JP6621283B2 - エネルギー消費機器制御装置、及びエネルギー消費機器制御方法 - Google Patents

エネルギー消費機器制御装置、及びエネルギー消費機器制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、エネルギー消費機器制御装置、及びエネルギー消費機器制御方法に係り、建物に設けられたエネルギー消費機器の運転状態を予め設定された制御パターンに従って制御するエネルギー消費機器制御装置、及びエネルギー消費機器制御方法に関する。
建物内に設置されたエネルギー消費機器の運転状態を予め設定された制御パターンに従って制御する技術は、既に知られている。かかる技術の一例としては、住宅で使用されるエネルギー消費機器の運転状態をホームサーバによって自動制御する技術が挙げられる。具体的に説明すると、ホームサーバは、宅内機器とネットワークを介して通信可能に接続されている。そして、ユーザである住宅の居住者がPCやスマートフォン等のユーザ端末を通じて制御内容を指定して制御の実施要求を行うと、ホームサーバが当該要求を受け付けて、指定された制御内容にて制御対象機器の運転状態を制御する。
また、ホームサーバの中には、各エネルギー消費機器の制御内容を制御パターンとして記憶しているものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の制御装置(特許文献1では「家電機器制御装置」と表記)は、ユーザが指定した制御内容を学習することにより、ユーザの生活様式やライフスタイルに見合った制御パターンに従って制御対象機器の運転状態を制御することが可能である。
また、上記の学習機能を有する制御装置の中には、エネルギー消費機器の使用状況が変化した際に制御パターンを適宜修正するものがある。このような構成であれば、エネルギー消費機器の使用状況が変わったとしても、その変化に追従した制御内容(制御パターン)にて制御対象機器の運転状態を制御することが可能となる。
特開2010−50664号公報
ところで、制御パターンの修正は、ユーザの意思を反映して行われることが望ましい。このため、制御パターンの修正は、制御パターンの修正を要求するために行われるユーザ操作を契機として行われるのがよい。この際、制御パターン修正要求用の操作については、比較的簡単な操作であることが求められる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エネルギー消費機器の制御パターンを修正し得る構成において、制御パターン修正の契機となる操作をより簡単に行うことが可能なエネルギー消費機器制御装置及びエネルギー消費機器制御方法を提供することである。
前記課題は、本発明のエネルギー消費機器制御装置によれば、建物に設けられたエネルギー消費機器を制御対象機器とし、前記建物の居住者が睡眠支援制御の実施期間として1日のうちに指定した指定期間に実施されるよう前記制御対象機器の運転状態を予め設定された制御パターンに従って制御するエネルギー消費機器制御装置であって、(A)前記制御対象機器の前記運転状態を前記制御パターンに従って制御する制御処理を実行する処理実行部と、(B)前記指定期間外に操作されることで前記制御処理を実行せずに前記エネルギー消費機器の前記運転状態を切り替えることが可能な***作器が操作されたことを検知する検知部と、(C)前記指定期間中に前記***作器が操作された際の操作態様に関する履歴に応じて前記制御パターンを修正する修正部と、(D)前記制御パターン、前記履歴、及び前記制御パターンの修正条件を記憶した記憶部と、(E)前記指定期間中に前記***作器が操作されたことを前記検知部が検知したときに、前記操作態様を特定して前記記憶部に記憶されている前記履歴を更新する更新部と、(F)更新後の前記履歴が前記修正条件と合致しているかどうかを判定する判定部と、を備え、(G)前記修正部は、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると前記判定部が判定したときに前記制御パターンを修正することにより解決される。
上記のように構成された本発明のエネルギー消費機器制御装置では、あるエネルギー消費機器の運転状態を切り替えるために***作器が操作されたとき、その操作態様を特定した上で、記憶部に記憶された操作態様に関する履歴を更新する。そして、本発明のエネルギー消費機器制御装置では、更新後の履歴が制御パターンの修正条件と合致している場合に、制御パターンを修正することになっている。すなわち、本発明のエネルギー消費機器制御装置では、***作器の操作(厳密には、その操作態様)をきっかけとして制御パターンを修正する。このような構成であれば、制御パターン修正の契機となる操作を***作器の操作という比較的簡単な操作とすることが可能となる。
また、上記のエネルギー消費機器制御装置において、前記制御対象機器はエアコン及び照明であり、前記検知部は、前記建物の所定箇所に設置されており前記照明と電気的に接続された前記***作器である機械式スイッチ、または前記エアコンに向けて前記運転状態の切り替え信号を発する前記***作器であるリモコンが操作されたことを検知し、前記指定期間は、前記居住者の就寝時刻前の時間帯、前記居住者の睡眠を誘導する睡眠誘導時間の時間帯、前記居住者が睡眠する希望睡眠時間の時間帯、前記居住者の起床を誘導する起床誘導時間の時間帯、及び、前記居住者の起床時刻後の時間帯を含む5つの区間に分割されており、前記制御パターンは、各区間での前記エアコン及び前記照明の運転管理値である設定温度及び照度を規定しており、前記更新部は、前記機械式スイッチまたは前記リモコンが操作されたことを前記検知部が検知したときに、前記機械式スイッチまたは前記リモコンが操作された際の前記操作態様のうち変更態様である前記設定温度または前記照度の変更度合いと前記指定期間中で変更が行われた時間帯とを特定し、前記記憶部に記憶されている前記履歴を更新すると好適である。
上記の構成では、機械式スイッチやリモコンの操作が検知部の検知対象となっている。そして、機械式スイッチやリモコンを操作した際の操作態様に関する履歴が制御パターンの修正条件と合致している場合、これをトリガーとして制御パターンを修正する。このような構成であれば、制御パターン修正の契機となる操作を簡単な操作とするという構成が、容易に実現されることになる。
また、上記のエネルギー消費機器制御装置において、前記検知部は、前記エネルギー消費機器の運転管理値を変更させる前記***作器が操作されたことを検知し、前記更新部は、前記***作器が操作されたことを前記検知部が検知したときに、前記***作器の操作を通じて前記運転管理値を変更させた際の変更態様を前記操作態様として特定した上で、前記記憶部に記憶されている前記履歴を更新し、前記判定部は、更新後の前記履歴が下記(1)及び(2)に示した前記修正条件と合致しているかどうかを判定すると好適である。
(1)更新後の前記履歴のうち、第一の日時に前記更新部が特定した前記変更態様と、前記第一の日時よりも前の第二の日時に前記更新部が特定した前記変更態様との間において、前記運転管理値が変更された時間帯が共通していること。
(2)前記第一の日時に前記更新部が特定した前記変更態様と、前記第二の日時に前記更新部が特定した前記変更態様との間において、変更前の前記運転管理値に対する変更後の前記運転管理値の大小関係が共通していること。
上記の構成では、更新部が特定した2回分の操作態様の間で、運転管理値の変更時間帯が共通しており、かつ、変更前後の運転管理値の大小関係が共通している場合に制御パターンを修正する。このように運転管理値に対して同じ傾向の変更が2回行われることを制御パターンの修正条件とすることにより、ユーザの意思やライフスタイルを考慮して制御パターンを修正すべきかどうかを決めることが可能となる。
また、上記のエネルギー消費機器制御装置において、前記記憶部は、前記制御パターンを、該制御パターンに従って前記制御処理を実行する日の種別毎に記憶しており、前記第一の日時及び前記第二の日時が同一の種別に属する場合、前記修正部は、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると前記判定部が判定したときに、前記記憶部に記憶された前記種別毎の前記制御パターンのうち、前記第一の日時及び前記第二の日時が属する前記種別と対応している前記制御パターンを修正すると好適である。
上記の構成では、第一の日時及び第二の日時が同一の種別に属する場合、更新後の履歴が修正条件と合致しているときには、記憶部に記憶された種別毎の制御パターンのうち、第一の日時及び第二の日時が属する種別と対応している制御パターンを修正する。このような構成であれば、ユーザが修正を希望する種別に該当する日の制御パターンを適切に修正することが可能となる。
