JP6618370B2 - 磁気センサ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気センサ回路に関し、より詳細は、ホール素子の端子切替時に発生するスパイクを低減できる磁気センサ回路に関する。
磁気センサ回路は、ホール素子と信号処理回路が含まれるが、ホール素子または信号処理回路でオフセット電圧が生じ、磁場が印加されないゼロ磁場状態においても、ゼロでない電圧が出力する。
このホール素子のオフセット電圧の原因として、製造上のばらつきや応力、周辺磁場の影響等が挙げられる。ホール素子のオフセット電圧の課題に対して、一般的には、スピニングカレント法という駆動方法が使用される。
正方形状のホール素子で4つの角に各々端子を置いた場合、0度の対向端子に駆動電流を流す場合と、90度の対向端子に駆動電流を流す場合とで、磁場を印加した場合にオフセット電圧が逆相、磁場に応じた電圧は同相となるため、これらを加算し、オフセット誤差が低減された有意な信号を取り出して信号処理を行う。
図17は、従来の2回スピニングの磁気センサ回路を示した回路図である。
ホール素子1は、4つの端子(ノードN1〜N4)を有し、第一制御回路5で制御される第一スイッチ回路3を介して電源電圧及び接地電圧と接続される。信号処理回路2は、第二制御回路6で制御される第二スイッチ回路4を介してホール素子1と接続される。
図18に、従来の2回スピニングの磁気センサ回路のタイムチャート図を示す。図中、制御信号がハイレベルでスイッチがオンして、制御信号がローレベルでスイッチがオフする。一スピニング期間は、期間Φ1と期間Φ2に2分割される。
期間Φ1において、制御信号SS1V、SS1G、SS1P、SS1Mがハイレベルとなる。よって、期間Φ1においては、ノードN2に定電流源15が接続され、ノードN4に接地電位が接続され、正入力端子INPにノードN1が接続され、負入力端子INMにノードN3が接続される。
期間Φ2において、制御信号SS2V、SS2G、SS2P、SS2Mがハイレベルとなる。期間Φ2においては、ノードN3に定電流源7が接続され、ノードN1に接地電位が接続され、正入力端子INPにノードN2が接続され、負入力端子INMにノードN4が接続される。
上記接続によって、差動信号(INP−INM)は、Φ1、Φ2の期間において、磁気に応じた信号電圧Vsigとなる。また、Φ1期間においては、切替直後に負のスパイク状電圧、Φ2期間においては、正のスパイク状電圧が生じる。
上述したスパイク状の電圧誤差に対する方策として、たとえば、特許文献1、特許文献2の方法が知られている。特許文献1では、時計周りと反時計周りのスピニング切替え時に発生するスパイク状の電圧誤差が正負の逆符号で生じることを利用し、これらを加算または平均化して、誤差を低減する。一方、特許文献2では、1つのホール素子に対してサンプル&ホールド回路を有した離散信号処理回路を前提としており、スピニング切替直後に、ホール素子と信号処理回路は切り離され、信号処理回路は、サンプル&ホールド回路のホールドされた信号に基づいて信号処理が行われるため、切替え直後のスパイク状の誤差期間の信号伝達がマスクされ、スパイク状の誤差が信号処理精度に与える影響を低減している。
米国特許第6927572号明細書 米国特許第5621319号明細書
特許文献1記載の方法においては、正のスパイク状誤差と負のスパイク状誤差を相殺する方法がとられるが、正のスパイク状誤差と負のスパイク状の誤差は製造ばらつきや素子構成等に起因して完全に一致はせず、残留誤差要因となる。
特許文献2の方法においては、サンプル&ホールド回路をもった離散時間信号処理を前提としており、ホール素子の出力信号が、信号処理回路に伝達されない、マスクされた期間が存在するため、連続時間信号処理には適さない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的とするところは、連続時間信号処理回路にも離散時間信号処理回路にも、どちらにも好適な、スパイク状の電圧誤差を低減する回路を有する磁気センサ回路を提供することにある。
