単体構造または多層構造であることが可能である。針の外径は、円形もしくは非円形、先細であること、または針を前進させ把持する役に立つ特徴、すなわち平面、畝、角を所有することが可能である。長手方向の畝もしくは窪み、または針の外径に見られる他の特徴はさらに剛性を提供し、有効に組織を交差する針の機能を高めることができる。針は一般にステンレス鋼および関連合金から作成されるが、充分に剛性であり、機能的な遠位の鋭端を所有し持続することができ、縫合糸に取り付けることができる他の金属、重合体、およびセラミック材料から作成することができる。従来、縫合糸は加締め、圧着、節止め、接着剤により金属針の近位端に取り付けられる。また縫合糸が近位終端ではないが針の他の領域に取り付けられるように、縫合糸の取付けを構成することができる。この設計の変形は、縫合管理およびデバイスハンドル内の針の把持に対して追加の自由を提供する。この構成において、縫合糸の取付けは加締め、圧着、節止め、接着剤などによって行うことができる。針上の被覆は、針の潤滑性を高め、組織の貫通力を低減する働きをする。
縫合糸は、内部および外部の創傷および切開を治療するため、またカテーテルもしくは他の構成要素を患者に固定するために使用される糸状材料である。縫合糸は様々な直径、生地、形、すなわち単一鎖または編組、ならびに所望の特性および意図された適用に依存した材料からなる。縫合糸は吸収できる、すなわちコラーゲン、ポリグラクチン、ポリジオキサノン、ポリグリコリド・ラクチド共重合体、または吸収できない、すなわち絹、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ステンレス鋼であることが可能である。縫合糸は抗菌性、生体吸収性、親水性、または他の機能的添加剤を備えて処理されることが可能である。加えて縫合糸は表面特徴、例えば縫合糸が一方向に組織を平滑に通って引き出すことができるが、反対方向に引いたときに組織を引き裂かないカカリを有することができる。これは、使用者が従来の結び目を作る必要なしに組織を一時的または恒久的に近づけることを望むときに有利である。
ハンドルと縫合針/縫合糸との間の接合部分は、概して機構またはアセンブリと呼ばれる。これらの機構は、使用者によるハンドルの操作により、または別法として針搬送をもたらすためにデバイスを操作することにより、針を握り、解放し、往復する働きをする。以下の詳しい説明から理解されるように、縫合針の所望の動きを生み出す、より具体的には、縫合針は機構内のある位置に最初に保持され、次いで機構内の別の位置に動かされて、縫合針が組織に入り通過し、次いでその後組織から出ることを達成する、相互の針の移動作用を生み出すために使用することができる多数の機械的機構が存在する。さらに抜き出した後、機構は、好ましくは縫合針を通して針の捕捉/抜き出し位置から、全行程を反復できる最初の位置に戻すように設計される。したがって1つの機構は、異なる位置間で縫合針を循環させる機構であると考えられ、これは所望の縫合作用をもたらす。
加えて本明細書で使用される場合、用語「リンク機構」は、1つの部分を別の部分に結び付ける働きをする1つまたは複数の部分を広範囲に指す。例えば、また本明細書に説明されるように、デバイスのアクチュエータは、本明細書により詳細に説明されるような1つまたは複数のリンク機構を用いて多数の他の部分、アセンブリまたは機構に動作可能に連結される。
したがって針を握り、解放し、往復できる様々な機構を使用できることが理解されよう。機構には、これに限定されないが、数例を挙げるとラック・アンド・ピニオン、歯車デバイス、カム、ランプ、ネジ体、バネ、複数点の把持構造、すなわち3点、コレット、ドライブベルト、ならびに剛性および可撓性の押し棒が含まれる。場合によって、縫合針は、例えば把持強度を増すために、これらの機構内に見出された係合特徴に対応する物理的特徴を備えることができる。これらの特徴の一部の例は、刻み目、鋸歯、突起、面、平面、逃げ溝、リング、およびポートである。
その上、本デバイスは、好ましくは縫合処置の前後および最中に針先から使用者を保護する安全遮蔽機構を含む。安全遮蔽機構は、任意の数の異なる機械的配置を使用して意図した機能を達成できる、多数の形で存在することができる。安全遮蔽機構は、安全モード位置に向けた、かつ/または使用者が操作する、かつ/または可逆性もしくは不可逆性ロックアウト特徴を有する、単一または複数の構成要素を備えることができる。安全遮蔽機構は、例えば摺動可能または回転可能なカバーとして、または使用者が針先に近づくのを遮る、偏向可能な翼状遮蔽として構成されることが可能である。上に説明されたハンドルと同様に、安全遮蔽機構は、広範囲の熱可塑性プラスチックおよび熱硬化性重合体から作成することができるが、透明高分子は使用者が針および縫合場所をより良く見えるはずであるので、より望ましいことがある。さらに安全遮蔽機構は、ステンレス鋼、チタニウム、およびニッケルチタニウムを含むチタン合金などの金属から製造され、ワイヤーの形、メッシュ、格子、または支柱として構成されることが可能である。安全デバイスを安全位置に付勢するために、または安全デバイスを備える複数の構成要素を操作するために、バネまたは他の弾発力構成要素を組み込むことができる。
上記のロックアウト特徴を参照すると、ロックアウト特徴は使用者が偶発的に針に曝され、NSIを受けることを防止する。ロックアウトは、概して使用者が操作するボタン、レバー、スライド、または他の同様の手段、ならびに作動手段および安全デバイスを結合させる連結要素の形を取る。ボタンにより、連結要素が安全装置を様々な方法で係止および係脱させる。これらの手段の例は、さねはぎ、噛合歯車、摩擦および締まりばめ、斜面、片持梁、およびネジを含む。これらの方法のそれぞれにおいて、連結要素はデバイスの動きを制限し、したがって使用者がボタンを操作して安全装置を解放するまで針の露出を制限する。
最後に、縫合糸カッターは、使用者が結ばれた縫合糸および縫合ストランドを必要な長さに切り落とすことができるように、デバイスハンドル内に設置されることが好ましい。1つの例示的カッターは、刃を作動させて縫合糸を切断するために、使用者がボタンを押すもしくは摺動させる、またはノブもしくはレバーなどの異なる形を有するアクチュエータを操作する必要がある、動的剪断装置、すなわちハサミ、または摺動可能な刃(複数可)であることが可能である。この目的のために、縫合糸(複数可)をハンドル上に設置された切欠き、スロット、または穴の中に位置付けることができ、鋭角の刃の作動で縫合糸(複数可)を切断するはずである。縫合糸を切断すると、バネまたは同様の付勢要素は、切断行程を反復できるように刃をその元の位置に戻すはずである。刃は縫合糸の切断領域を線形、弓形、またはこれらの動きの組合せで横断してもよい。別法として、カッターはハンドル上の狭い割れ目状の形状内に配置された静的切断刃などの単純な装置であることが可能である。この構成では、縫合糸を切断するために、刃の鋭角縁部を横切って縫合糸を引き込むことができる。切断刃として有益な典型的な材料は、ステンレス鋼、炭素鋼、およびダイアモンドなどの宝石用原石である。安全のために、使用者は切断刃に直接近づかず、縫合糸のみが縫合糸カッターの切欠きまたは穴を介して刃に到達することができる。安全性の利点に勝り、一体型カッターは、処置中に縫合糸を切断または切り落とすために使用者が別個のハサミを提供する必要性を低減または除去するはずである。
上に説明された構造は、本発明による1つの縫合デバイスの例示的部分を構成し、これらの構成はそれぞれ以下により詳細に説明されることが理解されよう。したがって前述の検討は、本縫合デバイス内に存在することができる適切な部分の概要であるが、それらの部分は本発明の範囲を限定するとみなされるべきではない。次に本発明による様々な例示的縫合デバイスの組成および作動を説明する。
図1a〜図1fを参照すると、第1の実施形態による縫合デバイス100は、多数の作動構成要素を含み、使用者が縫合デバイス100を容易に保持し使用できる、筐体110を含む。例えばまた描かれた実施形態に示されたように、筐体110は第1の部分111および第2の部分113の形をした細長いハンドルの形であることが可能である。第1および第2の部分112、114は互いに補完し、使用者が容易に握り操作できる組み立てられたハンドル110を形成するために、2つの部分112、114を一緒に取り付けるための手段を含む。例えば第1および第2の部分112、114は、締結具(例えばネジ、ボルトなど)を使用することにより、2つの部分の間にスナップ嵌めを設置することにより、または別の技法によるなどの、機械的取付けにより互いを取り付けられることが可能である。ハンドル110は多くの作動構成要素を収納するだけでなく、使用者がデバイス100を握り、また針101を組織10の中を前進させて通し、次いで組織10から出るようにデバイス100を操作するための手段も提供する。
第1および第2の部分112、114は、それぞれ概して中空(例えば中空シェル)であり、したがって2つのハンドル部分112、114が互いに取り付けられると、2つのハンドル部分112、114は以下で理解されるように、デバイス100の多くの作動構成要素を受領し保持する中空内部ハンドル空間を画定する。第1の部分112は、近位端(上端)116および遠位端(下端)118によって画定された細長いハンドル部であり、同様に第2の部分114は、近位端(上端)117および遠位端(下端)119によって画定された細長いハンドル部である。ハンドル110は、デバイス100を容易に握るために右利きおよび左利きの使用者のどちらにも適した、人間工学的把持領域/表面109を含むことができる。示されたように、これらの把持領域109は、使用者の親指/その他の指をデバイス100の外側に置き、握ることができるハンドル110の局部が窪み、丸みのある部分の形であることが可能である。別法として使用者がハンドルをより容易に握ることができる、局部のハンドル部内の筐体部112、114の修正された外面によって把持領域109を画定することができる。例えばハンドル部112、114の一方または両方の外面は、複数の***した突起部などの表面の特徴によって画定された粗面であることが可能であり、またはハンドルの材料と異なり、それに取り付けられた材料(例えば接着剤またはオーバーモールド行程もしくは他の適切な行程の手段によりハンドル110に貼り付けられた把持表面部材)によって画定されることでさえも可能である。表面の把持特徴のさらなる例には、これに限定されないが、ループ、フックおよびリングが含まれる。