また、上記のエネルギー消費機器制御装置において、前記更新部は、前記***作器が操作されたことを前記検知部が検知したときに、前記***作器の操作を通じて前記運転管理値を変更させた際の前記変更態様を前記操作態様として特定した上で、前記記憶部に記憶されている前記履歴を更新し、前記修正部は、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると前記判定部が判定したときに、更新後の前記履歴のうち、前記第一の日時に前記更新部が特定した前記変更態様が示す前記運転管理値の変更度合いに応じて前記制御パターンを修正すると好適である。
上記の構成では、制御パターンを修正する際に、第一の日時に特定した変更態様が示す運転管理値の変更度合いに応じて修正する。つまり、第一の日時及び第二の日時のうち、より後の日時(より現時点に近い日時)である第一の日時に特定した運転管理値の変更度合いを反映して制御パターンを修正する。これにより、最近のユーザの意思やライフスタイルを反映して適切に制御パターンを修正することが可能となる。
また、上記のエネルギー消費機器制御装置において、前記記憶部は、前記制御対象機器の前記運転管理値を変更する時刻と変更後の前記運転管理値を規定した前記制御パターンを記憶しており、前記修正部は、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると前記判定部が判定したとき、前記時刻及び変更後の前記運転管理値の中から修正対象とする項目を前記変更度合いに応じて決定し、決定した前記項目が変わるように前記制御パターンを修正すると更に好適である。
上記の構成では、運転管理値の変更度合いに応じて決められた修正対象項目が変わるように制御パターンを修正する。一方で、運転管理値の変更度合いには、ユーザの意思が反映されている。したがって、上記の構成によれば、ユーザの意思をより的確に反映した形で制御パターンを修正することが可能となる。
また、上記のエネルギー消費機器制御装置において、前記処理実行部は、複数の前記エネルギー消費機器を前記制御対象機器として各々の前記制御対象機器の前記運転状態を制御する前記制御処理を実行し、前記記憶部は、各々の前記制御対象機器について前記制御処理実行後の前記運転状態を規定した前記制御パターンを記憶しており、前記検知部は、いずれかの前記エネルギー消費機器の前記運転状態を切り替えるために設けられた前記***作器が操作されたことを検知すると好適である。
上記の構成では、複数のエネルギー消費機器を制御対象機器として各機器の運転状態を制御する際に適用する制御パターンを修正する際の契機として、比較的簡単な操作を採用することが可能となる。
また、前述の課題は、本発明のエネルギー消費機器制御方法によれば、建物に設けられたエネルギー消費機器を制御対象機器とし、前記建物の居住者が睡眠支援制御の実施期間として1日のうちに指定した指定期間に実施されるよう前記制御対象機器の運転状態を予め設定された制御パターンに従って制御するエネルギー消費機器制御方法であって、(A)コンピュータが、前記制御対象機器の前記運転状態を前記制御パターンに従って制御する制御処理を実行することと、(B)コンピュータが、前記指定期間外に操作されることで前記制御処理を実行せずに前記エネルギー消費機器の前記運転状態を切り替えることが可能な***作器が操作されたことを検知することと、(C)コンピュータが、前記指定期間中に前記***作器が操作された際の操作態様に関する履歴に応じて前記制御パターンを修正することと、(D)コンピュータが、前記指定期間中に前記***作器が操作されたことを検知したときに、前記操作態様を特定するとともに、前記制御パターン、前記履歴、及び前記制御パターンの修正条件を記憶した記憶部にアクセスして、該記憶部に記憶されている前記履歴を更新することと、(E)コンピュータが、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致しているかどうかを判定することと、を有し、(F)コンピュータは、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると判定したときに前記制御パターンを修正することにより解決される。
上記の方法であれば、制御パターン修正の契機となる操作を、***作器の操作という比較的簡単な操作とすることが可能となる。
本発明では、エネルギー消費機器の運転状態を制御する制御処理において参照される制御パターンの修正を、制御処理を行わないでエネルギー消費機器の運転状態を切り替えるための***作器の操作(厳密には、その操作態様)をきっかけとして行うことになっている。これにより、制御パターン修正の契機とする操作が、より簡単な操作となる。
本発明のエネルギー消費機器制御装置を含む制御システムの概念図である。 制御パターンの一例を示す図である。 本発明のエネルギー消費機器制御装置の構成を示すブロック図である。 制御パターンの修正要領を示す図である(その1)。 制御パターンの修正要領を示す図である(その2)。 制御パターンの修正条件に関する説明図である。 機器制御フローの流れを示す図である。 パターン修正フローの流れを示す図である。 照明用の制御パターンを修正する処理の流れを示す図である。 エアコン用の制御パターンを修正する処理の流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下では、建物の一例として住宅を例に挙げ、住宅で利用されているエネルギー消費機器を制御するケースを例に挙げて説明することとする。ただし、あくまでも住宅は建物の一例に過ぎず、本発明は、住宅以外の他の建物、例えば、オフィスビル、工場内の建屋、商業施設や公共施設あるいは店舗等においても適用可能である。
<<本実施形態に係るエネルギー消費機器制御装置の概要>>
先ず、本実施形態に係るエネルギー消費機器制御装置(以下、本装置1)について図1を参照しながら説明する。図1は、本装置1を含む制御システム(以下、宅内機器制御システムS)の概念図である。
本装置1は、住宅に設けられたエネルギー消費機器を制御対象機器とし、当該制御対象機器の運転状態を制御する装置であり、宅内に構築されたネットワーク(以下、宅内ネットワーク2)と共に宅内機器制御システムSを構成している。具体的に説明すると、本装置1は、住宅内に設置されたホームサーバ(コンピュータの一例)からなり、宅内ネットワーク2を介して宅内のエネルギー消費機器と通信可能な状態で接続されている。なお、宅内ネットワーク2は、例えば、Ethernet(登録商標)ケーブルを用いた有線、あるいは、IEEE802.1xまたはBluetooth(登録商標)を用いた無線によるIPネットワークにより構成される。
ちなみに、「エネルギー消費機器」とは、利用に際してエネルギー消費を伴う機器であり、具体的には、家電製品等の電気機器、給湯器のようなガス消費機器、洗濯機のような水道水消費機器、若しくは石油ストーブ等の燃料消費機器等が挙げられる。
そして、本実施形態では、寝室のエアコン3及び照明5が本装置1による制御の対象となっている。より詳しく説明すると、本装置1は、宅内ネットワーク2を通じて寝室のエアコン3や照明5と通信することにより、これらの機器の各々の運転状態を監視し、また、運転状態を遠隔で自動制御する。ここで、「運転状態」とは、発停(オンオフ)、運転内容(運転モード)、運転管理値等、運転に関してコントロール可能(調整可能)な項目に関する現状のことである。
ちなみに、制御対象となる機器については、当然ながら寝室のエアコン3や照明5に限定されるものではなく、制御対象機器の種類や台数、及び設置場所等については任意に決めることが可能である。
ところで、寝室のエアコン3や照明5をはじめ、住宅に設けられたエネルギー消費機器の各々には、運転状態を切り替えるために操作される***作器が設けられている。「***作器」とは、各機器の運転状態を個別に切り替えるために操作される機器であり、入居時に既に宅内に設けられていたり、機器の購入・設置に付随して宅内に導入されたりするものである。この***作器を操作することにより、本装置1を介さずに(換言すると、本装置1が制御処理を実行せずに)、対応するエネルギー消費機器の運転状態を切り替えることが可能である。
なお、***作器は、その操作によって運転状態が切り替えられる機器と分離したものであってもよく、当該機器と一体化したもの(例えば、当該機器の一部をなしているもの)であってもよい。
寝室のエアコン3及び照明に対して設けられた***作器について説明すると、エアコン3用の***作器としては、エアコン3に向けて運転状態の切り替え信号を発するリモコン(以下、エアコン用リモコン4)が設けられている。このエアコン用リモコン4を操作することにより、エアコン3の運転状態、具体的にはオンオフや運転管理値としての設定温度を切り替えることが可能である。
他方、照明5用の***作器としては、住宅の所定箇所(例えば、壁や柱)に設置されており照明5と電気的に接続された機械式スイッチが設けられている。より詳しく説明すると、本実施形態では、照明5の運転状態を切り替えるスイッチとして、つまみ式の可動スイッチからなる照度調整スイッチ6と、揺動スイッチからなる電源オンオフスイッチ7とが設けられている。照度調整スイッチ6は、上下方向にスライド移動させることにより照明5の照度を調整するためのスイッチである。電源オンオフスイッチ7は、入り切り操作されることにより照明5の点灯及び消灯を切り替えるためのスイッチである。