本発明に開示される発明は、課題を解決するための手段として、概略以下のように構成される。
複数の端子を備えた複数のホール素子と、前記複数のホール素子の複数の端子と電源端子及び接地端子の間に設けられ、前記複数のホール素子に駆動電流を切替えて供給する第一スイッチ回路と、前記複数のホール素子の複数の端子と接続され、前記複数のホール素子の出力信号を選択出力する第二スイッチ回路と、前記第一スイッチ回路へ第一制御信号を出力する第一制御回路と、前記第二スイッチ回路へ第二制御信号を出力する第二制御回路と、前記第二スイッチ回路の出力する出力信号を受けて、信号処理をする信号処理回路と、を備え、前記第一制御回路は、前記複数のホール素子の出力信号にスパイクが生じるタイミングが異なるように前記複数のホール素子を制御し、前記第二制御回路は、前記複数のホール素子の出力信号のうち、スパイクが生じている一定期間の出力信号を非選択とし、かつ、前記複数のホール素子の出力信号のうち、スパイクが生じていない一定期間の出力信号を選択するように前記第二スイッチ回路を制御し、前記第二スイッチ回路の出力は、全ての期間において、前記複数のホール素子のいずれか1つ以上の出力信号が選択出力される磁気センサ回路。
本発明によれば、ホール素子のスピニング切替直後のスパイク状の電圧誤差を、正負のスパイクで直接相殺した場合に起こる残留誤差は生じない。また、スパイク状の電圧が消失する一定時間後の電圧値を、複数のホール素子を使用して選択出力することで、ホール端子容量に起因したスパイク状電圧誤差を大幅に低減することができる。また、スパイク状誤差が消失した期間の信号を常に使用しているので、スピニング周波数の高速化ができる。
さらに、本発明によれば、個々のホール素子はスパイク状誤差の期間を回避していることによって信号処理回路(たとえばアナログ・デジタル変換器)の処理変換レートを高速化できる。また、信号処理回路にホール素子の出力信号電圧を連続的に伝播させることが可能であり、連続信号処理に適している。また、第一相、第二相で多重サンプリングして信号処理回路を使用する場合、ホール出力信号を途切れることなく伝播させるができる。また、計装アンプを使用した離散時間信号処理の場合に、無駄な充放電が発生しないので、計装アンプの消費電流を削減する事ができる。
第一の実施形態の磁気センサ回路の回路図である。 第一の実施形態の磁気センサ回路の回路動作を示すタイムチャートである。 第二の実施形態の磁気センサ回路の回路図である。 第二の実施形態の磁気センサ回路の第一スイッチ回路の一例を示す回路図である。 第二の実施形態の磁気センサ回路の第二スイッチ回路の一例を示す回路図である。 第二の実施形態の磁気センサ回路の回路動作を示すタイムチャートである。 第三の実施形態の磁気センサ回路の回路図である。 第三の実施形態の磁気センサ回路の第二スイッチ回路の一例を示す回路図である。 第三の実施形態の磁気センサ回路の回路動作を示すタイムチャートである。 第四の実施形態の磁気センサ回路の回路図である。 第四の実施形態の磁気センサ回路の第一のスイッチ回路の一例を示す回路図である。 第四の実施形態の磁気センサ回路の第二のスイッチ回路の一例を示す回路図である。 第四の実施形態の磁気センサ回路の回路動作を示すタイムチャートである。 本発明の磁気センサ回路のホール素子の構成の一例を示す回路図である。 本発明の磁気センサ回路のホール素子の構成の一例を示す回路図である。 本発明の磁気センサ回路の駆動回路の構成の一例を示す回路図である。 従来の2回スピニングの磁気センサ回路を示した回路図である。 従来の2回スピニングの磁気センサ回路のタイムチャート図である。
以下、本発明の磁気センサ回路の実施形態について、回路図を参照して説明する。
<第一の実施形態>
図1は、第一の実施形態の磁気センサ回路の回路図である。
磁気センサ回路は、第一ホール素子1Aと、第二ホール素子1Bと、第一スイッチ回路13と、第二スイッチ回路14と、第一制御回路11と、第二制御回路12と、定電流源15と、信号処理回路16を備える。信号処理回路16は、チョッピングの変調・復調回路や加算やフィルタ処理回路、アナログ・デジタル変換器、コンパレータ(磁気スイッチ回路)等に該当する。