図に示され、本明細書に詳細に説明されたように、縫合デバイス100は、縫合針101が標的の組織10の中に前進し通り、次いで組織10から出て、1縫合作用が完了し、使用者が縫合要素102自体を結紮することができる制御されたやり方で、湾曲した縫合針101を動かすように構成される。本明細書に記載されたように、あらゆる数の異なるタイプの縫合針101をデバイス100とともに使用することができる。概して縫合針101は、組織10を貫通するための鋭角の遠位端103、および通常鈍端である反対側の近位端104を含む。
またデバイス100は、デバイス100を作動させ、縫合針101の制御された動き(往復運動)を達成させ、縫合針101を組織10に入れ、次いで組織10から引き抜くために使用される、アクチュエータ・アセンブリ125も含む。アクチュエータ・アセンブリ125は、使用者に接近可能であり、使用者が操作して縫合針101の動きを制御する、アクチュエータ本体126を含む。示された実施形態では、アクチュエータ本体126はハンドル110の側面から延在し、使用者が接近可能である。アクチュエータ本体126はアクチュエータ・アセンブリ125の他の部分に作動可能に結合されて、本明細書の以下に説明されるように所望の制御された動きをもたらし、特に針を移動させて縫合作用を達成する。
示されたアクチュエータ・アセンブリ125は、縫合針101の制御された動きをもたらすために本デバイスに使用できるアクチュエータの一例示的型に過ぎず、縫合針101を本明細書に説明された手法で移動させる(往復させる)ために使用できる、他の多くのアクチュエータ・アセンブリがあることが理解されよう。例えばアクチュエータ本体126は、使用者によって(例えば本体126をハンドル110の中空内部に押し下げることにより)枢動可能に回転される一方で、本発明に使用するために適切な他のアクチュエータを、ボタンを押す、アクチュエータ要素を回転させるなどの他の技法によって駆動させることができる。加えてアクチュエータ本体126はハンドル110の中空内部を動くことに限定されず、その代わりにハンドル110の外面に沿って動くことができる。したがってアクチュエータ本体126をデバイス100上のあらゆる数の利用可能な面上に装着することが可能である。
針移動機構は2つの主なサブ機構、すなわち第1の把持機構(第1の針把持部または固定されたクランプ)200および第2の把持機構(第2の針把持部またはキャッチアーム)210から構成される。第1の把持機構200は針101を堅固に保持し、使用者が組織10を貫通させることができ、またさらなる縫合糸を搬送するために第2の把持機構210から縫合針101を受領することもできる。第2の把持機構210は縫合針101の遠位の鋭端103を覆う働きをする一方で、デバイス100はそのパッケージ化されたリセット条件にあり、第2の把持機構210は組織10から縫合針101を能動的に引き抜く働きもする。第1の把持機構200は概してハンドル110内で静止している一方で、第2の把持機構210は、第1の把持機構200と第2の把持機構210との間で縫合針101を移動(往復)できるために、概して第1の把持機構200およびハンドル110に対して可動である。
示された実施形態では、アクチュエータ本体126はハンドル本体の片側から延在し、本明細書に記載されたように、縫合針101を1つの作動位置から別の作動位置に制御可能に動くように、より具体的には縫合針101を針把持機構200、210の一方から針把持機構200、210の他方に移動させて、縫合針101が一旦組織10を通過すると組織10から縫合針101を引き抜くことができるように設計された、針移動機構に作動可能に連結される。
図1a〜図1fを引き続き参照すると、デバイス100の一般作動が描写されている。すべての特徴、すなわち縫合糸カッター、深度制御デバイス、安全デバイスがこれらの図に示されているわけではないことに留意されたい。それらの特徴は別個の図に表されており、これらの他の図に関連して詳細に説明されている。
図1aは、第1の把持機構200が縫合針101の鈍端をしっかり握っている、そのパッケージ化された状態(最初の静止位置)のデバイスを示す。針先103は第2の把持機構115によって覆われ、使用者がアクチュエータ・アセンブリ125を押し下げると(アクチュエータ・アセンブリ125の内部ストロークによりアクチュエータ・アセンブリ125をスイープする非線形の動きを引き起こす)露出される。ここで使用者は、針先103が概して図1bに見られるように組織10に垂直であるように、ハンドル110を配向することにより縫合針101で患者の組織10を貫通できる。一旦縫合針101が適切に配向されると、縫合針101が図1cに表されたように組織10を貫通し組織10から出るように、使用者は自身の手首を回転させる。縫合針101が組織10から出ると、安全ガード(図示されていないが、他の図に示されている)は針先103を包囲し、使用者を損傷から保護する。図1dは、使用者がアクチュエータ・アセンブリ125を解除したときに(アクチュエータ・アセンブリ125の戻りストロークまたは外部ストローク)、縫合針101の先端103を捕捉している第2の把持機構210を示す。次に縫合針101が第2の把持機構210によって把持され、使用者は、図1eに示されたように縫合針101を組織10から能動的に出るために、アクチュエータ・アセンブリ125を押し下げることができる(第2の内部ストローク)。最後に図1fでは、使用者はアクチュエータ・アセンブリ125を解除し(第2の戻りストロークまたは外部ストローク)、縫合針101は回転されてその原点に戻り、使用者は縫合搬送行程を繰り返すことができる。また使用者は一体型縫合糸カッター(図示せず)を駆動させて、縫合糸102を必要な長さに切断してもよく、または結ばれた縫合糸を切り落としてもよい。
好ましい実施形態では、デバイス100はブリスターパックなどのパッケージで滅菌される。デバイス100は静止状態でパッケージから外に出る。静止状態では、縫合針101はデバイス100の遠位端付近で第1の把持機構200によって把持され、第2の把持機構210はその静止位置で針先103の遠位端を取り囲むが、縫合針101を把持しない。縫合針101はその中央部から縫合糸の一定長さを形状する。
アクチュエータ・アセンブリ125が、図1a〜図1fを参照に説明された手法でアクチュエータ・アセンブリ125の動きを第1および第2の把持機構200、210の制御された動きに変換する機構(リンク機構)に作動可能に連結されるように、デバイス100は構築される。
図1gは一実施形態によるデバイス100を示す。図2および図3は内部構成要素、およびアクチュエータ・アセンブリ125の作動に応答して第1および第2の把持機構200、210を制御可能に動かす働きをする機構を示す。
一実施形態では、アクチュエータ・アセンブリ125は筐体110の側面から突出し、使用者によって圧搾されると(すなわちアクチュエータの内部ストローク)、第1の静止位置から筐体の一部もしくは完全に内側または外側の機械的に限定された移動終端の第2の位置に円弧運動で揺れる(枢動する)。伸縮バネ130はアクチュエータ・アセンブリ125に静止位置に向かって付勢し、使用者が圧搾すると抵抗する。伸縮バネ130はハンドル本体の中空内部に配置される。例えば伸縮バネ130は、ハンドルなどの第1の構造に結合された一端、およびアクチュエータ・アセンブリ125に結合された反対側の端部を有する細長バネの形であることが可能である。伸縮バネ130は、アクチュエータ本体を枢動させるために内部に向かう力が加えられたとき、伸縮バネ130がエネルギーを保存するように構成される。アクチュエータの内部ストロークの端部に到達した後、伸縮バネ130に保存されたエネルギーは解放され、アクチュエータ125は外部ストロークの動きを受け、最初の静止位置に戻る。
アクチュエータ(アセンブリ)125は、アクチュエータ125がその静止位置からその完全に押し下げられた位置に移動すると、第2の把持機構210はその静止位置からその完全に収縮された位置に比例して動くように、機械的手段(歯車、リンク機構、ベルト、ケーブル、または当技術分野に公知の他の手段)により第2の把持機構210に連結される。この実施形態では、アクチュエータ125と第2の把持機構210を連結させる歯車列は、約8対1の割合を有し、アクチュエータ125が約20度回転することにより第2の把持機構210は約160度回転する。当然のことながら代替歯車の数、大きさ、および割合を利用して、アクチュエータ125と第2の把持手段との間の動的関係を果たすことができる。静止位置では、第2の把持機構210は6時の位置にあると考えることができ、完全に収縮された位置では、第2の把持機構210はほぼ1時の位置にあると考えることができる。
図10に示されたように、アクチュエータ125を第1の歯車(扇歯車)350に堅固に連結することができ、第1の歯車350はアクチュエータ125と一致して動く(またその一体部分として形成することができる)。したがって第1の歯車350は枢軸129を中心に枢動し、筐体110の第2の端部113に面する歯を含む。第1の歯車350の歯は第2の歯車360に属する歯の第1の組と嵌合し、第2の歯車360は筐体110に枢動可能に装着され、アクチュエータ本体126から離間している。また第2の歯車360は、筐体110の第2の端部(遠位端)113に面した歯の第2の組も含む。第2の歯車360は減速歯車の形であることが可能であり、減速歯車は上記の約8対1の割合を達成できる。減速歯車360の歯の第2の組は第3の歯車370の歯と嵌合し、第3の歯車370は軸390を中心に枢動する。第3の歯車370は第2の可動把持機構210に堅固に結合され、したがって第3の歯車370の回転により第2の把持機構210が回転し、このようにして第2の把持機構210は図1a〜図1fに示された動きの範囲全てにわたって移動することができる。
アクチュエータ125の1機能は、第2の把持機構210を枢動方式で動かすことであることが理解されよう。アクチュエータ125の内部ストロークおよび外部ストロークのどちらでも、アクチュエータ125の動きは、歯車350、360、370(これらはアクチュエータ125を第2の把持機構210と作動可能に連結させるリンク機構とみなすことができる)の作用に起因して第2の把持機構210の枢動に直接変換される。
次にアクチュエータ125の第2の機能、特にエネルギー移動機構によって2つの機構、第1の把持機構200と第2の把持機構210との間で縫合針101の移動を容易にするために、第1および第2の機構200、210の交互の開閉に対応するこの第2の機能について説明する。換言すれば、第1および第2の把持機構200、210の(開いたまたは閉じた)状態は、アクチュエータ125の作用によって変更される。