<<本実施形態に係るエネルギー消費機器制御装置による機器の自動制御について>>
次に、本装置1による機器の自動制御について説明する。本装置1は、寝室のエアコン3及び照明5を制御対象機器とし、これらの機器の運転状態を予め設定された制御パターンに従って自動制御する。より詳しく説明すると、本装置1は、図2に図示の制御パターンに従って各制御対象機器の運転状態を制御する。図2は、本装置1が採用する制御パターンの一例を示す図である。以下、図2を参照しながら、同図に図示された制御パターンに従った機器制御について詳しく説明する。なお、制御パターンについては、図2に図示された内容に限定されず、任意の内容に設定することが可能である。
本装置1による機器の自動制御は、ユーザである住宅の居住者が指定した期間(以下、指定期間)に実施されることになっている。ここで、指定期間としては、居住者の就寝時間よりも幾分早い時点(例えば、就寝時刻の1〜2時間前の時点)から起床時間よりも幾分遅い時点(例えば、起床時刻の30分〜1時間後の時点)までの期間が指定される。
つまり、本装置1による機器の自動制御は、居住者の就寝前から起床後に掛けて実施され、結果として、スムーズな睡眠導入及び覚醒を支援することを目的としてなされるものである。かかる理由から、以降では、本装置1による自動制御のことを「睡眠支援制御」とも呼ぶこととする。
睡眠支援制御の内容について説明すると、当該制御では、図2に示すように、寝室のエアコン3及び照明5のそれぞれの運転状態が現在時間に応じて制御される。先ず、エアコン3の制御について説明すると、エアコン3の運転管理値(具体的には設定温度)が図2の制御パターンPxに従って制御される。この制御パターンPxは、指定期間においてエアコン3の設定温度を変更する時刻と変更後の設定温度を規定している。
より具体的に説明すると、制御パターンPxは、図2に示すように、指定期間を5つの区間A、B、C、D、Eに分割した際の各区間での設定温度を規定している。ここで、居住者が指定した起床時刻をTkとし、睡眠誘導時間をΔDsとし、希望睡眠時間をΔTsとし、起床誘導時間をΔDkとすると、上記5つの区間A、B、C、D、Eは、それぞれ以下のように設定される。
区間A:t<Tk−(ΔDs+ΔTs+ΔDk)
区間B:Tk−(ΔDs+ΔTs+ΔDk)≦t<Tk−(ΔTs+ΔDk)
区間C:Tk−(ΔTs+ΔDk)≦t<Tk−ΔDk
区間D:Tk−ΔDk≦t<Tk
区間E:Tk<t
制御パターンPxについて更に詳しく説明すると、制御パターンPxでは、区間Aにおけるエアコン3の設定温度が温度F1に維持される。その後、区間Bでは、睡眠誘導時間ΔDsに相当する時間を掛けて設定温度が漸次的に温度F1からF2(<F1)まで降下する。また、区間Cでは、希望睡眠時間ΔTsに相当する時間を経過するまで温度F2にて維持される。その後、区間Dでは、起床誘導時間ΔDkに相当する時間を掛けて設定温度が漸次的に温度F2からF3(>F1)まで上昇する。また、区間Eでは、設定温度が温度F3に維持される。なお、上記の温度F1、F2、F3については、これらの温度間の大小関係が変化しない限り、任意の値に設定することが可能である。
次に、照明5の制御について説明すると、照明5の運転管理値(具体的には照度)が図2の制御パターンPyに従って制御される。この制御パターンPyは、指定期間において照明5の照度を変更する時刻と変更後の照度を規定している。より具体的に説明すると、制御パターンPyは、制御パターンPxと同様、5つの区間A、B、C、D、Eの各々での照度を規定している。
制御パターンPyについて更に詳しく説明すると、制御パターンPyでは、区間Aにおける照明5の照度が設定値G1に維持される。その後、区間Bでは、睡眠誘導時間ΔDsに相当する時間を掛けて照度が漸次的に設定値G1からG2(<G1)まで降下する。また、区間Cでは、希望睡眠時間ΔTsに相当する時間を経過するまで照度が設定値G2にて維持される。その後、区間Dでは、起床誘導時間ΔDkに相当する時間を掛けて照度が漸次的に設定値G2からG3(>G1)まで上昇する。また、区間Eでは、照度が設定値G3に維持される。なお、上記の照度の設定値G1、G2、G3については、これらの照度間の大小関係が変化しない限り、任意の値に設定することが可能である。
以上までに説明した睡眠支援制御は、居住者が指定期間中に所定の操作を行うと、これをトリガーとして開始されることになっている。具体的に説明すると、居住者が寝室の照明5に対して設けられた電源オンオフスイッチ7を指定期間中に操作すると、本装置1が当該操作を検知し、これを契機として睡眠支援制御が開始される。このように本実施形態では、照明5の運転状態の切り替え用に設けられた機械式スイッチを操作するだけで睡眠支援制御の実施を本装置1に対して要求することができる。かかる構成であれば、自動制御をホームサーバに対して要求するための端末機器(例えば、PCやPDA若しくはスマートフォン)を用いる必要がなく、より簡単な操作にて睡眠支援制御の実施を要求することが可能となる。
なお、睡眠支援制御の開始トリガーとして採用する操作については、照明5用の電源オンオフスイッチ7の操作に限定されるものではなく、任意の操作を採用することが可能であり、例えば、エアコン用リモコン4の操作を採用してもよい。
また、睡眠支援制御の実施中(すなわち、指定期間中)にエアコン用リモコン4又は照度調整スイッチ6が操作されると、その操作に応じて運転管理値が変更される。その後は、変更後の運転管理値にて各機器の運転状態(厳密には、操作された***作器に対応する機器の運転状態)が制御されるようになる。具体的に説明すると、睡眠支援制御の実施中にエアコン用リモコン4を通じて設定温度が変更されると、エアコン3の設定温度が変更後の設定温度へ切り替えられるようになる。また、睡眠支援制御の実施中に照度調整スイッチ6を通じて照度が変更されると、照明5の照度が変更後の照度へ切り替えられるようになる。
さらに、本実施形態では、睡眠支援制御の実施中にエアコン用リモコン4又は照度調整スイッチ6が操作された場合、その操作態様が特定されると共に、操作態様に関する履歴が本装置1に記憶されるようになる。ここで、「操作態様」とは、エアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6を操作した日時や時間帯、操作日の曜日、操作日が平日/休祝日のいずれであるか、操作内容及び操作頻度(単位時間中の操作回数)など、操作を特徴付ける(特定する)事項を表す概念のことである。
そして、本実施形態では、上記の履歴が所定の条件と合致するようになると、これをトリガーとして制御パターンが修正されることになっている。制御パターンが修正されると、その後の睡眠支援制御では、修正後の制御パターンに従ってエアコン3や照明5の各々の運転状態が制御されることとなる。なお、制御パターン修正条件や修正内容等については、後に詳しく説明することとする。
<<本実施形態に係るエネルギー消費機器制御装置の構成>>
次に、本装置1の構成について説明する。本装置1は、前述したようにホームサーバ(コンピュータ)からなり、CPU、ROMやRAM等のメモリ、通信用インターフェース及びハードディスクドライブを有している。
また、メモリ又はハードディスクドライブには、ホームサーバの機能を発揮させるためのコンピュータプログラム(以下、機器制御プログラム)がインストールされている。かかる機器制御プログラムがホームサーバのCPUによって読み取られて実行されることにより、本装置1としてのホームサーバが睡眠支援制御に関わる一連のデータ処理を実行するようになる。
また、本装置1の構成を機能面から改めて説明すると、図3に示すように、本装置1は、処理実行部11と、検知部12と、修正部13と、記憶部14と、更新部15と、判定部16とを有する。図3は、本装置1の構成を機能面から示したブロック図である。上記の各機能部(すなわち、処理実行部11、検知部12、修正部13、記憶部14、更新部15及び判定部16)は、本装置1をなすホームサーバのハードウェア機器がソフトウェアとしての機器制御プログラムと協働することにより実現されるものである。以下、各機能部についてそれぞれ説明する。
処理実行部11は、制御対象機器の運転状態を制御パターンに従って制御する制御処理を実行するものであり、特に本実施形態では、複数のエネルギー消費機器(具体的には、寝室のエアコン3及び照明5)を制御対象機器として各機器の運転状態を制御する制御処理を実行する。
