JP6613280B2 - 流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器 - Google Patents

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Description

本発明はメロン、桃、スイカ等の、食べる際に果汁が出易い富果汁果物を載せるのに適し、流出果汁の捕集飲用所作を違和感なく自然に行うことができるようにした食器に関するものである。
メロン、桃、スイカ等は、受け皿に載せて食べる際に果汁が多く出るが、宴席等においては多くはそのまま廃棄され、旨味や栄養分があるにも拘わらず果汁は利用されていない。これはデザート等として提供される宴食環境の中では相応のテーブルマナーが前提とされ、受け皿上に滲出した果汁を飲用するような所作は、極めてその場にそぐわないものと受け止められていることが大きな要因となっている。
一方、一般家庭においては厳密なマナーが求められない場合が多く、受け皿に溜まった果汁を飲用することも行われているが、この際、果汁に混入した種が邪魔になっている。
もちろん果汁を絞ることに特化した機器の場合、果汁から種を分離する工夫もなされているが、果肉を食する際に用いられることを前提とした食器そのものに、このような機能を持たせるといった着想はなされていなかった(例えば特許文献1参照)。
特開2015 −107308公報
本発明はこのような背景を考慮してなされたものであって、豊富な栄養成分、旨味成分、香り成分を含む、これら富果汁果物からの果汁を違和感を感じさせない品行、所作を維持して飲用に結びつけられるようにした、新規な食器の開発を技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器は、基台カップと、その上方に重ね置かれる受け皿とを具え、この受け皿上に果汁の易流出傾向を有する富果汁果物を載せるようにした食器であって、前記受け皿には、果汁の透過孔を具え、透過孔を果汁が流下して基台カップ内に捕集されるように構成され、また前記基台カップには持ち手が設けられていることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器は、前記要件に加え、前記透過孔は、受け皿の平面視で中央部または中央から偏在して設けられていることを特徴として成るものである。
更にまた請求項3記載の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器は、前記要件に加え、前記透過孔は、受け皿の素材と別体の素材で構成されていることを特徴として成るものである。
更にまた請求項4記載の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器は、前記要件に加え、前記基台カップと、受け皿とは、共に陶器であることを特徴として成るものである。
そしてこれら各請求項記載の発明を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、果汁の出易いメロン等の富果汁果物を食べるにあたって、栄養価の高い流出した果汁等が、受け皿を経て基台カップに流下するものであり、基台カップ内に捕集された果汁を自然な所作で飲用等することができる。
また請求項2記載の発明によれば、透過孔は受け皿の中央部または幾分か偏在して設けられるため、果汁の流下が自然に達成できる。
更にまた請求項3記載の発明によれば、透過孔は、受け皿の素材と別体の素材で構成されているため、例えば果物の種類に応じて適切な透過孔を具えさせることができる。
更にまた請求項4記載の発明によれば、基台カップと、受け皿とは、共に陶器であるため、比較的高級な富果汁果物を食する場合にも、調和のとれた食器が得られる。
本発明の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器の使用状況を一部拡大して示す斜視図である。 本発明の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器の構成要素及びこれらが組み付けられた様子を示す正面図である。 受け皿を一部分断して示す斜視図(a)、基台カップを一部分断して示す斜視図(b)及び受け皿と基台カップとが一体化された状態を一部透視して示す斜視図(c)である。 受け皿を示す平面図(a)並びに透過孔の形態を異ならせた底部を示す平面図(b)、(c)、(d)、(e)である。 本発明の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器の使用状況を段階的に示す斜視図及び側面図である。 透過孔を別部材に形成するようにした実施例を一部分断して示す斜視図である。 受け皿と基台カップとの組み付けを強固なものとする実施例を一部分断拡大して示す正面図である。
本発明の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器の最良の形態は以下に示すとおりであるが、この形態に対して本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更を加えることも可能である。
図中、符号1で示すものは本発明の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器(以下、食器と呼ぶこともある)であり、このものは図1〜3に示すように基台カップ2と、受け皿3とが組み合わされ、この受け皿3上に、メロン、桃、スイカ等、食べる際に果汁dが出易い富果汁果物Fを盛り付けて、ナイフ・フォーク等とともに供されるものである。
以下、これら食器1の構成要素について詳しく説明する。
まず前記基台カップ2は、一例として陶器製のカップ本体21に対し、一例として左右一対に持ち手22を有し、その下方には、接地部材である高台23が形成される。なお持ち手22は図5、7に示すように一カ所に設けるようにすることもできる。なお持ち手22を設けない参考例を図6に示す。
そして、図2(a)に示すようにカップ本体21の本体上部縁部24に対し、前記受け皿3が幾分か係合状態に組み合わされる。
また前記受け皿3は、一例として陶器製の皿本体31に対し、中央が凹陥した受け凹部32を具えるとともに、相対的にその周縁部33が上方に幾分か反り上がったような断面形状を採る。
更に前記受け凹部32の下面側の部位を、係止部34として段差状に形成するものであり、この係止部34の外形寸法は、前記基台カップ2の本体上部縁部24の内側に嵌まり込むような寸法とされる。