またアクチュエータ125はエネルギー保存デバイス(部材)140に(歯車または他の手段によって)連結される。一実施形態では、このエネルギー保存デバイス140はねじりバネ141である。
デバイス100は、図に示されたねじりバネ141の代わりの他の機構が本明細書に説明されたような所望の動きを提供する限りは、これらの機構を利用することができるのが理解されよう。例えば他の実施形態は、他の種類のバネ、空気圧縮用ピストン、弾み車、対向磁石または当技術分野で公知のあらゆる他のエネルギー保存手段を組み込み、基づくことができる。
ねじりバネ141は、第1の端部142および反対側の第2の端部144を有する細長構造である。伸縮バネ130のように、ねじりバネ141はハンドル本体の中空内部に配置され、示されたように伸縮バネ130およびねじりバネ141を互いに平行に配置することができる。2つのバネ130、140は実質的に並んで配置されることが可能であり、2つのバネ130、140は互いと部分的に重なることが可能である。
ねじりバネ141を、ねじりバネ141の第1の端部142に配置された第1の装着部(キャップ)(連結部)150、およびねじりバネ141の第2の端部に配置された第2の装着部(連結部)160に結合することができる。装着部150は、回転せず、ねじりバネ141の第1の端部を周囲構造に固定するための手段として働く固定構造である。逆に第2の装着部160はねじりバネ141とともに動き、したがってねじりバネ141および第2の装着部160はどちらも、ねじりバネ141がエネルギーを保存する際に第1の方向に自由に回転し、どちらもねじりバネ141がエネルギーを放出する際に第2の方向に自由に回転する。その結果、第2の装着部160が駆動(回転)すると、以下に説明するようにねじりバネ141は同じ方向に同様に駆動(回転)する。逆に保存されたエネルギーが放出され、ねじりバネ141が回転し巻き戻されると、第2の装着部160は同じ方向に同様に回転する。
したがって第2の装着部160は、ねじりバネ141の第2の端部を中心に配置することができる周辺構造の形であることが可能である。
また内部エネルギー移動機構は、第2の装着部160を用いてねじりバネ141に堅固に連結される小歯車170を含む。したがって小歯車170は第2の装着部160に結合されるので、2つの部分は一斉に動く。例えば小歯車170の回転は第2の装着部160の回転に変換される。小歯車170はラック180によって駆動され、ラック180は、アクチュエータ本体126およびラック180が一緒に動くように、アクチュエータ本体126に結合される(しかしアクチュエータ本体126と分離している)。ラック180は常に小歯車170に結合されたままである。図3に示されたように、ラック180およびアクチュエータ本体126はどちらも枢支点129を中心に枢動(回転)することができる。内部ストロークにおいて、アクチュエータ125はラック180に接触し押圧する。部分的なストロークおよび解放により、ラック180は小歯車170を回転させるが、次いでねじりバネ141によって逆転させる。完全な内部ストロークでは、ラック180は、(本明細書に説明された)歯止めが(本明細書に説明された)巻き上げ機構を発射準備位置に係止すると、小歯車170とともに留まる。伸縮バネ130のみがアクチュエータ125の外部ストロークを生み出す。ラック180はアクチュエータ本体126に直接連結されないので、巻き上げ機構の保存されたエネルギーが放出されるまで、ラック180はアクチュエータ125の外部ストロークの間は発射準備位置の定位置に留まり、そのときにラック180はその第1の(最初の)位置に戻る。
ラック180は枢支点129および係合部184に連結された細長いアーム部182を含み、係合部184は小歯車170の歯と密接に嵌合する歯を包含する。その結果ラック180が枢支点129を中心に枢動するとき、係合部184はスイープ動作で動き、この動きは小歯車170の回転に直接変換される。小歯車170のこの回転はねじりバネ141の回転に変換され、小歯車170が回転する方向に依存してねじりバネ141を巻き上げてエネルギーを保存するか、または緩んで保存されたエネルギーを放出する。特に小歯車170は、アクチュエータ125が完全に押し下げられると(アクチュエータ125の内部のフルストローク)、ラック180によって半回転巻き上げられ、アクチュエータ125がその完全に押し下げられた位置に到達すると、この半回転で保存されたエネルギーを保持するように構成される。
ラック180が支持されるのであれば、ラック180は別法として円弧形であり、示されたようなL字型を有さないことが可能であることが理解されよう。加えてラック180もアクチュエータ125と枢軸を共有する必要はない。
図2〜図5を参照すると、エネルギー移動機構はまた巻き上げラチェット190を含み、巻き上げラチェット190は、第1の端部192および反対側の第2の端部194を含む、概して中空本体であり、第1の端部192は小歯車170に面している。本明細書に説明されたように、巻き上げラチェット190が内部ストロークおよびそれに続く外部ストロークの間にその中で回転が制御される方法で、巻き上げラチェット190は筐体110内に配置される。本明細書で使用される場合、「巻き上げ機構」は、ねじりバネ141、マウス150、160、小歯車170、および巻き上げラチェット190を備える。
巻き上げラチェット190は、第1の窓(開口)191および第2の窓(開口)193を含み、第2の窓193は第1の窓191から分離される。第1および第2の窓191、193を互いから約180度に形成することができる。巻き上げラチェット190は、少なくとも1つの突起部195を含み、突起部195は巻き上げラチェット190の外面から外方に延在する。図4に示されたように、各突起部(タブ)195を窓191、193の1つに隣接して配置することができる。
一実施形態では、本明細書に説明されたように、突起部195は巻き上げラチェット190の動き(回転)を1方向に限定するための機構として作用する。より具体的には、筐体110は、巻き上げラチェット190の回転を停止し限定する障害(壁)を含むことができ、その際に突起部195はそのような壁または他の部分と接触する(そのような壁または他の部分に据え付けられる)。巻き上げラチェット190は180度回転するように構成され、したがって突起部195および障害は、巻き上げラチェット190が180度を超えて回転されないように形成される。本明細書に説明されたように、他の代替の180度の機構を、本明細書に論じられた要素163を含むデバイスに組み込むことができる。特に巻き上げ機構を180度の移動に限定するように(アクチュエータのストロークの距離は巻き上げアセンブリのインストロークの回転角度を限定し、突起部163は外部ストロークの間に巻き上げアセンブリの回転角度を限定する)巻き上げ機構を作成するあらゆる1つの構成要素に停止部を組み込むことができる。
キャップ160、小歯車170、および巻き上げラチェット190を3つの分離した部分に対して、単一部分として形成することができることが理解されよう。
一実施形態では、巻き上げラチェット190と小歯車170との間の堅固な結合により、ラック180がアクチュエータ125の作動によって移動するので、巻き上げラチェット190が180度回転することができる。まさに記載されたように、巻き上げラチェット190上の突起部195は、巻き上げラチェット190の回転を180度の動きに限定するために、筐体110を係合する。この停止部(例えば突起部195)は、巻き上げ機構内のエネルギーが放出された後、巻き上げ機構を停止する働きをする。本明細書に説明されたように、歯止め220はさらに巻き上げラチェット190の回転およびその時期を制御する。停止/障害点は小歯車の回転がゼロ点であると考えられ、(本明細書に説明された)歯止めの係合は180度点である。
加えて巻き上げラチェット190は、またクランクシャフト・ラチェット230を回転係合する。クランクシャフト・ラチェット230は細長いクランクシャフト240に堅固に取り付けられる。巻き上げラチェット190と同様に、クランクシャフト・ラチェット230は、第1の端部232および反対側の第2の端部234を含む中空構造である。図に示されたように、クランクシャフト・ラチェット230は、クランクシャフト240の第1の部分が第1の端部232から外方に延在し、クランクシャフト240の第2の部分が第2の端部234から外方に延在するように、クランクシャフト240の長さに沿って配置される。
図に示されたように、クランクシャフト・ラチェット230は、第1の端部280、第2の端部285、および第1の端部280と第2の端部285との間に配置された中心部290を含む。したがって第1の端部280、第2の端部285、および中心部290は、それぞれクランクシャフト240を中心に周囲に延在する。第1の端部280は小歯車170に面する一方で、第2の端部285は把持機構200、210に面する。第1の端部280は1対の第1の可撓性タブ231を有し、第1の可撓性タブ231は可撓性の指の形であることが可能であり、それぞれは傾斜した自由端部を有する。第1の可撓性タブ231は約180度離れて配向されることが可能である。第2の端部285は第1の端部280の鏡像であることが可能であり、1対の第2の可撓性タブ233を含み、第2の可撓性タブ233は可撓性の指の形であることが可能であり、それぞれは傾斜した自由端部を有する。
中央部290は1対の係止タブ291を含み、タブ291は互いから約180度離れて配向される。係止タブ291は、係止面293内で終了する傾斜した外観を有する。係止タブ291は、一方の係止タブ291の係止面293は1方向に面する一方で、他方の係止タブ291の係止面293は示されたように反対側に面するという点において、反対方向に面する。
第1の可撓性タブ231は、アクチュエータサイクル(複数可)の作動中にクランクシャフト・ラチェット230が巻き上げラチェット190に選択的に咬み合うために、巻き上げラチェット190内に形成された窓191、193を選択的に係合するように構成される。本明細書に説明されたように、クランクシャフト・ラチェット230が(巻き上げラチェット190と咬み合うために)巻き上げラチェット190に結合されると、巻き上げラチェット190の回転はクランクシャフト・ラチェット230に変換され、クランクシャフト240はクランクシャフト・ラチェット230に取り付けられるので、クランクシャフト240自体はその他の結合された部分と一致して回転する。本明細書に説明されたように、クランクシャフト240の回転は、第1および第2の把持機構200、210の1つの態様の作動を制御して、2つの把持機構210と210との間で縫合針101の往復運動が可能になる。