検知部12は、***作器としてのエアコン用リモコン4、照度調整スイッチ6及び電源オンオフスイッチ7のうちのいずれかが操作されたときに、かかる操作を検知するものである。より具体的に説明すると、本装置1を構成するホームサーバは、不図示の受信器を備えており、エアコン用リモコン4からの発信信号を上記の受信器が受信し、かかる信号受信からエアコン用リモコン4が操作されたことを検知する。なお、上記の受信器については、エアコン3に内蔵された機器であってもよく、あるいはエアコン3から分離して設けられた機器であってもよい。
また、上記のホームサーバは、照度調整スイッチ6の現在位置を監視しており、照度調整スイッチ6が操作されてスライド移動すると、当該スライド移動に伴う位置変化から照度調整スイッチ6が操作されたことを検知する。また、上記のホームサーバは、照明5のオンオフ状態を監視しており、電源オンオフスイッチ7が操作されて照明5のオンオフ状態が切り替わると、その状態変化から電源オンオフスイッチ7が操作されたことを検知する。
検知部12が各***作器の操作を検知する状況について説明すると、検知部12は、居住者が睡眠支援制御を要求するために指定期間中に電源オンオフスイッチ7を操作した際に当該操作(以下、「制御要求操作」と呼ぶ)を検知する。また、検知部12は、睡眠支援制御の実施中に居住者が制御内容(具体的には、エアコン3又は照明5の運転管理値)を変更するためにエアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6を操作した際に当該操作(以下、「内容変更操作」と呼ぶ)を検知する。
修正部13は、検知部12が検知した内容変更操作の操作態様に関する履歴(操作履歴)に応じて、制御パターンを修正するものである。ここで、「操作履歴」とは、過去に行われた内容変更操作の操作態様のうち、操作が行われた日時、操作日の種別(具体的には操作日が属する曜日、操作日が平日/休祝日のいずれであるか)、並びに、運転管理値の変更度合い(具体的には、変更前後の運転管理値の差分)などを時系列に集録したログのことである。
修正部13による制御パターンの修正について説明すると、修正部13は、図4及び図5に記載した要領にて制御パターンを修正する。図4及び図5は、制御パターンの修正要領を示す図であり、図4は、エアコン3用の制御パターンPxを修正する際の修正要領を示しており、図5は、照明5用の制御パターンPyを修正する際の修正要領を示している。
なお、図4及び5に図示した制御パターンの修正要領については、後に改めて説明することとするが、図4及び5に図示した修正要領は、あくまでも一例に過ぎず、修正要領の具体的な内容については任意に設定することが可能である。
記憶部14は、制御パターン及び操作履歴を記憶しているものである。ここで、記憶部14が記憶している制御パターンは、エアコン3及び照明5の各々について制御処理実行後の運転状態(具体的には、設定温度や照度)を規定しており、本実施形態では、機器毎に分かれて記憶部14に記憶されている。ただし、これに限定されるものではなく、複数の制御対象機器を制御する際の制御パターンが一つのパターンとしてまとまったものであってもよい。
さらに、本実施形態において、記憶部14は、制御パターンを制御処理の実行日の種別毎に記憶している。より分かり易く説明すると、各制御対象機器の制御パターンは、曜日毎に用意されており、曜日別に記憶部14に記憶されている。ただし、これに限定されるものではなく、各制御対象機器に対して制御パターンが1つのみ記憶されていてもよく、あるいは、平日用と祝休日用の2つの制御パターンが記憶されていてもよい。
また、記憶部14は、制御パターンの修正条件を記憶しており、本実施形態では複数の修正条件を記憶している。より具体的に説明すると、記憶部14には、図6に図示した2つの修正条件(図中の修正条件1及び修正条件2)を記憶している。ただし、記憶部14に記憶される修正条件の個数、及び、各修正条件の具体的な内容(条件内容)については、特に限定されるものではなく、任意に決めることが可能である。なお、図6に図示の修正条件については、後に改めて説明することとする。
更新部15は、内容変更操作がなされたことを検知部12が検知したときに当該操作の操作態様を特定し、その後に記憶部14にアクセスして、記憶されている操作履歴を更新するものである。つまり、更新部15は、睡眠支援制御の実施中(すなわち、指定期間中)にエアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6が操作されたときに、その操作態様を特定し、特定した操作態様を最新の記録(レコード)として操作履歴に含める。
より詳しく説明すると、本実施形態において、更新部15は、エアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6の操作を通じてエアコン3や照明5の運転管理値を変更させた際の変更態様を操作態様として特定し、その上で操作履歴を更新することになっている。ここで、「変更態様」とは、運転管理値が変更された時間(日時)や運転管理値の変更度合い(具体的には、変更前後の差分)など、運転管理値の変更を特徴付ける(特定する)事項を表す概念のことである。
判定部16は、記憶部14にアクセスして操作履歴及び修正条件を読み出し、操作履歴が修正条件と合致しているかどうかを判定するものである。具体的に説明すると、判定部16は、定期的に上記の判定処理を実行し、本実施形態では毎日所定の時刻に実行する。そして、判定部16は、更新部15によって前日までに更新されてきた操作履歴(すなわち、更新後の操作履歴)と修正条件とを記憶部14から読み出し、当該更新後の操作履歴が修正条件と合致しているかどうかを判定する。なお、判定処理の実施頻度(実施周期)や実施時刻については特に制限されるものではなく、任意に設定することが可能である。
判定部16による判定処理について図6を参照しながら説明すると、本実施形態において、判定部16は、更新後の操作履歴が図6に図示の修正条件1及び修正条件2のいずれかと合致しているかどうかを判定する。
より詳しく説明すると、修正条件1は、下記の(Ra1)、(Rb1)に示した内容となっている。
(Ra1)更新後の操作履歴のうち、前日の指定期間中に更新部15が特定した運転管理値の変更態様と、前々日の指定期間中に更新部15が特定した運転管理値の変更態様との間において、運転管理値が変更された時間帯が共通していること。
(Rb1)前日の指定期間中に更新部15が特定した変更態様と、前々日の指定期間中に更新部15が特定した運転管理値の変更態様との間において、変更前の運転管理値に対する変更後の運転管理値の大小関係が共通していること。
ここで、前日の指定期間は、修正条件1における「第一の日時」に相当し、前々日の指定期間は、修正条件1における「第二の日時」に相当する。また、「運転管理値が変更された時間帯が共通している」とは、指定期間における5つの区間A、B、C、D、Eの中で共通する区間において運転管理値が変更されたことを意味する。また、「変更前の運転管理値に対する変更後の運転管理値の大小関係が共通している」とは、運転管理値の変更の仕方(増加しているのか、あるいは減少しているのか)が共通していることを意味する。
そして、判定部16は、上記2つの条件内容(Ra1)及び(Rb1)の双方が満たされているかどうかを判定し、当該双方が満たされているとき、更新後の操作態様が修正条件1と合致していると判断する。反対に、上記2つの条件内容(Ra1)及び(Rb1)のうちの少なくとも一方が満たされていないとき、更新後の操作態様が修正条件1と合致していないと判断する。
一方、修正条件2は、下記の(Ra2)、(Rb2)に示した内容となっている。
(Ra2)更新後の操作履歴のうち、前日の指定期間中に更新部15が特定した運転管理値の変更態様と、前日から1週間前に遡った日の指定期間中に更新部15が特定した運転管理値の変更態様との間において、運転管理値が変更された時間帯が共通していること。
(Rb2)前日の指定期間中に更新部15が特定した変更態様と、前日から1週間前に遡った日の指定期間中に更新部15が特定した運転管理値の変更態様との間において、変更前の運転管理値に対する変更後の運転管理値の大小関係が共通していること。
ここで、前日の指定期間は、修正条件2における「第一の日時」に相当し、前日から1週間前に遡った日の指定期間は、修正条件2における「第二の日時」に相当する。
そして、判定部16は、上記2つの条件内容(Ra2)及び(Rb2)の双方が満たされているかどうかを判定し、当該双方が満たされているとき、更新後の操作態様が修正条件2と合致していると判断する。反対に、上記2つの条件内容(Ra2)及び(Rb2)のうちの少なくとも一方が満たされていないとき、更新後の操作態様が修正条件2と合致していないと判断する。
以上までに説明したように、判定処理では、同処理の実行日前日までに更新された操作履歴(すなわち、更新後の操作履歴)が修正条件1及び修正条件2のいずれかに合致しているかどうかを判定する。
ちなみに、本実施形態では、判定処理が制御対象機器別に行われることになっている。具体的に説明すると、判定対象となる操作履歴は、エアコン3に対して行われた内容変更操作に関する操作履歴、及び、照明5に対して行われた内容変更操作に関する操作履歴の2つであり、それぞれの操作履歴に対して判定処理を実行することになっている。