ホール素子1Aは、4つの端子を有し、各端子のノードをN1A〜N4Aとする。ホール素子1Bは、4つの端子を有し、各端子のノードをN1B〜N4Bとする。信号処理回路16は、正相入力端子INPと負相入力端子INMを有する。
第一ホール素子1A及び第二ホール素子1Bは、第一制御回路11で制御される第一スイッチ回路13を介して電源電圧及び接地電圧と接続され、第二制御回路12で制御される第二スイッチ回路14を介して信号処理回路16に接続される。
第一スイッチ回路13の各スイッチは、それぞれ制御信号SS1VA、SS1VB、SS2VA、SS2VB、SS1GA、SS1GB、SS2GA、SS2GBで制御される。第二スイッチ回路14の各スイッチは、それぞれ制御信号SS1PA、SS1PB、SS2PA、SS2PB、SS1MA、SS1MB、SS2MA、SS2MBで制御される。
次に、第一の実施形態の磁気センサ回路の動作を説明する。図2は、第一の実施形態の磁気センサ回路の回路動作を示すタイムチャートである。
一スピニング期間は、期間Φ1と期間Φ2に分割される。また、期間Φ1は、サブ期間Φ11とΦ12に分割され、期間Φ2は、サブ期間Φ21とΦ22に分割される。制御信号SS1VA、SS1GAは期間Φ1でハイレベル、制御信号SS2VA、SS2VGは期間Φ2でハイレベル、制御信号SS1VB、SS1GBは期間Φ12及びΦ21でハイレベル、制御信号SS2VB、SS2GBは期間Φ22及びΦ11でハイレベルとなる。また、制御信号SS1PA、SS1MAは期間Φ12でハイレベル、制御信号SS2PA、SS2MAは期間Φ22でハイレベル、制御信号SS1PB、SS1MBは期間Φ21でハイレベル、制御信号SS2PB、SS2MBは期間Φ11でハイレベルとなる。
よって、期間Φ11においては、ノードN2Aに定電流源15が接続され、ノードN4Aに接地電位が接続され、ノードN3Bに定電流源15が接続され、ノードN1Bに接地電位が接続され、2つのホール素子が駆動される。また、正相入力端子INPにホール素子1Bのホール素子ノードN2Bが接続され、負相入力端子INMにホール素子1Bのホール素子ノードN4Bが接続される。この期間において、ホール素子1Bのスピニング切替タイミングは、期間Φ22の開始時であるために、差動出力信号(INP−INM)にスパイク状の電圧誤差は生じない。期間Φ12、期間Φ21、期間Φ22の動作原理も同様で、ホール素子1A、ホール素子1Bのいずれか一つのスパイク状の電圧誤差が生じていない期間での差動信号が、信号処理回路16の入力信号(INP−INM)に選択出力される。
従って、第一の実施形態の磁気センサ回路の場合、信号処理回路16の入力にスパイク状の誤差が生じないという利点を有する。加えて、本実施形態において、スパイク状誤差の期間がマスクされて安定した期間の電圧を選択していることで、スピニング周波数ならびに、信号処理回路16の信号処理変換レート(例えば、アナログ・デジタル変換器のサンプリング・レート)をよりあげることが出来る。従って、磁気センサ回路のS/Nを一定に保つことが出来る。
また、信号処理回路16にホール素子の出力信号電圧を連続的に伝播させることでき、連続信号処理に好適である。
また、計装アンプを使用した離散時間信号処理の場合に、無駄な充放電が発生せず計装アンプの消費電流が増大しない、と言う効果がある。
<第二の実施形態>
図3は、第二の実施形態の磁気センサ回路の回路図である。
本実施形態の磁気センサ回路は、第一ホール素子1Aと、第二ホール素子1Bと、第三ホール素子1Cと、第四ホール素子1Dと、第一スイッチ回路33と、第二スイッチ回路34と、第一制御回路31と第二制御回路32と、信号処理回路36を備える。
ホール素子1C及び1Dは、ホール素子1A及び1Bと同様に、4つの端子を有し、各端子のノードをN1C〜N4C及びN1D〜N4Dとする。信号処理回路36は、正相入力端子INPA、INPB、INPC、INPDと負相入力端子INMA、INMB、INMC、INMDを有する。
