JP6614635B2 - ホログラム記録制御装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、ホログラムの記録を制御するホログラム記録制御装置に関する。
従来より、コンピュータグラフィックスで生成した3次元データ、多視点画像、又は、奥行きカメラで取得した実物体の3次元情報をホログラムとして記録することが行われている。具体的には、空間光変調器(以下、SLM)に予め計算した光の干渉縞(以下、ホログラムデータ)を表示し、記録したい信号光を光学的に再生し、ホログラム記録媒体に記録する。
ホログラムは、再生時に光の回折現象を利用することから、画素の高密度性が要求される。例えば、約60度の視域を得るには、記録されるホログラムの画素間隔を約1(μm)にする必要がある。この前提条件によれば、現在入手可能な最高解像度8K(画素数7,680×4,320)のSLMを利用しても、ホログラムの記録サイズがわずか7.6mm×4.3mm程度にしかならない。従って、大きなサイズのホログラムを記録するためには、前記したような小領域(以下、要素セル)毎に記録する必要がある。例えば、8Kの解像度を持つSLMで約300mm四方を要素セルで分割して記録する場合、記録回数は2,800回(=40×70)となり、高速な記録技術が望まれている。
要素セルに分割して大きなサイズのホログラムを記録する場合(以下、従来第1手法)、図7のように、要素セル90の記録、ホログラム記録媒体9を物理的に移動、ホログラム記録媒体9の停止、要素セル90の記録、…、要素セル90の記録という手順を繰り返し、1ライン目のホログラムデータを記録する(但し、nは2以上の整数)。続いて、ホログラム記録媒体9を上方向に移動させた後、ホログラム記録媒体9の右側から左側に向けて、1ライン目と同様の手順を繰り返し、2ライン目のホログラムデータを記録する。さらに、ホログラム記録媒体9を上方向に移動させた後、1ライン目と同様の手順を繰り返し、3ライン目のホログラムデータを記録する。
このとき、従来第1手法では、図7のように、要素セル90,90,…90を隣接させてホログラムデータを記録する。これと同様に、上下の1ライン目及び2ライン目の要素セル90も隣接させる。
なお、図7では、ホログラム記録媒体9の移動方向を実線のブロック矢印で図示し、要素セル90の記録方向を破線のブロック矢印で図示した。
ホログラムの記録では、波長程度(1μm以下)の振動を許容できないため、ホログラム記録媒体9を移動させてから装置全体の振動が収まるまでに適切な停止時間を設ける必要がある。1つの要素セル90を記録する時間のうち、この振動収束までの停止時間が支配的であるため、停止時間を必要としない記録技術が望まれている。
ここで、ホログラフィックステレオグラムでは、パルスレーザを用いた高速記録技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来第2手法のように、ナノ〜マイクロ秒オーダーのパルスレーザでホログラムを記録する場合、パルスレーザの照射時間(パルス幅)が極めて短いため、移動に伴う振動が無視できるので、ホログラム記録媒体又は光学系を停止する必要がない。さらに、従来第2手法では、パルスレーザが連続発振(CW:Continuous Wave)レーザと比べて高出力なため、パルスレーザを1回照射するだけで十分な露光量が得られ、ホログラムデータをホログラム記録媒体に記録できる。
特表2005−512128号公報
しかし、従来第1手法では、要素セル90を記録するときの光量ムラ、要素セル90同士の隙間又はオーバーラップが原因となり、要素セル90の繋ぎ目が視認されることがある。その結果、従来第1手法では、画質が劣化するという問題がある。
さらに、従来第2手法では、パルスレーザのコヒーレンス長が通常の連続発振レーザと比べて極端に短いので、ホログラム記録光学系の光路長差が大きく制限されてしまう。さらに、前記したパルスレーザは、ホログラムの記録に最低限必要な数mm程度のコヒーレンス長を有するものになると、非常に高額になる。
そこで、本願発明は、連続発振レーザで高画質なホログラムを記録できるホログラム記録制御装置を提供することを課題とする。