なお、上述した修正条件1及び修正条件2は、あくまでも修正条件の一例に過ぎず、条件内容については、上述の内容に限定されるものではない。つまり、本実施形態では、修正条件と合致しているかどうかを判定する際に、運転管理値の変更態様の同否(具体的には、運転管理値の変更日時が共通しているかどうか、及び、変更前後における運転管理値の大小関係が共通しているかどうか)を判定することとした。ただし、これに限定されるものではなく、修正条件と合致しているかどうかを判定するにあたり、例えば、運転管理値の変更前後の差分が一定範囲内であるかどうかを判定してもよい。
また、本実施形態では、操作履歴のうち、互いに異なる2つの日時に特定した操作態様同士を対比することで、修正条件の成否(修正条件との合致の有無)を判定することとした。具体的に説明すると、修正条件1の成否を判定するにあたり、判定処理の実行日前日の指定期間に特定した操作態様と、判定処理の実行日前々日の指定期間に特定した操作態様と、を対比することとした。また、修正条件2の合致を判定するにあたり、判定処理の実行日前日の指定期間に特定した操作態様と、判定処理の実行日前日から1週間前の日の指定期間に特定した操作態様と、を対比することとした。ただし、これに限定されるものではなく、操作履歴のうち、どの日時の操作態様同士を対比するかについては、任意に設定してもよく、例えば、同日の異なる時間帯に特定した複数の操作態様同士を対比してもよい。
<<制御パターンの修正について>>
次に、修正部13による制御パターンの修正について説明する。修正部13は、判定処理の実行日前日までに更新された操作履歴(すなわち、更新後の操作履歴)が修正条件1又は修正条件2と合致していると判定部16が判定したとき、制御パターンを修正する。
また、本実施形態では、本装置1の記憶部14には複数の制御パターンが記憶されており、具体的には、曜日別の制御パターンが記憶されている。そして、曜日別の制御パターンのうち、修正対象となる制御パターンは、修正条件1及び修正条件2のどちらに合致するかに応じて変わってくる。具体的に説明すると、修正条件1に合致した場合には、図6に示すように、全曜日分の制御パターンを修正することになっている。
また、修正条件2に合致した場合には、図6に示すように、判定処理の実行日前日と同じ曜日の制御パターン修正することになっている。換言すると、修正条件の成否を判定する際に対比された2つの操作態様同士が同じ曜日に属する場合、修正部13は、その曜日と対応している制御パターンを修正することになっている。
さらに、本実施形態において、修正部13は、制御パターンの修正を制御対象機器別に行うことになっている。より詳しく説明すると、本実施形態では、前述したように、判定処理を制御対象機器別に実行することになっており、具体的には、エアコン3に対する内容変更操作の操作履歴、及び、照明5に対する内容変更操作の操作履歴のそれぞれについて、いずれかの修正条件と合致しているかどうかを判定する。これと対応させて、修正部13によるパターン修正処理についても制御対象機器別に実行されることになっている。
すなわち、エアコン3に対する内容変更操作の操作履歴が修正条件と合致しているとき、修正部13は、エアコン3用の制御パターンPxを修正する。他方、照明5に対する内容操作の操作履歴が修正条件と合致しているとき、修正部13は、照明5用の制御パターンPyを修正する。以下、エアコン3及び照明5のそれぞれについて、制御パターンを修正する際の修正要領を説明する。
先ず、エアコン3用の制御パターンPxを修正する際の修正要領について説明する。エアコン3用の制御パターンPxを修正する際には、判定処理の実行日前日の指定期間(「第一の日時」に相当)に特定された内容変更操作の操作態様のうち、運転管理値の変更態様を特定するところから始まる。より具体的に説明すると、設定温度の変更度合い(具体的には、変更前後の差分)と、指定期間の中で変更が行われた時間帯と、を特定する。
そして、修正部13は、上記の特定結果に応じてエアコン3用の制御パターンPxを修正する。具体的に説明すると、設定温度の変更が行われた時間帯が指定期間中の区間A、C、Eのいずれかに該当するとき、該当する区間の設定温度、すなわち、温度F1、F2、F3のいずれかを変更する。詳しくは、図4に示すように、変更後の設定温度が変更前の設定温度よりも高い場合には、該当する区間の設定温度を上げるように制御パターンPxを修正する。反対に、同図に示すように、変更後の設定温度が変更前の設定温度よりも低い場合、該当する区間の設定温度を下げるように制御パターンPxを修正する。
なお、パターン修正における設定温度の修正量については、一定値としてもよく、あるいは、パターン修正にあたって特定した設定温度の変更度合い(変更前後の差分)に応じた値としてもよい。
次に、照明5用の制御パターンPyを修正する際の修正要領について説明する。照明5用の制御パターンPyを修正する際には、判定処理の実行日前日の指定期間(「第一の日時」に相当)に特定された内容変更操作の操作態様のうち、運転管理値の変更態様を特定するところから始まる。より具体的に説明すると、照度の変更度合い(具体的には、変更前後の差分)と、指定期間の中で変更が行われた時間帯と、を特定する。
そして、修正部13は、上記の特定結果に応じて照明5用の制御パターンPyを修正する。具体的な手順について説明すると、制御パターンPyを制御するに際して、先ず、同パターンが規定している事項(具体的には、照度が変更される時刻、及び変更後の照度)のうち、どの事項を修正対象項目とするかを決めることになっている。このとき、当該修正対象項目は、上記の特定結果、すなわち、特定した照度の変更度合い及び変更が行われた時間帯に応じて決定される。その後、修正部13は、決定された修正対象項目が変わるように制御パターンPyを修正する。
以下、上記の修正手順について図5を参照しながらより詳しく説明する。
制御パターンPyの中から修正対象項目を決める際には、先ず、事前に特定していた照度の変更時間帯が、指定期間中の区間A、B、Cの前半、Cの後半、D、Eのいずれに該当するのかを確認する。その後、同じく事前に特定していた照度の変更度合い(具体的には、変更前後の差分)が閾値以上であるかどうかを確認する。
そして、照度の変更が行われた時間帯が区間A、C、Eに該当し、かつ、照度の変更度合いが閾値未満であるときには、図5に示すように、該当する区間の照度の設定値G1、G2、G3を上げる/下げるように制御パターンPyを修正する。
一方、照度の変更が行われた時間帯が区間B、C、Dに該当し、照度の変更が照度を増加させるものであり、かつ、その変更度合いが閾値以上であるときには、図5に示すように、希望睡眠時間ΔTsを減らしたり起床時間Tkを早めたりするように制御パターンPyを修正する。また、照度の変更が行われた時間帯が区間A、B、D、Eに該当し、照度の変更が照度を減少させるものであり、かつ、その変更度合いが閾値以上であるときには、図5に示すように、希望睡眠時間ΔTsを増やしたり起床時間Tkを遅くしたりするように制御パターンPyを修正する。
なお、パターン修正における照度の修正量、及び、希望睡眠時間ΔTsや起床時間Tkの修正量については、一定値としてもよく、あるいは、パターン修正にあたって特定した照度の変更度合い(変更前後の差分)に応じた値としてもよい。
<<本実施形態に係るエネルギー消費機器制御の流れ>>
次に、本装置1による宅内機器の自動制御、具体的には前述の睡眠支援制御の流れについて図7〜10を参照しながら説明することとする。図7〜10は、睡眠支援制御に関する各種処理の流れを示す図である。
ちなみに、以下に説明する睡眠支援制御では、本発明のエネルギー消費機器制御方法が採用されている。つまり、本発明のエネルギー消費機器制御方法を構成する各工程(具体的には、図7〜10の各々に図示した処理フロー中の各ステップ)をコンピュータとしてのホームサーバが実施することにより、本発明のエネルギー消費機器制御方法が実現される。換言すると、睡眠支援制御に関する処理中の各ステップは、本発明のエネルギー消費機器制御方法の構成要素に相当することになる。
睡眠支援制御は、指定期間中に制御対象機器(具体的には、エアコン3や照明5)の運転状態を制御する処理である機器制御フローと、制御パターンの修正に関する一連の処理であるパターン修正フローと、に大きく分かれる。以下、図7を参照しながら機器制御フローについて説明し、その後、図8〜10を参照しながらパターン修正フローについて説明する。
<機器制御フローについて>
機器制御フローでは、図7に示すように、先ず、その開始に際して居住者が寝室の照明5の電源オンオフスイッチ7をオンにする操作を行う(S001)。かかる操作が指定期間内に行われた場合(S002でYes)、ホームサーバは、当該操作を検知して制御処理の実行要求として受け付けた上で、ステップS006以降の工程を実施する。