デバイスの最初の位置では、第1の可撓性タブ231は巻き上げラチェット190の窓191内に配置される。アクチュエータ125の第1の内部ストロークの間に、巻き上げラチェット190は、本明細書に説明されたようにアクチュエータ125の動きによって第1の方向に回転され、これにより巻き上げラチェット190の窓191はクランクシャフト・ラチェット230の第1の可撓性タブ231に対して動く(クランクシャフト・ラチェット230の第1の可撓性タブ231は、その一部として形成された停止部(例えばタブ233)に起因して内部ストロークの間に固定され静止したままである)。巻き上げラチェット190が回転する際、第1の可撓性タブ231は屈曲し、第1の可撓性タブ231のカム面(構造)に起因してそれぞれの窓191から係脱される。第1の内部ストロークの最後に、第1の可撓性タブ231は巻き上げラチェット190の窓191(すなわち出発点と比較して反対側の窓)と位置合わせして位置付けられ、圧縮された第1の可撓性タブ231は窓191の中に弾んで入り、それによって2つのラチェット190は互いに解除可能に咬み合う(図5参照)。
以下に説明するように、歯止め220はデバイスの最初の静止位置の間はラッチが外れており、内部ストロークの間はラッチが掛かり、これはこのとき連結されたアセンブリ全体が動く(回転する)のを防止する。加えて図8に示されたように、アクチュエータ125の内部ストロークの間、タブ233は、アクチュエータ125の内部ストロークの間にクランクシャフト・ラチェット230の回転を防止する逆転止め特徴としての働きをする。これによりタブ233が停止部169に接触するときに、図8に示されたように筐体110の一部になる。
アクチュエータ125が解放され、アクチュエータ125がその外部ストロークの動きを受けると、アクチュエータ125は伸縮バネ130によりその最初の静止位置に戻される。外部ストロークのほぼすべての動きの間、歯止め220が本明細書に説明されたように外れ、その際巻き上げ機構は歯止め220から解放され、ねじりバネ141に保存されたエネルギーの放出に起因して反対側の第2の方向に180度スピン(回転)するまで、解放可能に結合された巻き上げラチェット190およびクランクシャフト・ラチェット230は(停止部(すなわちタブ233)および本明細書に説明された他の特徴に起因して)動かない。外部ストロークの間、可動の第2の把持機構210は動くことが本明細書に説明されており、理解されよう。
使用者がアクチュエータ125の次の第2の内部ストロークの動きを実行すると、行程は反復し、タブ231は巻き上げラチェット190の回転およびタブ231の構造(カム縁部)に起因して窓191から解放される。行程は反復し、巻き上げ機構はエネルギーを保存し、巻き上げラチェット190は、約80度回転した後、タブ231は窓191を再係合し、それによって上に説明されたように巻き上げラチェット190がクランクシャフト・ラチェット230に堅固に(しかし解放可能に)結合する。
図6および図7に最も良く示されたように、歯止め220は筐体110内に配置され、筐体110内で一定角度動く。より具体的には、歯止め220は図8に示されたように枢軸223を中心に枢動する。枢軸223は歯止め220の第1の端部に配置される。歯止め220は、歯止め220に付勢力を掛けるバネなどの付勢部材221によって付勢される。バネ221を水平または垂直に配向でき、クランクシャフト・ラチェット230およびクランクシャフト240を(回転しない)保持位置に留めるために、バネ221は歯止め220を付勢してクランクシャフト・ラチェット230の中に入れる(図7参照)。
また歯止め220は、第1の端部と反対側の第2の端部で歯止め220から外方に延在する、突起の形をした引き外しレバー224を含む。引き外しレバー224は、示されたように丸みを帯びた形状を有することができる。また歯止め220はステップすなわち係止部材227も含み、ステップ227は係止面(肩部)228を有し、係止面228は、クランクシャフト・ラチェット230の中心部290内に形成された係止タブ291の1つを選択的に係合するように構成される。より具体的には、ステップ227は巻き上げ機構を発射準備位置に保持する働きをする。この巻き上げ機構およびクランクシャフト構成要素は、それぞれの把持機構が開位置と閉位置との間を制御可能に動くための第1および第2の把持機構に、アクチュエータ125を作動可能に結合させる機構であると考えられる。本明細書に説明されたように、この発射準備位置は、歯止め220の引き外しレバー224がトリガーと接触することによって駆動される(外される)まで維持され、トリガーは示された実施形態では縫合デバイス100のアクチュエータ125の一部である壁である。特にアクチュエータ125はその中に形成された凹部260を含む。凹部260の一端は、歯止め220のための取り外し部として作用する壁(***部)261によって画定される。理解されるように、アクチュエータ125は枢動しており、したがって凹部260および壁261は、アクチュエータ125の内部ストロークおよび外部ストロークの間に動き続ける。同時に歯止め220は筐体110に枢動可能に装着され、取り外しレバー224は凹部260内に配置される。したがってアクチュエータ125の外部ストロークの間に取り外しレバー224が***部261に接触すると、歯止め220は枢軸223を中心に枢動し、それによって係止部材227がクランクシャフト・ラチェット230の係止タブ291から係脱する。特に外部ストロークの最終段階(例えばアクチュエータ125の動きの最後の約5%の間)まで、歯止め125はクランクシャフト・ラチェット230に係合されるが、この最終段階の間に歯止め220は本明細書に説明されたように取り外され、歯止め220はクランクシャフト・ラチェット230から係脱し、それによって保存されたエネルギーが放出される際にクランクシャフト・ラチェット230が回転できる。
歯止め220はクランクシャフト・ラチェット230をその巻き上げられた(発射準備の整った)位置に保持する機能をするので、歯止め220が一旦クランクシャフト・ラチェット230から解放されると、クランクシャフト・ラチェット230はその保存されたエネルギーを移動の画定された角度(例えば約180度)にわたって回転することによって放出する。理解されるように、クランクシャフト・ラチェット230は(窓191内に配置される可撓性タブ231に起因して)巻き上げラチェット190との係合によりそれに結合されるので、クランクシャフト・ラチェット230はねじりバネ141によって保存されたエネルギーの放出に起因して回転する。巻き上げ機構が発射されてそのエネルギーを放出すると、逆転タブ233は屈曲して、図8を考慮して理解されるように、クランクシャフト・ラチェット230の回転が可能になる。より具体的には、図8ではクランクシャフト・ラチェット230は、歯止め220が取り外されると第2の方向(例えば図8では反時計回り)に回転し、機構が発射され、タブ233のカム構造および屈曲特性によりこの第2の方向に制御された180度のこのような回転が可能になる。逆に内部ストロークの間にクランクシャフト・ラチェット230の第1の方向への動き(例えば図8では時計回りの方向)は、筐体110の停止部169を含有する逆転止めタブ233によって制限される。巻き上げ機構が発射された後、停止部169から自由であることを示す図8におけるタブ233は、次に停止部169と係合された状態が想定される。
1回転方向(示された実施形態ではアクチュエータの押圧作用)において、巻き上げラチェット190はクランクシャフト・ラチェット230をすり抜けるのに対して、反対の回転方向では、巻き上げラチェット190はその回転の間に(示された実施形態ではアクチュエータの戻りストロークの端部付近で)クランクシャフト・ラチェット230を係合し回転させる。巻き上げラチェット190、クランクシャフト・ラチェット230、および歯止め220から構成されるこの1方向クラッチは、同時に準拠した突起部および溝ならびに準拠しない突起部および溝を備えて構成され、これらの突起部および溝は、本明細書に説明されたように、これらの構成要素およびエネルギー保存/放出機構の回転および磁気を制御する。1方向クラッチの多くの形(回転子、パッド、ドラム、ダイヤフラムバネ、圧板、油圧、遠心、電磁気など)を使用してこの設計または類似設計においてエネルギーを保存し放出することができることが、当業者には理解される。
回転可能な同心軸受250はクランクシャフト240の遠位の偏心部に添付され、クランクシャフト240が180度単位で回転する際、同時に2つの締付状態(針の把持および針の解放)を生み出すために、第1および第2の把持機構200、210を係合する。軸受250を偏心する手法で装着することにより、軸受250が回転する際に、軸受250は第1および第2の把持機構200、210の一方に接触することができ、次いで軸受250が回転を続けると、軸受250は第1および第2の把持機構200、210の他方に接触する(代替実施形態では、デバイスの0〜180度の状態の間、負荷を2つの機構200と210との間に不均衡に分配する(例えば99/1)ことができるという点において、直ちに両方の機構200、210を不均衡な手法で接触するように軸受250を設計することができる)。以下に説明するように、第1および第2の把持機構200、210のそれぞれの一部との軸受250の接触、およびそれらに対する動作により、それぞれの把持機構は第1の締付状態(針の把持状態)と第2の締付状態(針の解放状態)との間で移動する。
クランクシャフト240の偏心は同心軸受および偏心軸または同心軸および偏心軸受で達成することができ、単一の構成要素は軸および軸受面、回転可能または固定した軸受を特徴とし、軸受は円形もしくは平坦な縁部、またはあらゆる他の明らかなカムシャフト構成要素および設計である。代替実施形態では、それぞれの把持機構200、210に作用する複数の軸受が、1つの中心軸受(すなわち同心軸受250)の代わりに存在することが可能である。また最初に軸受250および把持機構200、210をその最終位置付近に移動させ、次いで追加の軸受を使用して把持機構200、210をその最終位置に移動させるために連携して働く、複段型軸受を利用することができる。