前記した課題に鑑みて、本願第1発明に係るホログラム記録制御装置は、連続発振レーザと、前記連続発振レーザからのレーザ光の光路上に配置されたシャッタと、ホログラムデータを表示する空間光変調器と、前記空間光変調器からの物体光及び参照光をホログラム記録媒体に導く光学系とを備えるホログラム記録装置を制御するホログラム記録制御装置であって、前記ホログラムデータを記録する前記ホログラム記録媒体、又は、前記空間光変調器を含めた前記光学系の何れか一方を移動対象として、前記移動対象を予め設定された移動速度で移動させる移動制御手段と、前記移動対象の移動に同期させて、前記ホログラム記録媒体の要素セルに対応した前記ホログラムデータの表示領域を予め設定された画素間隔で前記空間光変調器に表示させる空間光変調器制御手段と、前記移動対象の移動及び前記表示領域の表示に同期させて前記シャッタを予め設定されたパルス周期で予め設定されたパルス幅だけ開くことで、前記連続発振レーザからのレーザ光をパルスレーザ光として出射させるシャッタ制御手段と、前記表示領域が前記要素セルを重ね合わせながら前記ホログラム記録媒体に多重露光されるように、前記移動速度、前記画素間隔、前記パルス周期及び前記パルス幅を予め設定するパラメータ設定手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、ホログラム記録制御装置は、ホログラム記録媒体の移動と空間光変調器によるホログラムデータの表示とに同期させて、シャッタを開閉させる。これにより、ホログラム記録装置は、連続発振レーザからのレーザ光をパルスレーザ光に変換し、振動の影響を受けにくいパルスレーザ光を用いて、ホログラム記録媒体の同一箇所に同一のホログラムデータを繰り返し記録する。このように、ホログラム記録制御装置は、繰り返し記録する多重回数をホログラム記録媒体の感度に応じて適切に設定できるので、停止時間を設けることなく、低出力な連続発振レーザを用いて、ホログラムを記録することができる。
さらに、ホログラム記録制御装置は、ホログラム記録媒体に繰り返し記録を行うため、要素セルが均一に重なり、要素セルの繋ぎ目が目立たなくなる。
さらに、ホログラム記録制御装置は、適切な移動速度、画素間隔、パルス周期及びパルス幅を設定することができる。
また、本願第2発明に係るホログラム記録制御装置は、前記ホログラム記録媒体が搭載された第1ステージを前記ホログラム記録装置がさらに備え、前記移動制御手段は、前記第1ステージを移動させる構成とした。
かかる構成によれば、ホログラム記録制御装置は、簡易な制御処理でホログラムを記録することができる。
また、本願第3発明に係るホログラム記録制御装置は、前記物体光を前記ホログラム記録媒体に導く物体光光学系が搭載された第2ステージと、前記参照光を前記ホログラム記録媒体に導く参照光光学系が搭載された第3ステージとを前記ホログラム記録装置がさらに備え、前記移動制御手段は、前記第2ステージ及び前記第3ステージを連動させる構成とした。
かかる構成によれば、ホログラム記録制御装置は、サイズが大き過ぎてホログラム記録媒体の移動が困難な場合でも、ホログラムを記録することができる。
また、本願第4発明に係るホログラム記録制御装置は、前記空間光変調器制御手段が、前記ホログラム記録媒体に記録するライン単位のホログラムデータ内で前記表示領域を前記画素間隔だけ移動させ、移動させた前記表示領域の前記ホログラムデータを読み出して前記空間光変調器に表示させる構成とした。
かかる構成によれば、ホログラム記録制御装置は、ホログラムデータがライン単位なので、ホログラムデータを表示領域単位とした場合に比べて、冗長なホログラムデータを生成する必要がなくなる。
本願発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本願第1発明によれば、ホログラム記録媒体の移動と空間光変調器によるホログラムデータの表示と、シャッタの開閉とを同期させるので、停止時間を設けることなく、低出力な連続発振レーザをパルスレーザとして用いて、ホログラムデータを記録することができる。さらに、本願第1発明によれば、ホログラム記録媒体に繰り返し記録を行うため、要素セルの繋ぎ目が目立たなくなる。これにより、本願第1発明によれば、光路長差の制限が少なく、安値で高速、かつ、高画質なホログラム記録装置を実現することができる。
さらに、本願第1発明によれば、適切な移動速度、画素間隔、パルス周期及びパルス幅を設定できるので、出力が低い連続発振レーザを用いた場合でも十分な露光量を確保することができる。
本願第2発明によれば、簡易な制御処理でホログラムを記録することができる。
本願第3発明によれば、サイズが大き過ぎてホログラム記録媒体の移動が困難な場合でも、ホログラムを記録することができる。
本願第4発明によれば、ホログラムデータを生成する演算回数を低減することができる
本願発明の第1実施形態に係るホログラム記録システムの構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)はホログラムデータの表示を説明する説明図である。 (a)〜(c)はホログラムの記録を説明する説明図である。 ホログラムデータが記録されたホログラム記録媒体を説明する説明図である。 (a)〜(d)は同期制御を説明する説明図である。 本願発明の第2実施形態に係るホログラム記録システムの構成を示すブロック図である。 従来技術を説明する説明図である。