一方、上記のスイッチ操作が指定期間外に行われた場合(S002でNo)、そのスイッチ操作に応じて照明5のオンオフ状態が切り替えられ、すなわち、照明5が点灯するようになる(S003)。その後、電源オンオフスイッチ7をオフにする操作が行われるまで照明5が点灯し続け、電源オンオフスイッチ7がオフとなった時点で照明5が消灯する(S004、S005)。
電源オンオフスイッチ7をオンにする操作が指定期間内に行われたケース(S002でYes)について改めて説明すると、ホームサーバは、制御処理の実行を開始し、各機器の運転状態を制御パターンに従って制御するようになる。制御処理の具体的な手順について説明すると、ホームサーバは、制御パターンを記憶部14から読み出し、読み出した制御パターンにおける現在時刻での運転管理値(具体的には、エアコン3の設定温度や照明5の照度)を特定する(S006)。そして、ホームサーバは、特定した運転管理値に切り替わるようにエアコン3や照明5の運転管理値を制御する(S007)。
一方、制御処理の実行中、居住者が寝室のエアコン3の設定温度を変更するためにエアコン用リモコン4を操作したり、寝室の照明5の照度を変更するために照度調整スイッチ6を操作したりした場合、すなわち、内容変更操作が有った場合(S008でYes)、ホームサーバは、当該内容変更操作を検知する。そして、ホームサーバは、検知した内容変更操作の操作態様として運転管理値の変更態様を特定すると共に(S009)、記憶部14にアクセスして、新たに特定した変更態様を含むように操作履歴を更新する(S010)。
その後、ホームサーバは、ステップS009で特定した変更態様、具体的には、変更後の運転管理値に切り替わるように制御対象機器(厳密には、内容変更操作が行われた方の制御対象機器)の運転管理値を制御する(S011)。
そして、ステップS006からS011までの工程は、指定期間中、寝室の照明5の電源オンオフスイッチ7をオフにする操作が行われるまで繰り返し実施される(S012、S013)。より詳しく説明すると、ホームサーバは、指定期間中、電源オンオフスイッチ7をオフにする操作が行われない場合には、制御パターンの定期読み出しタイミングに至る度にステップS006からS011までの工程を繰り返す(S014)。
なお、制御パターンの定期読み出しタイミングは、任意のタイミングに決定することが可能であるが、本実施形態では、5分間毎のタイミングに設定されている。
一方、寝室の照明5の電源オンオフスイッチ7をオフにする操作が行われた場合(S012)、ホームサーバは、そのスイッチ操作が指定期間内に行われたかどうかを判定する(S015)。そして、上記のスイッチ操作が指定期間内に行われたとき、ホームサーバは、制御処理の実行を中止する。この結果、照明5が消灯し、エアコン3が停止するようになる(S016)。反対に、上記のスイッチ操作が指定期間外に行われたときには、そのスイッチ操作に応じて照明5のオンオフ状態のみが切り替えられ、すなわち、照明5のみが消灯するようになる(S017)。
<パターン修正フロー>
パターン修正フローは、定期的に実施され、本実施形態では、毎日定刻(例えば、指定期間の開始時刻よりも幾分前の時刻)に実施されることになっている。なお、パターン修正フローの実施時期や実施間隔については、任意に設定することが可能である。
パターン修正フローは、図8に示すように、ホームサーバが記憶部14にアクセスして操作履歴を読み出すところから始まる(S021)。そして、ホームサーバは、読み出した操作履歴中に、前日の指定期間に特定した内容変更操作の操作態様が含まれているかどうか、換言すると、前日の指定期間中に運転管理値の変更が有ったかどうかを判定する(S022)。前日の運転管理値の変更が有った場合、ホームサーバは、ステップS023以降の工程を実施する。一方、前日の運転管理値の変更がなかった場合、パターン修正フローが終了することになる。
前日の指定期間中に運転管理値の変更が有ったケース(S022でYes)について改めて説明すると、ホームサーバは、前日の指定期間中になされた運転管理値の変更について、その変更態様を抽出する(S023)。そして、前日の指定期間中になされた運転管理値の変更が照明5の照度についての変更であるとき(S024)、ホームサーバは、照明5用の制御パターンPyを修正するための一連の処理(以下、「照明分の処理」)を実行する(S025)。他方、前日の指定期間中になされた運転管理値の変更がエアコン3の設定温度についての変更であるとき(S026)、ホームサーバは、エアコン3用の制御パターンPxを修正するための一連の処理(以下、「エアコン分の処理」)を実行する(S027)。
先ず、照明分の処理の流れについて図9を参照しながら説明すると、ホームサーバは、ステップS021で読み出した操作履歴中に、前々日の指定期間に特定した内容変更操作の操作態様、厳密には、前々日の指定期間中に照明5の照度を変更した際の変更態様が含まれているかどうかを判定する(S031)。つまり、本ステップS031において、ホームサーバは、前々日の指定期間中に照度の変更が有ったかどうかを判定する。
そして、前々日の指定期間中に照明5の照度の変更が有った場合(S031でYes)、ホームサーバは、前々日の変更態様を抽出する(S032)。その後、ホームサーバは、ステップS023で抽出した前日の変更態様と、ステップS032で抽出した前々日の変更態様とを対比することで、前日までに更新された操作履歴(すなわち、更新後の操作履歴)が修正条件1と合致しているかどうかを判定する(S033)。
操作履歴が修正条件1と合致していると判定したとき(S033でYes)、ホームサーバは、前日の指定期間中に照度を変更した際の変更態様、具体的には照度の変更度合い、及び照度の変更が行われた時間帯を特定する(S034)。その上で、ホームサーバは、前ステップS034での特定結果に応じて照明5用の制御パターンPyのうち、全曜日分の制御パターンPyを修正する(S035)。このとき、ホームサーバは、既述の図5に図示の修正要領に従って制御パターンPyを修正する。
一方、前々日の指定期間中に照明5の照度の変更がなかった場合(S031でNo)、あるいは、操作履歴が修正条件1と合致していなかった場合(S033でNo)、ホームサーバは、ステップS021で読み出した操作履歴中に、前日から1週間前の日の指定期間に特定した内容変更操作の操作態様、厳密には、前日から1週間前の日の指定期間中に照明5の照度を変更した際の変更態様が含まれているかどうかを判定する(S036)。つまり、本ステップS036において、ホームサーバは、前日から1週間前の日の指定期間中に照度の変更が有ったかどうかを判定する。
そして、前日から1週間前の日の指定期間中に照明5の照度の変更が有った場合(S036でYes)、ホームサーバは、前日から1週間前の日の変更態様を抽出する(S037)。その後、ホームサーバは、ステップS023で抽出した前日の変更態様と、ステップS037で抽出した前日から1週間前の日の変更態様と、を対比することで、前日までに更新された操作履歴が修正条件2と合致しているかどうかを判定する(S038)。
操作履歴が修正条件2と合致していると判定したとき(S038でYes)、ホームサーバは、前日の指定期間中に照度を変更した際の変更態様、具体的には照度の変更度合い、及び照度の変更が行われた時間帯を特定する(S039)。その上で、ホームサーバは、前ステップS039での特定結果に応じて、照明5用の制御パターンPyのうち、前日と同じ曜日の制御パターンPyを修正する(S040)。このとき、ホームサーバは、既述の図5に図示の修正要領に従って制御パターンPyを修正する。
ちなみに、本実施形態では、照明5用の制御パターンPyに対する修正が終了した時点で、記憶部14に記憶されている操作履歴のうち、照明5に対する内容変更操作の操作態様に関する履歴をクリアすることとしている。ただし、これに限定されるものではなく、照明5用の制御パターンPyに対して修正を行った後にも、照明5に対する内容変更操作の操作態様に関する履歴をクリアせずにそのまま保持してもよい。
そして、制御パターンPyの修正が終了した時点で照明分の処理が終了する。なお、前日から1週間前の日の指定期間中に照度の変更がなかった場合(S036でNo)、あるいは、操作履歴が修正条件2と合致していなかった場合(S038でNo)、ホームサーバは、制御パターンPyの修正を行うことなく照明分の処理を終了する。
次に、エアコン分の処理の流れについて図10を参照しながら説明すると、ホームサーバは、照明分の処理と略同様の手順にてエアコン分の処理を実行する。具体的に説明すると、エアコン分の処理では、先ず、ステップS021で読み出した操作履歴中に、前々日の指定期間中にエアコン3の設定温度を変更した際の変更態様が含まれているかどうかを判定する(S051)。つまり、本ステップS051では、前々日の指定期間中に設定温度の変更が有ったかどうかを判定する。