またデバイス100は、クランクシャフト240の回転を(能動部分の回転を1アクチュエータストロークの間に約180度に限定するために本明細書に説明された他の機構に類似した)アクチュエータの1アクチュエータサイクルの間に180度に限定する(制限する)(クランクシャフトを同相に保つ)機構を含むことができる。機構の1つのタイプが図2および図9に示されており、クランクシャフトの回転を180度に限定する支援目的でクランクシャフト240に連結された慣性ホイールアセンブリ300を備える。慣性ホイールアセンブリ300はこの実施形態では、概してディスク310、ピン320、および付勢部材330(バネ、伸縮素材、弾性フォーム)から構成される。その最も単純な形では、慣性ホイールディスク310はクランクシャフト240に強固に取り付けられ、ピン320は収縮(静止)位置で付勢部材330によって付勢される。例えば保存された巻き上げエネルギーが本明細書に説明されたように放出される際に、クランクシャフト240が迅速に回転すると、ピン320上に抽出された遠心力により、ピン32はディスク310の外面を超えて突出し、180度の回転によって分離された2つの場所の一方で筐体110に接触する。拡張されたピン320と筐体110との間のこの衝突は、クランクシャフト240の移動の角度を限定するための停止部として作用する。次いでピン320は、慣性ホイール(ディスク)310が回転を停止すると収縮する。
また図4は、部分160は、巻き上げ機構が取り外された後(すなわち歯止め220の取り外しレバー224の係脱により)、巻き上げ機構のためのハードストップ(停止部)として作用するピン163(例えばバネ装着ピン)も含むこともできることも示す。ピン163は筐体110に接触し、巻き上げ機構のための停止部として(タブ195の使用の別法として)作用する。したがって図4はタブ195およびピンまたは突起部163の両方を示すが、実際にはこれらの特徴の1つのみが提供されるはずであることが理解されよう。
記載されたように、クランクシャフト・ラチェット230はまた歯止め220を係合し、歯止め220はラチェット190、230をエネルギーを保存した状態に保持し、次いでアクチュエータ125がその戻りストローク(外部ストローク)の完了に近づいたときに、特徴(すなわちアクチュエータ125内に形成された凹部260の一部である***部261、図2参照)によって後に取り外される。アクチュエータ125内の他の特徴、把持手段、筐体、または他の適切な要素を使用して、歯止め220を取り外してもよいことが理解されよう。(アクチュエータ125の外部ストロークの最終段階の間の)歯止め220のこの取り外す行為は、ねじりバネ141に保存されたエネルギーを放出し、ねじりバネ141は即座に巻き上げラチェット190、クランクシャフト・ラチェット230、クランクシャフト240、および軸受250を、本明細書に説明されたようにこれらの部品間の結合の結果として180度回転させ、軸受250のこの回転により第1および第2の把持機構200、210の一方を駆動させる一方で、第1および第2の把持機構200、210の他方を停止させる。この作用は縫合針101を第1および第2の把持機構200、210の一方に堅固に有効に維持する一方で、第1および第2の把持機構200、210の他方は縫合針101を解放し、したがって第1の把持機構200と第2の把持機構210との間で縫合針101の移動が可能になる。
記載されたように、縫合針101を基本的に同じ手法で把持する示された実施形態では、2つの同様の把持機構(第1および第2の針把持部)200、210が存在する。把持機構200、210は、それぞれ静止(固定)把持部(顎部)400、可動把持部(顎部)410、および可動顎部410を固定顎部400に枢動可能に結合し、可動顎部410が点411を中心に枢動できるヒンジピン420から構成されることが可能である。図12および図13に示されたように、可動顎部410は、可動把持部410の一端に力が加えられると、可動顎部410の他端は点411を中心に枢動し、針把持部200、210を閉じることができるという点で、レバーとして機能することができる。可動顎部(レバーまたはピン)410は軸受250によって接触され、軸受250の回転は可動顎部410に選択的に力を加える(レバーの一端を押し下げるなど)ことにより、可動顎部410が動く。示された実施形態では、軸受250は可動顎部410の一部であるボス435に接触し、(クランクシャフト240が駆動される結果として)軸受250の回転により、可動顎部410が一端で押し下げられ、反対側の端部が枢軸411を中心に枢動を引き起こす。
図12および図13に示されたように、静止(固定)顎部400は、その遠位部が近位部に対して上昇しているように、湾曲構造であることが可能である。静止顎部400はその中に形成された開口を有することができ、可動顎部410はその開口を通過する。また可動顎部410も近位部が静止顎部400内に形成された凹部内にある湾曲構造であり、遠位部は静止顎部400内の窓を通過する。静止顎部400の遠位端は可動顎部410の遠位端の上にあり、針を受領する溝の上部を表す一方で、可動顎部410の遠位端は溝の底部を表す。
図14は代替の把持設計を示す。この設計では、固定顎部400の凹部内にある要素430が存在する。可動顎部410は枢軸411で固定顎部400に枢動可能に取り付けられる。この構造では、要素430は可動把持部410に選択的に力を加えて、枢動運動をもたらす。要素430はレバーまたはピンの形をしており、レバーまたはピンは軸受250によって接触され、レバー430に選択的に力を加えた(レバーの一端を押し下げるなど)軸受250の回転により、レバー430がレバー430の遠位端でカム面431を動かして移動する顎部410に接触して、その枢動を引き起こす。示された実施形態では、軸受250は要素430の一部であるボスに接触し、(クランクシャフト240が駆動された結果として)軸受250の回転により要素430が一端で押し下げられ、反対側の端部が可動把持部410に接触し動かす。
この例示的設計は顎部400、410の分離を防止し、その結果針の解放を防止する堅固な楔要素(レバー430)の利点を有する。しかし多くの代替の楔に基づく係止/係脱の概念を容易に認識することができる。
図13に示された一実施形態では、把持要素200、210は、それぞれ付勢力を加えられた結果として想定される1つの位置に把持機構200、210を付勢することができるという点で、付勢機構であることが可能である。より具体的には、レバー430または可動顎部410を(図13に示されたようにバネなどの付勢要素455に結合されることにより)付勢することができる。レバー430または可動顎部410に加えられた付勢力により、可動把持部410はその標準状態で開位置を担う。図13では、バネ455は、可動把持部410と静止(固定)把持部400との間でその近位端に配置される。
したがって把持部400、410は、二重状態の偏心軸受250によって駆動され停止される、ペンチのような形状で開閉できる。本明細書に説明されたように、可動把持部410は、(締め付けられていない)開位置と(締め付けられている)閉位置との間でヒンジピン420を中心に枢動する。
記載されたように、駆動(把持)条件および初期(解放)条件は、クランクシャフト240および軸受250の回転により、この軸受250がその高点および低点のそれぞれにあるときにエネルギーを与えられる。本実施形態では、軸受250の偏心の直径または角度を変えることによって針101上の把持力を変更することができ、これにより可動把持部410の変位が変わる。また可動把持部410のレバーアームの長さと、ヒンジピン420から把持手段の針溝405までの長さとの距離関係を修正することにより、把持力も変えることができる。この実施形態では、レバーアームによりデバイスが把持システムに3対1の割合で掛かる負荷を増幅させることができるが、標準の針ドライバと同様の把持力性能を提供するために、より高いまたはより低い割合を利用することができることが容易に認識される。さらに針101上の把持力を高め、針101が把持手段から落ちる、回転する、または抜けることを防ぐために、針溝405の表面を切欠き、畝、戻り止め、粗度、または類似の修正で変えることができる。
把持手段内の溝405の断面形状は、2つが密接に接触する場所で2つの間に有効な把持接合部分を提供することが理解されよう。例えば接合部分をV字型切欠き、台形形状、または他の幾何形状として画定でき、それによって針と把持手段との間に整合するまたは適合する嵌合が生成される。2つの間に上述された整合があり、それにより有効な針の把持場所がもたらされる限り、切欠きと針の形状が異なる、すなわち円形、長円形、六角形であることが可能であることが理解されよう。さらに針と受領溝が整合性および充分な把持力を実現する限り、針と受領溝の断面は互いに異なることが可能である。
デバイス100の遠位端に配置され、針100の尖った先端103から使用者を保護する、図11および図15〜図18に示された2つの(第1および第2の)安全ガード600、610が存在する。示された実施形態では、安全ガード600、610は共有軸605上で枢動し、共有軸605はまた針101の回転軸でもあり、この軸を中心にハンドル110は枢動する(回転する)。安全ガード600、610は互いに対して付勢され、またねじりバネ615により筐体110に付勢されるが、板バネ、モールド成形されたプラスチックバネ、エラストマーなどは適切な付勢手段を生成することができる。本デバイスでは、第1の安全ガード600は筐体110に付勢され、デバイス100がその静止位置にあるとき、または第2の把持手段が収縮されたときに、針先を遮蔽する。さらに第2の安全ガード610は第1の安全ガード600に付勢され、針先103が組織10から出るときに針101を使用者から遮蔽する。2つの安全ガード600、610の付勢連結により、使用者がデバイス100を回転させて組織10に入り通過する際に、第1の安全ガード600がデバイス100と協力して回転し、第2の安全ガード610が第1の安全ガード600に追従することができる。