以下、本願発明の各実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一手段及び同一部材には同一符号を付し、説明を省略した。
(第1実施形態)
図1を参照し、本願発明の第1実施形態に係るホログラム記録システム1について説明する。
図1のように、ホログラム記録システム1は、ホログラム記録媒体9にホログラムデータを記録(印刷)するものであり、ホログラム記録装置10と、ホログラム記録制御装置20とを備える。
なお、本実施形態では、ホログラム記録システム1がステージ130を移動させることとして説明する。
ホログラム記録媒体9は、ホログラムデータを記録するものである。例えば、ホログラム記録媒体9としては、ガラス又はプラスチックの基板にフォトポリマーと感光材とを積層させたものがあげられる。
なお、ホログラムデータとは、ホログラムの干渉縞を表すデータである。
[ホログラム記録装置の構成]
まず、ホログラム記録装置10の構成について説明する。
ホログラム記録装置10は、CWレーザ(連続発振レーザ)100と、シャッタ101と、1/2波長板102と、レンズ103,104と、偏光ビームスプリッタ105と、物体光光学系110と、参照光光学系120と、ステージ(第1ステージ)130とを備える。
CWレーザ100は、レーザ光を連続発振するレーザ装置である。本実施形態では、CWレーザ100が、緑色レーザ光(波長532nm)を連続発振するNd:YVO4レーザである。例えば、このCWレーザ100として、Cobolt社製の「Cobolt Samba」が挙げられる([online]、[平成27年4月16日検索]、インターネット〈URL:http://www.cobolt.se/product/04-01-series/〉)。このCWレーザ100は、パルスレーザ装置よりも大幅に出力が低くなるが、安価で入手可能である。
シャッタ101は、後記するホログラム記録制御装置20からの制御信号に従って、CWレーザ100からのレーザ光を遮断又は通過させるものである。つまり、シャッタ101は、CWレーザ100が出射した連続レーザ光をパルスレーザ光に変換する。
ここで、シャッタ101は、CWレーザ100からのレーザ光の光路上(例えば、CWレーザ100のレーザ出射口付近)に配置される。このシャッタ101としては、例えば、音響光学変調器(AOM:Acousto Optic Modulator)、音響光学偏向器(AOD:Acousto Optic Deflector)が好ましい。
1/2波長板102は、後記する偏光ビームスプリッタ105で分岐されるP偏光及びS偏光のバランスを調整するために、シャッタ101からのパルスレーザの偏光方向を変えるものである。
レンズ103は、例えば、1/2波長板102からのパルスレーザのビーム径を拡大する凸レンズである。このレンズ103は、その機能を満たすものであれば、単レンズ又は複合レンズであってもよい(後記するレンズ104,113,115〜117も同様)。
なお、レンズ103で拡大されたパルスレーザの光軸中心を長破線で図示し、パルスレーザの両端を短破線で図示した。
レンズ104は、例えば、レンズ103からのパルスレーザを平行光に変換する凸レンズである。
偏光ビームスプリッタ105は、レンズ104からのパルスレーザを、物体光と参照光とに分岐するものである。つまり、偏光ビームスプリッタ105は、レンズ104からのパルスレーザを、互いに直交するP偏光とS偏光とに分岐する。本実施形態では、偏光ビームスプリッタ105を透過したパルスレーザを物体光とし、偏光ビームスプリッタ105で反射されたパルスレーザを参照光とする。
物体光光学系110は、偏光ビームスプリッタ105を透過した物体光をホログラム記録媒体9に出射する光学系である。この物体光光学系110は、物体光光学系110からの物体光及び参照光光学系120からの参照光がホログラム記録媒体9の記録面上で同一位置に照射されるように配置されている。また、物体光光学系110は、偏光ビームスプリッタ111と、SLM(空間光変調器)112と、レンズ113と、HZP処理用マスク114と、レンズ115〜117とを備える。
偏光ビームスプリッタ111は、偏光ビームスプリッタ105からの物体光をSLM112に透過すると共に、SLM112からの物体光をレンズ113に向けて反射するものである。つまり、偏光ビームスプリッタ111は、SLM112で振幅が変調された物体光をレンズ113に向けて反射する。
SLM112は、ホログラム記録制御装置20から入力されたホログラムデータを表示する振幅変調素子である。そして、SLM112は、偏光ビームスプリッタ111からの物体光の振幅をホログラムデータに従って変調し、ホログラムデータ(干渉縞)が反映された物体光を偏光ビームスプリッタ111に反射する。
レンズ113は、例えば、偏光ビームスプリッタ111で反射された物体光をHZP処理用マスク114に集光する凸レンズである。