そして、前々日の指定期間中に設定温度の変更が有った場合(S051でYes)、ホームサーバは、前々日の変更態様を抽出する(S052)。その後、ホームサーバは、ステップS023で抽出した前日の変更態様と、ステップS052で抽出した前々日の変更態様と、を対比することで、前日までに更新された操作履歴が修正条件1と合致しているかどうかを判定する(S053)。
操作履歴が修正条件1と合致していると判定したとき(S053でYes)、ホームサーバは、前日の指定期間中に設定温度を変更した際の変更態様、具体的には設定温度の変更度合い、及び設定温度の変更が行われた時間帯を特定する(S054)。その上で、ホームサーバは、前ステップS054での特定結果に応じてエアコン3用の制御パターンPxのうち、全曜日分の制御パターンPxを修正する(S055)。このとき、ホームサーバは、既述の図4に図示の修正要領に従って制御パターンPxを修正する。
一方、前々日の指定期間中に設定温度の変更がなかった場合(S051でNo)、あるいは、操作履歴が修正条件1と合致していなかった場合(S053でNo)、ホームサーバは、ステップS021で読み出した操作履歴中に、前日から1週間前の日の指定期間中に設定温度を変更した際の変更態様が含まれているかどうかを判定する(S056)。つまり、本ステップS056では、前日から1週間前の日の指定期間中に設定温度の変更が有ったかどうかを判定する。
そして、前日から1週間前の日の指定期間中に設定温度の変更が有った場合(S056でYes)、ホームサーバは、前日から1週間前の日の変更態様を抽出する(S057)。その後、ホームサーバは、ステップS023で抽出した前日の変更態様と、ステップS057で抽出した前日から1週間前の日の変更態様と、を対比することで、前日までに更新された操作履歴が修正条件2と合致しているかどうかを判定する(S058)。
操作履歴が修正条件2と合致していると判定したとき(S058でYes)、ホームサーバは、前日の指定期間中に設定温度を変更した際の変更態様、具体的には設定温度の変更度合い、及び設定温度の変更が行われた時間帯を特定する(S059)。その上で、ホームサーバは、前ステップS059での特定結果に応じて、エアコン3用の制御パターンPxのうち、前日と同じ曜日の制御パターンPxを修正する(S060)。このとき、ホームサーバは、既述の図4に図示の修正要領に従って制御パターンPxを修正する。
ちなみに、本実施形態では、エアコン3用の制御パターンPxに対する修正が終了した時点で、記憶部14に記憶されている操作履歴のうち、エアコン3に対する内容変更操作の操作態様に関する履歴をクリアすることとしている。ただし、これに限定されるものではなく、エアコン3用の制御パターンPxに対して修正を行った後にも、エアコン3に対する内容変更操作の操作態様に関する履歴をクリアせずにそのまま保持してもよい。
そして、制御パターンPxの修正が終了した時点でエアコン分の処理が終了する。なお、前日から1週間前の日の指定期間中に設定温度の変更がなかった場合(S056でNo)、あるいは、操作履歴が修正条件2と合致していなかった場合(S058でNo)、ホームサーバは、制御パターンPxの修正を行うことなくエアコン分の処理を終了する。
<<本発明のエネルギー消費機器制御装置の有効性について>>
以上までに説明してきたように、本装置1では、指定期間中にエアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6が操作されたとき、その操作(内容変更操作)の操作態様を含むように操作履歴が更新される。そして、更新後の操作履歴が修正条件と合致しているとき、それを契機として制御パターンの修正が行われる。すなわち、本装置1によれば、修正条件を満たす内容変更操作をトリガーとして制御パターンの修正がなされることになっている。このような構成により、制御パターンを修正する契機となる操作を、エアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6の操作という比較的簡単な操作とすることが可能となる。
なお、制御パターンを修正する契機となる操作については、エアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6など、制御対象機器に対して設けられた***作器の操作に限定されるものではない。制御対象機器以外の宅内機器に設けられた***作器の操作を、制御パターンを修正する契機となる操作として採用することとしてもよい。
また、本装置1は、修正条件1の成否を判定するにあたり、記憶部14から読み出した操作履歴の中から、前日に特定した操作態様(具体的には、運転管理値の変更態様)と、前々日に特定した操作態様と、を対比する。そして、対比した操作態様同士の間で、運転管理値の変更時間帯が共通しており、かつ、変更前後の運転管理値の大小関係が共通している場合に制御パターンを修正する。つまり、本実施形態では、運転管理値に対して同じ傾向の変更が2日間連続して行われることを制御パターンの修正条件としている。このように2日間連続して運転管理値の変更が行われることを契機として制御パターンを修正することにより、ユーザである居住者の意思やライフスタイルを考慮して制御パターンを修正すべきかどうかを決めることが可能となる。
なお、上記の構成に限定されるものではなく、運転管理値に対して同じ傾向の変更が少なくとも3日以上連続して行われることを制御パターンの修正条件としてもよい。あるいは、運転管理値の変更が1回でも行われれば制御パターンを修正する構成であってもよい。
また、本装置1は、修正条件2の成否を判定するにあたり、記憶部14から読み出した操作履歴の中から、前日に特定した操作態様と、前日から1週間前の日に特定した操作態様と、を対比する。そして、対比した操作態様同士の間で、運転管理値の変更時間帯が共通しており、かつ、変更前後の運転管理値の大小関係が共通している場合には前日と同じ曜日の制御パターンを修正する。つまり、本実施形態では、運転管理値に対して同じ傾向の変更が2週間連続して行われることを制御パターンの修正条件とし、修正条件を満たす場合には、対応する曜日の制御パターンを修正することにしている。このように居住者が2週間連続して運転管理値を変更した曜日の制御パターンを修正することにより、居住者が制御パターンの修正を希望する曜日の制御パターンが適切に修正されるようになる。
なお、上記の構成に限定されるものではなく、運転管理値に対して同じ傾向の変更が2週間連続して行われた場合に、対応する曜日の制御パターンのみならず、全曜日分の制御パターンを修正する構成であってもよい。
さらに、本装置1は、制御パターンを修正する際、前日に特定した操作態様(具体的には、運転管理値の変更態様)が示す運転管理値の変更度合いに応じて修正する。つまり、本実施形態では、修正条件の成否を判定する際に対比する2つの操作態様のうち、より後の日時(より現時点に近い日時)に特定した操作態様が示す運転管理値の変更度合いを反映して制御パターンを修正する。これにより、居住者の最近の意思やライフスタイルを反映して適切に制御パターンを修正することが可能となる。
なお、上記の構成に限定されるものではなく、前日に特定した操作態様が示す運転管理値の変更度合い、及び、前日以外の日(例えば、前々日や前日から1週間前の日)に特定した操作態様が示す運転管理値の変更度合いの双方に応じて制御パターンを修正してもよい。
<<その他の実施形態>>
以上までに説明してきた実施形態では、本発明のエネルギー消費機器制御装置及びエネルギー消費機器制御方法の構成について、一例を挙げて説明してきたが、かかる内容は、あくまでも一例に過ぎず他の実施形態も考えられる。例えば、上記の実施形態では、1台のコンピュータ(ホームサーバ)によって本発明のエネルギー消費機器制御装置が構成されていることとしたが、これに限定されるものではない。複数台のコンピュータによって本発明のエネルギー消費機器制御装置が構成されていてもよい。
また、処理実行部11、検知部12、修正部13、記憶部14、更新部15及び判定部16のうち少なくとも一つについては、ホームサーバとは異なるコンピュータによって構成されていてもよい。例えば、記憶部14が、インターネット経由でホームサーバと通信可能なデータベースサーバによって構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、制御パターン、操作履歴、制御パターンの修正条件がいずれも共通の記憶媒体(具体的には、ホームサーバのメモリあるいはハードディスクドライブ)に記憶されていることとした。ただし、これに限定されるものではなく、制御パターンと操作履歴と制御パターンの修正条件とが互いに異なる記憶媒体に記憶されてもよい。
また、上記の実施形態では、一回の制御処理において複数のエネルギー消費機器(具体的には、寝室のエアコン3及び照明5)を制御対象機器として各機器の運転状態を制御することとしたが、これに限定されるものではなく、一回の制御処理における制御対象機器の台数を一台にしてもよい。