使用者が針の回転挿入を逆転させる場合、付勢手段(バネ615)は安全ガード600、610をそれらの元の位置に戻す。また安全ガード600と610との間の付勢により、安全ガード600、610が柔軟になり、可逆的に互いから離れて延び、安全ガード600、610自体を縫合される組織の輪郭に合わせることができる。このことは組織が平坦でないときに特に有益であることが可能である。第2の安全ガード610は、デバイス100が静止しているが組織上に置かれているときに針先103から離れて位置付けられ、したがって針101が組織10から出現するときに針先から使用者を保護する。針先から使用者を保護することに加えて、第2の安全ガード610は、組織から針101が出る場所を視覚的にも示す。本実施形態では、第2の安全ガード610は、物理的に針面と位置合わせされ、場所の視覚フィードバックを使用者に提供する、支柱612から構成される。同じ端部に到達するために、十字線、リング、スロット、マークなどの他の場所識別子の位置合わせ機能を利用できることが理解されよう。したがって針101が丁度支柱内部を通過するのを使用者が理解するので、安全ガード600、607のそれぞれの支柱は使用者に位置合わせ機能を提供する。例えば針が組織を通って前進しており見えない場合、針は、針が出る際に組織上に置かれた安全ガードの支柱の丁度内部を通過することが使用者にはわかる。
安全ガード600、610は例示に過ぎず、安全ガード600、610が意図された機能を実行する限り、安全ガード600、610はあらゆる数の異なる形を取ることができる。例えば安全ガード600、610は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれた共同所有の米国特許出願第13/584,536号に開示されたような檻状である、または形成されたワイヤーもしくはプラスチックの枠組みから構成されることが可能であり、1つまたは複数の構成要素から形成されることが可能であり、その回転はバネまたは示されたような他の適切な手段によって抑制されてもよい。さらにバネ要素は枠組み、例えばバネ鍛鋼または実質的に弾性を所有するニッケルチタン合金から構築されたワイヤー形に一体化されてもよい。これはデバイスが構成をすぐに貫通できるときに、針先に向かって遮蔽を施しやすくするバネ付勢を特徴とする。
最後に、ハンドルに一体化された縫合糸カッター700は、使用者に治療中に縫合糸20を切断し切り落とす手段を提供するはずである。縫合糸カッター700は内部動的剪断装置、すなわち刃720を駆動して縫合糸20を切断するために、使用者がボタン710を押す、または摺動する必要があるはずであるはさみ、または摺動可能な刃(複数可)である。ボタン710は、直接または間接的に刃720を移動させて縫合糸20を横切り、保持面に縫合糸を提供し、刃720のみがそれを通過して移動することができる、機能的な狭いスロットの中に入れる。この手段は、ボタン710が刃720の方向に摺動するのであれば、摺動可能な軌道であることが可能であり、または押し下げられたボタン710の垂直運動を切断刃720の水平運動に変換するはずである1対の適合した斜面であることが可能である。さらに刃720は縫合糸20を横切って薄切りする枢動方式で作用してもよい。バネまたは他の適切な手段730はボタン710をその元の位置に戻す。さらに縫合糸20は、使用者が縫合糸20を所定以上の長さに切断するために、筐体110の外面上の切欠き740(くの字形、スロット、または穴)内に位置付けられる。
この好ましい実施形態では、カッター刃720の筐体110の表面に対する位置は切断縫合糸尾部の長さを決定する。またカッター刃の角度は、切断作用を最適化するために縫合糸20をくの字形スロット740の終端の中に方向付ける。
好ましい実施形態のデバイスの使用において、使用者は、デバイス100が静止位置にあるその無菌パッケージから、針先が第2の把持機構210によって包囲され、針の近位端が第1の把持機構200によって把持された状態でデバイス100を取り除く。次いで使用者はデバイス100を把持する。好ましい実施形態では、使用者は自身の親指をアクチュエータ125の上におき、デバイス100を自身の親指と1つまたは複数のその他の指との間に把持する。
次いで使用者はアクチュエータ125を押し下げ、第2の把持機構210が収縮し、針先103が露出し、エネルギー保存機構が巻き上がる。
次いで使用者は針先103を縫合される組織10に対して位置付け、針先103が組織10から出現するまで筐体110を円弧運動で回転させることにより、針先103が組織10を通過する。第2の安全ガード610は使用者から針先103を包囲または遮蔽する。
次に使用者はアクチュエータ125上の自身の把持をわずかに制御可能に開放し、伸縮バネ130がアクチュエータ125をその元の静止位置に移動させることができ、その際、第2の把持機構210を回転させて針101の遠位端103を再係合する。アクチュエータ125が静止位置でそのストロークの端部に到達すると、歯止め220はエネルギー保存機構内の巻き上げられたねじりバネのエネルギーを放出することにより、クランクシャフト240および軸受250が半回転(すなわち180度)回転し、それによって把持機構200、210の状態が切り替わるので、次に第1の把持機構200が解放され、第2の把持機構210は針101の遠位端103を把持する。
次に使用者はアクチュエータ125を押し下げる。このとき針101を把持している第2の把持機構210は、静止位置から収縮位置に回転し、その際、針101を組織10から能動的に回転可能に引き抜く。またこのアクチュエータの動きは、エネルギー保存機構をその次の動作のために巻き上げる。
依然としてアクチュエータ125を押し下げて、使用者はデバイス100を組織10から持ち上げ、組織10を通って縫合糸20の長さを引く。次いで使用者はアクチュエータ125上の自身の把持を解放することにより、アクチュエータ125が静止位置に回転して戻ることができ、その際、第2の把持機構210がその静止位置に回転し、エネルギー保存機構内に保存されたバネエネルギーが放出し、クランクシャフト240および軸受250が回転し、把持機構200、210の状態は、第1の把持機構200は針101の近位端103を把持し、第2の把持機構210は針101を解放するが、さらに依然として針先103を覆う、その元の条件に切り替わる。
最後に使用者は縫い目を形成するために縫合糸20を結び、わずかに短い長さの縫合糸を除き、デバイス100がパッケージから取り除かれたときと全く同じ条件で使用者がデバイス100を保持したまま、縫合糸を結び目付近で切り落とす。デバイス100は追加の縫合糸を届ける用意ができている。
次に図19〜図26を参照すると、代替の第1および第2の針把持部800、810が示されている。本明細書に開示された先の実施形態と同様に、第1および第2の針把持部800、810は、アクチュエータ125などのアクチュエータがその静止位置からその完全に押し下げられた位置に移動すると、第2の針把持部810がその静止位置からその完全に収縮された位置に比例して移動するように、リンク機構(すなわち本明細書に説明された第1および第2のリンク機構)または他の何らかの機構手段(ベルト、ケーブル、または当技術分野に公知の他の手段)によりアクチュエータに作動可能に結合される。示された実施形態では、アクチュエータ・アセンブリは、本明細書に説明されたようにアクチュエータ・アセンブリ125を備え、巻き上げ機構およびクランクシャフト・ラチェット・アセンブリ、ならびに歯止め220を含む。
先の実施形態におけるように、エネルギー機構は、針101の把持、解放、および移動をもたらすために、第1および第2の針把持部800、810を相互に駆動させる働きをする。第1および第2の針把持部800、810の一方が針101を把持するために駆動されると、第1および第2の針把持部800、810の他方は動作を停止して針101を解放する。
一実施形態では、針把持部とアクチュエータとの間の連結は、連結アーム820、ネジ切りナット822、およびネジ切り車軸824から構成される。要約すれば、連結アーム820の動きは、ネジ切りナット822を回転させ、静止したネジ切り車軸824に沿って第1および第2の針把持部800、810のそれぞれの中にまたそこから離れて移動させることにより、第1および第2の針把持部800、810を交互に把持させ解放させる。
具体的には、連結アーム820は、概してデバイス筐体に対して軸方向に配向され、概して堅固な機械的手段によりアクチュエータに連結される。さらに連結アーム820はナット枢軸825を介してネジ切りナット822に枢動可能に取り付けられる。ネジ切りナット822は、ネジ切り車軸824のネジ切り軸フライト828を密接に包囲し係合する、雌ネジ826を特徴とする。この車軸824は、ネジ切り車軸平坦部829と第1の針把持部800との間の係合を介して、静止、すなわち非回転に保持される。ネジ切り車軸平坦部829は、例えば正方形、六角形のピン止めさた別の構成が可能であり、ネジ切り車軸平坦部829が筐体110、静止クランプもしくは顎部830、またはその回転を制限する他の構成要素を係合するように、車軸824に沿ってどこにでも配置されることが可能であることに留意されたい。ネジ切りナット822が車軸の軸を中心に回転でき、第1および第2の針把持部800、810の一方の移動クランプまたは顎部840に向かって移動し、押圧できることが、ネジ切り車軸824のこの静止条件である。ネジ切りナット822が、移動顎部840および静止顎部830から構成される、移動する第2の針把持部810のそれぞれの移動顎部840を圧縮すると、第2の針把持部810は針101を堅固に把持するために駆動される。
ネジ切りナット822が第2の針把持部810の移動顎部840を係合することによる別の結果は、ネジ切りナット822が回転しない第1の針把持部800の移動顎部840から完全に分離し、直接的影響ではその第1の針把持部800の把持条件が停止することである。移動顎部840が開くこの作用は、バネまたは第1および第2の針把持部800、810により針101の解放を促進する他の付勢手段によって支援されてもよい。これは針101を解放するために有利であり得るが、その作用は針101を後続の移動局面で容易に受け入れるためにその開いた条件で構成されるように、第1および第2の針把持部800、810を付勢する際も有利であり得る。
図27は、雌ネジ852を備えるネジ切りナット850を駆動させ、ネジ切りナット850を往復させて第1および第2の針把持部800、810の中に近づけたり遠ざけたりするための代替手段を表す。図27は、ネジ切りナット850が同時に回転され、ラック860の軸方向移動によって移動されることを示し、ラック860はアクチュエータ125に結合される。アクチュエータ125が押し下げられる際、ラック860はネジ切りナット850を接線方向に横切って移動し、その雌ネジ852が静止ネジ切り車軸870のネジ872と密接に係合されるネジ切りナット850を回転させる。ネジ切りナット850が回転するのと同時に、ネジ切りナット850は、ネジのピッチに起因して車軸ネジ872に沿って第1および第2の針把持部800、810に向かって横方向に移動される。この作用は、第1および第2の針把持部800、810のそれぞれの移動顎部840を交互に圧縮することを通して、第1および第2の針把持部800、810のそれぞれを駆動させたり停止させたりするために必要な移動および力を生み出す。