HZP処理用マスク114は、妨害光を除去するHPZ(ハーフゾーンプレート)処理を行うために、レンズ113からの物体光の半分を遮蔽するマスクである。
レンズ115は、例えば、HZP処理用マスク114を通過した物体光を平行光に変換する凸レンズである。
レンズ116は、例えば、レンズ115からの物体光をレンズ117に集光する凸レンズである。
レンズ117は、例えば、レンズ116からの物体光をホログラム記録媒体9に出射する凸レンズである。
参照光光学系120は、偏光ビームスプリッタ105で反射された参照光をホログラム記録媒体9に出射する光学系であり、空間フィルタ121と、ミラー122,123とを備える。
なお、物体光光学系110及び参照光光学系120が、請求項に記載の「光学系」に相当する。
空間フィルタ121は、偏光ビームスプリッタ105で反射された参照光の外周部を遮断するフィルタである。
ミラー122は、空間フィルタ121からの参照光をミラー122に反射するものである。
ミラー123は、ミラー122からの参照光をホログラム記録媒体9に反射するものである。
ステージ130は、ホログラム記録媒体9を搭載するものである。そして、ステージ130は、ホログラム記録制御装置20から入力された制御信号に従って、搭載したホログラム記録媒体9を2軸方向に移動させる。例えば、ステージ130は、水平方向及び垂直方向を交互(ジグザグ状)にホログラム記録媒体9を移動させる。
以上の構成により、CWレーザ100が出射した連続レーザ光は、シャッタ101によりパルスレーザ光に変換され、1/2波長板102により偏光方向が調整される。そして、このパルスレーザ光は、偏光ビームスプリッタ105により、物体光(P偏光)と参照光(S偏光)とに分岐される。
物体光(P偏光)は、偏光ビームスプリッタ111を通過し、SLM112に入射する。このとき、SLM112は、ホログラムデータ内の表示領域を表示している。従って、SLM112に入射した物体光は、SLM112に表示されたホログラムデータに応じて振幅が変調され、P偏光としてホログラム記録媒体9に出射される。
また、参照光(S偏光)は、空間フィルタ121によって物体光と同一ビーム径まで絞られ、ミラー122で反射される。そして、参照光は、参照光学系120を介して、ホログラム記録媒体9に出射される。このように、物体光及び参照光が共にホログラム記録媒体9の同一位置に照射され、ホログラムデータ(干渉縞)が記録される。このとき、ホログラム記録制御装置20は、ステージ130の移動と、ホログラムデータの表示と、シャッタ101の開閉との同期制御を行う。
[ホログラム記録制御装置の構成]
次に、ホログラム記録制御装置20の構成について説明する。
図1のように、ホログラム記録制御装置20は、ホログラム記録装置10を制御するものであり、パラメータ設定手段21と、同期信号生成手段22と、移動制御手段23と、シャッタ制御手段24と、SLM制御手段(空間光変調器制御手段)25とを備える。
パラメータ設定手段21は、ステージ130の移動速度、表示領域の画素間隔(例えば、1画素〜数画素)、パルスレーザを照射する間隔を表すパルス周期、パルスレーザを照射する時間を表すパルス幅等のパラメータを設定するものである。例えば、ホログラム記録装置10の利用者が、図示を省略したマウス、キーボード等の操作手段を用いて、パラメータをパラメータ設定手段21に入力(設定)する。
ここで、パラメータ設定手段21は、設定された移動速度を移動制御手段23に出力する。また、パラメータ設定手段21は、設定されたパルス周期及びパルス幅をシャッタ制御手段24に出力する。さらに、パラメータ設定手段21は、設定された画素間隔をSLM制御手段25に出力する。
同期信号生成手段22は、移動制御手段23、シャッタ制御手段24及びSLM制御手段25を同期させる基準となる同期信号(例えば、クロック同期方式のクロック信号)を生成するものである。そして、同期信号生成手段22は、生成した同期信号を、移動制御手段23、シャッタ制御手段24及びSLM制御手段25に出力する。
移動制御手段23は、パラメータ設定手段21から入力された移動速度で、移動対象としてのホログラム記録媒体9を搭載したステージ130を移動させるものである。本実施形態では、移動制御手段23は、同期信号生成手段22から入力された同期信号に従って、制御信号をステージ130に出力する。
シャッタ制御手段24は、パラメータ設定手段21から入力されたパルス周期でパルス幅だけシャッタ101を開くものである。本実施形態では、シャッタ制御手段24は、同期信号生成手段22から入力された同期信号に従って、制御信号をシャッタ101に出力する。
SLM制御手段25は、パラメータ設定手段21から入力された画素間隔でホログラムデータの表示領域をSLM112に表示させるものである。本実施形態では、SLM制御手段25は、同期信号生成手段22から入力された同期信号に従って、外部(例えば、図示を省略したホログラムデータ生成装置)から入力されたホログラムデータ内の表示領域をSLM112に出力する。