ホール素子は、第一の実施形態の磁気センサ回路から第三ホール素子1C及び第四ホール素子1Dが追加されて、第一スイッチ回路33及び第二スイッチ回路34の間に同様に接続される。
第一スイッチ回路33は、同様に4つのホール素子に応じて、スイッチが追加される。図4は、第一スイッチ回路33の一例を示す回路図である。各入力端子、各出力端子、及び各スイッチは図示した様な関係で接続、制御される。
第二スイッチ回路34は、信号処理回路36の各入力端子に対応した8つの出力端子を備える。図5は、第二のスイッチ回路34の一例を示す回路図である。各入力端子、各出力端子、及び各スイッチは図示した様な関係で接続、制御される。
正相入力端子ノード(INPA、INPB、INPC、INPD)及び負相入力端子ノード(INMA、INMB、INMC、INMD)は夫々4つずつあるが、これらは信号処理回路36内の加算回路(図示しない)によって、電圧レベルまたは電流レベルに変換されて、加算信号処理することを想定している。
次に、第二の実施形態の磁気センサ回路の動作を説明する。図6は、第二の実施形態の磁気センサ回路の回路動作を示すタイムチャートである。
一スピニング期間は、期間Φ1と期間Φ2と期間Φ3と期間Φ4に分割される。また、期間Φ1は、サブ期間Φ11とΦ12とΦ13とΦ14に分割され、期間Φ2は、サブ期間Φ21とΦ22とΦ23とΦ24に分割され、期間Φ3は、サブ期間Φ31とΦ32とΦ33とΦ34に分割され、期間Φ4は、サブ期間Φ41とΦ42とΦ43とΦ44に分割される。制御信号SS1VA、SS1GAは期間Φ1でハイレベル、制御信号SS2VA、SS2VGは期間Φ2でハイレベル、制御信号SS3VA、SS3VGは期間Φ3でハイレベル、制御信号SS4VA、SS4VGは期間Φ4でハイレベルとなり、これらはホール素子1Aを駆動するための制御信号となる。他のホール素子1B、1C、1Dの駆動信号についても同様に4つの相をもつが、図6に図示されるとおり、各々、1つのサブ期間分、クロックの位相をずらす。
ホール素子1Aの出力信号に関する制御信号について、制御信号SS1PA、SS1MAは期間Φ12〜Φ14でハイレベル、制御信号SS2PA、SS2MAは期間Φ22〜Φ24でハイレベル、制御信号SS3PA、SS3MAは期間Φ32〜Φ34でハイレベル、制御信号SS4PA、SS4MAは期間Φ42〜Φ44でハイレベルとなる。図6に示したとおり、他のホール素子1B、1C、1Dについても、同様の位相関係をもった制御信号をもつが、各々のホール素子で1つのサブ期間分、クロックの位相をずらしてある。
よって、サブ期間Φ11において、ホール素子1Aにスパイクが生じているが、ホール素子1B、1C、1Dの3つの信号が信号処理回路36に入力される。その他のサブ機関においても同様に、スパイクが生じていない3つのホール素子の出力信号が信号処理回路36に伝達され、加算される。
従って、本実施形態の磁気センサ回路の場合、信号処理回路36の入力にスパイク状の誤差が生じないという利点を有する。また、信号処理回路36にホール素子の出力信号電圧を連続的に伝播させることでき、連続信号処理に好適である。
<第三の実施形態>
図7は、第三の実施形態の磁気センサ回路の回路図である。
本実施形態の磁気センサ回路は、第一ホール素子1Aと、第二ホール素子1Bと、第三ホール素子1Cと、第四ホール素子1Dと、第一スイッチ回路33と、第二スイッチ回路74と、第一制御回路31と第二制御回路72と、信号処理回路16を備える。
第二の実施形態と異なる点は、第二スイッチ回路74の構成と第二制御回路72の制御信号が異なる点と、信号処理回路16を正相入力端子INPと負相入力端子INMの一対としている点である。
図8は、第二のスイッチ回路74の一例を示す回路図である。各入力端子、各出力端子、及び各スイッチは図示した様な関係で接続、制御される。
次に、第三の実施形態の磁気センサ回路の動作を説明する。図9は、第三の実施形態の磁気センサ回路の回路動作を示すタイムチャートである。