そして受け凹部32の底部32bには、複数の透過孔35が皿本体31の上方から下面方向に貫くように形成されている。
この透過孔35の直径は、例えばメロン、スイカを対象とすることを考慮したときに、その種Sが落下しない程度の寸法とすることが好ましい。
また透過孔35については、果汁dの透過を満遍なく行うように図4(a)〜(c)に示すように底部32bの中心から同心円状に配するものであるが、必ずしもこのように同心円状に配する必要は無く、図4(d)に示すように一部周縁部寄りに偏在させるような形態であってももとより差し支えない。
また透過孔35については、平面視円形のものに限らず、図4(e)に示すようにスリット状のものであってももとより差し支えない。
また各部材の組合せとしては上記したもの以外に、図3(c)に示すように基台カップ2等を支持するためのカップ受け皿4を用意することももとより差し支えない。
更にまた前記基台カップ2と受け皿3とを、共に陶器製のものとすることにより、比較的高級な富果汁果物Fが提供される場合にも、調和のとれた高級感を演出することができる。この場合、カップ受け皿4も陶器製とすることが好ましい。
本発明の食器1は一例として上述したように構成されるものであり、以下、食器1の利用形態について説明する。
まず宴席等でのサービス形態としては図5(a)に示すように、カップ受け皿4に載せられた基台カップ2の上に受け皿3を組み付けた状態で、この受け皿3に、適宜切り分けたメロン等の富果汁果物Fを載せて宴客に提供される。
そして例えば富果汁果物Fに予め切り込み等がない場合には、宴客はナイフ・フォーク等を用いて果肉を食べ易い大きさに切り分けて食べる所作を行うこととなる。
この際、富果汁果物Fから果汁dが流出するが、このものは図5(b)に示すように透過孔35を経て下方に位置する基台カップ2に捕集されることとなる。
またこの際、メロン等では種Sと胎座Pが受け凹部32上に残留することとなる。
そして富果汁果物Fの果肉を完食した宴客は、基台カップ2上の受け皿3を持ち上げてこれらを分離させ、基台カップ2を抜き取った後、図5(c)に示すように受け皿3をカップ受け皿4に載せるようにする。
次いで宴客は基台カップ2に捕集された果汁dを飲用することとなるが、その所作は図5(d)に示すようにコーヒーや紅茶を飲んでいる姿と全く変わりがなく、違和感なく自然に行うことができるものであり、他者から見ても違和感を感じさせない品行、所作を維持して、マナーに反することなく飲用することができる。
なおメロン等では上述したように、受け凹部32上に種Sとともに胎座Pが残るが、この胎座Pは特に甘く栄養分を豊富に含んいる。
このため宴客が、胎座Pを食する場合には、例えば種Sを胎座Pからしごき出すようにしてこれらを分離し、受け皿3を持ち上げて、胎座Pを基台カップ2に移し変えるようにする。
もちろんこのような所作を、宴席でのサービススタッフが行うようにしてももとより差し支えない。
更にサービススタッフの手を借りて、サービススタッフがいったん食器1を回収し、更に基台カップ2中の果汁dに対して、例えば、紅茶、炭酸飲料、各種アルコール類を注ぎ入れて、いわばカクテル状とした飲み物を創製し、これを宴客に再提供するようにしてもよい。
なお例えばメロンの果汁d及び胎座Pに対し、はちみつ等を加えて摂取するとと、神経を落ち着かせて不眠症の解消に良い等の薬効があるとの研究も一部されており、最も栄養成分の多い果汁dを完全に飲用することが、健康維持の観点からも極めて有効であることが期待される。
〔他の実施例〕
本発明は上述した実施例を基本となる実施例とするものであるが、本発明の技術的思想の範囲内において、例えば以下に示すような形態を採ることも可能である。
まず受け皿3について上述の実施例では、皿本体31に直接透過孔35が形成されたものであったが、透過孔35を別部材に形成するようにしてもよい。すなわち図6に示すように、透過孔35を別栓体36に形成しておき、一方、皿本体31には受け凹部32に栓体嵌込口37を開口させ、ここに前記別栓体36を嵌め込むことにより、透過孔35を皿本体31と一体化させる構成を採ることができる。
この場合、別栓体36は陶器であってもよいし、あるいはステンレス素材等であってもよいが、別体とすることにより予め種類の異なる透過孔35が形成された別栓体36を用意することができ、提供される富果汁果物Fに応じて、適切な形態の透過孔35を選択することが可能となる。
なお図6に示した基台カップ2は、本体上部縁部24から高台23側にゆくに従って径が増大するような形態とされたものであり、重心をより下部に位置させることにより安定性の向上が図られたものである。
また受け皿3における係止部34に円管状のシリコーンゴム等で形成されたパッキン38を具えることにより、受け皿3と基台カップ2との組み付けを強固なものとすることができる。このため、宴客が富果汁果物Fを食する際に、皿本体31を掴んだまま全体を傾けるような動作を行った場合であっても、受け皿3と基台カップ2とが分離してしまうのを防止することが可能となる。
1 (流出果汁等の捕集・飲用を自然な所作でできる)食器
2 基台カップ
21 カップ本体
22 持ち手
23 高台
24 本体上部縁部
3 受け皿
31 皿本体
32 受け凹部
32b 底部
33 周縁部
34 係止部
35 透過孔
36 別栓体
37 栓体嵌込口
38 パッキン
4 カップ受け皿
F 富果汁果物
d 果汁
S 種
P 胎座

Claims (4)

  1. 基台カップと、その上方に重ね置かれる受け皿とを具え、
    この受け皿上に果汁の易流出傾向を有する富果汁果物を載せるようにした食器であって、
    前記受け皿には、果汁の透過孔を具え、透過孔を果汁が流下して基台カップ内に捕集されるように構成され、
    また前記基台カップには持ち手が設けられていることを特徴とする流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器。
  2. 前記透過孔は、受け皿の平面視で中央部または中央から偏在して設けられていることを特徴とする請求項1記載の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器。
  3. 前記透過孔は、受け皿の素材と別体の素材で構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器。
  4. 前記基台カップと、受け皿とは、共に陶器であることを特徴とする請求項1、2または3記載の流出果汁等の捕集・飲用所作を自然化できる食器。
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