なお、ホログラムデータの生成手法は、一般的なため、説明を省略する。
以下、ホログラム記録制御装置20がホログラムデータ91を記録する手法を説明した後、ホログラム記録制御装置20がホログラムデータ91を記録するときに行う同期制御を説明する。
<ホログラムデータの記録>
図2〜図4を参照し、ホログラムデータ91の記録について説明する(適宜図1参照)。
SLM制御手段25には、ライン単位でホログラムデータ91が入力されたこととする。
なお、ライン単位のホログラムデータ91とは、ホログラム記録媒体9に記録するホログラムデータ全体を要素セル90の縦方向の画素数分だけ短冊状に切り離したものである。
移動制御手段23は、ホログラムデータ91の記録が終了するまで、ステージ130を一定速度で、例えば左側に移動させ続ける。
シャッタ制御手段24は、ホログラムデータ91の記録が終了するまで、シャッタ101の開閉を継続する。これにより、CWレーザ100が出射した連続レーザ光は、シャッタ101によりパルスレーザ光に変換される。
図2(a)のように、SLM制御手段25は、ホログラムデータ91の左端に表示領域92を設定し、この表示領域92に含まれるホログラムデータ91をSLM112に出力する。図2(a)では、新たに設定した表示領域92を太線で図示した。すると、図3(a)のように、ホログラム記録媒体9には、表示領域92に対応した要素セル90が記録される。図3(a)では、新たに記録された要素セル90を太線で図示した。
図2(b)のように、SLM制御手段25は、表示領域92を所定の画素間隔だけ右側に移動させた表示領域92を設定し、この表示領域92に含まれるホログラムデータ91をSLM112に出力する。図2(b)では、設定済みの表示領域92を破線で図示した。すると、図3(b)のように、ホログラム記録媒体9には、表示領域92に対応した要素セル90が記録される。図3(b)では、記録済みの要素セル90を破線で図示した。
図2(c)のように、SLM制御手段25は、表示領域92を所定の画素間隔だけ右側に移動させた表示領域92を設定し、この表示領域92に含まれるホログラムデータ91をSLM112に出力する。すると、図3(c)のように、ホログラム記録媒体9には、表示領域92に対応した要素セル90が記録される。このように、ホログラム記録制御装置20は、要素セル90,90,90を重ね合わせながら、ホログラムデータ91をホログラム記録媒体9に多重記録(多重露光)する。
続いて、移動制御手段23は、1ライン目のホログラムデータ91を記録した後、ホログラム記録媒体9が搭載されたステージ130を1ライン分上側に移動させる。これにより、SLM制御手段25には、2ライン目のホログラムデータ91が表示領域92毎に表示される。そして、ホログラム記録制御装置20は、図4のように、ホログラム記録媒体9の右側から左側に向けて、1ライン目と同様の手順を繰り返し、2ライン目のホログラムデータ91を記録する。
なお、図4では、ホログラム記録媒体9の移動方向を実線のブロック矢印で図示し、要素セル90の記録方向を破線のブロック矢印で図示した。
続いて、移動制御手段23は、2ライン目のホログラムデータ91を記録した後、ホログラム記録媒体9が搭載されたステージ130を1ライン分上側に移動させる。これにより、SLM制御手段25には、3ライン目のホログラムデータ91が表示領域92毎に表示される。そして、ホログラム記録制御装置20は、1ライン目と同様の手順を繰り返し、3ライン目のホログラムデータ91を記録する。
以上のように、ホログラム記録制御装置20は、ホログラム記録媒体9の同一箇所に同一のホログラムデータ91が多重記録されるように、ステージ130の移動と、SLM112に表示するホログラムデータ91の表示領域92と、シャッタ101の開閉とを同期させる。
<ホログラム記録制御装置による同期制御>
図5を参照し、ホログラム記録制御装置20で行われる同期制御について説明する(適宜図1参照)。
なお、図5では、横軸が時刻tを表す。また、図5(a)の縦軸がホログラム記録媒体9の移動量Xを表す。また、図5(b)の縦軸がHのときにシャッタ101が開き、縦軸がLのときにシャッタ101が閉じることを表す。また、図5(c)は、SLM112に表示させる表示領域92の切り替えタイミングを表す。また、図5(d)は、図5(a)〜(c)の同期制御により、ホログラム記録媒体9に記録された要素セル90を表す。
図5(a)のように、移動制御手段23は、時刻0から、ステージ130を一定速度で水平方向に移動させる。ここで、ΔXは、時刻0から時刻T1までのホログラム記録媒体9の移動量を表す。
図5(b)のように、シャッタ制御手段24は、時刻0から時刻T1まで、シャッタ101を閉じる。