本実施形態のタイムチャートは、第二の実施形態のタイムチャートと第二スイッチ回路72の制御信号が異なる。例えば、ホール素子1Aについては、期間Φ14にて制御信号(SS1PA、SS1MA)がハイレベル、期間Φ24にて制御信号SS2PA、SS2MAがハイレベル、期間Φ34にて制御信号SS3PA、SS3MAがハイレベル、期間Φ44にて制御信号SS4PA、SS4MAがハイレベルとする。ホール素子1B〜1Dについても同様の位相関係の制御信号であるが、ホール素子間でクロックの位相が1サブ期間分ずらしてある。従って、信号処理入力(INP−INM)は、Φ11期間においてホール素子1Bの信号、Φ12期間においてホール素子1Cの信号、Φ13期間においてホール素子1Dの信号、Φ14期間においてホール素子1Aの信号が選択される。他のサブ期間においても、同様の原理で信号処理回路16への入力信号が決定される。
従って、本実施形態の磁気センサ回路は、信号処理回路16の入力にスパイク状の誤差が生じないという利点を有する。加えて、本実施形態において、4つのホール素子を使用しているので、スパイク状誤差の期間がマスクされて安定した期間をサブ期間3つ分とることが出来るので、ホール素子容量に起因したスパイク状の電圧誤差は指数関数的に限りなく小さくなる。よって、より一層スピニング周波数ならびに信号処理回路16の信号処理変換レート(例えば、アナログ・デジタル変換器のサンプリング・レート)の向上を図ることが出来る。従って、磁気センサ回路のシステムとしてS/Nを一定に保つことが出来るため、クロックレートをあげることでロス分を回避できる。また、信号処理回路16にホール素子の出力信号電圧を連続的に伝播させることでき、連続信号処理に好適である。
<第四の実施形態>
図10は、第四の実施形態の磁気センサ回路の回路図である。
本実施形態の磁気センサ回路は、第二の実施形態の回路構成と同じであるが、第一スイッチ回路103及び第二スイッチ回路104の回路が異なる。
図11は、第一のスイッチ回路103の一例を示す回路図である。各入力端子、各出力端子、及び各スイッチは図示した様な関係で接続、制御される。従って、ホール素子1Aは時計周りにスピニングし、ホール素子1Bは反時計周りにスピニングし、ホール素子1Cは時計周りにスピニングし、ホール素子1Dは反時計周りにスピニングするように接続を行う。
図12は、第二のスイッチ回路104の一例を示す回路図である。各入力端子、各出力端子、及び各スイッチは図示した様な関係で接続、制御される。第二のスイッチ回路104も、第一のスイッチ回路103と同様のスピニングに対応する接続にしている。
次に、第四の実施形態の磁気センサ回路の動作を説明する。図13は、第四の実施形態の磁気センサ回路の回路動作を示すタイムチャートである。
本実施形態のタイムチャートは、第二の実施形態のタイムチャートと制御信号が同一であるが、ホール素子1Bとホール素子1Dの差動信号のスパイク状の電圧誤差の符号が負になっている。これは、ホール素子のスピニングの仕方が異なるためである。
本実施形態の磁気センサ回路では、スパイクがない期間を出力として選択しているが、実際の回路では、時定数τに対して(A×exp(−T/τ)、ここでTはマスクした整定時間)の有限の誤差を含む。よって、ホール素子1A、1Cについては、微小な誤差(A×exp(−T/τ))が実際生じており、ホール素子1B、1Dについては、微小な誤差((−1)×A×exp(−T/τ))が実際生じている。従って、信号整定の残留誤差分について、影響を相殺することで、より信号の誤差成分を小さくできる。
本実施形態の磁気センサ回路は、スパイク消失後の整定後電圧を選択出力しているために、正・負のスパイク電圧の波形形状差による影響は、ほぼ不感である。
図14、及び図15は、本発明の磁気センサ回路のホール素子の構成の一例を示す回路図である。
図14は、2つのホール素子1a、1bを図のように、一つのホール素子1となるように端子N1〜N4に接続する。ホール素子1a、1bは、各端子が0度、90度と異なるものを1つのホール素子1となるように接続する。ホール素子1をこのように構成することで、レイアウトに起因した製造上のばらつきや応力の影響を抑制することができる。