また、上記の実施形態では、制御処理の実行中(すなわち、指定期間中)にエアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6にて内容変更操作が行われた場合、ホームサーバが当該操作を検知することとした。そして、ホームサーバは、検知した内容変更操作の操作態様を特定した上で、記憶部14に記憶されている操作履歴を更新することとした。ただし、これに限定されるものではなく、指定期間中に内容変更操作が行われた場合のみならず、指定期間外にエアコン用リモコン4や照度調整スイッチ6にて運転管理値を変更する操作が行われた場合にも操作履歴の更新を行うこととしてもよい。
1 本装置(エネルギー消費機器制御装置)
2 宅内ネットワーク
3 エアコン(エネルギー消費機器、制御対象機器)
4 エアコン用リモコン(***作器)
5 照明(エネルギー消費機器、制御対象機器)
6 照度調整スイッチ(***作器)
7 電源オンオフスイッチ
11 処理実行部
12 検知部
13 修正部
14 記憶部
15 更新部
16 判定部
S 宅内機器制御システム

Claims (8)

  1. 建物に設けられたエネルギー消費機器を制御対象機器とし、前記建物の居住者が睡眠支援制御の実施期間として1日のうちに指定した指定期間に実施されるよう前記制御対象機器の運転状態を予め設定された制御パターンに従って制御するエネルギー消費機器制御装置であって、
    前記制御対象機器の前記運転状態を前記制御パターンに従って制御する制御処理を実行する処理実行部と、
    前記指定期間外に操作されることで前記制御処理を実行せずに前記エネルギー消費機器の前記運転状態を切り替えることが可能な***作器が操作されたことを検知する検知部と、
    前記指定期間中に前記***作器が操作された際の操作態様に関する履歴に応じて前記制御パターンを修正する修正部と、
    前記制御パターン、前記履歴、及び前記制御パターンの修正条件を記憶した記憶部と、
    前記指定期間中に前記***作器が操作されたことを前記検知部が検知したときに、前記操作態様を特定して前記記憶部に記憶されている前記履歴を更新する更新部と、
    更新後の前記履歴が前記修正条件と合致しているかどうかを判定する判定部と、を備え、
    前記修正部は、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると前記判定部が判定したときに前記制御パターンを修正することを特徴とするエネルギー消費機器制御装置。
  2. 前記制御対象機器はエアコン及び照明であり、
    前記検知部は、前記建物の所定箇所に設置されており前記照明と電気的に接続された前記***作器である機械式スイッチ、または前記エアコンに向けて前記運転状態の切り替え信号を発する前記***作器であるリモコンが操作されたことを検知し、
    前記指定期間は、前記居住者の就寝時刻前の時間帯、前記居住者の睡眠を誘導する睡眠誘導時間の時間帯、前記居住者が睡眠する希望睡眠時間の時間帯、前記居住者の起床を誘導する起床誘導時間の時間帯、及び、前記居住者の起床時刻後の時間帯を含む5つの区間に分割されており、前記制御パターンは、各区間での前記エアコン及び前記照明の運転管理値である設定温度及び照度を規定しており、
    前記更新部は、前記機械式スイッチまたは前記リモコンが操作されたことを前記検知部が検知したときに、前記機械式スイッチまたは前記リモコンが操作された際の前記操作態様のうち変更態様である前記設定温度または前記照度の変更度合いと前記指定期間中で変更が行われた時間帯とを特定し、前記記憶部に記憶されている前記履歴を更新することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー消費機器制御装置。
  3. 前記検知部は、前記エネルギー消費機器の運転管理値を変更させる前記***作器が操作されたことを検知し、
    前記更新部は、前記***作器が操作されたことを前記検知部が検知したときに、前記***作器の操作を通じて前記運転管理値を変更させた際の変更態様を前記操作態様として特定した上で、前記記憶部に記憶されている前記履歴を更新し、
    前記判定部は、更新後の前記履歴が下記(1)及び(2)に示した前記修正条件と合致しているかどうかを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のエネルギー消費機器制御装置。
    (1)更新後の前記履歴のうち、第一の日時に前記更新部が特定した前記変更態様と、前記第一の日時よりも前の第二の日時に前記更新部が特定した前記変更態様との間において、前記運転管理値が変更された時間帯が共通していること。
    (2)前記第一の日時に前記更新部が特定した前記変更態様と、前記第二の日時に前記更新部が特定した前記変更態様との間において、変更前の前記運転管理値に対する変更後の前記運転管理値の大小関係が共通していること。
  4. 前記記憶部は、前記制御パターンを、該制御パターンに従って前記制御処理を実行する日の種別毎に記憶しており、
    前記第一の日時及び前記第二の日時が同一の種別に属する場合、前記修正部は、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると前記判定部が判定したときに、前記記憶部に記憶された前記種別毎の前記制御パターンのうち、前記第一の日時及び前記第二の日時が属する前記種別と対応している前記制御パターンを修正することを特徴とする請求項3に記載のエネルギー消費機器制御装置。
  5. 前記更新部は、前記***作器が操作されたことを前記検知部が検知したときに、前記***作器の操作を通じて前記運転管理値を変更させた際の前記変更態様を前記操作態様として特定した上で、前記記憶部に記憶されている前記履歴を更新し、
    前記修正部は、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると前記判定部が判定したときに、更新後の前記履歴のうち、前記第一の日時に前記更新部が特定した前記変更態様が示す前記運転管理値の変更度合いに応じて前記制御パターンを修正することを特徴とする請求項3に記載のエネルギー消費機器制御装置。
  6. 前記記憶部は、前記制御対象機器の前記運転管理値を変更する時刻と変更後の前記運転管理値を規定した前記制御パターンを記憶しており、
    前記修正部は、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると前記判定部が判定したとき、前記時刻及び変更後の前記運転管理値の中から修正対象とする項目を前記変更度合いに応じて決定し、決定した前記項目が変わるように前記制御パターンを修正することを特徴とする請求項5に記載のエネルギー消費機器制御装置。
  7. 前記処理実行部は、複数の前記エネルギー消費機器を前記制御対象機器として各々の前記制御対象機器の前記運転状態を制御する前記制御処理を実行し、
    前記記憶部は、各々の前記制御対象機器について前記制御処理実行後の前記運転状態を規定した前記制御パターンを記憶しており、
    前記検知部は、いずれかの前記エネルギー消費機器の前記運転状態を切り替えるために設けられた前記***作器が操作されたことを検知することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエネルギー消費機器制御装置。
  8. 建物に設けられたエネルギー消費機器を制御対象機器とし、前記建物の居住者が睡眠支援制御の実施期間として1日のうちに指定した指定期間に実施されるよう前記制御対象機器の運転状態を予め設定された制御パターンに従って制御するエネルギー消費機器制御方法であって、
    コンピュータが、前記制御対象機器の前記運転状態を前記制御パターンに従って制御する制御処理を実行することと、
    コンピュータが、前記指定期間外に操作されることで前記制御処理を実行せずに前記エネルギー消費機器の前記運転状態を切り替えることが可能な***作器が操作されたことを検知することと、
    コンピュータが、前記指定期間中に前記***作器が操作された際の操作態様に関する履歴に応じて前記制御パターンを修正することと、
    コンピュータが、前記指定期間中に前記***作器が操作されたことを検知したときに、前記操作態様を特定するとともに、前記制御パターン、前記履歴、及び前記制御パターンの修正条件を記憶した記憶部にアクセスして、該記憶部に記憶されている前記履歴を更新することと、
    コンピュータが、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致しているかどうかを判定することと、を有し、
    コンピュータは、更新後の前記履歴が前記修正条件と合致していると判定したときに前記制御パターンを修正することを特徴とするエネルギー消費機器制御方法。
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