次に、シャッタ制御手段24は、時刻T1から、パルス幅Wの間だけシャッタ101を開く。図5(c)のように、SLM制御手段25は、時刻T1から、表示領域92(図2)に含まれるホログラムデータ91をSLM112に表示させる。すると、図5(d)のように、ホログラム記録媒体9には、表示領域92に対応した要素セル90が記録される。
図5(b)のように、シャッタ制御手段24は、時刻T1+パルス幅Wから時刻T2まで、シャッタ101を閉じる。
次に、シャッタ制御手段24は、時刻T1+パルス周期P=時刻T2からパルス幅Wの間だけ、シャッタ101を開く。図5(c)のように、SLM制御手段25は、時刻T2から、表示領域92(図2)に含まれるホログラムデータ91をSLM112に表示させる。すると、図5(d)のように、ホログラム記録媒体9には、表示領域92に対応した要素セル90が記録される。
時刻0〜T1と、時刻(T1+W)〜T2とが等間隔である。このため、図5(d)のように、ステージ130によるホログラム記録媒体9の移動量ΔXが、ホログラム記録媒体9における要素セル90,90の移動量ΔXに等しくなる。この同期制御により、ホログラム記録制御装置20は、ホログラム記録媒体9の同一箇所に同一のホログラムデータ91を多重露光することができる。
[作用・効果]
以上のように、本願発明の第1実施形態に係るホログラム記録制御装置20は、ステージ130の移動とホログラムデータ91の表示とに同期させて、シャッタ101を開閉させる。これにより、ホログラム記録制御装置20は、低出力なCWレーザ100をパルスレーザとして用いて、停止時間を設けることなく、ホログラムデータ91を多重記録できる。従って、ホログラム記録制御装置20は、安値で高速なホログラム記録装置10を実現することができる。さらにホログラム記録制御装置20は、ホログラム記録装置10における光路長差の制限を少なくすることができる。
さらに、ホログラム記録制御装置20は、要素セル90を重ねて記録するので、従来技術のような要素セル90同士の境界が視認できないほど小さくなり、画質を向上させることができる。
さらに、ホログラム記録制御装置20は、ホログラム記録媒体9を搭載したステージ130を移動させるので、ステージ130の制御処理を簡易にすることができる。
さらに、ホログラム記録制御装置20は、ホログラムデータ91がライン単位なので、冗長なホログラムデータを生成する必要がなくなる。
さらに、ホログラム記録制御装置20は、パルス幅、パルス周期、ステージ130の移動速度、及び、表示領域92の画素間隔をホログラム記録媒体9の必要露光量及びパルスレーザの強度に応じて適切に設定できるので、出力が低いCWレーザ100を用いた場合でも十分な露光量を確保することができる。
(第2実施形態)
図6を参照し、本願発明の第2実施形態に係るホログラム記録システム1Bについて、第1実施形態と異なる点を説明する。
第2実施形態では、ステージ130ではなく、移動対象として、物体光光学系110B及び参照光光学系120Bを移動させる点が、第1実施形態と異なる。
ホログラム記録システム1Bは、ホログラム記録装置10Bと、ホログラム記録制御装置20Bとを備える。
[ホログラム記録装置の構成]
まず、ホログラム記録装置10Bの構成について説明する。
図6のように、ホログラム記録装置10Bは、CWレーザ100と、シャッタ101と、1/2波長板102と、偏光ビームスプリッタ105と、レンズ108,109と、物体光光学系110Bと、参照光光学系120Bと、ステージ(第2ステージ)131と、ステージ(第3ステージ)132と、光ファイバ141,142とを備える。
レンズ108は、例えば、偏光ビームスプリッタ105を透過した物体光を集光する凸レンズである。このレンズ108は、その機能を満たすものであれば、単レンズ又は複合レンズであってもよい(後記するレンズ109,118,119,124,125も同様)。
レンズ109は、例えば、偏光ビームスプリッタ105で反射された参照光を集光する凸レンズである。
物体光光学系110Bは、後記するホログラム記録制御装置20Bから入力された制御信号に従って、2軸方向に移動する。例えば、物体光光学系110Bは、図示を省略したヘッドの内部に組み込まれる。図6のように、物体光光学系110Bは、偏光ビームスプリッタ111と、SLM112と、レンズ113と、HZP処理用マスク114と、レンズ115〜119とを備える。
レンズ118は、例えば、光ファイバ141からの物体光のビーム径を拡大する凸レンズである。
レンズ119は、例えば、レンズ118からの物体光を平行光に変換する凸レンズである。
他の点、物体光光学系110Bは、第1実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