図15のホール素子1の構成も同様である。
図16は、本発明の磁気センサ回路のホール素子を駆動回路の構成の一例を示す回路図である。
図16の駆動回路は、4つのホール素子1A、1B、1C、1Dを駆動する4つの定電流源15A、15B、15C、15Dを設ける。そして、第一スイッチ回路163は、スピニング毎にホール素子を駆動する定電流源を切替えるように制御を行う。このように駆動回路を構成することで、スピニング切替時に駆動端に生じるわずかな信号変動を、より抑制することが出来る。
そして、図16のように4つのホール素子を備えた磁気センサ回路の場合、4回のスピニングを一周期として、ホール素子を駆動する定電流源を切替える。このようなスピニングの制御を行うことで、各定電流源15A、15B、15C、15Dの電流値のバラツキの影響をおさえることができる。
図16の駆動回路によれば、本発明の磁気センサ回路は、スピニング切替時に駆動端に生じるわずかな信号変動を抑制することが出来る。また、上述したような駆動方法によれば、各定電流源の電流バラツキを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態の説明において、ホール素子の形状、端子及び位置関係(0度、90度、180度、270度)など、図面に示したものに限定したものではなく、他の形状や端子数のホール素子についても発明の範囲に含まれる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形や修正を含むことは勿論である。
1A、1B、1C、1D ホール素子
11、31 第一制御回路
12、32 第二制御回路
13、33、103 第一スイッチ回路
14、34、104 第二スイッチ回路
15、15A、15B、15C、15D 定電流源
16、36 信号処理回路

Claims (4)

  1. 複数の端子を備えた複数のホール素子と、
    前記複数のホール素子の複数の端子と電源端子及び接地端子の間に設けられ、前記複数のホール素子に駆動電流を切替えて供給する第一スイッチ回路と、
    前記複数のホール素子の複数の端子と接続され、前記複数のホール素子の出力信号を選択出力する第二スイッチ回路と、
    前記第一スイッチ回路へ第一制御信号を出力する第一制御回路と、
    前記第二スイッチ回路へ第二制御信号を出力する第二制御回路と、
    前記第二スイッチ回路の出力する出力信号を受けて、信号処理をする信号処理回路と、を備え、
    前記第一制御回路は、前記複数のホール素子の出力信号にスパイクが生じるタイミングが異なるように前記複数のホール素子を制御し、
    前記第二制御回路は、前記複数のホール素子の出力信号のうち、スパイクが生じている一定期間の出力信号を非選択とし、かつ、前記複数のホール素子の出力信号のうち、スパイクが生じていない一定期間の出力信号を選択するように前記第二スイッチ回路を制御し、
    前記第二スイッチ回路の出力は、全ての期間において、前記複数のホール素子のいずれか1つ以上の出力信号が選択出力される、
    ことを特徴とする磁気センサ回路。
  2. 前記第一スイッチ回路と前記電源端子の間に定電流源を設けた、
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気センサ回路。
  3. 前記定電流源は前記複数のホール素子に対応して同数設けられ、
    前記定電流源と前記ホール素子は前記第一スイッチ回路によって一対一に接続され、スピニング毎に順次切替えられる
    ことを特徴とする請求項2記載の磁気センサ回路。
  4. 前記ホール素子は、
    1つのホール素子とみなせるように前記端子を接続された複数のホール素子で構成される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の磁気センサ回路。
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