図28は、ネジ切りナット850を介して第1および第2の針把持部800、810を駆動させるための別の機構を示す。図27におけるように、ネジ切りナット850はネジ切り車軸870を横切って移動するが、この機構内のラック860はネジ切りナット850ではなくネジ切り車軸870に作用し回転させる。この回転により、ネジ切りナット850が第1および第2の針把持部800、810を駆動させたり停止させたりするように、ネジ切りナット850は横切るが回転しない。ネジ切りナット850の回転は、ネジ切りナット850から突出し、筐体110内の単一もしくは1対の対応する溝または同様の静止特徴を係合する、単一もしくは複数のタブ875によって妨げられる。しかしこれらのタブ875は横方向に自由に摺動でき、その横断中にネジ切りナット850を誘導できる。
移動するナットを通して第1および第2の針把持部800、810を駆動させるためのさらに別の変形が、図29および図30に示されている。記載されたように、第1および第2の針把持部800、810は、静止顎部830、移動顎部840、およびヒンジピン835から構成される。この実施形態では、2つのバネ880、882は、針101を把持し解放するために、それぞれの移動顎部840に交互に力を加える。より具体的には、駆動歯車885はアクチュエータ125の動きによって回転され、車軸歯車887を回転させ、車軸歯車887は回転車軸889に堅固に結合される。さらにこの回転車軸889は、ナットのカム面892、894を係合し追従する1つまたは複数の車軸ピン890を特徴とし、その結果、ネジ切りナット895を第1および第2の針把持部800、810を近づけたり遠ざけたりするように移動させる。ナットタブ(複数可)897は、ネジ切りナット895が回転しないがむしろ移動するように、回転しない第1の針把持部800の静止顎部830内で回転停止部を係合する。図29は、ネジ切りナット895が回転しない第1の針把持部800に向かって移動し、バネ880は移動顎部840に力を加えることができないようにバネ880を圧縮したが、バネ882は伸長することができ、移動する第2の針把持部810の移動顎部840にその全力を加えることができた状態を示す。この状態では、第1の針把持部800は針101を解放し、第2の針把持部810は針101を把持している。この機構を通して、針101が第1および第2の針把持部800、810によって把持され解放される。
アクチュエータ125はこれらのシステムに直接入力を提供するものとして記載されてきたが、アクチュエータおよびナットが駆動する把持アセンブリを結合できる多数の機構が存在することを理解されたい。例えばねじりバネまたは他のバネの型を備える回転式巻き上げシステムは、ナットまたは車軸を回転させるためにエネルギーを保存し、そのエネルギーを放出することができる。さらにロッド、リンク機構などを備える線形システムを利用してナットまたは車軸を回転させることができる。また回転機構および線形機構の混合もこれらの機能を実行するために使用されてもよい。上の例は、使用者が機構、または例えば歯止め、輪止めピン、または同様に自動的に機構を循環する移動特徴を循環させるように望むときまで、保存されたエネルギーを保持するクラッチまたは歯止めシステムをさらに備えてもよい。またこれらのシステムはクランクシャフトまたは車軸の1方向回転、または時計回りと反時計回りを往復できる回転に依拠してもよい。したがって多数の機構はナットが駆動する針把持部デバイスを駆動する働きをすることができることが容易に理解される。
図31は代替カッターの配置を示す。この実施形態では、カッター機構900は枢動可能な非線形に駆動するタイプである。カッター機構900は、筐体110に(枢軸913で)枢動可能に取り付けられた第1の端部912、および自由端部である反対側の第2の端部914を有する、カッター本体910を含む。カッター本体910は筐体110に向かって内部に面する刃920を保持する。カッター本体910は唇部915を含む。筐体110はカッター本体910をその完全に収縮された切断位置に受領するための空間917を含む。空間917は筐体110の近位端で終了し、捕獲部(唇部)919を含む。唇部915は空間917内に受領され、唇部915が捕獲部919に接触すると、唇部915の捕獲部919への係合が停止部として働くので、カッター本体910の外方運動は限定される。ばね930などの付勢部材は筐体110内に配置され、部分的に空間917内に配置される。バネ930は図において完全に拡張された(静止)位置で示されている。カッター本体910の内面は筐体110に面する突起925を含む。突起925は、カッター本体910が縫合糸を切断するために空間917の中に押圧されるとバネ930に接触する。刃930は筐体110の刃受領空間917内に受領され、切欠き950は刃受領空間917と連通する。
前述に基づいて、デバイス100は、片手で使用でき、使用者が単一のアクチュエータを2回押圧し、次いで解放することにより1アクチュエータサイクルを完了することができる、単一のアクチュエータを提供することが理解されよう。このすべてを治療中に片手で行うことができる。加えてアクチュエータおよびカッターをデバイスの同じ側面に配置することができることにより、使用者が同じ親指を使用して両方を作動できるように、本デバイスを提供することができる。
本発明は例示的実施形態に関連して説明されたが、様々な変更を行ってもよく、本発明の範囲を逸脱することなく、等価物をその要素に置換してもよいことが当業者には理解されよう。加えて特定の状況または材料を本発明の教示にその基本的範囲から逸脱することなく適合させるために、多くの修正がなされてもよい。したがって本発明は、本発明を実行するように企図された最良のモードとして開示された特定の実施形態に限定されるのではなく、本発明は添付の特許請求の範囲内に収まるすべての実施形態を含むことが意図される。

Claims (24)

  1. 組織を縫合するためのデバイスであって、前記デバイスは、
    遠位端および反対側の近位端を有する筐体を含むハンドルと、
    前記組織を通って縫合糸を前進させるための縫合針であって、前記縫合針は第1の鋭端および反対側の第2の端部を有する、縫合針と、
    前記筐体に結合された第1の針把持部であって、前記第1の針把持部は前記縫合針を握りかつ解放するように構成される、第1の針把持部と、
    前記筐体に結合された第2の針把持部であって、前記第2の針把持部は前記縫合針を握りかつ解放するように構成される、第2の針把持部と、
    前記筐体に結合されたアクチュエータであって、前記アクチュエータは、(a)前記筐体に対して完全に拡張された位置と収縮された位置との間で前記第2の把持する把持部を枢動する第1のリンク機構、ならびに(b)前記第1の針把持部および前記第2の針把持部に動作可能に結合され、それぞれの針把持部が(a)前記縫合針を受領し握ることができるか、または(b)前記縫合針を解放できるために、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部のそれぞれの状態を変更するように構成された、第2のリンク機構に動作可能に結合される、アクチュエータと
    を備え、
    前記第2のリンク機構は、前記アクチュエータに動作可能に結合され、それぞれの針把持部が(a)前記縫合針を受領し握ることができるか、または(b)前記縫合針を解放できるために、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部の状態を同期変更するように構成された一方向クラッチを含む、デバイス。
  2. 前記アクチュエータは、前記筐体に対してスイープする非線形の動きをする、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記第1のリンク機構は、前記アクチュエータの動きが前記完全に拡張された位置と収縮された位置との間の第1の枢支点を中心に回転する前記第2の針把持部に転換されるように、前記アクチュエータを前記第2の針把持部に作動可能に結合させる複数の歯車を備える、請求項1に記載のデバイス。
  4. 前記第1のリンク機構は、前記アクチュエータと関連した第1の歯車と、前記第1の歯車と嵌合する第2の歯車と、前記アクチュエータの枢動運動により前記第1、第2、および第3の歯車が回転して前記第2の針把持部の回転をもたらすように、前記第2の針把持部に固定して結合される第3の歯車とを含む、請求項3に記載のデバイス。
  5. 前記第1の歯車は扇歯車であり、前記第2の歯車は、前記第2の針把持部が前記アクチュエータより大きい角度を回転するように構成された減速歯車である、請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記第1の針把持部および前記第2の針把持部は、それぞれ第1の静止クランプ、および前記第1の静止クランプに枢軸で枢動可能に取り付けられて、前記第2の可動クランプが開位置と閉位置との間を枢動できる第2の可動クランプを備え、前記第1の静止クランプおよび前記第2の可動クランプは、それぞれその中で前記縫合針が捕捉される針受領溝を画定する、請求項1に記載のデバイス。
  7. 前記第2の可動クランプは前記開位置に付勢される、請求項に記載のデバイス。
  8. 前記第2のリンク機構は、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部に交互に力を加えることにより、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部の開閉を交互にもたらす部品を含む、請求項に記載のデバイス。
  9. 前記縫合針を遮蔽するための安全遮蔽機構をさらに含み、前記安全遮蔽は共有軸上で枢動する第1のガードおよび第2のガードからなり、前記第1のガードおよび前記第2のガードは互いに付勢され、また複数の付勢要素により前記筐体に付勢される、請求項1に記載のデバイス。