参照光光学系120Bは、ホログラム記録制御装置20Bから入力された制御信号に従って2軸方向に移動する。例えば、参照光光学系120Bは、図示を省略したヘッドの内部に組み込まれる。図6のように、参照光光学系120Bは、レンズ124,125と、空間フィルタ126とを備える。
レンズ124は、例えば、光ファイバ142からの参照光のビーム径を拡大する凸レンズである。
レンズ125は、例えば、レンズ124からの参照光を平行光に変換する凸レンズである。
空間フィルタ126は、レンズ125からの参照光の外周部を遮断するフィルタである。すなわち、空間フィルタ126を通過した参照光は、物体光と同一ビーム径まで絞られる。
ステージ131は、物体光光学系110Bが組み込まれたヘッドを搭載するものである。そして、ステージ131は、ホログラム記録制御装置20Bから入力された制御信号に従って、搭載したヘッドを2軸方向に移動させる。
ステージ132は、参照光光学系120Bが組み込まれたヘッドを搭載するものである。そして、ステージ132は、ホログラム記録制御装置20Bから入力された制御信号に従って、搭載したヘッドを2軸方向に移動させる。
光ファイバ141は、レンズ108で集光された物体光を物体光光学系110Bに出射するものである。
光ファイバ142は、レンズ109で集光された参照光を参照光光学系120Bに出射するものである。
[ホログラム記録制御装置の構成]
次に、ホログラム記録制御装置20Bの構成について説明する。
図6のように、ホログラム記録制御装置20Bは、パラメータ設定手段21と、同期信号生成手段22と、移動制御手段23Bと、シャッタ制御手段24と、SLM制御手段25とを備える。
移動制御手段23Bは、パラメータ設定手段21から入力された移動速度で、物体光光学系110B及び参照光光学系120Bを移動させるものである。このとき、移動制御手段23Bは、物体光及び参照光がホログラム記録媒体9の同じ位置に照射されるように、ステージ131,132を連動して制御する。
なお、ホログラム記録制御装置20Bでの同期制御は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
以上のように、本願発明の第2実施形態に係るホログラム記録制御装置20Bは、第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、ホログラム記録制御装置20Bは、ホログラム記録媒体9を移動させる必要がないので、サイズが大き過ぎてホログラム記録媒体9の移動が困難な場合にも対応することができる。
(実施例)
以下、本願発明の実施例として、ホログラムデータ91の記録時間について説明する(適宜図1参照)。
本実施例では、図1のホログラム記録システム1の構成を採用した。
具体的には、CWレーザ100は、出力100mW、波長532nmのレーザ光を連続発振するものとした。
SLM112は、4K(水平3840画素×垂直2160画素)のものとした。このとき、SLM112の1画素が0.35μmの大きさでホログラム記録媒体9に記録される。
ステージ130の移動速度は、1cm/秒に設定した。
ホログラム記録媒体9は、銀塩感材の必要露光量が3μJ/mm、フォトポリマーの必要露光量が100μJ/mmのものとした。また、ホログラム記録媒体9は、縦3cm×横3cmの大きさとした。このとき、パルス幅×移動速度の分だけ、ホログラム記録媒体9に記録される干渉縞にボケが生じる。本実施例では、干渉縞間隔を波長分(532nm)とし、その10分1程度のボケまでなら画質に大きく影響しないと仮定したので、パルス幅が5.32μ秒となる。
ここで、1パルス分の露光量が0.532μJ/mmなので、銀塩感材が3/0.532=5.6層、フォトポリマーが100/0.532=187層だけ必要になる。また、銀塩感材を6層、フォトポリマーを187層だけ積層させた場合、それぞれ、3840/6=640画素、3840/187=20画素移動したときに記録すればよい。
以上より、ホログラム記録媒体9が1画素移動するのに0.35μ秒必要になるので、銀塩感材を記録するときのパルス周期が22.4m秒となり、フォトポリマーを記録するときのパルス周期が0.7m秒となる。また、ホログラム記録媒体9に39ライン(=3cm/2160画素×0.35μm)記録されるので、ホログラム記録媒体9の記録時間が1ライン当たり3秒×39ラインで117秒となった。
(変形例)
以上、本願発明の各実施形態を詳述してきたが、本願発明は前記した実施形態に限られるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
前記した実施形態では、ホログラムデータがライン単位であることとして説明したが、これに限定されない。つまり、ホログラムデータは、表示領域単位であってもよい。
ホログラム記録装置の構成(例えば、光学系の構成)は、前記した各実施形態に限定されない。
また、前記した実施形態では、空間光変調器が振幅変調素子であることとして説明したが、これに限定されない。例えば、空間光変調器は、位相変調素子、又は、DPH(double phase hologram)等の位相及び振幅の両方を変調できる光学系としてもよい。このように、共役光や0次光等の不要光が発生しない場合、フィルタ処理用の光学系(図1又は図6のレンズ113,115及びHZP処理用マスク114)を省略してもよい。
前記した実施形態では、反射型のホログラム記録媒体の反対方向から180度のなす角を設けて物体光及び参照光を入射させる例で説明したが、これに限定されない。例えば、物体光及び参照光のなす角は、任意に設定可能である。
前記した実施形態では、ホログラム記録媒体が反射型であることとして説明したが、これに限定されない。つまり、ホログラム記録媒体は、物体光及び参照光を同方向から入射させる透過型であってもよい。
前記した実施形態では、ホログラム記録媒体をジグザクに移動させながらホログラムデータを記録することとして説明したが、ホログラム記録媒体の移動方法は、これに限定されない。
前記した実施形態では、単一波長の連続発振レーザを用いることとして説明したが、これに限定されない。例えば、波長が異なる2種類以上の連続発振レーザを用いて多重記録を行ってもよい。さらに、ホログラム記録媒体のラインや領域毎に波長の異なる連続発振レーザを用いて、カラー記録を行ってもよい。
1,1B ホログラム記録システム
9 ホログラム記録媒体
10,10B ホログラム記録装置
100 CWレーザ(連続発振レーザ)
101 シャッタ
102 1/2波長板
103,104,108,109,113,115〜119,124,125 レンズ
105,111 ビームスプリッタ
110,110B 物体光光学系
112 SLM(空間光変調器)
114 HZP処理用マスク
120,120B 参照光光学系
121,126 空間フィルタ
122,123 ミラー
130 ステージ(第1ステージ)
131 ステージ(第2ステージ)
132 ステージ(第3ステージ)
141,142 光ファイバ
20,20B ホログラム記録制御装置
21 パラメータ設定手段
23,23B 移動制御手段
24 シャッタ制御手段
25 SLM制御手段(空間光変調器制御手段)

Claims (4)

  1. 連続発振レーザと、前記連続発振レーザからのレーザ光の光路上に配置されたシャッタと、ホログラムデータを表示する空間光変調器と、前記空間光変調器からの物体光及び参照光をホログラム記録媒体に導く光学系とを備えるホログラム記録装置を制御するホログラム記録制御装置であって、
    前記ホログラムデータを記録する前記ホログラム記録媒体、又は、前記空間光変調器を含めた前記光学系の何れか一方を移動対象として、前記移動対象を予め設定された移動速度で移動させる移動制御手段と、
    前記移動対象の移動に同期させて、前記ホログラム記録媒体の要素セルに対応した前記ホログラムデータの表示領域を予め設定された画素間隔で前記空間光変調器に表示させる空間光変調器制御手段と、
    前記移動対象の移動及び前記表示領域の表示に同期させて前記シャッタを予め設定されたパルス周期で予め設定されたパルス幅だけ開くことで、前記連続発振レーザからのレーザ光をパルスレーザ光として出射させるシャッタ制御手段と、
    前記表示領域が前記要素セルを重ね合わせながら前記ホログラム記録媒体に多重露光されるように、前記移動速度、前記画素間隔、前記パルス周期及び前記パルス幅を予め設定するパラメータ設定手段と、
    を備えることを特徴とするホログラム記録制御装置。
  2. 前記ホログラム記録装置は、前記ホログラム記録媒体が搭載された第1ステージをさらに備え、
    前記移動制御手段は、前記第1ステージを移動させることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録制御装置。
  3. 前記ホログラム記録装置は、前記物体光を前記ホログラム記録媒体に導く物体光光学系が搭載された第2ステージと、前記参照光を前記ホログラム記録媒体に導く参照光光学系が搭載された第3ステージとをさらに備え、
    前記移動制御手段は、前記第2ステージ及び前記第3ステージを連動させることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録制御装置。
  4. 前記空間光変調器制御手段は、前記ホログラム記録媒体に記録するライン単位のホログラムデータ内で前記表示領域を前記画素間隔だけ移動させ、移動させた前記表示領域の前記ホログラムデータを読み出して前記空間光変調器に表示させることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のホログラム記録制御装置。
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