  10. 記アクチュエータは内部ストロークにおける最初の静止位置から完全に収縮された位置まで移動し、外部ストロークの間に前記最初の静止位置に戻り前記デバイスは、前記アクチュエータに結合され、第1の方向に180度回転し、エネルギーを保存し、前記アクチュエータの内部ストロークの間にクランクシャフト・アセンブリに解放可能に結合されるように構成された巻き上げ機構を含み、前記クランクシャフト・アセンブリは前記アクチュエータの内部ストロークの間は静止したままであり、前記クランクシャフト・アセンブリは前記第1の針把持部および前記第2の針把持部に結合され、前記デバイスは、前記巻き上げ機構のエネルギーが保存されたままであるように、前記結合された巻き上げ機構およびクランクシャフト・アセンブリを選択的に保持するための係止機構を含み、前記アクチュエータの外部ストロークの間に、前記アクチュエータは前記最初の静止位置に戻り、前記アクチュエータが前記最初の静止位置への戻りにおいて選択点に到達すると、前記係止機構は解放されて、前記巻き上げ機構および前記クランクシャフト・アセンブリの両方を反対側の第2の方向に180度回転させることにより、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部はそれぞれ開位置と閉位置との間を移動し、前記アクチュエータは、前記内部ストロークおよび前記外部ストロークのそれぞれの間に、前記第2の針把持部が完全に拡張された位置および完全に収縮された位置の一方から、前記完全に拡張された位置および完全に収縮された位置の他方に移動するように、前記第2の針把持部に結合される、請求項1に記載のデバイス。
  11. 前記第2の針把持部は、湾曲した針を備える縫合針と同心の円弧運動において振動し、前記縫合針を受領し、選択的に把持しまたは開放し、かつ前記縫合針の尖った先端を包囲し保護するための締付手段を含む可動把持部であって、振動する円弧運動は、前記縫合針が前記縫合針の近位端で前記第1の針把持部によって把持されると、前記第2の針把持部が針先を包囲する静止位置、および前記第2の針把持部の遠位端が前記円弧運動において前記筐体に振動する収縮された位置からなる、2つの位置で終了し、さらに前記第2の針把持部は、前記アクチュエータが圧搾されないとき、前記第2の針把持部が前記静止位置にあり、前記アクチュエータが完全に圧搾されているとき、前記第2の針把持部がその収縮された位置にあるように、機械的手段により前記アクチュエータに連結され、前記デバイスは、前記機構により選択的に前記第1の針把持部および前記第2の針把持部を、2つの状態、すなわち前記第1の針把持部が前記縫合針の第2の端部を把持し、前記第2の針把持部の締付手段がその静止位置にある間は前記縫合針の第1の鋭端を開放する第1の状態、および前記第1の針把持部が前記縫合針の第2の端部を解放し、前記第2の針把持部の締付手段は前記縫合針の第1の鋭端を把持する第2の状態の、いずれかで存在させるように利用される締付駆動機構を含み、さらに前記縫合針の第1の鋭端を把持している間、前記第2の針把持部の締付手段は、前記静止位置から前記第2の針把持部の円弧運動全体を通て前記収縮された位置まで前記把持を前記針の上に維持し、さらになお前記締付手段は、前記アクチュエータがその前記完全に圧搾された位置から前記圧搾されない静止位置に移動すると、前記締付駆動機構が前記第1の状態から前記第2の状態に切り替わるように、前記アクチュエータに機械的に連結される、請求項1に記載のデバイス。
  12. 前記一方向クラッチは、第1の回転要素および第2の回転要素が互いに結合されるとき、前記第1の回転要素のエネルギーを前記第2の回転要素に伝達するように前記第1の回転要素を前記第2の回転要素に選択的に結合するためのデバイスを備える、請求項1に記載のデバイス。
  13. 組織を縫合するためのデバイスであって、前記デバイスは、
    遠位端および反対側の近位端を有する筐体を含むハンドルと、
    前記組織を通って縫合糸を前進させるための縫合針であって、前記縫合針は第1の鋭端および反対側の第2の端部を有する、縫合針と、
    前記筐体に結合された第1の針把持部であって、前記第1の針把持部は前記縫合針を握りかつ解放するように構成される、第1の針把持部と、
    前記筐体に結合された第2の針把持部であって、前記第2の針把持部は前記縫合針を握りかつ解放するように構成される、第2の針把持部と、
    前記筐体に結合されたアクチュエータであって、前記アクチュエータは、(a)前記筐体に対して完全に拡張された位置と収縮された位置との間で前記第2の把持する把持部を枢動する第1のリンク機構、ならびに(b)前記第1の針把持部および前記第2の針把持部に動作可能に結合され、それぞれの針把持部が(a)前記縫合針を受領し握ることができるか、または(b)前記縫合針を解放できるために、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部のそれぞれの状態を変更するように構成された、第2のリンク機構に動作可能に結合される、アクチュエータと、
    を備え、
    前記第2のリンク機構は、前記アクチュエータに動作可能に結合され、それぞれの針把持部が(a)前記縫合針を受領し握ることができるか、または(b)前記縫合針を解放できるために、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部の状態を同期変更するように構成された一方向クラッチを含み、
    前記第2のリンク機構は、前記アクチュエータの内部ストロークの間にエネルギーを保存し、前記アクチュエータの外部ストロークの1段階の間に保存されたエネルギーを放出するように構成されたエネルギー保存機構を備え、それによって前記保存されたエネルギーの放出が、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部の状態を変更させる、デバイス。
  14. 前記外部ストロークの1段階は、前記外部ストロークの最終段階を含む、請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記エネルギー保存機構は、巻き上げ機構およびその作動が前記第1の針把持部および前記第2の針把持部の状態を変更させるクランクシャフト・アセンブリを含み、前記巻き上げ機構は、前記アクチュエータの内部ストロークの間に、前記アクチュエータと前記巻き上げ機構との間の結合の結果としてエネルギーを保存し、前記アクチュエータの外部ストロークの1段階の間に前記保存されたエネルギーを放出する第1のバネを含み、前記巻き上げ機構は前記クランクシャフト・アセンブリを選択的に係合し相互係止するように構成され、前記クランクシャフト・アセンブリは、前記クランクシャフト・アセンブリが前記保持位置から解放され、前記巻き上げ機構がその保存されたエネルギーを放出することにより、前記クランクシャフト・アセンブリは所定の度数を回転する、前記外部ストロークの1段階まで保持位置に維持される、請求項13に記載のデバイス。
  16. 前記巻き上げ機構は、前記アクチュエータの内部ストロークの間に第1の方向に180度回転し、前記外部ストロークの1段階の間に、前記巻き上げ機構および前記クランクシャフト・アセンブリは反対側の第2の方向に180度回転する、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記1方向クラッチは、前記巻き上げ機構の一部、前記クランクシャフト・アセンブリの一部、および前記外部ストロークの1段階まで前記巻き上げ機構および前記クランクシャフト・アセンブリの動きを制限するために、前記クランクシャフト・アセンブリを選択的に係合する歯止めを備える、請求項15に記載のデバイス。
  18. 前記巻き上げ機構は、第1の端部で前記筐体に固定され、前記アクチュエータの動きが小歯車の回転および前記巻き上げ機構の回転に変換されるように、前記アクチュエータが前記筐体に対して動くときに動くラックによって前記アクチュエータに結合された前記小歯車に固定された第2の端部を有する、ねじりバネを含み、前記巻き上げ機構は、前記小歯車に固定して取り付けられ、それとともに回転する巻き上げラチェットをさらに含む、請求項15に記載のデバイス。
  19. 前記巻き上げラチェットは、前記巻き上げラチェットをクランクシャフト・ラチェットに解放可能に連動させる前記クランクシャフト・アセンブリの一部である、前記クランクシャフト・ラチェットの一部である1対の第1の可撓性タブを選択的に受領する、前記巻き上げラチェットの中に形成された1対の窓を有し、前記対の窓は互いから180度離れて形成され、前記対の第1の可撓性タブは互いから180度離れて形成され、前記クランクシャフト・ラチェットは、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部の動きを駆動するクランクシャフトに固定して連結される、請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記クランクシャフト・ラチェットは、前記アクチュエータの内部ストロークの間に前記クランクシャフトの回転を防止するために逆転止め特徴を含む、請求項19に記載のデバイス。
  21. 前記逆転止め特徴は、前記クランクシャフト・ラチェットの一部として形成された1対の第2の可撓性タブを備え、前記第2の可撓性タブは、前記内部ストロークの間に前記巻き上げ機構が巻かれると、前記クランクシャフト・ラチェットが1方向に回転するのを防止するために前記筐体の一部に接触する、請求項20に記載のデバイス。
  22. 前記クランクシャフト・アセンブリは、前記巻き上げ機構がその保存されたエネルギーを放出するとき、前記クランクシャフトの回転を所定の度数に限定するために停止機構を含む、請求項19に記載のデバイス。
  23. 前記停止機構は、前記クランクシャフトに取り付けられた本体、および前記巻き上げ機構によるエネルギーの放出中の前記本体の回転により、付勢されたピンが前記ピン上に取り出す遠心力に起因して前記本体の周辺縁部を超えて突出し、前記筐体の一部である
    固定された停止部と接触することにより、前記巻き上げ機構がその保存されたエネルギーを放出するとき、前記クランクシャフトが所定の度数のみ移動するように、前記本体内に形成された開口内に摺動可能に配置された少なくとも1つの前記ピンを備える、請求項22に記載のデバイス。
  24. 前記クランクシャフトは、回転され、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部の状態を反復的に変更するために、前記第1の針把持部および前記第2の針把持部に交互に力を加える、偏心して装着された軸受を含む、請求項15に記載のデバイス。
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